見た目はチョコレート

所在地:文京区湯島
83万9,570円(税込) / 286平米
千代田線「湯島」駅 徒歩2分

ですよね? 湯島駅近く、大通りを少し入ったところに見つけた木造2階建の一棟貸し。昼は見えるのに夜を迎えたら闇に同化してしまいそうな風貌で、中がどんなふうなのか全く想像がつきませんでした。



で、入ってみたら、何てことないオフィス仕様。前テナントは検品作業を行う場所として使っていた ... 続き>>>.
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団地×リノベ×高円寺

所在地:杉並区高円寺北
13万2,000円 / 52.04平米
中央線「高円寺」駅 徒歩7分

気になるキーワードが3つも並ぶ、待望の住まいの紹介です。

場所といい、昔懐かしい建物といい、刷新された室内といい、絶妙なバランス感を気に入ってくれる方も多いのではないでしょうか。



舞台は高円寺、元社宅だったしぶーい団地をテーマに、設計を担当したのはR不動産の馬場正尊率いるOpe ... 続き>>>.
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時間がゆっくり流れる暮らし

所在地:神奈川県藤沢市鵠沼神明
10万900円 / 44.59平米
小田急江ノ島線「藤沢本町」駅 徒歩14分

広い畑に隣接し、近くには公園も。自然豊かな町になじむこの建物は、自然との共生、そしてご近所さんや他の入居者さんとのふれあいをコンセプトに建てられました。



玄関のデッキはお隣とつながり、小道を挟んだお向かいにも。お互いの個性や暮らしがなんとなく垣間見れるようなつくりです。



1階 ... 続き>>>.
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上にアパート、下、倉庫

所在地:北区田端新町
10万8,000円 / 64.88平米
山手線・京浜東北線「田端」駅 徒歩11分

その名も新町荘。2~3階はアパートで1階が倉庫。今回は1階倉庫部分の募集です。



残念ながら室内の確認が出来ていないので、天井高等の確認が出来ていませんが入口部分が高さ2.5m、間口は3m。写真を見る限り入口と天井の間は余裕がありそうなので、天井高は3mくらいはありそうです。現状 ... 続き>>>.
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紅葉坂を越えて【ワンルーム】

所在地:横浜市西区伊勢町
7万6,000円 / 22.2平米
京浜東北線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅 徒歩10分

桜木町駅から向かうと、途中に紅葉坂という素敵な坂があって、それを過ぎて少し行くと、キリっとした顔立ちのマンションが姿を現します。



竣工して7年経ちますが、専有部も共用部もキレイに保たれています。



室内は無垢のフローリングが敷きつめられ、壁は白、天井はRC打ち放しになっていて、 ... 続き>>>.
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ウチとソト、いいあんばい

所在地:横浜市保土ヶ谷区天王町
10万3,000円 / 38平米
相鉄線「天王町」駅 徒歩7分

天王町は横浜駅から電車で4分、三つ目の駅です。近くには洪福寺松原商店街があり、「ハマのアメ横」と呼ばれるほど、活気があります。



今回ご紹介の物件は、そんな天王町駅から徒歩7分のマンションの一室で、間取りは1LDK+広めのバルコニーという構成です。



室内の床には無垢材がざっくり ... 続き>>>.
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2018年「住みたい街ランキング」1位は、東京都ではないあの街に!?

リクルート住まいカンパニーでは、 関東圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している20歳~49歳の7000人を対象に実施した「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関東版」を発表した。人気の街として知られている吉祥寺や恵比寿を押しのけてTOPになったのは、なんと東京都の街ではなかった!【今週の住活トピック】
『SUUMO住みたい街ランキング2018 関東版』を発表/リクルート住まいカンパニー住みたい街ランキング2018は、横浜が1位!

今回は、調査方法を一部変更したということなので、過去のランキングとは単純に比較することはできないが、住みたい街(駅)ランキングのTOP3は、1位「横浜」、2位「恵比寿」、3位「吉祥寺」という結果となった。

【画像1】住みたい街(駅)総合ランキングトップ10(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

【画像1】住みたい街(駅)総合ランキングトップ10(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

顔ぶれよりも、その順位が驚きだ。TOPに躍り出たのは東京都の街ではなく、横浜だったからだ。もともと吉祥寺や恵比寿といった過去のランキングの常連に加えて、人気の高い横浜ではあったが、どういった点が評価されたのだろうか?

横浜を1位に挙げた人の理由を見ると、圧倒的に「交通のアクセスの良さ」と「何でもそろう買い物の便利さ」を挙げる人が多かった。

特に交通のアクセスは、ビッグターミナル駅として抜きん出ている。JRだけでも、東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線・根岸線、横浜線が走り、さらに京浜急行、東急東横線、相模鉄道、横浜市営地下鉄、みなとみらい線などの私鉄・地下鉄が集まるなど、横浜市内だけでなく首都圏全域に交通網を広げている。

また、みなとみらい線の乗り入れを契機に駅構内の通路も整備され、充実した商業施設が駅周辺に広がるなど、街が一大商圏を形成している。ほかにも、「オシャレ」や「洗練した」イメージのある横浜ブランドも強みで、「歴史を感じる」「観光に便利」といった声も多かった。

注目したいのは、横浜を選んだ人の居住地域の広がりだ。恵比寿や吉祥寺が、地元である東京都の人が6割以上を占めるのに対して、横浜は地元神奈川県の人は半数強にとどまり、東京都や埼玉県など他の都県から幅広い支持を集めたのが特徴だ。

【画像2】ランキング上位3位の街(駅)の居住都県別内訳(出典:リクルート住まいカンパニー)

【画像2】ランキング上位3位の街(駅)の居住都県別内訳(出典:リクルート住まいカンパニー)

他の都県から支持を集められる街がランキング上位に来る傾向も

2018年のランキングTOP10を見ても、同じような傾向が見られる。つまり、他の県に住む人から支持を得られたかどうかだ。

4位の「品川」は東京都(50.6%)だけでなく神奈川県(22.9%)からも、5位の「池袋」は東京都(58.1%)だけでなく埼玉県(24.9%)からも、アクセスの良さから厚い支持を集めている。

【画像3】他の県に住んでいる人からも支持を集めている4位の品川、5位の池袋(出典:リクルート住まいカンパニー)

【画像3】他の県に住んでいる人からも支持を集めている4位の品川、5位の池袋(出典:リクルート住まいカンパニー)

住みたいと答えた人の理由として、「どこにでも行ける交通アクセスの良さ」と「アミューズメントを含む商業施設の充実」が多いのだが、そこに知名度や話題性が加わることで、人気が高まるという図式のようだ。

一方で、9・10位の「大宮」と「浦和」は8割前後が地元の埼玉県で占めているが、「新幹線も停まる交通アクセスの良さ」(大宮)、「文教都市、落ち着いた住宅地の街並み」(浦和)といったその街ならではの住みたい理由が多く見られた。地元の人が高く評価する理由から圧倒的な支持を得て、ランクインしたと考えてよいだろう。

ちなみに、1都3県の住民がそれぞれ選んだ地元1位は、東京都民は、「吉祥寺」、神奈川県民は「横浜」、埼玉県民は「大宮」、千葉県民は「船橋」だった。

住みたい自治体は、TOP10すべてが東京都!?

住みたい街(駅)の総合ランキングでは、横浜が1位だが、「住みたい自治体」では、TOP10すべてが東京都の区になった。

住みたい街(駅)が交通利アクセスや商業利便が重視されるのに対して、行政市区を聞かれると住宅地かどうかが重視されるからではないだろうか。

【画像4】住みたい自治体ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

【画像4】住みたい自治体ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

また、「穴場だと思う街(駅)」では、「北千住」と「赤羽」が1位・2位となった。ブランド力はないが、交通アクセスや都心部との距離、商業施設の充実や成長性、家賃の割安感などが強みだ。

3位に入った「和光市」は1位・2位とはちょっと違い、始発駅という点が高く評価されたようだ。特に、東京メトロの有楽町線が副都心線に乗り入れ、東急東横線とも直通運転をするようになってからは、利便性が格段に向上した。都心部や横浜方面に座ったまま行ける狙い目駅というわけだろう。

【画像5】穴場だと思う(交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある)駅ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

【画像5】穴場だと思う(交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある)駅ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:リクルート住まいカンパニー)

ところで、住みたい理由にサッカーチームの名前を挙げた人もいた。例えば、横浜や浦和、柏などだ。好きなチームの応援に行きやすいというのも、住みたい要因になるわけだ。地元愛につながるので、こういった理由で住みたいと思うのもよい選択だと思う。

さて、住みたい街の調査では、過去のランキングの影響も受けるようだ。その街を選んだ理由の中には、「ランキングに入っていたから」「○○が話題になっていたから」という声もわずかながらあった。知名度やイメージが重視される傾向は変わらずで、ランキングの結果や上位として紹介された街の報道などを通じて、それが知名度やイメージアップにつながるというスパイラルになっている点は気になるところだ。

住みたい街は、快適な暮らしを求めて選んでほしい。特定の趣味のある人、子育てを重視する人、家にいるのが好きな人……。それぞれの理由で快適だと思う街を探してみてはいかがだろうか。

クールでエッチな、天国

所在地:杉並区西荻南
8万6,000円 / 23.5平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩12分

ポルトガル語で「天国」という名前が付けられたこの建物は、モルタルの床とステンレスのキッチンが、クールな雰囲気。そこに、突如として登場するお風呂!



日当たりの良いワンルームの窓際に、お風呂が、壁で仕切られることなく存在するこの部屋。めちゃくちゃ開放的です。もしかしたら、僕らが部屋 ... 続き>>>.
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マンション購入、「新築と中古の両方検討」43.8%

新築マンションポータルサイトMAJOR7(メジャーセブン=住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス)は、このたび全国のマンション購入意向者約84万人を対象に、「新築分譲マンション購入意向者アンケート」を実施した。調査時期は2017年12月11日(月)~2017年12月25日(月)。集計数は3,088人(男性2,087人、女性1,001人)。

それによると、「現在マンション購入を検討している理由」は、トップが「資産を持ちたい・資産として有利だと思ったから」、2位が「もっと広い住まいに住みたいから」、3位が「もっと交通の便の良いところに住みたいから」となり、トップ3は前回調査(2017年2月発表)と同様の理由が挙がった。他には、「通勤に便利な場所に住みたいから」(7位→4位)、「魅力的な物件や物件広告を見たから」(12位→9位)、「今の家が古いから」(14位→12位)、「人気の街に住みたいから」(19位→15位)などの理由が前回調査より順位を上げた。

「理想とするマンションのタイプ」については、前回調査と同様、「信頼できる不動産会社が分譲するマンション」(60.1%)、「信頼できる建設会社が施工するマンション」(59.1%)、「管理会社が信頼できるマンション」(54.3%)がトップ3。“不動産会社”、“建設会社”、“管理会社”の信頼性は、時間の経過に関わらず「理想とするマンションのタイプ」として、常に重視されるポイントのようだ。他の項目をみると、「高層マンション、タワーマンション」(11位→10位)、「大規模戸数のマンション」(14位→12位)が前回調査より順位を上げた。

今、マンションを購入すべきタイミングと感じていますか?では、「買い時だと思う」との回答は10.4%、「どちらかといえば買い時だと思う」は31.5%となり、双方を合わせた「買い時だと思う」人の割合は41.9%と前回調査同様全体の4割を超えた。「買い時だと思う」理由は、「現在の住宅ローン金利は低水準だから」が62.1%で圧倒的に高く、次いで「2019年10月に消費税が10%に増税予定のため」が40.6%で続く。低金利や消費税の増税が主な理由となっているようだ。

新築マンションと中古マンションどちらを検討していますか?では、「新築のみ検討」が49.3%、「中古のみ検討」が4.0%、「新築と中古の両方検討」が43.8%となり、「両方検討」が半数近くとなった。「両方検討」している人の物件を買う基準は、「物件価格、諸経費など含めた価格面」が80.7%と最も高い。以下、「物件の立地(どこの駅にあるかなどの広域観点)」72.3%、「物件の立地(物件周辺の環境、施設などの狭域観点)」54.1%が続き、両方して検討している人は、特に広域立地を絞った上で、物件毎の価格の妥当性を比較検討している様子がうかがえる。

ニュース情報元:MAJOR7

先輩ママたちの座談会! 保活前に知っておきたかったこと

認可保育園の発表が始まる季節ですが、まだまだ保活は続く、というご家庭も多いのではないではないでしょうか。保活を成功させたいママが事前に知っておくべきことは? 用意周到に保活をして希望の園に入園させることができたAさん、保活に失敗して会社を退職せざるを得なかったBさん、保活のために新しい仕事を始めたCさんの3人を集め、ママ座談会を実施。保活前に知っておきたかったことを聞きました。<今回の参加者>
Aさん:フルタイム正社員として出版社に勤務する3歳児ママ。第3希望だった駅近の小規模保育施設への入園が決まり、子どもが1歳のころに復職した

Bさん:正社員として勤務していたが、保活に失敗し、退職。子どもの幼稚園入園時からフリーのマーケティングプランナーとして働いている5歳児ママ。2人目妊娠中

Cさん:1人目の保活は途中で断念。2人目の妊娠を機に、もっていた資格を活かして無認可保育園の保育士に。3歳と2歳の年子を同時に第1希望の認可園に入園させた

スタートダッシュと役所からのアドバイスが成功のカギ!?

――みなさんがどんな保活をしたのか教えていただけますか?

Aさん「子どもが1月生まれだったため、0歳から預けるという選択肢はなく、激戦だと聞いていた1歳クラスへの入園にかけるしかありませんでした。とにかく復職したかったのと、子どもの預け先にはこだわりたかったので、産休中から保活を開始し、区役所でもらった冊子を片手に徒歩20分以内、もしくは電車で5駅以内の保育園を認可・無認可問わず片っ端から見学に行きました」

Bさん「産休中からってすごいですね! 産前勤めていた会社は私が初の産休取得者だったので『いろいろ大変だよ』とは聞いていたものの、生の声が入ってこない状況でした。うちの子は11月生まれなのですが、保活をスタートさせたのは0歳の夏ごろから。完全に乗り遅れてしまっていたと思います。ネットで情報収集しようにも、あまりまとまっているサイトってないんですよね……」

Cさん「私は区役所に頼りました。1人目のときに、自分たちで保活対策したつもりが入れなかったんです。それで区役所に通い詰め、担当の方にアドバイスをもらっていました」

――どんなアドバイスを?

Cさん「要は『要項が書かれた冊子をよく読む』ということなんですけど、こちらが見落としていた利用調整(※)に有利になるポイントを指摘してもらえたのは助かりました」
※利用調整……保育園に入園できるかどうかの選考のこと。定員数がオーバーした場合は、保育が必要な程度に応じて入園の可否が決められる

【画像1】「親身になってアドバイスをしてくれる役所の方と出会えたことが幸運でした。担当者によって対応が変わるので、何度か足を運んでみることをお勧めします」とCさん(写真撮影/はしもとゆふこ)

【画像1】「親身になってアドバイスをしてくれる役所の方と出会えたことが幸運でした。担当者によって対応が変わるので、何度か足を運んでみることをお勧めします」とCさん(写真撮影/はしもとゆふこ)

予約はすぐ満員に。見学会のスケジュール管理も一苦労

――なるほど。利用調整の基準や優先順位は複雑で、一見分かりづらい部分がありますもんね。保活で最も大変だったことはどんなことですか?

Aさん「私は利用調整の優先順位を上げることと保育枠を確実に確保するために、生後半年のころから5駅離れた無認可保育園に預けていたんです。最寄りの無認可園も見学したのですが、納得できるような保育環境ではなくて。預けていた園自体は駅近だったのですが、毎日離乳食のお弁当をつくって通わせるのは大変でした。その段階から保育園に預けながら働く姿をリアルに想像できたのはよかったんですけど……」

Bさん「私は情報の少なさに戸惑いました。息子は甘えん坊なので、自宅からの通いやすさに加え、アットホームな園を希望していたのですが、見極めようにも材料がなかったんです。1回の見学会だけでは『何となくよさそう』止まりで、『ここなら!』と思える園にあまり出合えなかったんですよね」

Cさん「人気のある園ほど情報公開しているなと思います。どんな園なのか分かって安心できるから、申し込みが殺到する。私、見学会の順番待ちや再予約のスケジュールに疲れ、1人目のときは途中で保活を断念しました。2回目の保活がうまくいったのは、無認可園の保育士といった立場で多くの保活ママさんとお会いし、情報がたくさん入ってきたことも一つの要因かと思います」

Aさん「確かに見学会の申し込みをしても、電話がつながらなかったり、『定員になったので、また後日かけてください』と言われたりした記憶があります。実は、今通わせている保育園は事前見学のスケジュールが合わず、見学なしで入園させた園なんです。結果として良い保育園でよかったんですけど、通ってみるまで不安でしたね」

【画像2】Bさんの保活当時のメモには、無認可園の保育料やキャンセル待ち人数などが残されている。 「預けたいと思う無認可園の保育料は10万円~15万円で、到底預けられる費用ではありませんでした」(写真撮影/はしもとゆふこ)

【画像2】Bさんの保活当時のメモには、無認可園の保育料やキャンセル待ち人数などが残されている。「預けたいと思う無認可園の保育料は10万円~15万円で、到底預けられる費用ではありませんでした」(写真撮影/はしもとゆふこ)

周辺の保育施設の数や生活環境を考慮した住まい選びを

――保活に力を注いでいたAさんが見学なしでお子さんを預けていたとは驚きです!

Aさん「実は、子どもが0歳の夏ごろから、当時住んでいた賃貸と同地域内での住宅購入を検討し始めていたんです。復職までに引越しを済ませて、住まいを整えておきたいなと思って。11月初旬の保育園申し込み時には購入物件が決まっておらず、どこに住むことになっても不便がない駅近の園しか候補にできなくて」

――保活は住まう地域とも密接にかかわってきますもんね。BさんとCさんは住まいにおいて「こうしておけばよかった」といったことはありましたか?

Bさん「私が当時住んでいたのは、東京の某区の端っこだったんです。自宅の近くに保育園はあったのですが、隣の区の管轄園だったので、申し込めたとしてもその区内の人より優先順位は下がります。自宅の周囲にいかに多くの預けられる保育施設があるかも大切だなと思いました」

Cさん「保育園もそうですが、子連れで生活しやすい環境かどうかをもっと意識すればよかったなと思います。妊娠中は出産が、産後は保活に成功することがゴールになりがちですが、保育園入園後も子どもとの生活は日々続いていくので。うちは年子だということもあり、小児科やスーパーに行くのも一苦労。近場にあると便利だなと思います」

【画像3】保活と購入物件選びを並行して行っていたAさん。「もっと早い段階でパートナーと長期的なライフプランを立てておくべきだったと思います。妊娠前や妊娠中に購入しておけば、もっと違った形になったかも」(写真撮影/はしもとゆふこ)

【画像3】保活と購入物件選びを並行して行っていたAさん。「もっと早い段階でパートナーと長期的なライフプランを立てておくべきだったと思います。妊娠前や妊娠中に購入しておけば、もっと違った形になったかも」(写真撮影/はしもとゆふこ)

ママネットワークに勝る情報源なし。つながりに出かけよう!

――最後に、これから保活を始める人に、保活で後悔しないためのアドバイスをいただけますか?

Cさん「保活のカギを握るのは情報だと思います。例えば地域の児童館や子育て支援センターなどには、同じように保活をしているママたちが集まっていて、情報をシェアし合っています。一人で黙々と保活をするよりはるかに楽しく、公開されていない情報が得られることもあります。園庭開放などにも出かけてみるといいと思いますよ」

Aさん「お住まいの地域によるかもしれませんが、私が通わせている小規模保育施設には、3歳クラス以降優先的に転園できる提携の認可園があることを、2歳クラスの途中で知りました。このことを知らず、2歳クラスへの進級時に『3歳でどこにも入れなかったら困るから』と転園していったお子さんがいました。こうした情報もママ友ネットワークがあれば入ってきやすいかもしれません。面倒でも外に出て、つながりをつくっておくことをオススメします」

Bさん「まさに私の保活メモに、『小規模保育は3歳児以降の預け先が確保できない』って書いてあります(笑)。Aさんがおっしゃったことを知っていれば、小規模保育園も検討内でした。先輩ママからの情報は侮れないですね。私の敗因は、スタートの遅さと粘りだったのだと改めて気づきました。母子手帳をもらうと同時に役所にある保育園情報を入手するといいのかもしれません。今お腹にいる2人目では仕事を続けられるよう、私も今から準備しています。保活に早すぎることはないと知ったので」

【画像4】「勤めていた企業の定時は10~19時。時短勤務が2歳までしか認められていなかったこともネックになりました。もし会社の制度が整っていなければ、事前に人事などと相談しておくと良いかもしれません」とBさん(写真撮影/はしもとゆふこ)

【画像4】「勤めていた企業の定時は10~19時。時短勤務が2歳までしか認められていなかったこともネックになりました。もし会社の制度が整っていなければ、事前に人事などと相談しておくと良いかもしれません」とBさん(写真撮影/はしもとゆふこ)

「妊娠したら、地域とのつながりをつくろう!」これが、先輩ママたちの結論でした。地域の役所や子育て支援センターに出かけ、こまめに情報収集をしたり、園庭開放や地域のイベントなどに参加し、生の声を集めたりすることが、保活を成功に導くポイントになりそうです。

「Maggie’s東京」がん支援の新しい形、秋山正子センター長に聞く[後編]

前編「英国発『マギーズ・センター』に世界が注目」で紹介したように、マギーズは一人の英国人がん患者女性の思いから生まれました。その日本第一号が2016年に東京で誕生したのも、一人の日本人女性の積年の思いが実現したものでした。

筆者も両親をがんで亡くした当事者として「マギーズ東京」を訪問し、その役割を体験。後編では、その内容を紹介します。

予約無しに立ち寄れ、無料で時間を気にせず相談

東京・豊洲、築地市場の移転先と目と鼻の先に、がん支援センター「マギーズ東京」が2016年10月にオープン。高いビルも無い埋め立て地の一角、海を背景に緑の植栽に囲まれた平屋の建物がたたずんでいました。

【画像1】ナチュラルなガーデン・アプローチと開放感のあるデッキが、人を招き入れる(写真提供/マギーズ東京)

【画像1】ナチュラルなガーデン・アプローチと開放感のあるデッキが、人を招き入れる(写真提供/マギーズ東京)

ドアを開けてくれたボランティアの男性が、「よくカフェと間違って、入って来られるんですよ」。実際、近所のイベント会場から女性たちがふらっと入って来ては、がん支援センターと知り帰っていくのが何度か見えました。庭と建物のランドスケープが醸し出すWelcomeな雰囲気が人を惹きつける、前編で紹介した”空間の力“がここにもあるようです。

【画像2】木製デッキ沿いから入口まで大きなガラスドアが続き、歩きながら中の雰囲気を感じることができた(写真撮影/藤井繁子)

【画像2】木製デッキ沿いから入口まで大きなガラスドアが続き、歩きながら中の雰囲気を感じることができた(写真撮影/藤井繁子)

ドアを開け一歩入ると、むくの床から建具、天井まで木がふんだんに使われた明るく柔らかな空間になっています。

【画像3】日当たりの良いオープンなダイニングとキッチン(右手の奥)。折り上げ天井で空間に変化と豊かさを創り出し、アフリカンチェリーの大きな一枚板のテーブルや柳宗理デザインの和紙の照明などが空間のクオリティを高めている(写真提供/藤井浩司(ナカサアンドパートナーズ))

【画像3】日当たりの良いオープンなダイニングとキッチン(右手の奥)。折り上げ天井で空間に変化と豊かさを創り出し、アフリカンチェリーの大きな一枚板のテーブルや柳宗理デザインの和紙の照明などが空間のクオリティを高めている(写真提供/藤井浩司(ナカサアンドパートナーズ))

丁度お昼時で、お弁当を広げている方やお茶を飲んでくつろぐ方、利用者は看護師などの専門家・ボランティアの方と思い思いに過ごされている様子。

【画像4】木製の建具や家具が利用者の体と心を優しく包む。病院や施設とは違う、柔らかな空気感(写真撮影/藤井繁子)

【画像4】木製の建具や家具が利用者の体と心を優しく包む。病院や施設とは違う、柔らかな空気感(写真撮影/藤井繁子)

「マギーズ東京」センター長の秋山正子さんに、お話を伺うことができました。「医療の発達とともに今、がんは何年も付き合っていくような病気に変わっています」と、訪問看護で長年、がん患者にも接してきた秋山さん。

「病院と自宅、それぞれでできることがあり、またできないこともあります。通院中の患者さんが、日常の中で何か頼れる人や場が自宅以外にあればと考えていたところ、2008年に英国マギーズ・センターの活動を知り日本でも実現したいと思ったのです」

【画像5】長年、医療現場や看護教育などに携ってきた秋山さんも、40代の姉をがんで亡くされた経験者。訪問看護を最前線で推進しながら、がん患者支援のあり方を模索されてきた(“市谷のマザーテレサ”の異名を持つ、秋田生まれの67歳)(写真撮影/藤井繁子)

【画像5】長年、医療現場や看護教育などに携ってきた秋山さんも、40代の姉をがんで亡くされた経験者。訪問看護を最前線で推進しながら、がん患者支援のあり方を模索されてきた(“市谷のマザーテレサ”の異名を持つ、秋田生まれの67歳)(写真撮影/藤井繁子)

「マギーズ・センターをモデルに、無料で気軽に医療や生活相談をできる『暮らしの保健室』を立ち上げて活動をしてきました。5年がたったころに出会った、鈴木美穂さん(24歳でがんを経験したテレビ局報道記者)たちの若い力を得て『マギーズ東京』実現に向けて大きく動き出しました」

英国のようなセンターをつくるには、まず用地や建築資金が必要。利用者は無料なので運営資金も継続的に必要です。

「英国のようにチャリティー文化が根付いていない日本で、資金集めのハードルは高く、皆様の知恵とご支援によって何とか船出をしたところです」

設立に向けては、クラウドファンディングも活用して資金を集めるなど、さまざまなチャレンジによって夢を実現されたようです。

ここ豊洲の建築地は2020年までの借地ということでパイロット・プロジェクトの形になりますが、2016年10月オープン後1年間の利用者6000人超は「英国本部からも初年度としては多いとの感想でした」(秋山さん)。現在も日に25人前後、多い日には40人くらいが利用。マギーズの支援活動を必要とする人々が、まだまだいるようです。

英国のコンセプトを実現しながら、低予算でも日本らしい住空間に

秋山さんにお話を伺ったのは、中庭に面したリビングルーム。マギーの提案した10の建築要件(前編で紹介)どおりの空間。でも、必須アイテムの「暖炉」と「水槽」が無い?

「暖炉は英国人がHome(家)を感じるものなので英国には必要ですが、日本人としては障子なんかが日本の家を感じるものとして、ここでは使いました。それと水槽は無いのですが、この豊洲の埋め立て地は静かな海の水辺なので、天然の水槽?ということで(笑)」

【画像6】障子ドアの向こうは、仕切れば個室になる。この日も看護師さんと利用者が対話中(写真撮影/藤井繁子)

【画像6】障子ドアの向こうは、仕切れば個室になる。この日も看護師さんと利用者が対話中(写真撮影/藤井繁子)

英国のマギーズとは違って低予算の事業、このように快適な空間はどうやって実現したのでしょう?

総合プロデュースを佐藤由巳子さん(建築・アートコーディネーター)、総合監修を阿部勤さん(建築家)が担当。平屋2棟を中庭で廊下を渡してつなぐ配置の工夫や、その1つのアネックス棟(設計:日建設計)は建築関連のイベントで活用したものを移築し再利用するなど、関係者の涙ぐましい努力によってローコストでハイクオリティな空間が実現しています。

【画像7】本館は予算の関係で軽量鉄骨プレハブ構造だが、内外装に木製建具を活用し木造建築のよう(設計施工:コスモスモア)(写真撮影/藤井繁子)

【画像7】本館は予算の関係で軽量鉄骨プレハブ構造だが、内外装に木製建具を活用し木造建築のよう(設計施工:コスモスモア)(写真撮影/藤井繁子)

【画像8】木製サッシにする予算が足りず、追加でファンドを立ち上げたというこだわり!断熱性だけでなく、空間の質感も高まった(写真撮影/藤井繁子)

【画像8】木製サッシにする予算が足りず、追加でファンドを立ち上げたというこだわり!断熱性だけでなく、空間の質感も高まった(写真撮影/藤井繁子)

「すてきな場所で迎え入れられると、人は”認められた”という気持ちになるでしょ。受け入れられ心が落ち着くと、自分から話をしたくなるもの」(秋山さん)

“空間の力”によって対話が生まれることを教えてくれました。

患者も家族も「自分の力を取り戻せるよう」支援

利用者の気持ちを受け止めてくれるケアリングのプロたち。看護師や心理士、ソーシャルワーカーなど専門家が、個々の悩みや問題を解決するために一緒に考えてくれます。個別相談以外に、1時間程度で参加できるセッションも企画されています。「食事のお話」や「体・脳のリラクセーション」など、日常的に役立つテーマ。訪問当日は、【心のリラクセーション】が企画されていたので筆者も参加してみました。

【画像9】アネックス棟は三角屋根のオープン空間に合わせてデザインしてつくられたソファでもつくろげる。リラクセーションのセッション時には家具を移動させ、椅子を並べマットが敷かれてあった(写真撮影/藤井繁子)

【画像9】アネックス棟は三角屋根のオープン空間に合わせてデザインしてつくられたソファでもくつろげる。リラクセーションのセッション時には家具を移動させ、椅子を並べマットが敷かれてあった(写真撮影/藤井繁子)

【画像10】心理療法士の方が、心を体で調整する方法をレクチャー。「深く息を吐くことから」と呼吸の大切さを教えてくれた(写真撮影/藤井繁子)

【画像10】心理療法士の方が、心を体で調整する方法をレクチャー。「深く息を吐くことから」と呼吸の大切さを教えてくれた(写真撮影/藤井繁子)

マギーの遺志を継いだイギリス本国のローラ・リー(故マギーの担当看護師)マギーズ・センターCEOからは
「『マギーズ東京』の運営を継続していくために、資金集めを行っていく必要があります。私たちは必要としているすべての人が、マギーズの支援を受けられるようにしたいと強く願っています。一度ぜひ『マギーズ東京』にお立ち寄りいただき、私たちのやっていることを皆さんの目で見てください」と、運営の後押しを願うメッセージ。

秋山センター長も「直接的ではなくても、さまざまな方向から大きな渦のように支援の輪が広がり、マギーズの活動が世の中に役立てばと願っています」

同じような境遇の人たちと出会うだけでも、患者の心は和み勇気が湧いてくるかも知れません。ここへ来れば、自分の置かれた状況にどう向き合って行けば良いのかを考える、手助けをしてもらえるのです。患者を抱える家族や友人も、患者に対してどう接するべきなのか……。悩む気持ちを打ち明ければ、何か解消するきっかけが見つかりそうです。

今回マギーズという場があることを知り、私にも次にやって来るその時のあり方が、両親の時とは違ってくるだろうと感じることができた取材でした。

●取材協力
・マギーズ東京(特定非営利活動法人maggie’s tokyo)
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