
24万8,400円(税込) / 68.9平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩5分
下北沢一番街商店街沿いに立つ建物の、2階ワンフロア。天井が抜かれ、コンクリートむき出しになり、白く塗装された空間が広がります。
昨今の古着ブームもあってか、下北沢には新しい古着屋が次々とオープンし、以前よりも人が増えている様子。建物がある下北沢一番街商店街まで来ると、少し人通り ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
株式会社リバ邸(所在地:東京都江東区、代表取締役:片倉廉、以下「当社」)はキラメックス株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:樋口 隆広、以下「キラメックス」)と、2018年9月3日に事業提携を開始しましたことをご報告致します。
当社は「現代の駆け込み寺」をコンセプトに掲げ「世の中の枠組みや空気に苦しくなった人たちが集まる居場所であり、そこで各自が何かしら独自のアウトプットを追求する場所」としてシェアハウスを全国各地に創っている企業です。
今回の事業提携は、「キラメキを最大化する」を掲げ、「自己実現の数を増やすことで、必ずこの世の中が豊かになる」というキラメックスの理念との共鳴から、リバ邸が目指す「衣、食、住、職、学」の”職”と”学”を担う機会を目指し、提携に至りました。
オフラインのコミュニティであるリバ邸にキラメックスが運営するTechAcademyの学習システムやノウハウを提供することで、希望住民のプログラミング学習から就業までのサポートを行います。
今回の募集にて入居されたリバ邸住民は、TechAcademyのWEBアプリケーションコースの受講料補助と就業サポートが受けられます。
リバ邸に入居できることにより地方からの参加者ニーズに応えるほか、オンラインの講習以外にも、リアルな場での勉強会や、メンタリングができる場を提供します。
■カリキュラム
WEBアプリケーションコース(Ruby on Rails)4週間
4週間でオリジナルのWebアプリケーション開発を目指します。
https://techacademy.jp/rails-bootcamp
■サポート
TechAcademy所属のメンター(現役エンジニア)学習をサポートします。
リバ邸入居概要:
場所 六本木(六本木ゼニハウス)
居住開始 9月10日より
入居条件 TechAcademyの受講
その他 管理人と住民を募集します。入居希望の方はリバ邸問い合わせフォームよりお問い合わせください。
費用:
初月10万円(リバ邸住居費+TechAcademy受講費用)
以降、月額5万円(リバ邸住居費)
学習修了者には、就業カウンセリング、インターン・就転職先のご紹介など就業サポートを行います。
また、就業サポートを行うにあたり、本プログラムに共感頂く企業様も随時募集してまいります。
応募人数 3人(選考あり)
・18歳〜29歳
・期間内にTechAcademyの受講を完了させる意思のある方
・今回の就業サポートを通じて東京近郊でのインターン、就転職の意思のある方
参加希望の方は下記フォームより下記の内容を記入の上、ご応募ください。
・題名に「TechAcademy希望」と記入
・本文に、年齢、居住都道府県、就業希望時期(すぐ、3ヶ月、半年以降)
*就業について希望があれば自由に記入
→場合によってはオンラインでの面談を受けて頂く場合があります
その他、キラメックス・TechAcademyに関してはこちらをご覧ください。
株式会社リバ邸(livetei Inc)
代表取締役:片倉 廉(CEO:REN KATAKURA)
設立:2018年6月5日
所在地:〒136-0072 東京都江東区大島2−27−2
本件問い合わせ先(担当:大堀):livertyhouse.info@gmail.com
建設会社に勤務後、建築士として独立。新築からリフォーム、家具やインテリアなどの設計を手掛ける一方で、写真家としての顔をもつ木暮洋治(こぐれ ようじ)さん。コンパクトでありながらも、大人も子どもも楽しめる“遊び心”あふれる住まいを都内につくりあげました。建築士ならではのこだわりや工夫の数々とは?【連載】テーマのある暮らし
この連載では、ひとつのテーマで住まいをつくりあげた方たちにインタビュー。自分らしい空間をつくることになったきっかけやそのライフスタイル、日々豊かに過ごすためのヒントをお伺いします。光、音、空気が通り抜ける開放的な家づくり
茗荷谷駅から徒歩10分、毎年春には桜の名所としてにぎわう緑豊かな場所に、木暮さんのオフィス兼住まいがあります。木暮さんは、妻、小学6年生の長女と間もなく5歳になる次女の4人家族。そして、とても人懐こい愛猫レンくんと一緒に暮らしています。
間口は5メートルで、奥行きのある建物。白色にまとめられたスタイリッシュな外観で、正面から見ると、1階はガレージと玄関です。プライバシーもしっかり確保された3階建てになっています(写真撮影/内海明啓)
「土地をいろいろと探していたときに、偶然にもここだけが空いていたんです。土地の広さは18.6坪とコンパクトなのですが、私も妻もこの桜並木を見渡せるロケーションがとても気に入って、迷うことなく『ここにしよう』と即決しました」
玄関を入ってすぐの1階には、トイレやバスルームといった水まわり関係のお部屋が、集まっていました(写真撮影/内海明啓)
玄関の扉を開けると、シンプルな外観とは裏腹にぬくもりある明るいポーチと廊下。その先には、ダイニングキッチンに直接つながる階段と、オープンな空間が広がります。
「奥行きが長いので、この空間をどうやって有効活用しようか……そこからスタート。自分の家を自分で設計する、ということもあって、やりたいことはどんどん取り入れよう! とチャレンジ魂に火がつきました。そのやりたいことのひとつがスキップフロアです。吹抜けを設けることで、光も風も通り抜ける開放的な空間をつくりたかったんです」と木暮さん。
20分の1の模型は、木暮さん渾身の作品。「私の母から『狭いんじゃないの?』と言われて、『そんなことないよ』と手直ししながらつくりました。ここまで細かく模型をつくったのは初めてです(笑)」(写真撮影/内海明啓)
ちなみに、取材したのは35度の猛暑日で、同行メンバー全員汗だく。これだけ暑いと、冷房を効かせてもなかなか玄関まで冷たい空気が行き渡らないものですが、玄関に一歩入ると冷んやりした空気に。思わず「あぁ、生き返る~」と声が出てしまったほどです。壁や扉で区切られている構造では、こうはいきません。家の隅々まで一定の温度を保てるのも、開放的な空間だからこそ得られるメリットです。
たくさんの友達が来ても大丈夫! 広々と明るいリビングキッチンからの階段を上ると、そこは明るいリビング。お子さんのピアノや勉強机、ソファを置いてもまだ十分余裕のある広々としたリビングは、吹抜け部分と通常よりやや低くした天井部分で変化を付けています。
「家を建てるときに、一番重視したのがリビングです。私も妻も以前から、友達やお客様をたくさん呼べるリビングが欲しいね、と話していて、できるだけ広いスペースを確保するように設計しました。また、天井って低すぎても高すぎても落ち着かないんです。天井の高さを変えたのは遊び心もありますが、開放的になれる場所と落ち着ける場所、その両方を味わえる狙いもあります」
木暮さん夫婦がこだわったリビングを上から見ると、その広さは一目瞭然。白いビニル床タイルには、床暖房を設置しています(写真撮影/内海明啓)
「我が家に子ども部屋はありません。長女の机はありますが、そのときの気分でリビングやダイニングキッチンのテーブルに移動して勉強するなど、好きな場所で勉強しています。最近、長女は私の仕事部屋が気に入っているようですが(笑)」
リビングを中心に、ダイニングキッチン、木暮さんの仕事場などが、すべてオープンになって見渡せる仕掛け。どこにいてもコミュニケーションをとれる環境(写真撮影/内海明啓)
リビングにブランコ!? アートとの融合で大人も子どもも楽しめるリビングリビングで注目したいのは、天井のフック。ここにブランコを取り付ければ、子どもたちが遊べるスペースに早変わり。天井裏には、頑丈な鉄板を使っているので、大人が乗ってもOK! サンドバッグをかけても大丈夫なくらいの強度があるそうです。
壁は、松の合板に自然塗料であるオスモカラーを塗って、うっすら木目を残した風合いに。明るさとぬくもりのある空間で、レンくんもすっかりリラックス(写真撮影/内海明啓)
また、リビングの壁はアートスペース。アート好きの木暮さん夫婦が飾るお気に入りの作品と並んで、子どもたちがつくった作品がバランス良く飾られています。なかには、お子さんが貼ったと思われる可愛いシールもちらほら……。
「子どもたちは、シールが大好き。あちこちにペタペタ貼っても、基本何も言わずに好きにさせています。部屋の雰囲気にあっていればそのままにしておきますが、これはちょっと……というものは、子どもが飽きたころを見計らって、こっそりはがすのが私の役目です(笑)」
イギリス出身のアーティスト、ギャリー=ファビアン・ミラーの作品をはじめ、お嬢さんの趣味である三線もアートのように飾られている(写真撮影/内海明啓)
「私の祖父も父も絵が好きで、この絵は祖父が絵を習っていた先生の作品です。妻が馬を好きなこともあって、この家を建てたときに実家からもってきました」(写真撮影/内海明啓)
設計のアイデアを生み出している“男のロマン”あふれるアトリエ木暮さんのアトリエは、まさに“男のロマン”があふれる秘密基地。建築関係の専門書から資料、カタログ……とデッドスペースがないくらい。棚をフル活用して、ぎっしり隙間なく詰め込まれています。
「これでも、まだ収納スペースが足りないくらいなんです(笑)建築技術の月刊誌などは、ちょっと油断するとどんどん溜まっていっちゃうので、必要なページはPDF化してiPadに入れるように心がけています」
趣味で革細工もやっているという木暮さん。「ここだけは、荷物が増えても家族から文句を言われないですからね(笑)好きなものに囲まれながら、アイデアと発想を広げています」(写真撮影/内海明啓)
人気のデジタル一眼レフカメラ「ニコンDf」をはじめ、初期のポラロイドカメラやクラシカルなカメラなど、木暮さんのカメラコレクションの一部(写真撮影/内海明啓)
日本文化のわびさびを現代風にデザインした茶室リビングから寝室を経て3階に上っていくと、これまでとガラッと雰囲気が異なる和室がお目見えします。
「妻がやっている茶道を楽しむための空間として茶室をつくりました。中央にはお湯を沸かす炉(ろ)を設け、花や掛物を飾る床の間、和室の反対側にはお茶の準備をする水屋として使えるシンクも設け、伝統的な茶室の要素を現代風にアレンジしました」
落ち着いた雰囲気の和室。壁紙には伝統工芸品である「土佐和紙」を使用している。「茶室以外にも客間として使える、応用の利く空間です」(写真撮影/内海明啓)
こちらは茶室の特徴のひとつ、お客様の出入り口となる「躙口(にじりぐち)」。レンくんの出入り口ではありませんからね(笑)(写真撮影/内海明啓)
「屋根の上に寝転びたい」がきっかけでできた屋上テラス茶室の障子を開けると、傾斜のある芝生が広がり、屋上ウッドデッキテラスへと続きます。住宅密集地とは思えない開放感は、贅沢そのもの。子どもたちと一緒に花や野菜を育てたり、日向ぼっこをしたり、自然を楽しめる空間になっています。
「きっかけは、屋根の上に寝転がりたい、という妻の希望でした。さすがに屋根は熱いだろうと思い傾斜の高低差に合わせて2種類の芝生を植えることにしました。このテラスから見渡せる桜の景色は、最高です。この土地の決め手となった桜並木の景観を独り占めしたような気分になれます(笑)」
「屋上は保水力が弱いため、ちょっと暑い日になると芝生が全滅してしまうんです。一度ダメにしてしまったので、それ以来1日2回の自動散水をしています」。スクスク育った芝生の上でゴロンとする木暮さん(写真撮影/内海明啓)
周りに高い建物がないため、テラスからの眺めは格別。外から見ると特徴的な四角い建物ですが、屋上は緑豊かな環境が広がっていました(写真撮影/内海明啓)
限られた面積、限られた予算のなかでも、楽しむ心を忘れない……家族それぞれの好きなものを全部つめ込んだお宅は、おもちゃ箱を開けたようなワクワク感にあふれています。いつもそこに子どもたちの笑顔があって、にぎやかな声が聞こえる暮らしは、木暮さん夫婦のパワーの源かもしれません。「もしかして人間が入っているのでは!?」と思えるくらい、とてもフレンドリーに接してくれたレンくんの姿は、仲良し家族の象徴そのもののような気がしました。
●取材協力