willbeシニア総合研究所は、「この先の人生の過ごし方(やりたいこと)」「将来の不安」「今後の住まい」というテーマで、シニアを対象に自由記述に重点を置いたアンケート調査を行った。調査時期は2017年12月~2018年1月。有効回答者数は353人(年齢40~83歳、平均年齢63.8歳、男性130人、女性223人)。
それによると、この先の人生の過ごし方(やりたいこと)では、トップ3は「趣味や旅行」(38%)、「働き続けたい」(34%)、「世の中の役に立ちたい」(32%)だった。また、将来を考える上で「不安」に感じていることのトップ3は「健康」(38%)、「経済的不安」(23%)、「特になし、気にしない」(15%)。
人生の最期はどこで暮らしたいですか?では、「一人になっても今の家で住み続けたい」が一番多く全体の55%。次いで「シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたい」が39%。
「一人になっても今の家で住み続けたい」理由(自由記述)には、
●『住み慣れた家でいかに快適にすごせるかを工夫し、出来る限り自分の生きている時間を積み重ねて終の棲家としたい。』(女性、58歳)
●『一人になったからといっても、健康や老いのために無理にならない限りは、自宅で今の生活を続けたい。』(女性、60歳)
●『人生のルーツ、生まれ育った土地、その土地の人こそが一番の財産です。』(男性、66歳)
●『子供を育て、親を見送り、最愛の妻と暮らし、庭の木も自分と共に育ち、可愛かった犬も眠る庭とこの家、移る理由がみつからない。』(男性、72歳)
などがあった。
また、「シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたい」理由は、「その方が安心だし、気楽だから」(48%)、「子供や親戚に迷惑をかけたくないから」(39%)、「頼る身寄りがないから」(17%)の順。
自由記述には、
●『出来る事は自分でやり、仲間達の元で緊張感をもちながら自分らしく生活したい。』(女性、53歳)
●『仲間ができると思う。』(女性、66歳)
●『気の合う独り身の友人とシェアハウス暮らしがしたい。』(女性、52歳)
●『自分の身は自分で始末をつけたい。』(男性、65歳)
●『10~20年後には、高齢者は集団生活せざるを得なくなると思う。』(男性、55歳)
などがあった。
ニュース情報元:willbeシニア総合研究所