昭和初期にタイムスリップ

所在地:千代田区外神田
75万6,000円(税込) / 156.34平米
銀座線「末広町」駅 徒歩3分

趣のある外観を一目見た瞬間、建物の雰囲気に思わずうっとり。この辺りが商店で賑わっていた昭和5年頃に建てられ、野菜の卸しをしながら住居として利用していた建物が、テナントを募集することになりました。



1階の古い引き戸を開くと、どーんと現れる天井高3.75mの土間スペース。ここで野菜 ... 続き>>>.
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ハロー!屋上!

所在地:世田谷区南烏山
19万8,000円 / 110平米
京王線「千歳烏山」駅 徒歩8分

最上階の1フロア住居です。窓が多いので部屋に入る光が多く、廊下まで明るくて雰囲気よし。おまけに部屋と同じサイズの屋上もドンと付いていたりして。広々ゆったり暮らしたい方へ。



110㎡と大きめの物件なので、ご家族が多い方や、ご自宅でお仕事をされる方には使いやすいサイズかと思います。 ... 続き>>>.
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タカユカコア ハナレ

所在地:鎌倉市浄明寺
10万円 / 30.8平米
JR横須賀線「鎌倉」駅 バス12分 「青砥橋」バス停 徒歩2分

こんな離れは神社仏閣や○○記念館といった場所でしか見たことがないような。



高い束柱の上に浮かぶような平屋

居間をL字にぐるりと囲むぬれ縁



居間を囲む木製引戸を開け放てば、船に乗っているかの様な爽快感。そして外に広がるは緑の海。そんな異次元の風景を想像させる離れ。



建築を少し ... 続き>>>.
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設計された、その景色。

所在地:藤沢市羽鳥
3,800万円 / 81.6平米(建物) 68.27平米(敷地)
東海道線「辻堂」駅 徒歩16分

★価格変更しました★ 



1フロア27.20㎡が3層に積み重ねられた、ミニマルな戸建て。部屋の中央に階段を配置し、間仕切り壁をなくすことで、開放的な空間をつくっています。



リビング部分は大きなワンルーム。高さのある天井、大きな窓やトップライトによって、明るく開放的な空間となって ... 続き>>>.
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リビング気分のデッキ付きルーバル!

所在地:世田谷区北沢
10万円 / 21.5平米
井の頭線「池ノ上」駅 徒歩3分

部屋より大きなルーフバルコニー付き!面積だけで判断しないでほしい物件です。



ルーフバルコニーには、ウッドデッキが敷かれ、テーブルとイスが置かれているので、今すぐにでもすてきに使い始められそうです!



一人でぼーっと過ごしたり、友人を招いて食事会をしたり。



火気の使用や、騒いだ ... 続き>>>.
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木が香り 風そよぐ家

所在地:三鷹市井の頭
15万円 / 47.42平米
井の頭線「井の頭公園」駅 徒歩11分

井の頭公園を間近にしたロケーションに、それとなく呼応するかのような風と光と緑を感じられる、ひっそり隠れ家感のある家でした。



庭で育つ木々はもちろん、テラスや室内にもふんだんに木材が使われ、バスルームにいたってはリアルな木の香りに心底癒されてと、やわらかな表情に彩られた温かみが漂 ... 続き>>>.
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帰宅後の過ごし方?

今年はベランダでアサガオを咲かせようと思います。

蒔種から4日目、発芽。

 

5日目、さらに発芽。大きくなぁれ~~~

 

 

 

入園から1か月ちょっと過ぎ、母子ともに新しい生活リズムに慣れてきました。

幼稚園のお友達は習い事を始める子がいて、「一緒にやろうよー。」とお誘いを受けることも多いです。

 

習い事をさせたら帰宅後の時間を有効活用できるのかな。

今のところ、帰宅後は公園通いしています。

 

 

ヘビイチゴを見つけた♪

 

 

桑と茱萸の実を見つけた♪

 

幼稚園に入園する前は、公園に住んでいるんじゃないかっていうくらい公園通いしていたのに、今は3時から公園に行って4時半には家に帰るので、あっという間です。遊び足りないかも。

 

お友達ママには6時まで外で遊ぶという人もいるけれど、私は、お風呂と晩ごはんをして8時までに就寝させると考えると、無理だわ…。自分が寝落ちするのに備えてお風呂掃除と台所リセットもするし…。

 

(*。◇。)ハッ! そうかっ!寝落ちしなけりゃいいんだ。

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カッコウの巣の傍で

所在地:神奈川県横浜市青葉区奈良町
16万円 / 99.78平米
東急田園都市線「青葉台」駅 バス15分 「第9公園前」バス停 徒歩3分

玄関を開けると目の前はリビングダイニング。バルコニーに面した大き目の窓と、吹き抜けで開放感あり。



白い壁紙のベースに、建具や巾木など、ウッディな要素がちりばめられ、一番大きな壁にはザラっとした素材の淡いパープルの壁紙。床はモルタルのクリア塗装仕上げ。



「ベーシックないい感じ」 ... 続き>>>.
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分譲マンション賃料、首都圏は前月比+1.2%上昇

(株)東京カンテイは5月17日、2018年4月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。それによると、4月の首都圏・分譲マンション賃料は、賃料水準が高い東京都での事例シェアが再び拡大し、前月比+1.2%の2,760円/m2と上昇。都県別で見ると、東京都では概ね横ばいの3,340円/m2、神奈川県(-1.6%、2,184円/m2)や埼玉県(-0.3%、1,626円/m2)では下落に転じた。千葉県においても-1.1%の1,565円/m2と水準を下げている。

近畿圏は主要エリアの弱含みが影響し、前月比-0.6%の1,861円/m2と引き続き下落。大阪府では-0.1%の2,204円/m2と弱含みが続いているものの、年明け以降は2,200円台を維持している。一方、兵庫県では築古事例の増加によって-0.8%の1,659円/m2とやや下落したが、当月と同程度の平均築年数であった月と比べて賃料水準は上回っている。

中部圏では前月比-1.4%の1,777円/m2、愛知県では-1.8%の1,818円/m2と、ともに2月の水準まで下落した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

ミニマルに暮らす積み木部屋

所在地:中野区中央
9万8,000円 / 31.21平米
丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅 徒歩8分

80年代前半。ファッション界でモードが盛んだった頃。 建築家・長谷川逸子氏が設計した、おもちゃの積み木で作られたような、ちょっと変わったこちらの建物は、そんな時代背景を感じさせます。



室内は三角や四角に切り取られた窓から光が優しく入り、カクカクとした間取りも特徴的。そんなワン ... 続き>>>.
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のぞかれる平屋

所在地:新宿区上落合
9万8,000円 / 28.89平米
西武新宿線「中井」駅 徒歩4分

商店街を抜け、細い路地の先に現れる、とても静かな住宅街。その中にひっそりと立つ、昭和27年築の木造の平屋をご紹介します。



トイレのガラス戸の木枠や扉がミントグリーンだったり、玄関に紫色が使われていたりと、どっしりと構え歴史を感じさせる外観とは裏腹に、ちょっとした遊び心を感じる室 ... 続き>>>.
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緑を額縁に飾る

所在地:世田谷区代田
14万2,000円 / 40.09平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩9分

昨年建築されたばかりのマンション。その中でも緑を存分に味わうことのできる部屋に空きが出ました。各部屋の環境に合わせて、窓の取り方を変えている建物の「緑の額縁」の区画です。



無垢材の床は裸足で踏みしめる感触が気持ちよく、コンクリート打ち放しの壁とも相性が良いです。それ以外は白で統 ... 続き>>>.
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逗子にたたずむ「和モダン」な住まい 季節を楽しむ演出とは?

住宅取材を長年続けてきた筆者が、心底憧れる住まい。それはご近所にある、お庭も素晴らしい入母屋造りの家。愛犬と暮らすSさんの、日常を大切にするライフスタイルにも惹かれています。建物ハードと住まい方ソフトの両面で、和と洋が融合した情緒ある和モダンのお住まいを紹介します。
緑青の銅屋根が美しい、和紙とガラス工芸が彩る住まい

神奈川県逗子市の里山に囲まれた谷戸で、ひときわ目を引く白壁の門構え。
緑青屋根のグリーンと木の濃い茶色が、白壁とのコントラストで美しく映える外観です。

茶色はガレージの折戸、今は閉じて中をギャラリーにリモデル。植栽のドウダンツツジは秋に紅葉して右写真のように鮮やかになる(写真撮影/(左)片山貴博・(右)Sさん)

茶色はガレージの折戸、今は閉じて中をギャラリーにリモデル。植栽のドウダンツツジは秋に紅葉して右写真のように鮮やかになる(写真撮影/(左)片山貴博・(右)Sさん)

玄関門扉の素晴らしさが、この家への関心を高めます。
よく見る豪邸の威圧的な門でなく、板引戸の渋さが“わびさび”感すら醸し出し、里山の自然に囲まれた街並みに調和しています。

庭の桜を背景にたたずむ門扉。正面の飾りや手前の鉢植えは季節毎に替わり、道ゆく人を楽しませてくれる(写真撮影/片山貴博)

庭の桜を背景にたたずむ門扉。正面の飾りや手前の鉢植えは季節毎に替わり、道ゆく人を楽しませてくれる(写真撮影/片山貴博)

玄関灯は、Sさんが大好きなガラス工芸の蝉(写真撮影/片山貴博)

玄関灯は、Sさんが大好きなガラス工芸の蝉(写真撮影/片山貴博)

取材時は陶器の時計が飾られていたが、お正月飾り(右)やクリスマスリースだけでなく天使の羽などバリエーション豊富(写真撮影/(左)片山貴博・(右)Sさん)

取材時は陶器の時計が飾られていたが、お正月飾り(右)やクリスマスリースだけでなく天使の羽などバリエーション豊富(写真撮影/(左)片山貴博・(右)Sさん)

門をくぐり、庭石のアプローチを進むと玄関。
こちらも合理的でシンプルで美しい、和のたたずまいには必須、引戸の玄関。

庭の花を愛でながら、自然石のアプローチを進む。木の造作が施されたガラス引戸(写真撮影/片山貴博)

庭の花を愛でながら、自然石のアプローチを進む。木の造作が施されたガラス引戸(写真撮影/片山貴博)

「どうぞ、お上がりください」と、Sさん。廊下の両側は、はめ込みガラスで庭を眺めながら入っていくと
「この扉、素敵でしょ。奈良の古い知人宅を取り壊すときに、もったいないからいただいたのよ」

見事な鶴が描かれた板戸、かなりな年代物のよう。高さや取手をリメイクして、この家で生きのびた幸せな鶴(写真撮影/片山貴博)

見事な鶴が描かれた板戸、かなりな年代物のよう。高さや取手をリメイクして、この家で生きのびた幸せな鶴(写真撮影/片山貴博)

「この貝殻、逗子海岸に犬と散歩に行く度に拾っていたら、こんなたくさんになっちゃった(笑)」
ゴミ拾いのボランティアをしていた所、砂浜で貝が“拾って!”ってSさんに向かって光っているのだそう……。

自分がきれいだと思うものを、好きなガラスの器に飾る。好きなものに囲まれて生活する心地よさを教えてくれた(写真撮影/片山貴博)

自分がきれいだと思うものを、好きなガラスの器に飾る。好きなものに囲まれて生活する心地よさを教えてくれた(写真撮影/片山貴博)

今回、顔出しNGのSさんですが、知人が描いたパステル画肖像でご紹介。何と、50歳から始めたフラメンコを踊る姿。
「フラメンコを見たとき、それまでの私は“自分”を生きていなかったことに気づいたの」と、フラメンコダンサーがりりしい眼差しで見栄を切る姿に魅了され習い始めたそうです。

この肖像は筆者(50歳代)と同じ歳のころのSさん。「フラメンコのおかげで足腰が鍛えられました」実は、20歳上の大先輩!(写真撮影/片山貴博)

この肖像は筆者(50歳代)と同じ歳のころのSさん。「フラメンコのおかげで足腰が鍛えられました」実は、20歳上の大先輩!(写真撮影/片山貴博)

廊下から居間へ入ると、庭に面した広縁のある畳10畳の和室が広がっています。
古材を利用した表しの梁は、年季の入った焦茶色。同色の造り付け家具と共に、落ち着いた古民家のような大空間です。

漆喰の壁に、和紙の創作照明が柔らかな光を映す(写真撮影/片山貴博)

漆喰の壁に、和紙の創作照明が柔らかな光を映す(写真撮影/片山貴博)

畳敷にテーブル&チェア、こんな風に和洋折衷のライフスタイルでくつろぐアイデアが満載のお住まいです。

居間の引戸の引手は、「安土桃山時代の形に七宝焼きでつくっていただいたの」(写真撮影/片山貴博)

居間の引戸の引手は、「安土桃山時代の形に七宝焼きでつくっていただいたの」(写真撮影/片山貴博)

こんな細部に伝統工芸のアイデア、宝探しのように見つけるとうれしくなります。

日本的な曖昧さが豊かさをもたらす、広縁のある暮らし

Sさんのお住まいは、約25年前に建てた木造2階建て。

「建てるときに注文したのは、屋根。迎賓館などで見る緑青の銅板屋根にしたかったの。私、色もねグリーンが好きなのよ」

屋根にこだわるなんて、素人考えではなかなか出てこない。Sさんの感性には、いつも驚かされている筆者。
旅先や雑誌などで見たもの感動したことを、自分でやって見るのだそう。

2層になった入母屋屋根の下、すだれは日除けと共に外観デザインのアクセントにもなっている(写真撮影/片山貴博)

2層になった入母屋屋根の下、すだれは日除けと共に外観デザインのアクセントにもなっている(写真撮影/片山貴博)

すだれは外部からの視界を遮る役目も。ちょうど、お向かい2階からの視線を遮ることができます。高い塀を立てずに、緩やかにプライバシーを守る技に脱帽。

外側はガラスサッシ戸、和室側は障子によって囲われた板張りの広縁(ひろえん)。室内との緩衝エリアとなっている広縁は、季節ごとに寒さを遮ったり、涼を運んだり。

Sさんは、その広縁にお気に入りのものを飾っていました。

この日は、珍しいガラス細工が施されたアンティークの噴水(ムラーノ島ヴェネチアングラス)。百合が活けられている花瓶も、やっぱり好きな緑色(写真撮影/片山貴博)

この日は、珍しいガラス細工が施されたアンティークの噴水(ムラーノ島ヴェネチアングラス)。百合が活けられている花瓶も、やっぱり好きな緑色(写真撮影/片山貴博)

こちら側の広縁は、愛犬Doriちゃんの特等席です!

Doriちゃんは、Sさんが保護団体から譲り受けた2代目の愛犬。Sさん宅にもらわれた犬は皆、元気に生まれ変わる(写真撮影/片山貴博)

Doriちゃんは、Sさんが保護団体から譲り受けた2代目の愛犬。Sさん宅にもらわれた犬は皆、元気に生まれ変わる(写真撮影/片山貴博)

庭と居間の間にある広縁は、その面積以上に生活を豊かにしてくれるもののようです。

6月はインテリアも衣替え、季節を感じる住まい方

玄関と広縁からも出られるお庭は、あまりつくり込まずに自然な趣にされています。

奥のほうには近所の子どもが遊べるよう、ブランコと鉄棒も(写真撮影/片山貴博)

奥のほうには近所の子どもが遊べるよう、ブランコと鉄棒も(写真撮影/片山貴博)

取材時、桜やお花の時期とズレてしまったのでSさんの写真をお借りしました。

かれんな“立てば”芍薬、“座れば”牡丹。Sさんのよう! (写真撮影/Sさん)

かれんな“立てば”芍薬、“座れば”牡丹。Sさんのよう! (写真撮影/Sさん)

お庭の花を花器に飾って、二度楽しむ。枝垂れ桜が和の住まいと調和する(写真撮影/Sさん)

お庭の花を花器に飾って、二度楽しむ。枝垂れ桜が和の住まいと調和する(写真撮影/Sさん)

キッチンからは裏庭が望めるよう、大きなフィックス窓。キッチンキャビネットは、やはりグリーン!(写真撮影/片山貴博)

キッチンからは裏庭が望めるよう、大きなフィックス窓。キッチンキャビネットは、やはりグリーン!(写真撮影/片山貴博)

お庭の四季を楽しむと共に、日本住宅の季節感ある伝統的な機能も見せて下さいました。
秋から冬、6月までは内側に障子戸を入れて寒さを防ぎながら、和紙の柔らかい空間で過ごす居間。

「障子の桟(さん)を少なくしたデザインをお願いしたの」、桟の入れ方次第で障子の表情も大きく変わるものだ(写真撮影/片山貴博)

「障子の桟(さん)を少なくしたデザインをお願いしたの」、桟の入れ方次第で障子の表情も大きく変わるものだ(写真撮影/片山貴博)

そして6月になったら、夏障子とも呼ばれる簾戸(すど)に替えるのです(わざわざ替えていただきました!)

Sさん邸の簾戸には萩が使われている。夏は風通し良く、日差しを遮る日本の伝統建具(写真撮影/片山貴博)

Sさん邸の簾戸には萩が使われている。夏は風通し良く、日差しを遮る日本の伝統建具(写真撮影/片山貴博)

そしてもう一つ、すてきなアイデアを拝見。和紙でつくられた四枚仕立ての屏風ですが、両面異なるデザインになっており、季節によって使い分けることができるようになっています。

クローバーが描かれた、淡いブラウン系の片面(写真撮影/片山貴博)

クローバーが描かれた、淡いブラウン系の片面(写真撮影/片山貴博)

もう一面は、アイビーが描かれた水色の屏風。「季節やイベントに合わせて使い分けるの」とSさん(写真撮影/片山貴博)

もう一面は、アイビーが描かれた水色の屏風。「季節やイベントに合わせて使い分けるの」とSさん(写真撮影/片山貴博)

ほかにも、キッチンのドアを暖簾(のれん)に替えるなど、インテリア小物でも季節を楽しむ住まい方を教えてくれました。

“天使が舞い降りる” 好きなものに囲まれると、家がパワースポットに

2階のプライベートゾーンにもご案内いただきました。
「天使がたくさん、居るわよ」と、早速、階段に天女のような絵がお出迎え。

ご友人の画家が描かれた絵、天女はSさんのイメージと重なる(写真撮影/片山貴博)

ご友人の画家が描かれた絵、天女はSさんのイメージと重なる(写真撮影/片山貴博)

「なんだか、天使が集まってくるのよね(笑)」と寝室にも、羽の生えた天使たちの絵が……

折り上げ天井で、空間に豊かさが増す寝室(写真撮影/片山貴博)

折り上げ天井で、空間に豊かさが増す寝室(写真撮影/片山貴博)

その天井には、ヴェネチアンガラスのシャンデリア。やはり!緑色があしらわれたもの(写真撮影/片山貴博)

その天井には、ヴェネチアンガラスのシャンデリア。やはり!緑色があしらわれたもの(写真撮影/片山貴博)

Sさんお気に入りのスペース・デザインは、この暖炉の一角。
「昔、スペインのホテル リッツのロビーで見たとき“これはすてき!”と思ったの」、そのアイデアを取り入れたそう。

部屋の角、三角に暖炉を取り、その上に直角にミラーを天井まで貼ることで、万華鏡のように部屋が映りこみ、ズーと奥まで部屋が広がって見える(写真撮影/片山貴博)

部屋の角、三角に暖炉を取り、その上に直角にミラーを天井まで貼ることで、万華鏡のように部屋が映りこみ、ズーと奥まで部屋が広がって見える(写真撮影/片山貴博)

2階の寝室は、1階の古民家風とは打って変わって洋館の雰囲気になっています。
部屋のドアとバスルームへのドアも、木製の開き戸。

左がバスルームへのドア、右が部屋のドア。対の小窓にも、天使!(写真撮影/片山貴博)

左がバスルームへのドア、右が部屋のドア。対の小窓にも、天使!(写真撮影/片山貴博)

天使とガラスが大好きなSさんがオーダーした、趣のある色彩がすてきなエッチングガラス(写真撮影/片山貴博)

天使とガラスが大好きなSさんがオーダーした、趣のある色彩がすてきなエッチングガラス(写真撮影/片山貴博)

バスルームには、洗面との壁にはめ込まれた大きなエッチングガラス(彫刻ガラス)の作品が!

エッチングガラスのデザインも空飛ぶ天使。洗面室の壁には寝室のシャンデリアと同じヴェネチアンガラスの、ブラケット照明(写真撮影/片山貴博)

エッチングガラスのデザインも空飛ぶ天使。洗面室の壁には寝室のシャンデリアと同じヴェネチアンガラスの、ブラケット照明(写真撮影/片山貴博)

天使が舞う魅惑の寝室空間でお話を聞いていると、何だか時空が歪むような感覚になってしまいました。
「天使にほほ笑まれて、ついつい欲しくなってしまってね(笑)」、好きなものに囲まれたSさんにとってはパワースポットのような家。

ふと、窓から外を見下ろすと……

2階寝室の眼下には、入母屋造りの緑青屋根が重なり、マンサクのピンクの花が広がっていた(写真撮影/片山貴博)

2階寝室の眼下には、入母屋造りの緑青屋根が重なり、マンサクのピンクの花が広がっていた(写真撮影/片山貴博)

この居間で、よく、お友達やご近所さんを招いてホームパーティーをしてくださるSさん邸。
「ボケ防止に、ここでマージャンをしたりね!」と、住生活の楽しみはますます広がっている様子。

テーブルは囲炉裏(いろり)も備え付けられ、冬に使う鉄瓶をつるしてみてくださった(写真撮影/片山貴博)

テーブルは囲炉裏(いろり)も備え付けられ、冬に使う鉄瓶をつるしてみてくださった(写真撮影/片山貴博)

今回じっくりお話を伺って、今まで気づかなかった家の細部に改めて魅了されました。
Sさんの趣味や旅、人との出会いで築いてこられた感性が、この家に集約されていて、住まいは人の鏡なのだと実感する取材でした。

子ども用車いすのこと

前記事に、ハッシュタグ ♯特別養子縁組♯ を付けるかどうか悩みました。

 

だって書いている内容は、ザリガニの偏食からの変色、だから。(←ダジャレ)チュー

 

 

やっぱ、セーフかアウトかと言ったら、アウトだったなぁ~

 

今回は自信を持ってハッシュタグを付けます!

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

BPの会のお子さんで障害がある子が電車などの乗り物でベビーカーと勘違いされて乗客から苦情を言われたり冷たい目で見られたりするのに理解を求めたいそうです。ポスターを人目に付く場所に貼って頂いたり置いて頂くと助かる、とのことですから、ご紹介します。

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

「ベビーカーを畳んでください。」

なんて、言わないで。

知ってください。

子ども用車いすのこと。

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

著作権に配慮して写真に色々写っていますが気になさらずに。

 

 

うちの息子はありがたいことに健康です。

それでも先日レジャーでTDSに行った際に長時間歩くし昼寝してしまうからと、久しぶりにベビーカーを使用したら、じろじろ見る人がいました。まぁ、息子が3歳児にしては大きいからでしょうけど。

 

だけど、日常的に車いすが必要なお子さんがいます。その子の親に向かって、「もう大きいのに、こんなのに乗せてかわいそう。」とか「こんなのに乗せないで歩かせなさい。」とか、心無い言葉を投げつける人がいるのでしょう。自分が言われたら、ものすごく切ない。悔しくて涙が出てしまうかもしれない。

 

 

子どもを育てる大人として、「子ども用車いす」のことが世の中にもっと広く知られてほしいと思います。

 

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商業施設ブランド「マチノマ」創設、第一弾を大田区に今秋開業 三菱商事都市開発

三菱商事都市開発(株)は、商業施設シリーズブランド「マチノマ」を創設、第一弾として東京・大田区大森西に「マチノマ大森」を2018年秋に開業する。社会の変化やITの進化などを背景に、家・職場・学校・店舗など、これまで個々の建物で行われていた機能や活動が「街」のなかへと広がっている。「マチノマ」は、かつての地域コミュニティーの中心であった「萬屋(よろずや)」と、人々の暮らしの中心であった「茶の間」が融合した、現代の暮らしの中心であり地域コミュニティーを創出する商業施設。

施設は、大田区大森西3-1-38、京急本線「大森町」駅より徒歩約8分に立地する地上5階建て。店舗数は約40店舗の予定。1階は、スーパーマーケットや多彩な食を楽しむ専門店が集まる「食のスペシャリティフロア」とした。

2階は、多様なシーンで楽しめるフードコート、街の「ヨロズヤ」となるドラッグストアや生活雑貨、ファッション店舗が集まる。3階には、フィットネスクラブやクリニックなどの生活サポートや認可保育所(2019年春開設予定)、コミュニケーションスペースや共用テラスを設ける。4階~5階、屋上は駐車場とした。

ニュース情報元:三菱商事都市開発(株)

古民家暮らしの魅力や注意点は? 実際の購入者に話を聞いた 古民家購入マニュアル(後編)

「憧れの古民家暮らしがしたい」。前編では、購入に関するノウハウをお伝えしましたが、後編の今回は、実際に古民家を購入し、新しい暮らしを手に入れた方々にお話をうかがいました。古民家暮らしの魅力や購入前のアドバイスなど、実際に購入した人たちの暮らしから探っていきましょう。
古民家を購入してカフェをオープン!DIYで心地よい空間を(30代夫婦)

まずお話を聞いたのは、「古民家で暮らしながらカフェをやりたい」と、東京都内から千葉県茂原市に転居。2015年に古民家を改装して「コーヒーくろねこ舎」をオープンしたKさん夫妻(30代)です。
古民家暮らしをしようと思った理由は、もともと夫が山形育ちとのことで、のびやかな環境で自分たちのペースで暮らしたいと考えていたから。「私は東京生まれ東京育ちですが、ゆったり暮らしたいっていうのは誰しも考えることですし、いつか自分でカフェを開きたいと思っていたので、住む場所は都会に限定しなくても」と古民家探しをはじめたそうです。

「数えきれないほど(笑)」物件を見学したKさん夫妻。じっくり探した結果、住む家とカフェが別々で設けられる2棟建て、敷地内に畑が設けられ、お客さんが駐車できる広い敷地など、希望を叶えた現在の場所を見つけました。

そこからはカフェオープンに向けてこつこつDIYで店舗づくり。「電動工具などそれまで触ったこともなかったのですが、いざやってみると大変だけど楽しかったですね」。サンダーで削ったり、床板をくぎ打ちしたり、少しずつ自分たちの色が広げていきました。「古民家ははじめて訪れてもどこか懐かしい空間が魅力だと思います。もともと好きだった古道具店めぐりや雑貨収集などもより楽しくなりました。テーブルや椅子も古道具を使っていくつか自作しているのですが、ちょっと曲がっていたりしても、この空間だから味になるというか」。そんな魅力を発見しながら、つい長居したくなる古民家カフェができました。

壁の漆喰塗から床の張り替え&自然塗料による塗装、近隣の古道具店などから手に入れたテーブルや椅子をカスタマイズ。Kさん夫妻が営む古民家カフェ「コーヒーくろねこ舎」の内装はすべてDIYでこつこつつくり上げられたもの。のんびりした風景と調和する優しい空間だ(写真撮影/山口俊介)

壁の漆喰塗から床の張り替え&自然塗料による塗装、近隣の古道具店などから手に入れたテーブルや椅子をカスタマイズ。Kさん夫妻が営む古民家カフェ「コーヒーくろねこ舎」の内装はすべてDIYでこつこつつくり上げられたもの。のんびりした風景と調和する優しい空間だ(写真撮影/山口俊介)

「貯蓄」と「地域共生」 古民家暮らし満喫のための大切な要素

そんなKさん夫妻のように、古民家カフェや古民家パン屋など、古民家暮らしと古民家を活かした事業を両立したいという人が若い人の中で増えています。ですが、Kさんは古民家暮らしには「夢や理想だけでは厳しい部分もあると思います」といいます。

「当たり前だと思いますが、購入前に貯蓄は必要だと思います。もし貯蓄が無かったら、当然生活のためにしたくない仕事をしなくてはいけなくなります。それではせっかくのびやかに自分たちのペースで暮らしたいという理想がかなえられませんよね。だから私たちは目標として、2年はお客さまが入らなくて、赤字になっても暮らしていける額を設定して、貯蓄してから購入しました」。もちろん新築に比べて固定資産税などがかからない特徴はありますが、自分たちの手で維持していくにもお金がかかるもの。住んですぐ引越さなくてはいけなくなるのは避けたいものです。特に事業を行うならなおさら注意が必要です。

もうひとつは近隣の方々とのお付き合い。古民家が立地する多くのエリアは、昔から代々住んでいる人が多く、また、土地ごとに風習、文化が色濃く残っていることも多いのが都会と異なる点です。

「ご近所付き合いは大切にしたほうが良いと思いますね。私はどちらかというと苦手なのですが、夫は得意な性分で、地元の消防団に入ったり、お祭りに参加したり、積極的にコミュニケーションをとって地域に参加しています。人との繋がりが広がっていくといろいろ発見がありますし、自分たちのペースで繋がる感じがすごく心地よいです」といいます。だからこそ「事前に住む地域がどんな文化的背景があるかや、地域の行事が充実しているかなどをしっかりリサーチしておくと良いかなと。そういう文化に積極的に触れられるのも、田舎の古民家暮らしならではだと思います」

「お客様はみなさんのんびり、ゆっくり過ごしていただいています」(Kさん)。古民家独特のどこか懐かしくて、落ち着きを感じる空間はリピーターも多いという(写真撮影/山口俊介)

「お客様はみなさんのんびり、ゆっくり過ごしていただいています」(Kさん)。古民家独特のどこか懐かしくて、落ち着きを感じる空間はリピーターも多いという(写真撮影/山口俊介)

アメリカの雄大な自然環境に触れ、古民家暮らしを決意

お次は千葉県長南町の古民家で暮らすトモ長谷川さん(50代夫婦と子ども)。実は日本を代表する銃器や刃物の写真家であり、大学時代は夫婦ともに建築学科で日本家屋を専攻していたというマルチな方です。

そんなトモ長谷川さんの古民家暮らしへの憧れは大学生時代。「東京に住んでいたのですが、競技射撃選手だったので、演習などでアメリカ・カリフォルニア州のヨセミテの近くの広大な原野で生活することも多かったんです」。そんな自然の中での暮らしに何度も触れたことから、「日本の都会に戻ってくると、周囲に配慮しすぎたり、自然に触れられない環境に徐々に息が詰まるようになって。また、日本国内で旅をすることも多かったのですが、なぜかひきつけられるように『古民家』の宿を泊まり歩いていて。いつしか古民家で生活したい!と思ったんです」。

自然あふれる田舎暮らしにあこがれて古民家暮らしを決意したトモ長谷川さん。時間を見つけてはさまざまな物件を見学し、現在の立派な長屋門が付いた由緒ある古民家を見つけて購入しました。古民家を購入する前と購入後でどんな変化があったのでしょう?

「私にとってはとても価値ある暮らしができていると実感しています。「自然がリビング」といえる環境を感じながらの暮らしは、都会ではなかなか味わえない。また、良さがどんどんわかってくるのも古民家ならではだと思います。使われている部材はもちろん天然素材で、アカマツなど今では希少な木材ばかり。それが長い年月を経たことにより、風合いやたたずまいに時が刻まれることで、自然がつくった彫刻品に住んでいるような気さえします」

森を背に広大な敷地に建つトモ長谷川邸。こつこつDIYで住まいを改装しながら暮らしている(写真提供/トモ長谷川さん)

森を背に広大な敷地に建つトモ長谷川邸。こつこつDIYで住まいを改装しながら暮らしている(写真提供/トモ長谷川さん)

(左)周囲に自生する山菜なども満喫。季節や自然を感じながらの食事は格別だそう(右)屋根裏部屋にDIYで子ども部屋を制作した。歴史を感じる梁や柱に囲まれての生活は、新築では味わえないという(写真提供/トモ長谷川さん)

(左)周囲に自生する山菜なども満喫。季節や自然を感じながらの食事は格別だそう(右)屋根裏部屋にDIYで子ども部屋を制作した。歴史を感じる梁や柱に囲まれての生活は、新築では味わえないという(写真提供/トモ長谷川さん)

掃除をすれば感動する!最初の印象にだまされないで

そんなトモ長谷川さんに、古民家暮らしを希望する人に向けたアドバイスも聞いてみました。
「実際の古民家探しで絶対に驚くのは最初の見学。古民家は雑然として、思わず「汚い」「ここに住めるの?」ってびっくりすると思いますよ。だから『まずは掃除から』と言いたいですね。自分が真っ黒になるまでぴかぴかにすると、ホコリや汚れの下に、年月を経たからこそ深まった古民家の良さを見つけられると思います。また、よく言われるのですが、最初から大きな改修は考えなくていいと思います。暮らしながら手をかけていく。それも古民家暮らしの醍醐味のひとつですから」

また、トモ長谷川さんが住む千葉県長南町のように、移住促進の補助金制度がある自治体も数多くあるといいます。

【例】長南町若者定住促進事業
・45歳以下の夫婦世帯に対して奨励金(上限200万円)を交付
・リフォーム補助

「自治体サポートのほか、私が古民家探しで相談した千葉房総ねっとさんの「田舎暮らし交流会」のような、先輩移住者からお話を聞けたり、実際の暮らしを見学できる集まりもあります。臆せずまずは飛び込んで、古民家、田舎暮らしの魅力に触れてみてほしいですね」

そんなトモ長谷川さんは、自身の経験を生かして「ウルトラ“古民家”防衛軍」という、古民家を通じた暮らし提案の活動も行っています。木工ワークショップや古民家リノベ見学会など多彩なイベントを行っているので、気になる人はホームページを覗いてみてはどうでしょう。

古民家、田舎で暮らすことで、コミュニティーつくりにも熱心に。「手をかけながら暮らす」という古民家暮らしの醍醐味を、木工ワークショップなどさまざまなイベントを主催して広めている(写真提供/トモ長谷川さん)

古民家、田舎で暮らすことで、コミュニティーつくりにも熱心に。「手をかけながら暮らす」という古民家暮らしの醍醐味を、木工ワークショップなどさまざまなイベントを主催して広めている(写真提供/トモ長谷川さん)

トモ長谷川さんが中心となって活動する「ウルトラ“古民家”防衛軍」。古民家を改修することで価値を付与し、有効活用する活動などを行っている(写真提供/トモ長谷川さん)

トモ長谷川さんが中心となって活動する「ウルトラ“古民家”防衛軍」。古民家を改修することで価値を付与し、有効活用する活動などを行っている(写真提供/トモ長谷川さん)

古民家暮らしの良さは、古民家だからこそ持っている歴史や年月、環境を感じながら暮らせること。そして自分で手をかけて暮らすことへの楽しさのようです。古民家だからこそ体感できる豊かな暮らしは、ますますこれからの家選びの大きな選択肢になっていくかもしれません。

●前編
・古民家が欲しいと思ったら? 覚えておきたいノウハウを紹介 古民家購入マニュアル(前編)●参考
・長南町若者定住促進事業 / リフォーム補助●取材協力
・コーヒーくろねこ舎
・ウルトラ“古民家”防衛軍

家賃は? 買い物環境は? 小江戸・川越に住む魅力を住人に聞いた

江戸時代からの街並みが色濃く残る「川越」。小江戸と称される粋な風景を求め、県外、そして海外からも観光客が訪れる人気の街だ。旅行雑誌などで特集されることも多いが、その一方で川越の「住環境」についてはあまり語られていないように思う。そこで今回は、川越での暮らしを知り尽くす住人と一緒に街を歩き、その住み心地を調査してみた。
駅前の充実した商業環境

今回、街を案内してくれるのは生まれも育ちも川越という櫻井理恵(さくらい・りえ)さん。大正時代から続く「櫻井印刷所」の社長でありながら、川越のフリーペーパー『kawagoe premium』の編集長も務めている、生粋の川越マスターだ。

川越駅前の商店街「クレアモール」。全長1200mにもおよぶ(写真撮影/小野洋平)

川越駅前の商店街「クレアモール」。全長1200mにもおよぶ(写真撮影/小野洋平)

まず櫻井さんが案内してくれたのは、駅から中心市街地へと続く商店街「クレアモール」。飲食店、アパレル、書店などさまざまな路面店が密集しながらも、百貨店の「丸広」もある。

「いつも学生や若い人を中心ににぎわっているので『川越の竹下通り』といったところですかね。私も幼いころ~学生時代、そして今でもよく遊びに来ます」(櫻井さん、以下同)

さらに、「ルミネ川越」や「アトレ川越」など、駅直結の商業施設もある。

「とにかく川越駅前のショッピング環境は充実していますよ。オシャレなお店が並ぶ、通称『裏川(うらかわ)』(裏原宿ならぬ、裏川越の略)もありますし、反対側の西口にも夜遅くまで営業しているお店が点在しています」

なお、丸広百貨店には昭和レトロな雰囲気が漂う屋上遊園地「わんぱくランド」もある。

昭和43年開園。今では希少な「屋上遊園地」(写真撮影/小野洋平)

昭和43年開園。今では希少な「屋上遊園地」(写真撮影/小野洋平)

カラフルなミニ観覧車、屋上を外周するミニモノレールからは川越の街並みを一望できる。ボールプールなんかもあって、思いのほか本格的なプレイスポットだ。「子どものころはよく連れてきてもらっていました。きっと、みんなの思い出が詰まった遊園地なのでこれからも残り続けてほしいです」と櫻井さん。

昔のデパートにはこういう遊園地がたくさんあったというが、今ではほとんど見ない。屋上を緑化したりオシャレなオープンカフェにしたりするのもいいが、子どもの思い出に残るのはきっとこっちだろう。

老舗専門店が集まる一番街

続いて、クレアモールから「大正浪漫夢通り」を抜け、小江戸の雰囲気が味わえる「一番街」へと歩を進める。

もともと、東京・日本橋と川越が舟運でつながっていたことから江戸の文化が発展した川越。明治、大正、昭和、平成と時代が移り変わっても、一番街の「蔵造りの町並み」は健在だ。

蔵造りが単なる見世物ではなく、現在も人が住んでいるからこそ尊いと語る櫻井さん(写真撮影/小野洋平)

蔵造りが単なる見世物ではなく、現在も人が住んでいるからこそ尊いと語る櫻井さん(写真撮影/小野洋平)

「安くて何でもそろうスーパーとこだわりの専門店、どちらも充実しているのが川越の魅力。住民の多くは、両方をうまく使い分けて賢く買い物していると思います。餅は餅屋じゃないですけど、専門店の品質ってやはり抜群なんですよね。私もよく豆腐屋さんやお米屋さんなどを利用しますが、それほど高くもないのに贅沢(ぜいたく)な気持ちになれるんです」

鰹節などの乾物を販売する中市本店(写真撮影/小野洋平)

鰹節などの乾物を販売する中市本店(写真撮影/小野洋平)

そう言ったそばから、道すがらの乾物店「中市本店」で鰹節を購入する櫻井さん。ちょうど、みそ汁に使っている鰹節が切れていたとのこと。ちなみに鰹節は自ら鉋(かんな)で削っているそうだ。そういう生活の細部を丁寧にこだわることで、暮らしはより楽しくなるに違いない。

「休日になると、一番街には観光客が押し寄せます。だからこそ、平日の買える時に買っておくのが鉄則なんです(笑)」

なお、櫻井さんと世間話をしている店主の落合さんは、一番街商店街組合の理事長を務めている。中市本店は江戸末期から続く老舗乾物店で、店頭で販売している「ねこまんま焼きおにぎり」は、日によっては100人以上並ぶこともあるという人気ぶりだ。

「古くからの住民は、それぞれ『行きつけ』のお店があるんですよね。古い個人商店が多く関係性が濃いからか、うなぎ屋ならココ、饅頭屋ならココ、寿司屋ならココといった昔ながらのお付き合いを大事にしているんでしょうね」

一方で、そんな一番街にも最近は新しい風が吹いている。古い建物の内装をリノベーションしたカフェをはじめ、新たなお店も増えているようだ。

2018年3月にオープンした「スターバックスコーヒー」も、街並みに溶け込む造りとなっている(写真撮影/小野洋平)

2018年3月にオープンした「スターバックスコーヒー」も、街並みに溶け込む造りとなっている(写真撮影/小野洋平)

「“古いものを守りつつ、生活利便性を高める”。言うほど簡単なことではありませんが、川越の街は常に新旧の適正なバランスを探り続けていると思います。例えば、スターバックスなどの新しいお店は、古い街並みに溶け込むような店構えになっています。一方で、町内には『七曲がり』という江戸時代に造られた細い道が残っていて、昔の生活をうかがい知ることができますが、その半面、先が見通せずに事故が起きやすいのも事実です」

近年では、住人の安全な暮らしを優先した道路の拡幅・整備が徐々に始まっているそうだ。

きっと、川越の街並みは今日に至るまでにさまざまな問題を解決し、守られてきたものなのだろう。そう思うと、より一層、蔵の街が尊いものに感じられた。

小江戸・川越の住環境とは?一番街を中心とした一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている(写真撮影/小野洋平)

一番街を中心とした一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている(写真撮影/小野洋平)

櫻井さんによれば、「近年では川越の活気に魅力を感じ、移り住むIターンも多いんです」とのこと。なかには、毎年10月に催される「川越まつり」で練り歩く山車(だし)がある町内に住みたいと、ピンポイントで引越してくる人もいるそうだ。では、市街地の住環境はどうなっているのだろう。

「やはり城下町だった中心市街地には、昔から住まれている方が多いので土地や賃貸物件は少ないですね。それに中心街の古い街並みを守るため、市内の民間団体では『2階建て』や『色指定』などの規範もあるので、新しい住居を建てるのはなかなか難しいと思います。数年前に建売住宅が販売されたこともありましたが、そこはすぐに売れてしまったそうです」

となると、移り住んだ人たちはどこに住むのだろうか。

「駅前には、シングルやファミリーを受け入れるアパートやマンションも多いです。それに、西口や入間川付近などの郊外に行けば一戸建ての住宅街が広がっています」

川越駅前のマンション群(写真撮影/小野洋平)

川越駅前のマンション群(写真撮影/小野洋平)

なお、Iターンだけでなく、結婚や出産を機に川越へUターンする人も増加している実感があるという。

「川越は街中に幼稚園や小学校、公園、病院が点在しているので、子育てには良い環境だと思いますよ」

発達した川越の交通利便性

続いて、交通利便性に目を向けてみよう。

「川越駅」からはJR埼京線・川越線、東武東上線、観光客に人気の一番街に近い「本川越駅」からは西武新宿線の計4路線が使用可能。ちなみに東武鉄道の「TJライナー」に乗れば池袋まで28分で到着でき、西武鉄道の「特急レッドアロー号」に乗れば新宿まで約45分で到着することができる。

さらに、川越駅がある東武東上線は、銀座エリアへ続く有楽町線や横浜方面へ続く副都心線・東急東横線に乗り入れており、申し分ないアクセス条件を誇っている。

「JR埼京線「川越駅」や西武新宿線の「本川越駅」、それと東武東上線・川越駅の隣「川越市駅」は始発駅にもなっているため、平日、都内で仕事をされる方、休日にどこか遠く遊びに行きたい方にとっても魅力的だと思いますよ」

最近の一番街は平日でも観光客でにぎわいを見せる(写真撮影/小野洋平)

最近の一番街は平日でも観光客でにぎわいを見せる(写真撮影/小野洋平)

なお、ファミリーで暮らすのであれば「車は必須」と櫻井さん。

「川越の郊外には大型量販店やレストランも多いですし、川越ICも近いので一家に一台あると便利だと思います。また、駅前のロータリーから出発するバスの本数も豊富です。ただし、休日の市街地は外国人観光客やレンタル着物を着た人が大勢いるので渋滞します。一応裏道もあるのですが道幅が狭く一方通行も多いので、休日、市街地での車・バス移動は避けたほうがいいかもしれません」

ちなみに、川越駅周辺は坂も少なく、自転車を利用する方も多いそうだ。

整備された駅前のバスロータリー(写真撮影/小野洋平)

整備された駅前のバスロータリー(写真撮影/小野洋平)

川越近辺の家賃相場は?

最後に、川越の気になる家賃相場を見てみよう。川越駅の一人暮らし向け賃貸物件の家賃相場は5.7万円。本川越駅の家賃相場は、少し下がって5.5万円だった。言わずもがな、東京に比べて物価や家賃は安いので『ベッドタウン』として好条件である。

というわけで、街歩きで見えてきた川越の特徴をまとめると……

・駅前に多様な商業施設が点在している
・日用品はスーパーで、こだわりの品は専門店で、といった使い分けができる
・蔵造りの建物が残る一番街には、景観に配慮しつつ新しいお店もできている
・駅前にマンション、川越郊外に一戸建てが多く、新規住人のための住環境は整っている
・都心への通勤への足は申し分ないが、川越郊外の大型店舗へ足を延ばすには車が必須

江戸時代から続く渋い街並み。そんなイメージが先行している川越だが、駅周辺は都会的で多様な商業施設が充実していた。また、商店街は観光客のみならず住人の生活をもしっかり支え、ガイドブックでしか知らなかった川越の意外な暮らしやすさが見えてきた。
一方で、地元住人が大切に守ってきた「蔵の街」はやはりとても美しく、“古き良き文化”と“便利で新しいもの”がしっかり両立している印象だ。小江戸の粋な風情、ベッドタウンとしての快適性、両方を享受したい人にとっては最高の街なんじゃないだろうか。

●調査概要
【調査対象駅】川越駅、本川越駅
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、面積10平米~40平米、築年数40年未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2017年12⽉1⽇~2018年2⽉28⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出(家賃20万円以内)●取材協力
・株式会社櫻井印刷所

ようこそわが家へ

所在地:世田谷区池尻
24万円 / 58.32平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩1分

いつでも来てね!そんなノリで人を招きたくなるような部屋。



おもてなしは得意な料理で。主役級のアイランドキッチンを仲間と囲んで、楽しいひと時が過ごせそうです。



水回り、寝室、ウォークインクローゼットもすっきり仕切れる間取り。突然の来客時には扉の向こうに、荷物も生活感も全部隠して ... 続き>>>.
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シンプルさと質感を大切に

所在地:横浜市西区平沼
11万4,000円 / 38平米
相鉄線「平沼橋」駅 徒歩3分

横浜の平沼橋、マンションの一室が建築家によってリノベーションされました。



室内は無垢の木やコンクリートなど、シンプルで質感の良い空間になっています。少し高さのある天井には、むき出しの配管やライティングレールが設置されていて、アクセントになっています。



キッチンはステンレスで、 ... 続き>>>.
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nLDKを超える家

所在地:杉並区荻窪
1億3,980万円(税込) / 149.04平米(建物) 153.95平米(敷地)
中央線・丸ノ内線「荻窪」駅 徒歩10分

大田黒公園や緑豊かな中央図書館のほど近く、文化と緑を感じられる閑静な住宅街に建つリノベーション戸建。



「間」の取り方を意味する「間取り」という言葉は、平面図ベースで考えると壁で垂直方向に分割するイメージでを持ってしまうものの、本来空間というのは立体的なものであり、段差などにより ... 続き>>>.
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青くなったザリーちゃん

注意今回はザリガニ記事なので、甲殻類・昆虫類が苦手という人はご注意ください!注意

 

 

我が家のペット、公園の池出身ザリガニのザリーちゃん(または、ザーリさん)が、脱皮して色が変わりました。

青っぽくて不思議な綺麗さです。

 

ε=ε=(ノ≧∇≦)ノキャー

 

 

この写真は露出アップしたものです。

タイゴーストみたい~!乙女のトキメキ

 

 

加工しない写真はこんな感じです。ちょっと地味目(笑)

 

 

 

ザリガニは食べるエサによって、体が赤くなったり青くなったりします。

 

ザリーちゃんの餌は、㈱イトスイの「ザリガニのエサ(教材用)」を基本に、たまに、シラスや小松菜をあげています。

だけど本来は赤いザリガニだから、こうして青くなるのは、栄養に偏りがあると言うこと。

 

赤くするには野菜をあげると良いらしいですね。サラダ

たまに小松菜をあげるとザリーちゃんは偏食か?ほとんど残します。

うーん、どうしたものか。

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2017年度の定期借地権、戸建ては52件86区画

(公財)日本住宅総合センターはこのたび、2017年度「定期借地権事例調査」の結果を発表した。同センターは1994年以降、定期借地権制度と個人・世帯の住宅取得ニーズとの関連性の定量的検証のための基礎データとして、定期借地権付分譲住宅事例のデータ収集を行っている。2017年度の調査時期は2017年4月~2018年3月まで。

それによると、2017年度における戸建て住宅の収集事例数は、52件86区画。都道府県別にみると、第1位は愛知県の62区画、第2位は静岡県の10区画、次いで大阪府の5区画で、収集された事例の約72%が愛知県となっている。土地面積については、最大面積が200m2を超える事例は52件中9件と全体の17%。収集された物件においては前年度同期(24%)よりも低下した。

マンションの収集事例数は15件639戸。前年度同期の14件1,193戸と比較すると、1件あたり戸数が約85戸から43戸となり、減少している。都道府県別マンション発売戸数は、第1位が東京都の306戸、第2位が大阪府の149戸、第3位が兵庫県の85戸、第4位が愛知県の49戸。東京都と大阪府で71%を占めた。また、今回集計した15件のうち、最大専有面積は最低でも71.43m2で、平均は90.57m2だった。

ニュース情報元:(公財)日本住宅総合センター

海外のコンドミニアム? 四半世紀以上を経てなお輝く「泰山館」【名物賃貸におじゃまします(3)】

日本のマンションはどうして似たようなデザイン、構造なんだろう。そう考えている人は案外多いのではないでしょうか。 しかし、よく探してみれば、日本にも、そんな先入観を吹き飛ばす個性的な集合住宅が見つかります。今回はドラマや雑誌の舞台などにも登場し、今やヴィンテージマンションの名作と呼ばれる東京・目黒の泰山館(たいさんかん)を訪ねました。【連載】名物賃貸におじゃまします
斬新なデザインや仕掛けをしている賃貸住宅=名物賃貸を毎月紹介する連載です。ドラマの舞台にも登場する美しさ

東京の駒沢公園周辺は、深沢、八雲などの閑静な住宅地が多いことで知られています。
その一つ、東が丘(目黒区)に泰山館は位置しています。門を入ると、緑豊かな中庭を囲んで三階建、全34戸が入居する建物が広がっています。そのたたずまいは、現代の高層マンションとは一線を画し、海外のリゾート地にあるコンドミニアムを思わせます。部屋をつなぐ通路は広く、ゆるやかな高低差があり、回廊状になっていて、そこを歩くだけでも、心地よさを感じます。

敷地は1000坪弱(オーナー自宅を含む)という広さ。木、石、漆喰などの自然素材を多用した建物ならではの落ち着いた雰囲気があり、周辺に高い建物や看板がないこともあって、雑誌、広告、映画などの関係者からも注目を集め、しばしば女性誌のグラビア、テレビドラマなどに利用されてきました。

回廊のような通路は幅が広く、緩やかな段差があり、歩いているだけで心地よい(写真撮影/織田孝一)

回廊のような通路は幅が広く、緩やかな段差があり、歩いているだけで心地よい(写真撮影/織田孝一)

オーナーと建築家との幸福な出会い

驚かされるのは、30年近く前の建物でありながら、まったく古さを感じさせないこと。時代の変化に左右されない普遍的な美があることが泰山館の大きな特色です。その最大の理由は、アメリカの建築家・都市計画家であるクリストファー・アレグザンダーの手法「パターン・ランゲージ」を用いたことでしょう。

泰山館がこの理論に基づいて建設された発端は、当時のオーナー、故・小杉勇(こすぎ・いさむ)さんと、建築家の泉幸甫(いずみ・こうすけ)さんの出会いにあります。小杉さんの息子さんで現・オーナーの小杉均(こすぎ・ひとし)さんはこう語ります。
 「この土地はもともと農地として近郊農家の方々に貸していたものです。父は会社員でしたが65歳で退職後、ここにマンションを建てようと考えました。しかしこの地域は第1種住専(低層住居専用地域)なので、高層建築は建てられません。どこにでもあるようなマンションでなく、他とは違うことをしたかったので、私の友人を通じて建築家を紹介してもらい、低層マンションを建築することにしました」

ときはバブル経済の時代。小杉勇さんは相続対策としてマンション建設を考えたのですが、ゼネコンなどに任せっぱなしにせず、一から建築の勉強をして取り組みました。詳しい理由は分かりませんが、東京の乱開発を目の当たりにして、それとは違うやりかたをめざしたのかもしれません。いずれにしても、「一つの賭ではあったと思います」(小杉さん)。

このとき、紹介された建築家が泉幸甫さんでした。

泉さんは30歳で建築家として独立、設計事務所を構えて約10年を経たころでした。しかしそれまで仕事は少なく、細々と一戸建て住宅を手がけるような状況だったそうです。世の中はバブル経済に突入していましたが、その恩恵も受けず、むしろ世の風潮に反発しながらこつこつと仕事を続けていました。そんなとき、紹介されたのが泰山館のプロジェクト。それは自分の建築家としての出発点となったと泉さんは考えています。

しかし土地の条件は良くありませんでした。泉さんは「北側斜面で、近くに川があり、低地で湿気が多く、どの駅からも遠い。正直、どうにもならない土地だったのです」と振り返ります。

ここに集合住宅を建設するに当たって泉さんは、パターン・ランゲージを導入しようと考えました。泰山館の仕事を依頼される5年ほど前、泉さんはパターン・ランゲージを実践した経験を持っていたからです。この手法の創始者クリストファー・アレグザンダーが埼玉県入間市に盈進学園(えいしんがくえん)東野高校の建設を手がけることになり、泉さんはそこに日本人スタッフの一人として参加したのです。

 「以前からアレグザンダーの理論に感銘を受けていましたが、このプロジェクトに参加して建築家として実際にどう動くべきかを学ぶことができました」(泉さん)。

誰もが共通言語で建築に参加できる手法

ではパターン・ランゲージとは、どのような手法なのでしょうか。

美しく快適な町や建築には、時代や場所を超えて共通する特徴がいくつもありますが、ほとんどの場合、これは言語化されていません。そこで、アレクザンダーはこれを抽出し、言語で記述し、これをパターンと呼びました。パターンには状況、問題、解決法がセットで書かれています。このパターンを基本要素にして組み合わせて共通言語をつくり、建築や都市の計画を進める手法が、パターン・ランゲージです。

近代建築では、建築家が最初に理想の完成形を描き、そこに向けて建設していくのが一般的なやりかたです。それに対しパターン・ランゲージでは共通言語を用い、住民が参加して建築や町のあるべき姿を探りながら計画を進めます。泰山館のプロジェクトでは、建築家の泉さん、弁護士、不動産仲介会社などからなるチームによる事業方式を取り、多くの知恵を集めました。

こうした手法を小杉勇さんが受け入れたのは、目先の収益に走らず、長期的な展望を持って空間づくりをしようとしていたからでしょう。

「小杉さんは、計画地の斜面のプレハブ小屋を建て、1、2週間に一度、約1年間に渡ってパターン・ランゲージの勉強会を実施するところから始めました」(泉さん)。

印象的だったのは、アレグザンダーが、2mくらいの棒を何本も立てて、実際の空間のアウトラインを示しながら、理想の形を探っていったこと。「こうすれば、玄関や廊下の配置、部屋や通路のサイズ、中庭の広さなどを誰もが感覚的に理解できるわけです」(泉さん)。

泉さんはそれに従い、各部屋を一戸建て住宅のように、その位置に最もふさわしい間取りで設計しました。そのため、泰山館には二つとして同じ間取りの部屋はありません。

中庭の様子(写真撮影/織田孝一)

中庭の様子(写真撮影/織田孝一)

柱に埋め込まれたモザイクガラスはイタリア製。一つひとつデザインが異なる(写真撮影/織田孝一)

柱に埋め込まれたモザイクガラスはイタリア製。一つひとつデザインが異なる(写真撮影/織田孝一)

ちょっとしたくつろぎの場がしつらえられているのも、パターン・ランゲージの成果なのかもしれない (写真撮影/織田孝一)

ちょっとしたくつろぎの場がしつらえられているのも、パターン・ランゲージの成果なのかもしれない (写真撮影/織田孝一)

この部屋では玄関から階段を上がってリビングに入る設計 (写真撮影/織田孝一)

この部屋では玄関から階段を上がってリビングに入る設計 (写真撮影/織田孝一)

窓際に作りつけのソファがあるのが目を引く(写真撮影/織田孝一)

窓際に作りつけのソファがあるのが目を引く(写真撮影/織田孝一)

さらに泰山館を特徴づけたのは中庭でした。シンボルツリーとなったタイサンボクをはじめ、モクレン、ハナミズキなど、植えた木々は100種類以上あります。「緑の効果は絶大だと思います。木は生長して大きくなるほどに建物を引き立ててくれました」(小杉さん)。

例えば中庭を駐車場にすれば、かなりの駐車場代を得られたかもしれません。しかしそれをせず、駐車場は地下に建設し、中庭を広く取りました。「それが豊かな住空間をつくり、結果的に賃料の維持にも役立ちました」(泉さん)。おかげで泰山館の家賃は竣工以来、四半世紀以上が過ぎてもほとんど下がらないまま、今日に至っています。

植栽は100種以上。四季折々に咲く花が目を楽しませてくれる(写真撮影/織田孝一)

植栽は100種以上。四季折々に咲く花が目を楽しませてくれる(写真撮影/織田孝一)

オーナーの意識が愛される集合住宅に反映

こうして泰山館は、1990年に竣工しました。部屋の面積は平均して60平米から70平米。前述したように間取りや広さは少しずつ違います。

 「入居者は40代から50代の方が多いですね。かつては単身者や夫婦二人世帯がほとんどでしたが、今はお子さんのいらっしゃるご家族も7、8世帯はいます。入居者の方々からは、ここに住んで良かったという声をよく聞きます。長い方では10年以上住まれていますね」(小杉さん)。

 小杉さんが今、気遣っているのはメンテナンス。「設備の老朽化に伴い、電気、空調、ガスなどはすべて更新しました。近々、屋根にも手を入れなくてはと思っています」(小杉さん)。こうした設備面の配慮も欠かさないことで、泰山館はこれからも長く、愛される住宅となるでしょう。

世には数多くの集合住宅がありますが、泰山館のように年月を経るにつれ、魅力を増すような物件は数少ないものです。しかしそうした物件が増えないと、本当の意味で成熟した豊かな社会にはなりません。

そのためにはオーナーの姿勢が非常に重要であることが分かります。収益だけでなく、美に対する意識の高いオーナーが増えれば、長く愛される集合住宅も増えるでしょう。それは町全体を魅力的にすることにもつながるはず。泰山館を取材して、そんなことを感じました。

●取材協力
泉 幸甫(泉幸甫建築研究所)
小杉 均(株式会社泰山館 代表取締役)

プロ(FP)の6割が平成30年度は買い時と回答 その理由とは?

「今は買い時か」を問う調査結果は複数あるが、一般消費者だけでなく、ファイナンシャルプランナーや住宅事業者も調査対象としているのが、住宅金融支援機構の「平成30年度における住宅市場動向について」の調査(2018年2月~3月実施)だ。ファイナンシャルプランナーの買い時感を中心に、詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「平成30年度における住宅市場動向について」を公表/住宅金融支援機構ファイナンシャルプランナーの「買い時」は64.5%で、一般消費者の50.6%を上回る

まず、マネーのプロである「ファイナンシャルプランナー(セミナー等の同機構業務協力者62名)」の買い時感を見てみよう。

「平成30年度は29年度と比べて買い時か」を聞くと、「買い時」(64.5%)、「どちらとも言えない」(27.4%)、「買い時ではない」(8.1%)になり、買い時との回答が最多となった。住宅取得を検討中の消費者に「これから1年(平成30年4月~平成31年3月)は買い時と思うか」を聞いており、「買い時」の回答は50.6%だったので、これを上回る結果となった。

前年同時期の調査と比べると、「どちらとも言えない」が増加(20.7%→27.4%)しているが、「買い時」(67.2%→64.5%)と「買い時ではない」(12.1%→8.1%)はともに減少している。特に「買い時ではない」という回答は実数では5人だけという結果だった。

【画像1】平成30年度の住宅市場(出典/「平成30年度における住宅市場動向について」住宅金融支援機構)

【画像1】平成30年度の住宅市場(出典/「平成30年度における住宅市場動向について」住宅金融支援機構)

買い時の要因は、第1に住宅ローンの低金利、第2に消費税率引き上げの駆け込み

では、「買い時」と思う要因について見ていこう。

ファイナンシャルプランナーが「買い時」と思う要因として第1に挙げたのは、超がつくほどの「住宅ローンの低金利」(85.0%)だ。次いで平成31年10月に予定されている「消費税率引き上げ」(62.5%)だ。この2つの要因は、前年の前回調査より大幅に増加している。

【画像2】ファイナンシャルプランナーの「買い時」と思う要因(出典/「平成30年度における住宅市場動向について」住宅金融支援機構)

【画像2】ファイナンシャルプランナーの「買い時」と思う要因(出典/「平成30年度における住宅市場動向について」住宅金融支援機構)

減少はしたものの、3番目に多い「金利先高感」(45.0%)の要因も見逃せない。景気は不透明であるが、先々の金利上昇懸念があるので、今の超低金利を活用できる平成30年度は買い時と考えるファイナンシャルプランナーが多いということだろう。

なお、大半の住宅ローンでは適用される金利は「融資実行時」だ。つまり、契約した後、融資を受けて住宅の代金をすべて支払う時点の金利が適用される。契約時と融資実行時では月をまたいだり、新築住宅の場合に数カ月や数年先になったりする場合もある。したがって、融資実行時の金利が、購入を思い立ったときの金利より高くなっている可能性もあるという背景があるわけだ。

また、引き上げ延期を繰り返した消費税率10%についても、駆け込み効果があると見ている。

消費税が課税されるのは、住宅の「引き渡し時」だ。住宅については、半年前の前日(平成31年3月31日)までに契約したものについては、引き渡しが10月1日以降になったとしても、8%の税率が適用されるという経過措置がある。つまり、平成31年3月末までに契約をしようという動きが起きるのが「駆け込み」だ。

過去に消費税率が引き上げられたときにも、一定の駆け込み行為が見られたので、今回も駆け込み効果があると見ているのだろう。

ちなみにこの調査では、住宅事業者(【フラット35】の利用があった733事業者)に、「平成30年度の受注・販売等の見込みは29年度と比べて増えるか?」を聞いている。「増加する見込み」という回答は59.4%だったが、増加する要因として第1に挙がったのは「消費税率引き上げ前の駆け込み効果」(64.3%)だった。

住宅事業者は、消費税増税の駆け込み需要に期待する傾向もうかがえるが、筆者としては、ファイナンシャルプランナーが買い時要因として、消費税より低金利を多く挙げた点に注目したい。

金利は35年などの長期間にわたって多額の元金にかかってくるので、影響が非常に大きい。一方、消費税は住宅価格全体に課税されるのではなく、建物価格のみにかかる(土地は非課税)。また、「個人」が売主の中古住宅の売買には、消費税は課税されない。引き上げられる2%の影響が具体的にどの程度になるのか、試算するなどしてきちんと把握し、安易に「駆け込む」ことのないようにしてほしいと思う。

森の中の平屋

所在地:杉並区成田東
12万円 / 42.9平米
井の頭線「西永福」駅 徒歩16分

耳をすませば聞こえるのは風で揺れる葉の音。目の前は「和田堀公園」。まるで森のような公園の敷地が、庭のように感じられる物件です。



緑に囲まれた環境に立つこの平屋は、古い平屋がいくつかある広い敷地内にあります。その中でも唯一、公園側にあり、和田堀公園にガッツリ面しています。



20 ... 続き>>>.
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眺めのいいスタート

所在地:港区南青山
15万5,000円(税込) / 30.96平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩4分

表参道の駅を出て、骨董通り沿いの建物まで徒歩4分。眺望の抜けた、気持ちのいいオフィスです。重厚な外観も魅力的。



場所柄か、デザイン系やアパレルの事務所が多く入居しています。古い建物ではありますが、管理がしっかり行き届いていて。全体的に清潔感のある印象です。



室内はごくごく普通 ... 続き>>>.
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駅前、爽やかなリノベ空間

所在地:杉並区天沼
13万8,000円 / 36.92平米
中央線・丸ノ内線「荻窪」駅 徒歩1分

白をベースに、爽やかにリノベーションされた空間。荻窪駅のバスターミナルを目の前にした建物の一室です。



飾りすぎないナチュラルなデザイン。オークの無垢フローリングに、白く塗装した壁。部屋をゆるく区切るスチールの窓枠のデザインが印象的でかっこいいです。



すかっと抜ける眺望の良さも ... 続き>>>.
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ラッキーな引き継ぎ

所在地:港区南青山
21万6,000円(税込) / 42.57平米
銀座線「表参道」駅/半蔵門線「表参道」駅/千代田線「表参道」駅 徒歩5分

オフィスが最初からこんな仕上がりだったらうれしいなと思いました。



日当たりに恵まれたレトロな部屋にぴったりの、白を基調にしたラフなテイスト。使い込まれたフローリングは日焼けをし、艶が出てきたいい頃合いです。収納やトイレのドアにはステンレスが貼られ、ただかわいいだけじゃないキリリ ... 続き>>>.
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代々木上原で空を手に入れる

所在地:渋谷区上原
4,980万円 / 55平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩2分

代々木上原駅からわずか徒歩2分の距離のマンション最上階の独立した角部屋から、明治神宮の森、新宿副都心、そして富士山までもを一望する、約270度の圧巻のパノラマ眺望が楽しめる、展望台のようなこの物件。



東、南、西に向いた窓だらけの室内はいつも明るく、風通しにおいては良すぎて、うか ... 続き>>>.
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4月の首都圏中古マンション成約価格、前年比3.7%上昇の3,364万円

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は5月14日、2018年4月度・首都圏の不動産流通市場動向を公表した。それによると、首都圏中古マンションの成約件数は、前年比で2.3%増加し3,237件、3月に続き前年同月を上回った。成約m2単価は前年比3.3%上昇の52.04万円/m2、成約価格は前年比3.7%上昇の3,364万円と、ともに2013年1月から64ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は前年比プラス0.4%の64.65m2だった。

首都圏中古戸建の成約件数は、前年比2.3%減少の1,100件、4ヶ月連続で前年同月を下回った。成約価格は前年比2.9%上昇の3,098万円、8ヶ月連続で前年同月を上回った。土地面積は前年比プラス1.8%の148.95m2、建物面積は前年比プラス0.3%の105.37m2だった。

ニュース情報元:東日本レインズ

近隣の民泊運営、「どんな規制があっても賛成できない」33.8%

(株)インテージリサーチ(東京都東久留米市)は、このほど「民泊に関する意識調査」を行い、その結果を発表した。調査対象は全国の20~79歳の男女。調査時期は2018年3月23日(金)~3月26日(月)。調査方法はインターネット。サンプル数は10,000。

それによると、民泊利用経験の有無により、近隣の民泊運営に対する賛否が分かれる傾向が見られた。ホスト在宅型の民泊運営に対し、利用経験者の賛成は39.1%、未経験者は16.1%と2倍以上の開きがある。ホスト不在型では利用経験者の賛成は26.2%、未経験者は8.3%となり、さらなる意識のギャップがうかがえる。

住居のタイプ別に見ると、民泊に最も強く反対しているのは「分譲マンション居住者」。近隣での民泊運営に賛成するために必要と考えることは、「トラブルを起こした民泊施設の営業停止」が51.9%と最も高く、次いで、「対面による本人確認の実施」が37.0%。「どんな規制があっても賛成できない」は33.8%だった。

民泊を利用したことがある人は1万人中5.1%。今後利用してみたいと思う人は13.1%だった。

ニュース情報元:(株)インテージリサーチ

太陽光発電の魅力は「光熱費の節約」、不満・不安点は「初期費用やメンテナンス費用」

マイボイスコム(株)(東京都千代田区)は、4回目となる「太陽光発電」に関する調査を行った。調査時期は2018年4月1日~5日。調査方法はインターネット。10,852件の回答を得た。それによると、太陽光発電システムの設置について、「自ら検討して設置した」が6.4%、「太陽光発電システムが設置されている物件を望んで入居した」(0.5%)、「入居した物件にたまたま太陽光発電システムが設置されていた」(0.8%)を合わせて7.7%と、太陽光発電システムの設置率は約8%だった。

太陽光発電システムの設置理由上位は、「光熱費が節約できる」「売電できる」が設置者の6~7割、「自然エネルギーを活用できる」「補助金制度が活用できる」「環境によい」が3~4割。また、取り付けることができる条件が整っている場合、設置したいかを聞いたところ、設置意向は27.4%で減少傾向だった。

設置意向者の重視点は、「初期費用」が77.9%、「どのぐらい光熱費を節約できるか」「発電量」「耐久性」「どのくらいで初期費用などコストの元がとれるか」が各40%台で続く。

太陽光発電システムの魅力としては、「光熱費が節約できる」が51.9%、「自然エネルギーを活用できる」「環境によい」「売電できる」「停電、災害時など非常時に電力が確保できる」が3~4割。一方、不満・不安点は、「費用がかかる(初期費用、メンテナンス費用)」「初期投資を回収できるか(元が取れるか)」「費用対効果がどのくらいあるかわからない」など、費用に関する項目が上位で、「耐久性」「メンテナンスが大変」がそれに続いた。

ニュース情報元:マイボイスコム(株)

マンション希望者比率、過去最低の21.7%

(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、2017年度「『住宅購入・建築検討者』調査」の結果を発表した。
住宅の購入・建築を検討している人を対象に、検討にあたっての予算や頭金の状況、検討する物件の種別、検討にあたって重視する条件などを把握することを目的に行った。調査時期は2017年10月27日(金)~11月6日(月)。有効回答数は1,239。

それによると、過去3カ月以内に住宅購入検討のための行動を行った人の割合は、全体の8.2%だった。購入検討状況をみると、「新規購入」が最も多く64.8%、次いで「買い替え」が23.2%。

検討種別は「注文住宅」が62.5%でトップ。2014年から上昇し続けている。次いで「新築分譲マンション」の35.5%。「新築分譲一戸建て」は34.9%、「中古マンション」27.0%、「中古一戸建て」25.6%だった。

一戸建てかマンションかの意向については、一戸建て派は66.2%と調査開始以来最高。マンション派は21.7%で2014年以来減少が続き、過去最低。年代別にみると、50代・60代は比較的マンション希望が高い傾向。新築・中古意向では、新築派は76.3%、中古派6.4%。新築派が7割を超える状況が続いている。

親との同居意向については、男性(夫)が21.5%、女性(妻)が10.1%と男性が高い傾向。また、近居意向は男性(夫)が39.1%、女性(妻)が51.8%と女性が高い傾向。

住み替え予算に対する援助では、親や親族からの援助について、「援助期待」は44.8%で調査開始以来最高に。「援助実現見込」は42.9%で、過去最高。さらに、住み替えで500万円以上の援助を希望する人の割合は68.8%で、こちらも過去最高値となっている。

ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー

【シングル編】新宿駅まで30分以内・中古マンション価格相場が安い駅ランキング

住まい探しをするときの条件はさまざまあるが、立地も重要なポイントのひとつ。日々繰り返される通勤・通学や、買い物や遊びに出かける際の利便性は生活の質を大きく左右する。その点、都内屈指のターミナル駅である新宿駅にアクセスしやすい立地なら何かと便利だろう。そこで、新宿駅まで30分圏内にある中古マンションの価格相場を調査。シングル、DINKS、ファミリー、それぞれに適した広さの物件にわけて、価格相場が安い駅トップ10をランキングしてみた。今回は駅徒歩15分圏内にある、専有面積20平米以上~40平米未満の物件を対象にした、シングル向け中古マンションの物件相場が安い駅トップ10を紹介しよう。

●シングル向け 新宿駅まで30分圏内の物件相場が安い駅TOP10駅
(順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/新宿駅までの所要時間)
1位 大島 1090万円(都営新宿線/東京都江東区/24分)
2位 小竹向原 1480万円(東京メトロ有楽町線ほか/東京都練馬区/17分)
3位 西川口 1485万円(JR京浜東北線/埼玉県川口市/23分)
4位 桜台 1570万円(西武池袋線/東京都練馬区/19分)
5位 練馬 1630万円(西武池袋線ほか/東京都練馬区/17分)
6位 中村橋 1699万円(西武池袋線/東京都練馬区/23分)
7位 中板橋 1719万円(東武東上線/東京都板橋区/19分)
8位 新桜台 1720万円(西武有楽町線/東京都練馬区/19分)
9位 大山 1730万円(東武東上線/東京都板橋区/17分)
10位 江古田 1765万円(西武池袋線/東京都練馬区/18分)
10位 新江古田 1765万円(都営大江戸線/東京都中野区/15分)

1位は1100万円以下! 急行も停車し、新宿まで1本で楽々

最も物件相場が安かったのは、2位に390万円も差をつけて1090万円という結果となった都営新宿線・大島駅。駅の北側はURの団地や小中高校が点在しており、マンションはどちらかというと南側に多く見られる。駅の北側・南側ともにスーパーや商店街があり、下町っぽさが残る落ち着いた住環境だ。新宿駅までの所要時間はランクインした11駅中で最も長い約24分だが、平日10時~16時台、土日祝7時~18時台に走る急行を利用すれば最短約17分で新宿に到着。通勤・通学の時間帯には利用できなくても、休日には急行でサッと新宿駅に出られるのは魅力的だろう。

2位は物件相場が1480万円の小竹向原(こたけむかいはら)駅がランクイン。同駅は東京メトロの有楽町線・副都心線が通っているほか、西武有楽町線の終点駅でもある。東京メトロ有楽町線・副都心線に乗るとわずか3駅で池袋駅に到着。そのまま有楽町線で進むと永田町駅や銀座一丁目駅へ、副都心線なら新宿三丁目駅や渋谷駅、横浜駅へ。池袋駅からJR埼京線に乗り換えれば新宿駅に出ることができ、多方面への交通の便がいい点が大きな魅力だ。

3位はトップ11駅中で唯一、東京都外に位置する埼玉県川口市のJR京浜東北線・西川口駅。駅に直結してショッピングセンター「ビーンズ西川口」があり、肉・魚・青果の専門店や惣菜店、書店などが利用できる。駅周辺には飲食店も豊富なので、「今日は料理したくない……」なんて日も帰宅途中に気軽に外食できるのがうれしいところ。ランクインした駅で唯一のJR線が走る駅でもあり、JR京浜東北線に乗ると1本で東京駅や新橋駅、品川駅、横浜駅にも行くことができる。

西川口駅(写真/PIXTA)

西川口駅(写真/PIXTA)

重視するのは安さ? それともアクセスの良さ? 新宿駅までの早さ重視なら新江古田駅

トップ11駅中で新宿駅までの所要時間が最短だったのは、乗り換えせずに約15分で新宿駅に着く10位の都営大江戸線・新江古田(しんえごた)駅。駅前にはスーパーとドラッグストアがあり、日用品や食料の買物はここで済ませられるだろう。駅から北に約10分歩くと、同じく10位の西武池袋線・江古田(えこだ)駅にたどり着く。池袋駅に出るなら江古田駅から西武池袋線を利用し、新宿駅なら新江古田駅から都営大江戸線……、と行き先に応じて2路線を使い分けてもよさそうだ。

1位と10位では物件相場に675万円もの開きがあった今回のランキング。新宿駅までの所要時間がそれぞれ約17分だった2位・小竹向原駅(物件相場1480万円)、5位・練馬駅(同1630万円)、9位・大山駅(同1730万円)の3駅でも物件相場は異なっており、新宿駅までの所要時間と物件相場が比例するわけではない結果となった。

所要時間が同じなら、とにかく安いほうがいいのか、街の環境を優先するのか、物件自体の質にこだわるのか……。「中古マンション選びは失敗したくない!」と慎重になるあまり、自分なりの判断基準が定まっていないと延々と悩み続けることになりそうだ。物件探しをする前に一度、物件に求める優先順位を決めておくといいかもしれない。

さて、シングル向け情報を紹介した今回に続き、次回はDINKS向けに専有面積40平米以上・70平米未満の中古マンションの物件相場ランキングを紹介したい。

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている新宿駅まで電車で30分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、築年数40年未満、物件価格3億円以下、専有面積20平米以上40平米未満の物件(敷地権利は所有権のみ)
【データ算出期間】2017年3⽉1⽇~2018年2⽉28⽇
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、平日の日中時間帯の検索結果から算出(乗換回数は問わない)
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

川沿いでゆるくDIY

所在地:杉並区久我山
13万4,000円 / 60平米
井の頭線「富士見ヶ丘」駅 徒歩3分

川沿いに立つ、改装可能なレトロマンション。夢がふくらむ物件のご紹介です。改装内容を申請し、承認されれば原状回復が必要ないというDIY好きにはたまらない内容。現状、壁紙に少し汚れがあったりはするものの、こののままでも住めてしまうくらい状態は良いです。



一気に改装して仕上げるのも良 ... 続き>>>.
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渋谷川とともに

所在地:港区南麻布
14万5,000円 / 40.06平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩7分

部屋の窓からはお向かいの緑を眺めることができ、バルコニーに出れば眼下には渋谷川。そんな環境の部屋をお届けします。



室内はシンプルな間取りで、コンパクトなサイズ感。ふたり暮らしも出来なくはなさそうです。



事務所利用も可能で、部屋を分けることができるため、少人数の事務所として使う ... 続き>>>.
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現在のマンション価格、「高い」70%超

スタイルアクト(株)はこのたび、第41回「マンション購入に対する意識調査」の結果を公表した。この調査は、同社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員で、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った方のみを対象に行っているアンケート。第1回目は2008年4月に実施し、今回で41回目。調査期間は2018年4月9日~12日。有効回答数は208件。

今回の調査では、マンション購入検討者が現在の価格に関して「高い」と感じている割合の合計(「購入を諦めるほど高い」(12.5%)+「購入をためらうほど高い」(57.8%))が、70%を超えた。

1年後のマンション価格については、「上がる」との回答が40%、「横ばい」47.4%、「下がる」という回答は12.6%。現在の価格から横ばい、または上がるという予想をしている方が多い結果になった。

購入意欲の変化については、「購入意欲が増した」は48.6%と約半数に達し、前回調査同様、高い水準を維持している。

ニュース情報元:スタイルアクト(株)

マンション大規模修繕、戸あたり「75万円~100万円」30.6%

国土交通省はこのたび、「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」の結果を公表した。マンション大規模修繕工事の発注等において、施工会社の選定に際し、発注者たる管理組合の利益と相反する立場に立つ設計コンサルタントの存在が指摘されている。同省は、平成29年1月に通知を発出し、注意喚起を図るとともに相談窓口を周知。それに引き続き、管理組合等の大規模修繕工事の発注等の適正な実施の参考となるよう、同調査を実施した。

調査は、直近3年間に行われた大規模修繕工事944事例について、大規模修繕工事の「工事内訳」「工事金額」、設計コンサルタント業務の「業務内訳」「業務量」の分布を統計的に整理したもの。

それによると、大規模修繕工事の工事内訳(工事金額ベース)は、「外壁関係(外壁塗装及び外壁タイル)」が24.0%、「防水関係(屋根防水及び床防水)」が22.0%、「仮設工事」が19.2%だった。

1戸あたりの工事金額は、「75万円~100万円」が30.6%、「100万円~125万円」が24.7%。1m2あたりの工事金額は、「1万円~1万5,000円」が41.1%、「5,000円~1万円」が31.8%だった。

また、設計コンサルタント業務の業務内訳(人・時間ベース)は、「調査、診断」が15.2%、「設計」が31.8%、「施工会社選定への協力」が8.1%、「工事監理」が40.3%、「長期修繕計画の見直し」が3.6%。業務量(人・時間)は、「100~200人・時間」が31.1%、「~100人・時間」が30.3%。

ニュース情報元:国土交通省

雑居ビルのリノベ空間

所在地:中野区東中野
8万円 / 33.19平米
中央線「東中野」駅 徒歩1分

1階は居酒屋、2階はフィットネスジム、3階は事務所が入る雑居ビル。その4階部分に、隠れるように存在するリノベ空間を募集します。



用途は住居か事務所。無垢のフローリングが敷かれた内装は、ナチュラルな印象。リビングはかつて和室だったようで、名残のある天井が白く塗られています。



窓 ... 続き>>>.
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母の日プレゼント

クラウド君は、幼稚園で首飾り(?)を作ってくれました。そして、帰宅すると、玄関で私の首にそれをかけてくれました。

私「ありがとう―――!ラブ

ク「どーもいたしまして照れ

と、幸せなひと時。

 

クラウド君は、首飾り(?)に「お母さんをかきたかったのに、ぐちゃぐちゃにかいちゃった…。」

と話してくれました。先生には新幹線の絵だと言ったそうです。

 

そのリベンジで、翌朝、お絵かき帳にお母さんの顔を描いてくれました。嬉しい!ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

クラウド君は、お日さま、アオガエル、ネコの絵もサラサラ―っと描きました。

 

上手ですよねぇ。

 

ところで皆さん、お気付きですか。

こうして並べてみると、お母さんの絵とお日さまの絵が似ていますね!

 

もしかして、クラウド君の深層心理は、「お母さん≒お日さま」?

 

な~んて深読みしちゃいますが、クラウド君曰く、お母さんの顔回りの線は、髭(ひげ)ですって。残念。

(…いや、待て。こんなに髭だらけじゃないでしょ。)

 

 

息子に描いてもらった私の絵、大事な宝物です。額に入れて飾っています。

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バランスで見てみよう

所在地:横浜市青葉区榎が丘
8万8,800円 / 45.64平米
東急田園都市線「青葉台」駅 徒歩9分

青葉台の駅から歩くこと10分ほど。明治屋や成城石井といったスーパーを通り過ぎ、落ち着いた住宅街に歩を進めていくと、線路脇、少し坂を上った敷地に2棟だけの小さな団地があります。



4階建ての4階部分、最上階の部屋が今回の募集区画。

築48年、ご想像の通りエレベーターはなく、階段の上 ... 続き>>>.
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あの頃の感じ

所在地:中野区若宮
9万円 / 50.38平米
西武新宿線「野方」駅 徒歩4分

「日本のあの頃の感じ」

この建物を一目みた時、そんなイメージが降りてきました。



日本のあの頃がいつを指しているのかは、自分でも謎ですが、昔の銀行や蔵などを連想させるこの外観からは、そんな言葉が自分の中でしっくりときたのです。



大きな敷地を進んだ奥に、ひっそりと立つこちらの一戸 ... 続き>>>.
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ホテルで暮らすような

所在地:渋谷区西原
70万~78万円 / 137.46~144.84平米
小田急線「代々木上原」駅 徒歩10分

まるでホテルで暮らしているような日常はいかがでしょうか?基本は住居ですが、事務所も相談。海外のラグジュアリーなホテルをイメージしてリノベーションされた空間です。



100㎡をこえるサイズ感で1LDKと、かなり大胆なつくりです。大きな空間を仕切らなかったおかげで自由度のある使い方が ... 続き>>>.
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テラスのおかげ

所在地:杉並区高円寺南
11万円 / 27.39平米
中央線・東西線「中野」駅 徒歩8分

テラスのみどりが爽やかに映えて、すっきりと落ち着いた部屋です。



白く塗装された天井と壁、ステンレスのキッチンでクールな雰囲気を出しつつも、テラスのおかげで温かくやさしい印象を受けます。



足場板の床は気になるほど荒々しい材ではなく。そのままゴロンと横になってもいい感じ。



広め ... 続き>>>.
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古民家が欲しいと思ったら? 覚えておきたいノウハウを紹介 古民家購入マニュアル(前編)

「古民家を購入して住みたい」と思っても、どこに相談したらよいか分からないという人は少なくないはず。税金、断熱と耐震、補助金なども、新築住宅を購入するときとはちょっと異なる制度・注意点などもありそうです。古民家購入前に知っておきたいノウハウや、実際購入した人の声を前後編でお届けします。前編の今回は、古民家購入のために覚えておきたい基礎知識について、「千葉房総ねっと」代表の武田新さんにお話をうかがいました。
そもそも古民家物件はどうやって探せばいい?

古民家には、明確な定義はありませんが、一般的に伝統的な木造建築工法で昭和初期までに建てられている日本家屋を指すそうです。当然築年数が相当に古く、普通の不動産会社ではなかなか取り扱っていません。

「専門誌を参考にしたり、古民家専門の不動産会社を探すことなどから始めましょう」と武田さんは言います。古民家専門の不動産会社は、インターネットで「古民家 物件」「古民家 購入」といったキーワードで検索すると比較的簡単に見つかりますし、「NPO法人 日本民家再生協会」(http://www.minka.or.jp/index.html)や「(一社)全国古民家再生協会」(http://www.g-cpc.org/)といった団体のホームページから探すのもおすすめだそうです。「建物の構造チェックや古民家建築に詳しい建築士情報など、扱う情報は団体ごとに特徴があるので、さまざまなウェブサイトをチェックするといいでしょう」(武田さん、以下同じ)

ここ数年、のんびり田舎暮らしがしたいというニーズに、インバウンドを狙った需要も高まり、古民家人気が高まっていると話す武田さん。「売買がすぐ決まることも多いので、気に入った物件はすぐに問い合わせましょう」(写真撮影/山口俊介)

ここ数年、のんびり田舎暮らしがしたいというニーズに、インバウンドを狙った需要も高まり、古民家人気が高まっていると話す武田さん。「売買がすぐ決まることも多いので、気に入った物件はすぐに問い合わせましょう」(写真撮影/山口俊介)

それ以外では、移住促進に力を入れている自治体などで広がっている、古民家を含めた空家物件の紹介事業や「空家バンク」などもあります。古民家情報を紹介するイベントなどを行っている自治体もあるので、住みたいエリアの自治体に問い合わせてみるのもひとつの手かもしれません。

「千葉房総ねっと」では、サイト利用者も参加できる「田舎暮らし交流会」を開催。古民家暮らしの先輩たちから直接話を聞くことで、地域の特徴や古民家暮らしを具体的にイメージできる(写真提供/田舎暮らし!千葉房総ねっと)

「千葉房総ねっと」では、サイト利用者も参加できる「田舎暮らし交流会」を開催。古民家暮らしの先輩たちから直接話を聞くことで、地域の特徴や古民家暮らしを具体的にイメージできる(写真提供/田舎暮らし!千葉房総ねっと)

古民家購入は、補助や税金メリットがあるって本当?

住みたいと思えるような古民家物件を見つけたら、次に気になるのが購入にかかるコスト。購入の流れは基本的に中古物件を購入する際と同じですが、実は古民家ならではの税金上のメリットがあります。

「古民家には築70年や100年という物件もざらにあるので、建物自体の価値が低く見積もられ、固定資産税が安いんです。そのほか、不動産取得税も少なくなりやすい。もちろん、物件によりますが、諸費用を抑えて購入できると考えてよいでしょう」

それだけでなく、前述の通り、移住促進事業などで補助金を出している自治体もあるため、購入コストだけでなく、住み始めてからの生活コストも抑えることもできるかもしれません。

ただし、古民家を購入する際には注意しておきたい点がいくつかある、と武田さんは言います。

「古民家は購入後そのまま住めるわけではなく、ほとんどの方が古民家を購入して、リフォーム、リノベーションを行います。その工事費用を見積もっておかなくてはいけません。特に古民家の修繕は熟練職人の力が必要な場合や、同じ部材がなく調達コストが思いのほかかかることもあるので、そうした手間なども考えておきましょう」

また、新築住宅購入の際に利用できる住宅ローン減税については、中古住宅購入と同じ減税制度を受けることができます。ただ、古民家の多くが1981年以前の旧耐震物件のため、制度の条件から外れる物件が多く、「ローン控除はないと考えたほうがよいでしょう」とのことです。

さらに、古民家ならではといえる特徴として「農地付き物件」の取得条件があるのだとか。「農地付き物件とは、文字通り、農地を所有する物件のこと。農地付き物件を取得するには、各自治体が発行する『農家資格」が必要です。就農しない場合は仮登記を行い、権利を保全する必要があります」

【古民家のなかには「農地付き物件」も。農地付き物件を取得するには農家資格が必要になる(写真/PIXTA)

【古民家のなかには「農地付き物件」も。農地付き物件を取得するには農家資格が必要になる(写真/PIXTA)

古民家の「断熱性」「耐震性」は大丈夫?

古い家であればあるほど機能や構造面も気になるところ。特に断熱性や耐震性は、快適で安心・安全な暮らしを送るために知っておきたいポイントですね。

「実は古民家暮らしで一番相談されるのが『寒さ』なんです。古民家暮らしをしている人たちも、集まれば『冬は寒いね~』が合言葉になるほど、正直冬は寒いです。複層ガラスのサッシや床下、天井に断熱材を入れることで断熱性能を上げることはできますが、基本的に古民家は田の字型間取りですべての空間がつながっていることが多く、風通しに優れているのが特徴です。天井まで吹抜けた家も多いので、古民家ならではの空間を活かすなら、断熱材を取り入れられる箇所が少ないんですよね。

そのため、冬は囲炉裏を囲み、かいまきを着て暖を取る人が多いですよ。ただ、庇(ひさし)が大きい分、直射日光をさえぎることができ、土壁など調湿性の高い素材を使っているので、夏は涼しいです。四季を感じながら暮らすのも古民家の魅力なので、せっかく古民家に暮らすなら、そのくらいの割り切りが必要だと思います」

「冬は背中の寒さを少し我慢しながら、囲炉裏を囲んで暖をとりながら団らんするなど、せっかく古民家暮らしなら、その醍醐味を味わってほしいですね」(武田さん)(写真/PIXTA)

「冬は背中の寒さを少し我慢しながら、囲炉裏を囲んで暖をとりながら団らんするなど、せっかく古民家暮らしなら、その醍醐味を味わってほしいですね」(武田さん)(写真/PIXTA)

東北や上越といった豪雪地帯の古民家であれば、防寒力が高いのでは?と聞いてみたところ、「雪が積もりにくい傾斜の屋根を持つなどは見受けられますが、基本的な構造は同じなのであまり差はありませんね」とのこと。寒さを感じながら暮らすのも一興ということです。

しかし、寒さは我慢できても、家が傾いては困ります。耐震性についてはどうでしょうか?

「考え方が真っ二つに分かれるところです。古民家の多くは1981年以前に建てられたいわゆる『旧耐震基準』の物件になります。耐震性担保の目安のひとつとして挙げられる新耐震基準ではありません。ただ、一方で80年も100年もずっと倒壊せず建ってきたという実績もあるんです。日本古来の建築の家は『揺れを逃がす』という特徴があります。ひとたび地震が来ると、自ら揺れることで倒壊せず耐えるものです。

どちらがよいかは専門家でも判断が分かれるところですが、古民家だから耐震性が低いと断じるのは早計だと思います。どうしても不安な場合は、インスペクター(診断士)など専門家に見てもらうのも手ですね」

もちろん金物を使って補強することもできますが、木組みの良さを損なうこともあるので、リノベーションの際に相談してみましょう。

武田さんに教えていただいたとおり、古民家を購入する際は、新築物件を購入するときとは違うポイントがあります。ただ、古民家が欲しいと思ったときに一番重要なことは「住んでから家に手をかけることを楽しめるかどうか」だと武田さんは話します。壁や床がはがれたり、建具の建てつけが悪くなるなど、新築以上に修繕が発生します。自分たちで、生活も家も紡ぎながら暮らす。それが古民家暮らしの醍醐味なんですね。

●取材協力
・田舎暮らし!千葉房総ねっと

「疲れないリビング」とは? リフォームコンクール受賞デザイナーと新進気鋭の建築家に聞いてみた

家の中でみんなが一番長く過ごす場所、LDK。どんな空間をつくったらくつろげる場所になるのか。リフォームをする際の間取りの考え方や光の取り入れ方などを、今注目の2人の専門家、スタイル工房のチーフプランナー鈴木ゆり子さんと、ハンディハウスプロジェクトの中田裕一さんに語ってもらった。
くつろげるLDKにするには、変化に対応できる余白が必要

鈴木 くつろぎの定義は人によって違いますよね。例えば、ソファの上でゴロゴロするのが好きな人もいれば、床に座ってソファに寄りかかる方が落ち着く人もいます。
中田 その意味でも、家を設計するときに、今どんなふうに暮らしているかを理解することは、すごく大切ですね。
鈴木 ご自宅に伺った際に、ご家族の好きなくつろぎスタイルとか、持っている物の量とかいろいろな情報を受け取っています。ただ、くつろぎ方は時間とともに変わっていく部分もあるので、私はリフォームで100%つくり込まなくていいと思っています。全部を決め込むと暮らしが窮屈になるので、余白を残して暮らす人に季節や時代で変えてもらえたらいいですよね。
中田 そうですね。例えば夫婦2人の間は、家族が一番長く過ごすLDKを最大限にして、子どもの成長や家族構成の変化に合わせて、1LDKや2LDKに仕切っていくこともありですよね。安らげる場所があれば、そこがその人にとってのリビングになるのだと思います。

鈴木さんが手掛けた事例。光を入れるためにLDKを2階に移動。間仕切り壁を全て外し、ダイニングは勾配天井にして縦横に広がる空間にした。断熱施工をして家全体の居心地の良さもアップ(画像提供/スタイル工房)

鈴木さんが手掛けた事例。光を入れるためにLDKを2階に移動。間仕切り壁を全て外し、ダイニングは勾配天井にして縦横に広がる空間にした。断熱施工をして家全体の居心地の良さもアップ(画像提供/スタイル工房)

収納のつくり方と配置で他者の目線を気にせず憩える空間に

中田 居心地よく暮らすためには、目線への配慮も大切ですね。LDKにも収納や物を隠せるスペースはあった方が、見た目がうるさくならないからホッとできます。
鈴木 特にキッチンは物が多く煩雑に見えがちですものね。
中田 僕はパントリーをつくるときに、リビングから見えない場所に配置できないかを考えるようにしています。
鈴木 私も大型家電などはリビングの視線から外すようにしています。余計な物を視界に入れないこともくつろぎ空間の要件の一つです。
中田 そういう普遍的な部分は、プロとしてきちんと考え、伝えていきたいですね。

中田さんが手掛けた事例。オープンなダイニングキッチンはコンロを背面に配置。リビングから見えない位置にパントリーや冷蔵庫を配置することで、視界がスッキリとして、くつろぎの邪魔をしない(画像提供/ハンディハウスプロジェクト)

中田さんが手掛けた事例。オープンなダイニングキッチンはコンロを背面に配置。リビングから見えない位置にパントリーや冷蔵庫を配置することで、視界がスッキリとして、くつろぎの邪魔をしない(画像提供/ハンディハウスプロジェクト)

自分たちの好みを反映した内装で落ち着く場をつくる

鈴木 仕上げ(内装)は完成形を想像しやすいですし、お施主様の好みを活かすことで、自分らしくいられる空間になりますよね。
中田 素材もテイストもさまざまな物があるので、自分たちの好きな物を選んでほしいですね。その方が住まいへの愛着も増して、和める空間になる。以前の住まいの古材を使って、歴史を継承できることもリフォームの魅力です。
鈴木 古い物の良さと、新しい部材や設備の性能の良さの両方が共存できますからね。
中田 性能という点では、僕は断熱リフォームをきちんとすることをお薦めしています。家の中でゆったり過ごすために、断熱性は重要なファクターですから。
鈴木 心地のいい明るさも大切です。ガラスを間仕切り壁に入れたり、ガラスブロックを使ったりすることで、奥の部屋や廊下にも光や風を取り入れることができます。
中田 くつろぎ空間には採光や通風、断熱性などのハード面と、自分たちらしく過ごせる間取りや人の目線を気にしなくていい収納などのソフト面があるということですね。

リフォームでくつろぎ空間をつくるには「余白」「目線への配慮」「好みの内装」を重視すると良いことが分かりました。みなさんもこれを参考に、くつろぎ空間を手にいれてくださいね。

文/中城邦子

●取材協力
・鈴木ゆり子 
スタイル工房チーフプランナー。大学卒業後、設計事務所勤務などを経て現職。施主と一緒に楽しみながらつくることを信条とし、リフォームコンクールで多くの受賞歴をもつ
・中田裕一 
ハンディハウスプロジェクト主宰。大学卒業後、設計・施工会社に勤務。中田製作所を設立し、2011年より施主にも参加してもらうことで愛着のある家づくりを進める同プロジェクトを始動

青い倉庫で商いを

所在地:文京区本郷
22万300円 / 56.19平米
南北線「東大前」駅 徒歩5分

正面から見ると窓が無い、青い長方形の外観が目を引きます。なだらかな坂に立つ、古いビルの1階店舗のご紹介です。



以前は花屋が入っていたそうで、レンガの床面には排水溝があったり、鉢が残されていたりと面影が残っています。何かぶら下げていたのか、天井には格子が張り巡らされています。取り ... 続き>>>.
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青山の空をひとり占め!

所在地:港区北青山
13万8,024円(税込) / 21.3平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩2分

表参道駅から2分歩きエレベーターに乗れば、そこはもう大空の広がる世界。独占したルーフバルコニーと上空から眺める景色で至福のひとときをお楽しみください。



建物は青山通り沿いに立つ13階建ての大きなビル。北西側に高い建物はなく、ぽっかりと抜けています。その12階、北西の角が今回の物 ... 続き>>>.
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厄介な外部記憶装置

山形に帰省中のこと。

ばぁば(実母)と義妹が談笑している傍に私もいました。甥が1歳で歩き始めたとかいう話になり、ばぁばが、

 

「そういえば、長男も1歳になったばかりで歩いたよ。」

 

そして私に向かって、

 

「おまえが産まれたとき、お兄ちゃんが病院に歩いてきたのを覚えてるだろ?」(註:年子です)

 

 

うん?????

 

「ちょっと覚えていないな…。ほら、あたし、産まれたばかりだったから。」

 

それもそうだねっ、と皆で大笑いしました。゚(゚^∀^゚)゚。 アヒャヒャヒャ

 

 

しかし、私は知っています。これは氷山の一角に過ぎないことを。( ;゚─゚)ゴクリ

 

親に限らず大人は皆、子どもがとっくに忘れてしまったあれやこれやを、大人になっても覚えていると思っているのでしょう。

たとえば、伯父さんはいまだに私が3歳の頃のトイレ・エピソードを話すし、当時好きだった自家製豆腐を今でもわざわざ届けてくれたりします。

 

 

そして、私は自覚しています。自分自身もそんな大人の一員であることを。

 

高校生の甥にカノジョを紹介されたときに、

「この子は叔母ちゃん(私)の布団で一緒に寝てオネショしたんだよー。」

と、昔の思い出話をしそうになる衝動。(笑)

これ、絶対やっちゃダメなやつ。(笑)

話しませんでしたけどね。

 

 

まったく、子どもにとっては大人って、ある意味、厄介な外部記憶装置です。

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懐かしの小学校

所在地:世田谷区経堂
3,580万円 / 52.25平米
小田急線「経堂」駅 徒歩5分

いわゆる普通のリフォーム済み物件とは似ても似つかないこちらの物件は、毎度お馴染み、僕らの仲間の工務店さんにより2013年にフルリノベーションされたもの。



ご購入頂いたオーナーさんのご家族が増えたことによるお引っ越しに伴い、引き継いで下さる方を募集します。



居住中につき竣工時の ... 続き>>>.
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29年度の住宅着工数、3年振りの減少、東京都

東京都はこのほど、「平成30年3月及び平成30年第1四半期の新設住宅着工」と「平成29年度の新設住宅着工」を発表した。■平成30年3月
都内における平成30年3月の新設住宅着工戸数は11,673戸。前年同月比では持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、全体で8.0%減と3か月連続の減少となった。

利用関係別では、持家は1,174戸(前年同月比4.8%減、3か月連続の減少)、貸家は5,933戸(同3.9%減、3か月連続の減少)、分譲住宅は4,496戸(同14.4%減、3か月連続の減少)、マンションは2,877戸(同16.2%減、5か月連続の減少)、一戸建ては1,573戸(同11.0%減、3か月連続の減少)。

地域別では、都心3区は234戸(前年同月比63.0%減、3か月連続の減少)、都心10区は2,764戸(同4.7%減、3か月連続の減少)、区部全体では8,653戸(同7.4%減、3か月連続の減少)、市部は2,984戸(同9.8%減、2か月連続の減少)だった。

※都心3区:千代田区、中央区、港区
※都心10区:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区

■平成30年第1四半期
平成30年第1四半期の新設住宅着工戸数は31,800戸。前年同期比では、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、全体で20.9%減と2期振りの減少となった。

持家は3,475戸(前年同期比4.5%減、17期連続の減少)、貸家は16,389戸(同12.4%減、2期振りの減少)、分譲住宅は11,686戸(同34.3%減、2期振りの減少)、マンションは7,277戸(同44.1%減、3期連続の減少)、一戸建ては4,253戸(同8.9%減、2期振りの減少)だった。

■平成29年度
平成29年度の新設住宅着工戸数は141,935戸。前年度比では、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、全体で7.6%減と3年振りの減少となった。

地域別でみると、都心3区は7,135戸(前年度比40.6%減、2年振りの減少)、都心10区は34,768戸(同16.3%減、2年振りの減少)、区部全体では109,741戸(同8.7%減、2年振りの減少)、市部では31,805戸(同3.6%減、2年連続の減少)となっている。

ニュース情報元:東京都

首都圏の一戸建て価格、マンションと比べ安定推移

(株)東京カンテイはこのたび、一戸建て住宅の新築・中古市場動向を総括した「一戸建て住宅データ白書 2017」を発表した。
調査対象は、敷地面積50m2~300m2、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造であり土地・建物ともに所有権の物件。

それによると、新築一戸建ては、2017年に全国で11万6,287戸分譲された。2016年の10万9,043戸と比べ+6.6%増加している。首都圏は6万1,272戸分譲され、前年比+6.9%の増加。中古一戸建においては、2017年に全国で6万8,342戸流通し、2016年の6万5,089戸と比べ+5.0%増加した。首都圏では2017年に2万7,197戸が流通し、2016年の2万5,824戸と比べ+5.3%増加している。

2017年・首都圏における新築一戸建て住宅の一戸平均価格は3,999万円、2016年の3,949万円と比べ+1.3%上昇した。首都圏の新築マンション一戸平均価格は、2017年に5,544万円で前年比+9.0%上昇したことと比較すると、一戸建て価格は極めて安定推移していると言える。平均土地面積は前年比+0.6%の115.5m2、平均建物面積は+0.1%の98.8m2と、ともにほぼ変動していない。

また、2017年・首都圏における中古一戸建て住宅の一戸平均価格は3,337万円、2016年の3,298万円と比べ+1.2%の上昇。首都圏の中古マンション一戸平均価格は3,257万円で、+3.2%上昇したことと比べると、新築と同様に中古一戸建て価格も安定推移している。平均土地面積は前年比-0.7%の130.7m2、平均建物面積は-0.3%の101.1m2と、それぞれ僅かに縮小した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

福島・いわき市に「イオンモールいわき小名浜」、6月15日グランドオープン

イオン(株)は6月15日(金)、福島県いわき市にショッピングモール「イオンモールいわき小名浜」をグランドオープンする。同施設は、「小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業」地内に位置する。敷地面積は約44,000m2、延床面積は約93,000m2、鉄骨造5階建。いわき市の掲げる「復興のシンボル」として、防災モールとしての機能を担うとともに、「活気溢れる都市拠点づくり」に寄与するため、くらしに新たな価値を提案するライフスタイルモールをめざす。

核店舗「イオンスタイルいわき小名浜」、サブ核店舗に「H&M」「無印良品」「コジマ×ビックカメラ」「ソユーゲームフィールド」「ポレポレシネマズ」などがあり、東北初13店舗、福島県初44店舗を含む約130の専門店が集結する。

ニュース情報元:イオン(株)

住みたい沿線2位の「御堂筋線」を調査! 全20駅の家賃相場や特徴は?【沿線調査 関西版】

リクルート住まいカンパニーでは、関西(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県)に居住している20歳~49歳の4600人を対象に実施した「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関西版」を発表した。住みたい沿線ランキングで2位になったのは、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線。1位の阪急神戸線に続き、その特徴や、駅周辺情報を調査してみた。
大阪の繁華街を総ナメ、実は穴場の駅がズラリの地下鉄御堂筋線

今年の4月に民営化され、大阪市営地下鉄から大阪メトロとなった地下鉄御堂筋線は、吹田市の江坂駅から堺市のなかもず駅までを通る路線。大阪市の二大ターミナルである梅田駅となんば駅や、新幹線の停車する新大阪駅、大阪市役所や大阪地方裁判所など行政機関の集中する淀屋橋駅など、大阪市の主要な繁華街のほとんどをほぼ直線的に結ぶ大阪の主要幹線だ。

江坂駅からは北大阪急行線と直通運転をしているが、梅田駅では阪急電鉄と阪神電鉄、淀屋橋駅で京阪電鉄、なんば駅で南海電鉄と近畿日本鉄道(大阪難波駅)など、関西の主な私鉄の本線や幹線と連絡。交通利便性の突出した路線だが、繁華街の印象が強いだけに、「住む」というイメージがわきづらい沿線でもある。しかし、「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関西版」の「穴場だと思う街(駅)ランキング」では、東三国、梅田、江坂、天王寺、新大阪、中津、あびこと最多の7駅がランクインしており、住んでみることも十分検討可能な沿線であるといえそうだ。

●御堂筋線・家賃相場が安い駅ランキング

順位/駅名/家賃相場(中央値 賃料_管理費込)/所在地
1位 長居 5.0万円(大阪市住吉区)
1位 動物園前 5.0万円(大阪市西成区)
3位 西田辺 5.1万円(大阪市阿倍野区)
4位 あびこ 5.3万円(大阪市住吉区)
5位 新金岡 5.4万円(大阪府堺市)
6位 なかもず 5.5万円(大阪府堺市)
6位 昭和町 5.5万円(大阪市阿倍野区)
8位 北花田 5.6万円(大阪府堺市)
9位 天王寺 6.2万円(大阪市天王寺区)
9位 東三国 6.2万円(大阪市淀川区)
11位 新大阪 6.5万円(大阪市淀川区)
12位 西中島南方 6.6万円(大阪市淀川区)
12位 大国町 6.6万円(大阪市浪速区)
12位 中津 6.6万円(大阪市北区)
15位 なんば 6.7万円(大阪市中央区)
16位 心斎橋 7.0万円(大阪市中央区)
16位 梅田 7.0万円(大阪市北区)
18位 江坂 7.3万円(大阪府吹田市)
19位 本町 7.5万円(大阪市中央区)
20位 淀屋橋 7.6万円(大阪市中央区)

1位の長居は、老若男女の趣味を満足させる街

ランキング1位の長居駅は、梅田駅からは20分強、なんばからは15分弱で到着し、JR阪和線とも接続している駅。駅周辺はややざわつきはあるものの、ごく一般的な住宅街といった風情だ。

そんな長居のいちばんの魅力は、長居公園の最寄駅であることだろう。プロサッカーチーム「セレッソ大阪」のホームスタジアムであるヤンマースタジアム長居や、大阪市立自然史博物館などがある総合公園で、休日ともなれば散策やスポーツする親子連れやカップルでにぎわう。

ヤンマースタジアム長居(写真/PIXTA)

ヤンマースタジアム長居(写真/PIXTA)

低年齢の子どもがいる家庭にとって、近所に大きな公園があることはそれだけでもポイントが高いものだが、特に大阪市立自然史博物館は、自分で動物をはく製にする「なにわホネホネ団」などユニークな活動を行っている複数の団体が拠点を置いており、子どもに個性的な教育を行いたい親にとっては気になるところ。年齢を問わず、幅広い趣味のひとたちを満足させる街といえるかもしれない。

15位のなんば駅は、住みたい街(駅)ランキングでも20代と30代で3位、40代で8位に入っている。「ミナミ」の愛称で知られるなんばは、吉本新喜劇が行われる「なんばグランド花月」や道頓堀、心斎橋筋商店街など大阪らしいにぎやかなイメージと観光地的な遊び場のあふれる街だ。

高島屋などの百貨店や複合施設「なんばパークス」など、買い物の便利さも抜群だが、やはり遊びに行く場所というイメージは強いかもしれない。だが駅から少し外れれば、マンションが立ち並ぶ、落ち着いた住宅街が広がっている。また「大阪でいちばんおしゃれなエリア」といわれる堀江地域は、なんば駅の圏内。オトナも楽しめるカフェや雑貨店も多く、遊びを満喫したい若者だけでなくファミリー層も満足して住めるだろう。

実は穴場、再開発が進む天王寺の魅力はあべのハルカスだけじゃない

9位の天王寺は、穴場だと思う街(駅)ランキングで8位に入っている。地下鉄谷町線や近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅と接続するほか、JR天王寺駅は関西空港方面へ向かう路線が通るターミナル駅でもある。近年は日本一高いビルで知られる商業施設「あべのハルカス」の開業が注目を集めているが、大規模施設の間にひっそりと昔ながらの飲食店もみかけることができ、どこか下町情緒も残る。

天王寺駅前(写真/PIXTA)

天王寺駅前(写真/PIXTA)

天王寺周辺は1970年代から再開発事業が進められており、2018年3月に事業が完了。かつて老朽住宅が密集していた地域が整備され、住宅戸数が増加した。また、大阪星光学院や四天王寺学園など、関西屈指の進学校である中高一貫校の最寄駅でもあることも、学齢期の子どもがいる家庭にとっては魅力だろう。

11位の新大阪駅は、同じく穴場だと思う街(駅)ランキングで13位。新幹線の停車駅だけに、駅のすぐ近くはホテルやオフィスビルなどが目立つが、御堂筋線沿線で調査条件に該当する物件数がいちばん多いのは、実は新大阪駅だ(2017年11⽉~2018年1⽉時点)。駅から10分ほど歩くと住宅街。駐車場完備で24時まで営業しているスーパーや、ホームセンターも、駅から徒歩10~15分ほどの場所にあり、日常の生活に不自由することはないだろう。

交通の利便性は、高いに越したことはない。穴場、というと「地味だけど実は……」という沿線を想像してしまうものだが、物でもお店でも、最も利用するものにこそ気づかない一面がある、というのは普遍的なもの。路線も同様だ。自分のライフスタイルに沿って探してみたら、最高に便利な“穴場”の部屋も、見つかるかもしれない。

●調査概要
【調査対象駅】御堂筋線の駅
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、広さ10~40平米以内、築年数40年以内、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ算出期間】2017年11⽉1⽇~2018年1⽉31⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

「住宅ローン低金利時代の注意点」「タワーマンション低層階に住む」【4月人気記事まとめ】

この春は気温の高い日が多く、桜は駆け足で開花し、ゴールデンウイーク前半には真夏日となった地域も。
そんな4月に公開したSUUMOジャーナルの記事でよく読まれたものは、変動金利や家賃相場、賃貸住宅の退去時にかかる費用など「お金」にまつわる記事でした。TOP10の記事をご紹介します。
4月の人気記事ランキングTOP10はこちら!

第1位: 変動金利で借り過ぎた!?住宅ローン“低金利時代”の注意点 賢い住まいのマネー術(7)
第2位: RoomClip編集部に聞く「100均DIY」の驚くべき進化
第3位:タワーマンション、 あえて“低層階”という選択肢
第4位:住みたい沿線1位の「阪急神戸線」を調査! 全15駅の家賃相場や特徴は?【沿線調査 関西版】
第5位: マンションなのに「土間」がある? 静かなブームになりつつあるそのワケは
第6位:賃貸住宅の「更新料」って何のためのお金? 絶対に払わなきゃダメなのか聞いてみた
第7位:賃貸住宅でトラブルを避けたい人必見!東京都の資料が「使える」理由
第8位: 住まいのトラブル調査【購入編】購入物件で一番多いトラブルは「近隣トラブル」!
第9位:子育て世帯の騒音問題! 賃貸でストレスなく暮らせる防音対策グッズは?
第10位:「資産価値が落ちない家ってどんな家?」 住まいのホンネQ&A(4)

※対象記事:2018年4月1日~2018年4月30日までに公開された記事
※集計期間:2018年4月1日~2018年4月30日のPV数の多い順

「タワマン低層階」「マンションに土間」などがランクイン

第1位: 変動金利で借り過ぎた!?住宅ローン“低金利時代”の注意点 賢い住まいのマネー術(7)

変動金利で借りすぎた!?住宅ローン“低金利時代”の注意点 賢い住まいのマネー術(7)

(画像/PIXTA)

連載「賢い住まいのマネー術」より、住宅ローン低金利についての注意点を紹介した記事が1位にランクイン。
「いまの金利が低いから」と、目先のおトク感につられて契約していませんか?変動金利はその名のとおり、市場金利の変化によって半年ごとに見直されるのが一般的で、長く低金利を保証するものではありません。賢く住宅ローンを選べるようになるために、何を知っておくべきでしょうか?

第2位: RoomClip編集部に聞く「100均DIY」の驚くべき進化

メディアの発信で流行した「100円ショップのアイテムを使ったDIY」。流行した理由と、どのような変化をしてきたかを、月間270万人が利用する部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」を運営する方に伺いました。

第3位:タワーマンション、 あえて“低層階”という選択肢

タワーマンション、 あえて“低層階”という選択肢

(写真/PIXTA)

タワーマンションのウリといえば「眺望」。しかし、あえて低層階を選んで住む人も。住み心地やメリットなど、実際に住んでいる人の事例を紹介。また、タワーマンションに詳しい専門家にもお話を伺いました。

第4位:住みたい沿線1位の「阪急神戸線」を調査! 全15駅の家賃相場や特徴は?【沿線調査 関西版】

住みたい沿線1位の「阪急神戸線」を調査! 全15駅の家賃相場や特徴は?【沿線調査 関西版】

(写真/PIXTA)

リクルート住まいカンパニー発表の「みんなが選んだ住みたい街ランキング2018 関西版」で「住みたい沿線1位」に選ばれた阪急神戸線。アクセスの良さとブランドイメージの強さで人気の路線ですが、ハイソなイメージだけではなく、同じ路線内でもさまざまな特徴のある駅が。住まい探しにぜひ、役立ててみてください!

第5位: マンションなのに「土間」がある? 静かなブームになりつつあるそのワケは

マンションなのに「土間」がある? 静かなブームになりつつあるそのワケは

(画像提供/株式会社リビタ)

最近、「土間」のあるマンションが静かなブームに?昔の日本家屋にあるものと思いがちですが、実用性が高く、かつオシャレな空間の演出もできて収納スペースとしても優秀!実際に、土間のあるマンションで暮らしている人の実例をご紹介しました。

更新料、契約から退去までのトラブル防止策など賃貸関連の記事が人気

第6位:賃貸住宅の「更新料」って何のためのお金? 絶対に払わなきゃダメなのか聞いてみた

賃貸住宅の「更新料」って何のためのお金? 絶対に払わなきゃダメなのか聞いてみた

(写真/PIXTA)

一つの賃貸住宅に住み続けていると、2年ごとにやってくる「更新料」。家計の負担にもなるため、更新料が発生する前に引越す人も?そんな「更新料」について、実際にあった判例を紹介しながら法的な視点と賃貸管理業を営む側からのご意見を伺いました。

第7位:賃貸住宅でトラブルを避けたい人必見!東京都の資料が「使える」理由

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

「賃貸住宅紛争防止条例」の施行にあわせて、東京都が作成した『賃貸住宅トラブル防止ガイドライン』。条例の内容や、賃貸住宅に多いトラブルの例、入居から退去時までの住まい方に関する注意までを図解入りで分かりやすく説明。賃貸にお住まいの方、これから住む予定のある方におすすめの記事です。

第8位: 住まいのトラブル調査【購入編】購入物件で一番多いトラブルは「近隣トラブル」!

住まいのトラブル調査【購入編】購入物件で一番多いトラブルは「近隣トラブル」!

(写真/PIXTA)

連載「住まいのトラブル調査」シリーズから、持ち家の人が経験したトラブルの事例やランキング、トラブル回避のため実際何をしたか等をご紹介。実際にあったトラブル事例を知っておくことで、これから住宅購入を検討したい人の一助となるはず!

第9位:子育て世帯の騒音問題! 賃貸でストレスなく暮らせる防音対策グッズは?

子育て世帯の騒音問題! 賃貸でストレスなく暮らせる防音対策グッズは?

(写真/PIXTA)

集合住宅で暮らすにあたり、近隣への迷惑とならないよう、子育て中の人は生活音に気を配ることが多いのではないでしょうか。床・壁・窓に至るまで、賃貸でも手軽に使える防音グッズをご紹介。

第10位:「資産価値が落ちない家ってどんな家?」 住まいのホンネQ&A(4)

「資産価値が落ちない家ってどんな家?」 住まいのホンネQ&A(4)

(写真/PIXTA)

住宅にまつわる疑問にホンネで回答する連載「住まいのホンネQ&A」より、住宅購入についての記事がランクイン。とても大きな買い物だからこそ、資産価値が落ちない物件を選び、失敗したくない!と思う方はぜひご一読を。

4月は新生活スタートの時期であることから、入退去や住宅購入に関連する記事が多く読まれました。「100均DIY」や「マンションに土間がある」記事もランクインしたことから、自分の好みに合う住まいにカスタムしたい、個性ある部屋に住みたいと思う方も多かったのではないでしょうか。
防音対策やトラブル問題は、生活がスタートした後にこそ役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてみてください。

お弁当づくり

息子が通う幼稚園は、たまにお弁当の日があります。

連休明け、ついに、そのお弁当の日。

私が見ていない所で、息子一人の力で、お弁当を食べられるかしら???

 

朝、私がお弁当を作っているのを見て、息子がお手伝いを申し出てくれました。そこで、おにぎり作りを手伝ってもらいました。(ごはんを容器に入れて振るだけですOK

そうして出来上がったのが、こちら。↓

 

 

混ぜご飯おにぎり、ハンバーグ、ひじき煮(ひじき、にんじん、大豆、油げ)、ブロッコリー、トマト、ブドウ。

 

もう1~2品入れようかと思いましたが、先生から「少なめにしてください」と言われていたのを思い出してやめました。

また、私はセンスが無いのでキャラ弁とか無理。その代り、キャラお弁当箱、で勘弁して♡…っという作戦。

 

 

さて、帰宅後。お弁当は空っぽ、ピッカピカでした♪

 

「全部残さず食べてくれてありがとー!」

と言ったら、息子は、

「どーもいたしまして♪」(どういたしまして)

 

次回のお弁当は何を入れようかなぁ。楽しみすぎる。

 

 

 

連休明けは、東京も3月並みに寒いのですが、昨日、オタマジャクシの池に久しぶりに行ったら、すっかり植物の様子が変わっていました。

黄色いアイリスがきれい。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

桑の実が色づいていて、初夏の訪れを感じました。

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大崎広小路リノベベース戸建

所在地:品川区大崎
6,280万円(税込) / 89.1平米(建物) 71.54平米(敷地)
東急池上線「大崎広小路」駅 徒歩2分

五反田駅・大崎駅・大崎広小路駅の3駅が利用可能で、羽田へのアクセスも便利な好立地に建つ、四角く使いやすい大きなLDKが特徴的な築13年の中古戸建。



もともと、前所有者の方が事務所として一部利用していたため、すでに大らかな空間構成となっています。現状では収納スペースが少なめですが ... 続き>>>.
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首都圏新築マンションPER、平均24.49と前年から横ばい

(株)東京カンテイはこのたび、首都圏における2017年「新築マンションPER」(改訂版)を発表した。新築マンションPERは、マンション価格が同じ駅勢圏のマンション賃料の何年分に相当するかを求めた値(マンション価格÷(月額賃料×12))。一般に、マンションPERが低ければ賃料見合いでは割安で買いやすく、反対に高ければ割高で買いにくいことを意味する。

2017年新築マンションPERの首都圏平均は、24.49(対象212駅)と前年から横ばいで、2012年以降続いてきた上昇傾向は一服した。新築マンションの平均価格(70m2換算)は前年比+2.9%の6,684万円と上昇し、分譲マンションの平均賃料(70m2換算)も+2.5%の22万4,905円と、相応に水準が高まったことから、回収に要する期間に大きな変化は見られなかった。

首都圏で最もマンションPERが低かった(割安感が強かった)駅は、JR常磐線「柏」の14.97で、賃料換算では回収期間が首都圏平均に比べて約9.5年短かった。「柏」ではここ3年間、新築マンション価格は3,700万円~4,000万円で概ね安定しているが、2015年3月の上野東京ライン開業によって「東京」~「品川」方面への通勤利便性が向上したことに加え、駅前タワーマンションからの賃料事例が増えたことなどから、月額賃料が20万6,024円と2年前に比べて6万円以上上昇している。

一方、マンションPERが高かった(割高感が強かった)駅は、東京メトロ銀座線「青山一丁目」の45.26で、賃料換算では首都圏平均と比較して回収に20年以上も余計にかかる計算となる。月額賃料は38万5,302円と首都圏でもかなりの高水準を示しているものの、新築マンション価格は2億926万円と2億円を超えており、結果的に賃料見合いで最も割高な駅となっている。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

近畿圏新築マンションPER、4年連続で上昇

(株)東京カンテイはこのたび、近畿圏における2017年「新築マンションPER」(改訂版)を発表した。新築マンションPERは、マンション価格が同じ駅勢圏のマンション賃料の何年分に相当するかを求めた値(マンション価格÷(月額賃料×12))。一般に、マンションPERが低ければ賃料見合いでは割安で買いやすく、反対に高ければ割高で買いにくいことを意味する。

2017年新築マンションPERの近畿圏平均は22.21(対象115駅)で、圏域以外からの投資ニーズの高まりもあり、マンションPERは4年連続で上昇した。分譲マンションの平均賃料(70m2換算)は前年比+1.6%の17万2,865円に上昇したものの、新築マンションの平均価格(70m2換算)が+7.4%の4,591万円と上昇率で上回っており、富裕層による実需・投資ニーズに合わせた物件の供給が多くなっているのに伴い、賃料見合いでの買いやすさは一段と後退する傾向にある。

近畿圏で最もマンションPERが低かった(割安感が強かった)駅は、大阪市営地下鉄 堺筋線「天神橋筋六丁目」の14.93で、賃料換算では回収期間が近畿圏平均より7年以上短かった。堺筋線や谷町線の2路線が利用可能で、JR環状線「天満」が徒歩圏であること、またターミナル駅であるJR大阪駅周辺へもアクセスしやすいことから、月額賃料は近畿圏平均よりも6万円ほど高くなっている。

一方、マンションPERが高かった(割高感が強かった)駅は、JR神戸線「甲南山手」の33.92で、賃料換算では近畿圏平均と比較して回収までに11年以上も余計にかかる計算となる。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

中部圏新築マンションPER、5年連続上昇で割高感強まる

(株)東京カンテイはこのたび、中部圏における2017年「新築マンションPER」(改訂版)を発表した。新築マンションPERは、マンション価格が同じ駅勢圏のマンション賃料の何年分に相当するかを求めた値(マンション価格÷(月額賃料×12))。一般に、マンションPERが低ければ賃料見合いでは割安で買いやすく、反対に高ければ割高で買いにくいことを意味する。

2017年新築マンションPERの中部圏平均は21.66(対象45駅)で、前年から1ポイントほど上昇した。新築マンションの平均価格(70m2換算)が前年比+5.2%の4,053万円と上昇したのに対して、分譲マンションの平均賃料(70m2換算)は-0.2%の15万6,774円とやや下げた。マンションPERの水準自体は首都圏(24.49)や近畿圏(22.21)ほどではないが、5年連続で上昇しており、価格上昇に伴って賃料見合いでの割高感は強まりつつある。

中部圏で最もマンションPERが低かった(割安感が強かった)駅は、名鉄名古屋本線「東岡崎」の16.17で、賃料換算では回収期間が中部圏平均に比べて5年以上短かった。「東岡崎」は郊外エリアに位置しているために、月額賃料は中部圏平均の15万6,774円を下回る水準となっているが、分譲されていた新築マンションは地場デベロッパーによる徒歩10分以遠の物件であったことから、賃料見合いでも割安な価格に抑えられていた。

一方、マンションPERが高かった(割高感が強かった)駅は、JR関西本線「桑名」の29.59で、賃料換算で中部圏平均と比較して回収までに8年以上も余計にかかる計算となる。月額賃料が中部圏平均に比べて4万円以上も下回っているが、分譲されていた新築マンションが駅近物件で価格が概ね中部圏平均と同程度であったことも影響し、賃料見合いで最も割高な駅としてランクインした。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

東京都、木造住宅の建替えサポート、借入金に対する利子補給

東京都は、木造住宅密集地域の不燃化を促進するため、自己資金だけでは住宅の建替えが困難な方向けに、金融機関からの借入金に対する利子補給事業を実施する。
「防災都市づくり推進計画で指定する整備地域」「防災都市づくり推進計画で指定する重点整備地域(不燃化特区)」「東京都木造住宅密集地域整備事業地区」のいずれか一つに該当する地区に、耐火又は準耐火構造の自己用住宅を建替えにより建設すること、かつ、都道府県税及び区市町村税を滞納していないことが条件。

利子補給額は、利用者負担利率の1%相当額(1%未満の場合は当該金利)で、補給期間は10年間とする。募集戸数は30戸。東京都庁や各区市町村窓口などでパンフレットを配布し、2018年5月14日(月)から2019年2月28日(木)まで受け付ける(※募集戸数に達したときは申込締切)。

ニュース情報元:東京都

首都圏の中古住宅で続く価格上昇、2017年度はどの地域が上昇した??

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が2017年度の「首都圏不動産流通市場の動向」を公表した。これによると、中古マンション、中古一戸建てともに、前年度より成約件数は増えていないのだが、成約価格は上昇している。東京23区や横浜・川崎の状況など、地域別に詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」を公表/(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)2017年度の首都圏の中古マンション・中古一戸建ての動向は?

まずは、東日本レインズの2017年度のデータから、首都圏全体の中古住宅の市場傾向を見ていこう。

【図1】成約動向(ベクトル表)より首都圏の中古住宅市場の動向※太い矢印は上昇幅が大きいことを示している(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)

【図1】成約動向(ベクトル表)より首都圏の中古住宅市場の動向※太い矢印は上昇幅が大きいことを示している(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)

首都圏の中古マンションの成約件数は3万7172件(前年度比0.7%減)で、前年度を下回ったものの過去最高だった前年度に続いて3万7000件台となり、横ばいという状況だった。一方で、平均成約価格(3253万円)と平均平米単価(50.63万円)は5年連続で大きく上昇した。

かたや、首都圏の中古一戸建て住宅の成約件数は、1万2560件(前年度比3.7%減)で前年度を下回り、平均成約価格(3111万円)は4年連続で上昇する結果となった。

中古マンションは、成約価格で過去最高を更新。23区と横浜・川崎がけん引

では、中古マンション市場を地域別に詳しく見ていこう。

【図2】都県・地域別の中古マンションの成約状況(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)

【図2】都県・地域別の中古マンションの成約状況(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)

首都圏全体の成約価格は、前年度の3078万円から3253万円に上昇し、平米単価も前年度の48.43万円から50.63万円に上昇してついに50万円台に乗った。価格上昇をけん引しているのは、高い上昇率を示す「東京23区」と「横浜・川崎」だ。

マンション市場では、特に交通や生活の利便性が重視されるので、その影響があるのだろう。さらに、近年はこうした利便立地で新築マンションの供給が集中しており、比較的築年数の浅い中古が市場に出回っている影響も考えられる。東京23区と横浜・川崎で平均築年数が他の地域より若干短いことからも、それがうかがえる。

一方で、首都圏の平均住戸面積は2013年度以降縮小してきたが、2017年度は「東京都下」を除きすべての地域で前年度より拡大し、64.24平米になった。広めの住戸を希望する傾向が強まったように見えるが、広めの住戸なら千葉県や埼玉県で探しやすいといえるだろう。

中古一戸建ては、東京都下や横浜・川崎以外の神奈川県に注目が集まった?

次に、中古一戸建て市場を地域別に詳しく見ていこう。

【図3】中古一戸建ての成約状況(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)より編集部にて作成

【図3】中古一戸建ての成約状況(出典:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年度)」)より編集部にて作成

10年前(2007年度)と比べると、マンション市場は成約件数が2万8667件→3万7172件、成約価格が2545万円→3253万円と大きく市場が変わっているのだが、一戸建て市場は比較的安定している。10年前と比較すると、成約件数が9533件→1万2560件、成約価格が3305万円→3111万円といった違いしかない。

それでも、例えば東京23区を見ると、土地・建物面積を小さくしながらも成約件数が伸びているのは、新築・中古のマンション価格が急上昇したために中古一戸建てが注目されたといったことが考えられる。また、成約価格の上昇率が高いのは東京都下や横浜・川崎以外の神奈川県だが、新築マンションの供給が抑制されているなか、中古のマンションや一戸建てへの関心が高まったという見方もできるだろう。

一方、一戸建てらしい広さを求めるなら、ダントツで千葉県ということになる。

一戸建て市場は新築・中古ともに、上がり下がりはありながらも市場は安定している。しかし、マンション市場、特に新築マンションの供給量や価格の変動が激しく、中古マンションはもちろん、一戸建て市場にも影響を及ぼす可能性がある。

首都圏の2018年の新築マンション市場は、2017年と同程度と見られているが、地域ごとにそれぞれに及ぼす影響が違うため、希望する地域の住宅市場全体を把握していく必要があるだろう。

GW2018~新潟編~

山形の次は、新潟へ。新潟も天気が悪くて、だいぶ肌寒かったです。

 

ところで、東京を出発したのは2日午後で、東京は寒くなかったので帰省荷物にパーカー類を入れませんでした。大失敗です。

運良く、古着の綺麗な物を甥にあげよう...と持って行ったので、そこから95サイズのパーカーを引っ張り出しました。クラウド君は3日間そればっかり着ていました。

 

 

子どもの日は県立自然科学館へ行きました。

プラネタリウムを見てから、館内をぐるりと見て回りました。クラウド君は「ぼくはお昼ご飯を食べないから。」と言うほど、夢中になって遊びました。

手の力を計測する機械で、私は50キロ以下なのに、クラウド君が82キロを叩き出したのにはビックリ!

 

 

 

しっかりとお昼ご飯を食べてから、樽ヶ橋遊園へ移動しました。

ミニ遊園地で遊んで、クアハウスで温泉入浴。入浴後はブドウ100%果汁ヽ(*´∀`)ノ カンパーイ!!

 

 

 

新潟の実家でも、クラウド君はいとこ達と大騒ぎして遊びました。

行きも帰りも、交通渋滞に巻き込まれず運転できました。今年も楽しいGWでした。

 

 

 

帰ってこれる日常があることに感謝です。

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夢に見た暮らし【最上階・角部屋】

所在地:杉並区井草
10万6,000円 / 43.57平米
西武新宿線「井荻」駅 徒歩3分

爽やかな風が抜ける部屋で、天井からつるしたハンモックに腰を下ろし、読書をする。



いつか夢に見た暮らしが出来そうな物件のご紹介です。



建物は2012年に建築家であるオーナーの設計で、全体をリノベーション。室内はもちろん、外壁や共用部も生まれ変わりました。今では2012年に植えた ... 続き>>>.
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角部屋は正義!

所在地:目黒区五本木
12万円 / 41.32平米
東急東横線「祐天寺」駅 徒歩8分

坂があり少し高くなっているため、南西側が気持ちよく抜けたレトロマンション。4階の角部屋で窓が多く、気持ちいい部屋をご紹介します。



間取りは細長い間取りは、アコーディオンカーテンと引き戸を使って3つに区切ることができます。逆に全て取っ払ってつなげれば、南側のワイドな窓の先に広がる ... 続き>>>.
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ロッポンギで森林浴?

所在地:港区六本木
12万円 / 30.48平米
日比谷線「六本木」駅 徒歩4分

隣の敷地に植えられた緑に面した、ややジャンクな建物。異彩を放つ外観や共用部の雰囲気にそそられます。今回はその4階部分、モサモサした緑が窓辺に迫りくる部屋のご紹介です。



東側が緑に面しているので、室内やバルコニーから見えるのは緑のみ。人目を気にすることなく、窓際やバルコニーで森林 ... 続き>>>.
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ノスタルジック団地リノベ

所在地:横浜市青葉区すすき野
1,350万円 / 48.99平米
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 バス11分 「すすき野団地」バス停 徒歩3分

★価格改定しました★



団地の一室をフルリノベーション!なのに昭和中期のレトロマンションを思わせる内装デザインにつくりあげています。



丸み帯びた扉の形がかなり特徴的。合板が張られた天井や、パーケット張りの床も懐かしいデザインです。



備え付けの照明器具は、真鍮素材の華奢なデザイ ... 続き>>>.
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GW2018~山形編~

今年もGWに山形と新潟に帰省しました。

 

山形は、新緑が美しい季節です。

綺麗な風景に癒されました。ヽ(●´Д`●)ノ ハニャ~

 

 

 

 

 

小雨が降ったり、曇ったりで、だいぶ肌寒かったです。

 

蔵王温泉の日帰り入浴施設で温まりました。

食事は施設内の食事処で。

山形の美味しいお蕎麦を食べました。

私は冷たい肉そばをオーダー。父と子は蔵王十割蕎麦。

美味しかったー!

 

 

 

物産館に立ち寄ったら、なんと、山形ゆるキャラたちに遭遇しました。

 

 

 

お土産に蔵王スターワインとサクランボを購入しました。

佐藤錦が550円!安い!

2パック購入しました。チョキ

ちょっと傷がついている訳アリ品、だから安いのですが、味には全く問題無しでした。

 

 

 

クラウド君は実家で、いとこ達と大騒ぎして遊びました。

 

弟家族の1歳になった従弟が、“立ったら餅”をしました。(全国的には一生餅という行事かな。)

重い餅を背負って、歩けなくて、頑張ったけど最後は泣いちゃいました💦

可愛かった~~~(*^o^*)

クラウド君が1歳の時とおんなじで、懐かしく思い出しました。

 

その後、兄家族の高2の従兄が「自分はやらなかったから、やりたい」と言って、一升餅を背負わせてもらっていました。

ε- (´ー`*)フッ

 

BBQをしたり、温泉に入ったり、賑やかに楽しく過ごした山形でした!

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リバ邸が会社になります。リバ邸2.0の始まり

リバ邸が株式会社になります。
2012年秋より、自由で多様な働き方、生き方と、居場所作りのため発足したLivertyから生まれたリバ邸。今では全国各地にあるリバ邸ですが、この春、新しく法人化することにより、立ち上げのサポートや、全国各地のリバ邸間の交流、コンセプト型のリバ邸を作って行きます。

創始者:家入一真による、リバ邸への想い

 

リバ邸をやってきた中で見えてきたもの

 

例えば月30000円で生活できるような、いわば”人生定額プラン”を実現したい

と、いろんなところで家入さんは話している。その理由を聞いてみた。

「最初からそれを掲げていたわけじゃなくて、リバ邸をやってきた中で見えて来た世界感なんですよね。もともとのきっかけでいうと、僕の家庭が貧しかったとか、中学で登校拒否になってしまったという、自分の生い立ちもあるのかもしれないですね

 

––そもそも何故、リバ邸ができたのでしょうか?

 

 

「もともとは2012年に高木新平と共に立ち上げたLivertyという活動が前身です。これは、会社組織などではなく、プロジェクト単位で様々な人たちが集まって活動をしていくことを目的とした、言わばものづくり集団です。」

 

Liverty設立時の宣言文 http://liverty.co/

 

「なぜLivertyを作ったのか。ここにはやはり、東日本大震災が大きく影響しています。あの出来事は、日本人の生き方や働き方といった価値観を大きく変えてしまった。当たり前のように大学へ行き、当たり前のように就職し、当たり前のように家庭を持ち、当たり前のように定年まで働く…もちろんそういった生き方を否定するつもりはありませんし、とても美しい生き方だとも思います。ただ、あの震災によって、『昨日まであった生活が、明日も当たり前のようにある』という神話のようなものが崩れてしまったと思うんです」

 

「震災もあった。大企業だって傾く時代です。今生きているこの国や、今働いてる会社が一生安泰である保証なんて、どこにもない。寄らば大樹の陰とばかりに、一つの大きなものに依存して生きることのリスクが表面化したのだと思います。いざ非常事態になってあわてるより、日常の中でまずは自分の出来る範囲から様々なプロジェクトに関わりながら、仕事も収入もコミュニティも複数持ちながら生きる、これがこれからの生き方なのではないか、とLivertyを立ち上げました」

 

––最初からシェアハウスをやろうというわけじゃなかったんですね

 

 

「Livertyをやる中で、僕のところに、様々な理由で学校や会社に行けなくなってしまった子や、起業をしたい子たちが、全国各地から集まってきた。中には家に帰るお金がない、家に帰りたくないというので、オフィスに寝泊まりさせたりもしていた。それも人が多くなって、いよいよオフィスで寝泊まりさせるには限界が来る。そんな中、そこの拠点として出来たのが最初の六本木のリバ邸ですね」

 

––それを知っている人は今じゃ少ないかもしれないですね。リバ邸を始めて、一番に感じたことはありますか?

 

「リバ邸初期の住人の印象的な言葉を今でも覚えています。『僕が住まいに求めることは、綺麗な夜景やインテリア、広い間取りなどではありません。インターネットさえ繋がって雨風が凌げたらそれでいいんです。仕事も、友人関係も、全部ネットにある。』彼は家庭環境が複雑で、家を飛び出してフリーランスでエンジニアをやっていた。なるほどな、と思いました。様々なシェアハウスがある中で、僕がやるべきはこういった子たちの『居場所』作りなんだ、と。」

 

––家入さんはよく「居場所」と言いますよね。家入さんの「居場所」の定義ってなんですか?

 

「一言で言うと、『”おかえり”と言ってあげられる場所』ですかね。実家や学校や会社などが居場所として機能している人も、そして、そうじゃない人もいる。社会からドロップアウトしてしまった子たちは、全てを否定された気持ちになります。そんな時、もし同じような気持ちを抱えた仲間が集まる場所があれば。まずは心を落ち着けて、体を休めて、次の一歩を踏み出せる場所があれば。例え新しい挑戦に失敗しても、戻ってきた時に『おかえり』と言ってもらえる場所があれば。それはきっと、居場所と呼んでも良いのではないか、と思っています」

 

––六本木から始まったリバ邸ですが、今は日本各地にあります。リバ邸が増えていく中で感じたことなどありますか?

 

「リバ邸に住むことで食費や家賃などを含め生活コストをかなり下げることができる、と言うのは運営する中で気付くことが出来た大きな点ですね。生活コストを下げることで、例えば仕事のシフトを減らすことができ、空いた時間を新しい挑戦などの活動に充てることができる。『いかに稼ぐか』ばかりが注目されがちな時代の中で、『いかに安く生きるか』はこれからを生きる上でとても大事な視点だと思っています」

 

 

 

 

––そこから、人生定額プランのアイディアが出てきたんですね。

 

「Livertyで作ってきた様々なサービスや、BASE、CAMPFIREなど、僕が関わったり投資してきた事業は、基本的に、個人が「小さな経済圏」を作ることを後押しするものでした。ただ、経済圏という言葉を使う時に、お金を得ると言う観点しかないのは持続的ではないな、と思ったんです。

生きるために必要なコストを定額でまかなえたのなら、それはある意味、民間で実現するベーシックインカムになり得るのではないか、と」

 

リバ邸が会社になるにあたって

 

––リバ邸や家入さんに関わった人はよく起業してるイメージがあるんですが、そういうお話をよくしていたんですか?

 

「Livertyのコンセプトとして、“今ある仕事や学校、肩書きをいきなり捨てることは難しいかもしれない。だけど、自分の空いてる時間を使って、複数人が集まってプロジェクト単位でアプリやサービスを作っていこう”というものを掲げていました。そして、そこに共感してリバ邸に住み始めた子たちが少しずつ起業して、それぞれが大きくなっていったんです。それこそBASEの鶴岡くんは初代の住人ですしね。もともと僕もエンジェル投資をしてましたし、リバ邸発の起業家に投資していくと言うのも、一つの経済圏になるのではないか、と思いました」

 

––リバ邸住人が起業する以外にはどう言った例がありますか?

 

「起業することだけが素晴らしい、なんて言うつもりは全く無いです。一つのロールモデルとして、リバ邸から起業した子たちがいると言うだけ。ライターや編集者、デザイナー、エンジニアとして頑張る子たちもいる。旅人、画家、詩人、役者もいる。それらは広義の起業とも言えるでしょう。なんだっていいのです」

 

 

––そんなリバ邸が、会社化しますね。家入さんはよく、「小さな経済圏」という言葉を使いますよね。リバ邸自体もある意味、独自の経済圏があると思います。会社化すると、どんなことが起こると思いますか?

 

「前々からやろうと思ってたんですよ。全国各地、時には海外でリバ邸をやりたいという人が出てきて、名前を貸してあげて集客を手伝ってあげるくらいで、あまり何もやってあげられてなかった実際シェアハウスをゼロから立ちあげるのって大変なんだよねこのリバ邸という活動を持続的に続けていく上で、立ち上げる子たちをサポートしていく仕組みを作りたかったんですよね。これから各地域でリバ邸ができて、そこを中心に生まれるであろう経済圏にも、もっとコミットしていきたいですね」

 

––今後もリバ邸から色んな会社やサービスができると思います。今もリバ邸に携わってる人や住んでいる人に、どんなことを期待しますか?

 

僕から『リバ邸だからこうした方がいい、こうルール化すべきだ』なんてという事は言った事はないし、今後も言うつもりも無いです。僕らがやりたいのはチェーン店では無いですしね。それぞれに色があれば、住んでる人も違う。それで良い。

ただ一つ当初から言い続けてることとしては、バトンを次に渡すと言うことを意識して欲しいと言うことです。人は自分の居場所が出来た途端、その居場所を今度は守ろうとしてしまう。それは本能なのかもしれない。だけど、相変わらず世の中には居場所の無さを感じている子たちがたくさんいるのです。それはきっと、かつての自分なんだと思います。自分だけが居場所ができたからそれで良い、となってしまうと、バトンは断絶してしまいます。

 

リバ邸は現代の駆け込み寺で、リバ邸にきたら今持ってる肩書きなどを取っ払って、みんなで生活をして、時には仕事を分け合ったり、助け合ったりして、もがいてください。起業でも、フリーランスでも、次の一歩を踏み出せる場所としてリバ邸があって、いずれ戻っても『おかえり』と言える場所にしてほしいし、していきたいという想いがあります。あと、何かあったらいつでも連絡してきてください」

 

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家入さんは話の中で、「居場所」という言葉をよく使っていました。今では連続起業家と呼ばれていますが、自分自身の実体験や、コンプレックスがあったからこそ生まれたサービスや会社がいくつもあり、その中の一つであるリバ邸。

今回、法人化することに何が変わるのか? という不安を覚える人もいるかもしれません。でも、本質的には何も変わらない。
リバ邸という居場所を作る、そしてそれをサポートし、今後も多くの居場所を作っていきます。

「自分も手伝いたい」「こんなことができないか」などありましたら、気軽に連絡してください。

 

運営メンバー:(代表)片倉蓮、茅島直、大堀悟

テニスコートの風

所在地:大田区田園調布
13万円 / 39.6平米
東急東横線「田園調布」駅 徒歩6分

伝統と歴史のある「田園テニス倶楽部」の目の前。

そのクレーコートの白線をイメージしたか、はたまたクラブハウスをイメージしたかといった雰囲気の建物。

テニスコートを見下ろすような高台に位置し、北から南へ抜ける風はウインブルドンのセンターコートを想像させる心地よさ。(お部屋からコート ... 続き>>>.
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3月の住宅着工戸数、9か月連続減少

国土交通省はこのたび、平成30年3月の住宅着工動向を発表した。住宅着工戸数は69,616戸、前年同月比8.3%減、9か月連続の減少となった。利用関係別にみると、持家は前年同月比4.2%減の20,576戸で2か月連続の減少。貸家は前年同月比12.3%減の29,750戸で10か月連続の減少。

分譲住宅は前年同月比3.6%減の19,019戸で先月の増加から再びの減少。うち、分譲マンションは前年同月比8.0%減の7,865戸で先月の増加から再びの減少、分譲一戸建住宅は前年同月比0.8%減の10,957戸で3か月連続の減少となった。

ニュース情報元:国土交通省

2017年度の新設住宅着工数、3年ぶりの減少

国土交通省はこのたび、2017年度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、新設住宅着工戸数は946,396戸(前年度比2.8%減)で、3年ぶりの減少となった。利用関係別では、持家は前年度比3.3%減の282,111戸で3年ぶりの減少。貸家は前年度比4.0%減の410,355戸、3年ぶりの減少。

分譲住宅は前年度比0.3%減の248,495戸で3年ぶりの減少。うち、マンションは108,278戸(前年度比3.6%減)で2年連続の減少。一戸建住宅は137,849戸(前年度比2.3%増)で3年連続の増加となった。

ニュース情報元:国土交通省

東京23区マンション価格上昇率、トップは「台東区」

(株)マンションマーケットは、同社運営サイト「マンションマーケット」のデータを用いて、東京23区を対象に2017年の区ごとの平均平米単価を算出、2017年1月と同年12月の平均価格を比較し、上昇率が高い区を調査した。それによると、2017年に最もマンション価格が変動したのは台東区だった。2017年1月の平均平米単価は608,019円、12月は640,351円となり、約5.3%上昇している。5.3%上昇したということは、4,000万円のマンションが4,212万円にまで上昇したということになる。

台東区に次いで上昇率が高いのは足立区の5.2%(371,558円→391,001円)、葛飾区の4.9%(374,551円→393,037円)。4位は港区の4.4%(937,626円→978,951円)、5位は千代田区の4.2%(917,819円→956,628円)で、6位以降に荒川区(3.9%上昇、496,673円→516,191円)、北区(3.8%上昇、545,052円→565,867円)などが続く。

逆に上昇率が低いエリアは世田谷区(1.4%上昇、662,051円→671,252円)、品川区(2.3%上昇、705,865円→722,111円)、目黒区(2.3%上昇、777,280円→795,363円)など。比較的西エリアよりも東エリアの方が上昇していることが分かった。

台東区は、浅草、上野などをはじめ、東京都の東エリアに位置する区。台東区のマンション価格上昇率が2017年最も高かったのは、「観光客増加による需要増」「ポテンシャルのあるエリア」「ほかのエリアが高い」などの理由が考えられる。台東区と東京都全体で比較すると、台東区の観光客数が爆発的に伸びている。また、外国人観光客数の伸び率も台東区は大きい。観光客が多いと、消費が増えモノの需要も上がり、マンションも例外ではなく上がる傾向にあるようだ。

ニュース情報元:(株)マンションマーケット

激狭ワンルームなのに満足? 東京・6畳以下の賃貸で暮らす若者の生活をのぞいてみた

世の中には風呂なしトイレ共同や4畳半ワンルームなど、いわゆる狭小物件がたくさんあります。ひと昔前であれば、苦労人の貧乏暮らしを真っ先に思い浮かべるところですが、最近は少し事情が違うようです。あえて激狭ワンルームを選んで、充実した暮らしをしている人がいるとしたら……ちょっと生活をのぞいてみたくなりませんか?
衝撃の事実!狭小といえば10平米以下が当たり前?

「え、15平米もあっていいの?」これは狭小物件で暮らす人を探すべく、東京都を中心に家賃6万円以下の賃貸物件を専門とする「部屋まる。(株式会社城南コミュニティ)」に問い合わせた際、狭小物件の定義を伝えたあとの一言です。

対応してくれたのは、代表取締役の並河 宏明(なみかわ ひろあき)さん。いわく、「東京で家賃6万円以下の賃貸物件だと、15平米というのは普通です。もちろん狭いことは確かですが、ひとり暮らしなら極端に窮屈ということもないと思います。当社で扱っている物件で狭小と言えば、やはり10平米以下ですね」とのこと。驚きです。(1畳で1.62平米なので、10平米といえば、6.1畳、しかもトイレ・お風呂まで入れての広さです!)

「布団を敷くので精一杯というような狭小物件でも、自発的に選択する人は増えています。ここ5~10年くらいで狭小の新築物件自体も増え、選択肢も多くなりました。人気エリアの駅近で、部屋もキレイだけど、狭いから比較的家賃が安いという物件も探すと結構見つかります。昔は多かった“古い畳敷きの四畳半”のような狭小物件とは、だいぶ印象が違うと思いますよ」と並河さん。

では実際に狭小物件を選んだ人たちは、どんな暮らしをしているのでしょうか。2つの激狭ワンルームに突撃してきました。

取材の前情報として入手した激狭ワンルームの間取図。Naotoさんの部屋《左》、Emiさんの部屋《右》(画像提供/株式会社城南コミュニティ)

取材の前情報として入手した激狭ワンルームの間取図。Naotoさんの部屋《左》、Emiさんの部屋《右》(画像提供/株式会社城南コミュニティ)

【CASE1】ミニマリストに憧れて、物をごっそり処分しました-Naotoさん(20代男性)

1件目は東急東横線の某駅より徒歩3分ほどにお住まいのNaotoさん。玄関が開いて、部屋の中が見えた瞬間、その狭さに驚きのあまり、うっかり自己紹介を忘れたほどです(あとで気づいて名刺を渡しました)。両腕を伸ばしたら左右の壁に手が届きそう……なぜ、このような激狭ワンルームを選んだのでしょうか。

「以前暮らしていた昭島市からは職場が遠く、通勤負担が大きかったので、仕事の都合で都心方面へのアクセスが良い場所を選びました。狭い部屋を選んだというより、東横線沿線でこれだけ駅近だと家賃が高いので、結果的に狭くなったのですが、さほど不便は感じていません。この立地条件で家賃が約5万円ですから、破格だと思います」とサッパリとした様子のNaotoさん。

そういえば部屋もサッパリしています。そう、物がないんです。冷蔵庫すら置いていません。「昭島では2DKの部屋を弟とシェアしていたので、それなりに物もありました。でも1年ぐらい前にミニマリストの本を読んで感銘を受けたこともあって、この部屋に引越すときにごっそり処分しました。おかげで気分もスッキリしましたよ」とNaotoさん。物への執着をあっさり断ち切る潔さに脱帽です。

「外に出かけることが多く、食事も外食中心なので、この部屋は基本的にお風呂に入って寝るだけ。だから布団が敷けるだけの広さで十分なんです。以前は紙の本も結構持っていたのですが、今はすべてスマートフォンの電子書籍です。テレビもネットもスマホひとつで事足りますし、スマホケースにカードや部屋の鍵なども収納しているので、お財布も持ち歩かなくなりました」ミニマリストぶりが板についています。

物が置けない狭小物件を選んだことで、部屋の中で無為に時間をつぶすことなく、アクティブに暮らしているNaotoさん。家に居る時間が少ない人、趣味にお金をかけたい人にぴったりのライフスタイルかもしれませんね。

専有面積10.00平米の部屋は布団を敷くだけでいっぱい一杯の狭さ。「さすがにスマホがなければ今の暮らしは成立していませんね」とNaotoさん(写真撮影/宮崎 林太郎)

専有面積10.00平米の部屋は布団を敷くだけでいっぱい一杯の狭さ。「さすがにスマホがなければ今の暮らしは成立していませんね」とNaotoさん(写真撮影/宮崎 林太郎)

【CASE2】狭さにさえ慣れれば、掃除や引越しがラクになります-Emiさん(20代女性)

次に訪ねたのは、京王線「笹塚」駅から徒歩8分の賃貸アパートでひとり暮らしをするEmiさん。招き入れられた玄関から見えた部屋は、やはり狭い!専有面積9.67平米はダテではありません。

「狭いですよね。人気物件らしく、内覧をせずに即決したので、最初は失敗したかなと思いました」と笑顔で話すEmiさん。「でも私は油断するとすぐに物が増えるので、今は物が置けないから増やせない環境は結果オーライ。家に居るより仕事などで外にいる時間のほうが長いので、意外と部屋が狭いこと自体を不便に感じることもないですね。家賃も安いので、特に節約しなくても毎月一定の貯金もできています」

以前は板橋区の大山で、狭小ながらロフト付の部屋に暮らしていたというEmiさん。街並みや商店街の雰囲気も気に入っており、家賃は5万円強の現在よりさらに安い4万円台。にもかかわらず引越したのはなぜなのか、「渋谷に住んでいますって言ってみたくて」と冗談めかすも、理由はそれだけではありません。

「私はとにかく、いろんな経験をしたい性格なんです。高校では建築を勉強し、専門学校では特殊メイクを学びました。その後テレビ局で映像制作に携わり、現在の職場では建築デザインのスキルを磨いています。それは住む場所も同じで、そのうち居住地として東京23区を制覇してみたいなと思っています。次は足立区の綾瀬あたりを考えています」とEmiさん。表情がいきいきとしています。

気軽に住み替えができるのは賃貸の良さですね。そもそも置けるものが少ない狭小物件なら、引越しの荷物をまとめるのも楽そうです。「狭いと普段の掃除もラクで良いですよ。私は掃除し始めると窓枠とか細かいところまでキレイにしたくなるので、広かったらとても手が回りません」

一つ所に留まるより、定期的に環境を変えたい人は、コンパクトな賃貸物件で、持ち物と家賃を抑えた身軽な生活をしてみると、意外としっくりくるかもしれません。

ラックが置かれた廊下は人ひとり通るのがやっと《左》。2人向かい合うだけでも狭いのに、「以前3人の友人が泊まりに来て、4人で川の字になって寝ました」と笑うEmiさん。おそるべし《右》(写真撮影/宮崎 林太郎)

ラックが置かれた廊下は人ひとり通るのがやっと《左》。2人向かい合うだけでも狭いのに、「以前3人の友人が泊まりに来て、4人で川の字になって寝ました」と笑うEmiさん。おそるべし《右》(写真撮影/宮崎 林太郎)

狙い目は杉並区!賃貸は予算内で70点の部屋を探すのがコツ

部屋が狭いことをメリットと捉える人がいることは分かりました。では実際に狭小物件を探す際、狙い目のエリアはどこなのでしょうか。改めて並河さん(株式会社城南コミュニティ)に聞いてみました。

「杉並区と中野区、それから板橋区などはコンパクトな物件自体が多いので、いい物件も見つけやすいと思います。特に杉並区はJR中央線と東京メトロ丸ノ内線の間や、西武新宿線の沿線に新しいコンパクト賃貸物件が多く、競争が激しいので、設備仕様や立地条件のわりに家賃が安い物件を探しやすいのではないでしょうか」

中央線や丸ノ内線は「新宿」駅をはじめ複数のターミナル駅に直通アクセスできるので、交通利便もよさそうですね。しかしあえて狭小物件を選ぶ人がいる一方、予算やライフスタイルの都合で部屋の広さを妥協しなければならない人も多くいるはず。そういった人たちへ部屋探しのアドバイスなどはありますか。

「100点満点の部屋を探そうとすると、もっと広い部屋、もっとたくさんの収納など、要求がエスカレートして歯止めが利かなくなりやすいので、70点くらいの部屋を探すことをおすすめしています。特に仕事や趣味などで外に活動基盤をもち、アクティブな生活をしている方々は家に居る時間も短く、部屋の広さはさほど重要ではなかったということも多いですね」

「立地条件や設備仕様が同じであれば、基本的に部屋が狭いほうが家賃は安いので、暮らしやすさを求めていくなかで予算を抑えるには、検討する部屋の面積を狭くするのが一番簡単です。賃貸は住み替えがしやすいことがメリットですが、いざ失敗したとき、家賃が高いより安いほうが、その後の身動きがとりやすいですから」

「あとはメリットより、デメリットをしっかりと把握することも大切です。物件スペックはインターネットで簡単に検索できますが、実際に暮らした方の感想やオーナーさんの人柄など、広告に載っている情報だけでは見えないこともたくさんあります。そのため、私たちは必ず部屋探しをする方から対面で話を聞き、人柄やライフスタイルを把握したうえで、オーナーさんとの橋渡しも含めて物件を紹介することを意識しています」

「住まいは暮らしの重要な要素ですが、すべてではありませんので、日々の生活をトータルで考えた部屋選びが大切です」と語る並河さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

「住まいは暮らしの重要な要素ですが、すべてではありませんので、日々の生活をトータルで考えた部屋選びが大切です」と語る並河さん(写真撮影/宮崎 林太郎)

インターネットの発達により自由に情報が引き出せる現在、たくさんの人が新しい暮らし方や考え方を知る機会が増えています。その結果、多様化するライフスタイルのなかで、狭小物件に対する認識も変わり始めているようです。家は体を休める場所と割り切り、暮らしやすい立地だけど家賃の安い激狭ワンルームで暮らしながら、趣味や夢にお金をかけることもまた、心豊かに暮らすための、ひとつの答えかもしれません。

●取材協力
・東京6万円以下の専門店【部屋まる。目黒本店】(運営/株式会社城南コミュニティ)

海外で人気爆発中のNim言語でAPIサーバを作ってみた[Nim(Mofuw)+SQLite]

こんにちは、リバ邸スタートアップ住人の大輔です!最近Nim言語を書いていて、楽しくなってきたのでMofuwというフレームワークを使ってAPIサーバを作ってみました。日本ではNim言語ユーザがかなり少ないのでNimがどんな言語か簡単に説明すると、Pythonライクな記法で記述できて動作が高速(GoやElixirより早い)で、主にIoTに向いていて、最近海外で注目されているコンパイル言語です。

APIの概要
概要:ユーザ認証機能のあるAPI。
フレームワーク:Mofuw
DB:SQLite
認証:JWT認証
実装パターン:ドメイン駆動設計のオニオンアーキテクチャ
テスト:PostManコレクションを用意したので、APIを試してみたかったらPostmanがおすすめです。
コード:https://github.com/OdaDaisuke/mofuw-apiserver

使い方(Mac OS X)

# nimインストール
$ brew install nim

# nimbleインストール
$ git clone https://github.com/nim-lang/nimble.git && cd nimble && nim c src/nimble && src/nimble install

# 各種nimbleのモジュールをインストール
$ nimble install mofuw
$ nimble install dotenv
$ nimble install jwt

# .envファイルをコピー
$ cp .env.default .env

# サーバを起動
$ nimble server

# 1.PostManでまず「Register」を起動してアカウント登録
# 2.次に「GetToken」でJWTトークンを取得
# 3.取得したトークンをBearerにセットして「1」で登録したアカウント情報をセットして
#   「signin」「Me」にアクセスすればユーザ情報が取得できる
# 4.「Refresh」のBearerに「2」で取得したトークンを設定してアクションを起動すると
#   新しいJWTトークンが取得できる。

エンドポイント

POST - /api/get_token (mail_address, password)
PUT - /api/refresh (Authorization: "Bearer: old_access_token")
POST - /api/register (name, mail_address, password)
POST - /api/signin (mail_address, password)
POST - /api/me (mail_address, password)

アクセラレータープログラムに応募しよう!!

こんにちは、リバ邸スタートアップ住人の伊藤大輝です!

リバ邸スタートアップに住んでいるとこれから起業する人が多いため、よくアクセラレータプログラム、インキュベーション施設などに関する事の話題になります(僕もアクセラレータプログラムプログラムに応募しようと考えています)。

アクセラレータープログラムとは、大手企業新興企業ベンチャースタートアップ)に対して協業出資を目的とした募集行為を開催するものです。

最近では、東京都もアクセラレータープログラムを実施してます!(以下参照)

青山スタートアップアクセラレーションセンター

https://www.acceleration.tokyo.jp/

 

 

 

特に、シード系のアクセラレータープログラムは有名なスタートアップを続々輩出してるみたいです。

例えば、

インキュベイトファンドというVCが行なっているIncubate Campでは、過去にgame withやラクスルなどの上場企業も輩出してるみたいです!!

それ以外ににもたくさんのアクセラレータープログラムがあります(以下は有名なアクセラレータープログラムの一部です)。

KOBE OPEN ACCELERATOR

神戸市

MUFG DIGITAL ACCELERATOR

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

セブン銀行アクセラレーター2017

株式会社セブン銀行

ヤマハアクセラレーター

ヤマハ株式会社

ビックカメラ アクセラレーター 2017

株式会社ビックカメラ

AI.Accelerator

ディップ株式会社

東京海上日動アクセラレーター2017

東京海上日動火災保険株式会社

三菱地所コーポレートアクセラレーター

三菱地所株式会社

Tokyo Metro Accelerator 2017

東京地下鉄株式会社

僕が応募しようとしている青山スタートアップアクセラレーションセンターは

(1) 都の政策課題に関連する分野(女性起業家、成長産業など)

(2) VCが投資しにくい分野(ものづくり、ソーシャルなど)

などを対象にしています。

僕自身は大人の方の張った巣障害の方向けのサービスを考えているので、まさにうってつけのアクセラレータープログラムです。

皆さんも参加してみてはいかがでしょうか?

条件は駅近ルーバル付き!

所在地:品川区上大崎
23万円 / 61.88平米
山手線・都営三田線「目黒」駅 徒歩2分

目黒駅から徒歩2分という好立地に、大きなルーフバルコニーが付いた物件のご紹介。なかなか見つからない組み合わせかも知れません。



間取りは1LDK。内装や設備には、昭和の香りが残っています。大きなキッチンで料理をし、このルーフバルコニーにテーブルを出して食事をしたり、植物を飾ったり ... 続き>>>.
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ミラノサローネ2018リポート!キッチンもインスタレーションも“JAPANESE”が注目の的

今年で57回目を迎える【ミラノサローネ国際家具見本市/Salone del Mobile.Milano (以下、ミラノサローネ) 】は1841社の企業が出展し、4月17日―22日に開催。6日間で188カ国以上から43万4509人と、過去最高の来場者数を記録した(前年比 26%増。隔年開催のキッチン・バス見本市2016年比17 %増)。同時開催される街中イベント(【Fuorisalone(フォーリサローネ)】1372イベント)は、基本無料の公開なので子どもから大人までさらに多くの参加者でにぎわった。
例年以上に暑い日が続いたミラノの現地取材。人山をかき分けながら撮った筆者の写真を交え、隔年開催のキッチン見本市などをレポートします!
前夜祭から圧倒!街全体がインテリア・デザインに染まる

史上最高の来場者数となったミラノサローネ。同イベントのプレジデント、クラウディオ・ルーティ氏は
「産業と行政が協力し合い、文化と企業がイタリアを牽引し、唯一無二のイベントを生み出している」と、イタリア家具業界と、ミラノ市など自治体行政との友好な関係性を成功の秘訣に挙げた。

ミラノ市長ジュゼッペ・サラ氏(左から4番目)とミラノサローネ社長クラウディオ・ルーティ氏(同5番目)。市内中心地の王宮前に建てられた特別企画展示『リビングネイチャー/ La natura dell’abitare』のオープニング・テープカットの様子(写真撮影/藤井繁子)

ミラノ市長ジュゼッペ・サラ氏(左から4番目)とミラノサローネ社長クラウディオ・ルーティ氏(同5番目)。市内中心地の王宮前に建てられた特別企画展示『リビングネイチャー/ La natura dell’abitare』のオープニング・テープカットの様子(写真撮影/藤井繁子)

『リビングネイチャー/ La natura dell’abitare』展は、建築家のカルロ・ラッティによる500平米のガーデンパビリオン。春・夏・秋・冬4つのゾーンに分けて、その気候を再現。夏の日差しや冬の寒さを、太陽光発電エネルギーによって生成し、ゾーン間で熱交換を制御した。「クリーンエネルギーによって、どのように自然を都市に戻すことができるか」に挑戦する企画展示だ。

春のゾーンには桜が咲き、冬のゾーンではヒマラヤ杉に雪が積もる。秋は「霧のミラノ」の情景だったが……うまく写真を撮れなかった!23種類の樹木や植物をイタリア家具と共に展示(写真撮影/藤井繁子)

春のゾーンには桜が咲き、冬のゾーンではヒマラヤ杉に雪が積もる。秋は「霧のミラノ」の情景だったが……うまく写真を撮れなかった!23種類の樹木や植物をイタリア家具と共に展示(写真撮影/藤井繁子)

『リビングネイチャー/ La natura dell’abitare』パビリオンがあるのは、大聖堂ドゥオモと右の王宮の間の広場(写真撮影/藤井繁子)

『リビングネイチャー/ La natura dell’abitare』パビリオンがあるのは、大聖堂ドゥオモと右の王宮の間の広場(写真撮影/藤井繁子)

その後、ミラノ王宮で行われたミラノサローネ前夜祭ガラ・ディナーに筆者も出席。

素晴らしいクラッシックな大広間の天井に繰り広げられたのは、四季をテーマにしたプロジェクションマッピング。「Spettacolo(スペクタクル)!」(写真撮影/藤井繁子)

素晴らしいクラッシックな大広間の天井に繰り広げられたのは、四季をテーマにしたプロジェクションマッピング。「Spettacolo(スペクタクル)!」(写真撮影/藤井繁子)

ミラノサローネのプレス、国際担当のヴェントゥーラ女史(左)と日本担当の山本幸さん(右)と共に。右写真の椅子はKartell(カルテル)社の『マスターズ』(フィリップ・スタルク)(写真撮影/筆者友人)

ミラノサローネのプレス、国際担当のヴェントゥーラ女史(左)と日本担当の山本幸さん(右)と共に。右写真の椅子はKartell(カルテル)社の『マスターズ』(フィリップ・スタルク)(写真撮影/筆者友人)

こんな風に前夜祭パーティーから、インテリアの祭典らしく完璧な演出!翌日からの見本市会場オープンへ、期待が高まっていく。

キッチン見本市【EuroCucina(ユーロクッチーナ)】ガラス・ショーケースが印象的

ミラノサローネではメインの家具に加え、キッチン・バスと照明・オフィスの見本市が隔年で開催される。今年はキッチン・バス見本市の年、来場者数は照明の年より多くなるのが常だ。

【EuroCucina(ユーロクッチーナ)】には世界から111社が出展。【FTK】と呼ばれる設備機器メーカー47社の見本市も併催(写真撮影/藤井繁子)

【EuroCucina(ユーロクッチーナ)】には世界から111社が出展。【FTK】と呼ばれる設備機器メーカー47社の見本市も併催(写真撮影/藤井繁子)

キッチンパビリオンは朝からどこも大にぎわい。直ぐに行列ができて入場制限するブースも。
Scavolini(スカヴォリーニ)社は、ファッションブランド『Diesel(ディーゼル)』とコラボしたキッチンや日本の『nendo(ネンド)』がデザインしたキッチンなど話題が多いキッチン&バス・メーカー。
今年はイタリア人ミシュランスターシェフのCarlo Cracco(カルロ・クラッコ)がデザインしたキッチン『MIA』を発表。

プロフェッショナル志向のユーザーが好むステンレス仕上げ。シンプルデザインのなかにクラッコ・シェフが提案する気の利いた機能が、アイランド本体だけでなく、壁面のオープンシェルフや収納にも盛り込まれていた(写真撮影/藤井繁子)

プロフェッショナル志向のユーザーが好むステンレス仕上げ。シンプルデザインのなかにクラッコ・シェフが提案する気の利いた機能が、アイランド本体だけでなく、壁面のオープンシェルフや収納にも盛り込まれていた(写真撮影/藤井繁子)

例えば、こちらは収納を引き出すと、ちょっとしたものがカットできるまな板がビルトイン。横から包丁収納が引き出せ、カットした野菜ゴミなどがサッと捨てられる穴があいている(下がゴミ箱収納)。

確かに、生ゴミを捨てる穴は便利!でも、引き出しでなくカウンターに付いているほうが有難いかな……(写真撮影/藤井繁子)

確かに、生ゴミを捨てる穴は便利!でも、引き出しでなくカウンターに付いているほうが有難いかな……(写真撮影/藤井繁子)

今年、キッチンを見て回ったなかで印象的だったのが、ガラス・キャビネット。
キッチンにこだわる人は、食器だけでなくキッチン家電などもデザインの良いものを選ぶので
見せる収納として扉をガラスにするキッチンキャビネットが増えていた。
単にオープンシェルフ化するより、収納しながらもライティングでショーケースのように美しく飾る。

Scavolini社クラッコ・シェフの提案は、一部をガラス・ショーケースにして魅せる。収納の中には電源も(写真撮影/藤井繁子)

Scavolini社クラッコ・シェフの提案は、一部をガラス・ショーケースにして魅せる。収納の中には電源も(写真撮影/藤井繁子)

Dada(ダーダ)社は家具ブランドMolteni&C(モルテーニ)社のグループ、洗練されたデザインのガラスキャビネットはモルテーニ社の得意な分野。

Molteni&C社との家具パビリオンで展示されたDada社のキッチン。両者のアートディレクターであるVincent Van Duysen(ヴィンセント・ヴァン・ドゥィセン)がブース全体を家として構成し美しくまとめ上げた(写真撮影/藤井繁子)

Molteni&C社との家具パビリオンで展示されたDada社のキッチン。両者のアートディレクターであるVincent Van Duysen(ヴィンセント・ヴァン・ドゥィセン)がブース全体を家として構成し美しくまとめ上げた(写真撮影/藤井繁子)

【EuroCucina】会場でもDada社のキッチンは複数展示されていたが、やはり魅力的だったのはガラス使い。
レンジフードも、ゴールドメタルを挟んだガラスで囲んだデザイン。遠目に見るとメタルなのに、レースのような質感がきれいだった。

Dada社デザインの新作ガラス・キャビネット。ファッションブランド『アルマーニ』のキッチンもDada社製だが、今回新作は無かった(写真撮影/藤井繁子)

Dada社デザインの新作ガラス・キャビネット。ファッションブランド『アルマーニ』のキッチンもDada社製だが、今回新作は無かった(写真撮影/藤井繁子)

設備メーカーからも、ショーケース的に見せる収納を発見。
「ワインセラーの中に、コレクションで一番見せたいボトルを飾るラックをつくりました。スポットライトのような照明で演出します」(GAGGENAU(ガゲナウ)社)

ドイツGAGGENAU社の新製品、ビルトイン冷蔵庫やオーブンと並びで構成されるシステム。吸い込まれるようにフォーカスされる2本の高級シャンパン(写真撮影/藤井繁子)

ドイツGAGGENAU社の新製品、ビルトイン冷蔵庫やオーブンと並びで構成されるシステム。吸い込まれるようにフォーカスされる2本の高級シャンパン(写真撮影/藤井繁子)

世界の中で注目を浴びたのは、日本企業のキッチン展示!

今年サローネ開催前から話題に上がっていたのは、イタリアのキッチン&バス・デザインをリードするBoffi(ボッフィ)社の27年ぶりの出展だった。傘下の家具ブランド、De Padova(デ・パドバ)社・ MA/U Studio社と合同で家具パビリオンに登場。

Boffi社の新作『COMBINE(コンビン)』(Piero Lissoni(ピエロ・リッソーニ)デザイン)(写真撮影/藤井繁子)

Boffi社の新作『COMBINE(コンビン)』(Piero Lissoni(ピエロ・リッソーニ)デザイン)(写真撮影/藤井繁子)

『COMBINE』その名のとおり、“組み合わせる”ことが自由にできるシステム。
単体ではコンパクトキッチンに、2つ並べるとI型キッチン、こんな風にZ型に組み合わせて可動式のテーブルも合わせるなど、スペースに合わせてデザインできる。
カウンタートップの高さがそれぞれ違うので、組み合わせるとリズム感のあるデザインに。

キッチン扉材は石・木など形状・素材バリエーションを豊富に用意、テーブルなど組み合わせアイテムもそろう(写真では正方形テーブルを、少し動かして離してみてくれた)(写真撮影/藤井繁子)

キッチン扉材は石・木など形状・素材バリエーションを豊富に用意、テーブルなど組み合わせアイテムもそろう(写真では正方形テーブルを、少し動かして離してみてくれた)(写真撮影/藤井繁子)

キッチンで最後に紹介したいのが、【ミラノサローネ・アワード/Salone del Mobile.Milano Award】を受賞した日本のサンワカンパニー社。
この賞は展示商品だけでなく、その展示空間・コンセプトなどを総合的に審査し、最も優れた出展社を表彰するもの。今年は見本市会場に出展した1841社のなかから、サンワカンパニーとCC-tapis(CC-タピス)、Magis(マジス)の3社が選出された。

角地で目立つロケーション、ひときわシンプルで“間”が取られた空間は“ZEN(禅)”を彷彿とさせ、いかにも日本的な美しさの展示だった(広さ320平米)。審査員からは「混雑する会場の中で、オアシスのような場を提供」「空間が製品を引き立たせ、ストーリー性をもっている」と評価された(写真撮影/藤井繁子)

角地で目立つロケーション、ひときわシンプルで“間”が取られた空間は“ZEN(禅)”を彷彿とさせ、いかにも日本的な美しさの展示だった(広さ320平米)。審査員からは「混雑する会場の中で、オアシスのような場を提供」「空間が製品を引き立たせ、ストーリー性をもっている」と評価された(写真撮影/藤井繁子)

サンワカンパニーは前回に続き2度目の出展。前回評価が高かったコンパクトキッチンに絞って、サンワカンパニーのデザインコンセプトである『ミニマリズム』を8種の新作で体現した。

『PATTINA COMPACT』キッチンを演出するのは、イタリア・Davide Groppi(ダビデ・グロッピ)の照明(写真撮影/藤井繁子)

『PATTINA COMPACT』キッチンを演出するのは、イタリア・Davide Groppi(ダビデ・グロッピ)の照明(写真撮影/藤井繁子)

今年、イタリアデザインの巨匠であるAlessandro Mendini(アレッサンドロ・メンディーニ)事務所によるキッチン『AM01』も発表したサンワカンパニー。そのメンディーニ氏も審査にかかわったコンテスト【サンワカンパニーデザインアワード2016】最優秀賞のデザインも製品化して展示した。

『AC01』受賞者のデザイン事務所YutoRieの伊藤優理恵さん。「テーブルにもなるキッチンカウンターは高さが調節でき、車椅子でも利用できるデザインです」(写真撮影/藤井繁子)

『AC01』受賞者のデザイン事務所YutoRieの伊藤優理恵さん。「テーブルにもなるキッチンカウンターは高さが調節でき、車椅子でも利用できるデザインです」(写真撮影/藤井繁子)

このように日本的なシンプルで、気配りのあるデザインがミラノサローネ・アワードの受賞につながったようだ。

昨年からのパステル・ナチュラル系に、プリントがアクセントなカラートレンド

広大な見本市会場の中、モダン・デザインの人気パビリオンを回って今年目についたのは、植物系などのプリントデザイン。

クッションに一つ、アクセント使い。これは刺繍も入って素敵@Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)(写真撮影/藤井繁子)

クッションに一つ、アクセント使い。これは刺繍も入って素敵@Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)(写真撮影/藤井繁子)

ファッションブランドの家具では、プリント柄がより大胆に!
今年、Kartell(カルテル)では、J.J.マーティンが手がけるミラネーゼに人気のファッション『La Double J(ラ・ダブル・ジェイ)』とのスペシャル・コラボレーションが誕生した。『La Double J』のヴィンテージ・プリントで彩られたKartellのプロダクトが新鮮。
Moroso(モローゾ)から出ている『Diesel』(ディーゼル)の家具は、アパレルのイメージ同様アバンギャルドなデザイン。ここでも珍しく、緑のプリント柄がソファに使われていた。

(左) @『La Double J』by Kartell  (右)@『Diesel』by Moroso(写真撮影/藤井繁子)

(左) @『La Double J』by Kartell (右)@『Diesel』by Moroso(写真撮影/藤井繁子)

キッチン見本市開催年なので、家具パビリオンでもダイニングテーブルに注目して回っていたら……
無垢木を扱わせたら世界一のRiva1920(リーヴァ)で、こんな面白いテーブルに遭遇!

テーブルの脚が、バレリーナの足!? Fabio Novembre(ファビオ・ノベンブレ)デザイン@Riva1920(写真撮影/藤井繁子)

テーブルの脚が、バレリーナの足!? Fabio Novembre(ファビオ・ノベンブレ)デザイン@Riva1920(写真撮影/藤井繁子)

家具ブランドで今年は、何と言ってもMinotti(ミノッティ)の70周年に合わせた新デザイナーの起用が話題をさらった。
新しく迎えたデザイナー3人のうちの1人がなんと、日本のデザインオフィス、佐藤オオキのnendo(ネンド)。意外な抜擢に、業界関係者もプロダクトを見るのを楽しみにしていた。

nendoによる『TAPE』(ソファ&チェアのシリーズ、写真右のようにテープで止めたようなデザイン。皮テープのバージョンもある)『RING』『WAVES』(テーブルのシリーズ)(写真撮影/藤井繁子)

nendoによる『TAPE』(ソファ&チェアのシリーズ、写真右のようにテープで止めたようなデザイン。皮テープのバージョンもある)『RING』『WAVES』(テーブルのシリーズ)(写真撮影/藤井繁子)

期待を裏切らないデザインで新境地を開拓したnendo。市内トルトナ地区では、日本企業7社とコラボした個展「forms of movement」を行うなど今年も精力的なnendoのミラノサローネだ。

このほか、街中イベント【Fuorisalone】1372イベントのなかから表彰される【Milano Design Award 2018】(5部門賞)にも、「Best Playfulness Award」にSONYの “Hidden Senses” 、「Best Technology Award」にPanasonicの “Transitions” が選出されるなど、Milan Design Week全体でのJapanese Designの存在感が目立った年だった。

歩き回って疲労困憊(こんぱい)の筆者。ジェラートで一服……太陽の日差しと街中人の熱気で、ジェラートも溶けそう!

歩き回って疲労困憊(こんぱい)の筆者。ジェラートで一服……太陽の日差しと街中人の熱気で、ジェラートも溶けそう!

次回ミラノサローネは、隔年開催の照明見本市EuroLuce(ユーロルーチェ)とWorkplace 3.0(オフィス家具)と共に2019 年4月9日(火)~14日(日) 開催予定。インテリア好きの皆様、刺激と感動を求めてミラノサローネへ来年出かけてみてはいかがでしょう!

●参考
・ミラノサローネ国際家具見本市日本公式サイト

トーヨーキッチンスタイル会長のセカンド・リビングがここに!? あの人のお宅拝見[8]番外編

今回お訪ねしたのは、デザイン・コンシャスな人に人気のブランド、トーヨーキッチンスタイルの渡辺会長。名古屋のご自宅ではなく番外編、「THE HOUSE」と呼ばれる名古屋ショールームのプライベートゾーン「THE ROOM」をご案内いただくことになった。その独自の世界観に彩られた空間で、驚きの“私物”コレクションも拝見しながら、渡辺さんのキッチン・デザインへの想いを伺った。連載【あの人のお宅拝見】
「月刊 HOUSING」編集⻑など長年住宅業界にかかわってきたジャーナリストのVivien藤井が、暮らしを楽しむ達人のお住まいを訪問。住生活にまつわるお話を伺いながら、住まいを、そして人生を豊かにするヒントを探ります。「天空のショールーム THE HOUSE」にある秘密の扉

名古屋市名東区一社にあるトーヨーキッチンスタイルの本社ショールームは、2014年創立80周年に合わせて増築されたもので既にランドマーク的な建築となっている。

何と取材2日前に、社長交代&会長就任の発表を行った渡辺さん。前日も東京での発表会、お疲れにもかかわらずお出迎えいただいた。

右の白い建物が増築部分。空に突き出すキューブが印象的な建築デザインは、本連載で自邸を取材した橋本夕紀夫氏(写真撮影/糠澤武敏)

右の白い建物が増築部分。空に突き出すキューブが印象的な建築デザインは、本連載で自邸を取材した橋本夕紀夫氏(写真撮影/糠澤武敏)

「いらっしゃい、どうぞ」。お宅では無いものの、渡辺さんにとっては自邸のようなものだ(写真撮影/糠澤武敏)

「いらっしゃい、どうぞ」。お宅では無いものの、渡辺さんにとっては自邸のようなものだ(写真撮影/糠澤武敏)

ちなみに、私は社長交代に驚いたのだが……「70歳、区切りも良い。社内では前から話しているから」と、発表直後にもかかわらずサラっとしている。

元気なうちに確実に継承するという、創業家オーナーだからこその潔い決断。やはり、サラリーマン社長との違いを感じる。

ショールームに入ると、いきなり『FREDERIQUE MORREL(フレデリック・モレル/フランス)』の実物大お馬さんに驚かされ、背後にはパワーストーンのシャンデリア。「あのシャンデリアの下に行くと浄化されるらしいよ(笑)」(写真撮影/糠澤武敏)

ショールームに入ると、いきなり『FREDERIQUE MORREL(フレデリック・モレル/フランス)』の実物大お馬さんに驚かされ、背後にはパワーストーンのシャンデリア。「あのシャンデリアの下に行くと浄化されるらしいよ(笑)」(写真撮影/糠澤武敏)

そしてエレベーターで5階に上がり、『Moooi(モーイ/オランダ)』のファニチャー&照明が展示されてある奥の壁へ……。

壁かと思ったら、「開け、ゴマ」!? 大きな自動ドアがスライドし……渡辺さんがプライベートゾーンに案内してくれた(写真撮影/糠澤武敏)

壁かと思ったら、「開け、ゴマ」!? 大きな自動ドアがスライドし……渡辺さんがプライベートゾーンに案内してくれた(写真撮影/糠澤武敏)

暗い扉の向こうは、眩い白の空間へと一転。この演出に「うわー!」と声を上げてしまうほどハマった私。ここが、招待されたお客様だけが入れる特別な部屋「THE ROOM」。

壁床一面を『SICIS(シチス/イタリア)』のモザイクタイルで覆い、『edra(エドラ/イタリア)』のチェアもスワロフスキー・バージョンで光り輝く。後ろのサボテンは『Gufram(グフラム/イタリア)』のコートハンガー(写真撮影/糠澤武敏)

壁床一面を『SICIS(シチス/イタリア)』のモザイクタイルで覆い、『edra(エドラ/イタリア)』のチェアもスワロフスキー・バージョンで光り輝く。後ろのサボテンは『Gufram(グフラム/イタリア)』のコートハンガー(写真撮影/糠澤武敏)

外観から見えた突き出したキューブに、お気に入りのコレクションが飾られている(写真撮影/糠澤武敏)

外観から見えた突き出したキューブに、お気に入りのコレクションが飾られている(写真撮影/糠澤武敏)

「THE ROOM」の中心に置かれた、大きなガラステーブルでお話を伺うことにした。

ガラステーブルと後ろにあるキッチンカウンター、壁のミラーと共に楕円の有機的なデザインが、未来的な空間に柔らかさを添える(写真撮影/糠澤武敏)

ガラステーブルと後ろにあるキッチンカウンター、壁のミラーと共に楕円の有機的なデザインが、未来的な空間に柔らかさを添える(写真撮影/糠澤武敏)

「キッチンに住む」から「『住む』をエンターテインメント」へ、時代を読む感性

「ここをつくるときも、皆をビックリさせたかった。昔から、あんまり常識的なことはしたく無いんだ」と、先代のお父様から27年前に会社を継がれ、ドラスティックに新事業を推進して来られた渡辺さんの集大成のような場所。

こちらが先代の渡辺三郎社長、「銅像にするより、モザイクタイル画のほうがオシャレでしょ」。SICISのモザイクタイルで写真から製作する商品@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

こちらが先代の渡辺三郎社長、「銅像にするより、モザイクタイル画のほうがオシャレでしょ」。SICISのモザイクタイルで写真から製作する商品@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

「30年前の日本では、キッチンなんてどこも同じようなものしか無かった。建材・設備は問屋などの流通ありきのビジネスで、エンドユーザーから遠かったからね」

後に青山というオシャレ感度の高いファッションの街にショールームを出した、初のキッチン・インテリア会社となる。エンドユーザーに直接評価されたいという想いからだ。

「20代で会社に入ったころ、まだ先先代からの番頭さんたちも居て自分の居場所は無かった」と、当時を振り返る(写真撮影/糠澤武敏)

「20代で会社に入ったころ、まだ先先代からの番頭さんたちも居て自分の居場所は無かった」と、当時を振り返る(写真撮影/糠澤武敏)

「それを良いことに、ヨーロッパをプラプラ放浪していたんだけど、北欧からフランス、イタリアとキッチンや暮らしを見て回った経験が今につながってる」

特に、イタリアで見たキッチン・デザインや、家族が一緒に料理をして楽しんでいるそのライフスタイルに共感を覚えたそう。ミラノ事務所をつくって、イタリアキッチンや暮らしの研究が始まった。

10年以上前に打ち出された「キッチンに住む」というコンセプトも、家族の暮らしの中心がキッチンであるべきというライフスタイルの提案。それを実現するのが、日本で初の”アイランドキッチン”という形だった。

アイランドキッチンの挑戦。2004年にはイタリアの展示会アビターレ・イル・テンポで、オールハンドメイドによるステンレスキッチン「ISOLA.S」(伊藤節氏・伊藤志信氏デザイン)を発表@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

アイランドキッチンの挑戦。2004年にはイタリアの展示会アビターレ・イル・テンポで、オールハンドメイドによるステンレスキッチン「ISOLA.S」(伊藤節氏・伊藤志信氏デザイン)を発表@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

このキッチン「ISOLA.S」が世界の注目を浴びたことによって、ドイツの世界的デザイン賞iFデザイン賞の審査員を務めることにもなったのだそう!

キッチン・デザインをリードしてきた創立80周年の2014年には、「『住む』をエンターテインメント」という新たなコンセプトを打ち出した。

料理という作業を友達や家族と一緒に楽しみながら行い、食事や生活を愉しむというライフスタイル。「住空間、暮らし自体をエンターテインメントにしたい」――昔渡辺さんが見た、イタリアの豊かな生活が日本にも広がりつつあるようだ。

提案をキッチンからリビング、バス・サニタリーまで空間を広げ、『Kartell(カルテル/イタリア)』『moooi(モーイ/オランダ)』という有名家具ブランドの日本代理店として家具を本格的に販売。トータルコーディネートできる体制を整えた。
トーヨーキッチンスタイルと、社名に”スタイル”を入れた想いが社員やお客さんにも伝わってゆく。

「THE ROOM」の椅子、よく見るとトーヨーキッチンスタイルの会社ロゴがモチーフになっている!(写真撮影/糠澤武敏)

「THE ROOM」の椅子、よく見るとトーヨーキッチンスタイルの会社ロゴがモチーフになっている!(写真撮影/糠澤武敏)

お宝が続々! 世界を回って集めたインテリア・コレクション拝見

この「THE ROOM」には、渡辺さんお気に入りのコレクションの数々が収蔵、キューブのショーケースに飾られている。
残念ながら、著作権に触れそうなキャラクターの写真はお見せできませんが……。

1階の馬と同じブランド『FREDERIQUE MORREL』の希少な特注アームチェアが、特等席に鎮座。

ニードルポイント刺繍のフランス人アーティスト、フレデリックさんが家具はつくらないと言うところを「頼み込んでやっとつくってもらったんだ、彼女の家にも行ったよ」ファンが聞いたら卒倒しそうな話(写真撮影/糠澤武敏)

ニードルポイント刺繍のフランス人アーティスト、フレデリックさんが家具はつくらないと言うところを「頼み込んでやっとつくってもらったんだ、彼女の家にも行ったよ」ファンが聞いたら卒倒しそうな話(写真撮影/糠澤武敏)

こちらは、オランダのStudio Job(スタジオ・ヨブ)がデザインしたキャビネット(moooi社)。

『GLOBE』(世界限定50台)という作品名のとおり、真ん中は地球儀(写真は太平洋しか写って無いけど)。“世界を旅する人がお土産を収納するために”とデザインされた作品。渡辺さんにピッタリ(写真撮影/糠澤武敏)

『GLOBE』(世界限定50台)という作品名のとおり、真ん中は地球儀(写真は太平洋しか写って無いけど)。“世界を旅する人がお土産を収納するために”とデザインされた作品。渡辺さんにピッタリ(写真撮影/糠澤武敏)

そして驚かされたのは、その中に入っていたお品……。
世界的建築家フランク・ゲーリーがデザインしたルイ・ヴィトンのバッグが出てきた!

パリのルイ・ヴィトン財団美術館を設計したフランク・ゲーリー、バッグまでデザインしたんだ!? 超驚き。「使わないけど、面白くって欲しくなるんだよね」建築つながりなので、その気持ち分かります(写真撮影/糠澤武敏)

パリのルイ・ヴィトン財団美術館を設計したフランク・ゲーリー、バッグまでデザインしたんだ!? 超驚き。「使わないけど、面白くって欲しくなるんだよね」建築つながりなので、その気持ち分かります(写真撮影/糠澤武敏)

そして圧巻は、チェコのボヘミアンクリスタルブランド『BOREK SIPEK(ボジェック・シーペック)』のベンチ。日本の天皇陛下にも作品が献上された、チェコを代表する工芸品。

「座ってみてよ」と、渡辺さんに勧められ……

ボヘミアンクリスタルガラスの椅子、これも当然一点物。価値の分からない私ですが、なんだかお尻が緊張!(写真撮影/糠澤武敏)

ボヘミアンクリスタルガラスの椅子、これも当然一点物。価値の分からない私ですが、なんだかお尻が緊張!(写真撮影/糠澤武敏)

このほか、誰でも入れるショールームのギャラリーにも必見のコレクションが並ぶ。

『MEMPHIS (メンフィス)』エットーレ・ソットサス作品のオリジナル@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

『MEMPHIS (メンフィス)』エットーレ・ソットサス作品のオリジナル@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

芸術家たちがデザインした椅子も。サルバドール・ダリ(左)とアントニ・ガウディ(右)の椅子@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

芸術家たちがデザインした椅子も。サルバドール・ダリ(左)とアントニ・ガウディ(右)の椅子@ショールーム(写真撮影/糠澤武敏)

アートとプロダクトの間に存在するものが集められ、次の100年に向けた渡辺会長の構想が詰まったショールームになっています。

天空に、秘密の花園が出現?

渡辺さんの秘蔵コレクションに圧倒されたところで
「じゃ、ちょっと上にも行ってみようよ」と、エレベーターで「THE HOUSE」の最上階へ。
降りた床にモザイクタイルで書かれた「JARDIN SECRET(ジャルダン・スクレ)」、フランス語で“秘密の花園”。

「JARDIN SECRET(ジャルダン・スクレ)」命名したのは、フランス語も堪能な渡辺会長のお嬢様(トーヨーキッチンスタイル取締役)(写真撮影/糠澤武敏)

「JARDIN SECRET(ジャルダン・スクレ)」命名したのは、フランス語も堪能な渡辺会長のお嬢様(トーヨーキッチンスタイル取締役)(写真撮影/糠澤武敏)

そこは、屋上庭園。ガラスウォールで囲まれた気持ちの良いアウトドア空間になっていた。

床はSICIS社の大理石のモザイクが敷きつめられ、冬場暖をとるヒーターも完備。BBQをして愉しんだりもするそう(写真撮影/糠澤武敏)

床はSICIS社の大理石のモザイクが敷きつめられ、冬場暖をとるヒーターも完備。BBQをして愉しんだりもするそう(写真撮影/糠澤武敏)

庭の中央には井戸。植栽や鉢の選定は渡辺夫人がご担当。フルーツ系・ハーブ系のゾーンに分かれている(写真撮影/糠澤武敏)

庭の中央には井戸。植栽や鉢の選定は渡辺夫人がご担当。フルーツ系・ハーブ系のゾーンに分かれている(写真撮影/糠澤武敏)

「この木は花の一つひとつがLED照明になっていて、夜に光の花がたくさん咲くよ」、『花鳥風月』という名のトーヨーキッチンスタイルの照明商品(写真撮影/糠澤武敏)

「この木は花の一つひとつがLED照明になっていて、夜に光の花がたくさん咲くよ」、『花鳥風月』という名のトーヨーキッチンスタイルの照明商品(写真撮影/糠澤武敏)

ここでも、驚きの渡辺コレクション発見!

イタリアデザイン界の巨匠、Gio Ponti(ジオ・ポンティ)作の噴水。顔が描かれ、青い部分が口で噴水になっている(写真撮影/糠澤武敏)

イタリアデザイン界の巨匠、Gio Ponti(ジオ・ポンティ)作の噴水。顔が描かれ、青い部分が口で噴水になっている(写真撮影/糠澤武敏)

「とにかく、たくさん見ること」経験がセンスを研ぎ澄ます

渡辺さんのデザイン・センスや本物を見つける目利きには、いつも驚かされる。その極意は?

「若いうちから、インテリアなら家具のショールームや住宅のモデルハウス、知人宅なんかもたくさん見ることだね。すると『何でこうなっているんだろう?』とか疑問をもつようにもなるし、自分でもやってみようという感性が育つと思うよ」

ご自身も大学時代、アメリカ留学をしたころに見た成功者たちの豪邸が、記憶に強く刻まれていると。「テレビドラマの『サンセット77』を見て、アメリカのライフスタイルに憧れたりもしたね」(写真撮影/糠澤武敏)

ご自身も大学時代、アメリカ留学をしたころに見た成功者たちの豪邸が、記憶に強く刻まれていると。「テレビドラマの『サンセット77』を見て、アメリカのライフスタイルに憧れたりもしたね」(写真撮影/糠澤武敏)

ところで、ご自宅は10数年前に建築されたが「趣味は引越し」というくらい、お住まいは結構変わってきたのだそう。

「元々、放浪癖があるんだよ。実は、3歳の時に一人で三輪車こいでいなくなったらしい(笑)。それ以来だね」

“おいしい”と噂を聞けば、世界中を駆け回る渡辺さん。

「でも食は日本が一番、味覚の感性が違うよ」だからこそ、キッチンへのこだわりも、日本人が世界一であるべきと感じておられる。

「THE ROOM」のキッチン背面には壁一面のワインセラー。ワイン350本は収容できる、まるでお店のよう。

「ワイン収集を始めたのはここ10年、後発なので皆があまりそろえていないアメリカものを集めたりしてる」(写真撮影/糠澤武敏)

「ワイン収集を始めたのはここ10年、後発なので皆があまりそろえていないアメリカものを集めたりしてる」(写真撮影/糠澤武敏)

と言いながら、私が好きなシャンパンを仕事終わりに開けてくださった。

70歳とは思えないスタイリッシュないでたちで、知識欲と活動はとどまるところを知らず(写真撮影/糠澤武敏)

70歳とは思えないスタイリッシュないでたちで、知識欲と活動はとどまるところを知らず(写真撮影/糠澤武敏)

今年のミラノ・サローネは何に注目しているかと尋ねたら、
「インテリアとトップファッションのコラボレーションに注目しています。今年はカルテルがJJマーティンとコラボをするようなので楽しみですね」
とのこと(取材はミラノサローネ開催前)。

会長となって今後は自由な時間もできるとすれば、まだ見ぬ世界への探究心は衰えるどころか、放浪癖がまた出てきそうなお話ぶりだった。

●取材協力
渡辺 孝雄
株式会社トーヨーキッチンスタイル代表取締役会長。1948年生まれ、米ウィッテンバーグ大学卒業。祖父が1934年岐阜県関市に金属洋食器メーカーを創業、トーヨー工業2代目の父に継ぐ3代目として1991年トーヨーキッチン(現トーヨーキッチンスタイル)社長に就任。「キッチンに住む」を提唱するなどキッチンの概念を変えるプロダクトを発表し続け、インテリアやファッションにも事業を拡大。世界のアート&グルメに精通、独自の美的センスでライフスタイルを提案する目利き。今年2018年3月、会長に就任。
・トーヨーキッチンスタイル ホームページ

束の間の休憩…GWも予定が😓

月に一回の定期更新!!

住人のゆーせいです!

 

最近は、制作の現場打ち合わせや立会い、知り合いのお店手伝ったりと意外に忙しそうで、時間を持て余してます。

ちらっと、台場の予定の合間に、肉フェスに行ってきました!

久しぶりに陽の光を外で浴びると気持ちいいですね笑笑

ちょっとした日焼けにもちょうどよかったです。

 

来週あたりから、新規案件での打ち合わせがはじまって、夏は忙しくなりそうです。

そのためにも、汗もかかずに、最適な気温の際に、外出進めます!

 

今年は、例年より、暖かくなりそうなので😓