願わくば 先手必勝

所在地:新宿区四谷本塩町
186万516円(税込) / 569.48平米
中央線・丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅 徒歩5分

数少ない出会いのような気がします。四谷で坪単価1万円を叩き出す一棟ビルは、どうやらこれまでスポーツ会社の本社だった模様。



現状渡しが原則となり、3年間の定期借家契約とい条件付き。それなりの規模感で、3年後に引越の可能性を残す不安はありますが、再契約は一応相談可能とのこと。室内は ... 続き>>>.
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屋上独占!商店街ではじめよう

所在地:世田谷区尾山台
21万6,000円(税込) / 89.46平米
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩4分

青いタイル貼りの外観がレトロでなんとも可愛いビルの2、3階を、一括貸し。なんと屋上も使用可能です。晴れた日にはここで日向ぼっこをしたり、ビールを飲んだり楽しんで使ってください。



尾山台駅を出てすぐ、石畳の両脇にさまざまな商店が軒を連ね、古くから地元の人達に愛される「尾山台ハッピ ... 続き>>>.
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創業41年パン屋の上で

所在地:渋谷区桜丘町
19万2,955円(税込) / 34.48平米
山手線「渋谷」駅 徒歩6分

昨年リニューアルされ、元住居だった建物は、その時代を感じさせるものがもうほとんどないというくらい、外装も内装もきれいにお化粧されています。



でも1階に唯一、この建物が建った当時から営業を続けている老舗のパン屋さんが入っていて、その歴史を感じることができるんです。お昼はここでサン ... 続き>>>.
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棚ぼたワンルーム【遊び心見え隠れ】

所在地:狛江市岩戸北
6万5,000円 / 19.83平米
小田急線「狛江」駅 徒歩6分

全国どこでも同じ間取り。たまに左右が違うくらい。扉を開けても、図面通りの見たことのある光景。そんな概念を吹き飛ばす“リノベ・ワンルーム”のご紹介です。



全4室の木造アパート。2011年にそれぞれの部屋が異なる内装にリノベーションされました。



この部屋は、そのアパートの2階。見 ... 続き>>>.
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青山墓地の森

所在地:港区南青山
20万円 / 47.49平米
銀座線「外苑前」駅 徒歩7分

外苑西通り青山墓地に沿って立つマンションの眺望です。

青山墓地の場合、お墓よりも緑の多さで、お墓の印象は薄まります。

しかし墓地であることには変わりないので、色々見えてしまう方はご遠慮下さい。



高級感のあるエントランス周り、デザインは極めてシンプルです。

玄関の広さも、バスタブ ... 続き>>>.
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三角で天高く

所在地:中野区新井
11万5,000円 / 40.33平米
西武新宿線「新井薬師前」駅 徒歩2分



三角の天井は高いところで4m超、低いところで2.5mくらい。大きな窓から光が入り、開放感のある空間となっています。



募集区画は2・3階のメゾネットタイプ。玄関は2階にあって、4.5畳の洋室とキッチン、浴室、トイレの水周りがまとまってます。洋室部分は小さな窓が1ヵ所のみで少し暗 ... 続き>>>.
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もう悩まない、感じるんだ!

所在地:新宿区矢来町
17万円 / 48.96平米
東西線「神楽坂」駅 徒歩3分

スミマセン、物件のタイトルが松岡修造さんのようになってしまいました。



陽当りが良くて、風が抜けて、天井が高くて開放的。

「気持ちいいーーーー」って、某オリンピック水泳選手のアレです。



私のカメラ技術で、この物件の気持ちよさは伝わるでしょうか。



リビングに入った瞬間、高い位置 ... 続き>>>.
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丘の上の重鎮<リノベ済>

所在地:横浜市港北区日吉本町
2,800万円 / 75.35平米
東急東横線・東急目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅/ 徒歩10分

目の前は森。建つは丘の上。眺望と環境に恵まれた日吉エリアでお気に入りのマンション。今回は約8年前に改装された、そのまま引継ぎたい!と思わせてくれる部屋のご紹介です。



まず、立地環境から。約2300坪の広い敷地にゆったりと鎮座する建物。建物の前面には大きな森があり、視界に入るのは ... 続き>>>.
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3月の中古マンション価格、首都圏平均は0.6%上昇

(株)東京カンテイは4月26日、2018年3月度「中古マンション価格天気図」を発表した。「中古マンション価格天気図」は、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの(30m2未満の住戸、事務所・店舗は除外、リゾートマンションを除く)。

それによると、3月は「晴」が15地域で変わらず、「雨」は5から4地域に減少。「曇」は4から7地域に増加、「小雨」は10から8地域に減少、「薄日」は13地域で変わらず。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は、21から20地域に減少した。

三大都市圏をみると、首都圏は東京都が前月比1.0%上昇、神奈川県0.7%上昇、千葉県2.1%上昇、埼玉県2.1%上昇。首都圏平均は0.6%上昇した。近畿圏は、大阪府が1.1%上昇、兵庫県0.8%上昇、京都府は横ばい。滋賀県0.2%下落、奈良県0.4%下落。近畿圏平均は1.0%上昇した。中部圏は、愛知県が±0.0%と変わらず。岐阜県は1.1%下落、三重県1.8%上昇、静岡県4.7%上昇。中部圏平均は1.1%上昇した。

地方圏では、北海道は前月比1.6%上昇し1,579万円、札幌市も1.5%上昇し1,639万円。宮城県は0.6%上昇し1,997万円、仙台市も0.6%上昇し2,045万円となった。広島県は0.4%下落し2,034万円、広島市も0.5%下落し2,136万円。広島市では最も事例の多い中区で0.7%、次いで事例の多い西区では0.5%、安佐南区では2.5%それぞれ上昇し、南区では5.2%下落した。

愛媛県は、0.5%上昇し1,528万円。同県で最も事例の多い松山市で0.3%、次いで事例の多い新居浜市で1.2%それぞれ上昇し、同県の価格が上昇した。福岡県は0.6%下落し1,890万円、福岡市も1.9%下落し2,329万円となった。福岡市では事例が集中する中央区で1.5%、東区で3.4%、西区で0.9%、早良区で5.0%それぞれ下落し、同市の価格を押し下げた。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

「日本で民泊は普及していくと思う」45%、日本法規情報調べ

日本法規情報(株)(東京都新宿区)はこのたび、「民泊に関するアンケート調査」を行い、その結果を発表した。調査は同社運営サイト「不動産問題・不動産トラブル相談サポート」の運用情報やアンケートを元に行った。調査期間は2018年2月13日~2月27日。回答者数は760人(男性339人、女性421人)。

「民泊」という言葉を聞いたことはありますか?では、「はい」と回答した人が94%、「いいえ」が6%。認知度は9割を超える高い結果となった。民泊を利用したことがありますか?また、民泊を利用したいと思いますか?では、民泊を「利用したことがあり、今後も利用したい」と回答した人が3%、「利用したことはあるが、今後は利用したくない」と回答した人が2%、「利用したことはないが、今後は利用したい」と答えた人が22%、「利用したことはなく、今後も利用しない」と答えた人が73%だった。「利用したことがあり、今後も利用したい」、「利用したことはないが、今後は利用したい」を合わせると25%となり、今後民泊を活用していきたいと考える人は4人に1人の割合になることが分かった。

なぜ宿泊先として民泊を選びますか?では、「安いから」が34%、「民泊を体験してみたかったから」が33%、「宿泊先の土地特有の家に泊まりたかったから」が15%、「ホテルや旅館に空きがないから」が7%、「他人の目を気にしなくてよいから」が5%、「その他」が6%だった。

また、民泊を利用したくない理由は何ですか?では、「旅館やホテルに泊まりたいから」が41%、「ホストに対する不安があるから」が22%、「民泊の仕組みが分からないから」が12%、「設備が十分でないと思うから」が10%、「外国人観光客が利用するものだと思っていたから」が5%、「手続きが面倒そうだから」が3%、「その他」が7%だった。旅先では設備の整っている旅館やホテルに宿泊したいと考える人が4割を超えることが分かった。

今後、日本で民泊は普及していくと思いますか?では、「はい」と回答した人が45%、「いいえ」が55%。認知度が9割を超えていたのに対して、今後の民泊の普及に期待する人は半数を切る結果となった。

ニュース情報元:日本法規情報(株)

バランス重視のひとり暮らし

所在地:世田谷区若林
9万9,000円 / 32.5平米
世田谷線「若林」駅 徒歩8分

立地や間取り、内装などの様々な要素のバランスが、個人的に◎。



もし僕が、ゆったりひとり暮らしのできる部屋を探していたとしたら、この部屋を選びそう。そんな物件です。



場所は、世田谷区若林。最寄り駅は世田谷線の若林ですが、渋谷駅行きのバスも利用することが可能です。バス停は建物のす ... 続き>>>.
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貼るだけ・塗るだけでOK! 人気インスタグラマーの素敵DIYアイデア5

DIYやリノベーションで、住まいを自分好みにカスタマイズして素敵空間を手に入れる。そうした人が増えている一方で、自分もやってみたいけれど大掛かりになりそうで……と躊躇(ちゅうちょ)している人も多いのではないでしょうか。でも、大きな道具がなくても大丈夫。手づくりで部屋を変身させている人気インスタグラマーのDIYアイデアを紹介します。
まっさらな新築空間をDIYで自分色にカスタマイズ

木材パッチワークウォールの圧倒的な存在感。この壁面をつくったのは千葉県で暮らす田中さやかさん。DIYライフやお子さんの日常を撮影した写真が人気のインスタグラマーです。

シャビーなテクスチャー感のあるインテリアが好きな田中さんは、7年半前に新築で購入したマンションを、暮らしながらコツコツと手を入れて好みの空間に変えてきました。「新築のピカピカな新しさよりも、表情のある空間が好き」と、壁やドアをペイントし、クッションフロアを張り、雑貨や植物を飾って楽しんでいます。

田中さんのDIYポイントは大掛かりな道具を使わず、いかに簡単にやるかを考えることだそう。
「工具は普通の家にあるようなドライバーや塗装用のハケ、あとは最近マルチツール(※)を購入したくらいです」
「自分の家だから失敗してもいいと思い切って、DIYをしています」と語る田中さんに、家中のDIYアイデアについて聞いてみました。

※1台で木材の「切断」「研磨」「穴あけ」や「ネジ締め」などいろんな機能が使える電動工具

壁を塗った塗料とパッチワークウォールの木材に塗ったワックス。右は最近購入したマルチツール(写真提供/田中さやかさん)

壁を塗った塗料とパッチワークウォールの木材に塗ったワックス。右は最近購入したマルチツール(写真提供/田中さやかさん)

【DIYアイデア1】何でも受け入れる「包容力」のあるパッチワークウォール無垢材の家具の木質感と、木材パッチワークの壁の質感がそろっていて、不思議な統一感を見せています(写真撮影/山出高士)

無垢材の家具の木質感と、木材パッチワークの壁の質感がそろっていて、不思議な統一感を見せています(写真撮影/山出高士)

――ここをパッチワークウォールにしようと考えたきっかけは何ですか?
「白い壁の前にある黒いテレビの存在感が大きくてインテリアに馴染まないなあと感じていて、思いついたのがこの木材パッチワークです。ネットで見た外国のインテリア写真から思いつきました」(田中さん・以下同様)

――壁一面のDIYは大変ではなかったですか?
「ホームセンターで買った1袋100円の端材に、ブライワックスという自然素材のワックスを塗り、それを白い壁紙の表面に、端から順に強力接着材で貼り付けただけなんです。苦労した点は端材の並べ方。サイズがバラバラなので、モザイク状に貼っていくと隙間ができてしまうのですが、隙間が小さくなるように組み合わせました。それでもどうしても隙間が空きますが、フェイクのモス(苔)やタイルを埋めています。壁紙の表面に貼っただけなので、木材の重量に耐えられるかどうか不安でしたが、今のところ大丈夫です。剥がれてしまっても自己責任です(笑)」

――費用はどのくらいかかったのですか?
「使った端材は30袋未満だったので、低コストで済みましたが、接着材に費用がかかりました。1本1000円程度のものを10本くらい使ったので」

――雑貨がたくさん飾られていて、一つ一つをじっくり見入ってしまいます(笑)
「お菓子の空き箱やガラクタのようなものなど、何を置いてもサマになります。とっても包容力のある壁です(笑)。以前は雑貨を飾る場所が少なかったのですが、一面が飾り棚になりました」

サイズの異なる端材をうまく利用した、いろんな雑貨をちょこっと飾れる”ミニ棚”がたくさん。「計算して組み合わせているのではなく、何となくの感覚で木材を配置しました」と田中さん(写真撮影/山出高士)

サイズの異なる端材をうまく利用した、いろんな雑貨をちょこっと飾れる”ミニ棚”がたくさん。「計算して組み合わせているのではなく、何となくの感覚で木材を配置しました」と田中さん(写真撮影/山出高士)

製作途中のパッチワークウォール。小さな隙間があるのが分かります。壁全面もいいですが、部分的にパッチワークになっているのも素敵(写真提供/田中さやかさん)

製作途中のパッチワークウォール。小さな隙間があるのが分かります。壁全面もいいですが、部分的にパッチワークになっているのも素敵(写真提供/田中さやかさん)

【DIYアイデア2】シャビーなニュアンスカラーで雰囲気のある空間づくりを奥の壁と窓側の壁を、濃淡の異なるグリーンにペイント。「白い壁も、壁紙のままより、白く塗装した壁の方が自然の風合いを感じます」。床は薄い杉板を敷き詰めています(写真撮影/山出高士)

奥の壁と窓側の壁を、濃淡の異なるグリーンにペイント。「白い壁も、壁紙のままより、白く塗装した壁の方が自然の風合いを感じます」。床は薄い杉板を敷き詰めています(写真撮影/山出高士)

――ダイニングスペースの壁は色合いが独特ですね。
「壁紙に直接、塗料をペイントしました。ニュアンスのある色合いにこだわって、ポーターズペイントという塗料を使っています。この塗料は自然素材に馴染む発色で、空間に趣のある表情をもたらしてくれます。塗装は初めてなので、ワークショップでペイントレクチャーを受けてからDIYに臨みました」

――ダイニングはリビングと床材が違いますね。
「もともと全面フローリングでしたが、ピカピカの床ではなくて、シャビー感のある無垢の床にしようと思いました。床を張り替えるとなると大ごとですが、これは、建築現場で使われていたオールド足場板をスライスした板材を、フローリングの上に敷き詰めただけなんですよ。足場板の加工品を数多く取り扱っている、広島市のウッドプロというお店のネットショップでサイズオーダーできます。この床にしたら家具が以前より良いものに見えます(笑)。いずれはリビング側もこの床にしようと思っています」

――右側のカーテンの奥には何があるんですか?
「クローゼットがあるのですが、扉の表面に艶があって部屋の雰囲気に合わないので、カーテンで隠しています。自然な風合いのカーテンが部屋の雰囲気に合っていて、奥行きも感じさせてくれます」

――お子さん・こまちゃんをよくここで撮影されていますね。
「娘の成長記録としてよく写真を撮っています。最近、世間では写真スタジオで撮影するのが流行っていますが、自宅でも写真スタジオのような雰囲気で撮影できるので、お金がかかりません(笑)」

とてもフォトジェニックな長女・こまちゃん。塗りムラのあるグリーンカラーの壁が自然光を受けて独特の表情を浮かべています(写真提供/田中さやかさん)

とてもフォトジェニックな長女・こまちゃん。塗りムラのあるグリーンカラーの壁が自然光を受けて独特の表情を浮かべています(写真提供/田中さやかさん)

思い切り飾り付けても映えるので、イベント時にもこの空間が活躍します(写真提供/田中さやかさん)

思い切り飾り付けても映えるので、イベント時にもこの空間が活躍します(写真提供/田中さやかさん)

【DIYアイデア3】写真を思い通りの位置に配置できるマグネットウォール寝室の壁には田中さんが撮影したこまちゃんの写真がたくさん(写真撮影/山出高士)

寝室の壁には田中さんが撮影したこまちゃんの写真がたくさん(写真撮影/山出高士)

――壁一面に写真を飾るのって素敵ですね。
「このフォトフレーム、磁力で壁にペタッとくっついているんです。壁は、ニチレイマグネットという会社の製品で鉄製の『アイパネル』。キッチンボード用接着剤と両面テープで壁に貼ってあります。細長いパネル2枚を上下に貼る際には夫と2人で苦心しました。これはグレイジュという色ですが、木目調などほかの色もあります。パネルを貼った余白の壁はフォトフレームに合わせてグリーンに塗装しました」

――壁にフックをいくつもつけなくてよいわけですね。
「フォトフレームのうち6つはニチレイマグネット『HEYADECO』シリーズの『フレームデコ』というもので、磁石付き。他は、市販のフォトフレームの裏にマグネットシートを貼りました。マグネットのフレームだと着脱が簡単。飾る位置を決めるとき、微調整がとっても楽にできました」

ペタッと壁にくっつくので、フォトフレームの数が多い家にはオススメ。HEYADECOシリーズはフォトフレームのほか、棚、フック、ウォールデコレーション用品があります(写真撮影/山出高士)

ペタッと壁にくっつくので、フォトフレームの数が多い家にはオススメ。HEYADECOシリーズはフォトフレームのほか、棚、フック、ウォールデコレーション用品があります(写真撮影/山出高士)

【DIYアイデア4】スイッチも、コンセントのごちゃごちゃも隠してスッキリ写真左/水を使うキッチンの照明のスイッチパネルは、レザーを挟んだフォトフレームにイン。写真右/トイレの照明スイッチは額装したポストカードの裏側にあります。単なるスイッチではなくアート作品の展示になっていて素敵(写真撮影/山出高士)

写真左/水を使うキッチンの照明のスイッチパネルは、レザーを挟んだフォトフレームにイン。写真右/トイレの照明スイッチは額装したポストカードの裏側にあります。単なるスイッチではなくアート作品の展示になっていて素敵(写真撮影/山出高士)

――スイッチやインターホンが、何だか楽しく変身していますね。
「スイッチ類は毎日使うものなので、素材感やディテールが気になります。ある日ふと、見た目が気になるものはフォトフレームや扉を付けて隠してしまおうって思いつきました(笑)。照明スイッチは、額に入れたレザーやポストカードの上からスイッチをカチッと押して切り替えます。額装できないインターホンは塗装しました」

――コンセントも隠していますね。
「コンセントや操作パネルのプラスチックは黄色く変色してしまうタイプが多いので、フォトフレームとボックスを組み合わせたものでスッキリ隠しています(下写真参照)。差し込み部分や配線のごちゃごちゃも気にならないですよ」

左のインターホンはベニヤ板で囲い、表面をアイアン塗料で黒くして、上部にミニチュアを飾っています。「1」「2」と書かれた横の丸い押しボタンはレザー貼り。左側にある床暖房の操作パネルは黒い蓋を付けました。(写真撮影/山出高士)

左のインターホンはベニヤ板で囲い、表面をアイアン塗料で黒くして、上部にミニチュアを飾っています。「1」「2」と書かれた横の丸い押しボタンはレザー貼り。左側にある床暖房の操作パネルは黒い蓋を付けました。(写真撮影/山出高士)

コンセントの両脇にL字フックを取り付けて、アートフレームを貼ったボックスを引っ掛けるだけ。ボックスの下側はコードが出るように空けてあります(写真撮影/山出高士)

コンセントの両脇にL字フックを取り付けて、アートフレームを貼ったボックスを引っ掛けるだけ。ボックスの下側はコードが出るように空けてあります(写真撮影/山出高士)

この額もコンセントカバー。照明の配線用にボックス上部にも穴をあけてあります(写真提供/田中さやかさん)

この額もコンセントカバー。照明の配線用にボックス上部にも穴をあけてあります(写真提供/田中さやかさん)

お子さんの似顔絵を飾ったコーナー。照明の電源コードを邪魔しないよう、アートフレームの両脇に角材をつけて奥行きをとりました(写真撮影/山出高士)

お子さんの似顔絵を飾ったコーナー。照明の電源コードを邪魔しないよう、アートフレームの両脇に角材をつけて奥行きをとりました(写真撮影/山出高士)

【DIYアイデア5】濃色と淡色を使い分けた塗装が空間にメリハリを生むキッチン側はグレイジュカラーに塗装し、左側はドアを含めて黒く塗装。個性的な雰囲気に仕上がっています。中央のドアは壁や天井に合わせて白く塗りました(写真撮影/山出高士)

キッチン側はグレイジュカラーに塗装し、左側はドアを含めて黒く塗装。個性的な雰囲気に仕上がっています。中央のドアは壁や天井に合わせて白く塗りました(写真撮影/山出高士)

――壁の塗装は大胆な色使いですが、落ち着いた色合いなので独特の雰囲気を生んでいますね。
「場所ごとに濃淡に塗り分けると、空間にメリハリが生じます。全体が白い空間に雑貨をたくさん置くとごちゃごちゃした印象になりがちですが、色によってメリハリがあると、雑多な雰囲気を飲み込んでまとまりが出ると考えました」

――サッシやドアノブも黒くしたのですか?(下写真参照)
「塗るだけでざらっとした鉄っぽい質感になるアイアン塗料を塗りました。窓枠が黒いのも、空間にメリハリや雰囲気が出ますね」

――壁の色を選んだ決め手は何ですか。
「最初は何色にするかさんざん迷いました。でもとりあえずコレと思った色を塗ってみようと思って。塗装だけではありませんが、『自分の家だから、失敗してもいいや』って考えました。思い切りがいいんですね。考え込んでしまうより、まずやってみるということで進めています」

写真左/ダイニング側のサッシの室内側をアイアン塗料で黒く塗装。ガラスには半透明のフィルムを貼りました。「向かい側に大きな倉庫があるので目隠しです」。黒い鳥のシールが効いています。写真右/ドアノブも黒く(左写真撮影/山出高士、右写真提供/田中さやかさん)

写真左/ダイニング側のサッシの室内側をアイアン塗料で黒く塗装。ガラスには半透明のフィルムを貼りました。「向かい側に大きな倉庫があるので目隠しです」。黒い鳥のシールが効いています。写真右/ドアノブも黒く(左写真撮影/山出高士、右写真提供/田中さやかさん)

カウンター小窓の枠はゴールドの樹脂塗料で仕上げました。「この塗料は臭いがきつくてすぐ固まってしまうので、塗るのにとても苦労しました」。キッチン雑貨をたくさん置いても、ごちゃつきなく収まっています(写真撮影/山出高士)

カウンター小窓の枠はゴールドの樹脂塗料で仕上げました。「この塗料は臭いがきつくてすぐ固まってしまうので、塗るのにとても苦労しました」。キッチン雑貨をたくさん置いても、ごちゃつきなく収まっています(写真撮影/山出高士)

窓側の壁は深みのあるグリーンに塗装。エアコンのダクトカバーも壁に合わせて下半分を塗装しています。「この塗り分けは気に入っています」。無印良品のチェストは脚を黒く塗装し、引き出しに数字シールを貼ってカスタマイズしました(写真撮影/山出高士)

窓側の壁は深みのあるグリーンに塗装。エアコンのダクトカバーも壁に合わせて下半分を塗装しています。「この塗り分けは気に入っています」。無印良品のチェストは脚を黒く塗装し、引き出しに数字シールを貼ってカスタマイズしました(写真撮影/山出高士)

【DIYアイデア色々】“ちょっとここを変えたいな”という気持ちを大切に

――DIYを始めたきっかけは何ですか。
「夫の希望で新築マンションを購入しました。購入当初は普通の内装だったのですが、『ちょっとここを変えたいな』という気持ちが芽生えていきました。面白いものが好き、雑貨が好き、小さいころから工作好きということもあって、やってみようと。何かに心が突き動かされました(笑)」

――塗装やパッチワークウォールづくり、クッションフロアやタイル貼りなど、時間も手間も気力もかかりそうですね。
「娘がもっと幼い時期、家にいる時間が長かったので、家事の合間に壁を少しずつ塗ったりしていました。始めると集中するので、ストレス発散になってよかったです」

田中さんは愛猫2匹と暮らしています。パッチワークウォールの一角には、猫のトイレブースも設置しました(写真撮影/山出高士)

田中さんは愛猫2匹と暮らしています。パッチワークウォールの一角には、猫のトイレブースも設置しました(写真撮影/山出高士)

こまちゃんの部屋は女の子らしさ全開。壁をピンクに塗装し、床はクッションフロアを敷き詰めました(写真撮影/山出高士)

こまちゃんの部屋は女の子らしさ全開。壁をピンクに塗装し、床はクッションフロアを敷き詰めました(写真撮影/山出高士)

もともと大理石だった玄関土間は、上から好みのタイルを貼りました。照明はダウンライトでしたが、アタッチメントを付けてペンダントライトにチェンジ(写真撮影/山出高士)

もともと大理石だった玄関土間は、上から好みのタイルを貼りました。照明はダウンライトでしたが、アタッチメントを付けてペンダントライトにチェンジ(写真撮影/山出高士)

写真左/木とアイアンの組み合わせが素敵なフックは、板にフックをネジ留めして壁に接着剤で設置。「木ネジが打てない壁でも、重い鞄を安心して掛けられます」。写真右/キッチンツール掛けも木板に設置して、タイル壁に取り付けました(写真撮影/山出高士)

写真左/木とアイアンの組み合わせが素敵なフックは、板にフックをネジ留めして壁に接着剤で設置。「木ネジが打てない壁でも、重い鞄を安心して掛けられます」。写真右/キッチンツール掛けも木板に設置して、タイル壁に取り付けました(写真撮影/山出高士)

吊り戸棚にずらっと並べて掛けたカップ収納のカゴは、IKEAの製品。DIYではありませんが、このアイデアは訪ねて来るお友達に大好評だそう(写真撮影/山出高士)

吊り戸棚にずらっと並べて掛けたカップ収納のカゴは、IKEAの製品。DIYではありませんが、このアイデアは訪ねて来るお友達に大好評だそう(写真撮影/山出高士)

食器棚のガラスにレトロな模様入りフィルムを貼って、中身を隠しています(写真提供/田中さやかさん)

食器棚のガラスにレトロな模様入りフィルムを貼って、中身を隠しています(写真提供/田中さやかさん)

洗面室の壁に洗剤ボトルをかけられるよう、扉の取っ手をフックとして取り付けました。パッと手に取れて便利。普段はカーテンを閉めてスッキリ隠しています(写真撮影/山出高士)

洗面室の壁に洗剤ボトルをかけられるよう、扉の取っ手をフックとして取り付けました。パッと手に取れて便利。普段はカーテンを閉めてスッキリ隠しています(写真撮影/山出高士)

陶器の猫の横にさりげなく飾られた田中さんファミリーの木彫り人形。よく見ると胸に愛猫2匹も描かれています(写真撮影/山出高士)

陶器の猫の横にさりげなく飾られた田中さんファミリーの木彫り人形。よく見ると胸に愛猫2匹も描かれています(写真撮影/山出高士)

田中さんのDIYは、壁や建具を塗装する、フックを設置する、接着剤で貼り付けるなど、持ち家だからできることが多いですが、賃貸住宅でも、壁に刺した穴が目立たないフックや両面テープ、剥がせる壁紙、敷くだけの床材などを用いれば、応用できそうなアイデアもたくさん。

「ここがこうなったら毎日いい感じかも」「気になるものは見えなくする」……そうした、ちょっとした思いつきを形にして、家を素敵に変身させてきた田中さん。ここまで手を入れられて凄いですねと話す私に、田中さんは「マメな性格ではなく、ちょっと器用っていうだけなんですよ」と微笑みます。

「徐々に変わって行く我が家の様を見て、夫はいつも褒めてくれます。ここまでやるとは思っていなかったみたいです(笑)。好きなことを楽しみながら、思う存分できて幸せですね」とDIYライフを振り返る田中さん。素敵なお住まいを見て、「わが家もカスタマイズしたい!」ととても影響を受けた1日となりました。

●取材協力
・田中さやかさん

春のお出かけに! 持って便利、部屋に置いても様になるオシャレなアウトドアグッズ

アウトドアグッズはバーベキューやキャンプ、登山をするときに使うモノ、と思っていませんか? 機能性はもちろん、インテリアとしても大活躍するオシャレなものが多い、今どきのアウトドアグッズ。お部屋のインテリアにもなって外出も楽しくなる、そんなアウトドアグッズを上手な取り入れ方とともに紹介します!
アウトドアグッズを「部屋で使う」!

「グランピング」という言葉をご存じでしょうか? 最近ネットや雑誌でたびたび話題となっている、ぜいたくで豪華なキャンプのことを指しますが、そのスタイルをインテリアに取り込む人がジワジワと増えています。「グランピングをインテリアに取り入れる」と言うと、「やってみたいけど、なんだか難しそう……」と身構えてしまう人も多いかもしれませんね。

でも「実はちょっとしたポイントを押さえるだけで、グランピングスタイルは簡単に楽しめるんです」と話すのはインテリアコーディネーターとして活躍する小島真子(こじま・まこ)さんです。

インテリアコーディネーター・小島真子さん(写真撮影/竹治昭宏・スパルタデザイン)

インテリアコーディネーター・小島真子さん(写真撮影/竹治昭宏・スパルタデザイン)

「グランピングスタイルを取り入れたインテリアは、アウトドアのワクワク感をお部屋で楽しめるのが何よりも魅力です。また、実用面でもメリットがあります。インテリアに取り入れる際に欠かせないのが、アウトドア感のあるテーブルウェアやキッチンアイテムです。丈夫で無骨でありながら、レトロさやスタイリッシュさが感じられるデザインに人気が集まっています。素材ではステンレス、アルミ、チタン、ホーロー、鉄(アイアン)等が人気ですね」(小島さん・以下同)

特にアウトドアチェアやテーブルなどは、キャンプに持って行くだけでなく、普段のインテリアとしても使いやすいとか。

「アウトドア向けのチェアやテーブルは、デザインはもちろん、簡単に折り畳んでしまうことができるのも魅力です。通常、テーブルや椅子を動かすとなると、女性や子どもには重労働です。ところがアウトドア製品は持ち運びしやすいように軽くて丈夫につくられているので、使うときだけ出して使わないときは畳んで収納することが可能です。また『部屋が狭いから、いつもテーブルを出しておくのはちょっと……』という一人暮らしの収納問題に悩む人にもうれしいポイントだと思います」

確かに、アウトドア用の折り畳みテーブルやチェアなら子どもでも運びやすいですし、アウトドア用の食器は壊れにくいという利点もあります。落としても破損しにくいのは、小さな子どもがいる家庭にとっては大きなメリットです。

アルミニウム製の飯ごうをフラワーベースがわりにコーディネート。木製のカトラリーや丸太のコースターなど自然素材と一緒にすると和らぐ(画像提供/小島真子さん)

アルミニウム製の飯ごうをフラワーベースがわりにコーディネート。木製のカトラリーや丸太のコースターなど自然素材と一緒にすると和らぐ(画像提供/小島真子さん)

アウトドアグッズをオシャレに取り入れるコツとは!?

では、インテリアへ実際に取り入れるためにはどのような点に注意すると、オシャレに見えるのでしょうか。

「アウトドア感のあるインテリアをオシャレに決めるには、空間に柔らかさをプラスすることが大切です。具体的には植物、照明、ファブリックの3点です。部屋全体のインテリアを統一しようと考えると荷が重いですが、小物なら気軽にアウトドア感を演出できます。
例えばお部屋やバルコニーに植物を置くと、ぐっとグランピング気分が高まると思いますし、スチール椅子に北欧柄やネイティブ柄のブランケットをかけるだけでも、雰囲気が柔らかくなってオシャレな空間になります。まずは身近なラグやクッションなどの小物から取り入れてみてはいかがでしょうか?」

たしかに、初心者にはインテリア全体をアウトドアスタイルに統一するのではなく、アウトドアグッズをプラスアルファで取り入れるのが良さそうです。またキッチンや玄関などのように、スペースを決めてアウトドアの要素をつくってみるのもオススメとか。

「自然を感じさせるスタイルを目指せば、初心者でもフォーカルポイント(インテリで目を引く部分・スペース)をつくりやすいと思います。例えばリネンやコットン、木製のものなど『自然素材』をいくつか使ってみるといいでしょう」

ワイヤーバスケットを用いてアウトドアの世界を演出。ウッドと植物、アイアンの組み合わせが、アウトドアらしさとモダンさを巧みに共存させている(画像提供/小島真子さん)

ワイヤーバスケットを用いてアウトドアの世界を演出。ウッドと植物、アイアンの組み合わせが、アウトドアらしさとモダンさを巧みに共存させている(画像提供/小島真子さん)

また「あまり色を増やさないのもポイント」と小島さんは言います。

「色を考えるときには、自然を感じさせるようなアースカラー(主には茶系の色にカーキやオリーブを含めた色)を取り入れるといいでしょう。例えば空や海のような青、紅葉のような赤、森のようなグリーン……といった具合ですね。
注意点としては、ラグとクッションカバーで全然違う色や模様、原色はできるかぎり避けてほしいですね。色数を少なくするのは、どんなインテリアにおいてもオシャレに決める最低限のコツです。コーナーごとにテーマ色を決めても面白いかもしれませんね」

せっかくオシャレなインテリアを目指しても、カラフルになりすぎてチープに見えてしまったら全てが台無し。アウトドアの落ち着きのあるテイストを大切にしたいものですね。

家でアウトドアムードを味わえるオススメグッズ

ポイントを押さえれば誰でも簡単というアウトドアテイストを取り入れたインテリア。すぐにアウトドアムードを味わえるオススメグッズにはどんなものがあるでしょうか。

「大きめのものとしては、折り畳みができるタイプのディレクターズチェアはオススメ。椅子として座ることはもちろん、ちょっとした物置きにもなりますし、ほかの用途でスペースを使いたいときにはさっとしまえるので便利です。アウトドア、インドアの両方に対応したラウンジチェアの『アカプルコチェア』も空間をオシャレに演出してくれます。

屋内でも屋外でも使用できるアカプルコチェアは1つあれば、その存在感で空間がぐっとオシャレに見える(画像提供/小島真子さん)

屋内でも屋外でも使用できるアカプルコチェアは1つあれば、その存在感で空間がぐっとオシャレに見える(画像提供/小島真子さん)

そのほかに、収納ボックスや折り畳み式のコンテナボックス、ワイヤーバスケットなど、少しだけメンズライクなものを取り入れてあげると空間にメリハリが生まれます。コンテナボックスはリビングに置いて子どものおもちゃを収納したり、突然の来客に見せたくないものを隠したりすることができ、外ではクーラーボックスとしても活躍しますよ(笑)」

このようにアウトドア仕様のものを普段の生活に取り入れると、まるで自然の中へ出かけたような新鮮な気分を味わうことができますね。発想や目線を少し変えるだけで、シンプルなインテリアもたちまちアウトドアの雰囲気に演出できそうです。

「またLEDランタンはアウトドアで使うアイテムの一つですが、ディスプレイとして飾るのはもちろん、お家での実用性も備えていて非常灯として活躍するでしょう。私自身も、ブリキランタンやLEDのキャンドルライトなどをお部屋のインテリアに取り入れて楽しんでいます。キャンドルライトは高さの異なるものをいくつか並べてもすてきです」

キャンプのワンシーンを思わせる、ウッド&ランタンのディスプレイ。グランピングを体験しているかのようなムードが漂う(画像提供/小島真子さん)

キャンプのワンシーンを思わせる、ウッド&ランタンのディスプレイ。グランピングを体験しているかのようなムードが漂う(画像提供/小島真子さん)

手軽に楽しめるアウトドアは、今後ますます認知度も人気も高まっていく予感。まずは照明やラグなど小物から試して部屋にオリジナリティを出していくのがよさそうです。アウトドアに興味を持ち始めたけど、実際のキャンプはハードルが高い……そんな人はお家の中にアウトドアグッズを取り入れて、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

●取材協力
・インテリアコーディネーター小島真子(株式会社Laugh style)

共働きママに聞いた!家を買うとき、子育て面で重視したことは? マイホーム購入調査[3]

子育て世代にとって、マイホームの購入の際に悩むポイントはたくさんあります。今回は、共働き子育てママに購入のタイミングをはじめ、購入の際に重視したこと、住んでから分かった意外とよかったことなどをヒアリングしました。これからマイホーム購入を考えている子育て世代には要チェックな内容です。
子育て世代がチェックするポイントは、「教育施設までの距離」や「周辺の治安」が上位

子育て世代が土地や購入物件を探すときに「子育て」に関することで重視したことはどんなことでしょうか。
1位は「保育園、幼稚園、小学校までの距離」(38.0%)、2位は「周辺の治安が良いかどうか」(30.5%)、3位が「実家との距離」(30.0%)でした。教育施設はもちろんですが、保育園や幼稚園を卒園後に小学校に上がると、子ども一人での行動も増えるため、周辺の治安は気になるポイント。また、特に共働きの場合には、普段の生活に加えて、子どもが熱を出したけれど会社は休めない、急な残業でお迎えに行けないなど、親に協力を頼みたい場面がどうしても出てきます。そんなときに、近くに親がいると助かるという人は多いようです。
4位以降は「公園など、周辺に子どもを遊ばせる施設があるか」(28.5%)、「部屋数や広さが十分かどうか」(28.0%)と続きます。

また、「子育て補助、医療補助などの支援が充実している自治体かどうか」(15.5%)などは、事前に調べておくと生活する上で助かるので、チェックしておきたいポイントです。

周辺環境、教育機関、医療機関など、さまざまな視点で選んでいることが分かる(出典/SUUMOジャーナル編集部)

周辺環境、教育機関、医療機関など、さまざまな視点で選んでいることが分かる(出典/SUUMOジャーナル編集部)

それぞれを重視した理由は以下のとおり。
【保育園、幼稚園、小学校までの距離】
・登下校の距離が長いと、心配事が増えるから(38歳・秋田市)
・私自身、小さいころに小学校が遠くて嫌だったので、ある程度小学校に近い家を選びたかった(36歳・茨城県守谷市)
・子どもはまだいなかったけれど、将来的に環境の良い幼稚園に入れたいと思ったので(34歳・北海道苫小牧市)

【実家との距離】
・共働きなので、子育てする上で実家の援助は不可欠だから(43歳・岡山県早島町)
・1人目を妊娠していて家族がこれから増える。義理の母が1人暮らしで、できるだけ近くに住みたかった(41歳・仙台市青葉区)
・両方の実家からほどほどに近い所(40歳・川崎市高津区)

【周辺の治安が良いかどうか】
・安心して子どもを遊ばせたいから(37歳・岐阜県各務原市)
・小学校までの距離や道が危なくないか、地元ではないので詳しく分からず、治安の良さが心配で友人にいろいろと聞いた(31歳・名古屋市)

【公園など、周辺に子どもを遊ばせる施設があるか】
・男の子二人だったため、外でしっかり遊べる場所が欲しかった(41歳・横浜市神奈川区)
・田舎育ちなので自然がある場所で育てたかった。公園が近くにある場所を検討した(39歳・大阪府富田林市)

【子育て補助、医療補助などの支援が充実している自治体かどうか】
・子育て支援にも力を入れている自治体なので、経済的にも助かると感じた(36歳・福岡県那珂川町)
・医療助成が充実していると助かるので(43歳・秋田県大仙市)

購入タイミングは、「第一子が0歳~2歳のとき」がトップ

次に、先輩たちが実際に物件を購入したタイミングを教えてもらいました。
1位は「第一子が0歳~2歳のとき」(27.5%)。これは保育園に通い出すタイミングで購入を決意したのではと予想できます。2位は「第一子が3歳~5歳のとき」(19.0%)。こちらは小学校に上がる前に引越しを済ませてしまおうという計画なのかもしれません。
このように、第一子が生まれてから購入に至る人が多いですが、第一子妊娠前、第一子妊娠中という人も合わせると28.0%いました。

第一子妊娠前、妊娠中という人は3割弱(出典/SUUMOジャーナル編集部)

第一子妊娠前、妊娠中という人は3割弱(出典/SUUMOジャーナル編集部)

購入後に後悔した点は、「通学路の交通量」や「保育園激戦区かどうか」など

また、住んでから気が付いた、子育ての面で「もっと重視しておけばよかった」ということを聞いたところ、以下のようなコメントがありました。

・家の前の道が意外と交通量が多かった(43歳・神奈川県大和市)
・こんなにも保育園に空きがないとは思わず、安易に考えていたので後悔した(42歳・千葉県市川市)
・小学校は近いけど中学校が遠いので、中間位の位置にしておけばよかった(41歳・大田区)
・歩道が狭く、ガードレールもないため、もう少し考慮すれば良かった(34歳・北九州市)
・最寄りの小学校は学区外で、実際に通う小学校のほうが遠く、交通量の多い道の近くだった(39歳・埼玉県越谷市)
・部屋の広さが不十分。子どもの洋服や勉強道具などが増えるので、もっと部屋数があればよかった(40歳・新潟県新発田市)

家の間取りや設備のことはもちろんですが、立地や近隣の道路の安全性、教育・医療施設の問題などは住んでみないと分からないことも多く、「もっと調べておけばよかった」と後悔することもあるようです。
また、近い将来の生活を視野に入れておくことも大事です。例えば、今はまだ子どもが小さいからと幼稚園や保育園のことだけを調べるのではなく、将来通うかもしれない小学校、中学校もチェックしておくと、後悔がない生活を送れそうです。

意外とよかった点は、「同世代の子どもが多い」「児童館、図書館などが近い」など

逆に、住んでから気が付いた、子育ての面で「意外とよかった」点はどうでしょうか。
コメントは以下のようになりました。

・町の子育てに関しての取り組みが盛ん。子どもも増えてきたので周りの人たちと交流ができること(47歳・香川県三木町)
・小学校の預かり保育が無料である。隣の県は学童でお金が1万円ほどかかると聞いた(35歳・川崎市宮前区)
・児童館、図書館など子どもが使える施設が市内に多く、イベントも多数だった(39歳・埼玉県越谷市)
・近所は高齢者が多く、同世代の友達は少ないが、おばあちゃんたちが子どもたちを孫のように可愛がって接してくれる(36歳・福岡県那珂川町)
・同じ学年や近い世代の子が多く、子ども同士が仲良くなった。それで親も仲良くなったりする(41歳・大田区)
・近くに地区センターがあり、絵本も借りやすいし未就学児が遊べる広場もある。子育てサロンも近い。地区センターは子どものイベントがたくさん催されている。自然がたくさんあり、自然公園がふたつも近くにあり散歩コースがたくさんある(30歳・横浜市)
・子どもが見える範囲にいつもいるような間取りになっているので、安心して家事ができる(36歳・富山県入善町)

間取りなど家のこともありましたが、同世代の子どもが多かった、教育施設のイベントが多い、町内の人たちとの触れ合いがあるなど、周辺の環境のことを挙げる人が多数いました。

子育て中のママにとって、住まいの暮らしやすさはもちろんですが、周辺環境が整っているかどうかは重要です。家を買うということは、終の棲家(ついのすみか)とはいかずとも、長い期間その場所に住むということ。気になることを事前に調べたり、実際に見たりして、不安はなくしておきたいもの。今回の調査で挙がっていた点で気になることがあれば、物件購入を決める前にチェックしてみてくださいね。

●調査概要
・[マイホーム購入調査]より
・調査期間:2018年3月27日~29日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:10年以内に購入した持ち家にお住まいの20歳~49歳の既婚共働き女性
・有効回答数:200名(子どもありの世帯のみ)