ライター夏生さえりが妄想! 理想の間取りvol.3「秘密の部屋付き!4人家族で住みたいお家編」

理想の間取りをはちゃめちゃ自由に妄想するシリーズ、ついに最終回となりました! 1回目は「付き合って3カ月の恋人たちが住む家編」、2回目は「結婚直前の二人が購入するお部屋編」でしたが、3回目のお題は「4人家族で住みたいお家編」!

編集部いわく、「子どもができた後に買いたくなる家の間取りを妄想してください!」とのこと……。

子どもと住みたい家……。
子どもと住みたい家、ねぇ……。

うーん……。そんなこと言われて、「秘密の部屋が欲しい!」と思わない人がどこにいるのでしょうか……?(突飛な論説ですが、お許しください)。

秘密の部屋と言ってもね、別に扉が隠し扉になっているとか、そこへ入ると時空が歪むとか、はたまた賢者の石が隠されているとかそういうことではありません。要するに屋根裏部屋的なサムシングが欲しいんですよ。

家族はいつも一緒! オールウェイズトゥギャザー! ……といっても、やっぱりアローンになりたい日もありますよね。お母ちゃんだって、母である前に妻である前に、一人の女やねんな(涙ほろり)……な日もあるわけです多分。そんな日のための、秘密の部屋ですよ。

階段を上ったところにポツンとある秘密の部屋は、普段は「書斎」兼「シアタールーム」にするんです!

うぉぉおお! 最高な家になりそうな予感がする!
最終回は「子どもと住みたいお家編」

秘密の部屋については無限に語れてしまいそうなのですが、その気持ちをぐっとこらえて。まずは、住んでいる4人家族は一体どんな家族なのか、ディテールを思い描きましょうか。その先にしか理想の間取りは待っていない! 行くぜ!

~以下、無駄オブ無駄な文章となりますので読み飛ばしていただいても構いません~

きっと夫は、フリーのデザイナー。結婚するまでは雇われデザイナーをしていて、ベンチャー企業で夜中まで働いていたんだけど、結婚を機に「家族と過ごす時間以上に大事なものなんてないから」とか言って、一念発起でフリーランスへ転身。ちなみにメガネをかけていて、黒縁メガネ歴10年だったのに最近べっ甲柄に変えたんですよね。え? 妄想が細かすぎる? 知らないんですか? 神は細部に宿るっていう言葉を。ガンガン行くのでついてきてくださいね……。

そして、子どもは二人。どちらも女の子。とにかくよく喋る。喋る。喋る。最近なんて、「あたし、おとなになったら、オーラのあるおんなのひとになりたいの……」とか言い出しちゃって、なんだいこのオマセな子は! かわいすぎるじゃないの! って心の中でいつも悶えるような生活をしているわけです。

夫婦は本当に仲が良くて、3年付き合って結婚したのだけれど、子どもを産んでからというもの生活が一変。子ども部屋もない家で暮らしていたから、四六時中子どもと一緒。うん、まあ、子どもはかわいいですよ。すごくかわいいです。天使です。でも、でもね。夫と恋人時代みたいに過ごす時間ももっと欲しいな、あぁ望みすぎかな、あたしってばいつからこんな欲張りに……やだわばかばか。って子どもたちの桃のような頬を撫でながらほのかに悲しくなったときに、夫が言うわけです。

「家、買おうか」って。

「え? 家? 買うの?」
「うん。家族が住むのに適した家」
「……? 今だって十分じゃ……?」
「……“十分”かな? 僕はもっと君と一緒に過ごしたいって思ってるけど……」

はい、これ爆きゅん。いや、爆きゅんどころの騒ぎじゃない。これはきゅんのテロ。きゅん殺人事件。

それで二人で理想の家を考えるところから始まって、出来上がったのがこの家だってことです。

~以上~

よし、見えた。完全にこの家が見えてきた。むしろ暮らしているような気になってきた。

理想の間取りはこれ

そんな家族が住むなら、こんな条件を設けたい!

・安心安全な、ほぼワンフロア設計
・はちゃめちゃ広いリビング
・はちゃめちゃ広いウッドデッキ
・憧れていたアイランドキッチン
・秘密の部屋(書斎 兼 シアタールーム)
・夫婦の寝室は子ども部屋と離れている
・子ども部屋は思春期でも安心の設計
・リビングを通らないと子ども部屋に行けない
・トイレは二カ所
・収納がたっぷりある
・窓が多い
・海が見える!

あれ? フリーランスデザイナーの夫の仕事部屋は? と思ったかもしれませんが、夫は「みんなの姿を見るとつい一緒に遊びたくなっちゃうかわいいひと」なので、家のすぐ近くにオフィスを借りているのです(細かい妄想はまだ続く)。

そしてできた間取りがこちら!

(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

はい、スペシャルドラスティックワンダフルルームオブザイヤー受賞おめでとうございます!!!!!

細かいポイントを見ていきましょう!

はちゃめちゃ広いリビング(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

まず、家族で暮らしたい家の絶対的・マストオブマストは、とっても広いリビング……! 絵ではやや小さく見えるかもしれませんが、これはだいたい18畳くらいあります。広い!

子どもたちが「きゃーっ」ってはしゃいでコケても、どこにもぶつからないくらい家具をゆったり配置して。可能であれば、大型犬だって飼いたい。ゴールデンレトリバーがのっしのっしと歩いて、その横で子どもたちが疲れて眠って。それを眺めながらアイランドキッチンで料理をする。……ん? 極楽浄土かな……?

ちなみにこれまでの理想の間取りと同じく、窓はたっぷりつくっておきました。寒さに備えるべく、床暖房も完備。ちなみに天井は吹抜け箇所あり。開放感へのこだわりは誰にも負けない、開放王に俺はなるっっ!!

はちゃめちゃ広いウッドデッキ(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

そしてリビングからつながっているテラスは、ウッドデッキに。開放王たるもの、夏は窓を開け放って、開放パラダイスにしなければ。そこでバーベキューをしてもいいな。簡易キャンプごっこもいい。広いウッドデッキで縄跳びの練習をする子どものビデオを撮る生活でもいい!!

夜、子どもが寝たら、夫婦でウッドデッキに出て、あたたかなコーヒーを飲みながら語り合ったりするのもいいかもしれない。良すぎて苦しい。

最高すぎる秘密の部屋(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

そしてお待ちかねの、秘密の部屋。ここは本をたくさん置く、書斎にしたい。一人で本をよみふけったり、時にはお客さんを泊めたりと、用途はいろいろ。

夜ご飯後に秘密の部屋へと上がり、スクリーンで映画NIGHTをするのもいいですね。

「パパァ、きょうは、ぴーたーぱんがいい」
「いやだ、パパは今日こそトランスフォーマーを見たい」

と、ワーワー喧嘩している子どもみたいな夫を、うふふと笑って見つめる時間は超絶プライスレス……。秘密の部屋、最高すぎる。なにがなんでも手に入れたい。

ちなみに6畳ほどのその部屋へは、玄関横の階段から上がることができます。その心は、例えば家族に知られたくないほど落ち込んでいるとき、こっそり上へあがってこっそり泣くこともできるから……と。われながら最高の配慮では?

子ども部屋と離れた夫婦の部屋(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

そして子ども部屋とは随分離れた場所にあるのが、夫婦の部屋。

子どもを持ったことがないのであくまで想像にすぎないのですが、ずっと「お母さん」「お父さん」でいるのって大変なんじゃないかな? とも思うわけです。子どもが寝た後は、ゆっくり夫婦で過ごす時間が欲しい。
子どもについて話したり、仕事の話をしたり、最近あったことを話したり。少しだけ気を抜ける時間が、この夫婦部屋によってつくれたらいいな……。

「ねえ」
「なに?」
「しあわせだね」
「うん」

って微笑みあって、髪をゆっくり撫でてもらえる時間もつくれる! そう、この間取りならね。

ちなみに子ども部屋は、高校生になったとき、妹にカレシとの会話を聞かれずに済むようにクローゼットを間に挟んでみました。まあクローゼット挟んでいても、少しは聞こえちゃうんですけどね(経験者は語る)。

たくさんあるクローゼット(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

あまり物は持ちたくないのですが、それでも子どもが2人もいれば、やっぱり物は増えるわけで。クローゼットはたくさんあるほうがいいということで、山ほど配置してみました。助かる。

海が見える

そしてできれば、ここが「逗子」であって欲しい。海まで歩いて10分圏内に住むのが夢。それでやっぱりゴールデンレトリバーを飼って、おおらかに散歩をさせたい。

散歩に行く夫

犬の散歩当番は、夫。オフィスから帰ってきた足音を聞くなり、犬が起き上がって尻尾をブンブンと振りだすんですよ。あ、犬の名前は多分「ロビン」ですね。子犬の顔を見た瞬間に、家族全員が「ロビン顔だな」って思ったからだと思います。

毎日散歩に行くのは大変なはずなのに、夫は一度も文句を言わずに行ってくれる。その後ろ姿に、時には頼もしささえ感じてしまうんですよ。

それでたまに、「私も行く!」って鍵を持って追いかけようとすると、子どもたちも慌てて「私も!」「私も!」って言ってさ。ただの散歩なのに4人でぞろぞろでかけて、さながらお出かけDAYですよ。

海沿いで犬と散歩

そのまま家族4人で海辺まで行って、ロビンとボール遊びをして。ロビンが遊びまくったあと、舌を出してヘッヘッって笑うもんだから、「ロビン、幸せ?」って聞いてみたら、ぺろりと鼻をなめて舌を引っ込めて、キョトンとした顔をするわけ。なにを言ってるんだろう? ぼくはなにを聞かれているんだろう? って顔してさ。かわいい。かわいすぎる。

笑っている子ども

そんなロビンを見て、きゃははって子どもたちが笑い始めて、一度笑い出すとおさまらないみたいで、きゃっきゃっきゃっと笑って。それを見ている夫まで、あははっあははっと、笑い始めちゃって。

波の音がざざーとして、ロビンの足跡がついた浜辺が視界に入って、西日が彼らの顔を照らして、まつげの影が少し落ちていて。

思わずポエマーになる

それで思わず
「あぁ瞬きが、シャッターになればいいのにな……」とか思っちゃうんだよね。
絶対思っちゃう。ポエマー爆誕。
爆誕ついでに家に帰ったら、日記にこう書いちゃう。

「彼らを包む光。祝福の波音。笑い声は弾け、あぶくとなって海へと溶け出す。海の向こうの異国のものよ、受け取ってくれ。波に溶かしたとある家族の愛の形をーー」。

最後に

……。記事を書いているうちに、なぜか安っぽポエマーとして進化を遂げてしまった……。これ以上は危険なので、このあたりで終わりにしましょう。

それにしてもリアルに想像しすぎて、自分のカメラロールに海辺ではしゃぐ子どもとロビンの写真と、目を細める夫の写真が入っているのではないかという気持ちになっていたけど、わたしには子どももいないし、ロビンもいないし、べっ甲メガネの夫もいないんだった。ていうか、「ロビン顔」ってなんだ……?

妄想なのか記憶なのかが曖昧になってしまいそうなので、ここで自分が「秘密の部屋なしの普通の家」に住んでいることを思い出して終わりにします。海もない。つらい。

これにて全3話のお話は終わりです。楽しんでもらえましたか?
みなさんが素敵すぎるおうちで、素敵な暮らしをしていることを願っています……!

ライター夏生さえりが妄想! 理想の間取りvol.2「結婚直前の二人が購入するお部屋編」

さあやってきました、理想の間取りを爆妄想するシリーズ、第2弾です。第1弾の公開後、「まさにわたしが描いていた理想はこれです! さえりさんはわたしの心の友、心の神、もはやI am You、すなわち我らは一心同体なりけり!!」というメッセージがたくさん来ることを予想していたのですが、一番多かったのは「わたしの家、まさにこんな感じです!」でした。そうですか、いいですね。みんなに置いて行かれたぼくの心は砕けそうです。

さて、「第2弾はどうしましょうか?」と編集部に尋ねると「中古マンションを購入して、リノベーションするっていうパターンとかどうですか?」と返答が。

ちゅ、ちゅうこまんしょんをこうにゅうしてりのべーしょん!? いまだせっせと家賃を支払っているわたしには大人すぎてちょっと何を言っているのか分かりませんでしたが、一応頑張って妄想してみました。【連載】ライター夏生さえりが妄想! 理想の間取り
恋愛妄想ツイートが話題のTwitterフォロワー数合計19万人の人気ライター・夏生さえりが間取りを見ながら暮らしを妄想。著書に『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『口説き文句は決めている』(クラーケン)、『やわらかい明日をつくるノート ~想像がふくらむ102の質問~』(大和書房)。第2回 結婚直前の二人が購入するお部屋編

それにしても、中古マンションを購入してリノベーションしようという発想が、まずおしゃれですよね(※筆者には知識がないのでイメージで話しています)。すでに在るものから選ぶのではなく、自分たちの好きな感じにしたい、というそのこだわり感。

きっとそんなことを言い出すのはこだわり派の彼のほう。ちょっとかわいい刺繍が入ったシャツを着ていたり、クラウドファンディングでしか買えないリュックを持っていたり、個性が光るスニーカーとかをたくさん持っているはず。あと、休日は、スパイスを使ってカレーをつくったりする。そうに違いない。

彼女のほうはといえば、「わたし、あんまり洋服詳しくないんだけど」とか言いながらも抜群におしゃれな服ばっかり持っていて、どこで買ったのか聞いたら「えっと、代官山の小道をたまたま歩いてたら見つけたお店で……」とか言い出して、え、代官山の小道ってたまたま歩いたりします?? みたいな気分にさせちゃう系女子だと思うんですよね。あと花をすぐドライフラワーにしちゃうタイプ。

……よし、やっと「ちゅうこまんしょんこうにゅう」の二人のイメージがつかめてきたぞ。そういう二人が、家を買うまでの道のりは多分こんな感じ。

~以下、無駄かつ長めの文章となりますので読み飛ばしていただいても構いません~

付き合って1年9カ月。同棲して1年半。あと3カ月後の二人の2年記念日には入籍。周りの友達には「やっとかぁ」なんて笑われちゃうくらいだし、こちらとしても「2年付き合ったら結婚しようね」って言っていたこともあって、超絶スムーズな結婚。ああ人生ってこんな感じで進むんですね。なんかもっとこう、センチメンタルになり散らかしたりするのかと思っていたし、勢いで元彼とかに連絡して「あたし結婚するの」とかバーで告白したりする夜があるのかと思っていたけど、結婚って日常の延長なんですね~!

ほぼ2年付き合ってきたけど、彼への気持ちは薄れるどころかまだまだ上り坂上りまくりだし、まあたしかに好きの種類は変わってきたかもしれないけど、これは好きが愛してるに変わってきたんじゃないですかねなんつって~という気分で過ごしていたら、彼が「犬飼いたくない?」とか言い出すんですよ突然。えっ……犬? でもねえ奥さん、犬を飼うことに反対する人とか人類にいますか? もちろんわたしも大賛成でしたよね。はい。スムーズオブスムーズ。

それで、今一緒に住んでいる家はペット不可なもんだから、新しく家探しをすることになったんだけど、彼が突然「やっぱ、家買っちゃおっか?」とか言い出すんだよね。

「え、買うの?」って聞いたら、「うん、先輩がその辺詳しくて話聞いてきたんだけど、好きにリノベして、引越したくなったら売ればいいらしい」とか言うんだよ。ふーん? お金のことはよく分かんないけど、そうなんだね、じゃあそうしようかっつって。って、親友に話したら「はぁ? あんたよく分かってないのに、よく家なんか買ったね」って言って怒られたんだけど、いいじゃん? わたしたちの最高の理想ハウス。

ていうかプロポーズの言葉が、「きみといると、普通できないようなこともできちゃう」だったし、返答は「わたしもあなたといると知らない世界が知れる」だったわけで、家を買うのだって反対する理由なんてないし、むしろあなたが言うことにはわたしはもちろん賛成、あなたがのびのび暮らせることが大事よ、だって愛しているから。だっは~~~!!!!

~ここまで無意味でした~

再び妄想部分が長すぎて、すでに書いているほうも息切れしていますが、みなさんは大丈夫でしょうか。ここからが本題なので、どうか最後まで読んでくださいね。あと冷静になってみれば、おしゃれな代官山ガールは絶対「だっは~」とか言わないですよね。すみません。

リノベする二人、理想の間取りはこれ

上記のような二人が、住む部屋。条件を挙げるとすると、こんな感じでしょうか。

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1LDKで大丈夫? と思ったでしょう。わたしも思う。やっぱり将来のことを見据えて、子どもができても暮らせる家がいいんじゃないの? って。でもまあ、この二人は必ずしも子どもが欲しいわけじゃないんですよ。まずは犬。あとのことはその時考えよう。まずは二人の最高の理想の暮らしをかなえようねっていうわけです。いいね、そういう「今を楽しむ姿勢!」。

そしてこれが出来上がった間取りです。

(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

ワッツ イズ ディス? 
オー、イッツ ア ミラクルルーム!

それでは細かく見ていきましょう~!!

会話の減らない造り

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(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

今回のお部屋の特徴は、なんといっても吹抜けのメゾネットと、カウンターキッチン! 2年付き合っているとだんだんお互いが空気みたいになってきて、会話が減り始めることもあると思うんです。でもこれから長い人生一緒にいるわけですから、できるだけ会話はしていたい! ということで、かならずリビングを通らなければ寝室に行けない造りと、カウンターキッチン。さらには、2階にいても1階の人と会話ができるという造りに! 

それにしても、初めのデートのころには無言が続くと心臓が爆発しそうになって、何か話さなきゃ何か話さなきゃと焦っていたはずなのに、時間がたつとどうしてああも会話をしなくなるのでしょうね。それはそれでそりゃ居心地がよかっちゃけどさ。寂しいときもあるとよ。謎に博多弁にもなるったい。でもそんな二人の愛がいつまでも続くように、今回はこんな間取りにしてみたわけばい。

カウンターキッチンでいそいそとご飯をつくり、「できたよ! ごはんテーブルに持っていって~」と話して、「わーい今日のご飯なに?」って聞くわけです。わたしが。料理男子さいこー!

圧巻と言っても過言ではない窓(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

前回同様、やっぱり光と風が入る大きな窓は必須! 今回は2階まで続く大きな窓をご用意いたしました!! 春になったら開け放して、家中の窓も一緒に開け放したら、風が吹き抜けまくって、家の中が“ほぼ外状態”に! ……あれ? なんか魅力的に聞こえないな。でもきっと気持ちがいいはず。

床暖房完備(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

これはわたしの完全なる願望なんですけどね、床暖房が欲しいんですわ。これは今この原稿を書いているわたしの部屋が寒いから思いついたことなんですけど、大事じゃないですか? 吹抜けメゾネットや大きな窓になると、冬寒い問題が生じると思うのですが、床暖房があれば何も怖いものはないはず。

ペット可

大事なことを書き忘れるところでした。なんていっても、ペット可。賃貸だとなかなか見つけられないんですよね、ペット可って。

理想はコッカースパニエル。茶色でふわふわで、「ブラッシングが大変~」とか言いながら飼いたい。もし無理なら、トイプードルにする。ついでに動物病院やペットホテル等が家の近くにあると最高。現実的でしょ?

やっぱりトイレは遠めで(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

これも第1弾のときに書いたんですけど、やっぱりトイレは遠めがいいですね。2年付き合おうが、10年付き合おうが、トイレ事情はいつだってミステリアスでいたいもの(?)。じつは今回間取りをつくるうえで、編集部と何度もやりとりをさせてもらったのもトイレの位置でした。「これでどうですか?」「いや、トイレはもうちょい遠めで……」「これだとどうですか?」「いやもうひとこえ……」って言いまくったので編集部に影で「トイレの人」と呼ばれていてもおかしくない。この勇気を讃えてほしいです。

収納の王様(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

階段下収納に、ウォークインクローゼットも欲しい。やっぱり、2年も付き合っていれば物が増えるんですよ。それをもちろん捨てていくことも大事だけど、捨てたくないものもあるよね。二人で行った栃木で買った餃子型クッション? 沖縄でつくったシーサー? 勢いで買ったツイスターゲーム? 捨てなくていいんです、そう収納があればね。

広すぎるルーフバルコニー(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

そして憧れるのが、広すぎるルーフバルコニー!!!!
何をするかってそりゃ、“ティファニーで朝食を”的なノリで、「まずはバルコニーで朝食を」ですよ。ええ。庶民的。
ほかほかのコーヒーとトーストを持ってバルコニーに上がって「まぶしいねぇ」と言いながら朝ごはんを食べるわけです。夏にはみんなでバーベキューもいいよね! 流星群の時には、シートを敷いて寝転ぶのもいいな! 耳元で、RADWIMPSのスパークルとか流してさ。「エモ」「エモ」とかだけ言い合って、都会でほとんど見えないくせになんとか流れ星を探し出すんだよ。
それから雪が降ったときに、バルコニーで雪だるまつくるのもよくない? 犬たちが遊べるくらいのスペースがあれば、散歩に行けない日にここで遊ぶのもいいかも。

あ~~~広い屋上独り占め、憧れる~~~~!

家の近くにパン屋

「まずはバルコニーで朝食を」のために、おいしい焼きたてパンが買えるところが近所にあるといいな。朝イチでいくと、ほかほかの美味しいパンがあるの。遠くから買いに来る人がいるくらい大人気の店なんだけど、近くに住んでいるから寝起きで行けちゃうという。最高。

パン好きの彼氏

さらにさらに、「寝起きで行けばいいや」とは思いつつも、自分は暑い日も寒い日もめんどくさくなっちゃって、「いいや……スーパーで買った食パン冷凍してるし……」とか思うんだけど、そんなときパンを買ってきてくれる彼がいれば良くないですか? しかもパン好きがゆえに、「おはよー! じゃ、パン買いに行ってくる!」って意気揚々と出かけて行って、パンに合うバターを買って、パンに合うコーヒーを入れて、パンに合う天気の中、パンに合う寝起きのわたしを誘い出してくれるわけです。犬も一緒にバルコニーに連れて行こう。それで「は~!おなかいっぱい!」とか言いながら一緒に寝転んだりしよう。良い、良すぎて苦しい!

最後に

最後はまたも間取りに関係なくなってしまいましたが、購入してリノベまでできるんだったらこんな贅沢な造りがいいですよね。今回は書けなかったけれど、リノベしているってことはきっと内装もすべて自分好みにできるんだろうなぁ。おしゃれな扉にしてみたり、欲しいところにライトをつけてみたり。いいなぁ。

犬のいる暮らしはさぞかしすてきだろうな。たまぁに彼と喧嘩するんだけど、犬があんまりにも悲しそうな顔するから、気を使って小声で言い合って、そんなことしていたらだんだん笑えてきて仲直りしちゃったりとかするんでしょ?(イメージです)
それにリノベもうらやましい。リノベを決める過程で1回か2回は喧嘩しちゃったりもするんだろうな。「絶対カウンターキッチンは左寄せ!」「いや、右寄せだね」「絶対絶対左!」「いーや、右!」とか言って、親友に話したら「たのしそうだね……」って苦笑いされたりするんだろうなぁ(イメージです)。

そうだ、今回のこの間取りを見て「え?こんな最高な家、この世に存在するわけなくない?」と思った人もいるかもしれません。が、じつは昔ほぼ同じような家を見たことがあるんです。これがまあ格好よくて憧れちゃったんですよね。内装もちょ~べり~べり~おしゃれだった。ルーフバルコニーも大きな窓も、まさにこのとおりだった! なぜ住まなかったのかって? 4000万もしたからだよ!!!! 憧れにはどうやらお金というものがいるようです。働こう。

次回は、「ついに家族に! 子どものいるお家編」です。お楽しみに!

ライター夏生さえりが妄想! 理想の間取りvol.1「付き合って3カ月の恋人たちが住む家編」 

引越し予定の有無にかかわらず間取図を眺めては、「ああこんな家いいな」「ソファ置くならここでしょ」「え、何この間取り斬新だな?」「このスペース何置くの?」とあれこれ想像したことのある方はいませんか?
さらには「いやぁ惜しいなぁ。これでコンロ横に作業スペースがあれば完璧なのになぁ~」「あぁ~この謎の仕切りがなければパーフェクトルーム!」などと、実際に住むわけでもないのに偉そうに難癖をつけている人はいませんか?

ええ、そうです。わたしのことですね。はいみなさんこんにちは、ライターの夏生さえりです。

今回はSUUMOジャーナルさんにて「理想の間取りと暮らしを書いてみてください」という、わたしのための仕事がやってまいりました。うれしい。うれしすぎる。これまで何度となく間取りを見て妄想しては難癖をつけてきたかいがあった(と思う)!

本記事より3回にわたって、理想の間取りと、そこでの暮らしを精密に妄想してまいります。心の奥に誰にも触れられない(そしてどこにも存在しない)理想の間取りをお持ちのみなさん。「おいおいそこは違うだろ」「いや、これは……同意せざるを得ない」等、ツッコミながらぜひご覧くださいませ。【連載】
恋愛妄想ツイートが話題のTwitterフォロワー数合計19万人の人気ライター・夏生さえりが間取りを見ながら暮らしを妄想。著書に『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『口説き文句は決めている』(クラーケン)、『やわらかい明日をつくるノート ~想像がふくらむ102の質問~』(大和書房)。第1回 恋人と暮らしたい賃貸編

さて第1回目は「付き合いたての恋人と暮らしたい賃貸編」! ってこれは編集部からもらったお題だったのですが、付き合いたての恋人と一緒に暮らすなんて、ちょっと、ちょっと、急展開じゃない!?

いや、もしかしたらイマドキの子は「付き合ってください!」「はい!」「じゃ、次のデートは不動産屋で!」「はい!」とかってサクサク同棲が決まるのかもしれない。山といえば川というように、付き合うといえば住むのかもしれない。「好き!」といえば「住も!」というのかもしれない。

といろいろな可能性を考えてみても(?)正直想像がしづらいので、まずは理想の間取りを考える前に、理想の住み始めを考えてみました。

~以下、無駄な文章となりますので読み飛ばしていただいても構いません~

付き合って1カ月半。今回の彼氏は、これまでの彼氏とは比べものにならないくらい好きだなという自覚があり、今までだったら友達と遊ぶのも楽しいし~仕事も楽しいし~という気持ちで彼氏とは週1会えれば超絶十分っていうかむしろお腹いっぱいっていう気持ちでいたのに、今回の彼氏とは2日に2回の頻度で会っているわけです。こんなのもはや、二人で一つ。いや、むしろあなたはわたし、わたしはあなた状態ですよ。

「なんか毎日一緒にいるね」

とかLINEでもやりとりしちゃうくらいの仲で、でも「舞い上がってはいけない、始まりがあれば終わりもある。それが自然の摂理だから。サークルオブライフ」と自分の中の仙人みたいな人がささやいてくるから、できるだけ冷静を装って過ごすこと2カ月と1週間。

運命の日がやってきます。そう、一人暮らしの家の更新タイミングですね。

「やば、あたし再来月で更新だ。引越そうかなぁ」

って何気なく言ったら、彼が「え、じゃあ一緒に家借りて住む?」とか言ってくるわけです。

え? あーいや、うん、うれしいよ。うれしいんだけど、こういうときってどういう顔したらいいんだろう? 好きだけど、でもほら、もしさ、もしうまくいかなかったらどうする? わたしの中のおつぼね姉さんも、カクテル回して髪をかき上げながら言ってるよ? 「若さの勢いで一緒に住むと大変なのよねぇ」って。たしかに同棲して万が一別れることになったら大変だって聞くじゃん? だから軽い気持ちでは同棲とかしたくないじゃん? でもそんな不吉なこと口にできないじゃん? どういうつもりなのか知りたいけど聞けないじゃん? と思っていると彼が「あ、ごめん、もし心配していたらって思って言うけど、結婚を前提に考えていて……。あ、いや、俺一人で決められることじゃないけど……。その……、軽い気持ちじゃないってことを言いたくて……」って言ってくれて、万事解決。完全無欠。千載一遇。超絶最高。結婚死魔翔。夜露死苦。

それで一緒に暮らす家を探すことにするわけ。そしてトントンと家が見つかって、契約したときにはまだ付き合って3カ月半。え~~~人生ってこんなにトントンと進むものなのぉ~~!?!?!?(もしドラマだったら、ここでオープニングの音楽が鳴る)。

~ここまで無意味でした~

最後まで読んでもらえるか心配になってきました。ここからはサクサクまいりましょうか。

付き合いたての二人、理想の間取りはこれ。

上記のような、付き合って3カ月程度の二人が住むならどんな家がいいか……? 真剣に考えました。ええ、それはそれは真剣に考えましたとも。まずは理想を書き連ねました。

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(最後らへんは間取図とは関係なくなってしまったのですが、)これらを全てかなえてくれる間取りが……こちらです!

(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

イッツ ア パーフェクトルーム~!!!
これだ! 付き合いたての二人が暮らすのに、これ以上の部屋はない!!! それでは細かく見ていきましょう。

階段上りたい(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

最初の理想は、ズバリ「階段を上りたい」。
ロフトも憧れるし、リビングと寝室が分かれているタイプのメゾネットも憧れる。なんなんでしょうね、あの憧れは。ちょっと変わった部屋に住んでいる感? 今回は、玄関を開けるとすぐ階段! というパターンにしてみました。

でも、実際は階段ってめんどくさいんですよね。家を出たところで忘れ物に気づいたときとかもう最悪。開けて階段を上り、上ったものは下りなくてはならず、「あ、電気消してなかった!」と気づけば階段を再び上り、上ったものは下りなk…(略)。

一人暮らしだったら、あの「必殺:かかとだけで歩く技」または「必殺:つま先だけで歩く技」を駆使して靴のまま上がってしまうこともあるかもしれないけれど、二人暮らしだとそうもいかない。だから階段なんて、本当は面倒でなんのメリットもない。……と分かっていても、子どもが居ないうちこそ、こういうわがままを詰め込んだ部屋に住みたい……。

むやみに風を感じたい(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

それから、とにかく多めの窓は譲れない。わたし以前、窓が少なめの小さな家に住んでいたことがあるんですけどね、徐々に穴ぐらに住んでいるような気分になってくるんですよ。よく言えば、地中に棲むモグラさんみたいな感じ。悪く言えば、ただのアリの巣みたいな感じ。隠れ家みたいで悪くないと思う日もあったけれど、やっぱり窓が多ければそれだけ開放的な気持ちになるし、日がさんさんと入る部屋では喧嘩する気もなかなか起こらないのではないか(と、いう願望を込めています)。

「あ~、風きもちいいね~」

って言いたいし、「うん」と言いながら目を細めている彼の顔も眺めたいので、窓は二面にわたっていてほしい。かつ、大きめの窓は、間に壁が入らずつながっているタイプがいい。バーンと開け放つことができるタイプのやつ。

夏は窓を開け放って、広いベランダで一緒に洗濯物を干したりするんだよねぇ。ああ、いい。いい。いい。

スライドするとワンルームのやつ(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

広いリビングにも当然憧れる。理想は15畳くらい! ……だけれど、実際には金銭的に難しいのも事実。なので、リビングと寝室がつながっていて、スライド式の仕切り扉がついているパターンがいいのではないでしょうか。このとき、重要なのは「スライドしたときに壁が出っ張ったりせず、きれいなワンルームのように使える」という点。このちょっとした違いが、この後の二人の人生を変えることになるのです(嘘です)。

仕切り扉がある家って結構あるのだけれど、扉収納部分が出っ張っていたり、なぜか両側の壁が出っ張っていたりして、きれいな長方形というわけにはいかないことが多い。綺麗であればあるほど家具を置ける可能性が広がるし、なによりスッキリして気持ちがいいはず。

普段は開けっ放しにしておいて、たまに具合が悪くて先に眠りたいときなんかは仕切ればいいよね。

ドアは1つがいい(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

さらに、お気づきだろうか。リビング、寝室へのドアは1つしかない……ということに。

ドアは多ければ確かに便利なのだけれど、家にいる限り必ず顔を合わせなくてはいけないつくりのほうが絶対いい。例えば些細なことで喧嘩をしたとき。例えば忙しくてすれ違う時間が増えてしまったとき。同じ家にいるのに顔も合わせない時間が増えたら悲しいでしょ?

トイレは遠くに(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

そして、付き合って3カ月で一番大事なのはトイレがリビングから遠いこと。これは、学校で習ったフレミングの法則よりも大事なことです。

リビングの真横にあるトイレ、寝室に隣接しているトイレ、壁が薄くて音が聞こえるトイレ。ああいうものは、まだ自分を取り繕いたい恋人たちのために消滅してほしい。お腹痛くなったらどうするのよ。安心してトイレに行ける生活をどうか確保してください。

目の前が花屋(イラスト/岩間淳美)

(イラスト/岩間淳美)

さて、窓から見えるもので最高なのは何でしょうか? 海もいい。川もいい。夜景もいいかも。けれどわたしが憧れるのは、「窓から見える花屋」です。

花屋っていいですよね。季節ごとに変わる色とりどりな花たちは眺めているだけでうれしいし、大事な人のためにおそるおそる入っていく男の人も見える。部屋に飾る花に困ることもないし、友人の誕生日プレゼントを買い忘れた夜も大丈夫。

この部屋であれば、ダイニングテーブルの横の窓から見えるといいな。紅茶でも飲みながら「あ、あの人この前も来ていたな」なんて考えていたら「またお花屋さん見てるの?」って彼が聞いてきて。

「おはなやさん」なんてかわいい響き……。と思って、じっと顔を見ていただけなのに「じゃあ俺も買ってこよっかな」とか言って、その日以来ちょこちょこ買ってきてくれるようになるんだよなぁ。

それでいつのまにか花の名前なんて、バラとカスミ草しか知らなかった彼が、「デルフィニウムがきれいだったよ」とか「トルコキキョウがたくさんあった」とか言うようになって、家の中には常に彼が買ってきた生花が……。うっ、うらやましすぎて息が苦しくなってきた。

もはや間取りは関係ないのでは? という声は聞こえないふりをするなら、あとはこれでしょう。

駅前が最高

東京に住んでいる人しかピンとこないかもしれないのですが、(東京に住んでいてもピンとこない可能性があるのですが)、付き合いたてカップルが住んでいてほしいのは東急大井町線沿い。いや、わたしが住みたいだけかも。

二子玉川でもいい。自由が丘でもいい。でももっといいのは、大岡山か尾山台。上野毛でもいいな……。小さな商店街がたくさんあって低い建物ばかりで、世田谷区なのにのどかで、駅がこぢんまりとしている大井町線……。

「駅前のケーキ屋、安かったから」とか言ってお土産買って帰ったら「えーー!? わたしも今日買ったのに!?」とか言って、

「ちなみに何?」
「じゃあ、せーので開けよう」
「「せーの」」

って同じモンブラン買ってきていてほしい。モンブラン地獄。甘んじて受け入れよう。

彼氏が優しい

そして最後の理想は、彼氏が優しい、です。
優しさに勝る間取りなし。ってどこかの慣用句的な言葉もつくりたくなるくらい、結局大事なのは優しさです。互いに想い合って、どうかすてきな暮らしを。

最後に

5000字を超えようとしており、そろそろ終わりにしたいと思うのですが、まだ言いたいことがたくさんある。

カウンターキッチンで一緒にご飯をつくるとか、クローゼットは半分ずつ使おうね!って言っていたのに結局互いのものが入り乱れるようになっちゃうとか、彼が買ってきた謎の置物が部屋の中で浮いているけど許しちゃうとか、観葉植物を買って水やり当番を決めるとか、お風呂掃除をちょっとサボったらすぐにバレて怒られるとか、散らかった部屋を二人で見つめながら「よし、やるか」と顔を見合わせるとか、ソファに座って夜な夜なあいのりを見るとか、買ったお菓子を勝手に食べられたとかくだらない理由で喧嘩したりとか、眠れない夜に一緒に散歩にでかけるとか。

ああ、これから同棲を検討しているみなさん。
少し狭い玄関で、「ただいま!」と言うと「ただいま!」と言う。こだまでしょうか? いいえ、一緒に住んでいる恋人です! という暮らしをエンジョイしてくださいね!!!

付き合いたての二人が暮らす、理想の間取り賃貸編いかがでしたか? みんなの理想も聞いてみたい……。次回は、「ついに検討、理想の間取り購入編」です。お楽しみに!!!!!!