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エシカルを考える

エシカルは日本語では倫理である。

普通に聞くと環境系のイメージが強いが確かにその分野でも使われるが、元は倫理である。倫理というと最近はコンプライアンスなどやや管理的な話が多いが、実は倫理とは非常にクリエイティブなことではないかと思っている。
企業倫理というと、社会的責任がどうしたとか、コンプライアンスがどうしたという話が多いが、企業として成り立たせるには健全な発展と改善が必要である。健全に次期の新ビジネスを進めないことも実は倫理にかけているといえる。株主視点からもそうであろうし、エンドユーザーからもそうであろう。いつも革新的な新商品を発表している会社が急に保守的になり、改良商品しか出さなかったらそれは、エシカルでないというように考えることも可能だということだ。その企業は新商品を出し続けることがその企業のスタンスというという視点からの倫理観ということだ。まあちょっと極端な話ととらえられるかもしれないが、エシカルという言葉をよくよく考えていくと、様々な視点から様々な考え方があり、それについてしっかり向き合うということを警鐘している言葉なのかもしれない。

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これからのマネジメントにネット専門担当がいる

今までの経営者層を見ていると、ほとんどのところが営業系・財務系・マーケティング系・商品企画系などの経験者で占めているところが多い。今までの営業スタイルを考えれば妥当な選択なんだろう。
しかし、最近のネットの活用状況をみれば、経営者層で対応できるノウハウや経験を持っているところは少なく、相当な割合でネット関連はわかる若い層に判断を委ねているというような返答を聞くことになる。イーコマースを積極的に行っている企業でも担当は非常に少数で、成果が出なければ肩身がせまいというところもある。これじゃ次世代の流れに乗らないことは確定したことも同じである。

中小であれ、大手であれ、ネット関連の戦略で判断できる人は少ない。いやほとんどいない。なのに現実現場はネットの活用が前提になりつつあるのである。これが社内から経験を積んで実績を上げて役職を経験していくというような組織では限度があるということだ。

最近の若い人を見ていると、スマホを使ってP2Pでオークションをやているとか、テレビの代わりにユーチューブを見ているというのが普通になりつつある。友達同士の連絡は当然電話でもメールでもなくSNSである。こういう時代の中で、殆どの経営者層は先に上げたスマホのオークションとかSNSでさえも自分でやってないしその進化度を知りもしない。自分で情報発信を毎日している人もほとんどいないのではないかと思う。それでは今後のビジネスの動向の半分も判断できないとおもう。なのにトップダウンだと言いながら結構ピントのずれた指示を出しながら、現場のスタッフは「違うよな!!!」なんて思いながら仕事をするようなことになる。ましてやスマホオークション世代の若い人に至っては、そういった会社に早々に見切りをつけるようなことにもつながるだろう。

現在の経営層は、こういったことに対して、自分はついていけないのでわかる人に任せていると逃げている。それでは満足な経営はできない。まずは、自分ですべてをとことん体験してみることである。自分はスマホも不十分にしか使えないから無理というのならやはり経営から半分足をあらったほうがいい。フェイスブックなどで意見を述べたり、グループ内のでコミュニティに参加できないのであれば、当然社内のコミュニティにも十分参加できていないのだと思うべきである。コミュニティに参加できない主催できない人間が経営をすること自体無理があることぐらいわかるだろう。経営するのであれば、その手の専門家を経営のアドバイザーとして複数いつもそばに置く必要がある。

こんな時代が今来ている。

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