10月の消費税増税、71.3%が「家計への負担が大きい」

博報堂消費税対策研究プロジェクトはこのたび、増税前後の意識・行動についてのアンケート調査を行った。調査は2019年3月26日~3月30日、インターネットで実施。20-60代の男女2,369名より回答を得た。
2019年10月の消費税増税について、前回の増税時(2014年4月)と比べて家計への負担が大きいと思いますか?では、全体で「そう思う」は46.8%、「ややそう思う」は24.5%、計71.3%の人が負担が大きいと答えた。この傾向は男性より女性で顕著であり、特に20代女性で76.7%、30代女性で77.7%、40代女性で81.6%となっている。

負担が大きいと感じる理由は、全体では「以前と比べて、収入が減った/少ないから」がトップで48.0%。「ライフステージの変化によりお金がかかるようになったから」(38.3%)、「欲しいもの・サービスへの出費が多くなったから」(25.1%)が上位3項目となっている。

負担が大きいと答えた割合の多い20-40代女性では、「ライフステージの変化によりお金がかかるようになったから」が20代女性50.0%、30代女性50.6%と5割を超え、40代女性も43.5%でトップに挙げられている。これらの層では他の層と比べて「育児や教育にお金がかかるようになったから」という理由も高く、子育て世代の女性が負担を大きく感じていることがわかる。

増税を踏まえて自分が実践すると思う行動は、「なるべく外食などを控えて、自炊・内食をする」(34.4%)、「お金のかからない暇つぶしをする」(29.7%)、「平日の夜や休日に、副業・小金稼ぎをする」(21.0%)が上位3項目にあがっている。

ニュース情報元:(株)博報堂