キャンプ・オン・ザ・ルーフ

所在地:神奈川県横浜市青葉区新石川
9,980万円(税込) / 119.43平米(建物) 222平米(敷地)
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 徒歩13分

自宅の庭、ならぬ自宅の屋根でキャンプができます。と言われてもあながち大袈裟ではない、大きく引き延ばした屋根が特徴的な、リノベーション済みのこちらの戸建。



晴れた日には富士山も望めるほど、小高い場所に建つ戸建の屋根の上には、一面に芝生が敷かれているため、コーヒーを淹れて読書を楽し ... 続き>>>.
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はなれ貸します<1DK戸建>

所在地:神奈川県横浜市港北区日吉本町
6万5,000円 / 33平米
東急東横線「日吉」駅 徒歩18分

日吉駅から坂を下りきったちいさな1DK戸建。以前は大家さんの祖母の離れとして使ってたそうで、ここ数年は貸家として使われてます。



間取りは見てのとおり。1階に台所と浴室とトイレ、そして2階に和室が1部屋です。浴室がかなり小さいので体格の良い方だときびしいです。ちなみに1階の窓は最 ... 続き>>>.
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そのままがうれしい!

所在地:渋谷区千駄ヶ谷
26万8,920円(税込) / 48.93平米
中央線「千駄ヶ谷」駅 徒歩5分

引っ越して片付けが終われば、その日から雰囲気良いオフィスとして使えます。



もちろん自分たちで改装プランを練って、良い雰囲気にリノベーションというのが1番納得行く姿になるのでしょうが、そのまま使えるのはやはり大きい!



天井は抜かれて、壁面とともに白塗装。床は色合いが魅力的なウォ ... 続き>>>.
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スケスケクールライフ

所在地:渋谷区桜丘町
20万円 / 44.73平米
山手線「渋谷」駅 徒歩5分

渋谷の街にぴったりと合う、クールな空間です。



天井は抜かれて、コンクリートがむき出しの状態。床は落ち着いたカラーリングのセラミックタイル。極めつけはスケスケの水回り。



生活感をあまり感じさせない内装ですが、実は窓が多くて明るかったり、スタイリッシュなステンレスキッチンが付いて ... 続き>>>.
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公園横にそびえ立つ!

所在地:世田谷区下馬
6,280万円(税込) / 107.29平米
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩11分

都心の近くにいながらも、豊かな緑を身近に感じる立地。リビングのすぐ先には大きなイチョウと、ヒマラヤスギのグリーンビュー。環境の良さも、マンションの雰囲気の良さも魅力的です。



まずはその立地から。ゆとりある敷地の隣には「こどものひろば公園」。徒歩2分ほどのところには、都会のオアシ ... 続き>>>.
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裏路地のアジト

所在地:渋谷区神宮前
19万8,000円 / 45平米
銀座線「外苑前」駅 徒歩10分

個性的な店舗やデザイン系の事務所が点在するディープエリア、神宮前二丁目。



原宿へも青山へもアクセスできるけれど、どこからも程よく距離感があるゆえ、肩の力が抜けた空気感が妙に落ち着くスポットです。



そんな場所の裏路地にある建物の一室が今回の部屋。オリジナルで作られた真鍮の扉やヘ ... 続き>>>.
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化けそうな予感

所在地:杉並区西荻北
6万9,000円 / 19.82平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩5分

R不動産で度々ご紹介してきた「オーナーが自分でデザインしてしまう物件」シリーズの部屋。これはその初期の頃につくられた一室です。



キッチンは黒いタイルでだいぶ斬新なデザイン。収納は扉がなくオープン。天井にはダウンライトがついています。シャワールームは白と黒のタイルです。



フロー ... 続き>>>.
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中古一戸建て価格、首都圏は3ヵ月連続上昇

(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「中古木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。それによると、2月の首都圏中古一戸建て価格は、前月比+0.8%の3,741万円と3ヵ月連続で上昇した。都県別でみると、東京都は+0.2%の5,674万円と反転上昇。神奈川県は-2.1%の4,014万円と反転下落。千葉県は+2.0%の2,259万円と4ヵ月連続上昇。埼玉県は+5.8%の2,694万円と3ヵ月連続上昇。首都圏では神奈川県のみ反転下落して弱含んだ。

近畿圏の平均価格は、前月比-1.7%の2,563万円で反転下落。大阪府は-0.8%の2,627万円で反転下落。兵庫県は+5.8%の2,777万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。京都府は-10.3%の3,320万円と大きく反転下落した。近畿主要3府県では、大阪府と京都府がともに反転下落したが、兵庫県は強含んだ。

愛知県の平均価格は前月比-8.6%の2,746万円で2ヵ月連続下落。中部圏全体でも-8.1%の2,229万円と3ヵ月ぶりに下落となった。福岡県は-0.1%の2,090万円で、2ヵ月連続下落した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

小規模一戸建て価格、三大都市圏全て弱含み

(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「新築小規模木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積50m2以上~100m2未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。
それによると、2月の首都圏新築小規模一戸建ての平均価格は、前月比-0.2%の4,595万円で前月までの2ヵ月連続横ばいからやや弱含みに変化した。都県別でみると、東京都は+1.3%の5,470万円と反転上昇。神奈川県は-0.4%の4,075万円と反転下落。千葉県は-1.6%の3,838万円と反転下落。埼玉県は-1.4%の3,756万円と7ヵ月ぶりに下落に転じた。

近畿圏の平均価格は、前月比-0.4%の3,332万円と反転下落。大阪府は+0.4%の3,219万円で3ヵ月連続上昇。兵庫県は-1.2%の3,720万円で反転下落。京都府は-0.5%の3,278万円で反転下落。近畿圏の主要府県では大阪府で連続上昇した一方で、兵庫県と京都府はともに反転下落した。

愛知県は前月比+0.1%の3,798万円と3ヵ月ぶりに上昇。中部圏全体では-0.2%の3,709万円で連続下落。2月の小規模一戸建て価格は、各圏域で前月までの安定傾向から弱含みに変化している。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

新築一戸建て価格、首都圏は3ヵ月ぶりに反転上昇

(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「新築木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。
それによると、2月の首都圏新築一戸建ての平均価格は、前月比+0.2%の4,100万円と3ヵ月ぶりに反転上昇した。東京都は+0.4%の5,026万円と2カ月連続上昇。神奈川県は±0.0%の4,284万円と横ばい。千葉県は+0.8%の3,133万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。埼玉県は-1.0%の3,451万円と反転下落した。

近畿圏の平均価格は、前月比-0.3%の3,069万円と反転下落。府県別でみると、大阪府は+0.3%の3,350万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は-1.3%の3,162万円と反転下落。京都府は+0.5%の3,408万円と2ヵ月連続で上昇。近畿圏では高額エリアの分譲戸数が減少したため、平均価格が下落した。

愛知県の平均価格は前月比-0.8%の3,185万円で2ヵ月連続の下落。中部圏全体でも-0.8%の2,991万円と連続下落した。福岡県は+0.1%の2,979万円と、2ヵ月連続で上昇している。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

リバースモーゲージ型住宅ローン、申請戸数が大幅に増加

(独)住宅金融支援機構はこのほど、リバースモーゲージ型住宅ローン【リ・バース60】の2018年10月から12月までの利用実績等を発表した。【リ・バース60】は、満60歳以上の方を対象としたローンで、毎月の支払は利息のみ。元金は利用者が亡くなった時に担保物件の売却などにより一括して返済する仕組み。

10月~12月の付保申請戸数は152戸で、前年同期(59戸)に比べ大幅に増加した(前年同期比157.6%増)。付保実績戸数は67戸、前年同期(19戸)に比べ252.6%増となった。付保実績金額は8.8億円、前年同期比203.4%増。取扱金融機関数は49機関で、前年同期(32機関)と比べて17機関増加した。

申込者属性をみると、年齢は平均70歳で年収は平均345万円。属性は「年金受給者」が60%、「会社員」が12%、「個人経営」10%、「パート、アルバイト」6%、「会社役員」6%、「公務員」4%など。

資金使途をみると、「戸建新築」が50%、「新築マンション購入」が24%、「戸建リフォーム」13%、「借換え」9%、「中古マンション購入」2%など。資金計画は、所要額が平均3,100万円、融資額が平均1,551万円、毎月返済額は平均3.0万円。ローンが必要な理由としては、「住宅が古い」53%、「住み替え」18%、「借換え」9%、「住宅が狭い」3%などが続いた。

ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構

都内の住宅着工戸数、2か月連続減少

東京都はこのたび、「平成31年1月の新設住宅着工」を発表した。それによると、都内における1月の新設住宅着工戸数は10,034戸。前年同月比では分譲は増加したが、持家・貸家ともに減少し、全体で4.7%減と2か月連続で減少した。利用関係別でみると、持家は前年同月比4.8%減の1,111戸、5か月振りに減少した。貸家は同16.2%減の4,656戸、2か月連続減少。分譲住宅は同11.5%増の4,191戸、3か月連続増加。マンションは同15.9%増の2,697戸で、3か月連続増加。一戸建ては同4.2%増の1,429戸で、2か月連続の増加となった。

地域別でみると、都心3区は前年同月比48.6%増の642戸、2か月ぶりの増加。都心10区は同11.8%減の2,291戸で2か月連続減少。区部全体では同11.7%減の7,271戸で2か月連続減少。市部は同21.1%増の2,751戸、2か月振りの増加となった。

※都心3区:千代田区、中央区、港区
※都心10区:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区

ニュース情報元:東京都

名古屋・錦二丁目再開発事業が着工

野村不動産(株)、旭化成不動産レジデンス(株)、NTT都市開発(株)及び(株)長谷工コーポレーションは、3月6日、「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」の新築工事に着手した。同地区は名古屋駅より東方向に約1.5km、名古屋市中区錦二丁目7番地内に位置する。錦二丁目地区は、かつて日本三大繊維問屋街に数えられるほどの発展を遂げたが、産業・流通構造の変化等により、現在は空きビルや駐車場が増加している。

このような状況の下、新たなまちづくりとして「これからの錦二丁目長者町まちづくり構想2011~2030」が策定され、複合市街地としてのまちづくりが期待されている。今回の再開発事業は、錦二丁目地区の再生・活性化をめざすリーディングプロジェクトとして位置づけられている。

開発はA地区(A棟、延べ面積:約45,050m2)とB地区(B棟、延べ面積:約4,900m2)に分けて行い、A地区には地上30階・地下1階の複合施設(住宅360戸、店舗、高齢者向け住宅42戸、駐車場)を、B地区には地上5階の駐車場・店舗を建設する。

また、かつて人々の交流の場となっていた「会所」や「路地空間」を再生・創出し、低層部の連続的な賑わいと交流、回遊性を向上させるほか、帰宅困難者のための一時避難スペースや防災備蓄倉庫等の防災支援機能も導入する。建物の竣工は2021年度の予定。

ニュース情報元:野村不動産(株)

「防災ママカフェ」主宰・かもんまゆ氏に聞く、子どもを災害から守るための心得

全国で心配されている、地震をはじめとするさまざまな災害。住まいや環境が変わったら、家族が増えたら、私たちはまず何をすべきか――そんな思いを抱くママたちに「分かりやすい」「すぐに行動したくなる」と人気の講座が「防災ママカフェ」だ。日本全国で開催され、これまでに約1万5000人以上が参加(2019年3月時点)。防災ワークショップや防災食試食などを通して、大切な人を災害から守るための備えを伝えている。主宰のかもんまゆさんに、私たちがすべきことを聞いた。かもんまゆさん(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

かもんまゆさん(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

自分と、大切な人の命を守ることは、誰かに“外注”することではない

かもんさんが防災活動を始めたきっかけは、2011年の東日本大震災。当時、マーケッターとしてママコミュニティサイトを運営していたかもんさんは、日本全国のママたちとともに物資支援活動を始めた。そして、被災したママたちから聞いたのは壮絶な体験。「私たちの経験談を伝えてほしい。ママが知っていれば、備えていれば、守れる命があるから」――そのような声をきっかけに、乳幼児ママ向け防災講座「防災ママカフェ(R)」を立ち上げたという。

「東日本大震災では、0~19歳で900人近い子どもが亡くなっています(2013年内閣府調べ)。被災地で一番よく聞くのは、『まさか』『あの時こうしておけばよかった』という言葉。大人が知らない、備えていないということで、大変な思いをしたのは子どもたちでした。

家事に育児に毎日忙しいママにとって、『防災なんて興味ない』『行政や誰かがどうにかしてくれるもの』と思っている人もいるかもしれませんが、自分と、大切な人の命を守ることは誰かに“外注する”、他人任せにすることではないですよね」

「防災ママカフェ」に子どもも一緒に参加(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

「防災ママカフェ」に子どもも一緒に参加(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

「子どもを守りたい!」なら、まずは「戦う相手=敵」を知ることから

かもんさんは“防災”ではなく“備災(びさい)”という言葉を使う。災害は、防ぐことはできないけれど、防災リュックの準備も、備蓄も、けがの手当ても、逃げることすら自分一人ではできない子どもたちのために、ママとして準備しておくことくらいはできるはずという意味を込めているのだ。

かもんさんが話す備災の順番は「敵を知る→自分を知る→準備」という3段階。まずは、自分たちの住む街を襲う “敵”を知ることが大事だという。

2016年4月に起こった熊本地震では、被災地のママと子どもたちへの物資支援などを通じて100人を超えるママの声を集め、東北の地震の被災地のママの声と合わせて、ママのための防災ブック『その時、ママがすることは?』を企画制作した

2016年4月に起こった熊本地震では、被災地のママと子どもたちへの物資支援などを通じて100人を超えるママの声を集め、東北の地震の被災地のママの声と合わせて、ママのための防災ブック『その時、ママがすることは?』を企画制作した

「例えば、RPGゲームを思い出してください。ゲームが始まると、まずは強そうな敵が出てきますよね。そうしたらその敵を倒すために、パワーや属性、弱点などを調べるはずです。それから、戦いに必要なメンバー構成を考えます。『あー、このメンバーでは勝てないかもしれない……』そこで足りない部分を補うために、持つのが武器、なんですよね。

これを防災に当てはめて考えると、まずは自分たちを襲う敵がどんなものなのか――震度、津波の高さ、津波が来るまでの時間など、想定されている災害のことを知ることが、何よりまず最初にやることであるのが分かると思います。だって、どんな敵が来るか分からないのに、『絶対に家族を守る!』なんて、それは無理な話ですから。

そして、ゲームでは、相手によってメンバー構成を変えることができますが、家族の場合は「赤ちゃんは弱いから外そう」なんてことはできませんから(笑)、弱くても固定メンバーで戦わないといけない。

防災リュックや備蓄=武器は、敵の力と、自分たちの戦闘能力を考えた上で準備するもの。武器だけを別に考えて勝てる戦いなんてないんです」

大切な人を守るために備えるものは?

敵を知り、自分の家族の力を知ったら、次は備える。まずは家のチェックから。

「まずは、最初の15分を何とか生き延びること。阪神大震災では、家屋の倒壊、家具の転倒による圧死・窒息死が死因の8割で、地震発生後15分以内に9割の方が亡くなっています。だから、まずは最初の15分を生き延びられる部屋にしないといけません。そのためには、家具を倒れない・動かない・落ちてこないようにする。特に長時間いるリビングと寝室は重要です。あとは、ガラスでめちゃくちゃになってしまったら、家が大丈夫でもそこにいられなくなってしまうので、ガラスのものを減らすというのも大きな備災ですね」

「防災ママカフェ」の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

「防災ママカフェ」の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

そして、防災リュックなどのチェックを。防災リュックをつくる際に重要なポイントは?

「防災リュックで一番大事なのは、『持って逃げられる』こと。女性が持って逃げられる重さは約10kgと言われていて、もし赤ちゃんが5kgだったらあと5kgしか持つことができません。厳選したもの、そして家族が安心できるものを入れてあげてください。両手が空くリュックタイプであることも大事です。

東日本大震災の時、あるママが防災リュックに乾パンを準備していて、持って避難所に行くことができたんですね。子どもが『お腹がすいた』というので、乾パンをあげたのですが、子どもは乾パンを見たことも食べたこともなかったので口には入れたものの、すぐに吐き出してしまいました。

大人は「今は非常時だから」とか頭で考えて食べることができるけれど、子どもはそうはいかない。ただでさえ、避難所は狭い空間で、外に遊びに行くこともできないストレスフルな状態で、子どもにものすごく我慢を強いる場所。そのような状況だからこそ、子どもが食べられるもの、大好きなもの、食べると元気がでるものを準備してあげてください」

防災食試食の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

防災食試食の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))

家で備蓄しておくものとなると、「やはり長期間もつ防災食がいいのでは?」と考えがちだが、かもんさんは「特にこだわらなくても大丈夫」「子どもは、いわゆる防災食より、普段食べているようなもののほうが落ち着いた」と続ける。

「いざ発災すると、道路が壊れてしまい、物流が全部止まってしまう。今家にあるもの、持っているものしかあげるものがないという状況が長く続きます。家の中で、缶詰やパスタなど食料をまとめてある場所を確認し、『いま買えなくなると困る』と思うものは、一つ二つ多めに買い足しておきましょう。東日本大震災で被災したママで、粉ミルクがあと少ししかないから明日買おうと思っていたら、次の日にあの地震がきてしまったという人がいます」

普段から親子で質問、想像し合うことが、子どもの人生を大きく変える

子どもがいる家庭の場合、事前に災害のことをきちんと教え、伝えておくことも重要だ。

「熊本地震の10日前に福岡でワークショップをやったのですが、参加して地震の仕組みの話を聞いていた子どもは、『ママ、これはずっと続かないよね。地球がくしゃみしているだけなんだよね。ぼくたちは動いているお家に住んでいるんだもんね』と子どもから言ってきたそうです。

でも、知らなかった子のなかには、震度3くらいでも痙攣したり吐いたりする子もいました。大阪の地震では、2時間くらい声が出なくなった子もいます。

『うちはまだ小さいから』『まだ言っても分からないから』『怖がるから』教えていないという人がいますが、知らないほうが怖い思いをするんですね。そのあとのトラウマも心配です。

日本は地震の国で、私たち親世代より長生きする子どもたちのほうが、今後大きな地震に遭う確率は高い。大切な子どものいのちを守りたいのであれば、自分のいのちは自分で守ること、自分で考え行動することをしっかり教えないといけない」

東日本大震災からもうすぐ8年(画像提供/PIXTA)

東日本大震災からもうすぐ8年(画像提供/PIXTA)

子どもと一緒に災害について考える際に有効なのが、“質問ごっこ”と“想像ごっこ”。

「これは大人の言葉でシミュレーション。一度も考えたことないことは、いざ本番でもできませんので、地震を変にタブーにしないで、『いま、ここで地震がきたらどうなると思う?どうしたらいいのかな』と何度も何度も親子で話をしてほしいと思います」

家族みんなで笑顔で生き続けていくために。すべきことを考え、行動する

住宅の購入を検討している人、引越しを検討している人は、どのようなことに気をつければいいのか。

「家を購入するときや引越しをするときには、地盤を調べたりハザードマップをチェックするのは当然のことですが、ハザードマップは『ここは安全だ』と安心するための地図ではありません。地球は46億歳ですが、人間はたった700万年しか生きていないので、今まで人類が体験したことがなかったようなことだって起こる可能性があるわけです。

でも、過酷な想定がされている地域ほど、自然は豊かで、食べ物がおいしくて、美しく、魅力的な場所であるような気がします。長年に渡ってたくさんの恩恵を地球から頂いておきながら、地震と津波だけはイヤと拒否するわけにはいかない。だからこそ、愛するこの地で家族が笑顔で生き続けていくにはどうしたらいいのか、今何ができるのかを考え、行動することが大事なんだと思います」

●取材協力
かもんまゆ
東日本大震災の際、被災地のママと子どもたちへの物資支援活動を機に、200人を超える東北ママたちの協力のもとに「あの日、ママと子どもたちに何が起こったのか」をまとめた『防災ママブック』を企画制作。現在、「あの日の教えを、明日のいのちを守る学びにする」(一社)スマートサバイバープロジェクト特別講師として、「ママが知れば、備えれば、守れるいのちがある」を合言葉に、「防災ママカフェ(R)」を全国で開催、誰にでも分かりやすい言葉で備災の大切さを伝えている。
>HP
>ママのための防災ブック『その時 ママがすることは?』