
18万4,000円 / 46平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩10分
深緑のタイルと白く塗られたコンクリートの、レトロな外観のマンション。室内はヘリンボーンのフローリングや、ガラスブロックの窓など、目を引くデザインが施されています。
建物も室内も、古くてもきちんと手入れがされていて、大事に使われている印象を受ける物件です。
場所は、渋谷区広尾。 ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
(株)不動産経済研究所はこのたび、2017年の首都圏マンション市場動向を発表した。
それによると、首都圏における2017年年間(1~12月)の新規供給戸数は対前年(3万5,772戸)比0.4%(126戸)増の3万5,898戸で、4年ぶりの増加となった。都県別供給戸数は東京都区部1万6,017戸(シェア44.6%)、東京都下4,016戸(11.2%)、神奈川県8,540戸(23.8%)、埼玉県3,956戸(11.0%)、千葉県3,369戸(9.4%)。
2017年の分譲価格は首都圏平均で5,908万円。2016年の平均価格5,490万円に比べて418万円・7.6%のアップとなった。東京都区部は7,089万円(2016年6,629万円)、都下5,054万円(同4,985万円)、神奈川県5,524万円(同5,039万円)、埼玉県4,365万円(同4,255万円)、千葉県4,099万円(同4,085万円)。全エリアが上昇しており、上昇幅が最も大きかったエリアは神奈川県だった。
m2単価は首都圏平均85.9万円で5年連続の上昇。都区部108.3万円、都下71.2万円、神奈川県77.1万円、埼玉県61.1万円、千葉県57.0万円。売れ行きは、2017年の初月契約率の平均が68.1%であり、2016年の68.8%を0.7ポイント下回っている。
2017年年間の即日完売戸数は2,079戸(全体の5.8%)、フラット35登録物件は3万3,550戸(同93.5%)だった。なお、2018年の供給見込みは3.8万戸。2017年に比べて5.9%の増加と、2年連続で増加する見込み。
ニュース情報元:(株)不動産経済研究所
(株)不動産経済研究所はこのたび、2017年の近畿圏マンション市場動向を発表した。それによると、2017年の新規発売戸数は1万9,560戸。対前年(1万8,676戸)比884戸、4.7%の増加となった。地域別発売戸数は大阪市部9,482戸(全体比48.5%)、大阪府下3,615戸(同18.5%)、神戸市部1,747戸(同8.9%)、兵庫県下1,917戸(同9.8%)、京都市部1,220戸(同6.2%)、京都府下249戸(同1.3%)、奈良県153戸(同0.8%)、滋賀県937戸(同4.8%)、和歌山県240戸(同1.2%)。月間契約率の平均は76.1%、前年の71.9%に比べて4.2ポイントのアップとなった。
2017年の1戸当たりの平均価格、m2単価は3,836万円、63.0万円。2016年は3,919万円、61.6万円だったので、前年比総額では83万円(2.1%)ダウン、m2単価では1.4万円(2.3%)アップした。
2017年の地域別平均価格、1m2当たりの単価は、大阪市部3,566万円、72.5万円。大阪府下3,935万円、53.2万円。神戸市部4,112万円、65.0万円。兵庫県下4,321万円、57.6万円。京都市部4,378万円、64.1万円。京都府下4,021万円、54.2万円。奈良県3,783万円、48.4万円。滋賀県4,005万円、53.0万円。和歌山県3,563万円、47.3万円。
12月末現在の継続販売戸数は2,539戸で、2016年末現在の2,782戸に比べ243戸減少した。
2018年の発売戸数は、8.0%減の1万8,000戸が見込まれる。
ニュース情報元:(株)不動産経済研究所
(株)矢野経済研究所はこのたび、国内のマンション管理市場の調査を行った。調査期間は2017年10月~12月。同調査におけるマンション管理市場とは、分譲マンションを対象とし、マンション管理費市場、および共用部修繕工事市場により構成される。それによると、2017年の国内マンション管理費市場規模(管理費ベース)は7,235億円(前年比2.7%増)の見込み。また同社は、2018年は7,447億円(同2.9%増)、2019年は7,656億円(同2.8%増)、2020年には7,825億円(同2.2%増)まで拡大すると予測した。
さらに、2025年までのマンション管理費市場をみると、マンション管理市場はストックビジネスであるため、新築分譲マンションが供給され続ける限り市場規模は伸び続け、2025年の同市場規模は8,655億円に拡大すると予測。一方で、人口・世帯数の減少に伴う新築ニーズの減少等を背景に伸び率は鈍化していくと考察した。
2017年の国内マンション共用部修繕工事市場規模(工事金額ベース)においては、前年比4.3%減の6,207億円を見込んだ。また、2018年は同7.8%増の6,693億円、2019年は同0.5%減の6,660億円、2020年には同2.0%増の6,793億円になると予測。さらに、2025年までの共用部修繕工事市場をみると、2021年以降はリーマンショックの影響によりマンション供給戸数が絞られた築年のマンションの1回目の大規模修繕工事の実施時期に当たることなどを背景に、2022~2023年頃まで低調に推移するものと予測している。
ニュース情報元:(株)矢野経済研究所
数年間空き家になっていた築31年の2階建て一軒家を借りて、家中の内装を自分好みに“プチリノベ”して暮らす女子がいる。足かけ4カ月、リノベ作業は今も進行中だ。持ち家ではなく賃貸で、プロの手を借りずにどうやって変身させるのか。DIYの工程をのぞかせてもらった。
“昭和感”ただようレトロな一軒家に住むことに
今回取材をしたのは、埼玉県郊外にある一軒家。築31年、3DKの2階建てだ。この家で4カ月前から賃貸暮らしをしているのは、カタオカマナミさん。数年前から仕事の一環として、この近くで地域に根差した農作業に携わっていたつながりで、3年間空き家になっていたこの物件を手ごろな価格で紹介してもらったのが始まりだという。
しかし、3年間人が住んでいなかった空き家は、お世辞にもキレイと言える状態ではなかったそうだ。
「最初に内見をしたときは、思っていた以上に年季が入っていて正直びっくりでしたね。キッチンやお風呂、トイレ、壁紙のクロスなどは、入居前に大家さんの好意でリフォームをしてくれて、住みやすくなりました。それでも築31年となると、家のあちらこちらに“昭和感”が残っていて……。そこで、大家さんには了解を得て、DIYで内装をプチリノベさせてもらうことになりました」(カタオカさん、以下同)
【画像1】賃貸物件のため大掛かりなDIYはNGなので、外観は今も入居時のまま(画像提供/カタオカマナミさん)
貼ってはがせる壁紙でイメージチェンジ!一戸建てということで部屋数も多く(1階はダイニングキッチンと和室1部屋、2階には洋室と和室が1部屋ずつ)、一見難易度が高そうにも思えるが、このレトロな雰囲気をどうやって自分好みに変身させようかと、入居時からワクワクしたそうだ。
これまでDIY経験はなかったというカタオカさん。どのように作業を始めていったのだろう?
「まずはダイニングキッチンの壁や天井の色を変える作業から始めました。市販の壁紙を貼り替えるだけで全然違う印象になるので、モチベーションも上がります。料理も好きなので、自分好みに変身したダイニングキッチンが今は家の中で一番居心地がいいんです」
【画像2】キッチンのコンロ奥には、ぴったりサイズの木製棚を製作。デッドスペースが調理器具置き場に(写真提供/カタオカマナミさん)
【画像3】ダイニングキッチンの一角。元からある木目調のレトロなドアに合わせて、壁紙はレンガ調と濃いブルーで配色。どちらも原状回復できるよう“貼ってはがせるシートタイプ”を使用している(画像提供/カタオカマナミさん)
【画像4】写真左:和室のふすまにはレンガ調のシートを貼っている。写真右:和室ならではの鴨井には、穴をあけずに使用できる100均の鴨井フックを活用(画像提供/カタオカマナミさん)
築古物件ならではのレトロな建具や和室の特徴を活用したDIYをすることで、新しい物件にはないオリジナリティのある内装に仕上がるのが魅力的だと話してくれた。
DIY作業に密着!押入れスペースがおしゃれなパレットベッドに!?まとまった休みが取れる冬休みに作業を進めるということで、筆者もDIY作業に参加させてもらった。
今回体験したのは、2階にある6畳の洋室のDIY作業。大きな窓があって明るい雰囲気なので、白を基調としたゲストルームにする計画だそう。手つかずの状態だった洋室がどう変身していくのか、レポートしていこう。
1.押入れの扉を外し、木枠を白いペンキで塗る
使用したのは、近所のホームセンターで購入したという艶消しマット仕上げの白いペンキ。水性なのでペンキ特有の「嫌なにおい」もほとんどしなかった。厚塗りにしたくない場合は、水で濃さを調整できるというのも手軽だ。
※賃貸物件に手を加える場合は、原則としてオーナーもしくは管理会社の許可が必要。今回のケースでは大家さんの許可があるので、ペンキを塗装した部分の原状回復をする必要はない
【画像5】写真左:扉を外した押入れの木枠をペンキで塗る作業。写真右:色ムラなく塗るには、刷毛よりも100円ショップで購入したペンキローラーが便利だった(写真撮影/カタオカマナミさん)
2.天井と壁を白いペンキで塗る
つづいて、天井と壁の全面を白いペンキで塗装していく。
【画像6】写真左:昭和感がただようレトロな天井の模様。写真右:天井が真っ白になるとクロスのクリーム色が際立ってしまったので、急きょ壁も同じペンキで塗装することに(写真撮影/カタオカマナミさん)
3.床材として白いクッションフロアを貼る
床材として使用したのは通販で仕入れた白いクッションフロア。部屋の大きさに応じてカッターで切り、専用の両面テープで簡単に貼ることができる。
4.木製パレットで「パレットベッド」を製作する
倉庫などで荷物を載せる際に使われる木製のパレット。DIY作業向けに1枚単位から購入できる通販サイトもあるそう。今回はこのパレットをベッドフレームに使用し、木製のパレットベッドを製作する。木の表面がささくれているとケガの原因にもなるので、表面を滑らかにするやすりがけ作業が必須だ。
【画像7】写真左:扉を外した押入れスペースを有効活用して、木製パレットを組み、ベッドを製作する。写真右:今回は木目を際立たせるために、表面にオイルステインを塗装する作業を行った(画像提供/カタオカマナミさん)
5.木材と塩ビパイプで机を製作する
本来は給排水用として使われる「塩ビ管」や「塩ビパイプ」と呼ばれる建築資材。今回はこれを机の「脚」に使い、木材を組み合わせて机を製作した。ホームセンターで誰でも購入することができる。
【画像8】写真左:塩ビパイプは、のこぎりでカットして、「継手」という材料でジョイントして使う。写真右:出来上がった机(写真提供/カタオカマナミさん)
完成したパレットベッドがこちら。
【画像9】完成したパレットベッド(画像提供/カタオカマナミさん)
筆者がこの日体験できたのは、上記の1と2の作業。時間にして2時間ほどだった。
天井などにペンキを塗るのは初めてだったので、塗り始めは「失敗しないだろうか……」と恐る恐るスタートをしたのだが、やってみると実に楽しい!思い切って大胆に塗るほうがムラにもなりにくく、またどこかでチャレンジしてみたいと思う。
最後に、DIYグッズの購入方法や、今後の計画について聞いてみた。
――そもそも、DIY可能な賃貸築古物件をどうやって見つけたのですか?
「週末にこのあたりの地域で“都会から通える田舎づくり”の活動をしているのですが、特に田植えや稲刈りの時期などは頻繁に通わなくてはいけないため、都内から通うのに限界を感じていたんです。そこで知り合いの農家さんに部屋探しの相談をしていたら、親戚が住んでいた部屋が空いているということで紹介してもらいました」
「話を聞いたときは、1DKぐらいのアパートの一室かなと思っていたんですが、まさかの一戸建てで(笑)。あまり便利な立地ではないので借り手がつかず、3年間空き家のままで大家さんも諦めていたところに、私が立候補しました。DIYをどこまでやっていいかなどは、契約時に『外観の塗装はダメだけど、内装はあまり変な色でなければ大丈夫』と許可をもらいました」
――DIYの参考にする情報は、どうやって見つけているんですか?
「部屋のイメージに悩んだときや、何か新しいものの製作に入るときに参考にするのは、DIYのポータルサイトです。気に入ったイメージ写真を見つけたらクリップしておいて、ゆっくり悩みながら進めています。今作業中の2階の和室も、壁や天井を赤×白の配色にするか、赤×黒の配色にするか構想を練っているところです」
【画像10】まだ作業途中の和室は、大胆な朱色の壁が印象的(画像提供/カタオカマナミさん)
――DIYに使う材料の入手は、どうしているんですか?
「近所にあるホームセンターや通販サイト、100円ショップで買うことが多いですね。木材や塗料などは、初心者のうちはホームセンターで店員さんに聞きながら購入するのがおすすめです。軽トラックの貸し出しサービスをしている店舗も多いので、※ツーバイフォー(2×4)材など大きいものを購入しても安心ですよ」
※ツーバイフォー(2×4)材…ツーバイフォー工法の住宅に使用される木材
「壁紙や床材などは、通販サイトで購入することがほとんどです。色や素材もかなり豊富で、賃貸でも使える “貼ってはがせる”商品のラインナップも多いんです。でも、届いてみたら『思っていた色と違った…!』なんていう失敗もたまにあるので、返品ができるかどうかは確認したほうがいいですね」
――築古物件DIYならではの、難しいポイントなどはありましたか?
「生活面でもDIYの面でも困ったのは、コンセントがちょうどよい場所になく、数も足りないということですね。現代の生活では、充電したいものもたくさんあるので、家中のあちこちにコードが露出してしまうんです。見栄えも悪くなるので、100円ショップで購入した木箱でコンセントカバーを自作しておしゃれに隠したり、コードが見えないような工夫をしたり気をつかっています」
――今後のプチリノベ計画は、どんなイメージで考えていますか?
「今後の計画としては、まずは作業中の和室を完成させること。あとはトイレですね。トイレはリフォームされていてキレイなのですが、ちょっと殺風景なのでおしゃれに変身させたいと思っています。手洗いタンクの部分を木材で隠して、“なんちゃってタンクレストイレ”にできたらよいなと妄想中です」
退去時には元に戻すことを考えると、あまり大金をかけずに始めたい賃貸暮らしのDIY。「できるだけ安く、手軽に」という制約があるからこそ、工夫の余地があって楽しさが増すのかもしれない。今回のケースでは、大家さんの了承があったためペンキ塗りなど大掛かりな作業もできた珍しい事例だったが、初心者でもチャレンジできそうな点もたくさん見られた。賃貸でも、原状回復できる範囲であればDIYは可能。また、大家さんと直接交渉ができる場合は、可能性もさらに広がるはず。賃貸だからと諦めずに、「DIYは未経験!」という人は、ぜひ参考にしてみてはいかがだろう。
●取材協力リクルート住まいカンパニーが「2017年大型リフォーム(リフォーム費用300万円以上)実施者調査」の結果を発表した。中古を買ってリフォームした人の場合、物件購入費用は平均3156万円、リフォーム費用は平均628万円だという。それぞれ費用はどうやって捻出するのだろうか?【今週の住活トピック】
「2017年大型リフォーム実施者調査」を発表/リクルート住まいカンパニー購入した中古住宅を入居前にリフォームした理由に、「自分好み」や「割安」も
この調査は、直近3年以内に、300万円以上のリフォームを実施した人が対象。300万円以上のリフォームということは、キッチンや浴室などの水まわりの交換や複数居室など広範囲なリフォームをしたということだろう。
この中でも、中古住宅を購入してリフォームした人に注目してみたい。
中古で購入した住宅をリフォームした人は、全体の20.2%。この中には、入居後ある程度住んだうえでリフォームした人も含まれるので、純粋に「中古で購入した住宅をリフォームしてから住み始めた」という人を見ると、このうちの55.1%だった。つまり、全体の1割強が中古を買ってリフォームして住んだと見られる。
入居前にリフォームした理由を複数回答で聞くと、「リフォームすることで、自分好みの家にしたかったから(デザイン)」が35.9%、「住みたい物件を見つけたがリフォームが必要だったから」が34.8%、「(新築と比べて)費用を抑えたいと思ったため」が27.2%、「リフォームすることで、自分好みの家にしたかったから(間取り)」が26.1%と上位に挙がった(画像1)。
老朽化などによる「必要性」もさることながら、「自分好み」や「割安」を求めたということが分かる。
【画像1】中古住宅を購入して、入居前にリフォームした理由(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「2017年大型リフォーム実施者調査」より一部抜粋して転載)
中古を買ってリフォームは、割安?新築を購入するより中古を購入してリフォームしたほうが、費用が抑えられるのだろうか?
新築の価格が高騰している都心部などでは、総額で抑えられる可能性も高いが、実際には希望する立地や物件によって異なるだろう。
調査結果ではどうなっているのだろう。
中古を購入してリフォームした人の全体の平均額は以下のとおりだ。( )内は首都圏と関西圏の平均額だ。
・物件購入費用 :3156.3万円(首都圏:4014.1万円、関西圏:2280.0万円)
・リフォーム費用:628.1万円(首都圏:513.9万円、関西圏:757.9万円)
もちろん、物件価格に重きを置いた人もいれば、安く買ってリフォームにお金をかけた人もいるだろう。
調査結果の特徴としては、広範囲に分散していることが挙げられる。画像2を見ると、物件購入費用は、「1000万円未満」~「5000万円以上」までそれぞれに分散しているし、リフォーム費用は、「300万~500万円未満」が半数近いものの「500万~700万円未満」~「1000万円以上」までそれぞれ分散している。
また、首都圏では物件購入価格が高くなる代わりにリフォーム費用を抑える傾向が見られ、関西圏ではその逆の傾向が見られるといった特徴もうかがえる。
【画像2】1)中古を買ってリフォームした人の物件購入費用 2)中古を買ってリフォームした人のリフォーム費用(数値自由回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「2017年大型リフォーム実施者調査」より一部抜粋して転載)
中古+リフォームは、「築年数の古いものを安く買って、大がかりにリフォームをする」のか、「立地や広さなどにこだわる代わりに、リフォーム費用を抑えられる物件を選ぶ」のかなど、戦略的に選択できるという側面もあるわけだ。
購入+リフォーム、それぞれの費用はどうやって捻出する?調査結果(複数回答)を見ると、物件購入費用は「住宅ローン」が62.0%、「自己資金」が52.2%だが、リフォーム費用は「自己資金」が66.3%、「(物件と合わせて借りる)住宅ローン」が22.8%、「リフォームローン」が9.8%となっている。ほかには、親などからの贈与や融資などがある。
物件購入費用で住宅ローンを使っていない人が4割近くいるということは、物件購入の全額を自己資金や親からの贈与などでまかなったということだろう。物件価格が1000万円未満や1000万円台であれば、それも十分可能だ。
つまり、どのように費用を捻出するかは、「自己資金や贈与などでどれだけの額を充当できるか」でかなり変わってくる。
中古+リフォームの費用については、物件購入費用には主に「住宅ローン」を活用し、リフォーム費用には「自己資金」や「親からの贈与」を活用するのが一般的だ。リフォーム費用は、追加工事が発生するなど変動する可能性が大きいので、柔軟に対応できる自己資金などを利用するほうが使い勝手がよいからだ。調査結果を見ても、リフォーム費用では圧倒的に自己資金が多くなっている。
「住宅ローン」は、住宅購入だけでなく、一定のリフォームでも利用できる。購入した物件を担保にするので、35年などの長期間の返済で、低金利で借りることができる。その分、審査に時間がかかったり、抵当権設定などの諸費用がかかったりする。
最近では、「中古住宅+リフォーム一体型」の住宅ローンも登場し、物件購入にリフォーム費用をプラスした金額を借りることができる事例も増えている。ただし、中古住宅を購入する段階で、リフォーム費用が確定している必要があるなど、購入とリフォームの見積もりを並行して行っていないと利用できないということがある。
一般的に「リフォームローン」なら無担保なので審査期間も短く、購入後にリフォームの見積額が確定してから申し込んでも間に合うなど、柔軟な対応がしやすい。ただし、住宅ローンに比べると借りられる額が少ない、返済期間が短い、金利も高めに設定されているといった違いがある。
こうしたローンの違いを理解したうえで、自己資金や贈与などでいくらまで住宅取得に充てられるのか、その額をどこで使うかというように検討し、それぞれの費用の捻出方法を決めるのがよいだろう。
「中古住宅を購入」して、入居前に「リフォームする」のは、決して簡単なことではない。それぞれ難易度が高いうえ、時間的な制約もあって効率よく進める必要があるからだ。一方で、自分の予算をどう振り分けるかといった選択肢が豊富なので、安く買って思い切ったリフォームをしたり、立地にこだわって手が届くものを探したりといったことも考えられる。それが楽しめるか、難しいと思うかは、人それぞれだろう。
2月1日は「においの日」。いいにおい、嫌な臭い、家の中だけでもたくさんの気になる「におい」がある。(株)リクルート住まいカンパニーが運営する不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』は、「我慢できない臭い」に焦点をあててアンケートを行い、調査結果を「SUUMOなんでもランキング」としてまとめた。
【調査概要】
●調査実施時期:2017年10月4日~2017年10月5日
●調査対象者:全国の20~59歳までの男性208名・女性208名
●調査方法:インターネット
●有効回答数:416
【調査結果】
Q.家の中の臭い、我慢できないものは?(複数回答可)
1位:生ごみの臭い 23.8%
2位:生乾きの洗濯物の臭い 14.2%
2位:排水溝の臭い 14.2%
4位:タバコの臭い 12.3%
5位:トイレの臭い 8.7%
6位:ペットの排泄物の臭い 6.5%
6位:よその家から流れてくる臭い 6.5%
8位:汗臭い洗濯物の臭い 6.0%
8位:湿っぽい部屋の臭い 6.0%
10位:子どものおむつの臭い 5.8%
※上位10位まで表示
1位は「生ごみの臭い」(23.8%)。「生ごみを捨てる前の夜はつらい」「ゴミ箱を開けるのが嫌」など、耐えられない臭いのよう。「消臭スプレーをふきかけている」「我慢できないから。何枚か重ねた袋に入れる」など、いろいろと対策しているようだが、「夏場は虫も寄って来る」と、夏は特に我慢ができない様子。
2位は同率で「生乾きの洗濯物の臭い」と「排水溝の臭い」(14.2%)。生乾きの洗濯物については、「菌が繁殖していそう」「着ていて一日中不快な気分になる」「せっかく洗ったのに残念な気持ちになる」「身に着けていてもテンションが下がるので、結局二度洗いしてしまう」など、とにかく嫌な臭いのよう。
一方、「排水溝の臭い」も「2、3日に1度は掃除しないと臭いし、触りたくなくなる」「どろどろとした排水を想像できるから。鳥肌がたつ」など、「とにかく嫌」なコメントがズラリ。
4位は「タバコの臭い」(12.3%)。「喫煙する人がいないので、隣家からの臭いがイヤ」「何回もファブリーズする」「匂いがつく、タバコが好きではない」など、非喫煙者からのコメントが目立った。
5位は「トイレの臭い」(8.7%)。「夫が立ってトイレをするので、床や壁にニオイがしみつく」「子どもがおしっこをひっかけるので、何回洗っても臭くなる」など、家族のトイレのしかたに腹を立てている人が多かった。
目で見て分かる汚れもストレスだが、目に見えない「臭い」もストレスを感じるもの。臭いをなくすには、こまめに掃除をしたり、臭いの元を断つ対策グッズを使ったりすることが大事。すっきりさわやかな家でこの1年を過ごそう。
【主なコメント】
●生ごみの臭い:生ごみを出せる日が決まっていて、よく出しそびれて臭い。(33歳・女性)
●生ごみの臭い:夏場は虫も寄って来るから。(38歳・女性)
●生乾きの洗濯物の臭い:着ていて気持ち悪いから。(41歳・女性)
●排水溝の臭い:いつも除菌している。(38歳・女性)
●タバコの臭い:ヤニ臭は服にこびりつくし勘弁してほしい。(41歳・男性)
●トイレの臭い:換気扇がないのでこもる。(47歳・女性)
●ペットの排泄物の臭い:気づかないところにしているときがあるため。(44歳・女性)
●よその家から流れてくる臭い:おいしそうな食べももの臭いもちょっと迷惑です。(50歳・女性)
●汗臭い洗濯物の臭い:運動後のウェアの臭いがなかなかとれない。(27歳・女性)
●湿っぽい部屋の臭い:湿気が多く雨続きだとカビ臭い気がする。(59歳・女性)
●子どものおむつの臭い:ごみ箱をあけるとポワんと臭う。(35歳・女性)
「SUUMOなんでもランキング」コーナー:住まいに関する様々なテーマについてアンケートを実施し、結果をまとめた記事を隔週で発表。