都会派、リノベの1LDK【賃貸】

所在地:渋谷区松濤
23万円 / 49.18平米
井の頭線「神泉」駅 徒歩4分

約3年前にスケルトンからフルリノベーション。床は無垢フローリング、天井や壁は塗装仕上げ。OSB板をアクセントで用い、カジュアルでラフな雰囲気にデザインしています。



間仕切りが少ない、開けた間取り。家具レイアウトがいろいろと変えられ、インテリア好きに嬉しいつくりです。



写真の形 ... 続き>>>.
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都会派、リノベの1LDK【売買】

所在地:渋谷区松濤
5,980万円 / 49.18平米
井の頭線「神泉」駅 徒歩4分

★価格が下がりました!★



約3年前にスケルトンからフルリノベーション。床は無垢フローリング、天井や壁は塗装仕上げ。OSB板をアクセントで用い、カジュアルでラフな雰囲気にデザインしています。



間仕切りが少ない、開けた間取り。家具レイアウトがいろいろと変えられ、インテリア好きに嬉 ... 続き>>>.
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そこにある光

所在地:目黒区柿の木坂
21万4,500円 / 56.53平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩7分

こんもりとした植栽に囲まれた建物。室内は木々から漏れる光と内装が見事に調和していて、美しさにため息が漏れました。



室内は白をベースに無垢材や玄関の土間タイル、障子などを組み合わせたスタイル。「〇〇調」みたいな偽物ではなく、しっかりと質のよい建材が使われています。



また異素材を ... 続き>>>.
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軽やかで清楚な姿に

所在地:世田谷区世田谷
16万円 / 45.84平米
世田谷線「上町」駅 徒歩2分

大きなレトロマンションの1室が、ナチュラルで清楚な姿にフルリノベーション。さらりと足触りのいいフローリングが敷かれ、裸足で踊り出したくなるような軽やかな雰囲気に生まれ変わりました。



部屋は東向きの1階で、窓の外はマンションの駐車場。外からの視線が気になる方はご注意ください。駐車 ... 続き>>>.
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目黒川を望む

所在地:目黒区青葉台
82万5,000円(税込) / 99.97平米
東急東横線「中目黒」駅 徒歩6分

天井を走る鉄骨やライティングレール、白壁とアジの出た無垢素材の床はもうすでに完成されたギャラリーのよう。



南側に目黒川を望む、新規で内装工事をしなくても十分使用できる質のよい空間が募集中です。



以前はアパレルの店舗で、現在の内装はそれを引き継いだもの。現在は事務所として使用さ ... 続き>>>.
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田んぼに浮かぶホテル「スイデンテラス」の社員はU・Iターンが8割! 都会より地方を選んだ若者続出の魅力とは? 山形県鶴岡市

山形県鶴岡市の中心部にある、建築家・坂茂さんが手掛けた水田に浮かぶホテル「スイデンテラス」。オープンから4年半、今やすっかり全国で知られる人気のホテルになりましたが、ことの始まりは、鶴岡に縁もゆかりもなかった代表・山中大介さんの東京からの移住でした。庄内平野に魅力を感じた山中さんは、その後の人生をかけて「スイデンテラス」をはじめとしたまちづくりをするべく、ヤマガタデザインという会社を起こします。ここでのさまざまな取り組みを見た人たちが、“鶴岡で働き・暮らしたい”と、続々とUターン・Iターンをし、次第に雰囲気は変化。今では働くスタッフのうちUターン・Iターン者のみで約8割を占めるといいます。その魅力は? 働く皆さんにお話を聞きました。

鶴岡の田んぼに浮かぶホテル、なぜつくった?

山形県の北西部に位置する、庄内平野。山と海に囲まれた自然豊かで広大なエリアです。今回私たちが訪ねたホテル「スイデンテラス」は、鶴岡市内にあります。最寄りの鶴岡駅から車で約10分、庄内空港からは車で約20分と、想像していたよりも利便性の良いエリアです。

車で道を走っていると目の前に広がる山並みの景色が美しい鶴岡市内(写真撮影/土田 貴文)

車で道を走っていると目の前に広がる山並みの景色が美しい鶴岡市内(写真撮影/土田 貴文)

周囲を見渡すと、田んぼのほかに工業関連の施設が複数あり、産業が発展していることがうかがえます。

「鶴岡市には11の工業地帯があって大企業のロジスティクスや、バイオサイエンスの研究機関がありますよ。東京からも飛行機で1時間ほどとアクセスが良いので、ビジネスで訪れる方も多いんです」と話すのは、ホテルの広報やブランドコミュニケーションを担う、小野寺望美さん。

そんなエリア内で、異彩を放ったたたずまいをしているのが「スイデンテラス」です。到着するとまず目に留まるのは、水辺の上に浮かんでいるかのような外観。

まるで水面に浮かんでいるかのようなホテル「スイデンテラス」(写真撮影/土田 貴文)

まるで水面に浮かんでいるかのようなホテル「スイデンテラス」(写真撮影/土田 貴文)

ホテルの居室からの眺めは、一面に水面が広がった田んぼの風景。まるで自分が田んぼの真ん中にたたずんでいるよう。レストランのテラスからは、出羽三山の一つ・月山を望むことができ、自然に包みこまれるような心地よさを感じます。

客室からは美しい山々と田んぼの風景を望むことができます(写真撮影/土田 貴文)

客室からは美しい山々と田んぼの風景を望むことができます(写真撮影/土田 貴文)

建物は自然との調和を保つために、あえて木造建築を主軸にしています。そこには「建て直しをせず、いつまでも長く手を入れて継いでいきたい。経年による変化によって生まれる魅力を伝えていきたい、という思いがあります」とヤマガタデザイン 街づくり推進室の長岡太郎さんは語ります。

世界的な建築家・坂茂さんが手掛けたデザイン。施設内には、坂さんの建築の代表的な意匠である紙管を使用(写真撮影/土田 貴文)

世界的な建築家・坂茂さんが手掛けたデザイン。施設内には、坂さんの建築の代表的な意匠である紙管を使用(写真撮影/土田 貴文)

ブックディレクター幅允孝さんと共に選書した約1,000冊の蔵書がそろう共用棟ライブラリー。宿泊者以外もここでくつろぐことができます(写真撮影/土田 貴文)

ブックディレクター幅允孝さんと共に選書した約1,000冊の蔵書がそろう共用棟ライブラリー。宿泊者以外もここでくつろぐことができます(写真撮影/土田 貴文)

レストランは、朝はテラスの窓を開放。気持ちの良い空気と景色を感じることができます(写真撮影/土田 貴文)

レストランは、朝はテラスの窓を開放。気持ちの良い空気と景色を感じることができます(写真撮影/土田 貴文)

それにしても、なぜこの田んぼのど真ん中で、それもホテルを始めたのでしょうか。始まりは、代表取締役である山中大介さんの鶴岡への移住でした。

もともとは東京で暮らしていた、山中さん。その後同じ庄内エリアで世界的に注目をされているバイオベンチャー企業・Spiber(スパイバー)株式会社に転職し、鶴岡へやってきます。鶴岡で暮らしていくなかで、この街にポテンシャルを感じて、ついには自社「ヤマガタデザイン」を立ち上げて定住することを決意します。

「ホテルだけ」をやりたいわけではなかった

山中さんは、鶴岡のことを「気候が穏やかで、景色も美しい。そして何より海の幸や山の幸と、食材の魅力が多いな」と思ったそう。一方で、こうした魅力が周囲にうまく伝えきれておらず、未成熟な部分も多い、とも感じたようです。

“気候や景色、食材など観光として訪れてもらう以外にも、暮らすための魅力も多い。鶴岡には魅力があるのに、この街に住む人が減っていっていることがもったいない。暮らし働く場所のひとつとして、庄内に住む人がもっと増えたら街はもっと魅力的になるのでは”、と思いをつのらせていた山中さん。そんな中で、Spiber社在籍時に、会社の近くにあるサイエンスパーク周辺の土地が未着手のまま困っているという問題に直面します。

そこで、山中さんは「ここをなんとかしたい」とSpiber社を退職後に立ち上げた、「ヤマガタデザイン」社で一手に引き受けることになります。その始まりが「スイデンテラス」でした。

田んぼの稲穂が黄金色に染まる、秋の「スイデンテラス」周辺(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

田んぼの稲穂が黄金色に染まる、秋の「スイデンテラス」周辺(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

有名建築家が手掛けたホテルということもあり、2018年のオープン時から話題となりますが、ヤマガタデザインはホテルの発展だけに心を燃やしているわけではありませんでした。

「僕たちが目指していることは、まちづくりなのです。当初は開発することを第一に考えていましたが、ただつくってそのままにしておくわけにはいかない。施設や街は生き物なのです。持続させるためにホテルの運営も始めました。そのためには暮らし働く環境も必要です。 “従業員が通う保育園が欲しいよね”、“子どもたちが遊べる場所があるといいよね”と次々に発想が広がり、施設や機能が増えているんです」(長岡さん)

子どもたちが体を使って目いっぱい楽しむことができる全天候型の児童教育施設「キッズドームソライ」の「アソビバ」(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

子どもたちが体を使って目いっぱい楽しむことができる全天候型の児童教育施設「キッズドームソライ」の「アソビバ」(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

創作できるスペースも。色鮮やかなクラフトペーパーやリボンなど豊かな素材がそろう「キッズドームソライ」のクリエイティブコーナー「ツクルバ」(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

創作できるスペースも。色鮮やかなクラフトペーパーやリボンなど豊かな素材がそろう「キッズドームソライ」のクリエイティブコーナー「ツクルバ」(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

本格的な工具もそろうほか、スタッフと一緒に制作ができます(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

本格的な工具もそろうほか、スタッフと一緒に制作ができます(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

この4年の間に農業も始めており、近郊にあるハウスで育てた有機野菜は、ホテルの食卓にも提供されています。また、隣接のキッズドームソライでは地域の子どもたちに向けたワークショップやイベントを実施するほか、フリースクールや放課後児童クラブを運営することで、地域の子育ての一端を担っています。この状況は、”鶴岡の街へ参画する一つの窓口になり始めているといえるのではないでしょうか。

ホテルから車で5分のところにあるハウスで有機栽培をしています(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

ホテルから車で5分のところにあるハウスで有機栽培をしています(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

ベビーリーフやミニトマトなどをレストランで提供(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

ベビーリーフやミニトマトなどをレストランで提供(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

レストランスタッフの目利きによる山形の新進気鋭のお酒や飲料はホテル内で販売もしています(写真撮影/土田 貴文)

レストランスタッフの目利きによる山形の新進気鋭のお酒や飲料はホテル内で販売もしています(写真撮影/土田 貴文)

もちろん働き暮らす人たちだけではなく、訪れる人へのアプローチも忘れません。

「“ホテル起点のツーリズム開催”、“食の魅力発信イベント”など、庄内への興味関心を促すことを、これからもどんどんやっていきたいなと考えています。これをきっかけに街への移住者や訪れる人が増え、地域が発展していくということを願いながら、私たちもさまざまな方法や事業で“街”について発信しています」(長岡さん)

山形が故郷である人の心を動かしていった

圧倒的なホテルの存在はもちろん、それにとどまらずに多角的な展開をする姿に、”なにやら面白いことをしているぞ”と、さまざまな人がヤマガタデザインに興味を持ち始めます。

その口コミが広がり、徐々にスタッフになりたいとUターン志望者が現れ、ヤマガタデザインで働くに至りました。
創業期から代表の山中さんとともに汗を流す長岡さん。生まれは山形県寒河江市で、就職後は函館や山形でNHKの報道記者として働いていたと言います。

「自分が山中さんと知り合ったのは、山形勤務時に記者として彼を取材した時。その後、ご本人から話を聞き、彼の心根に打たれて、転職を決意しました」(長岡さん)

山形への熱い思いを語る長岡太郎さん。個人でも山形の美味しいお店や街を活性化するために実施している特徴的なイベントなどを運営しています(写真撮影/土田 貴文)

山形への熱い思いを語る長岡太郎さん。個人でも山形の美味しいお店や街を活性化するために実施している特徴的なイベントなどを運営しています(写真撮影/土田 貴文)

大企業という安泰を捨てる、その決意は並々ならぬものだったのではないでしょうか。

「自分としては、”どこで働くか”よりも”誰と働くか”が大切だと思っていて。心から愛していた山形のことを盛り上げるということには変わりはないし、何よりもこの人と一緒に仕事をしたらもっと面白くできると思ったのです」(長岡さん)

一方、ホテルレストランの料理長である佐藤義高さん。佐藤さんの地元は、鶴岡市の隣にある酒田市です。就職してからずっと東京で暮らしていたものの、いつかは地元に帰ることを考えていたそう。しかし地元の求人の多くは、就労環境や条件などで首都圏との格差があり、Uターンすることを躊躇していました。そんな中で、スイデンテラスの話を知人から耳にします。

「私はいつかUターンしたいなと思っていたものの、独立して店を開業するか、どこかに就職するかの選択となるのだろうなと考えあぐねていた。そんな時に地元の友人から『スイデンテラス』の話を聞いて面白そうだと思いました」(佐藤さん)

ホテルへの就職となると、仕事の内容がある程度決まるため、転職といってもほぼ業界の出身者が集います。

ところがこのホテルは「”まちづくり”の会社が担っていて、集まるメンバーも地方創生やまちづくりに関心がある人が多く、なかにはホテル勤務未経験者もいます。こうした今までにない環境が、自分の中の考え方や料理にプラスになると感じ、Uターンして働くことを決めました」と佐藤さん。

スタッフたちは皆、“街をよくしたい”という思いで、常に語り合っているそう(写真撮影/土田 貴文)

スタッフたちは皆、“街をよくしたい”という思いで、常に語り合っているそう(写真撮影/土田 貴文)

実際に働いてみてどう感じているのでしょうか。佐藤さんは「さまざまな出身のスタッフたちと一緒に働いているし、お客様も全国から来ていただいているので、ある意味で自分が想像していた地元で働く感覚よりも刺激的で、都会的な感覚もあります」と言います。

しかし、こうも続けます。

「スイデンテラスをきっかけに、地元が少しずつ変わっていく姿を見るのが面白い。また自分が帰郷して、食を通じて地元の食材の魅力を見直すことでき、それを訪れる人に伝えられることを嬉しく思っています」(佐藤さん)

縁もゆかりもなかった鶴岡。知れば知るほど夢中になっていった

故郷に近い場所で働くUターン者ももちろん、「山形」の魅力に心を奪われてIターンをしてきたスタッフも多くいます。ヤマガタデザインでは働くスタッフの3割がIターンだといいます。

四季折々に変化する景色の豊かさは、Uターン・Iターンして再確認できたと、口々に話していました(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

四季折々に変化する景色の豊かさは、Uターン・Iターンして再確認できたと、口々に話していました(画像提供/ヤマガタデザイン株式会社)

レストランサービスのリーダーである持田絢乃さんは埼玉県出身。それまでは都内や関東近郊の飲食店で働いていました。仕事をする中で、食品ロスの多さなどに違和感を感じ始め、もっと食を大切に、より深く食を学びたいという気持ちが強く湧いてきたそうです。

そんな中、脳裏をよぎったのが学生時代にお世話になった鶴岡のことでした。

「大学時代に地域フィールドワークの授業で訪れた鶴岡の街のことがずっと忘れられなかったんです。授業では、地域の課題を街のお母さん方と一緒に解決策を考えていくというものだったのですが、とにかく温かく接してくれて。そのことが忘れられなかったんですね。私が鶴岡に移住したいと思ったのは、こうしたこの街の人たちの優しさに触れたのが大きいです」(持田さん)

飲食店を退職し、鶴岡に来てしばらく農家レストランなどで働いていましたが、「この街」の良さをもっと発信したい、と思った時にヤマガタデザインに出合ったと言います。

「一人だと小さな力しかないかもしれないけれど、ここだったら“この街が好き”っていう人がたくさん集まっているので、なにか面白いことができると思っています」(持田さん)

一方、地元が近県の秋田県という武井真笑さん。関東の大学を卒業後は、Uターンして自動車ディーラーで営業の仕事をしていました。現在はホテルレセプションをしています。
あえて山形へ移住したのは、以前から地域振興に興味があったから。きっかけはNPOについて情報発信するサイトを通じて、鶴岡を知り訪れたことだったそう。

「実際に山形を訪れてみたら“すごくいいところじゃん”って思って。何より食事が美味しいし、人がみんなあたたかい。ここで働きたいなと思った」と移住に踏み切ったそうです。

食が豊かなことを改めて知ることができたと話すIターン者のお二人。気鋭の生産物を目利きして、「スイデンテラス」から発信していくことも大切にしています(写真撮影/土田 貴文)

食が豊かなことを改めて知ることができたと話すIターン者のお二人。気鋭の生産物を目利きして、「スイデンテラス」から発信していくことも大切にしています(写真撮影/土田 貴文)

「それまでは隣の県といえども、山形のことを本当に知らなかったんですね。秋田から山形へ出かけるって思ったよりも時間がかかるので。同じ東北地方でも仙台に足を延ばす方が圧倒的に早いんです。ここで仕事をし始めてからこんなにも山形は魅力的なんだな!と改めて感じることが多いです」(武井さん)

ホテルのエントランスには、地元のクリエイターの作品が多数並びます(写真撮影/土田 貴文)

ホテルのエントランスには、地元のクリエイターの作品が多数並びます(写真撮影/土田 貴文)

ここ鶴岡には“街を良くしていきたい”と熱い気持ちを寄せる若い世代が集うと武井さんは話します。

「ヤマガタデザインはもちろん、地元の飲食店や、クリエーター、商店の人たち、まちづくり団体の人たちなど本当にたくさん。この仕事をきっかけに街の魅力を共有できる人たちと、これからも協業できたらいいなと思っています」(武井さん)

地方に暮らして働き、「その街」の魅力を、これからも全力で発信していく!と、エネルギッシュな皆さん。(写真撮影/土田 貴文)

地方に暮らして働き、「その街」の魅力を、これからも全力で発信していく!と、エネルギッシュな皆さん。(写真撮影/土田 貴文)

大きな志を持った山中さんという一人の人物によって、たくさんの人が影響を受け、ここ“鶴岡“の街は確かに変化を遂げていっているようです。UターンやIターンはもちろん簡単なことではないですし、決断をすることにもエネルギーを使います。

ですが、「志」を同じくした仲間がいれば、もしかしたらその一歩は、踏み出しやすくなるのかもしれません。
ヤマガタデザインのように、地方から「ときめく」暮らしや仕事が各地に増えていったら、住む場所を選ぶ私たちはもっとワクワクしそうです。

●取材協力
・スイデンテラス
・ヤマガタデザイン株式会社
・ヤマガタデザインリゾート株式会社

【明治大学】周辺のオススメ賃貸情報&家賃相場ランキング2023年版! 和泉キャンパス(一人暮らし向け)

新年度が始まる4月に合わせて、そろそろ引越しを考える人も増える時期。進学を機に大学の近くで一人暮らしを始める予定の学生もいるだろう。そんな新入生や、これから入学を目指す人の参考になるように、今回は明治大学・和泉(いずみ)キャンパス(東京都杉並区)の最寄駅である明大前駅にアクセスしやすく、家賃相場が安い駅を調査。さらに「ハウスメイトショップ下北沢店」店長の山室貴広さんに聞いた、和泉キャンパスに通う学生の住まいとしておすすめの街もご紹介していきたい。

和泉キャンパス最寄駅(明大前駅)まで15分以内の家賃相場が安い駅TOP14(19駅)

順位/駅名/家賃相場(主な路線名/駅の所在地/所要時間/乗り換え回数)
1位 つつじヶ丘 6.58万円(京王線/東京都調布市/12分/0回)
2位 三鷹台 6.8万円(京王井の頭線/東京都三鷹市/13分/0回)
3位 成城学園前 6.9万円(小田急小田原線/東京都世田谷区/15分/1回)
3位 仙川 6.9万円(京王線/東京都調布市/11分/0回)
5位 井の頭公園 7.0万円(京王井の頭線/東京都三鷹市/15分/0回)
5位 久我山 7.0万円(京王井の頭線/東京都杉並区/9分/0回)
5位 松原 7.0万円(東急世田谷線/東京都世田谷区/8分/1回)
8位 調布 7.1万円(京王線/東京都調布市/13分/0回)
9位 桜上水 7.3万円(京王線/東京都世田谷区/2分/0回)
9位 浜田山 7.3万円(京王井の頭線/東京都杉並区/6分/0回)
11位 西永福 7.35万円(京王井の頭線/東京都杉並区/4分/0回)
12位 山下 7.4万円(東急世田谷線/東京都世田谷区/10分/1回)
12位 上北沢 7.4万円(京王線/東京都世田谷区/5分/0回)
14位 永福町 7.5万円(京王井の頭線/東京都杉並区/2分/0回)
14位 経堂 7.5万円(小田急小田原線/東京都世田谷区/13分/1回)
14位 豪徳寺 7.5万円(東急世田谷線/東京都世田谷区/13分/1回)
14位 千歳烏山 7.5万円(京王線/東京都世田谷区/7分/0回)
14位 梅ケ丘 7.5万円(小田急小田原線/東京都世田谷区/12分/1回)
14位 富士見ケ丘 7.5万円(京王井の頭線/東京都杉並区/9分/0回)
―――
「ハウスメイトショップ下北沢店」山室さんおすすめの駅
14位 千歳烏山
ランク外 明大前 8.1万円(京王井の頭線/東京都世田谷区/0分/0回)※起点駅
ランク外 下北沢 8.8万円(京王井の頭線/東京都世田谷区/3分/0回)

大学名を冠した「明大前駅」周辺は生活する街としても魅力的

東京都内を中心に、4キャンパス・10学部を抱える明治大学。東京都杉並区には主に法学部や商学部といった文系学部の1・2年生が通う、和泉キャンパスがある。2022年春には学生の交流スペースも備えた新教育棟「和泉ラーニングスクエア」が誕生した。この和泉キャンパスから徒歩5分ほどの最寄駅はその名も「明大前駅」。明治大学予科(当時)が移転してきたのを機に1935年から、この駅名になったのだとか。

明大前駅(写真/PIXTA)

明大前駅(写真/PIXTA)

京王線と京王井の頭線が通る明大前駅は、新宿駅まで京王線の特急で2駅・最短約7分、渋谷駅まで京王井の頭線の急行で2駅・最短約6分という好立地。駅ビル「フレンテ明大前」が併設され、スーパーや書店、飲食店などがある点も魅力の一つだ。駅周辺は細い路地に沿ってコンビニや100円ショップ、ファストフード店やラーメン店といったリーズナブルな飲食店が立ち並び、学生にも愛用されている。大型の商業施設はなく、駅前から少し離れると住宅街。また、明治大学以外にも日本女子体育大学の附属高校など学校が点在しており、通学時間帯の駅周辺は学生の姿でにぎわっている。

明大前駅周辺で暮らす学生も多いそうで、「ハウスメイトショップ渋谷店」店長の山室貴広さんも明大生が住むイチ押しの街として明大前駅を挙げてくれた。

「大学生の住まい探しは、キャンパスまでドア・トゥ・ドアで30分以内、もしくは電車で2~3駅圏内がおすすめ。近年は自転車でも通える距離内でお探しになる方が増えています。また、住む街を選ぶ際はアルバイトや部活動など、授業以外の利便性も考慮するとよいでしょう。その点、明大前駅は2路線利用可能で渋谷駅や新宿駅に乗り換えなしでアクセスできるため非常に便利。駅前商店街に飲食店も多く、コンパクトながら生活に必要な施設はそろっています」

また、明大前駅を含む京王線笹塚駅~千川駅間では現在、連続立体交差事業が進行中。明大前駅の高架化にともなって駅舎のリニューアルも予定され、駅前広場が設けられるなどの駅周辺地区の再開発も計画されている。高架化事業の完了は当初予定の2022年度中から後ろへずれ込んでいるようだが、明大前駅周辺は変革期を迎えているところだ。

そんな明大前駅から徒歩15分圏内にある、学生向け賃貸物件(10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK。以下同)の家賃相場は8万1000円。便利な街だけあって、学生の一人暮らしにとって安くはない。もう少し家賃相場がお手ごろで魅力的な街として山室さんがおすすめしてくれたのが、今回調査したランキングの14位にも入った京王線・千歳烏山駅だ。

千歳烏山駅(写真/PIXTA)

千歳烏山駅(写真/PIXTA)

東京都世田谷区に位置する千歳烏山駅の家賃相場は明大前駅より6000円低い7万5000円となっており、「家賃を抑えたい方におすすめです」とのこと。「親しみやすい風情あふれる商店街があり、ドラッグストアや定食屋さんなど日常使いできる店が多数、立ち並んでいます。また、家具や工具を買いたい場合はホームセンターが隣駅の仙川にありますので、カーシェアなどを利用すれば20分程度で行くことが可能です」と山室さん。千歳烏山駅から明大前駅までは、京王線の特急で1駅・約7分。駅周辺にはクリームソーダが名物の昭和レトロな喫茶店や行列のできるベーカリー、それぞれに特徴的な数々のラーメン店もあり、お気に入りの店を探して街をめぐるのも楽しそう。また、前述した京王線の連続立体交差事業区間に千歳烏山駅も含まれており、将来的には駅の高架化が予定されている。

明大前駅まで乗り換えなし&15分以内の駅でも家賃相場は1万円以上も下がる

続いてランキング上位になった駅も見ていこう。明大前駅まで電車で15分圏内にある、家賃相場が最も安かった駅は東京都調布市に位置する京王線・つつじヶ丘駅。家賃相場は明大前駅よりも1万5000円以上低い、6万5800円だった。京王線の急行に乗ると、2駅・約12分で明大前駅に到着する。つつじヶ丘駅の南口では道路の再整備が行われており、拡張された駅前広場などの一部は供用が開始された。駅舎北側には「京王リトナード つつじヶ丘」が併設され、書店やドラッグストア、飲食店が営業中。そして北口の駅前にもスーパーや飲食店をはじめさまざまな店舗が建ち並ぶ。一帯に広がる「つつじヶ丘商店街」は店舗数が多く、にぎわいを感じる街並みだ。

つつじヶ丘駅(写真/PIXTA)

つつじヶ丘駅(写真/PIXTA)

2位は東京都三鷹市にある京王井の頭線・三鷹台駅で、家賃相場は6万8000円。明大前駅までは各駅停車で7駅・約13分で行けるほか、明大前駅とは逆方面に進むと若者にも人気の街・吉祥寺駅に2駅・約3分で到着する。駅周辺は線路と沿うように神田川が流れ、川の北側にあるドラッグストアとコンビニの先には立教女学院の敷地と住宅地が広がる。商店が多いのは川と線路の南側。スーパーやコンビニのほか、三鷹台駅前通り沿いの商店街を中心にラーメン店や宅配ピザなどの飲食店も点在している。また、1駅隣には5位・井の頭公園駅(家賃相場7万円)があり、駅前には緑豊かな井の頭恩賜公園が広がっている。三鷹台駅からも電車や自転車で訪れやすく、気軽にリフレッシュに出かけられる点も魅力だ。

三鷹台駅周辺(写真/PIXTA)

三鷹台駅周辺(写真/PIXTA)

3位以下は家賃相場が同額の駅が多い結果に。たとえば5位には家賃相場が同額7万円となった、京王井の頭線の井の頭公園駅と久我山駅、東急世田谷線・松原駅の3駅がランクインした。そのうち明大前駅までの所要時間が最も短いのは松原駅。東急世田谷線で下高井戸駅に出てから京王線に乗り換える必要はあるものの、明大前駅までは計約8分で行くことができる。「乗り換えは面倒だな」と感じるかもしれないが、実は松原駅から明大前駅まではほぼ平坦な道のりで自転車なら約6分、歩いても20分ほどの近さ。都内の路線は入り組んでおり、立地的には近い駅でも電車の乗り換えが面倒な場合もある。住む街を探す際は、乗り換え経路だけではなく地図もチェックしておきたい。

東京都世田谷区に位置する5位・松原駅の周辺は静かな住宅地。駅前にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアがあるので、日常の買い物には困らないだろう。チェーン系の飲食店はないが、小ぢんまりとしつつも評判高いカフェが点在している。ご近所にある穴場の名店を探すのも楽しそうだ。

流行に敏感な人には、新スポット目白押しの下北沢駅も要チェック!

さて、明治大学の学生が住む街として「ハウスメイトショップ下北沢店」の山室さんはもう1駅、おすすめしてくれた。それは京王井の頭線・下北沢駅。

「バンド、サブカル、古着の聖地。駅前商店街はいつも20代の若者でにぎわっており、学生さんにとても人気がある街です。その分少々、家賃は高いですが……」と話す山室さん。家賃相場は8万8000円で、確かに明大前駅よりもアップしてしまう。しかし明大前駅までは京王井の頭線の各駅停車で3駅・約3分、自転車なら10分弱。渋谷駅までは各駅停車で4駅・約7分、急行なら1駅・約4分で行ける。小田急線も乗り入れているので、通勤急行や快速急行に乗って2駅・約9分で新宿駅にも出られるアクセスのよさが魅力だ。

下北沢駅(写真撮影/嶋崎征弘)

下北沢駅(写真撮影/嶋崎征弘)

ミカン下北(写真撮影/嶋崎征弘)

ミカン下北(写真撮影/嶋崎征弘)

下北沢の街自体も山室さんがおすすめするように若者に人気があり、わざわざ遠方から遊びに来る人も少なくない。古くから人気のショップや飲食店に加え、小田急線の地下化にともなってここ数年で新スポットも次々とオープン。商業施設「シモキタエキウエ」を併設した新駅舎や、線路跡地が商業ゾーンやホテルに生まれ変わった「下北線路街」、井の頭線高架下を活用した商業空間「ミカン下北」など、新施設が街の魅力を高めている。話題のスポットにふらりと出かけたり人気店の食べ歩きをしたりと、学業以外の時間も充実させたいタイプの人なら下北沢での暮らしを気に入ることだろう。

●取材協力
ハウスメイトショップ

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●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている明大前駅まで15分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2022/2~2022/10
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出(2022年11月28日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が1回までの駅を掲載