住んでも働いても西麻布

所在地:港区西麻布
11万円 / 33.13平米
千代田線「乃木坂」駅 徒歩8分

価格で勝負させてください!

このエリア、月極駐車場代が5万とか6万とかいう立地です。



エレベーターなし、ハイスペックな設備なし、スペシャルな内装なし。

古いビルだから、、、という理由だけなら「これはラッキー」と思える方、お勧め物件です。

清潔感あり、陽当たり良好。

住んでも良し ... 続き>>>.
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タイニーアパートで小さく住む

所在地:新宿区早稲田南町
7万8,000円 / 20.38平米
東西線「早稲田」駅 徒歩3分

余計な装飾や華美なデザインはいらない。シンプルな暮らしに必要なものだけ揃っていれば、それでいい。



そんなメッセージが物件から伝わってくるかのような、ミニマルにリノベーションされたアパート。



無垢のパーケットフローリングの床に、わずかにグレーがかった色味で塗装された壁。間仕切り ... 続き>>>.
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石蔵!?大谷石で!?

所在地:茨城県つくば市高崎
8万8,000円(税込) / 75平米
常磐線「牛久」駅 バス7分 「茎崎第一小学校」バス停 徒歩2分

この見た目にはやられました。



まさか、大谷石を使った石蔵が賃貸に出ているとは…



どこを切り取ってもかっこいい。外壁はもちろん、出入口の鉄扉も痺れます。室内も、天高が5〜7mあって圧巻です。



用途は、事務所・アトリエや倉庫。敷地内には駐車スペースが2台分あるので、来客も大丈夫 ... 続き>>>.
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根岸の丘スタンダード

所在地:横浜市中区滝之上
20万円 / 90.16平米
京浜東北線「根岸」駅 徒歩12分

根岸森林公園をご存知でしょうか。根岸の高台に位置するこの公園は前身が横濱競馬場で、横浜を代表する公園の一つです。



この公園をグルッと囲む道路沿いには、眺めの良いマンションがいくつか立ち並んでいます。このマンションもその一つ。



レトロな外観のマンションは当初外国人の方が多く住ん ... 続き>>>.
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ギャラリーのような空間をどう使う!?

所在地:台東区松が谷
15万4,000円(税込) / 39.24平米
銀座線「稲荷町」駅 徒歩10分

昔からキャラの濃い浅草、上野と、ここ数年で一気におしゃれエリアになった蔵前のトライアングル・エリアの一角に位置する台東区松が谷にある、路面店舗としての利用も可能なこの物件。



天井高は2.8mと高く、開放的。露出させた天井や梁、壁は配管を含めてどこもかしこも真っ白に塗りあげ、まる ... 続き>>>.
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多趣味さんいらっしゃい

所在地:八王子市中野上町
7万2,000円 / 39.6平米
中央線「八王子」駅 バス14分 「中野」バス停 徒歩3分

遊び心ある改装によって生まれ変わった古い木造アパート。面積を広くするために上下の部屋をつなげてメゾネットに。1階は床を下げて土間仕上げ、天井を抜いたので高さ3mを確保できました。専用の庭もあって、敷地内の駐車場は月額4,400円(税込)。おまけにペット飼育相談です。



キャンプや ... 続き>>>.
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思いを継ぐ家

所在地:北区田端
17万円 / 112.31平米
山手線・京浜東北線「田端」駅 徒歩2分

大切に住み継がれた築60年の古民家です。大きな庭と広い縁側が魅力で、心がふわっと解けるような居心地の良さ。文豪や芸術家が居を構えた田端文士村エリアにある建物です。



庭にはさまざまな木々が植えられており、季節の移ろいを楽しめます。小さくてモダンな池も残されていて、とても趣のある雰 ... 続き>>>.
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のんびり清澄暮らし

所在地:江東区平野
10万5,000円 / 33平米
半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅 徒歩4分

在宅勤務が続いたり、足を伸ばして出かける機会が少なくなったこともあり、徒歩圏内の環境を見つめ直す機会が増えたように思います。



日常の中に、ふらっと寄れるお気に入りの店や自然のある環境に住みたい!そんな願いを叶えてくれる清澄白河で、のんびりとした空気を感じながら、まちごと楽しむ暮 ... 続き>>>.
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スモールオフィスの優等生(1階+地下)

所在地:文京区湯島
16万5,000円(税込) / 47.98平米
中央線「御茶ノ水」駅 徒歩8分

少人数のクリエイティブ系の会社が借りたくなるオフィスって、こういうのじゃないかって思うんです。



新しいビルではないけれど、外観・内装はイイ感じに改装されていて、水回りは清潔感があり、ちゃんと便利な場所で、ほどほどの面積と賃料で。そんな条件をまんべんなく満たしている、優等生な物件 ... 続き>>>.
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変則的なメゾネット

所在地:大田区南六郷
7万5,000~8万4,000円 / 27.24~28平米
京急本線「雑色」駅 徒歩8分

設計事務所ビーフンデザインによる、トリッキーなメゾネットの物件。



室内は全体的に白と木でまとめられ、どこかギャラリーのような雰囲気が漂っています。アートを飾ればたちまちによく映えそう。



これは「みんなとは違う変わった家に住みたい」という方におすすめしたい物件。



E号室は天窓 ... 続き>>>.
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こだわりのコンパクトな暮らし

所在地:新宿区市谷砂土原町
13万9,000円 / 37.03平米
南北線・都営新宿線・中央線「市ヶ谷」駅 徒歩4分

無垢フローリングや古材を使用した棚、陶器のタイルなど、どこもかしこもこだわりが詰まった内装。



天高は2.4m。リビング、寝室共に天井が抜かれていてコンクリートがあらわになっています。ただし各部屋への入り口は1.7mとかなり低いです。



リビングは6畳ほど。ダイニングテーブルを置 ... 続き>>>.
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裏路地文化のポテンシャル<401>

所在地:千代田区神田猿楽町
16万3,000円(税込) / 47.93平米
半蔵門線・都営新宿線・都営三田線「神保町」駅 徒歩5分

裏路地文化の根付く下町、神保町。



「錦華通り」から一本路地に入ったところに立つ築51年の古ビル。ちょうど2020年11月に、1階の紙の倉庫がショールームに生まれ変わり、ビルの顔が一新したところ。



今回は2部屋を一つにまとめた4階の区画を募集します。先にお伝えしますと、エレベー ... 続き>>>.
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コロナ禍の「オンライン祭り」仕掛け人に聞いた!お祭りの未来はどうなる?

コロナ禍により、日本中のほとんどのお祭りが中止を余儀なくされた2020年。年に一度のハレの日のイベントを失い、地域住民は意気消沈……。そんな状況を何とかしようと、全国のお祭り支援を手掛けるオマツリジャパンは今年の8月、「オンライン夏祭り2020」を開催した。前代未聞のオンライン祭りは、地域に何をもたらしたのか? お祭りの未来は一体どうなる? オマツリジャパン営業担当の加藤さんと、「オンライン夏祭り2020」参加団体の一つである、宝龍会の上林さんにお話を伺った。
祭りの中止が続々と決定。手探りで始めたオンライン配信

新型コロナの感染が日本で広がり始めた2~3月、音楽ライブなどの大型イベントは軒並み中止に。地域のお祭りも、残念ながらその例に漏れることはなかった。そんな中、お祭り支援団体のオマツリジャパンは、徳島県の阿波踊りや、熊本県の牛深ハイヤ、沖縄県のエイサーなどの8つのお祭り団体とともに「オンライン夏祭り2020」を開催。お祭り動画の視聴や踊りの体験など、自宅にいながらお祭りの魅力を味わえる企画を2日間にわたりYoutubeで生配信した。

開催に至るまでの経緯を、オマツリジャパンの加藤さんはこう語る。

「年に一度のハレの日のイベントが失われ、ショックを受けている地域住民の方は多いのではないかと思いました。コロナ禍が落ち着くのを待つのではなく、今できることを模索する中、僕らは『かなまら祭り』の試みで突破口を見出しました」

オマツリジャパン営業部長・加藤匠さん(写真提供/オマツリジャパン)

オマツリジャパン営業部長・加藤匠さん(写真提供/オマツリジャパン)

かなまら祭りとは、神奈川県川崎市で毎年4月に行われる、男性の局部をかたどったお神輿が有名なお祭り。毎年多くの観光客が訪れるが、コロナ禍の影響を免れず中止が決定。肩を落とす主催者に、オマツリジャパンはSNSを利用した発信を提案した。

神奈川県川崎市で昨年行われた「かなまら祭り」の様子(写真提供/オマツリジャパン)

神奈川県川崎市で昨年行われた「かなまら祭り」の様子(写真提供/オマツリジャパン)

「お神輿は担げないけれど、普段公開していない神事の様子をライブ配信すれば、興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思ったんです。実際にやってみると反響は想像以上で、オンラインのお祭りでも喜んでいただけるんだと、非常に可能性を感じました」

「オンライン夏祭り2020」を開催すると決めた加藤さんたちが最初に声をかけたのは、日本三大音頭の一つである泉州音頭(大阪府)の担い手、宝龍会だった。

「宝龍会さんは、メンバーの自宅をオンラインで繋いで稽古している様子をYoutubeで配信していました。お祭りの担い手は高齢者が多く、ITに抵抗がある方も少なくない中、宝龍会の皆さんはむしろ率先してデジタルを取り入れていた。オンライン祭りにもきっと楽しんで参加してくださるはずと思いました」

例年大阪南西部の泉州エリアで催される「泉州音頭」(写真提供/泉州音頭 宝龍会)

例年大阪南西部の泉州エリアで催される「泉州音頭」(写真提供/泉州音頭 宝龍会)

コロナ禍によりオンラインで稽古を行った様子(写真提供/泉州音頭 宝龍会)

コロナ禍によりオンラインで稽古を行った様子(写真提供/泉州音頭 宝龍会)

宝龍会が毎年稽古場として利用していた公民館は、コロナ禍で使えなくなってしまった。それでも週に一度の稽古を続けるために、メンバーの家からでもセッションができるよう、オンラインで音を遅滞なく届ける専用のソフトを各々が購入したという。メンバーの年齢は45~70代。環境構築は簡単ではなかったのではないだろうか。そう聞くと、宝龍会の上林さんは、「なかなか面白かったですよ」と笑顔で答えてくれた。

「最初は、『バラバラな場所から演奏するなんて、つまらないんじゃないか』と思ってたんです。でも、やってみたら意外に面白かった。みんな乗り気で、機材に10万円使った人もいるぐらい(笑)。今回整えたオンライン稽古の環境は、今後も使えると思いましたね」

お祭り団体の交流、全国への配信……オンラインならではの良さも

「本物のお祭りと比べて満足感が低かったり、物足りなく感じてしまうことのないように気を配った」と話す加藤さん。特に、視聴者を飽きさせないように、さまざまな工夫を凝らしたという。

その1つが、オンライン祭り専用の短時間プログラムの制作だ。例えば、宝龍会の泉州音頭は、本来であれば歌い手が約20分ずつ歌いつなぎ、何時間も音頭が続いていく。しかし、それをそのまま動画で配信すると飽きられてしまうため、今回は歌い手一人あたりの歌う時間を20分から3分に短縮。オンライン祭り専用の30分のプログラムを用意してもらった。

また、個々のお祭りの動画を配信するだけではなく、複数のお祭り団体が共演する企画も実施した。徳島県の阿波踊りのルーツが熊本県の牛深ハイヤ節にあると言われていることから、2つの団体の踊り手が一緒に踊りながら、曲調や踊りの似ている点や異なる点を見つけ合う「阿波踊り×牛深ハイヤ教室」の開催だ。

「阿波踊り×牛深ハイヤ教室」では、それぞれの祭りの踊り手が一堂に会した。© Omatsuri Japan / © kiCk inc.(写真提供/オマツリジャパン )

「阿波踊り×牛深ハイヤ教室」では、それぞれの祭りの踊り手が一堂に会した。© Omatsuri Japan / © kiCk inc.(写真提供/オマツリジャパン )

さらに、東京のスタジオでは、カメラを3台設置。ずっと同じカメラの映像を流していると視聴者が退屈してしまうため、引きの画、よりの画、動きのある画を撮影し、随時切り替えを行った。

オマツリジャパンの加藤さんは、初めてのオンライン祭りを終えての感想を次のように語る。

「ストレスなく楽しめるコンテンツをつくるのは、こんなに大変なんだと痛感しました。でも、ちゃんと体制を整えて配信すれば、お祭りの楽しさや空気感を映像を通じて伝えられることも分かった。本物のお祭りに及ばない部分はありますが、オンラインだからこそできることもあるんだと、非常に勉強になりました」

一方、お祭りの担い手側は、どのような感想を抱いたのだろうか?

「楽しませてもらいましたよ。短い時間でしたが、やりきった感があった。終わったあとは魂が抜けたようになりましたね(笑)。特にうれしかったのは、配信した動画をいろんな地域の人が見てくれたことです。東京の人や東北の人がコメントしてくれて。まさか自分たちの祭りを遠くの地域の人が楽しんでくれるなんて、やってみるまでは思いもしませんでしたから」(宝龍会・上林さん)

初めての観客不在のお祭りに、寂しさは拭えなかったはず。しかしオンライン配信によって、今まで接触する機会のなかった人に自分たちのパフォーマンスを見てもらえたことは、担い手の方たちの新たなやりがいにつながっていた。

来年以降のお祭りは、オンラインとオフラインのハイブリッド型に

日本のお祭りはこれからどうなるのだろうか? 加藤さんは、「オンラインの良さを取り入れつつ、オフラインに戻していくのが大きな流れになる」と説明する。

「オンライン祭りの良さは、確かにあります。先ほどお話ししたような、オンラインだからこそ実現できる企画がありますし、高齢の方など現地に来られない方がお祭りに参加する手段にもなる。さらに、遠くの人たちにお祭りを知ってもらうプロモーションの機会にもなります。

その一方で、オンライン祭りだけではオフラインのお祭りほど地域経済に貢献できないのも実情です。例えば徳島県では今年、阿波踊りの中止によって多くの宿泊施設が廃業の危機に追い込まれました。年に一度の大きなお祭りで経済が成り立っている地域があることを踏まえると、『お祭りはこれからもずっとオンラインで』というわけにはいきません」

例年開催されている徳島県内の阿波踊り(写真提供/オマツリジャパン)

例年開催されている徳島県内の阿波踊り(写真提供/オマツリジャパン)

オンライン夏祭りで全国配信された阿波踊り(写真提供/オマツリジャパン)

オンライン夏祭りで全国配信された阿波踊り(写真提供/オマツリジャパン)

そこでオマツリジャパンは現在、内閣官房の関係各省、日本青年会議所と連携し、アフターコロナのお祭りガイドラインの作成を進めている。どのような安全対策が適切なのかが明確になれば、オフラインのお祭り復活に向けた目処が立ちそうだ。

とはいえ、どんなに体制が整ったとしても、お祭りをやる人たちの意欲が削がれてしまっては意味がない。例年通りのお祭りを開催できなかったために、肝心の担い手のモチベーションが落ちてしまってはいないだろうか? そんな筆者の心配をよそに、宝龍会の上林さんは来年に向けた意気込みを力強く語ってくれた。

「逆に火がついていますよ。僕たちの勢いが止まることはありません。今年のオンライン祭りで僕たちの祭りに興味を持った方が直接見に来てくれるようなことがあったら、すごくうれしいですしね。それから、来年はお祭り中の櫓(やぐら)の中の様子も配信できたら面白いと思うんですよ。舞台裏のドタバタ劇を楽しんでもらうのもいいかもしれません」

取材に対応してくれた宝龍会の上林さん(写真提供/オマツリジャパン)

取材に対応してくれた宝龍会の上林さん(写真提供/オマツリジャパン)

今年のオンライン祭りをきっかけに、新しいアイデアも広がっている様子。来年以降はオンライン配信という新しい武器とともに、全国のお祭りが今まで以上の盛り上がりを見せてくれることを願いたい。

●取材協力
オマツリジャパン
泉州音頭 宝龍会

「部屋」のない間取り

所在地:西東京市東町
10万8,000円 / 45.36平米
西武池袋線「保谷」駅 徒歩4分

サンサンと光が入る、ワンルームっぽくないワンルーム。眺望が気持ちよく抜けたバルコニーもついてます。



使いにくそうな間取りに引かれたオーナーが、7年前にリノベーションしたこの物件。壁を取り払い、「部屋」として分かれない間取りが目指されました。



水回りとフリースペースの土間を挟ん ... 続き>>>.
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シンプルに、心地よく

所在地:港区南青山
22万円(税込) / 48.42平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩8分

骨董通りを一本入った通りにある、ベージュのタイルが爽やかな印象のマンション。表参道駅から歩いて8分と立地も良好。



2005年にリノベーションされた室内は、無垢フローリングに白を基調としたシンプルなつくり。時間が経過している分部屋になじみ、心地いい雰囲気です。



間取りは広々とし ... 続き>>>.
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いつでもどうぞ!

所在地:墨田区江東橋
149万5,950円 / 310.05平米
半蔵門線・総武線「錦糸町」駅 徒歩6分

エレベーターを降りると、明るく爽やかな雰囲気にリノベーションされたラウンジ・会議室スペース。その奥に集中して作業できそうな執務スペース。



入居する時には「こんな空間にしたい」という改装が、既にされた状態のオフィス。



しかも、ラウンジや会議室にあるデスクやソファはレンタルで使え ... 続き>>>.
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すっきりな箱

所在地:渋谷区上原
16万8,000円 / 37.3平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩9分

カクカク、シャキシャキ、凸凹ナシ。

コンクリートのすっきりな箱はいかがでしょう。



あれこれと装飾された部屋よりも、シンプルで飾らぬ部屋から、自分らしいアレンジで空間の色付けをしていきたい人におすすめです。



キッチン・バス・トイレ、機能あるものは全て片側一面の黒壁の中にまるっと ... 続き>>>.
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ヘリンボーンに魅せられて

所在地:港区元麻布
19万8,000円 / 50.64平米
南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅 徒歩6分

ヘリンボーンの無垢床に、コンクリートむき出しになった天井や壁面。お気に入りの家具を配置するだけで、画になる部屋が完成するはずです。



まずは注意点から。バルコニーから墓が見えます。見える範囲は広くはなく、その先に見える木々も手伝ってか、そんなにイヤな感じはしませんが、はじめにご承 ... 続き>>>.
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古き良き木造アパートの新たな船出

所在地:杉並区高円寺南
11万8,000円 / 34.5平米
中央線・東西線「中野」駅 徒歩11分

大工さんが丹精込めてつくった古き良き木造のアパート。建築当時の素材を生かしながら雰囲気良くリノベーションされた一室のご紹介です。



改装は約3年前。年を重ねていい味が出てきた柱や梁などに合ように、床はオークの無垢フローリング、壁・天井は塗装で仕上げています。



間取りを変えていな ... 続き>>>.
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遊び心を散りばめて

所在地:中央区日本橋小舟町
28万9,000円 / 67.58平米
銀座線・半蔵門線「三越前」駅 徒歩5分

落ち着いた色合いのフローリング、明るい色の建具など、木の質感に包まれたリビングと寝室。シャープな手すりが軽やかな印象を与える階段。アクセントに爽やかな色をした扉や壁。ライトグリーンが爽やかな浴室は、窓があるのがうれしいポイント。おまけにルーフバルコニー付き。



細部までこだわった ... 続き>>>.
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個性それぞれ、3層メゾネット

所在地:横浜市港南区上永谷
10万5,000円 / 58.76平米
横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅 徒歩6分

こちらの物件は新築時から約25年経過するデザイナーズのため、多少時代を感じる部分はありますが、光と素材、色使いが豊かで印象的です。



58㎡の室内は3層のメゾネット型住戸で、それぞれの階が個性的な空間になっています。



まず1階は、和室とトイレです。コンクリートの天井に障子や木の ... 続き>>>.
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脱都心暮らしという選択肢

所在地:世田谷区北烏山
8万9,000円 / 43.37平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩17分

10万円以下で物件を探していると、なかなかこれといった特徴のあるものを見つけるのが難しく、結局都心のワンルームにたどりつくことも多いのではないでしょうか?



少しだけ西側で探していたら、久我山駅から徒歩17分、千歳烏山駅から徒歩18分と駅からの距離はあるものの、敷地内に置けるサイ ... 続き>>>.
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郊外暮らしのすすめ

所在地:埼玉県所沢市小手指町
2,980万円 / 70.1平米
西武池袋線「小手指」駅 徒歩9分

都心への通勤も減ってきた、あなたへ。落ち着いたのどかな環境でまったり過ごす時間はいかがでしょうか?



ほどよく郊外な所沢市小手指町。西武池袋線の始発電車がでているため、座れる確率も高く、混んでいても快適に通勤できるよう。急行電車が停車するため、池袋まで30分ほどで出ることが可能。 ... 続き>>>.
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心安らぐひと時を

所在地:埼玉県川越市的場
18万円 / 185.11平米
川越線「的場」駅 徒歩5分

あちこちに太い柱や梁が使われている、代々大切に受け継いできた古民家を移築した本物件。



今では手に入れることができない建具がそこかしこに。そんな趣きがある古民家を愛してやまないオーナーと同じく、古民家が好きな方へ向けてのご紹介。



大きな窓から入る光と風、縁なし畳のいぐさの香り、 ... 続き>>>.
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神保町のオアシス

所在地:千代田区神田神保町
85万2,544円(税込) / 160.13平米
半蔵門線・都営新宿線・都営三田線「神保町」駅 徒歩3分

神保町のビル街の中に、ちいさなオアシス。



駅から歩いていると、雰囲気のある植栽ときれいなライティングのエントランスに目を奪われます。共用部、専有部ともにリノベーションされたばかりできれいな空間に生まれ変わっています。



1フロアに1区画。エレベーターで4階にあがると、フローリン ... 続き>>>.
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つい、居たくなるオフィス

所在地:渋谷区神宮前
32万7,800円(税込) / 81平米
千代田線「明治神宮前<原宿>」駅 徒歩9分

原宿エリアの、パッと目を引くレトロなマンションの一室。緑のあるウッドデッキのバルコニーで、ホッとひと息つけます。室内の居心地も良いので、ついつい居たくなってしまうオフィスです。



広々とした20畳、12畳の洋室に加え、ミーティングに使えそうな4.5畳の小部屋、そして納戸もご用意。 ... 続き>>>.
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鹿児島発「こどものけんちくがっこう」って? 未来の地域づくりに種をまく!

数学や英語、プログラミングなどは学校以外で子どもが学べる場があるけれど、「建築」について子どもが学べる場は聞いたことがなかった。鹿児島県鹿児島市が拠点の「こどものけんちくがっこう」は、自分たちが暮らす地域の環境や住まいについて学べる学校だ。2020年度には日本建築学会教育賞(教育貢献)や第14回キッズデザイン賞のキッズデザイン協議会会長賞・奨励賞も受賞している。大学に建築学科があるのだから、国語や算数のように、小さなころから建築に意識を向けるのは良いことに違いない!「こどものけんちくがっこう」を立ち上げた鹿児島大学准教授の鷹野敦先生にお話をお聞きした。
日本の子どもたちに、一般教養として建築を学ぶ場を

まず、2016年の「こどものけんちくがっこう」立ち上げの背景について。
「私は鹿児島大学に着任して5年目になりますが、その前はフィンランドの大学に研究員として勤めていました。向こうで木造建築に関する研究をしながら暮らし、子育ても経験しました。

フィンランドの人たちは、街や建物への意識や関心がとても高いんです。多くの人が、それらを『自分のこと』として考えていて、それって大事だなと。日本ではなかなかないことなので、感銘を受けました」

フィンランド・ヘルシンキの児童向けの建築学校の様子(写真提供/鷹野先生)

フィンランド・ヘルシンキの児童向けの建築学校の様子(写真提供/鷹野先生)

では、フィンランドの人たちは、具体的にはどんな風に街と関わっているのだろう。

「例えば公共の建物をつくる場合、日本ではプロポーザル方式で委託先を選んで進めることが多く、その決定に至るまでのプロセスの中で、実際にその建物を使う一般の住民との接点はあまりありませんよね。一方、フィンランドでは情報をオープンにして、住民投票を行うこともあるし、住民が反対したら建設自体を止めることもあります。それに、大人も子どもも長い夏休みがあるので、コテージなどのセカンドハウスを持っている家が多く、親子で自宅やそれら住まいのメンテナンスをすることも日常的なのです」

確かに日本では、気づいたら空き地で工事が始まっていて、施設が建っていることが多いし、そういうものだと思っていた。建物の建設に住民が関わる場がないまま物事が決まっているので、賛否に関わらず、活動に参加する機会があまりない。

「だから、自分が日本に帰ることがあれば、子どもたちへの一般教養として、塾やピアノやそろばんのように、建築を学べる場をつくりたいと思っていたんです」と鷹野先生。2016年に帰国することとなり、鹿児島大学の准教授に着任してから、知り合いだった地元の工務店「ベガハウス」に声をかけ、わずか1カ月で「こどものけんちくがっこう」を立ち上げたという。

薩摩藩の「郷中教育」に習い、先輩が後輩へ伝える

以来、鹿児島大学構内で、月に2回、毎回5コマの授業を実施してきた。生徒は小学3年生から中学生まで。コロナ禍でオンライン授業となる前までは、学年ごとのクラス制で授業を行っていた。

「授業内容は、ものづくりが中心です。2~3コマで完成するような、住まいの模型や家具づくりなどを行います」(鷹野先生)

レベル別に3段階の内容があり、
小学3・4年生は「建築を楽しむ!をテーマに、簡単な木工や模型づくり」
小学5・6年生は「建築を考える!をテーマに、環境や森の座学から少しハイレベルなものづくり」
中学生は「建築を深める!をテーマに、建物の構造や日当たり、通風など屋内環境などの座学からハイレベルなものづくり」
といった具合だ。

木材だけでつくる(金物無し)橋の製作授業。2019年の定期授業(5年生クラス)の様子(写真提供/こどものけんちくがっこう)

木材だけでつくる(金物無し)橋の製作授業。2019年の定期授業(5年生クラス)の様子(写真提供/こどものけんちくがっこう)

子どもたちには、ノコギリやインパクト、金槌、メジャー、直角定規といった“マイ道具”を毎回持参してもらうというから本格的だ。

マイ道具をそろえることで、道具の使い方を覚え、モノづくりに愛着がわき、また日ごろから建築への興味を深めることができるそうだ。実際に、木工で余った端材を持ち帰り、家庭でも親と一緒に工作に挑戦する子たちがいるという。

そして最大の特徴は、鷹野先生は裏方に回るということ。代わりに大学生が1年間、生徒たちの「担任の先生」として教壇に立つ。「担任は、年間の授業計画や材料費の見積もりなど、お金のマネジメントも行います。子どもたちに建築を教えつつ、学生本人のためにもなるという取り組みなのです」

2019年の定期授業(中学生クラス)で、大学生である担任の先生から、日本の木造建築の多くを占める在来軸組の仕組みに関して学ぶ子どもたち(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2019年の定期授業(中学生クラス)で、大学生である担任の先生から、日本の木造建築の多くを占める在来軸組の仕組みに関して学ぶ子どもたち(写真提供/こどものけんちくがっこう)

先生役の大学生は、鷹野先生の研究室所属生だけでなく、やりたいと申し出た学生たち。やる気があれば学年も問わないという。

「かつて薩摩藩には、郷中教育(ごじゅうきょういく)という伝統の縦割り教育がありました。先生を立てずに、先輩が後輩に伝えていくという教育方法です。『こどものけんちくがっこう』を、現代版の郷中教育の場にしたいと考えました」

子どもたちが持つ建築への興味をさらに引き出す授業

では、受講生はどんな子どもたちなのだろう。子どもか、もしくはその親が、かなり建築に対し意識が高いのでは?!

「そもそも、子どもたちは建築への興味が高いものですよ」と鷹野先生。「受講者の親御さんも、もちろん興味を持っている方たちが大半ですが、子ども自身が建築や建物に関心を持っているということが多いのです。また、申し込んだのは親でも、子どもがどんどんのめり込むというケースが多いです」

そういえば我が家の子どもも、幼児期から木工などのイベントを楽しんでいるし、道を歩くと景色の変化によく気がつく。木や自然も大好きだ。子どもたちはもともと、建築への“意識高い系”だったのだ。

街並み見学や製材所、建設現場の見学、森へ連れて行くこともあるそうだ。「括りは『建築』ではなく、『環境に対してどう意識を持つか』だと思うのです。家だけでなく、街全体を自分たちが住む場所だと考えれば、森も家も関係なく、自分を取り巻くエリアが住まいだといえます。子どもたちにそう思ってもらうことは、地域の貢献にも繋がると思います」と話す。

また、毎年夏休みには、2日間かけて特別授業を実施。「工務店の大工さんにサポートしてもらいながら、実際の建物を子どもたちが建設します」

アイデア出しも、もちろん子どもたち自身で。夏期特別授業に向けて、担任の学生と一緒に子どもの遊び場を考案中(写真提供/こどものけんちくがっこう)

アイデア出しも、もちろん子どもたち自身で。夏期特別授業に向けて、担任の学生と一緒に子どもの遊び場を考案中(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2017年の夏期特別授業で、鹿児島市内の商業施設「マルヤガーデンズ」の屋上「ソラニワ」に、子どもの遊び場「ソラニワモッキ」を建設。大人はボランティアで、サポートに入る工務店も「子どもたちに建築を教えることは、ビジネス抜きで重要」と考えているそう(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2017年の夏期特別授業で、鹿児島市内の商業施設「マルヤガーデンズ」の屋上「ソラニワ」に、子どもの遊び場「ソラニワモッキ」を建設。大人はボランティアで、サポートに入る工務店も「子どもたちに建築を教えることは、ビジネス抜きで重要」と考えているそう(写真提供/こどものけんちくがっこう)

「こどものけんちくがっこう」を受講する子どもたちは、「街にこんな建物があったよ」「なんで窓がここにあるんだろう?」と、自分が住む地域や住まいを見る目が変わる。自分の家を新築するタイミングがあった生徒は、「プロの大工仕事を手伝った」と喜んでいたという。

受講した子どもたちが、将来建築の道に進んでも進まなくても、どちらでもいいと考えているという鷹野先生。「衣食住の中の住に目を向けてもらえればいいと思っています」

それでも受講生の中には、すでに工業高等専門学校の建築学科に進んだ女の子もいるという。「建築への興味に男女差もないですね」とのことだ。

身の回りのことから街を住みやすく変える意識を

これまでも、鹿児島大学の農学部など他の学部や、行政ともコラボレーションして活動してきた。
「コラボレーションする側の大人にも、環境や建築に関して『やはり子どもたちへの教育が大事だ』という機運が広がったと感じます」という鷹野先生。

「本来、住む建物や街は他人事ではありません。『家は製品のように買うもの』『壊れたら誰かに直してもらおう』といった意識を変えていかなければ。これは、地域や年代に関わらず、国内全体に対して言えることです」

そして鷹野先生から、「日本の建築教育は世界でもトップクラスなのに、日本の街並みは統一感やビジョンがなく、あまりキレイではないですよね」とドキリとするような指摘が。

「住む街を自分たちのものだと思わないと、住環境は変わっていきません。専門家の考えだけではなく、一般の方々が何を求めるのかということです。行政の人も住民ですから、そういった人も含めて、一人ひとりが危機感を持たなければ。市井の人が『ここはもっとこうならないの?』と街を意識しなければいけません」

それでは、専門知識がない私たち住民が、街への意識を持つためには、何をしたらいいのだろうか。

「例えばみんなで地域を掃除するとか、そういった身の回りのことからでもいいのです。こどものけんちくがっこうの活動も、まだ“点”ではありますが、自分たちの住む街を変化させようと、子どもたちと取り組んでいるところです」

子どもの読書スペースのアイデアを出す、2018年の夏期特別授業の様子。子どもたちは皆真剣な表情(写真提供/こどものけんちくがっこう)

子どもの読書スペースのアイデアを出す、2018年の夏期特別授業の様子。子どもたちは皆真剣な表情(写真提供/こどものけんちくがっこう)

これまでも前述の夏期特別授業で、鹿児島市内の商業施設の屋上に、子どもたちが考えた居場所をつくるなどの取り組みを行ってきた。

「これは商業施設とのタイアップによるものでしたが、若いファミリーが多く訪れる施設ですので、子どもも行きたくなる遊び場をつくってはどうかとみんなで考えました」

翌年は、同じ商業施設の「ジュンク堂書店」児童書コーナーに、子どもの読書スペースを制作。靴を脱いで座ったり、柱にもたれたり。子どもたちの「こんな場所で自由に本が読みたい」というアイデアが表現された、秘密基地のようなスペースだ。こちらは現在も利用することができる。

2018年の夏期特別授業でつくった子どもの読書スペース(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2018年の夏期特別授業でつくった子どもの読書スペース(写真提供/こどものけんちくがっこう)

そして今年は、同じ商業施設の授乳室に小さい子の遊び場を制作中とのこと。赤ちゃんの授乳時、上の子の待ち時間などに重宝しそうだ。

「街歩きをするときには、『ゴミ拾いをしながらやろう』と子どもたちに呼びかけて実施してきました。そのほうが、街のことや環境のことなどがいろいろと目に入ってくるんですよ」と鷹野先生。子どもたちの純粋な気持ちとキラキラした好奇心が、活動の原動力だ。

時間と場所を飛び越え、「オンラインだからできる建築」を模索中

今年はコロナ禍で、「こどものけんちくがっこう」も思うように現場で活動ができなくなり、代わりにオンライン授業をスタートした。

「オンラインだからこそできることもありますよね。まず、時間や場所を飛び越えられます」と鷹野先生は前向きに捉えている。実際、これまでの受講生は鹿児島県内在住の子どもたちだったが、今年は全国の子どもたちが受講する機会を得た。

「また、各自が家で過ごす時間が長くなり、『家の中を調べてきて』などと、より住まいを教材にしやすくなりました。これまで以上に、自分の住まいに目を向けていくこと。それを探索するのが今年だと思います」

2020年のオンライン授業「○○家」の様子。子どもたちが思い思いの小さな住宅を製作した(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2020年のオンライン授業「○○家」の様子。子どもたちが思い思いの小さな住宅を製作した(写真提供/こどものけんちくがっこう)

例えば、「世界の住まいを学ぼう」という授業では、フィンランドやスウェーデンに住む知人とオンラインでつなぎ、約7時間の時差を超え、ライブ配信で北欧の住まいや街を知る授業を実施したという。

2020年のオンライン授業「世界の住まいを学ぼう フィンランド/スウェーデン編」の様子(写真提供/こどものけんちくがっこう)

2020年のオンライン授業「世界の住まいを学ぼう フィンランド/スウェーデン編」の様子(写真提供/こどものけんちくがっこう)

「今後は状況を見ながらですが、来年からは、オンサイトでの授業とオンライン授業を並行し、規模や内容を広げていきたいと思います。また、全国で同じ志を持つ人たちと連携し、こどものけんちくがっこうの全国展開も考えています」

すでにフィンランド・ヘルシンキやイタリアにある建築学校とも繋がりを持っているといい、オンラインを活用して世界はますます広がっていく。

大人も受講してみたいと話すと、「保護者の方からそういった声もあがっているので、いずれはオンラインで大人向けの『けんちくがっこう』も考えています」とのことだ。

子どもたち目線で暮らしやすければ、親目線でも子育てしやすい環境であり、もちろん大人も暮らしやすいはず。そうなると街に愛着を持つ人が増え、定住率が高まっていく……。これからの新しい街づくりにも活かされそうだ。

今後全国に広がるであろう「こどものけんちくがっこう」の卒業生たちが、建築だけでなく行政や街づくりに関わる仕事についたら、未来の街並みも変わるかもしれない。

市民講座でも「こどものけんちくがっこう」として鷹野先生が授業を行った(写真提供/こどものけんちくがっこう)

市民講座でも「こどものけんちくがっこう」として鷹野先生が授業を行った(写真提供/こどものけんちくがっこう)

「建築」と難しく捉えなくても、自分たちの住まいや街・地域から気づきが得られ、還元できる学問だと考えれば、深めるほど毎日が楽しくなりそう。それに、子どもが住まいのことに興味を持ってくれれば、家のメンテナンスや大掃除がラクになるかも……!? 子にも親にもいいことばかりだ。

オンラインの「こどものけんちくがっこう」は、ZOOM環境があれば受講可能(小学校低学年は保護者の同席が望ましい)。ホームページのメールフォームから申し込み、授業料(1講座1000円~2500円)を振込む形なので、気になるテーマから選ぶことができる。

公園でゴミ拾いを始めた我が子を、「ダメ!」と制した記憶が蘇った筆者……。今週末は子どもと一緒に街を歩いてみよう。改めて、自分が住んでいる地域を見つめ直してみようと思った。

鷹野敦さん●取材協力
鷹野敦さん
1979年生まれ。Doctor of Science (Tech.) / 一級建築士、鹿児島大学大学院修了。アアルト大学木質材料学修士・博士課程修了(フィンランド)。2016年度より鹿児島大学大学院理工学研究科准教授。
建築設計、木質材料・構法、環境評価、児童向け建築教育など、幅広く実践・研究活動を行っている。
受賞歴に2020年日本建築学会教育賞(教育貢献)、第14回木の建築賞(活動賞)、ウッドデザイン賞2019優秀賞(林野庁長官賞)、第14回キッズデザイン賞(キッズデザイン協議会会長賞・奨励賞)、2020年度かぎん文化財団賞(学術)など(写真提供/鷹野先生)
・こどものけんちくがっこう
・FaceBookページ
・Instagramページ

駅近戸建て、どう使いこなす?

所在地:渋谷区代々木
19万8,000円(税込) / 66平米
山手線「代々木」駅 徒歩3分

代々木駅からほど近い戸建で商いを始めませんか?



前面道路の人通りは少ないものの、大きな入り口は改装次第でいい雰囲気に化けそうな予感がします。



写真は前回の入居者が退去した直後の写真につき、かなり傷んでいる状態ですが、現在は壁紙を張り替えて少しきれいになっているそう。今は魚屋が ... 続き>>>.
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柔らかなリノベハウス

所在地:世田谷区三軒茶屋
13万9,000円 / 39.53平米
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩4分

柔らかく、そして優しくもありながら、武骨な要素も垣間見えるリノベ空間。



10畳の奥行きのある洋室は、天井が抜かれて高さが約2.6mと、開放感があります。ダイニングから続く、麦わらを圧縮した合板の床に、白い壁と天井。部分的にブルーグレーに塗られた壁もあり、心地の良い空間です。



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つながる・つながる<車置けます>

所在地:川崎市宮前区神木本町
10万6,000円 / 43.45平米
東急田園都市線・東急大井町線「溝の口」駅 バス10分 「殿下橋」バス停 徒歩1分

大きなガラス戸を開けると、ガレージとつながる開放的な部屋。ガレージには車が置けます。



内装は白を基調としており、ムダがなくさっぱりとした印象。



部屋の南北に大きな開口部があり風通しが良く、夏は窓を開けて自然の風を存分に感じることができます。



キッチン・トイレはきれいですが、 ... 続き>>>.
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レトロビルを自分好みに

所在地:中央区日本橋人形町
13万2,000~16万5,000円(税込) / 44.63~57.85平米
日比谷線「人形町」駅/都営浅草線「人形町」駅 徒歩4分

濃紺のタイル張りのビルっていいですよね。そんな外観だけでもグッとくる、レトロビルのご紹介。今回は1階と3階、オフィスとしての募集です。



どちらの部屋も現況のままの引き渡しですが、オーナーの事前の承諾があれば、原状回復の必要はありません。素材を生かして自分好みの空間をつくりません ... 続き>>>.
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「豊かな暮らし」を叶える平屋

所在地:東久留米市大門
12万円 / 80.6平米
西武池袋線「東久留米」駅 徒歩12分

私自身が心から住みたいと思う平屋です。「豊かな暮らし」は人によりさまざまですが、きっと共感してくれる人がいると思います。



私が求めるものは、敷地の庭をいじれる、レトロで広い平屋、自然あふれるまち、都心にアクセスしやすい。まさにこの物件のポイントでもあります。



庭は小さな子ども ... 続き>>>.
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古ビルの可能性【店舗可】

所在地:渋谷区広尾
44万円(税込) / 99.33平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩7分

オフィスビルが立ち並ぶ「明治通り」から一本奥まった「渋谷川」沿いに立つ、雰囲気の良い古ビル。ゆったりとした共用部や室内には、経年の味わいを感じさせるベースが整っています。



天井・壁は白く塗装されていて、床面はタイルカーペットと、オーソドックスな内装ですが、タイルカーペットをめく ... 続き>>>.
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社員寮まるごとリノベ

所在地:川崎市高津区二子
11万8,000円 / 44.83平米
東急田園都市線・東急大井町線「高津」駅 徒歩9分

田園都市線・大井町線の高津駅から徒歩9分のリノベーション物件。建物のすぐ脇には用水路が通り、そこに沿って気持ちの良い緑道があります。



エントランス部分は軒裏にも木を使っていて、物件への期待感をかきたてます。共用部のエレベーターホールも、各階違った雰囲気で楽しい感じ。



室内は1 ... 続き>>>.
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武骨なイケメン

所在地:横浜市神奈川区西寺尾
10万円 / 53平米
横浜線「大口」駅 徒歩13分

外観はゴツゴツして、コンクリートで強そうな、カッコいい出で立ち。室内は日がサンサンと差し込み、明るく生活しやすそうな仕上がり。



外観と室内のギャップに心が動かされそうな物件のご紹介です。



周辺環境はとっても静かです。物件のすぐ裏には昔からの雑木林を残したような大きめの公園があ ... 続き>>>.
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南青山ブティックホテル

所在地:港区南青山
13万8,000円 / 33.52平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩7分

岡本太郎記念館のすぐ隣に位置するレトロマンション。前の入居者がつくりあげた内装を、そのまま引き継いでもらえる方を募集します!



好きなものを自由に詰め込んだようなこだわりの部屋。前入居者が内装関係の仕事をされている方ということで、見事な仕上がりです。



ここから手を入れたいという ... 続き>>>.
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陽だまりの平家

所在地:中野区東中野
19万8,000円 / 53.7平米
都営大江戸線・中央線「東中野」駅 徒歩6分

ぽかぽかの窓辺で、ほっこりとした時間楽しめる平家。



リノベーションが新たにされたばかり。ナラ材のフローリングやラワンの建具など、素材にこだわった内装と、お庭がのんびりと楽しめるウッドデッキがつくられました。水回りも全て新しくなっていて気持ち良く生活できそうです。



お庭には松な ... 続き>>>.
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健やかなワンルーム

所在地:世田谷区三宿
7万円 / 16.8平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩10分

小さなマンションの最上階。高台のため、窓の外には抜けた眺望が広がります。初期費用などを抑えつつ、都心へのアクセスも確保したいひとり暮らしにいかがでしょう?



間取りはコンパクトなワンルーム。収納はオープンクローゼットのみのため、荷物の少ない方におすすめします。水回りも広さはないで ... 続き>>>.
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横浜・根岸のレトロ

所在地:横浜市中区根岸加曽台
15万円 / 87.1平米
京浜東北線「山手」駅 徒歩13分

根岸森林公園の程近く、素敵な雰囲気のこのマンションには、程よいレトロ感と、どこかアメリカっぽさを感じます。横浜・根岸らしい雰囲気です。



ご紹介するのは3階の住戸です。といっても、高台の際にあるので、バルコニーの先には遮るものがなく、空と遠くの工場地帯しか見えません。



玄関から ... 続き>>>.
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夫婦の時間の使い方、15年でどう変わった?工夫次第で夫婦円満に!?

コロナ禍で在宅時間が増えたという家庭も多いだろう。シチズン時計が夫婦の時間について調査したところ、夫婦円満のヒントになる結果もいくつか見られたという。長くなった家庭内の夫婦の時間だからこそ、円満な時間を過ごしたいもの。いったい、どんなヒントが隠されているのだろう?【今週の住活トピック】
「15年の推移でみる、夫婦の時間」調査を公表/シチズン時計夫の休日の家事時間、15年前より17分増加

シチズン時計の調査では、15年前の結果と比較しているのが特徴だ。
まず、「休日に家事にどのくらい時間を費やしているか」を聞いたところ、家事時間の平均は、夫が1時間5分、妻が2時間12分で、妻が夫の倍以上という結果となった。全体の約7割を占める(下表黄色部)のが、夫は1時間以内であるのに対し、妻は2時間以上となっているといった、大きな違いが見られる。15年前も今も、平日に溜まった家事を休日にまとめて片付ける妻が多い、ということだろうか。

実は、15年前と比べると、妻はあまり変化していないが、夫は家事時間の平均が17分増えている。特に、「0分」の全く家事をしない夫が大きく減少した点が注目だ。代わりに、しっかり家事をやっていると見える「1時間」や「2時間」が増加した。徐々にではあるが、夫の家事参加が増加傾向にあるのだろう。

Q.休日の一日に、家事時間についてどのくらい費やしているか(出典/シチズン時計「夫婦の時間」調査のリリースより転載)

Q.休日の一日に、家事時間についてどのくらい費やしているか(出典/シチズン時計「夫婦の時間」調査のリリースより転載)

また、「夫婦が一緒に過ごす日常の中で増やしたい時間」として、15年前より大きく増加したのが、「子どもと過ごす時間」(子どものいる人が対象)で、夫は19.9%→39.1%、妻は24%→42.8%とそれぞれ倍近く増加した。夫婦で育児をする時間を多くとりたい、と考えている人が多いことが分かる。

相手の時間の使い方、イライラするのはそれぞれどんなとき?

では、夫が妻に、妻が夫に対して、相手の時間の使い方が長すぎてイライラするのはどんなときだろうか?

夫が妻にイライラする時間は、15年前も今も同じで「外出前の身支度」。これはなんとなく分かるような気がする。お化粧に洋服選び、靴やバッグ選び、いまならマスクの柄選びと身支度にいろいろ悩んで時間がかかるのだろう。

一方、妻が夫にイライラするのは、こちらも15年前と類似して「パソコン・スマホ・タブレット」を操作している時間だ。いまなら、主にスマホをいじっている時間だろうか。「ゲーム」をしている時間もイライラ要因になっているので、家に夫婦でいながら家族ではなく画面に向かい合っているのが、イライラを高めることになるのだろう。

ただし、相手がスマホを操作したり、ゲームをしたりする時間にイライラするのは、夫も同様だ。いまはスマホで、ネット検索だけでなく、音楽を聴いたり、動画を見たり、読書をしたりといろいろなことができるので、スマホに向き合う時間が長くなるのだろうが、互いにイライラの要因となっている点を認識する必要があるだろう。

「トイレ」が長いのもイライラ要因になっている。特に妻のほうがイライラしている割合が高いが、家に居場所の少ない男性陣が、一人きりになれるトイレに籠もりがちということだろうか。

Q. 相手(配偶者)の時間の使い方で、長すぎてあなたがイライラするのはどんな行動か(出典/シチズン時計「夫婦の時間」調査のリリースより転載)

Q. 相手(配偶者)の時間の使い方で、長すぎてあなたがイライラするのはどんな行動か(出典/シチズン時計「夫婦の時間」調査のリリースより転載)

また、この結果では次の2つの点も興味深い。
・2005年よりも2020年のほうが、イライラの度合いが高まっている
・夫が妻にイライラするより、妻が夫にイライラする度合いのほうが高い

2005年と比べていまの方が、時間のスピードが速いということもあるのか、ゆとりが減っているのではないかと懸念される。また、共働き率も増加するなか、妻は夫より家事や育児にも時間を取られているのが実態で、夫が家のことを何もしていないと感じる時間に、イライラするという側面もあるのだろう。

さて、シチズン時計では「身支度や生理現象に対しては歩み寄りも必要ですが、いい夫婦関係のために、スマホやゲームなど画面と向き合う時間には節度が求められます」と助言している。夫婦円満のためには、夫婦でいるときには、ぜひ画面に向き合う時間に配慮してほしい。

土曜日の午前10時が狙い目?

夫婦円満のもう一つのヒントが、「最も心地よい」と感じる時間帯だ。
夫も妻も「土曜日」が最も心地よいと感じると回答(夫:39.5%、妻:37.0%)した。さらに時間帯まで見ると「土曜日の午前10時」の組み合わせが、心地よい時間のトップになるという。

おそらく、休日を迎えた土曜日の朝、朝食や朝の家事を終えて、ほっと一息してのんびり感を味わえる時間なのではないか。この時間こそ、画面ではなく互いに向き合って、会話を楽しんだり、同じことを体験したりすれば、さらに心地よくなることは間違いなしか?

夫婦喧嘩をしていたら謝って仲直りするもよし、たまにはちょっと甘えてみたり、楽しかった思い出を語ったりして、夫婦円満を心がけてみよう。

この記事を読んだご夫婦が、今週の土曜日の午前10時にどんなことをするのか、ちょっと楽しみにしている。

タダ同然の空き家も引く手あまた!? 「家いちば」から空き家問題の新提案

立地が不便だし、ボロボロでタダ同然でも売れない、親類の空き家が重荷となっている……。
「空き家」が社会問題となってずいぶん経ちますが、売主さんの不安や負担、事情を聞くと、簡単には解決できないことが多くあります。そんな物件にストーリーを付与することで、売買を可能にしている企業があります。

空き家問題解決の新しい糸口を探るべく、不動産を売りたい人のための掲示板サイト「家いちば」を運営する藤木哲也さんにお話を聞きました。

住宅の売買に専門家はいらない!? 先入観を取り払うサービスお話を聞かせていただいた家いちばの代表取締役・藤木哲也さん(写真提供/藤木さん)

お話を聞かせていただいた家いちばの代表取締役・藤木哲也さん(写真提供/藤木さん)

家いちばでは、空き家などの不動産を「セルフセル方式」で売買しているとのこと。セルフセル方式とは一体どんな販売方式なのでしょうか。また、なぜそのような形態で不動産売買サービスを提供しようと考えたのでしょうか。

「セルフセル方式とは、不動産を売りたい人が自分で販売活動を行うスタイルのことです。通常、不動産の売買をするときには、仲介会社が販売活動や見学の調整を行いますが、家いちばでは、売主さんが自分で家いちばのサイトに物件画像や説明文を掲載します。その後も購入検討者の方と直接、見学日程の調整や条件交渉を行ってもらいます。僕たちは最終段階で本当にプロが入るべき業務のみ、例えば物件の調査や重要事項の説明など、契約のサポートを中心に行うようにしています」(藤木さん、以下同)

従来の不動産売買と異なり、家いちばでは売り手と買い手が直接交渉を行い、宅地建物取引士の手が入るのは最終段階が中心になる(撮影/唐松奈津子)

従来の不動産売買と異なり、家いちばでは売り手と買い手が直接交渉を行い、宅地建物取引士の手が入るのは最終段階が中心になる(撮影/唐松奈津子)

このスタイルに行き着くまでに最も大きな影響を与えたのが、日経BP社が国土交通省の補助を受けて実施した、「既存住宅流通市場活性化に関する実証実験」だそうです。

「売却希望者・購入希望者を集めてワーキンググループなどを行ったのですが、そこで僕が強く感じたことは『不動産を売りたい人、買いたい人は、国などが想定しているほど専門家の意見やサポートを必要としているわけではなかった』ということでした」

不動産の売買にはさまざまな法律や制度が絡みます。だから専門家の手が必要だ、という先入観を取り払い、売主さんが自分で調べたり、学んだりできるように促す、それがセルフセル方式なのですね。

不動産について「自分で調べる、学ぶ」という経験が価値になる

このように家いちばでは、専門家の知識と経験が絶対に必要になる”物件調査”と”契約”以外の過程は、できる限り売りたい人・買いたい人本人たちに任せているそうです。

「一般に、不動産を売却する人や、そのサポートをする不動産仲介会社は、いかに早く、高く売るかということを考えています。しかし、田舎の空き家や遊休不動産を扱っている中で多く出会ったのは、『売れるかどうかも分からない』『タダでもいいから安心できる人にもらってもらいたい』という売主さんたちの言葉で、決して早く・高くだけのニーズではないということでした。同じように買う人も『ボロボロの家屋は取り壊して、更地になったら買いたい』という人ばかりではなく、今あるものでこれからどうやって工夫して活用していこうかという発想を持っている人も多かったのです。

「家いちば」の掲示板の一例

「家いちば」の掲示板の一例

それらの取引を通じて僕が感じてきたのは『売りたい人も買いたい人も“賢い”』ということです。例えば、売主さんによっては、買主さんとコミュニケーションを取るなかでローンの選び方やどうすれば審査が通りやすいか、この物件にはどの商品がオススメか、といったことまでお話できる方がいます。それはそうですよね。購入されるときには、実際にご自身がさんざん真剣に悩んで、比較検討をしてローンを組んできたわけですから、情報収集や知識の習得に対する本気度が違います。

売主さんから質問をもらったときも、僕たちは自ら答えるのではなく例えば『役所の都市計画課に聞くと教えてくれますよ』などと話します。自分で調べたり学んだりすることでそれが知識となり、不動産売却の経験、自分で売ることの醍醐味になるんです」

「まるで面接かオーディション」。売り手が納得できる仕組み

売り手の本気度は、売りたい物件を掲載するとき、案内や交渉の過程でも見ることができます。

「森林や畑を含む1万平米近くの土地に、母屋や離れ、蔵、車庫などがある豪邸を相続した母娘がいました。広大な土地と建物の維持管理が大変なものであることを痛感していた母娘は、それを理解して永続的に管理ができる人を求めていました。多くの問い合わせや内見に対応するなかで、二人は『購入者に求める人物像』をまとめたのです。

物件ページには、『近所の方とうまくお付き合いのできる方』『長期的に山林などを保存、維持管理、活用が可能な方』『建物の大規模な改修をせず、天井の丸太の梁やふすまなど昭和の風情を残しながらお使いくださる方』などの項目を明記。応募フォームも自分でつくり、購入希望者が購入後の利用予定や森林等の維持管理計画まで書くものになりました。まるで面接かオーディションですよね」

売主さんが思いやストーリーを十分に記載することができ、購入希望者との直接のやり取りを通じて、心から納得して売却できることもセルフセル方式の魅力のひとつかもしれません。

「結果的に、こちらの物件は広い土地を有効に使って活動したいという法人へ売却が決まりました。住宅はもちろん、森や畑も有効に使う計画で、将来的にどんな状況になっても窓口となる役員が個人で引き継いでいくという強い意思を確認できたことで、二人は安心して売却されたのです」

「買ってから考える」もアリ! 不動産購入の可能性が広がる

一方、買主さんにとって家いちばで物件を購入することの最大の魅力は、その価格の手ごろさです。掲載されている空き家の中心価格帯は100万円前後、場合によっては0円物件もあります。当然、価格が安いからにはそれだけの理由、例えば通常の住居としては使いづらい、かなり手を入れる必要があるなどの難点があるものですが、そのような物件をお試しとして用途が未定のまま購入する人も多いといいます。

温泉が出るリゾートマンションの1室が80万円で売られているケースも。(管理費と温泉使用料は別途1万7800円/月)(写真提供/家いちば)

温泉が出るリゾートマンションの1室が80万円で売られているケースも。(管理費と温泉使用料は別途1万7800円/月)(写真提供/家いちば)

「別荘やセカンドハウス、あるいは『遊びの拠点』として比較的軽いノリで購入されますね。なかには『何に使うかまだ決まっていない』『買ってから考える』という人もいます」

購入された物件が何に使われるのかは、買主さんによって本当にさまざまな様子。藤木さんにとって印象的だった事例を聞くと「廃墟となったガソリンスタンドをバイク置き場として購入した人」だそうです。

「茨城県の霞ヶ浦湖畔で50年以上前に建てられたガソリンスタンドが廃業し、10年以上放置されていました。老朽化は激しく、地下タンクを処分するのに土壌汚染が懸念されるため、一般の不動産流通にも乗せられない。解体に数百万円はかかるといわれてお手上げ状態でした。そんな物件を購入され、お手持ちのバイクを数十台搬入されたときにはそんな使い方もあるんだ! と本当に驚きました」

廃業したガソリンスタンドを(写真提供/家いちば)

廃業したガソリンスタンドを(写真提供/家いちば)

バイク置き場に(写真提供/家いちば)

バイク置き場に(写真提供/家いちば)

売る人と買う人、双方が幸せになって社会問題も解決!

さらに藤木さんは「活用されない低利用不動産が新たな持ち主によって中利用不動産、高利用不動産となることは、地域の人や街にとってもいい影響を与える」と考えています。

そのまま民泊を始められるくらい、すでに整備された物件も(写真提供/家いちば)

そのまま民泊を始められるくらい、すでに整備された物件も(写真提供/家いちば)

「家いちばで物件を購入した人の中には、複数の物件を購入して、将来的には民泊を経営したり、その街の活性化に寄与したいと考えている人も少なくありません。安い物件を買えば、安い賃料で展開できるため、低所得層など、住宅の確保が難しい人にも賃貸できます。なかには一般の人でも運用のプロのような人もいますが、空き家問題をはじめとする社会問題をどうにか解決したい、という想いで購入する人もいるんです」

複数の物件を購入したり、社会問題の解決を目指したり、といったことが可能になるのは「低価格」の物件ならではでしょう。一方で「安かろう、悪かろう」の言葉のように、当然、安いからには何かしらの理由があってそこに不安を感じる人も多くいるのではないのでしょうか。

「だから、僕たちプロがいます。不動産売買をする人が求めているのは専門家ではない、と言いましたが、求めているのは『安心』です。物件調査を念入りに行い、物件のもつデメリットもしっかり納得したうえで売る人、買う人、そして社会全体が満たされたものになればと思います」

藤木さんの「売れる値段で売るという、市場の原理に任せればいい」の言葉の通り、いま、家いちばでは毎日1物件に数十件の問い合わせが入っており「掲載する空き家が足りない」状態だといいます。将来的にどんどん増え続けるといわれる空き家が、売主さんも買主さんも心から満足できる取引を経て活用され、社会問題の解決にもつながるとすれば、こんなに素晴らしいことはありません。そのために重要なことは「自分で売る」「自分で学ぶ」「自分で見極めて買う」覚悟なのかも……と、家いちばのセルフセル方式から垣間見たように思います。

記事では書ききれなかったユニークな活用事例の数々が家いちばの書籍『空き家幸福論』(11月20日発刊)には掲載されていました。自分がとことん納得できる形で不動産売買を実現した先輩たちの事例を知ることも、自分で学ぶことの一歩かもしれません。

『空き家幸福論』(日経BP)●取材協力
藤木哲也(ふじき・てつや)さん
家いちば株式会社代表取締役CEO。1993年、横浜国立大学建築学科卒。ゼネコンで現場監督、建築設計事務所で設計、住宅デベロッパーを経て、不動産ファンド会社にて不動産投資信託やオフィスビル、商業施設などの証券化不動産のアセットマネジメントに携わる。豪ボンド大学のビジネススクールにてMBA(経営学修士)を取得後、2011年に家いちばの前身となる不動産活用コンサルティング会社、エアリーフローを設立。15年に「家いちば」サイトをスタート、19年、家いちば設立
『空き家幸福論』(日経BP)
・家いちば

権之助坂沿いの頼もしいヤツ

所在地:目黒区下目黒
16万9,000円 / 46.32平米
山手線「目黒」駅 徒歩3分

内装よし!立地よし!目黒駅から権之助坂を下ること約3分という、グッドポジションなマンションの一室に、すてきな空間を発見!



天井は抜かれてコンクリート剥き出し、色味の良いフローリングに白の壁紙と、やりすぎずに程よく、リノベーションされた空間。男性にも女性にもウケそうな絶妙な塩梅は ... 続き>>>.
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“タイニーハウス”が災害時の避難場所に!? 山梨県小菅村で「ルースターハウス」誕生

地震や台風、風水害、豪雪などの自然災害が多発する日本。しかも2020年は新型コロナウイルスが流行し、災害発生時の避難場所、仮設住宅をどう備えるのかが課題となっています。今回、そんな感染症流行下の避難場所としても活躍しそうな「タイニーハウス」が、山梨県小菅村に誕生しました。その背景や思いを聞いてきました。
山梨県小菅村で、災害発生時に避難場所になるタイニーハウスが誕生

人口約700人、多摩源流の山間にある小菅村は、10~25坪の小さな小屋が次々と誕生している「タイニーハウス村」として、以前、SUUMOジャーナルでも紹介しました。

山あいにある小菅村。多摩川の源流の村でもあります(写真提供:SUUMOジャーナル編集部)

山あいにある小菅村。多摩川の源流の村でもあります(写真提供:SUUMOジャーナル編集部)

小菅村のタイニーハウスのひとつ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

小菅村のタイニーハウスのひとつ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

この小菅村で今年10月に誕生したのが、感染症対応をしつつ、災害発生時に避難場所として活躍するタイニーハウスの「ルースターハウス」です。

2020年10月にお披露目となった「ルースターハウス」。見た目はかわいいが、避難所になる(写真提供/小菅村)

2020年10月にお披露目となった「ルースターハウス」。見た目はかわいいが、避難所になる(写真提供/小菅村)

ちなみに、「ルースター」は英語で、雄鶏という意味のほか、とまり木、ねぐらという意味があるとか。災害時のひとときの住まいという意味で、「ルースターハウス」と名付けたといいます。

このルースターハウスの特徴は、災害時、感染症対策をしながらの避難場所になるだけでなく、(1)軽トラ一台で持ち運べる、(2)4m×4mのスペースに、ドライバーとレンチがあれば大人2~3人で、1時間程度で組み立てられ、(3)山梨県の木材を活用する、といった点にあります。トイレやシャワーなどの水まわりはありませんが、家族4人程度のプライバシーを保ちながら仮住まいすることが可能です。

地元の間伐材を加工して集成材とし、建物の骨組みにしている。避難場所、資源の有効活用、地元の産業振興と一石三鳥にもなる(写真提供/小菅村)

地元の間伐材を加工して集成材とし、建物の骨組みにしている。避難場所、資源の有効活用、地元の産業振興と一石三鳥にもなる(写真提供/小菅村)

(写真提供/小菅村)

(写真提供/小菅村)

ルースターハウスの原型は、「タイニーハウスコンテスト」の応募作品

このルースターハウスの仕掛け人となったのは、前回の取材でも登場してくれた一級建築士・技術士の和田隆男さんと小菅村村長の舩木直美さんの2人です。

「小菅村では毎年、タイニーハウスコンテストを開催しているのですが、2019年に最優秀賞を獲得していた、滝川麻友さんの『森を浴びる家』のアイデアはすばらしく、なんとかかたちにしたいと思っていました」と和田さん。

『森を浴びる家』の応募時の模型。当初は好きな場所で組み立てることができ、自然の明かりで目覚める住まいを考えていて、防災用の用途は考えていなかったといいます(写真提供/小菅村)

『森を浴びる家』の応募時の模型。当初は好きな場所で組み立てることができ、自然の明かりで目覚める住まいを考えていて、防災用の用途は考えていなかったといいます(写真提供/小菅村)

しかし、今年はコロナウイルスの流行もあり、サンプルをつくるのは難しいと考えていたところ、舩木村長から「組み立て式の建物でポータブル。これは、感染症流行下の避難場所として活用できるのではないか。費用はなんとか工面するので、かたちにしてみよう」と提案があり、サンプルづくりを進めたそう。

そもそも、災害発生時に自治体が設置する避難所は、学校などの公共施設に開設されることが多く、多数の人が避難生活を送るため、プライバシーが確保できない、感染症の集団感染が起きるといった問題点が指摘されてきました。

「災害はいつ、どこで発生するかわかりません。しかも今年はコロナウイルス対策として、避難場所の受け入れ人数を半分以下とせざるを得ないため、国も地方自治体も頭を悩ませています。このルースターハウスは組み立て式で持ち運べる。ひょっとしたら避難場所になるのでは、という思いがありました」(舩木村長)

ちなみに、東日本大震災発生時には、「まわりに迷惑がかかると感じた」「設備面で滞在に支障があった」といった理由で避難所から退所していった人が多かったそう(平成25年「避難に関する総合的対策の推進に関する実態調査結果報告書」内閣府)。特に小さな子どもや高齢者・障がいがある人にとっては、避難所での大きな場所が区切られていない、集団生活は大きなストレスとなることでしょう。

また、小菅村では2019年台風19号で被災し、道路が寸断された経験があることから、災害時に空輸・持ち運びしやすさを考え、組立前の重量350kg以内、一つのパーツの長さ1.8m、重さ10kg未満など、軽トラに乗せられる「持ち運びやすさ」にもこだわったといいます。

材料は軽トラック一台で運べる(写真提供/小菅村)

材料は軽トラック一台で運べる(写真提供/小菅村)

「地方の山間の集落は道路も細く、大型トレーラーが入れないことがあります。機動力のある軽トラで持ち運べることというのはサンプルをつくるのにあたって何度も言われました」と和田さん。被災経験があり、地方の実情を知っているだけに、その説得力は十分です。

船木さんは、「このルースターハウスがあれば、周囲の目を気にせずに避難生活が送れます。感染症が流行する心配もなく、自宅とまではいかなくとも、多少なりともくつろげることでしょう」といいます。

タイニーハウスの表彰式での和田さん(左)、デザインした滝川さん(中央)、村長の舩木さん(右)(写真提供:小菅村)

タイニーハウスの表彰式での和田さん(左)、デザインした滝川さん(中央)、村長の舩木さん(右)(写真提供:小菅村)

ちなみに、このルースターハウスの原型となった『森を浴びる家』をデザインした滝川麻友さんは、応募当時、高校生でしたが(!)、現在は早稲田大学建築学科に進学したといいます。
「今回のサンプルを拝見して、自分が空想していたことが現実になったのが、いちばんの驚きでした。私の妄想が大人のみなさんの力でかたちになっていき、貴重な経験をさせていただいたと思っています」と話します。若い着想と大人の力が組み合わさって新しいタイニーハウスができる。まるでドラマのような展開ですね。

気になる価格は80万円程度? 平時はグランピングとして活用!

今回のルースターハウスはまだサンプルの段階ですが、実用化にあたっての課題、今後の活用法についても聞いてみました。

「骨組みは木材ですが、タイニーハウスの外側はポリエステル樹脂を使っていて、通気性や断熱性などの居住性を高めつつ、耐久性も確かめたいですね。また、デジタルファブリケーションを使って加工しているので、1基を生産するのに5日間かかりました。量産化するのであればこのペースアップ、1基の価格設定でしょうか」と和田さん。ちなみに現在だと外皮を含めて一基80万円ほどかかりますがこれからコストダウンを考えますとの事。舩木村長からも、もう少し安く、早くできるようにプッシュされているとか。

デジタルファブリケーションを用いて木材を加工している(写真提供/小菅村)

デジタルファブリケーションを用いて木材を加工している(写真提供/小菅村)

「ルースターハウスは、平時はグランピングやキャンプなどの宿泊施設としてお金を稼ぎ、非常時には仮設住宅、避難場所として活用することを考えています。小屋もしまっておくのではなく、平時も非常時も活用できるのが理想ではないでしょうか」(舩木村長)

グランピングやキャンプなど宿泊施設としての活用も検討中(写真提供/小菅村)

グランピングやキャンプなど宿泊施設としての活用も検討中(写真提供/小菅村)

移動可能な小さな住まいにはモンゴルの伝統家屋「パオ」、避難場所として受け継がれてきた日本の「板倉小屋」がありますが、ルースターハウスは「パオ」や「板倉小屋」のいいとこ取りをしています。もちろん、自然災害が起きないに越したことはありませんが、世界中で気候変動が進む今、日本のみならず各国で住まいの備えが必要になりつつあります。もしかしたらルースターハウスは、日本発の持ち運べる避難場所として世界に広まっていくかもしれません。

●取材協力
小菅つくる座
小菅村 ルースターハウス
タイニーハウス小菅プロジェクト

多摩川リバーサイド

所在地:川崎市中原区丸子通
11万6,000円 / 23.56平米
東急東横線「新丸子」駅 徒歩9分

多摩川にかかる丸子橋のすぐ側に立つ、リバーサイド物件のご紹介です。



物件は8階建ての3階部分ですが、この高さでも十分眺望がいいです。本当に目の前が多摩川なので、視線の先に建物がなくとても開放的です。



間取りは広めの1部屋と、半層上がる水回りとロフトの1.5層。天井が高く、上か ... 続き>>>.
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中華街ディープ 3rd

所在地:横浜市中区山下町
8万4,000円 / 31平米
みなとみらい線「元町・中華街」駅 徒歩8分

ここは横浜中華街の際(きわ)。



どこからどこまでが中華街か、意見が分かれるところですが、ボクの中では際です。なので、平日・休日を問わず賑わっている街の中で、ここはそれほどうるさくありません。(旧正月の2月はかなり賑わっています)



さて、そんな場所に設備の老朽化に伴い、オーナー ... 続き>>>.
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屋上と光あふれる空間

所在地:川崎市高津区久地
3,880万円 / 83.47平米(建物) 60.56平米(敷地)
東急田園都市線・東急大井町線「溝の口」駅 徒歩20分

遠くまで見渡すことができる開放的な屋上と、大きく吹き抜け、至る所から光が差し込む心地よいリビングが特徴の築浅戸建てのご紹介です。



まず初めに注意点を。建物の東側には「養周院」という400年以上歴史のある寺院の墓があります。決して暗い雰囲気ではないのですが、気になる方もいることか ... 続き>>>.
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おおらかな気持ちで

所在地:北区上中里
12万5,000円 / 63.27平米
京浜東北線「上中里」駅 徒歩1分

19畳の広々LDKには、陽光がたっぷり射しこみます。カップルはもちろん、ビジネス街でバリバリ働く一人暮らしもありだと思います。



内装は木が主で、全体的にあたたかい印象。LDK内には2本の太い柱が取り付けられて、ちょっとしたアクセントになっています。また共用廊下に面する和室も、和 ... 続き>>>.
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登校時間は1分未満

所在地:国分寺市東恋ヶ窪
18万円 / 85.77平米
中央線「国分寺」駅 徒歩15分

広々と日当たりのいいルーフバルコニーは、小学校のグラウンド向き最前列。窓を開けると、元気な子どもたちの声が聞こえてきます。



グラウンドにしっかり面したバルコニーですが、緑のおかげで視線がそれほど気にならないのもポイントです。周辺は住宅街のため、眺望も3方向にしっかり抜けています ... 続き>>>.
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神は細部に宿る

所在地:中央区築地
9万4,600円(税込) / 21.56平米
日比谷線「築地」駅 徒歩2分

約20㎡弱というコンパクトな空間に、家具を愛するオーナーのこだわりがつまったワンルーム。



床は無垢材を寄せ木張りしたフローリング。壁面は壁紙ではなく塗装仕上げ。空間のベースはシンプルに、そして上質に。



「神は細部に宿る」と著名な建築家が残した言葉がありますが、この部屋にはまさ ... 続き>>>.
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ロマンに溢れてる

所在地:渋谷区神宮前
14万円 / 35平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩10分

神宮前のちょっと入った場所に立つ、築60年の小さなテラスハウス。3部屋の募集ですが、それぞれ異なる雰囲気にリノベーションされています。



特におすすめしたいのはD号室。古い床材や天井の味わいを残しつつ改装された区画です。



天井を抜いて小屋裏をあらわした2階は、天井高が3m以上あ ... 続き>>>.
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アートセンター横に拠点を

所在地:千代田区外神田
9万2,565~12万5,235円(税込) / 30.9~41.81平米
銀座線「末広町」駅 徒歩3分

旧千代田区立練成中学校を改修して誕生したアートセンター「3331 Arts Chiyoda」に隣接する古き良きビル。天井が高く、ちょっと手を加えるだけで化けそうな2階部分がまるっと空いています。



佇まい渋く、風格のある外観。1階は古くからつづいている印刷工場になっており、上階に ... 続き>>>.
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神楽坂で軽やかに

所在地:新宿区南山伏町
19万8,000円 / 53.64平米
都営大江戸線「牛込神楽坂」駅 徒歩3分

□月総支払額が下がりました□



建築士の奥様が設計をされ、リノベーションされた室内。リモートワークにも便利な部屋配置です。住みやすさに重きをおきつつ、暮らしにリズムを感じさせてくれます。また、事務所としての利用もできます。



部屋が改装されたのは約3年前。床は無垢のパイン材で柔ら ... 続き>>>.
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屋上家屋メゾネット

所在地:中野区新井
15万円 / 53.08平米
中央線「中野」駅 徒歩10分

ちょうどバブル経済の頃、商店街沿いに地元の設計会社が立てた自社ビルの一室。



今回ご紹介する部屋のつくりは1LDK。4階は2部屋を一つにまとめた、広々とした空間に、5階がペントハウスと屋上のメゾネットです。



15畳の洋室は、ダイニングテーブルを置いてもソファーを置ける広さが確保 ... 続き>>>.
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森のミュージカル

所在地:調布市若葉町
9万5,000円 / 44.6平米
京王線「仙川」駅 徒歩10分

ざあっと木の葉がかすれる音、ゆらゆらと畳に映る木漏れ日は、まるで森のミュージカル。心やすらぐ自然のBGMや情景に身を任せて、のんびりと暮らしてみませんか。



木々が茂る丘の中腹に、ひっそりと立つ建物の最上階。窓の外に立つ立派な三本の木の隙間からは、抜けた景色。緑も眺望も楽しめるぜ ... 続き>>>.
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行灯のような光とリバーサイド

所在地:横浜市西区北幸
27万円 / 71.41平米
東海道線・東急東横線「横浜」駅 徒歩9分

横浜西口の川沿い、オフィス街を抜けた所にある物件です。



いかにもなオフィス街に立地するでもなく、雑多な飲食店があるエリアでもなく。程よい住環境。建物はピシッとした造りになっているので、良いギャップかもしれません。



エレベーターに乗る為にセキュリティを解除します。そうすると行き ... 続き>>>.
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大口通の温かみワンルーム

所在地:横浜市神奈川区大口通
7万2,000円 / 21.1平米
京浜急行本線「子安」駅 徒歩4分

京急子安駅とJR大口駅を結ぶ、大口通商店街と大口通一番街は、横浜市内屈指の規模を誇る商店街。



昔ながらの店から、コアな店、怪しげな雰囲気の店など、いろんな店があります。もちろんスーパーもあります。



そんな商店街なので、この街に住んだら楽しく暮らせるんだろうなと思います。



今 ... 続き>>>.
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あの名作が見たくなる!?

所在地:台東区台東
9万8,000円 / 25.05平米
日比谷線「仲御徒町」駅 徒歩5分

近未来の荒廃した世界を描く『マッドマックス』という映画を見たことはありますか?



広大な砂漠で、改造したゴツい車やバイクを走らせるモヒカン頭の荒くれ集団に、さすらいの一匹狼が立ち向かうという物語で、独特の世界観を持つ作品です。



まるで少年が夢見る格好良さを、そのまま反映させたか ... 続き>>>.
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公園のお隣さん

所在地:三鷹市新川
15万円 / 98.1平米
中央線・井の頭線「吉祥寺」駅 バス11分 「南新川」バス停 徒歩2分

目の前に公園の緑が広がる、気持ちのいいリビング。駅からは離れているけれど、ゆとりのある暮らしが叶いそうです。ルームシェアに、いかがでしょう?



物件が位置するのは吉祥寺駅からずーっと南に下ったところにある、新川というまち。その中心部、仙川平和公園の目と鼻の先、黄色い外観が目印です ... 続き>>>.
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シンプルを楽しむ暮らし

所在地:江東区豊洲
22万円 / 75.44平米
有楽町線「豊洲」駅 徒歩2分

レトロなマンションの7階。ドアを開けると、リノベーションされたすっきりとシンプルな空間が広がっていました。



間取りはバーンと大きな約25畳のLDKと約6畳の洋室。おまけに玄関の横には土間のスペースがあります。ここに何を置きましょう。ちょっとした余白があるとワクワクしますよね。

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下町の白い隠れ家

所在地:中央区月島
13万2,000円(税込) / 66.1平米
都営大江戸線「勝どき」駅 徒歩4分

東京の下町、月島。路地の奥にひっそりと佇む姿が、まるで隠れ家のような戸建てのご紹介。



路地の奥の戸建て、というだけで気になる存在ですが、内装についても、柱やレトロな建具を残し、素材を生かしたリノベーションがされていて、思わずグッときてしまいました。



全体的な印象としては、床は ... 続き>>>.
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大田区「池上」が進化中!リノベで街の魅力を再発掘

日蓮宗の大本山「池上本門寺」が13世紀に建立されて以来、門前町としてにぎわってきた東京都大田区池上。2019年ころから、地域の持続的な発展を推進する「池上エリアリノベーションプロジェクト」が進行中で、歴史ある街の各所に新たな感性が芽吹いている。大田区と共同で同プロジェクトに取り組む東急株式会社の磯辺陽介さんの案内で、魅力を増す池上の街歩きをしてみよう!
街リノベは目的ではなく手段、プロジェクトで池上のポテンシャルを引き出す

3両編成の電車がコトンコトンと行き交う東急池上線。五反田と蒲田という二つの繁華街を繋いでいるにも関わらず、沿線はローカル感が漂う。もともと池上本門寺の参拝客のために生まれた路線で、池上はその中心的存在だ。

(写真撮影/相馬ミナ)

(写真撮影/相馬ミナ)

池上のシンボル、池上本門寺。宗祖日蓮聖人の命日に行われる法要「お会式(おえしき)」は毎年10月11~13日の3日間執り行われ、30万人にも及ぶ参詣者で街がにぎわう(写真撮影/相馬ミナ)

池上のシンボル、池上本門寺。宗祖日蓮聖人の命日に行われる法要「お会式(おえしき)」は毎年10月11~13日の3日間執り行われ、30万人にも及ぶ参詣者で街がにぎわう(写真撮影/相馬ミナ)

2020年7月に生まれ変わった池上駅構内には、木がふんだんに使われ、電車を降りると木の香りがする。池上本門寺の参道に繋がるようなイメージでデザインされたという自由通路を抜け、駅北口から池上本門寺方面に向かおう。駅前には、池上名物・くず餅の老舗「浅野屋 」が店を構える。

「池上は、くず餅発祥の地とも言われていて、老舗のくず餅屋さんが何軒もあるんですよ」と磯辺さんが教えてくれた。池上が地元の方には当たり前の風景かもしれないが、コンパクトなこの街の中に数百年続くお店が点在しているのは、すごいことではないだろうか。

池上駅前。駅舎は構内踏切がある平屋から、地上5階建てのビルに生まれ変わった。駅ビルのエトモ池上は2021年春に開業予定(写真撮影/相馬ミナ)

池上駅前。駅舎は構内踏切がある平屋から、地上5階建てのビルに生まれ変わった。駅ビルのエトモ池上は2021年春に開業予定(写真撮影/相馬ミナ)

「池上は「池上本門寺」に約700年寄り添ってできた街です。もともと街はありますし、 “まちづくり”という単語がおこがましいと思っているんですが……」と磯辺さんは前置きしつつ、「『池上エリアリノベーションプロジェクト』は、人や場所、歴史、文化などの地域資源を、再発掘・再接続・再発信によって活かすまちづくりの取り組みです」と説明してくれた。

2017年3月、池上で東急主催のリノベーションスクール(※)を実施したことをきっかけに、プロジェクトが始動した。数ある東急線沿線の街の中から池上を選んだ理由を尋ねると、「池上駅をリニューアル予定だったこともあるのですが、池上のヒューマンスケールというか、こぢんまりとしていて血が通っている感じが、リノベーションスクールの世界観と合いそうだと感じたんです」と磯辺さん。

※全国各地で開催される、まちなかに実在する遊休不動産を対象とし、エリア再生のためのビジネスプランを提案し実現させていく実践型スクール

場をつくって終わりではなく、まちづくりに取り組む人をサポート池上駅北口から池上本門寺へ向かって延びる池上本門寺通り商店会。旧参道にあたり、「SANDO(サンド)」(写真右側の建物)はその入り口にある(写真撮影/相馬ミナ)

池上駅北口から池上本門寺へ向かって延びる池上本門寺通り商店会。旧参道にあたり、「SANDO(サンド)」(写真右側の建物)はその入り口にある(写真撮影/相馬ミナ)

磯辺さんの案内でまず訪れたのが、「SANDO BY WEMON PROJECTS(サンド バイ エモン プロジェクツ、以下SANDO)」。池上エリアリノベーションプロジェクトの一環として誕生した、“コーヒーのある風景”をコンセプトに活動するアーティストユニット「L PACK.(エルパック)」と、建築家の敷浪一哉さんが運営する、カフェでありプロジェクトの拠点だ。

「『SANDO』のことを普段僕らは、“カフェを装っている”と言っているんです」と磯辺さん。どういうことか尋ねると、「お客さんとの会話から地域資源を見つけたり、外から訪れた人とマッチングをしたり、カフェ以外の役割も担っているんです」という答えが返ってきた。

「SANDO」の店内。カウンターではテレワークをする若者、テーブル席ではゆったり腰掛けて談笑する年配の方など、幅広い世代が思い思いに過ごしていた(写真撮影/相馬ミナ)

「SANDO」の店内。カウンターではテレワークをする若者、テーブル席ではゆったり腰掛けて談笑する年配の方など、幅広い世代が思い思いに過ごしていた(写真撮影/相馬ミナ)

「パウンドケーキセット」(900円・税込)でひと息(写真撮影/相馬ミナ)

「パウンドケーキセット」(900円・税込)でひと息(写真撮影/相馬ミナ)

「SANDO」は、東急と大田区による街づくり勉強会の会場にもなっている。ウィズコロナや事業継承などをテーマに、ゲストを招き、参加者である若手事業者へヒントや気づきの場になればと不定期に開催。場をつくって終わりではなく、池上エリアが持続的に発展するためのサポートの在り方を模索しているそう。

「SANDO」では、フリーペーパー「HOTSANDO」を月に1回発行。情報発信だけでなく、取材を通して地域資源を発掘する役割も(写真撮影/相馬ミナ)

「SANDO」では、フリーペーパー「HOTSANDO」を月に1回発行。情報発信だけでなく、取材を通して地域資源を発掘する役割も(写真撮影/相馬ミナ)

「池上エリアリノベーションプロジェクト」開始からわずか約1年半にも関わらず、すでにリノベーション物件が3事例開業。「ここまで早く事業が動いたのは、池上が歴史ある街であることが大きいのでは」と磯辺さんは分析する。続いてはその3事例を見せてもらおう。

多才な夫婦が目指す、地域と人とが繋がる拠点「つながるwacca」

1軒目は「池上本門寺通り商店会」を進んで、「つながるwacca」へ。介護福祉士の社交ダンサー・井上隆之さんと、管理栄養士のヨガインストラクター・千尋さん夫妻が運営する多目的スタジオだ。

池上本門寺通り商店会の様子。呉服店や煎餅店など、古くからあるお店が今も元気に営業している(写真撮影/相馬ミナ)

池上本門寺通り商店会の様子。呉服店や煎餅店など、古くからあるお店が今も元気に営業している(写真撮影/相馬ミナ)

地場の不動産会社が所有するスペースを題材に、街への思いを持つ開業希望の人たちとマッチングさせる企画「KUMU KUMU」に、自分・人・地域がつながる場として井上さん夫妻が提案。大人向けはもちろん赤ちゃん と一緒にできるヨガをはじめ、食イベントや親子カフェマルシェなどが行われている。

コインランドリー横の空きスペースをリノベーションして誕生した「つながる wacca」。取材に訪れた際は「ちょこっとカフェ」の営業中(写真撮影/相馬ミナ)

コインランドリー横の空きスペースをリノベーションして誕生した「つながる wacca」。取材に訪れた際は「ちょこっとカフェ」の営業中(写真撮影/相馬ミナ)

2020年春に開業予定だったが、コロナの影響で8月に延びた。それでも「その分ゆっくりしたペースで準備を積み上げられたかな」と隆之さん。「夫がポジティブなので私も前向きになれました」と千尋さんも笑う。

とにかく笑顔が素敵なお二人で、話しているとこちらも気持ちが明るくなる。そんな井上さん夫妻の元にふらっと集まるご近所さん同士が、自然と繋がれる、そんな空気感に包まれた場だ。

娘さんを抱っこする井上隆之さんと千尋さん。「池上の“人”が好きです。人と繋がりやすいのもいいですね」と千尋さん(写真撮影/相馬ミナ)

娘さんを抱っこする井上隆之さんと千尋さん。「池上の“人”が好きです。人と繋がりやすいのもいいですね」と千尋さん(写真撮影/相馬ミナ)

池上愛が偶然マッチして生まれたシェアスペース「たくらみ荘」

続いては、池上本門寺通り商店会の一本お隣、池上本通り商店会の乾物店「綱島商店」2階に入る「たくらみ荘」。探究学習塾を軸としたシェアスペースだ。新しい学びをプロデュースするa.school(エイ スクール)が運営している。

誕生のきっかけは、先ほどご紹介した「SANDO」が発行するフリーペーパー「HOTSANDO」の別企画で「綱島商店」を取材したことから。プロジェクトについて話す中で、「綱島商店」の方が「実はうちの2階が空いているから、街のためなら」と空間を提供してくれたのだそう。

(画像提供/東急)

(画像提供/東急)

「たくらみ荘」のビフォーアフター。天井や壁を取り払って、さまざまな使い方ができる開放的な空間に(画像提供/東急)

「たくらみ荘」のビフォーアフター。天井や壁を取り払って、さまざまな使い方ができる開放的な空間に(画像提供/東急)

「SANDO」の一角で時折開講していたしていたエイスクールが、池上で本格出店を検討していたところ、条件がマッチ。ある職業になりきりってさまざまなプロジェクトに取り組む「なりきりラボ」や仕事で使われる 生きた算数を学ぶ「おしごと算数」といった街を題材にした小学生向けの授業を中心に、多世代が学ぶ機会を提供している。

池上本門寺近くを流れる呑川。散歩コースや小学校の通学路になっていて、駅から少し距離があるものの人通りは多い(写真撮影/相馬ミナ)

池上本門寺近くを流れる呑川。散歩コースや小学校の通学路になっていて、駅から少し距離があるものの人通りは多い(写真撮影/相馬ミナ)

本を媒介にした社交の場「ブックスタジオ」

最後に訪れたのは、呑川沿いの「ブックスタジオ」。池上に本屋がなかったことからつくられたシェア本屋で、本棚の一枠分をそれぞれひとつの小さな本屋と見立て、各棚店主が当番制のような形で店番も担当し運営にも関わる 仕組みだ。

池上エリアリノベーションプロジェクトでは、本を媒介にした地域の交流促進の場をつくろうと、吉祥寺にある「ブックマンション」でこのシステムを運営していた中西功さんに協力を依頼。
「ブックスタジオ」は、同時期に 立ち上げの動きがあった、「ノミガワスタジオ(ギャラリー&イベントスペース)」のコンテンツのひとつとしてオープンした。

ノミガワスタジオは、動画配信スタジオ「堤方4306」とランドスケープデザイン設計事務所「スタジオテラ」 の共同事業。堤方4306の安部啓祐さんとスタジオテラの石井秀幸さんが、「ブックマンション」の趣旨に賛同したために、マッチングに至った。

30cm×30cmの棚ひとつ一つが、店主の個性溢れる小さな本屋。運営を始めて2カ月ほど、お客さんや場に合わせて     本     を     セレクトする棚店主がいたり、棚店主同士の交流もあったりするそう(写真撮影/相馬ミナ)

30cm×30cmの棚ひとつ一つが、店主の個性溢れる小さな本屋。運営を始めて2カ月ほど、お客さんや場に合わせて 本 を セレクトする棚店主がいたり、棚店主同士の交流もあったりするそう(写真撮影/相馬ミナ)

2020年9月にオープンして、取材日時点では約2カ月が経過したところ。金・土曜日の週2回しか営業していないにも関わらず、40ある本棚の半分ほどが埋まり、すでにリピーターの姿が見受けられた。

「コロナの影響で準備期間が延びたんですけど、その間、お店の前を通る方が“ここはなんぞや”と気になっていてくれたようで」と、石井さん。客層は、お散歩されている年配の方がふらっと訪れたり、親子が中でゆっくり過ごしたりというのが多いそう。無料で気軽に利用することができるのが魅力だ。

左から、堤方4306の安部啓祐さん、スタジオテラの石井秀幸さん、野田亜木子さん。「地元の人間ではありませんが、地域の人からフラットに接してもらえますし、その緩さが住みやすさに繋がっていると思います」と石井さん(写真撮影/相馬ミナ)

左から、堤方4306の安部啓祐さん、スタジオテラの石井秀幸さん、野田亜木子さん。「地元の人間ではありませんが、地域の人からフラットに接してもらえますし、その緩さが住みやすさに繋がっていると思います」と石井さん(写真撮影/相馬ミナ)

「店番を担当している店主さんは、テーブルを使って展示や販売、ワークショップなど1DAYギャラリーとして利用していただけることもあって、本以外の表現の場となって楽しんでくれているんじゃないですかね 」(石井さん)

安部さんも「僕らは本業のデザイン、動画配信、建築設計事務所の傍「ブックスタジオ」を運営しています。100%営利目的での運営ではないことが、ここの空気感に繋がっているのかもしれません。また、長く続けられるように、自分たちもなるべく無理をしないように心がけています。合言葉は“無理をしない”です」と話す。

「ブックスタジオ」そして運営の皆さんもすっかり街に溶け込んでいて、インタビュー中も通りかかる人々から次々と声を掛けられていた。

取材日には棚店主の息子さんが子ども店長となり、好きな鉄道をテーマにした展示を開催(写真撮影/相馬ミナ)

取材日には棚店主の息子さんが子ども店長となり、好きな鉄道をテーマにした展示を開催(写真撮影/相馬ミナ)

子ども店長が制作した池上駅の変遷をまとめた本。彼の池上駅への愛に感動した磯辺さんが第1号の購入者に(写真撮影/相馬ミナ)

子ども店長が制作した池上駅の変遷をまとめた本。彼の池上駅への愛に感動した磯辺さんが第1号の購入者に(写真撮影/相馬ミナ)

「池上エリアリノベーションプロジェクト」にとても影響を受けたと話す石井さん。仕事でいろんな街の地域交流の場をつくったりしているものの、自分が住む街は平和で問題ないと思っていたというが、「住む街が楽しかったらもっといいんじゃないのと最近は思うようになりました。コロナ禍の影響と相まって、例えば街の歴史を学んだり、お店を開拓したりして”自分の街の解像度”をどう上げていくか、楽しさが長く続く方法などを同時に考えるようになって。磯辺さんたちは池上にどんな人がいるかというのを顕在化してくれていると思うんです。困ったらあの人と繋がろうかなと思えますし、この街で暮らす楽しさが増しました」

池上を案内してくださった磯辺さん。街歩きが大好きで、コロナの影響が出る前は、池上の街歩きを企画していたそう(写真撮影/相馬ミナ)

池上を案内してくださった磯辺さん。街歩きが大好きで、コロナの影響が出る前は、池上の街歩きを企画していたそう(写真撮影/相馬ミナ)

訪れた先々で感じたのは、利用者が子どもからお年寄りまで世代に偏りがなく、「池上エリアリノベーションプロジェクト」が幅広い層に受け入れられていること。ぽっとできた新しいものではなく、街の資源をパッチワークしてつくられたお店や施設なので、池上の人々に馴染んでいるのだと感じた。

そして何より重要なのは、街を想う人々の存在。紹介した「池上エリアリノベーションプロジェクト」のリノベーション事例以外にも、池上には街を愛する人々による古民家カフェなど 個性豊かな店が存在している。休日にふらりとまち歩きをしてみてはいかがだろうか。

●取材協力
・東急株式会社/大田区
・池上エリアリノベーションプロジェクト
・SANDO
・つながるwacca
・ノミガワスタジオ

曲線生かしのリノベーション

所在地:港区西麻布
16万5,000円(税込) / 68.69平米
日比谷線「六本木」駅 徒歩4分

美しく弧を描く壁面に、抜かれた天井。そしてグッと空間を引き締めるスチールサッシ。雰囲気よくリノベーションされた空間は、オフィスとして使いやすそうな印象です。



まず初めにお伝えしたいのは、この空間に残された時間があとわずかということ。再開発が決定していて現段階の予定では、2022 ... 続き>>>.
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秘密のオフィスは、まるでカフェ

所在地:千代田区神田淡路町
38万5,000円(税込) / 73.74平米
千代田線「新御茶ノ水」駅 徒歩2分

まさか細い階段を上った先にあるオフィスがこんな空間だったとは、外観からは想像ができませんでした。



そこはまるで、秘密の遊び場?カフェ!?



細い階段を3階まで上ると、吹き抜けが気持ちいい部屋。そこには大きな対面式のキッチンがあり、ちゃんとした料理もできそうです。窓際にソファとテ ... 続き>>>.
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中華街ディープ

所在地:横浜市中区山下町
6万7,000円 / 24.79平米
みなとみらい線「元町・中華街」駅 徒歩8分

ここは横浜中華街の際(きわ)。



どこからどこまでが中華街か、意見が分かれるところですが、ボクの中では際です。なので、平日・休日問わず賑わっている街ですが、ここはそれほどうるさくないです。



今回ご紹介の物件は設備の老朽化に伴い、6年前に室内がリノベーションされています。この建物 ... 続き>>>.
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「2020年の地価は下落へ転換?」「リフォーム経験者500人に聞いた!プラン&設備の満足度ランキング」【10月人気記事まとめ】

クリスマスソングが聞こえてきて、もうそんな時期かと時の流れの早さに驚く季節になりました。SUUMOジャーナルで10月に公開した記事でも「2020年の地価は下落へ転換? 分野別にみるコロナ禍の影響」といった総括記事や「リフォーム経験者500人に聞いた!プラン&設備の満足度ランキング」など、改めて家について考える記事が人気TOP10入りしました。詳しく紹介します。
2020年10月の人気記事ランキングTOP10はこちら!

1位 2020年の地価は下落へ転換? 分野別にみるコロナ禍の影響
2位 「東京駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2020年版
3位 団体信用生命保険、住宅ローン契約者の3割近くが「知らない」。どこまで保障?違いはあるの
4位 リフォーム経験者500人に聞いた!プラン&設備の満足度ランキング
5位 コロナで「フラワーロス」が深刻! 花と花農家を救う花屋の挑戦
6位 仕事後にひとっ風呂!「小杉湯となり」で銭湯コミュニティを高円寺に
7位 コロナ禍で失われた高齢者の居場所。豊島区で「空き家を福祉に活かす」取り組み始まる
8位 「くたばってたまるか」福井・ものづくりの町が工房一斉開放イベント「RENEW」で示す覚悟
9位 「新橋駅」まで電車で30分以内・家賃相場が安い駅ランキング 2020年版
10位 「新橋駅」まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版
※対象記事:2020年10月01日~2020年10月31日までに公開された記事
※集計期間:2020年10月01日~2020年10月31日のPV数の多い順

1位 2020年の地価は下落へ転換? 分野別にみるコロナ禍の影響

2020年の地価は下落へ転換? 分野別にみるコロナ禍の影響

(画像/PIXTA)

上昇が続いていた基準地価が、新型コロナウイルスまん延による先行きの不透明感により下落に転じています。しかしマイホーム需要は新築中古を問わず活況を呈しており、当面は好調を継続しそうな様子。分野別の現状を探りました。

2位 「東京駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2020年版

「東京駅」まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング

(写真/PIXTA)

東京駅まで電車30分圏内の家賃相場最新ランキングを紹介。地下鉄直通で交通利便性抜群の千葉方面エリアや、共働きでの子育てしやすさ調査で上位に入った街、「コンパクトシティ」を実践する街などがランクインしています。

3位 団体信用生命保険、住宅ローン契約者の3割近くが「知らない」。どこまで保障?違いはあるの

団体信用生命保険、住宅ローン契約者の3割が「知らない」。どこまで保障?違いはあるの

(画像提供/PIXTA)

住宅ローンを借りる際に加入が条件となっている「団体信用生命保険」の内容について、知らない人が多いそう。がんのリスクに考慮した特約など、さまざまな特約を利用することができますが、どんなものがあるのか、加入している保険よっては不要な特約や選ぶときの注意などを解説します。

4位 リフォーム経験者500人に聞いた!プラン&設備の満足度ランキング

リフォーム経験者500人に聞いた!プラン&設備の満足度ランキング

(画像提供/PIXTA)

リフォームを検討している人にとって参考になる、経験者によるプランと設備の満足度の生の声をリサーチ。プランで満足度1位だったのは、家族が交流しながら家事をこなせる「対面キッチン」、水まわり設備の1位は「お湯が冷めにくい浴槽」でした。

5位 コロナで「フラワーロス」が深刻! 花と花農家を救う花屋の挑戦

コロナで「フラワーロス」が深刻。花と花農家を救う花屋の挑戦

(写真提供/BOTANIC)

新型コロナウイルスの影響で需要が低迷している業務用花の廃棄を防ぐための、花業界の取り組みを紹介。提携農園から新鮮な花と、その花にまつわる情報を掲載した新聞が届くサブスクリプションサービスなどを行っています。

6位 仕事後にひとっ風呂!「小杉湯となり」で銭湯コミュニティを高円寺に

仕事後にひとっ風呂!「小杉湯となり」で銭湯コミュニティを高円寺に

(写真提供/小杉湯となり)

若者に人気の街、高円寺。創業80年を超える老舗人気銭湯が、お隣にカフェとワークスペースを併設しました。仕事しつつホッとできる拠点として、家族間のリモートワークで居場所に困っている人や、在宅育児の息抜きなど「街の中にある、もう一つの家」として機能しています。

7位 コロナ禍で失われた高齢者の居場所。豊島区で「空き家を福祉に活かす」取り組み始まる

コロナ禍で失われた高齢者の居場所。豊島区で「空き家を福祉に活かす」取り組み始まる

(画像提供/一般社団法人コミュニティネットワーク協会)

空き家対策と、高齢などで住宅確保が難しい人の増加というふたつの問題を一気に解決にするため、空き家率が23区で一番高い豊島区の、有志による取り組みを紹介。全国的にも成功事例の少ない、空き家の福祉への活用とは。

8位 「くたばってたまるか」福井・ものづくりの町が工房一斉開放イベント「RENEW」で示す覚悟

ものづくりを“見て、知って、触れる” 福井の体感型マーケット「RENEW」とは

(写真撮影/Tsutomu Ogino(TOMART:PhotoWorks)

福井県丹南エリアで開かれた、日本最大級の体感型ものづくりイベント「RENEW」。2015年の誕生以来、同地区には新たなギャラリーが20以上開店し、移住者も増えるなど街の景色が変わりつつあります。イベントの様子とともに、街の未来をつくってきた思いをうかがいました。

9位 「新橋駅」まで電車で30分以内・家賃相場が安い駅ランキング 2020年版

「新橋駅」まで電車で30分以内・家賃相場が安い駅ランキング 2020年版

(写真/PIXTA)

「サラリーマンの聖地」新橋駅へ30分圏内の家賃ランキングの最新版。横浜の「沖縄タウン」で知られる弁天橋駅は、土地の起伏の激しい横浜市でも比較的平坦な地形。下町情緒あふれる小岩駅は再開発が進み、今後への期待も膨らみます。

10位 「新橋駅」まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

「新橋駅」まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

(写真/PIXTA)

新橋へ30分圏内のシングル向け、カップル・ファミリー向けの中古マンション価格相場ランキング最新版。シングル向けの1位は鶴見駅の1530万円で、川口駅と川崎駅も要チェックな駅。カップル・ファミリー向けは鶴見小野駅の2230万円で、都内の駅も多数ランクインしています。

10月は、家賃相場が安い駅ランキングのランクインが目立ちました。コロナ禍の収まりはまだ見えませんが、2020年の地価の記事が1位になったように、このご時世だからこそ、そして新しい年へ向けて、家の購入を考える人も多いのかもしれません。暗いニュースが多い世の中ですが、その中に少しでも光明を見いだせるようにも思えました。

「新宿駅」まで電車で30分以内・家賃相場が安い駅ランキング 2020年版

日本屈指の繁華街・ビジネス街である新宿駅は、1日の平均乗降客数が世界で一番多いことで知られる巨大ターミナル駅。部屋探しの際は、通勤や遊びなどの便の良さが気になるところだ。そこで、新宿駅へ30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKを対象にした家賃相場が安い駅ランキングを分析。どんな駅があるか紹介しよう。新宿駅まで電車で30分以内、家賃相場の安い駅TOP15
順位/駅名/家賃相場/(沿線名/駅の所在地/新宿駅までの所要時間(乗り換え時間を含む)/乗り換え回数)
1位 京王よみうりランド 5.0万円(京王相模原線/東京都稲城市/27分/1回)
1位 生田 5.0万円(小田急線/神奈川県川崎市/22分/1回)
1位 稲城 5.0万円(京王相模原線/東京都稲城市/29分/1回)
4位 朝霞台 5.3万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/29分/1回)
5位 読売ランド前 5.4万円(小田急線/神奈川県川崎市/24分/1回))
6位 京王稲田堤 5.7万円(京王相模原線/神奈川県川崎市/28分/1回)
7位 朝霞 5.8万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/29分/1回)
7位 百合ヶ丘 5.8万円(小田急線/神奈川県川崎市/26分/1回)
7位 稲田堤 5.8万円(JR南武線/神奈川県川崎市/29分/1回)
7位 西国分寺 5.8万円(JR中央線・武蔵野線/東京都国分寺市/30分/1回)
11位 西調布 5.9万円(京王線/東京都調布市/26分/1回)
12位 飛田給 6万円(京王線/東京都調布市/27分/1回)
13位 国分寺 6.1万円(JR中央線・西武国分寺線ほか/東京都国分寺市24分/0回)
13位 武蔵野台 6.1万円(京王線/東京都府中市/29分/1回)
15位 中野島6.2万円(JR南武線/神奈川県川崎市/26分/1回)
15位 向ヶ丘遊園 6.2万円(小田急線/神奈川県川崎市/19分/1回)

自然豊かなエリアで、地場農産物を楽しむ

1位は同額に3駅。京王よみうりランド駅と稲城駅は京王相模原線沿線の隣駅で、どちらも快速と区間急行が停車する。駅間距離は約2kmで、どちらも閑静な住宅街だ。

所在地である東京都稲城市は、東京都のベッドタウンで、多摩ニュータウンに含まれる。緑豊かで、都内であっても農業が盛んな地域、なかでもブランド梨の栽培で知られる。市と同名の品種「稲城」など、生産量が限られることから販売は地域の直売が中心で、わざわざ市外から買い求めにくる人も多いとか。梨以外の農作物も、市内のあちこちの農家の直売所で見かけることができる。

よみうりランド(写真/PIXTA)

よみうりランド(写真/PIXTA)

車を所有している人にとっては、道路の道幅が広く、コンビニや店舗などの駐車場が広い場所が多い点はうれしいところだろう。稲城インターチェンジも近いため、休日は自家用車での遠出を楽しみたい人は検討してもよさそうだ。

同じく1位の生田駅は、小田急線沿線の川崎市にある、各駅、準急、通勤準急の停車駅(通勤準急は上りのみ、準急は下りのみ運転)だ。明治大学の生田キャンパスの最寄駅であり、大学生の一人暮らしも多く、学生街の雰囲気も漂う。

周辺には大規模な商業施設などはなく、飲食店が充実しているとは言いがたいかもしれない。しかしその分、雰囲気は落ち着いていて、静かな環境といえそうだ。

スポーツや歴史、趣味との両立ができる街

12位の飛田給駅は、京王線の快速停車駅。副駅名は「味の素スタジアム前」で、プロサッカーチームのFC東京と東京ヴェルディの2クラブがホームスタジアムにしている同施設の最寄駅だ。サッカー以外の競技でも国際試合など大きな大会がある際には臨時列車が運行する。

大規模施設があるとはいえ、駅周辺は閑静な住宅街といった風情。少し行くと、広々とした芝生のなかにアスレチック施設などがある野川公園がある。サッカーなどのスポーツ観戦を楽しみつつ、落ち着いた生活ができる街といえそうだ。

野川公園(写真/PIXTA)

野川公園(写真/PIXTA)

13位の国分寺駅は、JR中央線や西武国分寺線、西武多摩湖線の3路線が利用できる。駅周辺には大型商業施設が充実しており、非常ににぎやかなエリアだ。

駅周辺は再開発が進んでおり、2018年には駅直結で商業施設「ミーツ国分寺」などが入っている新しい施設「cocobunji WEST(ココブンジウエスト)」も誕生。駅前広場も整備中だ。老朽化した建物などが新しく生まれ変わりつつある一方で、レトロな書店や個人経営のオシャレな飲食店などは健在。昔ながらの街並みはそのままに、快適性が向上している。

国分寺の地名は、かつて聖武天皇が日本各地に建てた寺院「国分寺」に由来している。そのため、万葉集にうたわれた植物を収集した美しい日本庭園があり、当時の文化を知ることができる国分寺万葉植物園や水と緑にあふれた武蔵国分寺公園など、壮大な歴史に思いをはせることができるスポットも数多い。

新宿は巨大なターミナル駅だけに、ランキングも都内だけでなく埼玉県や神奈川県と、あらゆる地域からのアクセスの万能ぶりがうかがえる。選択肢がたくさんあると悩ましくなるものだが、だからこそ、自分のお気に入りの部屋探しの楽しさも増すはずだ。

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている新宿駅まで電車で30分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2020/7~2020/9
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果(2020年10月30日時点)から算出。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が2回までの駅を掲載

広げたり区切ったり

所在地:杉並区和田
18万円 / 38.4平米
丸ノ内線「中野富士見町」駅 徒歩8分

住むにも働くにも心地のいい空間を目指し、建築家であるオーナーがリノベーションしたこの物件。38㎡という決して広くはない空間を最大限生かせるように工夫が凝らされています。



最大の特徴は使用方法によって間取りを変更できること。小上がりによって緩やかに区切られた室内は、可動式の本棚を ... 続き>>>.
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60年代の面影

所在地:新宿区中町
12万5,000円 / 46.28平米
都営大江戸線「牛込神楽坂」駅 徒歩5分

空を仰げる抜けた眺望と、木製サッシや型ガラス、真鍮(しんちゅう)製のドアノブなど渋い内装が特徴の物件。



水回りにも古いタイルや木製サッシが使われており、とても愛着が湧きます。壁は左官仕上げの塗り壁で、独特のごつごつ感あり。



その分ジャンクさも目立ちます。和室側の木製サッシは塗 ... 続き>>>.
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神楽坂を楽しむ、快適空間

所在地:新宿区矢来町
33万円 / 106.34平米
東西線「神楽坂」駅 徒歩3分

神楽坂駅から歩いて3分。魅力的な立地のコンクリート打ち放しの戸建て。一見カチッとした印象でしたが、室内に入るといい意味で裏切られました。



まず初めに注意点から。物件は2年間の定期借家契約で、再契約はできません。最短2年で退去の可能性があっても問題ない方は、以下にお進みください。 ... 続き>>>.
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緑と運動を暮らしの軸に

所在地:世田谷区深沢
14万円 / 50.1平米
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩19分

窓の外には多種多様な木々、畑、果樹園、そして空。マンションに隣接する、東京都立園芸高校の広大な敷地のおかげで近くに建物がなく、空が広いです。部屋に入り、思わず伸びをしてしまいました。



間取りは3DK。4.5畳洋室の引き戸は外してDKとゆるくつなげることが可能です。DKにダイニン ... 続き>>>.
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コロナ影響で民泊の廃止届出が増加!?民泊はどうなっていくのか?

コロナ禍で外国からの観光客が激減している。国内の外出自粛もあって、観光地やビジネス街の宿泊施設は打撃を受けた。一方で、GOTOトラベルで国内の観光客が戻りつつある。そんななか、観光庁が民泊についてある調査をした。その調査結果は……。【今週の住活トピック】
「住宅宿泊事業の廃止理由調査について」を公表/観光庁コロナ禍でも民泊の届け出は継続しているが、廃止届も増加

2018年6月15日に住宅宿泊事業法(いわゆる「民泊新法」)が施行されて以降、住宅宿泊事業者は届け出をすれば、民泊を行えるようになった。では、現状はどうなっているのだろうか?

住宅宿泊事業届出の現状を見る(画像1)と、2020年10月7日時点の届出件数(赤線)は2万7484件。法施行日の約12.4倍にまでになった。コロナ禍においても、民泊を営業する旨の届け出が継続してなされていることが分かる。

その一方で、事業の廃止件数(青線)は新型コロナウイルスの感染拡大のころから増加している。その結果、届出住宅数(緑線)は4月10日の調査数をピークに減少傾向にある。2020年10月7日時点で事業廃止件数は7292件に達し、届出住宅数は2万192件となった。

住宅宿泊事業届出住宅数等推移(出典:観光庁「民泊制度ポータルサイト」より転載)

住宅宿泊事業届出住宅数等推移(出典:観光庁「民泊制度ポータルサイト」より転載)

新型コロナウイルスの影響で「収益が見込めない」が最多

住宅宿泊事業の廃止件数が増加していることを受けて、観光庁では、事業の廃止理由について調査を行った。その結果を見る(画像2)と、廃止の理由で最も多かったのは「収益が見込めないため」の49.1%で、前年調査の7.2%と比べると、大幅に増加したことが分かる。

廃止理由の中でも「新型コロナウイルス関連」(赤色)で見ると、「収益が見込めないため」が最多で、この回答の94.4%を占めるほどだ。

住宅宿泊事業廃止の理由 ※複数回答あり(出典:観光庁「住宅宿泊事業の廃止理由調査」より転載)

住宅宿泊事業廃止の理由 ※複数回答あり(出典:観光庁「住宅宿泊事業の廃止理由調査」より転載)

収益が見込めない理由は、やはり宿泊客の減少だろう。観光客の減少に加え、出張の抑制なども影響して、開店休業状態になったところも多いことだろう。「事業は完全に廃業」の回答が増えていることからも、収益が見込めずに完全に撤退する構図が浮かび上がる。

一方で、何らかの形で事業を継続しようという動きもうかがえる。「旅館業または特区民泊へ転用するため」と「他の用途へ転用するため」に注目したい。

「旅館業または特区民泊へ転用するため」については、これまでは廃止の最大理由だった。今回は、前年と比べると比率は大きく減っているが、実数としては2番目に多いことから、相応の動きがあると見てよいだろう。また、「他の用途へ転用するため」の回答は、今回はコロナの影響もあって増えている。民泊新法による民泊ではなく、特区民泊や旅館業、その他の業態で何らかの事業を継続しようという動きが見て取れる。

一部に業態を変えて事業を継続する動きも?

ここで、民泊について確認しておこう。そもそも「民泊」は、「旅館業」や「特区民泊」とどう違うのだろうか。

民泊新法が施行される前は、旅館業法上の「簡易宿所」の許可を得るか、国家戦略特区で認められた自治体の民泊の条例に則る(いわゆる特区民泊)か、という選択肢しかなかった。旅館業法では宿泊者の安全確保のためなどの建築上の制限が厳しく、一般的な住宅ではハードルが高いうえに、特区民泊も該当する自治体が限られるため、違法に民泊を行う事業者が多かった。

一般的な住宅でも民泊をやりやすいようにと生み出されたのが「民泊新法」だ。ただし、旅館業や賃貸業を脅かさないようにと、年間180日を超える営業はできないという制限が付いた。宿泊客が見込める場合は、この「180日規制」が収益にはマイナスに影響してくる。

住宅を改修することなどで旅館業法が適用されるようになれば、365日営業ができるようになる。特区民泊も自治体ごとの条例に従う必要があるが、365日営業が可能だ。このために、これまでは旅館業や特区民泊への転換を図るために、民泊新法による民泊の廃止届を出す事例が多かった。コロナ禍においても、GOTOトラベルなどで観光客が戻ってきた地域であれば、いつでも営業できるようにしたいと転換に動いたことが推測できる。

かたや、コロナ禍で生活様式が著しく変化した。テレワークが急速に広がり、オフィス以外の場所で仕事をしたり、通勤せざるを得ない業種の働き手が自宅以外で寝泊まりしたりといった事例も見られた。こうした変化のなかで、民泊用の住宅をコワーキングスペースにしたり、家具付きのマンスリー賃貸にしたりといった、業態を転換する動きもあると考えられる。

調査結果の事業廃止は、あくまで民泊新法による民泊を廃止する届け出だ。コロナ禍で、事業自体を完全に止めた場合が多いだろうが、何らかの形で事業を継続しようという事例もあるのだろう。

せっかく日本に根付いた民泊ビジネスなので、日本らしいおもてなしの場として育ってほしいと思うが、新型コロナウイルスの影響で収益が見込めなくなるのは残念でならない。知恵を絞って、何とか頑張ってもらいたいものだ。

ひとり暮らしを謳歌して

所在地:新宿区西落合
9万9,000円 / 33.9平米
西武池袋線「東長崎」駅 徒歩9分

もっと前に出会えていたらなー。不覚にもそんな悔しさを抱いてしまったこの空間。



さんさんとふり注ぐ太陽、アジが出てシックな色合いの無垢フローリング、真っ白な塗装の壁と、心地よくひとり暮らしを謳歌できそうな香りがぷんぷんとただよいます。



周辺はとても静かで、窓の外には抜けた眺望。 ... 続き>>>.
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シェアからはじめるお菓子屋さん

所在地:中央区日本橋人形町
1万6,500~3万3,000円(税込) / 29.16平米
日比谷線・都営浅草線「人形町」駅 徒歩5分

根強いニーズがある菓子製造業のできるシェアキッチン。ビル1階が改装され、店舗とシェアキッチンの2つのスペースが生まれました。



シェアキッチンスペースは保健所の菓子製造業の許可を取っているので、ここで作ったお菓子は販売することができます。



また、店舗スペースは飲食店営業許可を取 ... 続き>>>.
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スモールハウス・トライアル -大きめ-

所在地:板橋区東山町
7万4,000円 / 16.13~19.64平米
東武東上線「ときわ台」駅 徒歩11分

断捨離ブームにはじまり、自らのライフスタイルをシンプルにしたいとの願いからはじまったタイニーハウスやスモールハウスといったムーブメント。



「旅をする時のような身軽さで、日々の暮らしを送れたら。」と、本当に必要なものだけで暮らすシンプルライフに憧れはあるけれど、じゃあ小屋を建てて ... 続き>>>.
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スモールハウス・トライアル -小さめ-

所在地:板橋区東山町
6万4,000円 / 16.02平米
東武東上線「ときわ台」駅 徒歩11分

断捨離ブームにはじまり、自らのライフスタイルをシンプルにしたいとの願いからはじまったタイニーハウスやスモールハウスといったムーブメント。



「旅をする時のような身軽さで、日々の暮らしを送れたら。」と、本当に必要なものだけで暮らすシンプルライフに憧れはあるけれど、じゃあ小屋を建てて ... 続き>>>.
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昭和な多摩ショッピングコーポ【リノベ】

所在地:川崎市幸区古市場
11万円 / 50平米
南武線「鹿島田」駅 徒歩13分

南武線の鹿島田駅と多摩川の間くらいに位置する、川崎市幸区の「古市場」。



昔、大きな市(いち)が立っていたことに由来するそうで、「古市場銀座」と呼ばれる商店街があり、程よく区画整理された街並みには昭和の面影が残っています。



その一角に立つ「多摩ショッピングコーポ」というレトロな ... 続き>>>.
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色鮮やかな生活 – 1階 –

所在地:世田谷区松原
12万6,000円 / 45.9平米
京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩6分

建物の名前の由来は「色鮮やかなインコの巣」



「入居者が色鮮やかな生活を送れるように」という意味が込められています。素敵ですし、僕には到底思いつきません。



建築家のオーナーが設計した建物は、細部まで熱意が感じられます。共用部は南国のリゾートホテルのような雰囲気、部屋に入る前から ... 続き>>>.
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パリの暮らしとインテリア[7]18世紀築のアパルトマンを大改装! 2度目の外出禁止令のお家時間

2度目のロックダウンになる前に訪問した、パリの中心部にも近いサン・ドニ門近くに住むファッション小物ブランド「MAISON N.H PARIS」代表、紀子さんのアパルトマンをご紹介。外出禁止令が出てからのお家時間についても伺いました。連載【パリの暮らしとインテリア】
パリで暮らすフォトグラファーManabu Matsunagaが、フランスで出会った素敵な暮らしを送る人々のおうちにおじゃまして、こだわりの部屋やインテリアの写真と一緒に、その暮らしぶりや日常の工夫をご紹介します。アパルトマン購入のきっかけと決め手になった条件

紀子さんは雑誌や広告のファションコーディネーター、プロデューサーとして活躍し、並行して6年前から始めたラフィアのバック、帽子スカーフなどのファッション小物のブランドMAISON N.H PARIS代表でもあります。娘で22歳のマヤさんはすでに独立し、息子のリュアン君18歳はロンドン留学中、レイ君14歳は父親(元夫)のところと紀子さんのアパルトマンを1週間おきに行き来しています。
20年前、このアパルトマン購入を決意したのは、マヤさんが生まれて3人家族になり、パリ18区にあった50平米のアパルトマンが手狭になったから。「当時、彼(元夫)の仕事場に向かう郊外列車の駅が北駅で、徒歩で通える範囲で探しました」と紀子さん。
メトロの駅にも歩いて行けて、日当たりが良く、大きな浴槽を置くことができる物件を、広さ80平米という条件で探していましたが、18世紀に建てられた130平米のこのアパルトマンをとても気に入ってしまったそう。パリの住宅事情では、明るい部屋を探すのはとても大変ですが、このアパルトマンの日当たりの良さが購入の決め手となりました。「全てを得るのは難しいので、どこで折り合いをつけて、その中で幸せを見つけるかが私の人生のテーマ」 (紀子さん)。パリの古い建物にはよくありがちなエレベーター無し、階段で5階まで上り下りをすることにも躊躇しなかったそうです。

4部屋に区切られていた壁を全部取り払い、日当たりの良い広いサロンに改装(写真撮影/Manabu Matsunaga)

4部屋に区切られていた壁を全部取り払い、日当たりの良い広いサロンに改装(写真撮影/Manabu Matsunaga)

サン・ドニ門の商店街に面するアパルトマン

パリの中心地にも近い10区にあるサン・ドニ門の商店街はもともとコスモポリタン的な街です。紀子さん家族が移り住んだ2001年ころは、中近東インドをはじめオリエンタル系、アフリカ雑貨のお店がほとんどを占めていたそう。
ここ6、7年でおしゃれなカフェやレストランなどが増えたため、集まる人たちも多様になりつつあります。BOBO(ボボとはブルジョワ・ボヘミアンの略で、中流階級で高学歴、自由に生きている人々。ファッション業界や自由業が多いとされている)と呼ばれる人々が物価の安かったころに物件を買って住み始めたのも影響しているそう。
近くにはヘアサロン用のヘアカラーやウィックなどプロの卸問屋が軒を連ねたり、小さなテアトルがあったり「にぎやかな地区でお店もいろいろあって生活にはとても便利です」と紀子さんは話します。

紀子さんのアパルトマンから見下ろした商店街。外出制限の時もこの窓辺で過ごすことが多かったそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

紀子さんのアパルトマンから見下ろした商店街。外出制限の時もこの窓辺で過ごすことが多かったそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

自宅からこのサン・ドニ門をくぐればパリの中心地へ、毎日必ず見る光景(写真撮影/Manabu Matsunaga)

自宅からこのサン・ドニ門をくぐればパリの中心地へ、毎日必ず見る光景(写真撮影/Manabu Matsunaga)

パッサージュ・ブランディはインドのレストランや雑貨、食材の店が並んでいる。「よくここで香辛料などを購入して自宅で料理します」(写真撮影/Manabu Matsunaga)

パッサージュ・ブランディはインドのレストランや雑貨、食材の店が並んでいる。「よくここで香辛料などを購入して自宅で料理します」(写真撮影/Manabu Matsunaga)

Chez Janetteは紀子さんは子どもを学校へ送り届けた後に、ママンたちとお茶をして情報交換をする場所。今は仕事帰りやひと息つきたいときにカウンターでカフェを飲むそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

Chez Janetteは紀子さんは子どもを学校へ送り届けた後に、ママンたちとお茶をして情報交換をする場所。今は仕事帰りやひと息つきたいときにカウンターでカフェを飲むそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

18世紀築のアパルトマンを大改装

2000年の購入当時、扉や天井が歪んでいたりして全てがボロボロだったため、大規模な改装工事を物件の購入価格の1/6の工事費をかけて行いました。物件は洋服関係の作業場だったらしく、130平米に何部屋も小部屋があり、床にはボタン類が散らばっていたそう。今の大きなサロンはもともと4つの部屋に分かれていて、まずは壁を取り除くことから始まりました。キッチンをサロンの一角に設置し、お風呂場、ベッドルームを4部屋つくるという大工事です。そのうちの2部屋はバスルーム&トイレを真ん中に置く設計で、両部屋から入ることができ、扉の鍵を締めればプライバシーが保てる仕組みになっています。「引越しした時は長女も小さくまだ3人家族だったので、この使わない2部屋には小さなキッチンもつけて部屋貸できるようにしました。工事費用の足しになるように考えたのです」と紀子さん。

部屋貸しできるよう設計された部屋は、今はレイ君の部屋に。スケートボードに夢中の男の子14歳の部屋(写真撮影/Manabu Matsunaga)

部屋貸しできるよう設計された部屋は、今はレイ君の部屋に。スケートボードに夢中の男の子14歳の部屋(写真撮影/Manabu Matsunaga)

階段やファサードなどの日本では「共用部」と呼ばれる部分の改装工事や修理代、時には壁の中の配管や防湿剤など直接隣接していない工事に関してもアパルトマンの全住人がお金を出して直していきます。興味深いのがフランスの建物のシステム。その金額は住んでいる家の大きさによって何%払うかが決められるといいます。紀子さんの家は広いので、工事費の10%を支払う義務があり、この19年間で1000万円ぐらい支払ったそう。
18世紀築の古い建物なので、日常的に修繕が行われ、住民同士が助け合って、大切にこの後も住み続けていくことになります。

大きなサロンの5つの役割

大工事の末にでき上がった大きなサロンは55平米あり、玄関、キッチン、大きなテーブルのあるダイニング、ソファーとローテーブルのあるくつろぎのスペース、そして、思いがけずコロナの外出制限のときにはとても重要な場所になった窓辺の5つのスペース。

冬でも季節関係なく使っているMAISON N.H PARISの籠バッグ。北マレの人気ブロカント市で購入したチェストと棚。一輪挿しや旅から持ち帰った物が飾られている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

冬でも季節関係なく使っているMAISON N.H PARISの籠バッグ。北マレの人気ブロカント市で購入したチェストと棚。一輪挿しや旅から持ち帰った物が飾られている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

まずは家の中に入ると、友達から譲り受けたベンチがあり、ここでコートを脱いだり靴を履いたりする玄関コーナーがあります。サロンへ続く壁際のチェストには鍵やマスクや郵便物を置いた、生活の流れを感じることができる配置。
「天井はちょっと低いけど、広いサロンがバスルームと同じぐらい好きな場所。高級な家具はないけどお気に入りばかり」と紀子さん。ほとんどがヴィンテージ家具で、蚤の市や友人から譲り受けたり、道で拾ったりしたもの。
離婚して1人になった時に、大人は自分しかいない家になったから「好きな物だけに囲まれたい」と思ったのが今のライフスタイルの原点だそう。
サロンの窓に向かって右側がダイニング。最大15人座れる大きなテーブルも友達から譲り受けたもの。食事以外でもこの大きなテーブルで仕事をしたり、子どもたちと話たり、時には仕事のミーティングもする場所。

写真右奥にはNYのイサムノグチ美術館で購入したグリーンの版画と赤いイケアの引き出しがある「ファッションは黒っぽい格好が多いけど、インテリアはJoyeuse Bordel(明るく雑然とした感じ?というような意味)が好み」と紀子さん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

写真右奥にはNYのイサムノグチ美術館で購入したグリーンの版画と赤いイケアの引き出しがある「ファッションは黒っぽい格好が多いけど、インテリアはJoyeuse Bordel(明るく雑然とした感じ?というような意味)が好み」と紀子さん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

この本棚はイケア製。テーブルには花を活けることが多い(写真撮影/Manabu Matsunaga)

この本棚はイケア製。テーブルには花を活けることが多い(写真撮影/Manabu Matsunaga)

くつろぎのソファーコーナーと窓際

サロンの窓に向かって左側のスペースの日の差し込み方が好き、と紀子さんが言うように、購入の決め手となるのも頷けるほどとても明るい。そこはくつろぎのコーナーで大きなソファーは、なんと紀子さんが道で見つけてきたもの。こういうときは力が出てしまうと、5階の家まで担いできたといいます。
フランスでは古いものを大切に使うし使えるものは拾ってきてしまう、これはとても一般的。粗大ゴミをネットで回収日と時間を決めて道に出しても、必要と思う人が持って行ってしまうことも多いのです。拾うことに抵抗がない国民性なのかもしれません。たしかに100年経っていない、でも古いものを売る”ブロカント市”は全国的に人気で、紀子さんも年に2回開かれる北マレのブロカント市の常連です。フランスにはさらに「ヴィッドグルニエ」という家庭の不用品を売る市もここ数年人気を博しています。紀子さんもサイト情報をチェックしているそう。

道で拾ってから家のメンバーになったソファ(写真撮影/Manabu Matsunaga)

道で拾ってから家のメンバーになったソファ(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「前はサロンにテレビとゲームがあったのですが、子どもたちも大きくなってどかしました。そうしたら子どもたちとの会話が増えたような気がします」と紀子さん。ラグはインドのハンドメイド」ハンドメイドというものが好きと言う紀子さん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「前はサロンにテレビとゲームがあったのですが、子どもたちも大きくなってどかしました。そうしたら子どもたちとの会話が増えたような気がします」と紀子さん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ラグはインドから持ち帰ったハンドメイド(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ラグはインドから持ち帰ったハンドメイド(写真撮影/Manabu Matsunaga)

窓から見えるのはコロナ前と変わりのない普通の景色。けれど、ロックダウンで外を眺めてコーヒーを飲む癖がついてしまったそうです。「テーブルと椅子を窓辺に置いて朝食を食べたり、今は第二の外出制限中。不要な外出を避けて自宅窓際カフェで我慢するしかないようです」(紀子さん)今では一人のときは窓際で多くの時間を過ごす、重要な場所になったそう。

天井を真っ直ぐつけると窓が開かなくなるので、実は湾曲している。古い建物ばかりのパリではそんな事がよくあるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

天井を真っ直ぐつけると窓が開かなくなるので、実は湾曲している。古い建物ばかりのパリではそんな事がよくあるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

窓と窓の間に置かれたチェストの上にある個性的な花瓶は、実は60年代の北欧のDANSK社のワインクーラー (写真撮影/Manabu Matsunaga)

窓と窓の間に置かれたチェストの上にある個性的な花瓶は、実は60年代の北欧のDANSK社のワインクーラー(写真撮影/Manabu Matsunaga)

日のよく当たる窓際の隅には大きな籠を置いてひざ掛けやテーブルクロス。紀子さんの見せる収納術(写真撮影/Manabu Matsunaga)

日のよく当たる窓際の隅には大きな籠を置いてひざ掛けやテーブルクロス。紀子さんの見せる収納術(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「植木類を育てるのは苦手だけれどサボテンはぐんぐん伸びるので面白い」と紀子さん。伸びすぎた部分をカットして今乾かし中で、もう少ししたら土に植えるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「植木類を育てるのは苦手だけれどサボテンはぐんぐん伸びるので面白い」と紀子さん。伸びすぎた部分をカットして今乾かし中で、もう少ししたら土に植えるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

サロンにあるオープンキッチンは見せるスタイル

元夫はミニマルなシステムキッチンにして全てを収納しようと思っていたといいますが、バスルームにお金をかけすぎてしまったため、28年前に救世軍で買ったビュッフェ(食器棚)を置いてオープンキッチンにしたそうです。「いつか工事と思いながら仮の姿でそのまま20年経ちました(笑)。
ビュッフェはもともと黄色にペイントされていて、フランス北部の街アミアンのアパートから18区のアパートを経てこの定位置に落ち着きました。ハゲていても全然気になりません」と紀子さん。
「見えるところに調味料など置いてあった方が使いやすいし、カゴを使ってラップなどのキッチン消耗品を入れたり、そんなスタイルの方が好きだし自分らしい」。ミニマルや超モダンなものに疲れてしまう自分を発見したと話します。
家のいろいろなところに食器が飾られている紀子さんのアパルトマン「私は食器は使ってなんぼと思っているので、身の丈に合わないものは買わないようにしているんです。毎日の日常生活を彩ってくれるので、割れても後悔しないくらいの金額」というのが紀子さんのバランスです。

28年前に5000円ぐらいで買った黄色いビュッフェでキッチンとダイニングコーナーを仕切っています。この裏が流し台調理台になっている。花を活けることが好きで、たくさんの花瓶を持っている紀子さん。特に一輪挿しが好きで、気に入ったものがあれば買ってしまうほど(写真撮影/Manabu Matsunaga)

28年前に5000円ぐらいで買った黄色いビュッフェでキッチンとダイニングコーナーを仕切っています。この裏が流し台調理台になっている。花を活けることが好きで、たくさんの花瓶を持っている紀子さん。特に一輪挿しが好きで、気に入ったものがあれば買ってしまうほど(写真撮影/Manabu Matsunaga)

豚の籠の中にはビニール袋、調味料はガラス瓶に入れて中身が分かるように。<SIMPLE>という料理本はエスニックな調味料を上手に使っていてとても美味しいレシピばかりだそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

豚の籠の中にはビニール袋、調味料はガラス瓶に入れて中身が分かるように。<SIMPLE>という料理本はエスニックな調味料を上手に使っていてとても美味しいレシピばかりだそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

日本茶、中国茶、ハーブティー、紅茶。お茶というお茶が大好きな紀子さんは、いろいろなポットを持っている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

日本茶、中国茶、ハーブティー、紅茶。お茶というお茶が大好きな紀子さんは、いろいろなポットを持っている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

一番こだわったバスルームへ続く寝室

前に住んでいたアパルトマンいは小さなシャワー室しかなく、それがストレスだった紀子さん。だから、絶対に大きなバスタブにしたかったそう。そして、フランス式に溜めたお湯の中で体を洗うのではなく、バスタブとは別にシャワーを設置して、シャワーとバスタブは行き来できるようにセメントのブロックで階段をつけました。
当時インターネットも普及しておらず、今ほどおしゃれなパーツが売っていなかったそう。探しに探してたどり着いた蛇口は一目惚れしたVolaシリーズ、デザインはアルネヤコブセン。洗面器は木の上に置けるようなタイプが見つからず、イタリアからお取り寄せというこだわりぶり。
「家で一番好きなバスルームで本を読んだり、スマホをいじりながらお風呂に入るのがワーカホリックな私の唯一無二のリラックスタイムです」と紀子さん。

バスルームもたくさんの光が入る。床はフローリングのままというのが紀子さんらしい(写真撮影/Manabu Matsunaga)

バスルームもたくさんの光が入る。床はフローリングのままというのが紀子さんらしい(写真撮影/Manabu Matsunaga)

バスソルトはハーブやエッセンシャルオイルをミックスして楽しんでいるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

バスソルトはハーブやエッセンシャルオイルをミックスして楽しんでいるそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

バスルームへ直接アクセスできる紀子さんの寝室は、小さな中庭に面していてとても静か。
「家で過ごす土曜日がこんなに好きなのはお昼寝できるから。家でずっと過ごすからこその至福の時」。外出制限中のおうち時間も苦ではないそう。
ベッドカバーは季節ごとに変えるようにしているとか。夏はカラフル、冬になったらメキシコの市場で購入した白黒に模様替え。インドのSerendipity Delhiのランプシェードは苦労して持ち帰った旅の思い出。

寝室は中庭側、サロンは光の入る道路に面した側、というのがフランス式(写真撮影/Manabu Matsunaga)

寝室は中庭側、サロンは光の入る道路に面した側、というのがフランス式(写真撮影/Manabu Matsunaga)

帽子好きな紀子さんは、旅で見つけたものもコレクションに。自分のブランドでもつくっている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

帽子好きな紀子さんは、旅で見つけたものもコレクションに。自分のブランドでもつくっている(写真撮影/Manabu Matsunaga)

年々パリの物件価格は上昇していて、不動屋に見積もってもらったところ、購入金額の4倍にもなっていたとか。このアパルトマンは、すでにローンも払い終わっていますが、子どもたちもほとんど家にいない時間が多くなり、紀子さん一人で住むには広すぎると言います。「この際ここを売って新たに物件を探そうかと考えているところです。パリ市内にこだわっていませんが、コロナ以降は、比較的アクセスがよく、もっと自然と寄り添える、周辺環境が静かな地区で、庭などの空間があったらいいなと漠然と考えています。広さは今の半分で十分」。コロナはまだまだ猛威を振るっていますが、考えや価値観を見直すきっかけになり、得ることも多かったのも確かなようです。

●取材協力
MAISON N.H PARIS

【VC×リバ邸】ベンチャーキャピタルへの相談窓口設置で起業を志望するリバ邸住民のサポートを実現

株式会社リバ邸(所在地:東京都江東区、代表取締役:片倉廉、以下「当社」)は、NOW株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:家入一真/梶谷亮介、以下「NOW」 […]

【VC×リバ邸】ベンチャーキャピタルへの相談窓口設置で起業を志望するリバ邸住民のサポートを実現

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裏路地のプチ戸建て【店舗も可】

所在地:目黒区東山
16万5,000円(税込) / 47.32平米
東急東横線「祐天寺」駅 徒歩12分

東山のいい感じの裏路地にひっそり立つ、小さな戸建てをご紹介。ほっこり落ち着く、おばあちゃんの家のようです。



出入りの少ない店舗や事務所が可能。どの駅からも距離があるので、店舗よりもこもって作業をする事務所の方が向いているかもしれません。



住居も可能ですが、浴室内の小さなバスタ ... 続き>>>.
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ここは渋谷か?

所在地:渋谷区東
70万244円(税込) / 159.7平米
山手線「渋谷」駅 徒歩9分

☆再募集、賃料が下がりました☆ 



このエリアは個人的に好き。渋谷と恵比寿の間で、青山などの主要エリアに徒歩でも行けてしまうのに、神社や大学があって緑も多く、ゆったり落ち着いています。



そんなエリアの中でも、コインパーキング越しに氷川神社というぜいたくな立地、渋くてそそられる外 ... 続き>>>.
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団地×リノベ×高円寺

所在地:杉並区高円寺北
13万9,000円 / 52.04平米
中央線「高円寺」駅 徒歩7分

気になるキーワードが並ぶ住まいの紹介です。

場所といい、昔懐かしい建物といい、刷新された室内といい、絶妙なバランス感を気に入ってくださる方も多いのではないでしょうか。



舞台は高円寺、元社宅だったしぶーい団地をテーマに、設計を担当したのはR不動産の馬場正尊率いるOpen A。2棟 ... 続き>>>.
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手触りのある部屋 – 二人でも –

所在地:新宿区西新宿
16万8,000円 / 43.63平米
丸ノ内線「西新宿」駅 徒歩4分

ワイドスパンの窓の向こうには、手を伸ばせば届いてしまいそうな新宿高層ビル群。室内に目を向ければ、ここが都会だということを忘れさせるような、穏やかで心落ち着く空気が。



どこか挑発的な眺望と、それを傍観できる心静まる不思議な空間です。



床はブラックベリーの無垢材。それ以外は白を基 ... 続き>>>.
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「新宿駅」まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

複数の路線が乗り入れる規模の大きさや駅構内の複雑さから、「新宿ダンジョン」とも言われる日本屈指の一大ターミナル・新宿駅。2018年には東京都と新宿区が新宿駅周辺の再整備方針「新宿グランドターミナル」構想を策定し、今後もさらなる発展が期待されている。今回は、そんな新宿駅までアクセスしやすい中古マンションの価格相場を調査。新宿駅まで30分圏内にある、専有面積20平米以上~50平米未満の「シングル向け」と、専有面積50平米以上~80平米未満の「カップル・ファミリー向け」、それぞれの価格相場が安い駅トップ10を見ていこう。●新宿駅まで30分以内の価格相場が安い駅TOP10
【シングル向け】
順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/新宿駅までの所要時間/乗り換え回数)
1位 西川口 2080万円(JR京浜東北・根岸線/埼玉県川口市/24分/1回)
2位 十条 2290万円(JR埼京線/東京都北区/12分/0回)
3位 下板橋 2299万円(東武東上線/東京都豊島区/13分/1回)
3位 板橋区役所前 2299万円(都営三田線/東京都板橋区/19分/1回)
5位 方南町 2315万円(東京メトロ丸ノ内線/東京都杉並区/10分/1回)
6位 蕨 2330万円(JR京浜東北・根岸線/埼玉県蕨市/27分/1回)
7位 板橋本町 2349万円(都営三田線/東京都板橋区/21分/1回)
8位 川崎 2370万円(JR東海道本線/神奈川県川崎市川崎区/30分/2回)
9位 馬込 2380万円(都営浅草線/東京都大田区/26分/1回)
10位 大山 2399万円(東武東上線/東京都板橋区/16分/1回)

【カップル・ファミリー向け】
順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/新宿駅までの所要時間/乗り換え回数)
1位 生田 2485万円(小田急線/神奈川県川崎市多摩区/22分/1回)
2位 百合ヶ丘 2500万円(小田急線/神奈川県川崎市麻生区/26分/1回)
3位 京王稲田堤 2585万円(京王相模原線/神奈川県川崎市多摩区/28分/1回)
4位 京王よみうりランド 2635万円(京王相模原線/東京都稲城市/27分/1回)
5位 北戸田 2690万円(JR埼京線/埼玉県戸田市/28分/0回)
6位 読売ランド前 2700万円(小田急線/神奈川県川崎市多摩区/24分/1回)
7位 中浦和 2750万円(JR埼京線/埼玉県さいたま市南区/30分/1回)
8位 稲田堤 2798万円(JR南武線/神奈川県川崎市多摩区/29分/1回)
9位 朝霞 2830万円(東武東上線/埼玉県朝霞市/29分/1回)
10位 武蔵野台 2880万円(京王線/東京都府中市/29分/1回)

トップ10のうち半数の駅は、北区・板橋区の接近したエリアに集中する結果に

シングル向け(専有面積20平米以上~50平米未満)で中古マンションの価格相場が最も安かったのは、JR京浜東北・根岸線の西川口駅。価格相場は2080万円で2位以下から一歩抜きんでた安さとなり、1駅隣の6位・蕨駅と比べても250万円も低かった。利用できる路線がJR京浜東北・根岸線のみという点が安い理由の一つかもしれないが、駅に直結して食料品店や100円ショップが店を構える「ビーンズ西川口」があり、駅周辺の商店街もにぎわっているため暮らすには不自由なさそう。また、さらに発展した街並みの川口駅まで1駅。休日のショッピングに出かけやすい環境と言える。

西川口駅前(写真/PIXTA)

西川口駅前(写真/PIXTA)

2位は新宿駅から乗り換えせずに行ける、JR埼京線・十条駅。駅の北口から伸びる「十条銀座商店街」は、「日本三大銀座」と呼ばれる人気商店街の一つに数えられている。食料品店から飲食店、雑貨店など約190店舗がひしめき、大半がアーケードに覆われていて雨天でも買い物がしやすい点もうれしいところ。日常の買い物はもちろん、惣菜店をめぐる買い食いスポットとしても人気を集めている。

3位には東武東上線・下板橋駅と、都営三田線・板橋区役所前駅がランクイン。下板橋駅は新宿駅まで約13分で行けるほか、2駅・約4分で池袋駅に行くことができる。また、駅から東へ6分ほど歩くとJR埼京線・板橋駅に、駅から北東へ10分ほど歩けば都営三田線・新板橋駅にたどり着く。つまり東武東上線に加え、JR埼京線と都営三田線も利用しやすいロケーションなのだ。駅周辺はスーパーやドラッグストアはあるが、大型商店はなく静かな住宅地といった趣。代わりに「池袋本町電車の見える公園」や「南板橋公園」など広い公園があり、のんびり暮らすにはいいだろう。

下板橋駅と同額3位となった都営三田線・板橋区役所前駅は、駅名のとおり、駅前に板橋区役所があるロケーション。区役所と国道17号を挟んだ反対側には、旧中山道沿いを中心に「仲宿商店街」が広がっている。昔ながらの青果店や精肉店、惣菜店といった個人商店からスーパー、食堂に石窯ピザ専門店……と、バラエティ豊かな商店が約130店舗も並んでいる。

仲宿商店街(写真/PIXTA)

仲宿商店街(写真/PIXTA)

同額3位の下板橋駅と板橋区役所前駅は、実は歩いて約13分という近さ。また、下板橋駅の1駅隣には10位・大山駅があり、板橋区役所前駅の1駅隣には7位・板橋本町駅が位置している。さらに7位・板橋本町駅から東へ20分少々歩くと、2位・十条駅があるという位置関係。トップ10のうち5駅は、直径約2km圏内に集中している結果となった。

シングル向けとカップル・ファミリー向け、注目のエリアが判明

続いて、カップル・ファミリー向け(専有面積50平米以上~80平米未満)のランキングを見てみよう。1位は小田急線・生田(いくた)駅。駅北口側にはスーパーと100円ショップ、カフェを備えた「小田急マルシェ生田」があり、その先にもスーパーやドラッグストア、銀行、郵便局など暮らしを支える施設が点在している。駅周辺には幼稚園や保育園、公立の小中学校や高校が複数あり、明治大学と専修大学のキャンパスもあるため学生の姿も多く見かける。地形としては駅を谷底とした丘陵地のため坂道が多い点は少々ネックだが、緑も多く残されていてのびのびと子育てをしたいファミリーにはいいだろう。

2位は1位と同じ小田急線の百合ヶ丘駅。ここから新宿方面に1駅進むと6位の読売ランド前駅、2駅目が1位の生田駅、という並び順で続いている。百合ヶ丘駅は1960年代に百合丘第一団地ができるにあたって開業した背景があり、駅周辺は当時からベッドタウンとして発展してきた。商店は駅の南側に多く、駅前にスーパーとドラッグストアが店を構え、駅前のアーケード商店街を抜けて7~8分ほど歩くと別のスーパーや100円ショップも。しかし駅周辺の大半を占めるのは住宅で、合間に緑豊かな公園が点在する街並みだ。静かな環境の百合ヶ丘駅周辺に住み、休日は1駅隣りの新百合ヶ丘駅へ行きショッピングモールや映画館をめぐる……という暮らしもよさそうだ。

京王稲田堤駅(写真/PIXTA)

京王稲田堤駅(写真/PIXTA)

3位は京王相模原線・京王稲田堤駅。駅の北には多摩川が流れ、南には多摩丘陵が広がっており、自然が身近に感じられる。駅南口の改札を出るとスーパーがあり、その先のベーカリーや飲食店などが並ぶ京王駅前通りを5分ほど歩くと、8位のJR南北線・稲田堤駅に到着する。連絡通路などはないためいったん駅を出る必要はあるが、周辺住民は京王相模原線とJR南北線の2路線を利用できるのだ。また、1駅下り方面に進むと4位・京王よみうりランド駅にたどり着く。

先ほどのシングル向けランキングでは3位の2駅と、2位、7位、10位の計5駅が近い範囲にあったが、カップル・ファミリー向けランキングにも同様の傾向が見られた。1位・生田駅、6位・読売ランド前駅、2位・百合ヶ丘駅は小田急線の連続する駅であり、3位・京王稲田堤駅と4位・京王よみうりランド駅は京王相模原線の隣接する駅。また、3位・京王稲田堤駅と8位・稲田堤駅は歩ける距離にある。さらにこれらの駅が位置する区間の小田急線と京王相模原線は2.5kmほどの距離を空けてほぼ並走しているため、トップ10のうち6駅は、神奈川県川崎市多摩区とその周辺の近い範囲に固まって位置している。

シングル向け、カップル・ファミリー向けともに、トップ10の駅のエリアに偏りが見られた今回のランキング。シングル向けは新宿駅の北側の駅が多く、カップル・ファミリー向けは新宿駅の西側の駅が多くランクインしていた。「新宿駅から30分圏内」という点は同じでも、物件の広さによって価格相場が安い街は変わってくる様子。自分が求める物件の広さを固めてから、ランクインした街のいずれかに狙いを定めて住まい探しをすると希望に適う物件がスムーズに見つかるかもしれない。

●調査概要
【調査対象駅】新宿駅まで電車で30分圏内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数35年未満、敷地権利は所有権のみ
シングル向け:専有面積20平米以上50平米未満
カップル・ファミリー向け:専有面積50平米以上80平米未満
【データ抽出期間】2020/7~2020/9
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果(2020年10月30日時点)から算出。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が2回までの駅を掲載

背景できました!

所在地:板橋区志村
7万8,000円 / 23.62平米
都営三田線「志村三丁目」駅 徒歩4分

「テレワークが日常となり、色々支障が出てきている」とお客様から沢山の声が聞こえてきています。



しかし、一人暮らしですと大幅な賃料UPも出来ず、仕事部屋を持てるような広い部屋に住めるわけもなく、、、と、うずうずしている貴方!



少しだけ部屋が広くなって、オンライン会議の背景も用意 ... 続き>>>.
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スマートにいこう

所在地:中野区松が丘
7万4,000円 / 16.78平米
西武新宿線「新井薬師前」駅 徒歩5分

ナチュラルにリノベーションされたミニマムなワンルームのご紹介。



収納が少なめ、冷蔵庫とベッドが備え付けてあるため、荷物が少ない方、またはこれからひとり暮らしを始める方におすすめです。モノに囲まれる暮らしも楽しいですが、心機一転スマートな暮らしはいかがでしょう?



ヒノキの床板が ... 続き>>>.
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こだわりのガレージハウス

所在地:練馬区貫井
1,980万円 / 57.87平米(建物) 44平米(敷地)
西武池袋線「中村橋」駅 徒歩8分

バイクいじりが好き、趣味を大事にしたい方におすすめ。バイクを数台駐輪できるガレージとLDKが、ひとつながりになっています。



1階はガレージと14畳のLDK、2階は6畳程度の洋室が2部屋。ぜいたくに単身、もしくは二人暮らしに程よい感じ。また居住用としても賃貸用としても考えられそう ... 続き>>>.
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見せるも隠すも自由自在

所在地:台東区松が谷
17万6,000円(税込) / 60.77平米
日比谷線「入谷」駅 徒歩6分

カーテンを使って自由に仕切ることのできる空間と、通りに開いた大きな窓が特徴の物件。



室内は外壁塗装のようなざらざらとした質感の塗装が施され、床の半分程度はコンクリートの土間になっています。



用途としては、住居や事務所、住居兼事務所が可能。また予約制のショールームなど、多少の人 ... 続き>>>.
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風と光を楽しむ最上階

所在地:目黒区中央町
10万円 / 31平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩3分

気分がぐぐっと上がる魅力的な立地の最上階、角部屋のワンルーム。



学芸大学駅から徒歩3分、高架下のたのしい学大横丁を歩いてすっと鮫洲大山線へ。がっしりとしたタイル張りで渋みがある外観、存在感ありです。



室内は、真っ白に塗装された壁と天井に、濃い茶色のフローリングのシンプルな組み ... 続き>>>.
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ムサコ、大人の広々ワンルーム

所在地:川崎市中原区新丸子町
13万9,000円 / 53.68平米
東急東横線・湘南新宿ライン・南武線「武蔵小杉」駅 徒歩3分

武蔵小杉駅のほど近く、広々ワンルームのご紹介です。



室内は無垢の床に、白とグレーを基調にまとめられていて、落ち着いた空間。賃貸ではあまり見ないトグルスイッチやシェードランプなど、細部にもこだわっています。



線路が近いのですが、二重窓のため音は気になりません。正面にマンションが ... 続き>>>.
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蔵前アトリエショップ

所在地:台東区蔵前
8万3,600円(税込) / 24.8平米
都営浅草線「蔵前」駅 徒歩3分

ここ数年で劇的な変化を遂げている蔵前エリア。そんな蔵前エリアのメインストリートとも言える、国際通りに面した物件のご紹介です。



築50年以上経つ5階建てビルの4階で、エレベーターはなく階段のみ。面積は約25㎡で、使いやすそうな長方形をしています。



グレーと白の無機質な空間で、使 ... 続き>>>.
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オフィスと住まいのいいとこどり

所在地:港区元麻布
19万5,000円 / 44.96平米
南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅 徒歩7分

2017年に一棟丸ごとリノベーションのお手伝いをさせて頂き、生まれ変わったレトロなマンション。



場所は六本木ヒルズから徒歩5分、麻布十番駅から徒歩7分ほど。ヒルズへ向かうビジネスマン、商店街で買い物をする人が行き交う交差点に位置しています。



麻布の閑静な住宅街と、店舗やオフィ ... 続き>>>.
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ぽっかぽかレトロ

所在地:港区高輪
12万8,000円 / 40平米
都営浅草線「泉岳寺」駅 徒歩2分

部屋から見えるのはスカッと晴れた青空と、抜けた眺望。なんだか心地よく暮らせそうな雰囲気ただよう部屋ですね。



どっしりとしたその立ち姿と、手入れが行き届いて、ピカピカの共用部が自慢のレトロマンション。昨年満を持して開業となった、高輪ゲートウェイ駅が徒歩約8分という立地で、山手線が ... 続き>>>.
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小さな畑とシェア暮らし

所在地:国分寺市光町
25万円 / 168.03平米
中央線「国立」駅 徒歩7分

国立駅からほど近く、広々リビングに、小さいけれど畑もついた一軒家。おまけにシェア利用も可能です。気ままなシェア暮らし、いかがしょうか。



間取りは6LDKにキッチンが2つ、サンルームつき。部屋数が多いので、シェアはもちろん、子どもが大きくなってきたファミリーにもおすすめです。



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柚子の木と暮らす

所在地:武蔵野市関前
21万5,000円 / 129.38平米
中央線「三鷹」駅 徒歩23分

立派な柚子の木と、ゆとりのあるウッドデッキ。庭でくつろぎながら住むも働くも叶える暮らし、いかがでしょう?



1階は和室とリビングをつなげて、約20畳のリビングに。開口部が広く、風がよく通ります。



ウッドデッキは、大人が数人並んでもゆとりがある大きさです。縁側として使ったり、子ど ... 続き>>>.
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穏やかな馬場暮らし

所在地:新宿区高田馬場
11万円 / 51平米
山手線「高田馬場」駅 徒歩9分

早稲田通りから一本入ったところに見つけた、小ぶりで可愛らしい連棟式テラスハウス。



南側の壁をお隣の区画と共有しているため完全に独立した戸建ではありませんが、二人暮らしなら一人5.5万円で住める賃料で、小さな庭付きの戸建っぽい暮らしが楽しめるのは貴重かなと。



物件は高田馬場駅か ... 続き>>>.
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団地にできた1000冊の本がある「シェアハウス」。暮らしをのぞいてみた!

昭和40年代、50年代に多くつくられた団地では、建物の高経年化や住民の高齢化が進む中、新しい活気を生みだそうと、さまざまな試みがなされています。今年3月、足立区に誕生した「読む団地」ジェイヴェルデ大谷田は、そのなかでもひときわユニークです。使われていなかった1階の空間をリノベーションしてシェアハウスとし、共同リビングには1000冊以上の本を配置、また、団地の居住者や地域の方と交流を図れる場としてコミュニティラウンジ『BOOKMARK』もつくりました。住み心地と暮らしぶり、狙いを運営会社とシェアハウス入居者に聞いてきました。   
築43年の大規模団地の一角に「シェアハウス」が誕生

漫画、料理、旅、エッセイ、推理小説など、さまざまなジャンルがあり、共通の関心があれば会話が広がったり、貸し借りをしたりと、人と人とをつないでくれる「本」。「あなたのイチオシは?」と聞かれたら、思わず語りたくなってしまうことでしょう。

そんな本を1000冊以上もそろえたシェアハウスが、今年3月、足立区大谷田一丁目団地に誕生しました。その名前も、「読む団地」ジェイヴェルデ大谷田。なんだか名称だけでもワクワクしますが、コロナ禍にめげず、すでに多くの入居希望者が集い、暮らしています。でも、なぜ団地の一角にブックリビング付きのシェアハウスをつくったのでしょうか。企画・運営をした日本総合住生活株式会社に聞いてみました。

2020年度グッドデザイン賞を受賞しました(写真提供/日本総合住生活株式会社)

2020年度グッドデザイン賞を受賞しました(写真提供/日本総合住生活株式会社)

「大谷田一丁目団地は昭和52年築、全10棟、1374戸からなる大規模団地です。シェアハウスの場所は足立区が保有し、もともとは保育士の寮でしたが、足立区が利活用事業として事業者を公募していたため、弊社が手をあげたのです」と話すのは、日本総合住生活株式会社の奥寺高清さん。

お話を伺った奥寺高清さん(写真提供/日本総合住生活株式会社)

お話を伺った奥寺高清さん(写真提供/日本総合住生活株式会社)

日本総合住生活株式会社は、UR都市機構の団地の管理などを手掛けている会社で、現在は団地のリブランディング、魅力を知ってもらう取り組みにも力を入れています。
「もともとは寮だったこともあり、リノベしてシェアハウスにし、若い世代に団地暮らしの楽しさを知ってもらいたいという観点から、若者向けシェアハウスにコンセプトが決まりました。どこの団地もそうですが、建物・居住者ともに高齢化が進んでいます。若い世代が外から入ってくることで、コミュニティを活性化したいという狙いがあったのです」(奥寺さん)

シェアハウスとコミュニティラウンジに置いた「本」が交流を生む

ただ、シェアハウスをつくるだけでは、シェアハウスに住んでいる人同士の交流は生まれても、団地居住者や地域の方との交流は生まれないものでしょう。そこできっかけになるのが「本」です。

「本はシェアハウスの共用リビングに1000冊ほど常時そろえ、入れ替えを行います。選書は、カフェや美容室など、本屋にこだわらず広く本に触れる場をつくり親しんでもらう活動をしている個人のtsugubooksさん。また、コミュニティラウンジ『BOOKMARK』は、本や食をテーマにしたイベントなどをきっかけに団地居住者や地域の方、シェアハウスの入居者が交流を図れる場としてつくりました。コロナウイルスの影響で自粛していましたが、9月にやっとイベント初開催となりました」(奥寺さん)

シェアハウスの共用リビングにある本棚。テーマごとにゆるやかにまとまっていいて、眺めているうちに自然と興味の範囲が広がっていきます(写真提供/日本総合住生活株式会社)

シェアハウスの共用リビングにある本棚。テーマごとにゆるやかにまとまっていいて、眺めているうちに自然と興味の範囲が広がっていきます(写真提供/日本総合住生活株式会社)

取材に訪れた10月3日は、「食」をテーマにした本のイベントが開催されていました。団地の方々、地域の方々も気になっていたようで、「ココ、気になっていたの、立ち寄っていい?」「今日は何をしているの~?」とさっそく、交流が生まれていました。集まる人の年齢も性別もそれぞれですが、本を手に話がはずんでいるのを見ると、「本ってこんなに人を結びつけるんだ」と感慨がわいてきます。

団地の一角にできたコミュニティラウンジ『BOOKMARK』で開催されたイベントの様子(写真提供/日本総合住生活株式会社)

団地の一角にできたコミュニティラウンジ『BOOKMARK』で開催されたイベントの様子(写真提供/日本総合住生活株式会社)

コミュニティラウンジで開催されるイベントの参加はシェアハウス入居者、団地居住者、地域の方など誰でもOK。「食」に関するオススメの本を持ち寄り、コメントを書いて並べます(写真提供/日本総合住生活株式会社)

コミュニティラウンジで開催されるイベントの参加はシェアハウス入居者、団地居住者、地域の方など誰でもOK。「食」に関するオススメの本を持ち寄り、コメントを書いて並べます(写真提供/日本総合住生活株式会社)

「本は持ち運びもしやすくて、人の物でも抵抗なく触ることができるもの。本の気軽な貸し借りから緩やかな人づきあいが育まれるのでは」というアイデアから、今回の「読む団地」がはじまったといいますが、まさに狙い通りといえそうです。

その住み心地は?「テレワークもしやすくて、たいくつしない」

それでは、シェアハウス内での交流や暮らしはどのようなものなのでしょうか。6月からこのシェアハウスで暮らしている川上望さん(26歳)に聞いてみました。

川上望さん(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

川上望さん(撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「本があるシェアハウスなので、本や読書が大好きな人ばかりが集まっているのかと思っていましたが、そうではなく、仲良くなってからさらりと『何の本を読んでいるの?』と会話することが多いですね」とあかしてくれます。では、シェアハウスの住み心地はいかがでしょうか。

「建物はリノベ済みで、きれいで住みやすいですね。セキュリティも行き届いていて、家具家電も備え付けなので、身軽でいられます。仕事はテレワークが多いんですが、部屋ではなく共用リビングでもでき、本もあるのでよい気分転換になります。ここにいれば退屈しません」とそのメリットを話します。

川上さんがシェアハウスに住むようになったきっかけ、団地のイメージについても聞いてみました。
「身軽で暮らしたいこと、働き方を考えて、仕事する場所とくつろぐ場所をわけたかったので、シェアハウスを探していて、この物件に出会いました。見学したときの第一印象で『ここだな!』と思ったことを覚えています。団地には特段イメージがなく、真っ白い箱という印象でした。シェアハウスは、何もないと交流が生まれないのは分かっていたので、『本』のようにコミュニケーションのきっかけがあるのはよいなと思いました。団地の居住者と交流はまだできていませんが、多様な世代、年代の人と触れあいたいな、というのはあります」(川上さん)

就職活動などの経験を振り返ったときに、その当時、多様な世代の人たちと接する機会があれば、「どんな企業や働き方があるのか、もっと早く知ることができた」というのがその理由だそうです。確かに多様な世代、生き方に触れたい、というニーズは若い世代ほどあるかもしれません。

川上さんが暮らすAタイプの部屋。ベッドや机、椅子は備え付けのもの(画像提供/川上望さん)

川上さんが暮らすAタイプの部屋。ベッドや机、椅子は備え付けのもの(画像提供/川上望さん)

各自の部屋の扉の外にあり、お気に入りを紹介できる自分専用本棚「マイブック図書館」(画像提供/川上望さん)

各自の部屋の扉の外にあり、お気に入りを紹介できる自分専用本棚「マイブック図書館」(画像提供/川上望さん)

新婚生活をシェアハウスで「居心地の良さを実感しています」

もう一組、シェアハウスで暮らしているカップルにお話を伺いました。実はそれぞれ、このシェアハウスの別の部屋で暮らしていたものの、秋に結婚の運びとなり、10月から2人暮らしできる部屋でともに暮らし始めたばかりだといいます。新婚生活をシェアハウスで、というのも今どきですね。

佐古田慎さん(右)、佐古田羽蘭さん(左)夫妻(画像提供/佐古田慎さん)

佐古田慎さん(右)、佐古田羽蘭さん(左)夫妻(画像提供/佐古田慎さん)

「このシェアハウスに来る前は、別々の場所でひとり暮らしをしていたんですが、僕がどうしてもシェアハウスで暮らしてみたくて、結婚したら難しいだろうと、思い切ってココを見つけて、暮らしたいと言ったのが始まりです」(佐古田慎さん)

それなら「私も暮らす!」ということで妻の羽蘭さんも続き、シェアハウス内の別々の部屋で暮らすこととなったとか。ちなみにシェアハウスの住民には、2人の関係性は隠していたものの、すぐにつきあっていることがバレてしまったそう。では、2人からみたシェアハウスや団地の良さはどこにあるのでしょうか。

「実は前も団地で生活していたのですが、想像以上に住みやすいんですよね、団地って。スーパー、病院がそろっていて、敷地にもゆとりがある。生活しやすいのは分かっていたので、不安はありませんでした」と羽蘭さん。慎さんは念願のシェアハウス生活が楽しいようです。

「ひとり暮らしをしているとワンルームの部屋に帰って、ごはんつくって食べて、寝ての繰り返しになるでしょう。それがしんどくて。ここには『マイブック図書館』という、自分のお気に入りの本を置いておける場所があるんですが、料理本をおいていたところ、声をかけてもらえて。みんなでスパイスカレーをつくって食べたりしています。シェアハウスの入居者と、話して食べるのが楽しいですね」(慎さん)といいます。

佐古田夫妻が住むCタイプの部屋。2人で住むことが可能です(画像提供/佐古田慎さん)

佐古田夫妻が住むCタイプの部屋。2人で住むことが可能です(画像提供/佐古田慎さん)

団地のもつ良さと課題。「本」が解決のいとぐちになる?

最後に、団地の良さと課題について、奥寺さんに聞いてみました。

「団地は住んでもらうと良さが分かるというお声をよく聞きます。ここは最寄りの北綾瀬駅から徒歩14分と距離はありますが、公園や医療施設、スーパー、コンビニ、郵便局などが近くにあって、不便はありません。大谷田一丁目団地内でランニングできるくらい、今どきの建物にはないゆとりがあり、暮らしやすさを考えぬいて設計された良さがあると思っています。今回のようなシェアハウスをきっかけにして、団地の良さを体験してもらい、シェアハウス卒業後に団地の一室で暮らしてもらう、そんな循環ができたらいいなと思っています」(奥寺さん)

課題にはどのような点があるのでしょうか。
「今まで、団地居住者同士で交流はあっても、地域の方と団地居住者との交流の場がなかなかなかったんですね。しかも高齢化していくと、余計に団地内コミュニティも活発になりにくくなってしまう。だからこそ、『BOOKMARK』のように、団地の中、さらには地域の方とのゆるやかなつながりの場所をつくり、交流の場所になれたらいいなと思っています」(奥寺さん) 

新型コロナウイルスの影響で、『BOOKMARK』は計画時に思い描いていたような活用が今は難しいかもしれません。ただ、取材中、本を片手に人が会話したいというのは、実に自然な気持ちなのだなと痛感しました。どのようなかたちになるかは分かりませんが、本をきっかけに、シェアハウスや団地、地域の関係がより豊かなものになってほしい。本好きの一人として、そう願うばかりです。

●取材協力(※50音順)
日本総合住生活株式会社 住生活事業計画部事業計画課
読む団地

光降り注ぐ、美しい家【賃貸】

所在地:世田谷区代田
27万7,000円 / 86.13平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩4分

戸建てならではの立体感と自由な窓の開口により、独創的に仕立てられた空間。そして、外からは想像できないほどの開放感。全体に光が行き渡るような設計になっています。



建物の中央に埋め込まれた、吹き抜けの中庭が効果的。地下のフロアもこの中庭により光が降り注ぎ明るいです。



浴室も中庭に ... 続き>>>.
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光降り注ぐ、美しい家【売買】

所在地:世田谷区代田
6,680万円 / 86.13平米(建物) 47.71平米(敷地)
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩4分

戸建てならではの立体感と自由な窓の開口により、独創的に仕立てられた空間。そして、外からは想像できないほどの開放感。全体に光が行き渡るような設計になっています。



建物の中央に埋め込まれた、吹き抜けの中庭が効果的。地下のフロアもこの中庭により光が降り注ぎ明るいです。



浴室も中庭に ... 続き>>>.
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保護猫と暮らす三軒茶屋の「サンチャコ」。地域と人とを結ぶ新しい暮らし方

ワーキングスペースとレンタルスペース、賃貸住宅からなる複合施設「SANCHACO(サンチャコ)」。飲食営業可能なレンタルスペースを除いて保護猫が施設内を歩き回わり、住民や地域の人々が触れ合っている光景に、思わず笑顔になる場所だ。オーナーであり、全国でまちづくりや地域活性化のプロジェクトに携わる東大史(あずま・たいし)さんの発想から実現した。保護猫を軸とした本施設を手掛けたきっかけなどを伺った。
ネコファースト! 保護猫をハブに地域コミュニティを維持

「サンチャコ」があるのは、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から歩くこと5分ほどの、にぎやかな大通りから一本入った路地。ローカル感が色濃い東急世田谷線の「西太子堂」駅にもほど近く、のどかな雰囲気だ。

三軒茶屋駅付近(写真/PIXTA)

三軒茶屋駅付近(写真/PIXTA)

「サンチャコ」の外観。防火規制区域内のため、木造耐火建築物として建てられた(画像提供/チームネット)

「サンチャコ」の外観。防火規制区域内のため、木造耐火建築物として建てられた(画像提供/チームネット)

「三宿のあたりに軍の拠点が置かれた明治時代から、三軒茶屋では商店街が形成され、自動車が普及する前から市街地化していました。そのため道路幅が狭く、個性的な個人店舗が多いのが特徴です。再開発によって画一的で無個性な、人々が交流できなくなっている街が増えているなか、三軒茶屋では地域コミュニティを保てるよう、ここに代々土地を継いできた者として何ができるか考えた結果が『サンチャコ』でした」と東さん。自身が生業としてきた地域資源を活かす活動と、大好きな猫とを掛け合わせた事業を実現した。

social inclusion(ソーシャル・インクルージョン=社会的包容力)、sensuousness(センシャスネス=審美性)、sustainability(サステナビリティ=持続可能性)の3つのSをキーワードに、猫の幸せ・人の幸せ・地域コミュニティの幸せを結びつける場所にしたいと話す。

エントランスに猫のあしあと。ほかにも猫モチーフが施設のいたるところに(写真撮影/片山貴博)

エントランスに猫のあしあと。ほかにも猫モチーフが施設のいたるところに(写真撮影/片山貴博)

“猫の幸せ”を実現するために、「サンチャコ」では保護猫の譲渡を軸に活動を行っている。取材をした2020年10月時点で、3匹の保護猫が居住。飼い主が亡くなってしまった近隣の猫たちで、サンチャコに来るまでは近所の方がお世話をしていたそう。猫たちがサンチャコに引越してからも、その方が猫当番のひとりとしてサンチャコを訪れていて、居住者をはじめ、自然と地域交流が生まれている。

オーナーで自身も保護猫を飼う東大史さん(右)と、建築プロデュースをしたチームネット代表の甲斐徹郎さん。東さんに抱かれているのは、16歳の長老、三毛猫のミーちゃん(写真撮影/片山貴博)

オーナーで自身も保護猫を飼う東大史さん(右)と、建築プロデュースをしたチームネット代表の甲斐徹郎さん。東さんに抱かれているのは、16歳の長老、三毛猫のミーちゃん(写真撮影/片山貴博)

1階はものづくりの拠点と譲渡会などイベント会場に

「サンチャコ」は木造3階建て。1階がワーキングスペースとレンタルスペース、2・3階が賃貸のメゾネット住宅というつくりだ。保護猫が主に過ごすのは、1階奥の共用スペース「にくきゅう」とワーキングスペース「neco-makers」。猫たちが脱走しないように入口を古民家で使われていた建具で二重に囲ったり、猫たちがリラックスできるよう床には奥多摩産の木材を敷いたりと、工夫されている。

棚から来客の様子を伺うハチワレのハナちゃん。共用スペースの棚などはDIYで制作。「三軒茶屋は商店が元気な街で、近所に木材屋や金物屋などがあるんです。DIYのワークショップなどで、その街の文化を伝えていけたら」と東さん(写真撮影/片山貴博)

棚から来客の様子を伺うハチワレのハナちゃん。共用スペースの棚などはDIYで制作。「三軒茶屋は商店が元気な街で、近所に木材屋さんや金物屋さんなどがあるんです。DIYのワークショップなどで、その街の文化を伝えていけたら」と東さん(写真撮影/片山貴博)

ワーキングスペースは、2021年度からのオープンに向けて準備中。一般の人も利用できる会員制で、現在会員を募集している。高機能ミシンやレーザーカッターなどが設置される予定だ。「ものづくり拠点としてここにクリエイティブな人たちが集まり、猫好き同士の異業種コラボからさまざまなプロジェクトが生まれて、三軒茶屋の街に『サンチャコ』のコンセプトが広がってくれることを期待しています」(東さん)

そのほか、譲渡会や猫の飼い方教室などの猫に関するイベント、DIYをはじめとした各種ワークショップなどを構想。譲渡会では、10歳を超えたシニア猫にも出会う機会を設けていきたいという。

ワーキングスペースで毎月開催される「SANCHACO茶会」の様子。まちづくりや地域活性化、保護猫にちなんだゲストを迎えて意見交換などが行われる(写真撮影/片山貴博)

ワーキングスペースで毎月開催される「SANCHACO茶会」の様子。まちづくりや地域活性化、保護猫にちなんだゲストを迎えて意見交換などが行われる(写真撮影/片山貴博)

「『サンチャコ』の周りには高齢の単身者が多いのですが、猫を飼うと生きがいや外との繋がりが増えて良いと思っているんです。ただ、多くの譲渡会で出会えるのは子猫がほとんど」。猫の寿命は20年くらいあり、小さいうちは手が掛かるということもあって、お年を召した方の場合、既存の譲渡団体からはNGになってしまうことが多いという。

「一方で、うちにいるようなシニア猫でしたら落ち着いていてお世話も比較的楽ですし、何かあればここで面倒を見られる。そうやって猫との暮らしをアシストしていければ。孤立している単身高齢者も猫を通じて地域と繋がっていけるんじゃないかなと思います」と今後の展望を教えてくれた。

カフェやスナックを介してサンチャコに関わるきっかけづくり

道路に面したレンタルスペース「NECO NO HITAI(ネコノヒタイ)」でも、地域との交流の機会をつくっている。カフェやスナックなどの飲食営業やギャラリーができるスペースだ。「通りすがりの方にも、レンタルスペースで開かれるカフェなどを通じてこの建物に興味を持ってもらえたら」と東さん。レンタルスペースからは、猫がいるスペースが見えるようになっている。

道路から見る「NECO NO HITAI(ネコノヒタイ)」(写真撮影/片山貴博)

道路から見る「NECO NO HITAI(ネコノヒタイ)」(写真撮影/片山貴博)

取材日に営業をしていたのは、「AWO STAND(アヲスタンド)」で、ご実家がお茶屋さんという丸谷阿礼さんが店主となり、加賀棒茶などを提供していた。丸谷さんは、世田谷で地域猫の世話をする団体「きぼうねこ」を立ち上げて活動している。サンチャコの説明会に参加したことをきっかけに、何か携われることはないかと、カフェを開くことにしたのだそう。

丸谷さんが営業する「AWO STAND(アヲスタンド)」(不定期開催)。日本茶とノンアルコールドリンクを提供(写真撮影/片山貴博)

丸谷さんが営業する「AWO STAND(アヲスタンド)」(不定期開催)。日本茶とノンアルコールドリンクを提供(写真撮影/片山貴博)

丸谷さんのほかにも、サンチャコの説明会に参加した方が何かしらで関わっていきたいと、夜にスナックを営業している。このスペース自体が、サンチャコと、さまざまな形で地域や猫に関わりを持ち続けたい方とが繋がる場として機能。さらにここで開かれるカフェなどが、サンチャコと地域とを繋げる大きな役割を果たしている。

レンタルスペースで保護猫の情報を紹介。サンチャコに暮らす保護猫はみな譲渡可能(写真撮影/片山貴博)

レンタルスペースで保護猫の情報を紹介。サンチャコに暮らす保護猫はみな譲渡可能(写真撮影/片山貴博)

猫初心者へ間口を広げる新しい不動産の形

最後に、2・3階の賃貸住宅を見てみよう。賃貸住宅では、一年くらいを目途に保護猫を譲り受けることを推奨し入居してもらっているのが特徴だ。

「不動産市場では、ペットを飼ってみたいけど、飼育経験がないので迷っているという方が2割くらいいるらしいんです」と東さん。昼間や旅行中は共用スペースで入居者みんなで猫の世話をするなど、初心者でも猫を無理なく飼えるような環境を用意することで、ニーズに応える新しい不動産の形を提案している。

猫の種類が各部屋の名前に。玄関前にはかわいらしいサインがあしらわれている(写真撮影/片山貴博)

猫の種類が各部屋の名前に。玄関前にはかわいらしいサインがあしらわれている(写真撮影/片山貴博)

賃貸住宅は全室メゾネット。写真の部屋は2020年10月末現在で空きがある「ハチワレ」(写真撮影/片山貴博)

賃貸住宅は全室メゾネット。写真の部屋は2020年10月末現在で空きがある「ハチワレ」(写真撮影/片山貴博)

お話を伺った入居者のMさん夫妻が、まさにその2割に当てはまる。「ここ数年ずっとペットを飼ってみたいと思っていたんですけど機会がなかったんです。他の物件に決めかけていましたが、心のなかで何かが引っかかっていて。そんな折に、『サンチャコ』を見つけて、ここだ!と」と妻。入居してからは、週一回の猫当番で共用部の猫のお世話をしながら、いつか自宅で猫を受け入れる準備をしている。

共用スペースに置かれた「にゃんこ連絡帳」。猫の特徴や体調の変化などが記されている。またLINEのグループをつくるなど、初心者でも安心して猫のお世話ができるような配慮も(写真撮影/片山貴博)

共用スペースに置かれた「にゃんこ連絡帳」。猫の特徴や体調の変化などが記されている。またLINEのグループをつくるなど、初心者でも安心して猫のお世話ができるような配慮も(写真撮影/片山貴博)

「いろんな猫がいるので、猫も性格がさまざまなのだと、ここに暮らして初めて知りました」と妻が話すように、活動は猫それぞれ。賃貸住宅は全4部屋。猫が上下運動できるよう階段があるメゾネットだが、キャットウォークなどは設けられていない。猫の動きによって空間をアレンジできるよう、部屋はシンプルなつくりになっている。

猫用に棚などが必要になれば、1階のワークスペースでDIYすることができる。「共用スペースの棚を真似して、サポートしてもらいながら自分たちの部屋にも棚をつくってみました」と夫。実はDIYを始めてみたかったという夫は、DIYができる環境も入居の決め手になったそう。

住み心地や今後の暮らしについて伺うと、「以前住んでいた街と違って、三軒茶屋は個性的なお店がいっぱいあるので、街歩きが楽しみです。ただ、ずっとここに暮らすというよりは、いずれ卒業しなきゃというイメージで入居しました。猫との暮らしを始めたい次の人にバトンを渡すことで、循環が生まれるのではないでしょうか」と夫。「仕事と家庭とじゃないですけど、猫と仕事との両立ができるようになったら卒業なんじゃないかなと思います。ここで猫の飼育方法を学んで、一人前にならなきゃ」と妻も、卒業に向けてサポートを受けながら猫と一歩一歩歩んでいる。

賃貸住宅の共用廊下へ繰り出すノンちゃん。「夜、玄関扉前で“入れて~”と鳴いていることもあるんですよ」と妻が教えてくれた(写真撮影/片山貴博)

賃貸住宅の共用廊下へ繰り出すノンちゃん。「夜、玄関扉前で“入れて~”と鳴いていることもあるんですよ」と妻が教えてくれた(写真撮影/片山貴博)

猫と暮らす、猫と働く、猫の世話をしに訪れる……サンチャコではさまざまな猫との接し方があり、自分に合ったスタイルで、猫の幸せ、そして地域コミュニティと繋がることができる。猫も人も地域も幸せになれるサンチャコの仕組みが、より多くの場所で広がると、動物の殺処分や孤独死など大きな社会問題の解決策のひとつになっていくのではないだろうか。

●サンチャコ
●ワーキングスペース neco makers●取材協力
・合同会社シナモンチャイ
・株式会社チームネット

パノラマビューなスケルトン

所在地:練馬区高野台
3,680万円 / 65.07平米
西武池袋線「練馬高野台」駅 徒歩8分

南側に谷原氷川神社、西側に笹目通りと目の前が開けた立地につき、はるか先の富士山まで抜けるパノラミックな眺望が気持ちいいスケルトン物件。



窓の位置が変えられないリノベーションでは、この物件のように窓が多いことは間取りを考える上で大きなメリットになります。



面積としては65.07 ... 続き>>>.
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四谷の秘密基地

所在地:新宿区舟町
15万5,000円 / 32.34平米
丸ノ内線「四谷三丁目」駅 徒歩4分

ぎゅっとコンパクトに機能がつめられ、かついい塩梅にデザインされているのが魅力的な一室。



荒木町の交差点から住宅街に入った場所にあり、隠れ家的な雰囲気。外観と室内のギャップも面白いです。



室内は水回りも含め、数年前にフルリノベーションしています。無垢のフローリングに、木のキッチ ... 続き>>>.
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北沢、個性派暮らし

所在地:世田谷区北沢
9万1,000~10万9,000円 / 21.1~30.48平米
小田急線「東北沢」駅 徒歩5分

デッキプレート、コンクリートなど、スタイリッシュな素材使いがかっこいい空間。



E01 ・05号室は比較的シンプルな間取りですが、その他の部屋はなかなか個性的な間取り。どう使うか考えながら暮らすのが楽しくなりそうです。



全部屋シャワールームの仕様。洗面スペースも全ての部屋につく ... 続き>>>.
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レトロビルに胸キュン

所在地:港区赤坂
18万1,500円(税込) / 52.49平米
千代田線「赤坂」駅 徒歩4分

東京R不動産の得意分野、レトロで手ごろな価格のオフィスをご紹介!ワンルームタイプで、水回りも含むと50㎡を越えます。



建物はもうすぐ半世紀を迎えます。正直なところエレベーター周辺のごちゃっとした感じや、共用設備に関しては結構ジャンク。ですが、エントランスのデザインやタイル張りの ... 続き>>>.
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