住まいの地震対策(釧路エリア)、9割以上が「対策しきれていない」

DCMホールディングス(株)は、「全国地震動予測地図」(政府発表)において地震発生確率の高いとされる釧路エリアを対象に、住まいの地震対策についてアンケート調査を行った。調査時期は2019年8月17日(土)~8月18日(日)。有効回答数は186。それによると、現在の地震対策の状況は、「一部準備している」が71%、「準備していない」が26%、「十分に準備している」が3%。釧路は地震危険度が高く対策は進んでいると思われたが、「一部準備している」「準備していない」と回答した人は合わせて97%と、9割以上の人が対策しきれていないと感じていることがわかった。

現在実施している家の中の地震対策は(複数回答)、「家具の転倒防止」(回答者数89)が最も多く、次いで「テレビの転倒防止」(同84)が続く。釧路エリアでは、地震への関心が高く基本的な地震対策は比較的進んでいると思われたが、上位の項目でも対策済みは約半数に過ぎず、引き続き対策が必要と言える。

今後、地震対策が必要だと思った箇所はどこですか?(複数回答可)では、「窓ガラスの飛散防止」(回答者数71)、「食器棚の飛び出し防止」(同70)、「冷蔵庫の転倒防止」(同60)が多く、新たな対策の必要性が浮き彫りになっている。

ニュース情報元:DCMホールディングス(株)