ちょっとぜいたく

所在地:目黒区青葉台
12万円 / 35.53平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩7分

コンパクトで小さい部屋でも、ちょっとぜいたくが欲しい!そんな方におすすめの物件です。住居はもちろん、事務所でも利用できます。



部屋に入るなり視界にうつり込んでくる眺望と、明るく開放的な空間は、このサイズ感でも十分にぜいたくな部屋だと思わせてくれます。



ダイニングと寝室の2部屋 ... 続き>>>.
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高台のダブルリビング

所在地:横浜市青葉区新石川
6,380万円 / 79.82平米(建物) 104.91平米(敷地)
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 徒歩11分

たまプラーザの駅から緩やかな坂を進み、階段道を上って、歩いて帰り着ける希少な一軒家。高台の角地という恵まれたロケーションがもたらすのは、人目をはばかる必要のない清々しいリビングでした!



外から見てぽこっと飛び出た気になる物体が、その現場とも言えるウッドデッキのテラス。この家のい ... 続き>>>.
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充実シングルライフ

所在地:新宿区原町
7万5,000円 / 18.19平米
東西線「早稲田」駅 徒歩5分

細い路地の中。もさもさと茂る緑に囲まれ、隠れ家のような雰囲気の建物。ミニマルなサイズで、コロンとした形がかわいらしいです。



物件は、その1階にある小さなワンルーム。



約7畳の部屋にキッチンと玄関。実質5畳の部屋に暮らすようなコンパクトさ。備え付けの収納も小さく、ミニマリスト向 ... 続き>>>.
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古材とモルタル

所在地:世田谷区上用賀
3,180万円 / 62.58平米
小田急線「千歳船橋」駅 徒歩18分

家具職人にお願いして改装したのが約4年前。時間の経過により古材を取り入れた内装や家具もだんだん馴染んできたようです。



テーマにしたのは古材とモルタル。素材の組み合わせと質感を楽しむべく、改装を行いました。家具職人にリノベを依頼したのは、古材を使用した家具に惹かれ、家具と内装合わ ... 続き>>>.
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パートナーの家事に対する満足度、平均は65.4点

(株)DeNAトラベル(東京都新宿区)は、10代~70代の男女915名を対象に「家事の分担」に関する調査を行った。調査期間は2018年2月15日(木)~2月18日(日)。調査方法はインターネット。あなたは家事をやっている、あるいは手伝っていますか?では、女性は「やっている」が89.6%と圧倒的にやっている人が多かった。男性も「やっている」(37.7%)、「少しやっている」(37.3%)を合わせると7割を超えたが、まだまだ家事については女性の負担が大きいようだ。

パートナーは家事をやってくれる、あるいは手伝ってくれますか?では、男性は「やってくれる」が88.0%。しかし、女性の「やってくれる」は26.8%と男性との回答とに差がつく結果に。男性が家事をやっていると思っていても、女性はやっていないと思っているという認識の差があるようだ。

あなたがやっている家事を何ですか?(複数回答可)では、男性のベスト3は「ゴミ出し」(69.8%)、「食器洗い」(61.0%)、「掃除(風呂)」(59.4%)だった。一方、女性のベスト3は「料理」(93.5%)、「洗濯」(93.3%)、「買い物」(92.4%)。男性のやっている率が低い家事ほど女性がやっている率が高い傾向にあり、男女で役割分担をして家事をしている家庭が多いようだ。

パートナーにやって欲しい家事は何ですか?(複数回答可)では、男性のトップ3は「料理」(47.9%)、「掃除(部屋)」(39.8%)、「洗濯」(37.5%)となっており、男性がやっている率が低い家事が上位に挙がった。女性のトップ3は「ゴミ出し」(59.1%)、「掃除(風呂)」(54.5%)、「食器洗い」(45.5%)となり、「料理」「裁縫」など技術が必要なものというよりはパっと手伝える項目が上位に来ている。

パートナーの家事に対する満足度を100点満点で評価すると?では、全体の平均は65.4点。男女で分けると大きく差が開き、男性が79.0点なのに対し、女性は48.8点と低い評価となっている。まだまだ男性の家事への貢献度が足りていないようだ。

ニュース情報元:(株)DeNAトラベル

3年間でどう使おう?

所在地:港区高輪
9万8,000円 / 72.72平米
都営浅草線・京急本線「泉岳寺」駅 徒歩1分

マンションの建て替えによる定期借家での募集です。改装して募集することも考えましたがまずはこのままの状態で募集してみよう、となりました。住居でも倉庫でもアトリエでも。ご希望の利用方法が思いついたらまずはご相談ください。



まずは期間、条件について。今回マンション周辺の都市開発のため ... 続き>>>.
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専門委員を理事会に加え、大規模修繕の成功へ【管理はつなぐ[8]】

一大商業地の銀座や、大型ターミナルの東京駅が生活圏に収まる中央区築地。特に東京駅八重洲口側では複数の大規模開発が予定されていることもあり、昨今では住む街として改めて熱い視線が注がれつつある。そんな好立地に立っているのが、今回紹介する「ハウスコート築地」だ。
日ごろの管理の成果で、大規模修繕がスムーズに進行

「ハウスコート築地」では、竣工から12年目を迎えた2017年、竣工当初の予定に沿って大規模修繕工事を実施した。
「工事に先立ち、3名の入居者有志に大規模修繕委員として理事会に加わっていただきました。おもに、工事に関する協議や見積もりのチェックなどで協力していただきましたが、委員のなかには建設関係に詳しい方もいらっしゃったので、心強かったですね」(平久江理事長、以下同)

日ごろの定期メンテナンスがしっかりしていたこともあって、当初予定されていた工事を実施しないで済む箇所もあったという。
「共用廊下の床シートや側溝部分などは、ほとんど劣化していませんでした。半面、外壁のタイルは、修繕を要する箇所が想定より多かった。そこで、作業時に足場が必要な工事を優先したのです。現時点で支障がなく、足場なしで作業できる工事を見送ることで、支出のバランスをとりました。結果、当初の想定予算にほぼ収まりました」

【画像1】(左)外壁のタイルは、浮き上がってしまっていた箇所だけ大規模修繕時に交換(右)共用廊下には長尺の樹脂製シートが使われているが、劣化が少なかったため継続して使用中(写真撮影/柴田ひろあき)

【画像1】(左)外壁のタイルは、浮き上がってしまっていた箇所だけ大規模修繕時に交換(右)共用廊下には長尺の樹脂製シートが使われているが、劣化が少なかったため継続して使用中(写真撮影/柴田ひろあき)

周辺地域との連携によるコミュニティ形成を模索中

一方、コミュニティ形成については、これまで実施してきたのが、年に一度の防災訓練と、花火大会時の屋上開放程度で、今後の注力課題だという。
「築地一帯は祭りなどのイベントが盛んで、地域の結びつきが強い。マンション内はもちろんですが、周辺との交流活性化にも取り組んでいきたいですね。特に近隣には公園や児童館などがあって、多くの子育て層が利用しています。マンション内にも子育てファミリーが多いので、何かきっかけをつくれないかと模索しているところです」

コミュニティ形成の大切さについて、平久江氏は次のように続ける。
「エレベーターで顔を合わせた際にあいさつを交わす程度でも、安心感の醸成やみんなで気持ちよく暮らすための配慮につながると思います。また、私は今回初めて理事を経験していますが、マンションや管理について関心や理解が深まりました。できるだけ早い段階で全員が理事を経験し、入居者が自発的に安全で快適な住環境づくりに乗り出すようになるといいですね」

【画像2】マンション外周に配置された植栽。毎年、6月と10月に造園会社が入って手入れしている(写真撮影/柴田ひろあき)

【画像2】マンション外周に配置された植栽。毎年、6月と10月に造園会社が入って手入れしている(写真撮影/柴田ひろあき)

建築・住宅計画等を専門とする東京大学教授 大月敏雄氏が語る建築家の視点
大規模修繕のコスト節減や工事箇所の適切な選定を実現させる上で、建設に詳しい人に専門委員を務めてもらうのはとても有効だ。この知見は、ぜひ次回の大規模修繕にも活かしていただきたい。
今後に向けては、各フロアのまとめ役の新設を提案したい。誰がどんなジャンルの専門知識をもっているのかを把握しやすくなるので、大規模修繕時には適任者を専門委員として選定できるし、日ごろのコミュニケーション活性化にもつなげられる。
また、周辺地域との交流を深める一歩としては、マンションの自治会設立をお勧めする。役員は理事会のメンバーが兼務し、自治会として町内の取り組みに参加すれば、交流を深めていきやすくなるはずだ。【画像3】マンションの南東50mほどの場所には「築地川公園」があり、住民は日常使いできる。近くには中央区の子育て支援施設「築地児童館」もあるため、近隣の子育て世帯と交流しやすい環境が整っている(写真撮影/柴田ひろあき)

【画像3】マンションの南東50mほどの場所には「築地川公園」があり、住民は日常使いできる。近くには中央区の子育て支援施設「築地児童館」もあるため、近隣の子育て世帯と交流しやすい環境が整っている(写真撮影/柴田ひろあき)

【画像4】7名の理事と監事1名の計8名が通常の体制で、任期は1年間。現在のところ立候補者で構成している。大規模修繕時には、3名の大規模修繕委員を別途選出し、協議や意思決定の場に参加してもらった

【画像4】7名の理事と監事1名の計8名が通常の体制で、任期は1年間。現在のところ立候補者で構成している。大規模修繕時には、3名の大規模修繕委員を別途選出し、協議や意思決定の場に参加してもらった

※この記事は『都心に住む』2017年12月号(10月26日発売)からの提供記事です
※管理組合のルールや方針は変更される場合があります

プロ直伝!まだまだ冷える冬終盤に、ほっと温まるちょい足し家電

春らしい日も増えてきた今日このごろ。といっても寒い日は真冬並みの気温ですが、もう春も目の前に迫っているのに、本格的な暖房器具を買い足すのは抵抗があります。そこで、寒暖差の激しいこの季節を乗り切るために、プロおすすめのちょい足し家電を聞いてきました。機能説明やおすすめ度はもちろん、「人間に例えたらどんな性格?」なんて、ちょっと無茶な質問にも答えてもらいました。
エントリーNo.01 暖房家電の王道をゆく!-ヤマダ電機LABI

最初に突撃したのは「ヤマダ電機 LABI 新宿東口館」の家電アドバイザー高野陽平さん。2017年の終盤から2018年初頭にかけて冷え込みが激しかったことを受け、暖房家電の人気が急上昇。取材に伺った2月初旬には、既に多くの暖房機器が完売、或いは在庫僅少という状態でした。そんな中でも、まだまだ冷える冬の朝晩を乗り切るために、おすすめのちょい足し家電をばっちり紹介してもらいました。
※2018年2月6日・取材時点の情報です

高野さん イチオシは送風・温風兼用のファンヒーター「dyson Pure Hot+Cool link HP03」です。面倒な設定をしなくても、オートモードが搭載されているので、空気の状態を見て風量を自動調節してくれます。また空気清浄器の機能も果たし、高い密閉性を持つ360°グラスHEPAフィルターで花粉やバクテリア、ウイルスだけでなくPM0.1レベルの微細な粒子や有害なガスまで除去してくれます。空気を清浄にしながら、温風も涼風も使い分けができるので、季節を選ばずに活躍する家電ですね。

年間を通して利用できる多機能家電なので、空気清浄器や扇風機、ストーブなどの置場・収納場所にお困りの方、ワンルームなどコンパクトな部屋にお住まいの方におすすめです。アプリと連動したスケジュール機能も備え、運転予約も可能なので、仕事中にペットを家に残しているという方にもぴったりです。

どんな状況でも暖かく、或いは涼しく、自分にとって快適な環境づくりをサポートしてくれるので、もしこの家電が人間だったら人助けの上手な人じゃないかなと思います。

高野さんイチオシのファンヒーター(写真撮影/宮崎 林太郎)

高野さんイチオシのファンヒーター(写真撮影/宮崎 林太郎)

「LABI新宿東口館」店頭価格:59,800円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

「LABI新宿東口館」店頭価格:59,800円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

高野さん 続いて紹介したいのが「コロナ 遠赤外線ヒーター〈コアヒート〉 DH-1217R」です。省エネセンサーを搭載し、無駄な電気代を節約してくれるので、補助暖房家電にぴったり。遠赤外線による輻射熱が直接当たったものから暖めてくれるので、離れていても温かく、タテ・ヨコ・上下と向きや角度を好みで変えられるので、シチュエーションによる使い分けも可能です。

省エネセンサーによる電気代カットや、輻射熱によって広範囲を暖めてくれることから、エアコンが付けられないお部屋にお住まいの方や、冬場の電気代が気になる方におすすめです。マイコン制御(電源を入れると一時的に設定温度より高温で起動する機能)で素早く暖めてくれるので、着替えの間など短時間だけ利用したいという方は重宝すると思います。

もし人間だったら、自分以外にも熱を届けていくので、周りの人達も巻き込んで行動ができるのような熱血漢を想像しますね。

「ヤマダ電機オリジナルカラーのゴールドもあります」と高野さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ヤマダ電機オリジナルカラーのゴールドもあります」と高野さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

「LABI新宿東口館」店頭価格:22,100円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

「LABI新宿東口館」店頭価格:22,100円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

高野さん 最後にご紹介するのは「d-design ハイブリッド式加湿器 DKHS-3521 NWD/DWD」です。背の高いタワー型なので、高い位置からのミスト噴射でエアコンとの併用でも効率よく加湿することができます。超音波+ヒーターのハイブリッド式なので、蒸気が高温になりすぎず、しかし加湿ミストの殺菌効果が見込める温度までは上昇するため、衛生的かつ安心してご使用いただけます。アロマにも対応しているので、お好みの香りによるリフレッシュも可能です。

縦長で接地面積が小さいため、省スペースにもなり、コンパクトな部屋にお住まいにも便利です。スタイリッシュなデザイン家電なので、広い部屋にお住まいでも、インテリアとしてお気に召される方もいらっしゃるかと思います。家電までおしゃれにこだわる方にはこの商品をおすすめしたいですね。

この家電はエアコンなど他の器具との相性も良く、サポートに向いているので、優しい性格の人物を思い浮かべました。

木目調デザインの商品は明るめと暗めの2色(写真撮影/宮崎 林太郎)

木目調デザインの商品は明るめと暗めの2色(写真撮影/宮崎 林太郎)

「LABI新宿東口館」店頭価格:16,100円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

「LABI新宿東口館」店頭価格:16,100円(税抜)/LABI新宿東口館提供データより筆者作成

エントリーNo.02 主役の暖房を引き立てる!-ヨドバシカメラ

続いて向かったのはヨドバシカメラ新宿西口本店マルチメディア館。こちらでもファンヒーターやオイルヒーターなど、オーソドックスな暖房家電は人気のため、やはり完売している商品も多いそうです。そんな中、家電コンシェルジェの仲田大樹さんが、ちょっと目線を変えた暖房のサポート家電を案内してくれました。
※2018年2月7日・取材時点の情報です

仲田さん 暖房の補助家電として一番のおすすめは「象印 布団乾燥機 RF-AC-20-WA」です。こちらは暖房器具ではありませんが、布団乾燥機能だけでなく、布団のあたため機能が搭載されている点が大変便利です。アタッチメントを取り付けるなどの手間が必要なく、折りたたまれているノズルを開いて、送風口を布団に差し込むだけで布団全体に熱がしっかりと行き届くので、取り回しが非常にラクな点が特に人気を呼んでいます。送風口を部屋に向けて使えば、ちょっとした補助暖房としても利用できますよ。

「夜、寒くてなかなか寝付けない」「部屋は暖かいけど冬の布団は寒くて入るのに勇気がいる」といった方々にぴったりです。使い方も送風口を布団の中に入れてスイッチを入れるだけなので、機械の操作が苦手という方にも是非おすすめしたいですね。布団全体をしっかり暖める「しっかり」コースと、時間がないときに嬉しい「お急ぎ」コースの使い分けもできるので、仕事や家事、子育てに忙しい方にも重宝すると思います。

操作も簡単で、布団を暖め心身ともにリラックスできる状態を作ってくれるので、もし人間だったら「気の合う友人」のような存在ではないでしょうか。一緒にいるとほっとして、いなくなると物足りない、そんな家電だと思います。

仲田さんによる布団乾燥の実演(写真撮影/宮崎 林太郎)

仲田さんによる布団乾燥の実演(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:14,080円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:14,080円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

仲田さん 次におすすめしたいのが「コイズミ 電気肩ひざ掛け KDH5067」です。こちらは暖房器具の中では、電気代が非常に安価(※)です。腰から下を暖めてくれる「ひざ掛け」としてだけでなく、腕を通すための穴が付いているので、肩から羽織ってカーディガンのような使い方もできます。電源を入れなくても、羽織るだけで暖かいので、春先のちょっとした冷え込み対策にも便利です。

エアコンだけでは足下が少し寒い、電気ストーブを近くに置くのは怖いし熱すぎるといった方にぜひ試してほしい商品です。エアコンなどの暖房器具による乾燥が苦手、という方にもおすすめです。

人物に例えるとしたら、省エネで身体を優しく暖めてくれる、まるで自分をよく気遣ってくれる恋人のような存在だと思います。
※1時間当たりの電気料金:約1.4円(1kW/h 27円)。同社の遠赤電気ストーブは約16.2円/出典:小泉成器株式会社ホームページより

電気肩ひざ掛けを羽織る仲田さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

電気肩ひざ掛けを羽織る仲田さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:6,640円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:6,640円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

仲田さん 最後にご案内するのは「ゼンケン 窓下ヒーター ZK-91」です。窓の下に置くことで、窓から入ってくる冷気をシャットアウト、結露も防止してくれるので、お家のコンディションを整えてくれる家電です。うっかり素手で触れてしまったり、カーテンが揺れても安全な設計なのも嬉しいポイントです。

「窓から入ってくる冷気が気になる」「外の光を取り込みたいけれど、カーテンを開けると寒い」という方におすすめです。一軒家にお住いの方を中心に人気の商品です。

冬場でも冷気を気にせずカーテンを開けて部屋を明るくでき、結露によるカビの発生も抑制できるので、もし人間だったら、明るく陽気な性格をしているのではないでしょうか。一緒にいると周りもつられて陽気になる、そんな存在だと思います。

細長く場所を取らない窓下ヒーター(写真撮影/宮崎 林太郎)

細長く場所を取らない窓下ヒーター(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:13,500円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

「ヨドバシカメラ新宿西口本店」店頭価格:13,500円(税抜)/ヨドバシカメラ新宿西口本店提供データより筆者作成

エントリーNo.03 暖房じゃなくてもぽかぽか?-ビックカメラ

次に待ち構えるのはビックカメラ新宿西口店。どこへ行っても暖房家電は売れ行き好調で在庫は僅か、これはそろそろネタも尽きたかなと思いきや、「暖房器具じゃなくても暖まればOKですよね?」と変化球が待っていました。家電コーナー担当の池田祐記さんに案内をお願いしました。
※2018年2月7日・取材時点の情報です

池田さん 暖房器具に頼らなくても、身体を暖める効果が期待できる家電はあります。そこでまずご紹介したいのが「フジ医療器 フットマサージャー〈モミーナエアー〉 KC-210」。足首からふくらはぎにかけてをすっぽりと覆い、大型のカフ式エアーバッグがおおわれた部分全体を「しぼりもみ」することで血行を促進します。足の甲側にもエアバックが搭載され、上から抑え付けながら足裏をカーラーでしっかり揉みほぐしてくれます。さらに足裏にはヒーターが搭載されているため、冬場に冷えやすい足元から、身体をぽかぽかに暖めてくれます。

足の冷えに悩んでいる冷え性などの方、立ち仕事で足が疲れている方などにイチオシです。空気圧によって包み込むようにマッサージしてくれるので、痛いのが苦手な方でも安心ですよ。

もしこの「モミーナエアー」が人間だったら、3つの自動コースや5段階の強弱調整が搭載されていることから「聞き上手の提案上手」な性格をしているのではないかと思います。

池田さんによる実演。一度はまると抜け出せない心地よさ(写真撮影/宮崎 林太郎)

池田さんによる実演。一度はまると抜け出せない心地よさ(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:35,630円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:35,630円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

池田さん 続いてのおすすめ家電はビックカメラグループのオリジナル商品「日立 布団乾燥機 HFK-BK500」です。最大の特徴は簡単に着脱できる布団乾燥アタッチメントを使うことで、上下左右前後に万遍なく温風が広がるため、エアーマットや袋なしで布団を乾燥させることができる点です。就寝前に布団を暖めておけば、ほかほかの布団で心地よく休むことができます。外に布団を干しづらい花粉の季節や、湿気が多い夏場でも活躍できるので、冬終盤でも一考の余地ありではないでしょうか。

寝室が寒かったり、体の冷えで寝つきが悪くて悩んでいる方、毎日ふかふかの布団で眠りたいという方におすすめです。靴乾燥用のアタッチメントも付属しているので、外で遊びまわるのが好きなお子さんがいるご家族にも便利なアイテムです。

1台で布団乾燥・靴乾燥・ダニ対策など多数の要望を叶えてくれるので、もしも人間だったら、きっと才能豊かな「マルチプレーヤー」として活躍するのではないでしょうか。

池田さんが手に持つのが布団用のアタッチメント(写真撮影/宮崎 林太郎)

池田さんが手に持つのが布団用のアタッチメント(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:11,800円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:11,800円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

池田さん 最後のおすすめアイテムは「アテックス〈ルルドプレミム マサージクッション ダブルもみ〉 AX -HCL188」です。こちらはクッションの片面にもみ玉を搭載したマッサージ器です。もみ玉にヒーターがついているため、あったか気持ち良いもみ心地に癒されます。椅子に置いて腰に当てるだけでなく、足や肩の上に置いていろいろな部位をもみほぐすことができます。

カバーを閉めればパッと見普通のクッションですので、インテリアにこだわる方にぴったりです。冷えからくる体の疲れに悩んでいる方にもおすすめですが、敬老の日などのプレゼントとしても人気の商品です。

人間に例えるなら、見た目も性能もバッチリな、まさに「才色兼備」な家電といえるのではないでしょうか。

ヒーターの温度はひと肌くらいと池田さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

ヒーターの温度はひと肌くらいと池田さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:9,800円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

「ビックカメラ新宿西口店」店頭価格:9,800円(税抜)/ビックカメラ新宿西口店提供データより筆者作成

EXTRA INTERVIEW 漫画家・西山 優里子さんの冬家電チョイス

女性向けとしては珍しい家電をテーマにした漫画「家電の女(講談社)」の作者・西山 優里子さんに、冬のちょい足し家電についてお話を伺うべく、ご自宅兼仕事場に突撃しました。案内されたのは仕事部屋の隣室。そこにはセットされたこたつが。促されるままこたつに入り、なんとそのまま取材スタートです。

「家電の女」全4巻(C)西山優里子/講談社(画像提供/講談社)

「家電の女」全4巻(C)西山優里子/講談社(画像提供/講談社)

――早速ですが、ここまで紹介した9点のおすすめ家電で、気になる商品はありますか?

西山さん どれも面白いのですが、素直に欲しいと思った順だと一番は「象印の布団乾燥機」です。以前、温風で袋を膨らませるタイプを持っていたのですが、取り回しが面倒くさくて結局2回くらいしか使いませんでした。その点、ぱっと開いて布団に挟むだけというのは簡単でいいですね。ホースが飛び出ていて、いかにも乾燥機ですという存在感があった昔のものと違って、部屋に置いておいても気にならないコンパクトな見た目も気に入りました。

「家電の女」にも布団乾燥機が登場しているのですが、その時は昭和の古い型のものだったので「あなたのために布団を暖めておきましたよ」という、おじいさんでした。懐で草履を暖めた豊臣秀吉の逸話のイメージですね。今回の象印だったら、お布団を暖めてふかふかにしてくれる機能に焦点を当てて、ちょっと太めの優しいおじさんがキャラクターかなと思います。

2番目は「ハイブリッド式加湿器」です。個人的にも、スタッフの健康を考えても加湿器は必需品ですが、背が低い加湿器だと水蒸気が足元ばかりで顔の高さまで届かないので、机の上に置いて使ったりしていたんです。その点、水蒸気の噴射口が高い位置にあるのは良いですね。背が高くて見た目にもおしゃれなので、噴水広場に佇むギリシア彫刻のようなキャラクターを想像しました。

もうひとつ気になっているのが「フットマッサージャー」です。座り仕事をしていると足がむくむので、仕事机の下に置いておきたいくらい。丸みがあって、かわいらしいフォルムも惹かれます。もうちょい足しと言わず、一年中使えそうですよね。

――因みに愛用している暖房家電は有りますか?

西山さん 今座っているこたつは、週刊少年マガジンで連載していた頃から20年近く使っています。当時はまだ狭いアパートにスタッフ7~8人で仕事をしていたので、コンパクトサイズじゃないと入らなかったんですよ。今の家を建てると決まった時に、スタッフの要望もあって、仕事部屋の隣にシート状の畳を敷いて、こたつを置くスペースをつくったんです。ここで休憩したり、食事をしたり、編集さんと打ち合わせをしたりしています。こたつに入るともう動けなくなって、大抵寝るので仕事にはよくないかもしれませんね。

――こたつは「家電の女」でもキーキャラクターとして出てきますね。

西山さん 「家電の女」のストーリーは毎回、掲載される季節に合わせて考えていたんですが、こたつの話は編集さんと「こたつは良いよね。でも最近あまり見ないね」という何気ない会話から生まれました。日常の何気ない会話や気づきが話の根幹になることがほとんどなので、とても大切にしています。私は以前、海外に住んでいたこともあり、フランスなどは特に寒いですし、ウォシュレットがウケたんだから、こたつも海外に持っていったら絶対ウケるのに、というのが持論なんです。自室にもミニこたつを置いているくらいです。

実は仕事机の下にも足置きこたつを置いているんですよ。こちらも最近あまり見かけなくなった型式なので、そろそろ20年選手です。上に足を置いて、膝にブランケットをかけて仕事をしていると、ブランケットの内側に熱が溜まってとても暖かいんですよ。冬は足元が冷えるので、エアコンより床暖房や電気カーペットなど、下から暖めてくれる家電が欲しくなりますね。

西山さん愛用の足置きこたつ(写真撮影/宮崎 林太郎)

西山さん愛用の足置きこたつ(写真撮影/宮崎 林太郎)

――最後に「家電の女」について裏話などあれば教えて下さい

西山さん 家電が人間になるという現実離れした内容ですが、「家電の女」に登場する家電はすべて実在のものを描くという点にこだわっていました。実際の商品をメーカーさんから借りたりしていました。日本のメーカーに比べると、外資系は権利関係の調整が煩雑で、商品イメージに対するこだわりが強いので、キャラクター設定にも要望が入ったりと大変でしたね。

思い出深いといえば「家電の女」は初めてサイン会を行った作品でもあるんです。イベントなどの依頼は編集ストップをかけるくらい、週刊少年マガジンで連載をしていたころ(1990年代~2000年代前半)は忙しかったので。「家電の女」がきっかけで、女性向け雑誌で家電コラムを書いたこともあるんですよ。

今日は久々に家電の話ができて楽しかったです。

※「家電の女」全4巻は各電子書店にて配信中(書店でのコミックスの入手は困難です)

暖房家電も店頭からどんどん姿を消していく時期ですが、朝晩はまだまだ冷えますよね。そんな時、部屋ではなく自分の体を直接あたためてくれる家電や、多機能で1年中使える家電に注目すると、冬終盤だけでなく春先まで快適に過ごせそうです。家電を選ぶとき、その性格まで考えると、相性ピッタリの子が見つかるかもしれませんね。

●取材協力
・株式会社ヤマダ電機「LABI新宿東口店」
・株式会社ヨドバシカメラ「ヨドバシカメラ新宿西口本店」
・株式会社ビックカメラ「ビックカメラ新宿西口店」
・株式会社講談社
・西山 優里子氏

ネコの街と呼ばれる谷中ってどんな街? 住民の方と一緒に散策してみた

東京の谷中、根津、千駄木。「谷根千」と呼ばれる界隈は、下町の雰囲気を色濃く残す人気の街だ。なかでも谷中は「ネコの街」として知られ、人に慣れた猫たちが悠々と街を往来している。雑誌やテレビの散歩特集などで取り上げられることも多いが、一方で、その住環境について語られることはあまりないように思う。
そこで、知られざる谷中の「住み心地」を調査すべく、住民の方を案内役にその魅力を掘り下げてみることにした。

迷路のような路地裏

今回ガイドしてくれるのは、谷中在住歴15年というサッサさん。ネコの雑貨販売を生業にしており、「ネコの街」の案内人としてはうってつけである。

サッサさん。たまたま訪れた谷中に惹かれ、住みつくようになったという(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

サッサさん。たまたま訪れた谷中に惹かれ、住みつくようになったという(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

JR日暮里駅を出て最初に訪れたのは、「夕やけだんだん」。夕焼けの美しさで知られる名所である。ここを下ると、これまた名物商店街の「谷中銀座商店街」へつながるのだが、商店街は通らず手前の道を脇へと逸れるサッサさん。

夕暮れ時には、階段に座って風景を眺める人の姿も(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

夕暮れ時には、階段に座って風景を眺める人の姿も(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

なんでも、「谷中銀座商店街は休日になると観光客で溢れかえるので、あまり住民は行かないんですよ」とのこと。

そう言って、静かな路地をするする抜けていく(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

そう言って、静かな路地をするする抜けていく(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

確かに、商店街を一歩隔てただけの路地は静かで、誰ともすれ違わない。ここをゆっくり散歩するのが、サッサさんの日課だ。

「谷中は路地裏がいいんですよ。少し脇道に入ると、どこに続いているか分からない曲がり道や素敵な細い道がたくさんある。何度通っても迷路のように迷い込んでしまう。私は、そこに惹かれたんですよね」

下を流れる川に沿ってできた「蛇道」(写真撮影/小野洋平)

下を流れる川に沿ってできた「蛇道」(写真撮影/小野洋平)

なお、この路地の多さこそ、ネコが住み着いた要因の1つだという。

「どの路地も車が通れないほど狭いでしょ? それに古くから神社仏閣や墓地が多いエリアなので、ネコも安心してのんびり暮らせていたんです」

こちらはつつじの名所として知られる根津神社(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

こちらはつつじの名所として知られる根津神社(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

今と昔が混在する街並み

また、なんといっても古い街並みの美しさ。木造の長屋が並ぶ下町らしい風景が、サッサさんのお気に入りだ。

「初めて谷中に訪れたとき、その美しさに感動したんです。それから『こんな街に暮らしてみたいな』と思い焦がれていたらご縁があり、2年後に引越しを決めました」

サッサさんを魅了した木造長屋の街並み(写真撮影/小野洋平)

サッサさんを魅了した木造長屋の街並み(写真撮影/小野洋平)

最近は古い建物を活かし、リノベーションしたカフェがオープンするなど、谷中らしい景観を残そうとする動きも見られる。しかし、その一方で、近代的な外観の建物も急速に増えているそうだ。

「最近になって、新しい住民は増えましたね。東大や芸大が近いので学生はもともと多かったんですけど、ここ数年は単身者らしき大人の方もよく見かけます。耐震の関係で建て替えをする家も多く、一人暮らし用の手ごろなアパートなんかが見つかりやすいのだと思います」

寺町らしい一画。正面に見えるのは谷中のシンボル、樹齢90年を超えるヒマラヤスギ。なんと、植木鉢から育てられ、ここまでの巨木になったという(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

寺町らしい一画。正面に見えるのは谷中のシンボル、樹齢90年を超えるヒマラヤスギ。なんと、植木鉢から育てられ、ここまでの巨木になったという(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

さて、下町というとコミュニティが若干閉鎖的というイメージが筆者にはあった。しかし、ヨソからやってきたサッサさんは、完全に街に溶け込んでいる様子。街を散策中、幾度もすれ違う人とあいさつを交わし、時には立ち話に花が咲いた。

「さっきの人は行きつけの飲み屋で知り合ったおかあさんです。お祭りの神輿に誘ってくれたり、いま住んでいるお家も見つけてもらったんです」

なんでも、昔からの住民は「世話好き」が多いとのこと。

「何か困ったことがあったら助けてくれる良い方ばかりですよ。もはや地元にいるのと変わらない感覚ですね。行きつけの飲み屋は親戚の家みたいな雰囲気だし、新旧の住民が密接な関係になりやすいのも谷根千ならではだと思います」

どうやらここにはリアルに「下町の温かさ」が根付いているようである。

散策中に出会ったネコ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

散策中に出会ったネコ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ちなみに、谷中の住民は人だけでなくネコにも温かいそうだ。

「近所に住む人たちは、野良猫でも責任を持って世話するんです。だから、街も汚れずに多くのネコが住み着いたんですよ」

しかし、その一方でこんな話も。

「ただ、じつは谷中のネコは年々減少しています。というのも、区のボランティアによって、去勢・避妊手術を行い、殺処分ゼロ・野良猫ゼロにする運動を行ってきたからです」

野良猫が際限なく増えれば、糞害などのトラブルも起こる。谷中のネコに癒やしを求める観光客は多いが、住民にとっては可愛いだけでは済まされないストレスもあるのだろう。数年前から区のボランティアグループが立ち上がり、「ネコの街」は新たな転換点を迎えているという。

そんな谷中の生活環境とは?

さて、最後に谷中の生活環境に目を向けてみよう。まずは買い物事情。生活必需品は、谷中銀座商店街に交わる「よみせ通り」でそろうとのこと。谷中銀座商店街は観光客向け、よみせ通りは地元民向けという棲み分けのようだ。

地元民が行き交う「よみせ通り」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

地元民が行き交う「よみせ通り」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「大きな買い物をするときは上野に行きます。自転車で10分弱くらいなので不自由ないですね。それから、電車も日暮里駅や千駄木駅が使えるので便利ですよ。どこにでも出やすいです。ただ、街中は坂が多くて体力がないときついかな。私は自転車によく乗りますが、すぐにブレーキがすり減ります(笑)」

長い一本道の坂。足腰が鍛えられそうだ(写真撮影/小野洋平)

長い一本道の坂。足腰が鍛えられそうだ(写真撮影/小野洋平)

谷中近辺の家賃相場は?

そんな谷中の気になる家賃相場を見ていこう。JR日暮里駅の一人暮らし用賃貸物件(駅徒歩10分圏内、20~30平米のワンルーム・1K・1SK)の相場は8.9万円、物件数は824件もヒットした。ただ、サッサさんいわく、古くから残る物件もあれば最近建て直された物件もあるのでピンキリだという。

また、参考までに谷中近隣の街の家賃相場は以下のとおり。

●谷中まで15分以内の家賃相場が安い駅ランキング(TOP10)

1位 谷在家(日暮里・舎人ライナー)/14分/5.8万円/物件数175
2位 お花茶屋(京成電鉄本線)/15分/6.5万円/物件数249
3位 江北(日暮里・舎人ライナー)/11分/6.6万円/物件数146
4位 荒川二丁目(都電荒川線)/14分/6.6万円/物件数24
5位 小菅(東武伊勢崎線)/14分/6.6万円/物件数146
6位 扇大橋(日暮里・舎人ライナー)/8分/6.8万円/物件数115
7位 高野(東京)(日暮里・舎人ライナー)/10分/6.8万円/物件数111
8位 西新井大師西(日暮里・舎人ライナー)/13分/6.8万円/物件数162
9位 東尾久三丁目(都電荒川線)/14分/7.0万円/物件数65
10位 堀切菖蒲園(京成電鉄本線)/13分/7.1万円/物件数526

というわけで、街歩きで見えてきた谷中の特徴をまとめると…

・車も入れないほどの路地が迷路のように入り組んでいる
・古い長屋や神社仏閣、坂など昔ながらの景観が残る
・一方で、新しい住居も増えつつある
・ここ数年、単身者を中心に新しい住民が多く見られる
・昔からの住民は世話好きな方が多く、仲良くなりやすい
・実は野良猫は減りつつある

「ネコと商店街」のイメージが強かった谷中だが、ネコは減り、地元民はあまりメインの商店街を使っていないという意外な事実が見えてきた。「ネコと商店街」はあくまで“観光客が求める谷中”であって、実際には冷静で地に足のついた生活が根付いている印象だ。一方で「世話好き」など、いわゆる下町の人情みたいなものはしっかりあって、サッサさんとご近所さんとのふれあいには、取材中何度もほっこりさせられた。これからさらに新しい住民が増えても、そういうベタな“下町的エモさ”は残り続けてほしい。帰り際、夕やけだんだんから赤く染まる街並みを眺めつつ、そんなことを思った。