「完成形のない生きたホテル」が京都の旅を変える。[ENSO ANGO/京都府京都市]

暮らすように泊まれる「分散型ホテル」。従来のホテルでは叶わなかった体験が待つ(photo by Satoshi Asakawa)。

エンソウ アンゴ個性あふれる5棟が「ひとつのホテル」を形成。

2018年10月。稀(まれ)な個性としつらえを併せ持ったホテルが、京都の中心地に誕生しました。
その名は『ENSO ANGO(エンソウ アンゴ)』。四季折々に異なる表情を見せ、訪れるたびに新鮮な驚きを与えてくれる京都にふさわしい、多面的な魅力を持つホテルです。

そのキャッチコピーは“完成形のない生きたホテル”。徒歩で巡れる5棟の建物を「1つのホテル」に見立て、京都の歴史と風土を大切にしながらも、ここでしか味わえない体験を取り揃えています。

5つの棟は京都の中心地・四条通りと五条通りに挟まれたエリアに点在。いずれの棟でもチェックインができ、各棟の施設を自由に利用できます。

5棟のホテルを自由に回遊して、 住まうような、暮らすような感覚で旅ができる(photo by Tomooki Kengaku)。

5棟それぞれが独特の表情・特徴・機能を持つ。各棟のラウンジ・テラス・バーなどではゲスト同士の交流や情報交換も可能(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ「分散型ホテル」という斬新な形態の意義。

『ENSO ANGO』を構成する5棟は、それぞれ目をみはるような個性を備えています。揺るぎ無いコンセプトによる統一感を漂わせながらも、各棟の装飾や空間デザインは、全て異なるアーティストが担当。しかも、いずれも超一流の芸術家達です。まるで美術館のようなしつらえと存在感は、単に泊まる以上の満足感をもたらしてくれるでしょう。
さらに、今後も新たな棟が加わって、京都という歴史ある古都を舞台に広がっていく可能性を秘めています。通常は1棟で完結してしまうホテルに、「発展」と「進化」という魅力的な可能性を付加。そして、同じく発展と進化を続ける京都の街とも一体化していく――そんな分散型ホテルという新しい宿泊モデルが持つ、旅人と地域の無限の可能性を示すコンセプトが、“完成形のない生きたホテル”というキャッチコピーなのです。

千年の歴史を誇る京都の街と、そこに溶け込む5棟を巡ることで、自らの気づきや発展も得られる(photo by Satoshi Asakawa)。

京都の暮らし・行事・ものづくりなどとも触れ合い、生きた旅を実感したい(photo by Tomooki Kengaku)。

「FUYA II〈麩屋町通Ⅱ〉」のエントランス。日本の精神文化を象徴する茶道の要素を散りばめている(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ連携しながらも異なる個性を奏でる。

そんな個性豊かな5棟をディレクションしたのは、世界的なインテリアデザイナーとして知られる内田繁氏が創設した『内田デザイン研究所』。建築・インテリア・家具デザインなど、隅々まで『ENSO ANGO』ならではのスタイルと格式を打ち出しています。
その確たる基盤に彩りを添えるのは、先述したように、各棟ごとに異なる一流アーティスト達。客室・ラウンジ・ロビーなどの空間デザインを手がけ、個性と創造性の競演を見せてくれます。

まずは全棟のディレクションと同じく、『内田デザイン研究所』が担当した『FUYA II〈麩屋町通Ⅱ〉』。
テーマは「伝統と現代を行き来する場の精神性」で、『ENSO ANGO』の名の由来ともなった“日本の精神文化”と京都の路地の魅力を具現化しています。

その象徴とも言えるのが、茶室と立礼席(椅子とテーブルのお茶席)の設けられたロビー空間です。インテリアデザインの一時代を築いた内田氏と、その理想を継承した内田デザイン研究所のセンスで創り上げられた空間は、「茶の湯」「侘び寂び」といった日本の美意識を体現しつつも、『ENSO ANGO』ならではの凛とした装いを見せてくれます。
ほかにもメディテーション(瞑想)を行なったり法話を聞いたりできる畳サロン、庭園を眺めながら汗を流せるジムなど、自らの内面を見つめながら精神を高められるスペースを備えています。

「FUYA II〈麩屋町通Ⅱ〉」にしつらえられた茶室。己の内面とゆったり向き合ってみたい(photo by Tomooki Kengaku)。

ホテルには珍しい畳敷きのサロン。広々とした空間でメディテーションに浸りたい(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ暮らしに息づく工芸の美に気づく。

次に、陶作家の安藤雅信氏が室内装飾を手がけた『FUYA I 〈麩屋町通Ⅰ〉』。“うなぎの寝床”と称される京町屋独特の造りを生かし、その伝統的な構造を踏襲しています。パブリックエリア全体が安藤氏の作品ギャラリーとなっていて、都会の喧騒から隔絶された静寂にじっくりと浸ることができます。この棟は安藤氏が主宰する『ギャルリ百草(ももぐさ)』の空間的世界観を現しており、「着る・食べる・住む」という生活の基本から見つめ直した美術と工芸の在り方を追求しています。

安藤氏が手がけた食器・茶器・オブジェなどに囲まれて、身近な美の存在を実感(photo by Tomooki Kengaku)。

坪庭を望むラウンジに至るまで、美術館のような佇まいを誇る(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ“食”に関わるアートとイベントを楽しむ。

アーティスティックな空間を堪能できる棟は、ここだけではありません。
東京藝術大学の美術学部長にして、岐阜県美術館の館長を務める日比野克彦氏が担当した『TOMI I 〈富小路通Ⅰ〉』では、氏の代表的なモチーフである段ボールアートを鑑賞できます。

“京都の台所”として知られる錦市場で使われていたダンボールを素材に、京都の日常と暮らしから生まれたアートを、手描きの壁画や装飾として展示。日比野ワールドの醍醐味とも言える、前衛的な空間が広がります。

さらに、アイランドキッチンとダイニングテーブルを備えたラウンジや、テラスに面したゲストキッチンなどを完備。「食」の様々なスタイルを通し、地域の人とゲストとが交流をする場になっています。お出汁から学ぶおばんざい教室や、プロの料理人によるプライベートディナーまで、さまざまな食のイベントも催されています。

『TOMI I 〈富小路通Ⅰ〉』のラウンジ。日比野氏が直接壁にインスタレーションしたアートが楽しめる(photo by Tomooki Kengaku)。

ゲストキッチン。食と料理から生まれる交流にも期待(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ最先端のデザイングループの世界観を満喫。

次なる棟は『TOMI II 〈富小路通Ⅱ〉』。ブルガリやルイ・ヴィトンなどのプロダクトから建築まで、幅広いデザインワークで知られるスイスの『アトリエ・オイ』が、日本で初めて実現した空間デザインとインスタレーションを味わえます。
そのテーマは“陰影”。和傘の技による美しい影を落とす照明や、清水焼をアレンジした壁面照明など、京都の手仕事とアートが融合した世界を見せてくれます。

また、『ENSO ANGO』で唯一のレストランを備えた棟は、朝食・ディナー・バータイムに至るまで、多くの人々が交差してコミュニケーションを生む場ともなっています。

『TOMI II 〈富小路通Ⅱ〉』のレストラン La Rotonda。和傘の骨組みが織り成す影は、幾何学的でありながら自然のぬくもりを感じさせる(photo by Tomooki Kengaku)。

ラウンジの天井に舞う紙飛行機のようなインスタレーション。柔らかな光の反射が安らぎをもたらす(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴミニマルコンセプトな利便性を求める方へ。

最後は、バンクルームのあるコンパクト&モダンな『YAMATO I 〈大和大路通Ⅰ〉』。
建築家かつデザイナーの寺田尚樹氏が、氏のライフワークである模型“添景”シリーズのENSO ANGOオリジナル京都編のアートで装飾しています。MoMA をはじめとする海外の有名美術館にも高評価の“テラダモケイ”が、空間にさりげないユーモアを付与しています。

『ENSO ANGO』の中でも最も小さな棟でありながらも、祇園にほど近い立地は至便。ミニマルコンセプトを徹底した客室は、バンクベッド形式を採用しており、コンパクトでありながらも機能的に活用できます。1階にはゲスト以外も気軽に利用できるバーがあり、祇園という地とも自然な繋がりを生み出しています。

寺田氏が考案した“百分の一の模型”シリーズを、二段ベッドのゲストルームなどに配置。眠る際に目に入る造形は、楽しい夢の世界へと誘ってくれる(photo by Tomooki Kengaku)。

1階のバーでは様々な人々との交流が楽しめる(photo by Tomooki Kengaku)。

エンソウ アンゴ巡る、つながる。棟と街の“回遊”で得られるもの。

このように、多彩な個性を誇る『ENSO ANGO』の5棟を巡ることで、生きた京都の日常にも触れることができます。京都に住まう人々に出会い、自己の内面を見つめ直し、新たな自分を見出していく――単なる観光に留まらない“回遊体験”は、旅の醍醐味を存分に味あわせてくれるでしょう。

加えて、ゲストと京都の人々が出会う機会を設けて、新たな価値観を生み、変化を起こすことを目指しています。伝統や文化は、ただ受け継ぐだけでは守りきれません。それらの喪失を防ぐため、内と外の人々が触れ合い、伝えあっていくという流れを模索しているのです。たとえば職人を講師としたワークショップ、禅宗大本山・建仁寺塔頭両足院の副住職による坐禅体験、ジョギングインストラクターと巡るDiscover京都runなどの多様な体験メニューが、コミュニケーションと共鳴を生み出しています。

“回遊”によって生まれる交流が、より良い変化を街と人にもたらす(photo by Satoshi Asakawa)。

エンソウ アンゴ京都の枠を超えた“ベストな食”を追求。 

旅の大きな楽しみである料理もまた、『ENSO ANGO』ならではの個性を打ち出しています。
京都というくくりにこだわりすぎずに、自分達が提供できる“ベストな食”を追求。スペイン・バスク地方の料理と、京都の食材をマッチさせたオリジナリティあふれるメニューは、素材そのものの味と季節の移ろいを端的に味わえます。

「あまりに“京都”を打ち出すホテルが多いため、既に街にあふれているそれらはあえて中に持ち込みませんでした」とは、社長の十枝裕美子(トエダ・ユミコ)氏の言。それでいて、日本の「おじや」の語源ともなった米の煮炊き料理“オジャ”を、魚介の出汁や野菜のスープを含ませるなどして滋味豊かにアレンジした料理は、確たる人気を得ています。朝食は様々な食材を組み合わせた“ピンチョス”のビュッフェで、多彩な味を好きなだけ味わえます。

素材を大切にするスペイン料理の技法で、京都と日本の食を表現。

朝食ビュッフェのピンチョス。色とりどりの組み合わせが目にも美味しい。

エンソウ アンゴ「完成形のない生きたホテル」は進化し続ける。

このように、独自の個性と価値観を打ち出している『ENSO ANGO』は、京都のニューフェイスでありながらも、既に確たる存在感を示しつつあります。そんな新進気鋭のホテルを気軽に楽しめるプラン『BE OUR FRIENDS(BOF)』が、3月中旬まで提供されているそうです。

まずはプラン1『ENSO ANGO FRIENDS CAMPAIGN』。会員登録・メールアドレス登録・事前決済の3つの条件を満たせば、1室1泊10,000 円(消費税・サービス税・宿泊税込)から利用できます(土日祝前日は12,000 円)。

次にプラン2『ENSO ANGO STAY LONGER』。全日程の料金が、2連泊ならベストレートから25%OFF、3泊以上なら33%OFF になるお得ぶり。『ENSO ANGO』の醍醐味である“滞在”と“回遊”を存分に楽しめるプランです。

最後にプラン3『ENSO ANGO FREE NIGHT OFFER(フリーナイトプラン)』。2019年3月1日~4月30日までの期間に宿泊予約をすれば、無料の宿泊をプレゼント。『ENSO ANGO』と京都を2倍楽しむことができます。

これらのプランは、通常のゲストだけでなく、観光を通じた地域活性化を目指す人々への支援でもあるそうです。
社長の十枝氏は、国内外のホテルの投資や再生、さらに地域活性化の事業に深く関わってきたことから、地域と共にホテルが成長し続けることを視野に入れています。十枝氏曰く、「研修や出張にも適したプランですので、ぜひ京都と『ENSO ANGO』に訪れていただき、様々な交流を生み出してください」とのこと。さらに十枝氏との地域活性化についての懇談や、講話の依頼も受け付けているそう。「同じような志を持っている人たちとの交流は私にとっても刺激になること。そして、そこで何かが生まれたらうれしい。希望される方や団体は、事前にご相談ください」とのことです。

京都という観光資源に安住することなく、さらなる進化と発展を目指す『ENSO ANGO』。旅人からも地域振興を目指す人々からも、注目されてやまない存在となりそうです。

全棟の庭を造園設計集団「和想」を率いる信原宏平氏が担当。成長し続ける大樹のように、京都に根をおろして広がり続ける(photo by Tomooki Kengaku)。

住所:京都府京都市下京区富小路通高辻下る恵美須屋町187 MAP
電話:075-585-5790(予約直通) 075-746-3697(ホテル代表番号)
ENSO ANGO HP:https://ensoango.com/

15回目にして「本質」に迫った、『DINING OUT』を語り尽くす。[DINING OUT RYUKYU-NANJO with LEXUS/沖縄県南城市]

「DINING OUT RYUKYU-NANJO with LEXUS」に関わった5人の対談が行われた。左から、レクサス プロジェクト・ゼネラル・マネージャー:沖野和雄氏、コラムニスト:中村孝則氏、南城市役所 企画部 主査:喜瀬斗志也氏、『Discover Japan』編集長:高橋俊宏氏、『DINING OUT』総合プロデューサー大類知樹。

ダイニングアウト琉球南城日常の聖地「琉球」を表現することの難しさに挑戦。

2018年11月末に開催された『DINING OUT RYUKYU-NANJO with LEXUS』。日本最後の聖地とも呼ばれる神の島「久高島」を有する沖縄県南城市を舞台に、二夜限り繰り広げられた神聖な饗宴が終了した翌日、関わった5名が一堂に会し、今回を振り返りました。

大類 僕は『DINING OUT』に「総合プロデューサー」という立場で、企画からコンセプトメーク、演出、体制づくり、事業収支にいたるまでトータルに関わってますけど、今回ほど「総合」の内容が多岐にわたったことってなかったかも(笑)。とても難易度の高いプロデュースでした。関わってくれた沖縄の方々には本当に感謝しかありません。

喜瀬 南城市としては全く経験のないことでしたが、今回『DINING OUT』をやったことをきっかけに、いろんな議論が起こることを期待しています。スタッフとして参加した人たちも満足していました。

大類 今回、あまりに壮大な琉球の歴史や文化のどこにスポットをあてるか、を散々考えた上で、アマミキヨを真ん中に置こうと。そこから導き出したテーマが「Origin いのちへの感謝と祈り」だったんです。でも僕らがそんな大それたテーマを語ることへの、身の引き締まる思いたるや。琉球の人たちの生活には感謝と祈りが根付いている訳なので、それを敢えて言う怖さもありました。

高橋 久高島って日本で一番、二番と言っていい聖地ですけれど、そんな場所から『DINING OUT』をスタートするというのはすごい覚悟だったと思います。日本人って仏教が入ってくる前から、自然界に存在する神様を大切にしていたと思うのですが、沖縄に来るといつも自然には神様がいるんだなってことを強く感じます。

沖野 ここは現在進行形の、日常の聖地ですよね。だからこそ逆にショーアップしてはいけないというか、そういう場所でやることの難しさがあっただろうなと思います。

大類 僕ら外部の人間はその場所をお借りするという立場ですから。

沖野 人の家の中に入っていくような、ね。

大類 そうです、土足で人の家に入ってはいけない、っていう配慮をすごく考えながらやっていました。

中村 日常と非日常ということで言うと、『DINING OUT』は非日常を演出する場所だと思うんですね。今回僕は語り部という立場で、この土地の魅力をどう切り取って皆さんと非日常をつくっていこうか、と考えたときに浮かんだのが、琉球王朝時代に大陸から来た使節団をもてなすイメージでした。それを具現化するためにさらに紐解いていくと、最近の学説では、南方からやってきた民族が穀物や文化をこの地に伝えたんじゃないかと言われていて。つまり神話と歴史的史実が曖昧に重なっているんですが、琉球の人たちはそれを寛容に受け止めている。神話なのか、自分がどこの時間軸にいるのか、そんな細かいことは気にしなくてもいいんだという、広い部分が共有できた気がしますね。

喜瀬 沖縄観光というとイメージされるのは海。だけど今回、沖縄本島に住む者にとっても畏怖の場所である久高島を切り口に、僕たち自身が沖縄を見直せたことが今後のための重要な経験になったと思います。

▶詳細は、DINING OUT RYUKYU-NANJO with LEXUS

沖縄に伝わる神話にて、琉球の島々を作った女神アマミキヨが降臨したとされる久高島。今回の『DINING OUT』はここでのレセプションからスタートした。

参加したゲスト達は、女神アマミキヨが最初に降り立ったとされる久高島のカベール岬で、琉球に根付く「感謝と祈り」の精神性を学んだ。

ディナー会場となった知念城跡は国の史跡にも指定される歴史ある場所。この中にも「友利御嶽(ともりうたき)」と呼ばれる祭祀などを行う場所がある。

伝統衣装を身に纏い、ゲストを出迎える中村氏たち。琉球王朝時代に大陸からやってきた使節団をもてなすイメージで。

ダイニングアウト琉球南城初の女性シェフ、起用に秘められた様々な理由。

大類 いま、色々なところで多様性と言われていて、その中の一つに女性の起用というのがあります。それがトレンドのようになっていますが、今回の女性シェフの起用をそういう文脈だけで捉えられるとマズいなと。樋口さんの起用はアマミキヨになぞらえるという事もありますが、ルーツっていうのがポイントなんです。彼女は三重出身、新入社員で志摩観光ホテルに入社して、一度もフランスに行かず、伊勢志摩を深く掘り続けて総料理長にまでなった。伊勢志摩というところに「Origin」を求めたら世界に通用するシェフになれた。つまり「Origin」の追求が世界に通用すると証明した人。これが起用の最大の理由です。

沖野 それが『DINING OUT』のテーマですからね。東京の真似をしていたら地方がつまらなくなってしまった。もともとあった地方のよさを掘り下げていかないと楽しさは生まれてこないという。

大類 本当にそうなんです。世界と戦う最大の武器、その答えはきっと地方にある。だから樋口さんを起用したということで。初めての女性シェフということは意識はしますし、女性シェフであることは今回必然だったけど、それだけで選んだわけではない。

沖野 有史以来、おそらく女性が食というものを担ってきた訳でしょう。そういう意味でもオリジンですよね。

大類 メディアの方には初の女性シェフですね、ってすごく言われます。日本のガストロノミーの世界では、比率だけで言うと99%が男性シェフだと言われていますし、『DINING OUT』開催15回目で初めて女性シェフを起用したことが脚光を浴びることにも意味はあるとは思いますが。

中村 世界的にも女性シェフが少なくて、それは大きな議題になっています。世界のベストレストラン50のうち、女性シェフの店舗は4軒しかない。ただ、恣意的に増やすのも逆差別だろうし、なかなか結論が出ない問題なのですが。

沖野 祈りも日本では古来から女性の仕事で、料理もある種祈りに近かったんじゃないでしょうか。そもそも自然のものを食すというのは、リスクとメリットの両方があるから原始においては祈らなければならなかった。そういう意味では歴史的に女性が家庭の中の料理を担ってきたのかな、などと思います。

中村 祈りと食、というと、樋口シェフは「御食国(みけつくに)」で、自然からいただいた恵みを神宮さまにお供えしているんだっていう、ナチュラルにそういう気持ちで料理をしているように思えます。

大類 女性シェフであるということだけでなく、「御食国(みけつくに)」のシェフだということも意識していました。ガストロノミーって、クリエイティブな表現をする場としていま一番注目されていますが、「食べる」ということを中心に置くと、これは人間の根幹というか、食べなきゃ生きていけない訳で、命と繋がっている。樋口さんはその根源のところを大切にしてシェフをやっている人だから、今回どうしてもお願いしたいと思ったんです。

中村 神にお供えし、神からの恵みを皆で分け合う、そんな日本人独特の宗教観が和食にはありますよね。これからのガストロノミーのひとつのテーマとして宗教的な感覚、というのがあるかもしれませんね。クリエーション、っていう側面から見ると、もう行き着いちゃった感じがありますし。

大類 これからは演出だけじゃない、根の張り方が個性になっていくというか。

高橋 日本料理のガストロノミーのあり方を提案できた『DINING OUT』だったんじゃないでしょうか。

中村 結果的に『DINING OUT』はガストロノミーのトレンドを作っていますよね。どう生活に食が根ざしているのか、きちんと本質を掘り下げないとダメだという時代になってきています。

沖野 単に地元の食材を使うということだけじゃなく、それを食べてきている、文化をつくってきた人も含めて、命の紡ぎをもう一回定義するっていうのも『DINING OUT』のテーマですから。

中村 宗教間で折り合わなくて争いになったとき、食から入るとお互いに分かり合えることもあります。

沖野 ものづくりも同じで、宗教観って出るんですよね。グスク(城跡)を見るとその土地土地、沖縄の特徴的な石垣の作り方があって、本土とは違う。いろんな歴史の違いというか、ここまで歩んできた違いを感じるというか。何千年という時を経て伝わってきたっていうのがありますよね。

大類 普通だったらまっすぐ積んだ方が作りやすいじゃないですか。敢えてああいう曲線を出すところに意志を感じますよね。

喜瀬 争っていた時代もあったのでその名残というか、例えば曲線を作って登りにくくするとか。それが時を経て、見られることに対する部分での意識に変わっていった。平和な時代が訪れるとそういうことが生まれるんですね。

大類 平和な時代になったときに見られることを意識するというのは結構本質的なことかもしれないですね。別に機能としてじゃなくて、佇まいとしての美しさに向かうというのは。

真剣な面持ちで料理を仕上げる樋口シェフ。伊勢志摩サミットでも腕をふるい、世界からも注目を集めている。

『DINING OUT』開催の2ヶ月ほど前に食材探しに訪れた樋口シェフ。生産者たちの熱意、そして沖縄という土地そのものから大いに触発された。

郷土料理の山羊汁から着想を得て、沖縄独特の食材である山羊を余すところなく使った「ヒージャーのロワイヤル」。

在来種の野菜やハーブ、島豆腐をそれぞれの食材に合った調理法で仕上げて「ちゃんぷるー」した「ぬちぐすい」と名付けられた一皿。

ダイニングアウト琉球南城これからの時代の、本当の贅沢とは。

大類 久高島の塩は伊勢神宮に奉納されていて、今回の料理はすべてその塩を使ったんです。

喜瀬 南城市には献穀田が存在していたこともあり、皇室とのつながりもありました。

中村 秋篠宮ご夫妻もかつて久高にいらっしゃいましたよね。そのとき、紀子さまだけはクボウウタキ(一般人立ち入り禁止の聖域)に入ることを許されたらしいですね。

大類 柵もないから、入ろうと思えば入れる場所なのに、長い歴史の中でみんなが「入らない」ことを守っている。これがすごいですよね。

高橋 いまは明文化しないと分からないとか、すぐそういう話になりますよね。

喜瀬 例えば世界遺産に登録された宗像大社の沖ノ島には宮司さんがいらっしゃるので、その方がルールを示せばみんながそれに従うんですが、沖縄の宗教には宮司さんに当たる存在がないんです。だから常にみんなが試されている、ここに入る入らないの判断が自分に帰ってくるんです。だけど今後、もっと多くの方々に来てもらえるようになったら、中にはそんなの関係ないよ、という人もいるかもしれなくて、そこが悩みどころです。

大類 久高島の大切とされているところって、インスタ映えはしないじゃないですか。一見するだけでは分からないことをずっと人々が大切にしてきた。それは現代の“インスタ映え至上主義”に対する警告と僕は受け止めました。

喜瀬 そういう精神文化の部分を物見遊山的な観光で伝えるのは難しいので、暮らすように観光していただきたいと思っています。島に住む人と交わりながら、例えば彼らとお酒を飲んだりして最後は東海岸の方へ星を見にいって。翌日また朝日を見にいって船が来たら帰るっていうような、本当の意味での贅沢な時間を過ごしてもらえます。

中村 モノはもうみんな持っているから、自然の中で自分を解放するとか、眠っていた何かを呼び覚ますような、そういう特別な体験がいまはすごく贅沢なこと。モノや情報があり過ぎるとリラックスできないんですよね。

沖野 自然って予定調和じゃないから、自然に身を預ければ預けるほど唯一無二の経験ができる。昨日の『DINING OUT』でも雨が降りましたけど、あれもまたいいんですよ。予定調和だったら室内のレストランで食べればいい。寒かったり暑かったりした方が面白いんですよ。

大類 やるほうは大変ですけどね(笑)。サービスチームとキッチンチームとがインカムでずっと連絡取りながら、いま火入れはどういう状況だとか、タイミングを計って指示を出しているんです。そんな中で雨が降って来て突然「テント立てろ!」って(笑)。ベストの調理の状態で出すとか、ドリンクのペアリングのタイミングを合わせるとか、裏は大変なことになっている訳だけど、それを面白がれるというか、予定調和じゃないことが価値だって感じる人が増えていることは間違いないと思います。

中村 人によって贅沢さの感覚は違ってその距離を埋めるのは難しいけれど、考え方を伝えて共有しようと努力する必要はありますよね。日本は何万トンも余った食料を廃棄している国。贅沢はなにかってことを共有できないと、貧困がなにかっていう本質も分からない。そこで食なんかはすごく伝えやすいコンテンツになります。食においてなにが贅沢なのか、といったときに、ガストロノミーって単なる享楽じゃなくて、社会性のあるテーマでもあるなと。そのひとつにローカルガストロノミー、地方にそのテーマ性が潜んでいるんじゃないでしょうか。今回はそういう意味でも根源的なところに辿り着いたのかなあと。

大類 『DINING OUT』ってすごくラグジュアリーなイベントでしょ、って思われているところもあるんですが、贅沢の本質をちゃんと享受するためにはリテラシーが必要。そういうことも啓蒙していかなくちゃいけないですよね。

沖野 レクサスというブランドを展開していく上でも、経済力があるからとかブランドだからとか、そういう理由ではなくて、僕たちの世界観に共鳴する、本質を分かる方にこそ買っていただきたいと。『DINING OUT』に共感し、サポートし続けているのは、それを伝えるためでもあります。

高橋 僕は仕事柄、観光戦略みたいなことに関して意見を聞かれることがあるんですが、どういう人に来て欲しいかイメージしてやるべきだと伝えます。本を作るときに読者が見えていないとダメだというのと一緒で。

とりたててなにもない、いわゆる「インスタ映え」する場所ではないが、歴史や背景を知ることでその場にいることが特別な体験となる。

立ち入り禁止の看板があるわけでも、宮司がいるわけでもないが、長い歴史の中で人々はしきたりを守ってきた。

暮らすように現地の人たちと交わりながらその地を知る旅こそ、これからの最上級の贅沢ではないだろうか。

ダイニングアウト琉球南城これからの沖縄、そしてこれからの『DINING OUT』。

喜瀬 今回、『DINING OUT』を経験させていただいた中で一番感じたことは、一言で言うと「調和」ですね。沖縄という土地が持つ力のひとつに「調和」というのがあるんじゃないかなと思うのですが、誰一人欠けても成立しなかった空間な訳で、「調和」する力が古来から沖縄という地にあったのではないかと、俯瞰して思いました。今後の市の施策にも「調和」というキーワードを生かしていけたらと思います。

高橋 日本人が大切にしている精神性みたいなものをガストロノミーに置き換えることで、新しい日本のガストロノミーの方向付けが出来た回だったのではないでしょうか。これを世界に打ち出せばまた驚いてもらえると思うんですよね。昨日見た黒く燻されたぴかぴかのイラブー、感動しましたもの。

大類 イラブー料理そのものだけでなく、ぴかぴかにする行為、作るプロセスに宿っているものも見せていくべきですよね。

高橋 実は神聖なものを扱ってるのにうやうやしい感じじゃなくて、普通に世間話しながら作業しているのもいいんですよね。日常の中に、日本人が大事にしている精神性みたいなものが溶け込んでいる。

沖野 ディナーの席で獅子頭が登場したときに、(本島と)同じ獅子が出てくるんだ、と思ったんです。久高島の塩が奉納されているという話もありましたし、沖縄という特殊な背景を持つ土地だけど、いろんなことが繋がっているんだなあと。さっき喜瀬さんが「調和」とおっしゃいましたが、今回の料理を食べて思ったのは「調和」でした。けっこうとんがった食材が「調和」されていて、そこにある種の自然への回帰、みたいなことを感じて。沖縄で開催したからこそ発見できた、『DINING OUT』の新しい一面とも言えるんじゃないでしょうか。

中村 今回、食べるものの来歴を知るってすごく重要なことだと思ったんです。イラブーの燻製技術はかつて若い琉球の王子がマラッカへ遣わした久高の人たちが持ち帰ったらしいんです。さらに辿るとそれはモルディブからもたらされた技術らしいと。そして伊勢の波切の鰹節のいぶし方と久高のイラブーのいぶし方には共通点があって、どうやら鰹節の原点はここにあったのではないかと言われています。ルーツを探るというのも今後また食に関する重要なテーマになってくると思うので、例えば「DINING OUTクルーズ」、みたいなことをやっても面白いのではないでしょうか。クルーズ船にシェフとゲストが乗って、寄港した土地土地で食材を調達して、その地のルーツを探りながら料理をつくるとか。

喜瀬 琉球王国時代の久高の男性って多くは船頭さんだったんです。貿易船の船頭で高い航海技術を持っていた。家の石垣が立派だったと思うんですけど、あれはみんな功績が称えられて賜わったんですね。

中村 その時代に大陸へ行った人の生還率は50%ほどだったそうです。だから戻って来た人には報償も与えられたし、成功者として石垣付きの家も作ることができた。おそらくマラッカへ行った人の生還率はもっと低かったでしょうから、一攫千金とロマンを抱えて渡っていったんでしょう。彼らがいたからいま鰹節があるわけです。

大類 地域をどう表現するか、というところから『DINING OUT』はスタートしたんですけど、本当に大事なこと、本質というのは目に見えないところにあるわけじゃないですか。それをどう表現していくのか、ということがこれからずっと課題になるんだなと、今回すごく感じました。本質が分かっていないと他人様のところに土足で踏み込むことになってしまうし、逆に本質を分かることが喜びにも繋がる。それを肝に銘じてやっていかなくては、と改めて感じた『DINING OUT』でした。

総勢70名を超える現地のスタッフも参加。沖縄の人々に脈々と受け継がれてきた「調和」する力が発揮された。

久高島でしか獲ることができない神聖な食材「イラブー」。磨き上げる工程を手掛けられのも選ばれた島民だけだという。

コース料理のアミューズとして供された「久高島イラブーのシガレット」。イラブーの味わいがぎゅっと詰まった一品は、形状もどこかイラブーを思わせる。

ディナー会場の知念城跡の石垣に現れた獅子舞。獅子頭はよく知られる姿で、沖縄と本島との繋がりを感じさせる一幕。

本質というのは目に見えないところにある、と改めて気づかされた沖縄での開催。『DINING OUT』はこれからも本質を伝えるイベントでありたい。

1989年、トヨタ自動車入社。商品企画部にてスポーツカー『TOYOTA86』の企画を担当。2012年より現職 。デザインやアート、レクサス関連をはじめ多数のイベントに携わる。

2008年に日本の魅力の再発見をテーマにした雑誌『Discover Japan』を創刊、編集長を務める。2018年11月に株式会社ディスカバー・ジャパンを設立し、雑誌を軸に、イベントなどのプロデュース、デジタル事業や海外展開など積極的に取り組んでいる。

2004年、旧玉城村役場に入庁。06年の町村合併により南城市となってからは市の文化政策や観光政策を担う。今回のダイニングアウトでは、久高島や御嶽など聖地を会場とする中で、地元との橋渡しを担当し成功へ導いた。

ファッションやカルチャーやグルメ、旅やホテルなどラグジュアリー・ライフをテーマに、雑誌や新聞、TVにて活躍中。2013年からは、世界のレストランの人気ランキングを決める「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務める。

1993年博報堂入社。2012年に新事業としてダイニングアウトをスタート。16年4月に設立された、地域の価値創造を実現する会社『ONESTORY』の代表取締役社長。

@adidasfun

オーダーする際にはデザイン担当者と会って、詳細な打ち合わせをした方が出来上がってきたときにイメージと違ったようなトラブルにも巻き込まれることは少ない。 #フットサル #サッカー #ユニフォーム

「飲む」から始まるつながりを、発信を沖縄で考える『LIQUID』。[LIQUID/沖縄県宜野湾市]

リキッドOVERVIEW

白い壁の室内に、センスよく並べられた器たち。手を使って、小さな生産規模で、暮らしの道具を作る作家と、それを紹介するギャラリーショップは、東京を中心とした都市部に、そして工芸の産地に増えています。でもここが沖縄、しかも宜野湾市嘉数という土地だと聞いたら、驚く人は少なくないのではないでしょうか。「沖縄には行ったことがあるけれど、嘉数ってどこ?」という人だっているはずです。

村上純司氏が2017年7月にオープンした『LIQUID』は、単なる「道具の店」にとどまりません。いや、もしかしたら今はまだ「道具の店」にしか見えないかもしれない。けれど、村上氏の頭の中には、もう少し大きな“目論見”があります。その眼差しは、プロダクトや作品と作家を見つめると同時に、沖縄を、日本を見つめています。コマーシャルな視点で見れば、簡単には「前途洋々」とはいえないでしょう。にもかかわらず、2017年の沖縄に、『LIQUID』を開いた理由とは。開業から1年ちょっとを過ぎた2018年晩秋、沖縄で話を聞いてきました。

住所:〒901-2226 沖縄県宜野湾市嘉数1-20-17  MAP
電話:098-894-8118
LIQUID HP:https://www.liquid.okinawa/

江戸時代から続く城下町が「ひとつのホテル」になった![篠山城下町ホテル NIPPONIA/兵庫県篠山市]

城下町全体がゆるやかにつながって人々の行き来や交流が生じる、という構想(ONAE棟の外観)。

篠山城下町ホテル NIPPONIA丹波篠山の歴史と街に、溶けこむように過ごす体験。

約400年の歴史を誇り、国の史跡にも指定されている丹波篠山(たんばささやま)の城下町。京都や堺のほど近くに位置しながらも、独自の文化と食を育んできたこの地に、「城下町全体をホテルに見立てて宿泊・体験できる」という他に類を見ないプロジェクトが発足しました。江戸時代から明治、昭和にかけて築かれた古民家7棟をリノベーションして、篠山の歴史を肌で感じられる場に仕上げています。

その特徴は、なんといっても篠山に特有(篠山特有)の町屋をそのまま生かした個性的な滞在空間。更に宿と町との連携によって、初めて可能となった数々のアクティビティも待ち受けています。

そもそも、なぜ「城下町全体をホテルにする」という壮大かつ大胆な発想にいたったのでしょうか? その経緯と、丹波篠山という地で味わえる体験について探りました。

貴重な古民家群を、篠山の文化や歴史を体感できる複合宿泊施設として再生(SAWASIRO棟の外観)。

ひとつの建物で完結する普通のホテルや旅館では味わえない体験が待つ。 

篠山城下町ホテル NIPPONIA「地域活性化」を命題とする人々が結集。 

『篠山城下町ホテル NIPPONIA』をフラッグシップにかかげる『NIPPONIA』プロジェクトは、日本各地に残っている古民家をリノベーションし、その土地ならではの文化や歴史を体感できる場へと再生していく取り組みです。

その発端となったのは、篠山市を拠点に古民家活用と地域再生に取り組んでいた一般社団法人ノオトでした。そして、現在同プロジェクトのほとんどの施設の運営を担当しているバリューマネジメントとの出会いがブースターとなったのです。更に彼らと志を同じくする多くの人々とも連携し、その活動の輪を全国に広げつつあります。

ここ篠山での目標は、「篠山の人々とともに創り上げる地域活性化」。篠山という地が秘めている大いなるポテンシャルと、「それらを生かして地域を盛り上げていきたい」という人々の想いが、全国的にも稀有(けう)な取り組みとして実現したのです。

篠山は、歴史的建造物や重要文化財、伝統的建造物群保存地区といった、由緒正しい建造物が多く残っている土地です。それらを生かして将来に残していくために、ノオトは建築基準法の規制見直しや、旅館業法の改正の実現にまで尽力。こうして様々な努力の末に、全国に先駆けた地方創生のスタイルが実現したのです。

縦=同じ建物の上下ではなく、横=町全体のゆるやかなつながり。

蔵や離れなど、それぞれ趣の異なる建物が元となっている宿泊棟。

篠山城下町ホテル NIPPONIAつながる、広がる、町全体がアクティビティの舞台に!

そんな『篠山城下町ホテル NIPPONIA』で味わえるのは、篠山の城下町全体を舞台とした宿泊体験です。
まずは、ハードとなる建物自体の特別感。

フロントにもなっている「ONAE」は、明治初期に建てられた銀行経営者の邸宅を、ほぼそのまま再生。この、「元の建築を可能な限りそのまま生かす」というモットーは、他の建物にも徹底されています。水回りや空調は快適に整えながらも、天井や梁、土間や壁の材質といった基盤となる建材は、かつての風情と存在感をそのまま残しているのです。

このような気遣いに、訪れたゲストは「こんな所まで昔のままなの!」と驚きの声を上げるそうです。例えば五右衛門風呂や土壁といったものが残されており、それでいて現代的な快適さを実現しています。

テレビや時計を置いていないので、往時の暮らしをほぼそのまま追体験できる。

非日常の、それでいてどこか懐かしい空気に浸れる。

篠山城下町ホテル NIPPONIA世界に名をはせる丹波篠山の食を堪能! 

そんな懐かしくも快適な滞在空間で味わえるのは、丹波の黒豆や但馬牛(たじまうし)、松茸などといった、全国的にも名高い篠山の食材。しかも古民家の宿にありがちな和食や郷土料理ではなく、なんとフレンチで供されるのです。
その理由は、フレンチが世界的に見ても最高のクオリティを誇る調理法であり、非日常を演出してくれる力を持っているからだそうです。それでいて、食材はほぼ全てが丹波篠山産という徹底ぶり。篠山名物の「ぼたん鍋」で有名な猪や、鹿などのジビエも取り入れ、前菜やメインディッシュの肉料理として並びます。

黒豆・栗・松茸など、丹波篠山が誇る食材に舌鼓!

のどぐろ・ほうぼう・サザエなどの海の幸もふんだんに。

和の食材×フレンチという新鮮な驚き。

篠山城下町ホテル NIPPONIA400年の歴史が流れる町の住人になる。

もちろん、歴史ある城下町をそぞろ歩く楽しみも見逃せません。
町のそこかしこには、個性豊かな店舗が軒を連ねており、日本各地の雑貨を集めたお店や世界中の陶器を集めたお店など、おもちゃ箱のような楽しさが溢れています。

これらを営むのは、主に篠山に魅せられて移住してきた人々。移住者の視点で新たに発掘された魅力に、思わぬ出会いと驚きを与えられるでしょう。

更に宿泊棟と宿泊棟の間を渡り歩く楽しみもあります。距離はまちまちなので、歩いて行ける場合もあれば、車で5~10分程度かかる場合もあります。点在しながらもゆるやかにつながっている経路をたどることで、改めて実感できる空気や雰囲気がありそうです。

加えて、近隣の観光地や施設と連携したアクティビティや、季節のイベントなども豊富にラインナップ。豊かな食文化を実感できるいちご狩りや栗拾い、丹波焼の焼き物体験など、多種多様に楽しめます。

宿泊棟の中でゆったり過ごすのも良し。滞在の楽しみ方は人それぞれ。

非日常でありながら、懐かさを感じられる町。

篠山城下町ホテル NIPPONIA日本各地に『NIPPONIA』が広がる!

『篠山城下町ホテル NIPPONIA』をフラッグシップとする『NIPPONIA』プロジェクトは、今後も更なる展開と発展を目指しているそうです。

まず『篠山城下町ホテル NIPPONIA』自体は、同エリア内に30室の展開を予定。更に、城下町で遊べるコンテンツも増やしていく予定です。

加えて、全国各地に『NIPPONIA』をオープンする動きも。2018年には、既に3エリアで稼動を開始しました。
まずは千葉県香取市に3月にオープンした、『佐原商家町ホテルNIPPONIA』。県の指定文化財である『中村屋商店』をリノベーションし、香取神宮や諏訪公園などの、桜の名所となっているエリアに滞在できます。
次に10月にオープンした『福住宿場町ホテル NIPPONIA』。かつて京都と篠山を結ぶ街道として多くの物資や旅人が行き交い、その休息の場となった宿場町・福住に、1棟7室の宿泊施設ができました。

更に11月には、元酒蔵をリノベーションした『NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち』が奈良県奈良市にオープン。地元で名をはせる奈良豊澤酒造場の見学や、希少な「朝どれ日本酒」の提供、日本酒造りのワークショップの開催など、お酒をコンセプトとしたコンテンツを豊富に用意しています。

豊かな風土と文化を誇る日本の、土地ごとの魅力を堪能できるプロジェクト。篠山だけでなく、ぜひ各地の『NIPPONIA』も訪れてみたいものです。

往時のしつらえそのままの古民家に驚いたり、タイムスリップしたかのような町歩きを楽しんだり(佐原商家町ホテルNIPPONIA)。

思い思いの発見や満足に浸れる(福住宿場町ホテル NIPPONIA)。

土地と建物の歴史に想いをはせながら、「ここで暮らすこと」の豊かさを実感できる場(NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち)。

住所:兵庫県篠山市西町25(ONAE/フロント棟)MAP ※住所は宿泊棟によって異なります
電話:0120-210-289(NIPPONIA総合窓口)
営業時間:問い合わせ 11:00~20:00 IN  15:00‐19:00 OUT 10:00
篠山城下町ホテル NIPPONIA HP:https://www.sasayamastay.jp/

ロゴ柄プリントプルオーバーパーカー

肉厚なNEWロゴ柄プリントパーカー

  • 仕様は【IHSW-23】と同様です
  • フロントにはアイアンハートのロゴが入ります
  • カレッジパーカーのようなデザインでバイクに乗る時だけでなく普段着にも合わせやすいです
  • 左裾にはアイアンハートのネームロゴが付きます
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
  • ワンウォッシュ済み
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください

IHSW-42 : サイズスペック

サイズ (cm) 着丈 肩幅 身幅

裾幅

袖丈 袖口
S 644210693649
M 664511099659
L 6948114105669.5
XL 7251118109679.5
XXL 74541221136810.5

素材

  • 綿100%

ループウィールフルジップパーカー

着心地抜群のパーカー!

  • 吊編み機(LOOPWHEEL)で時間を掛けて編み上げた無地スウェット
  • 生地は【IHSW-39】と同様です
  • プルオーバーではなくジップタイプになります
  • ダブルジップ仕様なのでバイクに跨った時や座った際にダボつかないです
  • 無地なので着合わせがしやすいです
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
  • ワンウォッシュ済み
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください

素材

  • 綿100%

ロゴ柄プリントループウィールプルオーバーパーカー

ループウィールにロゴ柄プリントが仲間入り!

  • 吊編み機(LOOPWHEEL)で時間を掛けて編み上げた無地スウェット
  • 仕様は【IHSW-39】と同様です
  • フロントにはアイアンハートのロゴが入ります
  • カレッジパーカーのようなデザインでバイクに乗る時だけでなく普段着にも合わせやすいです
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
  • ワンウォッシュ済み
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください

素材

  • 綿100%

ループウィールプルオーバーパーカー

着心地抜群のパーカー!

  • 吊編み機(LOOPWHEEL)で時間を掛けて編み上げた無地スウェット
  • 生地は【IHSW-41】と同様です
  • ジップではなくプルオーバータイプになります
  • 無地なので着合わせがしやすいです
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
  • ワンウォッシュ済み
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください

素材

  • 綿100%

胸ポケット付ヘビーサーマルクルーネックロンT

定番サーマルに胸ポケット付バージョンが登場!

  • 生地は【IHTL-1301】と同様です
  • タバコ等を入れたりと使い勝手の良い胸ポケットを付け加えた仕様です
  • 1枚で着てもインナーにしても良し、使い勝手のいい1着です
  • 各部の縫い合せは全て4本針で縫製
  • 綿100%の肉厚ワッフルで作りました
  • ワンウォッシュ済み

素材

  • 綿 100%ボディ : 20/- (肉厚ワッフル) リ ブ  : 畦編み