居住地域に「自治会・町内会がある」79.5%、加入率は71.8%

(株)リビングくらしHOW研究所は、全国の働く女性を対象に「自治会・町内会についてのアンケート」を実施した。調査期間は2018年5月16日~5月20日。調査方法はWEBアンケート。有効回答数は826人。
住んでいる地域に自治会・町内会はありますか?では、「ある」が79.5%と約8割を占めた。「ない」は5.7%と少ないものの、「分からない」という人も14.8%いる結果となった。

居住地域に自治会・町内会がある人のうち、実際に加入している人は71.8%。加入している理由は、「義務だと思う」が37.9%、「周りの住民が加入している」が31.6%と、ルール感が強い様子。活動意義に関する理由としては、「地域の人との交流」が36.4%、「暮らしやすさ(環境・安全など)のために必要」が29.4%、「地域の情報が得られる」が25.8%だった。

自治会・町内会の加入者に、成人してから参加したことがある活動を聞くと、上位は「住民同士の連絡(回覧板など)」「祭り・イベント」「清掃などの美化活動」で、いずれも4割程度。「どれも参加したことがない」という方も23.2%いて、その理由1位は「忙しくて時間がない」(44.2%)だった。

また、自治会・町内会があるのに加入していない人の理由に多くあがっているのは、「案内・勧誘を受けていない」「メリットや活動内容が分からない」といった情報不足。「忙しくて時間がない」「大きな負担があるのが嫌」という意見も比較的多かった。働き方別にみると、フルタイムワーカーは「活動内容が分からない」「忙しくて時間がない」と特に強く感じているようだ。

回答者全員のうち、自治会・町内会は「必要」「どちらかといえば必要」という人は51.6%。「不要」「どちらかといえば不要」という人は18.1%。不要派の理由には、「人間関係の煩雑さ」や「自分へのメリットの少なさ」があった。

ニュース情報元:(株)リビングくらしHOW研究所

親の家の悩み、1位は「家の片付け」で61.0%

(株)リビングくらしHOW研究所(東京都千代田区)はこのほど、「親の家」についてアンケート調査を行った。調査対象は全国の女性。調査期間は2018年4月25日~5月6日。有効回答数は715人(平均年齢45.5歳)。親の家の悩みの段階を年代別にみると、30代以下は「今はまだ大丈夫だが将来が心配」77.1%、40代では74.6%と、30・40代では、親の家はまだリアルな問題でない方が多いようだ。一方、50代は「今まさに悩んでいる」が25.0%を占め、60代以上では「以前は大変だったがひと段落した」が37.6%になることから、親の家に関する「心配」は、50代~60代に具体的な悩みとなり、課題解決のプロセスを経て、ある程度収束していくという流れのようだ。

親の家の悩み(複数回答)で多かったのは、全体1位は「家の片付け」で61.0%。「片付け」は、親が元気なうちに始まることも多く、相続、売却やリフォームなどがあり、幅広い層が問題意識を持っているようだ。「ため込んである荷物の処分に3ヵ月かかり、体調不良になった」(65歳)、「片付けで自分の一生が終わる気がする」(59歳)などの声もあった。

現在の親の家の現状では、最も多いのは「親や自分、親戚が住んでいる」で81.5%。11.2%は「誰も住んでいないが家はある(空き家)」となっている。空き家があると答えた方に、今後その家をどうしたいかを聞いた質問では、全体の45.0%が「売却したい」、35.0%が「わからない」、8.8%が「いずれは自分や兄弟・子ども・親戚などが住みたい」と回答している。

ニュース情報元:(株)リビングくらしHOW研究所