医師が語る、3月に自殺者が増えるのはなぜ?

3月は例年、月別自殺者数が最も多くなることから、厚生労働省は「自殺対策強化月間」と定めている。3月に自殺者が増えるのはなぜか。人はどんなときに自殺を考えるのか。身近な人が「死にたい」と言葉にしたとき、私たちはどのように対応すればいいのか。日本自殺予防学会理事長で、帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科教授の張賢徳さんにお話を伺った。

心不全、チームで患者支援 退院後まで継続的に指導

高血圧や心臓の病気で心臓のポンプ機能が低下して、血液を全身に送り出せなくなる「心不全」が人口の高齢化に伴って増えている。現在、国内の患者数は約120万人に達し、2030年には130万人になる推計もある。運動療法や食事療法など生活習慣の改善で入院を予防するため、多職種のチームで患者を支える試みが始まっている。