渋谷駅南西部に広がる約2.6haの敷地を一体的に整備する「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」が10月31日、東京都知事より権利変換計画の認可を受けた。
同事業は、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合と、組合員及び東急不動産(株)が共同で進めているもの。渋谷駅中心地区の都市基盤整備を完成させるプロジェクトであり、先行して再開発が進む周辺地区と連携し、縦動線アーバン・コアや歩行者デッキの整備を行う。また、都市計画道路および地下車路ネットワークを整備することで、街の利便性・快適性・安全性の向上を図る。
A街区には地上39階・地下4階の建物(事務所・店舗・起業支援施設・駐車場等)を、B街区には地上29階・地下2階の建物(住宅・事務所・店舗・サービスアパートメント・駐車場等)を、C街区には地上4階の教会等を建設する。
商業・業務・居住機能に加え、外国企業・外国ビジネスマン等に対応した国際医療施設、サービスアパートメント、子育て支援施設の導入。帰宅困難者の一時滞在施設、一時滞留スペース、防災備蓄倉庫を整備するとともに、自立性の高い電源として、コージェネレーションシステム及び非常用発電機も強化していく。
今回の認可を受け、再開発組合は2019年1月より解体工事に着手する。竣工は2023年度の予定。
ニュース情報元:渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合