
45万円 / 220.16平米
東急池上線「雪が谷大塚」駅 徒歩1分
圧巻の大ホールは、天井高3.5m。これだけ開放的な空間が待っているとは!建物の外観からは想像できないスケール感です。
造形作家・美術家であった関根伸夫氏が、デザインスタジオとして使うために建てた一棟。玄関の高さが約3mあるなど、大きな作品の搬入出が考えられた設計になっています。 ... 続き>>>.
圧倒的に不動産情報が多いですが。。。。
立春も過ぎ、暦の上ではもう春。とはいえまだまだ寒い日が続き、外出自粛を抜きについ部屋にこもりがちになってしまいます。SUUMOジャーナルで1月に公開した記事では、「大好きすぎて移住した! 『水曜どうでしょう』の札幌、ふなっしーの船橋へ」「コロナ影響でどうなる? 2021年の不動産市場の行方」などが人気TOP10入りしました。詳しく紹介します。
2021年1月の人気記事ランキングTOP10はこちら!
1位 東京23区の家賃相場が安い駅ランキング 2021年版
2位 大好きすぎて移住した! 『水曜どうでしょう』の札幌、ふなっしーの船橋へ
3位 2021年、住宅取得やリフォームの支援制度はどうなる?ポイントを解説
4位 美大生のための伝説のアパート、DIYし放題で“住み継ぐ”
5位 コロナ影響でどうなる? 2021年の不動産市場の行方
6位 「ゴミには人間の本性が出る!」ゴミ清掃芸人・マシンガンズ滝沢さんインタビュー
7位 どうなる2021年の住宅市場??住宅トレンドは都心か、郊外か?
8位 「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」に見る最新キーワード3つ。コロナ禍の影響も?
9位 縄文人さん、「竪穴住居」でどんな暮らしを送っていたんですか?
10位 パリの暮らしとインテリア[8] 壁のカラーリングで狭くて暗い部屋が大変身! 建築家のアパルトマン
※対象記事:2021年1月1日~2021年1月31日までに公開された記事
※集計期間:2021年1月1日~2021年1月31日のPV数の多い順
1位 東京23区の家賃相場が安い駅ランキング 2021年版
(写真/PIXTA)
東京23区の、単身者向け物件の家賃相場ランキング最新版。1位は江戸川区の葛西臨海公園駅で6.00万円。2位は葛飾区の京成金町駅と金町駅で6.20万円。今回急上昇してきたのは世田谷区に所在する喜多見駅で、6.35万円でした。
2位 大好きすぎて移住した! 『水曜どうでしょう』の札幌、ふなっしーの船橋へ
(写真撮影/竹岡紗希さん)
人気テレビ番組『水曜どうでしょう』と出演者の大泉洋が好きすぎて、関西から北海道へ移住した夫妻。ふなっしーが好きすぎて、千葉県船橋市へ移住した女性。「出会っていない人生が想像できない」という、好きなものがある街へ移り住んだひとたちへインタビューしました。
3位 2021年、住宅取得やリフォームの支援制度はどうなる?ポイントを解説
(写真:PIXTA)
新型コロナウイルスによる経済低迷の回復支援に、住宅取得やリフォーム時のポイント制度の創設や減税の拡充などが行われています。地方移住や災害リスクの高い地域からの移転や、住宅ローン減税の控除期間の延長など、支援策の内容について紹介します。
4位 美大生のための伝説のアパート、DIYし放題で“住み継ぐ”
(撮影/片山貴博)
多摩美術大学など美大が多く集まる東京都町田市で、歴代の美大生らが住み継いできた“伝説のアパート”は、「イタズラじゃなきゃ何してもいい」とDIYし放題で原状回復も不要。入居する美大生にとっては、ほかの入居者の“作品”が、制作のひらめきにもなっているそうです。
5位 コロナ影響でどうなる? 2021年の不動産市場の行方
(画像/PIXTA)
2021年の不動産市場は「3極化」が加速しそうです。コロナ禍の状況次第ではあるものの、「都心・大都市部」「駅前・駅近」「大規模」「タワー」といった好立地かつ高額物件や郊外で値ごろ感のある新築・中古・マンション・一戸建てなどは好調、一方で「立地に難のあるもの」はことごとく厳しくなりそうです。
6位 「ゴミには人間の本性が出る!」ゴミ清掃芸人・マシンガンズ滝沢さんインタビュー
(写真撮影/片山貴博)
ゴミ収集会社で働いている経験を基にした書籍がヒットしている、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さん。滝沢さんによると、ゴミ集積所には「ある法則」があるそうです。コロナ禍のゴミと住まい、そしてコミュニティについてうかがいました。
7位 どうなる2021年の住宅市場??住宅トレンドは都心か、郊外か?
(写真:PIXTA)
テレワーク経験者は住宅購入意向が高くなり、頻度が高ければ郊外志向、出社が半分以上なら都心志向――。2021年の住宅市場の動向を、いくつかの調査結果から解説します。
8位 「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」に見る最新キーワード3つ。コロナ禍の影響も?
(画像/SUUMOジャーナル編集部)
「リノベーションはいかにコロナ禍の影響を受け止めたのか」という観点での審査とならざるを得なかったという「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」。職住融合のミニマルな住まいや多拠点な職住の場など、注目作品とともに2020年の傾向を紹介します。
9位 縄文人さん、「竪穴住居」でどんな暮らしを送っていたんですか?
(写真撮影/石原たきび)
授業で必ず習うものの、実は分からないことだらけの縄文時代。当時の住居「竪穴住居」を山梨で復元。どんな生活をしていたのかを体験してみました。
10位 パリの暮らしとインテリア[8] 壁のカラーリングで狭くて暗い部屋が大変身! 建築家のアパルトマン
(写真撮影/Manabu Matsunaga)
パリ在住の写真家がこだわりの暮らしを送る人々を紹介する連載。今回は、人気地区ながら日当たりがあまりよくないお部屋に住む女性建築家の話。専門知識を活かした工夫や家具配置で、明るいお部屋に変身させています。
DIYし放題の伝説のアパートや「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」など、いつもに増してDIYやリノベに注目が集まったように感じられる今回のランキング。必ずしも大がかりな工事や予算を必要としなくても新しい暮らしを味わえるだけに、気になるところです。また今なら、3位に入った記事のようにコロナ対策の支援制度も開設されており、考え時ともいえそう。その際には解説記事を役立ててもらえれば幸いです。
「礼金ゼロ・敷金ゼロ・退室時修繕義務なし」「入居者向け食堂・トーコーキッチンの運営」といった入居者本位の不動産仲介・管理サービスで知られる神奈川県相模原市の東郊住宅社が、新たに家事代行サービス「ゴーヨーキーキー」を開始したと聞いて、淵野辺の同社に赴きました。「5分100円から」という破格のサービス料に驚きますが、どんな思いから開始したサービスなのか、現状はどうなのか、詳しく伺いました。
5分100円から。ちょっとした困りごとに駆けつけてくれる不動産屋さん
家の中のちょっとしたことだけれど、誰かの手を借りたい。そんなときに駆けつけてくれる人がいたら……。こうした状況は誰にでもあるのではないでしょうか。気軽に頼める家族や近くに住む友人、親戚がいればいいのですが、そうではない限り、便利屋さんに依頼するほどでもないし……ということで、対処せず我慢してしまうようなことも。
東郊住宅社が2020年秋から始めた「ゴーヨーキーキー」は、頼みたいときに駆けつけてくれて、一緒に対応してくれる家事代行サービス。「サービス内容は本当にちょっとしたことばかりなんですよ」と担当の輿水泰良さんは微笑みます。
やさしい笑顔が印象的な東郊住宅社常務取締役の輿水泰良さん(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
【サービスのメニュー例】利用者にとっては、花木への水やりや留守中の見回りをしてもらえれば、旅行や出張の際に安心。また、大きな粗大ゴミを出すのは一人暮らしでは難しいので、必要なときに5分10分、手を貸してもらえると助かる。そんな、ちょっとしたことでも気持ちよくやってくれる人がいるというのは心強いことです。しかも、1人で行える作業の場合、5分100円、10分200円、20分400円(30分以降は5分300円)という格安料金。
同社にとって大きな利益が生じる価格ではありませんが、それでもあえて有料にすることには意味があると言います。
「あるとき、弊社まで家賃を持参くださった入居者にお困りごとはないかと聞いたら『電球を交換してほしい』ということがあったんです。足を悪くされたお年を召された女性で、電球は買ったものの自分では交換できず、暗いまま過ごしていたそうです。もっと早く気軽に言っていただけたらすぐ駆けつけたのにと思ったのですが、ご本人は電球交換のためだけに来てもらうのは心苦しい……と思われたようなのです」
家賃支払いのときまで、暗いまま過ごしていたという入居者さん(イラスト/てぶくろ星人)
「そのとき、『無料だと逆に気を遣ってしまって頼みにくい』と感じる方々が意外と多くいるのではないかと気付いたんです。有料にすることで対等な関係となって、遠慮せずに頼みやすくなるのではないかと考えました」(輿水さん・以下同様)
巨大蜘蛛の駆除からワックス掛けまで、御用聞き事例あれこれそうして始まったゴーヨーキーキー。利用者として想定していたのは、主に高齢者、小さな子どものいる人でしたが、意外に若い世代の利用が多く、学生が半分くらいを占めているそうです。そのほか、賃貸物件オーナーや同社取引会社も対象とのこと。総計3000人ほどがサービスの対象者になっています。
「ご高齢の方からの依頼では、インターネットやプリンターの接続、携帯電話の操作など、デジタル関係が多いですね。あとは賃貸物件オーナーさんからのご依頼も多いです。草刈り、ゴミ処理、買い物代行、換気扇フィルターの取り付け、土地面積の計測などのお手伝いをしました。
若い世代の入居者さんからはさまざまなご依頼が舞い込みます。例えば、フローリングのワックス掛けを一緒にして欲しいとか、巨大な蜘蛛が部屋にいるので何とかして欲しいというようなことがありました。ワックス掛けの依頼は『部屋の同じ場所に座り続けていたら床が汚れてしまったので、汚れ落としとワックス掛けを一緒にしてほしい』ということで、たまたま洗剤などが会社にあったので、それを持って伺いました。蜘蛛駆除は10cmくらいの本当に大きな蜘蛛でびっくりしました」
虫嫌いの人にとっては恐怖! すぐに助けが必要です(イラスト/てぶくろ星人)
一緒にやってくれる人がいると心強いですし、集中できますね(イラスト/てぶくろ星人)
「何か困ったことはない?」から始まるコミュニケーション一般的な不動産管理会社であれば、虫が出たから・汚れたから助けてなどの依頼が来るような関係にはなりにくいのではないでしょうか。しかし東郊住宅社の場合、入居者は困ったときに「東郊さんに相談してみよう」と相談先として思い浮かぶ存在となっています。しかし、一足飛びにこうした関係を築けたわけではありません。
まず、呼ばれたらすぐに駆けつけることができるのは、「地元の不動産屋さん」だから。同社が管理する物件は約1800戸あり、その物件のほとんどが半径5km以内に立地しています。
さらに、物理的に身近というだけでなく心理的にも身近であることが、このサービスを使いやすくさせている要因になっています。それは、同社スタッフが入居者に対して常に声掛けをして、“顔見知り”になっているということ。例えば、以前SUUMOジャーナルでも紹介した入居者向け食堂「トーコーキッチン」。朝食100円、昼・夕食500円という低価格でサービスを提供しているだけではなく、同社スタッフが、入居者とその家族や友人、賃貸物件オーナーや関係者とのコミュニケーションを培う場所になっています。
1日150~200人(コロナ禍前)が利用する入居者向け食堂「トーコーキッチン」(写真撮影/金井直子)
トーコーキッチンで食事をしているとき、淵野辺の街を歩いていてすれ違うとき、あるいは入居者が家賃を同社へ持参するとき、同社のスタッフは「何かお困りごとはないですか?」と積極的に話し掛けているそうです。
「淵野辺という街はぜひここに住みたいという積極的な理由で選ばれることは少なく、大学や職場があるからという理由で住んでいる方が多いんです。そうであってもせっかくのご縁なので、淵野辺でより楽しく安全に、快適に過ごしていただきたいと常に考えています。
ゴーヨーキーキーは今はまだ慣らし運転中で、徐々に浸透しつつある状況です。サービス開始を知った入居者さんや物件オーナーさんと道で会って挨拶した際に、『そういえば新しいサービスを始めたらしいね。便利でうれしいよ。ちょっとお願いしたいんだけど……』なんて声をかけられるようになりました」
街の不動産屋さんという雰囲気の東郊住宅社のオフィス。窓辺の「000」は敷金0、礼金0、退室時修繕費0(通常利用の場合)を表しています(写真提供/東郊住宅社)
退室時に「ゴーヨーキーキーがあって良かった」と思ってもらえれば現在、トーコーキッチンをきっかけに同社に直接物件を探しに来店する人が圧倒的に増え、自社集客の強力なツールとなっているとのこと。一方、今回のゴーヨーキーキーに関しては、これで集客アップを狙っているわけではないと言います。
「ゴーヨーキーキーは、実際に体験していただかないと良さは伝わらないと思います。どちらかというと、退室時に『このサービスがあって良かった』と感じていただければいいですね。さらに、これがあることで、『やっぱり引越しをやめる』『次の家も淵野辺で探す』となっていただければもっとうれしいです。
私たちは『お困りごと』をきっかけに、入居者さんとの関係性をより深めていきたいと思っています。困ったときに真っ先に当社を思い浮かべていただくとしたら、何よりうれしいことです」
サービスを担当するのは、アルバイトさんを含め、同社の全スタッフ15人。通常業務の一環としてサービス対応にあたっています。
専門的な知識が必要とされる内容についてはスタッフで対応できないこともありますが、「引退された地域の方などにも参加していただき、培ってこられた技術や知識をゴーヨーキーキーに活かしていただければとも考えています」と輿水さん。
「元花屋さんという入居者さんから植物への正しい水やり方法を聞いて、植木を枯らすことがなくなったという当社スタッフがいるのですが、そんな風に、ゴーヨーキーキーで助け合って、友だちの友だちは、みな友だちだ(笑)となれればいいですね」
(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)
ウィズコロナ時代、心を支えるツールとしても役立てたい現在、コロナ禍で外出や人と会う機会がぐっと減り、気持ちも沈みがちという方は多いと思いますが、そうした場合にも利用して欲しいサービスだと輿水さんは言います。
「ゴーヨーキーキーが一番理想とするご依頼は『話し相手をする』です。お金がかかってもいいから話し相手になってというのは、それだけ身近に感じていただいているということではないでしょうか。5分だけでも毎日顔を見せに来てほしいといったご要望もあるかもしれません。心の面でも入居者さんを支えていくことができればいいですね」
ウィズコロナでなくとも、ゴーヨーキーキーでご自宅にお伺いしたり交流を持ち続けたりすることで、何らかの問題……例えば生活苦の早期発見や孤独死リスクの回避にもつながるのではないか、と輿水さん。
それ以外にも、入居者同士の隣人トラブルなど解決が難しい問題も相談事項として発生することが想定されますが、「無理ですと対応するのは簡単ですが、そうではなく、間に入って何とか解決に向けて努力するのが私たちの役割なのではないかと考えています」と輿水さん。
あたふたしつつ一緒に悩む、そんな人間くささに温もりを感じるサービス内容が決まり切っておらず、内容によってフレキシブルに対応するというゴーヨーキーキーですが、「あたふたと一緒に悩むという人間くささ」がひとつの魅力でもあると感じます。「想定外のハプニングというのは工夫を生みますね。人と人との関係性も深めてくれます」
輿水さんは「当社のような地域密着の小さい会社だからこそできるサービスではないかと思います。私たちは、入居者さんの淵野辺ライフがより快適になるお手伝いをするのが、本当にうれしいんです」と話します。
「デジタル化が進みすぎると人恋しくなりますよね。ゴーヨーキーキーは人と人とが相対するアナログのコミュニケーション。人の温もりを感じる、そんな安心感を持っていただければと思います」
電話1本で駆けつけてくれる安心・快適なサービス。お話を聞いて、淵野辺以外の街にもゴーヨーキーキーが広がってほしいと感じました。
●取材協力