京都・四条河原町に複合型商業施設、12月に開業

京阪ホールディングス(株)は、京都・四条河原町で開発を進める複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」の開業時期を、2019年12月に決定した。同施設は、京阪電車「祇園四条駅」より徒歩5分、阪急電鉄「河原町駅」より徒歩2分に立地する9階建て。3階部分で高島屋京都店と接続し、従来にはない、新たな食、宿泊、美容、体験を京都の地から発信していく。

1Fの「GOOD NATURE MARKET」は、マーケットとレストランの2つのゾーンで構成。マーケットゾーンでは、オーガニック商品や地元京都の食品などを販売する。レストランゾーンではカジュアルダイニングを展開。シェフズキッチン、テーブル席、個室で、幅広い利用シーンに対応していく。

2Fの「GOOD NATURE GASTRONOMY」は、賑わいあふれる1階のレストランと異なり、上質な空間で特別な食体験を提供するフロア。和や洋、中華などをベースに、従来のジャンルの枠にしばられない独創的なラインナップを予定している。

3Fの「GOOD NATURE STUDIO」では、オリジナルコスメや雑貨類を販売するエリアと、カットやネイルケアなどを行うサロン、一息つけるカフェを設ける。4~9Fの「GOOD NATURE HOTEL」では、天然木を基調とした優しい内装で、28~90m2の広々とした客室を用意する計画。

なお、同施設では、建物内で暮らし、働く居住者の健康・快適性に焦点を当てた建物・室内環境評価システム「WELL Building Standard(R)」認証(WELL認証)の取得を進めており、取得した場合、WELL認証に関してはホテルとして世界初となる。

ニュース情報元:京阪ホールディングス(株)

災害時のライフライン、停電経験者は7割

(株)住環境研究所は、このたび「防災・災害意識と住まい調査」を実施し、その結果を発表した。この調査は、5年以内に戸建持家を取得した方で“被災経験がある方”、および住宅取得計画者で“被災経験がある方”を対象に、災害についての実態を調査し、今後の災害に備える住まいのあり方を探ったもの。調査は2019年2月28日~3月4日、インターネットで実施。サンプル数は1,403件。

それによると、被災した際に停電を経験した方は全体の70%にのぼった。災害別の内訳は「地震被害」で85%、「水害被害」で69%、「台風被害」で69%。また、断水を経験した方は全体で43%だった。内訳は「地震被害」で64%、「水害被害」で43%、「台風被害」で29%。被災時にライフライン関連がストップする状況が多く発生していることがわかる。

災害時に困ったことでは、「家の片付け、掃除」が26.6%でトップ。「停電、計画停電などで自宅の電気が使えない」(25.7%)、「食料の入手」(25.0%)、「飲み水の入手」(23.3%)、「自宅の水洗トイレが使えない」(23.2%)が続く。住まいのライフラインに関して備えが難しいことが伺える。

“被災経験がある”住宅取得計画者に、災害に対応する住まい(建物、設備)への配慮の要望を聞くと、建物への要望は、地震対策として「倒壊しない強固な構造」(78.2%)、「揺れによる室内の被害を抑える配慮」(74.8%)がある。台風対策としては「飛来物に対する配慮がある(窓にシャッター等)」(69.9%)、「飛散に対する配慮がある(屋根の固定方法等)」(68.9%)が、高い要望として挙がっている。

設備への要望としては、停電対策として「太陽光や蓄電池などにより最小限の生活が行える」(51.0%)、「電気のみに頼らない、ガスも併用した設備」(47.6%)、「大容量蓄電池などにより普段通りの生活が行える」(45.1%)があった。

ニュース情報元:(株)住環境研究所

「南町田グランベリーパーク」、11月にまちびらき

町田市、東京急行電鉄(株)および(株)ソニー・クリエイティブプロダクツは、官民連携で開発を進める「南町田グランベリーパーク」(東京都町田市)のまちびらきを、2019年11月に決定した。同計画は、田園都市線「南町田駅」の南側に広がる鶴間公園と旧グランベリーモール跡地を中心とする約22haに、「新しい暮らしの拠点」を創出するプロジェクト。約230店舗が出店する商業施設の開発、新しいまちの玄関口となる駅や、都市公園のリニューアルを計画している。

また、商業施設と公園の中間に位置する「パークライフ・サイト」には、12月にスヌーピーミュージアムが開館する予定。同ミュージアムでは、スヌーピーファンの聖地・シュルツ美術館(米カリフォルニア州)の公式サテライトとして、原作「ピーナッツ」とスヌーピーの魅力を貴重な原画や資料で紹介する。

六本木にあった旧ミュージアムの約2倍の規模となる館内には、充実した常設展示室や専用のワークショップルームを設け、この場所でしか手に入れることのできないオリジナルグッズを販売する。さらに、隣接するアネックスにはカフェも併設するという。

ニュース情報元:町田市

分譲マンション賃料、首都圏は千葉のみ下落

(株)東京カンテイは5月16日、2019年4月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。それによると、4月の首都圏・分譲マンション賃料は、東京都での強含みや事例シェア拡大が引き続き寄与して、前月比+2.2%の2,894円/m2と、上昇傾向で推移している。

都県別では、東京都は同+2.0%の3,485円/m2と比較的大きく上昇。神奈川県も同+0.3%の2,173円/m2と、緩やかながら上昇傾向を維持している。埼玉県は同+1.0%の1,659円/m2、平均築年数がやや若返ったことで3ヵ月ぶりにプラスとなった。一方、千葉県は市川市や船橋市などで大きく下げたため、同-2.9%の1,632円/m2と4ヵ月ぶりに下落した。

近畿圏は前月比+0.1%の1,894円/m2と、僅かながら上昇。大阪府は同+0.2%の2,129円/m2と上昇しているものの、直近3ヵ月間での上昇率は急速に鈍化しつつある。一方、兵庫県は築浅事例の減少により、同-0.9%の1,670円/m2と5ヵ月ぶりに下落した。

中部圏は前月比+2.3%の1,796円/m2、愛知県では同+2.1%の1,838円/m2と、ともに平均築年数の若返りにより前年同月を上回る水準まで持ち直した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

首都圏中古マンション、成約件数は前年比6.3%増加

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は、このたび首都圏(1都3県)の2019年4月度・不動産流通市場の動向を発表した。それによると、首都圏の中古マンション成約件数は、前年比で6.3%増加し3,440件、4ヶ月連続で前年同月を上回り、4月としては1990年5月の機構発足以降、過去最高となった。成約m2単価は同2.4%上昇の53.29万円/m2、成約価格も同1.0%上昇し3,399万円、ともに3ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は同マイナス1.3%の63.80m2だった。

中古戸建においては、成約件数は前年比6.6%増加の1,173件、6ヶ月連続で前年同月を上回った。成約価格は同0.4%上昇の3,111万円と、ほぼ横ばいながら4ヶ月ぶりに前年同月を上回った。土地面積は同マイナス0.2%の148.65m2、建物面積は同マイナス1.8%の103.51m2となっている。

ニュース情報元:東日本レインズ

住宅の不動産価格指数、50ヶ月連続で上昇

国土交通省はこのたび、2019年1月の「不動産価格指数(住宅および商業用不動産)」と、第4四半期の「不動産価格指数(商業用不動産)」を発表した。指数は2010年の平均を100としている。それによると、1月の全国住宅総合は、前年同月比4.4%増の117.2(先月:110.8)、50ヶ月連続して前年同月比で上昇となった。住宅地は104.1(同99.3)、戸建住宅は105.6(同100.5)、マンション(区分所有)は147.4(同143.9)と、いずれも前年同月比で上昇している。

都道府県別でみると、東京都の住宅総合は128.0(対前年同月比+4.3%)、住宅地は116.8(同+4.6%)、戸建住宅は109.1(同+2.0%)、マンションは146.1(同+3.5%)。大阪府の住宅総合は120.6(同+3.7%)、住宅地は102.0(同-5.5%)、戸建住宅は107.5(同+4.2%)、マンションは149.1(同+4.4%)。

また、第4四半期における全国の商業用不動産総合は120.4(前四半期124.2)。店舗は140.3(同138.9)、オフィスは136.0(同143.7)、マンション・アパート(一棟)は131.9(同135.9)だった。

ニュース情報元:国土交通省

「台湾の若手アーティスト夫婦の家と暮らし」「ランナー人気で再注目の銭湯に行ってみた」【4月人気記事まとめ】

新しい年号「令和」の発表から半月が過ぎました。さてSUUMOジャーナルで4月に公開した記事では、「台湾の若手アーティスト夫婦のDIY賃貸アトリエでの暮らし」や「車を家にするバンライフ」など、多様な暮らし方を紹介する記事が人気でした。TOP10の記事を詳しくご紹介します。
4月の人気記事ランキングTOP10はこちら!

第1位:台湾の家と暮らし[1] 若手アーティスト夫婦のインダストリアルなDIY賃貸アトリエ in台北
第2位:「大阪駅」まで電車で30分以内の家賃相場が安い駅ランキング! 2019年版
第3位:ランナー人気でも再注目!銀座や半蔵門、“超都心”の銭湯に行ってみた
第4位:つくば市が「バンライフ」の聖地に? 車を家にする新しい暮らし
第5位:賃貸団地をDIY工房に! 世代や地区を超え、DIYが住民をつなぐ!?
第6位:【ファミリー編】横浜駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2019年版
第7位:【フラット35】を使う人は必見!4月からと10月からの変更点とは?
第8位:切り絵作家YUYAさんとパン・お菓子研究家スパロウ圭子さんの狭さを活かした一軒家 その道のプロ、こだわりの住まい[6]
第9位:「賃貸で家賃交渉ができるって本当ですか?」 住まいのホンネQ&A(9)
第10位:デュアルライフ・二拠点生活[11]京都府福知山市 ライフステージの変化を受け入れ、無理なくしなやかに変わる二拠点暮らし
※対象記事:2019年4月1日~2019年4月30日までに公開された記事
※集計期間:2019年4月1日~2019年4月30日のPV数の多い順

第1位:台湾の家と暮らし[1] 若手アーティスト夫婦のインダストリアルなDIY賃貸アトリエ in台北

(写真提供/KRIS KANG)

(写真提供/KRIS KANG)

日本人の暮らしと似ているようで違う台湾の人の暮らし。そんな台湾の家と暮らしについてご紹介する連載です。第1回は、ブランディングデザイナーとイラストレーター夫妻の賃貸アトリエを訪問。賃貸でもDIYが一般的な台湾、夫がデザインしたキッチンの様子や見せる収納のヒント、台湾の朝ごはん事情など、さまざまなお話を伺いました。

第2位:「大阪駅」まで電車で30分以内の家賃相場が安い駅ランキング! 2019年版

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

関西で最も大きなターミナル駅の一つであるJR大阪駅。そんな大阪駅まで電車で30分以内で行ける、家賃相場が安い駅を調査してみました。対象はワンルーム・1K・1DKになりますが、最安値の駅はJR片町線の野崎駅の3.5万円。以下、3万円台、4万円台の駅が続きます。ランキングの詳細は記事でご確認ください。

第3位:ランナー人気でも再注目!銀座や半蔵門、“超都心”の銭湯に行ってみた

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

2005年には1025軒あったのに2017年には562軒と、年々数が減っている都内の銭湯。けれども、一浴場当たりの平均入浴人員は増えているという逆転現象が。この現象に一役かっているのが、銭湯を拠点にランを楽しむランナーたち。今回は都心にある2つの銭湯をご紹介します。走ってカロリーを消費し、銭湯で汗を流した後にビールを飲む……ぜひ体験してみませんか?

第4位:つくば市が「バンライフ」の聖地に? 車を家にする新しい暮らし

(写真撮影/相馬ミナ)

(写真撮影/相馬ミナ)

最近、世界中で注目されている「バンライフ」。そんな「バンライフ」をテーマにしたイベントが茨城県つくば市で開催されました。生活の拠点であり、仕事場もあり、旅の相棒でもあるというバンでの生活、「バンライフ」について、実際にバンライフを送っている4組に話を伺いました。コンパクトにまとめられた、こだわりの内装写真も必見です。

第5位:賃貸団地をDIY工房に! 世代や地区を超え、DIYが住民をつなぐ!?

(写真撮影:井村幸治)

(写真撮影:井村幸治)

大阪の泉北ニュータウンにある茶山台団地、その空き住居にDIYの普及拠点である「DIYのいえ」が誕生しました。工房スペースがあり、工具の貸し出しやワークショップの開催なども随時行われ、地域コミュニティの活性化の拠点となることも期待されています。賃貸住戸をあえて工房に転換させた理由や、実際に開催されたワークショップに参加した参加者の声を紹介します。

【フラット35】の変更点や賃貸の家賃交渉についてなど、お金周りの記事がランクイン

第6位:【ファミリー編】横浜駅まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2019年版

(写真提供/PIXTA)

(写真提供/PIXTA)

2019年の住みたい街ランキング調査で1位となった横浜駅。そんな人気の横浜駅まで電車で30分以内にアクセスできる、ファミリー向け中古マンションの価格相場が安い駅トップ10が発表されました。1位は、カップル編ランキングでも1位の相鉄本線かしわ台駅。中古マンションを探すときには要注目のエリアといえそうです。ほかにどんな駅がランクインしているかは、記事をチェック!

第7位:【フラット35】を使う人は必見!4月からと10月からの変更点とは?

(写真提供/PIXTA)

(写真提供/PIXTA)

その時々のニーズで見直される住宅ローンの商品内容。固定金利型ローンの代表格である【フラット35】も同様に、2019年4月と10月に制度変更が行われます。そんな【フラット35】の基本や商品ラインナップ、2回の変更点について解説します。【フラット35】の利用を考えている人はぜひチェックしてみてくださいね。

第8位:切り絵作家YUYAさんとパン・お菓子研究家スパロウ圭子さんの狭さを活かした一軒家 その道のプロ、こだわりの住まい[6]

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

何かの道を追求し、私たちに提案してくれる「プロ」。そんなプロたちが普段どんな暮らしを送っているのかを探る連載「その道のプロ、こだわりの住まい」。今回は、切り絵作家、パン・お菓子研究家のご夫婦の自宅兼アトリエを訪問しました。生活スペースでありながら、作品を販売したり教室としても開放しているダイニングキッチン。見せる収納など、コンパクトスペースの上手な活用方法が参考になります。

第9位:「賃貸で家賃交渉ができるって本当ですか?」 住まいのホンネQ&A(9)

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

毎月家計から消えていく家賃。払い続けるのはもったいない、マイホームを買ったほうがいいのではないか、そう考える人も多いのでは? でもその前に、今借りている賃貸住宅の家賃が「適正」かどうかを考えてみましょう。長く住んでいるほど、相場より高い家賃を払っていることも多いのです。家賃交渉しやすいタイミング、交渉のコツなどをお教えします。

第10位:デュアルライフ・二拠点生活[11]京都府福知山市 ライフステージの変化を受け入れ、無理なくしなやかに変わる二拠点暮らし

(写真撮影/中島光行)

(写真撮影/中島光行)

空き家やシェアハウス、賃貸住宅などさまざまな形態をうまく活用してデュアルライフ(二拠点生活)を楽しむ人たちをシリーズで紹介します。第11回目は、移住後、結婚や出産などのライフステージの変化とともに、デュアルライフへと移行したデュアラー吉田さんが登場。吉田さんが移住したきっかけ、地域の方々との関わりかたや日々の暮らし、デュアルライフに移行した理由などをご紹介します。

4月は、台湾や日本の賃貸住宅のDIY事情、バンライフや狭さを活かした家での暮らし方などの記事がランクインしました。家とはこういうものだ、そんな固定観念を捨てると暮らしはもっと楽しくなるのかもしれません。今回ランクインした記事を、よりよい暮らしのための参考にしてみてくださいね。