ダイキン工業(株)はこのたび、「住宅内の非居室空間と寒さに関する実態調査」を行った。調査は2018年12月4日(火)~5日(水)、一戸建てに住む首都圏在住の女性200名を対象にインターネットで行ったもの。
それによると、冬場に住宅内で寒さを感じる空間・場所トップは「洗面室・脱衣室」で約7割(71.0%)。次いで「廊下」(70.0%)、「玄関」(67.5%)、「トイレ」(59.5%)が続く。これら上位はいずれも非居室空間で、住宅内でも約6~7割の女性が「寒さ」を感じているようだ。また、「寝室」でも約3人に1人(33.0%)が寒さを感じており、非居室空間だけでなく、寝室のような居室空間においても「低温」の状態にいる女性が多いことが分かった。
空間・場所別の暖房器具の使用率をみると、「キッチン」は58.2%、「洗面室・脱衣室」は31.6%。また、「廊下」(5.3%)、「トイレ」(6.3%)、「玄関」(2.5%)などではほとんど暖房器具が使われていなかった。「キッチン」における暖房器具使用率が高くなっているのは、LDK空間でのエアコン使用が含まれていることが影響しているものと考えられる。
非居室空間で暖房器具を使っていない理由トップは「その空間・場所に暖房器具が設置されていないから」で45.9%。「寒くても我慢できるから」(37.8%)、「必要性を感じていないから」(35.7%)が続いた。非居室空間で寒さを感じている人が6~7割存在しているにもかかわらず、暖房器具は設置せず、我慢できると考えてしまう人が4~5割存在するようだ。
また、いずれかの非居室空間で「暖房器具を使っている」と答えた方に、非居室空間で使っている暖房器具に対する満足度を聞いたところ、約3割(33.1%)が「満足していない」(「全く満足していない」(6.2%)+「あまり満足していない」(26.9%))と回答。不満足の理由としては「すぐに暖かくならない」(37.2%)、「スペースをとって邪魔」(32.6%)、「暖房の効果が弱い」(30.2%)といった声が上位に上がっている。
ニュース情報元:ダイキン工業(株)