小さな広場で暮らしてみる

所在地:世田谷区下馬
7,480万円 / 50.96平米(建物) 67.79平米(敷地)
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩15分

家の中が広場みたいです。大きな吹き抜けに、大きく育ったシンボルツリーのシマトネリコ。中央の空間を眺めるように書斎や寝室を配置して、オープンな空間(広場)と居室空間とを行ったり来たり。階段を上った寝室から眺めると、街の広場を見下ろすような気分になります。



まず家の造りを理解しても ... 続き>>>.
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素朴にポカポカ最上階

所在地:新宿区若宮町
11万5,000円 / 30.1平米
都営大江戸線「牛込神楽坂」駅 徒歩6分

カクっとしたフォルムがかわいいレトロマンションの最上階。L字のバルコニーがついた角部屋のご紹介です。



南と東の2面採光で日当たり・風通しは文句なしに気持ちよく。絶景ではありませんが、程よく抜けた眺望が室内からも感じられます。素直に気持ちいいなあ、と思いました。



間取りもシンプ ... 続き>>>.
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プチレベル差ワンルーム

所在地:横浜市港北区錦が丘
8万8,000円 / 30.07平米
東急東横線・横浜線「菊名」駅 徒歩6分

人気の東横線沿線で、駅から程近いワンルーム。室内は白が基調で、壁・天井の打ち放しがアクセントとして効いています。



玄関から通路を抜けて奥のスペースに向かう途中に、数段の階段があります。フラットな空間もいいんですが、個人的には単調でないレベル差のある空間が好きです。



奥のスペー ... 続き>>>.
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階層が楽しい、4層メゾネット

所在地:横浜市神奈川区入江
12万円 / 41.07平米
京急本線「子安」駅 徒歩5分

こちらの建物はメゾネットの中でも非常に珍しい4層タイプ。



武骨な外観が目を引きますが、室内はそれと正反対に木のぬくもりあふれる空間が広がっています。



まず玄関を入って収納が多めにあります。その少し先、数段上がってLDKが広がっています。ここは1.5層分の高さがあって、面積以上 ... 続き>>>.
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家の個性をつくる三つのセオリー

家の中の細部まで自分たちのこだわりを反映できるのはリフォームの魅力の一つ。今回は、住まい手の個性を表す家をつくるための三つのセオリーを紹介。
壁や床、建具やパーツを選ぶときの参考にしてみよう。

空間の雰囲気を決めるのは「素材」「仕上げ」「パーツ」の三つ!

空間を構成しているアイテムは、家具やファブリックなどのほかに、床、壁、天井、建具が含まれる。家具などのインテリアアイテムは賃貸住宅でも手軽に変えられるが、壁や床、建具、パーツは、リフォームでないと交換することが難しい空間要素だ。
中でも、面積の大きい壁や床、建具にこだわることは個性の演出により効果的で、パーツなどの細部にまで厳選することで、より自分好みの空間を完成できる。例えば、同じ床材でも仕上げによって表情を変えられ、パーツの組み合わせ方でインテリアスタイルを強調することもできる。今回は、家の個性をつくる空間要素のうち、素材、仕上げ、パーツの三つについて選ぶときのポイントを解説しよう。

THEORY1:「素材」~それぞれの特徴を理解する~(画像提供/PIXTA)

(画像提供/PIXTA)

壁や床、天井など室内空間に用いる素材には、むく材や珪藻土、タイル、石などの自然素材と、ステンレスや鉄、プラスチック、ガラスなどの人工素材がある。素材によって、やわらかみやあたたかさ、硬さや冷たさなど、見た目の印象や手触りに特徴がある。色や柄にこだわることも大事だが、素材がもつ特徴を把握した上で、希望するイメージに合うものを選びたい。

THEORY2:「仕上げ」~素材の活かし方を知る~(画像提供/PIXTA)

(画像提供/PIXTA)

仕上げとは、床や壁などの素材の表面に施す塗装や装飾のこと。同じ床材でも、仕上げ方法により色や質感は変わる。例えば、同じ種類のむく材を床に使った場合、色みを活かす無塗装か好みの色でペイントするかにより空間に与えるイメージは全く異なる。また、壁に珪藻土などを使う場合、コテの使い方により洋風にも和風にもなる。素材を選ぶ際には、仕上げ方法も併せて検討しよう。

THEORY3:「パーツ」~空間のバランスを考える~(画像提供/PIXTA)

(画像提供/PIXTA)

パーツにこだわることで、より統一感のある空間コーディネートに仕上がる。ドアノブやスイッチプレート、造作収納の取っ手やフックなどは、用いられている素材と、曲線や直線などのフォルムでテイストが決まる。  
パーツの色は、壁や天井、ドアの色になじませる方法と、空間のアクセントとなる色にする方法がある。どちらにするかは、家具やファブリックとのバランスで決めよう。

家の個性をつくりだすための三つのポイントを見てきた。それぞれのセオリーを踏まえた上で、「素材」「仕上げ」「パーツ」全ての細部にまでこだわりきると、家の中にも自分らしさを表現することができる。

構成・文/山南アオ