
6,780万円 / 60.75平米
山手線「目黒」駅 徒歩9分
たっぷりと自然光が入る南西向きの部屋を素材に、内装をまるっとリノベーション。新耐震基準で建てられた平成10年築の低層マンションなので、古い建物はどうしても心配…という方にもオススメできます。
室内は約13.1畳のリビング・ダイニングを中心とした2LDK。大きな窓からの自然光を感 ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は6月10日、首都圏(1都3県)における2019年5月度・不動産流通市場の動向を公表した。
それによると、5月の首都圏中古マンション成約件数は、前年比で1.3%減少し2,749件、5ヶ月ぶりに前年同月を下回った。成約m2単価は同1.4%上昇の51.80万円/m2、成約価格も同0.6%上昇し3,325万円と、ともに4ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は同0.8%減少の64.19m2だった。
中古戸建においては、成約件数は同0.7%上昇の980件と、ほぼ横ばいながら7ヶ月連続で前年同月を上回った。成約価格は同1.6%上昇し3,183万円、4月に続いて前年同月を上回り、前月比も上昇した。土地面積は同3.9%上昇の148.10m2、建物面積は同0.5%上昇の105.49m2となった。
ニュース情報元:東日本レインズ
(株)東京カンテイは6月10日、2019年5月の「新築木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。それによると、5月の首都圏新築一戸建ての平均価格は、前月比+1.4%の4,017万円と3ヵ月ぶりに反転上昇、4,000万円台を回復した。東京都は同+1.2%の5,216万円と2ヵ月連続上昇。神奈川県は同+1.4%の4,447万円と3ヵ月連続上昇。千葉県は同+0.7%の3,244万円と2ヵ月連続上昇。埼玉県は同+1.9%の3,598万円と2ヵ月連続上昇した。
近畿圏の平均価格は、同+0.4%の3,085万円と反転上昇。府県別では、大阪府が同±0.0%の3,402万円と横ばい。兵庫県は同+0.8%の3,012万円と反転上昇。京都府は同+1.2%の3,191万円と反転上昇。近畿圏全体では価格は緩やかながら上昇している。
愛知県の平均価格は同+0.6%の3,447万円と3ヵ月連続で上昇。中部圏全体では同-0.1%の3,013万円と連続下落した。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
(株)東京カンテイは6月10日、2019年5月の「中古木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積100m2~300m2、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。それによると、5月の首都圏中古一戸建て平均価格は、前月比-0.2%の3,219万円と3ヵ月連続で下落した。都県別では、東京都は同-0.7%の5,132万円と2ヵ月連続下落。神奈川県は同±0.0%の3,473万円と横ばい。千葉県は同-0.1%の2,157万円と2ヵ月連続下落。埼玉県は同+0.2%の2,389万円と3ヵ月ぶりに反転上昇した。首都圏は全体的に弱含み傾向。
近畿圏の平均価格は、同+1.0%の2,541万円と反転上昇。主要府県で見ると、大阪府は同+1.4%の2,634万円と反転上昇。兵庫県は同+1.0%の2,603万円と反転上昇。京都府は同-0.1%の3,306万円と反転下落。近畿主要3府県では、大阪府と兵庫県では反転上昇したが、京都府は僅かな下落に転じた。
愛知県の平均価格は、同-1.1%の2,678万円と2ヵ月連続下落。中部圏全体でも同-0.5%の2,252万円と2ヵ月連続下落した。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
(株)東京カンテイは6月10日、2019年5月の「新築小規模木造一戸建て住宅平均価格」を発表した。敷地面積50m2以上~100m2未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件を調査したもの。それによると、5月の首都圏新築小規模一戸建ての平均価格は、前月比+0.7%の4,606万円と反転上昇。都県別でみると、東京都は同+0.4%の5,116万円で反転上昇、神奈川県は同+1.2%の3,941万円と5ヵ月ぶりに反転上昇。千葉県は同+0.4%の4,025万円で3ヵ月連続上昇、埼玉県は同+0.6%の4,085万円と3ヵ月連続の上昇となった。
近畿圏の平均価格は、同+0.2%の3,263万円と反転上昇。主要府県別に見ると、大阪府は同+0.1%の3,186万円と3ヵ月ぶりの反転上昇。兵庫県は同-0.4%の3,633万円と連続下落。京都府は同+1.9%の3,258万円と反転上昇。近畿圏の主要府県では兵庫県を除き上昇に転じ、京都府で2%弱上昇した。
愛知県は同+0.9%の3,982万円と4ヵ月連続上昇。中部圏全体では同+1.0%の3,930万円と、3ヵ月連続で上昇している。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ
国土交通省はこのたび、令和元年第1四半期(平成31年1月1日~平成31年4月1日)の地価LOOKレポートを発表した。
地価LOOKレポートは、主要都市の高度利用地等を対象に、四半期毎の地価動向を調査し、先行的な地価動向を明らかにするもの。調査対象は全国100地区(東京圏43地区、大阪圏25地区、名古屋圏9地区、地方圏23地区)。
それによると、令和元年第1四半期の地価動向は、上昇が97地区(前回97)、横ばいが3地区(同3)、下落が0地区(同0)となり、上昇地区数の割合は5期連続して9割を上回った。
上昇している97地区のうち、0-3%の上昇が68地区(前回70)、3-6%の上昇が29地区(同27)(「宮の森」「駅前通」(以上 札幌市)、「錦町」「中央1丁目」(以上 仙台市)、「千葉駅前」(千葉市)、「歌舞伎町」「渋谷」(以上 東京都)、「横浜駅西口」(横浜市)、「太閤口」「伏見」「久屋大通駅周辺」「金山」(以上 名古屋市)、「京都駅周辺」「河原町」「烏丸」(以上 京都市)、「西梅田」「茶屋町」「中之島西」「北浜」「心斎橋」「なんば」「新大阪」「福島」「天王寺」「江坂」(以上 大阪府)、「三宮駅前」(神戸市)、「博多駅周辺」(福岡市)、「下通周辺」(熊本市)、「県庁前」(那覇市))。
圏域別でみると、三大都市圏(77地区)のうち、東京圏(43)では、上昇が41地区(前回41)、横ばいが2地区(同2)。大阪圏(25)では、平成30年度1四半期から5期連続ですべての地区で上昇。名古屋圏(9)では、平成25年第2四半期から24期連続ですべての地区で上昇となった。
用途別では、住宅系地区(32)では、上昇が31地区(前回31)、横ばいが1地区(同1)。上昇幅を拡大した地区は2地区。商業系地区(68)においては、上昇が66地区(同66)、横ばいが2地区(同2)だった。
ニュース情報元:国土交通省
東京都は6月7日、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発組合の設立を認可した。
事業地は板橋区大山町地内の約0.7ヘクタール。特定整備路線である都市計画道路補助第26号線の整備や、建物の不燃化・耐震化により延焼遮断帯を形成し、災害に強い市街地の形成を図る。
A街区には地下1階・地上26階(約91m)、B街区には地上8階(約29m)、C街区に地上3階(約16m)、D街区に地下1階・地上26階(約95m)の建物を建設する。用途は住宅、店舗、駐車場等の予定。また、広場や歩道状空地等のオープンスペースを整備、防災性や利便性の向上とともに駅から周辺市街地への歩行者ネットワークを構築する。
総事業費は約166億円。権利変換計画認可は2020年5月、同年12月より工事に着手。建物竣工は2023年6月を予定している。
ニュース情報元:東京都
九州産交ランドマーク(株)は、「熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業」で建設中の商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」のオープンを、2019年9月14日(土)に決定した。「熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業」は、熊本市中央区桜町に、商業施設、バスターミナル、公益施設、ホテル、住宅などを一体的に開発する再開発事業。その核となる施設「SAKURA MACHI Kumamoto」は、地上7階・地下1階、店舗数149店舗の大規模商業施設となる。
店舗にはファッション、飲食・物販、シネマコンプレックスなどがあり、9月14日にオープンする「TOHOシネマズ 熊本サクラマチ」には、熊本県内の劇場としては初の上映システム「ScreenX」や、TOHOシネマズ日比谷に続き国内2ヶ所目となる「TOHOシネマズ プレミアムシアター」を導入する。
「ScreenX」は、まるでその場にいるかのように映画の世界を体感する事ができる新次元の上映システム。従来の正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映像を映し出す3面マルチシアターを採用することで、視野角が270度まで広がり、未体験の臨場感を味わうことができる。
ニュース情報元:九州産交ランドマーク(株)
都内屈指の繁華街として知られ、さまざまな路線が通る交通の要所でもある池袋駅。そんな池袋駅まで30分以内にある、シングル向け中古マンションの価格相場が安い駅を前回は紹介した。続いて今回は専有面積40平米以上~70平米未満のカップル向け中古マンションの価格相場が安い駅TOP10をランキング。池袋駅まで行きやすくて便利かつリーズナブルな駅はどこなのか? さっそく見ていこう。●【カップル編】池袋駅まで30分以内の価格相場が安い駅TOP10
順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/池袋駅までの所要時間)
1位 西浦和 1899万円(JR武蔵野線/埼玉県さいたま市/30分)
2位 みずほ台 2080万円(東武東上線/埼玉県富士見市/27分)
2位 柳瀬川 2080万円(東武東上線/埼玉県志木市/25分)
2位 西高島平 2080万円(都営三田線/東京都板橋区/30分)
5位 清瀬 2100万円(西武池袋線/東京都清瀬市/20分)
6位 南鳩ヶ谷 2190万円(埼玉高速鉄道/埼玉県川口市/30分)
7位 新高島平 2380万円(都営三田線/東京都板橋区/28分)
7位 高島平 2380万円(都営三田線/東京都板橋区/26分)
9位 扇大橋 2390万円(日暮里・舎人ライナー/東京都足立区/26分)
10位 志木 2435万円(東武東上線/埼玉県新座市/19分)
1位はJR武蔵野線・西浦和駅で中古マンションの価格相場は1899万円。専有面積20平米以上~40平米未満の物件の価格相場をランキングした、前回のシングル編で最も安かったのは東武東上線・ときわ台駅で2175万円だったので、それよりも広いカップル向け物件のほうが安いという結果に。今回のカップル編TOP5は、いずれもシングル編1位よりも価格相場が安くなっている。
西浦和駅をはじめカップル編TOP5の駅がいずれもシングル編にランクインしなかったのは、そもそもシングル向け物件がない(SUUMO掲載件数11件以上という調査条件に満たない)ためだろう。池袋駅までの所要時間は西浦和駅よりもときわ台駅のほうが短いものの、「池袋駅まで30分以内」という条件をクリアしている点は同じ。「30分以内でさえあれば、より近いことよりも広いほうがいい」という人なら、物件探しの際に最初から広さを絞り込みすぎないほうがよさそうだ。
さて、1位・西浦和駅の環境はというと、大型商業施設はないものの駅周辺にスーパーやドラッグストアがあり日常の買物には困らない。駅の西側、荒川の河川敷にはバーベキュー場や遊具広場、芝生広場などがある「秋ヶ瀬公園」が広がり、休日の家族のおでかけ先にうってつけだろう。
荒川(写真/PIXTA)
2位には価格相場が同額の2080万円となった3つの駅がランクイン。その1駅、東武東上線・みずほ台駅の周辺にはスーパーやドラッグストア、100円ショップが点在するほか、気軽に利用できるファミレスなどの飲食店も充実。駅から徒歩約3分の場所に、2次救急指定病院として急患の対応もする総合病院があるのも安心だ。また、駅前から無料送迎バスに乗って、ボウリング場やゴルフ練習場、温泉施設を備えた「埼玉スポーツセンター」に行くこともできる。
もう一つの2位である柳瀬川駅は東武東上線でみずほ台駅から1駅。駅周辺に保育園や幼稚園、小・中学校が点在し、ファミリー層も多く住む住宅地。駅前の交番や志木市役所出張所を通り過ぎた先には、住民の日常生活を支えるスーパーも。また、駅から徒歩約15分の保育園2階には子育て支援センターもあり、乳幼児の育児中の人にとって心強い環境だ。
隣接する駅でも価格相場に300万円の開きがあることも前述のみずほ台駅、柳瀬川駅と同じく、都営三田線・西高島平駅も価格相場は2080万円。都営三田線の終着駅である西高島平駅の隣りは7位・新高島平駅、さらに隣りは同額7位の高島平駅という位置関係だ。
西高島平駅~高島平駅間は約1.5kmしかなく、3つの駅の環境はさほど変わらない。この3駅を含む高島平地域は住宅地として開発され、駅周辺には団地や戸建てがびっしりと建ち並んでいる。街の開発から時が経ち、現在は段階的に地域一帯の再整備を進めている状況である。
現状では3駅の中でスーパーなどの商業施設が最も充実しているのは高島平駅周辺だ。2位の西高島平駅と、7位の新高島平駅・高島平駅の価格相場の差は300万円だが、この価格差が妥当と思えるかどうかは、自分の目で現地を確認したり実際の物件を見比べながら判断するといいだろう。
高島平駅の駅前(写真/PIXTA)
「池袋駅まで30分以内」という条件に絞るなら、シングル利用であってもカップル向けの広さがある物件のほうが価格相場はお得であると判明した今回のランキング。次回は専有面積70平米以上~100平米未満を対象にした、ファミリー向け物件の価格相場を調査したい。さて、どんなランキング結果となるだろう……?
●調査概要ここ数年で「働き方改革」という言葉が浸透し、今後もリモートワークを導入する企業は増加する見込みだという。今は仕事によってはインターネットや移動手段・時間が確保できればどこでも仕事できる時代。Uターン・Iターン・移住・二拠点生活など、さまざまな形で仕事・生活の拠点を都市部から地方へ変更・検討している人もいるのでは。その中でも、交通面・仕事における環境面などでハードルが高いと思われているのが離島だろう。
しかし、現在はそんな離島でこそ、自治体を挙げて環境整備・リモートワークを推進しているところも多いようだ。今回は鹿児島県奄美大島と大分県姫島の話を聞いてみた。
東京から飛行機で2時間10分。鹿児島の南に位置する人口約6万1000人の島・奄美大島は、日本全国の離島の中でも3番目に大きな島。温暖な気候で、美しい海や原生林などを持つことから、観光地としても人気の島だ。
(写真提供/奄美市)
奄美市では、「2020年までに200名の フリーランスを育成すること、50名以上のフリーランス移住者を呼ぶこと」を目標に、2015年より「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を推進。ランサーズ、GMOペパボ、Schoo、PIXTAなどの企業とも協業している。
「奄美大島に位置する奄美市は経済・産業のマーケットの規模は小さく、都会の巨大なマーケットまでは物理的な距離があるといった地理的不利性があります。その不利性を克服する産業として、情報通信産業の振興を重点分野に位置づけ、各施策に取り組んでいます。技術力をもったU・Iターン者が年々増えていることから、元々の住民も含めクラウドソーシングで都会の仕事をできる環境を整備する必要があると考えたためです」(奄美市商工観光部商工情報課 森永さん)
フリーランスの移住者を呼ぶための施策も積極的に行っている。
市内のインターネット環境の整備はもちろん、住民のフリーランス育成を推進するための奄美市オリジナルの教育プログラム「フリーランス寺子屋」などのイベント開催、住宅などの移住支援やコワーキングスペースの提供など、「フリーランスが最も働きやすい島」にするために必要な支援を、島のフリーランサーとともに検討・実行しているという。
イベント「2018観光フォトライター講座」の様子(写真提供/奄美市)
奄美大島でドローン撮影・写真撮影・映像撮影・Webライター・予備校スタッフなどを行う田中良洋さんも、2017年に移住したフリーランサーだ。移住前も東京・大阪でフリーランスとして活動していたが、病気をきっかけに移住を考えはじめたという。
田中良洋さん(写真提供/田中良洋さん)
「ずっと都会で事業をしていましたが、体調を崩し、目の病気になりました。幸い完治はしましたが、スマホを見るのも太陽を見るのもつらく、寝てばかりの生活の中で『本当は何がしたいんだろう?』と思い悩んでいました。そのときふと浮かんだのが『島に住みたい』ということ。観光で与論島に行ったことはあり、もう一度行きたいと思っていたところ、たまたまネットで島おこしインターンシップというプログラムを見つけて参加。1カ月半与論島で生活しました。実際にやってみて、島の生活の魅力を改めて感じると同時に、奄美群島が面白いと感じました。その後、群島のいろんな地域を調べる中で奄美市はフリーランスの支援を行っていることを知ったのと、奄美市での予備校の仕事が見つかったのでここを選びました」
移住してまず心配なのが、家のことや今後の仕事のこと。田中さんは自治体の施策を利用し、コミュニティへの参加・事業の育成を行っている。
「家がなかなか見つからなかったり、生活費や家賃が思っていた以上にかかるのでどうやって仕事を広げていこうか不安はありました。けれど、奄美市が提供している『フリーランス寺子屋』という講座に参加し、フリーランスの知り合いができたり人づてに仕事をいただいたりして、不安は徐々に解消されていきました。現在もホームページ制作をしているフリーランスの人とよく一緒に仕事をさせてもらっています。仕事の打ち合わせをしたり、一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりして情報交換をしています」
それでは、実際に移住して仕事や生活はどのように変わったのだろうか。
「もともといろいろなことをやりたがる性格だったので、島での働き方は合っていたと思います。都会では、ひとつの分野に絞って専門性を高めていかないといけないと思っていましたが、島では幅広くさまざまな仕事が求められます。驚きや不安もありますが、機会があることはありがたいですよね。ドローンでの撮影・素材映像の提供をしていますので、奄美ではどこを撮影しても絵になるのもメリットです。仕事で疲れたときや煮詰まったときに、すぐに海の見えるところでリフレッシュできるのはとてもいいと感じています。
ヒカゲヘゴ(写真提供/奄美市)
笠利サトウキビ畑(写真提供/奄美市)
生活面では、奄美市は思っていた以上に便利なので、普段の生活は大きく変わっていません。満員電車に乗らずにすむようになったことや、飲み会に無理矢理参加しなくてよくなったことは精神衛生上よかったと思います。休日の過ごし方は大きく変わりました。奄美大島の自然の中で遊べるので、今まで考えられなかった経験ができています。休日は友人の船に乗り、海に行ってマリンレジャーをしています」
大分県・姫島は2018年から本格化!「姫島ITアイランド構想」姫島(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
今年より新たな動きを見せる離島がこちら。
大分県北部。温暖な気候の瀬戸内海に浮かぶ人口約2000人の島・姫島。水産業が主要産業のこの島で、2018年1月から「姫島ITアイランド構想」が本格化した。水産業の低迷、若い世代を中心に村外への人口流出などによる人口減少が進む中での雇用創出、離島を舞台にした新しい雇用の形を創り地元の活力を高めたいという自治体の想いから生まれたプロジェクトだ。
お試しリモートワークの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
この「ITアイランド構想」には、ふたつの取り組みがある。
ひとつは、IT企業や人材を呼び込むことで「離島×IT」の可能性を広げる取り組み。旧校舎を活用し、企業が入居できるオフィスやコワーキングスペースを設置した「姫島ITアイランドセンター」を整備。すでに2社が姫島にサテライトオフィスを設置し、稼働しているという。もちろん、都心と変わらない通信環境も整備済だ。始まったばかりのプロジェクトでフリーランサーの移住者はまだいないそうだが、「住居探しのサポートや広報活動も本格化していきたい」と姫島ITアイランド運営事務局の担当者は話す。
姫島ITアイランドセンター(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
ふたつめは、未来のIT人材の育成・創出・定着を目指す取り組み。学生を対象としたプログラミング教室や住民のITに対する関心を高めるためのIT落語寄席などのイベントを開催したり、電気自動車を活用したカーシェアリングシステムや村営フェリーの運航状況通知システムを構築したりと、さまざまな取り組みを実際に行っている。
ITアイランドセミナーの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
離島での暮らしは、生活にもうるおいが生まれそうだ。通勤時間のストレスはもちろんなし。島内には保育所(待機児童数ゼロ!)・幼稚園・小学校・中学校や病院はもちろんある。治安もいいので、家族での移住も安心だろう。海や山などの自然が近く、海産物や野菜なども豊富。平日は通勤ラッシュもなく夜遅くまで仕事をする文化もない。休日は海、キャンプ、温泉など、自然の恵みをふんだんに受けた暮らしができそうだ。
姫島のビーチ(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
ジオクルーズの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)
離島でのリモートワークは、もちろん利便性の面では都市部のほうが上かもしれない。けれど、豊かな自然の残る島だからこそ得られることも多いだろう。ライフスタイルや目指すもの・求めるものによっては、離島への移住・二拠点生活は最良の選択肢になるかもしれない。場所によってはお試し体験を実施しているところもあるので、気になる人はチェックしてみては。
●取材協力