キッチンが要! – 駐車場1台付 –

所在地:世田谷区等々力
3,650万円 / 55.96平米
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩7分

南向きの大きな窓、その先には地平線まで見えるような眺望。



間取りはかなり斬新なつくり。寝室や収納はとことんいじめ、キッチンを最大限広くしています。



開放感のある眺めを楽しみながら、はたまたリビングにいる家族とコミュニケーションをとりながら、料理がつくれるようなキッチンの配置。 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

女子の心鷲掴み

所在地:目黒区中央町
8万8,000円 / 22.1平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩9分

◆女性限定◆



素敵な家具屋さんが建ち並ぶ目黒通りから、少し入った住宅街。

可愛らしい外観と大家さんの拘りが満載の集合住宅。



ドア・サッシ・取っ手などの建材を、ご自身でアメリカから輸入。

一人暮らし用の賃貸物件では、なかなかお目にかかれないパーツ達。

「可愛い!」が大好きな女子 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

都民の生活実態、「持家」は61.3%・「借家・賃貸住宅等」は37.0%、東京都

東京都はこのほど、平成28年度東京都福祉保健基礎調査「都民の生活実態と意識」における調査結果を発表した。この調査は都内における各世帯及び世帯員の生活実態と意識を把握することにより、都における福祉・保健施策充実のための基礎資料を得ることが目的。昭和56年度から5年毎に行っており、今回で8回目。調査期間は平成28年10月12日~同年11月11日。調査対象者は都内に居住する6,000世帯及び調査基準日現在満20歳以上の世帯員。

世帯構成を世代別にみると、「二世代」の割合が最も高く40.5%、次いで「単身者」が30.7%、「夫婦のみ」が24.7%。「単身者」(単独世帯)のうち、60歳以上の割合は52.5%だった。また、18歳未満の子供がいる世帯は18.7%で、調査を開始した昭和56年度(42.7%)と比べて、2分の1以下となっている。一方、65歳以上の高齢者がいる世帯は46.0%で、昭和56年度(19.9%)と比べて2倍以上。

住宅の種類を所有関係別にみると、「持家」の割合は61.3%、「借家・賃貸住宅等」は37.0%。住宅の種類は、「持家(一戸建て)」が46.3%で最も高く、次いで「民間賃貸住宅(共同住宅)」が25.2%。

また、一戸建てでバリアを感じるところが「ある」と答えた人(899人)に、バリアを感じる箇所を聞いたところ、「住宅の玄関」の割合が54.4%で最も高く、次いで「道路から住宅の玄関に至るまでの通路」の割合が52.4%で続く。

共同住宅でバリアを感じるところが「ある」人(680人)に、バリアを感じる箇所を聞いたところ、「道路からマンション、アパートなどの共同住宅の共用出入口に至るまでの通路」と「お風呂、洗面所」の割合がともに44.0%で最も高い。

子育て支援としてどのような施策やサービスが有効だと思うか?では、「保育所の数や定員の増、保育サービスの質の充実」の割合が40.9%で最も高く、次いで「妊娠・出産、乳幼児健診などを支える保健医療体制の整備」が35.5%、「男性も女性も仕事と子育てが両立しやすい環境の整備」が34.7%となっている。

現在の東京のまちにおける建物、道路、駅、電車などの施設や設備のバリアフリー化の状況について、「進んでいる」と「やや進んでいる」を合わせた割合は48.4%、「進んでいない」と「あまり進んでいない」を合わせた割合は47.7%で、ほぼ同じ割合だった。

ニュース情報元:東京都

10月の首都圏中古マンション価格、主要エリアは強含み、東京カンテイ

(株)東京カンテイは11月21日、2017年10月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70m2価格月別推移」を発表した。これは、同社のデータベースに登録された中古マンションの“売り希望価格”を行政区単位に集計・算出し、70m2に換算したもの。対象はファミリータイプのみ(専有面積30m2未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)。

それによると、10月の首都圏中古マンション価格は、主要エリアの強含みに伴って前月比+0.7%の3,581万円と上昇したものの、前年同月比はマイナスに転じた。都県別では、東京都は+0.6%の4,811万円と再び上昇したが、前月に引き続き前年同月の水準を下回った。神奈川県(+0.8%、2,857万円)や千葉県(+0.7%、1,978万円)では上昇傾向を維持している一方で、埼玉県(-0.6%、2,192万円)では前月の反動から4ヵ月ぶりに下落した。

近畿圏平均は前月比+0.4%の2,122万円と小幅ながら引き続き上昇。大阪府では+0.3%の2,285万円と3ヵ月ぶりに上昇した。また、兵庫県では神戸市をはじめ大阪寄りのエリアでも強含んだ影響から、県平均は+2.0%の1,893万円と比較的大きく上昇した。

中部圏平均は前月比-1.5%の1,726万円、愛知県では-1.6%の1,861万円と、最高値が更新される状況は一服したものの、依然として上昇基調で推移している。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

2017年11月22日 fdj-today

■■(一財)日本不動産研究所
/第 153回「市街地価格指数(2017年9月末時点)」を発表(2017/11/21)
●「全国」の地価動向:全用途平均(商業地・住宅地・工業地の平均、以下同じ)で前期比(平成29年3月末比、以下同じ)0.0%と前期に続いて横ばいとなり、下げ止まりの傾向がより鮮明になった(前回0.0%)
http://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2017/11/b4d5138cafaf6d1e905c036135ed67e6.pdf

■■(一財)日本不動産研究所
/「全国賃料統計(2017年9月末時点)」を公表(2017/11/21)
●オフィス賃料:全地点の3割強が上昇となり、全国平均は1.9%上昇(前年1.6%上昇)と上昇幅がやや拡大。地方別では、四国地方以外のすべてで上昇。 共同住宅賃料:全地点の約8割が横ばいで、全国平均は0.1%とほぼ横ばい。今後の見通し:オフィス賃料は三大都市圏などで上昇が継続し、2018年9月末時点では全国平均で1.4%上昇となり、共同住宅賃料は今期と同様に横ばいとなる見通し
http://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2017/11/fb62b529de01bbd14ba8e59eb54a6c801.pdf

■■(一財)日本不動産研究所
/第37回「不動産投資家調査(2017年10月現在)」を公表(2017/11/21)
●投資用不動産の利回りの動向:不動産投資家の期待利回りは、一部アセットで「横ばい」の地区もあったが、金融緩和の影響等を反映し、全体としては0.1~0.2㌽程度の「低下」となった。不動産への新規投資意欲など:不動産投資家の今後1年間の投資に対する考えは、「新規投資を積極的に行う」の回答が89%で前回比1㌽上昇し、「当面、新規投資を控える」の回答が8%で前回比1㌽低下した
http://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2017/11/ceb95dbb30cf46f3eba1cd2c005ac691.pdf

■■東京カンテイ/10月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移」を発表(2017/11/21)
●東京23区は横ばいの5,292万円、各エリアとも商戦期前に比べて同等~下回る水準、首都圏:前月比+0.7%の3,581万円、中古事例数が増加する一方で価格変動は限定的、東京23区:商戦期前に比べてやや下げた価格水準で推移、名古屋市:今年の下期から天井感が強まる
https://www.kantei.ne.jp/report/c201710.pdf

■■全米不動産協会(NAR)
/10月の「中古住宅販売件数(季節調整済みの年率換算)」を発表(2017/11/21)
●548万戸・前月比2.0%増・前年同月比0.9%減、2ヵ月連続の増加
https://www.nar.realtor/newsroom/existing-home-sales-grow-20-percent-in-october

■■三井不動産、三井不動産ホテルマネジメント
/28日、三井不動産グループの新ホテルブランド『ザ セレスティンホテルズ』、「ホテル ザ セレスティン東京芝(客室数243室)」開業(2017/11/21)
●滞在そのものが旅の目的となる「デスティネーション型ホテル」、立地:歴史的ゆかりある薩摩藩江戸上屋敷跡地、開発コンセプト:「CROSS OVER TOKYO」 - 光と緑を湛える、歴史を称える、粋な佇まい -
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/1121/index.html
https://www.celestinehotels.jp/tokyo-shiba/

■■RoomClip、カリモク家具、プロパティエージェント
/新築分譲マンション「ヴァースクレイシア神田淡路町」にて、 共同インテリアコーディネートが決定、12月2日販売開始(2017/11/21)
●コーディネートをしてくれる人を「RoomClip」で募り、良質な素材と普遍的なデザインが特徴の「カリモク家具」のアイテムを活用し、プロパティエージェントが分譲する「ヴァースクレイシア神田淡路町」内モデルルームのインテリアコーディネート実施
http://bit.ly/2zUZg9m
https://sumikatalab.com/mansion/versecracia_kandaawajicho/

■■東京建物/子会社(株)誠愛苑、11月23日、介護付有料老人ホーム「グレイプスウィズ四谷(居室数 48 室))」を開業(2017/11/21)
●都心部立地の交通利便性と生活利便性を享受しつつ豊かな緑も身近にある立地、暮らしやすさに配慮した居住空間、日常の暮らしをさらに充実させる快適な共用施設、24 時間の医療連携体制、各種生活サポートと日常を彩る食事サービスの提供
http://pdf.irpocket.com/C8804/PoNw/jIul/vGlg.pdf

■■東急ステイ
/11月27日、「東急ステイ京都両替町通」をオープン(2017/11/21)
●京都初進出、2018年冬「京都両替町通 別館」、京都3棟目決定
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP463991_R21C17A1000000/?au=11
https://advance.reservation.jp/tokyustay/stay_pc/rsv/index.aspx?hi_id=19&lang=ja-JP&_ga=2.14359799.1791147756.1511248487-45844803.1511248487

■■東急ステイ
/ホテル「東急ステイ」を福岡天神地区に出店(2017/11/21)
●博多に続き、福岡2店舗目、オフィス及び商業施設が集積する天神地区の幹線道路に面しているため視認性が良く、繁華性の高い中洲からも至近に位置
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP463990_R21C17A1000000/?au=11

■■リージャス・グループ/「リージャス表参道フォレストヒルズビジネスセンター」を2018年1月に開設(2017/11/21)
●デザイン関連企業やクリエイティブな業種に人気の青山エリアに
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000015333.html

■■東京急行電鉄
/池上線旗の台駅 “木になるリニューアル”が始まる(2017/11/21)
●数々の賞を受賞した戸越銀座駅に続き、多摩産材の木材を使用して温かい雰囲気の駅に改修、2019年春頃竣工予定
http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/d879400dd1dbf6afaf8d670c598129915fd07884.pdf

■■森ビル/「2018年3月期中間決算(連結)」を発表(2017/11/21)
●営業収益1,366億円・前年同期比10.2減、営業利益383億円・同変動なし、経常利益365億円・同18.4%増、当期純利益257億円・同67.0%減
http://www.mori.co.jp/img/article/171121.pdf
http://www.mori.co.jp/img/article/171121_1.pdf


部屋の寒さは窓次第!? 進化する「省エネ窓」の断熱効果に注目

寒い冬がやってきた。暖房を効かせた家に居ても、窓際ではダウンを着たくなったり、廊下に出るとブルっと震えたりするのがこの季節。日本人の死亡率が夏よりも冬のほうが高い(※)のも、家の中での寒暖差が血圧の急な上昇や変動を引き起こすヒートショックと無関係ではないだろう。そんな日本の家の寒さの解決のカギを握る断熱効果について、「窓」を手掛ける2つのメーカーに聞いてみた。
※厚生労働省「人口動態調査」(2016年)より

「廊下やトイレでブルルッ」がなくなる?

突然だが、皆さんの住まいは築何年だろうか。古い家は、冬になると寒さを感じることも……? 2017年10月にオープンしたばかりのLIXILの「住まいStudio」では、そんな“昔の家”と“今の家”、“これからの家”の寒さや暖かさの違いを体感できるというので、早速、行ってきた。

LIXILの「住まいStudio」の「冬体験ゾーン」では、外気温0度の巨大な冷蔵庫のような環境を人工的につくり出して、その中に断熱性能が異なる3段階の一戸建てを置き、それぞれの室内の暖かさや寒さを体感できるようにしている。

3種類の一戸建てのスペックは、下の表のとおり。私と編集スタッフのS女史は、このなかの“昔の家”から順に足を踏み入れてみた。

【画像1】LIXILによるシミュレーション図。LIXIL提供のデータのうち、暖房期間(12月1日~3月31日)4カ月間のエアコンの電気代を4で割ったもの。<試算条件:リビングの広さ8畳、東京エリア、室温20度の暖房設定で全日運転>

【画像1】LIXILによるシミュレーション図。LIXIL提供のデータのうち、暖房期間(12月1日~3月31日)4カ月間のエアコンの電気代を4で割ったもの。<試算条件:リビングの広さ8畳、東京エリア、室温20度の暖房設定で全日運転>

“昔の家”は、リビングのエアコンこそ20度に設定されているものの、スリッパを履いた足元がひんやりと冷たい。エアコンがついているリビングはまだましで、エアコンなしの廊下に出てみると「寒っ!」と私とS女史の両方とも思わず悲鳴をあげる始末。「そうそう、おばあちゃんの家がまさにこうで、トイレに行くのがおっくうだったんだよなあ」と思い出したものだった。

「リビングの室温は20度でしたが、廊下は8度。実家がちょうどこんな感じと言うお客様が多いですね。実際、日本の家の約7~8割はこの水準の断熱性能(※) 以下と言われています」(LIXIL ハウジングテクノロジージャパン販売推進部販売推進グループグループリーダー 古溝洋明さん)
※国土交通省による推計(2012年)

次に 断熱性能を高めた“今の家”に移動すると、リビングでは足元のひんやりはなくなり、廊下で感じる寒さのショックも和らいだ。さらに断熱性能の高い“これからの家”に移動したところ、リビングのエアコンはさほど頑張っていないのに実に快適な室温が保たれている。エアコンのない廊下に出たときも同様で、この家の構造が、エアコンの助けをほとんど借りずに、冷蔵庫のような寒さから室内の環境を守っていることが分かった。

同じ条件下でもこれほどまでに室内の環境が違うのは、住まいの断熱性を決定づける要素である壁の構造と窓のつくりがそれぞれ異なるため。特に窓は、壁よりも熱の出入りが多いことから、断熱性能に及ぼす影響がより大きいということになる。

【画像2】写真左:左から“これからの家”“今の家”“昔の家”。壁と窓の違いが分かる。 写真右:サーモカメラで見たリビングの室温。上の“これからの家”はオレンジ色と赤が基調で暖かく、左下の“昔の家”はエアコンの送風口しか赤い部分がない(写真撮影/日笠由紀)

【画像2】写真左:左から“これからの家”“今の家”“昔の家”。壁と窓の違いが分かる。 写真右:サーモカメラで見たリビングの室温。上の“これからの家”はオレンジ色と赤が基調で暖かく、左下の“昔の家”はエアコンの送風口しか赤い部分がない(写真撮影/日笠由紀)

【画像3】冬は室内の熱の58%が開口部から失われており、夏も73%もの熱が屋外から流入している。(画像提供/LIXIL データ出典/一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会)

【画像3】冬は室内の熱の58%が開口部から失われており、夏も73%もの熱が屋外から流入している。(画像提供/LIXIL データ出典/一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会)

家を建てるときは、断熱効果の高い窓を選ぼう

住まいの断熱の上で最も大きな役割を果たす「窓」。では、どんな窓なら、断熱性能が高いのだろうか。

さきほど体験した“昔の家”の窓は、単板、つまりガラスが1枚で、フレームは熱伝導率の高いアルミ。“今の家”に使われていた複層(ペア)ガラスのほうが、2枚のガラスの間に空気層を挟む分、断熱効果が高くなっていた。そして“これからの家”では、複層(ペア)ガラスの間に空気よりも断熱性の高いアルゴンガスが挟まれている分、さらに断熱効果が高まっていた。

また、“これからの家”に使われていた窓は、フレームがアルミと樹脂の組み合わせでできている「ハイブリッド窓」。樹脂の高い断熱性と、経年劣化しにくいアルミの耐久性とを併せ持った「いいとこ取り」の窓なのだ。

さらに、これらの上を行く「トリプルガラス」、つまりガラス3枚の窓もある。ガラスが3層になるとさらに性能や断熱効果が高まるようだ。

「これから家を新築する方なら、こうした断熱性の高い窓を選ぶことをお勧めします。建物面積36坪(約120m2)の一戸建ての場合、 “これからの家”を建てると、太陽光発電システムも含めて2550万円と、“今の家”よりもイニシャルコストは350万円高くなります。しかし35年間の光熱費や断熱性能による金利優遇(省エネルギー性の高い住宅に対して【フラット35】の金利を0.25%引き下げる『【フラット35】S』の適用)による差額が生じるため、トータルのコストは“これからの家”のほうが80万円安く済むことに。その上、暖かくて快適な生活が送れるわけですから、お得です」(古溝さん)

【画像4】建物面積36坪(約120m2)の一戸建ての設定で試算した図(データ提供/LIXIL)

【画像4】建物面積36坪(約120m2)の一戸建ての設定で試算した図(データ提供/LIXIL)

【画像5】冬を想定した温度の外気に面しているアルミ窓、ハイブリッド窓、樹脂窓2種。アルミ窓は結露していた(写真撮影/日笠由紀)

【画像5】冬を想定した温度の外気に面しているアルミ窓、ハイブリッド窓、樹脂窓2種。アルミ窓は結露していた(写真撮影/日笠由紀)

【画像6】冷たい疑似アイスクリームに挿したスプーン。材質は右から、金属、樹脂、金属と樹脂のハイブリッド。ハイブリッドは金属(強度に優れる)と樹脂(冷たさを伝えにくい)のいいとこ取りをしている(写真撮影/日笠由紀)

【画像6】冷たい疑似アイスクリームに挿したスプーン。材質は右から、金属、樹脂、金属と樹脂のハイブリッド。ハイブリッドは金属(強度に優れる)と樹脂(冷たさを伝えにくい)のいいとこ取りをしている(写真撮影/日笠由紀)

リフォームでも断熱性の高い窓に変えられる

では、当面、家を建てる予定がないという人は、足元ひんやり、廊下でブルブルな日々を今後も送り続けなければならないのだろうか? 実はそんなことはない。今住んでいる家の窓だけを、リフォームすることもできるからだ。

窓の断熱リフォームの方法は、主に3つ。
[1]二重窓にする(今ある窓に内窓をつける)
[2]窓交換(カバー工法)
[3]窓のガラスのみを替える

[1]は、今ある窓の内側にもう一枚、新しい窓を付けるやり方。実は筆者宅も家全体のリフォームのときに、この方式で内窓を付けた。既存の窓との間に空気層ができたことで、断熱性も防音性も高まり、結露も減ったが、その分、内側の空間が若干狭くなる点が残念といえば残念かもしれない。料金の目安は掃き出し窓2枚で10万~12万円(商品代+工事費/LIXIL「インプラス」の場合)。作業時間は1窓約1時間。

[2]は、壁を壊さずに今あるサッシの枠の上から新たに枠とサッシを取り付けるというやり方で、断熱性の高いサッシを付けることで、それまでよりも断熱性能が高まるというもの。料金の目安は、掃き出し窓2枚で約17万~23万円(商品代+工事費/LIXIL「リフレム リプラス」の場合)。作業時間は1窓最短1時間半だという。

「カバー工法は、立ち上がりの分、どうしても開口面積が狭くなってしまいますが、以前のカバー工法よりも立ち上がり部分を縮小してガラス面を広げて明るさを確保したこともあり、売り上げは約2倍に増えました」(LIXILハウジングテクノロジージャパンサッシ・ドア事業部サッシ・ドア商品部部付部長 石上桂吾さん)

[3]は、窓のガラス部分のみ断熱性の高いガラスに取り換えるというもの。後述する日本板硝子の真空ガラス「スペーシア」に取り換えた場合、掃き出し窓2枚で約14万~16万円(商品代のみ。工事費別)。作業時間は1窓30分程度。

ここで初めて「真空ガラス」が登場してきた。「真空ガラス」は、これまでに出てきたペアガラスやトリプルガラスとはどう違うのだろうか?

【画像7】既存の「今ある窓」(左)の内側にあらたに内窓(右)を設けた「二重窓」。間に空気層ができることで、断熱性能だけでなく防音性も高まる(画像提供/LIXIL)

【画像7】既存の「今ある窓」(左)の内側にあらたに内窓(右)を設けた「二重窓」。間に空気層ができることで、断熱性能だけでなく防音性も高まる(画像提供/LIXIL)

「窓」は進化を遂げ続けている

さきほど唐突に登場した「真空ガラス」は、日本板硝子が20年前に開発した複層(ペア)ガラス。一般的な複層(ペア)ガラスが、2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガス層を設けるのに対して、こちらは特殊技術によって2枚のガラスの間を真空状態にするというものだ。

「断熱性は、空気<アルゴンガス<真空の順で高まるため、空気層やアルゴンガスの複層(ペア)ガラスは、通常18mmほどの厚さなのに対して、当社の真空ガラス『スペーシア』は6.2mmで十分な断熱性能を発揮します。既存の単板ガラスとほぼ同じ厚さなので、今、単板ガラスが入っているサッシにも問題なく入るという点で、実にリフォーム向きの商品です。断熱性能は単板ガラスの約4倍になります」(日本板硝子建築ガラス事業部門アジア事業部日本統括部営業部営業企画グループ担当課長 朝香寛さん)

この「スペーシア」。20年の歴史のなかで、どんどん進化を遂げてきており、つい最近も、一般的なトリプルガラスの半分の厚みで同等の断熱性をもつ新製品「スーパースペーシア」が発売されたばかりだ。厚み10.2mmと既存のサッシには入りにくいので、一戸建ての場合は、これから家を建てる人向きだが、マンションならリフォームでも使えるケースもあるとか。同社の複層(ペア)真空ガラス「スペーシア21」よりも薄く、コストも2割ほど抑えられるという。

【画像8】「スペーシア」の断面イメージ。真空層に加え、特殊金属膜をコーティングして遮熱・断熱効果を高めたLow-Eガラスを使用している(画像提供/日本板硝子)

【画像8】「スペーシア」の断面イメージ。真空層に加え、特殊金属膜をコーティングして遮熱・断熱効果を高めたLow-Eガラスを使用している(画像提供/日本板硝子)

【画像9】熱を伝えるマイクロスペーサーの間隔を広げることで数を半減、断熱性を高めた「スーパースペーシア」(画像提供/日本板硝子)

【画像9】熱を伝えるマイクロスペーサーの間隔を広げることで数を半減、断熱性を高めた「スーパースペーシア」(画像提供/日本板硝子)

取材を通じて、日本の窓は自分が思っていた以上に進化していることが分かった。LIXIL住まいStudioで、冷蔵庫の中にある”これからの家“の窓が結露していなかったこと。日本板硝子のショールームで裏側からコールドスプレーを吹き付けられた真空ガラスに触っても、冷たさを感じなかったこと。数字を並べるよりも、体感、体験することで、イマドキの窓のすごさを実感できたし、築40年の実家の単板ガラス+アルミ枠のサッシを今すぐ全部、高断熱仕様に替えたくなった(100万円近くかかるらしいけれど……)。

なお、断熱性の高い家を建てると、「フラット35S」など金利優遇のあるローンを利用できるなどの特典があるが、今の家の窓を断熱性の高いものに替えるだけでも、東京都をはじめ、多くの自治体が補助金を支給している。税制の優遇等も受けられるので、制度を上手に利用して住まいの断熱化を進めるのも一案。

今から腰を上げれば、1~2月の厳寒期到来前にポカポカなわが家が実現するかも!

●取材協力
・LIXIL快適暮らし体験「住まいStudio」※見学は完全予約制
・日本板硝子 住まいの窓ガラス情報サイト ガラスワンダーランド

人気路線も5万円台で住めちゃう! 東急田園都市線の家賃相場が安い駅ランキング

東京都渋谷区・渋谷駅~神奈川県大和市・中央林間駅の全27駅を結ぶ東急田園都市線。渋谷駅から先は東京メトロ半蔵門線と相互直通運転しており、表参道や大手町といった都心部へアクセスするのが楽ちんなのも魅力だ。東急電鉄が住宅地開発を進めてきた地区を通る路線だけあって、沿線には落ち着いた住宅地として愛されるエリアがいっぱい。住むならどこがいいのか迷うところだけど、家賃相場は決め手のひとつ。そこで、沿線の家賃相場を調査してみた。●東急田園都市線 家賃相場が安い駅ランキング(TOP15駅)
順位/駅名(所在地)/家賃相場(中央値)
1位 すずかけ台(東京都町田市) 5.3万円
2位 中央林間(神奈川県大和市) 5.5万円
3位 つきみ野(神奈川県大和市) 5.8万円
4位 南町田(東京都町田市) 5.9万円
5位 藤が丘(神奈川県横浜市) 6万円
6位 青葉台(神奈川県横浜市) 6.1万円
6位 田奈(神奈川県横浜市) 6.1万円
8位 江田(神奈川県横浜市) 6.2万円
9位 市が尾(神奈川県横浜市) 6.3万円
9位 つくし野(東京都町田市) 6.3万円
11位 たまプラーザ(神奈川県横浜市) 6.5万円
12位 鷺沼(神奈川県川崎市) 6.6万円
12位 長津田(神奈川県横浜市) 6.6万円
14位 宮崎台(神奈川県川崎市) 6.9万円
14位 あざみ野(神奈川県横浜市) 6.9万円

再開発が進行している注目の駅も5万円台から住める!?

東急田園都市線の沿線で、最も家賃相場が安かったのは東京都町田市・すずかけ台駅。駅舎のすぐ東側は神奈川県横浜市で、東京工業大学のキャンパスが広がっている。そのさらに東側には東名高速が通り、横浜町田インターも近いので車の便も良好だ。住宅街は主に駅の西側。駅から西へ徒歩5分ほどの場所にはアスレチックやハーブガーデンを備えた「南つくし野やなぎ公園」があり、毎月第2・4土曜には地元の農家や菓子店、ハム・ソーセージ店などが出店する朝市が開かれてにぎわう。

ちなみにすずかけ台駅から4位・南町田駅までは1駅で、歩いても20分弱。南町田駅の駅前にはニトリやケーズデンキ、スーパーなど大型店舗が点在している。すずかけ台駅周辺は家賃が安いもののスーパーがないのが難点だが、買い物はお隣の南町田駅方面まで足を延ばすのも一案だ。

また、南町田駅は駅前の再開発が発表されている。2017年2月に閉鎖されたショッピングモールの跡地に、商業施設や公園、住宅地などの建設を計画。2019年度には開業予定というから楽しみだ。再開発で街の人気が上昇すると空き物件の減少も考えられるので、今のうちに好みの物件を見つけて住んでしまうのもいいだろう。

【画像1】横浜町田インター(写真/PIXTA)

【画像1】横浜町田インター(写真/PIXTA)

家賃相場が同じだとしても、意外と環境には差があることが判明

5位以下は家賃相場が6万円台に突入する。家賃相場が共に6.1万円の6位・青葉台駅と田奈駅は隣り合っており、田奈駅は各駅停車駅だが青葉台駅には急行・準急も停車。田奈駅周辺は田畑も多いのどかな地域なのに対して、青葉台駅は駅前にグルメやファッション、雑貨のショップが入ったショッピングセンター「青葉台東急スクエア」群が広がっている。同じ家賃相場で場所も1駅しか違わないが、利便性をとるなら青葉台駅寄りに住むほうがよさそうだ。

トップ15を見ると家賃相場が同じ駅はほかにもあり、12位の鷺沼駅と長津田駅も同じ6.6万円。両駅共に急行・準急の停車駅で、駅周辺の商業施設も充実している。都心の渋谷駅に近いのは鷺沼駅で、長津田駅と比べると急行停車駅で4駅分、乗車時間なら急行で約14分間の短縮になる。ならば鷺沼駅に住むほうが便利なようにも思えるが、長津田駅は田園都市線を含め3路線が使えるという利点がある。交通の便や街の雰囲気をみて、自分に合った駅を選びたいものだ。

【画像2】鷺沼駅(写真/PIXTA)

【画像2】鷺沼駅(写真/PIXTA)

住まい探しの際、確かに家賃相場は選択基準のひとつになる。しかし「同じ家賃相場ならどこに住んでもいいだろう」と考えるのは早計だ。急行停車駅か各駅停車駅か、駅周辺の商業施設の充実度、乗り換え路線の有無……と、家賃相場が同じだとしても意外と環境に差がある様子。価格帯で絞り込んだ後も、比較検討をするのが納得いく住まい選びのコツと言えるだろう。

●調査概要
【調査対象駅】東急田園都市線の全27駅
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10m2以上、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【調査期間】2017年7⽉1⽇~2017年9⽉30⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出。(随時更新のため、物件数は変動の可能性があります)

日本人は多機能型のバス・トイレが好き? 欧米との違いはどこにある?

Houzz Japanがバスルーム(バス・洗面・トイレ)のリフォームについて、国際比較の調査をした。北米やヨーロッパの各国と比べて、日本の回答が大きく異なる点もいくつか見られた。どんな点が異なるのか?詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」を公表/Houzz Japan多機能好きの日本。世界各国との違いが鮮明に

調査対象の世界各国とは、北米2(アメリカ、カナダ)、アジア・太平洋地域3(オーストラリア、ニュージーランド、日本)、ヨーロッパ9(フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ロシア、スペイン、デンマーク、スウェーデン、イギリス)の計14カ国※で、それぞれ過去1年から今後3ヶ月の間に「バスルームのリフォーム・リノベーションを行った」または「行う予定がある」人に、Houzzが調査をした。
※デンマークとスウェーデンの数字は合算

リフォームによる「バスルームの広さの変化」を聞くと、ほとんどの国がバスルームを拡張した割合よりシャワースペースを拡張した割合のほうが多かった。一方、バスルームを拡張した割合のほうが多かったのは、14カ国中、日本とロシアの2カ国のみ。日本では、浴槽の外で体を洗って浴槽につかる生活習慣があるからだろう。寒さの厳しいロシアも、バスタブに湯をためて身体を洗う習慣があるようだ。

【画像1】リフォーム・リノベーションによるバスルームの広さの変化(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

【画像1】リフォーム・リノベーションによるバスルームの広さの変化(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

また、日本人の多機能好きも明らかになった。「多機能トイレ」の採用割合は日本が突出して高く93%にも達した。2番目に採用率が高いアメリカとドイツではわずか29%と、その差は圧倒的だ。「多機能浴槽」の採用割合でも、日本が最も高い20%だが、次ぐカナダは15%。「多機能トイレ」の採用率と比べるとその開きは小さくなる。「多機能シャワー」の採用割合になると、イタリアの21%が最も高く、シャワー習慣の歴史が浅い日本はわずか8%で欧米各国より採用割合が低くなっている。

【画像2】リフォーム・リノベーションの内容:多機能設備(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

【画像2】リフォーム・リノベーションの内容:多機能設備(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

ほかの傾向についても簡単に紹介しておこう。

●アルコーブ浴槽(三辺を壁に囲まれた浴槽)の採用割合は、日本(72%)が飛びぬけて高い。
●一方で、2人用のサイズの浴槽の採用割合は、デンマーク、スウェーデン(43%)、ドイツ(41%)が高く、日本(17%)は真ん中あたり。
●大小の水流が選べるトイレの採用割合が高いのはもちろん日本(78%)だが、オーストラリア(70%)も高い。低いのはアメリカ(15%)、フランス(32%)、カナダ(33%)。
●洗面ボウルが2つ並んでいるダブルボウルを採用する割合が高いのは、アメリカ(48%)、フランス(35%)、カナダ(33%)。日本(14%)は下から3番目で、最も低いのはロシア(6%)。

掃除のしやすさは優先するが、照明の良さは気にしない日本

さて、バスルームをリフォームする際の機能的な優先事項を聞くと、「掃除がしやすい」ことを優先する傾向がどの国でも強いことが分かった。掃除のしやすさを優先する回答はニュージーランドの68%からイタリアの44%の間に分布しているが、ニュージーランドの68%、アイルランドの67%に次いで日本は66%と3番目の位置にいる。

これに対して、「照明がよい」を優先するという回答では、ほかの国がロシアの53%からイタリアの29%の間に分布しているのに対し、日本はわずか17%で最も少なかった。日本の照明への関心の低さが際立つ結果だ。

【画像3】バスルームのリフォーム・リノベーションにおける機能的な優先事項(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

【画像3】バスルームのリフォーム・リノベーションにおける機能的な優先事項(出典:Houzz Japan「バスルーム リフォーム市場調査 2017年」より転載)

日本人は住宅の照明への関心度が低いと言われている。しかし最近では日本でも、間接照明やダウンライトなどを上手に利用した室内、光の明るさを段階的に調節できる調光機能付き照明をつけた浴室など、照明への関心も高まっている。海外の事例などを参考にして、照明にこだわったリフォームをするという視点も面白いと思う。

また、筆者が面白いと思った調査結果は、バスルームリフォームの依頼先だ。日本を含め14カ国中9カ国が「最も多く設計の仕事を依頼した専門家カテゴリ」は「建築家」となっているのに対し、アメリカ、カナダ、ドイツ、ロシア、イギリスはバスルームデザイナーやインテリアデザイナーとなっている。バスルーム専門にデザインしたり、インテリアと統一してデザインしたりする専門家が、これらの国では比較的身近な存在だということが分かる。

Houzzは、家づくりを考えている人と住宅の専門家が交流できる国際的なプラットフォームだが、専門家について、建築家やビルダーなどのほか、キッチン&バスデザイナー、インテリアデザイナー&デコレータ、ランドスケープアーキテクト&ランドスケープデザイナーといったカテゴライズをしている。水まわりなどの特定範囲専門のデザイナーに依頼することが、世界標準になっているということだろう。

どのようなリフォームをするかは、各国の生活習慣や住環境への関心度の違いなどが強く影響するものだ。しかし、日本のスタンダードにとらわれずに、思い切って浴槽を大きくしたり、装飾したり、あるいは洗面所を多機能にしたりといった、自分の暮らしに応じたリフォームを考えてみてはいかがだろう。

※なお、記事では国際比較の調査結果を使用しているが、日本についての詳細結果も公開されている。
協力:Houzz Japan