
2,580万円 / 49.82平米
東武東上線「ときわ台」駅 徒歩2分
一目見れば、この部屋が上質な空間だとわかると思います。
内装設計は、家具製作会社の「STANDARD TRADE.」。細部までこだわってつくりこまれた室内と、そこに置かれた同社製の家具の融合には、ため息が出ます。
残念ながら家具はオーナーの新居に移動しますが、内装をそのまま引 ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのほど、首都圏中古マンションおよび中古戸建住宅の成約・新規登録物件について、築年数(建築後経過年数)から見た2017年(1~12月)の動向を発表した。それによると、2017年首都圏の中古マンション成約物件の平均築年数は20.70年、新規登録物件は23.13年で、ともに前年に比べて上昇した。中古戸建住宅成約物件の平均築年数は20.99年と前年と比べて上昇、新規登録物件は22.06年とほぼ横ばい。
築年帯別構成比率は、中古マンション成約物件は、築5年以下の築浅物件、築25年超物件の比率が拡大。新規登録物件は、築5年以下の築浅物件、築11~15年、築25年超物件の比率が拡大した。中古戸建住宅の成約物件は築11~15年、築21~30年の比率が拡大。新規登録物件は、築5年以下の築浅物件、築11~15年、築21~25年の比率が拡大している。
築年帯別の物件属性では、中古マンション成約物件の平均価格は、築5年以下が5,000万円台、築6~15年が4,000万円台、築16~20年が3,000万円台、築21~25年が2,000万円台、築26年超が1,000万円台。中古戸建住宅においては、築20年以内が3,000万円台、築20年超が2,000万円台となっている。
ニュース情報元:東日本レインズ
国土交通省は2月23日、平成29年第4四半期(H29.10.1~H30.1.1)主要都市の高度利用地地価動向報告(地価LOOKレポート)を発表した。対象地区は、東京圏43地区、大阪圏25地区、名古屋圏9地区、地方圏23地区の計100地区。うち、住宅系地区が32地区、商業系地区が68地区。
それによると、平成29年第4四半期の地価動向は、上昇が89地区(前回86)、横ばいが11地区(同14)、下落が0地区(同0)となり、上昇地区が全体の約9割(同約9割)となった。
上昇している89地区のうち、0-3%の上昇が75地区。3-6%の上昇が14地区(商業系14地区(「駅前通」(札幌市)、「中央1丁目」(仙台市)、「渋谷」、「表参道」(以上 東京都)、「横浜駅西口」(横浜市)、「名駅駅前」、「太閤口」、「伏見」、「金山」(以上 名古屋市)、「心斎橋」、「なんば」(以上 大阪市)、「三宮駅前」(神戸市)、「博多駅周辺」(福岡市)、「下通周辺」(熊本市)。)。
圏域別では、三大都市圏(77地区)のうち、東京圏(43)では、上昇が35地区(前回33)、横ばいが8地区(同10)となり、約8割の地区が上昇となった。大阪圏(25)では、上昇が24地区(前回24)、横ばいが1地区(同1)となり、ほぼすべての地区が上昇。名古屋圏(9)では、平成25年第2四半期から18期連続ですべての地区で上昇となった。地方圏(23地区)では、上昇が21地区(前回20)、横ばいが2地区(同3)となり、約9割の地区が上昇となった。
用途別では、住宅系地区(32)では、上昇が24地区(前回22)、横ばいが8地区(同10)となり、約7割の地区が上昇。横ばいから上昇に転じた地区は2地区(「南青山」、「二子玉川」(以上 東京都))で0~3%の上昇。商業系地区(68)では、上昇が65地区(前回64)、横ばいが3地区(同4)となり、ほぼすべての地区が上昇。横ばいから上昇に転じた地区は1地区(「鹿児島中央駅」(鹿児島市))で0~3%の上昇となった。
ニュース情報元:国土交通省
(株)ワコムはこのたび、20代~30代の360人の男女を対象に「インテリアのレイアウト」に関する調査を実施した。調査時期は2018年1月4日~5日。それによると、インテリアを決めるとき最も重視することは、「部屋が広く見える家具の配置やレイアウト」と回答した人が51.7%と最も多く、次いで、「動線をしっかり確保した家具の配置やレイアウト」(42.8%)、「家具やアイテムのデザイン性」(35.3%)という結果。カラーコーディネートを重視するという声もあった。
引越しや模様替えの際、家具の配置やレイアウトで後悔したことがありますか?では、「ある」と答えた人が46.5%と、半数近くの人が家具の配置やレイアウトで後悔した経験があるようだ。理由は、「購入した家具の色や素材がイメージと違った」(57.3%)、「部屋が広く見える家具の配置やレイアウトができなかった」(44.9%)、「置く場所のシミュレーションをせず動線の確保ができなかった」(32.9%)だった。
家具の配置やレイアウトを考える際、配置図を書いたことがありますか?では、45.0%の人が「ある」と回答。さらに、配置図を書くことで失敗が防げると思いますか?では、66.1%の人が「思う」と回答しており、7割近くの人が事前に家具の配置図を書くことの重要性を感じているようだ。
ニュース情報元:(株)ワコム
将来子どもが欲しいと思っている夫婦にとって、「いつマンションを購入すべきか」が悩みの種になっているかもしれません。そこで、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、マンション購入のタイミングについてライフステージごとにメリット・デメリット、注意点を伺いました。
マンション購入前に必ず確認しておきたいポイントって?
どんなタイミングでマンションを購入するにしても、必ず夫婦で確認しておきたいポイントがあると風呂内さんは言います。
「ずっと住むのか、それともライフステージの変化に合わせて売ったり貸したりする可能性があるのか。つまり“投資視点”に重きを置いて購入するのか、完全に“住まい視点”で購入するのかによって、選ぶ物件は大きく変わってくるので、事前に夫婦間で認識を擦り合わせておく必要があります」(風呂内さん、以下同)
例えば、子どもの成長に合わせて買い替えたり、貸したりするのであれば、コンパクトでもアクセスの良い駅近の物件がいいとのこと。一方、ずっと家族で所有し、暮らしていくのであれば、駅からは多少距離があっても広くて仕様や設備の良い物件を購入するといったように、購入物件の選び方は変わってくるのだとか。
「両方の視点をもっていたほうがいいのですが、どちらをより重視するのかによって適する物件が変わってきます。家賃を節約したくて家を買うのか、広い家に住みたくて家を買うのか、自分たちがマンションを購入する目的をしっかりと確認しておくべきです」
それではこの前提を踏まえた上で、ライフステージごとのポイントを見ていきましょう!
妊娠する前にマンションを買うと?子どもを妊娠する前の、夫婦2人だけの共働き世帯が、もっとも経済的に合理的な物件を選べる可能性が高いと風呂内さんは言います。
「夫婦共働きの場合、立地やアクセスの良さで物件を決める傾向があるため、住まいとして購入したマンションでも売ったり貸したりしやすいことが多いのです。こうした“投資視点”で物件選びができるのが、このタイミングで購入するメリットであると言えます」
ただし、注意点もあります。
「この時期の共働き世帯は、経済的にゆとりがあるため、高額なローンを組んでしまいがちです。出産後、一方の収入が減ることやなくなる可能性も加味した上で、大きすぎない物件を購入することを意識した方が良いと思います」
マンション購入にあたっては、少しでもいいものを……と思ってしまいがちなもの。フルタイムで共働きをしている夫婦の収入で考えれば支払い可能な物件でも、産後その収入を維持できるかどうかは分かりません。子どもを望む家族にとって、妊娠前の期間は不確定要素の多い時期。産後に妻が離職したり、時短勤務になったりして、所得が下がるかもしれないということを念頭において物件探しをする方が良さそうです。
【画像2】「【フラット35】で住宅ローンを組めば、物件を賃貸に出すこともできます。民間ローンは賃貸に出せない場合が多いので、貸す可能性があるなら、あらかじめ【フラット35】で住宅ローンを借りるという対策も有効です」
子どもが生まれてからマンションを買うと?それでは子どもが小さいころにマンションを購入する場合はどうでしょうか?
「世帯年収をベースにローンを組もうとした場合、妊娠中や産休・育休中は住宅ローンに制限が出てきてしまうこともあります。住宅ローンの借り入れ限度額は前年度の所得で算出されるため、休業中や時短勤務の場合、所得に応じてフルタイムのときよりも借りられる額が少なくなる場合があります。そもそも妻の収入を加算できなくなったり、思ったようにローンが借りられなくなったりすることも」(風呂内さん)
一方で、子どもが生まれた後に家を買うと、待機児童の人数や学区、公園、病院など、子育て環境を重視した住まい選びができるという利点もあるようです。またある程度リアルな視点でライフプランが立てられるので、住まいの仕様や設備、間取りに夫婦のこだわりを活かしやすくなります。
「価格の面では、産前と同様、働き方が変化する可能性を見越して大きすぎない買い物をしないことが重要です。今借りている賃貸の家賃と駐車場代などの固定費を足した額と、ローン、管理修繕費、固定資産税の総額を比較して同額程度になるといいですね」
子どもが大きくなってからマンションを買うと?最後に、子どもが思春期を迎え、自分の部屋が欲しくなるタイミングでマンション購入を検討するときの注意点は何でしょうか?
「立地条件を無視した、広い家に目が行きがちになることです。しかし、大きくなった子どもと一緒に住まう期間は、進学や就職、結婚のタイミングなどを考えても、数年~長くても20年という場合が多いと思います。将来子どもが巣立ち、夫婦だけの生活に戻ったときに、本当にその物件で良いのかどうか、一度落ち着いて考える必要があります」
頭金も多く用意でき、子どもの意向を取り入れた住まい選びができるという利点はあるものの、予算内で広さを求めてしまうため、“投資視点”で見たときに売りづらい物件を手にしてしまう傾向があるようです。
「このタイミングに限らず言えることですが、ライフスタイルの変化に応じて売ったり貸したりしやすい物件を購入しておけば、将来、住まいによって家族の行動が縛られる可能性を回避できます。世帯の人数や働く場所が変わったときに手に負える物件を買うことが大切です」
勉強や趣味に集中できたり、家族がほどよい距離感で生活できたりする広い家は、思春期の子どもを持つ家庭には魅力的ですが、“投資視点”も忘れないようにしたいですね。
マンション購入のベストタイミングは、夫婦がともに「買おう!」と思った“その時”なのかもしれません。ただ忘れてはならないのは“投資視点”ももっておくこと。今のライフステージだけで判断するのではなく、この先の家族の変化に対応してくれるフレキシブルな物件選びがポイントになりそうです。
事故物件調査シリーズ、最後は「解約」に関して。知らずに住んでいたけれど、今住んでいる部屋が実は事故物件だったら……。あなたなら解約しますか? アンケートで解約したい、したくない人と答えた人の理由もそれぞれご紹介します。
※本企画は、弁護士ドットコムニュース編集部との共同企画です
今の部屋が事故物件だったら「解約したい」が6割超え
もし、自分が住んでいる部屋が事故物件であることを知ったとしたら、あなたならどうしますか? 調査では、「解約したい」という人が66.5%、「解約したくない」という人は33.5%という結果となりました。
事前に知って契約しているなら納得の上なので受け入れられますが、知らなかった場合はやはり「解約したい」と思う人が多いよう。ただし、3人に1人は「解約したくない」と答えていて、事故物件に対する捉え方がさまざまであることがうかがえます。事故の内容や時期によっても「解約したい」「したくない」は変わってくるかもしれませんね。
【画像1】解約したくない人も一定数(3割強)いることがわかる(出典/SUUMOジャーナル編集部)
解約したい理由は「気持ち悪い」「不気味」が多数「解約したい」と回答した人の理由としては、大きく分けると「気分的、心理的に嫌」「不動産会社や大家さんに対する不満」「家賃に対する不満」の3タイプがありました。
気分的、心理的に嫌
・知ってしまったら、気持ち悪くて家にいても落ち着かないと思う(32歳・女性)
・気持ち的に事故があったと考えると住んでいたくない。やすらげない自宅は嫌。家賃が安くなっても嫌だ(33歳・女性)
・不気味だから(34歳・男性)
・ネガティブな要素がある家には住みたくない(38歳・男性)
・子どもがいるので、人が死んだという物件に住みたくない(38歳・女性)
不動産会社や大家さんに対する不満
・事前にそう教えてくれなかったことで、貸主に不信感が生まれる(38歳・女性)
・本来告知義務があると思うが、無かったことに対する不満(46歳・男性)
・入居時に事故物件という説明もなく家賃もほかと同じだとしたら、不動産会社を信用できないから(41歳・男性)
・事故物件とは何も聞いていないので、クレームを言って引越ししたい。引越し費用は出してもらいたい(48歳・女性)
・今知るということは、意図的に隠されていたということなので不気味だから。 入居前には必ず知りたい(24歳・男性)
家賃に対する不満
・事故物件ならその分安いはずなのにそうでないから(38歳・女性)
・事故物件であるのに、家賃が相場通りなら住みたくない(44歳・男性)
・知らないで入居したし、解約が難しいなら安くしてほしい(32歳・女性)
・すぐの引越しは難しいので、説明責任を問いただし、家賃を安くしてもらう(36歳・男性)
・まずはどんな事故があったのか聞いてすぐに引越しを考えて、新しい物件が見つかるまでは家賃交渉したい(38歳・女性)
一方、「解約したくない」と回答した人の理由は以下のとおり。
住み心地に問題がなければ
・入居前に徹底したリフォームや仏事を行っており、居住後も問題がなければ契約更新の時期まで住み続けると思う(36歳・男性)
・長年住んでいるが、怖い事がなかったから(37歳・女性)
・事故物件だと分かったところで住み心地が変わる訳ではないから。ただ、安くしてくれるかどうかは交渉したい(36歳・男性)
・今の部屋に愛着があるので(23歳・女性)
・住み慣れているのであまり心境に変化はないと思う(22歳・男性)
引越しが面倒、お金がかかる
・その時の状況にもよるが、他物件を見つける手間、引越し費用、などトータルで考えると、しょうがないので、そのまま住み続けることになると思います(49歳・男性)
・手続きが面倒だし、新しい部屋を探すのも大変だから(26歳・女性)
・退去するのが面倒だから(30歳・男性)
・引越すのにまたお金がかかるから(39歳・女性)
・引越しは面倒。 入居してしばらく経過していたら気にしない(45歳・女性)
条件が気に入っているから
・住み心地に問題ないし利便性が良いから(29歳・女性)
・家賃やエリアを気に入っているので(30歳・女性)
その他
・事故物件は気にならないのでそれを理由で解約はしないが、事故物件対策(自分が借りる前に短期間だけ人を住まわすなど)を行われていた場合、家主の心根が気に食わないので解約を検討すると思う(33歳・男性)
今回の調査では、何も知らずに事故物件に住んでしまった場合「解約したい」と答えた人が6割を超える結果となりましたが、実際には解約できるものなのでしょうか。弁護士の瀬戸仲男(せと・なかお)さんにお聞きしました。
「解約できる場合もあり得ます。消費者契約法に基づいて契約を取り消すことができる場合もありますし、あるいは、民法に基づいて契約を解除し、損害賠償請求をすることができる場合もあります。ただし、戦うためには「証拠」が必要です。事故物件であることの確かな証拠を確保しなければなりませんので、準備を怠らないようにしましょう」(瀬戸さん)
また、悪質な不動産仲介業者のなかには、過去に事故物件だった事実を隠す「事故物件ロンダリング」を行っているケースもあるようです。具体的にはどのようなものなのでしょう?
「『事故物件ロンダリング』とは、事故物件をクリーニング(洗浄)して、嫌われない物件に変えてしまおうという行動のことを指します。一番多く行われる方法は『サクラを入居させる』という方法です。宅建業者の中には『事故が起きた後、一度でも次の入居者が入居すれば、そのまた次の入居者に対して、事故物件であることを説明しなくても、宅建業法上の重要事項説明義務に違反しない』と考えている業者がいるようです。そこで、このような業者は、自社の社員やアルバイト学生などを使って一定期間だけ事故物件に入居させて、クリーニングしようとするわけです。
あるいは、借地借家法の『定期借家契約』も事故物件をクリーニングする方法として利用されることがあります。事故物件であることを説明したうえで借主を募集した場合、低家賃でなければ借主はほとんど現れません」
「事故物件だということを知らされずに入居したのでは、精神的に参ってしまい、心療内科などの病気になりかねませんね。多少の不安感ならば、お祓いしてもらって住み続けるという選択肢もあり得ますが、多くの方にとっては大問題でしょうね。病気になる前に転居して、気持ちを落ち着けてから、家主や仲介業者との交渉などを始めるとよいでしょう」
事故物件に住んでいたからといって、必ずしも何かが起きるわけではありません。心理的な嫌悪感をもったり、霊的なものを感じる体質でなければ、事故物件であっても普段通りの生活をすることは可能です。先の調査で、家賃の安さなどから、あえて事故物件を選択する人もいます。どうしても事故物件に住みたくない、周辺に住むのも嫌という人は、事前に不動産会社や大家さんに確認をとっておく、専門サイトでチェックするなどの対策をしてくださいね。
●調査概要引越しの際、いろんな条件を出して優先順位をつけるものの、見落としがちな重要ポイントは意外と多いもの。いざ住んでみてから後悔……なんてことは避けたいところです。そこで、引越し経験5回以上の猛者に「地味だけど大事だと思った条件や設備」について聞いてみました。
Yさんがこだわる「見落としがち」な仕様・設備って??
学生時代から5回の引越しを経験するYさんは、譲れない条件として次の3点を挙げます。
(1)玄関から部屋の中が見えないこと
(2)西日がささないこと
(3)温度設定機能付き給湯設備
【画像1】Yさん(30歳・女性)(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
【画像2】(画像作成/SUUMOジャーナル編集部)
「はじめはエリア以外、とくに条件はありませんでした。ただ、宅配便の方が来たときなどに玄関から部屋の中が見えるのは避けたかったので、1Rであっても仕切りで目隠しができる物件を選んでいました」と話します。
2件目の物件で、日当たりの重要性に気付いたそう。お部屋探しの際、「日当たりの悪さ」に目を向けることは多いと思いますが、Yさんの場合はその逆でした。
「住んでから後悔したのが、西日がすごく差し込むことでした。借りる前は大丈夫だろうと軽く考えていたのですが、夏場はとにかく暑いです。夜、家に帰って来たときの蒸し暑さも辛かったですね」と、当時を振り返ります。
次の3件目の物件で『温度設定機能付き給湯設備』の必要性を感じたYさん。「湯船にはあまり浸からないのですが、シャワーを浴びる度に毎回適温に調整するのが面倒でした。最初にいきなり熱いお湯が出ることもありますし、不便でしたね」と話します。
4、5件目の中目黒の物件は、3つの条件をすべてクリアした物件。「4件目は1Rでしたが、中がうまいこと見えない間取りになっていたので気になりませんでした。上の階の人のいびきが聞こえてくることはありましたが、賃貸で壁が薄いのはありがちなので。それを条件にすると物件数が減ってしまうため、入れていません」
5件目の物件については、エリアのわりに広い間取りや家賃の手ごろさ、風通しの良さも相まって、満足している様子でした。
「玄関から部屋が見えない」という条件は、工夫次第では自身でも回避できそうですが「温度設定機能付き給湯設備」と「部屋の向き」は、自力でどうにかするのは難しいもの。見落としがちですが、物件選びの際に意識したいポイントかもしれません。
「好みとライフスタイル」を反映する4条件とは建築系の学校を卒業し、以前は建築やインテリア関係の仕事をしていたSさん(40代・男性)。
「建物を見ることやインテリアに凝るのが好きで、こだわりや『いろんな部屋に住んでみたい』という欲求も他の人より強いのだと思います」と話す通り、学生時代から現在まで、10回以上の引越しを経験しています。
【画像3】Sさん(43歳・男性)(写真撮影/スパルタデザイン)
【画像4】(画像作成/SUUMOジャーナル編集部)
その中で、Sさんが譲れない条件として挙げるのは次の4つです。
(1)窓からの景色が豊かで、部屋の方角は東or東南向き
(2)個性のある物件
(3)キッチンとクローゼットが広い
(4)物件自体の立地
1つ目の条件は「窓からの景色が豊かなこと」と「部屋の方角」。
高円寺の物件では部屋の広さを優先したことで、窓を開けると隣の家がすぐ目の前に。「同じ部屋の広さでも、窓から見える景色がふさがっていると開放感がなく狭く感じます」と後悔したようです。
「部屋の方角」については、「10件目の物件(五反田:1SLDK)は西向きで、朝日が入らず寝起きが悪くなりました。反対に昼ごろからは日当たりが良くなるので家から出たくなくなり、休みの日もだらだらと過ごしてしまうことが多かったですね」と話します。さらに西向き物件については、Yさん同様「夏場の暑さ」もネックになったそうです。
2つ目の条件は「個性のある物件」。
「人を招いたときに喜んでもらえる空間づくりを心がけています」と話す Sさん。部屋の中だけでなく、海沿いの好ロケーションな物件、都内では珍しい中庭付きの物件なども経験しています。また、先ほどの五反田の物件を例に挙げ、「ここは新築で、最初はキレイでいいなと思っていました。でも新築は最初の状態が最高で、住んでいくと慣れてきちゃいますし、汚れていきます。少しくらい古い物件でも、自分で部屋をアレンジして楽しむほうが合っているなと実感しました」と当時を振り返ります。
3つ目の条件は「キッチンとクローゼットの広さ」。
Sさんは部屋の広さよりも、キッチンとクローゼットの広さを重視しています。「料理が好きでよくするので調理スペースが広く、コンロは2口以上が条件。また、洗濯物は畳まずそのまま掛けてしまいたいので、狭くて奥行きのない収納はNGです」と話します。つい築浅物件や部屋の広さに目がいきがちですが、快適な暮らしのためには、自分の好みやライフスタイルも重視すべきと言えそうです。
4つ目の条件は「物件自体の立地」。
立地に関してSさんは「静かな住宅地は隣人への部屋の音も気になるので、少しくらいはにぎやかな立地」かつ「フットワークが軽くいられる環境」を重視すると言います。実際、田町の物件のときは程よい静けさがあったものの、駅まで徒歩16、7分と少し遠め。出かけるのが億劫になり、家にこもりがちになったそう。
一方、次の引越し先である浜松町では、徒歩2分の駅近物件。好立地なように感じますが「高速道路や新幹線などの騒音がひどく、窓も開けられませんでした。それに、物件の隣がオフィスビルだったこともあり、夜中でも働いている人が見えて落ち着かなかったです」と、苦い経験を教えてくださいました。
Kさんが譲れないのは1つ!「周辺環境の充実」Kさん(30代・女性)は大学時代~29歳の期間に5件の物件を経験。その中で、自身の譲れない条件として「周辺環境がよい物件は気に入って長く住む、というのが経験則です」と話します。
【画像5】Kさん(38歳・女性)(写真撮影/スパルタデザイン)
【画像6】(画像作成/SUUMOジャーナル編集部)
大学時代に暮らした茗荷谷と御茶ノ水の物件は、家賃の安さと大学へのアクセスの良さで決めたそう。
社会人2年目のとき、会社の先輩に勧められ三軒茶屋の物件へ。社会人になり、ある程度自由に使えるお金も増えたことから、今度はエリアや物件のキレイさも重視して物件選びをしたそうです。「三軒茶屋の物件はデザイナーズマンションで、仕様や設備も充実していました。駅まで歩く途中には飲食店も多く、オフの時間が楽しかったですね。自転車で下北沢や渋谷にも行ける距離なので、食事や買い物に困ることがありませんでした」しかし、毎朝の通勤ラッシュが辛く、引越すことに。
次の住まいである戸越銀座は、6年間も住んでいたほどお気に入りの街だったと言います。「通勤ラッシュも回避でき、商店街や飲食店が多く、充実していました。物件が戸越銀座と武蔵小山の中間くらいだったので、どちらの商店街にも通いやすかったことが何よりも良かったです。物価も安く、家賃も三軒茶屋のときとほぼ同額で1LDKに住めました」
5件目の旗の台は、彼氏と2人で住むために十分な広さと家賃を優先して決めた物件。しかし、わずか1年で引越すことに。「旗の台は三軒茶屋や戸越銀座に比べると、街が寂しかったんです。ここでようやく、私は部屋の仕様やアクセスよりも、商店街やお店など『周辺環境の充実度』が最重要ポイントなんだと自覚しました」と苦笑いのKさん。
通勤時間に目を向ける方は多いかもしれませんが、「自分自身が楽しめるエリア」であることも、重要なポイントだと言えそうです。
3人の引越し猛者たちの経験談、いかがだったでしょうか? 予算などを考えると、なかなか理想通りの物件に巡り合うことは難しいもの。引越した後の後悔を少なくするため、「地味だけど、ここは譲れない!」という条件を一度洗い出してみるとよいかもしれませんね。