令和の夏

今月の24日、25日は池尻大橋の夏祭りでした。 特に大きい訳でもなく、 こじんまりした感がとても好印象でした。 東京の8月は毎週末お祭りがあるので賑やかでいいで […]

住んでも働いても西麻布

所在地:港区西麻布
11万円 / 33.13平米
千代田線「乃木坂」駅 徒歩8分

価格で勝負させてください!このエリア、月極駐車場代が5万とか6万とかいう立地です。



エレベーター無しの3階、古いビル、ハイスペックな設備なし、スペシャルな内装なし、清潔感あり、陽当たり良好、静かな環境。



住んでも良し、小さなオフィスとしても良し、不要な家具は撤去可能。



古い ... 続き>>>.
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桜無垢のリノベーション

所在地:大田区蒲田
13万円 / 53.54平米
京急空港線・京急本線「京急蒲田」駅 徒歩2分

天井を上げ無垢材で仕上げた空間を障子で仕切ることで、「和」の雰囲気を取り入れたリノベーション。オーナーがこだわってつくった物件です。



場所は蒲田。春には桜が満開になる神社の目の前に位置する、古いマンションの2階部分を、スケルトンからフルリノベーションしました。



キッチンの窓か ... 続き>>>.
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麻布十番を楽しむ部屋

所在地:港区南麻布
14万円 / 32.06平米
南北線「麻布十番」駅 徒歩3分

麻布十番から徒歩3分の立地と、リノベーションが売りの部屋です。



築44年。エレベーターがないジャンクなマンション。



室内は約32㎡の広々としたワンルーム。白く塗装された壁や天井と、さらっとした肌ざわりの無垢フローリングの組み合わせでクリーンな空間に。



キッチンやトイレ、風呂 ... 続き>>>.
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キッチンを囲む、おだやかな時間

所在地:大田区南馬込
4,280万円 / 82.53平米
都営浅草線「西馬込」駅 徒歩7分

こだわりが詰まった大きなキッチンが、部屋の主役。あえて仕切りをなくした大空間が、キッチンを介して緩やかにつながります。



朝ごはんの支度の気配でぼんやりと目を覚ます。夕飯のおいしそうなにおいを感じながらリビングでくつろぐ。そんなほっこりした日常がおくれそうです。



オープンにつな ... 続き>>>.
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建築家が愛したみどりの家

所在地:世田谷区代田
15万8,000円 / 49.48平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩5分

コンクリートの外壁が涼やかな淡いみどり色に塗装され、ツタが絡まり雰囲気のある外観。



丹下健三の下で働いていた建築家のオーナーが、設計を手がけ38年前に建てた物件。今はその娘さんたちが後を継ぎ、大切に手を入れながらその姿を残しています。



中に入ると部屋の間に段差があり、それが空 ... 続き>>>.
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桜と公園と手づくりの部屋

所在地:中野区松が丘
12万円 / 57.51平米
西武新宿線「新井薬師前」駅 徒歩9分

哲学堂公園の木々と桜並木がぐるりと見渡せる気持ちのいい部屋。たくさんの窓のおかげで、緑がたっぷり眺められて、明るく開放的。



杉の無垢床や板張りの玄関など、ほっこりした雰囲気の内装もすてきです。



壁や扉は前の入居者がDIYで塗装をしていて、ラフな仕上がり。またキッチンや浴室が少 ... 続き>>>.
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空き家になった実家、どう管理したらいい?

日本では年々空き家が増え、大きな問題になっています。空き家になった実家を相続したものの、どのように管理したらいいのか悩んでいる方も多いのでは?
空き家が身近になった今だからこそ、実際に空き家を管理する立場になった場合に気を付けること、そして売ったり貸したりしたいと思ったときの注意点などについて、さくら事務所会長の長嶋氏に解説いただきました。

空き家対策法の全面施行で何が変わる?

これから本格的な人口・世帯数減に突入する日本で、空き家が大幅に増加するのは既定路線。総務省の「住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家は2018年時点で846万戸、空き家率は13.6%と過去最高を更新しました。さらにおよそ15年後の33年には空き家数が2000万戸を超えるといった民間シンクタンクの予測も。

こうした見通しを受け、2015年5月には「空き家対策法」(空家等対策の推進に関する特別措置法)が全面施行されました。倒壊等著しく保安上危険となるおそれがある、などいくつかの項目に該当するとみなされ、「特定空き家」に認定されたら大変。普通の住まいの場合6分の1に減額されている固定資産税がその特例を受けられなくなります。また、屋根や外壁が落ちる、害虫や犯罪の温床になるなどして周囲に迷惑をかけるどころか、歩行者にケガをさせるなどの懸念も。建物というものは、放置しておけばおくほど傷みます。6カ月も放置された建物は、主に換気が不十分であることなどから、そのままでは住むことができないほど劣化します。あまりに劣化が激しくなると、「売る」「貸す」といった処分もできなくなります。

すでに空き家を抱えている方、あるいはこれから空き家を所有することになる方はどう考え、どう行動したらよいのでしょうか。

空き家を売却したり賃貸する場合に気を付けたいこと

一番のおすすめはズバリ「売却」。都心や都市部の一等立地以外、大半の地域は住宅価格の下落が予想されています。特に都市郊外のベッドタウンなどは、住宅価格が年3~4%下落してもおかしくはありません。特段利用する予定がなければ、できるだけ早期に売却するのが良いでしょう。売値は「今」がいちばん高いはずです。

まずは不動産仲介業者に査定を依頼します。査定だけなら基本は無料です。相場観をつかむためにも2、3社に依頼するのがよいでしょう。

(写真/PIXTA) 

(写真/PIXTA) 

その中で、ことさら査定価格が高いものは省きます。これは、査定価格を上げることで売却の依頼を受けようとする意図が見えるためです。不動産市場には相場というものがあり、その相場価格より飛び抜けて高い価格で売れるということは基本的にないと思ってください。残った業者のうち「査定価格の根拠が明確に示されているか」「購入者のターゲット、販売の戦略は示されているか」などを参考に売却依頼先を決定します。

売却依頼の契約にはおおまかに言って、1社だけに依頼する「専任媒介」と、複数社に依頼する「一般媒介」があります。原則としては専任媒介がよいでしょう。売主からの仲介手数料を事実上約束してもらえることで、不動産仲介会社も積極的に動きやすくなります。専任媒介であっても、他社も物件を紹介することができるので、購入者を見つけてくれることもあります。

「駅から近い」「建物が比較的新しい」「価格競争力がある」などいわゆる売れ筋物件の場合にはあえて一般媒介として、健全な競争を促すといったやり方もいいでしょう。

もちろん、いろんな理由で空き家を処分するのが難しいケースがあるのも分かります。「荷物が残っている」「思い出が残っている」「相続でもめている」などなど。しかし、そうした問題も含めて早めに解決してしまったほうが経済的には得策ですし、のちのち苦労することもありません。

(写真/PIXTA) 

(写真/PIXTA) 

次に「貸す」といった方法がありますが、これは駅近マンションや、一戸建てで需給が逼迫(ひっぱく)している地域などで検討できる選択肢。貸すとなると多くのケースで一定の修繕・リフォームが必要になります。必要なリフォーム費用の見積もりを取り、コストの投資回収期間を計算してみましょう。例えば200万円のリフォームをした場合、家賃8万円なら年間家賃収入96万円と、2年強で投資額を回収できる計算(賃貸管理料〈家賃の5%程度〉、マンションなら管理費や修繕積立金、固定資産税の支払いなどは含まず)になります。そのうえで、賃貸に回すことがはたして割に合うか、冷静に見極めたいところ。空室率や経年による家賃の下落、修繕費用の負担も織り込む必要もあるでしょう。周辺の賃料相場などを調べつつ、シミュレーションしてみましょう。

管理が難しい場合は、空き家管理サービスを利用するという選択肢も

いまのところ予定はないものの、将来は自分や親族が住むかもしれない、といった場合の選択肢として「空き家のまま管理する」といった方法も考えられます。空き家の管理には 建物や敷地内の見回り、ポスト周りの清掃、室内空気の入れ替えなどが定期的に必要です、自分でできない場合は「空き家管理サービス」を利用する方法もあります。月に1回の頻度で5000円から1万円程度が相場です。該当地域でこうしたサービスの提供事業者がいるか調べてみましょう。

最後に、自身や親族が「空き家に住む」といった場合。耐震診断や耐震改修、バリアフリーや省エネリフォームについて、多くの自治体が補助金や助成金を用意していますので確認しましょう。こうした助成金制度や減税制度などに詳しいリフォーム会社を選ぶと、なお安心。複数社から見積もりを取り、その中身をよく見比べてみたいところです。その際のコツは「同条件で見積もりを取ること」「記載内容が大雑把でないこと」など。記載内容については、住宅リフォーム推進協議会の「標準契約書式」と同レベルのものが望ましいでしょう。

いずれにしても大事なのは、空き家をどうするか、早めに意思決定すること。時間が経過するほど周囲にライバルの空き家は増える一方だからです。なんとなく意思決定を先延ばしにしたまま放置する、あるいは相続でもめて動けないというのが最も悪いパターンです。自身や家族・親族にとっての最適解を見つけてください。

s-長嶋修_正方形.jpg長嶋 修  さくら事務所創業者・会長
業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)を行う「さくら事務所」を創業、現会長。不動産購入ノウハウの他、業界・政策提言や社会問題全般にも言及。著書・マスコミ掲載やテレビ出演、セミナー・講演等実績多数。【株式会社さくら事務所】

夏休みのお出かけ・ラストスパート!

今日は息子からの強いリクエストを受けて、ソラマチの大昆虫展へ行きました(7/20~9/1開催)。

 

 

先月も行ったので、2回目の大昆虫展です。

 

 

 

家を出る時からルンルン気分な息子は、いつも以上に、私に優しかった。。。

 

 

爆  笑(電動)自転車をこげたらいいなぁ。ぼくが、お母さんを運んであげたいんだよハート

 

 

爆  笑お母さんはお姫様ハート ぼくは仮面ライダー。」

 

 

デレデレデレデレデレデレ

 

 

 

大昆虫展の会場に着くと、わき目もふらず、まっすぐに、カブトムシの放し飼いゾーンへ…。前回いなかったクワガタが仲間入りしていて、息子、大興奮。

 

 

 

息子と同じ幼稚園の子が何人かいて、子ども同士であいさつを交わしていました。息子が日頃から、「可愛い。」と公言している女の子も来ていました。息子は、その子と手を繋いで楽しそうに歩きました。

 

 

私が息子の空いている方の手を取って繋いだら、パッと振りほどかれた、悲しみ。。。

 

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

前回は無かった、ヘラクレスオオカブトと写真が撮れるコーナーもありました。

 

 

 

カブトムシと言えば、このお方。哀川翔さん。

 

このパネルも、前回は無かったような気がします。

 

 

 

 

 

先日の日曜日は、家族でお台場に行きました。お父さんのリクエストで、水の科学館とダイバーシティ東京の鉄道博を訪れました。

 

 

水の科学館は小学生向きの施設かな、という印象ですが、実験を見たり、地下のポンプ室などを見学するツアーに参加したりと、息子も楽しめたようです。

 

 

ただ、ダイバーシティ鉄道博は、息子的にはハズレ。もやもや

 

 

 

 

 

そこで、不足した鉄分を補うべく(笑)、旧新橋停車場で開催中の「流線型の鉄道」展を見に行きました(7/9~10/14開催)。

 

 

流線型の機関車って、トーマスにも出てきますよね。新しいんだか古いんだか、不思議な感じです。

 

 

 

 

 

平日は、二人で上野公園へ出かけて、国立科学博物館と上野動物園のハシゴをしました。

 

 

 

 

 

 

夏休みは残りわずかです。

 

 

行きたい所には、全部行けたかな?

 

 

させたかったことは、全部したかな?

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時間のかけら

所在地:文京区本駒込
18万円 / 100.87平米
山手線「駒込」駅 徒歩10分

山手線「駒込」駅。穴場的でありながら、実は活気ある生活の街でもあるこの場所に、こんな戸建てが埋もれていました。



細い路地のいちばん奥にそっと立つ建物は、一見すると普通の木造住宅。



でも実はよくよく聞くと、かつてここを所有していたのは、日本に建築設計という文化が芽生えた、黎明期 ... 続き>>>.
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迷路に迷い込むように

所在地:世田谷区等々力
16万8,000円 / 43.45平米
東急東横線「自由が丘」駅 徒歩12分

迷路に迷い込んだのかと、足を踏み入れたときに感じました。不規則な形をした4棟からなる集合住宅。エントランスから一歩足を踏み入れると、植栽が施された吹き抜けのポーチから上へ下へとつながる階段が点在しています。



部屋の扉を開けると、窓が多く開放的な空間が広がっていました。広めのルー ... 続き>>>.
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美術館として生まれた空間

所在地:品川区東五反田
162万円(税込) / 258.98平米
山手線「五反田」駅 徒歩9分

建築家である前オーナーによって設計された大型戸建て。実は美術館を想定して建てたようです。



地下1階〜2階建てで屋上付き。地下1階部分と1階から上は、別の玄関から出入りができるようになっているため切り離し使うこともでき、前オーナーは地下1階を事務所、2階から上を住居として利用して ... 続き>>>.
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離れてないけど離れ風

所在地:世田谷区宮坂
8万5,000円 / 37.99平米
小田急線「経堂」駅 徒歩11分

離れていません。母屋とくっついています。でも離れ風。



専用のエントランス、玄関、坪庭まであります。



あなた専用の門の前にはちょっとしたスペースがあり、ここには自転車だって、大型バイクだっておけます。



坪庭は自由に使用可能。



今は飛び石があったり、砂利が敷いてあったりします ... 続き>>>.
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ある建築家の作品

所在地:世田谷区粕谷
9万7,000円 / 39.32平米
京王線「千歳烏山」駅 徒歩15分

大手建設会社から独立した建築家が、最初の作品として設計したこちらの建物。斬新な形状や色使いに衝撃を受ける、無名の作品です。



世田谷の閑静な低層住宅街。曲がり角の先から突然、あざやかな水色の建物が現れます。



四角ではなく、どちらかと言えば丸に近いような形の建物に、ツタの葉が上へ ... 続き>>>.
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天高2.8m、どんっと100㎡

所在地:新宿区山吹町
32万4,000円(税込) / 109.51平米
有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩3分

高さ約2.8mの抜かれた天井を白く塗装し、ライティングレールを設置しました。床はフローリング調のフロアシートで、表面はざらっとしたさわり心地です。



東側に一本の柱はありますが、解放感のある約109㎡の四角い1フロア。全方角に窓を設けているため、風通りがよく、自然採光もいたるとこ ... 続き>>>.
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こぢんまりドラマチック

所在地:渋谷区渋谷
16万3,382円(税込) / 17.5平米
山手線・銀座線・半蔵門線・東急東横線「渋谷」駅 徒歩4分

昭和49年築の元祖デザイナーズマンション「ビラ·モデルナ」。何度見ても中庭を囲む大胆な外観や、ドラマチックなエントランスにクラクラしてしまいます。



今回ご紹介するのは、開口部が中庭向きのリノベーションされたワンルーム。スタートアップにもちょうどいい約17.5㎡のこぢんまりとした ... 続き>>>.
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ガレージと隠れ家

所在地:目黒区原町
11万円 / 23.1平米
東急目黒線「西小山」駅 徒歩5分

屋根付きのガレージがセットになった一室。個人的にはバイク好きの方に借りてもらいたいです。特に2、3台バイクを持っていますなんて方に。



ガレージの奥に大きな引き戸の玄関。扉を開け放てば、ガレージと部屋をひとつながりで使えます。



休日はガレージでじっくり車やバイクのメンテナンス。 ... 続き>>>.
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開放感全開ハウス

所在地:横浜市港北区篠原西町
18万円 / 77平米
東急東横線「白楽」駅 徒歩3分

室内から外に飛び出したくなるような開放感がある物件。



高低差のある敷地に立っていて、道路からは少し長めの階段を上がって玄関へ。その分、気持ちの良い眺望が待っています。



1階は2部屋。約9畳の洋室はベットルームとして、約4.5畳の洋室は子ども部屋や書斎として使うのが良さそうです ... 続き>>>.
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ウチとソトで225㎡の開放感

所在地:横浜市港北区小机町
3,000万円 / 124.51平米
横浜線「小机」駅 徒歩12分

小高い丘の上に立つ8階建てのマンションの最上階住戸。



特徴は約124㎡ある室内の広さに加え、ルーフバルコニーが合計約101㎡付いている開放的なところです。



ルーフバルコニーはLDK側に1カ所、洋室側に1カ所、洗面室側に1カ所、計3カ所あって、遮る物がないので、周囲をグルっと見 ... 続き>>>.
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アカシアハウス

所在地:品川区旗の台
8万5,000円 / 26.62平米
東急池上線・東急大井町線「旗の台」駅 徒歩5分

旗の台の静かな住宅地にある、小さなRCの集合住宅に空きが出ました。



建物の中心に吹き抜けの階段、四方に居室部分を配置することで各部屋に光を取り込み、それぞれが独立感を保ってます。



今回の募集は2階の南側部分。建物内でも日当たりの良い部屋です。室内は白い塗装ですっきりとした壁に ... 続き>>>.
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マイクロブルワリーは地域を泡立たせる! 今こそ訪れるべき都内の名店3選

マイクロブルワリーとは小規模でビールを生産する醸造所のこと。1980年代のアメリカでブームが起こり、その後、ほかの国々にも広がっていった。

日本では1994年の細川内閣の時代に酒税法が改正。ビールの製造免許取得に必要な最低製造量が年間2000klから60klに引き下げられた。これにより、マイクロブルワリーの数が徐々に増え、日本全国でクラフトビールが誕生する。

そんなマイクロブルワリーが今、地域を盛り上げているという。どういうことなのか?

地域と密接に関わるクラフトビールが続々

今回、クラフトビールについて詳しく教えてくれたのは日本ビアジャーナリスト協会の木暮 亮さん(41歳)。木暮さんがクラフトビールにハマったのは7年前。川越の「COEDOビール」との出会いがきっかけだった。以降、全国で2000種類以上のクラフトビールを飲み歩いている。

木暮さんは協会のウェブサイトでも精力的に記事を執筆中(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

木暮さんは協会のウェブサイトでも精力的に記事を執筆中(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「ビールの原料は麦芽、ホップ、水、酵母。それ以外の副原料は米、麦、トウモロコシなど、昨年の酒税法改正でいろんな食材を使えるようになったんです」

もともと地産地消の傾向が強いクラフトビールだが、さらに地域性を取り込みやすくなったということ。

「例えば、西船橋駅近くの『船橋ビール醸造所』では副原料に船橋名産のホンビノス貝を使ったクラフトビールを開発。貝のうま味成分がビールのコクを生むそうです。また、岩手の遠野醸造は副原料に特産品のハスカップを使用したヴァイツェン(白ビールともいわれる小麦の割合の高いもの)で地元とコラボしています」

2019年の今こそマイクロブルワリーに足を運ぶべきなのだ。クラフトビールを愛してやまない木暮さん、ビールの泡のように地域を盛り上げている東京都内のマイクロブルワリーを紹介してもらえますか?

「懐かしい昭和団地系」のガハハビール

最初に向かったのは「ガハハビール」(東陽町)。一度聞いたら忘れようがない店名だ。木暮さんいわく、「オーナーさんの豪快な笑い声から取ったそうですよ」

店は東陽町駅から徒歩5分、「南砂二丁目団地」の一角にある。江東区では初のビール醸造所だ。

1975年に入居開始した全6棟、2769戸のマンモス団地(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

1975年に入居開始した全6棟、2769戸のマンモス団地(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

店の前ではオーナー・馬場哲生さん(41歳)が最高のガハハスマイルでお出迎え。

「ガハハ」と笑う「ガハハビール」のオーナー、馬場哲生さん。「暑い中、よく来てくれましたねえ」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「ガハハ」と笑う「ガハハビール」のオーナー、馬場哲生さん。「暑い中、よく来てくれましたねえ」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

店内には家族連れの姿も(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

店内には家族連れの姿も(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

馬場さんは映画製作の仕事をしていたが、結婚を機に飲食業界に転身。「大好きで尊敬している」という高円寺の「エル パト」というアメリカンダイナーで飲んだクラフトビールが自身の店を出すきっかけになったという。

「同じ高円寺の『高円寺麦酒工房』で2年間勉強したのち、2017年6月にこの店をオープンしました」

さすが、団地にちなんでつくった「ダンチエール」もある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

さすが、団地にちなんでつくった「ダンチエール」もある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

昼から飲めて本格的なフードも味わえる

とはいえ、出店に至る経緯は順風満帆ではない。

「実家がある東陽町でこの物件を見つけたんですが、免許申請から取得まで8カ月ぐらいかかりました。製造経験を聞かれたり納税記録を見せたり。6月にオープンしてビールを出せるようになったのが9月。店は走り出しているのに本当に免許が下りるのか、めっちゃ心配でした(笑)」

美味しいクラフトビールを出すのは当たり前。「ガハハビール」の特徴は11時オープンと、昼から飲める点。さらに、飲食店時代に培った料理の腕で本格的なフードを出す。

「サバのリエット」に「下町レバー」など、フードも手が込んでいる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「サバのリエット」に「下町レバー」など、フードも手が込んでいる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

満を持して注文したのは、各200mlの「飲み比べ3種セット」(1350円)と「刺身の盛り合わせ」(650円)。

ビールは左から「ダンチエール」「スマッシュエール」「恋焦がれ黒2019」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ビールは左から「ダンチエール」「スマッシュエール」「恋焦がれ黒2019」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

美しい味と書いて美味しい。まさに、この表現がぴったりだ。肉厚の刺身はカツオ、ヒラマサ、そしてボラの昆布締め。本気のやつだった。

団地が建つ前は電車の製造工場

「お客さんは基本的にビール目当てですが、途中で日本酒に移行できるのが他のビアパブにはないところ。団地に住んでいるおじいちゃんもいらっしゃいますよ」

なお、馬場さんのお母さんも強力な助っ人だ。この日は店内でレシートの整理をしていた。彼女によれば団地が建つ前は電車の製造工場だったそうだ。

「食べることが好きな子どもでした」と昔の馬場さんを振り返る(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「食べることが好きな子どもでした」と昔の馬場さんを振り返る(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

商店街のつながりは深い。

「住みやすいところですよ。スーパー、八百屋、クリーニング屋、酒屋、団地内でだいたいそろいますから。ランチでお米が切れたときは向かいのインド料理屋に借りに行ったこともあります(笑)」(馬場さん)

来店者には「ガハハビール」ならぬ「ガハハシール」を贈呈(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

来店者には「ガハハビール」ならぬ「ガハハシール」を贈呈(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ごちそうさま。ガハハビールは「懐かしい昭和団地系ビール」でした。

「昭島の地下深層水系」のイサナブルーイング

続いて向かったのは「イサナブルーイング」(昭島)。イサナとは『万葉集』に出てくる勇魚(いさな)、すなわち鯨のことだ。

店は昭島駅から徒歩3分の大師通り沿いにある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

店は昭島駅から徒歩3分の大師通り沿いにある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

店のロゴマークは、ビールを醸造するためのコニカルタンクと、昭島で200万年前の全身骨格が見つかった古代クジラ「アキシマクジラ」を組み合わせたもの。

洒落たダイナーのような店内(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

洒落たダイナーのような店内(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

オーナーの千田恭弘さん(35歳)は半導体の設計開発、航空宇宙防衛関連のセンサー開発という仕事を経て、2018年5月にこの店を開業した。

中央が千田さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

中央が千田さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

小樽ビールの見学ツアーで開眼

クラフトビールに目覚めたきっかけは7年前の小樽旅行。小樽ビールの醸造所見学ツアーに参加したところ、たまたま客が千田さん一人。案内ガイドからマンツーマンでクラフトビールに関する講義を受けることができた。

「特に感動したのが、そこで飲ませてもらった麦汁。従来のビール感ががらりと変わりました」

大学時代はスターバックスでアルバイト。将来はカフェを開くのが夢だった。それが小樽旅行がきっかけでマイクロブルワリーに心変わりする。

ゲストビールも含めて常時10種類のメニューを用意(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ゲストビールも含めて常時10種類のメニューを用意(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「出店を決意したのは2017年の5月ぐらい。意外にもぽんぽんと話が進んで11月には物件が決まりました。12月の頭に物件契約、翌年1月に円満退職。会社の人とも未だに交流があって、今度、社の納涼祭に出店させてもらうんです」

子どもが小さいため、安定した会社勤めを辞めることに妻は不安だったそうだが、最終的には応援してくれたという。

前衛アートのような圧力計。これでビールの状態を管理する(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

前衛アートのような圧力計。これでビールの状態を管理する(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ビールの美味しさの秘密は水にもある

さて、注文したのは「吟醸ヴァイツェン 錠夏」Mサイズ(890円)。製造時に米麹を入れるため、芳醇なコメの香りが特徴の白ビールだ。

フードは昭島に餃子メーカーがあることにちなんだ「あきしま餃子」(490円)とイサナブルーイングのビールを使ったピクルス酢で漬け込んだ「野菜と卵のピクルス」(780円)。

黄金のトライアングルが完成(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

黄金のトライアングルが完成(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

千田さんはビールの美味しさの秘密は水にもあるという。

「昭島の水道水はすべて数十年かけて秩父山系から流れてくる地下深層水。この水が美味しいから昭島には蕎麦屋やわさび農家も多いんです」

醸造コーナーには千田さんが小樽で感動した麦汁の香りが充満(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

醸造コーナーには千田さんが小樽で感動した麦汁の香りが充満(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

なお、スタバのアルバイト経験が長かった千田さんはコーヒーも大好き。店のドリンクメニューに当然、コーヒーメニューもある。手動の装置で自家焙煎した豆を使用し、エアロプレスで入れるというこだわりようだ。

なかには日本初の「ホップ入りコーヒー」という気になるメニューも(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

なかには日本初の「ホップ入りコーヒー」という気になるメニューも(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ヨーロッパ放浪時に目にした小さな醸造所

最後にお邪魔したのは「ライオットビール」(祖師ヶ谷大蔵)。ライオットとは暴動の意だ。店名の由来が気になる。

駅から6、7分。商店街を抜けた住宅街の手前にある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

駅から6、7分。商店街を抜けた住宅街の手前にある(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

開業は2018年4月。オーナーの江幡貴人さん(39歳)は板橋区の高島平出身。4年間勤めたIT企業を退職後、半年ほど一人でヨーロッパを放浪したという。

15時開店早々から地元の人に愛されている(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

15時開店早々から地元の人に愛されている(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「ポルトガルのリスボンをスタートして、アイルランドのダブリンから帰国。ヨーロッパはまちのあちこちに小さい醸造所があって、しかもその地域でしか飲めない銘柄ばかり。とくにドイツ人はガバガバ飲みますね(笑)」

クラフトビールに興味を持った江幡さんは帰国後、さっそくマイクロブルワリーを開業するためのリサーチを始める。

サッカー好きでバルセロナの大ファンだという江幡さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

サッカー好きでバルセロナの大ファンだという江幡さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ビールの名前に曲名を冠している

「マイクロブルワリーを開ける物件って、規模といい設備といい、ラーメン屋と条件が同じなんですよ。だから、すぐ埋まっちゃう。ここは不動産屋さんからネットに出ていない物件を紹介してもらいました。もともとは接骨院だったみたいです」

ちなみに、「ライオット」はスラングで「すげえ楽しい」という意味があるらしい。

メニューを拝見(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

メニューを拝見(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

この店の特徴はビールの名前に曲名を冠している点。一番人気だという「サルベーション」(800円)を注文した。パンクバンド、ランシドの名曲だ。フードはこれまたオススメだという「チップス&伝説のサルサソース」(500円)。

「チップス&伝説のサルサソース」のソースは今はなき狛江のトルコ料理店の「伝説のレシピ」を再現(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「チップス&伝説のサルサソース」のソースは今はなき狛江のトルコ料理店の「伝説のレシピ」を再現(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「『サルベーション』はアメリカのシトラホップという柑橘系の香りが高いホップをたっぷり入れてつくっています。麦芽のテイストも濃い目で美味しいんですよね」

信号もない不思議な五叉路に人が集まる

ふと横を見るとヤングママがビールを飲んでいた。聞けば三軒茶屋からわざわざ来店したという。

子どもは現在2歳、十数年後には乾杯できる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

子どもは現在2歳、十数年後には乾杯できる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「世田谷線上町駅の世田谷百貨店というカフェのイベントでここのビールを飲みました。クラフトビールが好きでいろんなお店を回っているんです」とママさん。

江幡さんがこの物件を気に入った理由のひとつにすぐ目の前の五叉路がある。

「信号もない不思議な交差点で、何となく人が集まるように思えたんですよね。行き交う人々がちょっとした羽休めで寄ってほしい。そんな願いも込められています」

複雑な形状で道路が交差する(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

複雑な形状で道路が交差する(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

確かに眺めているだけで楽しくなる五叉路だ。

「サルベーション」の数式を見せてくれた

江幡さんによれば、ビールづくりは完全に理系の作業。クラウドに上がっている「Beer Smith」というツールを使う人も多いそうだが、彼はエクセルで計算式を構築する。なんと、先ほど飲んだ「サルベーション」の数式を見せてくれた。

意味は理解できないが緻密な作業だということは分かる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

意味は理解できないが緻密な作業だということは分かる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「煮沸した後の水量や糖分の比重を表す数値です。どの麦芽を何種類入れるかで出てくる糖の量と色が変わります。出た糖を酵母に食わせた最終的な残糖を出すとその差分でアルコール度数になる」

さらに、色味の強い麦芽を入れると色も濃くなり、ホップを入れる量とタイミングで苦味をコントロールしているという。すごい。

ごちそうさまでした。ライオットビールは「人が集まる五叉路系ビール」でした。

クラフトビールを通じて「交流の場」をつくりたい

美味しいビールを出す店があるまちに住みたい。ビール好きなら誰だってそう思うはずだ。マイクロブルワリーの存在が、まちの魅力を2倍にも3倍にも増幅させる。

3軒のオーナーに共通していたのはクラフトビールを通じて「交流の場」をつくりたいという思い。確かに、日本ビアジャーナリスト協会の木暮さんは「海外のマイクロブルワリーは日本の赤提灯のようなもの」だと言っていた。

なるほど。店主の個性とまちの特色を色濃く反映するクラフトビールは「交流の場」としてはもってこいかもしれない。

最後にもう一度。「ごちそうさまでした」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

最後にもう一度。「ごちそうさまでした」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

●取材協力
日本ビアジャーナリスト協会
※木暮さんの記事
ガハハビール
イサナブルーイング
ライオットビール

5歳のお誕生日

先日、息子が5歳になりました!

 

 

 

アイスケーキバースデーケーキでお祝いしました。

 

 

 

誕生日プレゼントは、息子のリクエストで、「ドラえもんころがしスイッチ」でした。毎日、よく遊んでいます。

 

 

 

スタジオで、誕生日記念撮影と七五三前撮りもしました。

 

 

 

 

 

七五三

 

 

 

5歳の一年も元気にすくすくと育ってほしいと願っています。

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掘り出し物、発見!

所在地:台東区池之端
16万2,000円(税込) / 33.04平米
千代田線「根津」駅 徒歩3分

根津駅から徒歩3分の裏路地にある1959年築のレトロ戸建て。建築当初の内装とほとんど変わらず、経年変化による渋さが建物の隅々まで浸透しています。



近年、古い戸建てや長屋が、どれも似通ったツルツルの内装になっていて、ちょっと残念に思うことが少なくありません。



そんな中、今回の物 ... 続き>>>.
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銀座に商業施設「GICROS GINZA GEMS」竣工

野村不動産(株)とNREG東芝不動産(株)はこのほど、都心型商業施設「GICROS GINZA GEMS」の竣工を発表した。開業は本年11月16日を予定している。同施設は、NREG東芝不動産が所有していた「銀座第二東芝ビル」の建替事業。東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅徒歩2分、JR山手線「有楽町」駅徒歩5分に立地する地下3階・地上11階建。

低層階(地下1階~2階)には旗艦店となる物販店舗を導入し、空中階(3階~11階)には世界初出店を含む飲食店舗をラインナップ。

人と人のつながりが生まれる新しい銀座の交差点、建築デザインにも採用した市松模様の交差をイメージし、施設名称を「GICROS GINZA GEMS」に決めたという。

ニュース情報元:野村不動産(株)

JR「新宿駅」デッキ直結に複合施設

三菱地所(株)、日本製粉(株)及びジャパンリアルエステイト投資法人は、3社共同で開発を進めてきた複合施設「リンクスクエア新宿」(東京都渋谷区)を、8月31日(土)に竣工する。同プロジェクトは、「(仮称)新宿南口プロジェクト(千駄ヶ谷五丁目北地区第一種市街地再開発事業)」として、旧耐震基準の老朽化建物3棟((旧)新宿パークビル・(旧)日本製粉本社ビル・(旧)日本ブランズウィックビル)を1棟のビルに建替えたもの。

建物はJR各線「新宿」駅徒歩5分(駅デッキ直結)、東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営新宿線「新宿三丁目」駅徒歩6分に立地。地上16階建てのオフィス・商業施設・地域貢献施設等からなる。

9月27日(金)には、1~3階の商業ゾーンにて飲食店舗やコンビニエンスストア、美容室等がグランドオープンを予定している(一部店舗を除く)。

ニュース情報元:三菱地所(株)

住まいの地震対策(釧路エリア)、9割以上が「対策しきれていない」

DCMホールディングス(株)は、「全国地震動予測地図」(政府発表)において地震発生確率の高いとされる釧路エリアを対象に、住まいの地震対策についてアンケート調査を行った。調査時期は2019年8月17日(土)~8月18日(日)。有効回答数は186。それによると、現在の地震対策の状況は、「一部準備している」が71%、「準備していない」が26%、「十分に準備している」が3%。釧路は地震危険度が高く対策は進んでいると思われたが、「一部準備している」「準備していない」と回答した人は合わせて97%と、9割以上の人が対策しきれていないと感じていることがわかった。

現在実施している家の中の地震対策は(複数回答)、「家具の転倒防止」(回答者数89)が最も多く、次いで「テレビの転倒防止」(同84)が続く。釧路エリアでは、地震への関心が高く基本的な地震対策は比較的進んでいると思われたが、上位の項目でも対策済みは約半数に過ぎず、引き続き対策が必要と言える。

今後、地震対策が必要だと思った箇所はどこですか?(複数回答可)では、「窓ガラスの飛散防止」(回答者数71)、「食器棚の飛び出し防止」(同70)、「冷蔵庫の転倒防止」(同60)が多く、新たな対策の必要性が浮き彫りになっている。

ニュース情報元:DCMホールディングス(株)

マンション選び、約8割が「妥協をしたことがある」

(株)カシワバラ・コーポレーション(東京都港区)はこのたび、「マンション生活に関する実態調査」を行った。

調査は2019年7月19日~7月23日、インターネットで実施。現在マンションに住んでいて且つ直近3年以内にマンションを購入・賃貸契約した、20歳~69歳の男女600名を対象に行った。

マンションを選ぶとき、何らかの妥協をしたことがありますか?では、78.5%が「ある」と回答。妥協してマンションを選んだ人が非常に多いことがうかがえる。また、現在住んでいるマンションに不満を持っていますか?では、53.2%が「不満がある」/「やや不満がある」と回答している。

「不満がある」/「やや不満がある」と答えた人が、実際に住んでみて初めて気づいた不満点は、1位が「収納が少ない」で39.8%。子どもと同居している人においては、50%の人が収納の少なさに不満を抱えていることが分かった。ほかには、「防音設備」(35.7%)、「キッチンが狭い」(24.8%)、「日当たりが悪い」(21.0%)といった、内見時には気づけない点が上位に挙がっている。

これまでに住んでよかったマンションは、どのような特徴がありましたか?では、「駅/バス停が近い(公共交通機関までのアクセスが良い)」が52.7%で1位。一方、これまでに住んで失敗したマンションは、どのような特徴がありましたか?の1位は、「防音設備が悪い」(31.7%)だった。

首都圏を中心に展開するマンションブランドにおいて、住んでみたいと思えるマンション1位は「プラウド(野村不動産)」で28.8%。2位は「ザ・パークハウス(三菱地所レジデンス)」で27%。3位は22.3%で「パークタワー(三井不動産)」が続いた。

ニュース情報元:(株)カシワバラ・コーポレーション

増税後の住宅購入。消費税の仕組みや支援策の理解度で意欲が変わる?

いよいよ10%への増税が迫ってきた。「最新の消費税増税後の検討意向の理解度」をテーマに、不動産情報サイト事業者連絡協議会(以下、RSC)が一般消費者向けにアンケートを行った。その結果、消費税の仕組みや支援策への認知度が、意外に低いことが分かったというが……。【今週の住活トピック】
「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果を発表/不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)意外と知らない!消費税がかかるのは、建物価格のみ?

不動産情報を探すときには、多くの人が不動産のポータルサイトを利用する。その利用者のうち、住宅購入を検討している男女566人を対象にアンケートを取っているので、多くの情報を集めている人たちだと思われる。

ところが、「10月に消費税が引き上げられる」ことについて 94.7%が理解しているものの、「消費税率の適用タイミングは契約時ではなく引き渡し時である」ことの理解度は61.2%にまで下がる。「消費税がかかるのは建物分のみで土地分はそもそも非課税である」ことの理解度は 47.5%と半数に満たず、38.3%が「知らない」と回答した。

消費税率2%分の上昇で、実際にいくら負担額が増えるのかはよく分かっていないというのが現状か。

ちなみに、「例外として、注文住宅等は2019年の3月31日までに契約すれば10月以降の引き渡しでも消費税は8%のままである」というのは、「経過措置」と呼ばれ、住宅の新築のように契約から引き渡しまで時間がかかるようなケースでは、半年前までに契約すればその時点の税率が適用される例外措置がある。

消費税に関する理解度について(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

消費税に関する理解度について(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

意外と知らない!住宅購入時の支援策あれこれ

次に、増税後の支援策に関する理解度を聞くと、支援策の代表ともいえる「住宅ローン控除の減税期間延長や還付について」は理解度43.4%・認知度65.8%であるのに対し、「次世代住宅ポイント制度」は理解度 25.3%・認知度 52.2%に留まるなど、差が見られた。

消費税に関する増税後の支援策に関する理解度(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

消費税に関する増税後の支援策に関する理解度(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

「すまい給付金」は住宅ローン控除を補完するもので、所得税の納税額が少ない人や現金で支払う人など、対象を限定して支援するものだ。

また、「次世代住宅ポイント」はかつての「住宅エコポイント」を拡充したもので、省エネ性のほかに耐震性などの一定の性能を備えたり、子育て世帯を支援するなど住宅の新築やリフォームにポイントが与えられる。2018年の年末に創設が決まったものなので、まだ浸透していないということか。

こうした制度を複数活用することで、「増税後に購入するほうが実質的にトクをするケースもある」ということになるが、その理解度は34.4%・認知度59.7%だった。

増税後の支援策などの理解が深まると、購入タイミングは変わる!?

ところで、10 月に消費税が 10%に引き上げられることが住まいの購入計画に「影響を与える」を聞いたところ、「影響を与える」と答えたのは 47.7%、「影響を与えない」は 28.1%だった。

購入計画に影響を与えると答えた人に、さらに「Q2.住まいの購入計画について、あなたの考え方に最も近いものは?」と聞いたところ、「増税前に購入したい」は 36.7%で、「増税後の支援策と比較して検討したい」が最多の 50.4%だった。「消費税が10%に上がった後に購入したい」はわずか7.4%だった。

そこで、Q2の質問で「増税前に購入したい」「増税後の支援策と比較して購入したい」と答えた人を対象に、「Q4.増税後に手厚い購入支援策が用意されていることを知ったうえで、購入タイミングをどう考えるか?」と改めて聞いた。すると、Q4=支援策を知った後の購入計画を Q2=支援策を知る前の購入計画と比較すると、「増税前に購入」の割合は減少する一方で、「増税後に購入」は 4.1 ポイント増加する結果となった。

支援策認知前と認知後の購入計画の比較(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

支援策認知前と認知後の購入計画の比較(出典:RSC「不動産情報サイト利用者意識アンケート」より転載)

増税後の支援策などの理解が深まると「増税後に購入」が増えるなど、購入タイミングに影響を与えることがあるようなのだ。

この時期、マスメディアでは、消費税増税前に買った方が良いものは何か?などをよく紹介している。日用品を増税前に買いだめする人は多いだろうが、増税後に還元セールなどでディスカウントするのも日用品が多く、焦って買う必要はないのだそうだ。

住宅については、基本的に増税分は支援策で相殺する考え方なので、多くの人は増税の前後で負担額に大きな違いはない。もちろん、現金で購入したり、支援策の対象から外れる住宅を購入したりする場合は、増税前が有利という場合もあるので、正確な情報をきちんと理解しておく必要はある。

とはいえ、住宅は一般的な買い物と違って、まったく同じものが買えるわけではない。出会った住宅の立地やプランが気に入ったのであれば、それが増税前であれ後であれ、購入するタイミングに来たといってもよいだろう。

自宅の防災意識、最も高いのは「鹿児島県」

(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、「自宅の防災に関する意識調査」の結果を発表した。調査は、住まいが持ち家マンションか一戸建ての20~69歳の男女を対象に、2019年7月11日~7月16日、インターネットで行った。有効回答数は2400人。

それによると、現在の自宅を購入する際に防災を意識しましたか?では、「意識した」「少し意識した」と回答した人の割合が、一戸建ての購入者が34.5%に対しマンションの購入者が46.9%と、10ポイント以上高い割合となった。

現在の自宅を購入する際、防災面で意識したことでは、一戸建ての1位は「地震に強い構造」(62.8%)、2位は「立地」(45.4%)、3位は「新築」(27.2%)と続く。マンション購入者も1位は「地震に強い構造」(70.0%)、2位は「立地」(56.8%)だった。3位は一戸建て購入者と違い、「戸建てよりマンションを希望」(37.0%)となっている。

自宅の防災意識について、12の都道府県(北海道、宮城県、東京都、富山県、石川県、福井県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、熊本県、鹿児島県)で最も高かったのは「鹿児島県」(51%)。次いで「東京都」(45.0%)、「宮城県」「石川県」(共に44.0%)などが続き、一番低かったのは「富山県」(28%)だった。

ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー

主要都市の地価、97%の地区で上昇

国土交通省はこのたび、令和元年第2四半期(2019年4月1日~2019年7月1日)の地価LOOKレポートを発表した。
地価LOOKレポートは、主要都市の高度利用地等を対象に、四半期毎の地価動向を調査したもの。調査対象は全国100地区(東京圏43地区、大阪圏25地区、名古屋圏9地区、地方圏23地区)。

それによると、令和元年第2四半期の地価動向は、上昇が97地区(前回97)、横ばいが3地区(同3)、下落が0地区(同0)となり、上昇地区数の割合は6期連続して9割を上回った。

上昇している97地区のうち、0-3%の上昇が69地区(前回68)、3-6%の上昇が25地区(同29)(「宮の森」「駅前通」(以上 札幌市)、「錦町」「中央1丁目」(以上 仙台市)、「千葉駅前」(千葉市)、「歌舞伎町」「渋谷」(以上 東京都)、「太閤口」「伏見」「久屋大通駅周辺」「金山」(以上 名古屋市)、「京都駅周辺」「河原町」「烏丸」(以上 京都市)、「中之島西」「北浜」「心斎橋」「なんば」「福島」「天王寺」「江坂」(以上 大阪府)、「三宮駅前」(神戸市)、「博多駅周辺」(福岡市)、「下通周辺」(熊本市)、「県庁前」(那覇市))、6%以上の上昇が3地区(同0)(「西梅田」「茶屋町」「新大阪」(以上 大阪市))。

圏域別でみると、三大都市圏(77地区)のうち、東京圏(43)では上昇が41地区(前回41)、横ばいが2地区(同2)。上昇幅を縮小した地区は1地区だった。大阪圏(25)では、平成30年度1四半期から6期連続ですべての地区で上昇となった。名古屋圏(9)では、平成25年第2四半期から25期連続ですべての地区で上昇となった。

ニュース情報元:国土交通省

集う場所

所在地:文京区本郷
15万円 / 52.53平米
丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅 徒歩6分

マンション1階のオフィス用区画。



エントランスを通らずに道路から直接入ることができるため、マンションとは言え、オフィスっぽい顔がちゃんとつくれます。



人と集うことが好きだったオーナーさん、この場所で仕事仲間と夜な夜な酒を交わし熱く語り合ったそうです。よって、二重サッシで近隣へ ... 続き>>>.
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大量発生!カブトムシの幼虫

前回の更新から間が空いてしまいました💦

 

 

 

お盆の帰省から戻り、カブトムシの幼虫ケースを見てびっくりしたことの続きです。

 

 

 

2センチほどに長さになり、丸々と成長した幼虫が数匹、ケースの側面に見えました。

 

 

 

(大きく育ったぁラブ)と嬉しい反面、嫌な予感がしました。(ケース内はぎゅうぎゅう詰めかも?)

 

 

 

 

飼育ケースの中身を、大きなゴミ袋の中にそっと移して確認したら、なんと、幼虫が34匹もいました!

 

 

 

そこで、ケースを追加して、一ケースあたり6~8匹になるように分けました。

 

 

 

こんな感じ↓で、業者っぽい。

 

 

 

 

 

幸いなことに、息子の幼稚園の夏期保育が始まったので、送り迎えの時、

 

 

 

「カブトムシの幼虫、いらない?」

 

 

 

と方々に声をかけまくって、3ケースは、譲渡できました。

 

 

 

案の定、「成虫なら欲しいけど、幼虫はちょっと…💦」というお断りが多かった!

 

 

 

その気持ちはすごく分かる!

 

 

 

だいたい、幼稚園児がカブトムシを育てるって、結局のところ、ママが頑張ることになりますからね。

 

 

 

 

私としては、あと1ケース譲渡して減らしたいところだけど、夫が「羽化率が低いんじゃないか。」とか言い出したので、うちで育てることになりそうです。

 

 

 

ちなみに息子は、「爆  笑カブトムシがいっぱい出てきたら、大昆虫展をする!」と言っています。

 

 

 

大昆虫展って、カブトムシしかいないじゃん(笑)。やっぱり、もうちょっと減らしたいわー。

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今人気のスポット「上野桜木あたり」誕生には、熱い思いがあった!

「上野桜木あたり」をご存じだろうか?上野桜木周辺という意味ではない。上野桜木あたりという名称の人気のスポットのことだ。街の住人はもちろん、国内外からの観光客が立ち寄る人気スポットとは、いったいどんな所か、どうやって創られたのか、探ってみた。
昭和レトロな空間に出会える路地周辺が「上野桜木あたり」

「上野桜木」は台東区の地名。江戸時代には、徳川家の菩提寺でもあった上野寛永寺の寺域で、隣接して谷中の寺町が続く。明治期に新たに住宅地になったが、今はむしろ、大正期や昭和初期の建物の面影が残る、懐かしさを感じる街並みを形成している。

JR日暮里駅から歩いて約10分。そんな上野桜木の住宅街を歩いていると、風情ある建物が並ぶ路地に出会う。そこが「上野桜木あたり」だ。街とのつながりや広がりを持つ、上野桜木周辺という意味も含んで、付けられたという。

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建物と一体化した路地には、椅子や火鉢スタンドが置かれ、座ってくつろげる空間になっている(撮影:飯田照明)

建物と一体化した路地には、椅子や火鉢スタンドが置かれ、座ってくつろげる空間になっている(撮影:飯田照明)

昭和13年(1938年)に建てられた三軒家はそれぞれ、路地に面した「あたり1」に「谷中ビアホール」が、路地裏であたり1の奥側「あたり2」には塩とオリーブオイルの専門店「おしおりーぶ」とベーカリー「VANER」がある。路地裏の井戸をはさんだあたり2の対面が「あたり3」で、賃貸住宅として住文化を引き継ぐほか、一部を「みんなのざしき」と呼ばれるレンタルスペースにしている。

配置図(上野桜木あたりの公式ホームページより転載)

配置図(上野桜木あたりの公式ホームページより転載)

最初に出迎えてくれたのは、あたり1の「谷中ビアホール」を運営する(有)イノーバー・ジャパン代表取締役の吉田瞳さん。お店の雰囲気に合わせて、吉田さんまたは店長(若女将)の守山莉澄さんのどちらかは着物で出迎えるそうだ。当初は住宅地の中の古民家に店を出すことを懸念する人もいたというが、昭和レトロな雰囲気を活かした店内装飾やここでしか飲めない「谷中ビール」をつくるなどの工夫が効を奏して、今では大人気の店になっている。

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「谷中ビアホール」代表取締役の吉田瞳さん。店内は昭和初期の風情を残すしつらえになっている。このカウンターは、ドラマ「僕とシッポと神楽坂」でコオ先生(相葉雅紀)が友達と飲む居酒屋としても使われた(撮影:飯田照明)

「谷中ビアホール」代表取締役の吉田瞳さん。店内は昭和初期の風情を残すしつらえになっている。このカウンターは、ドラマ「僕とシッポと神楽坂」でコオ先生(相葉雅紀)が友達と飲む居酒屋としても使われた(撮影:飯田照明)

次に訪れたのが「おしおりーぶ」。店内には、世界各国から集められた塩やオリーブオイル、ビネガーがずらりと並び、オリジナルドリンク「オリーブラテ」などの販売もしている。取材中も海外や国内のお客さんで狭い店内は人があふれるほど。店長の石塚恵美子さんによると「海外からのお客様がSNSにアップしたようで、それを見たという海外の方も多く訪れます。お土産用に商品を買われる方も多いですし、地元のリピーターの方も多いですよ」

井戸の右手があたり2。暖簾をくぐると「おしおりーぶ」の店内に行ける(撮影:飯田照明)

井戸の右手があたり2。暖簾をくぐると「おしおりーぶ」の店内に行ける(撮影:飯田照明)

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写真上/左手が「おしおりーぶ」。右の「VANER」は本日休業だが、ここで買ったパンや「おしおりーぶ」でテイクアウトした飲み物を路地裏の中庭(写真下)で飲食できる(撮影:飯田照明)

写真上/左手が「おしおりーぶ」。右の「VANER」は本日休業だが、ここで買ったパンや「おしおりーぶ」でテイクアウトした飲み物を路地裏の中庭(写真下)で飲食できる(撮影:飯田照明)

写真映えもする上野桜木あたりでは、あたり3の座敷と路地を、「みんなのざしき・ろじ」として貸し出している。お稽古や交流会などの集まりに利用できるほか、ロケ地としても利用できるのが特徴だ。

「みんなのざしき」の内部(撮影:飯田照明)

「みんなのざしき」の内部(撮影:飯田照明)

左手が「みんなのざしき」、奥は賃貸住宅として利用されている(撮影:飯田照明)

左手が「みんなのざしき」、奥は賃貸住宅として利用されている(撮影:飯田照明)

取材中に上野桜木あたりを訪れた家族に、話を聞いた。
地元ではないが、谷中銀座にはよく遊びに来るので、この場所を気にかけていたというご夫婦。お目当てだったベーカリーがお休みでちょっと残念だったが、せっかくなのでビアホールでランチを食べて帰るという。

犬のお散歩で訪れた地元のご夫婦は、ここが犬のお散歩ルートの一つだという。ここに来るとお店の人や訪れた人たちが可愛がってくれるので、それが分かっているワンちゃんが来たがるのだとか。ここに来たら路地の椅子で一休みしながらワンちゃんは井戸の水で、飼い主さんは谷中ビールでエネルギーを供給しているそう。

人気スポットになる背景には、仕掛け人がいた!

上野桜木あたりが注目されるようになった要因の一つに、2015年度のGoodDesign賞を受賞したことも挙げられる。「昭和13年築の三軒家の保存と改修・活用のバランスを大事に再生させたプロジェクト」である点が評価されたというが、それには仕掛人となったグループがいる。

そのグループの中心人物である、NPO法人たいとう歴史都市研究会(以下「たい歴」)の椎原晶子さんに話を伺った。

NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長の椎原晶子さん。大学時代に「上野・谷中・根津・千駄木の親しまれる環境調査」に関わったことから住み始め、この街の地域文化の継承に関心を持つようになった

NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長の椎原晶子さん。大学時代に「上野・谷中・根津・千駄木の親しまれる環境調査」に関わったことから住み始め、この街の地域文化の継承に関心を持つようになった

実は、谷中や上野桜木に数多く残っていた古い住宅や店舗、銭湯などの建物が、ここ数十年で急速に取り壊されて無くなっていった。こうした状況の中で、古い建物を残して町を再生していこう、という取り組みをさまざまな人が手掛けていた。平成12年(2001年)設立(2003年NPO法人化)の「たい歴」もそのひとつだ。

「たい歴」と「上野桜木あたり」のオーナーとの最初の接点は、“ドラマのロケ地”だった。テレビ局からいいロケ地がないかと相談されたときに、思いついたのがこの場所だ。というのも、椎原さんが見学会などでこの建物を訪れていて、そのころは住人がいたのに、徐々に住人が減っていく様を見て、再生の手伝いなどができないかと気になっていたという。

当時、オーナーはこの場所を離れていたので、近隣の方の紹介で連絡を取り、ロケについて相談したところ快諾を得て、ロケ地として使うことができた。ちょうどオーナー側も、土地の権利関係を整理して、三軒家とも法人で所有し、有効活用したいと考えていたところだった。

オーナーとしては、代々の家族が暮らした思い出のある建物をできれば残したいと考えていた。そこで「たい歴」は、建物保存修復の専門家、建築家や造園家、建物活用希望事業者とのチームをつくった。そこで協議した結果、建物と路地を隔てていた塀を取り除き、路地と一体となった交流スペースを創出し、それぞれの建物を改修して運用者に貸すなど、新しい魅力を付加するプランを提案したのだ。

別の団体からも建物の活用プランの提案があったようだが、「たい歴」の提案が通ったのは、椎原さんによると「ここに住みたい、商売を始めたいといった人たちを集めた交流会に、オーナー家族にも参加してもらったことで、この家や場所を大切にしながら実際に活用したいという人がいるのだという実感を持っていただいたことが、大きかったのではないか」という。

「たい歴」では、建物の調査をして改修プランを立て、活用したいという人や企業とのマッチングを行い、維持管理も請け負っている。ただ、マッチングについても、地元の人たちに配慮して厳選した。例えば、地元の人たちの「日常で買い物できる店が減っている」「焼き立てのパンが買える店がほしい」といった声を参考に、ベーカリーを優先した。オーナーや入居者とともに活用のガイドラインも設けた。例えば、住宅地でビアホールを開くことも、酔客が騒いで近隣に迷惑をかける可能性を減らすため、営業時間は入店20時(閉店20時半)までとした。店舗側も、大人数の団体の予約は入れないなどの配慮をしている。

こうした仕掛けで再生したのが、上野桜木あたりなのだ。

「カヤバ珈琲」「旧平櫛田中邸」など、地域に価値のある建物を保存して街に開きたい

「たい歴」では現在、5軒の建物を管理している。この5軒が、古い建物を改修して活用できることを知らせる実例となっている。人気の昭和レトロな喫茶店「カヤバ珈琲」もその一つだ。

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上:カヤバ珈琲外観(撮影:飯田照明)、下:看板も当時のもの(筆者撮影)

上:カヤバ珈琲外観(撮影:飯田照明)、下:看板も当時のもの(筆者撮影)

昭和13年(1938年)創業のこの店は、経営者が高齢になり閉店してしまった。近所の住人の憩いの場所だったので、ぜひ継続してほしいという声が上がった。そこで「たい歴」がこの建物を借り受け、この店で営業してくれる人を探して、カヤバ珈琲を復活させたのだ。

出桁造り(だしげたづくり)の町家の外観などを活かしつつ、看板や椅子、食器などもそのまま活用し、当時の面影を残しながら再生させた。なじみのメニューも復活した。卵焼きを使った「たまごサンド」やコーヒーとココアを混ぜた「ルシアン」は、いまでも人気メニュー。ただし、お店だけを再生するのではなく、街全体の活性化につながるように、谷中銀座周辺のお店の食材や商品を使ったり、谷中名産の生姜を使った「谷中ジンジャー」などを新たにメニューに加えたりもしている。

店内で人気メニューのたまごサンド(お皿手前)、たまごトースト(お皿奥)、ルシアンを注文した(筆者撮影)

店内で人気メニューのたまごサンド(お皿手前)、たまごトースト(お皿奥)、ルシアンを注文した(筆者撮影)


上野桜木に大正8年(1919年)に建てられた「旧平櫛田中(ひらくしでんちゅう)邸」アトリエも「たい歴」が管理協力している一つ。アートプロジェクト・マネジメントを行う一般社団法人「谷中のおかって」とともに芸術文化の創造交流拠点として維持活用管理を行っている。取材当日には、地元の芸術家などを紹介する展示イベント「SHINOBAZU WONDER12」の開催期間ということで、訪れてみた。

旧平櫛田中邸の外観。写真は住まい部分(撮影:飯田照明)

旧平櫛田中邸の外観。写真は住まい部分(撮影:飯田照明)

こちらは住まいの左側にあるアトリエ。「明治アーティストの離合聚散」と副題の付いたイベントでは、横山大観や岡倉天心など12人が紹介されていた(撮影:飯田照明)

こちらは住まいの左側にあるアトリエ。「明治アーティストの離合聚散」と副題の付いたイベントでは、横山大観や岡倉天心など12人が紹介されていた(撮影:飯田照明)

アトリエは、光が安定するように北側に天窓を設けた開放的な空間に(撮影:飯田照明)

アトリエは、光が安定するように北側に天窓を設けた開放的な空間に(撮影:飯田照明)

平櫛田中は著名な彫刻家で、歌舞伎好きの筆者も、国立劇場のロビーに展示されている六代目尾上菊五郎の像の作者として認知している。その平櫛のアトリエと住まいが保存され、通常は非公開だがイベント開催時には公開される。

旧平櫛田中邸は現在、出生地だった岡山県井原市が所有しているが、「たい歴」と「谷中のおかって」が維持保存活動に協力しており、イベント等の受け入れやボランティアによる定期的なお掃除会などを開いている。実は筆者も、建物見たさにお掃除会に1度参加したことがある。

「たい歴」が管理する建物にはほかに、「市田邸」(明治40(1907)年築の布問屋市田家の屋敷と蔵)、「間間間(さんけんま)」(大正8(1919)年築の町家で今は一階に「散ポタカフェのんびりや」が入居)がある。

「古い建物が空き家になって壊されてからでは遅い」と椎原さんは言う。そのためには、古い建物の所有者が悩んだときに相談できる環境を整えたり、地元の住人から情報が集まるネットワークを形成したりといったことが欠かせない。こうした地域の住人とのつながりがあるからこそ、人気スポットが誕生したのだろう。

●取材協力
・特定非営利活動法人たいとう歴史都市研究会
・上野桜木あたり

今人気のスポット「上野桜木あたり」誕生には、熱い思いがあった!

「上野桜木あたり」をご存じだろうか?上野桜木周辺という意味ではない。上野桜木あたりという名称の人気のスポットのことだ。街の住人はもちろん、国内外からの観光客が立ち寄る人気スポットとは、いったいどんな所か、どうやって創られたのか、探ってみた。
昭和レトロな空間に出会える路地周辺が「上野桜木あたり」

「上野桜木」は台東区の地名。江戸時代には、徳川家の菩提寺でもあった上野寛永寺の寺域で、隣接して谷中の寺町が続く。明治期に新たに住宅地になったが、今はむしろ、大正期や昭和初期の建物の面影が残る、懐かしさを感じる街並みを形成している。

JR日暮里駅から歩いて約10分。そんな上野桜木の住宅街を歩いていると、風情ある建物が並ぶ路地に出会う。そこが「上野桜木あたり」だ。街とのつながりや広がりを持つ、上野桜木周辺という意味も含んで、付けられたという。

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建物と一体化した路地には、椅子や火鉢スタンドが置かれ、座ってくつろげる空間になっている(撮影:飯田照明)

建物と一体化した路地には、椅子や火鉢スタンドが置かれ、座ってくつろげる空間になっている(撮影:飯田照明)

昭和13年(1938年)に建てられた三軒家はそれぞれ、路地に面した「あたり1」に「谷中ビアホール」が、路地裏であたり1の奥側「あたり2」には塩とオリーブオイルの専門店「おしおりーぶ」とベーカリー「VANER」がある。路地裏の井戸をはさんだあたり2の対面が「あたり3」で、賃貸住宅として住文化を引き継ぐほか、一部を「みんなのざしき」と呼ばれるレンタルスペースにしている。

配置図(上野桜木あたりの公式ホームページより転載)

配置図(上野桜木あたりの公式ホームページより転載)

最初に出迎えてくれたのは、あたり1の「谷中ビアホール」を運営する(有)イノーバー・ジャパン代表取締役の吉田瞳さん。お店の雰囲気に合わせて、吉田さんまたは店長(若女将)の守山莉澄さんのどちらかは着物で出迎えるそうだ。当初は住宅地の中の古民家に店を出すことを懸念する人もいたというが、昭和レトロな雰囲気を活かした店内装飾やここでしか飲めない「谷中ビール」をつくるなどの工夫が効を奏して、今では大人気の店になっている。

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「谷中ビアホール」代表取締役の吉田瞳さん。店内は昭和初期の風情を残すしつらえになっている。このカウンターは、ドラマ「僕とシッポと神楽坂」でコオ先生(相葉雅紀)が友達と飲む居酒屋としても使われた(撮影:飯田照明)

「谷中ビアホール」代表取締役の吉田瞳さん。店内は昭和初期の風情を残すしつらえになっている。このカウンターは、ドラマ「僕とシッポと神楽坂」でコオ先生(相葉雅紀)が友達と飲む居酒屋としても使われた(撮影:飯田照明)

次に訪れたのが「おしおりーぶ」。店内には、世界各国から集められた塩やオリーブオイル、ビネガーがずらりと並び、オリジナルドリンク「オリーブラテ」などの販売もしている。取材中も海外や国内のお客さんで狭い店内は人があふれるほど。店長の石塚恵美子さんによると「海外からのお客様がSNSにアップしたようで、それを見たという海外の方も多く訪れます。お土産用に商品を買われる方も多いですし、地元のリピーターの方も多いですよ」

井戸の右手があたり2。暖簾をくぐると「おしおりーぶ」の店内に行ける(撮影:飯田照明)

井戸の右手があたり2。暖簾をくぐると「おしおりーぶ」の店内に行ける(撮影:飯田照明)

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写真上/左手が「おしおりーぶ」。右の「VANER」は本日休業だが、ここで買ったパンや「おしおりーぶ」でテイクアウトした飲み物を路地裏の中庭(写真下)で飲食できる(撮影:飯田照明)

写真上/左手が「おしおりーぶ」。右の「VANER」は本日休業だが、ここで買ったパンや「おしおりーぶ」でテイクアウトした飲み物を路地裏の中庭(写真下)で飲食できる(撮影:飯田照明)

写真映えもする上野桜木あたりでは、あたり3の座敷と路地を、「みんなのざしき・ろじ」として貸し出している。お稽古や交流会などの集まりに利用できるほか、ロケ地としても利用できるのが特徴だ。

「みんなのざしき」の内部(撮影:飯田照明)

「みんなのざしき」の内部(撮影:飯田照明)

左手が「みんなのざしき」、奥は賃貸住宅として利用されている(撮影:飯田照明)

左手が「みんなのざしき」、奥は賃貸住宅として利用されている(撮影:飯田照明)

取材中に上野桜木あたりを訪れた家族に、話を聞いた。
地元ではないが、谷中銀座にはよく遊びに来るので、この場所を気にかけていたというご夫婦。お目当てだったベーカリーがお休みでちょっと残念だったが、せっかくなのでビアホールでランチを食べて帰るという。

犬のお散歩で訪れた地元のご夫婦は、ここが犬のお散歩ルートの一つだという。ここに来るとお店の人や訪れた人たちが可愛がってくれるので、それが分かっているワンちゃんが来たがるのだとか。ここに来たら路地の椅子で一休みしながらワンちゃんは井戸の水で、飼い主さんは谷中ビールでエネルギーを供給しているそう。

人気スポットになる背景には、仕掛け人がいた!

上野桜木あたりが注目されるようになった要因の一つに、2015年度のGoodDesign賞を受賞したことも挙げられる。「昭和13年築の三軒家の保存と改修・活用のバランスを大事に再生させたプロジェクト」である点が評価されたというが、それには仕掛人となったグループがいる。

そのグループの中心人物である、NPO法人たいとう歴史都市研究会(以下「たい歴」)の椎原晶子さんに話を伺った。

NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長の椎原晶子さん。大学時代に「上野・谷中・根津・千駄木の親しまれる環境調査」に関わったことから住み始め、この街の地域文化の継承に関心を持つようになった

NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長の椎原晶子さん。大学時代に「上野・谷中・根津・千駄木の親しまれる環境調査」に関わったことから住み始め、この街の地域文化の継承に関心を持つようになった

実は、谷中や上野桜木に数多く残っていた古い住宅や店舗、銭湯などの建物が、ここ数十年で急速に取り壊されて無くなっていった。こうした状況の中で、古い建物を残して町を再生していこう、という取り組みをさまざまな人が手掛けていた。平成12年(2001年)設立(2003年NPO法人化)の「たい歴」もそのひとつだ。

「たい歴」と「上野桜木あたり」のオーナーとの最初の接点は、“ドラマのロケ地”だった。テレビ局からいいロケ地がないかと相談されたときに、思いついたのがこの場所だ。というのも、椎原さんが見学会などでこの建物を訪れていて、そのころは住人がいたのに、徐々に住人が減っていく様を見て、再生の手伝いなどができないかと気になっていたという。

当時、オーナーはこの場所を離れていたので、近隣の方の紹介で連絡を取り、ロケについて相談したところ快諾を得て、ロケ地として使うことができた。ちょうどオーナー側も、土地の権利関係を整理して、三軒家とも法人で所有し、有効活用したいと考えていたところだった。

オーナーとしては、代々の家族が暮らした思い出のある建物をできれば残したいと考えていた。そこで「たい歴」は、建物保存修復の専門家、建築家や造園家、建物活用希望事業者とのチームをつくった。そこで協議した結果、建物と路地を隔てていた塀を取り除き、路地と一体となった交流スペースを創出し、それぞれの建物を改修して運用者に貸すなど、新しい魅力を付加するプランを提案したのだ。

別の団体からも建物の活用プランの提案があったようだが、「たい歴」の提案が通ったのは、椎原さんによると「ここに住みたい、商売を始めたいといった人たちを集めた交流会に、オーナー家族にも参加してもらったことで、この家や場所を大切にしながら実際に活用したいという人がいるのだという実感を持っていただいたことが、大きかったのではないか」という。

「たい歴」では、建物の調査をして改修プランを立て、活用したいという人や企業とのマッチングを行い、維持管理も請け負っている。ただ、マッチングについても、地元の人たちに配慮して厳選した。例えば、地元の人たちの「日常で買い物できる店が減っている」「焼き立てのパンが買える店がほしい」といった声を参考に、ベーカリーを優先した。オーナーや入居者とともに活用のガイドラインも設けた。例えば、住宅地でビアホールを開くことも、酔客が騒いで近隣に迷惑をかける可能性を減らすため、営業時間は入店20時(閉店20時半)までとした。店舗側も、大人数の団体の予約は入れないなどの配慮をしている。

こうした仕掛けで再生したのが、上野桜木あたりなのだ。

「カヤバ珈琲」「旧平櫛田中邸」など、地域に価値のある建物を保存して街に開きたい

「たい歴」では現在、5軒の建物を管理している。この5軒が、古い建物を改修して活用できることを知らせる実例となっている。人気の昭和レトロな喫茶店「カヤバ珈琲」もその一つだ。

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上:カヤバ珈琲外観(撮影:飯田照明)、下:看板も当時のもの(筆者撮影)

上:カヤバ珈琲外観(撮影:飯田照明)、下:看板も当時のもの(筆者撮影)

昭和13年(1938年)創業のこの店は、経営者が高齢になり閉店してしまった。近所の住人の憩いの場所だったので、ぜひ継続してほしいという声が上がった。そこで「たい歴」がこの建物を借り受け、この店で営業してくれる人を探して、カヤバ珈琲を復活させたのだ。

出桁造り(だしげたづくり)の町家の外観などを活かしつつ、看板や椅子、食器などもそのまま活用し、当時の面影を残しながら再生させた。なじみのメニューも復活した。卵焼きを使った「たまごサンド」やコーヒーとココアを混ぜた「ルシアン」は、いまでも人気メニュー。ただし、お店だけを再生するのではなく、街全体の活性化につながるように、谷中銀座周辺のお店の食材や商品を使ったり、谷中名産の生姜を使った「谷中ジンジャー」などを新たにメニューに加えたりもしている。

店内で人気メニューのたまごサンド(お皿手前)、たまごトースト(お皿奥)、ルシアンを注文した(筆者撮影)

店内で人気メニューのたまごサンド(お皿手前)、たまごトースト(お皿奥)、ルシアンを注文した(筆者撮影)


上野桜木に大正8年(1919年)に建てられた「旧平櫛田中(ひらくしでんちゅう)邸」アトリエも「たい歴」が管理協力している一つ。アートプロジェクト・マネジメントを行う一般社団法人「谷中のおかって」とともに芸術文化の創造交流拠点として維持活用管理を行っている。取材当日には、地元の芸術家などを紹介する展示イベント「SHINOBAZU WONDER12」の開催期間ということで、訪れてみた。

旧平櫛田中邸の外観。写真は住まい部分(撮影:飯田照明)

旧平櫛田中邸の外観。写真は住まい部分(撮影:飯田照明)

こちらは住まいの左側にあるアトリエ。「明治アーティストの離合聚散」と副題の付いたイベントでは、横山大観や岡倉天心など12人が紹介されていた(撮影:飯田照明)

こちらは住まいの左側にあるアトリエ。「明治アーティストの離合聚散」と副題の付いたイベントでは、横山大観や岡倉天心など12人が紹介されていた(撮影:飯田照明)

アトリエは、光が安定するように北側に天窓を設けた開放的な空間に(撮影:飯田照明)

アトリエは、光が安定するように北側に天窓を設けた開放的な空間に(撮影:飯田照明)

平櫛田中は著名な彫刻家で、歌舞伎好きの筆者も、国立劇場のロビーに展示されている六代目尾上菊五郎の像の作者として認知している。その平櫛のアトリエと住まいが保存され、通常は非公開だがイベント開催時には公開される。

旧平櫛田中邸は現在、出生地だった岡山県井原市が所有しているが、「たい歴」と「谷中のおかって」が維持保存活動に協力しており、イベント等の受け入れやボランティアによる定期的なお掃除会などを開いている。実は筆者も、建物見たさにお掃除会に1度参加したことがある。

「たい歴」が管理する建物にはほかに、「市田邸」(明治40(1907)年築の布問屋市田家の屋敷と蔵)、「間間間(さんけんま)」(大正8(1919)年築の町家で今は一階に「散ポタカフェのんびりや」が入居)がある。

「古い建物が空き家になって壊されてからでは遅い」と椎原さんは言う。そのためには、古い建物の所有者が悩んだときに相談できる環境を整えたり、地元の住人から情報が集まるネットワークを形成したりといったことが欠かせない。こうした地域の住人とのつながりがあるからこそ、人気スポットが誕生したのだろう。

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・特定非営利活動法人たいとう歴史都市研究会
・上野桜木あたり

ゆるく心地よい空気感 – 天高3m –

所在地:港区北青山
28万800円(税込) / 35.37平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩7分

「ここ本当に青山!?」



いい意味で青山っぽくない、のんびりとした空気がただよっています。



窓の先に広がるのはちょっとしたグラウンド。ベンチでくつろぐ老人、キャッチボールを楽しむ若人の姿になんだかほっこり。



そんなおもしろい場所に立つ、タイル張りでレトロな雰囲気がグッとくる建 ... 続き>>>.
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入学したい!

所在地:台東区小島
8,000~1万6,000円(税込) / 20~40平米
都営大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町」駅 徒歩1分

※これは通常の賃貸物件の募集情報ではありません。台東区が運営するインキュベーション施設の入居者募集の情報です  



初めてこの場所を訪れたのは、10年ほど前のこと。



以来、何度もここを訪れているけれど、行くたびに本当にかわいらしくて素敵な場所だなぁと、入居している人たちがうらや ... 続き>>>.
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ぼくの夏休み ~いなかの休日~

お久し振りの更新です。いなかに帰省したり、息子の成長アルバム作成に取り組んだりで、ブログから遠ざかっていました💦

 

 

お盆が過ぎて、東京も秋の気配です。そろそろ夏の終わりですね…。夏が終わらないうちに、思い出を記録しまーす!鉛筆

 

 

 

 

まずは、新潟。

 

 

とても暑いので、毎日、午前中はプールに通いました。波が出るプールもあって、お気に入りの場所です。

 

息子は、お父さんや従姉妹と遊びました。

 

 

 

プールのすぐ隣には海があります!

 

 

 

 

 

県立植物園で、今年も「食虫植物展」を見学しました。

 

 

 

 

 

 

 

新潟まつりの花火を見物しました。

 

 

 

 

 

 

 

せんべい王国で煎餅の手焼き体験をしました。息子が煎餅にドラえもんをかきました♪

 

ただ、ひたすら、暑い&熱い滝汗

 

 

 

 

 

次に、山形です。

 

 

お父さんたっての希望で、GWに続き再び蔵王へ。

 

でも、霧が深くてお釜は見えませんでした~。残念。

 

山頂レストハウスでソフトクリームを食べました。

 

 

 

蔵王の山頂には、赤とんぼがたくさんいました。

 

 

 

涼しい高原で野球ごっこ。野球

 

息子は、これが一番楽しかったそうです。

 

 

 

 

上山城に行きました。あと、コストコにも。

 

 

 

 

山形はトンボ、チョウ、バッタなど虫の種類が豊富で、息子は虫取りに夢中でした。

 

 

 

 

海にも行ったけど、台風の影響で波が高いので、眺めるだけでした。

 

 

 

 

青くて透明な海です。粟島が遠くに見えます。

 

 

 

 

 

 

ここの綺麗な海水を使って、昔ながらの製法で塩作りをしています。

 

ただ、ここも、暑い&熱い滝汗

 

 

 

 

息子は、新潟でも山形でも、従姉妹・従兄弟たちに会って、仲良く楽しく遊んでいました。

 

 

一番年上の従兄弟は双子の高3ですが、息子が赤ちゃんだった頃の印象が強いようで、いつも「大きくなったねぇ。」と言って、優しく面倒を見てくれます。今回は、息子に、カブトムシの育て方や、ギターの楽譜の読み方を教えてくれていました。

 

 

 

そうそう。カブトムシと言えば、カブトムシの成虫をケースに入れて帰省に連れて行きました。毎日のお世話があるので。。。

 

 

その間、幼虫は東京でお留守番していたのですが、帰省から帰って幼虫の飼育ケースを見てびっくり。目

 

 

・・・それは次回に書きます。

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青山の秘密基地

所在地:港区南青山
32万5,620円 / 71.25平米
銀座線「表参道」駅 徒歩8分

青山の路地の奥。そこに潜むようなこの建物には、思いもかけない、さまざまな空間が用意されていて驚かされます。



目玉は、なんといってもメインのスペース。天井高は約4.5m。



そしてまるで大きな額縁のような、巨大な木製サッシの窓から差し込む光は、落ち着いていて優しい雰囲気。



そん ... 続き>>>.
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大きなサクラの木の下で

所在地:豊島区南大塚
24万8,400円(税込) / 84.5平米
山手線「大塚」駅 徒歩5分

一に天高、二に天高。とにかく天井の高さを求める方にぜひおすすめしたいこの物件。



オーナーがサッシ屋さんを営んでいたというこの区画は、天井高約3.8m。コンクリート打ち放しの空間に、床は寄せ木張りしたフローリング。奥には事務スペースや休憩所として使えそうな中2階がある、少し変わっ ... 続き>>>.
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ちょうど良いバランス感

所在地:杉並区浜田山
9万3,000円 / 37.58平米
井の頭線「浜田山」駅 徒歩11分

最上階のルーフバルコニー付きの部屋。周りは低層住宅街のため眺望が抜けていて、緑地が多いのでちらほら緑も見えます。もうこれだけで、気持ちがいいです。



すごく広いバルコニーではありません。だけど南向きで洗濯物はよく乾くし、ちょっとした緑を置いてもさらに気持ちよさそうだし。持て余すこ ... 続き>>>.
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天高2.9mの開放感

所在地:東京都世田谷区梅丘
4,680万円 / 66.11平米
小田急線「豪徳寺」駅 徒歩7分

緑が多い世田谷区梅丘の閑静な住宅街にある、コーポラティブハウスです。



今回募集するのは、天高が約2.9mあり、開放的な1階部分。



天井高だけでなく、リビングの先にあるテラスが室内に広がりを感じさせてくれるつくりになっていて、気持ちが良いです。



床には、温かみがある厚さ20m ... 続き>>>.
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おだやかにていねいに

所在地:武蔵野市西久保
13万円 / 42.84平米
中央線「三鷹」駅 徒歩19分

そうっとおだやかな暮らしが、そこにはありました。横に広がる土間から、リビング、クローゼット、キッチンへと伸びるアプローチ。



天井は抜かれてコンクリートむき出しに。それと対照的に、床面はやさしい雰囲気の無垢の杉材を使いました。オーナーの地元である木曽の無垢材。気持ちやわらかくって ... 続き>>>.
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ポテンシャル秘めるプチアジト

所在地:新宿区舟町
9万5,000円 / 20.68平米
丸ノ内線「四谷三丁目」駅 徒歩4分

一棟まるっとリノベーションされたマンションの一室。



荒々しさが残る武骨なリノベーションで、基地のような雰囲気がそそられます。天井を白く塗るなど、改装を加え、好みに整えてもいいと思います。



トイレや浴室の水回りはしっかりときれいに仕上げられているのがうれしい点。



水回りをコン ... 続き>>>.
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シンプルな気持ち良さ

所在地:横浜市鶴見区駒岡
7万8,000円 / 37.4平米
東急東横線「綱島」駅 バス15分 「駒岡八幡神社前」バス停 徒歩2分

室内に入ると壁・天井は白く、そこに表情のいい無垢フローリングが敷かれています。



小さくシンプルな空間なので、無垢材がとても映えていて印象的。



間取りは1LDKで、LDKは奥行きがあり、手前はキッチン、奥はリビングダイニングと開口部で、風通しも良いです。



キッチンは白く、清潔 ... 続き>>>.
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ヨコハマの拠点【シェアオフィス】

所在地:横浜市西区岡野
4万円 / 2.85平米
相鉄線「平沼橋」駅 徒歩4分

横浜駅西口から川沿いを歩いて10分程。レトロなビルの3階にあるコワーキングスペースです。



「人それぞれの仕事のスタイルを大切にしながら、オリジナルのライフスタイルをつくる場所でありたい」というコンセプト。



シンプルながらも床材や、むき出しの鉄骨の雰囲気が良く、プライベートな個 ... 続き>>>.
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劇的Before -南千住でDIY-

所在地:台東区橋場
8万9,000円 / 49.67平米
日比谷線・常磐線・つくばエクスプレス「南千住」駅 徒歩16分

革製品の工場などの多い台東区橋場で、同じサイズの戸建が左右に並んだ、使いようによっては面白くなりそうなDIY戸建を募集します。



募集方法がまたユニークで、30万円を上限に改装費をオーナーさんが負担してくれるのに加えて、工具の無償貸与とオーナーさんご自身が週末返上でDIYを手伝っ ... 続き>>>.
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板橋一丁目の再開発事業を認可、東京都

東京都は8月23日、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業の個人施行(東日本旅客鉄道、野村不動産)を認可する。
事業地は、板橋区板橋一丁目地内の約0.4ヘクタール。地下3階・地上35階・高さ約130m、商業施設、公益施設及び都市型住宅等の多様な機能が集積した複合施設を建設する。

また、道路に歩道を新設するとともに歩道状空地を一体的に整備。駅コンコースから広場等へ通り抜けられる様に商業施設の店舗レイアウトを工夫することで、板橋駅から周辺市街地への回遊性を高める歩行者ネットワークを構築する。さらに、駅前広場の交通機能を補完するとともに、植栽や街路樹を配置し、魅力ある駅前空間を創出する計画。

総事業費は約240億円。権利変換計画認可は2020年3月、工事着手は同年10月、建物竣工は2024年12月の予定。

ニュース情報元:東京都

板橋一丁目の再開発事業を認可、東京都

東京都は8月23日、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業の個人施行(東日本旅客鉄道、野村不動産)を認可する。
事業地は、板橋区板橋一丁目地内の約0.4ヘクタール。地下3階・地上35階・高さ約130m、商業施設、公益施設及び都市型住宅等の多様な機能が集積した複合施設を建設する。

また、道路に歩道を新設するとともに歩道状空地を一体的に整備。駅コンコースから広場等へ通り抜けられる様に商業施設の店舗レイアウトを工夫することで、板橋駅から周辺市街地への回遊性を高める歩行者ネットワークを構築する。さらに、駅前広場の交通機能を補完するとともに、植栽や街路樹を配置し、魅力ある駅前空間を創出する計画。

総事業費は約240億円。権利変換計画認可は2020年3月、工事着手は同年10月、建物竣工は2024年12月の予定。

ニュース情報元:東京都

「住宅ローン」借り換えに興味を持ったきっかけ、最多は「年金問題」

(株)エイチームフィナジー(大阪府大阪市)はこのたび、「家計の固定費に関する意識調査」を行った。
調査は30歳以上で住宅購入15年以内の男女を対象に、2019年7月24日~26日、インターネットで実施。サンプル数は336名。

それによると、老後2,000万円問題を受けて具体的な対策を考えていますか?では、47.3%の人が「はい」または「検討中」と回答した。また、固定費の見直しに興味がありますか?では、「はい」が72.3%。7割以上の人が固定費の見直しに興味を持っていることが分かった。

固定費の見直しでどのようなことを実施しましたか?または検討していますか?では、「通信費の見直し」を選択した人が51.4%と最も多く、「生命保険・損害保険の見直し」40.3%、「ガス・電気会社の乗り換え」32.1%と続く。「パートナーのおこづかいの見直し」は13.6%、「子どもの教育費」は9.9%と低く、できるだけ削らないようにしたいという家族への思いがうかがえる。

家計支出の特に大きな部分を占める「住宅ローン」。借り換えを実施、あるいは検討者が興味を持ったきっかけは、「年金問題」が52.7%と一番多かった。次いで「消費税増税」41.8%、「友人、知人の話」40.0%が続く。

ニュース情報元:(株)エイチームフィナジー

「住宅ローン」借り換えに興味を持ったきっかけ、最多は「年金問題」

(株)エイチームフィナジー(大阪府大阪市)はこのたび、「家計の固定費に関する意識調査」を行った。
調査は30歳以上で住宅購入15年以内の男女を対象に、2019年7月24日~26日、インターネットで実施。サンプル数は336名。

それによると、老後2,000万円問題を受けて具体的な対策を考えていますか?では、47.3%の人が「はい」または「検討中」と回答した。また、固定費の見直しに興味がありますか?では、「はい」が72.3%。7割以上の人が固定費の見直しに興味を持っていることが分かった。

固定費の見直しでどのようなことを実施しましたか?または検討していますか?では、「通信費の見直し」を選択した人が51.4%と最も多く、「生命保険・損害保険の見直し」40.3%、「ガス・電気会社の乗り換え」32.1%と続く。「パートナーのおこづかいの見直し」は13.6%、「子どもの教育費」は9.9%と低く、できるだけ削らないようにしたいという家族への思いがうかがえる。

家計支出の特に大きな部分を占める「住宅ローン」。借り換えを実施、あるいは検討者が興味を持ったきっかけは、「年金問題」が52.7%と一番多かった。次いで「消費税増税」41.8%、「友人、知人の話」40.0%が続く。

ニュース情報元:(株)エイチームフィナジー

マンション居住者の7割以上、被災後は自宅マンションでの生活を想定

(株)つなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)はこのたび、マンションの地震防災に関するアンケート調査を行った。調査は2019年7月12日~7月19日、全国の10代~80代の主に分譲マンションに住む方を対象に、インターネットで行った。サンプル数は2,284名。

それによると、大地震後の被災生活場所については、「自宅マンションで生活すると思う」がトップで73.4%。「自宅を離れて生活すると思う」7.7%、「わからない」が19.0%。

大地震発生後に不安に感じる点(複数回答)は、トップは「家族の安否」で61.2%。次いで「建物や設備の被害」52.1%、「自宅での被災生活」46.2%と続く。

各家庭で実施している防災対策(複数回答)は、「飲料水・食料の備蓄」が最も多く63.3%。「停電対策(非常用照明や充電機器など)」46.4%、「室内の安全対策(家具固定など)」37.7%などが続く。

地震防災情報への関心度については、「低いと思う・どちらともいえない」が60.7%と、「関心が高いと思う」39.3%を上回った。また、マンション内で実施される防災訓練に参加したことがありますか?では、「参加したことがない」が50.5%で、「参加したことがある」49.5%を上回るなど、防災への関心や意識が低いことがうかがえた。

ニュース情報元:(株)つなぐネットコミュニケーションズ

マンション居住者の7割以上、被災後は自宅マンションでの生活を想定

(株)つなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)はこのたび、マンションの地震防災に関するアンケート調査を行った。調査は2019年7月12日~7月19日、全国の10代~80代の主に分譲マンションに住む方を対象に、インターネットで行った。サンプル数は2,284名。

それによると、大地震後の被災生活場所については、「自宅マンションで生活すると思う」がトップで73.4%。「自宅を離れて生活すると思う」7.7%、「わからない」が19.0%。

大地震発生後に不安に感じる点(複数回答)は、トップは「家族の安否」で61.2%。次いで「建物や設備の被害」52.1%、「自宅での被災生活」46.2%と続く。

各家庭で実施している防災対策(複数回答)は、「飲料水・食料の備蓄」が最も多く63.3%。「停電対策(非常用照明や充電機器など)」46.4%、「室内の安全対策(家具固定など)」37.7%などが続く。

地震防災情報への関心度については、「低いと思う・どちらともいえない」が60.7%と、「関心が高いと思う」39.3%を上回った。また、マンション内で実施される防災訓練に参加したことがありますか?では、「参加したことがない」が50.5%で、「参加したことがある」49.5%を上回るなど、防災への関心や意識が低いことがうかがえた。

ニュース情報元:(株)つなぐネットコミュニケーションズ

7月の中古マンション価格、三大都市圏すべて上昇

(株)東京カンテイは8月22日、2019年7月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70m2価格月別推移」を発表した。 それによると、7月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.3%の3,684万円と僅かに上昇した。都県別では、東京都が同+2.2%の5,004万円と再び上昇。千葉県も同+1.0%の2,060万円と2ヵ月ぶりに上昇した。一方、神奈川県は同-2.5%の2,837万円、埼玉県は同-1.6%の2,266万円、ともに価格水準を下げた。

近畿圏は、主要エリアが強含んだことで、同+1.4%の2,355万円と3ヵ月連続上昇。大阪府では、大阪市の他にも価格水準が比較的高い豊中市や吹田市などで事例数が増え、同+0.7%の2,552万円と緩やかな上昇傾向を示した。兵庫県は神戸市が牽引する形で同+3.6%の2,092万円、前月から上昇率が拡大した。

中部圏は同+0.3%の1,938万円と上昇、愛知県は同-0.2%の2,094万円、僅かな下落となっている。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

7月の中古マンション価格、三大都市圏すべて上昇

(株)東京カンテイは8月22日、2019年7月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70m2価格月別推移」を発表した。 それによると、7月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.3%の3,684万円と僅かに上昇した。都県別では、東京都が同+2.2%の5,004万円と再び上昇。千葉県も同+1.0%の2,060万円と2ヵ月ぶりに上昇した。一方、神奈川県は同-2.5%の2,837万円、埼玉県は同-1.6%の2,266万円、ともに価格水準を下げた。

近畿圏は、主要エリアが強含んだことで、同+1.4%の2,355万円と3ヵ月連続上昇。大阪府では、大阪市の他にも価格水準が比較的高い豊中市や吹田市などで事例数が増え、同+0.7%の2,552万円と緩やかな上昇傾向を示した。兵庫県は神戸市が牽引する形で同+3.6%の2,092万円、前月から上昇率が拡大した。

中部圏は同+0.3%の1,938万円と上昇、愛知県は同-0.2%の2,094万円、僅かな下落となっている。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

首都圏新築マンション、平均価格5,676万円で下落

(株)不動産経済研究所はこのたび、2019年7月度「首都圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、7月の首都圏マンション新規発売戸数は1,932戸。対前年同月(2,986戸)比35.3%減、対前月(2,259戸)比14.5%減だった。

地域別発売戸数は、東京都区部が922戸(全体比47.7%)、都下187戸(同9.7%)、神奈川県361戸(同18.7%)、埼玉県268戸(同13.9%)、千葉県194戸(同10.0%)。東京都のシェアは57.4%。新規発売戸数に対する契約戸数は1,311戸で、月間契約率は67.9%。前月の65.9%に比べて2.0ポイントアップした。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、5,676万円、86.0万円。2019年6月は5,964万円、91.9万円だったので、前月比総額では288万円(4.8%)ダウン、m2単価は5.9万円(6.4%)ダウン。

即日完売物件はなし。【フラット35】登録物件戸数は1,880戸(同97.3%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

首都圏新築マンション、平均価格5,676万円で下落

(株)不動産経済研究所はこのたび、2019年7月度「首都圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、7月の首都圏マンション新規発売戸数は1,932戸。対前年同月(2,986戸)比35.3%減、対前月(2,259戸)比14.5%減だった。

地域別発売戸数は、東京都区部が922戸(全体比47.7%)、都下187戸(同9.7%)、神奈川県361戸(同18.7%)、埼玉県268戸(同13.9%)、千葉県194戸(同10.0%)。東京都のシェアは57.4%。新規発売戸数に対する契約戸数は1,311戸で、月間契約率は67.9%。前月の65.9%に比べて2.0ポイントアップした。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、5,676万円、86.0万円。2019年6月は5,964万円、91.9万円だったので、前月比総額では288万円(4.8%)ダウン、m2単価は5.9万円(6.4%)ダウン。

即日完売物件はなし。【フラット35】登録物件戸数は1,880戸(同97.3%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

近畿圏の新築マンション、月間契約率83.1%と好調

(株)不動産経済研究所はこのたび、2019年7月度「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、7月の近畿圏マンション新規発売戸数は1,788戸。対前年同月(1,514戸)比18.1%増、対前月(1,500戸)比19.2%増だった。

地域別発売戸数は、大阪市部が970戸(全体比54.3%)、大阪府下404戸(同22.6%)、神戸市部34戸(同1.9%)、兵庫県下204戸(同11.4%)、京都市部74戸(同4.1%)、奈良県12戸(同0.7%)、滋賀県90戸(同5.0%)、京都府下、和歌山県での発売はなし。

新規発売戸数に対する契約戸数は1,485戸で、月間契約率は83.1%。前月の73.3%に比べて9.8ポイントアップ、前年同月の74.0%に比べて9.1ポイントアップと好調。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、4,713万円、76.0万円。2019年6月は3,364万円、65.3万円だったので、前月比総額では1,349万円(40.1%)アップ、m2単価は10.7万円(16.4%)アップ。

即日完売物件は185戸(全体の10.3%)で、【フラット35】登録物件戸数は1,363戸(同76.2%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

近畿圏の新築マンション、月間契約率83.1%と好調

(株)不動産経済研究所はこのたび、2019年7月度「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。それによると、7月の近畿圏マンション新規発売戸数は1,788戸。対前年同月(1,514戸)比18.1%増、対前月(1,500戸)比19.2%増だった。

地域別発売戸数は、大阪市部が970戸(全体比54.3%)、大阪府下404戸(同22.6%)、神戸市部34戸(同1.9%)、兵庫県下204戸(同11.4%)、京都市部74戸(同4.1%)、奈良県12戸(同0.7%)、滋賀県90戸(同5.0%)、京都府下、和歌山県での発売はなし。

新規発売戸数に対する契約戸数は1,485戸で、月間契約率は83.1%。前月の73.3%に比べて9.8ポイントアップ、前年同月の74.0%に比べて9.1ポイントアップと好調。

1戸当り平均価格、1m2当り単価は、4,713万円、76.0万円。2019年6月は3,364万円、65.3万円だったので、前月比総額では1,349万円(40.1%)アップ、m2単価は10.7万円(16.4%)アップ。

即日完売物件は185戸(全体の10.3%)で、【フラット35】登録物件戸数は1,363戸(同76.2%)だった。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

「タイニーハウス村」誕生!? 山梨県小菅村から未来の住まいを発信

アメリカ西海岸を中心に広がりを見せている「タイニーハウス」。日本でもブームの兆しを見せているものの、現在は個人での所有や商業施設で利用されるにとどまっています。しかし山梨県小菅村では、この10~25平米ほどの小さな住まいが続々と建てられているとか。小菅村がタイニーハウスに注目する理由とは? 現地に行ってみました。
タイニーハウスが住宅不足の救世主に?

東京都心部から車で2時間ほど、多摩川の源流部にある山梨県小菅村。村の面積の約95%を山林が占める大自然の中で、山の斜面を利用した畑作や、清らかな水を活用したヤマメやイワナの養殖などが行われています。時間がのんびりと流れ、ノスタルジックな雰囲気です。

山梨県小菅村、手前に見えるのがヤマメの養魚場(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

山梨県小菅村、手前に見えるのがヤマメの養魚場(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

村の人口は714人(2019年7月時点)、小菅村源流親子留学や多摩川源流大学、地域おこし協力隊などで村外の人も積極的に迎え入れています。今回、取材の対応をしてくれた一級建築士・技術士の和田隆男さん(トップ写真)も、もともとは地域おこし協力隊のひとり。25年前から小菅村役場、小菅村体育館などの村内の公共施設づくりに携わってきましたが、小菅村への地域貢献を本格化。山梨県甲府市のマンションと村内のタイニーハウスで二拠点生活を送り、72歳になった現在も村のために日々奔走しています。

そんな和田さんが中心となって3年前に始動したのが「小菅村タイニーハウスプロジェクト」です。タイニーハウスのデザインを全国から公募し、その中から最優秀賞や優秀賞に輝いたものも含め、年2~3棟のペースで建てています。3年目の現在、9棟が建ち、そのうち7棟は村営住宅として移住者や地域おこし協力隊へ貸し出されていて、2棟はモデルハウスとして利用されています。

この取り組みの背景には、移住者等の増加による住宅不足があると言います。

和田さんが3年前にこの現状を知ったときに思い出したのが、住宅不足が深刻化しているイギリスでの経験でした。ホームステイ先の庭先7坪ほどの場所でビジネスをするためのアイデアを求められた際に、日本のワンルームに着想を得た小さな家の提案をして興味を持たれたそうです。さらに、その後に日本で起きたタイニーハウスのムーブメントもあって、ますます実現してみたい気持ちが大きくなっていったそう。

「小菅村には豊富な森林資源があります。これを活用しつつ、住宅不足を緩和できる糸口になるのではと、まずは個人的に別荘を建てるつもりで設計していました。そうしたら村長に興味を持ってもらえて、地方創生事業として本格的に取り組めることになったんです」

百聞は一見にしかず。モデルハウス2棟と、和田さんが住んでいるタイニーハウスにおじゃましてみましょう。

暮らしに家を合わせるのではなく、家に暮らしを合わせる

和田さんいわく、タイニーハウスの条件は、トイレ、風呂、キッチンなどの家としての機能を完備している“快適な住まい”であること。設備込みで500万円前後から購入でき(土地代を除く)、建設期間は2カ月ほど。維持費もほとんどかからず、光熱費が年間1万4000円という人もいるそう。とても経済的です。

村では高齢化が進んでいることもあり、地区ごとに若い人に住んでもらうためにタイニーハウスを点在させて建築しています。

小菅村のタイニーハウス第1号では、住まいの最小単位を追求。「はじめは8畳一間で何ができるだろうと不安でした。50年近く仕事で設計に携わっているのに、イメージできなかったんです。ところがつくってみたら、狭さを感じないし、逆にほかに何が必要なの?と思うようになりました(笑)」(和田さん)

外にはデッキがあり、天気がいい日はここで朝食を食べたり、コーヒーでひと休みすることもできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

外にはデッキがあり、天気がいい日はここで朝食を食べたり、コーヒーでひと休みすることもできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積13.2平米、ロフトの床面積は4.9平米と1.9平米、設備代込みの参考価格500万円(土地代を除く。販売はしていない)。真夏の訪問、ロフトはさぞかし暑かろうと思いましたが、エアコンをつけずとも家中に心地いい風が行き渡っていて、とても快適です。これも小さな家ならではのメリットかもしれません(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積13.2平米、ロフトの床面積は4.9平米と1.9平米、設備代込みの参考価格500万円(土地代を除く。販売はしていない)。真夏の訪問、ロフトはさぞかし暑かろうと思いましたが、エアコンをつけずとも家中に心地いい風が行き渡っていて、とても快適です。これも小さな家ならではのメリットかもしれません(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚を兼ねた階段を登るとロフトが2つも。隠し部屋みたいでワクワクします。展示では就寝スペースにしてありましたが、書斎などの趣味スペースとして活用するのも楽しそう。シンプルだからこそ、想像力がかきたてられます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚を兼ねた階段を登るとロフトが2つも。隠し部屋みたいでワクワクします。展示では就寝スペースにしてありましたが、書斎などの趣味スペースとして活用するのも楽しそう。シンプルだからこそ、想像力がかきたてられます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2軒目は、リビング・就寝スペースがある主屋、トイレ・風呂がある水屋と、2棟に分割されたタイニーハウス。「家具は可動式。暮らし方は変化していくものですから、快適な間取りも変わっていくはずです。だから、はじめから間取りを決めてしまうのではなく、家具などで変えられるようにしました」(和田さん)

主屋の床面積9.4平米(ロフト別)、水屋の床面積4.5平米、ウッドデッキの床面積10.5平米、参考価格700万円(設備代込み、土地代を除く。販売はしていない)。1年目の最優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋の床面積9.4平米(ロフト別)、水屋の床面積4.5平米、ウッドデッキの床面積10.5平米、参考価格700万円(設備代込み、土地代を除く。販売はしていない)。1年目の最優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋と水屋の2棟をつなぐデッキには扉が付いていて、扉を閉めれば目隠しができます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋と水屋の2棟をつなぐデッキには扉が付いていて、扉を閉めれば目隠しができます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロフトは床面積4.0平米。クローゼット付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロフトは床面積4.0平米。クローゼット付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚はキャスター付き、壁付けのテーブルは折りたたみ式(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚はキャスター付き、壁付けのテーブルは折りたたみ式(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

これらモデルハウス2棟は、今年中に民泊申請をする予定とのこと。実際にタイニーハウスでの暮らしを体験できるのが楽しみですね。

3軒目は和田さんのご自宅です。キッチン、トイレ、寝室、クローク、書斎、バスタブ付きの風呂場、2段ベッド付きの子ども部屋と、かわいらしいサイズ感の外見からは想像がつかないたくさんのスペースがあります。

床面積25平米(展望台別)、参考価格800万円(設備代込み、土地代を除く)。現在は和田さんが居住中(現在ほかに空き家なし)。1年目の優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積25平米(展望台別)、参考価格800万円(設備代込み、土地代を除く)。現在は和田さんが居住中(現在ほかに空き家なし)。1年目の優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

玄関は人間用(左)と、ワンちゃん用(右)に分かれていて、ワンちゃん用の玄関からは土間続きに。「近所の人に、靴を脱がないまま気軽に『お茶を飲んでいきなよ』と言えるのが新鮮ですね」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

玄関は人間用(左)と、ワンちゃん用(右)に分かれていて、ワンちゃん用の玄関からは土間続きに。「近所の人に、靴を脱がないまま気軽に『お茶を飲んでいきなよ』と言えるのが新鮮ですね」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

甲府市では50平米の1LDKマンションに住んでいるという和田さんですが、ここ2年のタイニーハウスでの暮らしはいかがでしょうか?

「十分です。3歩以内で身の回りのことが何でもできます(笑)」

たくさん物があるから収納はたっぷり欲しい、家具をたくさん置きたいから広々としたスペースが欲しいと思いがちですが、タイニーハウスに住むことで足るを知る、ということでしょうか。

また、和田さんは以前から「大きい家はいらないという思いは持っていました」と言います。

「このタイニーハウスが、長年向き合ってきた住まいに対する僕のひとつの答えです。
僕もかつては大きな家を買うためにローンを払ってきました。無理をしてきた部分があったと思います。資産になる、家族のため、と思っていましたが、子どもたちとその大きな家で暮らしたのは15年ほど。子どもが家の中からいなくなって思ったのは、建設費が安く、維持費も少なくてすむ小さな家で、心軽やかにいろいろと好きなことをやったほうがいいなと」

そう話しながら和田さんは、こだわりのBOSEのスピーカーでジャズをかけてくれました。音が家中に反響して、まるで自分のためだけのコンサートホールのようです! 展望台にのぼると、大きな窓一面に山々の緑が広がりました。夜は満点の星空を見ることができるそうです。

2.0平米の展望台付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2.0平米の展望台付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「豊かさってこういうことなんだな、ということを実感しています。この先進的な小さな家では、精神的な豊かさを得られています。

僕も、おそらく建築業界の人も、住宅に対してあえて小さな家をつくるという発想を持っていませんでした。戦後から団地に見られる個室と浴室・トイレのついた2DKの田の字形プランがスタンダードになりましたが、昔は長屋や屋敷など、住まいの形はもっと自由でした。特に、鴨長明や良寛和尚などの偉人が山の中に建てた小さな庵は、タイニーハウスに通じるものがあります。

欧米では、地球温暖化防止や持続可能な社会実現のために、社会に対する自分の意志の表現や行動としてタイニーハウスで暮らす人々が増えていますが、日本人にとっても、思想として受け入れやすい住まい方なんですよね。

新しい暮らしに敏感な人がよく見学に来てくれています。今、求められているのはこういう精神的な豊かさが得られる暮らしだと思いました。

何より、小さな家なら自分の好きな空間を簡単につくることができて、楽しいんですよ。50年後、タイニーハウスが家のスタンダードになったら面白いですよね」

2年目からはタイニーハウスを小菅村産のスギでつくっているそうです。家を壊した後も自然に還りやすい素材でつくられているという点も、昔の庵と同じ。環境にも配慮されているんですね(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2年目からはタイニーハウスを小菅村産のスギでつくっているそうです。家を壊した後も自然に還りやすい素材でつくられているという点も、昔の庵と同じ。環境にも配慮されているんですね(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

タイニーハウスには“未来の家”の可能性が詰まっている

「タイニーハウスデザインコンテスト」の作品応募数は、1年目50、2年目126、3年目260と年々倍増しています。3年目となる今年の最優秀賞は、なんと女子高校生の作品。次世代の可能性を感じます。コンテスト1年目はタイニーハウスの可能性を探った作品、2年目は実現可能性が高い作品、3年目は住まいという概念を飛び越えた“未来の暮らし”を提案する作品が多かったそうです。

今年7、8月に3年間で応募された436作品が一堂に会する「森とタイニーハウスとものづくり展」が開催されました。展示作品をまとめた書籍を、今年中に発刊予定とのこと(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

今年7、8月に3年間で応募された436作品が一堂に会する「森とタイニーハウスとものづくり展」が開催されました。展示作品をまとめた書籍を、今年中に発刊予定とのこと(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2019年の最優秀賞作品『森を浴びる家』は2階建てテントのような建物。自然の明かりで目覚め、眠る。家からは温かい明かりが漏れる提案がされています。好きな場所で組み立て直すこともできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2019年の最優秀賞作品『森を浴びる家』は2階建てテントのような建物。自然の明かりで目覚め、眠る。家からは温かい明かりが漏れる提案がされています。好きな場所で組み立て直すこともできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

特別賞作品『散歩しながら暮らす家』は、2019年度中に建設予定とのことです。外からは中が見えづらいかわりに、中庭を部屋の一部として楽しめる空間になっています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

特別賞作品『散歩しながら暮らす家』は、2019年度中に建設予定とのことです。外からは中が見えづらいかわりに、中庭を部屋の一部として楽しめる空間になっています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

また、村の住民にも変化があったと言います。

「はじめは、『そんなちっぽけな家をつくることに意味があるのか』という声もありました。ですが、タイニーハウスを通じて若い人にも村自体に興味を持ってもらえるようになったことで、『村を良くすることに必要。そうしないと村の未来がない』と言ってくれる人も出てきました」

小菅村に「タイニーハウス・ビレッジ」が生まれる!?

現在はものづくりを楽しめる工房「小菅つくる座」での取り組みに力を入れているとのこと。タイニーハウス建設はいったんお休み?と思いきや、「タイニーハウスを進化させるための『小菅つくる座』なんです」と和田さんは話します。「タイニーハウスはスペースが限られていますから、既存の家具を入れることが難しい。だから、タイニーハウスに合う家具をつくることが必要だと考えました」

工房は事前予約すれば村外の人も使える。ハイスペックなCNCルーターやレーザーカッターも完備。8月3日には初のDIY教室が開かれた。今後も定期的に開催予定とか(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

工房は事前予約すれば村外の人も使える。ハイスペックなCNCルーターやレーザーカッターも完備。8月3日には初のDIY教室が開かれた。今後も定期的に開催予定とか(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロッキングチェアをひっくり返すと安定性の高い作業用の椅子になる一石二鳥な家具や、バラバラにして移動しやすくした本棚やスツールなどを見せてもらいました。タイニーハウスで暮らす和田さんだからこその発想です。

写真はロッキングチェアモード。作業用の椅子にすると、自然と背筋が伸びる工夫がされています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

写真はロッキングチェアモード。作業用の椅子にすると、自然と背筋が伸びる工夫がされています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「ゆくゆくはセルフビルドできるタイニーハウスキットの販売や、森の中にタイニーハウス・ビレッジをつくりたいと思っています。借りられそうな森は、もう目星がついているんですよ」

なんと夢のある話でしょう! 木漏れ日の美しい森で日々を過ごし、近くの温泉で癒やされる。そんな贅沢な暮らしが目に浮かぶようです。

写真は、自然共生型アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・こすげ」がある森。こんな森の中にタイニーハウス・ビレッジが……(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

写真は、自然共生型アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・こすげ」がある森。こんな森の中にタイニーハウス・ビレッジが……(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

バンで移動しながら暮らす「バンライフ」や、好きな地域で週末を過ごす「二拠点生活(デュアルライフ)」、定住しない暮らし方「アドレス・ホッパー」などが注目を集めています。いろんな場所におじゃまできるこれらの暮らしも魅力ですが、タイニーハウスでは理想の住まいの形にじっくり向き合うことができそうです。

“欲しい家”ではなく、“欲しい暮らし”を考えた先にあるのは、どんな住まいの未来でしょうか。

●取材協力
小菅村タイニーハウスプロジェクト

「タイニーハウス村」誕生!? 山梨県小菅村から未来の住まいを発信

アメリカ西海岸を中心に広がりを見せている「タイニーハウス」。日本でもブームの兆しを見せているものの、現在は個人での所有や商業施設で利用されるにとどまっています。しかし山梨県小菅村では、この10~25平米ほどの小さな住まいが続々と建てられているとか。小菅村がタイニーハウスに注目する理由とは? 現地に行ってみました。
タイニーハウスが住宅不足の救世主に?

東京都心部から車で2時間ほど、多摩川の源流部にある山梨県小菅村。村の面積の約95%を山林が占める大自然の中で、山の斜面を利用した畑作や、清らかな水を活用したヤマメやイワナの養殖などが行われています。時間がのんびりと流れ、ノスタルジックな雰囲気です。

山梨県小菅村、手前に見えるのがヤマメの養魚場(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

山梨県小菅村、手前に見えるのがヤマメの養魚場(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

村の人口は714人(2019年7月時点)、小菅村源流親子留学や多摩川源流大学、地域おこし協力隊などで村外の人も積極的に迎え入れています。今回、取材の対応をしてくれた一級建築士・技術士の和田隆男さん(トップ写真)も、もともとは地域おこし協力隊のひとり。25年前から小菅村役場、小菅村体育館などの村内の公共施設づくりに携わってきましたが、小菅村への地域貢献を本格化。山梨県甲府市のマンションと村内のタイニーハウスで二拠点生活を送り、72歳になった現在も村のために日々奔走しています。

そんな和田さんが中心となって3年前に始動したのが「小菅村タイニーハウスプロジェクト」です。タイニーハウスのデザインを全国から公募し、その中から最優秀賞や優秀賞に輝いたものも含め、年2~3棟のペースで建てています。3年目の現在、9棟が建ち、そのうち7棟は村営住宅として移住者や地域おこし協力隊へ貸し出されていて、2棟はモデルハウスとして利用されています。

この取り組みの背景には、移住者等の増加による住宅不足があると言います。

和田さんが3年前にこの現状を知ったときに思い出したのが、住宅不足が深刻化しているイギリスでの経験でした。ホームステイ先の庭先7坪ほどの場所でビジネスをするためのアイデアを求められた際に、日本のワンルームに着想を得た小さな家の提案をして興味を持たれたそうです。さらに、その後に日本で起きたタイニーハウスのムーブメントもあって、ますます実現してみたい気持ちが大きくなっていったそう。

「小菅村には豊富な森林資源があります。これを活用しつつ、住宅不足を緩和できる糸口になるのではと、まずは個人的に別荘を建てるつもりで設計していました。そうしたら村長に興味を持ってもらえて、地方創生事業として本格的に取り組めることになったんです」

百聞は一見にしかず。モデルハウス2棟と、和田さんが住んでいるタイニーハウスにおじゃましてみましょう。

暮らしに家を合わせるのではなく、家に暮らしを合わせる

和田さんいわく、タイニーハウスの条件は、トイレ、風呂、キッチンなどの家としての機能を完備している“快適な住まい”であること。設備込みで500万円前後から購入でき(土地代を除く)、建設期間は2カ月ほど。維持費もほとんどかからず、光熱費が年間1万4000円という人もいるそう。とても経済的です。

村では高齢化が進んでいることもあり、地区ごとに若い人に住んでもらうためにタイニーハウスを点在させて建築しています。

小菅村のタイニーハウス第1号では、住まいの最小単位を追求。「はじめは8畳一間で何ができるだろうと不安でした。50年近く仕事で設計に携わっているのに、イメージできなかったんです。ところがつくってみたら、狭さを感じないし、逆にほかに何が必要なの?と思うようになりました(笑)」(和田さん)

外にはデッキがあり、天気がいい日はここで朝食を食べたり、コーヒーでひと休みすることもできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

外にはデッキがあり、天気がいい日はここで朝食を食べたり、コーヒーでひと休みすることもできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積13.2平米、ロフトの床面積は4.9平米と1.9平米、設備代込みの参考価格500万円(土地代を除く。販売はしていない)。真夏の訪問、ロフトはさぞかし暑かろうと思いましたが、エアコンをつけずとも家中に心地いい風が行き渡っていて、とても快適です。これも小さな家ならではのメリットかもしれません(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積13.2平米、ロフトの床面積は4.9平米と1.9平米、設備代込みの参考価格500万円(土地代を除く。販売はしていない)。真夏の訪問、ロフトはさぞかし暑かろうと思いましたが、エアコンをつけずとも家中に心地いい風が行き渡っていて、とても快適です。これも小さな家ならではのメリットかもしれません(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚を兼ねた階段を登るとロフトが2つも。隠し部屋みたいでワクワクします。展示では就寝スペースにしてありましたが、書斎などの趣味スペースとして活用するのも楽しそう。シンプルだからこそ、想像力がかきたてられます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚を兼ねた階段を登るとロフトが2つも。隠し部屋みたいでワクワクします。展示では就寝スペースにしてありましたが、書斎などの趣味スペースとして活用するのも楽しそう。シンプルだからこそ、想像力がかきたてられます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2軒目は、リビング・就寝スペースがある主屋、トイレ・風呂がある水屋と、2棟に分割されたタイニーハウス。「家具は可動式。暮らし方は変化していくものですから、快適な間取りも変わっていくはずです。だから、はじめから間取りを決めてしまうのではなく、家具などで変えられるようにしました」(和田さん)

主屋の床面積9.4平米(ロフト別)、水屋の床面積4.5平米、ウッドデッキの床面積10.5平米、参考価格700万円(設備代込み、土地代を除く。販売はしていない)。1年目の最優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋の床面積9.4平米(ロフト別)、水屋の床面積4.5平米、ウッドデッキの床面積10.5平米、参考価格700万円(設備代込み、土地代を除く。販売はしていない)。1年目の最優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋と水屋の2棟をつなぐデッキには扉が付いていて、扉を閉めれば目隠しができます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

主屋と水屋の2棟をつなぐデッキには扉が付いていて、扉を閉めれば目隠しができます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロフトは床面積4.0平米。クローゼット付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロフトは床面積4.0平米。クローゼット付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚はキャスター付き、壁付けのテーブルは折りたたみ式(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

棚はキャスター付き、壁付けのテーブルは折りたたみ式(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

これらモデルハウス2棟は、今年中に民泊申請をする予定とのこと。実際にタイニーハウスでの暮らしを体験できるのが楽しみですね。

3軒目は和田さんのご自宅です。キッチン、トイレ、寝室、クローク、書斎、バスタブ付きの風呂場、2段ベッド付きの子ども部屋と、かわいらしいサイズ感の外見からは想像がつかないたくさんのスペースがあります。

床面積25平米(展望台別)、参考価格800万円(設備代込み、土地代を除く)。現在は和田さんが居住中(現在ほかに空き家なし)。1年目の優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

床面積25平米(展望台別)、参考価格800万円(設備代込み、土地代を除く)。現在は和田さんが居住中(現在ほかに空き家なし)。1年目の優秀賞作品(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

玄関は人間用(左)と、ワンちゃん用(右)に分かれていて、ワンちゃん用の玄関からは土間続きに。「近所の人に、靴を脱がないまま気軽に『お茶を飲んでいきなよ』と言えるのが新鮮ですね」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

玄関は人間用(左)と、ワンちゃん用(右)に分かれていて、ワンちゃん用の玄関からは土間続きに。「近所の人に、靴を脱がないまま気軽に『お茶を飲んでいきなよ』と言えるのが新鮮ですね」(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

甲府市では50平米の1LDKマンションに住んでいるという和田さんですが、ここ2年のタイニーハウスでの暮らしはいかがでしょうか?

「十分です。3歩以内で身の回りのことが何でもできます(笑)」

たくさん物があるから収納はたっぷり欲しい、家具をたくさん置きたいから広々としたスペースが欲しいと思いがちですが、タイニーハウスに住むことで足るを知る、ということでしょうか。

また、和田さんは以前から「大きい家はいらないという思いは持っていました」と言います。

「このタイニーハウスが、長年向き合ってきた住まいに対する僕のひとつの答えです。
僕もかつては大きな家を買うためにローンを払ってきました。無理をしてきた部分があったと思います。資産になる、家族のため、と思っていましたが、子どもたちとその大きな家で暮らしたのは15年ほど。子どもが家の中からいなくなって思ったのは、建設費が安く、維持費も少なくてすむ小さな家で、心軽やかにいろいろと好きなことをやったほうがいいなと」

そう話しながら和田さんは、こだわりのBOSEのスピーカーでジャズをかけてくれました。音が家中に反響して、まるで自分のためだけのコンサートホールのようです! 展望台にのぼると、大きな窓一面に山々の緑が広がりました。夜は満点の星空を見ることができるそうです。

2.0平米の展望台付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2.0平米の展望台付き(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「豊かさってこういうことなんだな、ということを実感しています。この先進的な小さな家では、精神的な豊かさを得られています。

僕も、おそらく建築業界の人も、住宅に対してあえて小さな家をつくるという発想を持っていませんでした。戦後から団地に見られる個室と浴室・トイレのついた2DKの田の字形プランがスタンダードになりましたが、昔は長屋や屋敷など、住まいの形はもっと自由でした。特に、鴨長明や良寛和尚などの偉人が山の中に建てた小さな庵は、タイニーハウスに通じるものがあります。

欧米では、地球温暖化防止や持続可能な社会実現のために、社会に対する自分の意志の表現や行動としてタイニーハウスで暮らす人々が増えていますが、日本人にとっても、思想として受け入れやすい住まい方なんですよね。

新しい暮らしに敏感な人がよく見学に来てくれています。今、求められているのはこういう精神的な豊かさが得られる暮らしだと思いました。

何より、小さな家なら自分の好きな空間を簡単につくることができて、楽しいんですよ。50年後、タイニーハウスが家のスタンダードになったら面白いですよね」

2年目からはタイニーハウスを小菅村産のスギでつくっているそうです。家を壊した後も自然に還りやすい素材でつくられているという点も、昔の庵と同じ。環境にも配慮されているんですね(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2年目からはタイニーハウスを小菅村産のスギでつくっているそうです。家を壊した後も自然に還りやすい素材でつくられているという点も、昔の庵と同じ。環境にも配慮されているんですね(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

タイニーハウスには“未来の家”の可能性が詰まっている

「タイニーハウスデザインコンテスト」の作品応募数は、1年目50、2年目126、3年目260と年々倍増しています。3年目となる今年の最優秀賞は、なんと女子高校生の作品。次世代の可能性を感じます。コンテスト1年目はタイニーハウスの可能性を探った作品、2年目は実現可能性が高い作品、3年目は住まいという概念を飛び越えた“未来の暮らし”を提案する作品が多かったそうです。

今年7、8月に3年間で応募された436作品が一堂に会する「森とタイニーハウスとものづくり展」が開催されました。展示作品をまとめた書籍を、今年中に発刊予定とのこと(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

今年7、8月に3年間で応募された436作品が一堂に会する「森とタイニーハウスとものづくり展」が開催されました。展示作品をまとめた書籍を、今年中に発刊予定とのこと(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2019年の最優秀賞作品『森を浴びる家』は2階建てテントのような建物。自然の明かりで目覚め、眠る。家からは温かい明かりが漏れる提案がされています。好きな場所で組み立て直すこともできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

2019年の最優秀賞作品『森を浴びる家』は2階建てテントのような建物。自然の明かりで目覚め、眠る。家からは温かい明かりが漏れる提案がされています。好きな場所で組み立て直すこともできます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

特別賞作品『散歩しながら暮らす家』は、2019年度中に建設予定とのことです。外からは中が見えづらいかわりに、中庭を部屋の一部として楽しめる空間になっています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

特別賞作品『散歩しながら暮らす家』は、2019年度中に建設予定とのことです。外からは中が見えづらいかわりに、中庭を部屋の一部として楽しめる空間になっています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

また、村の住民にも変化があったと言います。

「はじめは、『そんなちっぽけな家をつくることに意味があるのか』という声もありました。ですが、タイニーハウスを通じて若い人にも村自体に興味を持ってもらえるようになったことで、『村を良くすることに必要。そうしないと村の未来がない』と言ってくれる人も出てきました」

小菅村に「タイニーハウス・ビレッジ」が生まれる!?

現在はものづくりを楽しめる工房「小菅つくる座」での取り組みに力を入れているとのこと。タイニーハウス建設はいったんお休み?と思いきや、「タイニーハウスを進化させるための『小菅つくる座』なんです」と和田さんは話します。「タイニーハウスはスペースが限られていますから、既存の家具を入れることが難しい。だから、タイニーハウスに合う家具をつくることが必要だと考えました」

工房は事前予約すれば村外の人も使える。ハイスペックなCNCルーターやレーザーカッターも完備。8月3日には初のDIY教室が開かれた。今後も定期的に開催予定とか(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

工房は事前予約すれば村外の人も使える。ハイスペックなCNCルーターやレーザーカッターも完備。8月3日には初のDIY教室が開かれた。今後も定期的に開催予定とか(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ロッキングチェアをひっくり返すと安定性の高い作業用の椅子になる一石二鳥な家具や、バラバラにして移動しやすくした本棚やスツールなどを見せてもらいました。タイニーハウスで暮らす和田さんだからこその発想です。

写真はロッキングチェアモード。作業用の椅子にすると、自然と背筋が伸びる工夫がされています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

写真はロッキングチェアモード。作業用の椅子にすると、自然と背筋が伸びる工夫がされています(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「ゆくゆくはセルフビルドできるタイニーハウスキットの販売や、森の中にタイニーハウス・ビレッジをつくりたいと思っています。借りられそうな森は、もう目星がついているんですよ」

なんと夢のある話でしょう! 木漏れ日の美しい森で日々を過ごし、近くの温泉で癒やされる。そんな贅沢な暮らしが目に浮かぶようです。

写真は、自然共生型アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・こすげ」がある森。こんな森の中にタイニーハウス・ビレッジが……(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

写真は、自然共生型アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・こすげ」がある森。こんな森の中にタイニーハウス・ビレッジが……(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

バンで移動しながら暮らす「バンライフ」や、好きな地域で週末を過ごす「二拠点生活(デュアルライフ)」、定住しない暮らし方「アドレス・ホッパー」などが注目を集めています。いろんな場所におじゃまできるこれらの暮らしも魅力ですが、タイニーハウスでは理想の住まいの形にじっくり向き合うことができそうです。

“欲しい家”ではなく、“欲しい暮らし”を考えた先にあるのは、どんな住まいの未来でしょうか。

●取材協力
小菅村タイニーハウスプロジェクト

街に溶け込むレトロメゾネット

所在地:品川区小山
33万4,800円(税込) / 84.01平米
東急目黒線「武蔵小山」駅 徒歩2分

アーケードの長さが日本一長いパルム商店街の横並びに立つレトロビルの路面店舗のご紹介です。



平日でもたくさんの人が行き来する商店街はいつ行っても活気がありますね。加えて武蔵小山から徒歩2分の好立地ときたら気になる方も多いはず。



今回募集する区画はアーケードと交差する鮫洲大山線沿 ... 続き>>>.
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浅草観光!ジャンクメゾネット店舗

所在地:墨田区吾妻橋
27万円 / 104平米
都営浅草線「本所吾妻橋」駅 徒歩1分

道路側一面の大きい開口部と、柱など邪魔なものがないシンプルな空間のメゾネット。1階は店舗・事務所仕様、2階は住居仕様です。



まず初めに注意点を。



ジャンクな現状での引き渡しです。長い間郵便局が入っていて、1、2階ともに、塗られた壁や、天井、床などの内装にけっこうな傷みが残って ... 続き>>>.
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暮らしと仕事の合わせ技

所在地:大田区上池台
12万5,000円 / 48平米
東急池上線「洗足池」駅 徒歩15分

住宅街の中にあらわれる、ぱっと見ると工場のような、ちょっと不思議な外観の建物。この形であれば、仕事と生活の無理のない同居ができそうです。



あえて天井までの壁では仕切らない、ゆるく仕切られた大きなワンルーム。扉などで仕切られていないので、圧迫感が少ない感じです。



室内は三つのエ ... 続き>>>.
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森を切り取る水平窓

所在地:目黒区下目黒
1億4,980万円(税込) / 143.06平米(建物) 165.33平米(敷地)
東急目黒線「不動前」駅 徒歩12分

林試の森公園を南に望む高台の住宅街の中、四方を住宅に囲まれていた戸建が、フルリノベーションによりダイナミックに生まれ変わりました。



もともと隣地に近接して閉鎖的な印象だった南側の外壁を、バサッと切り落とした断面に”よしず”を立てかけることにより、縁側のようなサンルームのような、 ... 続き>>>.
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白い牙城

所在地:品川区上大崎
162万円(税込) / 349.54平米
山手線・南北線・三田線「目黒」駅 徒歩7分

目黒駅から徒歩7分、既に良い雰囲気で内装が造作されている一棟ビルがまるごと空きます。



真っ白な外観が目を引くこの建物は、目黒川近くの静かな住宅街の中にあります。



2013年頃に内装を変更しているので、まだまだ使えそうな状態。ベースの内装のみ生かして、デスクや椅子などはご自身で ... 続き>>>.
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ひとつ屋根の下で – てっぺんの部屋 –

所在地:世田谷区梅丘
6,780万円 / 79.37平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩8分

合計11戸全てが、自由設計による内装の集合住宅。つながる屋根の下で、それぞれの部屋が建物の顔をつくりだしています。



今回ご紹介する部屋は、「タラオ・ヒイロアーキテクツ」が内装のデザインを手がけた最上階。照明デザイナーの監修も入っています。



一部が吹き抜けになっているため、3階 ... 続き>>>.
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もりもり緑とちいさな隠れ家

所在地:杉並区善福寺
9万2,000円 / 32.64平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩12分

ちいさなジャングルと化している中庭を囲む、6世帯の集合住宅。もりもりの緑とガルバリウム鋼板の外壁のバランスが面白いです。



1階、2階、ロフトの3層になった室内は、ぎゅっとコンパクトな空間ですが、こもる感じがなんだか落ち着きます。



1階は玄関からキッチンまでが土間のラフな空間。 ... 続き>>>.
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ブリティッシュヴィレッジに住もう

所在地:横浜市戸塚区上矢部町
7万8,000円 / 41.27平米
湘南新宿ライン・東海道線・横浜市営地下鉄ブルーライン「戸塚」駅 バス12分 「第二工業団地」バス停 徒歩1分

まるで英国の郊外に立っていそうなこの建物。英国の伝統・モノが好きなオーナーさんがこだわってつくりました。



低層3階建ての圧迫感のない建物は、白い壁を基調に、赤茶のレンガと青く塗られた扉が印象的です。



「向こうでは、古くなったモノの方が価値が高かったりするんですよね」とオーナー ... 続き>>>.
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間取りがマドラーに!間取りに動かされるマドリストが増殖中?

間取図で混ぜるマドラー、その名も『間取ラー』!そんなおふざけ名称のマドラーが発売された。どうやら、「間取り」というキーワードにときめく人が、かなりいるらしい。そこで、間取りについてちょっと深掘りすることにした。【今週の住活トピック】
間取り図で混ぜるマドラー『間取ラー』が新発売/(株)人間笑わせてくれるぜ!間取図のマドラー=「間取ラー」

具体的な商品がこれだ。

間取ラー(画像提供:(株)人間)

間取ラー(画像提供:(株)人間)

かき混ぜる棒の先が小さな「間取図」になっているのだ。この「間取ラー」を発売した(株)人間は、「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに、ジャンルの枠にとらわれずにいろいろなものをつくっている会社のようだ。「間取ラー」、確かに面白くて変なものだ。

間取ラーの間取図は、ONE ROOM、1K、1LDK_33.2平米、1LDK_42.19平米、2LDK、3LDKの6種類がある。よくある間取りを再現したというが、さすがに3LDKになると、大きくてかき混ぜるのが大変な気もする。

間取ラーの専用のケースには、間取図のモデルとなった物件の築年数や地域の情報が記載されていて、過去に過ごした間取りの思い出に浸ったり、深い妄想に浸ったりできるようになっているのだとか。

専用のケースには間取り図の情報も(画像提供:(株)人間)

専用のケースには間取図の情報も(画像提供:(株)人間)

木製(カバ)のほかにアクリル製もあって、イエロー、ピンク、ブルー、グリーン、ブラウン、ブラックの6色をそろえている。

木製のほかにアクリル製全6色も(画像提供:(株)人間)

木製のほかにアクリル製全6色も(画像提供:(株)人間)

気になる価格は税抜き1200円。さて、あなたなら「間取ラー」を買って混ぜますか?

まだまだいる!間取りを面白がる人たち

こういった商品が誕生するには、どうやら間取りにときめいたり、間取りを面白がったりする人がいるからのようだ。

例えば、アマゾンで本を探すと、間取りの見方や住みよい間取りのノウハウを提供する本だけでなく、「ヘンな間取り研究会」によるヘンな間取り本が何冊も発行されている。「そんな間取りアリ?」と思わずツッコミたくなるような、変な間取りを集めた本だ。

Facebookで探すと、「間取り図ナイト」というイベントが見つかる。物理的にあり得ない間取り、書き間違えと思われる間取りなど、面白い間取図をスライドショー形式で見ながら、参加者がお酒を飲んだりご飯を食べたりしながら楽しむというイベントだ。

こうした間取りを面白がる「間取りスト」が、いま日本に増殖中なのだろうか?

家づくりのために、真剣に間取りを考える人もいます

もちろん、真剣に間取りを考える人もいる。家づくりで間取りをやり直したいと後悔する人が多いことから、「施主が満足する間取りをつくる」ことを目的に、間取りプランナーの養成に力を入れる「一般社団法人日本間取り協会」というのが設立されている。

リクルート住まいカンパニーの「SUUMO」でも「オススメ間取り」や「間取り しまった!ランキング」、「失敗しない間取りのつくり方」といった記事を何本も公開している。

実際に家を建てることになったら、あるいは分譲住宅を買うことになったら、間取りの失敗は避けたいもの。間取りは、新居の暮らしやすさのカギになるからだ。そうした人たちに、適切な間取りに関する情報を提供することも、重要な課題だ。

さて、間取図を見て、暮らしを想像したり、使い勝手の良し悪しを検討したり、書き損じた間取図に大笑いしたりと、間取図には人の感情に訴える魅惑的な響きがあることが分かった。間取ラーが混ぜやすいかどうかは別として、その場にいる人との会話のきっかけになることは間違いないだろう。

それというのも、「間取図を見れば、その家での暮らし方がイメージできる」からだ。そう考えると、改めて「間取図」の持つ力に驚かされた。

間取りがマドラーに!間取りに動かされるマドリストが増殖中?

間取図で混ぜるマドラー、その名も『間取ラー』!そんなおふざけ名称のマドラーが発売された。どうやら、「間取り」というキーワードにときめく人が、かなりいるらしい。そこで、間取りについてちょっと深掘りすることにした。【今週の住活トピック】
間取り図で混ぜるマドラー『間取ラー』が新発売/(株)人間笑わせてくれるぜ!間取図のマドラー=「間取ラー」

具体的な商品がこれだ。

間取ラー(画像提供:(株)人間)

間取ラー(画像提供:(株)人間)

かき混ぜる棒の先が小さな「間取図」になっているのだ。この「間取ラー」を発売した(株)人間は、「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに、ジャンルの枠にとらわれずにいろいろなものをつくっている会社のようだ。「間取ラー」、確かに面白くて変なものだ。

間取ラーの間取図は、ONE ROOM、1K、1LDK_33.2平米、1LDK_42.19平米、2LDK、3LDKの6種類がある。よくある間取りを再現したというが、さすがに3LDKになると、大きくてかき混ぜるのが大変な気もする。

間取ラーの専用のケースには、間取図のモデルとなった物件の築年数や地域の情報が記載されていて、過去に過ごした間取りの思い出に浸ったり、深い妄想に浸ったりできるようになっているのだとか。

専用のケースには間取り図の情報も(画像提供:(株)人間)

専用のケースには間取図の情報も(画像提供:(株)人間)

木製(カバ)のほかにアクリル製もあって、イエロー、ピンク、ブルー、グリーン、ブラウン、ブラックの6色をそろえている。

木製のほかにアクリル製全6色も(画像提供:(株)人間)

木製のほかにアクリル製全6色も(画像提供:(株)人間)

気になる価格は税抜き1200円。さて、あなたなら「間取ラー」を買って混ぜますか?

まだまだいる!間取りを面白がる人たち

こういった商品が誕生するには、どうやら間取りにときめいたり、間取りを面白がったりする人がいるからのようだ。

例えば、アマゾンで本を探すと、間取りの見方や住みよい間取りのノウハウを提供する本だけでなく、「ヘンな間取り研究会」によるヘンな間取り本が何冊も発行されている。「そんな間取りアリ?」と思わずツッコミたくなるような、変な間取りを集めた本だ。

Facebookで探すと、「間取り図ナイト」というイベントが見つかる。物理的にあり得ない間取り、書き間違えと思われる間取りなど、面白い間取図をスライドショー形式で見ながら、参加者がお酒を飲んだりご飯を食べたりしながら楽しむというイベントだ。

こうした間取りを面白がる「間取りスト」が、いま日本に増殖中なのだろうか?

家づくりのために、真剣に間取りを考える人もいます

もちろん、真剣に間取りを考える人もいる。家づくりで間取りをやり直したいと後悔する人が多いことから、「施主が満足する間取りをつくる」ことを目的に、間取りプランナーの養成に力を入れる「一般社団法人日本間取り協会」というのが設立されている。

リクルート住まいカンパニーの「SUUMO」でも「オススメ間取り」や「間取り しまった!ランキング」、「失敗しない間取りのつくり方」といった記事を何本も公開している。

実際に家を建てることになったら、あるいは分譲住宅を買うことになったら、間取りの失敗は避けたいもの。間取りは、新居の暮らしやすさのカギになるからだ。そうした人たちに、適切な間取りに関する情報を提供することも、重要な課題だ。

さて、間取図を見て、暮らしを想像したり、使い勝手の良し悪しを検討したり、書き損じた間取図に大笑いしたりと、間取図には人の感情に訴える魅惑的な響きがあることが分かった。間取ラーが混ぜやすいかどうかは別として、その場にいる人との会話のきっかけになることは間違いないだろう。

それというのも、「間取図を見れば、その家での暮らし方がイメージできる」からだ。そう考えると、改めて「間取図」の持つ力に驚かされた。

黎明期の空気感

所在地:中央区日本橋馬喰町
24万8,400円(税込) / 77.2平米
総武快速線「馬喰町」駅 徒歩2分

NYにあるようなロフト的空間。ざっくりとした質感の内装で、設備も必要最低限しかない空間に生まれ変わったのは2007年。今や一般的になった「リノベーション」という言葉が、まだまだ聞きなれない頃に生まれ変わった物件です。



場所は中央区日本橋馬喰町。周りは昔からの繊維問屋街で、平日は ... 続き>>>.
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風と眺望の最上階

所在地:目黒区目黒
7,690万円(税込) / 90.48平米
山手線「目黒」駅 徒歩7分

「これだけ心地が良いと、家で過ごす時間が増えるのだろうな」



そんな思いが自然とこみ上げました。目黒の高台に立つ、大好きなレトロマンションの最上階。



窓の先に広がるのはすばらしい眺望。高台をすーっと抜けていく風は、夏場でもエアコンなしで過ごせるのではと感じるくらいです。



そん ... 続き>>>.
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斬新な暮らしに挑戦!

所在地:中野区南台
12万円 / 45.63平米
京王新線「幡ヶ谷」駅 徒歩14分

らせん階段でつながれた3層のフロア。生活感のない美しい空間をどのように使いこなすか、想像力が試される物件です。



図面をよく見て考えると広めのワンルームのような間取り。3階のキッチンのある空間がリビング兼寝室となるかと思います。



1階の浴室脇の小部屋を納戸にして、荷物をここに全 ... 続き>>>.
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屋敷林を抜けて

所在地:練馬区大泉学園町
8万8,000円 / 37平米
西武池袋線「大泉学園」駅 バス9分 「都民農園」バス停 徒歩4分

今も残る屋敷林を味わうことのできる「環境共生賃貸」へとバージョンアップさせるリノベーション物件です。 門から部屋まで共用の庭を通り抜けて行くわけですが、写真の通り「庭」というより「森」のよう。常に自然を感じられる環境がここにあります。



このリノベーションの一環として計画された「 ... 続き>>>.
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地域の地震ハザードマップ、「確認したことがある」47.1%

SBIリスタ少額短期保険(株)は、9月1日「防災の日」にあわせて、全国の持ち家(一戸建て、分譲マンション)に住んでいる20代~60代の方を対象に、「地震・防災に関するアンケート調査」を行った。この調査は2012年から毎年実施しており、累計8回目。今回は2019年7月5日(金)~2019年7月11日(木)、インターネットで実施。有効回答数は1,116名。

近い将来、お住まいの地域で大地震が発生すると思いますか?では、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」が60.7%(昨年63.0%)、「被害を受けると思う(どらかといえばを含む)」が57.7%(同58.5%)と、いずれも昨年と比較して低下する結果となった。

地域の地震ハザードマップについては、「確認したことがある」(47.1%)が、「確認したことがない」(40.7%)を上回った。地震ハザードマップが避難場所や避難ルートの確認に役立つため、多くの方が活用しているようだ。

各家庭で行っている地震対策については、「非常用の食料・水の準備」が最も高く47.7%。「避難グッズ」(35.4%)、「家具の転倒・落下対策」(33.5%)が続く。

現在、不安に思っている災害は、最も回答が多かったのが「地震・津波」で64.5%。「豪雨、洪水、がけ崩れ、地滑り、土石流」(37.4%)が続いた。昨年調査と比較すると、ほとんどの災害において不安を感じている方が増加している結果となった。

ニュース情報元:SBIリスタ少額短期保険(株)

地域の地震ハザードマップ、「確認したことがある」47.1%

SBIリスタ少額短期保険(株)は、9月1日「防災の日」にあわせて、全国の持ち家(一戸建て、分譲マンション)に住んでいる20代~60代の方を対象に、「地震・防災に関するアンケート調査」を行った。この調査は2012年から毎年実施しており、累計8回目。今回は2019年7月5日(金)~2019年7月11日(木)、インターネットで実施。有効回答数は1,116名。

近い将来、お住まいの地域で大地震が発生すると思いますか?では、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」が60.7%(昨年63.0%)、「被害を受けると思う(どらかといえばを含む)」が57.7%(同58.5%)と、いずれも昨年と比較して低下する結果となった。

地域の地震ハザードマップについては、「確認したことがある」(47.1%)が、「確認したことがない」(40.7%)を上回った。地震ハザードマップが避難場所や避難ルートの確認に役立つため、多くの方が活用しているようだ。

各家庭で行っている地震対策については、「非常用の食料・水の準備」が最も高く47.7%。「避難グッズ」(35.4%)、「家具の転倒・落下対策」(33.5%)が続く。

現在、不安に思っている災害は、最も回答が多かったのが「地震・津波」で64.5%。「豪雨、洪水、がけ崩れ、地滑り、土石流」(37.4%)が続いた。昨年調査と比較すると、ほとんどの災害において不安を感じている方が増加している結果となった。

ニュース情報元:SBIリスタ少額短期保険(株)

分譲マンション賃料、首都圏は最高値を更新

(株)東京カンテイはこのたび、2019年7月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
それによると、7月の首都圏・分譲マンション賃料は、東京都が牽引する形で前月比+0.6%の2,933円/m2と再び上昇、最高値を更新した。

都県別では、東京都は同+0.7%の3,510円/m2と引き続き上昇。埼玉県は同+0.7%の1,676円/m2で、4ヵ月連続プラス。一方、神奈川県は同-0.8%の2,156円/m2と再び下落。千葉県でも同-0.5%の1,614円/m2とマイナスを示した。

近畿圏では主要エリアがともに上昇、大阪府のシェアも拡大し、前月比+1.1%の1,905円/m2と引き続き上昇、1,900円台に達した。大阪府は同+1.4%の2,157円/m2と3ヵ月ぶりのプラス。兵庫県は同+1.0%の1,675円/m2と引き続き上昇した。

中部圏では同-1.2%の1,756円/m2、愛知県では同-1.3%の1,802円/m2と再び下落した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

分譲マンション賃料、首都圏は最高値を更新

(株)東京カンテイはこのたび、2019年7月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
それによると、7月の首都圏・分譲マンション賃料は、東京都が牽引する形で前月比+0.6%の2,933円/m2と再び上昇、最高値を更新した。

都県別では、東京都は同+0.7%の3,510円/m2と引き続き上昇。埼玉県は同+0.7%の1,676円/m2で、4ヵ月連続プラス。一方、神奈川県は同-0.8%の2,156円/m2と再び下落。千葉県でも同-0.5%の1,614円/m2とマイナスを示した。

近畿圏では主要エリアがともに上昇、大阪府のシェアも拡大し、前月比+1.1%の1,905円/m2と引き続き上昇、1,900円台に達した。大阪府は同+1.4%の2,157円/m2と3ヵ月ぶりのプラス。兵庫県は同+1.0%の1,675円/m2と引き続き上昇した。

中部圏では同-1.2%の1,756円/m2、愛知県では同-1.3%の1,802円/m2と再び下落した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

7月の首都圏中古マンション、成約件数は前年比3.0%増加

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、首都圏(1都3県)における2019年7月度・不動産流通市場の動向を発表した。
それによると、7月の首都圏中古マンション成約件数は、前年比3.0%増加の3,233件、6月に続いて前年同月を上回った。成約m2単価は同2.6%上昇の53.51万円/m2、成約価格も同2.4%上昇し3,442万円、ともに6ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は同0.2%減少の64.34m2だった。

中古戸建においては、成約件数は前年比2.7%減少の1,158件、9ヶ月ぶりに前年同月を下回った。成約価格は同1.8%減少の3,168万円、4ヶ月ぶりに前年同月を下回った。土地面積は同1.2%減少の142.99m2、建物面積は同3.0%減少の103.96m2だった。

ニュース情報元:東日本レインズ

7月の首都圏中古マンション、成約件数は前年比3.0%増加

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、首都圏(1都3県)における2019年7月度・不動産流通市場の動向を発表した。
それによると、7月の首都圏中古マンション成約件数は、前年比3.0%増加の3,233件、6月に続いて前年同月を上回った。成約m2単価は同2.6%上昇の53.51万円/m2、成約価格も同2.4%上昇し3,442万円、ともに6ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は同0.2%減少の64.34m2だった。

中古戸建においては、成約件数は前年比2.7%減少の1,158件、9ヶ月ぶりに前年同月を下回った。成約価格は同1.8%減少の3,168万円、4ヶ月ぶりに前年同月を下回った。土地面積は同1.2%減少の142.99m2、建物面積は同3.0%減少の103.96m2だった。

ニュース情報元:東日本レインズ

首都圏マンション戸当たり価格、19年上半期の中央値は5,399万円

(株)不動産経済研究所はこのたび、首都圏1都3県における新築分譲マンションの戸当たり価格、および専有面積の平均値と中央値の推移を発表した。それによると、首都圏マンション価格は、2009年から2012年までは平均値が4,500万円から4,700万円程度、中央値が4,100万円台から4,200万円台、平均値と中央値の差も300~400万円台で安定的に推移している。

平均値、中央値ともに上昇が始まったのは、消費増税の駆け込みで都心周辺部で大型案件の供給が相次いだ2013年。平均値が4,929万円、中央値が4,348万円に上昇し、その差は581万円に広がった。

以後、2015年には平均値が5,518万円、中央値が4,798万円と、差が720万円にまで拡大。2016年には中央値の上昇が目立って平均値(5,490万円)との差は562万円に縮小したものの、平均値が5,908万円まで上昇した2017年には中央値も5,198万円と、5,000万円を突破した。

2019年上半期(1~6月)の戸当たり価格は、都心部の高級タワーマンションの発売などによって価格は一段とアップし、平均値は6,137万円と、1991年(6,450万円)以来の6,000万円台。一方、戸当たり価格の中央値は5,399万円で、同(5,288万円)比111万円、2.1%の上昇で、平均値との差は738万円だった。

専有面積の平均値と中央値の推移を見ると、2009年から2014年までその差は一貫して縮小し、2014年には平均値が71.16m2と、中央値の71.11m2を逆転して0.05m2広くなっている。その後、平均値は中央値以上に縮小しており、2015年には70.80m2と再び中央値(71.21m2)より小さくなった。2018年には67.58m2にまで縮小、70m2台をキープしている中央値との差は2m2以上にまで拡大している。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

首都圏マンション戸当たり価格、19年上半期の中央値は5,399万円

(株)不動産経済研究所はこのたび、首都圏1都3県における新築分譲マンションの戸当たり価格、および専有面積の平均値と中央値の推移を発表した。それによると、首都圏マンション価格は、2009年から2012年までは平均値が4,500万円から4,700万円程度、中央値が4,100万円台から4,200万円台、平均値と中央値の差も300~400万円台で安定的に推移している。

平均値、中央値ともに上昇が始まったのは、消費増税の駆け込みで都心周辺部で大型案件の供給が相次いだ2013年。平均値が4,929万円、中央値が4,348万円に上昇し、その差は581万円に広がった。

以後、2015年には平均値が5,518万円、中央値が4,798万円と、差が720万円にまで拡大。2016年には中央値の上昇が目立って平均値(5,490万円)との差は562万円に縮小したものの、平均値が5,908万円まで上昇した2017年には中央値も5,198万円と、5,000万円を突破した。

2019年上半期(1~6月)の戸当たり価格は、都心部の高級タワーマンションの発売などによって価格は一段とアップし、平均値は6,137万円と、1991年(6,450万円)以来の6,000万円台。一方、戸当たり価格の中央値は5,399万円で、同(5,288万円)比111万円、2.1%の上昇で、平均値との差は738万円だった。

専有面積の平均値と中央値の推移を見ると、2009年から2014年までその差は一貫して縮小し、2014年には平均値が71.16m2と、中央値の71.11m2を逆転して0.05m2広くなっている。その後、平均値は中央値以上に縮小しており、2015年には70.80m2と再び中央値(71.21m2)より小さくなった。2018年には67.58m2にまで縮小、70m2台をキープしている中央値との差は2m2以上にまで拡大している。

ニュース情報元:(株)不動産経済研究所

シェアハウス、全国で4,867棟・56,210室

(一社)日本シェアハウス連盟はこのたび、「シェアハウス市場調査 2019年」の調査結果を発表した。調査は2019年1月~2月に実施。国内シェアハウスの「棟数・部屋数・ベッド数」「立地状況」等を調査した。それによると、全国のシェアハウス棟数は4,867、部屋数は56,210、ベッド数は59,425だった。

シェアハウスはすべての都道府県にあり、全国各地で増加傾向、市場全体で拡大基調が続く。特に東京都を筆頭に、一都三県、大阪・名古屋エリアに集中している。

東京都内では23区へ立地が集中し、さらに世田谷区、杉並区、足立区、板橋区、練馬区等、都心部から離れたエリアを中心に全国物件数の大半が供給されている。

ニュース情報元:(一社)日本シェアハウス連盟

シェアハウス、全国で4,867棟・56,210室

(一社)日本シェアハウス連盟はこのたび、「シェアハウス市場調査 2019年」の調査結果を発表した。調査は2019年1月~2月に実施。国内シェアハウスの「棟数・部屋数・ベッド数」「立地状況」等を調査した。それによると、全国のシェアハウス棟数は4,867、部屋数は56,210、ベッド数は59,425だった。

シェアハウスはすべての都道府県にあり、全国各地で増加傾向、市場全体で拡大基調が続く。特に東京都を筆頭に、一都三県、大阪・名古屋エリアに集中している。

東京都内では23区へ立地が集中し、さらに世田谷区、杉並区、足立区、板橋区、練馬区等、都心部から離れたエリアを中心に全国物件数の大半が供給されている。

ニュース情報元:(一社)日本シェアハウス連盟

7月の次世代住宅ポイント、申請は4,617戸

国土交通省はこのたび、令和元年7月末時点における「次世代住宅ポイント制度」の実施状況を発表した。同制度は、消費税率10%へ引上げ後の住宅購入等を支援するため、一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して商品と交換できるポイントを付与するもの。

それによると、7月の申請は新築が3,959戸、リフォームが658戸、合計4,617戸となった。

審査の結果、発行した戸数・ポイント数は、新築が3,646戸・12億7,424万3,000ポイント、リフォームが1,021戸・3,090万7,000ポイントで、合計は4,667戸・13億515万ポイントだった。

ニュース情報元:国土交通省

7月の次世代住宅ポイント、申請は4,617戸

国土交通省はこのたび、令和元年7月末時点における「次世代住宅ポイント制度」の実施状況を発表した。同制度は、消費税率10%へ引上げ後の住宅購入等を支援するため、一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して商品と交換できるポイントを付与するもの。

それによると、7月の申請は新築が3,959戸、リフォームが658戸、合計4,617戸となった。

審査の結果、発行した戸数・ポイント数は、新築が3,646戸・12億7,424万3,000ポイント、リフォームが1,021戸・3,090万7,000ポイントで、合計は4,667戸・13億515万ポイントだった。

ニュース情報元:国土交通省

色を楽しむ -ハーフペイントの家-

所在地:文京区本駒込
11万8,000円 / 31.28平米
山手線「駒込」駅 徒歩8分

ハーフペイントされた壁を、ブルックリンのペイントショップ「ベンジャミンムーア」の塗料で塗り替えしたうえで引渡しを受けられるこの物件。



お住まいいただく前に、数百色もある膨大なカラーチップの中から、お好きな色を決めていただきます。海外製の塗料なので、微妙なニュアンスのスモーキーな ... 続き>>>.
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桜古木の一軒家

所在地:豊島区南長崎
23万8,000円 / 74.93平米
西武池袋線「椎名町」駅 徒歩7分

窓越しに、大きく枝を広げる桜の古木。以前は小さなカフェ兼住居として使われていたこの古い一軒家は、大きな桜の木のある、小さな公園に面して立っています。



築50年超えの建物をまるごとリノベーションしたのが2009年。寺院や神社に使われるようなべんがら色で塗装された外壁に、味のある杉 ... 続き>>>.
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のどかに暮らす緑道沿い – 事務所可 –

所在地:世田谷区池尻
12万9,000円 / 43.5平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩7分

なんてのどかな緑道の景色。ちょろちょろ流れる小川には鯉が泳いでいたり、カモが浮いていたりして。



休日にはお年寄りや、小さな子どもを連れたお父さん、学生やカップルまで、近所の住人の憩いの場にもなる、本当に穏やかな場所。



こんな環境が、池尻大橋駅から歩いてすぐの所にあるんです。

... 続き>>>.
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茅ヶ崎ヤバタハウス【平屋】

所在地:茅ヶ崎市矢畑
12万円 / 73.29平米
東海道線「茅ヶ崎」駅 徒歩21分

広めの敷地に、平屋が悠々と立っています。



外観は古き良き感じを残しつつ(屋根等補修済み)、古くなった室内は6年前にリノベーションされ、木の温もりいっぱいになりました。風通しと日当りが良くて、ほんとに気持ち良い。ここでの生活が容易に想像していただけると思います。



間取りは2LD ... 続き>>>.
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横浜でキメる【メゾネット】

所在地:横浜市西区北幸
21万円 / 70.19平米
東急東横線・湘南新宿ライン・東海道線「横浜」駅 徒歩7分

横浜駅西口から徒歩7分。



ビル群を抜け運河沿いをゆく頃には、ぽっかりと見える空に気持ちも少しゆるみます。そこにすっきりと決まったこの建物。



メゾネットの室内は各階とも大きな開口がついていて、仕切りがなく、広がりがあります。上下階が軽やかなスケルトン階段でつながり、一体感が出て ... 続き>>>.
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等々力ジャンクビルをリメイク<天井高4.3m>

所在地:世田谷区深沢
73万9,200円 / 185平米
東急大井町線「等々力」駅 徒歩15分

こんな物件待っていました!



ジャンクなレトロビル。改装次第でガラッと生まれ変わりそうです。



倉庫のような広々とした約70㎡の空間。シャッターの奥のゾーンが天井高4.3mと解放感があり、西側と北側部分は2.2mです。吹き抜けのような、スキップフロアのような空間を格好よくリメイク ... 続き>>>.
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川のほとりの最上階

所在地:杉並区上荻
10万8,000円 / 43.96平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩7分

西荻窪の善福寺川沿いに立つ、青いモザイクタイルが特徴の味わいあるマンション。



今回の部屋のうりは気持ちよさ。最上階で眺望がよく、角部屋、2面バルコニーとあって、日当たりのよさも納得していただけるかと。



床は約1年半前に全居室が複合フローリングに交換されています。ダイニングは壁 ... 続き>>>.
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隠れていた心地よい部屋

所在地:豊島区駒込
13万5,000円 / 52.01平米
山手線「巣鴨」駅 徒歩8分

昭和の味わいを感じるいぶし銀マンション。エントランスや共有部もレトロな雰囲気でグッときました。



2面採光のリビングダイニングと、ベッドルームは対角に振り分けられていて、どちらの部屋も南西向き。特にベッドルームは開口が広く気持ちがよい!



一方リビングは南西側に建物、西側に緑がの ... 続き>>>.
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憧れの集合住宅

所在地:目黒区東が丘
32万円 / 84.26平米
東急田園都市線「駒沢大学」駅 徒歩12分

これまで多くの集合住宅を見てきました。しかし、人の記憶に残り続ける強烈な魅力、そして流行りやオシャレといったものをすべて超越する力を持つ建物は、そうそうありません。



目黒区東が丘の閑静な住宅街。

その敷地全体に広がる圧倒的な豊かさ、人間的な空間、そして世界観は、写真でも言葉でも ... 続き>>>.
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現代版アパートメント

所在地:中野区中野
6万2,000円 / 16平米
中央線「中野」駅 徒歩5分

中野区役所の裏手、ここの住人にしか気づかれないような専用の通路を抜けると、10年前に全面改装したアパートの階段。

もともとはきっと下宿感たっぷりのアパートだったであろうことが想像できる。



共用のドアを開けると、そこには何やらカラフルなボッ

クスが。

これ、各お部屋の靴箱。

そう ... 続き>>>.
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