そびえ立つ名作 – 緑が見える部屋 –

所在地:文京区関口
12万円 / 34.29平米
有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩5分

いわずと知れたヴィンテージ、目白台ハウス。



騒音とは無縁な緑豊かな環境にあります。大きな窓からは、一面の緑。新鮮な風が入り、とても気持ちがいいです。



カーペットと白い壁のシンプルな内装。玄関部分には新たにウォークインクローゼットが設置され、荷物が多い方にも気に入っていただける ... 続き>>>.
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ふわりとまとう気品

所在地:港区赤坂
27万円 / 63平米
銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅 徒歩5分

赤坂にあるレトロなマンションの一室がまるっとリノベーションされました。大きなイチョウの木が目印のこのマンション。堂々たる外観には、ついつい目を奪われてしまいます。



南側の大きな窓から見えるのは、敷地の木々。日の光もしっかり入ってきて、とても居心地がいいです。



内装はクリーム色 ... 続き>>>.
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ゆらゆらざっくりオフィス

所在地:中野区中野
11万5,000円(税込) / 31.78平米
中央線「中野」駅 徒歩10分

天井は抜かれて白く塗装、そしてライティングレールが設置済み。やっぱりいいなと思うこの3点セットが標準装備です。



住居として使われている部屋がほとんどのレトロマンションですが、今回は事務所での募集です。予約制のサロンや教室など、不特定多数の出入りがなければ店舗利用も相談。アトリエ ... 続き>>>.
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庭園付き!路地裏リノベ空間

所在地:渋谷区広尾
45万3,600円(税込) / 69.42平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩5分

「広尾散歩通り」から入った細い路地の先にある、1962年築の庭付き木造戸建て。その1階部分がリノベーションされることになりました。



現在は、木造のスケルトン状態のため、完成イメージと工事中の現況のみなのですが、文章でできる限りご説明をさせてください。



まず場所は多くの人、店で ... 続き>>>.
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胎動を感じろ

所在地:川崎市川崎区日進町
6万480円(税込) / 16.28平米
京浜東北線・東海道線・南武線「川崎」駅 徒歩10分

築50年の食品包装工場だった建物を、圧倒的な世界観でリノベーション。唯一無二な雰囲気を醸す複合施設です。これはオフィスなのか?アトリエなのか?それとも、新たな文化の胎動なのか?



川崎駅から徒歩10分の場所に、別世界が広がっていました。いや、ここからさらに広がっていくというべきで ... 続き>>>.
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マルチなワンルーム

所在地:港区元麻布
14万8,000円 / 36.24平米
日比谷線「六本木」駅 徒歩10分

六本木から広尾に抜ける「テレ朝通り」沿いに、住居にも事務所にも使えるワンルームができました。



生活感のないデザインに、欲しい機能をぎゅっと詰め込んだ部屋です。



入るとまず目につくキッチンは、木とアイアンで家具のようなデザイン。壁面にも同じ素材で棚がつくられ、食器や調理器具など ... 続き>>>.
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心ひかれる小上がり店舗

所在地:大田区大森西
6万9,120円(税込) / 33.4平米
京急本線「梅屋敷」駅 徒歩3分

小さく始めるのに、わりと理想の店でした。



自分の実現したいことを店の中に行き渡らせるのに、持て余さず手狭すぎずのちょうどいいサイズ感。店の奥半分を占める小上がりが空間に変化を与えてくれて、どんなふうに生かそうかと想像が膨らみます。



駅から続く商店街をほんの少し入ったところ。築 ... 続き>>>.
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元旅館、活用しませんか?

所在地:新宿区四谷
49万6,800円(税込) / 211.36平米
中央線・丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅 徒歩3分

レトロマンションの1階部分と、奥にある木造戸建ての1階部分が室内でつながる、かなりエキサイティングな物件です。



エントランス付近はマンションの1階部分。ごつごつしたコンクリートに白く塗装がされていて、ラフなつくりになっています。



奥へ進むとあらわれる木造部分は、驚くことに元旅 ... 続き>>>.
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欲しいものを詰め込んだ家【Mサイズ】

所在地:渋谷区上原
22万5,000~24万5,000円 / 51.98~53.58平米
千代田線「代々木上原」駅 徒歩9分

「家はこんなのがいい」という思いや考えは、皆さんそれぞれにあると思います。



今回ご紹介するのは、窓から大きな桜の木と隣の庭園VIEW、約19畳の広々としたリビング、キッチンは収納力申し分なしの対面式、もちろん内装は質感や世界観があって、おまけにペット飼育可、という家に欲しいもの ... 続き>>>.
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窓辺とわたし

所在地:北区田端
13万3,000円 / 39.95平米
山手線・京浜東北線「田端」駅 徒歩6分

窓がとっても大きいんです。このサイズ感の部屋で、かつて見たことがないほどに。明るさのある1LDKはいかがでしょう?



壁一面の窓が、リビングと寝室の2カ所。高い建物ではないので眺望はありませんが、遮るものがないので抜けた気持ち良さがあります。



つくりは奥行きのある1LDK。手前 ... 続き>>>.
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最上階+ワンルーム=

所在地:台東区入谷
4,180万円 / 64.82平米
日比谷線「入谷」駅 徒歩3分

最上階で、2面の窓からの日当たりがうれしい部屋です。5年前にリノベーションされ、ドアを極力なくした見通しのよい空間になっています。



現オーナーが自分で住むために手を加えた部屋。聞けば、弊社サイトでもお問い合わせを多くいただく工務店の仕事とのこと。



この部屋は、LDKはもちろん ... 続き>>>.
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代田橋カスタム!

所在地:世田谷区大原
15万円(税込) / 37.3平米
京王線「代田橋」駅 徒歩2分

新築の建物の2階に、自分好みに改装できる物件が完成しました。



場所は、「沖縄タウン」などで知られる代田橋。物件は緑道沿いで、小さな公園などもあり自然の感じられる場所ですが、ほど近くには下町のような雰囲気もあったり。世田谷であり世田谷っぽくないところが個人的に好きな街です。



今 ... 続き>>>.
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公園前物販店舗の再出航!

所在地:中央区新川
15万120円(税込) / 34.6平米
東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩6分

目の前には緑多めの公園、1階には飲食店が出店予定。そんなビルの2階にある、物販店舗またはオフィスで使える物件です。



茅場町駅からは徒歩6分とアクセスも良く、駅から物件までの間には雰囲気の良い飲食店や古本屋など、興味を引かれる店もあります。



目の前は、児童用プール付きの公園。プ ... 続き>>>.
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好みの藍色

所在地:目黒区三田
12万4,000円 / 28.48平米
山手線・南北線・都営三田線「目黒」駅 徒歩10分

目を引く藍色のタイル、シンプルなステンレス製キッチン、落ち着いた色合いの吊り戸棚と無垢フローリングがいい感じです。



部屋の雰囲気や立地など、個人的にどんぴしゃなポイントが多い物件のご紹介です。



外観が特徴的なこのマンション。おととし外壁や共用部の大規模修繕、耐震補強工事が行わ ... 続き>>>.
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駅近にエアストリーム!?

所在地:新宿区矢来町
21万6,000円(税込) / 20平米
東西線「神楽坂」駅 徒歩3分

神楽坂駅近くにある住宅街の一角に突如あらわれる、1972年式のエアストリーム 。



流線型のフォルムが美しく、良いヤレ感のあるアルミボディがたまりません。



以前は駐車場だった部分を石畳にし、このエアストリーム1台を配置したのだとか。



ステップを上がって中に入ると、室内はシンプ ... 続き>>>.
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2019年の「住みたい街」1位はどこ?横浜が守るか吉祥寺が返り咲くか

リクルート住まいカンパニーでは、 関東圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している20歳~49歳の7000人を対象に実施した「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」を発表した。前回(2018年)には横浜がTOPの座を奪ったが、2019年はどうなったのだろうか?【今週の住活トピック】
「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」を発表/リクルート住まいカンパニー住みたい街ランキング2019は、吉祥寺と恵比寿を抑えて横浜が1位を堅持

さて、2019年の住みたい街(駅)ランキングの結果は、2018年に衝撃のセンター(?)を射止めた横浜が2019年も堅持する形となった。TOP3は、1位の「横浜」に次いで、2位「恵比寿」、3位「吉祥寺」となり、前年と同じ順位だった。

住みたい街(駅)総合ランキングトップ10(関東全体/3つの限定回答)(出典:SUUMO)

住みたい街(駅)総合ランキングトップ10(関東全体/3つの限定回答)(出典:SUUMO)

ただし、4位以下は顔ぶれが変わっている。埼玉県の大宮、浦和の順位が上昇し、神奈川県の鎌倉もTOP10入りを果たした。おしゃれで便利な街のイメージがある品川や目黒は順位を落とした。

ランキング全体を見回しても、都心部の街が順位を下げる一方で、都区部周辺の人気エリアが順位を上げる傾向が見られる。

その背景には、都心部の地価や住宅価格が上昇して、一般ユーザーには身近な存在ではなくなってきていることがあるだろう。それなら、地元の近くで住みやすく便利な街のほうがよいと考えても不思議はない。では、順位を上げた街を取り上げて、詳しく見ていくことにしよう。

ランキング上昇の陰に、地元からの支持あり。便利で住みやすい街を選ぶ兆し

急上昇した街をピックアップしてみると、東京都では「三鷹」(総合38位→16位、東京都16位→7位)、神奈川県では「相模大野」(総合59位→47位、神奈川県15位→9位)、埼玉県では「和光市」(総合42位→33位、埼玉県9位→5位)、千葉県では「千葉」(総合53位→28位、千葉県4位→1位)が大きく順位を上げた。

いずれも、住宅地として地元に人気の街だ。加えて、交通アクセスが良く、相模大野や千葉では駅ビルを中心に商業施設が開業するなど賑わいのある街となっている。

和光市は駅前の賑わいにはやや欠けるが、東京メトロ副都心線の開通や他の沿線との相互乗り入れで、始発に乗ってどこにでも行けるという点が魅力だ。もちろん、「和光市行き」を繰り返し耳にすることで知名度が上がった影響もあるかもしれない。

このように、必ずしも広範囲に知名度が高い街でなくても、地元に住む人の支持を集めることでランキングを押し上げる動きが見て取れる結果となった。

居住都県別の住みたい街(駅)ランキングTOP10(出典:SUUMO)

居住都県別の住みたい街(駅)ランキングTOP10(出典:SUUMO)

総合力で順位を上げた、つくばエクスプレス沿線とさいたま市中核都市

このほかにも、ランキング上昇で注目したいエリアがある。そのひとつが『つくばエクスプレス沿線』だ。

「つくば」(総合51位→35位)、「流山おおたかの森」(総合46位→41位)、「研究学園」(総合56位→46位)、「守谷」(総合68位→51位)、「柏の葉キャンパス」(総合圏外→90位)と軒並み順位を上げている。新線開業後開発が進み、いずれの駅周辺も街が急速に形成されているからだろう。

もう一つの注目エリアが、『さいたま市』だ。その中核都市である「大宮」(総合9位→4位)、「浦和」(総合10位→8位)、「さいたま新都心」(総合29位→23位)がランキング上位に食い込んでいる。

東京オリンピックの会場にもなる「さいたまスーパーアリーナ」、集客力のある大型複合商業エリア「コクーンシティ」を擁し、居住や観光の利便性向上を目指しているさいたま市。大宮市役所の移転、ホテルの新設、大型病院の誘致、新築マンションの供給ラッシュなどの話題には事欠かない。文教都市浦和の魅力も相まって、住み心地を向上させる整備が進むさいたま市の中核都市は、これまでで最高位のランキングを獲得するに至った。

また、「上野東京ライン」開業で、高崎線、宇都宮線が上野で乗り換えずに東京に行けるようになったことも、さいたま市の中核都市がランキングを押し上げた要因になっていると考えられる。東京駅周辺の八重洲・丸の内・日本橋などの再開発でオフィスビルが急増し、働く人の巨大集積場となっている。通勤アクセスの起点が変われば、住みたい街選びにも影響するはずだ。

穴場だと思う街から住みたい街へ、アクセスが良く便利で住宅相場の割安な街に注目!

住みたい街ランキングの中で、いつも注目している「穴場だと思う街ランキング」。1位「北千住」、2位「赤羽」、3位「和光市」、4位「大宮」までは、前回と同じ順位だった。

筆者が注目していた大規模な再開発が進む「海老名」は、神奈川県民のランキングでは3位に位置しているものの、知名度が周辺にまで広がっていないためか、総合ランキングでは26位→25位とほぼ横ばいだった。

穴場だと思う(交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある)駅ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:SUUMO)

穴場だと思う(交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある)駅ランキング(関東全体/3つの限定回答)(出典:SUUMO)

2019年のランキングを見た印象としては、「都心部の憧れの街に住みたい」というニーズが減退し、より現実的な「近くでアクセスのよい賑わいのある街に住みたい」というニーズが強まっていると感じる。これは全国的な傾向のようで、「東京一極集中から郊外中核駅集中が起こっている」(SUUMOジャーナル編集部)という。

「住みやすい」という感情は人それぞれで異なるものだが、今や「交通アクセスが良く、街に賑わいがある」ことが最低条件になってきているようだ。

料理家のキッチンと朝ごはん[2]前編 旅する気分で料理する。口尾麻美さんのトルコ風朝ごはん

トルコやリトアニア、ウズベキスタンなど、旅先でヒントを得たレシピを、書籍や雑誌、料理教室で提案する料理家、口尾麻美さん。訪れた国で少しずつ買い集めた色とりどりの雑貨が楽しげに並ぶキッチンで、朝ごはんについて伺いました。【連載】料理家のキッチンと朝ごはん
料理研究家やフードコーディネーターといった料理のプロは、どんなキッチンで、どんな朝ごはんをつくって食べているのでしょうか? かれらが朝ごはんをつくる様子を拝見しながら、おいしいレシピを生み出すプロならではのキッチン収納の秘密を、片づけのプロ、ライフオーガナイザーが探ります。旅する料理家、口尾さんに教わるトルコの朝の定番メニュー

東京都内のヴィンテージマンションにお住まいの口尾さん。17年前にフルリノベーションしたキッチンスタジオ兼ご自宅は、全面的に扉のないオープン収納が採用されています。

「料理しているときに扉を開け閉めするのって手間がかかりますよね。扉を汚さないよう、その都度、手を洗うのも大変。中に収納したものを覚えておくのも難しいですから、あえて扉を付けないことにしたんです」という口尾さん。

異国情緒あふれる小さなもの、かわいいもの、不思議なもの、カラフルなものが家中のあちこちにたくさん、けれども美しく、センスが溢れている口尾家(写真撮影/嶋崎征弘)

異国情緒あふれる小さなもの、かわいいもの、不思議なもの、カラフルなものが家中のあちこちにたくさん、けれども美しく、センスが溢れている口尾家(写真撮影/嶋崎征弘)

フルリノベーションする前とした後の間取り

フルリノベーションする前とした後の間取り

今回、口尾さんに教えていただくのは、赤レンズ豆のスープ「メルジメッキ・チョルバス」と、卵料理の「メネメン」です。「メルジメッキ・チョルバスはトルコの伝統的なスープのひとつ、メネメンはトルコ風のスクランブルエッグ。どちらもトルコの朝ごはんの定番メニューで、日本でいう味噌汁と卵焼きのようなイメージです」

ほんのり甘い赤レンズ豆のスープ「メルジメッキ・チョルバス」

用意するもの(3~4人分)
・赤レンズ豆 150g
・玉ねぎ 1/2個分
・サルチャ(トマトペースト。トルコの調味料) 大さじ1
・水 900ml~1L
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 小さじ1~2

【仕上げ用】
・バター 大さじ1
・プルビベル(赤唐辛子フレーク。トルコの調味料) 小さじ1
・ドライミント 小さじ1
・レモン くし形切り2~3かけ

「ほのかな甘みがあってクセのないトルコの赤レンズ豆は、火の通りがよいから水で戻す必要はありません。手軽に使えるうえ栄養価も高いので、トルコでは庶民の味方なんですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

「ほのかな甘みがあってクセのないトルコの赤レンズ豆は、火の通りがよいから水で戻す必要はありません。手軽に使えるうえ栄養価も高いので、トルコでは庶民の味方なんですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

サルチャやプルビベルは、輸入食品を扱うスーパーやカルディなどで見つけられるそうです。「サルチャはトマトケチャップ、プルビベルはカイエンペッパーで代用できます。でも、できたら一度は本物を使ってみてほしい。異国の味が楽しめますから」

そう話しながら口尾さんは、壁面に取り付けたマグネット式ナイフラックから包丁をぱっと取り出しました。キッチンカウンターに置いている小さなまな板を引き寄せ、玉ねぎをみじん切りに。

口尾家のキッチンはL型。シンク上の造作棚には、スパイスや豆などの食材が入ったガラスの保存瓶が並べられています。シンク下のオープン棚には食器や液体調味料などが収納されていました(写真撮影/嶋崎征弘)

口尾家のキッチンはL型。シンク上の造作棚には、スパイスや豆などの食材が入ったガラスの保存瓶が並べられています。シンク下のオープン棚には食器や液体調味料などが収納されていました(写真撮影/嶋崎征弘)

L型キッチンの左手にぱっと移動してガスコンロに鍋をのせ、口尾さんはオリーブオイルの瓶を手にとりました。鍋にオリーブオイルを熱し、サルチャと玉ねぎを加えて炒めます。赤レンズ豆をさっと水で洗って鍋に入れ、全体を混ぜたら水を加え、蓋をして弱火で15分。その間に、メネメンをつくります!

トマトの酸味とチーズの塩気がクセになる卵料理「メネメン」

用意するもの(2~3人分)
・卵 3個
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/3個
・ししとう 2本
・フェタチーズ 50g
・塩 お好みで
・オリーブオイル 大さじ2

「牛挽肉を入れることも多いのですが、今回は軽めの朝食にするため省きました。その分、今回のレシピではフェタチーズを多めにしています。苦手なら、ししとうはなくても大丈夫ですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

「牛挽肉を入れることも多いのですが、今回は軽めの朝食にするため省きました。その分、今回のレシピではフェタチーズを多めにしています。苦手なら、ししとうはなくても大丈夫ですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

メネメンをつくりはじめる際、L型キッチンからダイニングテーブルに作業スペースを移した口尾さん。「カセットコンロがあれば、家中どこででも料理できます。料理する場所をあちこち変えてみると、気分が変わって楽しいですよ」と話しながら、トマトは角切りに、玉ねぎはみじん切りに、ししとうは輪切りにカット。

最近は小さめのまな板が好きだという口尾さん。「以前は大きなまな板がブームだったのですが、今は小さめのまな板が使いやすいと感じます」。好みが変われば、調理道具もフレキシブルに変更(写真撮影/嶋崎征弘)

最近は小さめのまな板が好きだという口尾さん。「以前は大きなまな板がブームだったのですが、今は小さめのまな板が使いやすいと感じます」。好みが変われば、調理道具もフレキシブルに変更(写真撮影/嶋崎征弘)

トルコのメネメンは、小さなアルミ鍋でつくるのが一般的だそうです。「ガスコンロにかけたときに不安定なら、五徳に網を乗せるといいですよ」と話しながら、口尾さんは四角い焼き網を取り出しました。決してものが少なくない口尾家ですが、必要なときに必要なものがひょいっ!と出てくるのはさすがです。

「小さなフライパンでもいいけれど、こんな小さな鍋でつくるとままごとみたいでかわいいでしょう? 週末の朝ごはんにしたら、キャンプみたいで楽しいですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

「小さなフライパンでもいいけれど、こんな小さな鍋でつくるとままごとみたいでかわいいでしょう? 週末の朝ごはんにしたら、キャンプみたいで楽しいですよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

鍋にオリーブオイルを熱し、カットした玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、ししとうとトマトも入れて炒めます。トマトに火が通ったら、溶いた卵、ほぐしたフェタチーズの順にアルミ鍋へ。

口尾さんは、ダイニングテーブル脇に置いたカトラリースタンドからさっとスプーンを取り出して混ぜていました。小さな鍋なら、大きなヘラやスパチュラよりスプーンのほうが混ぜやすそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

口尾さんは、ダイニングテーブル脇に置いたカトラリースタンドからさっとスプーンを取り出して混ぜていました。小さな鍋なら、大きなヘラやスパチュラよりスプーンのほうが混ぜやすそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

軽くかき混ぜたら蓋をして火を止め、あとは余熱で火を通します。その間にメルジメッキ・チョルバスの仕上げです!

耐熱容器でつくるなら、鍋ごとトースターに入れてもOK。卵が半熟になるまで、様子を見ながら15分から20分くらい加熱すればよいそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

耐熱容器でつくるなら、鍋ごとトースターに入れてもOK。卵が半熟になるまで、様子を見ながら15分から20分くらい加熱すればよいそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

スープの仕上げは、香りバターとレモン汁をお好みで

煮込んでいた鍋の蓋を開けると、赤レンズ豆がホロリと煮くずれておいしそう。「豆や野菜の形が少し残ったままでもいいけれど、今回はハンディブレンダーでなめらかにします」

「メルジメッキ・チョルバスのつくり方は、家庭によってさまざまなんです。トルコの人はみなさん、自分にとっての“お袋の味”といえるメルジメッキ・チョルバスがあるようです」。そんなところも日本の味噌汁っぽい(写真撮影/嶋崎征弘)

「メルジメッキ・チョルバスのつくり方は、家庭によってさまざまなんです。トルコの人はみなさん、自分にとっての“お袋の味”といえるメルジメッキ・チョルバスがあるようです」。そんなところも日本の味噌汁っぽい(写真撮影/嶋崎征弘)

最後に、仕上げ用の香りバターをつくります。フライパンを熱してバターを溶かし、プルビベルとドライミントを加え、香りが立ったら火を止めます。

溶かしたバターにスパイスとハーブを加えると、ぶくぶくっと泡立ちます。「ドライミントはなければ使わなくてもいいのですが、入れると一気にトルコの本場の味に近づきますよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

溶かしたバターにスパイスとハーブを加えると、ぶくぶくっと泡立ちます。「ドライミントはなければ使わなくてもいいのですが、入れると一気にトルコの本場の味に近づきますよ」(写真撮影/嶋崎征弘)

煮込んだ赤レンズ豆の鍋に香りバターを入れたら、メルジメッキ・チョルバスの完成です!

香りバターは、鍋に直接入れて味を整えてから器に注いでもいいし、スープを器に注いだ後で各自お好みで入れてもいいそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

香りバターは、鍋に直接入れて味を整えてから器に注いでもいいし、スープを器に注いだ後で各自お好みで入れてもいいそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

「メルジメッキ・チョルバスもメネメンも、どんな食材や調味料を使うかで、味がかなり変わります。料理の途中でも何度か味見をしながら、好みの味に仕上げてくださいね」

「はじめての食材に挑戦するときは、レシピを参考しつつ、ご自身の味覚で確かめながら微調整するのが、おいしく仕上げる秘訣です」と口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)

「はじめての食材に挑戦するときは、レシピを参考しつつ、ご自身の味覚で確かめながら微調整するのが、おいしく仕上げる秘訣です」と口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)

日本にいながら旅する気分が味わえるのが、異国料理の醍醐味

食卓には、ふっくらと火の通ったメネメンと、レモンを添えたメルジメッキ・チョルバス、トルコのごまパン「シミット」も並べて、「いただきまーす」

1日の食事のなかでも、特に朝ごはんを大事にするというトルコ人。カフェやレストランには必ずと言っていいほど「朝食」のメニューがあるそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

1日の食事のなかでも、特に朝ごはんを大事にするというトルコ人。カフェやレストランには必ずと言っていいほど「朝食」のメニューがあるそうです(写真撮影/嶋崎征弘)

「海外への旅行となると、なかなか気軽に行けません。けれども、異国のレシピを学んで料理するのは、それよりずっと手軽ですよね。本場の食材でつくった料理を食べれば、日本にいながら旅する気分が味わえます。新しい食材をいろいろ試してみると、楽しみが広がりますよ」

「シミットは食べる直前に軽くトーストすると、ごまの風味がこうばしくなって、よりおいしくいただけます。メネメンをのせたり、メルジメッキ・チョルバスにつけたりしながら食べるのがおすすめ」と口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)

「シミットは食べる直前に軽くトーストすると、ごまの風味がこうばしくなって、よりおいしくいただけます。メネメンをのせたり、メルジメッキ・チョルバスにつけたりしながら食べるのがおすすめ」と口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)

口尾さんのお話のなかで、繰り返し登場した「楽しい」という言葉。ヨーロッパや北アフリカ、中東、アジアなど、世界各地を旅しながら集めた色とりどりの雑貨が楽しげにあふれるキッチンで、楽しげに料理をする口尾さんにぴったりの言葉なのが印象的でした。

次回は、口尾さん流の住まいのしつらえ方についてお聞きします!

■料理研究家 口尾麻美さんのキッチン

●取材協力
口尾麻美さん HP
北海道生まれ。アパレル会社勤務後、イタリア料理店を経て料理研究家に。旅で出会った料理、食材、スパイス、道具、雑貨、ライフスタイルからインスピレーションを受けたレシピを提案。著書に『おはよう! アジアの朝ごはん: 台湾・ベトナム・韓国・香港の朝食事情と再現レシピ 』(誠文堂新光社)、『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』(グラフィック社)など多数。