定年退職後の暮らし、85.8%が「金銭面で不安」 

(株)マイスター60(東京都港区)は、定年退職後の老後対策などを調査するため、「定年退職後の暮らし」に関するアンケート調査を行った。調査は2019年3月22日~3月27日、インターネットで実施。50代会社員夫婦1,000名より回答を得た。

それによると、定年退職後の暮らしで金銭面に不安がありますか?では、「とても不安に感じる(40.4%)」、「どちらかというと不安を感じる(45.4%)」と、合わせて85.8%の方が不安を感じている。男女別だと女性の方が不安に感じている割合は高く、全体の87.4%が不安と回答した。

退職後の家計について、どの程度考えていますか?では、「しっかりと考えている」と回答した方は8.9%に留まり、「あまり深く考えていない」が44.0%と最も多かった。85.8%の方が老後の金銭面での不安を感じている一方、老後の家計については、考えていると回答した方と考えていないと回答した方はほぼ半々に分かれ、将来は不安だけれどあまり真剣には考えられていないという二面性が見て取れる。

自身及び配偶者が勤める会社に定年制度がないと回答した方(847名)を対象に、定年退職後は希望通りの働き方や暮らし方ができると思うかどうかを聞いた項目では、「実現できないと思う」との回答は11.8%。「実現できると思う」という回答(6.6%)よりも多く、「どちらかというと実現できないと思う」と回答した37.7%と合わせると、半数の49.5%が実現できないと感じている。

自身が勤める会社に定年制度がないと回答した男性480名を対象に、定年に向けて具体的な準備をしているかをそれぞれの活動項目で聞いたところ、現在取り組んでいると回答した方の割合が最も多かったのは「お金や資産運用の勉強(16.5%)」で、「これから取り組む予定」と回答した方も43.3%と最も多く、「過去充分に取り組んだ」と回答した7.1%を合わせると、全体の66.9%が資産運用に何かしらの関心がある(あった)ようだ。

ニュース情報元:(株)マイスター60

JR「北長瀬」駅前に複合商業施設、6/27グランドオープン

大和リース(株)(大阪市)は、複合商業施設「ブランチ岡山北長瀬」(岡山市北区)を、6月27日(木)にグランドオープンする。施設はJR「北長瀬」駅前に立地する2階建。敷地面積28,409.61m2、延床面積19,234.78m2。1984年に休業した旧国鉄の操車場跡地を活用するもの。

2013年に岡山市が「岡山操車場跡地整備基本計画」を策定、2016月5月に跡地内(民間提案用地)への定期借地方式による事業提案を公募型プロポーザルで募集し、同社が事業者に選定された。

施設には、駅前の立地を生かし、生活・利便エリアに食品スーパー・ドラッグストア・フィットネス・医療モール、体験・滞在エリアに書店・飲食店・カフェ・専門店・保育園など、45店舗を配置する。

また、芝生広場など緑豊かな空間を整備、地域のコミュニティを育む拠点として体験型施設や交流スペースを設ける。

ニュース情報元:大和ハウス工業(株)

首都圏マンション市場、新規発売は都区部が大きく減少

(株)不動産経済研究所は6月17日、2019年5月度「首都圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、5月の新規発売戸数は2,206戸。対前年同月(2,462戸)比10.4%減、対前月(1,421戸)比55.2%増となった。

地域別発売戸数をみると、東京都区部は781戸(全体比35.4%)で前年同月比36.3%減と大きく減少。都下は344戸(同15.6%)で同48.3%増、神奈川県は476戸(同21.6%)で同23.3%増。埼玉県は275戸(同12.5%)で同0.7%増、千葉県は330戸(同15.0%)で同4.3%減。東京都のシェアは51.0%だった。

新規発売戸数に対する契約戸数は1,323戸で、月間契約率は60.0%。前月の64.3%に比べて4.3ポイントダウン、前年同月の62.2%に比べて2.2ポイントダウン。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、6,093万円、89.4万円。2019年4月は5,895万円、93.1万円だったので、前月比総額では198万円(3.4%)のアップ、m2単価は3.7万円(4.0%)ダウンしている。

即日完売は22戸(全体の1.0%)で、【フラット35】登録物件戸数は2,095戸(同95.0%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

近畿圏マンション市場、契約率が12カ月ぶりに70%を下回る

(株)不動産経済研究所は6月17日、2019年5月度「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、5月の新規発売戸数は1,388戸。対前年同月(1,480戸)比6.2%減、5カ月連続で前年同月を下回った。対前月(852戸)比は62.9%増。

地域別発売戸数は、大阪市部が750戸(全体比54.0%)、大阪府下281戸(同20.2%)、神戸市部111戸(同8.0%)、兵庫県下130戸(同9.4%)、京都市部62戸(同4.5%)、奈良県3戸(同0.2%)、滋賀県48戸(同3.5%)、和歌山県3戸(同0.2%)、京都府下での発売はなかった。

新規発売戸数に対する契約戸数は939戸で、月間契約率は67.7%。前月の75.9%に比べて8.2ポイントダウンし、12カ月ぶりに70%を下回った。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、4,152万円、64.3万円。2019年4月は3,358万円、65.8万円だったので、前月比総額では794万円(23.6%)のアップ、m2単価は1.5万円(2.3%)ダウン。

即日完売物件は38戸(全体の2.7%)で、【フラット35】登録物件戸数は1,102戸(同79.4%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

商店街で始めよう!【ニューニュータウン】

所在地:荒川区西尾久
8万3,000円 / 36.7平米
山手線・京浜東北線「田端」駅 徒歩16分

西尾久の商店街で展開されるニューニュータウンプロジェクト。僕らが運営するおぐセンター(仮)のすぐ近くの空き店舗情報をお届けします!



現在おぐセンター含め、4件の店がオープンに向けて準備中。5件目の店となってほしいなあと願っているのは、商店街の中にある約11坪の路面店舗。



場所 ... 続き>>>.
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景色を切り取るアパートメント

所在地:世田谷区駒沢
17万2,000円 / 51.84平米
東急田園都市線「駒沢大学」駅 徒歩5分

ばーんと桜の木が目前まで迫る窓際。緑好きにはたまらない借景と、心地よい栗の木の無垢フローリングと共に暮らしてみませんか。



オーナーと建築家のこだわりが随所に詰めこまれた、全3室のかわいらしいアパートメント。



静かなリビングの窓を開けると、風で桜の葉がカサカサと揺れる音が自然と ... 続き>>>.
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便利?不安?“キャッシュレスな街“の暮らし心地を調査してみた

2018年~2019年にかけて、にわかに注目を集めるようになった「キャッシュレス決済」。最近では商店街での買い物、税金などの公共料金の支払いにも対応するようになっています。では、暮らしはどう変わっていくのでしょうか? 現在、東京都墨田区では約800の個人商店でQR決済が利用できるようになっていますが、そのなかの一つ、「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」を歩いて聞いてきました。
実証実験中に墨田区の個人商店800店でQR決済が可能に。その効果は?

東京都墨田区の曳舟駅から徒歩数分の場所にある「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」は、飲食店など、大小のさまざまな店舗が軒を連ねる下町の商店街です。2018年12月から2019年3月まで、QRコード決済「PayPay(ペイペイ)」が利用できる実証実験を行い、一躍、脚光を浴びました。でも多数の個人商店が集まる商店街でなぜ「QRコード決済」を導入しようと思ったのでしょうか。墨田区商店街連合会・事務局長である井上佳洋さんに、まずは背景を伺いました。

墨田区商店街連合会の井上さん。当初の想定よりも「PayPay」の実証実験に参加する店舗が増え、商店街連合会としても手応えがあったよう(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

墨田区商店街連合会の井上さん。当初の想定よりも「PayPay」の実証実験に参加する店舗が増え、商店街連合会としても手応えがあったよう(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「今回の実証実験は、私ども墨田区商店街連合会から『PayPay』に持ちかけ、実施となりました。QRコード決済を導入しようという背景ですが、2点あり、(1)2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、海外からの訪日客の決済需要に答えたいということです。墨田区には両国国技館があり、ボクシングが実施されるので、当然、海外のお客様が多く訪れることが予想されます。(2)地元客に対しても今後、普及するであろうQRコード決済にいち早く対応して生活利便性を上げていきたい、との狙いがありました」(井上さん)

とはいえ、キャッシュレス決済の事業者は乱立気味。「キャッシュレスって言ったって、どこの事業者を導入したらいいのか分からない」と商店街のみなさんも困惑していたそう。そこで、商店街連合会が複数のQRコード決済事業者を比較し、導入コスト、入金までの期日といった使い勝手を比較、最も商店の導入負担の少ない「PayPay」を選定したそう。

加えて、「PayPay」が2018年12月に大規模キャンペーンを打ったこともあり、認知度が急激にアップ。そのため、当初、実証実験に参加したのは約300店舗だったものの、最終的には墨田区商店街連合会が把握するだけでも約800店舗にものぼったそう(チェーン店などは除いた個人店の数)。実証実験が終わった取材日(2019年5月末)でも、およそこの800店でキャッシュレス決済が継続しているといいます。

「当初は、『よく分かんない』『怖い』『めんどくさい』などのネガティブな意見を想定していたのですが、煩わしくないし、トラブルもほとんど聞きませんでした。拍子抜けするほどです」とあっさりしたようす。

利用者の年代はやはり若い世代が中心のよう。
「20代、30代が多くて、ついで40代といったところでしょうか。このあたりは平坦なので自転車を利用者が多いんですが、スマホさえあれば会計できるので、ドライブスルーのように自転車を降りずに買い物している姿なんかも見かけましたね」。確かに!自転車に乗ったまま買い物できるという発想はありませんでした。キャッシュレスの進展でドライブスルーならぬ、「チャリンコスルー」が流行るかもしれません。

平坦な地勢で、買い物に自転車利用者も多い商店街。スマホひとつで買い物できるのは便利なはず。ただ利用時には自転車を完全停車のうえ、周囲にも十分配慮したいところ(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

平坦な地勢で、買い物に自転車利用者も多い商店街。スマホひとつで買い物できるのは便利なはず。ただ利用時には自転車を完全停車のうえ、周囲にも十分配慮したいところ(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

また、筆者もですが、小さな子どもがいると大荷物になってしまい、お財布を探すのに時間がかかってイライラ……ということがしばしばあります。QRコード決済であれば、スマホさえ取り出せればお会計できるのでスムーズになるかもな、と思いました。

では、実際の使い勝手は? 商店のみなさんに聞いてみた

さらに使い勝手を知るべく、商店街を歩いて店舗のみなさんと利用者に話を聞いてみました。まずは和菓子屋さん。

和菓子屋さんのご主人と筆者が操作をするところ。あっけないほど簡単に買い物できます。店舗側でも思ったよりも不安なく導入できたと話します(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

和菓子屋さんのご主人と筆者が操作をするところ。あっけないほど簡単に買い物できます。店舗側でも思ったよりも不安なく導入できたと話します(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「『PayPay』利用者の利用者は一日に数人かな。こちらも慣れたので不安もないし、スマホですぐに入金確認できるし安心。これがパソコンだったら面倒だけど、スマホで見られるのもいいよね」と満足そう。

それでも困ったことは? と聞くと「たま~に支払い画面を見せてくれないお客さんがいることかな。そうすると『あれ? ほんとに払ったかな?』って不安になっちゃうよね。『ペイペイ♪』って決済音が出るんだけど、それが聞こえないときもあるしさ(笑)」と笑います。

次に訪れたのはお惣菜も売っているお肉屋さん。名物の東京コロッケや焼き鳥がずらりと並んでいて、晩ごはんやおつまみとしてついつい買って帰りたくなります。

「PayPay」のキャンペーン中は客単価もアップ。みなさん「おトク!」に敏感なんですね(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「PayPay」のキャンペーン中は客単価もアップ。みなさん「おトク!」に敏感なんですね(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「『PayPay』の利用者はやはり若い人が多いですね。100億円キャンペーンのときは、おトクに買えるということもあって、1人当たりの購入単価が多少、高くなっていた感触があります」とうれしそう。夕方、買い物客が増える時間帯にレジをあけずにさっと会計できるのもよいようです。

たこ焼き屋さんでも聞いてみました。
「たこ焼きってつくっているときに、手を休めることができないでしょう。だから、スマホを見るだけでいいQRコード決済はすごく助かりますよ。それに、導入するときに『PayPay』さんにいろいろと操作方法を教えてもらえたからね。とりあえず実験ということで、だめだったらやめればいいし(笑)、その点はすごく心強かったかな」と話します。

こちらのお店で「PayPay」払いを利用する人は、多いときで1日に10人ほど。たこ焼きさんのように、常に手で作業している店と親和性は高いよう。また、席で会計できる「飲食店」などでも使い勝手がよく、じわりと浸透してきているのを実感しました。

ちなみに各種電子マネーだと読み取り用の端末が油まみれになってしまうため、店頭での導入は難しいそう(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ちなみに各種電子マネーだと読み取り用の端末が油まみれになってしまうため、店頭での導入は難しいそう(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

消費者の使い勝手も悪くない。では後の展望と課題は?

また、この日、キャッシュレスを駆使して買い物をしているたこ焼き屋の常連さんにも話を伺いました。

「現金を持ち歩きたくない主義なんだよね。だからキャッシュレス決済で5種類ほどスマホに入れているよ。この商店街では『PayPay』を使える店は多いってことになっているけど、それでももっと増えてほしいよね。今だと、一度、チャージするとお金を使い切るのに3カ月ほどかかる。つまり、それほど使える店が少ないってことなんだよ」と、もっと普及してほしい様子。

たこ焼き屋さんの常連で、現在、キャッシュレス生活を満喫中。財布は持ち歩かないけど「ぜったいにスマホは落とせない」といい、バッテリーも持ち歩いているそう(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

たこ焼き屋さんの常連で、現在、キャッシュレス生活を満喫中。財布は持ち歩かないけど「ぜったいにスマホは落とせない」といい、バッテリーも持ち歩いているそう(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

よくある「使いすぎそうで怖いという不安」に問いに対しては、「キャッシュレスのいいところは、あとから買い物を振り返ることができるでしょ」と答えてくれました。課題としては、「やっぱりLINE、楽天、PayPayも含め、交通系ICカードの電子マネーなどと、規格が乱立しているから、もう少し統一されるといいかな」と話します。

確かにユーザー側から見ると、電子マネー払いやクレジットカード、さらにQRコード決済などと分散気味ですし、「何から導入したらいいか分からない」というのはよく分かります。そして、「管理できない」「設定がめんどくさそう」となり、「まだ様子を見ようかな(というだけで、何もしない)」となりがちです。

ただ、筆者はこの日、実際に「PayPay」を使って買い物をしてみましたが、想像以上にスムーズで拍子抜けするほど。キャンペーンで500円もらえたし、「タダで買い物できた、ラッキー!」が本音です。一方で、近所で使える店舗はまだチェーン店が中心で、よく行く店では使われていません。「もうちょっと規格が整理されて、使える店が増えてほしいなあ」というのが実感です(なお、利用者からのリクエスト機能もあるようです)。

公共料金や税の支払いにもキャッシュレス化の波が

日々の暮らしにかかわるキャッシュレス化は、日常の買い物だけではありません。最近は、行政が積極的に税や公共料金などの支払いをキャッシュレス化しようとしています。筆者が暮らしている神奈川県では、『キャッシュレス都市(シティ)KANAGAWA宣言』をしており、各種税金や上下水道料金の支払いがLINE Payで行えます。試しにアプリを入れ、現金でチャージをして、納付書に記載されていたバーコードを読み取ると支払い画面に。それをクリックするとあっという間に完了してしまいました。自宅にいながらにして納税できるのは便利ではありますが、「クレジットカード払いだったらポイントついたな……」となぜか損した気持ちに。

キャッシュレス化に取り組む行政の事例

ただ、個人的にはむしろ高額になる税金よりも、「保育園や学童などの細々とした支払いにQRコード決済が使えたらいいのに!」と思います。こういう教育現場では、衛生費や延長保育代など、期日までに現金で端数漏れなく用意してと言われることが多いのですが、「小銭の手持ちがない!」ということがよくあり、いつも半泣きになって用意しています。教育現場では先生や職員の業務負担軽減も叫ばれていますし、相性は悪くないと思うのですが……。

キャッシュレスを敬遠しがちな消費者も、一度なにかのきっかけで「QR決済」にふれることで便利さが実感できれば、加速的に普及していくことでしょう。スマホ決済が増えることで、現金管理のストレスが減り、今よりもっと楽しく買い物・決済ができるこれからの暮らしに期待したいと思います。

●取材協力
・向島橘キラキラ商店街
・PayPay