
4,480万円 / 75.53平米
東急東横線「大倉山」駅 徒歩4分
身体に優しい自然素材がふんだんに使用された、温もりある物件。マンションの2階の角部屋、約75㎡、2SLDKの間取りです。
室内は売主が2010年9月にスケルトンフルリフォームを行いました。無垢床(杉)、しっくい、月桃紙が使われた室内はLDKを中心に二つの洋室、ウォークインクロー ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
子どもに読ませたい本はいっぱいありますが、全部を購入したら大変な出費になります
だから、2週間に一度、図書館から10冊前後の絵本を借りています。
試しに、もしも図書館を利用しなかったら?と計算してみると、、、
@1,000円×10冊×26週間/1年×3.5年=910,000円
およそ91万円。
ヒャ~
図書館ありがたや~
借りてくるたびにお気に入りの絵本が出来ますが、いつもは我慢して買いません。でも、どうしても欲しくて、この度、久しぶりに絵本を購入しました。
「バルバルさん」(乾栄里子 文、西村敏雄 絵)
(以下、福音館書店のホームページより紹介文を引用。)
バルバルさんは、町の床屋さん。毎日楽しく働いていますが、ある日、ライオンが、たてがみをきれいにしてほしいとやってきます。次にワニが毛をはやしてほしいと、ヒツジがプードルみたいにしてほしいと、次々に動物のお客さんがやってきました。初めはびっくりしていたバルバルさんも、だんだん楽しくなって注文にこたえていきます。夕方、店を閉めようとすると、看板にいたずら書きが……。
読んであげるなら 3才から
自分で読むなら 小学低学年から
(以上、引用終わり。)
誠実に働くって、こういうこと。
働くのって楽しそうだな♪と思えるお話です。
ストーリーだけじゃなく、絵も良くて、色使いが素敵です
おまけ
夫からのホワイトデー。
息子が箱を開けたがるので、お任せしました(笑)
息子は、中身がチョコレートだと分かると、
「バレンタインデーは2月14日でしょー。」
ホワイトデーはバレンタインデーのお返しをする日だと説明したけれど、よく分かってもらえませんでした。
(株)リクルート住まいカンパニーは、このたび「SUUMO住みたい街ランキング2019 関西版」を発表した。
関西(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)の居住者を対象に、2019年1月4日(金)~1月17日(木)、WEBアンケートを実施。有効回答数は4,600人。
それによると総合ランキングトップは、2年連続で「西宮北口」(阪急神戸線)だった。2位も昨年と変わらず「梅田」(地下鉄御堂筋線)がランクイン。3位は「神戸三宮」(阪急神戸線)、4位は「なんば」(地下鉄御堂筋線)、5位には「夙川」(阪急神戸線)が選ばれ、阪急神戸線や地下鉄御堂筋線の人気がうかがえる。
穴場だと思う街ランキングでは、昨年2位だった「尼崎」(JR東海道本線)が1位に輝いた。2位には昨年7位だった「江坂」(地下鉄御堂筋線)がランクイン。3位には昨年1位だった「塚口」(阪急神戸線)と、昨年13位だった「草津」(JR東海道本線)が選ばれた。
ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー
(独)都市再生機構(UR都市機構)は、4月1日の新元号発表、5月1日改元を前に、「平成世代と昭和世代の暮らし意識調査」を実施した。調査は2019年2月11日~2月13日、平成世代(16~29歳)と昭和世代(30~59歳)の男女を対象に、インターネットで実施。1,000名(10~50代の各年代において男性100名、女性100名の計200人)より回答を得た。
それによると、「都会」と「田舎」どちらに住みたいですか?では、両世代とも最多は「どちらかと言えば都会」で、平成世代37.5%、昭和世代35.5%だった。「都会」を選択した人は平成世代が19.3%、昭和世代が19.7%。合わせると、平成世代の56.8%、昭和世代の55.2%が“都会派”という結果になった。
一方、「田舎」または「どちらかと言えば田舎」を選んだ“田舎派”は、平成世代が38.5%、昭和世代が35.6%。年齢的に“都会派”が強いイメージを持たれがちな平成世代だが、昭和世代と同程度に田舎を好んでいることが分かった。
住む町を決める場合の重視点は、平成世代の58.0%、昭和世代の62.5%が「買い物環境の充実」を重視している。他方、平成世代では、同率で「職場・学校の近く」も最多となっており、「職住近接」を重視する傾向が見られる。
今住んでいる地域での家族以外との関わりの有無については、平成世代(50.5%)、昭和世代(54.5%)ともに半数以上が「ある」と回答。「ある」と答えた方の関わりの内容は、「ご近所(挨拶程度)」が両世代ともに最多で、平成世代70.4%、昭和世代68.3%で大差はなかった。しかし、より関わりが深い「立ち話程度」では、平成世代が32.7%、昭和世代が56.2%で、平成世代が昭和世代を大きく下回っており、“軽い関わり”を好む傾向がみてとれる。
ニュース情報元:UR都市機構
(株)リクルート住まいカンパニーはこのほど、「2018年首都圏新築マンション契約者動向調査」の結果を発表した。この調査は2001年より毎年行っているもの。今回の集計対象期間は2018年1月~2018年12月。集計数は3,760件。
それによると、購入した物件の所在地は「東京23区」が最も多く43%。「神奈川県」が24%と続く。ライフステージ別にみると、シングル世帯で「東京23区」の割合が全体に比べ高く、シングル男性世帯では54%、シングル女性世帯では59%だった。
購入価格は「6,000万円以上」が30%、「5,000~6,000万円未満」が23%で、5,000万円以上で全体の半数以上を占めた。分布は17年とほぼ同じだが、平均購入価格は2017年から50万円低下し5,402万円となった。
専有面積は「70~75m2未満」が最も多く43%。次いで「60~70m2未満」が24%。2001年に約6割だった75m2以上の割合が、2018年は2割となり、平均専有面積は68.6m2で2001年の調査開始以来最も小さくなった。
契約世帯の総年収は「600~800万円未満」が最も多く22%だが、1000万円以上の割合が徐々に増加傾向。平均は960万円で、これまでで最も高い。自己資金比率は2017年より5%未満が微増、平均18.8%となり、2001年の調査開始以来初めて20%を下回った。また、ローン借入総額は「5,000万円以上」が微増、平均4,693万円となり、2005年以降で最も高い。
住まいの購入を思い立った理由は、「子供や家族のため、家を持ちたいと思ったから」が最も多く42%。「現在の住居費が高くてもったいないから」32%、「もっと広い家に住みたかったから」24%と続く。「金利が低く買い時だと思ったから」は2017年(25.3%)から2.6ポイント減少し22.7%、2年続けての減少となった。
ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー
(株)不動産経済研究所はこのたび、2018年の供給実績を元に「全国分譲マンション 売主・事業主別供給専有面積ランキング」を発表した。調査対象は全国の新築分譲マンションで、投資用ワンルームマンション、定期借地権マンションも含む。専有面積で売主・事業主別に供給規模を確認する初の試み。
それによると、全国でトップとなったのは住友不動産で、供給専有面積は49万8,864m2に上った。2位は39万3,350m2の野村不動産で、首位の住友不動産とは10.6万m2の差がある。3位は26万831m2で三菱地所レジデンス、4位は23万672m2で三井不動産レジデンシャル、5位にはプレサンスコーポレーションが19万7,903m2で続いた。
エリア別に見ると、首都圏のトップは全国と同様に住友不動産で、供給専有面積は41万4,975m2。2位は野村不動産で26万6,832m2、3位は三井不動産レジデンシャルで19万2,748m2、4位は三菱地所レジデンスの18万3,958m2と、大手総合不動産会社が上位を独占。5位には6万9,961m2で名鉄不動産が続く。
近畿圏においては、トップはプレサンスコーポレーションで、供給専有面積は14万6,610m2と唯一10万m2を突破。7万7,258m2の日本エスリードが2位で、コンパクト住戸の供給シェアが高い2社が上位を占めた。3位は阪急阪神不動産で7万4,459m2、4位は野村不動産で5万9,868m2、5位は近鉄不動産の5万3,649m2。上位5社が5万m2以上を供給している。
ニュース情報元:(株)不動産経済研究所
(株)東京カンテイは3月14日、2019年2月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。それによると、2月の首都圏・分譲マンション賃料は前月比+1.8%の2,798円/m2、2ヵ月連続の上昇となった。都県別では、東京都は同+1.3%の3,391円/m2、神奈川県は同+0.6%の2,156円/m2で、前月に引き続き上昇。千葉県は平均築年数がやや若返り、同+3.7%の1,648円/m2と大きく上昇した。一方、埼玉県は同-1.8%の1,649円/m2と再び下落した。
近畿圏は大阪府が大幅プラスとなり、同+2.2%の1,870円/m2と上昇、約1年ぶりに最高値に近づいた。大阪府では平均築年数が21.1年から20.1年と若返り、同+3.8%の2,096円/m2と大きく上昇。兵庫県は同+0.8%の1,662円/m2と3ヵ月連続で上昇した。
中部圏は同+0.5%の1,735円/m2、愛知県は同+0.2%の1,778円/m2とそれぞれ下落傾向は一服した。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
そろそろ桜のつぼみもほころび始める季節になりました。さてSUUMOジャーナルで2月に公開した記事では、「映画館付きのソーシャルアパートメント」や「農園付き住宅」など、自分の興味や趣味を満喫する暮らし方ができる環境が整った家、新しい住まい方についての記事が人気でした。TOP10の記事を詳しくご紹介します。
2月の人気記事ランキングTOP10はこちら!
第1位:薄れる中古住宅への抵抗感! でも“認知度が低い”中古住宅キーワードとは?
第2位:2019年の「住みたい街」1位はどこ?横浜が守るか吉祥寺が返り咲くか
第3位:家に映画館!? 世界を広げる一人暮らし「ソーシャルアパートメント」の魅力
第4位:スター猫のお宅訪問[3]インスタで国内外の人気者! “お太りさま”猫・ぐっぴーの暮らし
第5位:新築分譲のマンションと一戸建て、供給のされ方に大きな違い?
第6位:地主、居住者、行政の“三方良し”を実現する、これからの農園付き住宅
第7位:「大宮駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2019年版
第8位:【ファミリー編】大宮駅まで30分以内・中古マンション価格相場が安い駅ランキング
第9位:満足度に差がつく 間取りオーダー方法
第10位:「喫茶ランドリー」誕生から1年で地域に変化。住民が見つけた新たな生き方とは?
※対象記事:2019年2月1日~2019年2月28日までに公開された記事
※集計期間:2019年2月1日~2019年2月28日のPV数の多い順
第1位:薄れる中古住宅への抵抗感! でも“認知度が低い”中古住宅キーワードとは?
(写真/PIXTA)
毎年、消費者に対して実施している不動産に関する意識調査の結果、2018年は中古住宅への抵抗感が薄れているという傾向が見られました。けれどもその一方、中古住宅流通のカギを握る、「安心R住宅」「瑕疵保険(かしほけん)」「インスペクション」といったキーワードについての認知度は低いという結果に。これらは、中古住宅の品質を専門家が客観的に調査をし、その結果を明らかにしたり、保証をしたりするという、一般消費者に積極的に活用してほしい仕組みです。玉石混交の中古住宅市場の中から、後悔しない物件を選ぶためにも、どういった仕組みがあるのかをしっかり把握しておきましょう。
第2位:2019年の「住みたい街」1位はどこ?横浜が守るか吉祥寺が返り咲くか
(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
リクルート住まいカンパニーが「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」を発表しました。前回(2018年)は上位常連の街、「吉祥寺」「恵比寿」を抜いて「横浜」が1位を射止め衝撃が走りましたが、今年も「横浜」がトップの座を守りました。次いで「恵比寿」「吉祥寺」と続き、前年と同じ結果に。しかし4位以下は顔ぶれが変わりました。どのような顔ぶれがランクインしたかの詳細は、記事でご確認ください。思わぬ街との出会いがあるかもしれませんよ。
第3位:家に映画館!? 世界を広げる一人暮らし「ソーシャルアパートメント」の魅力
(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
新年度に向けて一人暮らしの家を探しているみなさん、選択肢のひとつとして、“ソーシャルアパートメント”を加えてみませんか? 今回ご紹介する「FILMS和光」の特徴は、本格的な映画館設備があること。劇場のエントランスを模した玄関のみならず、座席・プロジェクター・音響設備など映画館さながら。家にいながら本格的な映画鑑賞が楽しめるのです。実際に住んでいる住人の話も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
第4位:スター猫のお宅訪問[3]インスタで国内外の人気者! “お太りさま”猫・ぐっぴーの暮らし
(写真撮影/片山貴博)
インスタグラムのフォロワーは約18万人、写真集を発売したり、イベントを開催したりと、多くの人を魅了している“お太りさま”猫、ぐっぴー。まるで人間のような表情や仕草を捉えた写真たちが、日本のみならず海外でも人気です。そんなぐっぴーの普段の生活や飼い主さんとの出会い、インスタグラムを始めた理由などについてお話を伺いました。爪とぎ兼ベッドに寝転がるぐっぴー、飼い主さんに寄り添うぐっぴー、おもちゃに入るときにおしりが引っかかっちゃうぐっぴーなど、かわいい写真も満載です。
第5位:新築分譲のマンションと一戸建て、供給のされ方に大きな違い?
(画像提供/PIXTA)
東京カンテイが発表した2018年版「マンション・一戸建て住宅データ白書」のデータによると、マンションと一戸建てでは、供給のされ方などに大きな違いがあるということが分かりました。価格の上昇の違い、最寄駅からの徒歩時間について新築マンションと新築一戸建てではどう違うかなどが、データから明らかになっています。他にも2018年の市場動向についての興味深い分析が載っていますので、確認してみてくださいね。
大宮駅周辺の家賃相場が安い駅ランキングや、喫茶ランドリーの現状などの記事がランクイン第6位:地主、居住者、行政の“三方良し”を実現する、これからの農園付き住宅
(写真撮影/織田孝一)
市民農園が根強い人気を集めるなか、農園付き分譲住宅が注目されています。多くの都市近郊の農地が、「生産緑地」として受けてきた優遇税制の期限が切れる“2022年問題”の打ち手にもなるこの試みは、農地を維持したい地主、健康的な生活を求める住民、人口流出をくい止め景観を守りたい行政、三者いずれもが利益を得る、新しい住宅地の可能性になりそうです。
第7位:「大宮駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2019年版
(写真/PIXTA)
「関東住みたい街ランキング 2019」総合ランキングで4位(埼玉県でトップ)にランクインした大宮駅。そんな注目度上昇中の大宮駅まで30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKの家賃相場の安い駅ランキングを分析してみました。大宮駅の賃料管理費込みの中央値は6.9万円ですが、大宮駅から数駅離れると最安値は3.5万円。2位以降も3万~5万円台のリーズナブルな家賃相場が並びます。ランキングの詳細は記事でご確認ください。
第8位:【ファミリー編】大宮駅まで30分以内・中古マンション価格相場が安い駅ランキング
(写真/PIXTA)
7位に続き8位にも、大宮駅の記事がランクインしました。こちらは、専有面積70平米以上~100平米未満のファミリー向け中古マンションの価格相場について。大宮駅の価格相場は4330万円ですが、トップの駅は1650万円。電車で3駅離れるだけで2500万円以上の差に。そして10位の駅でも2680万円と、1500万円以上もお手ごろな結果となっています。
第9位:満足度に差がつく 間取りオーダー方法
(写真/PIXTA)
自分たちらしく暮らしやすい間取りにしたいけれど、どうしたらいいのかわからない、というのは間取りを考えるときのお悩みのひとつ。そこで今回は、間取りをオーダーする上で大切なポイントについてプロに聞いてみました。大切なのは、「なぜそうしたいのか」という理由や目的だそう。ベストな間取りを手に入れるために伝えるべきことやコツ、プロの力を引き出す間取りオーダーのポイントを、実際のケースを例に解説します。自分たちにぴったりの間取りにするための、参考にしてみてくださいね。
第10位:「喫茶ランドリー」誕生から1年で地域に変化。住民が見つけた新たな生き方とは?
(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
東京都墨田区にオープンした「喫茶ランドリー」。喫茶ランドリーとは『自由』がコンセプトのレンタルスペースで、もちろん喫茶店としての使用も可能です。コペンハーゲンで街巡りをした際に出会ったランドリーカフェがモデルになっているというこのお店では、今までに大家族の忘年会、焼肉パーティー、パン生地づくり、ミシンウィークなどのイベントが開催されたそうです。また、家事をしたり、読書室や工房として使ったりするお客さんもいるとのこと。そんな喫茶ランドリーもオープンから1年、どんな変化があったのか、お店の街の中での役割についてなど、店主の田中元子さんに話をうかがいました。
2月も、地域住民との交流の場を提供するお店や、農園付き住宅や映画館付きのソーシャルアパートメントなど新しい試みについて紹介する記事がランクインしました。中古住宅への抵抗感も薄れたというデータにも見られるように、今までの暮らし方や考え方を変えると、暮らしの幅が広がるかもしれませんよ。
2拠点生活を指す「デュアルライフ」を実践する“デュアラー”に対して、リクルート住まいカンパニーが調査したところ、2拠点目の住まいをなにがしかの方法で運用していることが分かった。デュアルライフ実施者の実態を詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態調査」を公表/リクルート住まいカンパニー増えつつある「デュアルライフ」への関心や実施意向
「デュアルライフ」という言葉、まだ聞きなれないという人もいるだろうが、徐々に増えつつある新しい暮らし方だ。2019年のトレンド予測として、リクルート住まいカンパニーがキーワードとして「デュアラー」を挙げている。(詳しくは、筆者の記事「2019年トレンド予測、住まいは『デュアラー』リクルートホールディングスが発表」を参照)
今回の調査では、デュアルライフを現在実施している人は、全体の1.3%とわずかだったが、今後したいと考える意向者は14.0%だった。
別の調査でも見てみよう。ジャパンネット銀行がミレニアル世代(2000年代に成人あるいは社会人になる世代)とその親世代を対象に実施した「住まいと暮らし」に関する意識・実態調査で、「新しい住まい方・暮らし方」のひとつとして、デュアルライフへの興味・関心を聞いている。
その結果、興味・関心を持ったのは、ミレニアル世代で22%、その親世代で13%が興味・関心があると回答している。特に若い層で関心が高いことがうかがえる。
■「デュアルライフ」(2つの地域に拠点をもった生活 ※都市と田舎、国内と海外など)
ミレニアル世代…22% >親世代…13%
折しも、リクルート住まいカンパニー主催による「2拠点生活のリアルを語り合う会」が、渋谷区恵比寿で開催された。実施している人やサポートしている人がパネラーとして登壇したのだが、多くの報道陣を始めデュアルライフに関心のある一般の人たちが40人ほど参加する、盛況な会となっていた。
「2拠点生活のリアルを語り合う会」の様子(撮影:住宅ジャーナリスト/山本久美子)
一般的な若い世代が都市部から2時間圏内で行ったり来たりの生活新しい暮らし方として注目されつつあるデュアルライフだが、その実態はどういったものなのだろう?
デュアルライフを実施している人に調査した、今回の調査結果を見ると、20~30代、世帯年収800万円未満が5割を超えた。一般的な若い世代が2拠点での生活を実施していることになる。
デュアルライフ実施者の属性(デュアルライフ実施者(1都3県+2府1県)/単一回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「『デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態』調査」)
2拠点目の住まいへの移動時間(単一回答)は「1時間以上~1時間30分未満」(22.2%)と「1時間30分以上~2時間未満」(19.7%)で約4割を占め、その移動手段(複数回答)としては 「電車」(68.9%)、「自家用車」(57.2%)が特に高くなっている。都市部の1拠点目から、片道2時間程度(平均124分)で電車や車で行ける場所に2拠点目を持っていることがうかがえる。
2拠点目での滞在日数は、平均90日(3ヶ月)。おおよそ一年の4分の1を2拠点目で、4分の3は1拠点目で過ごしているわけだ。
2拠点目はコスト面を重視。半数近くが共同で使用、友人等に賃貸などの運用では、2拠点目の住まいは、どのように選んでいるのだろう?
持ち家の割合は約61%、賃貸は約35%で、どちらにもシェアハウスが含まれる。賃貸ではマンスリーやウィークリー、その他では宿泊施設なども含まれ、必ずしも常時住まいを固定しているとは限らないようだ。
2拠点目の住居形態(デュアルライフ実施者(1都3県+2府1県)/単一回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「『デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態』調査」)
2拠点目の住まいを選ぶ重視ポイントとしては、「維持費(月間・年間の費用)が安く抑えられる」(25.9%)、「自分の好みに合った間取りや仕様の住宅であること」(20.2%)、「初期コストを安く抑えられる」(19.9%)と、コスト面をかなり意識していることが分かる。
そして興味深いのは、不在時の2拠点目の住まいをなにがしか運用している点だ。「共同で使用している」、「賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している」、「友人等に貸し出している」など、なんらかの形で不在時に活用している人が全体の46.1%もいたという。
本人不在時の、2拠点目の運用状況(2拠点目運用実施者(1都3県+2府1県) /複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「『デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態』調査」)
デュアルライフが一般の若い世代にまで広がっている背景に、住まいの多様化などがあるだろう。都市部の住宅価格が高額化する一方、地方の住宅は購入でも賃貸でも低額化している。都市部の駐車場代で地方の狭い賃貸が借りられる場合もある。加えて、シェアハウスや民泊などの新しい形態も登場し、豊かな自然、趣味に没頭できる空間を手に入れる場所を得やすくなっている。
そうしてデュアルライフを実施したことで、「心にゆとりができた」(36.8%)、「趣味が充実した」(31.4%)、「オンオフの切り替えがよりできるようになった」(28.2%)、「新しいことに挑戦する機会ができた」(26.2%)といった変化(複数回答)があったという調査結果になっている。
今後は働き方も変わっていく。それに伴い、1地域1拠点にとらわれない暮らし方が、ますます広がっていくことだろう。
「グーグルホーム」「アマゾンエコー(アレクサ)」等が日本に上陸したことで、自宅にある家電がネットワークにつながる「スマートホーム」化が進んでいます。ただ、「対応の専用家電を買わないとダメなんでしょ?」という声もあるのではないでしょうか。最近では、既存の家電を買い換えることなくスマートホーム化し、スマートフォンやスマートスピーカーと連携させて家電の操作ができるようになる「スマートリモコン」が登場しています。実際にこのアイテムを、週休3日・週30時間のワークスタイルに活かしているという効率化のプロ・越川慎司さんに、導入した理由やその暮らしぶりを聞いてみました。
スマートリモコンでかなえる「余裕のある生活」
働き方改革の支援会社である株式会社クロスリバー代表・越川慎司さんは、東京に住まいながら、世界中の拠点とつながって働いています。近著『働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革』(集英社)などを上梓しつつ、自身も週休3日、週30時間というワークスタイルを実践。事務所はテレビにDVD、照明、賃貸の備え付けエアコンなどの既存家電をスマートリモコンでネットワーク化し、スマートホームにしています。テレビなどもアレクサを使って口頭で操作するほか、外出先からスマートフォンを使ってエアコンを操作・設定することも少なくないそう。
柔和な笑顔が印象的な越川慎司さん(写真撮影/片山貴博)
スマートリモコンは、赤外線でつながるものであれば、既存の家電を買い替えずに対応できるのが魅力です。モノを極力置かないようにしているという越川さん、導入した「スマート家電リモコン」のサイズそのものが小さく、リビングに置いても違和感がないのも良いところ、と言います。
今までは複数あるリモコン(エアコン・テレビ・照明・DVD)を使い分けていたけれど……(写真撮影/片山貴博)
複数のリモコンの操作を、スマート家電リモコン(写真右下)一台で操作できるように。既存家電を買い替えなくてもいいのが魅力的! スマートスピーカーを使えばより快適に(写真撮影/片山貴博)
1月下旬に発売されたスマートリモコン「スマート家電リモコン」(ラトックシステム)を操作するときのスマートフォンの画面の例。赤外線で既存家電とつながり、スマートホーム化を進めることができる(画像提供/SB C&S)
「週休3日を実現するためには、仕事中に眠いな、不快だなと思っている余裕がないんです。だから事務所のエアコンを外から設定できるようにし、帰社・帰宅したらすぐに次の仕事に手をつけられるようにしておく必要があるんです」と越川さん。
ただ、ちょっと接続・設定は分かりにくいものもあり、慣れていないと苦戦するかもしれません(筆者のことです)。
「確かにスマートリモコンの設定は慣れないと戸惑うかもしれませんね。僕もうまく接続できないと、3回くらい試したものもあったかな」
効率化のプロでさえも、設定に試行錯誤していると聞き、少しほっとした人も多いことでしょう。ただ、設定にひと手間はかかっても「効率化」することで得られるメリットが大きいといいます。
「ここまで効率化をするのは、しっかり働いて、オフの時間を好きなように過ごしたいから(笑)。『エアコンや照明のオン・オフなどの操作』は機械にまかせたほうがいいですよね」
音声で家電を操作し、家事も自宅も快適化させていく(写真撮影/片山貴博)
個人的に「人生のキングオブ無駄な時間」は「捜し物の時間」だと思っているのですが、スマートリモコンであればこうした無駄な時間&ストレスもなくなるもの(筆者は子どもがいるのでなおさらです!)。それでダラダラできるのであれば、まさに理想の生活です!
住まいも仕事も、効率化の目的は「ハッピーに暮らすこと」業務効率化のプロは「スマートリモコンは、気楽に導入してみるといい」とアドバイスします。
「スマートリモコン自体は複数ありますし、数千円から買えるようになっています。それに、半年に一度のペースで大きな技術革新が起きている。リモコン自身がネットとつながっているから学習して、どんどん賢くなっている。これで室内が快適化できるのであれば、買ってソンはないと思いますよ」
大切なのはいきなり「ベスト」を目指さず、「トライ&エラー」で自分に必要な機能を見極めていくことだといいます。
「目新しさだけで導入しても、すぐに飽きちゃうので。自分にとって必要な機能/効率化を考えつつ、新しいことにチャレンジしていくと、快適に暮らせるのではないでしょうか」
また、スマートリモコンで操作可能なのは、赤外線リモコンが付いている家電のみ。
「家の中を見回すと、実はリモコンがついていない家電のほうが多いんです。例えば(リモコン非対応の)加湿器。これもスマートフォンで操作できるようになれば、より快適になりますよね」
電源アダプターに設置し、スマホや音声操作で、電源オン・オフができるようになるアイテムも発売されている。これで自宅にある家電をスマホで一元管理できるようになる(写真撮影/片山貴博)
越川さんが言うように、赤外線非対応の家電も少なくありません。そうした家電は、タップ操作を可能にするアイテム、または電源アダプターに設置するアイテムが複数登場しているため、一緒に使うことでより高いレベルでスマートホーム化できそうです。
こう聞くと家も仕事もまだまだ「効率化」できるように思います。でも、「効率化」というと「徹底的に無駄を排除」と感じてしまうのですが……。
「本来、効率化はしっかり休むときは休み、すべき判断に集中するというのが理想です。『時短』という言葉に代表されるように、義務感があり、時短そのものが目的になると、負担になりますよね。労働時間を短くし、効率をあげる目的は会社の業績をあげること、働く人の幸せ感を高めること、なんです。例えば、朝起きたあとに、すぐにベッドでスマホをメールチェックするのが、効率化だと思っていませんか? でもメールを見たことでストレスを感じ、イライラしながら朝を過ごしている人もいると思いますが、あれは業務にとっても、人にとっても不幸な状態なんです」と、越川さん。
理想の暮らしは、朝、起きたときに室温・湿度・照明がほどよい状況になるよう設定しておき、ヨガや塗り絵などで自律神経を整え、脳や気持ちがすっきりした状態で仕事にのぞむのがいいそう。なるほど、業務の生産性が高まるだけでなく、暮らしの満足度を高めていくのが大事ということですね。
スマートリモコンの魅力は、音声操作が可能なので、高齢者・子どもなどでも家電操作をしやすくなることでしょう。加えて、スマートリモコンが「人の生活の気配」を感知し、万一の際に救助・発見を手助けする日もくるかもしれません。
個人的には「テレビのリモコン、どこだっけ」というイライラ時間をなくすためにも、まずは面倒くさがらずに設定からはじめてみたいと思います!
●取材協力積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は、このほど「睡眠状況に関する実態調査」を行った。調査対象は30~70歳代のセキスイハイム入居者14,000人。調査エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県。2019年1月にWebアンケート方式で行い、829件の回答を得た。
それによると、睡眠の満足については、満足層が全体で66%、不満層が34%と、3割以上の人が睡眠に対して不満を感じていることがわかった。年齢別でみると中年層で睡眠不満が高く、30代(44%)、40代(42%)、50代(44%)で4割を超えている。
どういった点で睡眠に不満を感じているかでは、全体では80%が「日中に眠気がある」、77%が「夜中に目が覚めてトイレに行く」、67%が「睡眠時間が足りていない」、66%が「夜中に何度も目が覚める」、60%が「起床時刻より早く目が覚める」と回答している。
睡眠不満の内容別に生活状況を見ると、睡眠時間が足りない人は「朝、起きてから寝るまでの間に、二度寝、昼寝、夕寝などをしている」、「平日の睡眠時間は、6時間未満である」、「休日の起きる時刻は、平日の起きる時刻より2時間以上変動することがある」などでポイントが高く、日常生活の不規則性が睡眠不満の原因となっているようだ。
寝ている時に外部の音がうるさく感じるか?では、中年層では53%、高齢層では44%が「当てはまる」と回答。寝室の暑さ寒さ満足度では、中年層で31%、高齢層で22%が不満を抱いている。睡眠の満足度には寝室の音環境や温熱環境が関連していることが推測される。
住宅の省エネ基準別に睡眠満足度をみると、築20年以上の住宅に住む睡眠不満層は30%で、築19年以内の住宅に住む睡眠不満層(24%)と比べると、寝室温度の不満の割合が高い。
ニュース情報元:(株)住環境研究所
ソフトブレーン・フィールド(株)(東京都港区)はこのたび、「防災への備えに関する意識調査」を行った。調査は2019年1月11日(金)~1月15日(火)にインターネットで実施、20代~60代の男女4,259名より回答を得た。それによると、現在不安に思っている災害1位は「地震・津波」(68.2%)だった。次いで「豪雨・洪水などの水害」(32.4%)、「暴風・竜巻」(25.9%)の順。季節や時刻に関係なく発生する「地震」が不安であると多くの方が考えていることがわかる。
自宅周辺の指定避難場所について「知っている」は75.3%となり、前回(2016年)調査時の69.9%から5.4ポイント上昇。居住地域の地震ハザードマップについては、「家にある」が33.2%、「家にはないが見たことがある」が22.8%となり、2人に1人の方が地震ハザードマップをみたことがあるようだ。
防災グッズについて「備蓄・保管している」は48.8%と約半数。エリア別では「北海道」(53.8%)がもっとも多く、「関東」(51.5%)、「中部・北陸」(49.0%)と続く。備蓄している防災グッズは「懐中電灯」が88.6%でもっとも多く、「非常用飲料水」(67.9%)、「非常用持ち出し袋・防災セット」(55.9%)と続いた。ほかにも「非常食」(51.8%)や、「携帯ラジオ」(49.4%)など、非常時に使用するアイテムがランクインしている。
防災グッズの見直しをしていますか?では、「年に1回以上行っている」が41.6%、「数年に1回程度行っている」が43.4%となり、合わせて約8割以上の方がある程度の期間で防災グッズの見直しを行っている。
ニュース情報元:ソフトブレーン・フィールド(株)
三井不動産(株)は、静岡県東部エリア初進出となるリージョナル型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと沼津」を、2019年10月に開業する。計画地は静岡県沼津市東椎路地区、JR東海道線「沼津駅」より約2.5km、同線「片浜駅」より約2.0kmに位置する。敷地面積約119,816m2、延床面積約165,000m2。地上4階建の店舗棟と地上5階建の立体駐車場(3棟)で構成され、ファッションから雑貨、スーパー・食物販、話題のレストラン・カフェ、フードコートなど約210店舗が出店する。
また施設は、2017年3月31日の都市計画変更により市街化編入された土地(約30ha)の中核に立地し、沼津市におけるまちづくりの新たな拠点としての役割を担う。施設計画に合わせて、周辺道路の拡幅整備や当敷地内に3ヵ所、合計約5,000m2の緑地広場と交通広場などの整備を行っていく。
ニュース情報元:三井不動産(株)
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのほど、首都圏(1都3県)における2019年2月度・不動産流通市場の動向を発表した。 それによると、2月の首都圏中古マンション成約件数は、前年比+1.8%の3,484件、1月に続いて前年同月を上回った。成約m2単価は同+3.8%の53.16万円/m2、成約価格は同+3.6%の3,473万円と、ともに下落した1月から再び上昇に転じた。専有面積は同-0.2%の65.34m2と、ほぼ横ばいながら1月に続いて前年同月を下回った。
中古戸建の成約件数は、前年比+6.2%の1,080件、4ヶ月連続で前年同月を上回った。成約価格は同-2.0%の3,124万円、1月に続いて前年同月を下回った。土地面積は同+1.3%の147.70m2、建物面積は同+0.4%の105.43m2となった。
ニュース情報元:東日本レインズ
インテリア・デザイン世界最大の見本市〈ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)」(以下、ミラノサローネ)〉が、今年4月9日~14日に開催される。今年は〈レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年〉の記念行事と共に、2019年はレオナルドのDNAを感じるデザインの祭典になりそう。
ミラノサローネ主催者による記者発表会が、現地ミラノで開かれ取材に飛んだ。今年の見どころや最新ニュースをご紹介!
“世紀の天才”“万能の天才”と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)は、1452年に生まれ、 1519年67歳で死去した。2019年は没後500年となり、絵画『最後の晩餐』を残すなど彼が20年間を過ごしたミラノでは、今年、記念イベントが各所で催される。
ミラノサローネでも、その一環となる特別展など新しい取り組みが企画されている様子。現地ジャーナリストに加えて、世界から60名弱の海外ジャーナリストが招待され、記者発表会がトリエンナーレ美術館で開かれた。
文化財・文化活動省Bonisoli大臣の挨拶から始まった記者会見。「トリエンナーレ美術館内に本格的なデザインミュージアムをつくるにあたって、政府は1千万ユーロを投資する」と、イタリア・デザイン継承の重要性にも触れた(写真撮影/藤井繁子)
ミラノ市長などの挨拶の後、今年のミラノサローネが“レオナルドへのオマージュ(敬意)”として企画する2つの特別展について、その内容が発表された。
ミラノ公に仕えたレオナルドは、芸術家・建築家・科学者・エンジニアとして、多くのプロジェクトにかかわり、“万能の天才”ぶりを発揮した。
特別展のひとつは、市内San Marco通りにある、レオナルドが木製の水門の設計と建築工事を監督したと言われるConca dell’Incoronata(運河の閘門※)が舞台に選ばれた。数々のオリンピック式典をプロデュースした著名なイタリア人演出家Marco Balichが魅せる、壮大な映像と音楽による〈AQUA. Leonardo’s Vision〉だ。
※高低の差の大きい水面で、船舶を昇降させるための装置
記者会見でBalich氏(右)がミラノサローネ のLutiプレジデント に、過去と現在の運河写真を紹介しながら企画への思いを語った。「ルネサンスの名残りとミラノの未来を語るインスタレーションになる」(写真撮影/藤井繁子)
〈AQUA. Leonardo’s Vision〉4月5日(金)~14日(日)10:00 ~ 22:00、入場無料 @Conca dell’Incoronata, via San Marco。最先端技術を駆使した映像と音響によって、水が持つ美しさやエネルギーを体験する空間展示(写真提供:ミラノサローネ)
ミラノサローネLutiプレジデントは、見本市のマニフェストに新しいテーマ『INGENUITY(創意工夫)』を加え、レオナルドの功績を受け継ぐ意思を込めた。「『INGENUITY』とは、未来を見据えた新たな目で常に全てを再発明し、再発見することができると考え、その場で満足せず先を見越すことです」
これを受け、二つ目の特別展〈DE-SIGNO〉がミラノサローネ見本市会場で催される。
イタリア人芸術監督Davide Rampelloによるインスタレーション、ブースは建築家Alessandro Colomboがデザインしている。
〈DE-SIGNO〉4月9日(火)~14日(日) 9:30~18:30 @Rho Fiera Milano (ミラノ国際見本市会場) ホール24。映画館のような4つの大型スクリーンで、美しいイタリアの文化が映像と音楽に乗って語られるショー(写真提供:ミラノサローネ)
天才レオナルドが遺産として残した、デザイン力と実行力を称賛する2つの特別展。彼によって開花したイタリア・デザインの文化を、過去と現代で比較する今年のイベントは必見だ。
現在ミラノ市庁舎となっているマリーノ宮前のスカラ座広場では、レオナルド・ダ・ヴィンチ像(ピエトロ・マーニ作)が、今を見下ろしている(写真撮影/藤井繁子)
進化するサローネ、新企画パビリオン〈S.Project〉が登場ミラノサローネは、今年で58回目。年々、展示構成を見直しながら情報発信を続けてきた。
今年はホール〔22・24〕1万4000平米に、〈S.Project〉と名付けられた特設パビリオンが登場する。ここを“マルチセクター”と位置づけ、家具・水まわり・照明に加えて音楽・ウェルネスなど、既存展示セクターに捉われない多目的な展示で、空間提案のクオリティを高める試みが行われる。
出展する66社のなかには、「B&B Italia」「Boffi」など世界的な人気ブランドと共に日本の「Maruni(マルニ木工)」の名前も並ぶ。
その一つ、1872年から北欧のライフスタイルを牽引してきた「Fritz Hansen」(デンマーク)は、照明メーカーをグループに加えブランドを統一、家具・小物から照明までトータルな空間を〈S.Project〉で展示する。
ペンダント照明『Suspence P1.5』は、直径320mmの新サイズ、新色POWDER BURGUNDY (写真)と PALE PEARLを発表。写真は全て「Fritz Hansen」ブランドで構成された空間(写真提供:Fritz Hansen)
また「Fritz Hansen」からのニュースでは、日本の〈nendo × Tenoha restaurant〉というコラボレーション展示で、nendoデザイン『NO1』チェアが見られると紹介された。
〈S.Project〉には、バスルームの世界的人気ブランド「antoniolupi」(イタリア)も登場する。
今年は隔年で行われるバスルーム見本市の年ではないが、あえて見本市会場に出展してきた意気込みが楽しみだ。
「antoniolupi」は、〈antoniolupi GALLERY〉と題し、プロダクトをアート作品のように展示。音響ブランドの「K-array」とのコラボが、プレゼンテーションを盛り上げる(写真提供:antoniolupi)
照明見本市〈Euroluce〉には421社出展。Artemide社など周年記念も目白押し隔年開催の国際照明見本市〈Euroluce(エウロルーチェ)〉では、421社もの照明ブランドが出展し、新作を披露する。現代における照明デザインのキーワードを“実験と技術革新・持続可能性・人間中心主義(human-centricity)・美的研究”と掲げた。
LEDから有機EL、AIを含めた技術革新が進む照明界において、“human-centric(人間中心)”、つまり環境や健康、人のためになるライティングをデザインの方向性とした点に共感した。
イタリア照明ブランドの大手「Artemide」は今年創業60周年を迎える。
記者発表では、会社を牽引するCarlotta de Bevilacqua女史がプレゼンテーション、イタリア照明界の中心人物。自身がデザインした『COME TOGETHER』(充電式ポータブルライト)を手に(写真撮影/藤井繁子)
今年もBIGなど注目度が高い建築家やデザインユニットが14組、「Artemide」の照明デザインを手掛ける。
見本市〈Euroluce〉と共に、街中で照明デザインを見る楽しみも! LEDで明るくなりすぎない工夫が歴史的建造物には必要(写真撮影/藤井繁子)
レオナルド没後500周年の今年、ほかにも周年記念を迎えるブランドが続く。
モダン家具ブランド「Living Divani」は50周年記念で、見本市会場とPalazzo Crivelliの庭園でも記念展示が行われる。加えてメインデザイナーのPiero Lissoniとの協業30周年を祝し、限定モデル商品が世界で発売されるそうだ。
また、イタリアモダン家具の革新的存在「Kartell」も、今年で創業70周年。
デザイン性の高い家具をプラスティック製で身近な物とし、暮らしを豊かに彩ってきた「Kartell」の歴史。それが、〈The art side of Kartell〉と題したPalazzo Reale(王宮)での展覧会で見ることができそうだ。
ミラノサローネ記者会見で使われていたのは「Kartell」のチェア『MATRIX』、吉岡徳仁のデザイン。ミラノ市内ショールームのウインドウでも大々的にプロモーションされていて、日本人としてうれしかった!(写真撮影/藤井繁子)
ミラノサローネを核に、ミラノ市はデザインが街中にあふれる“Milano Design Week(2019年4月8日-14日”が始まる。ミラノ市は大阪市と姉妹都市でもあり、万国博覧会を控えた大阪はじめ日本企業・デザイナーの参加ニュースも続々と入っている。
2019年は、レオナルドの功績とモダンデザインの今に出会えるスペシャルな年。デザイン・コンシャスな人にとって見逃せない1週間となりそうだ!
Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ国際家具見本市)
会期:2019年4月9日(火)~14日(日)
会場:Rho Fiera Milano (ミラノ国際見本市会場)
総出展数 約2300社(サローネサテリテ参加デザイナー約550人含む)
総出展面積 20万5000平米
ミラノサローネ・オフィシャルサイト
日本版 ミラノサローネ・オフィシャルサイト
インテリア・デザイン世界最大の見本市〈ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)」(以下、ミラノサローネ)〉が、今年4月9日~14日に開催される。今年は〈レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年〉の記念行事と共に、2019年はレオナルドのDNAを感じるデザインの祭典になりそう。
ミラノサローネ主催者による記者発表会が、現地ミラノで開かれ取材に飛んだ。今年の見どころや最新ニュースをご紹介!
“世紀の天才”“万能の天才”と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)は、1452年に生まれ、 1519年67歳で死去した。2019年は没後500年となり、絵画『最後の晩餐』を残すなど彼が20年間を過ごしたミラノでは、今年、記念イベントが各所で催される。
ミラノサローネでも、その一環となる特別展など新しい取り組みが企画されている様子。現地ジャーナリストに加えて、世界から60名弱の海外ジャーナリストが招待され、記者発表会がトリエンナーレ美術館で開かれた。
文化財・文化活動省Bonisoli大臣の挨拶から始まった記者会見。「トリエンナーレ美術館内に本格的なデザインミュージアムをつくるにあたって、政府は1千万ユーロを投資する」と、イタリア・デザイン継承の重要性にも触れた(写真撮影/藤井繁子)
ミラノ市長などの挨拶の後、今年のミラノサローネが“レオナルドへのオマージュ(敬意)”として企画する2つの特別展について、その内容が発表された。
ミラノ公に仕えたレオナルドは、芸術家・建築家・科学者・エンジニアとして、多くのプロジェクトにかかわり、“万能の天才”ぶりを発揮した。
特別展のひとつは、市内San Marco通りにある、レオナルドが木製の水門の設計と建築工事を監督したと言われるConca dell’Incoronata(運河の閘門※)が舞台に選ばれた。数々のオリンピック式典をプロデュースした著名なイタリア人演出家Marco Balichが魅せる、壮大な映像と音楽による〈AQUA. Leonardo’s Vision〉だ。
※高低の差の大きい水面で、船舶を昇降させるための装置
記者会見でBalich氏(右)がミラノサローネ のLutiプレジデント に、過去と現在の運河写真を紹介しながら企画への思いを語った。「ルネサンスの名残りとミラノの未来を語るインスタレーションになる」(写真撮影/藤井繁子)
〈AQUA. Leonardo’s Vision〉4月5日(金)~14日(日)10:00 ~ 22:00、入場無料 @Conca dell’Incoronata, via San Marco。最先端技術を駆使した映像と音響によって、水が持つ美しさやエネルギーを体験する空間展示(写真提供:ミラノサローネ)
ミラノサローネLutiプレジデントは、見本市のマニフェストに新しいテーマ『INGENUITY(創意工夫)』を加え、レオナルドの功績を受け継ぐ意思を込めた。「『INGENUITY』とは、未来を見据えた新たな目で常に全てを再発明し、再発見することができると考え、その場で満足せず先を見越すことです」
これを受け、二つ目の特別展〈DE-SIGNO〉がミラノサローネ見本市会場で催される。
イタリア人芸術監督Davide Rampelloによるインスタレーション、ブースは建築家Alessandro Colomboがデザインしている。
〈DE-SIGNO〉4月9日(火)~14日(日) 9:30~18:30 @Rho Fiera Milano (ミラノ国際見本市会場) ホール24。映画館のような4つの大型スクリーンで、美しいイタリアの文化が映像と音楽に乗って語られるショー(写真提供:ミラノサローネ)
天才レオナルドが遺産として残した、デザイン力と実行力を称賛する2つの特別展。彼によって開花したイタリア・デザインの文化を、過去と現代で比較する今年のイベントは必見だ。
現在ミラノ市庁舎となっているマリーノ宮前のスカラ座広場では、レオナルド・ダ・ヴィンチ像(ピエトロ・マーニ作)が、今を見下ろしている(写真撮影/藤井繁子)
進化するサローネ、新企画パビリオン〈S.Project〉が登場ミラノサローネは、今年で58回目。年々、展示構成を見直しながら情報発信を続けてきた。
今年はホール〔22・24〕1万4000平米に、〈S.Project〉と名付けられた特設パビリオンが登場する。ここを“マルチセクター”と位置づけ、家具・水まわり・照明に加えて音楽・ウェルネスなど、既存展示セクターに捉われない多目的な展示で、空間提案のクオリティを高める試みが行われる。
出展する66社のなかには、「B&B Italia」「Boffi」など世界的な人気ブランドと共に日本の「Maruni(マルニ木工)」の名前も並ぶ。
その一つ、1872年から北欧のライフスタイルを牽引してきた「Fritz Hansen」(デンマーク)は、照明メーカーをグループに加えブランドを統一、家具・小物から照明までトータルな空間を〈S.Project〉で展示する。
ペンダント照明『Suspence P1.5』は、直径320mmの新サイズ、新色POWDER BURGUNDY (写真)と PALE PEARLを発表。写真は全て「Fritz Hansen」ブランドで構成された空間(写真提供:Fritz Hansen)
新作家具では、デザイナーJaime Hayonが手がけるラウンジチェアが登場。
「Fritz Hansen」では10年以上デザインを手がけている人気デザイナーJaime Hayonの作品も。オーク材構造の後ろ姿が素敵(写真提供:Fritz Hansen)
また「Fritz Hansen」からのニュースでは、日本の〈nendo × Tenoha restaurant〉というコラボレーション展示で、nendoデザイン『NO1』チェアが見られると紹介された。
〈S.Project〉には、バスルームの世界的人気ブランド「antoniolupi」(イタリア)も登場する。
今年は隔年で行われるバスルーム見本市の年ではないが、あえて見本市会場に出展してきた意気込みが楽しみだ。
「antoniolupi」は、〈antoniolupi GALLERY〉と題し、プロダクトをアート作品のように展示。音響ブランドの「K-array」とのコラボが、プレゼンテーションを盛り上げる(写真提供:antoniolupi)
照明見本市〈Euroluce〉には421社出展。Artemide社など周年記念も目白押し隔年開催の国際照明見本市〈Euroluce(エウロルーチェ)〉では、421社もの照明ブランドが出展し、新作を披露する。現代における照明デザインのキーワードを“実験と技術革新・持続可能性・人間中心主義(human-centricity)・美的研究”と掲げた。
LEDから有機EL、AIを含めた技術革新が進む照明界において、“human-centric(人間中心)”、つまり環境や健康、人のためになるライティングをデザインの方向性とした点に共感した。
イタリア照明ブランドの大手「Artemide」は今年創業60周年を迎える。
記者発表では、会社を牽引するCarlotta de Bevilacqua女史がプレゼンテーション、イタリア照明界の中心人物。自身がデザインした『COME TOGETHER』(充電式ポータブルライト)を手に(写真撮影/藤井繁子)
今年もBIGなど注目度が高い建築家やデザインユニットが14組、「Artemide」の照明デザインを手掛ける。
見本市〈Euroluce〉と共に、街中で照明デザインを見る楽しみも! LEDで明るくなりすぎない工夫が歴史的建造物には必要(写真撮影/藤井繁子)
レオナルド没後500周年の今年、ほかにも周年記念を迎えるブランドが続く。
モダン家具ブランド「Living Divani」は50周年記念で、見本市会場とPalazzo Crivelliの庭園でも記念展示が行われる。加えてメインデザイナーのPiero Lissoniとの協業30周年を祝し、限定モデル商品が世界で発売されるそうだ。
また、イタリアモダン家具の革新的存在「Kartell」も、今年で創業70周年。
デザイン性の高い家具をプラスティック製で身近な物とし、暮らしを豊かに彩ってきた「Kartell」の歴史。それが、〈The art side of Kartell〉と題したPalazzo Reale(王宮)での展覧会で見ることができそうだ。
ミラノサローネ記者会見で使われていたのは「Kartell」のチェア『MATRIX』、吉岡徳仁のデザイン。ミラノ市内ショールームのウインドウでも大々的にプロモーションされていて、日本人としてうれしかった!(写真撮影/藤井繁子)
ミラノサローネを核に、ミラノ市はデザインが街中にあふれる“Milano Design Week(2019年4月8日-14日”が始まる。ミラノ市は大阪市と姉妹都市でもあり、万国博覧会を控えた大阪はじめ日本企業・デザイナーの参加ニュースも続々と入っている。
2019年は、レオナルドの功績とモダンデザインの今に出会えるスペシャルな年。デザイン・コンシャスな人にとって見逃せない1週間となりそうだ!
Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ国際家具見本市)
会期:2019年4月9日(火)~14日(日)
会場:Rho Fiera Milano (ミラノ国際見本市会場)
総出展数 約2300社(サローネサテリテ参加デザイナー約550人含む)
総出展面積 20万5000平米
ミラノサローネ・オフィシャルサイト
日本版 ミラノサローネ・オフィシャルサイト
出会った頃の二人。
↓
どこかぎこちない(笑)父子物語のはじまり~。
あれから月日が流れ、、、先日、息子が、
「お母さん。お父さんを怒ってちょうだい。」
と、お父さんに対してご立腹の様子。
お父さんの帰宅はいつも夜遅く、息子は就寝中
朝は急いで出勤するし、休日出勤ばかりで、二人はほとんど顔を合わせることがありません。 ←ワンオペ上等
私が、「お父さんに手紙を書けば?」と、A4の印刷用紙を渡したら、息子は机に向かって、一心不乱に書いていました。
その夜遅く、帰宅したお父さんがこの手紙を読んで、
「・・・身に覚えがない。妄想かな?」
などと言うので、ちょっと待て と。
「あなた、あの子がトイレに行くと、うん○メンってからかうじゃない。片づける時に線路を放り投げるじゃない。」
しっかりと反省を促しました。
だけど、実は―――
息子はもう一枚、手紙を書いていたのです。
写真の右下にチラッと見えていますが、紫色のペンで、こう書いていました。
「おとうさん、だいすき。」
や、やさしい。。。(感涙)
2011年に発生した東日本大震災では、多くの宿泊施設も被害を受けた。再建費用や、集客面の課題から、再建を諦めた施設も少なくない。岩手県大槌町にあった民宿「あづま民宿」もその中の一つだ。
しかしその民宿のオーナー夫妻の娘、東谷いずみさん(25)が昨年秋から、釜石市の商店街で民泊「あずま家」を始めた。「ゆくゆくはゲストハウスにしたい」と東谷さん。新たな規制にゆれる民泊を運営する上での苦労や、ゲストハウス開業に向けた意気込みをきいた。
東日本大震災で消えた「あづま民宿」――ご実家でも民宿を営んでいたそうですね。
東谷:はい、「あづま民宿」という名前で、私もお皿を洗ったり、お布団を敷いたりと手伝いをしていました。なので、小さいころから他の人が家にいる環境には慣れていましたね。
でも東日本大震災をきっかけに、廃業することになりました。震災当時は、私は高校2年生で学校で被災しました。大槌の自宅には父と母と祖母、犬も一緒にいました。父が消防団に入っていたので、水門を閉めに行くなどして家を離れ、祖母と母で逃げたと聞いています。
3人は無事でしたが、犬はそのまま亡くなってしまいました。
――ご実家の民宿は再建されなかったのですか?
民泊「あずま家」の一室で語る東谷いずみさん(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
東谷:昔からのお客様やご近所の方には「またやらないの?」と言っていただきました。でも現実には、難しかったです。大槌町はかなり大きな被害を受け、「あづま民宿」の建物も流されてしまったので、建て直すには費用がかかります。実家の民宿があった吉里吉里(きりきり)に三陸道が開通すると、インターチェンジのちょうど間なので、集客も難しそう。父が61歳、母が58歳だったので、年齢的な問題もあって廃業を決意しました。
釜石市とパソナ東北創生は、行政と地域の住民が力を合わせて、最長3年間で起業を準備し、事業を創出する「釜石ローカルベンチャー制度」を推進している。その一環に「起業型地域おこし協力隊制度」という町おこしを推進する制度があり、東谷さんは仙台で行われた告知イベントをきっかけに応募。二期生に選ばれた。――民泊「あずま家」の物件を見つけたきっかけは?
仲見世通りにある民泊「あずま家」の外観(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
「釜石ローカルベンチャー制度」の2017年当時の募集テーマが、釜石観音のふもとにあり、かつて観光地として栄えた「仲見世通り」の再生でした。仲見世通りはかつて20店舗以上が軒を連ね「人にぶつからずに歩けない」と言われるほどにぎわっていたそうです。しかし現在は「あずま家」とシェアオフィス「co-ba」の他は、飲食店が1店舗営業をしているだけとなってしまいました。
仲見世通りは一時期、店舗数ゼロに陥っていた(写真撮影/富谷瑠美)
ここで空き店舗や空き家を活用した事業を行うメンバーの募集があり、私がエントリーしたのがきっかけです。ここ仲見世通りにはローカルベンチャー制度の地域パートナーがいて、その方に今のあずま家の物件を紹介してもらいました。以前は1階がお蕎麦屋さん、2階が住居だったと聞いています。
一階ではカフェの開店準備中(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
現在は2階部分を民泊として運営しています。1階部分には近々カフェがオープンする予定です。
カフェの開店資金はクラウドファンディングで集り、目標額の109%となる約440万円を集めた(画像/キャンプファイヤーHPより)
「釜石ローカルベンチャーコミュニティ」の二期生は、東谷さんを入れて計5人。三井不動産レジデンシャルを退職し、「あずま家」のある仲見世通りの活性化に取り組む神脇隼人さん(30)らが活動している。1階部分のカフェをオープンするための資金は、神脇さんを中心にクラウドファンディングで募った。最終的に約440万円(目標金額の109%)を集め、クラウドファンディングは大成功。神脇さんは「目標金額達成はゴールではなくスタート。皆さんの思いを、必ず形にしていきたい」とコメントを寄せた。――東谷さんもここに住んで民泊を運営されているとか。1日をどのように過ごしているのでしょうか。
東谷:まず客室は全部で3部屋で、最大で7人が泊まれます。
チェックアウトは朝10時、チェックインは夕方4時。午前中はお洗濯や掃除で終わってしまうので、お昼過ぎからチェックインまでが自分の時間です。「1人で大変だね」と言われることもあるのですが、そんなに大変だと感じることはないんですよ。
入り口では、手書きのメッセージボードと羊がお出迎え(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
二階の民泊入り口ドアを開けると、釜石の観光地案内や、名産物のパンフレットが並んでいる(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
室内は和室で、我が家のようにくつろげる雰囲気(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
2018年9月に始めてからまだ5か月ですが、物件の家賃と光熱費は民泊で稼ぐことができています。「釜石ローカルベンチャーコミュニティ」からの活動資金を加えて、事業として軌道に乗せていければと思っています。
校庭から100メートルでも“アウト”に――民泊を運営する上で大変なことはありますか。
東谷:始める前は「民泊というと、楽に始められるのかな」と思っていましたが、たくさんの書類が必要で、申請がとっても大変でした。規制もどんどん厳しくなってきています。つい最近は、新しく県の条例ができました。「学校の半径100メートル以内では、平日に民泊を営業してはいけない」という制限が加わりました(岩手県「住宅宿泊事業法施行条例」平成31年2月1日施行)。
この民泊「あずま家」のそばには釜石商工高校があります。校舎からは100メートル以上離れているのですが、校庭も入れると100メートル以内に入ってしまうと……。保健所の方が説明に来てくださいました。
――騒音や迷惑行為の防止が規制を強化する趣旨だとされています。土日の運営だけでは経営が成り立たないのではないでしょうか。
東谷:「あずま家」は今後旅館業(簡易宿泊所)の営業許可を取得し、ゲストハウスという形にしていきます。しかしもしこのまま民泊で進めるとしたら、やりづらさを感じます。特にこれを本業としてやっていくのであれば、なおさらです。迷惑行為等に関しては様々な声があると思いますが、民泊の運営者側から宿泊者へ民泊がどのような場所(多くは住宅街)で運営されているか説明し、宿泊ルールについて双方がきちんと認識できれば、クリアになる部分もあるのではないかと思います。
民泊はいまも、年間180日以上は運営ができません。「通年営業のゲストハウスならよくて、民泊はなんでダメなのかな」というのが正直な気持ちです。
――それもあって、ゲストハウスに変更されるのですね。
東谷:そうですね。もともとゲストハウスをする方向では考えていましたが(ゲストハウス運営に必要な)簡易宿泊所の営業許可を取るのは、物件によっては大変だと聞きます。でもいまの民泊「あずま家」の場合は、あとは書類を集めればいけるところまできました。民泊新法ができた直後は「スモールスタートとして民泊をやろう」と思ったんですよね。でも今になって考えてみると、ゲストハウスより民泊を始めるほうが、場合によっては手続きや書類の数が多くてはるかに大変だった気がします(苦笑)。
「ふつふつ」している人たちをつなぐ場にしていきたい――「あずま家」をどんなゲストハウスにしていきたいと思いますか。
共有スペースに飾られている写真。今でも様々なバックグラウンドの利用者の出会いの場となっている(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
共有キッチンにはお菓子やコーヒーが置かれている。利用者同士で料理をすることもある(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
東谷:外から来る人(旅行客や関係人口層)と中の人(釜石の地元住民や移住者等)をつなぐ場にしていきたいです。いっときの、自分と同じような人たちの出会いの場にしていきたいと思っています。自分の人生を生きよう、一歩踏み出そうとしてるけど踏み出せない。そんな、なにか「ふつふつ」としている人たちをつなぐ場づくりをしたいのです。
――なぜそう思うようになったのでしょうか。
東谷:私自身がこれまでいろんなつながりに出会い、助けられてきました。今度は自分が場をつくることで、これからいろいろな人と出会い、つながれる時間を作っていきたい。じゃあ、その場はどんな形?と迷っていた時に、新潟の粟島にある「おむすびの家」というゲストハウスに行ったんです。そこのオーナーさんの生き方、そこで出会った人たちが、自分で事業をやる、という決意をさせてくれたと思う。あの場を自分でも、釜石に再現できたらと思っています。
近隣のシェアオフィス「co-ba」では仲見世商店街活性化プロジェクトの打ち合わせなどが開催されている(写真撮影/富谷瑠美)
ここから徒歩1~2分のところにはシェアオフィスもあります。そこはこの(あずま家がある)仲見世商店街を活性化プロジェクトの打ち合わせ場所にもなっています。そこに集う起業家や建築士、主婦やデザイナーといった人たちも、よく「あずま家」にやってきますから、いろいろなバックグラウンドや、スキルを持った人たちとつながることができます。
――そのつながりから、また新しい取り組みも生まれそうですね。
東谷:そうですね。今はまだできていませんが、泊まりに来た人に観光地だけを案内するのではなく、ローカルでディープな釜石の魅力も伝えたいです。釜石市内の他地域、例えば甲子町や尾崎白浜など、ほかの地域をつなぐ役割ができないかなと思っています。甲子町の名物、いぶした柿「甲子柿」なんか、本当に甘くてとってもおいしいんですよ(笑)。でも釜石市内でも、あまり知られていなかったりするのでもったいないと思っています。
それぞれの地域にキーマンはいるので、セットプランを作ったり、ツアーを開催したり、ゲストハウスとしてのコンテンツをもっと増やしていきたいですね。
――逆に、ここは変えたくない、ということは何かありますか?
東谷さんの笑顔も利用者がくつろげる秘訣?(写真撮影/フォトスタジオクマ・熊谷寛之)
東谷:内装などは、あまり変えないようにしようと思っています。泊まりにきてくれた人たちにアンケートをとっているのですが、あずま家の魅力はリラックスできるところみたいです。「釜石の我が家」と書いてくれた人もいました。共同スペースのこたつで仕事用のパソコンを開いたまま、寝てしまう人も多いです(笑)。よい意味で力の抜けたあたたかい空間を、これからも提供していきたいです。
昨日は、息子と二人で、渋谷のスタジオパークに、『チコちゃんに叱られる』のチコちゃんに会いに行きました。
息子はガラピコプーのキャラクターに、入場券を買う前からテンションMax。
ついに、チコちゃんが登場!
チコちゃん、お喋りしました。
ボイスチェンジャーを使っているのでしょうね。
びっくりしたのが、ステージ横に「撮影禁止」と貼り紙があり、チコちゃん登場で観客はみんなスマホもカメラもしまったのに、司会のお姉さんが、「いっぱい写真を撮ってください。」と言ったこと!
ありがたく、たくさん撮らせていただきました~。
チコちゃんの好きな食べ物を当てるクイズがありました。
息子は答えを知らないだろうに、元気よく挙手&アピール
最前列で目立ちますから、司会のお姉さんに「はい、そこのボク。」と指名されたけど、当然ながら答えられません。
あてずっぽうに何かしら言えば良いのに、息子、だんまり。。。
息子が黙っているので、お姉さんは「はい、じゃあ、次の人。」と他の子を指名しました。
まぁ、そうなりますよね~。
ところが、息子ときたら、再び元気よく挙手&アピール。
私は内心、(えー???)とツッコミ。
あ、チコちゃんはネギが好きだそうです。
チコちゃんに会った後は、忍たま乱太郎の忍術学園へ。息子は乱太郎が大好きなので、かなり長い時間ここにいました。
山田先生の前から折り紙をもらい、
手裏剣を作りました。
来月から年中さんだけど、まだまだワンワン大好き。
あまりに楽しかったのか、帰る予定時刻になっても、息子は、
「まだ帰らない。10時までいる!」 ←10時ってなに。。。
また来ようねと約束して、なんとか帰りましたとさ。
(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「中古木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。それによると、2月の首都圏中古一戸建て価格は、前月比+0.8%の3,741万円と3ヵ月連続で上昇した。都県別でみると、東京都は+0.2%の5,674万円と反転上昇。神奈川県は-2.1%の4,014万円と反転下落。千葉県は+2.0%の2,259万円と4ヵ月連続上昇。埼玉県は+5.8%の2,694万円と3ヵ月連続上昇。首都圏では神奈川県のみ反転下落して弱含んだ。
近畿圏の平均価格は、前月比-1.7%の2,563万円で反転下落。大阪府は-0.8%の2,627万円で反転下落。兵庫県は+5.8%の2,777万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。京都府は-10.3%の3,320万円と大きく反転下落した。近畿主要3府県では、大阪府と京都府がともに反転下落したが、兵庫県は強含んだ。
愛知県の平均価格は前月比-8.6%の2,746万円で2ヵ月連続下落。中部圏全体でも-8.1%の2,229万円と3ヵ月ぶりに下落となった。福岡県は-0.1%の2,090万円で、2ヵ月連続下落した。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「新築小規模木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積50m2以上~100m2未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。
それによると、2月の首都圏新築小規模一戸建ての平均価格は、前月比-0.2%の4,595万円で前月までの2ヵ月連続横ばいからやや弱含みに変化した。都県別でみると、東京都は+1.3%の5,470万円と反転上昇。神奈川県は-0.4%の4,075万円と反転下落。千葉県は-1.6%の3,838万円と反転下落。埼玉県は-1.4%の3,756万円と7ヵ月ぶりに下落に転じた。
近畿圏の平均価格は、前月比-0.4%の3,332万円と反転下落。大阪府は+0.4%の3,219万円で3ヵ月連続上昇。兵庫県は-1.2%の3,720万円で反転下落。京都府は-0.5%の3,278万円で反転下落。近畿圏の主要府県では大阪府で連続上昇した一方で、兵庫県と京都府はともに反転下落した。
愛知県は前月比+0.1%の3,798万円と3ヵ月ぶりに上昇。中部圏全体では-0.2%の3,709万円で連続下落。2月の小規模一戸建て価格は、各圏域で前月までの安定傾向から弱含みに変化している。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
(株)東京カンテイは3月7日、2019年2月の「新築木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。
それによると、2月の首都圏新築一戸建ての平均価格は、前月比+0.2%の4,100万円と3ヵ月ぶりに反転上昇した。東京都は+0.4%の5,026万円と2カ月連続上昇。神奈川県は±0.0%の4,284万円と横ばい。千葉県は+0.8%の3,133万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。埼玉県は-1.0%の3,451万円と反転下落した。
近畿圏の平均価格は、前月比-0.3%の3,069万円と反転下落。府県別でみると、大阪府は+0.3%の3,350万円と3ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は-1.3%の3,162万円と反転下落。京都府は+0.5%の3,408万円と2ヵ月連続で上昇。近畿圏では高額エリアの分譲戸数が減少したため、平均価格が下落した。
愛知県の平均価格は前月比-0.8%の3,185万円で2ヵ月連続の下落。中部圏全体でも-0.8%の2,991万円と連続下落した。福岡県は+0.1%の2,979万円と、2ヵ月連続で上昇している。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
(独)住宅金融支援機構はこのほど、リバースモーゲージ型住宅ローン【リ・バース60】の2018年10月から12月までの利用実績等を発表した。【リ・バース60】は、満60歳以上の方を対象としたローンで、毎月の支払は利息のみ。元金は利用者が亡くなった時に担保物件の売却などにより一括して返済する仕組み。
10月~12月の付保申請戸数は152戸で、前年同期(59戸)に比べ大幅に増加した(前年同期比157.6%増)。付保実績戸数は67戸、前年同期(19戸)に比べ252.6%増となった。付保実績金額は8.8億円、前年同期比203.4%増。取扱金融機関数は49機関で、前年同期(32機関)と比べて17機関増加した。
申込者属性をみると、年齢は平均70歳で年収は平均345万円。属性は「年金受給者」が60%、「会社員」が12%、「個人経営」10%、「パート、アルバイト」6%、「会社役員」6%、「公務員」4%など。
資金使途をみると、「戸建新築」が50%、「新築マンション購入」が24%、「戸建リフォーム」13%、「借換え」9%、「中古マンション購入」2%など。資金計画は、所要額が平均3,100万円、融資額が平均1,551万円、毎月返済額は平均3.0万円。ローンが必要な理由としては、「住宅が古い」53%、「住み替え」18%、「借換え」9%、「住宅が狭い」3%などが続いた。
ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構
東京都はこのたび、「平成31年1月の新設住宅着工」を発表した。それによると、都内における1月の新設住宅着工戸数は10,034戸。前年同月比では分譲は増加したが、持家・貸家ともに減少し、全体で4.7%減と2か月連続で減少した。利用関係別でみると、持家は前年同月比4.8%減の1,111戸、5か月振りに減少した。貸家は同16.2%減の4,656戸、2か月連続減少。分譲住宅は同11.5%増の4,191戸、3か月連続増加。マンションは同15.9%増の2,697戸で、3か月連続増加。一戸建ては同4.2%増の1,429戸で、2か月連続の増加となった。
地域別でみると、都心3区は前年同月比48.6%増の642戸、2か月ぶりの増加。都心10区は同11.8%減の2,291戸で2か月連続減少。区部全体では同11.7%減の7,271戸で2か月連続減少。市部は同21.1%増の2,751戸、2か月振りの増加となった。
※都心3区:千代田区、中央区、港区
※都心10区:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区
ニュース情報元:東京都
野村不動産(株)、旭化成不動産レジデンス(株)、NTT都市開発(株)及び(株)長谷工コーポレーションは、3月6日、「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」の新築工事に着手した。同地区は名古屋駅より東方向に約1.5km、名古屋市中区錦二丁目7番地内に位置する。錦二丁目地区は、かつて日本三大繊維問屋街に数えられるほどの発展を遂げたが、産業・流通構造の変化等により、現在は空きビルや駐車場が増加している。
このような状況の下、新たなまちづくりとして「これからの錦二丁目長者町まちづくり構想2011~2030」が策定され、複合市街地としてのまちづくりが期待されている。今回の再開発事業は、錦二丁目地区の再生・活性化をめざすリーディングプロジェクトとして位置づけられている。
開発はA地区(A棟、延べ面積:約45,050m2)とB地区(B棟、延べ面積:約4,900m2)に分けて行い、A地区には地上30階・地下1階の複合施設(住宅360戸、店舗、高齢者向け住宅42戸、駐車場)を、B地区には地上5階の駐車場・店舗を建設する。
また、かつて人々の交流の場となっていた「会所」や「路地空間」を再生・創出し、低層部の連続的な賑わいと交流、回遊性を向上させるほか、帰宅困難者のための一時避難スペースや防災備蓄倉庫等の防災支援機能も導入する。建物の竣工は2021年度の予定。
ニュース情報元:野村不動産(株)
全国で心配されている、地震をはじめとするさまざまな災害。住まいや環境が変わったら、家族が増えたら、私たちはまず何をすべきか――そんな思いを抱くママたちに「分かりやすい」「すぐに行動したくなる」と人気の講座が「防災ママカフェ」だ。日本全国で開催され、これまでに約1万5000人以上が参加(2019年3月時点)。防災ワークショップや防災食試食などを通して、大切な人を災害から守るための備えを伝えている。主宰のかもんまゆさんに、私たちがすべきことを聞いた。
かもんまゆさん(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))
自分と、大切な人の命を守ることは、誰かに“外注”することではないかもんさんが防災活動を始めたきっかけは、2011年の東日本大震災。当時、マーケッターとしてママコミュニティサイトを運営していたかもんさんは、日本全国のママたちとともに物資支援活動を始めた。そして、被災したママたちから聞いたのは壮絶な体験。「私たちの経験談を伝えてほしい。ママが知っていれば、備えていれば、守れる命があるから」――そのような声をきっかけに、乳幼児ママ向け防災講座「防災ママカフェ(R)」を立ち上げたという。
「東日本大震災では、0~19歳で900人近い子どもが亡くなっています(2013年内閣府調べ)。被災地で一番よく聞くのは、『まさか』『あの時こうしておけばよかった』という言葉。大人が知らない、備えていないということで、大変な思いをしたのは子どもたちでした。
家事に育児に毎日忙しいママにとって、『防災なんて興味ない』『行政や誰かがどうにかしてくれるもの』と思っている人もいるかもしれませんが、自分と、大切な人の命を守ることは誰かに“外注する”、他人任せにすることではないですよね」
「防災ママカフェ」に子どもも一緒に参加(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))
「子どもを守りたい!」なら、まずは「戦う相手=敵」を知ることからかもんさんは“防災”ではなく“備災(びさい)”という言葉を使う。災害は、防ぐことはできないけれど、防災リュックの準備も、備蓄も、けがの手当ても、逃げることすら自分一人ではできない子どもたちのために、ママとして準備しておくことくらいはできるはずという意味を込めているのだ。
かもんさんが話す備災の順番は「敵を知る→自分を知る→準備」という3段階。まずは、自分たちの住む街を襲う “敵”を知ることが大事だという。
2016年4月に起こった熊本地震では、被災地のママと子どもたちへの物資支援などを通じて100人を超えるママの声を集め、東北の地震の被災地のママの声と合わせて、ママのための防災ブック『その時、ママがすることは?』を企画制作した
「例えば、RPGゲームを思い出してください。ゲームが始まると、まずは強そうな敵が出てきますよね。そうしたらその敵を倒すために、パワーや属性、弱点などを調べるはずです。それから、戦いに必要なメンバー構成を考えます。『あー、このメンバーでは勝てないかもしれない……』そこで足りない部分を補うために、持つのが武器、なんですよね。
これを防災に当てはめて考えると、まずは自分たちを襲う敵がどんなものなのか――震度、津波の高さ、津波が来るまでの時間など、想定されている災害のことを知ることが、何よりまず最初にやることであるのが分かると思います。だって、どんな敵が来るか分からないのに、『絶対に家族を守る!』なんて、それは無理な話ですから。
そして、ゲームでは、相手によってメンバー構成を変えることができますが、家族の場合は「赤ちゃんは弱いから外そう」なんてことはできませんから(笑)、弱くても固定メンバーで戦わないといけない。
防災リュックや備蓄=武器は、敵の力と、自分たちの戦闘能力を考えた上で準備するもの。武器だけを別に考えて勝てる戦いなんてないんです」
大切な人を守るために備えるものは?敵を知り、自分の家族の力を知ったら、次は備える。まずは家のチェックから。
「まずは、最初の15分を何とか生き延びること。阪神大震災では、家屋の倒壊、家具の転倒による圧死・窒息死が死因の8割で、地震発生後15分以内に9割の方が亡くなっています。だから、まずは最初の15分を生き延びられる部屋にしないといけません。そのためには、家具を倒れない・動かない・落ちてこないようにする。特に長時間いるリビングと寝室は重要です。あとは、ガラスでめちゃくちゃになってしまったら、家が大丈夫でもそこにいられなくなってしまうので、ガラスのものを減らすというのも大きな備災ですね」
「防災ママカフェ」の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))
そして、防災リュックなどのチェックを。防災リュックをつくる際に重要なポイントは?
「防災リュックで一番大事なのは、『持って逃げられる』こと。女性が持って逃げられる重さは約10kgと言われていて、もし赤ちゃんが5kgだったらあと5kgしか持つことができません。厳選したもの、そして家族が安心できるものを入れてあげてください。両手が空くリュックタイプであることも大事です。
東日本大震災の時、あるママが防災リュックに乾パンを準備していて、持って避難所に行くことができたんですね。子どもが『お腹がすいた』というので、乾パンをあげたのですが、子どもは乾パンを見たことも食べたこともなかったので口には入れたものの、すぐに吐き出してしまいました。
大人は「今は非常時だから」とか頭で考えて食べることができるけれど、子どもはそうはいかない。ただでさえ、避難所は狭い空間で、外に遊びに行くこともできないストレスフルな状態で、子どもにものすごく我慢を強いる場所。そのような状況だからこそ、子どもが食べられるもの、大好きなもの、食べると元気がでるものを準備してあげてください」
防災食試食の様子(画像提供/スマートサバイバープロジェクト(SSPJ))
家で備蓄しておくものとなると、「やはり長期間もつ防災食がいいのでは?」と考えがちだが、かもんさんは「特にこだわらなくても大丈夫」「子どもは、いわゆる防災食より、普段食べているようなもののほうが落ち着いた」と続ける。
「いざ発災すると、道路が壊れてしまい、物流が全部止まってしまう。今家にあるもの、持っているものしかあげるものがないという状況が長く続きます。家の中で、缶詰やパスタなど食料をまとめてある場所を確認し、『いま買えなくなると困る』と思うものは、一つ二つ多めに買い足しておきましょう。東日本大震災で被災したママで、粉ミルクがあと少ししかないから明日買おうと思っていたら、次の日にあの地震がきてしまったという人がいます」
普段から親子で質問、想像し合うことが、子どもの人生を大きく変える子どもがいる家庭の場合、事前に災害のことをきちんと教え、伝えておくことも重要だ。
「熊本地震の10日前に福岡でワークショップをやったのですが、参加して地震の仕組みの話を聞いていた子どもは、『ママ、これはずっと続かないよね。地球がくしゃみしているだけなんだよね。ぼくたちは動いているお家に住んでいるんだもんね』と子どもから言ってきたそうです。
でも、知らなかった子のなかには、震度3くらいでも痙攣したり吐いたりする子もいました。大阪の地震では、2時間くらい声が出なくなった子もいます。
『うちはまだ小さいから』『まだ言っても分からないから』『怖がるから』教えていないという人がいますが、知らないほうが怖い思いをするんですね。そのあとのトラウマも心配です。
日本は地震の国で、私たち親世代より長生きする子どもたちのほうが、今後大きな地震に遭う確率は高い。大切な子どものいのちを守りたいのであれば、自分のいのちは自分で守ること、自分で考え行動することをしっかり教えないといけない」
東日本大震災からもうすぐ8年(画像提供/PIXTA)
子どもと一緒に災害について考える際に有効なのが、“質問ごっこ”と“想像ごっこ”。
「これは大人の言葉でシミュレーション。一度も考えたことないことは、いざ本番でもできませんので、地震を変にタブーにしないで、『いま、ここで地震がきたらどうなると思う?どうしたらいいのかな』と何度も何度も親子で話をしてほしいと思います」
家族みんなで笑顔で生き続けていくために。すべきことを考え、行動する住宅の購入を検討している人、引越しを検討している人は、どのようなことに気をつければいいのか。
「家を購入するときや引越しをするときには、地盤を調べたりハザードマップをチェックするのは当然のことですが、ハザードマップは『ここは安全だ』と安心するための地図ではありません。地球は46億歳ですが、人間はたった700万年しか生きていないので、今まで人類が体験したことがなかったようなことだって起こる可能性があるわけです。
でも、過酷な想定がされている地域ほど、自然は豊かで、食べ物がおいしくて、美しく、魅力的な場所であるような気がします。長年に渡ってたくさんの恩恵を地球から頂いておきながら、地震と津波だけはイヤと拒否するわけにはいかない。だからこそ、愛するこの地で家族が笑顔で生き続けていくにはどうしたらいいのか、今何ができるのかを考え、行動することが大事なんだと思います」
●取材協力最初におことわりしますが、私は養子縁組親子であることを隠すつもりもなければ、逆に、大声で触れ回るつもりもありません。
特別養子縁組のドキュメンタリー番組でよくある、
養親(母)が、子育て支援センターなどで、堂々と「養子縁組しました。」と発表し、周囲は戸惑いながらも暖かく迎え入れる、という場面を見ると安心できるし、正直ちょっと憧れます。
進級を前に、クラスのママ達とランチ会やら園行事やらで顔を合わせることが多く、ママ達の団結感が出てきて、私は内心、
(進級したら、私は出産を経験していない養親だとカミングアウトしてもいいかなぁ)
と思い始めていました。
ところが。。。
残念ながら、いるんですよ。価値観が違い過ぎる人というのが。
私のことなら悪く言ってもかまわないけど息子もワンセットな問題だから、やっぱり私たち親子の個人情報は開示しないことにします。
なにが起こったのか?というと、身バレしちゃうので詳細には書けませんが、
うららかな春の日に、私、モンペと対峙しました。
クラスに、園の規則で禁止されているのを知りながら、あることをしようと企むモンペママが出現しました。
しかも、自分が直接するんじゃなくて、なんと!!!この私に、させようとしたのです。
モンペママから最初言われた時に、わけが分からな過ぎるので一旦保留にしてもらい、数時間後に再び会って相談(対決!)することにしました。
その間に、私はママ友情報網で、関連する情報を全部集めました。
数時間後。
指定された場所にモンペママは4人でやってきました。対する私は1人。
苦しい戦いでしたが、情報収集していたのが功を奏し、結果、勝ちました。
やったー、正義を貫いたぞ!
だけどね~。
オンナの世界は、正義が通るとは限らないのですよ。
新学期のクラス分けがこわい。。。
どうか同じクラスになりませんよーに。
最初におことわりしますが、私は養子縁組親子であることを隠すつもりもなければ、逆に、大声で触れ回るつもりもありません。
特別養子縁組のドキュメンタリー番組でよくある、
養親(母)が、子育て支援センターなどで、堂々と「養子縁組しました。」と発表し、周囲は戸惑いながらも暖かく迎え入れる、という場面を見ると安心できるし、正直ちょっと憧れます。
進級を前に、クラスのママ達とランチ会やら園行事やらで顔を合わせることが多く、ママ達の団結感が出てきて、私は内心、
(進級したら、私は出産を経験していない養親だとカミングアウトしてもいいかなぁ)
と思い始めていました。
ところが。。。
残念ながら、いるんですよ。価値観が違い過ぎる人というのが。
私のことなら悪く言ってもかまわないけど息子もワンセットな問題だから、やっぱり私たち親子の個人情報は開示しないことにします。
なにが起こったのか?というと、身バレしちゃうので詳細には書けませんが、
うららかな春の日に、私、モンペと対峙しました。
クラスに、園の規則で禁止されているのを知りながら、あることをしようと企むモンペママが出現しました。
しかも、自分が直接するんじゃなくて、なんと!!!この私に、させようとしたのです。
モンペママから最初言われた時に、わけが分からな過ぎるので一旦保留にしてもらい、数時間後に再び会って相談(対決!)することにしました。
その間に、私はママ友情報網で、関連する情報を全部集めました。
数時間後。
指定された場所にモンペママは4人でやってきました。対する私は1人。
苦しい戦いでしたが、情報収集していたのが功を奏し、結果、勝ちました。
やったー、正義を貫いたぞ!
だけどね~。
オンナの世界は、正義が通るとは限らないのですよ。
新学期のクラス分けがこわい。。。
どうか同じクラスになりませんよーに。
“防災用品”と聞いて思い浮かべるものは、水や食料、非常用トイレ、防寒グッズなどさまざま。消火器は火事に備えるために必要なアイテムだが、赤くて目立つ、場所をとるなどの理由で生活空間に置くことを躊躇(ちゅうちょ)している人も少なくないだろう。そんなイメージを覆すのが、2019年1月に発売された「+maffs(マフス)」の「+住宅用消火器」。白と黒のマットな質感のボディが美しい、インテリアに溶け込む“ジャケ買い”したくなるようなデザインだ。実用性重視の商品が多かった防災用品にデザイン性を与えたのはなぜか。そして、防災メーカーの社員が行っている暮らしで実践できる防災とは? 企画・開発チームに話を聞いた。
防災をライフスタイルに。防災と日常の距離を縮めたい
(左から)モリタ宮田工業 清水範子さん、北里憲さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
この消火器を開発したのは、消火器や消火設備の製造・販売・施工を行う国内防災メーカーのトップブランドであるモリタ宮田工業。「+maffs」は、企画・開発を担当した北里憲さんが入社時から思い描いていたプロジェクトなのだとか。
「日常的に防災を意識している人って、少ないと思うんです。災害が起こると一時的に防災用品がよく売れますが、熱が冷めるのがすごく早い。継続的に取り組んでもらえる選択肢として考えたのが『防災をライフスタイルに。』というコンセプトです。
防災は不安や恐怖心から考えることが多いと思いますが、それだとどうしても自分ごとにしづらいですよね。ただ、誰かを守るため・自分の身を守るため・大切な人を守るためというポジティブな感情に従って備えることだと伝えることで、自分ごとになると思っています。例えば、キャンプやDIYなどのように、自分たちが興味のあるものが防災につながっているという伝え方をするだけで、防災とライフスタイルの距離感が近くなるのではないかと考えました」
左がモリタ宮田工業製の業務用消火器で約3.9kg、右が「+maffs」の「+住宅用消火器」。「+住宅用消火器」は約2.2kgとコンパクトで、部屋に置いても圧迫感がない(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
デザインは機能のひとつ。見えるところに置けば初期消火に対応できる住宅用消火器が備えられている家庭は一般家庭の41%程度だと言われているそう。しかし、使用期限切れなどで実際は火災発生時にすぐ使える消火器がある家庭は少ないようだ。
「近年では、ガスコンロにセンサーがついたり住宅の火災警報器が義務化されたりと防災に関する法整備は進んでいますが、一方でタコ足配線などの電気器具を起因にした火災が増えています。
火災は、発生してから2・3分以内で初期消火を行うと、70%程度消火が成功するというデータがあります。だからこそ消火器を家庭の目立つところに置いてほしいのですが、邪魔だからと隅に追いやられてしまったり、物置にしまってしまったりすることがあるんですよね。実際に、僕の実家でもそうなってしまっていました。それだと初期消火が難しくなってしまう。だからこそ、インテリアに調和するデザインであるということはひとつの機能だと思っているんです」(北里さん)
「+住宅用消火器」はお酢の成分と食品原料からつくられた中性液体薬剤を使用しているため、人と環境にやさしく安全。また、一般的な粉末消火器のように粉が飛散せず、後片付けが簡単なのも特徴だ(画像提供/モリタ宮田工業)
では、実際に購入した場合、どこに置くのがベストなのだろうか。
「消火器は火を扱うキッチンに置くというイメージがあると思うのですが、避けたほうがいいのはコンロの真横。熱がずっと当たってしまうと製品劣化の原因になる等の理由もありますが、それよりも、実際に火災が起こったときに火が邪魔をして消火器に手が届かなくなってしまうのが問題なんです。あとは、高温多湿、常時濡れるような場所は避けたほうがいいです。
消火器を置くのに適した場所とよく言われているのが、キッチン・リビング・玄関。多くの家庭がリビングとキッチンは近い場所にあると思うので、リビングのような家族がよく集まる場所に置いて、消火器の存在をしっかりと認知・共有できる場所が一番望ましいですね」(北里さん)
「+ 住宅用消火器」の設置例。消火器をキッチンに置く場合は、左右前後などを確認し、実際に火災が起きたときも手が届く場所がいいとのこと(画像提供/モリタ宮田工業)
防災は、大切な人への愛情の形モリタ宮田工業は防災メーカーだというだけあって、社員で家庭に消火器や防災用品を置いている割合が高いという。マーケティング担当の清水範子さんは、3回分の非常用トイレをはじめ、食べるものや水、マスク、ウェットティッシュなどを常にカバンに入れて持ち歩いているという。清水さんは、小さいころから防災が身近にある暮らしをしてきたのだとか。
「このプロジェクトに関わることになったとき、『世の中、こんなにも備えていないのか!』『自分に防災は関係ないと思っている人って結構いるんだな』と非常に驚いたんですね。というのも、防災というのはわが家では普通のことだったんです。祖父母からは関東大震災や戦争の話を幼いころから聞いていたし、親は防災用品を3日間分は常に用意していました。備蓄食料から何かを食べてしまったら申告して買い足すというローリングストックのようなものも自然とできていましたね。
清水さんが常に携帯している防災グッズ(写真提供/清水範子さん)
清水さんのお宅のキッチンにも「+ 住宅用消火器」が(写真提供/清水範子さん)
毎年、年末の大掃除の際に、水・備蓄食料・非常用トイレなどの防災用品をすべてチェックするんです。そして、お正月料理に飽きたら賞味期限が近い缶詰などを消費していくというのがわが家のスタイル。“大掃除=家のダメな部分の見直し”なので家のメンテナンスもするし、今年修繕が必要そうな箇所の洗い出しもしていました。そういう家庭で育ててもらって、いまでは“防災=愛情”なんだと実感しています。何かあったときに絶対大切な人に辛い思いをさせないんだという親の思いが常にあったし、私もそれを実感していました」(清水さん)
重要なのは、防災意識を高める教育「+住宅用消火器」が発売されて約2カ月。清水さんは印象的な出来事があったという。
「この間、『+ 住宅用消火器』を購入してくれた友人の家に遊びに行ったら、玄関のシューズクローゼットに『+住宅用消火器』を置いてくれていたんです。しかも、友人の子どもがこの消火器をすごく気にいってくれて。ちゃんとメモリータグにも購入日と使用期限を記入していて『ちゃんと家族で書いたよ!』と教えてくれたり、消火器の使い方を聞くと『火元から消すんだ』としっかりと受け答えしたりしていたんです。
そのとき、やはり防災は愛情だなと思って。こういう製品が接点となって家族の防災意識が上がるということは絶対的にあり得ると実感したので、『防災をライフスタイルに。』というコンセプトをきちんと伝える活動をしっかりとやっていきたいと思っています」(清水さん)
「+ 住宅用消火器」についているメモリータグには、購入日と使用期限を記入できる。このタグには、自分自身、家族で記入することで、消火器の5年という使用期限の周知と、防災への意識を高めてほしいという想いが込められている(画像提供/モリタ宮田工業)
「防災への意識を高める教育がとても重要だと思うんです。日常に起こりうる被害想定ができないと、消火器や非常用トイレを買おうとは思わないんですよね。防災メーカーの責務として、災害が起こったときの被害がイメージできるようなストーリーを伝えることは今後も意識したいなと思っています」(清水さん)
「まずは、家庭の中で消火に携わるものをアップデートして新しくリニューアル・拡充していきたい。その後には、家具やインテリアなどライフスタイルにまつわる商品をつくっている人と一緒にものづくりをしたり、ライフスタイル文脈のイベントなどを企画したりしていきたいと思っています。防災を学ぶために行くのではなくて、自分の興味のあるライフスタイルのイベントを学び・体験しに行って、実はこういうところに防災との接点があるんだ、と気付けるような。日常の防災を少しずつ重ねて提案していきたいですね」(北里さん)
災害が起こったとき、家ではどのようなことが起きて、なにが必要になるのか。それを想像するのが、防災をライフスタイルにする第一歩だ。イメージすることは、大切な人と生きる未来へつながっていく。はじめの第一歩として、防災との接点を見出すことから始めてみては。
>HP
2019年10月から予定されている消費税の増税。消費税率が3%になったときも、5%、8%と上昇したときも、話題になったのが「駆け込み」購入だ。さて、10%に上昇する今回も、駆け込みは起こるのだろうか?そして、住宅はどうなるのか……?【今週の住活トピック】
10月の消費増税に向けて「全国1万人意識調査」を実施/電通全国1万人の7割は、増税時になんらかの駆け込み購入を検討
電通の消費増税対策ユニットが昨年の12月21日~25日に実施した、10月の消費増税に向けての「全国 1 万人意識調査」によると、10%への消費税増税を「はっきりと知っている」のは80.7%。時期が定かでないが知っている(「来年からだとは知らなかった」「何月からかは知らなかった」)15.7%と合わせると、96.4%が認識していることが分かる。
消費増税までの間に、「事前に購入する/買い置きする」などの対策を、何かしら検討している(=「ほとんどしない/全くしない」、「わからない」を除いたもの)人は67.1%で、これは8%に引き上げられた前回調査(2013 年 6 月調査)の60.2%より増加する結果となった。
今から来年(2019 年)10 月の消費税率引き上げまでの間に、「事前に購入する/買い置きする」などの対策を、あなたは検討していますか。(複数回答)(出典/株式会社電通 消費増税対策ユニット 「全国1万人意識調査」)
「日用品」や「保存食品」などの買い置きの利くものは前回調査より比率が上がっているが、駆け込み購入予定者にさらに突っ込んで聞いてみたところ、「シャンプーや洗剤などの日用品」「ティッシュ、トイレットペーパー」「缶ビール」「缶チューハイ」「タバコ」といった軽減税率対象外品目で、数カ月分程度をまとめ買いをするという声が多かったという。
その一方で、「住宅や車などの高額商品」の駆け込み購入の検討は、前回調査よりも減少している。では高額な住宅についてはどうなのか、考えていこう。
住宅の駆け込み購入はむしろ前回より抑制される?消費税率が引き上げられる前に住宅の駆け込み購入が生じると、引き上げ後に住宅が売れずに市場が冷え込むことになる。住宅市況が悪化すると、経済に与える影響が大きいので、政府は需要の平準化のために、増税後の優遇措置を用意する状態が続いている。
10%への引き上げについても、次の4つの優遇措置を設けている。
○住宅ローン減税の控除期間を3年延長
○すまい給付金の拡充
○次世代住宅ポイント制度
○贈与税の非課税枠の拡充
住宅の場合は、土地は消費税が非課税なので、建物部分の取得価格(購入費用の建物分、建築費用、リフォーム費用)に消費税が課税される。税率が8%→10%になると、2%分の負担増になる。
この建物の2%分の負担増は、住宅ローン減税の3年延長により、所得税と住民税の還付で取り戻せる仕組みになっている。
実は住宅ローン減税の3年延長では、単純に3年延長した額と建物の2%の増額分の低い方が適用されることになっている。筆者が年収に応じた住宅を、ローンを利用して取得するという前提で試算したところ、おおむね建物の2%の増額分のほうが単純延長より低い額になるケースが多い。加えて、所得税や住民税の納税額が少ない一定の年収以下の世帯には、「すまい給付金」がもらえる。すまい給付金についても拡充されたので、給付対象になればその分だけ負担が減ることになる。
このように、建物の消費増税分は基本的には取り戻せることになるが、消費税は事務手数料などの諸費用にもかかってくるので、その分の負担は多少増えることになる。
一方で、一定の住宅を取得する場合は「次世代住宅ポイント」(上限35万ポイント)がもらえる。以前の省エネ住宅ポイントとは違って、ビルトイン食器洗機やビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、掃除しやすいトイレなどの「家事負担軽減に資する設備を設置」する場合でも、設備の種類ごとに9000~1万8000ポイントがもらえる(ただし、最低2万ポイントから申請可能)。最近の住宅の多くで採用されている設備が対象になっているので、このポイントだけでも諸費用分の増税を取り戻せる可能性は高いだろう。
つまり「消費税率が10%になる前に何が何でも駆け込もう」とは、あまり考えなくてもよいということだ。
どんな住宅をどうやって購入/建築するかによって優遇措置は変わるしかし、売主が個人の中古住宅を購入する場合は、もともと消費税の課税対象外なので、住宅ローン減税の延長やすまい給付金の対象にはならない。建物分の負担増がないからだが、それでも、仲介手数料などの諸費用で消費増税の影響を受ける。
この場合でも、中古住宅をリフォームして住もうと考えているなら、リフォームに対する次世代住宅ポイントがもらえる可能性がある。ポイント数はリフォームの内容によって変わるが、40歳未満の世帯や子育て中の世帯が中古住宅を購入して一定規模以上のリフォームする場合は、ポイントが加算になるので、どういったリフォームなら対象になるのか確認しておくとよいだろう。
また、住宅ローンを利用せずに住宅を取得する場合は、住宅ローン減税の効果が全くないわけだが、すまい給付金の対象(50歳以上で一定年収以下などの条件がある)になる場合がある。
親や祖父母から1200万円(質の高い住宅の場合)または700万円(それ以外の住宅)を超える額の贈与を受けて住宅を取得する場合であれば、非課税枠が拡充される消費税率10%になってからのほうがメリットは大きい。
このように、どんな住宅をどうやって取得するかによって、優遇措置の効果が変わってくるが、「増税前に買った方が得だ」といったセールストークにあわてることなく、冷静に検討してほしい。それよりも、同じ住宅は2つとないので、気に入った住宅に出会えるどうかのほうが重要だろう。一時的な損得で、住みたいと思える住宅を逃すことのないようにしてほしいものだ。
日本法規情報(株)はこのたび、「近隣トラブルに関するアンケート調査」を行った。調査期間は2018年12月4日~12月18日。558人(男性278人、女性280人)より回答を得た。
それによると、これまでに「近隣トラブルに遭った経験がある」と回答した方は28%、「自分はないが、身の回りで聞いたことはある」は33%、「自他共にない」は39%。「経験がある」と「自分はないが、身の回りで聞いたことはある」を合わせると61%となり、過半数以上が近隣トラブルに遭った経験があるということが分かった。
経験したトラブル(複数回答)は、「騒音(子どもの泣き声、ペットの鳴き声などを含む)」が30%、「境界線の問題」が17%、「ゴミの不法投棄、ポイ捨て」13%、「理由が分からないが無視する、難癖をつける人がいる」11%、「その他」29%。「騒音」における被害が最も多い。また、前回調査(2016年)と比べると10%増加しており、「騒音」によるトラブルは増加傾向にあるようだ。
トラブルについて誰かに相談しましたか?では、「相談していない」が31%、「警察などの公的機関」が17%、「親・兄弟等」13%、「本人に直接相談した」11%、「信頼できる友人」8%、「士業などの専門家」8%、「その他」12%。3割超が誰にも相談していないことが明らかとなった。
相談をしなかった理由は、「余計トラブルになりそうだったので」が49%と約半数。「近隣なので、顔を合わせた時に気まずいので」が25%、「ご近所同士、迷惑をかけるのはお互い様なので」8%、「相手が近隣の重鎮的な存在(権力をもった存在)であったので」4%、「その他」14%。およそ半数の人が、相談しないことで更なるトラブルを回避しているようだ。
ニュース情報元:日本法規情報(株)
(一社)住宅リフォーム推進協議会はこのほど、「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」を行った。調査期間は2018年9月21日(金)~9月25日(火)。持ち家に居住する30歳以上の男女1万3,160件に予備調査を実施し、そのうち「10年以内にリフォームしたい」と回答した約1,861件から人口構成比に応じて割付抽出した1,000件を対象に本調査を行った。
それによると、“いずれリフォームしたい”と思うリフォーム潜在需要は、30才代が46.4%(前回調査時46.0%)、40才代が53.5%(同52.3%)、50才代が59.6%(同56.1%)、60才代が54.9%(同51.7%)、70才以上が44.5%(同40.1%)と、すべての年代において前回調査時よりも増加している。また、“10年以内にリフォームしたい”というリフォーム時期を具体的にイメージしたリフォーム意向層は、30才代、40才代の“若年代層”においてより高い伸び率を示した。
リフォーム平均予算額は、戸建て約269万円(前回調査:約292万円)、マンション約262万円(同約265万円)と、いずれも減少。築浅(築後年数10年未満)と築古(築後年数30年以上)の平均予算額比は、戸建て(築浅291.3万円、築古266.2万円)、マンション(同328.0万円、200.4万円)と共に築浅の方が高く、差額は戸建て約25.1万円、マンション127.6万円となっている。
「中古住宅購入者」の割合は、戸建てでは30才代、60才代、70才以上、マンションは30才代、40才代、50才代、70才以上で上昇しており、幅広い年代層において中古購入者層が増えている。特に、戸建ての30才代が20.8%、マンションの40才代が43.8%を示し、若年代を中心に中古住宅購入に対する抵抗感は薄まっているようだ。
また、リフォームを検討している人のうち、「不安や心配に思うことはない」と回答しているのは1割に満たず、9割以上が何らかの不安を抱いている。最も多くあげられた不安は「見積もりの相場や適正価格がわからない」であり、戸建て38.7%、マンション43.4%だった。ついで、業者に関連する不安要素として「施工が適正に行われるか」「業者選び、手続きが面倒そう」「いろいろな業者特徴を比較しにくい」なども高い割合を占めた。
ニュース情報元:(一社)住宅リフォーム推進協議会
東京急行電鉄(株)は、田園都市線あざみ野駅直結の商業施設「エトモあざみ野」(横浜市青葉区)を、3月28日(木)に開業する。
エトモは「駅と、もっと 街と、もっと」をキャッチコピーとし、駅ごとの特色にあわせた店舗を誘致するコミュニティ型商業施設ブランド。エトモ10店舗目となる「エトモあざみ野」は、駅周辺に隣接して並ぶ3施設を一体的にリニューアルしオープンするもの。
駅構内には、出来立て商品が並ぶ東急フードショースライスが13店舗の食物販ゾーンを展開する。駅西側の第2東急あざみ野ビルには、地下1階に昼夜問わず利用しやすい人気飲食店6店舗を新規出店。駅東側に位置する東急あざみ野ビルでは、既存の東急ストアが地域の方の生活に寄り添った店舗を目指し、2019年夏頃にリニューアルを予定している。
ニュース情報元:東京急行電鉄(株)
野村不動産(株)、矢作建設工業(株)、岡谷鋼機(株)の3社が推進する「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」(愛知県春日井市)の新築工事が着工した。JR中央本線「春日井駅」は名古屋市の北東部に位置する。駅周辺は商業機能が低下し細分化した低未利用地が多く存在するなど、駅前にふさわしい土地利用が図られていない点などが課題として挙げられていた。再開発事業では、都市機能が集約されたコンパクトシティの実現を目指す。
事業地はJR中央本線「春日井」駅徒歩1分、建築敷地面積約3,900m2。住宅、子育て施設、商業施設などの多様な都市機能によって賑わいを創出するため、地上23階建の複合施設(主要用途:住宅132戸、商業、駐車場)を建設する。竣工は2021年度を予定している。
ニュース情報元:野村不動産(株)
(独)住宅金融支援機構はこのたび、2019年3月の住宅ローン【フラット35】等の金利を発表した。【フラット35】は、融資率9割以下が1.270%~1.960%(前月1.310%~1.960%)、融資率9割超が1.710%~2.400%(同1.750%~2.400%)となり、最低金利が4カ月連続低下した。【フラット20】においては、融資率9割以下が1.220%~1.910%(同1.250%~1.900%)、融資率9割超が1.660%~2.350%(同1.690%~2.340%)となり、最低金利は低下したが最高金利は上昇している。
【フラット50】は融資率9割以下が1.670%~2.170%(同1.690%~2.190%)、融資率9割超が2.110%~2.610%(同2.130%~2.630%)と、最低金利・最高金利ともに低下した。
ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構
リクルート住まいカンパニーによる「住みたい街ランキング2019 関東版」の調査で、2018年に続き、住みたい街の1位に輝いた横浜駅。交通アクセスのよさや買い物の便利さが多くの人に支持された結果だが、人気の街は物件の価格相場も高くなる。では人気の街・横浜まで電車で30分以内とアクセスがよく、しかも価格相場が安い駅はどこなのかを調査! 専有面積40平米以上~70平米未満の、カップル向け中古マンションの価格相場が安い駅トップ10をランキングしてみた。ちなみに同条件の横浜駅の中古マンション価格相場は3890万円。トップ10の価格はどんなものだろう……?●横浜駅まで30分以内の物件相場が安い駅TOP10
順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/横浜駅までの所要時間)
1 かしわ台 1497.5万円(相鉄本線/神奈川県海老名市/27分)
2 追浜 1699万円(京急本線/神奈川県横須賀市/25分)
3 十日市場 1745万円(JR横浜線/神奈川県横浜市/26分)
4 鶴間 1930万円(小田急江ノ島線/神奈川県大和市/27分)
5 下永谷 1990万円(横浜市営地下鉄ブルーライン/神奈川県横浜市/18分)
6 鶴見小野 2030万円(JR鶴見線/神奈川県横浜市/15分)
7 洋光台 2035万円(JR京浜東北線/神奈川県横浜市/21分)
8 西谷 2040万円(相鉄本線/神奈川県横浜市/12分)
9 小机 2099.5万円(JR横浜線/神奈川県横浜市/16分)
10 長津田 2120万円(JR横浜線/神奈川県横浜市/29分)
1位は相鉄本線・かしわ台駅。急行に乗れば8駅で横浜駅に到着する。駅周辺は住宅が密集しており、小学校や中学校も駅近くにある。駅の南側、徒歩5分圏内にはドラッグストアやスーパーがあり、帰宅途中の買物に便利。スーパー銭湯「おふろの王様 海老名店」もあり、休日に気軽にリフレッシュできるのもうれしいところ。横浜駅まで出なくても1駅隣の海老名駅に行くと、映画館やショッピングモールなど商業施設が充実している点も魅力だろう。気になる中古マンションの価格相場は1497.5万円で、横浜駅の3890万円の半額以下だった。
以降、4位までは価格相場が横浜駅の半額以下という結果に。3位の十日市場(とおかいちば)駅を通るJR横浜線は、路線名とは裏腹に横浜駅は沿線に含まれない。しかし本数は少ないもののJR根岸線直通の列車に乗れば、十日市場駅から横浜駅まで乗り換えなしで行くことが可能だ。十日市場駅の駅前にはスーパーやドラッグストア、100円ショップや飲食店が並んでおり、日常生活を送る街として申し分ない環境だろう。
十日市場駅(画像提供/PIXTA)
また、3位・十日市場駅や9位・小机駅、10位・長津田駅を走るJR横浜線は多くの路線と交わっており、多方面に出かけやすい点も注目だ。長津田駅で東急田園都市線、町田駅で小田急小田原線、新横浜駅で東海道新幹線や横浜市営地下鉄ブルーライン、菊名駅では東急東横線に乗り換えができる。
長津田駅(画像提供/PIXTA)
有名建築家により生まれ変わった駅や新路線建設中の駅もランクイン7位のJR京浜東北線・洋光台駅は、駅周辺が2018年にリニューアルして話題に。駅前にそびえるURの洋光台団地や、団地に囲まれた広場は1970年代にできたもので、老朽化が目立っていた。そこで、建築家・隈研吾氏やクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏をアドバイザーにした「団地の未来プロジェクト」が始動。団地1階部分を利用した商店街や、広場の階段やデッキ、団地の外壁などが明るく開放的な雰囲気に生まれ変わり、2018年8月には新生・洋光台中央広場のオープニングセレモニーが開かれた。今後も一帯のリニューアルは続くので、街の価値は高まりそうだ。
トップ10のうち横浜駅までの所要時間が最も短いのは、8位の相鉄本線・西谷駅。各駅停車に乗ると7駅で横浜駅に到着する。駅北側を東西に走る国道16号沿いには飲食店が点在するほか、駅南側には商店街やスーパーがある。
この西谷駅とJRの貨物線駅である横浜羽沢駅間では現在、総延長約2.7kmの連絡線を新設するプロジェクトが2019年度下期の開業を目指して進行中。加えて横浜羽沢駅と東急東横線・目黒線の日吉駅間を結ぶ連絡線を2022年度下期までに新設予定で、この2つの連絡線が完成したあかつきには相鉄線とJR線、さらに相鉄線と東急線が相互直通運転されることに。アクセス性の向上やラッシュ時の混雑緩和が見込まれており、西谷駅は今後注目度が上昇する駅と言えるだろう。
今回の調査の基点にした横浜駅の中古マンション価格相場は、専有面積40平米以上~70平米未満でも3890万円と予想通り高めだった。しかし横浜駅の周辺に範囲を広げると、ぐっとお手ごろ価格でありつつ、横浜駅まで1本で行けたり、ほかの路線に乗り換えやすかったりと魅力的な駅が豊富にある。物件探しの際はあわてず、視野を広げて探すのがよさそうだ。
さて、次回は専有面積70平米以上~100平米未満のファミリー向け中古マンションの価格相場ランキングを紹介したい。今回ランクインした駅と顔ぶれがどう変わるのか注目だ。
●調査概要WordPress へようこそ。こちらは最初の投稿です。編集または削除し、コンテンツ作成を始めてください。
東京は昨日と今日は雨で、まるで冬に逆戻りしたような寒さです。
昨日は、息子と二人で手巻きずしの材料を買い出しに出かけた以外は家の中で過ごしました。ちなみに夫は休日出勤。安定のワンオペです。
迷路遊びが大好きな息子。
↓
私が書いた迷路(ピンク色のペン)に付け足して迷路を書いていました。
よく見ると、スタートが「すたート」になっていて「ゴール」が多いけど、上手に書けています。
教えていないのに息子はカタカナを書きます。五十音全部は書けないと思いますが、こうして遊びの中で覚えていくのですね~。
教えていないのに覚えるといえば、今朝、こんなことがありました。息子が、
「見ててね!」
と、いつもは床にペタリと座って履くのに、なんと
初めて、立ったままパンツとズボンを履きました。
私が、
「すごいねー、初めてできたね!」
と褒めると、息子はドヤ顔で、
「6歳みたいでしょ。」
ろ、6歳?何故に6歳?(笑)
笑いそうだけど、絶対に笑っちゃいけない場面なので、必死に笑いをこらえて、
「そうだね!すごいよ。お兄さんだ!」
と褒めました。苦しかったです。
4歳児には、6歳児は憧れのヒーローなのね。
東京の三大繁華街といえば、渋谷と新宿、そして池袋。交通や買い物など、いずれ劣らぬ便利な街だが、繁華街周辺の家賃は高額なもの。では、池袋へのアクセスが良い場所かつ、お手ごろ価格で部屋を探すならどこがいいのか。池袋へ電車で30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKを対象にした家賃相場が安い駅ランキングを分析してみた。
池袋駅まで電車で30分以内、家賃相場の安い駅TOP20駅
順位/駅名/家賃相場/(沿線名/駅の所在地/池袋駅までの所要時間(乗り換え時間を含む)/乗り換え回数)
1位 上福岡 4.40万円(東武東上線/埼玉県ふじみ野市/28分/1回)
2位 柳瀬川 5.00万円(東武東上線/埼玉県志木市/25分/1回)
3位 鶴瀬 5.10万円(東武東上線/埼玉県富士見市/29分/1回)
4位 東久留米 5.20万円(西武池袋線/東京都東久留米市/17分/1回)
5位 朝霞台 5.30万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/16分/0回)
6位 みずほ台 5.38万円(東武東上線/埼玉県富士見市/27分/1回)
7位 ひばりヶ丘 5.40万円(西武池袋線/東京都西東京市/14分/0回)
7位 朝霞 5.40万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/17/1回)
9位 北朝霞 5.50万円(JR武蔵野線/埼玉県朝霞市/20分/1回)
9位 志木 5.50万円(東武東上線/埼玉県新座市/19分/0回)
9位 清瀬 5.50万円(西武池袋線/東京都清瀬市/20分/1回)
12位 所沢 5.60万円(西武池袋線・新宿線/埼玉県所沢市/21分/0回)
12位 西浦和 5.60万円(JR武蔵野線/埼玉県さいたま市/30分/1回)
14位 西高島平 5.75万円(都営三田線/東京都板橋区/30分/2回)
15位 ふじみ野 5.90万円(東武東上線/埼玉県富士見市/25分/0回)
15位 南与野 5.90万円(JR埼京線/埼玉県さいたま市/26分/0回)
15位 南浦和 5.90万円(JR京浜東北線・武蔵野線/埼玉県さいたま市/24分/1回)
15位 新座 5.90万円(JR武蔵野線/埼玉県新座市/27分/2回)
15位 秋津 5.90万円(西武池袋線/東京都東村山市/22分/1回)
20位 南鳩ヶ谷 6.10万円(埼玉高速鉄道/埼玉県川口市/30分/1回)
ランキング1位は、東武東上線の上福岡駅。ランキング上位には、同じく東武東上線と西武池袋線が目立つ。
上福岡駅は普通列車と準急のみが停車。東武東上線は東京メトロ副都心線と有楽町、東急東横線、みなとみらい線と直通運転しているが、時間帯によって、副都心線の列車も停車しない。しかし、所在地のふじみ野市では唯一の鉄道駅だ。
上福岡駅(写真提供/PIXTA)
駅西口はショッピングモールや公共機関、住宅棟も備える複合施設「ココネ上福岡」があるほか、深夜2時まで営業している駅直結スーパーもあるため、日常の買い物に不自由することはないだろう。駅前には大きな広場があり、毎年夏には規模の大きな七夕祭りが開催され、住民の楽しみになっている。
駅周辺には高層マンションが増えているが、少しいけば閑静な住宅街。また、ラジコンやカブトムシなど個性的な専門店が並ぶ「中央通り商店会」や、さまざまな居酒屋がそろった「上野台銀座商店会」など大小約20の商店街があり、子育て家庭だけでなく、趣味や外食の充実を重視するシングルも満足できそうだ。
東京都内で最上位になるのは、西東京市のひばりヶ丘駅(西武池袋線)だ。池袋までは急行で2駅、ランキング内で所要時間がもっとも短い15分以内。新宿駅へも30分圏内で、渋谷にも乗り換えなしで行くことができ、交通利便性はかなり高い。
駅の南側はホームセンターや家電量販店、パルコなどがあり、ちょっとした買い物でもすべてまかなうことができる。一方で、駅近くにも大きな公園など自然を感じるスポットがあり、周辺の道路沿いも街路樹の整備が進んでいて、散歩するのも気持ち良い。また、東京大学大学院農学生命科学研究科付属の研究施設「西東京フィールド」の最寄駅であり、敷地内の博物館や環境や食に関する講演会は一般向けにも公開されているため、年代を問わず知的好奇心を充足させることができるだろう。
埼玉の文教地区と、国際色豊かなコンパクトシティひばりヶ丘と同様に乗り換え不要なのが9位の志木駅。東武東上線の急行や快速も停車し、渋谷へも乗り換えなしで行ける。駅周辺は飲食店も充実。またカルディなどが入る東武沿線の商業施設「EQUiA」やマルイもあるため、少しおしゃれなものを手近で買いたいときにも便利だ。すぐ近くには24時間営業のお手ごろスーパーもあり、特に小さな子どものいる家庭にはありがたいだろう。
志木駅(写真提供/PIXTA)
子育て家庭にとって気になる学校施設も、志木は要チェックの場所だ。志木駅は、慶應義塾志木高校や、立教大学新座キャンパスも最寄駅。ここを目指す生徒や学生のための学習塾なども充実している。
注意が必要なのは、志木駅の所在地は新座市だが、志木市と朝霞市の境界であるという点。住むところが、どこの学校に通えるのかは確認しておきたい。
ランキングから外れてしまうが、対象物件がいちばん多い駅は、21位に入っていた蕨駅(6.20万円、JR京浜東北線/埼玉県蕨市/20分/1回)だった。池袋までは乗り換えが必要だが、京浜東北線沿線のため、東京駅まで一本で行くことができる。
所在地の蕨市は、面積が約500万平米と、日本でいちばん小さな市として知られている。駅西口には市役所などの公共機関が集中しており、文字通りのコンパクトシティ。小回りが良いともいえそうだ。駅周辺にはスーパーも充実しているが、ノスタルジックな雰囲気の商店街「ピアロード商店街」もある。
近年は外国人の住民が増えており、珍しい外国の食材が手に入るお店もある。毎年3月には、在住クルド人たちのよるお祭りなども開かれ、国際色豊かな街でもある。
池袋は大きな繁華街だが、池袋まで足を延ばさなくても、買い物も教育環境も十分便利な地域が目立つ印象だ。世帯やライフスタイルに合わせて、一番しっくりくる場所はどこなのか。きめ細かに選ぶことができそうだ。
●調査概要※画像を間違えて貼り付けていたので再投稿します。夜分に度々の更新スミマセン※
今日は久しぶりに良い天気だったので、息子と二人で梅まつりに行きました。
梅を見に行こうと言うとイヤだと拒否されるので、
「おまつりに行こう。」
と息子を誘ったら、快いお返事。
作戦成功!
天神さまの門前には、梅まつりの、のぼり旗がいっぱいありました。
息子に、何と書いてあるでしょーか?と尋ねたら、
「もちまつり!」
そして、船橋屋のくずもちの写真看板を指さして、
「あれが食べたい!早く行こうよ!」
なんてこった~~~!
・・・前言撤回。
作戦失敗でした。
花より団子な4歳児を、「まずは梅の花を見てから、餅を食べようね~」となだめて、梅見物。
神社の境内では、猿回しをしていました。
お猿さんがスマホをスイスイと操作。こんな猿、見たことが無いです!
お猿らしい芸も披露しました。
(株)クロス・マーケティング(東京都新宿区)は、20歳~69歳の男女を対象に「賃貸物件の部屋探しに関する調査」を行った。調査は2019年2月15日(金)~2月17日(月)にインターネットで実施。有効回答数は1,000。それによると、部屋探しをして引越しをしようと思うきっかけトップは「結婚」で約3割(28.2%)。次いで「入学・進学」(24.6%)、「就職」(21.3%)と、ライフステージ変化が引越しのきっかけとして多く挙がっている。男女比でみると、男性は「転勤」が22.8%で女性の16.0%より6.8ポイント高く、女性は「結婚」が35.0%で男性の21.4%より13.6ポイント高い。
部屋探しの方法としては「不動産会社の店舗に行った」が63.2%で最多。「物件検索のWebサイト見た」(30.3%)よりも、店舗に足を運んで相談する人が約2倍。「直接現地で見た」(16.7%)、「家族や友人・知人から物件を紹介された」(12.8%)が続く。
譲れない設備・サービスは「バストイレ別」が42.2%で最多。次いで「エアコン」(35.1%)、「室内洗濯機置き場」(26.6%)の順。特に女性の2人に1人は「バストイレ別」を求めているほか、男性よりも全体的に譲れない設備やサービス項目が多い傾向がみられた。
動画内見・オンライン内見は、どちらも利用経験者は全体で約1割。男性20代、女性30代は利用経験者が他年代よりも多いが、まだまだ浸透しているとは言い難い結果となった。
ニュース情報元:(株)クロス・マーケティング
新築マンションポータルサイト「MAJOR7」(メジャーセブン=住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス)は、全国のマンション購入意向者約77万人を対象に「新築分譲マンション購入意向者アンケート」を行った。調査は2018年12月11日(火)~12月24日(月)にインターネットで実施。2,866人(男性1,951人、女性915人)より回答を得た。
それによると、現在マンション購入を検討している理由は、前回調査(2018年2月発表)と同様、「資産を持ちたい・資産として有利だと思ったから」がトップで21.3%。「もっと広い住まいに住みたいから」18.1%、「もっと交通の便の良いところに住みたいから」17.9%が続いた。依然として、「資産価値」「広さ」「交通の便」がマンション購入検討理由の主な要素となっている。
理想とするマンションのタイプについては、前回調査と同様、トップは「信頼できる不動産会社が分譲するマンション」で60.8%。次いで「信頼できる建設会社が施工するマンション」59.6%、「管理会社が信頼できるマンション」53.3%。「不動産会社」「建設会社」「管理会社の信頼性」は、時間の経過に関わらず理想とするマンションのタイプとして、常に重視されるポイントであるようだ。
今、マンションを購入すべきタイミングだと感じますか?では、「買い時だと思う」との回答は9.6%、「どちらかといえば買い時だと思う」は32.0%となり、双方を合わせると「買い時だと思う」割合は前回調査と同様に全体の4割を超えた。買い時だと思う理由は「現在の住宅ローン金利は低水準だから」が60.7%で断トツの1位。次いで「2019年10月に消費税が10%に増税予定のため」が42.4%、「住宅ローン控除など購入支援制度があるため」が22.3%で続いた。
マンションについて新築と中古のどちらを検討していますか?では、「新築のみ検討」が49.0%、「中古のみ検討」が4.9%、「新築と中古両方検討」が43.9%となり、前回調査同様「両方検討」が4割を超えた。
ニュース情報元:住友不動産(株)
国土交通省は2月26日、都市再生特別措置法の規定に基づき、民間都市再生事業計画「(仮称)豊洲六丁目4-2,3街区プロジェクト」について認定した。本年1月31日付けで清水建設(株)から申請のあったもの。事業区域は東京都江東区豊洲六丁目9番1の一部、24,453.77m2。ビジネスニーズに対応する大規模オフィスや、宿泊施設を計画。ゆりかもめ市場前駅と連携した交通広場と歩行者ネットワーク、水と緑を活かしたオープンスペースを形成し、魅力的な複合市街地を形成する。
建物はオフィス棟とホテル棟の2棟で構成される。オフィス棟は地上12階・塔屋1階、延べ面積87,688.25m2。ホテル棟は地上14階・塔屋1階、延べ面積30,910.00m2。施行期間は2019年2月4日~2021年8月31日の予定。
ニュース情報元:国土交通省
(株)東京カンテイは2月28日、2019年1月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。それによると、1月は「晴」が15から18地域に増加。「雨」は4から1地域に減少。「曇」は7から10地域に増加。「小雨」は10から8地域、「薄日」は11から10地域にそれぞれ減少。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は6から18地域に急増した。
首都圏は、東京都が前月比0.0%と横ばい。神奈川県は1.0%下落、千葉県は0.2%下落、埼玉県は1.0%下落。首都圏平均は0.5%下落した。近畿圏は、大阪府が±0.0%の横ばい、兵庫県は0.7%下落、京都府は0.7%上昇。近畿圏平均は0.3%の下落となった。中部圏は、愛知県で2.1%上昇、岐阜県で3.3%下落、三重県で6.6%上昇、静岡県で0.7%下落。中部圏平均は1.5%の上昇。
北海道は前月比1.6%上昇し1,617万円、札幌市は1.7%上昇し1,676万円。最も事例が多い中央区で0.3%下落したものの、次いで事例の多い豊平区では0.1%、西区では1.7%それぞれ上昇した。宮城県は、±0.0%と変わらず2,004万円。仙台市も同様に横ばいで2,063万円。長野県は、0.5%上昇し1,951万円。県内で最も事例の多い長野市で7.6%、次いで事例の多い松本市で1.6%それぞれ上昇し同県の価格を押し上げた。
広島県は1.5%下落の2,095万円、広島市は2.1%下落し2,190万円。福岡県は0.7%上昇し1,964万円、福岡市は反対に0.1%下落し2,373万円となった。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
三井不動産(株)は、愛知県中部エリア最大級となるリージョナル型ショッピングセンター「(仮称)ららぽーと愛知東郷町」の開発を推進しており、3月1日(金)に着工する。同施設は、愛知県愛知郡東郷町に立地。昨年9月にオープンした「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に続き、東海3県2店舗目のららぽーととなる。施設は延床面積約190,200m2、店舗面積約63,900m2の4階建て。ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメント、サービスなど、話題性の高い店舗を約230店揃える。
敷地内には約4,000m2の緑地を整備し、屋外イベントスペースを設ける。また、バスやタクシーの発着場となる交通広場も整備する。竣工・開業は2020年秋の予定。
ニュース情報元:三井不動産(株)
国土交通省はこのたび、2018年11月分の「不動産価格指数(住宅)」と「不動産価格指数(商業用不動産)(第3四半期分)」を公表した。指数は2010年の平均を100としたもの。
それによると、11月分の全国の住宅総合は前年同月比2.4%増の112.1(先月112.0)で、48ヶ月連続して前年同月比で上昇となった。住宅地は99.0(同100.2)、戸建住宅は102.3(同101.1)、マンション(区分所有)は141.8(同143.4)。
都道府県別でみると、東京都の住宅総合は121.9(対前年同月比+1.0%)、住宅地は103.7(同-5.2%)、戸建住宅は105.5(同-1.8%)、マンションは143.6(同+2.9%)。大阪府の住宅総合は113.5(同+1.4%)、住宅地は102.3(同-7.6%)、戸建住宅は94.5(同-3.0%)、マンションは149.4(同+6.3%)。
また、平成30年第3四半期分の全国の商業用不動産総合は124.2(前四半期123.2)。店舗は138.7(同135.6)、オフィスは143.0(同133.4)、マンション・アパート(一棟)は135.9(同134.4)となった。
ニュース情報元:国土交通省
国土交通省は2月28日、平成31年1月の住宅着工動向を発表した。それによると、1月の住宅着工戸数は67,087戸(前年同月比1.1%増)で2か月連続の増加となった。
利用関係別でみると、持家は20,925戸で4か月連続の増加(前年同月比3.3%増)。貸家は24,776戸で5か月連続の減少(同12.3%減)。
分譲住宅は20,911戸で、6か月連続の増加(同19.8%増)。そのうち、マンションは9,368戸で6か月連続の増加(同43.6%増)。一戸建は11,190戸で2か月連続の増加(同4.2%増)となった。
ニュース情報元:国土交通省
福島第一原発事故に伴い避難指示区域に指定された福島県南相馬市小高区(旧小高町)。一時無人となった町に2018年1月、新たな営みを生み出す拠点「小高パイオニアヴィレッジ」が完成した。同施設を企画した一般社団法人パイオニズム代表の和田智行氏に話を聞いた。
たくさんのスモールビジネスに支えられた魅力的な町をつくる
和田智行さん(写真撮影/佐藤由紀子)
「復興拠点の計画が形としてできたことで、今後事業や活動が加速すると思うので、期待と責任が入り混じった気持ちです」と話す、和田智行さん。大学進学で上京し、卒業後はITベンチャー2社を起業、2005年に故郷の南相馬市小高区にUターンして仕事を続けた。
東日本大震災後、小高区の住民1万2842人全員が避難指示の対象となり、5年以上町への立ち入りを制限された。和田さんの自宅も警戒区域に指定され、会津若松市に避難し、起業や創業を志す人たちを支援するインキュベーションセンターに勤めた。そして、避難指示が解除される前の小高区に入り、食堂や仮設スーパー、ガラスアクセサリー工房を経営した。
2016年7月に避難指示が解除され2年半以上。病院や学校などが再開し、小高交流センターがオープンするなど、徐々に生活環境は整いつつあるものの、帰還者は約3000人で、住民のほとんどが65歳以上。人口の回復、若い人の帰還、人材育成など、課題は多い。
「10年、20年後、この町はどうなるのか、多くの人が漠然とした不安をかかえています。ここで事業を起こし、働く場所や住民の暮らしを支えるサービス、失われたコミュニティをつくることで、地域が消滅せず存続していく可能性を示していくことができたら」と和田さんは、南相馬市出身の起業家2人に声をかけ、日本財団の支援金やクラウドファンディングなど、活動を応援する方々の支援を受けて「小高パイオニアヴィレッジプロジェクト」をスタートさせた。
プロジェクトが目指すのは、1000人を雇用する1社に支えられる社会ではなく、10人を雇用する多様な100社が躍動する社会。「一つの大企業に支えられた町は、事業の継続が困難になったとき撤退して町は焼け野原になってしまいます。たくさんのスモールビジネスがあれば、一気に全滅することはなく、多様な商品や人がいて魅力的な町になる。そういう風土が出来上がれば、新しい世代も次々出てくるのではないかと思います」
起業やものづくりをする人が励まし合い成長していくコミュニティ小高パイオニアヴィレッジ北側外観(写真撮影/佐藤由紀子)
小高パイオニアヴィレッジ外観。半透明の壁「ルメウォール」を通して、中の灯りが外に漏れる(写真撮影/佐藤由紀子)
建築中の小高パイオニアヴィレッジ。土地を確保することから始まった(画像提供/一般社団法人パイオニズム)
約10カ月の工期を経て1月に完成した「小高パイオニアヴィレッジ」は、延べ床面積約280平米、鉄骨造りの2階建て。建築費用は日本財団の「東日本大震災復興支援 New Day 基金」の支援金をはじめ、自己資金、クラウドファンディングを活用した。内装はラワン合板をふんだんに使った最低限のシンプルな仕上げで、今後のニーズ、周囲の状況にあわせて柔軟に変えていく予定だという。
小高パイオニアヴィレッジ俯瞰図の構想スケッチ。「境界のあいまいな建築」がデザインコンセプトだ(画像提供/一般社団法人パイオニズム、設計:RFA)
吹抜けのコワーキングスペース。ひな壇にはコンセントや暖房が装備されている(画像提供/一般社団法人パイオニズム)
中心施設は、ひな段状で、吹抜けで2階とオープンにつながるコワーキングスペース。ここでさまざまな事業、業種の方々が自由に働き、アイデアを練る。また最大50人程度のイベントにも対応可能だ。「起業は孤独な闘いで、起業したい気持ちがあっても諦める人も多いと思いますが、隣に創業を目指す仲間がいれば、励まし合い、化学反応が生まれます」と和田さん。ここは、そんなコミュニティが活性化する場であり “ヴィレッジ”の広場のような存在だ。
2段ベッドが設置されたシンプルなゲストハウス(画像提供/一般社団法人パイオニズム)
2階にあるゲストハウスは、長期滞在する人、出張などでコワーキングスペースを活用したい人のための簡易的な宿泊施設で、5部屋用意されている。
メイカーズルームの「HARIOランプワークファクトリー小高」工房では地元の主婦4人が職人として働いている(写真撮影/佐藤由紀子)
1階には、ものづくりを生業とする人たちの共同作業場「メイカーズルーム」を設置。現在は老舗ガラスメーカーHARIOのガラスアクセサリーブランドの生産拠点として、2015年に設立された「HARIOランプワークファクトリー小高」が入所。今後はワークショップを行い、職人の発掘・育成を行う予定だ。
震災の避難生活を経験して気づいた大切なものと新たな価値観2019年1月20日に行われたオープニングセレモニー風景。関係者ら35人が訪れ開所を祝った(写真撮影/佐藤由紀子)
完成した「小高パイオニアヴィレッジ」に対する地域の反応はどうか。「20~40代の人がほとんど住んでいないので、若い人がいるだけで住民は歓迎してくれるし、喜んでくれているのを感じています」と和田さん。「いつから使えますか?行ってみたい」という利用の問い合わせは全国各地からあり、コワーキングスペースを運営する人から和田さんあてに「一緒に何かやりましょう」という声がけも多いという。
すでに、地元の農家と提携するクラフトビールづくりのプロジェクト、手づくりDJイベント、ガラスアクセサリーの新ブランドの発表といった企画も目白押し。10人の起業家を誘致し、サーフカルチャーや馬事文化など地域資源を活用した事業を起こす「Next Commons Lab南相馬」など、すでに生まれている起業家コミュニティの拠点にもなる。3月10日にグランドオープン、本格的にスタートする。
利用者は、働く場所にこだわらない、自営業のフリーランスやクリエイターを想定している。「旧避難指示区域に住むことに抵抗がある人、大きなスーパーやアメニティ施設がない町に暮らせない人は多いと思います。一方では、むしろ、こういう場所に興味があり、面白いと感じる感性の持ち主もいるはず。やりたいことがある人、今の社会を生きづらいと感じている人がここに滞在して、一緒にさまざまな活動や事業を起こしたりして、結果この町に住むようになれば」と和田さんは期待する。
オフィス機能をもつ2階のフリースペース。状況に応じて柔軟に変えられる設計になっている(写真撮影/筆者)
ITベンチャー企業の役員として働いていた当時は、稼ぐために仕事をしていたという和田さん。「震災が起きて避難生活を余儀なくされ、お金があっても食べ物もガソリンも手に入らず、1歳と3歳だった私の子どもにもストレスを与えるのではないかと心配になりました。けれども、いろいろな人に助けられて生き延びることができて、自分を支える柱は収入ではなく、人との関係性をたくさんもつことだと感じ、価値観が変わりました」と話す。
今後については、「課題は山積みですが、見方を変えれば、ゼロベースで自由なチャレンジができるのが魅力です。真っ白いキャンバスに自由な絵を描くように、自分たち好みの町をつくっていける。将来、小高パイオニアヴィレッジで事業を始めた人が成長して、事業が拡大して施設が狭くなったら、近くの空き地を借りて新しく事業を始める。そうしてコミュニティが広がり、“ヴィレッジ”の“村人”がどんどん増えればと思います」と話す和田さんの表情から静かな自信が伝わってきた。
つくられた価値観のなかで暮らし、欲しいものが簡単に手に入る今。「小高パイオニアヴィレッジ」は、必要最小限のものしかないが、明るい笑顔、人と人の信頼関係、希望が感じられた。一時、無人、無になった町はパイオニアである若手起業家たちの手で、新しい価値観、新しい社会が生まれようとしている。また5年後、10年後の小高区を見てみたいと思わずにはいられない。
●プロフィール世界各地を旅する料理家、口尾麻美さんに、前回はトルコ風の朝ごはんのつくり方を教えていただきました。イスタンブールのバザールのような、パリのアパルトマンのような、ひと言で「●●風」と言いきれない、多国籍なムードが素敵な口尾家で、今回はご自宅のインテリアについて伺います。【連載】料理家のキッチンと朝ごはん
料理研究家やフードコーディネーターといった料理のプロは、どんなキッチンで、どんな朝ごはんをつくって食べているのでしょうか? かれらが朝ごはんをつくる様子を拝見しながら、おいしいレシピを生み出すプロならではのキッチン収納の秘密を、片づけのプロ、ライフオーガナイザーが探ります。さまざまなものがセンスよくディスプレイされた多国籍インテリア
旅先で気に入ったものをあれこれ持ち帰っているうちに、多国籍ミックスのインテリアにたどり着いたという口尾さん。たくさんのものが目につく場所に並べられているのに、不思議と統一感があるのは、口尾さんの審美眼を通して厳選されたものだけが、研ぎ澄まされたセンスでコーディネートされているから。
(写真撮影/嶋崎征弘)
「最初はパリのインテリアを参考にしていたのですが、あちこち旅していろんなものを持ち帰っているうちに、ひと言で●●風と言いきれないミックス・スタイルにたどり着きました」と笑う口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)
正直なところ、口尾家のように「さまざまなものを見せながら、統一感を出す」「多くのものを持ちながら、センスよく見せる」のは、インテリア的にかなり難易度が高いです。誰もが気軽に再現できるものではないけれど、やっぱりオープン収納っておしゃれ。ミックス・スタイルってかわいい。ちょっとでも自宅に取り入れてみたい。
……ということで今回は、インテリア初心者さんでも真似できそうな口尾スタイルを、ピンポイントでお教えいただきました。
ポイント1、トレーやカゴに、同じ種類のものをまとめてみる数が多くて小さなものを出しっぱなしにすると、「単に雑多」な雰囲気になってしまいますよね。そんなときは、トレーやカゴに同じ種類のものをまとめると、ひとつの大きなもののように見せられるため、細々した印象を払拭できます。口尾家でも、たくさんのトレーやカゴが使われていましたよ。
モロッコで買い集めたという小さなミントティーグラスは、色も形も少しずつ違います。口尾さんは、大きなハンドル付きトレーにグラスをまとめて、窓辺のベンチに置いていました。日が当たるとキラキラ光ってきれい(写真撮影/嶋崎征弘)
ご自宅で開催する料理教室の生徒さんが使うグラスは、トレーにまとめてリビングのシェルフに(写真撮影/嶋崎征弘)
常温保存の食材もカゴや器にまとめると、お店のディスプレイのように素敵に。よく見ると卵のカゴに親鳥プレートが!(写真撮影/嶋崎征弘)
ポイント2、よく似た色や素材のものを、1カ所に集めてみる異なる素材や形のものをあちこちに点在させると、やっぱり「単に雑多」なイメージになってしまいます。けれども、よく似た素材や形のものを1カ所に集めてみると、自然と統一感が生まれるから不思議です。重ねる、立てる、並べるなど、口尾家ではさまざまな方法でよく似たものがまとめられていました。
自然素材のカゴやざる盆、トレーなどはトースターの上に重ねて収納(写真撮影/嶋崎征弘)
もともとあった窓と、リフォームで取り付けた内窓の間を収納スペースに見立て、普段使っていないガラス製の保存容器やグラスをディスプレイしながら保管(写真撮影/嶋崎征弘)
ポイント3、フックにかけてみる。カゴに入れて吊るしてみる片づけに関する本や雑誌で「かける収納」「吊るす収納」を、よく見かけます。浮かせておけば、その下の掃除がラクだし、しまい込まないから出し入れしやすい一方で、何でもかんでもぶら下げると生活感が溢れ出てしまうのが難点。これをおしゃれに見せる高度なテクニックが、口尾家では駆使されていました。
複数のアイテムをかけるときは「ポイント2、よく似た素材や形のものを、1カ所に集めてみる」と、見た目がうるさくなりません。中が透けて見えるメッシュバッグに収めるものも、素材や形をそろえるとすっきり見えます(写真撮影/嶋崎征弘)
(左)ポットラックには、小鍋やキッチンバサミ、ストレーナーなどを収納。かけるものの高さをそろえているので、雑多な感じが抑えられています。(右)マグカップツリーには、マグだけでなくミルクピッチャーやコースターも(写真撮影/嶋崎征弘)
ポイント4、オープンシェルフはグルーピングを意識してみるものをディスプレイしながら収納できるオープンシェルフ……ですが、気づけばものと一緒に生活感まで陳列してしまっていること、ありませんか(わたしはあります)。ポイントは、ものをひとつずつ個別に見るのではなく、グループにして見ることのようです。
キッチンのシンク上に取り付けられた棚には、普段よく使う「Atelier 16-27」の食器を収納。色とりどりの器でも、つくり手が同じものだけを厳選して並べれば、ショップのように美しくディスプレイできます(写真撮影/嶋崎征弘)
カトラリーは素材と高さをそろえ、グラスに立てて収納。雑多に見えてしまうときは、大きめのアイテムを近くに置けば目線を外らすことができます。口尾さんはデザインのかわいい鍋敷きをアイキャッチにしていました(写真撮影/嶋崎征弘)
収めるものの素材やデザイン、色などをグルーピングしたうえで絶妙のバランスで配置した、口尾ワールド全開のシェルフ。「壁面に固定したシェルフは、地震による揺れが少ないのも利点です。以前、大きな地震があったときも、何も落下しませんでしたよ」(写真撮影/嶋崎征弘)
ポイント5、手づくりしたものをちょっとだけ飾ってみる最後にご紹介するのは、ぶきっちょさんでも簡単に真似できる手づくりのアイデアです。口尾さんによると、「やりすぎるとクドくなるので、あまり前面に出さず、ちょっと控えめにディスプレイするのが大人っぽいインテリアにする秘訣」なのだとか。
コリアンダーやシナモンスティックといったスパイス類は、透明のガラスジャーに保存。かわいい紙片にスパイス名をスタンプして一緒に入れておけば、ラベリング代わりになるうえインテリアとしても素敵(写真撮影/嶋崎征弘)
赤レンズ豆を保存しているジャーには、スパイス名の紙片ではなく子豚のフィギュアを入れていた口尾さん。「ぱっと見ただけでは分からないけれど、よく見るといる……くらいの、さりげなさがポイントです(笑)」(写真撮影/嶋崎征弘)
ニットで編まれたスイートチョリソーと赤いネットのリヨナーソーセージのオブジェは、フランスのブランド「MAISON CISSON」のもの。「これを見て、自分でもつくれるかなと思ったんです」と口尾さん(写真撮影/嶋崎征弘)
「MAISON CISSON」からインスピレーションを受けた口尾さんによる作品。「リネンのクロスやカットしたソックスに詰め物をして、麻ヒモや調理ネットで結んだだけ」とのことですが、とってもかわいかった!(写真撮影/嶋崎征弘)
カットしたモミの木をカゴにのせて吊るせば、部屋中がよい香りでいっぱいに。リースやスワッグをつくるより手軽にドライフラワーが楽しめます。ユーカリやラベンダー、ミモザなどを飾っても(写真撮影/嶋崎征弘)
今回、5つのポイントをご紹介しましたが、改めて「さまざまのものを見せながら、統一感を出す」「多くのものを持ちながら、センスよく見せる」のってむずかしい!と感じました。
食・住だけでなく、衣(ファッション)もすてきな口尾さん。ショートカットに映えるパープルのイヤリングは「Alexandre de Paris」のもの。「料理中はシンプルなスタイルのことが多いので、大振りのイヤリングで変化を楽しんでいます」(写真撮影/嶋崎征弘)
口尾家のインテリアは、筋の通ったもの選びや、スタイリングのセンス、住まい全体を俯瞰するバランス力が備わっている口尾さんだからこそ実現できる世界観なのだと思います。なかなか自宅で再現できそうな気がしないのだけれど……再現できないからこそ憧れてしまう、大人のおもちゃ箱のように素敵な口尾家のインテリアなのでした。
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