Eコマースはそれほど簡単じゃないぞ。次のステップも。。。。
オムニチャンネルの流行で本格的にEコマースに乗り出している企業も多い。さらに今までEコマースをやっていたところはなんとか次のステップに行こうとしている所も多い。流れとしてはよくわかるのであるが、実際いざ進めてみると苦労している所も多い。
Eコマースを始めてなかなか数字が上がらない所についてまず考えたい。
リアルの店舗をやっているところはそこで販促をする事も可能であるが、ネットだけでやる所は最初に顧客に認知してもらう事が非常に難しい。モールに出店すればいいのではという考えもあるが、そのモール自体も数万店あればそこから選んでもらう事もひじょうに難しい。多数のお客様が来るからそこに行けば売れるというのは、大型商業施設に行けば何とかなると同じで、結果は家賃に耐えられず退店というパターンと同じであるのだ。
リアル店舗では、すくなくとも目の前にお客様は通るのでなんとかきっかけはつかみやすい。しかしネットのほうは最初からお客様をつかめに行く、あるいはお客様を造るという事をしなければならない。そこでほとんどの所がつまずくわけだ。ウエブ自体は待っているだけなのでいくら画面をいろいろ変えてもそれでお客様がくるという事はない。ならば、今の流行で必須のSNSを使ってお客様にアプローチするという事であるが、この場合SNSに相当なれている人がいるという条件付きになる。とにかくTwitterやってFacebookpageでも造ればいいんじゃやないかという所も間違いなく失敗するのである。そこでひっかかるのがSEO対策の会社である。全ての会社が悪いというわけではないが、どこかのお客様がよくくる所からリンクを貼って自社のサイトに来てもらえば売上げがたつのではという考えであるが、そんなに甘くはない。間違って非リンク先がGoogle判定でブラックでもあれば目があてられない。
で、どうするのという事であるが、時間がかかるが一つ一つリアルとネットのわかるコンサルタントをつけて、自前でサイトを造り自前でSNSになれてEコマースを最初は儲かるわけがないというコストの範囲で積み重ねていくという事を勧める。月額いくらで販促をしたらサイトにお客がくるからそこはしっかり経費をかけましょうという事もせずにだ。
次のステップに行こうという所は、まず巷で盛んに言われているオムニチャンネルとは別に、自社の次のステップとしてどういったビジネスモデルをとるべきなのか、それには事例がどうあり、リスクメリットはどう考えられ。。。。なんて事を複数実験していく事を勧める。Eコマースも昔のように家賃をとって運営すると事以外に、家賃はとらずに販促チャネルとしてとらえて、手数料他はただですよという所も登場している。昔はネットと言うとパソコンで検索してと言うが、今はスマホで検索購入というパターンも多い。しかしそれも近々ウエアラブルに取って代わられるとどうなるかわからない。SNS各社もほとんどEコマースを遣り出すだろうであるからそういった地殻変動もあるだろう。もちろんリアル店舗もやられっぱなしではたまらない。オムニチャンネルの次のステップをとるだろう。という時代がくるのである。そこにのるには、どこかではヤッタからやるというのでは、ノウハウを習得したときには終わっている事もあるだろう。つまりこれも自前でどういったビジネスモデルをとるのかを検討し、自前でトライするというような事を体質的に造る事が出来なければだめな時代がくるという事なのである。もちろん自社で出来ないところは外部ネットワークでという事なんだが、わかって外部ネットワークなのか、わからないで外部ネットワークなのかなのでは、そのビジネスの進み方が全く違うであろう。外部に主体性がある所であればいいが、こちら側の言う事しか出来ない所なら、そのときの時差のずれは相当大きい。という事なのである。