三菱地所とTBS、港区の「国際新赤坂ビル」等を建替え

三菱地所(株)と(株)東京放送ホールディングス(TBS)はこのたび、東京・港区の「国際新赤坂ビル」(西館・東館・アネックス)および、隣接する建物の将来的な建替えに向けた事業協定書を締結した。両社のノウハウを融合させ、新たな複合開発の実現を目指す。

1980年に竣工した「国際新赤坂ビル」(東館:地上25階地下3階、西館:地上19階地下3階)は、港区赤坂二丁目・六丁目地内に立地。隣接建物(地上11階地下1階)は2003年に竣工したもの。今回の締結に伴い、三菱地所はこれらビルの閉館を決定した。TBSと共に概ね10年後の竣工を目指し、共同で建替え計画の検討を進めていく。

建替え事業では、国際的なビジネス拠点やメディア発信拠点として赤坂の新たな顔となる象徴的な空間を創出する。また、赤坂通りをはさみ近接するTBS本社・劇場・ホール・商業施設等及び、メディア系企業の集積との相乗効果を生み出すための面的連携を図る。

東京メトロ千代田線「赤坂駅」に直結する立地特性を活かした空間づくり、最先端の技術等を駆使したエンタテインメント・サービスが体験できる施設を計画しており、ソフト・ハード両面から「メディアとリアルな都市空間が融合するエンタテインメント・シティ」の実現を目指すという。

ニュース情報元:三菱地所(株)

「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」、国家戦略特別区域計画に認定

森トラスト(株)が推進している「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」が、東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣による認定を受けた。同プロジェクトは、港区赤坂一丁目及び二丁目、赤坂ツインタワー跡地を中心とした約5,000坪の敷地で推進しているプロジェクト。国際水準の滞在機能や訪日外国人のニーズを満たす歴史・文化発信施設等の整備により、同エリアの国際競争力強化を図る。

地上43階・地下3階、高さ約210mの複合施設を建設予定。事務所、ホテル・サービスアパートメント、店舗、展示施設、診療所等が入る計画だ。また、歩行者ネットワークの強化や地形を活かした緑豊かなオープンスペースの創出にも取り組んでいく。

同プロジェクトは今回の認定に基づき、都市再生特別地区の都市計画決定がなされたとみなされる。今後は、東京圏国家戦略特別区域の特定事業として、2024年度の竣工を目指し、計画の具体化を進めていく。

ニュース情報元:森トラスト(株)