ジブラルタ生命保険(株)は、20歳~69歳の既婚男女2,000名(男性1,000名、女性1,000名)を対象に、アンケート調査「夫婦の通信簿2018」を行った。それによると、やって欲しいとは思うけれど、配偶者には任せられない家事に男女で違いがあることが分かった。
配偶者が行う家事について、夫の妻に対する評価をみると、「できる」(「よくできる」と「できる」の合計)は90.9%で、夫の9割以上が妻の家事に合格点をつけた。一方、妻の夫に対する評価は「できる」は58.5%と6割弱にとどまり、「努力しよう」が41.5%で4割強という結果。夫と妻の評価あきらかな違いがあることが分かった。
自身が得意な家事は何ですか?では、妻の回答は1位「洗濯」(54.2%)、2位「食材の買出し」(45.0%)、3位「料理」(44.4%)、4位「食器洗い」(38.4%)、5位「部屋の片付け」(33.0%)。半数以上が得意な家事として「洗濯」を挙げており、洗濯に自信があるという妻が多いようだ。一方、夫が得意だと思っている家事は、1位「ゴミ出し」(49.6%)、2位「食器洗い」(39.2%)、3位「風呂掃除」(36.4%)、4位「部屋の片付け」(27.4%)、5位「食材の買出し」(25.1%)の順。
配偶者に任せたい、または、やってもらうと嬉しい家事は何ですか?では、夫の回答1位は「料理」(65.6%)、2位「お弁当作り」(39.7%)、3位「洗濯」(37.2%)、4位「アイロンがけ」(30.9%)、5位「キッチンの掃除」(30.5%)。毎日の食事は、妻の手料理が嬉しいという夫が多いようすがうかがえる。一方、妻の回答1位は「ゴミ出し」(57.6%)、2位「風呂掃除」(46.3%)、3位「年末の大掃除」(43.1%)、4位「窓の掃除」(31.4%)、5位「食器洗い」(27.8%)。「ゴミ出し」や「風呂掃除」など、力がいる仕事を任せたいといった傾向があるようだ。
では、任せたいとは思っていながらも、任せられないと思っている家事はあるのか。配偶者に本当はやって欲しいが、任せられない家事はありますか?では、夫は「ない」(「特になし」と回答した人の割合)が66.4%で多数派となり、妻に任せられない家事はないという人のほうが多かった。一方、妻は「ない」が32.6%で、任せられない家事がないという人は少数派だった。
配偶者に任せられない家事がある方(1,010名)の結果をみると、男性回答では1位「親戚付き合い」(19.0%)、2位「部屋の片付け」(18.8%)、3位「年末の大掃除」(17.0%)、4位「ゴミ出し」(14.6%)、5位「風呂掃除」(11.6%)。何かと気を遣うことが多い親戚付き合いは、妻に完全に任せとくことはできないと思う夫が少なくないようだ。一方、女性の回答では、1位「料理」(48.8%)、2位「食材の買出し」(26.4%)、3位「部屋の片付け」(23.4%)、4位「食器洗い」(23.0%)、5位「洗濯」(22.4%)の順。夫に「料理」を任せることができないという女性が約半数となっている。
ニュース情報元:ジブラルタ生命保険(株)