取引先の資料を作るのに今までは何日もかかってデータを集め、さらに何日もかかって提出できる資料にするということをやっているのがほとんどのコンサルじゃないかな?それは社内にいる人間でも同じだろう。コンサルだったら提案するのに今まではチームを組んだり、仲間やクライアントと数々の意見調整などやってといってもそれをパワポなどにまとめるのに定型のフォーマットを使ったりして作るというのがAIの活用で一気に変わるというのが現在の位置づけだと思う。
経験値で言うと、ほとんど今まで接したことがない前情報なしの業界向けに提案書とその参考資料を作るのにAIなどを使い、今までのパワポの定型フォーマットを使わないというのであれば従来1週間ぐらいかかってたのが、ほぼ1日以内で終わるというような感じになってきている。特に提案書を作るうえで元の必要情報例えばA4ぺらでよければ100ページぐらいはほとんど事前準備なくって半日ぐらいで集められる。もちろんその内容が本当かどうかのファクトチェックもある程度可能だ。そこから今回の提案に合わせた内容をまとめてわかりやすくコンテンツするのもAIを使うことで何通りかのを瞬時に作れる。最近はだからいちいちパワポの横ではなくってワードなども含めて縦型の書類にまとめることが多くなった。まあ、書式などの調整をしなくて済むようにだ。どうしても図が必要な時は仕方がないとしてだ。
今までの提案書は要件定義からそれを考察するためのマーケティング部分が相当適当であったと自分は思う。中には官公庁などの発表の資料を使うこともあったけども、これってほとんどマクロ論であって今回の提案のベースになるのかというと、実際はほとんどなりえない。もっと必要なマーケティングというのを今までの時間配分ではほとんど意味のない儀式的なものになっていたような気がする。それがAIを使うと一気に使えるストーリーがつながっているしかも複数の提案内容を比較検討できる今までとは全く違った次元のものが作れる。しかもそれが相手の提案先の担当者よりも深く洞察できて違った次元の要素も含みながらというのが出せるようになってきた。しかも自社の独自分析手法もその中に組み込むことも非常に簡単だ。
これは今まで数千本も提案書を作ってきた悪く言えば慣れた手順でやってきた自分にとってはこの歳になっていきなりエポックメイキングなことが起こっているということになる。まあ、ほかのところが作った提案書がいかにしょうもないものなのか、提案時だけ用の紙でしかないというのが痛感される。
まあ、新しいことにトライできないところとさっと飛びついて紆余曲折を経験しているところとの果てしもないレベルの差が今起きようとしていることをコンサルも企業もみんな気が付く時代に今なっているといえる。やらないところはいくら大手でも一気にしずく時が今なんだろうね。