子ども用車いすのこと

前記事に、ハッシュタグ ♯特別養子縁組♯ を付けるかどうか悩みました。

 

だって書いている内容は、ザリガニの偏食からの変色、だから。(←ダジャレ)チュー

 

 

やっぱ、セーフかアウトかと言ったら、アウトだったなぁ~

 

今回は自信を持ってハッシュタグを付けます!

 

 

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BPの会のお子さんで障害がある子が電車などの乗り物でベビーカーと勘違いされて乗客から苦情を言われたり冷たい目で見られたりするのに理解を求めたいそうです。ポスターを人目に付く場所に貼って頂いたり置いて頂くと助かる、とのことですから、ご紹介します。

 

 

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「ベビーカーを畳んでください。」

なんて、言わないで。

知ってください。

子ども用車いすのこと。

 

 

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著作権に配慮して写真に色々写っていますが気になさらずに。

 

 

うちの息子はありがたいことに健康です。

それでも先日レジャーでTDSに行った際に長時間歩くし昼寝してしまうからと、久しぶりにベビーカーを使用したら、じろじろ見る人がいました。まぁ、息子が3歳児にしては大きいからでしょうけど。

 

だけど、日常的に車いすが必要なお子さんがいます。その子の親に向かって、「もう大きいのに、こんなのに乗せてかわいそう。」とか「こんなのに乗せないで歩かせなさい。」とか、心無い言葉を投げつける人がいるのでしょう。自分が言われたら、ものすごく切ない。悔しくて涙が出てしまうかもしれない。

 

 

子どもを育てる大人として、「子ども用車いす」のことが世の中にもっと広く知られてほしいと思います。

 

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商業施設ブランド「マチノマ」創設、第一弾を大田区に今秋開業 三菱商事都市開発

三菱商事都市開発(株)は、商業施設シリーズブランド「マチノマ」を創設、第一弾として東京・大田区大森西に「マチノマ大森」を2018年秋に開業する。社会の変化やITの進化などを背景に、家・職場・学校・店舗など、これまで個々の建物で行われていた機能や活動が「街」のなかへと広がっている。「マチノマ」は、かつての地域コミュニティーの中心であった「萬屋(よろずや)」と、人々の暮らしの中心であった「茶の間」が融合した、現代の暮らしの中心であり地域コミュニティーを創出する商業施設。

施設は、大田区大森西3-1-38、京急本線「大森町」駅より徒歩約8分に立地する地上5階建て。店舗数は約40店舗の予定。1階は、スーパーマーケットや多彩な食を楽しむ専門店が集まる「食のスペシャリティフロア」とした。

2階は、多様なシーンで楽しめるフードコート、街の「ヨロズヤ」となるドラッグストアや生活雑貨、ファッション店舗が集まる。3階には、フィットネスクラブやクリニックなどの生活サポートや認可保育所(2019年春開設予定)、コミュニケーションスペースや共用テラスを設ける。4階~5階、屋上は駐車場とした。

ニュース情報元:三菱商事都市開発(株)

古民家暮らしの魅力や注意点は? 実際の購入者に話を聞いた 古民家購入マニュアル(後編)

「憧れの古民家暮らしがしたい」。前編では、購入に関するノウハウをお伝えしましたが、後編の今回は、実際に古民家を購入し、新しい暮らしを手に入れた方々にお話をうかがいました。古民家暮らしの魅力や購入前のアドバイスなど、実際に購入した人たちの暮らしから探っていきましょう。
古民家を購入してカフェをオープン!DIYで心地よい空間を(30代夫婦)

まずお話を聞いたのは、「古民家で暮らしながらカフェをやりたい」と、東京都内から千葉県茂原市に転居。2015年に古民家を改装して「コーヒーくろねこ舎」をオープンしたKさん夫妻(30代)です。
古民家暮らしをしようと思った理由は、もともと夫が山形育ちとのことで、のびやかな環境で自分たちのペースで暮らしたいと考えていたから。「私は東京生まれ東京育ちですが、ゆったり暮らしたいっていうのは誰しも考えることですし、いつか自分でカフェを開きたいと思っていたので、住む場所は都会に限定しなくても」と古民家探しをはじめたそうです。

「数えきれないほど(笑)」物件を見学したKさん夫妻。じっくり探した結果、住む家とカフェが別々で設けられる2棟建て、敷地内に畑が設けられ、お客さんが駐車できる広い敷地など、希望を叶えた現在の場所を見つけました。

そこからはカフェオープンに向けてこつこつDIYで店舗づくり。「電動工具などそれまで触ったこともなかったのですが、いざやってみると大変だけど楽しかったですね」。サンダーで削ったり、床板をくぎ打ちしたり、少しずつ自分たちの色が広げていきました。「古民家ははじめて訪れてもどこか懐かしい空間が魅力だと思います。もともと好きだった古道具店めぐりや雑貨収集などもより楽しくなりました。テーブルや椅子も古道具を使っていくつか自作しているのですが、ちょっと曲がっていたりしても、この空間だから味になるというか」。そんな魅力を発見しながら、つい長居したくなる古民家カフェができました。

壁の漆喰塗から床の張り替え&自然塗料による塗装、近隣の古道具店などから手に入れたテーブルや椅子をカスタマイズ。Kさん夫妻が営む古民家カフェ「コーヒーくろねこ舎」の内装はすべてDIYでこつこつつくり上げられたもの。のんびりした風景と調和する優しい空間だ(写真撮影/山口俊介)

壁の漆喰塗から床の張り替え&自然塗料による塗装、近隣の古道具店などから手に入れたテーブルや椅子をカスタマイズ。Kさん夫妻が営む古民家カフェ「コーヒーくろねこ舎」の内装はすべてDIYでこつこつつくり上げられたもの。のんびりした風景と調和する優しい空間だ(写真撮影/山口俊介)

「貯蓄」と「地域共生」 古民家暮らし満喫のための大切な要素

そんなKさん夫妻のように、古民家カフェや古民家パン屋など、古民家暮らしと古民家を活かした事業を両立したいという人が若い人の中で増えています。ですが、Kさんは古民家暮らしには「夢や理想だけでは厳しい部分もあると思います」といいます。

「当たり前だと思いますが、購入前に貯蓄は必要だと思います。もし貯蓄が無かったら、当然生活のためにしたくない仕事をしなくてはいけなくなります。それではせっかくのびやかに自分たちのペースで暮らしたいという理想がかなえられませんよね。だから私たちは目標として、2年はお客さまが入らなくて、赤字になっても暮らしていける額を設定して、貯蓄してから購入しました」。もちろん新築に比べて固定資産税などがかからない特徴はありますが、自分たちの手で維持していくにもお金がかかるもの。住んですぐ引越さなくてはいけなくなるのは避けたいものです。特に事業を行うならなおさら注意が必要です。

もうひとつは近隣の方々とのお付き合い。古民家が立地する多くのエリアは、昔から代々住んでいる人が多く、また、土地ごとに風習、文化が色濃く残っていることも多いのが都会と異なる点です。

「ご近所付き合いは大切にしたほうが良いと思いますね。私はどちらかというと苦手なのですが、夫は得意な性分で、地元の消防団に入ったり、お祭りに参加したり、積極的にコミュニケーションをとって地域に参加しています。人との繋がりが広がっていくといろいろ発見がありますし、自分たちのペースで繋がる感じがすごく心地よいです」といいます。だからこそ「事前に住む地域がどんな文化的背景があるかや、地域の行事が充実しているかなどをしっかりリサーチしておくと良いかなと。そういう文化に積極的に触れられるのも、田舎の古民家暮らしならではだと思います」

「お客様はみなさんのんびり、ゆっくり過ごしていただいています」(Kさん)。古民家独特のどこか懐かしくて、落ち着きを感じる空間はリピーターも多いという(写真撮影/山口俊介)

「お客様はみなさんのんびり、ゆっくり過ごしていただいています」(Kさん)。古民家独特のどこか懐かしくて、落ち着きを感じる空間はリピーターも多いという(写真撮影/山口俊介)

アメリカの雄大な自然環境に触れ、古民家暮らしを決意

お次は千葉県長南町の古民家で暮らすトモ長谷川さん(50代夫婦と子ども)。実は日本を代表する銃器や刃物の写真家であり、大学時代は夫婦ともに建築学科で日本家屋を専攻していたというマルチな方です。

そんなトモ長谷川さんの古民家暮らしへの憧れは大学生時代。「東京に住んでいたのですが、競技射撃選手だったので、演習などでアメリカ・カリフォルニア州のヨセミテの近くの広大な原野で生活することも多かったんです」。そんな自然の中での暮らしに何度も触れたことから、「日本の都会に戻ってくると、周囲に配慮しすぎたり、自然に触れられない環境に徐々に息が詰まるようになって。また、日本国内で旅をすることも多かったのですが、なぜかひきつけられるように『古民家』の宿を泊まり歩いていて。いつしか古民家で生活したい!と思ったんです」。

自然あふれる田舎暮らしにあこがれて古民家暮らしを決意したトモ長谷川さん。時間を見つけてはさまざまな物件を見学し、現在の立派な長屋門が付いた由緒ある古民家を見つけて購入しました。古民家を購入する前と購入後でどんな変化があったのでしょう?

「私にとってはとても価値ある暮らしができていると実感しています。「自然がリビング」といえる環境を感じながらの暮らしは、都会ではなかなか味わえない。また、良さがどんどんわかってくるのも古民家ならではだと思います。使われている部材はもちろん天然素材で、アカマツなど今では希少な木材ばかり。それが長い年月を経たことにより、風合いやたたずまいに時が刻まれることで、自然がつくった彫刻品に住んでいるような気さえします」

森を背に広大な敷地に建つトモ長谷川邸。こつこつDIYで住まいを改装しながら暮らしている(写真提供/トモ長谷川さん)

森を背に広大な敷地に建つトモ長谷川邸。こつこつDIYで住まいを改装しながら暮らしている(写真提供/トモ長谷川さん)

(左)周囲に自生する山菜なども満喫。季節や自然を感じながらの食事は格別だそう(右)屋根裏部屋にDIYで子ども部屋を制作した。歴史を感じる梁や柱に囲まれての生活は、新築では味わえないという(写真提供/トモ長谷川さん)

(左)周囲に自生する山菜なども満喫。季節や自然を感じながらの食事は格別だそう(右)屋根裏部屋にDIYで子ども部屋を制作した。歴史を感じる梁や柱に囲まれての生活は、新築では味わえないという(写真提供/トモ長谷川さん)

掃除をすれば感動する!最初の印象にだまされないで

そんなトモ長谷川さんに、古民家暮らしを希望する人に向けたアドバイスも聞いてみました。
「実際の古民家探しで絶対に驚くのは最初の見学。古民家は雑然として、思わず「汚い」「ここに住めるの?」ってびっくりすると思いますよ。だから『まずは掃除から』と言いたいですね。自分が真っ黒になるまでぴかぴかにすると、ホコリや汚れの下に、年月を経たからこそ深まった古民家の良さを見つけられると思います。また、よく言われるのですが、最初から大きな改修は考えなくていいと思います。暮らしながら手をかけていく。それも古民家暮らしの醍醐味のひとつですから」

また、トモ長谷川さんが住む千葉県長南町のように、移住促進の補助金制度がある自治体も数多くあるといいます。

【例】長南町若者定住促進事業
・45歳以下の夫婦世帯に対して奨励金(上限200万円)を交付
・リフォーム補助

「自治体サポートのほか、私が古民家探しで相談した千葉房総ねっとさんの「田舎暮らし交流会」のような、先輩移住者からお話を聞けたり、実際の暮らしを見学できる集まりもあります。臆せずまずは飛び込んで、古民家、田舎暮らしの魅力に触れてみてほしいですね」

そんなトモ長谷川さんは、自身の経験を生かして「ウルトラ“古民家”防衛軍」という、古民家を通じた暮らし提案の活動も行っています。木工ワークショップや古民家リノベ見学会など多彩なイベントを行っているので、気になる人はホームページを覗いてみてはどうでしょう。

古民家、田舎で暮らすことで、コミュニティーつくりにも熱心に。「手をかけながら暮らす」という古民家暮らしの醍醐味を、木工ワークショップなどさまざまなイベントを主催して広めている(写真提供/トモ長谷川さん)

古民家、田舎で暮らすことで、コミュニティーつくりにも熱心に。「手をかけながら暮らす」という古民家暮らしの醍醐味を、木工ワークショップなどさまざまなイベントを主催して広めている(写真提供/トモ長谷川さん)

トモ長谷川さんが中心となって活動する「ウルトラ“古民家”防衛軍」。古民家を改修することで価値を付与し、有効活用する活動などを行っている(写真提供/トモ長谷川さん)

トモ長谷川さんが中心となって活動する「ウルトラ“古民家”防衛軍」。古民家を改修することで価値を付与し、有効活用する活動などを行っている(写真提供/トモ長谷川さん)

古民家暮らしの良さは、古民家だからこそ持っている歴史や年月、環境を感じながら暮らせること。そして自分で手をかけて暮らすことへの楽しさのようです。古民家だからこそ体感できる豊かな暮らしは、ますますこれからの家選びの大きな選択肢になっていくかもしれません。

●前編
・古民家が欲しいと思ったら? 覚えておきたいノウハウを紹介 古民家購入マニュアル(前編)●参考
・長南町若者定住促進事業 / リフォーム補助●取材協力
・コーヒーくろねこ舎
・ウルトラ“古民家”防衛軍

家賃は? 買い物環境は? 小江戸・川越に住む魅力を住人に聞いた

江戸時代からの街並みが色濃く残る「川越」。小江戸と称される粋な風景を求め、県外、そして海外からも観光客が訪れる人気の街だ。旅行雑誌などで特集されることも多いが、その一方で川越の「住環境」についてはあまり語られていないように思う。そこで今回は、川越での暮らしを知り尽くす住人と一緒に街を歩き、その住み心地を調査してみた。
駅前の充実した商業環境

今回、街を案内してくれるのは生まれも育ちも川越という櫻井理恵(さくらい・りえ)さん。大正時代から続く「櫻井印刷所」の社長でありながら、川越のフリーペーパー『kawagoe premium』の編集長も務めている、生粋の川越マスターだ。

川越駅前の商店街「クレアモール」。全長1200mにもおよぶ(写真撮影/小野洋平)

川越駅前の商店街「クレアモール」。全長1200mにもおよぶ(写真撮影/小野洋平)

まず櫻井さんが案内してくれたのは、駅から中心市街地へと続く商店街「クレアモール」。飲食店、アパレル、書店などさまざまな路面店が密集しながらも、百貨店の「丸広」もある。

「いつも学生や若い人を中心ににぎわっているので『川越の竹下通り』といったところですかね。私も幼いころ~学生時代、そして今でもよく遊びに来ます」(櫻井さん、以下同)

さらに、「ルミネ川越」や「アトレ川越」など、駅直結の商業施設もある。

「とにかく川越駅前のショッピング環境は充実していますよ。オシャレなお店が並ぶ、通称『裏川(うらかわ)』(裏原宿ならぬ、裏川越の略)もありますし、反対側の西口にも夜遅くまで営業しているお店が点在しています」

なお、丸広百貨店には昭和レトロな雰囲気が漂う屋上遊園地「わんぱくランド」もある。

昭和43年開園。今では希少な「屋上遊園地」(写真撮影/小野洋平)

昭和43年開園。今では希少な「屋上遊園地」(写真撮影/小野洋平)

カラフルなミニ観覧車、屋上を外周するミニモノレールからは川越の街並みを一望できる。ボールプールなんかもあって、思いのほか本格的なプレイスポットだ。「子どものころはよく連れてきてもらっていました。きっと、みんなの思い出が詰まった遊園地なのでこれからも残り続けてほしいです」と櫻井さん。

昔のデパートにはこういう遊園地がたくさんあったというが、今ではほとんど見ない。屋上を緑化したりオシャレなオープンカフェにしたりするのもいいが、子どもの思い出に残るのはきっとこっちだろう。

老舗専門店が集まる一番街

続いて、クレアモールから「大正浪漫夢通り」を抜け、小江戸の雰囲気が味わえる「一番街」へと歩を進める。

もともと、東京・日本橋と川越が舟運でつながっていたことから江戸の文化が発展した川越。明治、大正、昭和、平成と時代が移り変わっても、一番街の「蔵造りの町並み」は健在だ。

蔵造りが単なる見世物ではなく、現在も人が住んでいるからこそ尊いと語る櫻井さん(写真撮影/小野洋平)

蔵造りが単なる見世物ではなく、現在も人が住んでいるからこそ尊いと語る櫻井さん(写真撮影/小野洋平)

「安くて何でもそろうスーパーとこだわりの専門店、どちらも充実しているのが川越の魅力。住民の多くは、両方をうまく使い分けて賢く買い物していると思います。餅は餅屋じゃないですけど、専門店の品質ってやはり抜群なんですよね。私もよく豆腐屋さんやお米屋さんなどを利用しますが、それほど高くもないのに贅沢(ぜいたく)な気持ちになれるんです」

鰹節などの乾物を販売する中市本店(写真撮影/小野洋平)

鰹節などの乾物を販売する中市本店(写真撮影/小野洋平)

そう言ったそばから、道すがらの乾物店「中市本店」で鰹節を購入する櫻井さん。ちょうど、みそ汁に使っている鰹節が切れていたとのこと。ちなみに鰹節は自ら鉋(かんな)で削っているそうだ。そういう生活の細部を丁寧にこだわることで、暮らしはより楽しくなるに違いない。

「休日になると、一番街には観光客が押し寄せます。だからこそ、平日の買える時に買っておくのが鉄則なんです(笑)」

なお、櫻井さんと世間話をしている店主の落合さんは、一番街商店街組合の理事長を務めている。中市本店は江戸末期から続く老舗乾物店で、店頭で販売している「ねこまんま焼きおにぎり」は、日によっては100人以上並ぶこともあるという人気ぶりだ。

「古くからの住民は、それぞれ『行きつけ』のお店があるんですよね。古い個人商店が多く関係性が濃いからか、うなぎ屋ならココ、饅頭屋ならココ、寿司屋ならココといった昔ながらのお付き合いを大事にしているんでしょうね」

一方で、そんな一番街にも最近は新しい風が吹いている。古い建物の内装をリノベーションしたカフェをはじめ、新たなお店も増えているようだ。

2018年3月にオープンした「スターバックスコーヒー」も、街並みに溶け込む造りとなっている(写真撮影/小野洋平)

2018年3月にオープンした「スターバックスコーヒー」も、街並みに溶け込む造りとなっている(写真撮影/小野洋平)

「“古いものを守りつつ、生活利便性を高める”。言うほど簡単なことではありませんが、川越の街は常に新旧の適正なバランスを探り続けていると思います。例えば、スターバックスなどの新しいお店は、古い街並みに溶け込むような店構えになっています。一方で、町内には『七曲がり』という江戸時代に造られた細い道が残っていて、昔の生活をうかがい知ることができますが、その半面、先が見通せずに事故が起きやすいのも事実です」

近年では、住人の安全な暮らしを優先した道路の拡幅・整備が徐々に始まっているそうだ。

きっと、川越の街並みは今日に至るまでにさまざまな問題を解決し、守られてきたものなのだろう。そう思うと、より一層、蔵の街が尊いものに感じられた。

小江戸・川越の住環境とは?一番街を中心とした一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている(写真撮影/小野洋平)

一番街を中心とした一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている(写真撮影/小野洋平)

櫻井さんによれば、「近年では川越の活気に魅力を感じ、移り住むIターンも多いんです」とのこと。なかには、毎年10月に催される「川越まつり」で練り歩く山車(だし)がある町内に住みたいと、ピンポイントで引越してくる人もいるそうだ。では、市街地の住環境はどうなっているのだろう。

「やはり城下町だった中心市街地には、昔から住まれている方が多いので土地や賃貸物件は少ないですね。それに中心街の古い街並みを守るため、市内の民間団体では『2階建て』や『色指定』などの規範もあるので、新しい住居を建てるのはなかなか難しいと思います。数年前に建売住宅が販売されたこともありましたが、そこはすぐに売れてしまったそうです」

となると、移り住んだ人たちはどこに住むのだろうか。

「駅前には、シングルやファミリーを受け入れるアパートやマンションも多いです。それに、西口や入間川付近などの郊外に行けば一戸建ての住宅街が広がっています」

川越駅前のマンション群(写真撮影/小野洋平)

川越駅前のマンション群(写真撮影/小野洋平)

なお、Iターンだけでなく、結婚や出産を機に川越へUターンする人も増加している実感があるという。

「川越は街中に幼稚園や小学校、公園、病院が点在しているので、子育てには良い環境だと思いますよ」

発達した川越の交通利便性

続いて、交通利便性に目を向けてみよう。

「川越駅」からはJR埼京線・川越線、東武東上線、観光客に人気の一番街に近い「本川越駅」からは西武新宿線の計4路線が使用可能。ちなみに東武鉄道の「TJライナー」に乗れば池袋まで28分で到着でき、西武鉄道の「特急レッドアロー号」に乗れば新宿まで約45分で到着することができる。

さらに、川越駅がある東武東上線は、銀座エリアへ続く有楽町線や横浜方面へ続く副都心線・東急東横線に乗り入れており、申し分ないアクセス条件を誇っている。

「JR埼京線「川越駅」や西武新宿線の「本川越駅」、それと東武東上線・川越駅の隣「川越市駅」は始発駅にもなっているため、平日、都内で仕事をされる方、休日にどこか遠く遊びに行きたい方にとっても魅力的だと思いますよ」

最近の一番街は平日でも観光客でにぎわいを見せる(写真撮影/小野洋平)

最近の一番街は平日でも観光客でにぎわいを見せる(写真撮影/小野洋平)

なお、ファミリーで暮らすのであれば「車は必須」と櫻井さん。

「川越の郊外には大型量販店やレストランも多いですし、川越ICも近いので一家に一台あると便利だと思います。また、駅前のロータリーから出発するバスの本数も豊富です。ただし、休日の市街地は外国人観光客やレンタル着物を着た人が大勢いるので渋滞します。一応裏道もあるのですが道幅が狭く一方通行も多いので、休日、市街地での車・バス移動は避けたほうがいいかもしれません」

ちなみに、川越駅周辺は坂も少なく、自転車を利用する方も多いそうだ。

整備された駅前のバスロータリー(写真撮影/小野洋平)

整備された駅前のバスロータリー(写真撮影/小野洋平)

川越近辺の家賃相場は?

最後に、川越の気になる家賃相場を見てみよう。川越駅の一人暮らし向け賃貸物件の家賃相場は5.7万円。本川越駅の家賃相場は、少し下がって5.5万円だった。言わずもがな、東京に比べて物価や家賃は安いので『ベッドタウン』として好条件である。

というわけで、街歩きで見えてきた川越の特徴をまとめると……

・駅前に多様な商業施設が点在している
・日用品はスーパーで、こだわりの品は専門店で、といった使い分けができる
・蔵造りの建物が残る一番街には、景観に配慮しつつ新しいお店もできている
・駅前にマンション、川越郊外に一戸建てが多く、新規住人のための住環境は整っている
・都心への通勤への足は申し分ないが、川越郊外の大型店舗へ足を延ばすには車が必須

江戸時代から続く渋い街並み。そんなイメージが先行している川越だが、駅周辺は都会的で多様な商業施設が充実していた。また、商店街は観光客のみならず住人の生活をもしっかり支え、ガイドブックでしか知らなかった川越の意外な暮らしやすさが見えてきた。
一方で、地元住人が大切に守ってきた「蔵の街」はやはりとても美しく、“古き良き文化”と“便利で新しいもの”がしっかり両立している印象だ。小江戸の粋な風情、ベッドタウンとしての快適性、両方を享受したい人にとっては最高の街なんじゃないだろうか。

●調査概要
【調査対象駅】川越駅、本川越駅
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、面積10平米~40平米、築年数40年未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2017年12⽉1⽇~2018年2⽉28⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出(家賃20万円以内)●取材協力
・株式会社櫻井印刷所

ようこそわが家へ

所在地:世田谷区池尻
24万円 / 58.32平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩1分

いつでも来てね!そんなノリで人を招きたくなるような部屋。



おもてなしは得意な料理で。主役級のアイランドキッチンを仲間と囲んで、楽しいひと時が過ごせそうです。



水回り、寝室、ウォークインクローゼットもすっきり仕切れる間取り。突然の来客時には扉の向こうに、荷物も生活感も全部隠して ... 続き>>>.
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