防災対策、日頃から「心掛けていない」は6割以上

(株)REGATEは、このたび「自然災害への対策」に関するアンケート調査を行った。調査は2018年10月26日・27日、首都圏20代~50代の男女を対象にインターネットで行い、1,145人から回答を得た。それによると、日頃から防災対策を心掛けていますか?では、6割以上(61.43%)が「心掛けていない」と回答した。心掛けていない理由は、「面倒だから」「どのようなものを用意すればいいのか分からない」が断トツで1位。一方、心掛けている方の理由には、「最近自然災害が多いから」「家族がいるから」が多く挙がった。

最近の自然災害による被害を目の当たりにして防災意識は高まりましたか?では、「どちらかといえば高まった」が約半数の52.40%。次いで「あまり高まっていない」(22.94%)、「とても高まった」(17.32%)、「全く高まっていない」(7.34%)が続く。7割(「どちらかといえば高まった」+「とても高まった」)の人が、防災意識が高まったと感じているようだ。

自然災害の後に盗難被害に遭わないために家財道具の整理をしたことはありますか?では、全体の83.41%が「家財道具の整理をしたことがない」と回答している。建物などが半壊している被災地で盗難が起こった場合、事実関係を立証することが難しく、災害保険などは適応されにくい。アンケートでは、自然災害の盗難被害に災害保険が適応されにくいことを「知らなかった」と回答した方が76.70%と多かった。

ニュース情報元:(株)REGATE

注文住宅の建築費、全国平均は2,807万円

(株)リクルート住まいカンパニーはこのほど、「2018年 注文住宅動向・トレンド調査」を実施し、その結果を発表した。調査は、1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)を建築した人(建築者)と、今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築を検討している人(検討者)を対象に行った。調査時期は建築者が2018年7月24日(火)~8月4日(土)。検討者が2018年10月17日(水)~10月30日(火)。有効回答数は建築者が1,845サンプル、検討者が1,839サンプル。

それによると、建築者(全国)の建築費用平均は2,807万円で、対前年で32万円増加した。首都圏の建築者の平均費用は2,984万円だった。

また、建築者(全国)では新規建築の割合が84.7%、建て替えの割合が14.2%。新規建築の割合は前年と同程度だった。首都圏も前年と同程度。建築者(首都圏)では「新しく土地を取得して注文住宅を建てた」がやや減少し(2017年51.6%→2018年45.8%)、「建築条件付き土地を取得して注文住宅を建築した」がやや増加(2017年12.8%→2018年16.6%)した。

土地の有無では、検討者(全国)のうち、「土地なし」の割合は62.8%。「土地なし」の割合は年々増加傾向にあり、対前年で2.9ポイント、対前々年では5.5ポイント増加している。また、検討者(首都圏)のうち、「土地なし」の割合は59.4%で、検討者(全国)と比べ「土地あり」の割合が3.1ポイント高い。

検討者(全国・新規建築)の家づくりを考えたきっかけは、1位が「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」(27.0%)で、対前年で2.6ポイント減少。2位は「子どもが誕生した」(25.8%)で、対前年で2ポイント増加している。

消費税の増税と住宅建築意向では、検討者(全国)のうち31.3%が「消費税が上がる前に、建築を絶対に間に合わせたい」と回答。対前年で2.3ポイント増加した。検討者(全国)のうち、「10%の消費税増税に伴う住宅に関する経過措置」を知っている人(名称認知)は67.2%。対前年で大幅(15.0ポイント)に増加している。

ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー

小規模一戸建て価格、首都圏と近畿圏は2ヵ月連続上昇

(株)東京カンテイは12月6日、2018年11月の「新築小規模木造一戸建て住宅平均価格」月別推移を発表した。調査対象は敷地面積50m2以上~100m2未満。最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件。

それによると、11月の首都圏新築小規模一戸建ての平均価格は、前月比+1.4%の4,606万円と続伸。都県別では東京都は-0.1%の5,419万円と僅かに反転下落。神奈川県は+2.6%の4,136万円と2ヵ月連続上昇。千葉県は-0.2%の3,912万円と反転下落。埼玉県は+2.0%の3,767万円と4ヵ月連続上昇した。

近畿圏の平均価格は前月比+2.1%の3,334万円で2ヵ月連続上昇。大阪府は-0.2%の3,126万円と2ヵ月連続下落。兵庫県は+2.6%の3,831万円と2ヵ月連続上昇。京都府は+17.0%と大幅に上昇して3,563万円と2ヵ月連続の上昇となった。愛知県は前月比+0.3%の3,844万円と反転上昇。中部圏全体では+0.5%の3,731万円と反転上昇した。

11月の小規模一戸建て価格は、首都圏と近畿圏で引き続き上昇し、中部圏は反転上昇となった。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

中古一戸建て価格、首都圏は4ヵ月ぶりに下落

(株)東京カンテイは12月6日、2018年11月の「中古木造一戸建て住宅平均価格」月別推移を発表した。調査対象は敷地面積100m2~300m2、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件。

それによると、11月の首都圏中古一戸建て平均価格は、前月比-2.0%の3,587万円と4ヵ月ぶりに下落した。都県別では、東京都は+1.3%の5,690万円と4ヵ月連続上昇。神奈川県は-1.9%の3,853万円と3ヵ月ぶりの反転下落。千葉県は+1.1%の2,124万円と反転上昇。埼玉県は-4.3%の2,353万円と3ヵ月ぶりの下落。首都圏は神奈川県と埼玉県で弱含み、東京都と千葉県は上昇した。

近畿圏の平均価格は前月比+2.2%の2,650万円と2ヵ月連続上昇。大阪府は-1.7%の2,724万円と反転下落。兵庫県は+5.9%の2,757万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。京都府は+0.5%の3,671万円と小幅ながら連続上昇。近畿主要3府県では大阪府は反転下落したが、兵庫県では上昇に転じ、京都府も連続上昇した。

愛知県の平均価格は-7.6%の2,653万円と4ヵ月ぶりに反転下落。中部圏全体では-5.1%の2,174万円と2ヵ月連続下落した。福岡県の平均価格は+0.7%の2,018万円。前年同月比は+20.0%と、前年比較では2割上昇している。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

新築一戸建て価格、首都圏は4ヵ月連続上昇

(株)東京カンテイは12月6日、2018年11月の「新築木造一戸建て住宅平均価格」月別推移を発表した。調査対象は敷地面積100m2~300m2、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件。

それによると、11月の首都圏新築一戸建ての平均価格は、前月比+6.6%の4,201万円と4ヵ月連続で上昇した。首都圏の平均価格が4,000万円を超えたのは2014年4月の調査開始以来初。

都県別では、東京都は+7.1%の5,141万円と4ヵ月連続上昇。東京都の平均価格が5,000万円を超えたのも初。神奈川県は+4.0%の4,430万円と3ヵ月連続上昇。千葉県は+0.2%の3,156万円と2ヵ月連続上昇。埼玉県は+3.4%の3,470万円と2ヵ月連続上昇した。首都圏は2ヵ月連続して1都3県すべてで上昇している。

近畿圏の平均価格は+4.4%の3,147万円と2ヵ月連続上昇。大阪府は+4.4%の3,440万円と3ヵ月連続上昇。兵庫県は+5.7%の3,207万円と2ヵ月連続上昇。京都府は+10.8%の3,588万円と2ヵ月連続上昇。近畿圏主要3府県ではいずれも2ヵ月連続で上昇した。

愛知県の平均価格は-0.9%の3,204万円と3ヵ月連続下落。前年同月比でも-0.4%と下落した。中部圏全体でも-1.2%の3,010万円と3ヵ月連続下落し、三大都市圏では唯一弱含んだ。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

東京都の住宅着工戸数、2か月ぶりに減少

東京都は12月6日、「平成30年10月の新設住宅着工」を発表した。それによると、都内における10月の新設住宅着工戸数は12,176戸。前年同月比では持家は増加したが、分譲、貸家ともに減少し、全体で4.4%減と2か月ぶりに減少した。利用関係別でみると、持家は1,514戸(前年同月比14.9%増、2か月連続増加)、貸家は6,476戸(同4.6%減、2か月ぶりに減少)、分譲住宅は4,102戸(同10.9%減、3か月連続減少)、マンションは2,277戸(同22.3%減、3か月連続減少)、一戸建ては1,763戸(同13.5%増、2か月連続増加)。

地域別でみると、都心3区は309戸(前年同月比11.2%減、3か月連続減少)、都心10区は2,983戸(同0.7%減、2か月ぶりに減少)、区部全体では9,429戸(同9.7%減、2か月ぶりに減少)、市部では2,710戸(同19.2%増、2か月連続増加)となった。

※都心3区:千代田区、中央区、港区
※都心10区:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区

ニュース情報元:東京都

「品川駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2018年版

家の立地を選ぶときに重視するのは、毎日利用する通勤や通学の便の良さだろう。ビジネス街へのアクセスは、ぜひとも押さえておきたいポイントだ。都心の大動脈・山手線の新駅の建設が進む品川エリアは、2027年開業予定のリニア中央新幹線ターミナルが計画され、大規模な再開発が進行中の注目地域。そこで、品川駅へ30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKの物件を対象にした、家賃相場の安い駅ランキングを分析。それぞれの特徴や、狙い目の場所を考えてみた。
品川駅まで電車で30分以内、家賃相場の安い駅TOP20

順位/駅名/家賃相場/(沿線名/駅の所在地/品川駅までの所要時間(乗り換え時間を含む)/乗り換え回数)
1位 保土ヶ谷 5.63万円(JR横須賀線、湘南新宿ライン/神奈川県横浜市保土ケ谷区/25分/0回)
2位 白楽 5.70万円(東急東横線/神奈川県横浜市神奈川区/30分/1回)
3位 京急新子安 5.80万円(京急本線/神奈川県横浜市神奈川区/23分/1回)
4位 東白楽 6.10万円(東急東横線/神奈川県横浜市神奈川区/28分/1回)
5位 三ツ沢下町 6.15万円(ブルーライン/神奈川県横浜市神奈川区/29分/1回)
6位 弁天橋 6.20万円(JR鶴見線/神奈川県横浜市鶴見区/23分/2回)
6位 神奈川新町 6.20万円(京急本線/神奈川県横浜市神奈川区/26分/1回)
8位 新子安 6.22万円(JR京浜東北線/神奈川県横浜市神奈川区/20分/1回)
9位 小島新田 6.30万円(京急大師線/神奈川県川崎市川崎区/29分/1回)
9位 戸塚 6.30万円(JR東海道線ほか、ブルーライン/神奈川県横浜市戸塚区/27分/0回)
9位 生麦 6.30万円(京急本線/神奈川県横浜市鶴見区/21分/1回)
12位 菊名 6.42万円(JR横浜線、東急東横線/神奈川県横浜市港北区/27分/1回)
13位 子安 6.50万円(京急本線/神奈川県横浜市神奈川区/25分/1回)
13位 小岩 6.50万円(JR総武線/東京都江戸川区/29分/1回)
15位 天王町 6.60万円(相鉄本線/神奈川県横浜市保土ケ谷区/30分/1回)
15位 市川 6.60万円(JR総武線/千葉県市川市/28分/0回)
15位 綱島 6.60万円(東急東横線/神奈川県横浜市港北区/24分/1回)
15位 鹿島田 6.60万円(JR南武線/神奈川県川崎市幸区/19分/1回)
19位 新川崎 6.65万円(JR横須賀線、湘南新宿ライン/神奈川県川崎市幸区/13分/0回)
20位 国道 6.70万円(JR鶴見線/神奈川県横浜市鶴見区/20分/2回)
20位 日吉 6.70万円(東急東横線・目黒線、グリーンライン/神奈川県横浜市港北区/21分/1回)
20位 東戸塚 6.70万円(JR横須賀線、湘南新宿ライン/神奈川県横浜市戸塚区/30分/0回)
20位 産業道路 6.70万円(京急大師線/神奈川県川崎市川崎区/28分/1回)
20位 矢向 6.70万円(JR南武線/神奈川県横浜市鶴見区/16分/1回)
20位 花月園前 6.70万円(京急本線/神奈川県横浜市鶴見区/20分/1回)
20位 鶴見小野 6.70万円(JR鶴見線/神奈川県横浜市鶴見区/21分/2回)

ランキングは大半が横浜市、1位は横浜駅徒歩圏内

ランキングの大半を占めたのは、神奈川県横浜市の駅だった。1位の保土ヶ谷駅はJR横須賀線の沿線のため、乗り換えなしで品川駅まで着くことができる。逆方向へ向かえば、鎌倉も乗り換えなしで約20分。また隣駅は横浜駅で、駅間距離は3kmほど。散歩がてら歩いて横浜駅を利用することも十分可能だ。また相鉄線の天王町駅までも約1kmで、2路線を使うこともできる。交通の便で判断するなら、穴場と言えるかもしれない。

元々が宿場町のため、街並みにはさりげなく、歴史を感じさせる碑なども。古くから住んでいる人も多く、下町人情を感じさせる商店街などもある。

商店街は駅の西口にもあるが、駅から少し距離はあるものの洪福寺松原商店街は「横浜のアメ横」とも称される品ぞろえと安さで人気のスポット。毎日正午から午後6時まで歩行者天国になるため、小さな子ども連れでもゆっくり買い物を楽しめるだろう。

2位の白楽駅は、SUUMO「関東 住みたい街ランキング2018」で調査した住みたい沿線ランキングの沿線として2位にランクインしている東急東横線の駅。4位に入った東白楽駅とは隣駅で、ともに各駅列車しか停車しないが、横浜駅までの所要時間は電車で約5分であり、十分便利な立地といえそうだ。

白楽駅は神奈川大学の最寄駅であるため、学生だけでなく単身者にとってうれしい安価な定食屋さんや、チェーンの飲食店が充実している。深夜まで営業している店もあるが、駅から少し離れると閑静な住宅街で、単身者向けの物件も数多い。

六角橋商店街(写真/PIXTA)

六角橋商店街(写真/PIXTA)

駅から旧綱島街道沿いにある六角橋商店街は、レトロな雰囲気が気になる商店街だ。メーン通りとアーケード街が並行して成り立っており、昭和を舞台にした映画やドラマの撮影地になることもあるとか。生鮮食品や日用品のほかに、お酒が飲める中古レコード店などユニークなお店があり、みんなでライブや野宿などを楽しむ「ドッキリヤミ市場 夜のフリーマーケット」などのイベントも開催されている。独り暮らしの気楽さと他者とのふれあいが両立できるのは、大きな魅力だ。

住みたい街ランキング上位の街のすぐそばに、穴場を発見

品川までの所要時間が一番短いのは、19位の新川崎駅。ランキング内で唯一、15分を切る。
1位の保土ケ谷駅と同じくJR横須賀線の沿線のため、乗り換えも必要ない。SUUMO「関東 住みたい街ランキング2018(総合)」6位の武蔵小杉駅とは湘南新宿ラインの隣駅で、距離は約3km。人気エリアに住みたいけれど予算が……という人におすすめだ。

武蔵小杉駅周辺の風景(写真/PIXTA)

武蔵小杉駅周辺の風景(写真/PIXTA)

武蔵小杉駅の再開発がひと段落したため、近年は新川崎駅周辺の再開発が注目されるように。2015年には駅に接続した大型商業施設「新川崎スクエア」が開業。大規模なマンションの建設も増えている。

駅周辺では、深夜1時まで営業しているスーパーもあり、多忙なビジネスパーソンや共働きのDINKSには心強い。また、15位の鹿島田駅までは600m超しか離れておらず、「新川崎スクエア」は鹿島田駅とも接続している。南武線は川崎まで乗り換えなしで利用できるため、小さな子どもを連れて川崎の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」などへ遊びに行く際にも快適だろう。

神奈川県以外でランクインしている13位の小岩駅と15位の市川駅は、ともに千葉方面に延びる総武線の沿線。品川とは反対の東方向だが東京駅へも20分以内で出られ、利便性は文句なしだ。

小岩駅は、駅周辺は歓楽街が目立つものの、下町情緒があふれる純喫茶店や商店街などがあり、ディープな魅力にあふれる街。対して市川駅は、駅直結のショッピングセンターやスーパーなどが充実し、街中には公園も多く、ファミリーが住みやすい街だ。

人気のある駅や沿線は、当然家賃が高くなる。しかし、最寄駅の駅名がメジャーか否かだけにこだわらず、エリアとして見まわしてみれば、人気のある場所周辺にお手ごろ価格で住むことは十分に可能だ。「名より実をとる」のは、賢い生き方の選択のひとつ。お気に入りの家探しの秘訣も、同じといえるだろう。

●調査概要
【調査対象駅】品川駅まで電車で30分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2018/6~2018/8
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出