東急不動産ホールディングスグループの(株)学生情報センター(京都市下京区)は、このたび、同社が管理運営するマンションの入居学生を対象に、ひとり暮らしに関する実態調査を行った。調査時期は2018年6月。調査方法はインターネット。回答数は316名。
それによると、ひとり暮らしをして良かったこととしては「時間を自由に使える」が87.0%でトップ。「生活力がついた」が61.7%で続く。また、34.2%が「同居する家族に気を遣わなくてもよい」と親離れをしつつも、58.2%が「両親に感謝するようになった」と、親のありがたみを感じるようになった人が多い様子がうかがえる。「自分で洗濯するようになった」56.0%、「自分で掃除するようになった」46.2%、「自分で料理するようになった」41.1%と、約半数が家事を体験している。
ひとり暮らしで困ることのトップは「病気になったとき」で68.4%。「栄養のバランスが悪くなる」54.4%、「外食が多くなる」30.1%、「料理」18.7%など、食事に関する心配事が多い。「虫が出たとき」との回答が31.3%あった。
部屋を選ぶとき重視したほうが良いと思うのは「スーパーが近くにある」が最多で76.9%。「駅の近く」(67.4%)、「学校の近く」(54.7%)、「コンビニが近くにある」(54.1%)が続く。利便性を重視して部屋を選ぶ傾向がみてとれる。
家賃が多少高くなっても部屋に欲しい設備・サービスとしては、「バス・トイレ別」(63.3%)を希望する学生が3人に2人と最多。次いで、「無料Wi-Fiサービス」(44.9%)、「大きな収納スペース」(39.9%)、「オートロック」(37.0%)の順。「独立洗面台」(36.7%)、「室内洗濯機置き場」(27.8%)など、水回りの環境にこだわる学生も多い。また、「宅配ボックス」を希望する学生が約3割(31.0%)。ネットショップの利用や親元からの差し入れなど、宅配便の利用が増えている様子がうかがえる。
ニュース情報元:(株)学生情報センター