ひとり暮らし女性、交際費等予算は毎月平均44,799円

(株)エイブルホールディングスは、このたび「ひとり暮らし女性と実家暮らし女性の恋愛事情」をテーマにアンケート調査を行った。調査は2018年12月28日~2019年1月3日、インターネットで実施。国内在住10代~20代の女性914名(実家暮らし507名、ひとり暮らし407名)より回答を得た。

それによると、現在恋人がいると回答したのは「ひとり暮らし女性」で46%、「実家暮らし女性」で34%と、「ひとり暮らし女性」のほうが1割以上高かった。

恋人と過ごす場所で多いのは?では、1位は「ひとり暮らしの自分の家」で39%。次いで「ひとり暮らしの彼の家」28%と、どちらかのひとり暮らしの家で過ごすカップルが多い。「ひとり暮らし女性」は、恋人と過ごす際にも自宅に招くことが可能であったり、自宅で手料理を振舞えたり、実家特有の門限もなく、恋愛に有効であるようだ。

美容費・ファッション費・交際費の予算は、毎月の合計予算が「ひとり暮らし女性」は平均44,799円に対し、「実家暮らし女性」は平均39,009円と月間5,790円、年間ではおよそ70,000円近い差があった。内訳をみると、ファッション費は大差ないものの、交際費ではおよそ4,000円程多くひとり暮らし女性の方が使用していることが分かった。「ひとり暮らし女性」のほうが恋愛にも前向きで、オシャレや友だちとの交際費にも積極的にお金を使うようだ。

ニュース情報元:(株)エイブルホールディングス

「子どもは自立」「今よりコンパクトな住まい」を支持する、イマドキの中高年

住環境研究所が既婚の50代以上の中高年に調査したところ、家族と常に一緒にいるより、それぞれの自立を期待する声の方が大きいことが分かった。夫婦や子どもとの関係はどうありたいと見ているのか、どんな住まいがよいと思っているのか、イマドキの中高年の意識を詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「中高年の生活・住まいに関する意識調査」を発表/住環境研究所イマドキの中高年は家族のまとまりより“個々を尊重”する傾向に

既婚で50代以上というと、夫婦だけの生活がこれから長く続くことが想定される。夫婦の関係について聞いたところ、【A】「夫婦といえども一人の時間がほしい、それでこそ仲良く暮らせる」のほうが、【B】「会話があってこそ分かり合える、共有の時間を多く持ちたい」より多く支持されたことが分かった。

この傾向は、年代別では定年前後の「55~59歳」と「60~64歳」、性別では「女性」に顕著に見られたという。仕事中心の夫が定年後に自宅に長くいるようになると、生活スタイルが変わってしまうことから、互いの自立を望む声が多くなるのだろう。特に女性にその傾向が強いわけだ。

自立を期待する人が多いことは、夫婦にとどまらず、子どもとの関係にも影響する。【A】「子どもは社会人になったら自立すべきだ(家を出るべきだ)」と【B】「子どもが結婚してもできればいっしょに(近くで)暮らしたい」のどちらかを聞くと、やはり子どもの自立を望む声が多かった。

子どもに関する意識(出典:住環境研究所「中高年の生活・住まいに関する意識調査」より転載)

子どもに関する意識(出典:住環境研究所「中高年の生活・住まいに関する意識調査」より転載)

ちなみに、筆者の知人の事例だが、同居している社会人の娘に自立をするようにと、一定期間の家賃補助を条件に促したところ、その期間が過ぎて家賃補助を打ち切ったら自宅に帰ってきてしまったという。なんということか!

モノへのこだわりは減少、シンプル・コンパクトな住まいに

夫婦でも親子でも自立を望む声が多数の中高年は、まだまだ働きたい、生きがいをつくったり体力をつけたりしたいという人が多く、元気そのもののようだ。そんな中高年の暮らしや住まい感については、どうだろう?

まず、モノについては【A】「すっきりシンプルに生活したい、不必要なものはどんどん処分する」が【B】「将来使う可能性のあるものは、スペースの許す限り処分せずとっておく」を上回っている。特に【B】は、2000年の58%(ほとんどB40%+Bに近い18%)から2018年の22%(同19%+3%)へと大きく下がっている。モノや過去の思い出へのこだわりが減っているということだろう。

その結果、住まいの広さについても、【A】「今の家は大きすぎる、もっとコンパクトな家に住みたい」と【B】「今の家は狭すぎる、もっと広い家に住みたい」では、わずかに【A】のほうが多く選択された。住居形態別で若干の違いがあり、持ち家一戸建てでは【A】が、賃貸では【B】が多い傾向があったという。

上:モノに関する意識、下:住まいの広さ(出典:住環境研究所「中高年の生活・住まいに関する意識調査」より転載)

上:モノに関する意識、下:住まいの広さ(出典:住環境研究所「中高年の生活・住まいに関する意識調査」より転載)

住まいの広さについては、「どちらともいえない」人が大半で、必ずしも中高年がコンパクトな住まいを好むとは言えないだろう。かつて取材したあるシニア層は、一戸建てからマンションに住み替えたのだが、狭くて困ると言っていた。そのマンションの専有面積は80平米台だったのだが……。“今より”コンパクトな住まいというのが、実際にどの程度の広さを指しているのかは、それぞれで異なるのだろう。

とはいえ、筆者はシニア層の方にはコンパクトな暮らしを勧めている。子どもが泊まるかもしれない部屋は不要だし、過去の思い出の品も断捨離して、掃除などの家事負担を減らして、体力が落ちても快適に暮らせるような住まいを選ぶほうが良いと思うからだ。はたして、皆さんはどうお考えだろうか?