
7万8,000円 / 93.75平米
京成本線「京成佐倉」駅 徒歩25分
古い戸建ての味わいを残しつつ、無垢材やベニヤ、白塗装などで仕上げられた物件。クオリティにはこだわりつつ、自分らしく住めるように、あえてシンプルに仕上げました。
もともとあった、リビングの出窓やクローゼットのガラス扉、玄関のタイルがかわいらしい1階部分。床は全てアカシアの無垢フロ ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
人生で何度か経験する人も多い、賃貸の「お部屋探し」。忙しくて内見時に十分な確認ができなかった、急かされてなんとなく決めてしまった……など、住み始めてから後悔したお部屋探しエピソード、ありませんか? 今後、部屋を探す際の気づきにつながるような、体験談と注意すべきポイントを紹介します。
<部屋編> 日当たりが悪くてカビる部屋、家具が置けないetc.
まずは部屋そのものについての失敗談から。見学する時間や平日、休日など暮らしのシーンを際に細かくイメージして選ぶことが失敗を防ぐ方法につながります。
●「仕事の都合で夕方から夜にしか見学できなかった。日中も思っていたより日当たりが悪く、湿気でカビだらけの部屋に」(30代男性)
⇒日当たりは間取図ではなかなか分からないので、内見は昼・夜それぞれに行くのがベスト。窓の位置や風通しもチェックを。
●「新しい部屋には絶対置こうと思っていたソファ。横幅などちゃんと考えていたのに、部屋に柱が張り出していて……。泣く泣く諦めました」(20代男性)
⇒柱や梁には要注意。ちなみに梁がある場合は、背の高い家具が置けないことがあるので、できればメジャーで測っておきましょう。
●「眺望がよく、階上の騒音も気にならない最上階。しかも南向きで日当たりもいい! ちょっと予算オーバーでも頑張って借りて、自慢していました。でも、誤算が夏場。太陽をもろに浴びて部屋中が暑い!夜仕事から帰ってきても暑すぎてエアコンフル稼働。遮光カーテン代や光熱費など出費が想像以上に」 (30代男性・シングル)
⇒隣接建物や構造にもよりますが、日光を受ける最上階は暑くなりがち。内見時に季節ごとの注意点も聞いておきましょう。
●「角部屋でマンションにしては窓が多く、風通しがよさそうと思って契約。でもそのあと、カーテン代が高くつきました。しかも、出窓などもあって窓のサイズが規格品に合わず……。女性一人暮らしだからと、窓用の防犯グッズも買ったので出費がかさみました」(30代女性・シングル)
⇒窓に必須のカーテンや防犯グッズの予算もあらかじめ想定を。加えて、オーダーカーテンは時間もかかるので入居直前ではなく、早めに準備しておきましょう。
●「玄関から廊下を通って入る間取りなら、玄関に入ってすぐに室内が丸見えじゃなくていいかなと。でも、何も使わない廊下がある分、部屋が狭く感じる。ちょっともったいない気分に」(30代女性・シングル)
⇒プライバシーと部屋の広さを天秤にかけて日常生活をイメージ。家具を置くなど、廊下の有効活用ができるかもポイントに。来客が少なければ室内が見えてもOK!というケースも。
日当たりが良すぎるのも考え物。特にタワーマンションの上層階では夏場の室温が急上昇することも(写真/PIXTA)
<設備編> コンセントの場所がイマイチ。ドアを開けたら通りにくいetc.設備はその後の暮らしに直結するもの。収納からコンセントなどの細かな設備についても、有無だけでなく使い勝手まで確認しておくことが大切です。
●「コンセントの位置が悪い。ワークスペースとして想定した場所にコンセントがなく、気づくとテレビや照明などのケーブルがたくさん入ったタコ足配線に。ホコリがたまって漏電からの火事が心配」(30代男性・カップル)
⇒現地見学のときは、電話やテレビアンテナの差し込み口、コンセントなどの位置や数も要チェック。
●「Wi-Fi完備に惹かれて入ったものの、電波が悪い&弱くてインターネット環境が貧弱。有線LANの差し込み口も微妙な位置で、ホームワークや趣味の動画視聴もブツ切れでストレスマックス」(40代男性・シングル)
⇒今や必需品となったインターネット環境。回線速度は最速の値で明記されていることが多く、また居住物件の住人で割り振ることもあるので、何をしたいのかを不動産会社に伝え、快適にできるかどうか聞いておきましょう。
●「寝室の収納扉が前に開くタイプ。ベッドを置いたら、扉が途中までしか開かない!他にベッドの置き場所もないし、半開き状態ではモノを取り出すのが大変……」 (30代男性・カップル)
⇒生活動線で案外見落としがちなのが扉の開閉タイプや開閉方向。家具の置き位置だけでなく、廊下やキッチン、洗面回りのドアや収納扉などの開閉スペースも、通路部分にかからないか確認を。間取図で引き戸か開閉式なのかが分かります。
●「都会的で憧れのウォークインクローゼットがある部屋を契約。でも、一人暮らし用の1DKで約40平米の部屋なので、部屋が狭く感じてもったいない。出入口も広くないので奥の物が取り出しにくいし、友人が遊びに来た際、『収納が大きすぎて部屋が狭い。収納で暮らせそう』と言われる始末」(20代女性・シングル)
⇒ウォークインクローゼットは人が入れるスペースをとっている大型収納。居室にゆとりがないと、もったいなく思えることも。また出入口の幅が狭いと中にある物が取り出しにくく、結局有効活用できないことも。
●「シンクとコンロの間が狭く作業スペースが思ったより狭い。食材を並べたり、盛り付けたりするのに狭苦しくて、結局レトルト品だらけのディナーに」(20代女性・シングル)
⇒自炊する人は、調理スペースの広さも見ておきましょう。普段使うまな板や調理器具のサイズから想定できるはずです。またコンロの数や配置など実際の使い勝手も考えて見学をしましょう。
●「トイレ、浴室とLDKが近すぎて、生活音がダダ漏れ。友達が遊びに来たときは気をつかわせてしまうし、カップルで住んでいても少し恥ずかしい」(30代女性・カップル)
⇒毎日使う設備なので、動線だけでなく快適に使えるかをイメージしましょう。たとえ隣り合っていても、間に収納があるなど緩衝する空間があれば気にならないことも。
●「洗面室とバスが一緒なのは、朝、シャワーの後に洗面化粧台でメイクできてラクと思っていたけど、湿気がこもって化粧しにくい。洗面室は別がよかった」 (20代女性・シングル)
⇒よく間取図に明記されている「バス・トイレ別」。ただバスと洗面台は一緒のこともある。独立した洗面室が希望であれば、条件をしっかり伝えておこう。
大きい収納があって便利!で終わるのではなく、建具の開く方向や開く幅などを確認しておこう(写真/PIXTA)
<周辺環境編> 深夜、朝も騒音で寝不足。案外買い物がしにくい街etc.最後は「周辺環境」。利便性だけにとらわれたばかりに、せっかくの部屋での暮らしにストレスを抱えることも。こちらも時間帯を変えたり、周りに何があるのかなど細かくチェックしたりしておくことが重要です。
●「通勤利便性を考えてターミナル駅最寄りに。繁華街が近いので、夜は酔っ払い、朝は通勤の車などでやかましい。ヘッドフォンをして過ごすことが多くなりました」(30代男性・シングル)
⇒駅近くはアクセスだけでなく、さまざまな施設があって便利。その分、大勢が訪れる場所なので騒音が大きくなることも。日中だけでなく、朝、夜などの時間を変えて下見をしておくと状況が分かりやすいです。また、部屋の防音構造なども確認しておきましょう。
●「隣に公園があって、低層階でも気持ちよく光や風が入るかと思ったら、公園で遊ぶ子どもたちが巻き上げる砂埃が洗濯物についたり、夜は若者がたむろしていてちょっと怖いなどデメリットも」(20代男性・夫婦)
⇒目の前が公園といういかにも好立地でも落とし穴が。公園の利用状況も下見しておきましょう。
●「共働きで帰りが遅くなることが多いので、家の近くにスーパーや飲食店など商業施設があると便利だと思って探し当てたのですが、肝心のスーパーは深夜営業しておらず、飲食店も居酒屋ばかり。結局、途中の乗り換え駅で買い物して帰る日が多くなりました。コンビニや定食屋などがあれば……」(20代男性・カップル)
⇒なにかと便利なスーパーは、有無だけでなく営業時間も確認を。帰宅ルートに複数あると使い分けがしやすいです。
●「救急病院が近くて、なにかあったときに安心!と思っていたのですが、思った以上に救急車のサイレンが響く。もちろん仕方ないことなのですが、就寝中に立て続けに聞こえると、ちょっと悩ましいです」(30代男性・シングル)
⇒騒音の感じ方は人によって違うもの。病院以外にも線路沿いであれば電車や踏切、大通り沿いであれば車の音などが気になることも。防音構造の説明を鵜呑みにせず、実際に時間を変えて自分で確認を。ただ、病院が身近にあると確かに安心ではあるので、どちらを取るかよく考えて選びましょう。
●「駅から多少離れている分、静かで緑も多くて、快適に暮らせるなと思っていたのですが、帰宅ルートに死角が多くて夜はちょっと怖い。帰りが遅いときは遠回りして帰っています」(20代女性・シングル)
⇒女性の一人暮らしはセキュリティも大切。物件のセキュリティが充実していても、周辺環境はそうはいかないことも。駅までのルートを実際に通勤時間帯に歩いてチェックすることが防犯につながります。
アクセスや設備に満足した部屋でも環境が悪ければ魅力半減。暮らしの快適性を左右するポイントだ(写真/PIXTA)
先輩たちの部屋探しの失敗談はいかがでしたでしょうか。好みやライフスタイルは人それぞれですが、いざ住んでみて「しまった!」とならないために、事前に細部までしっかりチェックしましょう。特に情報が多く手に入る内見は、時間帯や平日休日など日取りを変えて見学をすることで、失敗が防ぎやすくなるようです。
お部屋探しは、人生で何度か経験するケースが多いもの。すでにお引越しを終えて新年度の準備万端!という方も、最後の追い込みで探し中という方も、ぜひ今後の理想の部屋探しに役立ててみてください。
朝晩は肌寒い、かといってエアコンやストーブをつけるには暑すぎるこの時期に、ぴったりな設備が床暖房。エアコンやファンヒーターなどと違い、空気を攪拌(かくはん)しないのでホコリが舞いにくく、じわっと足元から温めてくれるので、頭は熱くても足元が冷えてしまうということもありません。新築マンションや一戸建てには設置されていることが多いのですが、実はリフォームでも取り付けられるんです。でも、リフォーム時の注意点は? 電気、温水式はじめ、意外と種類が多く、選び方も難しそう……。そこで特徴やコストパフォーマンス、使い方やトレンドなどを紹介します。
タイプは大きく分けて電気式と温水式の2つ。コスパは使い方次第
「床暖房は冬場はもちろん、朝晩限定などを含めれば、大体10月から3月下旬くらいまでと意外と長く使う設備です。ガスや灯油を燃料としないので、小さい子どもやお年寄りがいても安心して使えるという魅力もありますね」と話すのは、新築、リフォームなど多彩な住宅の設計を手掛けるアキ設計の矢島理紗さん。
その床暖房は大きく分けて「温水式」と「電気式」の2タイプがあるとのこと。
「熱源がガスの場合やヒートポンプという空気を集めてエネルギーをつくるタイプ、温水を電気で温めるなどさまざまあるので、どのタイプが良いのか選ぶのが難しいかもしれませんが、基本的にこの2タイプに分かれます」。
違いはどういう点でしょうか。
「どちらも床下に専用のパネルを敷き詰めて床を温めるものです。簡単に言うと、電気式は電気をエネルギーとして温める方式で、温水式は熱源機で温めたお湯をパイプに循環させる方式です」
コストや設置条件に関してはリフォームする家の構造や設備状況から、使用する商品、床素材、ニーズによってさまざまで「一概には言えないです」とのこと。
「温水式は熱源機の新設やパイプの配管工事、リモコンの電気配線工事など、多業種に渡る工事が必要です。そのため設備費用自体は抑えられても、人件費などの経費を考えると工事費は高くなりがちです。しかし、広い面積に床暖を入れる場合や、床暖房のほかに、例えば浴室などのリフォームなど給湯配管に関わる工事と合わせて行う場合は、まとめて配管工事ができます。また、温水式はスイッチを切っても温水が冷めるまでゆっくりと温度が下がるため保温力も高いので、長時間家で過ごす方がいるお宅に向いているでしょう。
「電気式は設備としては電気工事だけなので、温水パイプの配管が難しい場合や、個室一部屋だけなどの小規模な床暖リフォームに向いています。また電気式は立ち上がりの温まりが早いのが特徴なので、日中外出しがちで、朝や夜だけなど短時間使用のお宅におすすめです。ただ、電気式はある程度の電気容量が必要です。住宅によってはアンペアの容量増設や、電気料金の契約内容の見直しが必要になることもあります」
あくまで目安のひとつ。「施工面積や素材、商品で違いがあるのと、施工する物件の構造や断熱性能でも効率がだいぶ変わりますので、施工会社や建築士などの専門家に相談してみましょう」(矢島さん)とのこと(画像作成/SUUMOジャーナル編集部)
どんな住宅でも取り付けできる?床を工事するだけに、床暖房の後付(リフォーム)と聞くと、なんだか大変そうと思いがちですが、基本的に木造の戸建て、鉄筋コンクリートのマンションなど住宅の種類はもちろん、1階か2階かに関わらず床暖房リフォームは可能といいます。ただ気を付けたいのは「前述した温水式を取り入れる場合、例えばオール電化のマンションだと、当たり前ですがガスの熱源機を導入できません。
また熱源機からの配管を屋内に取り込む際に、外壁に新たに穴をあける工事が必要になることがありますが、マンションの場合はコンクリート造なので壁に穴をあけることができません。お住まいがどんな住まいで、何が追加で必要なのか、どの方式が最適なのかを専門業者に見てもらい、判断したほうがいいと思います」(矢島さん)
とはいえ、さらに最近では電気式、温水式にもさまざまな種類の床暖房システムが登場しているので、きっと最適な床暖房があるはず、といいます。特に今回見せてもらって驚いたのが電気式床暖房で使うパネル。コンパクトのため、施工箇所を例えばキッチンだけ、寝室だけなど部分的にも導入しやすく、極薄なので床のかさ上げも最小限で済みます。
また、部屋の印象の大部分を左右する床。それだけに床材もこだわりたいところですが、一昔前は経年や湿度などで変化する自然素材の床は使いにくいといわれていました。当時は泣く泣く気に入らないデザインを選ぶことになった人もいましたが、今は床暖房対応の仕様が多種多彩。
「足触りのいい無垢材仕様の床はもちろん、竹や畳、カーペット、コルクなどさまざまな床材が選べます。温かさだけでなく、見た目や足触りも暮らしの重大要素。選べる範囲が広がっているのはいいことですよね」。
アキ設計で使われた床暖房パネルのひとつを拝見。極薄で紙のようなこのパネルで床を温める。軽量で施工がしやすいタイプも増えている(写真撮影/山口俊介(BREEZE))
アキ設計で使われた床暖房対応の「無垢チーク材」の床。自然素材は足触りがよく、経年変化も楽しめるのが特徴。アレルギーやシックハウスなどが気になる人にとっても朗報だ(写真提供/アキ設計)
リフォーム時の注意点やかかる日数は?もうひとつ気になるのが、床となると「大規模すぎて工事に時間がかかるんじゃないの?」という懸念です。特に床だけに仮住まいを1カ月くらい借りなくちゃいけない?施工中は狭い洋室で長期間過ごすの?なんて考える人もいるかもしれませんが……。
「施工面積によりますが、リビングの床を床暖房にするのには、最短で電気式であれば1日から2日、温水式でも2日から3日ほどで工事することができます」といいます。
「もちろん前述のとおり、周辺機器の工事が必要の場合はその分日数はかかりますが、床暖房だけなら1週間くらいでリフォームできると思っていただければ大丈夫です」
案外手軽にできるようです。
しかし、どんなタイプの床暖房であれ共通する注意点があるそうです。
「それは家自体の断熱性です。せっかく床暖房を導入しても、温かさが逃げていくばかりでは光熱費がかさんでしまいます。ですので、できれば床暖房リフォームをきっかけに、床下や外壁、サッシなどの断熱性をチェックし、家全体の断熱性=快適性に目を向けてもらえれば、長く快適に暮らせる住まいになると思います」(矢島さん)
「床を温めるだけでなく、家全体が温かくなるような、快適な住まいを見直すきっかけにしてほしいですね」と床暖房リフォームについて語ってくれたアキ設計の矢島さん(写真撮影/山口俊介(BREEZE))
床暖房は足元から住む人を温めてくれるもの。最近は電力会社やガス会社などから光熱費について各種割引プランが多く出ているので、懐も温めつつ導入しやすくなっています。施工期間も短期間で済むので、来年に向けて一度検討してみてはいかがでしょう。
●取材協力
・一級建築士事務所 アキ設計