カテゴリー
ビジネスモデル

Eコマースの変遷のスピード

リアルの流通の場合は、個店時代→チェーン化時代&大型店時代→都心回帰小型店時代→リアル店起点のオムニチャンネル時代→やっぱりショールーム化。。。と変わりつつあるがその期間は何十年もかかっている。

しかし、eコマースの変遷はもっと劇的に早い。創世記→楽天などのモール時代→自主店舗時代→スマホ対応時代同時にSNS対応時代→ウエアラブル時代と同時にオムニチャンネルネット主導権時代、特に後半はここ数年の話である。こういった状況の中でこれに対応していく店舗側は限られ、それ以上のベンチャー系が増えると思われる。そのベンチャー系の大半はリアルの販売を経験していない方々であろう。同様にその周辺企業やコンサルなんかもついていけているところと全くダメなところが出てくると思う。

今までリアル店舗で大きな実績を持っているところそれが強みのも弱味にもなるだろう。ベンチャーはビックヒットを生む可能性もあるだろうが、露と消えるところも多いだろう。構造的ガラガラポンの時代が来たということである。

キーワードは小さく機敏でどんどん取り込んでいく力のあることだ。

カテゴリー
ビジネスモデル

今どきのコンサルタント

ネットで誰でも相当な内容の情報を引き出す事が可能になったこの時代に、コンサルタントはその生業を相当変化させなければならない時期になってきている。

ネットのが誰でも使える事によって、何が変わったのかをまず考えたい。

wikiレベルの話は数分で探せる。

企業の個別情報や、同業競合の情報も数分で探せる。

海外情報も少し英語が出来れば行かなくても情報は山ほど探せる。

理論も誰がどういう解釈で使っているのかも検索すれば出てくる。

トラブルの対応方法も相当部分探せる。

業務のシステム化当面ではソリューション等の導入による改善手法も簡単に探せる。。。。。。

スピードとバラエティは今までの時代と格段に変わった。

などなどこの手の事を書き出したら数百種類でてくるだろう。

知識がありますとか、過去にいろいろ経験しているのでその経験を生かせますなんてコトの位置づけが大きく落ちたのである。誰でもセミプロ並みの知識をもつ事は可能なんだから。

ならどうするべきなのか!

ネットで探しても出てこない情報をもっている。

ネットで探した結果以上の情報をもっている。範囲も深みも含めての話。

ネットで探しても出てくる情報の中で複数の情報を組み合わせながら、他のユーザーでは考えられないような視点と組み合わせで提案できたり実践できたりする。

ネットよりも早い情報をもっている。

分析力がすごい。数値データとかテキストデータであるのなら統計ソフトやデータマイニングソフトぐらいはコンサルタントの初心者でも必要。

物事の本質をつきながら、現実的な詳細な手法までも提示できる。

ネット視点の手法とリアル視点の手法と双方に自由に行き来できるような手法が提案実行できる。

コンサルタント先は今後もそれなりに検索や事例を集めてくるであろう。同時に人によって結果の捉え方が違い、それ個々に応じて裏付け意見ぐらいはネットで探してくると思う。それに対して相互の関係付けを見せる事が出来、さらに細分化されているニーズやウオンツに明確に答えながらも、他社がまねできないような複雑な手法なども織り込まれたようなコンサルが相当なハイスピードで出来るかどうかであろう。

同時に今やっているコンサルティングの選択と集中(ここでの選択と集中は、しぼる事で深くやるという意味ではなく、選択を広げて深くやるという事であるコトに注意)をする事になり、いつでもそのバックボーンを誰でも見れるように、サイトやSNSを使ってオープン化しておく必要がある。

バックボーンの一番簡単なのは、ウエブの更新とブログやSNSでの情報発信である。ブロガー(コンサルタントではない)なら毎日1−2本ぐらいのブログは書くだろう。TwitterやFacebookを頻繁に使う人なら長い短いは別として1日5−6本のコンテンツぐらい流すだろう。これは一般のレベルの話である。ならコンサルタントならどれくらいいるかって? 

知っている所では、いろいろあわせて週に長短あわせて1000から1500ぐらいの情報を流している(あまり情報発信と言えない内容も多いと思うので、あえて流しているということで)らしい。これくらい出しているとクライアントの方々もあきれるレベルという事なんである。皆さんはどうだろうか??? 情報発信のない少ない事だけでもこれからのコンサルタントの致命傷だと思った方がいい。

カテゴリー
ビジネスモデル

自己革新できない理由をごまかすな。

最近ネットを使って営業支援をやるケースが多い。この手の仕事は効果が出るまで結構時間がかるものであるが、大体の取引先はそういった自体を理解しないでいる。ネットの特性を十分理解していないことはしかかたがないのであるが。その中でも最近の多い傾向について考えたい。

よくあるケースで最も多いのは、数ヶ月やっていく中で少しづつ効果が出てくるのが通常であるが、それでも売上としてなかなか出てこないこともああるわけで、それを外部の我々の仕事の仕方が悪いからだと言われるケースが多い。ネットは所詮、サイトに送客をしてくるだけの話で、そこから先は、商品的な要因いよるケースが多い。

どういった商品・サービスを提供できるのかその内容が顧客にとって意味があるのか、わかりやすいのか。。。。などの事があって、売上が上がっていくのであるが、そこら辺の見直しは全くしないで、外部に売れない原因を求めるというのは本末転倒も甚だしい。商品の革新はこの時代だからこそさらに細分化され、変化のスピードも早く、その対応方法も複雑/煩雑になったり変化しているわけである。そこらへんのコンサルティングをしっかり聞いてもらう事で、ネット時代に対応できるビジネス体制になってくる。

特にネットをやっていて怖いのは、送客すればするほど、その取引先の商品力のなさが早く露見してくる事である。特に間口の狭い商品/サービスを扱っている所は、様々な方がネットでくる事によって、今まで自社の商品にあってなかった層が一部だったのが、相当数になってくるという事もある。これをチャンスと捉まえて、自己革新をするべきなのだと思う。いままでリアルでそれほど競合にあわなかった商品/サービスだと思ってたのが、ネットで検索する事によって、競合商品が実は小さいながらもあちこちになったのがいままで見えていなかっただけという事なんだと思う。そういう意味では唯一の商品/サービスと自負しているところが、実はそれほどでもなかったということが多い。我々の周りにも自信を持ってうちのやり方は業界で相当上だ!と行っているところでもそれぐらいのレベルならネットで探せばぽつぽつ出てくるよという事もある。特にすごいのが、個人でオタクのように追求してきたところはなかなか侮れないものをもっている所も多い。

ネットの時代になって今までとは違うレベルの自己革新を要求されるようになったのである。我々の仕事はSNSでコミュニティを作ったり検索効果をアップする支援だが、それは表向きの話で、ネット時代にリードできる自己革新能力をつけてもらう事がメイン業務だと理解している。

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。