(株)東京カンテイは7月31日、中部圏中古マンションのリセールバリュー(価格維持率)を発表した。竣工から10年間が経過した分譲マンションのうち、現在中古流通している物件を抽出し、分譲当時の価格と現在の価格から算出したもの(専有面積30m2未満、事務所・店舗用のユニットは集計から除外)。
それによると、中部圏においてリセールバリューが算出可能だった駅は116駅で、平均値は85.5%。また、2017年に最もリセールバリューが高かった駅は、名古屋市営地下鉄名城線「上前津」の137.8%で、築10年中古流通時のマンション価格が新築分譲時に比べて4割弱上昇した。
第2位は名古屋市営地下鉄東西線の「池下」で122.9%。第3位は名古屋市営地下鉄名城線の「東別院」(114.8%)、第4位は名古屋市営地下鉄桜通線「丸の内」(111.2%)、第5位はJR中央本線「大曽根」(109.2%)と続く。
リセールバリューが100%以上となったのは上位10駅までであり、その大半が名古屋駅や栄駅に至近、もしくは短時間でのダイレクトアクセスが可能な駅となっている。
ニュース情報元:(株)東京カンテイ