三井不動産と東京ガス、「日本橋スマートエネルギープロジェクト」始動

三井不動産(株)と東京ガス(株)は、共同で設立した三井不動産TGスマートエナジー(株)を通じて「日本橋室町三井タワー」内(東京都中央区)に「日本橋エネルギーセンター」を竣工し、4月1日より「日本橋スマートエネルギープロジェクト」を開始した。同事業は、両社の強み・ノウハウを活かして、既存ビル群も含めエネルギーを街ごとリニューアルする日本初の取り組み。日本橋室町周辺地域に、電気と熱を安定供給していく。

大型CGS(コジェネレーションシステム)を「日本橋室町三井タワー」地下のプラント内に設置、地下に独自に張りめぐらせた自営線により、周辺ビル・商業施設に向けて平常時・非常時ともにエネルギー供給を行うエネルギーネットワークを構築した。導入した大型CGSは災害時の信頼性が高い中圧ガス導管を活用して発電しており、広域停電時にも建物のBCP(Business Continuity Plan)に必要な電気の供給(年間ピークの50%)が可能になる。

供給対象は「三井本館」や「三越日本橋本店本館」といった重要文化財や、「武田グローバル本社」を始めとする既存建物を含む約20棟。また、帰宅困難者を収容する一時滞在施設にもエネルギーを供給し、面的なエネルギーレジリエンスを向上させ、安心・安全な街づくりに貢献する。

両社は、今回の日本橋における都心型スマートシティの取り組みを推進していくと同時に、今後、豊洲など他エリアにおけるスマートエネルギープロジェクトでも連携を予定。災害に強く、環境に優しい安定したエネルギー供給が支える魅力ある街づくりに取り組んでいく。

ニュース情報元:三井不動産(株)

夫婦で一緒に入浴、20代は月1回以上が52%

東京ガス(株)都市生活研究所はこのたび、都市生活レポート『「夫婦入浴」のすすめ~たまにはお風呂で夫婦の本音トークを~』を発行した。これは、2014年1月に行った「生活分野別定点調査2014(2)」(対象:一都三県在住15~79歳男女、回答者数:2,600名)と、2017年2月に行った「家族入浴に関する調査」(対象:一都三県在住25~69歳既婚男女、回答者数:2,963名)の結果をまとめたもの。

それによると、夫婦で一緒に入浴している人は、20代では月1回以上が52%と、若年層ほど夫婦一緒に入浴する割合が高い結果となった。新婚のときは一緒にお風呂に入ることがあっても、子どもが生まれたり仕事が忙しくなったりして、徐々に一緒にお風呂に入る機会は減るようだが、50代でも約5人に1人(約20%)が2~3か月に1回くらい一緒にお風呂に入っているようだ。

「夫婦入浴」に対してどのようなイメージを持っていますか?では、夫婦で入浴する人はしない人と比べて、「節約できる」「一回で済む」といった経済的・機能的な価値に加えて、「仲が良くなる」「会話が弾む」「楽しい」といった情緒的なメリットを感じている。一方、夫婦で入浴する習慣のない人が抱く「きゅうくつ」「くつろげない」といったマイナスのイメージは、実際に夫婦で入浴している人はあまり感じていない結果となった。

「こころ」と「からだ」の健康状態については、夫婦入浴する人の方が「こころ」と「からだ」ともに「良好である」と回答する割合が高い。夫婦で一緒に入浴することで、会話が増えて日頃のストレスが和らいだり、自分では気づかないからだの変化をパートナーが気づく、というメリットもあるようだ。

ニュース情報元:東京ガス(株)都市生活研究所

平日の家事・育児時間、ママ全体の平均は4.8時間

東京ガス(株)都市生活研究所はこのほど、子育てファミリーを対象に「共働きの家計に関する調査」を実施した。

調査は2017年1月にインターネットで実施。調査対象は1都3県在住・28~44歳の既婚男女1,248名。

妻の働き方によって子育てファミリーをタイプ分けしたところ、平日の家事・育児時間は、ママ全体の平均が4.8時間であるのに対して、正規で週30時間以上働いている「フル共働きママ」も4.1時間と長く、0.7時間しか変わらなかった。パパ全体の平均が1.4時間であるのに対して、妻が正規で週30時間以上働いている「フル共働きパパ」は1.8時間で、4タイプのパパ(フル共働きパパ、準共働きパパ、補助働きパパ、専業パパ)の中では最も長いものの、0.4時間しか差はなかった。

「フル共働きママ」と「フル共働きパパ」を比べると、差は2.3時間あり、フル共働きでも家事・育児は妻に偏っている。家事分担比率では、夫の家事は自分が思うほど妻の評価を得られていないようだ。

また、7割以上のママは「ひとりの時間が欲しい」と思っており、働き方による違いはみられなかった。仕事・家事・育児に追われ、自分の時間が持てていないと感じているママが多いようだ。

「子供と過ごす時間を増やしたい」と考えているかどうかは、働き方によって違いがみられた。「専業ママ(専業主婦)」は、半数程度しか子供と過ごす時間を増やしたいと考えていない。しかし、「共働きママ」は子供と過ごす時間を増やしたいと考えており、特に「フル共働きママ」は8割近くが子供と過ごす時間を増やしたいと考えている。子供と十分に接する時間が持てていないと感じている「フル共働きママ」が多いようだ。

さらに、「フル共働きママ」は、「時間をお金で買いたいと思うことがある」「家事を効率化するモノやサービスにはお金を惜しまない」と答えた割合が他のタイプよりも高く、お金をかけてでも時間を生み出したいと考えていることがわかった。

ニュース情報元:東京ガス(株)

親子で一緒に入浴するのは何歳まで? 親子コミュニケーションにぴったりのバスルーム教えます

私たちの生活に欠かせないお風呂。東京ガス株式会社(東京都港区、以下「東京ガス」)の社内シンクタンク「東京ガス都市生活研究所」は、都市生活レポート「浴育のすすめTM」(※)シリーズの「親子入浴のすすめ」を発表しました。そこからは、日本ならではの親と子のコミュニケーションの形が見えてきました。今回は「親子入浴目線で選ぶ住宅」のアドバイスもいただきましたよ。そもそも、東京ガスが提唱する「浴育のすすめTM」とは一体どんなものなのでしょう。ご担当者に詳しく聞いてみました。

「入浴が好きな人は約8割、お湯につかるのが好きな人も約8割と、日本人はお風呂好きです。しかし、忙しい共働き世帯や、『お湯をためるのがもったいない……』という一人暮らしの世帯が増加しているからか、お湯につからず、シャワーで体を洗うだけという、簡易な入浴で済ませる方が増えています。そこで、改めて、お風呂の効果的な入り方、安全な入り方、楽しい入り方を知っていただき、みなさんのお風呂の時間をより豊かに過ごしていただくために、「浴育のすすめTM」シリーズを始めました」

画像提供/東京ガス株式会社

画像提供/東京ガス株式会社

東京ガスの「浴育のすすめTM」内の「親子入浴のすすめ」によると、9歳以下の子どもがいる母親も父親も共に、約9割が「親子で入浴する時間は貴重な時間だ」と答えたそうです。それにも関わらず、9歳から10歳の間に一緒に入浴する親子が半数以下になってしまうのだとか。親子で一緒に入浴できる時期は、思ったよりも短いのかもしれませんね。
そして「親子コミュニケーションをいつ行っているか」という質問には、「夕食をとりながら」に続いて「一緒にお風呂に入りながら」という回答が2番目に多い結果になりました。やはりお風呂は親子交流の場になっているのですね! では実際にどんなコミュニケーションをとっているのかというと、まだ話せない年齢のころは、あやしたりおもちゃで遊ぶ程度。成長するにしたがって、その日の出来事や悩みごとの相談などもするようになるそうです。
そしてここで、東京ガス都市生活研究所では、あることに気が付いたそう。

「お風呂で行われている親子コミュニケーションで、お風呂ならではのコミュニケーション内容を探ろうとしました。しかし、特別な内容だけではなく、『その日の出来事を話す』という、リビングなどでも話せそうな、日常よくある内容も多く挙がりました」(同)とのこと。確かに、話すだけならお風呂ではなくてもできそうです。けれど、そこには意外な理由が隠されていたのです。

実は、「親は仕事、子どもは習い事で忙しく、リビングではTVやゲームに集中し、お風呂以外の場所では会話する時間が多くとれないという理由」(同)だったのだそう。

湯船につかっている間は会話しかすることがないという状況が、コミュニケーションを促進するということですね。ただ、いくら話が弾んでも、長時間お湯につかるとのぼせてしまうこともあるのでご注意を。
そして子どもの皮膚は大人よりも敏感なこともあり、浴槽のお湯は38度から40度のぬるめのほうがいいのだそう。ぬるめにすることでリラックスでき、のぼせにくくもなるのだとか。

そして最後に、「親子入浴目線で選ぶ住宅」のアドバイスをいただきました。

「お風呂で親子のコミュニケーションを充実させるためには、手法や会話内容に関心が向きがちですが、環境も重要です。親子で入浴する場所が、寒い、汚い、狭い……という過ごしにくい環境では、せっかくのコミュニケーションの場が台無しです。住宅を選ぶ際、リビング、ダイニング、キッチン、子ども部屋などで過ごすことをイメージして選ぶのと同じように、毎日のお風呂を親子で過ごすこともイメージして、寒くないか、清掃しやすそうか、狭くないかなど、浴室や脱衣室にも目を向けてみてください。お風呂という環境を通して、親子のコミュニケーションがより促進されればと願っています」(同)

親子コミュニケーションという観点からも、浴室まわりは物件選びの重要なポイントになるとのこと。お部屋探しの際は参考にしてみて下さい。

※「浴育のすすめ」は東京ガスの登録商標です。