昭和レトロが懐かしい、東京下町さんぽ♪<葛飾柴又>の観光&グルメマップ

人気シリーズ映画「男はつらいよ」の主人公・寅さんの故郷としておなじみの東京・葛飾区柴又エリア。「柴又帝釈天」「矢切の渡し」「寅さん記念館」などの観光スポットは、映画の世界そのままの人情味あふれる古き良き日本の面影が残っています。他にも、名物「草餅」はもちろん、名庭園で有名な山本亭やレトロカフェや喫茶、甘味処などのとっておきのおすすめグルメもあわせてご紹介します。今度の週末は、昭和レトロが懐かしい、東京下町さんぽを楽しんでみませんか?
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いい風吹く部屋

所在地:調布市柴崎
12万3,000円 / 59.45平米
京王線「柴崎」駅 徒歩12分

★大幅に値下げしました★



いい風吹いてきそう!



素直にそう思えたマンション最上階の一室は、ラフな内装と穏やかな環境がうれしくて、心も身体も構えずのびのびと過ごせそうでした。



駅からは15分ほど歩くのですが、家族で過ごす環境を最優先したいと考える人にとっては、気に病むほどの距 ... 続き>>>.
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昭和レトロミックス

所在地:世田谷区北沢
8万6,000円 / 20.6平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩12分

味わいを生かしリノベーションされた、古いアパートの一室。もとの6畳和室から、天井を抜いて屋根裏を見せることで立体的な開放感をプラスしています。



昔からあるすりガラスや押し入れは残しつつ、大正時代の建物で使われていたドアや、旧東ドイツ製の工場用の照明をプラスした、レトロな内装。

... 続き>>>.
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日向に癒される、ひろびろリビングルーム

所在地:中野区東中野
3,780万円 / 56.18平米
中央・総武線「東中野」駅 徒歩1分

リビングの開放感が気持ちいい部屋。約7年前に売主さんがリノベーションし、約20畳の大きなリビングがつくられました。



目の前に高い建物がなく、新宿の高層ビル群までスッと広がる眺望が楽しめます。



内装は床に張られた杉の無垢フローリングがポイント。木の質感をしっかりと感じる厚みがあ ... 続き>>>.
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「文化と学び」×シェアハウス リバ邸 Booksが住民募集を開始しました!

 

1 シェアハウス・取り組み概要

シェアハウス「リバ邸Books」は、大泉学園駅徒歩10分、全面的なリノベーションを行った古民家を活用した個室型シェアハウスです。

コンセプト1:学び続けられる場所作り

人文系の学部では、学んできたことと就職先の仕事内容が全く異なる場合が多く、仕事の忙しさに追われ本来学びたかった芸術や文学・哲学の領域から離れざるを得なくなってしまいます。リバ邸Booksでは人文学に興味がある住人を広く募集し、学校を卒業した後も互いに学び・研究・アウトプットのできる場所にしていきます。

コンセプト2:クリエティブを応援する

小説、動画、イラスト、WEBサービス等々、すべての創作活動・文化活動をリバ邸Booksは応援致します。創作活動や文化活動を続けるには並々ならぬ努力が必要です。同様の志を持った住人が集まり、互いに学び合い活動できる場所を作り出します。また、出版業界やネットメディアとの連携を視野に入れ、弊シェアハウスウェブサイトやSNSにて発信のサポートを行います。

リビング/ダイニング/キッチン/浴室/トイレなどの共用スペースと個室が6部屋あり、広い庭にはボルダリングウォールやハンモックを設置。
和モダンテイストのリビングにはゆったりとした大きなソファがあり、カウンターキッチンを囲み、住民同士で料理を楽しむことが出来ます。

物件の詳細

西武池袋線 大泉学園駅から徒歩10分の好立地ながら、周辺の1Kの賃料相場は7万円前後に対し、本シェアハウスは光熱費ネット代込みの賃料5万円で入居可能です。
※各個室により多少の増減がございます、詳しくは下記をご覧ください。

部屋番号 家賃 面積
Room1 50,000円(光熱費・ネット代込) 10㎡
Room2 50,000円(光熱費・ネット代込) 10㎡
Room3 50,000円(光熱費・ネット代込) 7.5㎡
Room4 50,000円(光熱費・ネット代込) 10㎡
Room5 45,000円(光熱費・ネット代込) 7㎡
Room6 45,000円(光熱費・ネット代込)  7.1㎡

※入居時に前家賃とは別に、入居費として1万円が必要です。ただし、事情により入居費の支払いが難しい場合は応相談、柔軟に対応致します。

共用設備
テレビ/キッチン/冷蔵庫/無線LAN(Wi-fi)/洗濯機/乾燥機/シャワー/浴室/トイレ/駐輪場/その他

各部屋設備
個室鍵/デスク/椅子/キャビネット/クローゼット/ベッド/カーテン/エアコン/照明/物干しラック

 

閑静な住宅街の中で、澄んだ空気、風の音、縁側でゆっくり流れる時間。
弊会はこれまでに培った運営ノウハウを、共同運営による新たなコンセプトのリバ邸Booksでも活かしてまいります。

【入居・見学のお申し込みついて】

こちらのお問い合わせよりご連絡ください。
2営業日以内にメールにてご連絡させて頂きます。

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2 大泉学園について

ファミリー層が多く住む閑静な住宅街で、教育都市として整備されたエリアです。
公園や緑も多く、町の中心を通っている学園バス通りは桜が数百メートルに渡り、有名な桜の名所となっています。
自然を身近に感じられる環境ながら、大泉学園駅から池袋までは3駅(約15分)で行くことが出来、新宿や渋谷への直通電車もあります。駅前のロータリーからは、中央線の吉祥寺までのバスや東武東上線の成増までのバスも出ており、交通利便性が高いことも魅力の一つです。
また、ファッションから食事、映画まで様々な店舗の入る商業施設が複数あり、利便性だけでなく、日々の暮らしに豊かさを求める方にオススメのエリアとなっています。

 

 

【一般社団法人ふくろうの会シェアハウス事業部について】
代表者:事業部長 中川 峻一
設立:2014年10月
所在地:東京都中央区銀座8-16-5 銀座中央ビル6階
事業内容:空き家活用型シェアハウス「リバ邸大宮」他シェアハウスの企画運営、若者支援
参加団体:日本シェアハウス連盟
ウェブサイト:https://www.296house.com/

【AIKIYAについて】
代表者:中本 有哉
設立:2016年11月
所在地:埼玉県さいたま市 西区宝来1457-11
事業内容:WEB制作、SEOコンサル、WEB広告運用
ウェブサイト:https://nakayuuya.com/

1月の首都圏マンション市場、戸当り価格・m2単価ともにダウン、不動産経済研究所

(株)不動産経済研究所はこのほど、2018年1月度・首都圏「マンション市場動向」を発表した。それによると、1月の新規発売戸数は1,934戸。対前年同月(1,384戸)比39.7%増、対前月(6,480戸)比70.2%減。地域別発売戸数は東京都区部954戸(全体比49.3%)、都下232戸(同12.0%)、神奈川県301戸(同15.6%)、埼玉県249戸(同12.9%)、千葉県198戸(同10.2%)。東京都のシェアは61.3%。

新規発売戸数に対する契約戸数は1,261戸で、月間契約率は65.2%。前月の72.5%に比べて7.3ポイントダウン、前年同月の61.6%に比べて3.6ポイントアップ。地域別契約率は都区部73.4%、都下50.4%、神奈川県57.5%、埼玉県65.1%、千葉県55.1%。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、5,293万円、78.7万円。2017年12月は6,019万円、86.4万円だったので、前月比総額では726万円(12.1%)のダウン、m2単価は7.7万円(8.9%)ダウン。

地域別平均価格、1m2当り分譲単価は、東京都区部6,196万円、98.2万円。都下4,837万円、69.3万円。神奈川県5,032万円、71.1万円。埼玉県3,883万円、54.7万円。千葉県3,651万円、49.0万円。

即日完売は4戸(全体の0.2%)で、フラット35登録物件戸数は1,865戸(同96.4%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

1月の近畿圏マンション市場、月間契約率は78.1%と好調、不動産経済研究所

(株)不動産経済研究所はこのほど、2018年1月度・近畿圏「マンション市場動向」を発表した。
それによると、1月の新規発売戸数は1,091戸。対前年同月(1,396戸)比305戸、21.8%減、対前月(2,259戸)比1,168戸、51.7%減。地域別発売戸数は大阪市部528戸(全体比48.4%)、大阪府下253戸(同23.2%)、神戸市部152戸(同13.9%)、兵庫県下95戸(同8.7%)、京都市部36戸(同3.3%)、京都府下10戸(同0.9%)、奈良県5戸(同0.5%)、滋賀県3戸(同0.3%)、和歌山県9戸(同0.8%)。

新規発売戸数に対する契約戸数は852戸で、月間契約率は78.1%と好調。前月の74.9%に比べて3.2ポイントのアップ、前年同月の75.1%に比べて3.0ポイントのアップ。地域別契約率は大阪市部87.3%、大阪府下62.1%、神戸市部88.8%、兵庫県下66.3%、京都市部69.4%、京都府下90.0%、奈良県0%、滋賀県66.7%、和歌山県0%。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、4,017万円、68.0万円。前年同月比は戸当り価格は4カ月ぶりのアップ、m2単価は2カ月連続のアップ。2017年12月は3,913万円、66.2万円だったので、前月比総額では104万円(2.7%)のアップ、m2単価は1.8万円(2.7%)のアップ。

地域別平均価格、1m2当りの分譲単価は、大阪市部4,281万円、81.1万円。大阪府下3,712万円、51.6万円。神戸市部2,523万円、62.0万円。兵庫県下5,452万円、69.4万円。京都市部4,958万円、67.8万円。京都府下4,038万円、55.1万円。奈良県4,291万円、53.9万円。滋賀県3,337万円、44.3万円。和歌山県3,509万円、43.2万円。

即日完売物件は20戸(全体の1.8%)、フラット35登録物件戸数は591戸(同54.2%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

被災後に平常時の生活に戻る期間、“地震被災あり”の55%が「10日超」、住環境研究所調べ

積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は、全国のセキスイハイムに住む方を対象に「暮らしと住まい調査」を行い、その中で、自然災害の被災経験や災害対策の実施状況などについてたずねた結果「自然災害編」を取りまとめた。調査時期は2017年12月。調査方法はインターネット。調査エリアは沖縄県を除く全国。有効回答数は4,369件。

それによると、自然災害に被災したあと、平常時の生活に戻るまでにかかった期間は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの大規模地震を経験した層は、半数を上回る55%が「10日を超える期間」と回答した。他の自然災害後の38%と比べ、より日数がかかる割合が高かった。中でも「2週間超~1ヶ月」が23%と最多だった。

地震被災後に苦労したことは、1位「ガソリン・灯油の入手困難」(54%)、2位「水の入手困難」(48%)、3位「自宅で3日以上、入浴ができない」(43%)、4位「自宅の水洗トイレが使えない」(38%)と、エネルギー、水などのライフラインに関わることが上位を占めた。

また、現在行っている災害対策について、“地震被災あり”の方は全般的に対策実施率が高く、特に「風呂の水のためおき」の実施率は“被災経験なし”の方よりも18ポイント高い。被災後の水がないことによる苦労経験が、強く影響しているようだ。

現在できていないが取組むべきと思う災害対策については、「ガソリン・灯油の予備ストックをもつ」をあげた割合が“被災経験なし”11%に対し、“地震被災あり”は18%と、その必要性を感じる割合が高かった。水同様に被災後途絶による苦労経験の影響が考えられる。

ニュース情報元:(株)住環境研究所

話題ドラマ『隣の家族は青く見える』の舞台、コーポラティブハウスのセットをレポート

2018年1月から放送中のドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)。深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じる妊活に励む夫婦を中心に、集合住宅で暮らす4世帯の家族の成長と葛藤を描いた物語です。舞台となっている集合住宅は、購入希望者が意見を出し合いながら自由設計する「コーポラティブハウス」。戸建ての注文住宅に近い自由度で決められるとあって、近年注目されています。今回のドラマでは、どのようなところにこだわっているのでしょう? 部屋のセットを見学させていただきました。
登場人物の個性が垣間見られる部屋に。4タイプの部屋の特徴とは?

毎週木曜22時から放送中の『隣の家族は青く見える』。深田さんが演じる主人公の五十嵐奈々(いがらし・なな、35歳)は、スキューバダイビングのインストラクターをしている活発な妻、そして松山さんが演じる五十嵐大器(いがらし・だいき、32歳)は、中堅玩具メーカーに勤める心優しいけどちょっと頼りない夫。そんな二人は、“コーポラティブハウス”を購入したことをきっかけに、子づくりをスタートします。ところが、そう簡単には子どもは授からず、不妊治療の専門クリニックに通うように。

五十嵐家だけではなく、コーポラティブハウスでは、川村家(子どもをつくらないカップル)、広瀬家(男性同士のカップル)、小宮山家(幸せを装う夫婦)、それぞれ他人には言えない秘密を抱えながら暮らしていて……。
主人公の夫役・松山ケンイチさんは、番組公式サイト掲載のインタビューに次のようなメッセージを寄せています。

「コーポラティブハウスに住む人たちはそれぞれに悩みを抱えていますが、それぞれ違った形の幸せも抱えていると思うんです。なので、幸せの形がひとつではないということ、いろんな幸せの形があるということをきちんと表現できたらなと思っています」

キャストのリアルな演技もさることながら、それぞれに個性的な住み手のキャラクターを投影したセットも、みどころのひとつです。

ということで、早速コーポラティブハウスを見学していきたいと思います。今回、セットを案内してくれたのは、美術デザインを担当するフジテレビ美術制作局デザイナーの宮川卓也さん。

【画像1】月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『世にも奇妙な物語』他、ドラマからバラエティまで、番組のジャンルを問わず活躍している宮川卓也さん(撮影/末吉陽子)

【画像1】月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『世にも奇妙な物語』他、ドラマからバラエティまで、番組のジャンルを問わず活躍している宮川卓也さん(撮影/末吉陽子)

まずは、各部屋のこだわりについて教えてもらいました。

【五十嵐家】
「夫がおもちゃ会社勤務、妻がダイビングスクールの講師ということで、遊び心を感じられる部屋にしました。マリンっぽさを出したり、滑り台があったりと、楽しそうな空間にしています。色味も、ちょっとかわいらしい感じにして、すごくおしゃれではないけど、お互いの趣味がマッチしている雰囲気を狙っています。あとは、友人からもらった結婚祝いの寄せ書きを飾るなど、皆から好かれている夫婦なんだなということが、小物から伝わるようにしています。また、ベッドルームとかもそのまま抜けて奥が見えるんですけど、不妊がテーマのドラマなので、リビングで会話をしていても、あえて奥のほうでベッドがちらつくようにしています」(宮川さん、以下同)

【画像2】ところどころにアクセントのブルーを散りばめたリビング。子どもがはしゃぎそうな滑り台も(撮影/末吉陽子)

【画像2】ところどころにアクセントのブルーを散りばめたリビング。子どもがはしゃぎそうな滑り台も(撮影/末吉陽子)

【画像3】友人たちからの寄せ書きも飾られているベッドルーム。マリンテイストのアイテムもかわいい(撮影/末吉陽子)

【画像3】友人たちからの寄せ書きも飾られているベッドルーム。マリンテイストのアイテムもかわいい(撮影/末吉陽子)

【川村家】
「スタイリストとネイリストのカップルなので、スタイリッシュでおしゃれなデザインにしました。品が良くて、ちょっとエロティックな感じにしたくて、色味はダークトーンに。どっちかというとバブリーなテイストにしています。結婚もしていないですし、子どももいらないという家庭なので、二人が楽しく住めるような、趣味のもので固めているというイメージです。ただ、これから子どもを引き取るかもしれないということで、この状態で、子どもが来てどうなるのかっていうのがこれからの見どころかなと思いますね。このままじゃ、多分、生活できなくなってしまうので、それをどういう風に工夫して、物語がどのように進んでいくのか、注目してもらいたいです」

【画像4】大人感漂うムーディーな雰囲気がすてきな川村家のリビング(撮影/末吉陽子)

【画像4】大人感漂うムーディーな雰囲気がすてきな川村家のリビング(撮影/末吉陽子)

【画像5】調度品はモノトーンで統一されていておしゃれ。ただし、どこを切り取っても生活感はない(撮影/末吉陽子)

【画像5】調度品はモノトーンで統一されていておしゃれ。ただし、どこを切り取っても生活感はない(撮影/末吉陽子)

【小宮山家】
「ごく一般的な夫婦+子ども二人の4人家族ということで、普通のマンションぽいつくりにしています。ただ、妻がちょっと曲者でして、周囲の家族との間に波風を立てるタイプの人。自己顕示欲が強いところがあるので、普通のマンションをベースにしながらも、ところどころ背伸びしている感じを出しています。あとは、やたら子どもの写真を貼っているなど、全体的に子どもがいてこそ本当の幸せという価値観を表現しています。夫は、尻に敷かれているので、自分専用のスペースはありません。高価なL字キッチンがあって、ダイニングテーブルの隅に夫のスペースがある、というイメージです。インテリアは、ナチュラルベースでバリアフリーにしています」

【画像6】子どもたちの絵や写真が目を惹くリビングダイニング(撮影/末吉陽子)

【画像6】子どもたちの絵や写真が目を惹くリビングダイニング(撮影/末吉陽子)

【画像7】やや物が多い気がするものの、きちんと片付けられている(撮影/末吉陽子)

【画像7】やや物が多い気がするものの、きちんと片付けられている(撮影/末吉陽子)

【広瀬家】
「建築士の仕事をしているとあって、洗練されたおしゃれな空間、というよりは、少しユニークなつくりにしたいと思いました。海外のデザイン本や、アーティスティックな写真を飾るなどして、個性的な空間にしています。おしゃれでありつつ、どのようなバックボーンで生活しているのか、一目で分かるように心がけました。また、川村家との違いを色でみせるため、少し明るめのグレイッシュなトーンでまとめています。あとは、珍しい形状のアイランドキッチンを配置して、建築士ならではの『複雑な空間をおしゃれにまとめました』という雰囲気を出しています」

【画像8】デザイン本や模型などが置かれた棚がスペースの仕切りとしても機能(撮影/末吉陽子)

【画像8】デザイン本や模型などが置かれた棚がスペースの仕切りとしても機能(撮影/末吉陽子)

【画像9】すっきりと片付けられているアイランドキッチン。木工製品のようなディテールがおしゃれな照明にもセンスを感じる(撮影/末吉陽子)

【画像9】すっきりと片付けられているアイランドキッチン。木工製品のようなディテールがおしゃれな照明にもセンスを感じる(撮影/末吉陽子)

美術デザイナーが考える、コーポラティブハウスの魅力

住む人の個性を反映した4タイプの部屋のセット。物語同様、その細部にも注目したいところです。宮川さんに、セットをつくる際のセオリーを聞いてみました。

「どこで切り取られても、“この登場人物の部屋なんだな”と分かることを前提にデザインしています。例えば、壁をバックに演じるシーンでも、ただの真っ白な壁にならないように、その登場人物の個性を感じるポイントが映り込むように心掛けています。それは、おそらく美術デザイナーなら誰しも意識しているセオリーではないでしょうか。あとは、役者さんご自身のバックボーンもあるので、どのような生活をしてきたのか、ときに聞いてみたり想像したりしながら、感情移入しやすい空間づくりを心掛けています」

【画像10】コーポラティブハウスの模型(撮影/末吉陽子)

【画像10】コーポラティブハウスの模型(撮影/末吉陽子)

今回のドラマでは、デザイナーズ家具を取り扱う「リグナ」のアイテムがテイストに合うということで、メインに起用しているとのこと。なんでも、「セットをつくりあげるにあたっては、脚本家さんと話して人物のイメージを固めるまでに、かなりの時間を費やします。『この登場人物はこういう人なんだ』とイメージをつくりあげるのは、ドラマの核になるところですから」とのこと。

ちなみに、宮川さんが住むとしたら? 「僕もデザイナーなので住むとしたら広瀬家ですかね。もっと棚をいっぱいつくってデザイン本を置いて、作業台も使いやすくもう少し大きくしたいと思います」

さて、今回コーポラティブハウスという、新しいタイプの住まいをセットに落とし込むにあたっては、入念なリサーチを重ねたといいます。そこで改めて、コーポラティブハウスの良さを感じたと宮川さん。

【画像11】4世帯が暮らすコーポラティブハウスの共有スペースは、ドラマでも度々登場する場所だ(撮影/末吉陽子)

【画像11】4世帯が暮らすコーポラティブハウスの共有スペースは、ドラマでも度々登場する場所だ(撮影/末吉陽子)

「コーポラティブハウスをメインに設計しているメーカーを演出担当者と一緒に3、4社まわり、実際の建物を見学させてもらいました。自分たちで、構造から空間、部屋、床材から壁の色まで決められるのはメリットだと思います。あと、マンションだと隣に誰が住んでいるか分からないことが多いかもしれませんが、ゼロから建てるため、皆で集まって話し合いをするので、顔を見られる安心感があります。

そうした過程を経て、連帯感ができると聞きました。裏を返せば、ちょっとお付き合いしにくい人がいた場合、もめごとの要因にもなってしまう不安もありますが、メーカーさんいわく、普通のマンションのような距離感を保って住むこともできるそうなので、住む人次第なのかなと思います」

現代社会に生きる家族が抱える悩みを、新しい住まいのかたちを舞台にリアルに描いたドラマ。ぜひ物語と一緒に、お部屋のつくりにも目を向けてみてくださいね。

●取材協力
・フジテレビ木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』

脱・“汚キッチン”! プロに聞く台所まわりの整理整頓法

「衣食住」のひとつ、大切な食事をつくる「キッチン」。毎日使う場所だからスッキリさせておきたいとは思いつつ、食器や調理器具、さらには調味料など、「置いておくものが多すぎて散らかっている」なんて人も多いのではないだろうか。そこで今回は、『ミセス美香の美的キッチン』(KADOKAWA)などの著者・中村美香さんにキッチンをキレイに保つコツを聞いた。
大事なのは「収納」よりも「整理」すること

さっそく収納のコツを聞こうとしたのだが、「収納よりも大事なのは、整理すること」と中村さん。まずは食器の整理方法を教えてもらった。

「収納する前に、食器の数自体を見直してみるとよいでしょう。食器の中には、もらったけど使っていないものや、1年で1回使うかどうかも分からないお客様用など、そもそも不要なものがたくさんあるケースが多いです。あまり使わないものを収納するのはスペースがもったいないため、これらは捨てるなり、リサイクルするなりといった手段も検討されてはいかがでしょうか」(中村さん、以下同)

さらに中村さんは、食器の数が増えてしまう原因について以下のように続ける。

「自分の好みの食器を使いたい、家族とは使い分けたいという人もいるかもしれませんが、収納の観点からはパパ用、ママ用、子ども用といったように、使用者を限定したり、コーヒー用、お茶用など用途を限定したりしない方が、食器の数を減らすことができます。収納のコツを考える前に、すべての食器が本当に必要なのか、もう一度見直してみましょう」

何気なくやってしまっているが、たしかに言われてみれば用途を限定している気がする……。そんなときは、まったく同じアイテムをいくつも置いておけば、「いつでも・誰にでも」使うことができて便利だそう。今回は、中村さんの自宅で取材したのだが、実際に見せてもらうと同じ種類、同じ色のものがズラリと並んでいた。こうすることで、大きさが統一され重ねやすくなったり、テーブルに並べたときも統一感が出て自然とコーディネート出来たりもするという。

【画像1】○○用と区別はせず、すべて同じものでまとめることで見た目も、使い勝手もよくなる(写真撮影/明日陽樹)

【画像1】○○用と区別はせず、すべて同じものでまとめることで見た目も、使い勝手もよくなる(写真撮影/明日陽樹)

フライパンや鍋など種類ごとではなく、「水の容量」で考える

続いては、調理器具の整理のコツ。調理器具の場合、食器のように統一感を出すのは難しそうだけど……?

「鍋は鍋、フライパンはフライパンと分けて考えるのではなく、水が入る容量で判断するといいですよ。片手鍋やル・クルーゼなどの鋳物の鍋、ティファールのフライパンなど、種類はさまざまあっても、比べてみると同じような大きさのものばかりだったということはよくあります。これも食器同様、用途を限定しているから。この鍋は味噌汁をつくるのにちょうどいい、煮物はこれがいいといったように、自然とルールを決めてしまっているのです。しかし、極端な話、水の容量が同じなら出来ることもほぼ同じ。また、同時に鍋をいくつも使うシチュエーションはそんなに多くありません。お気に入りのものや最も使い勝手がいいものを残して処分してしまっても問題ないはずです」

実際、一人暮らしの筆者は、フライパンも鍋も一通りそろえてはいるが、野菜炒めをつくるときも、ラーメンを茹でるときも、いつも使うのは片手鍋ひとつだ。家族がいる場合は片手鍋ひとつでは厳しいかもしれないが、余計な調理器具があるという家庭は多そうだ。

ちなみに、コンロの横に置きがちな調味料類についても、「使う瞬間だけ便利だからといって、置きっぱなしにするのはよくない」と中村さんは話す。掃除の手間や調理時に広々とスペースを使えることを考えれば、引き出しにまとめて入れておくほうがよっぽど楽とのこと。

【画像2】4人家族の中村さんだが、調理器具はたったこれだけ(写真撮影/明日陽樹)

【画像2】4人家族の中村さんだが、調理器具はたったこれだけ(写真撮影/明日陽樹)

整理が済んだら収納スペースが空く そこを使えば収納ができる

先述のような「整理」をすることで、これまで余計なものが入っていたスペースが空になる。あとはそこに残ったものたちを収納していくのだが、その際もポイントがあるのだとか。

「例えば、コンロ下の大きな収納には鍋やフライパン、ボウルやざるなどのほか、ストックの調味料や缶詰など、さまざまなものがごっちゃになっていることがありますよね。入りきらなかったものをとりあえず詰め込むイメージです。そうではなく、『仲間』をつくって、固めるとスッキリしますよ」

「仲間」とはどういうものか、具体的に教えてもらったところ、例えば、菜箸と泡だて器で「混ぜるもの」、キッチンバサミとピーラー、おろし金で「切るもの」、おたまとフライ返しで「すくうもの」などだ。また、用途ごとではなく、食器なら「白いもの」「ガラスのもの」などもOK。こうしてつくった仲間を100円ショップにあるような小さいケースなどにまとめて、棚や引き出しに入れるとスッキリするし、使い勝手もよくなるそう。

「もともと食器棚や引き出しのスペースは決まっているので、その分量に見合うよう、色でまとめたり、素材ごとにまとめたり、用途別にまとめたり、足してちょうどいい仲間づくりを考えると実践しやすいと思います」

【画像3】大きさや形がバラバラになりがちな食器も、統一して仲間分けすればスッキリ!(写真撮影/明日陽樹)

【画像3】大きさや形がバラバラになりがちな食器も、統一して仲間分けすればスッキリ!(写真撮影/明日陽樹)

【画像4】細かいツールも仲間で固めておけば見つけるのも楽ちん(写真撮影/明日陽樹)

【画像4】細かいツールも仲間で固めておけば見つけるのも楽ちん(写真撮影/明日陽樹)

思い入れがあるアイテムはあるし、捨てることはもったいないと思ってしまうもの。しかし、それではいつまでも“汚キッチン”からは抜け出せない。本当に必要なものを見極め、仲間ごとに収納する。それが、“美キッチン”への第一歩だ。

●取材協力
・中村美香