13歳、1200世帯マンションの自治会役員になる。楽しんで活動してたら立候補者が倍増!中学生が与えた影響とは? ブリリアシティ横浜磯子

神奈川県横浜市磯子区の「Brillia City(ブリリアシティ)横浜磯子自治会」は、約1200世帯のマンション住人で構成される自治会です。

第6期を迎える2022年、同自治会の役員に1人の少女が立候補します。彼女は、鈴木梨里子(りりこ)さん。住人からは“りりちゃん”と呼ばれているのだとか。りりちゃんは、立候補当時まだ13歳でした。同自治会では役員の年齢制限はなかったものの、これまで未成年の役員はゼロ。市が把握する中でも、最年少の立候補者だったといいます。

総会でりりちゃんの役員就任が可決してから1年が経った今、りりちゃんと自治会長の田形勇輔さんに、1年目の振り返りと2年目にかける想い、りりちゃんが役員になって変わったことなどを聞きました。

なぜ中学生が自治会の役員に? きっかけはボランティア自治会イベントの司会をするりりちゃん(写真提供/Brillia City横浜磯子自治会)

自治会イベントの司会をするりりちゃん(写真提供/Brillia City横浜磯子自治会)

町内会や自治会は、地域住人で構成される任意の団体です。マンションには「管理組合」があり、Brillia City横浜磯子にも自治会とは別に存在しています。管理組合は、建物の修繕やメンテナンスの計画を立てたり、共用部の維持にあたったりするなど、主に“ハード面”の維持・管理を担う団体です。一方、自治会では、住人同士のつながりや集いなど、健全なコミュニティを運営するための“ソフト面”の部分を重視しています。

りりちゃんが自治会の活動に興味を持ったのは、小学5年生のころ。自治会が主催するお祭りにボランティアとして参加したのがきっかけだといいます。Brillia City横浜磯子自治会は、りりちゃんが役員になる前から、会長の田形さんを中心にアクティブに活動する自治会でした。コロナ禍に際しても、オンラインを中心に地域活動を行い、人数制限や感染対策をしたうえでオフラインのイベントもできる限り実施していたそうです。

「ボランティアでスーパーボールすくいの出店を手伝ったのが、想像以上に楽しくて。周りの大人の方々もすごく楽しそうに自治会活動に取り組んでいるし、小さな子どもたちからは『ありがとう!』と言ってもらえる……こんなワクワクする活動に、私も運営側として参加してみたいと思うようになり立候補しました」(りりちゃん)

Brillia City横浜磯子自治会は、当時から「できる人ができることをすればいい」というスタンスで、田形さんからの「どんな関わり方でもいい」という声も役員になることを後押ししたのだとか。現在、中学3年生のりりちゃんですが、学業を優先しながら自治会活動ができているといいます。

りりちゃんが立候補した当時を、田形さんは次のように振り返ります。

「りりちゃんが自治会に興味を持ってくれていることは知っていましたが、まさか役員に立候補してくれるとは驚きでした。大人から子どもまで楽しんでもらえることをモットーに活動してきましたので、当時小学生のりりちゃんにもこの想いが届いていたことが非常に嬉しかったです。これまでの活動が間違っていなかったんだと確信できた瞬間でもあります」(田形さん)

りりちゃんが役員になって変わったこと役員の集合写真(写真撮影/手塚裕之)

役員の集合写真(写真撮影/手塚裕之)

2022年にりりちゃんが役員になってからというもの、自治会の雰囲気が大きく変わったといいます。

「りりちゃんは、子どもたちの求心力がすごいんですよ。お祭りで司会をすれば、子どもたちは羨望の眼差しでりりちゃんを見るし、自治会の活動にも興味を持ってくれます。考えもしっかりしている子なので、大人もすごく良い影響を受けています。りりちゃんがいるだけで、自治会が和やかに進みます」(田形さん)

りりちゃんの役員2期目となる今期は、小学6年生(就任時中学1年生)や高校生、大学生、未就学児のママ、親子、シニア世代などさまざまな人や世帯が役員に立候補し、5月の総会で就任しました。役員の立候補数は、過去最多の13名。自治体が設立した翌年、2018年の立候補者数はわずか1名、りりちゃん就任前は6名だったということから、りりちゃんの活躍がいかに自治体の求心力を高めているかがわかります。

5月に新たに役員に就任した中学1年生の窪塚智祐さんは、Brillia City横浜磯子自治会の印象と抱負について次のように話します。

「自治会は難しい話をする場所だと思っていたのですが、役員の父と一緒にさまざまな活動に参加するなかで、明るく、楽しい集まりなのだと印象が大きく変わりました。防災委員に入って日々できる防災について学び、発信していきたいです。また、お祭りなどで地域の方々と親睦を深め、いざというときに助け合えるコミュニティにしていきたいと思っています」(窪塚さん)

自治会に求められるのは、持続可能性市区町村が把握している指定都市の自治会加入率推移

市区町村が把握している指定都市の自治会加入率推移(出典:総務省自治行政局市町村課)

自治会の加入率は、全国的に低下傾向にあります。

●コロナ禍も相まって思うような活動ができない
●役員や会長の担い手がいない
●若い方の参加率が低い
●高齢化が進む

こういった課題に直面している自治会も、少なくありません。今や、老若男女がアクティブに活動する自治会として全国から注目されるようになったBrillia City横浜磯子自治会ですが、設立当初から順風満帆な活動ができていたわけではないといいます。

「設立したときは、役員の熱量の差が大きかったですね。立ち上げた人たちは『自治会活動はこうあるべき』『自治会はこれをしなければならない』といった義務感が強く、抽選で役員になった人は、戸惑いやプレッシャーなどから『なんでやらないといけないんだ』という気持ちもあったように思います。ただ、これは当たり前といえば当たり前です。自治会は、NPOやサークルのように同じ志を持った人たちの集まりではありません。住むマンションや地域が同じというだけですからね」(田形さん)

今では、役員の立候補が後を絶たず、大人から子どもまで手を取り合って運営しているBrillia City横浜磯子自治会。自治会運営がうまくいっている背景には、独自のタウンマネジメントがあります。

(画像提供/Brillia City横浜磯子自治会)

(画像提供/Brillia City横浜磯子自治会)

Brillia City横浜磯子自治会は2019年、「自治会レボリューション」と銘打った独自のタウンマネジメントを開始しました。笑顔や感謝、心地よさを報酬に、地域住人を街の担い手にする……田形さんが考案したこの取り組みが、自治会の“持続可能性”を創出しています。

「自治会員や役員が“なにかをしなければならない”という仕組みがあると、それだけで住人は負担に感じてしまいます。そうではなく『楽しい』『やりがいを感じる』『好き』といった感情を報酬に『やってみよう』『やりたい』と思ってもらえる活動にできるかどうかが、自治体運営において大切なのだと思います。今では、役員を押し付けるようなことはしません。やりたい人が、できることをする。これを何より大切にしています。自治会には防災や防犯、共助といった役割がありますが、これらは楽しんだ先に得られればいいんですよね。お祭りの体験が、共助につながる。みんなで楽しんで夜道を歩くことが、防犯にもなる。なんだか楽しいから、自治会活動をする。これでいいのだと思います」(田形さん)

2023年1月に開催した落語会には子どもから大人まで58名が参加(出典:Brillia City横浜磯子自治会公式HP)

2023年1月に開催した落語会には子どもから大人まで58名が参加(出典:Brillia City横浜磯子自治会公式HP)

Brillia City横浜磯子自治会では、お祭りのみならず、ミュージックフェスや夏休み期間中のラジオ体操、管理組合と合同で行う防災訓練、通学中の子どもたちを見守る運動、シニアの方々のためのミニコンサートなど、1年を通してさまざまなイベント・企画を催しています。これらすべてが、できる人・やりたい人が運営し、参加したい人だけが参加しているにもかかわらず、2022年のお祭り運営のボランティアには過去最多の192名が、ラジオ体操には延べ1,600名が参加。これら自治会活動の告知や報告にも力を入れており、役員それぞれの得意を活かしてチラシや動画の制作にあたっているそうです。

Brillia City横浜磯子自治会が目指すのは、子どもたちが成長したあとも、またここに戻ってきてくれること。「あの人がいるから」「お祭りがあるから」「思い出があるから」……理由はなんでもいいと、田形さんは言います。

2期目にかける、りりちゃんの想いBrillia City横浜磯子(写真撮影/手塚裕之)

Brillia City横浜磯子(写真撮影/手塚裕之)

役員1期目から、広報活動やイベントの司会、メディアの取材対応など活躍の幅を広げてきたりりちゃん。自治会活動を学ぶにあたっては、田形さんの勧めもあり、コミュニティ運営に必要なマネジメントなどが学べるNPO法人CRファクトリー主催の「コミュニティマネジメント塾」に入ったといいます。受講を終えたりりちゃんの考える自治会の在り方は、関わるメンバーが多様ということを前提とし、コミットメントに応じて関わり方の“グラデーション”をつけることだと話してくれました。

りりちゃん作成のスライド

りりちゃん作成のスライド

「人間に必要な栄養素は、炭水化物やタンパク質、ビタミンなど多岐に渡ります。自治体運営も同様で、炭水化物のように団体を支える絶対的な存在、運営を支えてくれるタンパク質のような存在、サポートしてくれるビタミンのような存在が不可欠です。どの要素が抜けても、運営はうまくいきません。必要のない要素などなく、自治会との関わり方に正解はないのだと思います。各々の関わり方を分けることが、お互い気持ちよく自治会を運営する秘訣だと感じています」(りりちゃん)

そんなりりちゃんも、役員1期目は探り探りの活動だったそうです。イベント1つとっても「参加する側」と「運営する側」では、準備やリスクヘッジに大きな違いがあります。役員就任がコロナ禍だったことも、自治会運営を難しくした要因だったとりりちゃんは振り返ります。昨今では徐々にアフターコロナが見据えられつつあることから、オフラインのイベントも多くなり、その規模も大きくしていけることが今後の楽しみの1つなのだとか。

「1期目は、運営側に立つ楽しさとともに難しさを知った1年でした。学校や同年代の友達とのコミュニティだけでは得られない経験ができたことで、2期目はできることも増えると思います。自分より小さい子も役員になってくれたので、若い視点からの意見や希望を言語化し、Brillia City横浜磯子自治会をもっと魅力的で楽しいコミュニティにしていきたいですね。今期で任期満了を迎えますが、来期も立候補します。10年後も、この自治会の役員をしていたいです」(りりちゃん)

笑顔で2期目の抱負を語るりりちゃん(写真撮影/手塚裕之)

笑顔で2期目の抱負を語るりりちゃん(写真撮影/手塚裕之)

未来を見据えるりりちゃんを見ていると、地域や暮らしのことを考えるにあたって「中学生だから」「子どもだから」ということは関係ないのだと痛感します。そしてBrillia City横浜磯子自治会は、中学生のりりちゃんが役員になったからというだけで注目されているのではなく、理念や取り組みそのものが、りりちゃんはじめ子どもから大人まで惹きつけているのでしょう。

自治会には、持続可能性が求められます。特別なことをしているようで、できること、やりたいことをしている結果が、りりちゃんのような次の時代の地域コミュニティを担う人材を育んでいるのだと感じました。老若男女が、無理のない範囲でやりたいと思える自治会活動を続けるためのヒントが、Brillia City横浜磯子自治会にはあります。

●取材協力
Brillia City横浜磯子自治会

島でのリモートワークってどう?「ITアイランド」奄美大島と姫島に聞いてみた

ここ数年で「働き方改革」という言葉が浸透し、今後もリモートワークを導入する企業は増加する見込みだという。今は仕事によってはインターネットや移動手段・時間が確保できればどこでも仕事できる時代。Uターン・Iターン・移住・二拠点生活など、さまざまな形で仕事・生活の拠点を都市部から地方へ変更・検討している人もいるのでは。その中でも、交通面・仕事における環境面などでハードルが高いと思われているのが離島だろう。
しかし、現在はそんな離島でこそ、自治体を挙げて環境整備・リモートワークを推進しているところも多いようだ。今回は鹿児島県奄美大島と大分県姫島の話を聞いてみた。

鹿児島・奄美大島が目指すのは「フリーランスが最も働きやすい島」

東京から飛行機で2時間10分。鹿児島の南に位置する人口約6万1000人の島・奄美大島は、日本全国の離島の中でも3番目に大きな島。温暖な気候で、美しい海や原生林などを持つことから、観光地としても人気の島だ。

(写真提供/奄美市)

(写真提供/奄美市)

奄美市では、「2020年までに200名の フリーランスを育成すること、50名以上のフリーランス移住者を呼ぶこと」を目標に、2015年より「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を推進。ランサーズ、GMOペパボ、Schoo、PIXTAなどの企業とも協業している。
「奄美大島に位置する奄美市は経済・産業のマーケットの規模は小さく、都会の巨大なマーケットまでは物理的な距離があるといった地理的不利性があります。その不利性を克服する産業として、情報通信産業の振興を重点分野に位置づけ、各施策に取り組んでいます。技術力をもったU・Iターン者が年々増えていることから、元々の住民も含めクラウドソーシングで都会の仕事をできる環境を整備する必要があると考えたためです」(奄美市商工観光部商工情報課 森永さん)

フリーランスの移住者を呼ぶための施策も積極的に行っている。
市内のインターネット環境の整備はもちろん、住民のフリーランス育成を推進するための奄美市オリジナルの教育プログラム「フリーランス寺子屋」などのイベント開催、住宅などの移住支援やコワーキングスペースの提供など、「フリーランスが最も働きやすい島」にするために必要な支援を、島のフリーランサーとともに検討・実行しているという。

イベント「2018観光フォトライター講座」の様子(写真提供/奄美市)

イベント「2018観光フォトライター講座」の様子(写真提供/奄美市)

奄美大島でドローン撮影・写真撮影・映像撮影・Webライター・予備校スタッフなどを行う田中良洋さんも、2017年に移住したフリーランサーだ。移住前も東京・大阪でフリーランスとして活動していたが、病気をきっかけに移住を考えはじめたという。

田中良洋さん(写真提供/田中良洋さん)

田中良洋さん(写真提供/田中良洋さん)

「ずっと都会で事業をしていましたが、体調を崩し、目の病気になりました。幸い完治はしましたが、スマホを見るのも太陽を見るのもつらく、寝てばかりの生活の中で『本当は何がしたいんだろう?』と思い悩んでいました。そのときふと浮かんだのが『島に住みたい』ということ。観光で与論島に行ったことはあり、もう一度行きたいと思っていたところ、たまたまネットで島おこしインターンシップというプログラムを見つけて参加。1カ月半与論島で生活しました。実際にやってみて、島の生活の魅力を改めて感じると同時に、奄美群島が面白いと感じました。その後、群島のいろんな地域を調べる中で奄美市はフリーランスの支援を行っていることを知ったのと、奄美市での予備校の仕事が見つかったのでここを選びました」

移住してまず心配なのが、家のことや今後の仕事のこと。田中さんは自治体の施策を利用し、コミュニティへの参加・事業の育成を行っている。
「家がなかなか見つからなかったり、生活費や家賃が思っていた以上にかかるのでどうやって仕事を広げていこうか不安はありました。けれど、奄美市が提供している『フリーランス寺子屋』という講座に参加し、フリーランスの知り合いができたり人づてに仕事をいただいたりして、不安は徐々に解消されていきました。現在もホームページ制作をしているフリーランスの人とよく一緒に仕事をさせてもらっています。仕事の打ち合わせをしたり、一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりして情報交換をしています」

それでは、実際に移住して仕事や生活はどのように変わったのだろうか。
「もともといろいろなことをやりたがる性格だったので、島での働き方は合っていたと思います。都会では、ひとつの分野に絞って専門性を高めていかないといけないと思っていましたが、島では幅広くさまざまな仕事が求められます。驚きや不安もありますが、機会があることはありがたいですよね。ドローンでの撮影・素材映像の提供をしていますので、奄美ではどこを撮影しても絵になるのもメリットです。仕事で疲れたときや煮詰まったときに、すぐに海の見えるところでリフレッシュできるのはとてもいいと感じています。

ヒカゲヘゴ(写真提供/奄美市)

ヒカゲヘゴ(写真提供/奄美市)

笠利サトウキビ畑(写真提供/奄美市)

笠利サトウキビ畑(写真提供/奄美市)

生活面では、奄美市は思っていた以上に便利なので、普段の生活は大きく変わっていません。満員電車に乗らずにすむようになったことや、飲み会に無理矢理参加しなくてよくなったことは精神衛生上よかったと思います。休日の過ごし方は大きく変わりました。奄美大島の自然の中で遊べるので、今まで考えられなかった経験ができています。休日は友人の船に乗り、海に行ってマリンレジャーをしています」

大分県・姫島は2018年から本格化!「姫島ITアイランド構想」姫島(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

姫島(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

今年より新たな動きを見せる離島がこちら。
大分県北部。温暖な気候の瀬戸内海に浮かぶ人口約2000人の島・姫島。水産業が主要産業のこの島で、2018年1月から「姫島ITアイランド構想」が本格化した。水産業の低迷、若い世代を中心に村外への人口流出などによる人口減少が進む中での雇用創出、離島を舞台にした新しい雇用の形を創り地元の活力を高めたいという自治体の想いから生まれたプロジェクトだ。

お試しリモートワークの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

お試しリモートワークの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

この「ITアイランド構想」には、ふたつの取り組みがある。
ひとつは、IT企業や人材を呼び込むことで「離島×IT」の可能性を広げる取り組み。旧校舎を活用し、企業が入居できるオフィスやコワーキングスペースを設置した「姫島ITアイランドセンター」を整備。すでに2社が姫島にサテライトオフィスを設置し、稼働しているという。もちろん、都心と変わらない通信環境も整備済だ。始まったばかりのプロジェクトでフリーランサーの移住者はまだいないそうだが、「住居探しのサポートや広報活動も本格化していきたい」と姫島ITアイランド運営事務局の担当者は話す。

姫島ITアイランドセンター(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

姫島ITアイランドセンター(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

ふたつめは、未来のIT人材の育成・創出・定着を目指す取り組み。学生を対象としたプログラミング教室や住民のITに対する関心を高めるためのIT落語寄席などのイベントを開催したり、電気自動車を活用したカーシェアリングシステムや村営フェリーの運航状況通知システムを構築したりと、さまざまな取り組みを実際に行っている。

ITアイランドセミナーの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

ITアイランドセミナーの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

離島での暮らしは、生活にもうるおいが生まれそうだ。通勤時間のストレスはもちろんなし。島内には保育所(待機児童数ゼロ!)・幼稚園・小学校・中学校や病院はもちろんある。治安もいいので、家族での移住も安心だろう。海や山などの自然が近く、海産物や野菜なども豊富。平日は通勤ラッシュもなく夜遅くまで仕事をする文化もない。休日は海、キャンプ、温泉など、自然の恵みをふんだんに受けた暮らしができそうだ。

姫島のビーチ(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

姫島のビーチ(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

ジオクルーズの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

ジオクルーズの様子(写真提供/姫島ITアイランド運営事務局)

離島でのリモートワークは、もちろん利便性の面では都市部のほうが上かもしれない。けれど、豊かな自然の残る島だからこそ得られることも多いだろう。ライフスタイルや目指すもの・求めるものによっては、離島への移住・二拠点生活は最良の選択肢になるかもしれない。場所によってはお試し体験を実施しているところもあるので、気になる人はチェックしてみては。

●取材協力
>奄美市「フリーランスが最も働きやすい島化計画」公式サイト
>ゆったり×最先端リモートワークのすすめ「姫島ITアイランド」