単身高齢者宅を定期訪問、「ふれあい訪問」サービス開始、大阪府住宅供給公社

大阪府住宅供給公社は、公社賃貸住宅の単身高齢者宅(70歳以上)を定期的に訪問し、生活状況の把握や日常生活の相談などを行う「ふれあい訪問」サービス(無料)の利用者募集を、4月より開始した。公社賃貸住宅は、2017年4月5日時点において70歳以上の単身高齢者世帯が約2,200世帯(全世帯の11.3%)、今後も増加が予測される。また、内閣府の平成29年版高齢社会白書によると、単身高齢者の45.4%が孤独死を身近な問題と感じており、孤独死を防ぐことは社会的な課題となっている。

このようなことから、緊急時の安否確認を速やかに行い、孤独死を防ぐことを目的に、「ふれあい訪問」サービスを開始。公社賃貸住宅の単身高齢者の希望者に対して、定期的に自宅を訪問し、生活状況(鍵の預け先、親族、通院先、介護サービスの利用有無など)を把握する。

訪問時には、日常生活における困りごとの相談、各市町村が行っている緊急通報サービスの利用促進を実施。また、救急搬送時に必要な情報が得られるよう、持病や緊急連絡先の情報を入れ、冷蔵庫に保管しておく公社オリジナル救急カプセルの配付も同時に行う。
公社オリジナル救急カプセル。画像:大阪府住宅供給公社

公社オリジナル救急カプセル。画像:大阪府住宅供給公社


ニュース情報元:大阪府住宅供給公社