住宅メーカー7社の合同運営サイト「イエノミカタ」と(株)オールアバウトは、過去3年以内に中古住宅の購入を検討した東名阪エリアの30歳以上の男女を対象に、中古住宅購入に関する意識調査を実施した。調査時期は2017年11月2日(木)~11月9日(木)。調査方法はインターネット。有効回答数は661。中古住宅のどういった点に魅力を感じましたか?では、「手ごろな価格である」(75.2%)が最も多く、ついで「立地条件がよい」(43.7%)が挙げられた。新築住宅と比較して価格面が一番のメリットとされているほか、立地条件の優れた物件が支持されているようだ。
中古住宅の購入を検討する際、不安に思った点や、それがネックになって購入を見送った点としては、「隠れた不具合の有無」、「設備の老朽化」(59.6%)がともに6割近くで最多となり、「リフォーム費用」(52.6%)を上回った。4位に「耐震性などの住宅性能」(45.1%)が挙げられることから、目に見えない部分に対する消費者の不安が浮き彫りになる結果となった。
中古住宅を購入するとき、基本情報に付随して開示されていると安心だと思う情報は、「過去のメンテンナンス・リフォーム履歴」(69.1%)が7割近くと最も多く、ついで「定期点検の結果」(64.6%)、「耐震性能の有無」(62.8%)、「新築時の設計図や設備」(55.4%)だった。「特にない」と回答した人はわずか2.7%。9割以上の方がメンテナンス履歴や性能面における何らかの情報開示を事前に求めているようだ。
また、中古住宅の購入を検討した際、どの建築会社によって建てられたのか考慮しましたか?では、「考慮した」(31.0%)、「どちらかというと考慮した」(35.4%)を合わせると、実に7割近くの人が中古住宅においても、元の建築会社がどこだったのかを選定条件にしていることがわかった。
ニュース情報元:「イエノミカタ」