働くならこんな場所

所在地:港区南青山
14万3,000円(税込) / 32平米
千代田線「乃木坂」駅 徒歩4分

南青山にひっそりと立つ、青いタイルが特徴的なレトロビル。室内はセンス良くリノベーションされています。



内装は杉の無垢フローリングが張られた床と、白く塗装されたコンクリートの天井。ざっくりとラフな雰囲気で統一されています。



約32㎡のシンプルな空間は、デスクの配置に困らなそう。 ... 続き>>>.
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愛を込めすぎた家

所在地:神奈川県川崎市麻生区下麻生
11万5,000円 / 83.01平米
小田急線「柿生」駅 バス5分 「下麻生」バス停 徒歩2分

<賃料改定>



目指したのはヨーロッパの田舎にあるような家。なんとなくわかるでしょ?



レトロな外観からは想像もしなかった、異国の香りがする内装。そのギャップに面食らっていた僕へ、オーナーが微笑みながらそっと話しかけてくれました。



内装を生業とするオーナーが、コツコツと自ら愛を ... 続き>>>.
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毎日が『特別』になる住まい

所在地:神奈川県綾瀬市綾西
6,280万円 / 97.47平米(建物) 170.63平米(敷地)
小田急線・相鉄線「海老名」駅 バス15分 「国分寺台11」バス停 徒歩4分

創業50年を超す、地元で愛される工務店さんが建てた新築の戸建。気持ちのいい休日をおくれる、上質な住まいをつくることを理念として家づくりをしていて、それを具現化する場所として、今回の物件をつくっています。



敷地は南側道路にワイドに面するかたち。日がたくさん入る環境で、1階も明るい ... 続き>>>.
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「路地」でつながる集合住宅

所在地:目黒区目黒本町
13万8,000円 / 35.4平米
東急目黒線「武蔵小山」駅 徒歩5分

東京の下町「武蔵小山」に立つ、「仲建築設計スタジオ」による集合住宅。



建物は1階部分に飲食店舗(現在はベーグル屋さん)、地下にオフィス、住戸部分が全部で5区画。そして螺旋状に展開した共用廊下が各住戸部分をつないでいるような構成です。



共用廊下は約3m程と幅広く、イスやテーブル ... 続き>>>.
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下北沢の秘密基地

所在地:世田谷区北沢
14万円 / 32.4平米
井の頭線「下北沢」駅 徒歩5分

「下北沢」駅から徒歩5分。外観からは思いもよらない、別世界が隠れていました。



玄関扉を開けると現われるもう一つの扉。意を決するようにその扉を開けると、塗りの白壁にタイル仕上げの土間、足場板の床材や建具など、ふんだんに使われた古材たち。ドア1枚先は驚きの待ち受ける空間です。



こ ... 続き>>>.
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美しいまっすぐな白

所在地:目黒区青葉台
19万9,000~20万9,000円 / 39.93平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩10分

住むにも働くにも、心が澄むような美しい空間で過ごせたら。



最低限の線で構成された、まるでギャラリーのような17畳の細長いワンルーム。この端正な白い空間に置く家具やアイテムは、作品のように見えてしまいそうです。



南と北の四角い大きな窓から入り込んだ光が白い内装に跳ね返り、室内全 ... 続き>>>.
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緑と陰影

所在地:目黒区柿の木坂
13万1,000円 / 28.6平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩7分

こんもりとした植栽に囲まれた建物。エントランスから中庭、部屋に入るまでたっぷりと緑と木漏れ日を味わえます。室内は光と内装が見事に調和していて、美しさにため息が漏れました。



室内は白をベースに、床材やタイル、浴室にも質のよい建材が使われています。また玄関と居室の仕切り戸は障子。和 ... 続き>>>.
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アプリでご近所付き合いが復活! マンションや自治会、住む街のコミュニケーションの悩み解決の救世主に 「GOKINJO」「common」

同じマンション内や近所に住んでいても、なかなか隣人の顔が見えにくいのはよくあること。「コミュニティ醸成型サービス」とは、同じ街やマンションに住む人限定のプラットフォームで、簡単にリアルタイムでコミュニケーションできる機能を備えている。地域コミュニティを支える基盤として、コロナ禍以降、存在感を増している。「日本DX大賞」UX部門 優秀賞を受賞したマンション・自治会の住民限定コミュニティ醸成サービス「GOKINJO」と、東急運営の地域共助プラットフォームアプリ「common」を取材。コミュニティ醸成型サービスの最新事例を紹介する。

ご近所で多世代交流できるきっかけをアプリでつくる(画像提供/コネプラ)

ご近所で多世代交流できるきっかけをアプリでつくる(画像提供/コネプラ)

マンション等の住民限定で近所付き合いができるアプリ「GOKINJO」

新型コロナウィルス流行の前後に登場した各社のコミュニティ醸成型サービスは、地域情報の共有を促し、住民同士の共感を育てる機能があり、利用することで暮らしが豊かになるよう設計されている。

株式会社コネプラが運営するGOKINJOは、マンションなどの住民限定で、程よいご近所付き合いが出来るサービス。街やマンションの資産価値向上や防災力アップに繋がるサービスとして、タワーマンションから戸建て分譲地の自治会まで幅広く導入されている。

子どものお下がりや日用品を住民間で気軽に無料でシェアリング・リユース(画像提供/コネプラ)

子どものお下がりや日用品を住民間で気軽に無料でシェアリング・リユース(画像提供/コネプラ)

サービスの構想がはじまったのは、2019年に募集された旭化成グループの社内コンテストがきっかけだった。最終プレゼンを経て実証実験を行い、初の社内ベンチャーとして2022年4月にコネプラが創業された。開発に関わったのは創業メンバーのCEO中村磨樹央さん、CTO森屋大輔さん、マーケティングディレクター根本由美さん。中村さんと根本さんに企画の背景や開発の経緯を取材した。

左から中村さん、森屋さん、根本さん(画像提供/コネプラ)

左から中村さん、森屋さん、根本さん(画像提供/コネプラ)

老若男女を問わず、多くのユーザーに愛用されていることが評価され、DX推進を加速させるDXコンテスト「日本DX大賞2023」で、全国から応募のあった100を超える企業、自治体、公的機関、大学からUX部門 優秀賞を受賞(画像提供/コネプラ)

老若男女を問わず、多くのユーザーに愛用されていることが評価され、DX推進を加速させるDXコンテスト「日本DX大賞2023」で、全国から応募のあった100を超える企業、自治体、公的機関、大学からUX部門 優秀賞を受賞(画像提供/コネプラ)

「構想の元になったのは、私と森屋が知り合った時、森屋がつくっていた子どもを保育園に入れる保活をしているママ同士を繋げるサービスでした。保活情報を頑張って勉強して集めても入園したら必要ない。一方で、保活中のお母さんはその情報をすごく欲しがっている。Aさんが不要となった知識や経験は、Bさんにとっては必要なものにも関わらず、価値交換の仕組みがこのような狭小地域社会においては機能していませんでした。特に子育て中の女性やシニアなど資本主義社会から分断されがちな人たちをケアしながら、地域での価値交換を機能させるサービスをつくろうと話し合いました」(中村さん)

その後、プロジェクトに加わった根本さんは、11年ほど自社ブランドの住宅設計に携わってきたが、「お客様の暮らしを見ている中で、物やスキルを持て余していて役立てる場所がない方が多いと感じていた」と同じ課題感を抱えていた。

そこで、特定地域内で「信頼できる相手」とつながり、無形の遊休資産活用に結び付ける現在のGOKINJOのプラットフォーム開発に着手。シニアにも使いやすいUI開発に苦心し、古い「らくらくフォン」等のシニア世代が所有する機種をテスト用に数台購入し、操作しながら開発にあたった。

2020年9月から、分譲マンションでGOKINJOの運用がスタート。開始時のGOKINJOは、気軽な情報をやりとりできる「情報交換」機能を搭載。その後、「お譲り機能」、「お助け」機能、「お知らせ」機能、「コイン」機能が追加された。

「不要な物をあげてお金をもらうより、ありがとうって笑顔をもらった方が嬉しいという方は少なくありません。お譲り機能では、子どものお下がりや日用品を無償でシェアリングしたり、住民間でリユース出来る場を提供しています。コイン機能は、貨幣経済に乗らないコミュニケーションを表現するために開発しました」(根本さん)

ニックネームなど匿名で利用でき、多世代間で情報交換が盛んに行われている(画像提供/コネプラ)

ニックネームなど匿名で利用でき、多世代間で情報交換が盛んに行われている(画像提供/コネプラ)

マンションの住民間で譲渡する品物を、ゆるく受け渡しできるキャビネも提案。部屋番号を明かさずに、気軽にモノのやり取りができる(画像提供/コネプラ)

マンションの住民間で譲渡する品物を、ゆるく受け渡しできるキャビネも提案。部屋番号を明かさずに、気軽にモノのやり取りができる(画像提供/コネプラ)

マンションの住民は、アバターや画像を選び、ニックネームを登録、パーソナル情報で「2歳の女の子がいます」「ランニング好き」など自由にプロフィールを公開設定できる。顔はわからなくても、「こういう人が近くに住んでいるんだな」とわかる。アプリ利用者は居住者のみで、また、コネプラが管理・運営を行ってくれるので、匿名不特定多数のSNSにはない安心感があると好評だ。

アプリ上住民同士で問題解決が進むなどマンション運営上のメリットも

GOKINJO は2023年11月10日現在、12箇所の分譲マンションや分譲地で使用されており、利用住戸数は、約2000戸、ユーザー総数は約3300人。20代から90代まで多世代に支持され、順調に導入物件を増やしている。

GOKINJOを導入したマンションの理事の声を紹介しよう。

新築で導入した東京都板橋区のマンション(約230戸)は、開始3年で住民の91%330名が利用している。30~40代の理事からは、「潜在的意見が出やすい」「理事会活動の可視化が図れる」という声がある。大阪市にある築8年のマンション(約280戸)では、住民の72%にあたる286名が利用。30代理事は、メリットに、「子育て世代に必須な近所の情報がわかり、譲り合いもできること」を挙げている。

アプリ投稿を組合運営に役立てたり、住民が情報交換することで問題解決できたり、居住者がランニングクラブを立ち上げ、GOKINJOを通じて集まったメンバーで練習・マラソン大会に参加するなどアプリからリアルへ展開したケースもある。お金で買えない体験は、マンションの価値向上にも繋がっている。

「壊れていた自転車置き場の空気入れを買い替えませんか?」という投稿に寄せられた使い勝手のいい製品の情報を管理組合に提案、共同購入に至った例(画像提供/コネプラ)

「壊れていた自転車置き場の空気入れを買い替えませんか?」という投稿に寄せられた使い勝手のいい製品の情報を管理組合に提案、共同購入に至った例(画像提供/コネプラ)

マンション以外では、分譲後30年が経過した佐賀県基山町けやき台の分譲地に導入。登録者のうち70%が年齢60代以上。掲示板をデジタル化するなどタイムリ―な情報発信で交流が活発に(画像提供/コネプラ)

マンション以外では、分譲後30年が経過した佐賀県基山町けやき台の分譲地に導入。登録者のうち70%が年齢60代以上。掲示板をデジタル化するなどタイムリ―な情報発信で交流が活発に(画像提供/コネプラ)

居住マンションの元理事で、GOKINJOを導入するきっかけをつくった奥井亮佑さん(30代)に詳しく伺った。

「2022年1月に、居住マンションの理事になり、マンション情報のデジタル掲示板づくりに取り組んでいるとき、GOKINJOに出会ったんです。課題解決の手段として理事メンバーで導入を検討し、半年間の検証期間を経て、採用に至りました」(奥井さん)

奥井さんは、GOKINJOを毎日利用するヘビーユーザー。「日次で情報が更新されますので、それを見るのが毎日の楽しみ。自分の投稿にたくさん『いいね』がつくと嬉しいです」と話す。

たびたび利用するというお譲り機能を利用して、子ども用の衣服、おもちゃ、電子機器などを譲渡した。マンションでは、年2回GOKINJOのお譲り機能をもちいたバザーを開催している。GOKINJOと組み合わせることで自宅に居ながら出品物をスマホで確認でき、大変便利だと大人気に。苺ジャムの蓋が固すぎて開けられなかった時、お助け機能タブでSOSしたというユニークな使い方も。マンションの中で、力自慢の人を募る投稿をしたところ、数分以内に立候補コメントが続々届きびっくり。集会室で公開開封式を実施し、無事に苺ジャムを美味しく食べることができたという。

「マンション居住者と挨拶する機会が増え、マンション全体が明るくなった気がしますね。アプリを通じて知り合った方々と、一緒にイベント(ゴルフコンペや、飲み会)の企画もするようになり、同一の趣味を持った知人が増えて、楽しいマンション生活を送れています」(奥井さん)

地域と連携した仕掛け(地域クーポン等)を使って、街を盛り上げることができるのもメリットだ。これからのGOKINJOに期待するのは、地域特化の防災情報の自動連係や、連携防災イベントの実現。理事会としても活用を広げていきたいと考えている。

GOKINJO導入のマンションではデジタルからリアルな交流へ発展する例も。マラソン大会や集会室でのボードゲーム大会など住民主体のイベントが開催されている(画像提供/コネプラ)

GOKINJO導入のマンションではデジタルからリアルな交流へ発展する例も。マラソン大会や集会室でのボードゲーム大会など住民主体のイベントが開催されている(画像提供/コネプラ)

同じ街をフォローする住民同士が交流できる東急「common」commonの利用イメージ(画像提供/東急)

commonの利用イメージ(画像提供/東急)

コミュニティ醸成型サービスには、同じマンションの住民に限らず、同じ街に住む人を対象にしたものもある。東急が運営するcommonは、投稿機能、譲渡機能、相談機能を搭載したアプリで、同じ街に住むご近所さんとの共助関係を生み出し、より良い街をみんなでつくるサービスだ。開発を主導した東急株式会社デジタルプラットフォームデジタル戦略グループの小林乙哉さんと池原雄大さんにプロジェクトの経緯を取材した。

小林さん(左)・池原さん(右)のお写真(画像提供/東急)

小林さん(左)・池原さん(右)のお写真(画像提供/東急)

不動産や鉄道、いわゆるハードの開発を行ってきた東急だが、少子高齢化などの課題解決のため、2010年代からソフトな街づくり、住民主体の街づくりを推進してきた。住民参加の街づくりを進める中で新たに生じた課題があった。

「二子玉川や池上などで住民参加や公民連携の街づくりに関わる中で、例えばイベントを実施した場合でも住民のごく一部の方しか参加していただけないということに気づきました。より多くの地域の住民の皆さまに何かしらの形で関わっていかないと解決できない課題が地域には多い中で、これまでの住民参加の街づくりのやり方の限界を感じました。また旧来の地域コミュニティが高齢化や担い手不足の問題を抱えている中で、デジタルを使って、新しい共助の仕組みをつくろうと2019年の末頃からプロジェクトがはじまりました」(小林さん)

東急が2019年に公表した長期経営構想のビジョン。CaaS(City as a Service)構想は、リアルな街づくりに加えて、デジタル技術を積極的に活用した新しい街づくりを目指している(画像提供/東急)

東急が2019年に公表した長期経営構想のビジョン。CaaS(City as a Service)構想は、リアルな街づくりに加えて、デジタル技術を積極的に活用した新しい街づくりを目指している(画像提供/東急)

地域に関心があってもきっかけがない、忙しくて関われない人は多い。そのような大多数の人たちに関わってもらえるような場をつくることがプロジェクトの使命だった。プロジェクトを進める中で、コロナ禍に突入。開発メンバーもテレワークになった。

「自宅にいる時間が長くなり、散歩をするようになってはじめて自分が暮らす街の魅力に気づいたんです。こんな素敵な景色があったんだ!と思った時に、同じ街に住む人同士で情報などを共有する方法が無いな、そういう場をつくれないだろうかと思うようになりました」(小林さん)

結果的に、開発メンバーのコロナ禍の体験が、街の景色や出来事、食や防犯・防災の情報などを共有できる投稿機能の開発に繋がった。

なんていうことのない見慣れた風景が輝く一瞬。写真は、多摩川のマジックアワー(画像提供/東急)

なんていうことのない見慣れた風景が輝く一瞬。写真は、多摩川のマジックアワー(画像提供/東急)

2021年3月、第1弾として二子玉川エリアでcommonの運用をスタートした。投稿機能のほか街の困りごとや疑問を解決していく「質問・回答機能」を提供。これらの機能を利用者が活用すると、街への貢献が数値として可視化される機能も搭載した。

街のどこで何が今起こっているかがわかるタイムラインとマップ ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

街のどこで何が今起こっているかがわかるタイムラインとマップ ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

相談に答えるなど街に貢献するとポイントがもらえる ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

相談に答えるなど街に貢献するとポイントがもらえる ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

「『同じ街に住む、働く特定多数の人とのコミュニケーション』を促進・活性化させるのが狙いです。2023年1月から対象エリアを東急線沿線全域に拡大しました。コミュニケーションできる範囲は、駅を基点とした生活圏単位に限定。二子玉川や自由が丘など駅名でエリアを提示し、好きな街、コミュニティに属したい街を選んでいただく形にしています。街をフォローする感覚が近いと思います」(小林さん)

■関連記事:
【東急・京急・小田急】少子高齢化で変わる私鉄沿線住民の暮らし。3社が挑む沿線まちづくり最前線

自分の持っているものを共有し街づくりに貢献

2023年12月末時点で累計ダウンロード数は約10万と着実に増加し、アプリ内での月間コミュニケーション数(投稿数、コメント数などのユーザー間のやりとりの合計)は30,000件を突破した。従来のSNSのような不特定多数でもなく、また特定の知り合いでもない、新しい交流が生まれている。運用開始前後からアンケートやインタビューを実施し、届いた声を開発に活かしてきた。どのような声が寄せられていたのだろうか。

街歩きで見つけたお蕎麦屋さん。「地域のお店こそ街のアイデンティティを形づくるもの」という考えから、ユーザーだけでなく、地域店舗も、広告費なし(無料)で利用できるようにした(画像提供/東急)

街歩きで見つけたお蕎麦屋さん。「地域のお店こそ街のアイデンティティを形づくるもの」という考えから、ユーザーだけでなく、地域店舗も、広告費なし(無料)で利用できるようにした(画像提供/東急)

「運用開始後のアンケートで多かったのは、譲渡機能の要望です。既存のサービスは、対象エリアが広域だったり、機能が有料だったり、身近な人に無償で譲りたいというニーズを満たせていないことがわかりました。commonが目指すのは、自分のリソースを他人の為に使って街に貢献できること。二子玉川エリアで運用を開始した直後から譲渡機能の開発の検討を進めていました」(池原さん)

2021年12月に実装された譲渡機能には、マイナンバーカード等の公的身分証明書を使った本人確認機能を導入し、安心して譲渡できる仕組みをつくった。「大きくて郵送料がかかるようなもの、お金をもらわなくてもいいものを譲る際に役立つ」と好評だ。小さなものなら、駅付近に設置した無料で利用できる「commonスポット」も用意されている。譲りたいものをロッカーに入れて対面なしでやりとりできるので、通勤・通学の合間にも手軽に譲渡できる。不要になった物を譲ることで、地域に関わるのは、ハードルが低く、地域コミュニティへの入口としてよさそうだ。

取引相手にのみ本人確認後の町名までの住所(例:世田谷区玉川)を公開する仕組み。確実に同じ街に住んでいるかを判別できる ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

取引相手にのみ本人確認後の町名までの住所(例:世田谷区玉川)を公開する仕組み。確実に同じ街に住んでいるかを判別できる ※デザインは当時のもの(画像提供/東急)

さらに、commonを使ったリユースプロジェクトが神奈川県座間市内全域で実施されている。市民間の無償譲渡の促進により廃棄物を減らすプロジェクト(実施期間:2023年10月23日~2024年2月29日)だ。画期的なのは、手渡しや「commonスポット」のほかリユース品を玄関先等へ出すことで、市の粗大ごみ収集・運搬を担う座間市リサイクル協同組合が回収し、貰い手の玄関先等へお届けする無料サービスを選択できること。高齢者や外出が難しい方の利用促進が期待されている。

2023年6月に搭載した相談機能では日々の暮らしの中で生まれた悩みについて、同じ街の人に相談したり、相談にのったりできる(画像提供/東急)

2023年6月に搭載した相談機能では日々の暮らしの中で生まれた悩みについて、同じ街の人に相談したり、相談にのったりできる(画像提供/東急)

植栽に関する相談の投稿に対して、地域の観葉植物・生花店がアドバイスを寄せてくれたこともある(画像提供/東急)

植栽に関する相談の投稿に対して、地域の観葉植物・生花店がアドバイスを寄せてくれたこともある(画像提供/東急)

「人口が減少していけば税収も減少し、自治体ができることが限られていく中、住民サイドで解決しなくてはいけないことが増えていくはずです。住んでいる方が地域に貢献できる仕組みがますます求められると思います。今のcommon には住民間の助け合いの機能しかないのですが、将来的にはユーザーの声が直接街づくりに繋がるような機能を増やしていきたいですね」(小林さん)

近年、少子高齢化や自然災害の増加などにより、地域住民間の共助の必要性は、高まる一方。見返りを求めないやりとりから新たな地域コミュニティを生み出す「GOKINJO」と、「common」。「親切にしてもらったから、私もしてあげたい」という人間の素直な気持ちに寄り添うサービスだと感じた。

●取材協力
・株式会社コネプラ
・common

フワリ、くもりガラスから

所在地:渋谷区富ヶ谷
17万5,000円 / 43.22平米
千代田線「代々木公園」駅 徒歩5分

大きなくもりガラスの窓から優しい光が入る、ひとクセありな、ゆったりワンルーム。



建物があるのは富ヶ谷の代々木公園側、いわゆる「奥渋エリア」。仕事もプライベートもこの辺りが活動エリアの方にとって申し分のない立地ではないでしょうか。用途は住居以外に、不特定多数の出入りがなければ事務 ... 続き>>>.
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「和」を感じるコンパクトモダン

所在地:千代田区神保町
12万3,200円 / 28.74平米
半蔵門線・都営新宿線・都営三田線「神保町」駅 徒歩2分

無垢フローリングの床にモルタルが塗られた壁と天井には電気関係の配管が通っていて、窓にはくもりガラスのようなプラスチック障子と、和風でモダンなワンルーム。



リノベーションがされたのは2017年で、玄関土間から部屋に上がる部分も日本家屋をモチーフにしたようなおもしろい形。水まわりも ... 続き>>>.
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あの選手村跡地のHARUMI FLAGにシェアハウス登場!共用施設の充実ぶりに驚き!?見学会へ潜入

選手村跡地のビッグプロジェクトとして話題となる「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。先行して、分譲マンションの販売が行われたが、賃貸住宅街区にある賃貸住宅の募集も始まった。通常の賃貸に加えてシェアハウスもあり、シェアハウスを運営するリビタによるプレス向けの見学会が開催されたので参加した。

HARUMI FLAGには約13haの広さに24棟、住宅は全5632戸

先行して販売された新築マンションに話題が集中したが、HARUMI FLAGには3つの分譲住宅街区(SEA VILLAGE・SUN VILLAGE・PARK VILLAGE)に4145戸の新築マンションがあるほか、賃貸住宅街区(PORT VILLAGE)に1487戸の賃貸住宅(シェアハウス他含む)がある。このほか教育・保育施設や商業施設があるのだが、約13haの広大な土地なので、それぞれの棟がゆったりとした住棟配置になっている。

その賃貸住宅街区にはA~Dの4棟のマンションが建ち、一般的な賃貸住宅だけでなく、シニア住宅やケアレジデンス(サービス付き高齢者向け住宅)も提供されている。そのD棟の7~9階の一角が「シェアプレイス HARUMI FLAG」になる。

実は筆者は、東京2020パラリンピックのフィールドキャストとして、選手村でボランティアをしていたので、HARUMI FLAGは懐かしい場所でもある。賃貸住宅街区の選手たちを担当したことも何度かあり、カウンターでさまざまな対応をしたほか、選手団の鍵の受け渡しを確認したり選手を故障対応スポットまで案内したりと、いろいろな思い出がある。ただ、とにかく広いので、担当する街区の見回りをするだけでも時間がかかったと記憶している。

東京2020の選手村だったと記載されたサインボードもある(筆者撮影)

東京2020の選手村だったと記載されたサインボードもある(筆者撮影)

共用施設が充実のシェアプレイス HARUMI FLAG

さて、シェアプレイスとは、リビタのシェア型賃貸住宅で、共用施設が充実しているのが特徴だ。このシェアプレイス HARUMI FLAGでも、8階と9階に2層吹き抜けの共用施設がある。

「シェアプレイス HARUMI FLAG」公式サイトより

「シェアプレイス HARUMI FLAG」公式サイトより

2層はそれぞれ階段で行き来でき、8階には大きなキッチンのあるシェアラウンジが2カ所とシアタールームがある。

シアタールーム(左)とシェアラウンジA(右)(筆者撮影)

シアタールーム(左)とシェアラウンジA(右)(筆者撮影)

シェアラウンジB(筆者撮影)

シェアラウンジB(筆者撮影)

9階には、ソファや腰かけのあるシェアラウンジCがあり、海を臨むバルコニーに出ることもできる。

9階バルコニー(筆者撮影)

9階バルコニー(筆者撮影)

シェアプレイス HARUMI FLAGならではの特徴が、賃貸住宅街区にある他の住棟の共用施設も利用できることだ。8・9階の施設に加え、A棟の大浴場、C棟のフィットネスルームやワークスペースも無料で利用できる(他に有料のパーティルーム等の施設もある)ので、ここまで共用施設が充実しているシェアハウスはめったにないだろう。

2層吹き抜けで開放感のある共用施設(筆者撮影)

2層吹き抜けで開放感のある共用施設(筆者撮影)

いちいち外に出るのは面倒だと思ったが、地下でつながっていて他の住棟に行き来できるのだという。残念ながら見学はできなかったが、雨が降っていても気にせず大浴場に行けるなら、風呂好きの筆者は毎日通うだろうと思った。

シャワーブース付のワンルームタイプのほか、ユニット型も

次に居室だが、個室型(ワンルーム)が58室、ユニット型(まとめ借り)が13ユニット(56室)の計114室。個室型の面積は25.01平米~28.46平米、インターネット(無料)とエアコン、照明が設置済みで、シェアハウスには珍しく各戸にシャワーブースがある。賃料は11万4000円~12万6000円(予定)と共益費1万円(水道・光熱費は個別契約)だ。

リビタのプレスリリースより転載

リビタのプレスリリースより転載

個室型(筆者撮影)

個室型(筆者撮影)

シェアプレイス HARUMI FLAGならではのユニット型は、法人の社宅向けだ。74.63平米~92.09平米の広さに、約10平米の鍵付き部屋が4室または5室あり、キッチンとトイレ(2台)、洗面台(2台)、シャワーブース(2台)を共同で使う。居室にはエアコンのほか冷蔵庫や脚付きマットレス、デスク・チェアなどが設置済み。単身者の社員などが共に暮らす形となる。

また、リビタのシェアプレイスの特徴は、多世代・多業種のコミュニティ形成にある。居室が充実するほど、共用施設での触れ合いが少なくなりがちだが、共用施設を活用したコミュニティ形成のための活動をシェアプレイス居住者に向けて開催していく計画だ。そのために「エディター制度」を仕掛けている。

当初の賃料などを軽減する代わりに、共用施設でイベントの企画やシェア暮らしの魅力発信をしてもらう多様な人材をエディターとして募集した。当初4人の計画だったが、6倍以上の倍率となり多様な人材が応募してきたこともあって、枠を6人に増やし、3月から活動が開始されるという。

D棟のエントランスホールはなかなか豪華だ(筆者撮影)

D棟のエントランスホールはなかなか豪華だ(筆者撮影)

D棟の外観。一部形状の異なっている部分がシェアプレイスの共用施設。住棟ごとの間隔は広く取られている(筆者撮影)

D棟の外観。一部形状の異なっている部分がシェアプレイスの共用施設。住棟ごとの間隔は広く取られている(筆者撮影)

まだ開発中の部分もあるが、BRTの選手村ルートが2月1日から開通

シェアプレイス HARUMI FLAGは2月1日から入居可能だ。HARUMI FLAG全体としては、タワー棟(工事中)を除き入居が始まっているものの、現在工事を行っている施設もある。街として完成するにはまだ時間がかかるが、交通アクセスは良くなる。

いよいよ東京BRTの選手村ルートが2月1日から開通するのだ。JR新橋駅から「HARUMI FLAG(晴海五丁目ターミナル)」停留所を結ぶもので、東京都によると乗車時間は11分となっている。既存のBRTと合わせると、虎ノ門ヒルズから国際展示場までカバーすることになる。今後も延伸などの予定があると聞く。

なお、BRTとは「Bus Rapid Transit」(バス高速輸送システム)の略で、連節バスの採用などで通常のバスより輸送力高めたもの。

筆者が見学したときにはまだBRTが開通していなかったので、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅からかなり歩くことになった。BRTならもっと楽に往復できたのにと、ちょっと残念な思いがした。

「HARUMI FLAG」については、その規模感や立地条件などから、人によっては好き嫌いがあるかもしれない。ただ、シェアハウスという形態から見ると、これだけ共用施設が充実しているものはないだろう。共用施設の大きな窓からの眺めもシェアプレイス HARUMI FLAGならではのものだ。こうしたことをどう評価するかは、人それぞれだろう。

●関連サイト
リビタのプレスリリース:コミュニティがある住まいで、「フラグ」に溢れる暮らしを提案|『シェアプレイス HARUMI FLAG』2024年1月オープン
「シェアプレイス HARUMI FLAG」公式サイト
東京BRT 「2/1(木)~選手村ルート運行開始について」

一人と一匹のせいかつ

所在地:目黒区平町
9万円 / 30平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩9分

ここは小ぶりなレトロマンションの最上階角部屋。ぽかぽかとした日当たりがレトロな室内を明るく照らし、窓を開ければ風がスーっと抜けていきます。



マンションの南側にはオーナーの庭があって、南側の窓から青空とともに豊かな木々が見えます。都心にいながらこんな気持ちのいい景色が望めるなんて ... 続き>>>.
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