開放感を余すことなく

所在地:世田谷区若林
5,080万円 / 55.03平米
世田谷線「若林」駅 徒歩5分

実によく考えられた部屋だなと、思わず感心してしまいました。



2016年にフルリノベーションされた空間。限られた面積をいかに有効利用するかというのが、リノベーション時の重要課題の一つかと思うのですが、僕が先生であるならこの回答は満点だなと。



まず二面の窓からよく光が入り、風も心 ... 続き>>>.
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体育のあとの国語

所在地:港区六本木
11万円(税込) / 34.08平米
日比谷線「六本木」駅 徒歩3分

窓からの景色を眺めていると思い出す、あの経験。



体育の授業を終え、急いで制服に着替えて迎える国語の授業。ヘトヘトなままで受けた授業はまったく集中できず、先生に注意を受けるまで、窓の外に広がるグラウンドをぼーっと眺めていた。そんな経験があった方も少なくはないはず。



そんな経験を ... 続き>>>.
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公園目の前、のんびりペットと暮らす

所在地:武蔵野市中町
17万5,000円 / 58.35平米
中央線「三鷹」駅 徒歩10分

小型犬・中型犬1匹、または猫2匹を飼育可能なこのお部屋。

公園前で眺めがよく、しかもペットに優しいのが特徴です。



何が優しいかというと、猫2匹飼育できるだけでなく、散歩帰りに足を洗うための水栓がマンションの共用部にあるんです。犬や猫と心地よく生活ができるお部屋ではないかと思いま ... 続き>>>.
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ナチュラルな家に包まれて

所在地:武蔵野市緑町
12万3,000円 / 40平米
中央線・井の頭線「吉祥寺」駅 バス7分 「武蔵野営業所」バス停 徒歩2分

木の温もりを感じながら、のんびりと過ごせそうなテラスハウス。



武蔵野のゆるい空気感の中、おだやかに暮らし、働く生活はいかがでしょうか。



用途は住居以外にも、住居兼アトリエや住みながら小商いをするといったような街に開いた使い方もご相談です。玄関を入ってすぐのスペースには、資料や ... 続き>>>.
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渾身のワンルーム

所在地:世田谷区北沢
8万6,000円 / 21平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩12分

こだわり選び抜いた木材をたくさん使い、絶妙な色合わせで個性的にリノベーションをした一室。もとは6畳の和室でしたが、全面的にリノベーションを施し、暮らしやすい空間に生まれ変わっています。



古民家で使われていた扉や、キッチンのカウンターがなんだか小料理屋のよう。



これらはオーナー ... 続き>>>.
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「東急東横線」沿線、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2023年版

東京都渋谷区~神奈川県横浜市の全長24.2km、全21駅を結ぶ東急東横線。沿線には田園調布駅や武蔵小杉駅などの閑静な住宅地や、渋谷駅や横浜駅といった人気繁華街、慶應義塾大学日吉キャンパスをはじめとする学校を多く抱え、通勤に通学にと愛用されている。今回はそんな東急東横線沿線にある、専有面積50平米以上~80平米未満のカップル・ファミリー向け物件の中古マンション価格相場が安い駅をランキング。リーズナブルに住むならどの駅がいいのか? さっそくチェック!

東急東横線の中古マンション価格相場が安い駅ランキング

順位/駅名/価格相場/駅の所在地
1位 大倉山 4000万円 神奈川県横浜市港北区
2位 妙蓮寺 4280万円 神奈川県横浜市港北区
3位 菊名 4490万円 神奈川県横浜市港北区
4位 日吉 4590万円 神奈川県横浜市港北区
5位 東白楽 4690万円 神奈川県横浜市神奈川区
6位 反町 4980万円 神奈川県横浜市神奈川区
7位 新丸子 5380万円 神奈川県川崎市中原区
8位 綱島 5480万円 神奈川県横浜市港北区
9位 横浜 5489.5万円 神奈川県横浜市西区
10位 元住吉 5690万円 神奈川県川崎市中原区
11位 多摩川 6280万円 東京都大田区
12位 武蔵小杉 6785万円 神奈川県川崎市中原区
13位 学芸大学 7380万円 東京都目黒区
14位 祐天寺 7800万円 東京都目黒区
15位 都立大学 7980万円 東京都目黒区
16位 自由が丘 8500万円 東京都目黒区
17位 中目黒 8980万円 東京都目黒区
18位 渋谷 1億890万円 東京都渋谷区
19位 代官山 1億1000万円 東京都渋谷区
※田園調布駅、白楽駅は調査対象物件数が10件以下のためランク外

横浜市港北区に位置する、静かな住宅地が広がる駅がTOP3を独占!

東急東横線の全21駅で最も中古マンションの価格相場が安かったのは、大倉山駅で、価格相場は4000万円。神奈川県横浜市の港北区に位置し、横浜駅までは6駅という立地だ。駅名や近隣の地名「大倉山」は、東洋大学学長も務めた実業家・大倉邦彦氏が駅近くの丘に研究所を構えていたことに由来する。かつて研究所があった一帯は美しい梅林で知られる「大倉山公園」として整備され、クラシカルな洋館である研究所本館は市の文化施設「横浜市大倉山記念館」として利用されている。

大倉山公園(写真/PIXTA)

大倉山公園(写真/PIXTA)

1位・大倉山駅の東側には「大倉山レモンロード商店街」、西側には「大倉山エルム通り商店街」が延びている。両商店街を合わせて店舗総数は約180店舗もあり、スーパーから日用品店、飲食店など多彩な店舗が軒を連ねている。商店街を外れると閑静な住宅地が広がり、駅から歩いて10分弱の場所に港北区役所があるのも何かと便利だろう。また、自転車で10分も走ると、大型商業施設でにぎわうJR新横浜駅前に行くこともできる。

大倉山エルム通り(写真/PIXTA)

大倉山エルム通り(写真/PIXTA)

2位と3位にも横浜市港北区の駅がランクイン。2位は妙蓮寺駅で価格相場4280万円、3位は2位・妙蓮寺駅と1位・大倉山駅の間に位置する菊名駅で価格相場は4490万円だった。まず2位・妙蓮寺駅の様子を見てみると、駅東側には駅名の由来であるお寺「妙蓮寺」の境内が広がっている。駅西側にはスーパーやドラッグストアなどが立ち並ぶ商店街があり、その先に進むと夏期営業のプールを抱える「菊名池公園」にたどり着く。園内の池の周囲にはソメイヨシノが咲き、春は地域住民のお花見スポットとしても愛されている。

菊名池公園(写真/PIXTA)

菊名池公園(写真/PIXTA)

3位・菊名駅は東急東横線の特急・通勤特急・急行の停車駅。通勤特急に乗れば横浜駅まで1駅・約6分、反対方面の渋谷駅までは5駅・約26分で行くことができる。菊名駅にはJR横浜線も乗り入れており、JRの駅舎にはミニスーパーとベーカリーを備えた「シァル菊名」が併設されている。東急東横線側にもスーパーが併設され、電車を降りてすぐに買い物ができる環境だ。駅前には飲食店が数多く、北に延びる綱島街道を進んだ先にもスーパーや市立図書館、郵便局にディスカウントストアといった暮らしを支える施設が立ち並ぶ。駅から東南方面へと住宅街を10分ほど歩くと「菊名桜山公園」へ。丘陵地にある公園は八重桜の名所として知られ、例年4月中旬~下旬に約150本の八重桜が濃いピンク色に花開く光景は圧巻だ。

人気の駅から1駅離れるだけで価格相場は1405万円も安くなる

東急東横線は東京都渋谷区から神奈川県横浜市にまたがっているが、ランキングを見ると上位には神奈川県内の駅が並ぶ結果に。神奈川県内で最も価格相場が高かったのは、知名度抜群の9位・横浜駅を抑えて12位となった武蔵小杉駅。価格相場は6785万円で、横浜駅よりも1200万円以上も高い。JR南武線も乗り入れているうえ、近年の再開発で高層マンションや大型商業施設が数々誕生している人気住宅地だけあり、納得の結果とも言える。

武蔵小杉駅(写真/PIXTA)

武蔵小杉駅(写真/PIXTA)

一方で、武蔵小杉駅の1駅隣に位置する7位・新丸子駅の価格相場は5380万円。直線距離だと450mほどしか離れていないのに、武蔵小杉駅より1405万円も価格相場が低いのだ。新丸子駅から10分も歩けば武蔵小杉駅周辺のショッピングモールに行けるうえ、新丸子駅周辺も商店街でにぎわっている。価格相場が低めな新丸子駅寄りに住みつつ、ときには武蔵小杉駅周辺の商業施設を利用するという暮らし方もアリだろう。

さて、都内に位置する駅で最も価格相場が安かったのは、6280万円で11位にランクインした東京都大田区の多摩川駅だ。2021年度乗降人員が東急東横線21駅中で最も少なかったのが多摩川駅なのだが、どんなところなのだろうか。

11位・多摩川駅には東急東横線のほかに東急目黒線と東急多摩川線も乗り入れ、JR線に接続する目黒駅や蒲田駅へも電車1本で行くことができる。東急東横線の急行停車駅でもあり、渋谷駅までは5駅・約15分だ。駅の東側には「田園調布せせらぎ公園」、西側には「多摩川台公園」という緑豊かな公園が広がり、西側の公園のすぐ先には多摩川が流れている。そして多摩川を超えると神奈川県、という都県境間近の立地だ。

多摩川台公園(写真/PIXTA)

多摩川台公園(写真/PIXTA)

多摩川駅の周辺一帯はお隣の田園調布駅から続く静かな住宅街で、集合住宅よりも一戸建てが多い印象。自然を身近に感じながらのびのび子育てするにはよい環境だが、商業施設が少ない点はネックだろう。徒歩10分圏内にミニスーパーが2件、駅から東へ15分ほど歩いた場所に品揃え豊富なスーパーが1軒。さらに東に進んで、多摩川駅から徒歩約20分の東急池上線・雪が谷大塚駅前の商店街や、多摩川駅から歩いても10分少々の田園調布駅にあるショッピングモールを利用するといいかもしれない。

さてこの11位・多摩川駅と7位・新丸子駅、実は多摩川をはさんで隣り合っており歩いて15分ほど。多摩川駅のほうが急行の停車駅で渋谷駅までアクセスしやすく、乗り入れ路線も多いうえに東京都内に位置するためか価格相場は新丸子駅よりも900万円高い。しかし日々の買い物面においては神奈川県に位置する新丸子駅のほうが便利だろう。自然が身近な多摩川駅と商店でにぎわう新丸子駅のように、1駅違うだけで住環境がガラリと変化することもある。なんとなく価格相場が高い街のほうが住宅地として優れているような気にもなるが、「自分にとって」暮らしやすいかどうかは人それぞれ。暮らす街に対して自分が重視するポイントを基準にして、住まい探しに臨みたいものだ。

※田園調布駅、白楽駅は調査対象物件数が10件以下のためランク外

※田園調布駅、白楽駅は調査対象物件数が10件以下のためランク外

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている東横線沿線の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数35年未満、敷地権利は所有権のみ、専有面積50平米以上80平米未満
【データ抽出期間】2022/8~2022/10
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

大人の秘密基地「小屋」の奥深き世界。雑誌『小屋』編集長が選んだときめく小屋10選! ガレージ・趣味部屋・菓子店など

『小屋 ちいさな家の豊かな暮らし』。誌面まるごと「小屋」に特化したムック本があるのをご存知でしょうか。誌面では日本各地のさまざまな小屋とその暮らしぶりを紹介しているほか、海外の小屋事例、販売されている小屋カタログまで充実しています。今、タイニーハウス(小屋)の暮らしや活用が注目を集めていますが、日本のみならず海外の小屋を取材してきた『小屋』編集長から見た小屋の最新事情とその魅力について改めて聞いてみました。最高にワクワクする小屋ライフと、誌面づくりの裏側に迫ります。

コンテナハウスからツリーハウスまで! 個性あふれる小屋が登場『小屋』(徳間書店 刊)

『小屋』(徳間書店 刊)

最近では、無印良品や住宅メーカー各社が参入したり、愛用者が増えたりして、盛り上がっている感のある小屋。ですが、ムック『小屋 ちいさな家の豊かな暮らし(以下、小屋)』(徳間書店 刊)は約5年前から小屋の最前線を追い続けています。『小屋』は年2回刊行の小屋専門のムック本(雑誌と本(BOOK)の間の発行物)で、最新のvol .7は120Pほど、日本各地のさまざまな小屋の事例、世界各地の個性的な小屋、最新小屋カタログで構成されています。小屋の暮らし方、バリエーションも豊富で、コンテナハウスもあれば電力に接続していないオフグリッド小屋、材料に合わせてセルフビルドした小屋……と「こんなに家があるの!?」と思わず読み込んでしまう内容。聞いてみたいことは山ほどありますが、まずは編集長の秋元一利さんに創刊のきっかけを聞いてみました。

「そもそも、ユニークな小屋ビルダー『カントリータウンアンドカンパニー』の伊勢崎展示場(群馬県)を訪れたのがきっかけでした。この展示場は、小屋の村というか、絵本に出てくるような小屋が複数並んでいるんです。しかも、社員一人ひとりに専用の小屋が与えられ、そこで仕事をするという使われ方をしていて、すごく印象に残っていて。

秋元さんが衝撃を受けた「カントリータウンアンドカンパニー」の伊勢崎展示場(写真提供/秋元さん)

秋元さんが衝撃を受けた「カントリータウンアンドカンパニー」の伊勢崎展示場(写真提供/秋元さん)

カルフォルニアのカーカルチャーを伝える雑誌『Cal』の2017年3月号で小屋特集を実施したんですが、すごく反響もよくて、ムック『小屋』として年2回の定期発行をスタートしたんです」と言います。2023年現在は、春発行の『小屋』vol.8を製作中。本屋はもちろん、コンビニでも販売しています。

取材件数は年間30件。取材交渉から撮影、原稿、編集まで1人で担当

秋元さん自身は、雑誌『Daytona』などの編集長を経て、現在はカルフォルニアのカーカルチャーを伝える『Cal』の編集長という経歴の持ち主です。そのため、車だけでなく、ガレージハウスや住まい、建築にも造形が深く、ハワイの住まいを取り上げたり、アメリカのフランク・ロイド・ライト邸を取材訪問したこともあるそう。

秋元さんが制作してきた雑誌。『Cal』ほか、キャンプグッズを扱う『CAMP』など、「秋元さんの興味のあることばかり」扱ってきたそう(写真提供/秋元さん)

秋元さんが制作してきた雑誌。『Cal』ほか、キャンプグッズを扱う『CAMP』など、「秋元さんの興味のあることばかり」扱ってきたそう(写真提供/秋元さん)

「フランク・ロイド・ライトのプレイリースタイル、ユーソニアンハウスなどをまとめて、世界遺産8作品をまとめたムックも発行しました」と言い、インテリアや建築に知識があったことも『小屋』創刊の後押しになったようです。

フランク・ロイド・ライトやハワイといった住まいやインテリアのムックも制作(写真提供/秋元さん)

フランク・ロイド・ライトやハワイといった住まいやインテリアのムックも制作(写真提供/秋元さん)

「車も好きでよく取材をするんですが、車は乗っている人の価値観やライフスタイルがその車の見た目や様子と必ずしも一致しません。車にはお金や手間をかけるのに私生活は全く無頓着なんて人も大勢います。一方、住まい、家・小屋はオーナーの人物像、ライフスタイルそのものが表れる。普通では足を踏み入れられない究極のプライベートゾーンに入っていけるのがおもしろいですね」と小屋の魅力を語ります。

ムック『小屋』の制作のため、年間約30棟の小屋を撮影と取材、執筆する秋元さん。誌面制作の場合、取材・執筆担当のライター、撮影担当のカメラマン、場合によっては編集者の2~3人で行うのが一般的ですが、なんと秋元さん1人で誌面制作を行っているというから驚きです。

「もともと30年前から撮影・記事制作までひとりでやってきました。コロナが流行する前は海外を中心に年間50~60軒の住宅を取材しましたね。2022年11月からは久しぶりにアメリカ取材を再開し、アイクラーホーム(ジョゼフ・アイクラーが1950年前後からカリフォルニアで開発・販売していた住宅)を訪問しました。写真撮影も好きですし、稼働が私だけなら他のスタッフの経費がかからないので、滞在費が減らせますし、他のスタッフとのスケジュール調整もいらないといった点が大きいですね。雨天順延になることもザラなので、自分ひとりだと気軽なんです」とさらりと語ります。

秋元さんが取材した米国のビンテージ住宅・アイクラーホーム(写真提供/秋元さん)

秋元さんが取材した米国のビンテージ住宅・アイクラーホーム(写真提供/秋元さん)

「僕は太っているので、小さい小屋に入って撮影するのが大変ということはあります(笑)。事例は当初は小屋のハウスメーカーさんからご紹介いただくこともありましたが、今はSNSで探したり、オーナーさんから取材してほしいと依頼がきたり。事例として紹介するのは、北海道や九州が多いですね。小屋と自然の調和を考えると、どうしてもこの二地方が多くなります」(秋元さん)

小屋はどう使われていてる? 傾向やタイプは?

さまざまな小屋がありますが、傾向やタイプの違いはあるのでしょうか。

「住宅・住居と違い、『小屋』は建築する理由が明白なんです。家よりもいっそうオーナーのライフスタイルが小屋に表れますね。そのうち半分くらいは、趣味のなかでも『道楽』タイプ。男性に多いような気がします。ガレージや釣り、アウトドアの趣味のスペースといえばイメージしやすいと思います。DIYで小屋を建てることそのものが目的だったり、楽しみだったりするのもこのケースです」(秋元さん)

誌面ではガーデニングやアウトドア料理、大型遊具と併設、雑貨やモデルカーをディスプレーなど、さまざまな使い方がされていて、小屋があることで、人生を満喫している人がこれでもかと紹介されています。

ガレージハウス。こもってバイクのメンテナンスをしたりと、趣味に没頭できる空間に(写真提供/秋元さん)

ガレージハウス。こもってバイクのメンテナンスをしたりと、趣味に没頭できる空間に(写真提供/秋元さん)

ガレージハウス内の様子(写真提供/秋元さん)

ガレージハウス内の様子(写真提供/秋元さん)

アウトドア好きのオーナーが建てた小屋。キャンプグッズ、DIYグッズを収納し、身近でアウトドアライフを楽しめるように(写真提供/秋元さん)

アウトドア好きのオーナーが建てた小屋。キャンプグッズ、DIYグッズを収納し、身近でアウトドアライフを楽しめるように(写真提供/秋元さん)

道楽タイプの小屋ラバーは、バイクや車、キャンプ、自転車好きが多い印象(写真提供/秋元さん)

道楽タイプの小屋ラバーは、バイクや車、キャンプ、自転車好きが多い印象(写真提供/秋元さん)

では、もう半分は?
「もう半分は趣味といっても、『収益』タイプ。女性に多いんですが、雑貨やカフェなどのお店をする、アーティストがアトリエにするというような趣味と実益を兼ねたパターンです。小屋を建てることそのものに興味はあまりなくて、その小屋で何をするかということを重視している人が多いですね。なので、建てることは施工会社にお任せするという人が多いようです」(秋元さん)

小屋で夢を叶え、お店を始めたケース。パン屋や本屋、雑貨屋、ハンドメイド、ペットショップなど、業種はさまざま(写真提供/秋元さん)

小屋で夢を叶え、お店を始めたケース。パン屋や本屋、雑貨屋、ハンドメイド、ペットショップなど、業種はさまざま(写真提供/秋元さん)

店内の様子(写真提供/秋元さん)

店内の様子(写真提供/秋元さん)

自宅のある敷地内につくったジュエリー作家のアトリエ。電話や来客などに妨げられず、集中できる(写真提供/秋元さん)

自宅のある敷地内につくったジュエリー作家のアトリエ。電話や来客などに妨げられず、集中できる(写真提供/秋元さん)

群馬県下の住宅街で、自宅敷地にて小屋を使って営業している焼き菓子のお店(写真提供/秋元さん)

群馬県下の住宅街で、自宅敷地にて小屋を使って営業している焼き菓子のお店(写真提供/秋元さん)

なるほど、小屋一つとっても、使われ方のタイプとして、完全な趣味か/収益を兼ねてか、という違いがあるのは興味深いですね。

今まで200軒近い小屋を取材したなかで、印象的な小屋はこれだ!

では、今まで多数取材してきた小屋のなかでも、特に印象に残っている小屋の実例を3つほど教えていただけますでしょうか。
「最新号の2つなのですが、奥様のために建てられた庭を愛でるための小屋@八ヶ岳と、トラックのコンテナを利用したギミック満載の小屋@富山は印象に残っていますね」(秋元さん)

7号の表紙にもなっている、奥様のために建てられた庭を愛でるための小屋@八ヶ岳。外壁をあえてずらして鎧張り、一部、廃材を利用して建てています(写真提供/秋元さん)

7号の表紙にもなっている、奥様のために建てられた庭を愛でるための小屋@八ヶ岳。外壁をあえてずらして鎧張り、一部、廃材を利用して建てています(写真提供/秋元さん)

10平米とコンパクトながら、内装は本格的。冬は寒さが厳しい八ヶ岳にあるため断熱材には高性能グラスウールを使用し、杉板を張って仕上げている(写真提供/秋元さん)

10平米とコンパクトながら、内装は本格的。冬は寒さが厳しい八ヶ岳にあるため断熱材には高性能グラスウールを使用し、杉板を張って仕上げている(写真提供/秋元さん)

こちらも7号で登場した、トラックのコンテナを利用したギミック満載の小屋@富山。手動で開閉できるコンテナを真正面から見たところ(写真提供/秋元さん)

こちらも7号で登場した、トラックのコンテナを利用したギミック満載の小屋@富山。手動で開閉できるコンテナを真正面から見たところ(写真提供/秋元さん)

もとはアルミ製のウイング式コンテナを再利用。パネルがひらくと、下半分がウッドデッキになり、上半分は軒になる(写真提供/秋元さん)

もとはアルミ製のウイング式コンテナを再利用。パネルがひらくと、下半分がウッドデッキになり、上半分は軒になる(写真提供/秋元さん)

「絵本に出てくるような家@三重も素敵でした。絵本や暮らしにまつわる書籍、雑貨や食品を販売しています。すこしタイプは異なりますが、ヒヤシンスハウスも印象的です。詩人で建築家の立原道造の設計図をもとに、若くして亡くなった彼の思いを汲んで60年後に有志たちが建築実現した小屋なんですが、味わい深く、今にも通じるすばらしい小屋でした」(秋元さん)

絵本に出てくるような小屋@三重。扉をあけたら動物がひょっこり出てきそう。ふっかふかのカステラが食べたいな(写真提供/秋元さん)

絵本に出てくるような小屋@三重。扉をあけたら動物がひょっこり出てきそう。ふっかふかのカステラが食べたいな(写真提供/秋元さん)

小屋のなかには雑誌や食品などを販売。おとぎ話のような空間(写真提供/秋元さん)

小屋のなかには雑誌や食品などを販売。おとぎ話のような空間(写真提供/秋元さん)

埼玉県さいたま市にあるヒヤシンスハウス。埼玉県さいたま市別所沼公園内にあります。一方に寄せた「片流れ屋根」が目印です(写真提供/秋元さん)

埼玉県さいたま市にあるヒヤシンスハウス。埼玉県さいたま市別所沼公園内にあります。一方に寄せた「片流れ屋根」が目印です(写真提供/秋元さん)

建築家・詩人の立原道造が残したスケッチをもとに、建築家たちの助力もあって再現されました(写真提供/秋元さん)

建築家・詩人の立原道造が残したスケッチをもとに、建築家たちの助力もあって再現されました(写真提供/秋元さん)

メーカーも参入。建物代は予算50万~、1週間で完成。注意点は?

人気の価格帯や工期の目安、サイズなどはあるのでしょうか。

「今、小屋に参入しているメーカーは、小屋専業ではなくて、本業に住宅建築があり、そのノウハウを使って小屋をはじめる、ということが多いように思います。小屋が注目されていることもあり、木材があらかじめ加工してあり、組み立てるだけの『キットハウス』も増えていますね。誌面で人気があるのは、基礎や水回りなどの単純な建物代だけなら予算50万円ほど、工期は基礎をのぞけば、1週間程度からでしょうか。広さは圧倒的に10平米以下ですね」(秋元さん)

(写真提供:グリーンベル)

(写真提供:グリーンベル)

これは建物の広さ10平米以上になると建築確認申請が必要となり、固定資産税もかかってしまうため(防火地域及び準防火地域以外の区域は異なります)。では、小屋をつくりたい人に向けて、注意点などはありますでしょうか。

「まずは基礎ですね。建物の躯体そのものは、DIYでできても基礎は難しいのでプロに任せましょう。特に、寒冷地では凍結深度を考慮しなければなりません。凍結深度とは凍結が起こらない地表面からの深さのことで、そこよりも浅いところに基礎部分を作ってしまうと、寒い日に水が氷になるときに膨張し地面が盛り上がり、基礎部分が傾いたりひび割れたりなど建物の構造を保つことが出来ません。あとは、材料置き場ですね。小屋を建てる広さは駐車場一台分くらいあれば完成するんですが、問題は建てている間の資材置き場です。建てる面積の2~3倍の広さが必要になるので、土地に余裕をもってプランニングにあたってください」(秋元さん)

日本のタイニーハウス(小屋)は海外とは独自路線を歩んでいる

海外のバンライフやタイニーハウス(小屋)を見てきた秋元さんからすると、日本の小屋やバンライフは、「独自路線を歩んでいる」と言います。

「海外、特に南米大陸から北米大陸まで横断するようなバンライフ、フルタイムトラベラーを見ていると、やっぱり本気度やスケールが違うんですよね。バンや小屋自体が生活の基盤。
その点、日本は島国ということもあり、バンライフも小屋も大陸スケールのダイナミックさはありません。生活基盤ではなく、あくまで趣味や余暇での使い方がメイン。
もっとも、何もかも海外のライフスタイルに寄せる必要はない。海外とは違う独自路線の小屋の楽しみ方で、人生を楽しもうよ、と発信していけたら」(秋元さん)

海外の小屋。『小屋』vol.7の誌面より(画像提供/秋元さん)

海外の小屋。『小屋』vol.7の誌面より(画像提供/秋元さん)

『小屋』vol.7の誌面より(画像提供/秋元さん)

『小屋』vol.7の誌面より(画像提供/秋元さん)

確かに誌面に出てくる海外の小屋は、小屋といいつつもしっかりと生活インフラが整っていて、ガチで住まいとして整えられている感が強いように思います。デザインも何より前衛的というかアートというか、作品のようにも見えます。使いやすいかどうかというと別だろうな、というのが日本人である私の正直な感想です。ただ、小屋の誌面は本当に見ているだけで飽きません。それは何より小屋という場所を通して、人生を楽しんでいるからなのでしょう。小屋は単なる箱ではなく、その人自身の価値を取り戻す「居場所」「ライフスタイルを表現する場」になっているようです。

●取材協力
株式会社CLASSIX 代表取締役
(Cal(キャル)編集長、キャンプグッズ・マガジン編集長、小屋 ちいさな家の豊かな暮らし編集長)
秋元一利(あきもと・かずとし)さん
ネコ・パブリッシング取締役副社長を経て、現在株式会社CLASSIX代表取締役。Cal、キャンプグッズ・マガジンなどの編集長を兼任。
Cal Online

麗しき日々を、目黒の青空の下で

所在地:目黒区下目黒
6,980万円(税込) / 53.04平米
山手線・都営三田線「目黒」駅 徒歩12分

なんとも美しい。どこを切り取っても絵になる空間に圧倒されます。



上質な家具のようなキッチン、海外のホテルのようなバスルームなど、渾身のつくり込みで、他にはない空気感を生み出しています。タイルやカーペット、木などの素材使いもハイセンス。



南側のバルコニーはゆったりと広く、眺めも ... 続き>>>.
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