光や風に満たされる

所在地:目黒区平町
32万円 / 119.96平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩9分

多方向に取られた窓から入るやさしい光と、スーッといい風が抜けていく爽やかな戸建て。



地下1階、1階、2階と三層のフロア構成で使いやすさ、住みやすさに重きをおきつつ、暮らしのリズムを感じさせてくれます。地下のドライエリアから差し込む光や、効果的に取られた北側のハイサイドライトから ... 続き>>>.
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圧巻の6.0

所在地:渋谷区幡ヶ谷
66万8,096円(税込) / 125.49平米
京王新線「幡ヶ谷」駅 徒歩6分

開放感に関して他の追随を許さない、120㎡超えの大空間が幡ヶ谷に現れました。



高さ約6mを誇る吹き抜けがこの空間の最大の自慢。高い位置にある窓の先には青空が広がっています。



4面採光で室内全体が明るいのも◎。「開放的な環境で働きたい!」「個性的なオフィスがいい!」。普通のオフ ... 続き>>>.
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なんだか揃っているこの感じ

所在地:杉並区高円寺南
11万円 / 41.2平米
中央線「中野」駅 徒歩9分

駅が近いのは中野駅、でも住所は高円寺。ちょうどとはいえませんが、中野と高円寺の間に立つレトロマンションのご紹介。



カラッと爽やかな青空が望める南側の洋室。ついウトウトしてきそうな暖かな窓際は、きっとお気に入りの場所になるはず。植物を置くのもいいかもしれません。



真ん中の部屋に ... 続き>>>.
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難解間取りを攻略せよ!

所在地:世田谷区三軒茶屋
4,780万円 / 57.13平米
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅 徒歩9分

グループサイト「toolbox」とともにディレクションを行い、人気のパーツを各所にあしらいリノベーションした一室。



今回のお部屋は、区画の形状・躯体壁・梁の位置などが特殊な物件で、それをどのように解いたらいいですか?という相談からスタート。東京R不動産・toolboxチームで、 ... 続き>>>.
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まい泉通りに路面拠点!

所在地:渋谷区神宮前
98万980円(税込) / 147.42平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩8分

通称「まい泉通り」に面している路面店舗・事務所のご紹介です。



表参道の「Apple」と「ワタリウム美術館」を結ぶ通りで、その名の通り「とんかつ まい泉」をはじめ、カフェなどの飲食店や、美容院、ショールーム、サロンなどが多く並ぶ賑やかな通りです。



通りから段差を何段か降りた地下 ... 続き>>>.
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無名のツワモノ現る! -庭付き-

所在地:世田谷区上用賀
22万円 / 69.5平米
東急田園都市線「用賀」駅 徒歩9分

おそらく知名度は低いのですが、かっこいいんですよこのマンション。



部屋は2019年にリノベーションされて、いい感じに生まれ変わりました。無垢の床に白い壁紙と、クセのない上質なシンプル。



広い庭とバルコニーがついてくるのもうれしいポイントです。今は殺風景ですが、植物を育てたり机 ... 続き>>>.
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無名のツワモノ現る! -天高3.2m-

所在地:世田谷区上用賀
22万円 / 60.6平米
東急田園都市線「用賀」駅 徒歩9分

おそらく知名度は低いのですが、かっこいいんですよこのマンション。



部屋は2019年にリノベーションされて、新しく生まれ変わりました。落ち着いた色味のフローリングに白い壁紙と、クセのないシンプルさ。お手持ちの家具やアートを配置して、ちょうど良くなるような絶妙な塩梅です。



勾配天 ... 続き>>>.
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ぐるり、ステップアップ

所在地:世田谷区深沢
15万5,000円 / 47.56平米
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩18分

ぐんぐんと上にのぼっていく感覚が楽しい、4層のスキップフロア構成のデザイナーズ物件。段々を上ったゴールには、すっきりとした眺望の楽しめるバルコニーのおまけ付きです。



各フロアは、巻貝のようにぐるりと円を描くような配置と動線となっています。それぞれのフロアは小さめですが、デスクを ... 続き>>>.
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渋谷の隠れ家

所在地:渋谷区渋谷
24万8,600円(税込) / 37.3平米
山手線「渋谷」駅 徒歩7分

昭和49年築のデザイナーズマンション「ビラ・モデルナ」。シンボルツリーのある中庭を囲む雁行型の印象的な外観は、見た人の心を惹きつける、魅力的な建物です。



今回ご紹介するのは、間の壁を抜いてやや広めの空間に拡張した、開口部が中庭を向いた区画。



眺望はありませんが建物のすき間から ... 続き>>>.
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シェア型書店やよろず相談所がつなぐ、令和のご近所づきあい。大田区池上で「半径2kmリビング化」が拡張中

東京都大田区の池上地区で「ノミガワスタジオ」を運営するアベケイスケさん。メインはギャラリー兼イベントスペースだが、他にも放課後や休日に親子と談笑したり、「本」を介したコミュニケーションスペースとしての顔も持つ。また、地域の人がアベさんにさまざまな相談をしにくる「よろず相談所」としての側面も。アベさんがこうしたスペースを始めた背景には、幼少期に大分県の別府で体験した“地縁文化とお互いに世話を焼く温かさ”があったという。「地域の人を知ると安心感が生まれ、暮らしはもっと心地よくなる」と話すアベさんに、地域交流のあり方について伺った。

「人と人とのつながり」に安心感を覚えた別府での生活

――はじめに、アベさんが運営する「堤方4306(つつみかたヨンサンマルロク)」と「ノミガワスタジオ」について教えてください。

アベケイスケ(以下、アベ):「堤方4306」は動画配信のスタジオに加え、ギャラリー、間借り喫茶など、誰もが利用できる多目的スペースとして運営してきました。2020年に現在の場所へ移転し、同時にスタートしたのが「ノミガワスタジオ」です。ギャラリー&イベントスペースとして、ランドスケープの設計事務所「スタジオテラ」と共同で運営しています。

デザイナーのアベケイスケさん。大田区に住んで19年目(写真撮影/松倉広治)

デザイナーのアベケイスケさん。大田区に住んで19年目(写真撮影/松倉広治)

1階に「ノミガワスタジオ」と「堤方4306」が、2階に「スタジオテラ」のオフィスが入る(写真撮影/松倉広治)

1階に「ノミガワスタジオ」と「堤方4306」が、2階に「スタジオテラ」のオフィスが入る(写真撮影/松倉広治)

アベ:また、時折イベントを開催するだけでなく、毎週金・土曜はシェア型の書店「ブックスタジオ」として営業し、地域のみなさんにご利用いただいています。

――シェア型の書店って何ですか?

アベ:本棚をいくつかの区画に分け、それを個人や団体に貸し出す形態の書店です。借りた人(棚主)はそこに自分が選んだ本を陳列し、販売することができます。吉祥寺にある「Book Mansion」の中西さんが発案したコンテンツで、「ブックスタジオ」を立ち上げる際にご協力いただきました。入会金のほか、1区画当たりの賃料は月額4000円ですが、現在のところ44区画中28区画が埋まっていますね。来月また一つ面白い本棚が生まれます。ちなみに、お店番は当番制で、その時々の棚主さんである“店主”と訪れた人の、本を介した交流を促進する狙いもあります。

ノミガワスタジオに設置されたブックスタジオ。なかには町田から来ている棚主さんもいるそう(写真提供/ノミガワスタジオ)

ノミガワスタジオに設置されたブックスタジオ。なかには町田から来ている棚主さんもいるそう(写真提供/ノミガワスタジオ)

――地域のコミュニケーションスペースとしての役割もあるんですね。

アベ:はい。ノミガワスタジオの目の前には小学校があるので、親子で立ち寄る方も多いです。最初は子どもが遊びに来て、後日に親御さんを連れてくるパターンとか。この場所で知り合いになる親御さんたちもいて、ご近所付き合いにも貢献しているのかなと思います。ちなみに、池上は寺町情緒が色濃く残り、昔ながらの住民が多く暮らすエリアですが、最近ではマンションも立ち新しい人たちも増えています。そんな新しい住民のみなさんが地域になじんだり、顔見知りをつくる場所としても役立てばうれしいです。親御さんたちからは「なんで、こんなことしているんですか?」と聞かれますけどね。

夕方には学校帰りの子どもや親が集う。親同士が「〇〇に行ってくるから、ちょっとだけ見てて~」と、互いに子どもを見守り合う光景も日常茶飯事なのだとか(写真撮影/松倉広治)

夕方には学校帰りの子どもや親が集う。親同士が「〇〇に行ってくるから、ちょっとだけ見てて~」と、互いに子どもを見守り合う光景も日常茶飯事なのだとか(写真撮影/松倉広治)

――ちなみに、なぜなんでしょう?

アベ:これには僕の幼少期の体験が大きく影響しています。僕は三重県で育ったのですが、両親の実家は大分県の別府で、夏休みや正月のたびに帰省していました。そのときに、別府には観光地ならではの「外から来た人に対して寛容で、温かい空気」が流れていると感じたんです。僕自身も、帰省中の短い生活のなかで地域の人にお世話を焼いてもらった思い出が、強く記憶に残っています。

例えば、気付いたら商店街でおばさんたちの井戸端会議に参加してたり、お呼ばれしてご飯をご馳走になったり、銭湯でタオルをお湯に入れておじさんに怒られたり。ペットが飼いたかった私に猫の散歩をさせてくれたり、近所の大人に声を掛けてもらうこともしばしば。何気ないことですが、早くに父を亡くした私には地域にいつも見守られている感覚があって、地域の人の寛容さがとても居心地がよかった。今思えば、普段暮らしている街以上に地域のつながりや人情が残っていて「人と人とのつながり」に、安心感を覚えていたんでしょうね。「袖振り合うも多生の縁」ですね。

――別府での生活を経験したから、なおさら良さがわかるわけですね。

アベ:そうですね、僕にとって別府の生活はとても心地よくて。感覚的に「家から半径2km以内にいる人たち」のことを知っていると、地域に精神的な居場所があると感じられ、居心地の良さにつながると思います。リラックスできる場所が家の中だけでなく、家の外にも拡張されるというか。ですから、池上に暮らす人もノミガワスタジオでの会話を通じて、そんな居心地のキャッチボールができたらと思っています。ちなみに、僕はこれを「半径2kmリビング化計画」と呼んでいます。家から半径2km圏内に会話のできる場所やあいさつできる人を複数つくり、日々を充実させていきませんか?という考え方です。

営業日は金・土曜日。下校時間はアベさんが子どもたちを見守っている。アベさんいわく「別府の経験があるからこそできる」活動とのこと(画像提供/ノミガワスタジオ)

営業日は金・土曜日。下校時間はアベさんが子どもたちを見守っている。アベさんいわく「別府の経験があるからこそできる」活動とのこと(画像提供/ノミガワスタジオ)

――ちなみに、「堤方4306」ではどんな動画を配信しているのでしょうか?

アベ:近年、メインに配信しているのは「池上放談」という地域の人へのインタビュー動画です。10年前くらいから「普通の人が一番面白い!」と思っていて、別府や自身の生い立ちから「この人は、どうしてこんな人に育ったのだろう…」と知りたくなったことをきっかけに始めたのがインタビューの配信でした。例えば、昨年に亡くなられた地域のおじいちゃんがいるのですが、生前にインタビュー配信に出ていただいたことがあるんです。すごく生き生きと自分の半生を語っていただき、お話を聞いている僕もうれしくなりました。そんなふうに普通の人の人生に触れることや、スイッチが入ったときの話を聞くことは単純に楽しいですし、それが「ご近所のあそこの店主」となれば会いに行きたくなったりもします。それだけでも地域の他のみなさんにとっても意義があると思うんです。

地域の人にインタビューする動画「池上放談」(画像提供/堤方4306)

地域の人にインタビューする動画「池上放談」(画像提供/堤方4306)

――どうしてですか?

アベ:インタビュー動画を見た人が自分の住む街や人のことを深く知れば、安心につながり、さらに居心地が良くなると思ったからです。居心地が良くなれば自然と笑顔になり、それが周囲にも伝播していく。そんなふうに笑顔の輪を広げ、自宅以外にもリラックスして暮らせるエリアを拡張していってほしい。そんな思いから始めました。私にとっては、ごく普通の感覚ですが、この安堵感を知らない人も多いのかなと。「半径2kmリビング化」がその人たちに伝わればいいなと思っています。

過去のインタビュー配信「お米やさんと釜飯屋さん」(画像提供/堤方4306)

過去のインタビュー配信「お米やさんと釜飯屋さん」(画像提供/堤方4306)

アベ:余談ですが以前、私が街の諸先輩たちに「街の昔話を聞かせてほしい」と、あるお店に伺いました。すると先代の80代くらいの方が「いやいや、私は語れない。そこのお店のご主人がちょうど良い」って言うんです。すると、今度は80代半ばの方が「いやいや、私もまだ若くて語れない。それならあそこの……」って言うんです。「いやいやいやいや、じゃあ、幾つになったら語るんですか!(笑)」と。とにかく、お話が聞きたかったです。

地域の人が「街」について語る機会を

――ノミガワスタジオでは他にも、地域の人や場所とコラボしたさまざまなイベント、プロジェクトも実施しているそうですね。これまでの事例を教えてください。

アベ:養源寺というお寺の本堂をお借りして、『まちの本屋』というドキュメンタリー映画の上映会を行いました。近年は「お寺をもっと開かれた場所にし、外に知ってもらうための努力も必要」と考えている住職さんもいらっしゃいます。そんなこともあり、本堂を使ったイベントに快くご協力いただけました。

本と街をテーマにした映画の上映会を行うことは、ブックスタジオの棚主さん同士が会話できる良い機会になるのではと思い、企画しました。今回は主に棚主さん向けでしたが、今度は一般の方も含めてまた『まちの本屋』の上映をしたいですね。

上映会の様子。上映当日は大小田直貴監督も来場するなど大成功に終わった(画像提供/ノミガワスタジオ)

上映会の様子。上映当日は大小田直貴監督も来場するなど大成功に終わった(画像提供/ノミガワスタジオ)

上映開始まで本堂の廊下でそよ風に和む至福の時間(画像提供/ノミガワスタジオ)

上映開始まで本堂の廊下でそよ風に和む至福の時間(画像提供/ノミガワスタジオ)

アベ:ゆくゆくは、こうした催し物ができるお寺をもっと増やしていき、「回遊イベント」のようなことがみんなでできればと思っています。近隣のお寺さんのなかには、地域の動きに協力して下さる人も増えている気がします。そのため、いろんなお寺の住職さんと仲良くなろうとしている最中です(笑)

――他にはどんなイベントを?

アベ:大田区と東急が推進するまちづくり協定の枠組み「池上エリアリノベーションプロジェクト」の一環で、2021年6月から11月末まで半年にわたって「温 THE TOWN」というイベントが行われていたのですが、これを個人的に引き継いで続けています。

「温 THE TOWN」は休業中の銭湯「久松温泉」の2階を活用し、落語のイベントやトークセッションなど文化的な交流や発信をするというもの。名前の通り“まちの体温を少し上げる”プロジェクト(画像提供/温 THE TOWN)

「温 THE TOWN」は休業中の銭湯「久松温泉」の2階を活用し、落語のイベントやトークセッションなど文化的な交流や発信をするというもの。名前の通り“まちの体温を少し上げる”プロジェクト(画像提供/温 THE TOWN)

アベ:とはいえ、予算がないので今のメインコンテンツは紙相撲なんですけどね(笑)。ただ、これが意外と大人も子どもも夢中になってくれるんですよ。銭湯になじみのない子どもや大人も遊びにきてくれて、「半径2kmリビング化計画」につながる接点が増えたかな。ちなみに、ノミガワスタジオキッズはみんな経験者ですし、今夏は近隣小学校の夏休み講座に土俵を持って出向きます。夢は巡業のように、他県での紙相撲ツアーをしたいですね(笑)

「温 THE TOWN」で行われた紙相撲大会の様子。小さな力士が大きく映し出され動くさまは意外にも迫力があるもの(画像提供/温 THE TOWN)

「温 THE TOWN」で行われた紙相撲大会の様子。小さな力士が大きく映し出され動くさまは意外にも迫力があるもの(画像提供/温 THE TOWN)

他には、今年度はスタッフとして「池上まちよみプロジェクト」に関わっています。昔の街の写真をもとに“地域のアーカイブ”をつくって、オンライン、オフラインで可視化する活動ですね。以前に地元のお年寄りと写真を見る機会があったのですが、「これはあそこじゃないか?」「これが今のあそこ」と、イキイキした様子でお話しくださるんですよ。そんなふうに、街の人が気軽に見に来て、街の歴史や現在について知ったり、思い出を語ったり、世代に関係なく雑談するきっかけになったらうれしいです。

「池上まちよみプロジェクト」で地域の方々と昔の街の写真や記事を眺める様子(画像提供/ノミガワスタジオ)

「池上まちよみプロジェクト」で地域の方々と昔の街の写真や記事を眺める様子(画像提供/ノミガワスタジオ)

目指すは落語に出てくる「ご隠居」

――池上は2019年から3年間にわたり「池上エリアリノベーションプロジェクト」が展開されるなど、積極的に活性化の取り組みが進められてきたエリアです。アベさん自身、街の盛り上がりや地域の人の変化を感じることはありますか?

アベ:もちろん感じますし、地元以外の人からも、池上は盛り上がっているように見えるみたいです。散歩をしていると、街ゆく人に「良いところですね」と声を掛けられたりしますからね。おそらく、以前にはなかった景色が生まれていて、街全体に楽しい雰囲気が漂っているのだと思います。

(写真撮影/松倉広治)

(写真撮影/松倉広治)

アベ:それに、以前からここに暮らしている住民の方も、街に対してこれまでにない可能性を感じているんじゃないでしょうか。ここにいれば「何か楽しそうなことが起こりそう」という期待感を持ってくれていると思うんです。僕らはそのムードを消さないよう、地域のみなさんと連携して、さらに盛り上げていかなければいけないですよね。ただ、頑張りすぎず、楽しみながら(笑)

――もっと多くの人を巻き込むには、何が必要でしょうか?

アベ:まずは「気軽さ」だと思います。まちづくりって面倒なことも多いですし、誰もが高いモチベーションを持ってコミットするのは難しいですよね。だから、運営側がそんなに頑張らなくても何となく「街を良くするのに役立っている」「居心地がいい」と思える。そんな参加ハードルの低い機会をみんなでつくれたらいいですね。

まちづくりって、色んなフェーズがあると思うのですが、極論何も特別なことをする必要はないと思うんです。特にここは寺町で心地のよい広い空間や緑も多く、お寺のメインストリートはすごく良い景色です。でもそれらは、檀家さんが支えてくれているものであって、街の人は享受しているだけです。だから、ちょっとでも何かできるとしたら自転車に小さいトングとゴミ袋を常備して、気付いたらゴミ拾いをするルーティンも面白いかなと思っています。

――それは誰にでもできるし、とても良いルーティンですね。

アベ:そう思います。きっと街への愛着が強ければ強いほど、綺麗な方がうれしいはずなんですよね。だって、自分の部屋にゴミが落ちていたら拾うし、タバコの吸い殻を床に捨てたりはしないじゃないですか。自分が住んでいる街のことも自分の部屋くらい愛着を持てるようになったら、心地よい状態を保とうとするはず。みんなが自然とそういう意識になるように、池上の良さを感じられる企画をこれからも考え、まわりと話していきたいですね。

池上の駅前商店街(画像提供/ノミガワスタジオ)

池上の駅前商店街(画像提供/ノミガワスタジオ)

――これから特に力を入れようとしていることは何ですか?

アベ:一つは、今以上に街の人に話を聞いて、動画配信を増やしていきたいです。普通に暮らしているだけだと、地域の人やそこで活動しているプレイヤーと知り合う機会ってなかなかないじゃないですか。だから、自分がそのパイプ役になれるような取材活動は続けていきたいですね。あとは、今目指しているのは「長屋のご隠居」ですかね。

――ご隠居?

アベ:そう、ご隠居さんです。落語に出てくる長屋のご隠居のところには、さまざまな相談事が舞い込みます。そして、それら一つひとつをお世話していく。僕も地域でそんな存在になれたらと思います。実際、こうしてスペースを構えていると、本当にいろんな相談を受けますからね。不動産屋じゃないのに物件探しの相談を受けたり、池上で商売をしたい人の話とか、最近は小学生の恋の悩み相談も。そもそも解決ではなく、言いたいだけなときもありますし(笑)。本当にいろいろありますよ。でも、そうやって何でも言ってきてくれることが本当にうれしいんです。これからも地域のご隠居として、この街と関わっていきたいですね。

●取材協力
ノミガワスタジオ
BOOK STUDIO

豊かなる質朴

所在地:杉並区上荻
2,200万円 / 47.88平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩11分

こじんまりとした避暑地の画廊を訪れた感覚

コンクリートの壁と回廊を想わせる抜け感

厳かにかつ温かみも感じられるセンスのよい空間



女性建築家のオーナーさんがご自身の住居としてデザインされたと聞いて大きく頷きました。

素人には真似できない全体の質感、視線の先に続く景色、内装と家具の ... 続き>>>.
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ノーマーク!?

所在地:目黒区下目黒
30万8,000円(税込) / 81.68平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩14分

見つけました!



人が静かに流れ込んでくるようなアトリエ兼ショップや、ギャラリー兼オフィスなど、特定のお客さんや愛好者が集まる場になったらいいな、と感じられる空間。



天井を撤去し、天井高は最高で約2.7m確保。既存の床は、OAフロアですが、バルコニー側が一部モルタル仕上げされて ... 続き>>>.
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大空に浮かぶ展望デッキ

所在地:大田区南雪谷
5,680万円 / 68.96平米
東急池上線「石川台」駅 徒歩5分

◆ 価格が下がりました! ◆



なにはともあれ、気持ちがいい!!



部屋の面積のちょうど半分くらいある大きなルーフバルコニーの先には、遮るものがなく、遙か先まで見通せる圧倒的な眺望が広がります。



まるでカフェのテラス席かのように、造作ベンチやテーブルまで作り込まれたウッドデッキ ... 続き>>>.
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パリの暮らしとインテリア[15] 芸術を愛するパリジャンが猫と暮らす、アートと植物いっぱいの70平米アパルトマン

フランス・パリの北東19区には、市内最大級の緑地といわれる約25ha(東京ドーム約5.3個分)のビュット・ショーモン公園があります。ナポレオン3世の時代19世紀に造園された公園で、起伏に富んだレイアウトと高台からパリを一望する景観は、今もパリ市民を魅了してやみません。ここから徒歩10分ほどのアパルトマンに、ヨアン・メルロさんはパートナーのティエリーさん、愛猫フォアンと暮らしています。RMN-GP(フランス国立美術館連合)に勤務し、私生活ではアンティーク探しを楽しむヨアンさん。芸術を愛する彼の、個性的な70平米を訪ねました。

連載【パリの暮らしとインテリア】
パリで暮らすフォトグラファーManabu Matsunagaが、フランスで出会った素敵な暮らしを送る人々のおうちにおじゃまして、こだわりの部屋やインテリアの写真と一緒に、その暮らしぶりや日常の工夫をご紹介します。

玄関を中庭側につくる! 思いがけない選択肢ヨアンさんの家のすぐそばにある憩いの公園「Square du Sergent Aurelie Salel」。周辺には借景の恩恵にあずかるアパルトマンが多く、これらの物件は人気が高く高額である(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ヨアンさんの家のすぐそばにある憩いの公園「Square du Sergent Aurelie Salel」。周辺には借景の恩恵にあずかるアパルトマンが多く、これらの物件は人気が高く高額である(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「このアパルトマンを購入して10年になります。地上階(日本でいう1階)の35平米と、地下の35平米、合わせて70平米の物件で、もともとはショップでした。それをロフト風に改装し、私たち好みの住まいにつくり替えて暮らしています」
と、緑いっぱいの玄関先で迎えてくれたヨアンさん。

ここは、通りに面した建物の後ろ側にある静かな中庭。集合住宅の共有スペースです。ヨアンさん宅は、住まいそのものは歩道に面した地上階ですが、玄関はいったん建物の中に入った中庭側にある、というアクセスです。なかなか個性的ですね。いったいどうやって見つけた物件なのだろう、と不思議になり聞くと、ティエリーさんが近所のカフェで元オーナーと出会ったことがきっかけなのだそう。まるでフランス映画のシナリオのようですが、思えば30年くらい前までは、部屋探しをしている人に「あそこのカフェで聞いてみるといいよ、あそこの親父はこの界隈のことならなんでも知っているから」と、パリジャンたちは言ったものでした。今では不動産会社をあたるのが一般的になったとはいえ、こんな出会いもまだ健在というのは心温まります。もしかすると、ティエリーさんは、コミュニケーション力のある方なのかもしれません。そしてヨアンさんも、引き寄せる力の持ち主なのかも。

ご近所さんからも好評のグリーンたち。朝はここにテーブルを出して朝食をとることも(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ご近所さんからも好評のグリーンたち。朝はここにテーブルを出して朝食をとることも(写真撮影/Manabu Matsunaga)

というのも、中庭に配された美しいグリーンのほとんどが、2人が道端で「保護した」ものだからです。

「植木鉢が25個もありますから、みんな『ここの住人はガーデニングが趣味だ』と思うようです。でも実は、ここにある植物の品種すら知らないのですよ。例えば一番大きく成長しているこの木、道端で見つけた時は乾ききって本当に助けが必要な状態でした。それがご覧ください、今では屋根を越えているでしょう。葉が大きくてきれいだね、と、いろんな人から品種を聞かれますが、そんなわけで答えられないのです」

パリの道端には古い家具や食器類が無造作に置いてあったりするものですが、観葉植物は珍しい! 道端で保護したり、友人から分けてもらったり、旅先から持ち帰ったり。そうして集まった名も知らない植物たちを、こんなに元気に育てられるとは驚きます。北向きながらも一日中柔らかい光で満たされた中庭は、カンカン照りにならず、植物にとってちょうどいい環境なのかもしれません。優しげに葉を揺らす植物に迎えられながら、ヨアンさんは玄関のドアを開けました。

物件の個性を活かして改装

「もともとは通りに面したドアが玄関でした。それを塞いで中庭側の元裏口を玄関にしたおかげで、プライベート感がぐっと高まりました。反対に、中庭に面した壁全体に一直線に続く窓をつくり、開放感を出しています。こうしたことで、ショップだった当時のロフト風の雰囲気を、効果的に活かすことができたと思います」

アトリエ風に水平一列につくった窓から、中庭の柔らかい光が差し込む。北向きの地上階とは思えない明るさ(写真撮影/Manabu Matsunaga)

アトリエ風に水平一列につくった窓から、中庭の柔らかい光が差し込む。北向きの地上階とは思えない明るさ(写真撮影/Manabu Matsunaga)

玄関前は、愛猫フォアンのコーナーです。レジのあった一角は、箱のようなキッチンに。ダイニングコーナーに向かって開く窓をつけた、半オープンキッチンです。家の中に窓というのは意外ですが、この窓があるおかげで中庭からの自然光がキッチンの中まで届きます。装飾的な効果と実用性の、両方を兼ね備えた開口、というわけです。

コレクションのマグネットを貼り付けたドア。この一角が愛猫フォアンのコーナー(写真撮影/Manabu Matsunaga)

コレクションのマグネットを貼り付けたドア。この一角が愛猫フォアンのコーナー(写真撮影/Manabu Matsunaga)

レジのあったボックス部分をキッチンに。ちょうどうまい具合に半分閉じ、半分空いているところが、結果的に使いやすいキッチンとなった(写真撮影/Manabu Matsunaga)

レジのあったボックス部分をキッチンに。ちょうどうまい具合に半分閉じ、半分空いているところが、結果的に使いやすいキッチンとなった(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ダイニングコーナーは、石造りの壁が印象的です。これは改装工事中に偶然見つけたオリジナルで、せっかくの持ち味を活かすために専門家に依頼し、漆喰(しっくい)で修復してもらったこだわりの作。

改装工事中に発見した19世紀の石造りの壁! 修復してインテリアに活かしたところは、ヨアンさんの審美眼の賜物(写真撮影/Manabu Matsunaga)

改装工事中に発見した19世紀の石造りの壁! 修復してインテリアに活かしたところは、ヨアンさんの審美眼の賜物(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「そもそもの物件がクラシックなアパルトマンではありませんから、あえてこの物件らしいボヘミアンな雰囲気を活かしたい、それをインテリアのテーマにしよう、と思いました。ティエリーはここを初めて訪問したときから、地下へ下りる階段が気に入っていたのですよ」

リビングにニュッと飛び出た階段の柵を、規格外と捉えるか、魅力と認識するか。人それぞれのジャッジの分かれ道であり、物件との相性がものをいう部分だといえそうです。

空間を有効利用して、ものを厳選する

地下の35平米には、ベッドコーナーとドレッシングコーナー、書斎コーナーがあります。やはり地上階と同じで仕切りは設けず、ロフト風のレイアウト。地下なので窓はありませんが、スケルトン階段の開口のおかげで、思いのほか自然光が入ってきます。その階段下を書斎コーナーにしてデスクを置き、スペースを最大限に活用。

リビングから、地下の眺め。落ち着く色合いで統一したベッドまわりが、整然とした印象を与える(写真撮影/Manabu Matsunaga)

リビングから、地下の眺め。落ち着く色合いで統一したベッドまわりが、整然とした印象を与える(写真撮影/Manabu Matsunaga)

壁面全体に造り付けた本棚は、文字通り「用の美」。収納力抜群で、使い勝手もよい(写真撮影/Manabu Matsunaga)

壁面全体に造り付けた本棚は、文字通り「用の美」。収納力抜群で、使い勝手もよい(写真撮影/Manabu Matsunaga)

「スペースの有効活用という点では、収納家具を使わずにドレッシングコーナーをつくったことも効果的でした。自分の持ち物に合わせて、一番下には靴、その上にTシャツ類、その上にはコートやスーツなどを掛け、さらにその上には帽子という具合に棚を組み、地厚なカーテンで覆っています。収納家具以上の収納力があって、しかも存在が邪魔になりません」

左側に見えるベージュのカーテンの後ろ側が、ヨアンさんこだわりのドレッシングコーナー(写真撮影/Manabu Matsunaga)

左側に見えるベージュのカーテンの後ろ側が、ヨアンさんこだわりのドレッシングコーナー(写真撮影/Manabu Matsunaga)

確かに、収納家具の存在感というのは威圧的なもの。それを置かずに、ベージュのカーテンの向こう側全てをドレッシングにする、という選択は、結果として空間全体をスッキリさせ、広く感じさせています。家具はどうしても凹凸がありますが、カーテンはペタリと平面になり、視界の邪魔にならないせいでしょう。

厳選されたものだけを置いた階段前の一角。どのオブジェにも、まるで最初からここに置くために選んだかのような、それぞれの居場所が感じられる。「オブジェ集めが好きな分、たくさん置きすぎないよう心がけているから」とヨアンさん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

厳選されたものだけを置いた階段前の一角。どのオブジェにも、まるで最初からここに置くために選んだかのような、それぞれの居場所が感じられる。「オブジェ集めが好きな分、たくさん置きすぎないよう心がけているから」とヨアンさん(写真撮影/Manabu Matsunaga)

アートを身近に! パリならではのメリット

地上階と地下、元ショップだった70平米を大改装してつくった、ショーモン公園そばのスイートホーム。自分たちのライフスタイルに合った快適な住まいを完成させ、そこに暮らす喜びは、格別に違いありません。ところがそれだけでなく、なんとヨアンさんカップルは、ノルマンディーの海沿いにも一戸建てを所有しています。毎週木曜日から週末をノルマンディーで暮らし、週の始まりをパリで過ごす、行ったり来たりの生活を始めてもう5年とのこと。パリの住まいとノルマンディーとの距離は約200kmで、車や電車で大体2時間半で移動しているそうです。コロナ禍以前からリモートワークがメインだったからこそ、こんな贅沢も可能なわけですが、それならいっそノルマンディーに引越してしまっても良いのでは? この物件なら、いいお値段ですぐに買い手が決まりそうですし……。

ノルマンディーの家(写真提供/ヨアンさん)

ノルマンディーの家(写真提供/ヨアンさん)

ノルマンディーの家(写真提供/ヨアンさん)

ノルマンディーの家(写真提供/ヨアンさん)

「いえいえ、それはできません! ギャラリー巡りをしたり、エキシビションを見たり、そういうパリ暮らしが私には不可欠なのです。先日、興味本位で査定をしてもらったところ、10年前の購入時の5倍ほどの値段がついて驚きました。でもできるだけ、金銭的な必要に迫られない限りこの住まいは売らず、パリとノルマンディーを行き来する生活を続けたいのです。いざとなったら貸すこともできますから」

職業柄、そしてまた趣味や娯楽の面からも、芸術の都パリから切り離された生活は考えられないのでした。でもそれができるなら、それに越したことはありません!
そんなヨアンさんのインテリアは、もちろん、アートがいっぱいです。

(写真撮影/Manabu Matsunaga)

(写真撮影/Manabu Matsunaga)

フランス国立美術館工房が製造販売するフランソワ・ポンポンの複製もインテリアに登場(写真撮影/Manabu Matsunaga)

フランス国立美術館工房が製造販売するフランソワ・ポンポンの複製もインテリアに登場(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ものとの出合いを楽しむ秘訣、実は……?

趣味はアンティーク探し、というヨアンさん。蚤の市を巡るのはもちろんのこと、オークションの「ドルオー」にも足を運びます。

「オークションと聞くとみんな高いものを想像しますが、実はものすごく安いものも出されるのです。この間は80ユーロ(約1万円)のテーブルを買いました。大きくて立派なテーブルなので、ノルマンディーの家で使っています。オークションには本当にいろんなものが出品されるので、細かくチェックするのがコツです」

蚤の市や、オークション「ドルオー」で入札したオブジェたち。時代を経た魅力あるオブジェを見つけるのがヨアンさんの長年のホビーである(写真撮影/Manabu Matsunaga)

蚤の市や、オークション「ドルオー」で入札したオブジェたち。時代を経た魅力あるオブジェを見つけるのがヨアンさんの長年のホビーである(写真撮影/Manabu Matsunaga)

幼いころから両親に連れられ、競売場(オークションハウス)に出かけていたヨアンさんには、オークションは特別なものではなく数ある買い物の手段の一つ。オークションを利用している人たちが口をそろえていうのは、特に面倒な手続きはないし、何よりも専門家が査定しているので品物や価格に間違いがなく安心、ということ。そう聞くと、一度くらいは体験したくなります。

「アンティーク以外には、友人からプレゼントされたものも多いです。みんな、私が集めているものを知っているので、ドアに貼るマグネットやらオブジェやらをよく贈ってくれます。ものを集めている割には整然としていますか? そうですね、確かにパリの住まいに置くものは厳選しています。そのかわり、ノルマンディーの家は集めたオブジェであふれかえっていますよ!」

フランス国立美術館工房の複製と、ヨアンさんのアンティークコレクション(写真撮影/Manabu Matsunaga)

フランス国立美術館工房の複製と、ヨアンさんのアンティークコレクション(写真撮影/Manabu Matsunaga)

友人がプレゼントしてくれた肘掛け椅子。ここに愛猫フォアンと座る時間は、ヨアンさんにとって最良のひととき(写真撮影/Manabu Matsunaga)

友人がプレゼントしてくれた肘掛け椅子。ここに愛猫フォアンと座る時間は、ヨアンさんにとって最良のひととき(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ティエリーさんがデザインして自作したテーブルも、オブジェのような美しさ! 日曜大工店で木とガラスを切ってもらい、自分で組み立てた(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ティエリーさんがデザインして自作したテーブルも、オブジェのような美しさ! 日曜大工店で木とガラスを切ってもらい、自分で組み立てた(写真撮影/Manabu Matsunaga)

パリとノルマンディー、二つの住まいを行き来する生活は、それぞれの良さを享受しながら暮らせるところがいい。ヨアンさんの話を聞きながら、そう思いました。一つの住まいに完璧を求めないで済む分、ストレスが少なく、それぞれの持ち味を冷静に見極めて、それらを十分に楽しめる気がするのです。人やものとの出会いも、そんな心の余裕があってこそでしょう。

ヨアンさんお気に入りのビストロ。人情味がたまらないそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

ヨアンさんお気に入りのビストロ。人情味がたまらないそう(写真撮影/Manabu Matsunaga)

人気のパティスリー「ブノワ・カステル」もご近所(写真撮影/Manabu Matsunaga)

人気のパティスリー「ブノワ・カステル」もご近所(写真撮影/Manabu Matsunaga)

多くの人は、二つではなく一つの住まいに暮らしていると思います。自分が暮らしている住まいを、ヨアンさんになった気分で眺めることができたら、別の捉え方ができるかもしれません。不満やあら探しではなく、いいところを認めて、それをもっと謳歌したくなる。そんな気がします。

(文/Keiko Sumino-Leblanc)

●取材協力
ヨアン・メルロさん
インスタグラム
フランス国立美術館工房

暮らしが和らぐ

所在地:中野区新井
11万7,000円 / 34.2平米
中央線「中野」駅 徒歩12分

建築、内装の設計事務所の手により、気持ちよくフルリフォームされた部屋のご紹介。



室内はやさしい色合いの白い壁紙を基調に、玄関スペースはウッドウォールで仕上げられています。床には自然素材が使用されたフローリングを張り、素足にも心地良い滑らかな質感。このぬくもりのおかげか、スーっと ... 続き>>>.
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桜と竹と立方体

所在地:目黒区柿の木坂
15万9,000円 / 41.27平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩14分

柿の木坂の閑静な住宅街に、突如ボコッとあらわれる立方体の集合住宅。



淡いピンクの外観と、エントランスへのアプローチに並ぶ緑。バスルームからは風に揺られる竹が美しく、春には道路側の枝垂桜が色を添え。



1階はガラス張りのバスルームと寝室の仕切りがバタッと開くカラクリがあり、広がり ... 続き>>>.
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改装、オネガイシマス!

所在地:品川区旗の台
8万円 / 38.54平米
東急池上線「長原」駅 徒歩6分

【フリーレント2ヶ月/改装可能】



旗の台の木造2階建の1階部分を、改装前提で使ってくださる方を募集します。



今回ご紹介するのは、もともと歯科技工の作業場として、長年使われていた物件。トイレは最近交換されているものの、それ以外は当時からの状態です。



写真をご覧の通り、手を入れ ... 続き>>>.
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避暑地なの?

所在地:世田谷区弦巻
7,880万円(税込) / 74.91平米
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩12分

保存樹木のケヤキやスダジイに護られるように建ち、緑に埋もれて外観写真が撮りづらいほど緑豊かな低層マンションの一室が、設計事務所のデザインにより美しくリノベーションされました。



窓の先には、まるで避暑地に来たかのような緑のカーテンが広がっていて、世田谷に住む良さってこういうことだ ... 続き>>>.
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「集合!住宅」 -1階路面-

所在地:板橋区小茂根
13万7,000円 / 50.87平米
有楽町線・副都心線「小竹向原」駅 徒歩13分

まさに「住宅」を集合!と集めて積み重ねたようなセンセーショナルな見た目で、世界中の建築ファンを魅了する、建築家、藤本壮介氏の代表作である「Tokyo Apartment」。



公園に面した路面区画となる1階と地下1階のメゾネット区画のこちらは、モルタルの床に白く塗装された壁の、ア ... 続き>>>.
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陽だまりのキッチン

所在地:世田谷区若林
4,280万円 / 41.58平米
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅 徒歩9分

南東向きの大きな窓に面したキッチン。お部屋中で一番気持ちのいい場所につくられた、開放的で明るいスペースです。



ステンレスの天板、木の側板がすっきりとしたデザインの造作キッチン。コンロは火力が強くて、デザイン・機能性もいいハーマン社の「+do」。グリル、オーブンレンジもついていて ... 続き>>>.
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つくろう。グリーンビュー

所在地:杉並区天沼
9万円 / 27.9平米
中央線・丸ノ内線「荻窪」駅 徒歩9分

サンサンと日の当たるテラスに、自らの手でグリーンビューを作りませんか?



植物たちの居場所はこのテラスで決まり。大きな鉢でもたくさん置ける広々としたテラスで、存分にガーデニングを楽しんでください。大きな窓から緑を眺める生活が目に浮かびますね。



サンシェードを開けば正面の戸建てか ... 続き>>>.
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家らしからぬ家

所在地:中野区上鷺宮
18万円 / 59.4平米
西武新宿線「下井草」駅 徒歩10分

資材倉庫のようにざっくりとしたつくりの、家らしくない家。

キャッチーな外観に、小さめの駐車スペースとデッキスペースが付いて、1,2階ともに室内は仕切りがないがらんとした空間です。



居住性を最優先に考えるなら、住居としての設備スペックや内装レベルに物足りなさを感じたりと、正直不向 ... 続き>>>.
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都市部で混雑率の高い路線・低い路線のランキングは? 2021年度の都市鉄道の混雑率調査結果が発表!

国土交通省では、毎年度通勤通学時間帯における鉄道の混雑状況を調査している。大都市圏での通勤電車といえば、ぎゅうぎゅう詰めで混雑状況はかなり厳しいものがあるが、2021年度はどうだったのだろうか?

【今週の住活トピック】
「都市鉄道の混雑率調査結果(令和3年度実績)」を公表/国土交通省

コロナ禍で三大都市圏の混雑率は大きく減少

まず、三大都市圏の混雑率の推移を見てみよう。いずれの圏域も混雑率は、1975年度は200%前後とかなり混雑していたが、1980年代、90年代まで徐々に下がっていき、2000年以降からはおおむね横ばいとなっていた。ところが、2020年度、2021年度では大幅に混雑率が下がった。

三大都市圏の混雑率の推移

注)混雑率:最混雑時間帯1時間の平均(主に令和3年10月~11月の1日又は複数日の乗車人員データを基に計算したもの)

これは明らかに、コロナ禍における人流抑制が要因だろう。リモートワークや時差出勤が推奨されたことで、混雑率は大きく引き下げられた。2021年度は微増となったが、今後も新型コロナ感染状況の影響を受けそうだ。

さて国土交通省では、混雑率の目安を示している。1975年度の200%というと、体がふれあい相当圧迫感がある状態だ。コロナ前の東京圏の163%では、新聞を広げて何とか読める程度だろう。それが、2021年度には104%~110%の範囲になったので、定員乗車(座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる)レベルになっている。これなら通勤時間帯でも苦にはならない混雑具合だろう。

混雑率の目安イラスト

混雑率の目安(出典:国土交通省「資料1:三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移(2021)」)

JR東日本の中央線(快速)は、混雑率が山手線より高く、埼京線より低かった

そうはいっても、筆者が利用する電車は、たまに通勤時間帯に乗車するとけっこう混雑している。もう少し詳しく見ていこう。

資料3「都市部の路線における最混雑区間の混雑率」の中で、筆者が使っている東京圏のJR東日本「中央線(快速)」を見ると、中野→新宿(7:41~8:41)で混雑率は120%になっている。主要区間の平均108%よりはかなり高くなっている。
注)主要区間:国土交通省において継続的に混雑率の統計をとっている区間等

かつてゲキ混みと言われた山手線なら、もっと混雑しているのではないかと思って見てみると、「山手線内回り」新大久保→新宿(7:39~8:39)で103%、「山手線外回り」上野→御徒町(7:40~8:40)で94%だった。なんと中央線(快速)は山手線を上回っていた。山手線はターミナル駅が多いので、乗客の入れ替えが多いことも影響しているかもしれない。上野-御徒町間については、2015年に「上野東京ライン」が開業して、宇都宮線・高崎線・常磐線が東京駅に直接乗り入れることで、山手線の混雑が解消された影響もあるだろう。

では、同じようにゲキ混みと言われる埼京線はどうだろう?「埼京線」板橋→池袋(7:51~8:51)は132%と中央線(快速)を上回っていた。もっと混雑している路線を見つけて、不謹慎ながらちょっと嬉しくなった。

都市部で混雑率の高い路線・低い路線ランキング

では、今回の調査で最も混雑率の高い路線はどこなのだろう?気になったので、混雑率の高い順に紹介しよう。

■混雑率の高い路線ランキング
※都市部の路線における最混雑区間の混雑率(2021)より

1位:144%
東京都交通局「日暮里・舎人ライナー」赤土小学校前→西日暮里(7:20~8:20)
2位:140%
西日本鉄道「貝塚線」名島→貝塚(7:30~8:30)
3位:137%
JR東日本「武蔵野線」東浦和→南浦和(7:05~8:05)
4位:132%
JR東日本「埼京線」板橋→池袋(7:51~8:51)
4位:132%
JR西日本「可部線」可部→広島(7:30~8:30)
6位:131%
都営地下鉄「三田線」西巣鴨→巣鴨(7:30~8:30)
7位:130%
JR東日本「信越線」新津→新潟(7:27~8:27)
8位:128%
東京メトロ「東西線」木場→門前仲町(7:50~8:50)
9位:127%
東京メトロ「日比谷線」三ノ輪→入谷(7:50~8:50)
9位:127%
横浜市交通局「4号線」日吉本町→日吉(7:15~8:15)

全体的に見ると、住宅地から都心に向かう乗換駅のところで混雑しているという印象だ。人口の多い東京圏の路線が多いのも特徴だろう。

となると、今度は混雑率の低い路線も気になってくるではないか。どんな路線だろう?

■混雑率の低い路線ランキング
※都市部の路線における最混雑区間の混雑率(2021)より

1位:14%
関東鉄道「竜ヶ崎線」竜ヶ崎→佐貫(7:00~8:00)
2位:23%
能勢電鉄「日生線」日生中央→山下(6:45~7:45)
3位:29%
東海交通事業「城北線」比良→小田井(7:40~8:40)
4位:31%
阪堺電気軌道「阪堺線」今船→今池(7:30~8:30)
5位:32%
山万「ユーカリが丘線」地区センター→ユーカリが丘(6:30~7:30)

さて、路線別の混雑率に注目して紹介してきたが、コロナ禍で混雑率が下がっているのが実態だ。となると、気になるのはポストコロナ。コロナ感染が落ち着いても、リモートワークがある程度継続すると見られているが、すべての人がリモートワークをできるわけではない。仕事柄、通勤せざるを得ない人も多いので、通勤時の混雑状況というのも、住まい選びには重視したい点だ。

●関連サイト
国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和3年度実績)」

思いを引き継ぐ家

所在地:三鷹市井の頭
15万円 / 56.85平米
井の頭線「井の頭公園」駅 徒歩8分

★賃料が下がりました★



井の頭公園にほど近い住宅街の中、ひっそりとしたこみちの奥へ隠れるようにして立つ、ちびっこサイズのかわいい戸建て。



室内は8年ほど前、経年による味わいを残すべく、竣工時の物をなるべく生かしながら改装されています。



改装と一言でいっても、表面だけを取り繕 ... 続き>>>.
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マンションで農業はじめました! 空き地の整地からスタート、防災・コミュニティづくりの新機軸に 「ブラウシア」千葉市

「農業委員会、始めました!!」。マンションの広報誌にそんな見出しが躍ったのは今年6月。発行元は千葉県千葉市中央区千葉港にある「ブラウシア」だ。なぜマンションで農業を?理由を探るべく現地を訪ねてみると、そこではコミュニティと防災を見据えた今までにない取り組みが始まっていた。

玉ネギ1000個! 1000平米の畑で始まった本気の野菜づくり

千葉みなと駅から徒歩3分の「ブラウシア」は438戸の大規模マンション。なにかと話題になるのは、現役理事と“オブザーバー”と呼ばれる元理事が協力し合った管理組合のアグレッシブな活動だ。5年前、最寄りのバス停に空港行きリムジンバスの停車を誘致したのは、大きな実績の一つ。最近では千葉市で初となる事前決済式で待ち時間なしのキッチンカーを導入するなど、マンションにメリットのあることならどしどし取れ入れる“スーパー管理組合”なのである。

京葉線と千葉都市モノレールの千葉みなと駅からすぐの場所に立つ「ブラウシア」。竣工は2005年(写真撮影/一井りょう)

京葉線と千葉都市モノレールの千葉みなと駅からすぐの場所に立つ「ブラウシア」。竣工は2005年(写真撮影/一井りょう)

そんなマンションに新たに加わった活動が農業委員会だ。
まず驚いたのはその“本気度”。活動場所はマンションから車で15分ほどの遊休地。1000平米もの土地を借り、ホウレン草、春菊、玉ネギ、ジャガイモ、ナス、トウモロコシなど四季折々の野菜を栽培しているという。育てる量も半端なく、ジャガイモは種イモで50kg分、玉ネギはなんと1000個!

活動の様子はマンションの広報誌「ブラウシアニュース」6月号の表紙を飾り、「一緒に汗を流してみませんか?」と住民への参加も呼びかけている。

「野菜を自分でつくってみたい、土に触れたいなど活動を始めた理由はいろいろですが、とにかく楽しいんです」

こう話すのはメンバーの一人でオブザーバーの加藤勲さんだ。

「農作業は重労働ですが、リモートワークの運動不足解消やストレス発散にもってこい。作業後のビールのおいしさは格別ですし、もちろん、収穫したての新鮮な野菜を味わえるのも特権です。そうやって住民同士で一緒に畑で汗を流せば打ち解けやすく、連帯感も生まれます。コミュニティの醸成にもなることから、農業委員会という形で居住者なら誰でも参加できるようにしました」

「ブラウシアニュース」6月号の表紙(画像提供/ブラウシア管理組合法人)

「ブラウシアニュース」6月号の表紙(画像提供/ブラウシア管理組合法人)

初心者ばかりのメンバーで雑草が茂る土地を野菜畑に

ブラウシアでこの農園活動が始まったのは2021年の秋。きっかけをつくったのは「小湊鐵道」の社員であり、近隣のマンションに住む佐々木洋さんだった。

「畑として使っているのは弊社が所有する土地。将来的な沿線開発を見込んで購入していたのですが、諸般の事情で開発が進まず未活用のままだったのです。点在しているその土地を私が所属していた部署で管理していたのです」

佐々木さんが日ごろから頭を痛めていたのは雑草問題だ。放置された土地には雑草が茂り、その種が周りの畑に害を及ぼすことから、度々クレームが舞い込んでいた。

「1人でコツコツと草刈りをしていましたが、手作業なので1時間で刈り取れるのは車一台分のスペースがやっと。その場所で野菜づくりを始めました。畑として使えば雑草問題が解決できますから。ただ、1人でやるのには限界があって。私はブラウシアの近くのマンションに住んでいて、管理組合の活発な活動はよく知っていました。個人的な知り合いもいたので、『一緒に農園をしませんか』と話をもちかけました」(佐々木さん)

実は、小湊鐵道とブラウシアにはちょっとした縁もあった。小湊鐵道が運営するゴルフ場「長南パブリックコース」の法人会員にブラウシア管理組合法人として登録していたのだ。住民は会員料金で利用でき、マンションのゴルフコンペを開いたこともあったという。

突如、舞い込んだ農園の話だが、さすがスーパー管理組合、その後の動きは早かった。さっそく、理事会有志が畑候補地の視察に訪れ、翌月には加藤さんと前・副理事長の光藤智さんが農園活動のメンバーに立候補。佐々木さんを交えた3人体制のスタートとなった。
「手始めは土地の整備作業。みんなで雑草を抜いて整地をし、畝を立て、植え付けしてとやっていくうちに結束も固まりました」
と加藤さんは振り返る。

整地前の土地。生い茂る雑草を手作業で取り除いたそう(画像提供/ブラウシア農業委員会)

整地前の土地。生い茂る雑草を手作業で取り除いたそう(画像提供/ブラウシア農業委員会)

草刈りを終えた土地はご覧のとおり、まっさらに。ただし、この後に耕作の作業が待っている(画像提供/ブラウシア農業委員会)

草刈りを終えた土地はご覧のとおり、まっさらに。ただし、この後に耕作の作業が待っている(画像提供/ブラウシア農業委員会)

耕作中の一コマ。畑を丁寧に耕すことで元気な野菜が育つ。この日は自治会長など理事会の有志も助っ人として参加した(画像提供/ブラウシア農業委員会)

耕作中の一コマ。畑を丁寧に耕すことで元気な野菜が育つ。この日は自治会長など理事会の有志も助っ人として参加した(画像提供/ブラウシア農業委員会)

農園活動がスタートして間もない畑の様子。ホウレン草や春菊などが栽培された(画像提供/ブラウシア農業委員会)

農園活動がスタートして間もない畑の様子。ホウレン草や春菊などが栽培された(画像提供/ブラウシア農業委員会)

農具などを置く小屋を使いやすい位置に移設するときの作業風景。酷暑のなか、理事会メンバーも大勢駆けつけた(画像提供/ブラウシア農業委員会)

農具などを置く小屋を使いやすい位置に移設するときの作業風景。酷暑のなか、理事会メンバーも大勢駆けつけた(画像提供/ブラウシア農業委員会)

移設を終えた小屋。廃材を使って屋根や壁を補修し、雨風が凌げるように。貯水槽も移設できた(画像提供/ブラウシア農業委員会)

移設を終えた小屋。廃材を使って屋根や壁を補修し、雨風が凌げるように。貯水槽も移設できた(画像提供/ブラウシア農業委員会)

農業委員会のメンバーは随時募集中で、今年4月からは光藤さんと同じく副理事長を務めていた今泉靖さんが加わって4人体制になった。

「といっても、まだ少人数なので細かいルールは設けず、何をどのくらい植えるかなどはその都度、話し合って決めています。活動日も特につくらず、それぞれが都合のつくときに行って作業をし、状況や活動結果はグループLINEで共有しています。気をつけているのは隣接する畑の耕作者とできるだけ良好な関係を維持すること。もちろん、土地の所有者である小湊鉄道さんの意向を汲むことも大前提です」(加藤さん)

聞けば、加藤さんはベランダ菜園はやっていたものの、本格的な農作業は初体験。ほかのメンバーも同様で、YouTubeで勉強したり、農作業の経験を持つ先輩たちに聞いたりしながら手探りで始めたそうだが、今ではLINEに専門用語が飛び交うほど詳しくなった。
そんな熱意もあって野菜づくりは順調に進行。収穫物はメンバーで分けても食べきれず、理事会などでお裾分けするなかで農業委員会の認知度はじわじわと広まっているそうだ。

畑に立つ農業委員会のみなさん。左から加藤さん、初参加の鈴木さん、光藤さん、今泉さん、小湊鐵道の佐々木さん。メンバー間で野菜の生育状況を日々共有・相談し合うなかで、経験値と知識を急速に向上させている(写真撮影/一井りょう)

畑に立つ農業委員会のみなさん。左から加藤さん、初参加の鈴木さん、光藤さん、今泉さん、小湊鐵道の佐々木さん。メンバー間で野菜の生育状況を日々共有・相談し合うなかで、経験値と知識を急速に向上させている(写真撮影/一井りょう)

畑に植える苗は各自ベランダで育成。愛らしい芽が伸びる様子に“萌える”メンバーも(写真撮影/一井りょう)

畑に植える苗は各自ベランダで育成。愛らしい芽が伸びる様子に“萌える”メンバーも(写真撮影/一井りょう)

目指すは公認サークル化。今後は農作業の体験会なども計画

農業委員会として、目下、目指してしるのは公認サークル化だ。
「農具や種の購入はメンバーの自費で賄っていますが、公認サークルになれば補助費を受け取れるので活動の幅を広げられます。今、計画しているのは植え付けや収穫などの体験会の開催。より多くの住民で畑作業を楽しむことができますよね。あるいは、採れた野菜をマンション内のイベントの景品にしたり直売をしたり。農園活動に参加できる機会を増やし、それを通じて住民同士のコミュニティをバックアップしていきたいと思っています」(加藤さん)

そんな活動の第一歩として、6月初旬には玉ネギとジャガイモの収穫体験が実施された。あくまでも試験的に催した会だが、小さな子どものいる2組の家族のほか、自治会長や元理事のオブザーバーなど総勢12人が畑に集結した。

まずは玉ネギの収穫作業からスタート。芽の部分を持って引き出すと、土のなかから丸々とした玉ネギが現れて、「楽しい!」「もっと採る!」と子どもたちはたちまち熱中し始めた。大人も「次はここを抜こうかな」「あ、こっちもあった」と口々に話しながらにぎやかに作業が進んでいく。

玉ネギは全部で1000個を栽培。赤玉ネギも植えられ「辛味が少ないからオニオンスライスにして食べると最高ですよ」と加藤さん(写真撮影/一井りょう)

玉ネギは全部で1000個を栽培。赤玉ネギも植えられ「辛味が少ないからオニオンスライスにして食べると最高ですよ」と加藤さん(写真撮影/一井りょう)

小2の娘さんと2歳の息子さんと参加したIさん。「コロナ禍で外に出る機会が少なかったので、久しぶりにいい汗をかきました」(写真撮影/一井りょう)

小2の娘さんと2歳の息子さんと参加したIさん。「コロナ禍で外に出る機会が少なかったので、久しぶりにいい汗をかきました」(写真撮影/一井りょう)

掘り出した玉ネギは畑の上でしばらく乾燥させた後、芽や根を切り落とす(写真撮影/一井りょう)

掘り出した玉ネギは畑の上でしばらく乾燥させた後、芽や根を切り落とす(写真撮影/一井りょう)

玉ネギをすべて掘り出したら、次はジャガイモの収穫だ。男爵イモやメークインなど4種類のジャガイモが植えられているという。
農業委員会のメンバーからレクチャーを受け、参加した子どもが茎を持って引き抜くと根のところにいくつものジャガイモが!
「抜いた周りも掘ってみて。まだまだあるよ」
との声に従い土を掘れば、ジャガイモがゴロゴロと出てきて大きな歓声が挙がった。宝探しのような楽しさに時間を忘れて収穫に励む参加者たち。子どもはもちろん、大人も童心にかえって土と戯れられるのは農園活動の魅力だろう。

こうして2時間ほどですべての収穫が完了。親子で作業した参加者に感想を訊くと、輝く笑顔でこんな答えが返ってきた。

「普段の生活で土に触れることはなかなかないので、こういう機会があれば参加してみたいと思っていたんです。子どもたちはすごく楽しそうでしたし、自分もリフレッシュできました」(Iさん)
「観光農園の収穫体験に参加したことはあるのですが、マンションで実施されていることにびっくり。作業しながら、同じマンションに住む人たちと交流をもてるのもうれしいですね。子どもの友達も誘ってまた参加したいです」(Mさん)

掘り立ての玉ネギとジャガイモはメンバーと参加者で分配したが、それでも余るほどの大豊作。筆者もお裾分けしてもらったが、つくった人たちの顔が浮かぶ新鮮な野菜はおいしさもひとしおだった。

畑から掘り出されたジャガイモ。1つの種イモから10個前後のジャガイモが収穫できる(写真撮影/一井りょう)

畑から掘り出されたジャガイモ。1つの種イモから10個前後のジャガイモが収穫できる(写真撮影/一井りょう)

全員でジャガイモを収穫中。「土の香りに癒されます」と顔を綻ばせるメンバーも(写真撮影/一井りょう)

全員でジャガイモを収穫中。「土の香りに癒されます」と顔を綻ばせるメンバーも(写真撮影/一井りょう)

Mさんは小4の息子さんと5歳の娘さんの3人で参加。好奇心旺盛な息子さんは大きなミミズを見つけて大喜びだった(写真撮影/一井りょう)

Mさんは小4の息子さんと5歳の娘さんの3人で参加。好奇心旺盛な息子さんは大きなミミズを見つけて大喜びだった(写真撮影/一井りょう)

災害時にはマンションに野菜を供出。防災面でも“頼れる農園”に

こうしてマンション内のコミュニティを育む農園活動だが、実はこの活動にはもう一つ、別の目的もある。それは防災だ。
加藤さんは5年前、管理組合下におかれた防災委員会で初年度から委員長を務め、防災活動に人一倍力を注いでいる。マンションが農園をもつことは災害時の強みになると力を込めていう。

「政令指定都市のなかで震度6以上の地震が今後30年以内に起こる確率が最も高いのが、僕らが住む千葉市と言われています。そのため防災体制の強化は管理組合の重要課題であり、防災委員会ではさまざまな施策を講じています。そのなかで話題に挙がるのは備蓄の問題。マンションとしての備蓄はスペースの点から難しく、世帯それぞれで水や食料などを確保してもらうのが大原則ではあるのですが、農園があれば多少なりとも食料の確保に役立つのではないかと。被災時には収穫物をマンションに供出しようと思っています」(加藤さん)

確かに災害で避難生活を余儀なくされたとき、畑にイモ類などの野菜があれば食料になり、炊き出しもできるだろう。育ちが早い葉物野菜なら避難生活を送りながら栽培することも可能だ。
「こうした考えに賛同して農業を一緒にしてくれる仲間が増えたら、新たに整地し、農地を広げることも考えています。そうすれば安心感はより高まるはずです。小湊鐵道さんの協力あってのことですが」(加藤さん)

6月初旬に収穫したジャガイモは段ボール3箱分!「備蓄しやすいイモ類は被災時も活躍するはず」と加藤さん(写真撮影/一井りょう)

6月初旬に収穫したジャガイモは段ボール3箱分!「備蓄しやすいイモ類は被災時も活躍するはず」と加藤さん(写真撮影/一井りょう)

夏に向けてトウモロコシもすくすく成長中(写真撮影/一井りょう)

夏に向けてトウモロコシもすくすく成長中(写真撮影/一井りょう)

もちろん、農園活動で育まれたコミュティも防災の大きな力になる。日ごろから住民同士が良好な関係を築いておけば、万が一のときにお互い助け合うことができるからだ。
特に今回、強く感じたのは畑で生まれるコミュニティの深さ。手足を土で真っ黒にしながら無心で作業をすると誰もが”素”に戻るからだろうか、人と人の心の距離がすーっと自然に近くなることを実感した。農作業を手伝い合ったり、収穫した野菜をみんなで集めて運んだりと共同作業が多いのも、交流を深めるよいきっかけになるだろう。

農園活動はどのマンションでも真似できるわけではないけれど、マンションコミュニティの新しい形が生まれていることは確かである。

●取材協力
ブラウシア管理組合法人

色を楽しむ -ハーフペイントの家-

所在地:文京区本駒込
11万8,000円 / 31.28平米
山手線「駒込」駅 徒歩8分

ハーフペイントされた壁を、ブルックリンのペイントショップ「ベンジャミンムーア」の塗料で塗り替えしたうえで引渡しを受けられるこの物件。



お住まいいただく前に、数百色もある膨大なカラーチップの中から、お好きな色を決めていただけます。海外製の塗料なので、微妙なニュアンスのスモーキーな ... 続き>>>.
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玄関2つ、居場所の多い家

所在地:杉並区清水
6,180万円(税込) / 109.84平米
中央線・丸ノ内線「荻窪」駅 徒歩15分

◆ 価格が下がりました! ◆



集合住宅の一室なのに、屋上と庭が両方あって、玄関も2つあるため自宅にいながら仕事モードとオフの切り替えができる、戸建感覚とはまた少し違った面白い暮らし方ができそうなこの物件。



リノベーションをしたのは毎度お馴染み、僕らの仲間の工務店さん。しっかり ... 続き>>>.
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ふんわりナチュラルに

所在地:渋谷区代々木
15万5,000円 / 42.86平米
小田急線「参宮橋」駅 徒歩6分

2014年にフルリノベーションされたレトロマンションの一室。木をふんだんに使い、爽やかで明るい印象に生まれ変わりました。



床は少しツヤのある、ナチュラルな色味のフローリング。天井にも似た色味の木板が貼られています。



東と南にはマンションが立っていますが、角部屋で窓が2面にあり ... 続き>>>.
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コロナ、がん、認知症など重い社会課題に”太陽のアプローチ”を。「注文をまちがえる料理店」小国士朗さんが起こした『笑える革命』

世界にはさまざまな「社会課題」がありますが、そのほとんどはどこか重々しく、深刻な雰囲気をまとっています。そんな、ともすれば目を背けてしまいたくなる課題に対し、「笑って考える」という独特のアプローチで向き合う人がいます。

小国士朗さん。認知症の状態にある高齢者などがホールスタッフを務める「注文をまちがえる料理店」をはじめ、社会課題をテーマにした話題のプロジェクトを数多く手掛けてきました。

「みんなで手を取り合って、にこにこ、へらへら、わっははと笑いながら革命をしたい」と語る小国さん。そんな「笑える革命」に取り組む理由や思いについて伺いました。

全ての企画には「原風景」がある

――小国さんはこれまで社会課題をテーマにしたさまざまなイベントやプロジェクトを手掛けていますが、最初に大きな話題を呼んだのはNHK在職時の2017年に企画した「注文をまちがえる料理店」でした。この企画は、どんな経緯で生まれたのでしょうか?

小国:企画の起点になったのは、2012年に『プロフェッショナル 仕事の流儀』というテレビ番組の取材で訪れた、とあるグループホームでの出来事でした。ロケの合間に入居者のおじいさん、おばあさんからお昼ご飯をご馳走になることがあったのですが、その日の食卓に出てきたのは事前に聞いていたハンバーグではなく餃子。でも、そんな“まちがい”を気にする人なんてそこには誰もいなくて、みんな美味しそうに餃子を食べている。そんな「風景」が強烈に印象に残ったんです。

小国士朗さん。株式会社小国士朗事務所 代表取締役/プロデューサー。2003年NHK入局。『プロフェッショナル 仕事の流儀』『クローズアップ現代』などのドキュメンタリー番組を中心に制作。その後、番組のプロモーションやブランディング、デジタル施策を企画立案する部署で、ディレクターなのに番組を作らない“一人広告代理店”的な働き方を始める。150万ダウンロードを記録したスマホアプリ「プロフェッショナル 私の流儀」の他、個人的なプロジェクトとして、世界150カ国に配信された、認知症の人がホールスタッフを務める「注文をまちがえる料理店」なども手掛ける。2018年6月にNHKを退局し、現職。「deleteC」「丸の内15丁目プロジェクト」「Be Supporters!」など多数のプロジェクトに携わっている(写真撮影/片山貴博)

小国士朗さん。株式会社小国士朗事務所 代表取締役/プロデューサー。2003年NHK入局。『プロフェッショナル 仕事の流儀』『クローズアップ現代』などのドキュメンタリー番組を中心に制作。その後、番組のプロモーションやブランディング、デジタル施策を企画立案する部署で、ディレクターなのに番組を作らない“一人広告代理店”的な働き方を始める。150万ダウンロードを記録したスマホアプリ「プロフェッショナル 私の流儀」の他、個人的なプロジェクトとして、世界150カ国に配信された、認知症の人がホールスタッフを務める「注文をまちがえる料理店」なども手掛ける。2018年6月にNHKを退局し、現職。「deleteC」「丸の内15丁目プロジェクト」「Be Supporters!」など多数のプロジェクトに携わっている(写真撮影/片山貴博)

小国:僕はそれまで、「間違いは指摘して正すのが当たり前」だと思っていました。でも、そうではなくて、その場にいるすべての人がそれを受け入れれば間違いではなくなるのだと気づいた。目からウロコが落ちると同時に、ふと“注文をまちがえる料理店”というワードと、そこで働くおじいさん、おばあさんの姿、間違えて運ばれてきた料理を笑いながら食べているお客さんの姿が浮かびました。

認知症の状態にある高齢者や若年性認知症の方がホールスタッフを務めるイベント型のレストラン「注文をまちがえる料理店」。オーダーや配膳を間違えても、それを一緒に笑い飛ばすおおらかな雰囲気に包まれている(画像提供/小国士朗さん)

認知症の状態にある高齢者や若年性認知症の方がホールスタッフを務めるイベント型のレストラン「注文をまちがえる料理店」。オーダーや配膳を間違えても、それを一緒に笑い飛ばすおおらかな雰囲気に包まれている(画像提供/小国士朗さん)

――小国さんの企画には、全てにそうした「原風景」があるそうですね。

小国:そうですね。これまでに携わってきた企画には全て、心を動かされた「原風景」があります。僕はただ、それをちょっとずらしたり、拡張しているだけなんです。

例えば、みんなの力でがんを治せる病気にすることを目指すプロジェクト「deleteC」も、とある原風景が企画の発端になっています。この企画はもともと、自身も乳がんを患っていた友人の中島ナオさんから「がんを治せる病気にしたい」と相談を受けたのが始まりでした。でも、そんなことを言われても正直、医者でも研究者でもない僕にできることなんて何もないと思っていたんです。

そんな時、ふとナオさんが見せてくれた一枚の名刺を見た瞬間に衝撃を受けました。

アメリカのがん専門病院に勤務する上野直人医師の名刺。「Cancer(がん)」の文字の部分に赤線が引かれている(画像提供/小国士朗さん)

アメリカのがん専門病院に勤務する上野直人医師の名刺。「Cancer(がん)」の文字の部分に赤線が引かれている(画像提供/小国士朗さん)

小国:その名刺は「Cancer(がん)」の文字の部分に赤線が引かれていました。僕はこれを見て感動するとともに、こんなアイデアが浮かびました。「世の中の商品やサービスの名前から“C”の文字を消して、それらの売上の一部を、がんの治療研究に寄付しよう」と。

つまり、この名刺を見た時に受けた衝撃が「deleteC」の原風景です。「Cancer」の文字を消した名刺に僕が心を動かされたように、コンビニで“C”が消えた商品を見た人が「何これ?」と前のめりになってくれるんじゃないかと。僕が感動した原風景を、企画を通して共有するようなイメージですね。

――その、共有できる「風景」がないと、企画はうまくいかないのでしょうか?

小国:必ずしもそうではないと思いますが、僕の場合は「風景」にものすごくこだわります。多くの人が参加したくなる企画や、社会全体に広がっていくようなプロジェクトには、本能的に体が動いてしまう要素があると思います。そして、そんな本能的な行動を呼び起こすのが、企画者自身が心を動かされた原風景です。それがないと、単に奇を衒(てら)ったコンセプトありきの、薄っぺらいものになってしまう気がするんです。

Cの文字を消したC.C.Lemon。この商品を買うと、売上の一部ががん治療の研究費用として寄付される(画像提供/小国士朗さん)

Cの文字を消したC.C.Lemon。この商品を買うと、売上の一部ががん治療の研究費用として寄付される(画像提供/小国士朗さん)

(画像提供/小国士朗さん)

(画像提供/小国士朗さん)

社会課題の解決には、北風よりも「太陽のアプローチ」で

――小国さんは著書『笑える革命』のなかで「北風ではなく、太陽のアプローチを心がける」と書いています。社会課題を取り上げる時、あるいは解決しようとする時に、なぜ「太陽のアプローチ」が必要なのでしょうか?

小国:NHKで社会課題を取材していた際、僕は基本的に北風的な番組づくりをしていました。つまり「このままだとヤバイですよ」「みなさん、このままでいいんですか?」といういわゆる不安訴求型のアプローチですね。もちろん、社会の大きな問題に気づいてもらうためには、こうしたド直球の伝え方も必要です。

『笑える革命』(光文社)(写真撮影/片山貴博)

『笑える革命』(光文社)(写真撮影/片山貴博)

でも、世の中がその課題に気づいた後もずっと北風を吹かせ続けていると、次第にそのテーマが顔を出しただけで目をそらしたくなってしまう。やっぱり北風がビュービュー吹いている谷には、そもそもみんな寄り付きませんから。だから、「課題解決」を目指すフェーズでは正攻法ではない「太陽のアプローチ」が必要なのだと思います。

――太陽のアプローチとは具体的にどのようなものですか?

小国:ワハハと笑いながら、思わず行動を起こしたくなるようなアプローチです。一見、暗くて重い社会課題とは似つかわしくないやり方ですね。

例えば、NHKの『テンゴちゃん』(2020年3月に放送終了)という番組で、2018年に放送した「8・15無念じいといっしょ」という企画は、まさに太陽的なアプローチだったと思います。長崎県で自身の被曝体験を次世代に語り継ぐ「語り部」の森口貢さん(当時82歳)が、VTuber(バーチャルユーチューバー)に扮して若者たちと語り合う、という企画です。

――82歳の語り部VTuverとは、かなりぶっとんだ企画ですね。

小国:森口さんはそれまでずっと、小中学校などで子どもたちに向けて戦争の悲惨さを伝える活動を続けてこられました。しかし、とある中学校で語り部をしていた際、そこにいた生徒数名から心無い暴言を吐かれることがあったんです。でも、森口さんはそこで「自分の伝え方が悪かったんだ」と反省し、どうすれば若い人にもっと伝わるのか、発信の仕方を試行錯誤していました。

(写真撮影/片山貴博)

(写真撮影/片山貴博)

だったら、いっそのこと森口さんを当時流行りはじめていたVTuberにしちゃうのはどうだろうと、番組のメンバーが言い始めたんですね。82歳のおじいさんが戦争を語ると、中学生にとっては重すぎると感じてしまうかもしれない。でも、VTuberを通せば受け入れやすく、自分ごととして捉えてもらえるのではないかと考えました。結果、1時間の生放送の間に1万5000通の質問や便りが森口さん宛に届くなど、驚くほどの反響があったんです。森口さんが言っていること自体はいつもと変わらないのですが、見せ方、表現の仕方を変えるだけでこんなにも多くの人に届くのだと実感しましたね。

――そうした太陽のアプローチが広く社会の関心を呼び、「笑える革命」につながっていくと。ただ、こうした方法は“奇策”ととられ、快く思わない人も出てきそうですが。

小国:もちろん、僕もできることなら正攻法で届けたいと思います。正攻法で世の中に広がって人が動くなら、それが一番いい。でも、それだけでは届かないことをNHKのディレクター時代に思い知らされてきました。NHKでは『クローズアップ現代』や『NHKスペシャル』といった社会課題を取り上げる番組を制作していましたが、もともとその問題に関心がある人は見てくれるんです。でも、大きくコトを動かすためには「関心がない」あるいは「(その問題を)知らない」人たちに、いかに届けるかが重要だと思っていました。

――そして、そのためには北風的なアプローチだけでは限界があると。実際、小国さんが個人として初めて手掛けた「注文をまちがえる料理店」は、国内外で大きな反響を呼びましたよね。多くの人に「届いた」という実感はありましたか?

小国:そうですね、番組づくりでは全くなかった手応えを「注文をまちがえる料理店」で初めて感じることができました。SNSなどでの反響・熱量もすごかったし、国内外のメディアが撮影に来ました。“世の中がざわついている”という感覚があって、これが「届く」ということなんだなと。

(画像提供/小国士朗さん)

(画像提供/小国士朗さん)

(画像提供/小国士朗さん)

(画像提供/小国士朗さん)

特に、海外のメディアが関心を寄せてくれたのは、自分のなかで大きかったですね。なぜなら、日本って「課題先進国」と言われているわりに、国内に解決策が少ない気がしていたんです。僕が『クローズアップ現代』や『NHKスペシャル』をつくっていたときも、「課題」は国内でいくらでも取材できる。でも、「解決策」が国内になかなかないから、ノルウェーやオランダ、イギリス、アメリカの事例を取材するという状況が当たり前になっていました。それってヘンじゃないですか。課題先進国であるなら「解決先進国」であってもいいはずなのに、その答えを海外に求めるのは違うような気がしたんです。

そんなモヤモヤがあったなか、規模は小さいけれど自分が企画したプロジェクトに対し、海外メディアが関心を示して世界に発信してくれた。ノルウェーの公衆衛生協会の偉い方がが「これが高齢化社会の次のモデルだ」と言ってくれたりした。このことは素直に嬉しかったですね。

「当たり前」を営み続けられる社会であってほしい

――もともとはテレビ番組のディレクターだった小国さんが、こうした社会課題をテーマにした企画を手掛けるようになったきっかけを教えてください。

小国:番組ディレクターとしての仕事には、大きなやりがいを感じていました。でも、33歳の時に病気になり、医者から「(激務である)ディレクターの仕事を続けるのはおすすめしません」と言われてしまったんです。

当時は、自分の一番の武器を突然奪われてしまったように感じて落ち込みましたが、同時にどこかホッとしているところもありました。先ほども言いましたが、ディレクターの仕事は楽しかったものの、いくら良い番組をつくれても、それが思うように届かないジレンマがあった。本当に届けたい人に大切なテーマが届かないというモヤモヤを抱えたまま、長く番組づくりを続けているような状態でした。

そんな時に病気になり「これで、やっと“降りられる”」と思えました。そして、安堵すると同時に、これからは「番組をつくらないディレクターになろう」と考えるようになった。テレビというものにこだわらず、自分が大切だと思うことを届け切るために、あらゆる手段を探求していこうと。

――その「届けきりたいこと」とは、それまで番組づくりで取材してきたさまざまな社会課題だったのでしょうか?

小国:いえ、僕はそもそも社会課題そのものに関心がある人間ではありません。関心があるのは、「誰も見たことがない風景」や「誰も触れたことがない価値観」を形にして、多くの人に届けることです。そもそも“Tele-vision(テレビジョン)”という言葉の意味は「遠く離れた場所でのできごとを映す」ことですから。

社会課題というのは、当事者以外にとっては遠く離れた場所での出来事、つまり“Tele”ですよね。だから、それを映したい、届けたいと思うんです。

(写真撮影/片山貴博)

(写真撮影/片山貴博)

――今は当事者ではなく「遠く離れた場所での出来事」のように思えても、いつかは自分がその問題に直面する時が来るかもしれません。すぐに何か具体的な行動を起こすことは難しくても、それについて日頃から考えておくのは大事なことですよね。

小国:そのためには、「日々の暮らし」と「社会の課題」を自然な形で結びつけることが大事だと思います。もちろん、「注文をまちがえる料理店」のように尖ったコンセプトのイベントを開催して、多くの人にそのテーマについて考えてもらうことにも意義はあるのですが、イベントというのは単発で終わってしまう。イベントをきっかけに認知症について関心を寄せてくれた人も、そのうち忘れてしまうかもしれません。

だからこそ、暮らしの中に社会課題にタッチできる接点をつくり、常にそのことについて身近に感じられるような状態にしていきたいんです。例えば、「deleteC」はコンビニやスーパーで「Cを消した商品」を買うだけで、がんの治療研究を少しだけ前に進めることができる。日々の買い物が、そのまま「がんを治せる病気にする」という社会の実現を後押しするわけです。

――そうした接点を数多く社会に実装していけば、みんなが普通に暮らしているだけで様々な社会課題を解決できるかもしれません。

小国:はい。そうなれば日本だけでも1億人ぶんのパワーが集まるわけですから、とてつもなく大きなインパクトを与えられるのではないでしょうか。

――では最後に、小国さんがこれから取り組んでみたいテーマがあれば教えてください。

小国:今は「当たり前を営む」ことに関心があります。というのも、今ってこれまで当たり前だったことが、当たり前じゃなくなっていると感じるんです。例えば、ウイルスによって当たり前のことができなくなったし、考えられないような戦争も起きてしまった。こうやって「当たり前が当たり前でなくなる」というのは、とても怖いことだと思います。

ひと箱50枚入りのマスクを55枚分の料金で販売する「おすそわけしマスク」。残りの5枚分は福祉現場に寄付(おすそわけ)される仕組み(写真提供/小国士朗さん)

ひと箱50枚入りのマスクを55枚分の料金で販売する「おすそわけしマスク」。残りの5枚分は福祉現場に寄付(おすそわけ)される仕組み(写真提供/小国士朗さん)

だって、本来は「認知症の人と共生できる社会をつくりましょう」も「気候変動をストップしましょう」も、当たり前のことですよね。でも、今はその当たり前を声高に叫ばなければいけないくらい、いろんなことが歪んでいたり、こんがらがっていたりする。同じように、「戦争なんてないほうがいい」という当たり前のことすら、いずれは当たり前に言えなくなる社会になってしまうかもしれません。

だからこそ、これからも多くの人が「当たり前」を営み続けられるよう、その尊さを実感できるような企画をやっていきたいですね。

(写真撮影/片山貴博)

(写真撮影/片山貴博)

●取材協力
小国士朗さん

移り変わる居心地を楽しむ

所在地:渋谷区南平台町
8,280万円(税込) / 72.95平米
山手線・東急東横線・東急田園都市線・井の頭線・湘南新宿ライン・埼京線・銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅 徒歩10分

家族の在宅時間が増え、自宅がそれぞれに仕事とプライベートの時間を過ごし、オフラインとオンラインが混ざり合う場所となった時代における自宅は、寝室+リビングという従来の役割以上の機能が求められるようになりました。



キッチンとリビング、窓辺のインナーバルコニーをコの字型に配置すること ... 続き>>>.
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地に足つけた恵比寿生活

所在地:渋谷区恵比寿
13万円 / 49.45平米
山手線「恵比寿」駅 徒歩9分

町と地べたでつながっているせいか、マンションで暮らす以上に、ぐっと地元民感覚が増す一軒家。都心の入り組んだ路地の奥の奥、肩寄せ合って立ち並ぶ住宅街に潜んだ、小さな一軒家の紹介です。



地に足つけて始める生活の舞台は、人気の恵比寿!

恵比寿駅までは歩いて10分、並行して広尾駅も使え ... 続き>>>.
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レトロペントハウス

所在地:板橋区赤塚
12万円 / 62.75平米
有楽町線・副都心線「地下鉄赤塚」駅 徒歩7分

ぐるりと抜け感のある、ルーフバルコニー付きのペントハウス。小型犬1匹まで、という制限はありますがペットの飼育も相談できますし、最上階は他の部屋がないため、ワンフロアをひとり占めできるチャンスです。



ルーフバルコニーは部屋の面積とほぼ同じサイズ。晴れた日は、机といすを出して、家に ... 続き>>>.
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痺れる憧れる

所在地:世田谷区駒沢
12万8,000円 / 27.31平米
東急田園都市線「駒沢大学」駅 徒歩3分

天高3.8mのコンクリート打ちっぱなしの空間。コンクリート・ステンレス・スモークガラスなど、使われている素材はどれもスタイリッシュ。カッコいい家具やアートがハマることは安易に想像ができます。



東側の壁には天井までバチっとはめ込まれた大きな窓。この窓のおかげでコンクリートの閉塞感 ... 続き>>>.
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白金台のアパルトマン

所在地:港区白金台
26万円 / 61.89平米
南北線・三田線「白金台」駅 徒歩5分

統一感がある内装が美しい部屋からは、プラチナ通りのイチョウ並木がまるで森のように映える部屋。パリのアパルトマンのようなゆったりとした時間が過ごせそうです。



パリのアパルトマン風、とかいう物言いはかなり危険なことはわかっていますが、あえて申し上げましょう。このテイストがお好きな方 ... 続き>>>.
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昭和を楽しむ、DIY戸建

所在地:豊島区千早
16万8,000円 / 98.73平米
有楽町線・副都心線「千川」駅 徒歩6分

趣のある広い戸建てを、DIYで自分好みに変えながら暮らしてみませんか?



場所は有楽町線、副都心線が利用できる千川駅からすぐ近くの落ち着いた住宅街。路地の突き当たりに半分顔を出し、ひっそり立っているのが今回の物件です。



可愛らしい木のガラス戸がついた棚や、型板ガラス、玄関の青い ... 続き>>>.
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古き良き、山手町

所在地:横浜市中区山手町
3,100万円 / 56.85平米
京浜東北線「石川町」駅 徒歩11分

今回は東京を少し飛び出して、山手町のヴィンテージマンションをご紹介。



やはり改めて山手地区に来てみると、建物の美しさに圧倒されますが、単体の美しさのみならずまち全体にその美しさ纏っており、周辺を散歩しているだけで楽しい発見のある場所です。



今回ご紹介するマンションは、1970 ... 続き>>>.
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教室のような事務所

所在地:新宿区下落合
8万2,500円(税込) / 29.75平米
山手線・東西線・西武新宿線「高田馬場」駅 徒歩6分

懐かしい空気漂う古ビル3階の1室。

共用廊下を歩くと、各部屋が学校の教室のように並びます。

部屋番号ではなく、3年1組、3年2組と名付けたくなるような雰囲気。



専有部分はシンプルな箱。

水場もなければ、収納や棚もありません。

しかし、この立地で、この賃料や初期費用は魅力的。

ま ... 続き>>>.
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クラシカル漂うオフィス

所在地:港区赤坂
36万360円(税込) / 83.3平米
千代田線「赤坂」駅 徒歩3分

木の風合いを感じられる、レトロな雰囲気の内装のおかげで、なんだか落ち着いて仕事ができそう。南側の窓は大きくとられ、日当たりの良さも相まってふんわりとやさしい印象です。



赤坂駅から徒歩3分ほどの場所にある、マンションの一室をご紹介。室内だけでなく、マンション全体に漂う良いレトロ感 ... 続き>>>.
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青山は心得たもの<大>

所在地:港区南青山
21万5,000円(税込) / 42.57平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩5分

青山にある大好きなマンション。ツボを得た立地でありながら、飾らず気取らずの姿勢に、いつ来てもほっとする場所です。



それぞれの窓から住人の顔が見え隠れするような、親しみを覚える外観は、波打つバルコニーがアクセント。玄関が並ぶ共用廊下にもあたたかな雰囲気がにじみ出て、家に帰ってきた ... 続き>>>.
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公園のようなシェアオフィス

所在地:中央区日本橋馬喰町
5万5,000円(税込) / 10.39平米
総武線「浅草橋」駅 徒歩3分

R不動産の馬場正尊率いるOpen Aが入居し、自ら運営するシェアオフィス。空きが出ました!



先にお伝えしますと、密になりそうなイメージがシェアオフィスにはありますが、この物件では窓を常にあけ、アルコールスプレーなどを常備し、入居者とルールを作って運用するなど、新型コロナウィルス ... 続き>>>.
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代田の新しい顔になる!【事務所可】

所在地:世田谷区代田
14万5,000~28万5,000円 / 35.1~72.47平米
小田急線「世田谷代田」駅 徒歩2分

■明日7/30(土)、内覧会開催(詳細は物件ページ下部)■



世田谷区代田。まだ環状七号線が通っていない頃は、一番多い時で200程の店舗が建ち並んでいたとされる中原商店街があった街です。



残念ながら、環状七号線の道路計画で無くなってしまいましたが、そんな場所で、新築の集合住宅が ... 続き>>>.
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公園前物販店舗の再出航!

所在地:中央区新川
14万8,500円(税込) / 34.6平米
東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩6分

目の前には緑多めの公園、1階にはテイクアウトもできる「THE BURGER SHOP do」、2階はテーラーとギャラリーが入居。そんなビルの3階にある、物販店舗またはオフィスで使える物件です。



茅場町駅から徒歩6分とアクセスも良く、駅から物件までの間には雰囲気の良い飲食店や古本 ... 続き>>>.
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空の家

所在地:埼玉県川越市藤間
3,100万円 / 95.49平米(建物) 90.49平米(敷地)
東武東上線「新河岸」駅 徒歩15分

「空の家」。シンプルで力強い名前がつけられたこの家は、読んで字の如く、南東いっぱいに取られた連続する窓から、大きな空が眺められるという特徴を持つ家。



晴れた日の爽やかな青空、きれいな朝焼けに星空が楽しめるのはもちろんのこと、冬の空気が澄んだ日には建物の隙間から、ひょっこり富士山 ... 続き>>>.
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倉敷がいま若者に人気の理由。廃れない街並みの背景に地元建築家と名家・大原家の熱い郷土愛

江戸情緒あふれる町並みが魅力の観光地・岡山県倉敷。観光の中心地点となる美観地区を流れる倉敷川に沿って、江戸時代から残る木造の民家や蔵を改装したショップやカフェ、文化施設などが立ち並びます。空襲を免れたことで旧家が残り、観光資源として活用されている倉敷ですが、それだけではなく、印象派絵画のコレクションで知られる「大原美術館」や、工場跡をホテルにコンバージョンした「倉敷アイビースクエア」など、決して広くはないエリアに国内有数の観光施設が点在しています。
古い建物が残る地域は日本各地に見られる中で、倉敷にこれほど魅力的なスポットが集中する理由はどこにあるのでしょうか。
倉敷で生まれ育ち、すみずみまで知り尽くす建築家の楢村徹さんに、長年倉敷の古民家再生にかかわってきたからこそ見えてきたまちの魅力を伺いました。

倉敷の土台を築いた名士、大原家近世以来の細い街路が現代では観光にちょうど良い歩行路となっている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

近世以来の細い街路が現代では観光にちょうど良い歩行路となっている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「倉敷はまちも人も恵まれた場所ですね。古いものが残っていて、常に新しいことを仕掛けていこうというエネルギーがある。一朝一夕ではない、時間をかけて育まれた文化が根付いています」
建築家として全国のまちを訪れてきた楢村さん。自身の出身地であることを差し引いても、倉敷は面白いまちだといいます。
伝統的な町並みの印象が強い倉敷のまちに対し「新しい」というワードも不思議な気がしましたが、確かに倉敷を代表する建造物は建設当時の最先端を行くものです。大原美術館に採用されているヨーロッパの古典建築を再現するデザインは、建築家の薬師寺主計がヨーロッパ各国の建築を学び設計したもの。文化の面でも欧米列強を追いかけていた当時の日本において、芸術の殿堂と古代ローマ建築をモチーフとするデザインとの組み合わせは、ここでしか見られないオリジナルなアイデアです。蔦で包まれた外壁が特徴のアイビースクエアも、産業遺産である工場をホテルに転用する、日本でも先駆け的なプロジェクトでした。

アイビースクエア外観。江戸時代の旧代官所跡地に建設された倉敷紡績の工場を再活用した(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

アイビースクエア外観。江戸時代の旧代官所跡地に建設された倉敷紡績の工場を再活用した(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

アイビースクエア中庭。柱と屋根を撤去し、元々工場の内部空間だった場所を外部空間へと変貌させた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

アイビースクエア中庭。柱と屋根を撤去し、元々工場の内部空間だった場所を外部空間へと変貌させた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

アイビースクエア内にある、ホテルのエントランスホール。工場建築の特徴であるノコギリ屋根が宿泊客を迎えるトップライトとして生まれ変わった(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

アイビースクエア内にある、ホテルのエントランスホール。工場建築の特徴であるノコギリ屋根が宿泊客を迎えるトップライトとして生まれ変わった(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「いまの時代にやるべきことがはっきりしているのも、まちづくりにとっては良いことですね。まちの核となるような施設は先代の大原さんが、建築家の浦辺さんと一緒にひと通りそろえているんですよ。それを壊さずに使っていくことを大前提として、足りない部分を補っていけばいいわけですから。まちとしての基盤がしっかりしているから、私が手掛けているような小さな町家の再生であっても、ひとつ完成するごとにまち全体が整っていくことを実感しています」
大原家は倉敷きっての大地主。江戸時代中期に商人として名を成し、明治21年に大原孝四郎が創業した倉敷紡績、その息子孫三郎が創業した倉敷絹織(現クラレ)は現在も上場企業として日本の繊維産業を牽引しています。

現在、旧大原家住宅は一部一般公開されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

現在、旧大原家住宅は一部一般公開されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

旧大原家住宅の倉を改修した「語らい座」。大原家ゆかりの資料が保管され、イベント会場としても活用されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

旧大原家住宅の倉を改修した「語らい座」。大原家ゆかりの資料が保管され、イベント会場としても活用されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「いまの時代にやるべきことがはっきりしているのも、まちづくりにとっては良いことですね。まちの核となるような施設は先代の大原さんが、建築家の浦辺さんと一緒にひと通りそろえているんですよ。それを壊さずに使っていくことを大前提として、足りない部分を補っていけばいいわけですから。まちとしての基盤がしっかりしているから、私が手掛けているような小さな町家の再生であっても、ひとつ完成するごとにまち全体が整っていくことを実感しています」
大原家は倉敷きっての大地主。江戸時代中期に商人として名を成し、明治21年に大原孝四郎が創業した倉敷紡績、その息子孫三郎が創業した倉敷絹織(現クラレ)は現在も上場企業として日本の繊維産業を牽引しています。

大原美術館と大原本邸(旧大原家住宅)とを結ぶ今橋。橋も薬師寺主計の設計(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

大原美術館と大原本邸(旧大原家住宅)とを結ぶ今橋。橋も薬師寺主計の設計(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

同じく薬師寺が設計した旧中国銀行倉敷本町出張所。孫三郎は中国銀行の頭取も務めていた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

同じく薬師寺が設計した旧中国銀行倉敷本町出張所。孫三郎は中国銀行の頭取も務めていた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

伝統を崩さず、新しさを採り入れる

さらに總一郎は、建築家の浦辺鎮太郎とともに市と連携して倉敷市民会館や倉敷市庁舎、倉敷公民館など市民の生活を支える施設を整備していきます。
大原美術館と並び倉敷観光の中心を成す倉敷アイビースクエアも、もともと倉敷紡績の工場だったものを浦辺の設計でコンバージョンして蘇らせた文化複合施設です。

「倉敷には江戸時代以来の商人のまちとしての歴史があって、時代ごとに築きあげてきたものが積み重なっていまの倉敷をつくっているんです。空襲にもあいませんでしたから。ドイツに中世につくられた道や建物がそのまま残っているローテンブルクというまちがあるんですが、總一郎さんが倉敷をドイツのローテンブルクのようなまちにしようと呼びかけた。そこからいろんな人たちが協力して古いまち並みを残してきた結果、一周遅れのトップランナーといった感じで注目されるようになってきた。いま我々がやっているのはそれを生かして新築ではできない魅力をさらに積み重ねていく、新しいエッセンスを加えて次の世代にわたしていくと、こういうことです」

浦辺の代表作のひとつ、倉敷ホテル。建物全体を取り巻く庇と瓦がリズムをつくり、伝統建築を参照しつつ現代的な印象を与える(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

浦辺の代表作のひとつ、倉敷ホテル。建物全体を取り巻く庇と瓦がリズムをつくり、伝統建築を参照しつつ現代的な印象を与える(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「倉敷は町家造りの建物が並んでいて、広場になるような場所がないんです。だけど建物の正面から一歩奥に入ると、細い路地がポケットパーク的に点在しています。日常的に使わないから物置として放置されていたりもするんですが、大きなテーマとして、そういった本来裏の空間である路地空間を表の空間として皆が入ってこられる場所にすることと、それらをつないでいくことでまちに奥行きをつくりだして歩いて散策できるまちにすること、このふたつに取り組んでいます」

楢村さんが改修デザインをしたクラシキクラフトワークビレッジ。自然と奥へ誘導される(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

楢村さんが改修デザインをしたクラシキクラフトワークビレッジ。自然と奥へ誘導される(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

最奥部では複数の商店が中庭を取り囲むように並ぶ。思わず中に入ってみたくなる配置デザインだ(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

最奥部では複数の商店が中庭を取り囲むように並ぶ。思わず中に入ってみたくなる配置デザインだ(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

同じく楢村さん設計の林源十郎商店。複数の町家の通り庭をつなげ、自由に散策できる遊歩道が設えられている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

同じく楢村さん設計の林源十郎商店。複数の町家の通り庭をつなげ、自由に散策できる遊歩道が設えられている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

林源十郎商店の通り庭。倉敷のまちで見かける散策路の多くに、楢村さんはかかわってきた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

林源十郎商店の通り庭。倉敷のまちで見かける散策路の多くに、楢村さんはかかわってきた(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「もともと私は古民家が好きとか、古い建物が好きとかそういうわけでもないんです。新しいデザインを追求した結果、古民家がもっている歴史の積み重ねに新しい要素を加えることを考えました。若いころに読んでいたヨーロッパの建築雑誌には、石造りの古い建物をリノベーションした建築が載っていて、これが非常にモダンで格好良いんです。そういうものを見て、自分もやってやろうというモチベーションでしたから、一番新しいデザインだと思ってやっています。長い年月を朽ちることなく耐え抜いてきた古民家に使われているのは、選びぬかれた本物の材料です。いまでは手にはいらないような貴重な材料でつくられているから、時間が経っても古びない、むしろ味わいが増していく魅力があると思います」

いいものをつくることが、保存への近道

楢村さんは建築家として独立した30年以上前に同世代の建築家たちと「古民家再生工房」を立ち上げ、全国の古民家を改修する活動を続けてきました。当時はバブル真っ只中。建築業界では次々に建て変わる建物の更新スピードと並走するように、目まぐるしくデザインの傾向が変わっていきました。そんななか、地道に古民家の改修を続ける楢村さんたちの活動はどのように受け止められたのでしょうか。

「建築の設計に携わっている専門家ほど、『お前らそんな仕事しかないのか』と見向きもしない傾向はありました。でも建物を建てるのは一般の人なんだから、専門家からどう言われようが自分たちが信じたことをやっていけば良いとは思っていました。
地元のメディアに働きかけてテレビやラジオ、雑誌に取り上げてもらったり、講演会や展覧会を自分たちでずっと継続してきて、一般の人たちに建築デザインの魅力や古民家再生の良さを知ってもらおうと活動してきました。
それまでは古民家というと保存する対象で、古い建物を東京の偉い先生が見に来てこれは残すべきだとか、大切に使ってほしいとかそういうことを言ってきたわけです。でも建物の持ち主からすれば、歴史的な価値がどうとか言われてもよくわからないですよね。
それを我々はアカデミックな見方ではなくて、現代の目で見て良いデザインに生まれ変わらせようという視点で設計してきたから受け入れられたんだと思います。若い人たちがここに住みたいと思うようなものにしてしまえば、保存してほしいなんて言わなくても使い続けてもらえるわけですからね」

楢村さんが設計した施設のブティック。古くから使われてきた自然素材を用いつつ、古民家を現代的な建築にリノベーションした。(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

楢村さんが設計した施設のブティック。古くから使われてきた自然素材を用いつつ、古民家を現代的な建築にリノベーションした。(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「そんなことを十年以上やっていたら、倉敷で中心市街地の活性化事業がスタートしたときに声をかけてもらって。もう十五年以上、倉敷の町家再生に携わっています。といっても単に建物を改修するだけではダメで、そこをどんな場所にするのか、お店をやるならどんな内容にするのかとか、どうしたらちゃんと事業として回っていくのかとか、中身のことも一緒に考えていくから設計の仕事は全体の3割位ですね。
なにかお店を入れようと思ったら周りとの調整も必要だし、1つの建物を生まれ変わらせるのに4、5年かかるのが普通です。その間はお金にもならないし、思うようにいかないことばかりで大変ですが、誰かがやらなくちゃいけないことですから。本当はなにも描いていないまっさらな白紙に、倉敷がこんなまちになったら良いななんてイメージを描いていくのが一番楽しいんですが、実現しないとなんの意味もない。思い描いたうちの8割でも7割でも、かたちにして次につないでいくことが、我々がいますべきことだと思っています」

楢村さん設計の「夢空間はしまや」。楢村さんが設計した建物にはどれも観光で疲れた足を休ませてくれる癒やしの空間が用意されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

楢村さん設計の「夢空間はしまや」。楢村さんが設計した建物にはどれも観光で疲れた足を休ませてくれる癒やしの空間が用意されている(写真撮影/ロンロ・ボナペティ)

「理想は観光客に対してではなく、倉敷に住む人にとって良いまちにしていくこと、その結果、外の人が来ても楽しめるまちになるといいなと思ってやってきました。最近は若い人たちが倉敷のまちづくりに関わるようになってきています。私の事務所から独立して町家の改修をやっている人もいるし、頑張って新築をつくっている人も。
そうやって若い人たちが集まってきて、やりたいことを実現できる土壌があって、それがちゃんと経済的にも成り立つだけのポテンシャルがある。これまで倉敷が積み重ねてきた文化の地層に、新しい要素を付け加えながら、次の倉敷をつくっていってほしいですね」

●取材協力
楢村徹さん

上原で戸建て気分

所在地:渋谷区西原
25万円 / 66.25平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩5分

これは代々木上原好きに捧げたい!



天井が高いリビング、たくさんの窓から入る明るい光、駅から徒歩5分という立地。室内は隣の区画と接しているところがないため、戸建て感覚で住めるテラスハウスです。



雰囲気の良いレンガ張りの外壁に木の扉と、外観の可愛らしさにも心ひかれるものがあります ... 続き>>>.
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レトロでかわいい、西荻暮らし

所在地:杉並区西荻北
10万5,000円 / 37平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩4分

★キャンセルのため再募集になりました★



西荻窪ののどかな通りにある、ほっこりレトロな建物。いい感じにレトロな雰囲気を残しつつ、暮らしやすくてきれいな設備・内装にリノベーションされています。



今回の部屋は、ガラスの内窓やタイルがアクセントになった、かわいらしいデザインの空間。浴 ... 続き>>>.
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初めてのひとり暮らしの条件

所在地:江東区永代
10万6,000円 / 23.14平米
東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅 徒歩2分

人によってひとり暮らしの条件は違うと思います。そんな中、この物件は今からひとり暮らしするなら欲しい設備、あって欲しいポイントを押さえているんじゃないかと。



まず、場所。最寄りは門前仲町駅で、駅からは永代通りを歩いて3分。駅前には赤札堂というスーパーやドラッグストア。飲食店や和菓 ... 続き>>>.
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しっくりくる暮らし

所在地:世田谷区深沢
17万2,000円 / 58.01平米
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩15分

ふたり暮らしにバチっとハマりそうな、3階建ての低層マンション最上階の一室。



やりすぎず、手を抜かない。質の良いベーシックな仕上げで、やさしい色合いの家具が似合いそうな、雰囲気良くリノベーションされた空間が自慢です。玄関の土間スペースを広く取った、1LDK+ウォークインクローゼッ ... 続き>>>.
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しっくりくる暮らし – ワンルーム –

所在地:世田谷区深沢
12万9,000円 / 36.5平米
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩15分

ゆったりひとり暮らしにちょうどいい、雰囲気良くリノベーションされた低層マンションの一室。



約13畳のワンルームは期待通り、一目で見渡せる空間が大きく、開放感のある暮らしが楽しめそうなムード。広めのキッチンにしっかりと物が収納できるスペースも。ちょっと植物を飾ったり、育てたりした ... 続き>>>.
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行きたくなるコワーキングco-lab代官山

所在地:渋谷区代官山町
3万8,500~8万6,900円(税込) / 2.36~4.98平米
東急東横線「代官山」駅 徒歩8分

独立や起業すると、まず必要になるオフィス。せっかく借りるなら空間に拘りたいし、人脈も広げたい。それにちょうどいいのはやはりコワーキングスペースだと思うんです。ご紹介するのは渋谷区代官山町にあるコワーキングスペースのブースとデスク。



大小さまざまな会議室、大きなテーブルや窓際のソ ... 続き>>>.
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梅田駅まで30分以内、家賃相場が安い駅ランキング 2022年版

関西トップのターミナル駅である、大阪府大阪市の梅田駅。仕事や遊びの拠点であると同時に、3月に発表された「SUUMO住みたい街ランキング2022関西版」では西宮北口駅と逆転し首位に輝いた。その梅田駅まで電車で30分以内で行ける、ワンルーム・1K・1DKを対象にした家賃相場が安い駅ランキングの最新版を紹介。気になる駅と、その魅力を探る。

梅田駅まで30分以内の家賃相場が安い駅TOP11

※所要時間は、大阪駅、大阪梅田駅、東梅田駅、西梅田駅、北新地駅など梅田駅と地下通路や連絡通路でつながっている場合には当該駅から梅田駅までの徒歩時間を加算している

順位/駅名/家賃相場(代表的な路線名/駅の所在地/所要時間/乗り換え回数)
1位 寝屋川市 3.70万円(京阪本線/寝屋川市/25分/2回)
1位 萱島 3.70万円(京阪本線/寝屋川市/21分/1回)
3位 大和田 3.80万円(京阪本線/門真市/29分/2回)
3位 武庫川団地前 3.80万円(阪神武庫川線/兵庫県西宮市/30分/1回)
5位 四条畷 3.88万円(JR学研都市線/大東市/30分/1回)
6位 島本 4.00万円(JR京都線/島本町/28分/1回)
7位 大日 4.20万円(大阪メトロ谷町線/守口市/24分/0回)
8位 香里園 4.25万円(京阪本線/寝屋川市/29分/1回)〇
9位 俊徳道 4.30万円(近鉄大阪線/東大阪市/29分/2回)
9位 津守 4.30万円(南海汐見橋線/大阪市西成区/25分/2回)
11位 上新庄 4.40万円(阪急京都線/大阪市東淀川区/18分/1回)
11位 住道 4.40万円(JR学研都市線/大東市/26分/1回)
11位 古川橋 4.40万円(京阪本線/門真市/27分/2回) 

京阪本線は観光地も充実

1~3位までは、京阪本線の駅がしめた。京阪本線は大阪市中央区の淀屋橋駅を基点に、ビジネス街の京橋駅や京都市の繁華街の祇園四条駅などを経由して京都市の三条駅までをつなぐ都市間路線。大阪中心部への通勤・通学路線であるが、沿線には現存する遊園地で最古の「ひらかたパーク」や、京都の伏見稲荷大社や清水寺など有名な観光地も数多い。一方で、大阪の2大ターミナル駅である梅田駅と難波駅には直通しておらず、どちらへ向かうにも乗り換えが必要なことが家賃が割安で上位になった理由の一つだろう。

同率1位になった寝屋川市駅と萱島駅は、ともに京阪本線沿線で寝屋川市に位置する。特に寝屋川市駅は寝屋川市の中心駅で、快速急行や通勤快速も停車する。市役所や警察署などの公共施設が周囲に集まっており、家電量販店やホームセンターなどの大型商業施設も充実している。駅近くにはアーケード街が延び、できたての料理を配達してくれる飲食店や雰囲気の良い喫茶店、各種の小売店などが約250mにわたって軒を連ねる大利(おおとし)商店街や寝屋川一番街商店街、レトロな風情の日之出商店街があり、魅力的な個人経営の店も多い。

寝屋川市駅周辺の風景(写真/PIXTA)

寝屋川市駅周辺の風景(写真/PIXTA)

寝屋川市駅周辺の風景(写真/PIXTA)

寝屋川市駅周辺の風景(写真/PIXTA)

大阪府東部の寝屋川市は古くから穀倉地帯であり、京阪間のベッドタウンとして発展した現在も緑が多く残る。駅と並行して流れる寝屋川沿いでは再開発も行われており、道幅を3倍以上にして歩道を整備し、電線も地中化する都市計画が進行中だ。

大阪電気通信大学と摂南大学の寝屋川キャンパスや、大阪府立大学工業高等専門学校への最寄駅であり、学生街の顔も持つ。そうした学生向けの単身者用物件も充実しているが、教育機関の多さから、ファミリー層からの人気も高い。

阪神タイガースの熱狂的ファンは武庫川団地前駅という選択肢も

ランキングは大阪府内の街がほとんどだが、唯一兵庫県に位置するのが、同率3位の武庫川団地前駅。
所在地の西宮市は、「SUUMO住みたい街ランキング2022関西版」の「[関西]住みたい自治体ランキング」で1位の自治体だ。

阪神武庫川線の終点駅で、周辺は閑静な住宅街。印象的な娯楽施設があるわけではないが、スーパーなどは充実。市立図書館の高須分室も近く、こじゃれた雰囲気の喫茶店なども点在している。また、駅付近には病院が目立つ。

武庫川団地前駅(写真/PIXTA)

武庫川団地前駅(写真/PIXTA)

駅名にもなっている武庫川団地は、5500世帯を超える西日本最大の団地。広大な敷地には4つのエリアがあり、保育所から高校までの教育施設やショッピングセンター、市役所の分室などもある。あちこちに公園も点在しており、野球場やテニスコートなどもそろっている。

武庫川線は武庫川と並走しているが、武庫川団地前駅は武庫川が流れ込む大阪湾が近い。武庫川団地の南側は工業地帯だが、その無骨さよりも自然豊かな印象の方が強く感じられそうだ。大阪湾沿いにある鳴尾浜臨海公園は海が一望できる広大な芝生広場や海づり広場があるほか、近くには天然温泉が楽しめるスーパー銭湯もある。また、プロ野球人気球団の阪神タイガースのファーム拠点である阪神鳴尾浜球場までも約1.7km。趣味を満喫するには穴場かもしれない。

鳴尾浜臨海公園(写真/PIXTA)

鳴尾浜臨海公園(写真/PIXTA)

5位は大東市にある四条畷(しじょうなわて)駅。区間快速や快速も停車する。JR学研都市線は梅田駅に直通はしていないが、沿線上の北新地駅は梅田駅と地下通路でつながっている。実質的には改札の遠い梅田駅、といった存在なので、乗り換えなしでの利用も可能だ。

所在地はぎりぎり大東市だが、同名である四条畷市の中心駅の扱いになる。四条畷市は市内の約3分の2が生駒山地で占められており車利用が多い地域のため、大きな商業施設は少し駅から離れた場所にある。しかし深夜まで営業しているスーパーが周辺にあり、駅を中心に昔ながらの商店街「四條畷商店会」も残る。

四条畷市は市の一部が国定公園の「金剛生駒紀泉国定公園」に指定されており、自然が多く残る。また鎌倉時代末期の武将、楠木正成とゆかりが深く、正成の嫡男の正行が命を落とした「四條畷の戦い」の場所としても知られ、駅から少しいくと、正成らをまつった四條畷神社がある。ほかにも、貝塚跡や古墳など古代の史跡から、2021年には戦国武将の三好長慶が居城とした飯盛城跡が国史跡に指定されるなど、歴史ロマンにあふれた街でもある。

新区間開業で急発展の俊徳道駅、古川橋駅は人気向上が期待

9位の俊徳道駅は近鉄大阪線の駅。普通列車のみの停車駅だが、急行が停車する隣駅の布施駅との距離は約1.2km。物件の立地によっては急行も利用できそうだ。また、俊徳道駅は同名のJRおおさか東線の駅と隣接しており、2路線使用できる。JRおおさか東線は2019年に新区間が開業して、新幹線の停車駅である新大阪駅まで乗り換えなしで行けるようになっており、交通利便性のよさとお手ごろな家賃のバランスがとれたエリアといえそうだ。

おおさか東線 JR俊徳道駅(写真/PIXTA)

おおさか東線 JR俊徳道駅(写真/PIXTA)

周囲は住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気が漂う。駅前は最近整備が終わり、JRとの間に屋根のある動線もできて安心感がある。かつてはスーパーに困ることこそなくても飲食店事情のさびしい地域であったが、JRおおさか東線の新区間開業にともない、近年はおしゃれな店などを見かけることも。また所在地である、ものづくりの街としてしられる東大阪市ならではといえそうな、レンズメーカーがカフェも併設するショールームなど、個性的な店舗も点在している。

布施駅と反対方面の隣駅の長瀬駅は、西日本最大級の学生数の近畿大学の最寄駅。駅間距離は約1.1kmで、徒歩圏内だ。進学による初めての一人暮らしの場所の選択肢に、入れてみてもよさそうだろう。

同率11位の古川橋駅は門真市に位置する。京阪本線の区間急行の停車駅だ。駅すぐそばにはイオンなどの大型スーパーも充実。チェーン系から落ち着いた雰囲気のカフェまで飲食店も多く、日常生活にはなにかと便利な地域だ。門真運転免許試験場の最寄駅でもある。

市名を冠する隣駅の門真市駅との距離は約800mで、徒歩圏内。門真市駅は伊丹空港こと大阪国際空港へ向かう大阪モノレールの乗り換え駅で、遠隔地への出張の多いビジネス―パーソンにも心強いだろう。門真市駅付近には、2023年にららぽーととコストコの開業も控えている。

近場な便利な大型施設が多い一方で、駅周辺にはレトロな小さい商店街など昔ながらの街並みも残る。そうしたエリアや駅北側の廃校跡の再開発が決定し、地域に開放された交流スペースなどの設置も予定された門真市初のタワーマンションや商業棟、憩いの場づくりが計画。市の玄関口にふさわしい、複合的な都市機能の集積を目指すという。竣工は2026年の予定で少し先だが、今からチェックしておいてもいいかもしれない。

梅田駅は、JR大阪駅北側の再開発「うめきた2期地区開発プロジェクト」が進み、2023年には関西国際空港に直結するJRの新駅が開業予定。閉塞感の否めない昨今だからこその、将来への期待感の高まりも感じられた。期待があれば、部屋探しも楽しくなる。楽しい将来のためにも、ねらい目の部屋を見落とさず、自分にフィットする部屋を見つけたいものだ。

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている梅田駅まで電車で30分以内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2022/2~2022/4
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出(2022年4月25日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が2回までの駅を掲載

小さな空間、豊かな暮らし

所在地:墨田区錦糸
7万円 / 13.92平米
半蔵門線「錦糸町」駅 徒歩3分

◆ 賃料が下がりました! ◆



約14㎡の超コンパクトな空間ながら、極限まで空間を立体的に使い切るリノベーションにより、まさかのリビングとワークスペースまで確保した凄腕物件。



1階には2022年7月に、美味しいコーヒーと焼き菓子があるカフェ『私立珈琲小学校』がオープンしたばかり ... 続き>>>.
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大胆に吹き抜ける、集合住宅

所在地:世田谷区代沢
20万~28万円 / 55.37~81平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩13分

建築家、千葉学氏による設計の集合住宅。



世田谷区代沢の閑静な住宅街に突如現れる白亜の建物は、青空に映え、品格とオーラを放っていました。



今回募集するのは、エントランスすぐ手前の1階と、3階の区画。各階左右の住戸と隣接しないよう設計されています。



室内は両区画とも、広いリビン ... 続き>>>.
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「アーティスト」の隠れ家

所在地:渋谷区猿楽町
7,790万円 / 64.3平米
東急東横線「代官山」駅 徒歩8分

ありきたりじゃ物足りない方へ、五感を刺激する空間が待っています。



広いお庭がついた、特別感のある一室。道路から1階分上がった高い位置にお部屋があり、お庭越しに視界が開け、開放的で気持ちいいです。庭木が植えられた大きな花壇があり、緑が青々と茂り、まるで戸建のようなお庭になっていま ... 続き>>>.
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ドラマ『魔法のリノベ』放送開始! リノベーション理解や事業者選びのヒントにも

7月から「魔法のリノベ」というテレビドラマがスタートした。リノベとはリノベーションのこと。住宅関連のテーマのドラマなので、さっそく視聴した。住宅の間取りや製品などが多く登場するのだが、住宅建材・設備機器メーカーの企業LIXILが製品をドラマの撮影セットに提供しているという。で、ドラマはと言うと……。

【今週の住活トピック】
システムキッチンや水栓、サッシ、インテリアなどLIXIL製品をドラマ撮影セットに美術協力/LIXIL

テレビドラマ「魔法のリノベ」放送スタート!

関西テレビの「魔法のリノベ」サイトを見ると、「人生こじらせ凸凹営業コンビが、“住宅リノベ”で家や依頼人の心に潜む魔物をスカッと退治!」とある。どうやら、住宅のリノベーションを通じて、依頼した家族の人生のリノベーションまでしてしまうことが、「魔法のリノベ」という意味らしい。

原作は星崎真紀さんの漫画だ。筆者は漫画を拝読していないので、放送されたテレビドラマでしか、その内容を把握できていない。初回は、波瑠さん演じる真行寺小梅が、間宮祥太朗さん演じる福山玄之介が営業を務める『まるふく工務店』に転職してくる下りが描かれ、中山美穂さんと寺脇康文さんが演じる夫婦の古い家をリノベする…という展開だった。

LIXILによると、このドラマの「1階 まるふく工務店」と「2階 玄之介の部屋」に、システムキッチンや水栓、サッシ、インテリアなどの製品を美術協力しているという。

玄之介の部屋(出典/LIXILニュースルームより)

玄之介の部屋(出典/LIXILニュースルームより)

玄之介の部屋のリビングで、小梅が登山用の寝袋にくるまって寝ていて、芋虫状態で子どもに発見されるというシーンがあった。工務店の2階というからには、それなりの設備機器が設置されていて当然だろう。LIXILでは、最新のシステムキッチンやキッチン・リビング収納、非接触で吐水/止水ができるタッチレス水栓、ハイブリッド窓、内装壁機能タイル、インテリア建材などを美術協力していているという。

美術協力しているLIXILの製品(出典/LIXILニュースルームより)

美術協力しているLIXILの製品(出典/LIXILニュースルームより)

住宅のリノベーションとはなんだ?

今ではよく使われる用語になっている「住宅のリノベーション」だが、実は正式な定義はない。

一般的に住宅業界では、リフォームは経年劣化した部分を建築当時の水準に戻す改修工事のこと。リノベーションとは、キッチンなどの設備の交換や間取りの変更などの大規模な改修工事だけでなく、いまの生活を快適にするレベルに住宅の性能を引き上げることも含んでいる。たとえば、第1話で中山美穂さんの実家をリノベーションする際に、キッチンの交換や間取りの変更に加えて、古い家なので耐震性も引き上げようという話が出ていた。耐震基準なども年代によって変わってくるので、いまの基準に引き上げることが安全性確保のために大切だからだ。

リノベーション業界の団体である(一社)リノベーション協議会のホームページを見ると、リノベーションを次のように定義している。

「リノベーションとは、中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修を行うこと。例えば、水・電気・ガスなどのライフラインや構造躯体の性能を必要に応じて更新・改修したり、ライフスタイルに合わせて間取りや内外装を刷新すること」

この定義について、リノベーション協議会の会長である内山博文さんに話を聞いた。
この定義は10年以上も前、協議会を立ち上げる時に決めたもので、当時はリフォームとリノベーションの違いもあいまいだった、という。包括的な改修としたのは、住宅の機能改修というハード面だけでなく、そこに住む利用者のソフト面も含めて、住宅の価値を上げていこうという考えだった。

10年以上経ったいまでは、世の中にリノベーションがポジティブに受け取られて、今住んでいる住宅をリノベーションするだけでなく、中古住宅を買ってリノベーションをして住むという選択肢も一般的になってきた。リノベーションが、新築という規制の枠にはまらない、自分らしい暮らしをデザインするのに最適な方法だと気づいたからだろうと、内山さんは見ている。

リノベーションで魔法はかけられる?

さて、ドラマタイトルに「魔法の」という修飾語がついているが、「リノベーションで魔法はかけられるか?」と内山さんに聞いてみた。「事業者もいろいろあるので、すべての事業者に当てはまるとは思わないが」という前置きはあったが、「生活者の目線で一緒に課題を解決できる事業者が増えてきたと思っている」と、会長らしい視点のコメント。生活者の希望を超えるものを提案できる、ある意味で魔法が使える事業者も数多くいるということだろう。

第2話では、夫婦別寝室プランを夫婦それぞれで希望するが、希望している理由に加えて、夫婦の関係性を読み取ってプランを提案していた。生活者と同じ目線で課題を解決してこその提案だ。

最後に、「このドラマに、どんなことを期待しているか?」と聞いた。内山さんは「ドラマは、2社のリノベーション事業者が競争する展開となっているので、どういう会社を選んだらよいかということが、視聴者に伝えられることに期待している」という。

ドラマでは、事業者側の都合を上手に隠して顧客に提案するライバル会社と、生活者目線で提案する小梅たちの会社が競争をする形になっている。実際に、リノベーションをやるという事業者は多いが、事業者の提案はそれぞれ異なる。当初の玄之介の営業のように、顧客の希望条件をそのまま図面にする提案もあれば、小梅のように生活者の代わりに課題を解決する提案もある。なかには、顧客の希望を無視した事業者側の都合による提案もあるかもしれない。

建築の専門知識のない一般の消費者には、その違いがわかりにくいだろう。となると、各社から見積もりを取った結果、工事費用の金額だけに目が行きがちということも。ドラマ効果で、提案内容をしっかり見極めるということが一般的になって、自宅での暮らしの価値を上げるようなリノベーションが実現することを、筆者も大いに期待している。

●関連サイト
ドラマ「魔法のリノベ」ホームページ
LIXILニュースルーム「7月スタートのカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「魔法のリノベ」 番組枠内で“夏の断熱リフォーム”を訴求するインフォマーシャルを放映開始」

天高自慢のガクダイ【事務所可】

所在地:目黒区中央町
8万9,000円 / 24.83平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩10分

約2.6mと、天井がちょっと高めのワンルーム。窓も大きく、気持ちいい物件です。



学芸大学駅から少し歩いた住宅街。ちょっと前に閉館したホテルクラスカの近くと言えばピンとくる人もいるかと思います。



3階建の建物の2階部分が、今回の区画。



仕切りのないミニマムなワンルームですが、 ... 続き>>>.
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赤い衝動

所在地:品川区上大崎
12万6,000円 / 35.94平米
南北線・都営三田線「白金台」駅 徒歩7分

バン!と部屋に立てられた赤い壁のインパクトたるや!フレッシュなトマトのように情熱的な赤は、白系で統一されたシンプルな部屋の中で一際、存在感を放っています。



南向きの窓から見えるのは爽やかな青空。気持ちの良い光をなるべくたくさん部屋に取り込めるよう、あえてクローゼットと居室部分を ... 続き>>>.
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そのままを引き継いで

所在地:新宿区東五軒町
36万~53万円(税込) / 97~129.96平米
東西線「神楽坂」駅 徒歩10分

神楽坂駅から徒歩約10分ほどのところにある、スタイリッシュでミニマムな外観の気になる建物。室内はいたるところに使われた木の風合いと、大小さまざまな窓からの光が相まってやさしい印象の空間です。



おかげで、とんがった印象の多い細長い間取りも、やわらかく感じます。今回は、二つのパター ... 続き>>>.
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マンションも木造の時代に! 耐震性や遮音など住みごこち満足度98%のお墨付き 「MOCXION INAGI」東京都稲城市

法律の改正により国土交通省が民間での木材活用を推進したこともあり、2021年から木造ビルが各地に誕生し、今、かつてないほど「木造建築」に注目が集まっています。なかでも、2021 年に完成した「MOCXION INAGI(以下、モクシオン稲城)」(三井ホーム)は木造マンションの幕開けを象徴するような建物です。入居者の実際の住み心地や満足度、マンションの性能、今後どのように普及していくかについて紹介します。

遮音、耐震性もバッチリ! 入居者の98%が住み心地に満足と回答

高層ビルやマンションは珍しいものではありませんが、その多くはコンクリートと鉄骨鉄筋で、構造でいうと、鉄筋コンクリート(RC造)や、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)にあたります。だからこそ、記事冒頭のように一見よくある新築マンションが「木造なんだよ」と言われたら、多くの人は驚くのではないでしょうか。

「木造マンション」という新しいカテゴリーを生み出した「モクシオン稲城」一見、よくあるマンションですが、実は「木造」なんです(写真撮影/片山貴博)

「木造マンション」という新しいカテゴリーを生み出した「モクシオン稲城」一見、よくあるマンションですが、実は「木造」なんです(写真撮影/片山貴博)

そんな驚くような木造マンション「モクシオン稲城」が2021年11月、東京都稲城市に完成しました。総戸数は51戸、間取りは2LDK~3LDK、専有面積は50平米~96平米で、シングルからディンクス、子どものいる世帯が暮らしています。1階はRC(鉄筋コンクリート)造で、2~5階に木造枠組壁工法を採用しています。賃料は稲城駅の周辺物件の相場よりも高額な設定でありながらも、見学した人の約7割が入居を申し込みたい(内覧即申し込み含む)と回答し、募集開始後約1カ月で満室になるほどの人気物件です。

エントランスの上部にも木をあしらっています。木ってやっぱりカッコいい(写真撮影/片山貴博)

エントランスの上部にも木をあしらっています。木ってやっぱりカッコいい(写真撮影/片山貴博)

木造の建物というと、音や耐火性、耐震性などが心配という人もいるかもしれませんが、住み心地はどうなのでしょうか。

「入居から4カ月が経過した今春、アンケートをしましたが、入居している47世帯からの回答のうち98%もの人が満足と回答してくださっています」と話すのはこのプロジェクトの推進責任者の依田明史(よだあけし・三井ホーム)さん。では、どのような点に魅力を感じているのでしょうか。

「入居開始が12月だったので、入居者のみなさんは冬をマンションで過ごされたわけですが、断熱性にすぐれ、結露が少なくて快適、天井高や断熱、遮音といった点で高く評価していただいています。耐震性でいうと、3月には東京都で震度4の地震が発生しましたが、その際も揺れてモノが落ちるなどもなく、コンクリートのマンションに住んでいたときと体感はまったく変わらなかったとのコメントも聞きました」(依田さん)

「木造」マンションを推進した依田さん。完成するまでは「木造でしょ」と言われることが多く、悔しい思いをしたことも(写真撮影/片山貴博)

「木造」マンションを推進した依田さん。完成するまでは「木造でしょ」と言われることが多く、悔しい思いをしたことも(写真撮影/片山貴博)

見学のきっかけは、「木造マンションに興味」「脱炭素に貢献」

木造建築物をめぐる法改正などの背景はSUUMOジャーナルでもお伝えしてきましたが、そうはいっても、「一戸建てではない木造建築に住みたい!」と意欲的な人は実はまだごく少数なのではないでしょうか。そもそも、入居者のみなさんは、「木造マンション」のどのあたりに魅力を感じて、見学にいらっしゃったのでしょう。

「見学者のみなさんに来場のきっかけのアンケートをしたのですが、『木造マンションに興味があった』が2位、『木造マンションは地球環境にやさしく脱炭素に貢献』が6位となっていました。実はこの『脱炭素に貢献』というのは、マーケットにおける環境意識の変化を知りたくて手探りで選択肢に入れたのですが、驚くほど上位に来ていました。私たちが思っている以上に、環境意識が高まっているのだと思います」と依田さんは分析します。

回答数89、複数回答可

回答数89、複数回答可

近隣エリアからの見学者は当然のことながら多かったそうですが、東京都品川区や文京区といった都心部からの住み替えもあったといい、いかに木造マンションが注目されていたかがわかります。

「コロナ禍で、多くの企業でテレワークが導入されたことで、郊外で少し広め、質のよい建物に住みたいという需要をくみ取れたと思います。室内の広さを確保したい、地球環境意識の高まりなど、まさに時代の流れにあった建物が完成したと思っています」(依田さん)

エントランスホールには木をふんだんにあしらった和モダンな雰囲気に(写真撮影/片山貴博)

エントランスホールには木をふんだんにあしらった和モダンな雰囲気に(写真撮影/片山貴博)

廊下は建物に内包された「内廊下方式」に。高級感があっていいですよね(写真撮影/片山貴博)

廊下は建物に内包された「内廊下方式」に。高級感があっていいですよね(写真撮影/片山貴博)

部屋番号も木製。こういう遊び心のある造りも心躍ります(写真撮影/片山貴博)

部屋番号も木製。こういう遊び心のある造りも心躍ります(写真撮影/片山貴博)

1階のモデルルーム。木造マンションへの関心は高く、デベロッパー、不動産会社、金融機関など見学希望が絶えないそう(写真撮影/片山貴博)

1階のモデルルーム。木造マンションへの関心は高く、デベロッパー、不動産会社、金融機関など見学希望が絶えないそう(写真撮影/片山貴博)

5階のモデルルーム。最上階ですが表面に木材を使って仕上げています(写真撮影/片山貴博)

5階のモデルルーム。最上階ですが表面に木材を使って仕上げています(写真撮影/片山貴博)

テレワークを想定した部屋。コロナ禍のテレワーク需要に応える結果に(写真撮影/片山貴博)

テレワークを想定した部屋。コロナ禍のテレワーク需要に応える結果に(写真撮影/片山貴博)

RC造(写真左)には柱や梁(はり)のでっぱりがありますが、木造(写真右)は壁面工法のため梁のでっぱりがなく、部屋がより広く、のびやかな空間になるのがおわかりいただけますでしょうか(写真撮影/片山貴博)

RC造(写真左)には柱や梁(はり)のでっぱりがありますが、木造(写真右)は壁面工法のため梁のでっぱりがなく、部屋がより広く、のびやかな空間になるのがおわかりいただけますでしょうか(写真撮影/片山貴博)

写真を見ていただくとわかると思いますが、エントランスや内廊下、キッチン、リビングなど、随所に木が使われていて、一般的な賃貸物件のデザイン・仕様とは一味違います。

建物をつくる、住む、解体する。すべてのステップで環境負荷を軽減

木造建築の強みとして(1)快適で住み心地がよい、(2)断熱性にすぐれる、(3)軽量で施工性にすぐれるが挙げられますが、それだけではありません。

「『木』で建物をつくるということは、S(鉄骨)造、RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造と違い、二酸化炭素を大気中に戻さないわけですから、この建物で炭素を数十年間貯蔵しているわけです。この建物だと約736.4トン、貯蔵している計算になり、これは樹齢35年の杉の木に換算すると約3,000本に相当します。また、建築にかかる二酸化炭素排出量はRC造の半分程度で、将来、解体するときも二酸化炭素の排出量が抑えられるでしょうし、解体後も木材なら再利用も可能です」と依田さん。

コンクリートは二酸化炭素を吸収してくれませんが、木は二酸化炭素を吸収して大きくなります。木材を使っている住まいだとそれだけで「二酸化炭素を貯蔵している」というのは、新しい発見です。また、冒頭に挙げたとおり、(2)木材は断熱性にすぐれているという特性を活かし、省エネルギー集合住宅の証である「ZEH-M oriented(ゼッチ・エム・オリエンテッド)」の認証を取得。住んでいる人から見ると、真夏の冷房、真冬の暖房使用量が少なくて済み、より省エネルギーになるというわけです。よく、“つくる責任、使う責任”といわれますが、トータルで見ても環境性能にすぐれる木造建築は、非常に時代に合った建物といえそうです。

中層建築・大型建築を可能にした高強度耐力壁「MOCX wall」(写真撮影/片山貴博)

中層建築・大型建築を可能にした高強度耐力壁「MOCX wall」(写真撮影/片山貴博)

モデルルームでは生活音を再現し、音の伝わり方を体験できて、遮音性の高さに驚くはず(写真撮影/片山貴博)

モデルルームでは生活音を再現し、音の伝わり方を体験できて、遮音性の高さに驚くはず(写真撮影/片山貴博)

木材に加えて、構造的にも高気密・高断熱とすることで、住宅性能評価の「断熱等性能等級4」「一次エネルギー消費量等級5」を取得(写真撮影/片山貴博)

木材に加えて、構造的にも高気密・高断熱とすることで、住宅性能評価の「断熱等性能等級4」「一次エネルギー消費量等級5」を取得(写真撮影/片山貴博)

課題は部資材や人材確保。「木造マンション」を当たり前の時代に

実は木造マンション、環境負荷が低いだけでなく、工期を短縮できることから、RC造と比較して「建築費が安く、工期も早い」という利点もあったそうですが、昨今のウッドショックの影響と世界情勢による建築費の高騰から「安くて早い」とは断言しにくくなったとのこと。

「住宅建材全般の急激な値上がりが激しいのと、工事を実施する土地の周辺事情により建築費と工期は違ってきます」と依田さん。

もう一つ、今まで木造住宅の普及のネックになってきたのがとポータルサイトでの「ジャンル」です。

「一般的にはアパートよりマンションの方が価値が高いと認識されています。しかし、今まで弊社でどんなによい木造賃貸住宅をつくっても、SUUMOほか、ポータルサイトでは規約によりマンションで募集登録できませんでしたし、同業他社からは『木造アパートはマンションでないため経年すると価値が下がり入居者募集に苦労しますよ』と言われてきました。どんなにいい木造建築をつくっても評価されないのだと、悔しい思いをしてきたんです。今回、一定の要件のもと、木造住宅でも『マンション』として募集できるようになりました。さらに、プロ投資家に向けて、住宅性能評価書と投資判断に重要とされるエンジニアリングレポートを取得することで、木造でもRC(鉄筋コンクリート)造と同等の減価償却期間47年が可能となることを証明し、木造建物に投資する門戸を広げました」(依田さん)

今後の課題は、木材の確保、部資材の調達、施工監理などの人材育成だといいます。
「普及を考えたときの木材や、木造マンションに合った建材、部資材の確保は課題といえるでしょう。あわせて施工してくれる人材は必要不可欠なので、その点を解決していきたいですね。これは私の後輩の役割となると思いますが、RC造と同様に、木造マンションが当たり前の選択肢として世の中に広まっていったら、と願っています」(依田さん)

「同潤会アパート」や「霞が関ビルディング」のように、時代の転換点を象徴するような「建築物」がありますが、後世から振り返ってみたとき、「モクシオン稲城」もそのような存在になるのかもしれません。

●取材協力
モクシオン稲城

野毛じゃん【メゾネット】

所在地:横浜市中区野毛町
12万2,000円 / 40.92平米
京浜東北線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅 徒歩5分

野毛は桜木町駅と日ノ出町駅のちょうど間くらいのエリアで、古くからある繁華街です。



小さい飲み屋がずらりと並び、お酒好きにはたまらないはず。休日は、動物園がある緑いっぱいの野毛山公園でのんびりと過ごしたり、みなとみらいエリアに買い物に行ったり。



年に数回開催される野毛大道芸は多 ... 続き>>>.
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素材感と開放感のデザイン

所在地:横浜市港北区日吉本町
8万7,000円 / 32.88平米
東急東横線「日吉」駅 徒歩4分

日吉駅から商店街を歩いて数分。邸宅街の一角にカッコよくデザインされた建物があります。周辺はお屋敷・豪邸が建ち並んでいて、静かな住宅街、駅から4分とは思えない環境です。



塀は白、建物は黒、一部分アクセントにレンガが使われ、周辺の豪邸に負けない存在感があるデザインになっています。重 ... 続き>>>.
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歴史を重ねた、緑とヴィンテージ

所在地:中野区白鷺
6,980万円 / 136.22平米
西武新宿線「鷺ノ宮」駅 徒歩12分

★価格を変更いたしました★



緑に埋もれる重厚感のある建物。長い年月を重ねて築いた貫禄があり、地域の人からも愛され、憧れの場所に。



かつて神学校があった歴史のある土地に建てられた、このマンション。敷地にはたくさんの木々が植えられ、桜やヒマラヤスギなど、当時からある木々がマンショ ... 続き>>>.
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目黒の丘のヴィンテージ

所在地:目黒区三田
9,480万円 / 94.09平米
山手線・南北線・東急目黒線・都営三田線「目黒」駅 徒歩10分

目黒の高台にそびえ立つ、渋いダークグレーのヴィンテージマンション。



目黒区の中でも三田は古き良き建物が多く、高台で見晴らしが良いため、東京R不動産でも紹介することの多いエリア。目黒へも恵比寿へも徒歩圏内の立地ですが、落ち着いた環境です。



今回ご紹介する物件は、その中でも際立ち ... 続き>>>.
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カクカクレトロに拠点を

所在地:渋谷区東
31万3,500円(税込) / 71.04平米
山手線・湘南新宿ライン・埼京線「渋谷」駅 徒歩7分

八幡通りにずしりとそびえる、凸凹の立体感が目をひくマンション。前を通るたびに、かなり気になっていた建物です。そんなレトロなマンション、5階の一室をご紹介。



この部屋はシンプルな事務所仕様の間取りと内装に仕上がっています。広めなフロアと約6畳の個室のつくり。数人での事務スペースと ... 続き>>>.
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見逃してはならない家

所在地:渋谷区広尾
16万5,000円 / 46平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩10分

心くすぐるレトロな外観と、雰囲気良くリノベーションされた室内。そして立地は大使館が立ち並び、品のある広尾の静かな住宅街。こんな走攻守揃った家を見逃してよいのでしょうか?(いえ、いけません!)



まず初めにこの家の弱点をお伝えすると、エレベーター無しの4階ということ。階段でもこの物 ... 続き>>>.
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恥ずかしがり屋さんの店

所在地:渋谷区広尾
39万6,000円(税込) / 48.3平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩1分

それにしても、ここまで隠れなくても、、、、というぐらい隠れ家です。

恥ずかしがり屋さんにピッタリです。

でも、でもね、広尾駅から徒歩1分。広尾商店街から至近距離なんです。



住むことも出来る設備が整った戸建てですが、店舗もOK。

大家さんと私の密かな願いは、誰かがBARをやってく ... 続き>>>.
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分けて、くつろぐ。

所在地:横浜市旭区鶴ヶ峰
6万3,000円 / 21.05平米
相鉄線「鶴ヶ峰」駅 徒歩11分

横浜駅から相鉄線で15分ほどのところにある鶴ヶ峰駅。



あまり知られてませんが、横浜市の副都心として位置づけられている大きな街で、賑わいを見せる商店街もあります。



一戸建てが建ち並ぶ中、ひときわ目立つ建物がこの物件。



部屋の扉を開けると土間になっており、そこはキッチン、洗濯機 ... 続き>>>.
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山手の中腹に実力者あり

所在地:横浜市中区山手町
11万2,000円 / 33.85平米
みなとみらい線「元町・中華街」駅 徒歩3分

元町から港の見える丘公園に向かう坂の中腹のカーブに、この建物が立っています。



昔からとても雰囲気のある建物で、以前に改修が入り、いい味を残しつつ、より深みが増した感じです。



建物全体は店舗、ギャラリー、住居となっていて、今回募集の部屋は3階の住居部分です。



室内構成はワンル ... 続き>>>.
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ともに走る仲間を!

所在地:品川区上大崎
16万5,000円(税込) / 17平米
山手線「目黒」駅 徒歩3分

人々のくらしが楽しく豊かになる「場の再生と創造」を通じて、「不動産・建築・リノベーション」を切り口に、社会や街の課題に日々取り組むオーナー。



そんなオーナーの、目黒駅近くに構えるオフィスの1区画に入居してもらえる方を募集しています。



募集するのは3階部分まるごと。17㎡とあり ... 続き>>>.
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秘密の屋根裏部屋!?

所在地:大田区大森北
9万6,000円 / 39.33平米
京浜東北線「大森」駅 徒歩7分

人は見た目で判断出来ないですが、建物もそうなのですね。



1階に飲食店、2階にスナックとジャンクな感じの雑居ビルですが、今回ご紹介の5階の部屋は、見た目とは裏腹。



室内は白く、明るい。窓が多く、ベランダからの景色が意外と抜けていて、室内で感じる風も爽やか。この部屋は11年前にリ ... 続き>>>.
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いよいよリアルになる熱海 【賃貸】

所在地:静岡県熱海市伊豆山
9万8,000円 / 39.1平米
東海道線・東海道新幹線「熱海」駅 バス7分 「伊豆山小学校」バス停 徒歩3分

★賃料下がりました★



「熱海」といえば小旅行で訪れたりセカンドハウスとして滞在する場所というイメージかもしれませんが、テレワークが定着化しつつある昨今、熱海〜東京駅まで約40〜50分で新幹線通勤できちゃう距離感により、移住先としてもグッとリアルさを増している街かもしれません。

... 続き>>>.
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変わりゆく街、変わらないもの

所在地:港区虎ノ門
51万5,000円(税込) / 66.42平米
銀座線「虎ノ門」駅 徒歩1分

再開発により、目まぐるしい変化を遂げてきた虎ノ門エリア。高層ビルが立ち並び、近未来的な風景が広がる一角に、今回ご紹介する時代に取り残されたような古い木造の建物があります。



今までこの地に根を張り、残ってくれていたことに感謝の念を感じずにはいられません。決して大げさではなく、この ... 続き>>>.
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吉祥寺トイボックス

所在地:武蔵野市吉祥寺本町
14万円 / 40.35平米
中央線・井の頭線「吉祥寺」駅 徒歩5分

「吉祥寺」駅から徒歩5分。レトロマンションの中に、思いのほかポップな部屋が隠れていました。



室内でまず目に飛び込んでくるのは、青×黄色のカラフルな箱。箱の中は、キッチンと洗濯機置き場です。



壁の一部が有孔ボードになっているので、フックをかけたり棚をつけたりと、好みのアレンジを ... 続き>>>.
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渋谷ドーム

所在地:東京都渋谷区渋谷
23万9,250円 / 28.8平米
山手線「渋谷」駅 徒歩7分

ひねりのないタイトルで申し訳ございません。

このインパクト、言葉で説明することの意味を感じません。

ご覧の通りです。



渋谷ドームで働きませんか?



専有部分に水回りはありませんので、面積いっぱいワークスペースとしてご利用いただけますので、かなり広々と使えます。



渋谷駅と表参道 ... 続き>>>.
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工務店の「本気」のワンルーム

所在地:八王子市暁町
5万円 / 16.07平米
中央線「八王子」駅 徒歩17分

★賃料下がりました!★



コンクリートや鉄管、タイルに木。既製品ではなく、ひとつひとつの素材を組み合わせ、形づくり、仕上げていった、こだわりが詰まった空間です。センスと技術を兼ね備えた工務店さんが、自らの設計と感覚でつくっていて、独創性に溢れています。



一番の魅せ場は、木製の天 ... 続き>>>.
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倉敷の木密地域が「防災大賞グランプリ」! 美観地区を防災とにぎわいの拠点に 岡山・あちてらす倉敷

全国にある木造住宅が密集する地域は、木密地域(もくみつちいき)と呼ばれ、火災の発生や、細い路地を緊急車両が通れないなどの防災上のリスクを抱えています。岡山県倉敷市では、長年、駅前の木密地域の再開発を構想し、2021年10月に複合施設「あちてらす倉敷」をグランドオープンしました。地域防災の強化とともに住環境を改善したプロジェクトは、強靭な国づくり、地域づくりの活動等を実施している企業・団体を評価・表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2022」で最高位の「グランプリ」を受賞。こちらの事例を通じて、木密地域における街づくりの課題と、どう乗り越えてにぎわいに結びつけたのかを取材しました。

木造住宅が密集する市街地は、火災や自然災害のリスクが高い

倉敷市では、倉敷駅に近い市中心部(阿知3丁目東地区)に老朽化した木造住宅が密集する地域があり、過去には火災が発生していました。さらに狭小敷地が多く、狭い道路や行き止まり道路が多いため、消防車による消防活動が難しいという防災面での課題がありました。

再開発前の阿知地区の木密地域。駅前に老朽化した住宅や店舗が立ち並んでいた(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発前の阿知地区の木密地域。駅前に老朽化した住宅や店舗が立ち並んでいた(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発前の商店街。シャッターを下ろしたままの店舗が多く、人通りが少なかった(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発前の商店街。シャッターを下ろしたままの店舗が多く、人通りが少なかった(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

2011年の東日本大震災で住宅密集地域が甚大な被害を受けたことから、翌年、国土交通省は「地震時等に著しく危険な密集市街地」を公表。当時、全国で約6000haにのぼり、そのうち東京都が約1683ha、大阪府が約2248haを占めていました。首都直下型地震が予想される東京都で、一層の木密地域解消を目標に「不燃化10年プロジェクト」がはじまったのもこの時期でした。

一方で、木密地域には、固有の文化やコミュニティが形成され、特色をもった地域の魅力がつくり出されている場合もあります。阿知地区の南側は、白壁土蔵のなまこ壁、軒を連ねる格子窓の町屋など日本の伝統的で美しい街並みが保全されている美観地区と接しています。再開発では、防災力を向上するだけでなく、倉敷の個性や魅力が伝わる街づくりを目指しました。

柳並木が連なる倉敷川沿い。国から重要伝統的建造物群保存地区に指定されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

柳並木が連なる倉敷川沿い。国から重要伝統的建造物群保存地区に指定されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

古い商店街を含む市街地が、ホテルと分譲マンション・商業・公共施設を有した複合施設「あちてらす倉敷」に生まれ変わった

JR岡山駅から在来線で約20分、JR新大阪駅からは新幹線と在来線で約1時間半の倉敷駅。南側には、昭和初期から続く一番街商店街がありましたが、近年は空き店舗が目立ち、建物の老朽化が進んでいました。倉敷市では、1994年ころから、木密地域の再開発を構想していましたが、建て替えが進みにくい状況でした。2007年4月から始まった「倉敷市阿知3丁目東地区第一種市街地再開発事業」に2016年1月から参画した旭化成不動産レジデンス開発営業本部齋藤淳さんに開発の経緯を伺いました。

再開発エリアは、倉敷中央通りと倉敷一番街商店街にはさまれた約1.7haで、駅からは徒歩5分。倉敷駅と美観地区の中間地点にある(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発エリアは、倉敷中央通りと倉敷一番街商店街にはさまれた約1.7haで、駅からは徒歩5分。倉敷駅と美観地区の中間地点にある(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

「再開発事業は、倉敷市の意向をふまえながら、事業コンサルタントで設計監理者のアール・アイ・エーと工事を請け負った特定業務代行者藤木工務店と共に官民一体で推進してきました。旭化成不動産レジデンス、株式会社NIPPOは、マンション事業者としてマンションの商品開発を担いました。過去に何度も火災があったと聞いていましたし、再開発途中に西日本豪雨による真備町の洪水がありました。火災、水害への備えはもちろんですが、美観地区の玄関口として、街全体の魅力を高める街づくりが必要だと考えていたんです。それらをふまえ、『あちてらす倉敷』の開発に着手しました」(齋藤さん)

再開発工事中の阿知3丁目地区。再開発事業では、施行地区内の木造建築物を解体し、建て替えや道路整備を行った(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発工事中の阿知3丁目地区。再開発事業では、施行地区内の木造建築物を解体し、建て替えや道路整備を行った(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

完成した「あちてらす倉敷」。中央通路をはさんで右側が分譲マンションや市営駐車場のある南棟、左側がホテルや店舗のある北棟(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

完成した「あちてらす倉敷」。中央通路をはさんで右側が分譲マンションや市営駐車場のある南棟、左側がホテルや店舗のある北棟(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

倉敷市に再開発の構想が浮上してから約27年、2021年10月10日、「あちてらす倉敷」がグランドオープンしました。白壁や木格子など倉敷美観地区の建築表現を取り入れた外観の施設には、「ホテル グラン・ココエ倉敷」が入る北棟、分譲マンション「アトラス倉敷ル・サンク」を中心に商業・医療施設、市営駐車場を含む南棟があります。

北棟外観。1~2階が店舗とホテルエントランスで、上階はホテルの宿泊施設(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

北棟外観。1~2階が店舗とホテルエントランスで、上階はホテルの宿泊施設(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

南棟外観。左にある住宅棟に隣接する2~4階が市営駐車場、さらに上階はマンション居住者専用駐車場になっている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

南棟外観。左にある住宅棟に隣接する2~4階が市営駐車場、さらに上階はマンション居住者専用駐車場になっている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

木造住宅の建て替えや雨水浸透桝で火災・水害に備え、施設内の市営駐車場を避難場所へ

「あちてらす倉敷」には、防災のための工夫が随所に設けられています。

「再開発前は、幅4mに満たない道路や路地が多く、倉敷駅南口周辺には避難場所がありませんでした。そこで、耐火性能の高い鉄筋コンクリート造へ建て替え、道路を拡幅するなど、防災性の強化を行っています」(齋藤さん)

そのほか、力を入れたのは、豪雨による水害対策です。洪水ハザードマップによると、このエリアは、洪水浸水想定区域で想定浸水深は約1.4mあり、雨水への対策が必要でした。

「公共空地などに浸透性ブロック舗装と雨水貯留ブロックを用い、全域に雨水浸透桝を設置。雨水浸透桝は、エリア内の民間企業の協力も得られ、開発街区全体で108カ所設置でき、街全体で雨水処理能力が大幅にアップしました。さらに、避難のため、南棟にある24時間利用可能な市営駐車場の台数を再開発前より増やし、緊急時、車ごと避難できるようにしました。南棟にある市民交流施設の『あちてらすぽっと』も、避難場所として使えます」(齋藤さん)

市営駐車場と「あちてらすぽっと」の2階の床は、想定浸水高さを上回る高さに設計(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

市営駐車場と「あちてらすぽっと」の2階の床は、想定浸水高さを上回る高さに設計(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

「あちてらすぽっと」。常時はワークスペースや休憩場として利用されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

「あちてらすぽっと」。常時はワークスペースや休憩場として利用されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

再開発エリア内の公共空地と民有地の一部をオープンスペースとして活用し、にぎわいを創出

再開発で改善されたのは、防災面だけではありません。中央通路や、芝生広場を公共空間として設けることで、さまざまなイベントが催されるようになりました。

「エリア内には、約500平米ものオープンスペースがあります。中央通路や駅前古城池霞橋線の沿道は、市所有の公共空地ですが、都市再生推進法人制度を導入することで、民間がイベントの企画や運営など、にぎわいのための取組みを実施できるようになりました。芝生広場は、半分が公共空地で、残りが民有地ですが、あわせて誰でも使えるオープンスペースとして開放されています」(齋藤さん)

南棟と北棟の間にある中央通路は、歩行者専用(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

南棟と北棟の間にある中央通路は、歩行者専用(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

オープンカフェなど、人と集う場として中央通路が活用されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

オープンカフェなど、人と集う場として中央通路が活用されている(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

周囲にデッキがある芝生広場(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

周囲にデッキがある芝生広場(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

北棟1階西側は店舗が並び、旧商店街のにぎわいを取り戻しつつある。道路をはさんだ向かい側の商店街も人通りが増えてきた(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

北棟1階西側は店舗が並び、旧商店街のにぎわいを取り戻しつつある。道路をはさんだ向かい側の商店街も人通りが増えてきた(画像提供/旭化成不動産レジデンス)

「倉敷駅近くに魅力のあるホテルや商業施設ができたので、美観地区や大原美術館をじっくり見ることができます。瀬戸内の美味しいものを食べたり、ホテルに泊まって、ゆっくり倉敷を堪能して欲しいです。今後は、街の滞在時間が増えていくと期待しています」(齋藤さん)

コロナ禍の影響で減少していた観光客はゴールデンウィーク明けに復調の兆しがあり、外国人観光客も多かった美観地区の客足はこれから戻ると予想されています。安全と暮らしやすさを両立しながら、街の個性を生かす取り組みは、全国にある木密地区の街づくりのヒントになると感じました。

●取材協力
・旭化成不動産レジデンス

案にたがわず千駄ヶ谷

所在地:渋谷区千駄ヶ谷
14万6,300円(税込) / 31.45平米
副都心線「北参道」駅 徒歩4分

立地柄、事務所に良さそうなバルコニーの先にポッカリと抜けがある、明るいワンルーム。レトロで雰囲気のある外観が魅力です。



リフォームされたばかりの清潔感がある室内や、エレベーター、オートロックも付いているため、エリアと立地優先で探している方には、バランスの取れた物件です。



駅は ... 続き>>>.
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マンションっぽくないマンション

所在地:杉並区南荻窪
4,980万円(税込) / 69.84平米
中央線「荻窪」駅/丸ノ内線「荻窪」駅 徒歩12分

◆ 価格が下がりました! ◆



毎度お馴染み、僕らの仲間の工務店さんによるリノベーションシリーズ。今回の物件は、外壁に入った星型のマークがなんとも愛らしく、レトロな建物好きの方にグサッと刺さること間違いなし!な建物の2階、最上階角部屋部分。



アカシアの無垢フローリングのリビング ... 続き>>>.
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ウォークエンドは奥多摩で

所在地:青梅市沢井
14万円 / 94.46平米
青梅線「沢井」駅 徒歩7分

週末は都会の喧騒から離れて、自然とふれ合ったり、サイクリングやキャンプを楽しんだり。そんなことを夢見るそこのあなた!



東京から車でも電車でも比較的気軽にアクセスできて、山に川と、自然豊かな環境がある場所でその夢を実現させませんか?



物件があるのは青梅市沢井。ちょうど奥多摩への ... 続き>>>.
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ウォークエンドは奥多摩で

所在地:青梅市沢井
14万円 / 94.46平米
青梅線「沢井」駅 徒歩7分

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空き家リノベを家主の負担0円で! 不動産クラウドファンディングが話題 鎌倉市・エンジョイワークス

人口が減り始めた日本では、売ったり、貸したりといった活用がなかなか進まない「負動産」と揶揄される空き家が増えています。一方で、所有者の経済的な負担を減らしつつ、住まいとして現代の暮らしに合うよう、再生する試みがはじまっています。どんな仕組みなのでしょうか。仕掛け人の株式会社エンジョイワークスが始めた「0円! RENOVATION 」の取り組みを、実際のプロジェクト「鎌倉雪ノ下シェアハウス」とともにご紹介しましょう。

鎌倉駅から徒歩12分。空き家が海を見下ろすシェアハウスに

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台でもあり、日本を代表する古都・鎌倉。戦前から避暑地として栄え、今なお「住みたい街」として根強い人気があります。そんな鎌倉駅から徒歩12分、細道を抜けた緑豊かな小高い丘に、今年、一軒家を改装したシェアハウスが誕生しました。

地名は「雪ノ下」ですが、源実朝が鶯の初音を聞いたことから、古くは「うぐいすがやつ」と呼ばれていたそう。地元の人は「うぐいす村」と呼んでいます(写真撮影/桑田瑞穂)

地名は「雪ノ下」ですが、源実朝が鶯の初音を聞いたことから、古くは「うぐいすがやつ」と呼ばれていたそう。地元の人は「うぐいす村」と呼んでいます(写真撮影/桑田瑞穂)

鎌倉駅から徒歩圏内でこの風景。緑のトンネルを抜けると……(写真撮影/桑田瑞穂)

鎌倉駅から徒歩圏内でこの風景。緑のトンネルを抜けると……(写真撮影/桑田瑞穂)

建物からの眺め。緑は濃く、鳥のさえずりが耳に愛らしい(写真撮影/桑田瑞穂)

建物からの眺め。緑は濃く、鳥のさえずりが耳に愛らしい(写真撮影/桑田瑞穂)

もともとこの一軒家は1960年に、個人の邸宅として建てられたものです。ここ15年ほど空き家になっていましたが、2年程前にこの建物に一目惚れした現オーナーが購入し、別荘として活用する計画だったそう。とはいえ、空き家だったため、建物の痛みが激しく、個人でDIYをして利用するのは難しいと断念、取り壊すには惜しいことから旧村上邸などの「鎌倉市内はじめ湘南エリアでの空き家再生」に実績のあった「エンジョイワークス」に物件を委託されたそう。

物件活用の方法として、ドミトリーなども考えられましたが、個室がしっかりとれること、昔から住んでいる地域の住民との関係、鎌倉らしい暮らしができる立地など、もろもろを考慮して、「シェアハウス」として活用するアイデアが出たそう。

シェアハウスとなる個室は全5部屋、家賃は部屋ごとに異なるものの、平均で7万5000円(Wi-Fi使用料、共益費込み)。庭には桜や紅葉が植えられていて、2階の一部の部屋からは海が見え、隣接した鶴岡八幡宮から早朝に祝詞(のりと)も聞こえるなど、まさに「鎌倉らしい暮らし」を満喫できる物件です。

鎌倉・雪ノ下にできた女性専用シェアハウス。今の建物にない味わい、ひと目見て夢中になります(写真撮影/桑田瑞穂)

鎌倉・雪ノ下にできた女性専用シェアハウス。今の建物にない味わい、ひと目見て夢中になります(写真撮影/桑田瑞穂)

「鎌倉雪ノ下シェアハウス」の間取りイラスト。左側は1階部分+庭、右側は2階部分(画像提供/エンジョイワークス)※応募時のイメージ。現状とは間取りが異なっている部分あり

「鎌倉雪ノ下シェアハウス」の間取りイラスト。左側は1階部分+庭、右側は2階部分(画像提供/エンジョイワークス)※応募時のイメージ。現状とは間取りが異なっている部分あり

エントランスからして、もうかわいい(写真撮影/桑田瑞穂)

エントランスからして、もうかわいい(写真撮影/桑田瑞穂)

玄関(写真撮影/桑田瑞穂)

玄関(写真撮影/桑田瑞穂)

建物には、部屋にマントルピース(装飾暖炉)があったり、化粧梁があったりと、かつての所有者の思い入れを感じる、凝った造りです。今回、1100万円ほどの費用をかけてリノベーションし、現在の暮らしに合うように、手すりをつける、壁を塗り直す、キッチン・設備などを交換する、傷んでいる部分を直すといった工事をしていますが、照明やバス・洗面所などはあえてそのままとし、物件が持つレトロな味わいを極力、残すようにしたといいます。

浴室はタイル貼りのまま。改修も考えたものの「このままのほうがいい」との意見で残したそう(写真撮影/桑田瑞穂)

浴室はタイル貼りのまま。改修も考えたものの「このままのほうがいい」との意見で残したそう(写真撮影/桑田瑞穂)

浴室に隣接した洗面所。籐のかごが建物の雰囲気とよくあっています(写真撮影/桑田瑞穂)

浴室に隣接した洗面所。籐のかごが建物の雰囲気とよくあっています(写真撮影/桑田瑞穂)

1階の個室。写真右側にあるマントルピース(装飾された暖炉)も照明も、従来からあったもの(写真撮影/桑田瑞穂)

1階の個室。写真右側にあるマントルピース(装飾された暖炉)も照明も、従来からあったもの(写真撮影/桑田瑞穂)

(写真撮影/桑田瑞穂)

(写真撮影/桑田瑞穂)

「大きな庭もありますので、ハーブや野菜などを育てることもできます。ゆっくり、ていねいな暮らしをしたいと考える女性に住んでもらえたらいいなと思っています」と話すのは、物件の企画・運営に携わる株式会社エンジョイワークスの事業企画部の羽生朋代さん。

物件所有者も投資家も、入居者も。みんながうれしい仕組みとは?

驚くのは今回の物件改修に際し、物件所有者の負担は「ゼロ円」だという点です。では、どのような仕組みになっているのでしょうか。

まず、物件所有者はエンジョイワークスと定期賃貸借契約を結びます。このときの賃料は、1年間の固定資産税程度の金額です。次にエンジョイワークスがプロジェクトに興味のある人に物件を紹介し、活用のための資金とアイデアを募ります。エンジョイワークスは不動産特定共同事業の匿名組合営業者としてファンドを組成し、ファンドに出資する投資家を募ります。

図版提供:エンジョイワークス

図版提供:エンジョイワークス

今回の「鎌倉雪ノ下シェアハウス」の場合、リノベーション費用にかかる総額を約1100万円と想定、1口5万円からの投資を募ったところ、約30名の投資家が「参加したい」と申し出があったそう。

ファンド募集期間中は、エンジョイワークスがイベントや意見交換会を4回ほど実施し、プロジェクトの認知を高め、共感を集め、投資家を募り、集まったファンド資金でリノベーション工事を進めます。今後は、エンジョイワークスが一定期間シェアハウスとして運営し、投資家へ利益を還元したところで、オーナーに返却するという仕組みになっています。

鎌倉は住みたい街として人気はあっても、「そもそも賃貸募集物件が少ない」「鎌倉らしい物件が少ない」という弱点を抱えているそう。今回のシェアハウスは、そうした「鎌倉らしい物件を提供する」という意味でも、入居者にもメリットがある、まさに「いいことづくめ」のプロジェクトといえるのです。

ここで、入居者を含めた4者のメリットを整理してみましょう。

入居者を含めた4者のメリット

2階の居室から見える緑。壁色にグレイッシュカラーを採用し、よりモダンな雰囲気に(写真撮影/桑田瑞穂)

2階の居室から見える緑。壁色にグレイッシュカラーを採用し、よりモダンな雰囲気に(写真撮影/桑田瑞穂)

エンジョイワークスの羽生朋代さん(写真撮影/桑田瑞穂)

エンジョイワークスの羽生朋代さん(写真撮影/桑田瑞穂)

一般に建物所有者が古民家を改修して、現代の暮らしにあうようリノベーションしようとしても金融機関からの融資が受けられない(個人・法人問わず、土地の評価額以上の借り入れが難しい)ため、税金ばかりかかって個人では維持しきれないというのが、古民家再生の大きな課題になっています。

この「0円! RENOVATION 」は、そうした所有者の負担を極力減らし、個人や企業などで事業を応援したい人からの投資という形で資金をまかない、再生するというのが大きなポイントといえそうです。また、日本には家を持っていても、「再生しようにもお金も知識もない」「誰かわからない人には貸したくない」「手放したくない」という人は多いもの。建物の良さを再発見、価値化できるのであれば、「うちもお願いしたい」という人も増えてくることでしょう。

投資家は利益よりも、「つながり」「地域活性化」「空き家再生」「社会課題の解決」に興味大

では、投資家にはどのような人が多いのでしょうか。一般的な不動産投資よりも、「プロジェクトが小さいこと」「アイデア」が出せる点が魅力に思えますが、どのような点に惹かれて、投資を決めるのでしょうか。

「利益というよりも、シェアハウスの運営を学んでみたい、地域の活性化に興味があるといった人が多いように思えます。また建物が好き、プロジェクトに参加してみたい、DIYを手伝いたいといった人もいらっしゃいましたね」と話を聞いていると、単に利益を求めて出資するというよりも、「つながり」「建物再生に携わりたい」「地域をよくしたい」という思いが背景にあるようです。

イベント時の様子(写真提供/エンジョイワークス)

イベント時の様子(写真提供/エンジョイワークス)

また、今回の物件は、かなり山深い場所に建っています。そのため、当初は庭全面に野草が生えている状態だったそう。そこで、草刈りイベントを実施したところ、投資家を含め協力的な参加者が多く1時間程度であっという間に庭がきれいになったそう。その後に実施したイベントも盛況で、単に投資しておしまいではなく、「社会への投資をしたい」「携わっていきたい」という関心の高さが伺えます。

「やはり、空き家や地域再生に関心が高いんだなと思いました。みなさん、あの建物がどのように再生していくのか、ワクワクしていらっしゃるようです。一方で私は運営の当事者でもあるので、早く入居者に入っていただき、利益を還元していかないといけないという、責任を感じています」

こうしていくと、物件を通して、オーナーさんと投資家のみなさんが、「建物の再生の物語」を共有しているように思えます。

共有スペースのリビングダイニングで。壁を壊して柱を見せている(写真撮影/桑田瑞穂)

共有スペースのリビングダイニングで。壁を壊して柱を見せている(写真撮影/桑田瑞穂)

キッチン上部には、昭和レトロなガラスを残したそう。いいですよね、昭和のガラス……(写真撮影/桑田瑞穂)

キッチン上部には、昭和レトロなガラスを残したそう。いいですよね、昭和のガラス……(写真撮影/桑田瑞穂)

庭の家庭菜園で採れたサンチュ(写真撮影/桑田瑞穂)

庭の家庭菜園で採れたサンチュ(写真撮影/桑田瑞穂)

「鎌倉に限らずですが、日本全国、不動産を持て余しているオーナーさんはたくさんいらっしゃいますし、よい物件がないという入居希望者もたくさんいらっしゃいます。『自分がいいと思うものに投資したい』『社会をよくするためにお金を使いたい』という投資家もたくさんいらっしゃる。こうした思いを結びつけて、地域の資産である建物や住まいを守っていけたら」と羽生さん。

現代の法律と金融の仕組みでは、どんなに思い入れのある建物でも、残し、住み繋いでいくことは、かんたんなことではありません。その一方で、「空き家のまま終わらせたくない」「建物を残したい」「物件を地域に開いて、暮らしを豊かにしたい」という志を持った人は確実に増えています。家を「負動産」ではなく、価値ある「不動産」にするカギは、不動産とお金、そして人と人を結びつける仕組みにありそうです。

●取材協力
エンジョイワークス
0円! RENOVATION

美しい光の陰影

所在地:世田谷区桜
11万円 / 29.16平米
世田谷線「上町」駅 徒歩13分

海外と日本を行き来するオーナーが自らディレクションを行いリノベーションした、家で過ごす時間が愛おしくなるような素敵な住まい。セルフリノベがあたりまえなヨーロッパのアパートを彷彿とさせる、優しい光で満たされた印象的な住空間です。



光の陰影が美しい、モールディングが部屋中に施された ... 続き>>>.
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タイニーハウス暮らしを体験できる村が八ヶ岳に誕生。小屋ブームを広めた竹内友一さんに聞く「HOME MADE VILLAGE」の可能性

消費や時間に捉われることなくシンプルに暮らす選択のひとつとして提示されている「タイニーハウス(小さな小屋)」。現在の日本では、所有者がそれぞれの場所で使用するにとどまっているが、コミュニティも含めた暮らし体験を目的としたタイニーハウス専用の村「HOMEMADE VILLAGE(ホームメイド ビレッジ)」が八ヶ岳(山梨県北杜市)の麓に誕生した。手掛けたのは、日本におけるタイニーハウス文化の先駆者である竹内友一さん。どんな場所なのか、話を聞いた。

小さい家でエネルギー削減。必要なモノを外にも求めることで暮らしがシンプルになる(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

タイニーハウスが広まったのは、2008年の欧米でのリーマンショックを経験して“所有することが豊かである”という価値観に疑問を持つ人が増え、暮らしを見直す動きが起きたことから。やがて日本にも伝わり、最低限の持ち物でシンプルに暮らすミニマリストが話題に。その後、東日本大震災をきっかけに2012年ころからタイニーハウスも注目されるようになった。

このタイニーハウス(小さな家)の日本における伝道師とも言える存在が、株式会社ツリーヘッズを主催する竹内友一さんだ。

竹内友一さん。アメリカ西海岸のタイニーハウス居住者にインタビューしたロードムービーを制作、上映するなど日本のタイニーハウスの先駆者的存在(写真撮影/嶋崎征弘)

竹内友一さん。アメリカ西海岸のタイニーハウス居住者にインタビューしたロードムービーを制作、上映するなど日本のタイニーハウスの先駆者的存在(写真撮影/嶋崎征弘)

木の上の小屋「ツリーハウス」を手がけていた竹内さんが初めてタイニーハウスに触れたのはWEB情報だった。重い心臓病を経て本当にやりたい暮らしを求めた女性がタイニーハウスを選択したというエピソードを目にし、その生き方に強く共鳴したという。すぐさま渡米して話を聞き、2014年には彼女を日本に招いてワークショップを開催。すっかりファンになり、タイニーハウスで暮らすアメリカ西海岸の人々にインタビュー、自主映画制作につながった。それ以来、日本各地での上映会やワークショップでタイニーハウスの普及を行ってきた。

SDGsの広がりも後押しとなり、竹内さんは個人や企業の求めに応じて21棟のタイニーハウスを作成(2022年7月現在)。農場でのダイレクトな自然体験を家族や友人と楽しめる、音楽プロデューサー・小林武史さんプロデュースの「木更津クルックフィールズ」の宿泊用タイニーハウスも、竹内さんの作品だ。

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

HOMEMADE VILLAGE敷地内に置いてある3棟のタイニーハウスは、すべて竹内さんが手掛けたもの(写真撮影/嶋崎征弘)

HOMEMADE VILLAGE敷地内に置いてある3棟のタイニーハウスは、すべて竹内さんが手掛けたもの(写真撮影/嶋崎征弘)

「小さな家」という概念のもと、タイニーハウスにはさまざまなタイプがある。小屋タイプ、トレーラーで牽引するタイプ、キャンピングカーやバンなども含まれ、最近では、日本でも無印良品やスノーピークなどさまざまな企業が特色を打ち出して提供している。

竹内さんが主に提供しているのは、オーダーメイドで依頼者の理想に寄り添いつつクリーンエネルギーの活用・循環を図る移動型。「アメリカ西海岸で取材したタイニーハウスは、どれも個性的でした。キッチンやシャワーを共同利用できるコモンハウスを中心にしたタイニーハウス用スペースも各地にあって、移動も自由。ゆるやかなコミュニティで繋がるシンプルな暮らしがとても魅力的でした」(竹内さん)


simplife – a tiny house film from simplife on Vimeo.電灯やミニ冷蔵庫、クーラーなどの電気はソーラーパネルでまかなう。屋根に載せると躯体に負担がかかり、駐車場所によっては太陽光を集められないため、日のあたる地面に置くのが最良。移動するときはハウス外付けの収納スペースに収納(写真撮影/嶋崎征弘)

電灯やミニ冷蔵庫、クーラーなどの電気はソーラーパネルでまかなう。屋根に載せると躯体に負担がかかり、駐車場所によっては太陽光を集められないため、日のあたる地面に置くのが最良。移動するときはハウス外付けの収納スペースに収納(写真撮影/嶋崎征弘)

荒地を自ら整えて、タイニーハウス用工場と土地を八ヶ岳に

2018年、竹内さんは念願だったタイニーハウス用の工場と土地を八ヶ岳の麓、山梨県北杜市に得た。
「知人から紹介してもらって所有者から譲り受けることができました。もともと植物エキス抽出工場だった建物は崩壊寸前、空き地には木や雑草が繁ったまま。現況取引を条件に、安く買うことができました」と竹内さん。

工場機械などの廃棄や建物リノベーション、土地の整備を自分たちで行うのは予想以上の大変さだった。「土地はタダ同然でしたが、整備や修復にはかなりお金がかかりました」(竹内さん)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

古い工場を改装したタイニーハウス工場。設計士や職人はプロジェクトごとに仲間に声をかけるのだそう (写真撮影/嶋崎征弘)

古い工場を改装したタイニーハウス工場。設計士や職人はプロジェクトごとに仲間に声をかけるのだそう(写真撮影/嶋崎征弘)

ワークショップ開催で課題が見えてきた

4年ほど地道な整備を続けて、現物のタイニーハウスを見て学んでもらうワークショップを開催できるようになったのが2019年。

「この場所を『HOMEMADE VILLAGE』と名付けて、タイニーハウスの住民たちが集い手づくりの生活を営む、お手本の場所になることを目指しました」(竹内さん)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

「ワークショップは好評で、毎回20人くらいが集まってくれました。小さくても暮らすことができそう、小さいからこそインテリアにもこだわれるしエネルギー消費も減らせる、と気に入ってくれる人が多かったです」(竹内さん)

初回参加者からはタイニーハウスをオーダーする人も現れたが、「課題も見えてきました。見るだけではなかなか小さな暮らしに一歩踏み出しにくい。そして、他人とのコミュニティに飛び込むという不安の解消も難しかった」(竹内さん)

そしてコロナ禍。ワークショップの試みは中断せざるを得なかった。

変化に合わせて暮らし方をもっと自由に。タイニーハウスビレッジの広がりを期待

一方で、八ヶ岳エリアには都市部からの移住者や2拠点居住者が増加。空き物件が一気になくなり、タイニーハウスへの問い合わせも増えて、その役割も強く感じるようになったのだそう。
「インテリアなどのこだわりを諦めず、そのときどきの自分に合う住居として、タイニーハウスは最良の提案のひとつだと再認識しました」(竹内さん)

「宿泊して暮らしを体験できるようにここをアップデートする」と決意を固めた竹内さん。「外に求められるものは外に求めて小さく暮らす」タイニーハウスの原点を実現するべく、今はモデルハウスとして展示しているタイニーハウスを宿泊用に、事務所で使っている建物はコモンスペースにするため、資金や賛同者を募るクラウドファンディングに挑戦することにしたのだ。

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

廃材を利用してオールドアメリカンテイストに仕上げたタイニーハウス室内。ロフトに布団を引いて快適に眠ることができる(写真撮影/嶋崎征弘)

廃材を利用してオールドアメリカンテイストに仕上げたタイニーハウス室内。ロフトに布団を引いて快適に眠ることができる(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

都内在住の女性が暮らしていたタイニーハウス(写真撮影/嶋崎征弘)

都内在住の女性が暮らしていたタイニーハウス(写真撮影/嶋崎征弘)

家具類は病院の建て替えで不要になったもの。近所の温浴施設を利用できたためシャワーをなくし、その分居住スペースを広くしている。5年ほど住んだ後、今は別住宅に居住。「暮らしの変化に合わせやすいのもタイニーハウスの魅力」と、竹内さん(写真撮影/嶋崎征弘)

家具類は病院の建て替えで不要になったもの。近所の温浴施設を利用できたためシャワーをなくし、その分居住スペースを広くしている。5年ほど住んだ後、今は別住宅に居住。「暮らしの変化に合わせやすいのもタイニーハウスの魅力」と、竹内さん(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

微生物の力で排泄物を分解して堆肥にするコンポストトイレ。災害時にも利用できることから普及が進んでいるという(写真撮影/嶋崎征弘)

微生物の力で排泄物を分解して堆肥にするコンポストトイレ。災害時にも利用できることから普及が進んでいるという(写真撮影/嶋崎征弘)

こちらは八ヶ岳でのワーケーションを想定したモデルハウス(写真撮影/嶋崎征弘)

こちらは八ヶ岳でのワーケーションを想定したモデルハウス(写真撮影/嶋崎征弘)

高性能の断熱材や木製サッシを使うなど省エネを追求。明るく温かみがある空間だ(写真撮影/嶋崎征弘)

高性能の断熱材や木製サッシを使うなど省エネを追求。明るく温かみがある空間だ(写真撮影/嶋崎征弘)

「数日間滞在してもらうことで本当に自分に必要なものがわかってくるはずです。共用のスペースの利用についても、いろいろなアイディアが湧くのではないでしょうか」(竹内さん)

「HOMEMADE VILLAGE」は、あくまで宿泊体験やモデルハウス展示としての場所だ。
「ここでの宿泊体験や勉強会で出会った人たちが仲間になって土地探しを始めたり、事業として考える企業が出てきたり、さまざまなことを期待する場所です。移動可能なタイニーハウスならではの自由な発想で、新たなタイニーハウスビレッジが各地にできることが理想です」(竹内さん)

事務所として利用している建物にはキッチン、シャワー、トイレも完備されている。クラウドファンディングで集まった資金で事務所機能を移転し、ここは宿泊体験者のコモンハウスにする予定(写真撮影/嶋崎征弘)

事務所として利用している建物にはキッチン、シャワー、トイレも完備されている。クラウドファンディングで集まった資金で事務所機能を移転し、ここは宿泊体験者のコモンハウスにする予定(写真撮影/嶋崎征弘)

荒地を開墾して無農薬野菜を栽培。ワークショップでは収穫体験も(写真撮影/嶋崎征弘)

荒地を開墾して無農薬野菜を栽培。ワークショップでは収穫体験も(写真撮影/嶋崎征弘)

場内で刈った草や生ゴミなどを堆肥化。臭いは全くない。畑があってこそ堆肥が活きる(写真撮影/嶋崎征弘)

場内で刈った草や生ゴミなどを堆肥化。臭いは全くない。畑があってこそ堆肥が活きる(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

(写真撮影/嶋崎征弘)

竹内さんが手がけるタイニーハウスの本体価格は500万円くらいから。一般住宅に比べると安価ではあるが、すぐに決断できる金額でもない。
しかし、タイニーハウスの需要が高まれば基本部分の量産ができ、価格改定に繋がる。「規格化したタイニーハウスの販売を予定しています。家を手づくりしたい人が多いのもワークショップでわかっているので、内装のDIYができる場所としての活用も考えています。宿泊体験中に技術を学べば手づくりパーツできる部分が増える。コスト削減になりますね」(竹内さん)

外寸法で4.5m×2.5m。自動車としての登録が可能なため固定資産税は不要(写真撮影/嶋崎征弘)

外寸法で4.5m×2.5m。自動車としての登録が可能なため固定資産税は不要(写真撮影/嶋崎征弘)

「僕も自分の子どもたちが自立したら妻と自分のタイニーハウスを持って住みたいなと思っています。何度も家族に提案しているのですが、『4人は無理!』と今は反対されていて」と笑う竹内さん。

家族構成は変化していく。自分を取り巻く環境も日々変わるなか、そのときどきで最適な暮らしを選べた方がいい。
「仲良くなった友人と離れても、また別の場所に家ごと移動してコミュニティの輪を広げていける、そんなタイニーハウスビレッジを増やしていきたい」
竹内さんの夢も広がっていく。

●取材協力
・株式会社ツリーヘッズ 
・HOMEMADE
・simplife

節電するという人9割超!住宅に自然の力を取り入れ省エネできる「パッシブデザイン」への関心も過半数超える

LIXIL住宅研究所では、異例の早さの梅雨明けとなった6月末に、全国の一戸建て居住者を対象に「今夏の家庭での節電」などについて調査を実施した。その報告書を見ると、節電に取り組むのは、電気料金の高騰が大きな理由となっているが、節電を社会的な課題を解決するために必要なことと見ていることもうかがえる。“パッシブデザイン”への関心度も調査しているので、結果を詳しく見ていこう。

【今週の住活トピック】
「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」を公表/LIXIL住宅研究所

電気代や電力不足は気になるが、節電はそれだけの理由ではない?

猛暑が続くと、エアコンなどの冷房を使わざるを得ない。となると、電気料金の高騰も気になるところだ。LIXIL住宅研究所の調査結果によると、「今年の夏、電気料金の高騰は、自宅の家計費に影響があると思うか」という問いに、あるという回答が84.7%(深刻な影響がある:34.0%+若干影響がある:50.7%)だった。

次に、「今年の夏、自宅での節電に取り組もうと思うか」を聞くと、93.4%(徹底的に:11.9%+できるだけ:54.8%+最低限は:26.7%)が取り組もうと思うと回答した。では、取り組もうと思った人たちが、節電に取り組む理由は何だろう? その理由は次の通りだ。

出典:LIXIL住宅研究所「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」

出典:LIXIL住宅研究所「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」

電気代の負担減や電力不足への懸念などが理由として挙がる一方で、「節電に協力すべき」「無駄なことはしたくない」「脱炭素社会の実現のため」など、家計や生活へ支障があるからとということだけではなく、社会のために必要なこととして節電に取り組む前向きな姿も浮かび上がってくる。

エアコンの効率的利用のほかに、日差しや風を意識した節電対策も

では、自宅で節電に取り組もうと思っている人たちは、どんな節電対策を考えているのだろうか?

「扇風機を使用する(買う・増やす)」(55.1%)や、「冷房の設定温度を高めに設定する」(49.8%)、「家族が集うリビングなどを集中的にエアコンで冷やす」(30.3%)、「省エネタイプの家電(エアコンや照明器具など)に買い替える」(18.3%)といった対策が、上位に入っている。これらの対策は、一般的によく言わることだが、筆者は別の項目に注目してみた。

出典:LIXIL住宅研究所「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」

出典:LIXIL住宅研究所「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」

「日差しが直接部屋に差し込まないように、すだれやよしずを置く」(34.6%)
「窓際やベランダなどに水盆をおいたり打ち水して、温度が下がった風が入ってこさせる」(13.6%)
「植物による緑のカーテンを育てて日差しを和らげる」(12.0%)

これらに共通するのは、夏の暑い日差しを遮ったり、涼しい風を室内に通したりと、自然のエネルギーを上手にコントロールして、節電しようとする取り組みだ。

さて、今回の調査結果で興味深いのは、「省エネ性に優れたパッシブデザインの住宅(一戸建て住宅)について興味があるか」と聞いている点だ。どうやら興味があるという人が多いようだ。
「既にパッシブデザインの住宅に住んでいる」(4.7%)
「パッシブデザインの住宅にとても興味がある」(13.6%)
「どちらかというと興味がある」(40.7%)

「パッシブデザインの住宅」ってどんな住宅?

では、そもそも「パッシブデザイン」とは何だろう?

パッシブ(passive)とは英語で「受動的」という意味で、反対は「積極的、能動的」のアクティブ(active)となる。「アクティブデザイン」を先に説明すると、太陽光発電や冷暖房機器などの最新の設備を効率的に組み合わせることで、快適な居住空間を確保することを目指す設計手法のことだ。

これに対して、「パッシブデザイン」は自然エネルギーを有効に利用して、快適な居住空間を確保することを目指す設計手法だ。いずれの場合も、住宅の断熱性や気密性を高くして、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくくするという点は共通する考え方だ。

パッシブデザインを具体的に見ていこう。夏涼しくするには、熱を遮り、室内に風を通すことが重要になる。かたや冬暖かくするには、冷気を遮断したうえで、熱を取り込んで蓄えることが重要になる。そのためには、主に次のような設計上の工夫が求められる。

○日差しを遮蔽する
夏の日差しは室内の温度を上げてしまうので、深い軒をつくって遮ったり、夏は葉を茂らせ冬は葉を落とす落葉樹を窓のそばに植えたりすることが有効になる。

○日差しを採り入れる
夏は太陽の位置が高いので深い軒が日差しを遮ってくれるが、冬は太陽の位置が低いので室内に日差しが届き、熱や光を室内に採り入れることができる。熱を壁や床にためることで蓄熱され、暖かさを保つこともできる。

軒

※軒とは:屋根の下部の突き出している部分のこと。屋根の延長上にある軒によって、雨や強い日差しから建物を守ることができる。(写真/PIXTA)

○風を取り込む
窓から風を取り込むことは、換気のためだけでなく、室内の熱を外に出す効果もある。暖かい空気は天井近くに上昇し、涼しい空気は床近くに留まるという特性があるので、高窓などから暖かい空気を外に出し、住宅の下の方にある窓から空気を取り込んで、住宅内に風の流れをつくることができる。

このほかにも、いろいろな設計上の工夫があるが、自然エネルギーを利用するには、日照時間や日差しの入る角度、窓の向きや大きさ・配置、その地域の風の通り道や時間帯の風の変化など、さまざまな設計上の計算が必要となる。
 
さて、もともと日本の住宅は、深い軒や庇(ひさし)、多くの窓、吹き抜けなどを上手に使って、夏涼しい家になるよう工夫していた。パッシブデザインは、以前から研究されてきたものなのだが、最近は、オフィスの設計手法として注目されている、「バイオフィリックデザイン」というものも登場している。

バイオフィリックデザインとは、植物や木材、自然光や自然音など、自然を感じさせる要素を採り入れることによって、そこで働く人の幸福度や生産性などを高めようとするものだ。日本でも、いくつかの企業が取り組んでいるほか、実証実験を行っている自治体もあり、職員のオフィスに対する満足度や主観的な作業効率の向上などを調べているという。

四季のある日本では、気候の変化に対応しなければならないのだが、自然の変化を身近に感じることもできる。自然と上手に付き合ってきた我々なので、節電についてもできる範囲で、自然エネルギーを活用したいものだ。

●関連サイト
LIXIL住宅研究所「今夏の家庭での節電に関する調査結果報告書」

コトイロの家 -改装可能-

所在地:北区岩淵町
8万6,000円 / 27.54平米
南北線「赤羽岩淵」駅 徒歩2分

小屋裏現しによる3mを超える天井高と、大きな窓による明るく開放的な空間に、無垢フローリングの床、DIY可能と、気になるキーワードが盛りだくさんなこの物件。



過去の入居者さんによりDIYされた様々な内装により、そのまま住める状態でバトンタッチされますので、お好みでここからさらに自 ... 続き>>>.
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コトイロの家 -改装可能-

所在地:北区岩淵町
8万6,000円 / 27.54平米
南北線「赤羽岩淵」駅 徒歩2分

小屋裏現しによる3mを超える天井高と、大きな窓による明るく開放的な空間に、無垢フローリングの床、DIY可能と、気になるキーワードが盛りだくさんなこの物件。



過去の入居者さんによりDIYされた様々な内装により、そのまま住める状態でバトンタッチされますので、お好みでここからさらに自 ... 続き>>>.
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自宅時間をもっと楽しく! -DIY賃貸-

所在地:練馬区旭丘
10万円 / 48.2平米
西武池袋線「江古田」駅 徒歩5分

コロナ禍で在宅時間が増える昨今、長い時間を過ごすならもっと気分がアガる家に住みたい!と願う方が増えているのを日々感じています。



この機に住宅を購入したり、いっそ移住をしたりという選択肢もあるかもしれませんが、そこまで思い切ったジャンプでなくても、DIY可能な賃貸住宅で愛着の持て ... 続き>>>.
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三茶でゆるくワーキング

所在地:世田谷区三軒茶屋
27万3,900円(税込) / 62.83平米
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩12分

モルタル土間仕上げのミーティングスペースに、足場板が敷き詰められたワークスペース。



アパレルやグラフィックデザイン、フォトグラファーなど、クリエイティブな業種の方達が求めるような、やりすぎずにシンプルで気の利いた空間が完成しました。



決して決めつける訳ではありませんが、立地的 ... 続き>>>.
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ラストダンスは鮮やかに【超短期】

所在地:千代田区神田三崎町
13万2,000円(税込) / 84.19平米
中央線「水道橋」駅 徒歩3分

建て壊しが近づいたレトロなビル、最後の募集です。敷金・礼金・仲介手数料は不要、原状回復も必要ありません。57年の歴史に有終の美を飾ってください!



本当に最後の最後、ということで、格安での募集です。2022年11月末までの定期借家契約となります。



何をしてもいい、は流石に言い過 ... 続き>>>.
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スマートな最上階

所在地:目黒区目黒本町
14万5,000円 / 31.86平米
東急目黒線「武蔵小山」駅 徒歩3分

スッキリとシンプルに暮らせそうな最上階。天井高は約3mと、賃貸ではなかなかお目にかかれない高さです。



リビングや寝室はそれ程広くないのですが、この天井高のおかげで解放感は十分。



1フロアに1部屋のみで、四方向に窓があるのもいいですね。心地よい爽やかな風が室内を通り抜けていきま ... 続き>>>.
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「梅田駅」まで30分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2022年版

関西イチの繁華街と言えば大阪の梅田だろう。梅田駅の周辺には大型商業施設からオフィスまでが集結し、遊びに仕事にと多くの人が昼夜問わず行き交っている。便利で楽しい街だけあって、この春に発表された「SUUMO住みたい街ランキング2022 関西版」では、住みたい街1位に輝いた。今回はそんな梅田駅から30分圏内にある、中古マンションの価格相場が安い駅を調査した。専有面積20平米以上~50平米未満の「シングル向け」と専有面積50平米以上~80平米未満の「カップル・ファミリー向け」、それぞれの価格相場が安い駅トップ10を見ていこう。

梅田駅まで30分以内の価格相場が安い駅TOP10

※大阪駅、大阪梅田駅、東梅田、西梅田駅、北新地駅など梅田駅と地下通路や連絡通路でつながっている場合には当該駅から梅田駅までの徒歩時間を加算している

【シングル向け】
順位/駅名/価格相場(路線/駅所在地/梅田駅までの所要時間/乗り換え回数)
1位 谷町四丁目 1570万円(大阪メトロ谷町線/大阪府大阪市中央区/12分/0回)
2位 日本橋 1735万円(大阪メトロ千日前線 /大阪府大阪市中央区/13分/1回)
3位 南森町 1795万円(大阪メトロ谷町線/大阪府大阪市北区/7分/0回)
4位 松屋町 1800万円(大阪メトロ長堀鶴見緑地線/大阪府大阪市中央区/13分/1回)
5位 九条 1885万円(阪神なんば線/大阪府大阪市西区/19分/1回)
6位 三ノ宮 1935万円(JR東海道本線/兵庫県神戸市中央区/29分/0回)
7位 大阪天満宮 1960万円(JR東西線/大阪府大阪市北区/13分/0回)
8位 長堀橋 2035万円(大阪メトロ長堀鶴見緑地線/大阪府大阪市中央区/12分/1回)
9位 大国町 2065万円(大阪メトロ御堂筋線/大阪府大阪市浪速区/11分/0回)
10位 中之島 2115万円(京阪中之島線/大阪府大阪市北区/15分/1回)

【カップル・ファミリー向け】
順位/駅名/価格相場(路線/駅所在地/梅田駅までの所要時間/乗り換え回数)
1位 出来島 1580万円(阪神なんば線/大阪府大阪市西淀川区/20分/1回)
2位 北伊丹 1780万円(JR福知山線/兵庫県伊丹市/26分/1回)
2位 福 1780万円(阪神なんば線/大阪府大阪市西淀川区/22分/1回)
4位 尼崎センタープール前 1880万円(阪神本線/兵庫県尼崎市/21分/1回)
5位 大和田 1980万円(京阪本線/大阪府門真市/29分/2回)
6位 寝屋川市 2000万円(京阪本線/大阪府寝屋川市/25分/2回)
7位 大物 2050万円(阪神本線/兵庫県尼崎市/19分/0回)
8位 加美 2130万円(JR関西本線/大阪府大阪市平野区/28分/1回)
9位 千船 2139万円(阪神本線/大阪府大阪市西淀川区/13分/0回)
10位 園田 2280万円(阪急神戸本線/兵庫県尼崎市/19分/0回)

「シングル向け」には「住みたい街3位」の駅もランクイン

梅田駅には大阪メトロ御堂筋線が通っているほか、すぐ近くにはJRの大阪駅、阪急電鉄と阪神電鉄の大阪梅田駅、大阪メトロの谷町線・東梅田駅と四つ橋線・西梅田駅、さらにはJR東西線の北新地駅が密集。今回の調査ではそうした近接駅から梅田駅に徒歩で行くルートも含めて「梅田駅まで30分圏内」にある駅のうち、中古マンションの価格相場が安い駅をランキングした。たとえば「シングル向け」1位になった大阪メトロ谷町線・谷町四丁目駅の場合、同路線で東梅田駅まで約7分、そこから梅田駅まで徒歩約5分なので所要時間は約12分(乗り換え0回)としている。

谷町四丁目駅(写真/PIXTA)

谷町四丁目駅(写真/PIXTA)

さて改めて「シングル向け」のランキングを見ていこう。1位は大阪メトロ谷町線・谷町四丁目駅。梅田駅まで約12分・乗り換え0回と便利な立地ながら価格相場は1570万円で、2位以下よりも頭一つ飛び抜けてリーズナブル。駅の東側には整然とした官公庁街が広がり、大阪府警察本部の最寄り駅でもあるので、街の治安のよさはピカイチと言えそう。周辺にはコンベンションセンターやオフィスも多く、働く人を支えるコンビニもあちこちに点在。徒歩10分圏内に複数のスーパーとディスカウントストア「ドン・キホーテ」もあり、日常の買い物には困らないだろう。「大阪城公園」や「難波宮跡公園」など、緑を感じて息抜きできるスポットまで近い点も魅力だ。

2位は大阪メトロ千日前線・日本橋駅で価格相場は1735万円。1駅隣のなんば駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えると、梅田駅まで約13分で到着する。地下に位置する日本橋駅は「なんばウォーク」という地下街に続いており、グルメやファッション、雑貨など多彩なショップをのぞきつつ歩いていくと、なんば駅や近鉄・阪神の大阪難波駅に行くこともできる。日本橋駅から地上に出ると、「ミナミ」と呼ばれる繁華街。難波、道頓堀、心斎橋といった観光客にもおなじみのエリアが広がり、食事に買い物、エンタメ系まで多彩な施設がずらりと立ち並ぶ。また、日本橋エリアは西日本屈指の電気街とも言われ、近年はアニメやゲーム、ホビー関連のショップも増加している。休日ごとにマニアックなショップをめぐっても楽しそうだ。

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

3位には1位と同じ大阪メトロ谷町線の、南森町駅が価格相場1795万円でランクイン。1位・谷町四丁目駅から梅田駅方面に向かって2駅目に位置し、さらに1駅進むと梅田駅まで歩いてアクセスできる東梅田駅に到着する。南森町駅は大阪メトロ堺筋線も乗り入れているほか、連絡通路を通って7位にランクインしたJR東西線・大阪天満宮駅に乗り換えることも可能だ。駅近くには「大阪天満宮」が佇んでおり、京都の祇園祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭とされる天神祭が開催される7月24日~25日は大にぎわいに。ここ2年間は残念ながら花火や船渡御は行われておらず、今年の行方も気になるところだ。駅前を通る天神橋筋は大阪天満宮の表参道として江戸時代から栄えており、現在は天神橋筋1丁目から6丁目にかけて「天神橋筋商店街」が続いている。こちらは南北約870mにわたる長いアーケード商店街で、季節ごとにさまざまな催しも企画。近所に住んだ際はぜひ活用したい。

天神橋筋商店街(写真/PIXTA)

天神橋筋商店街(写真/PIXTA)

ここまで見てきたトップ3を含め、トップ10にランクインしたのは梅田駅から電車で15分圏内にある大阪市内の駅がほとんど。安く住むならなるべく中心地から離れる必要がある東京と違って、一大都市のすぐ近くにベッドタウン機能を兼ね備えた大阪ならではの調査結果と言えそうだ。唯一、府外である兵庫県神戸市から6位にランクインした三ノ宮駅もチェックしてみよう。

6位・三ノ宮駅はJR東海道本線の駅で、大阪駅まで乗り換えせずに行ける。そこから徒歩で梅田駅に向かえば、所要時間は計約29分だ。この駅も梅田同様に少々複雑で、阪神本線と阪急神戸本線の「神戸三宮駅」、神戸市営地下鉄西神・山手線と神戸新交通ポートアイランド線の「三宮駅」、さらに神戸市営地下鉄海岸線の「三宮・花時計前駅」に乗り換えることができる。

こうした多数の路線が集中することからもわかる通り、三ノ宮駅周辺は神戸の中心市街地。大型商業施設に飲食店、オフィスから市役所などの公的機関までさまざまな施設が林立している。梅田駅が1位に輝いた「SUUMO住みたい街ランキング2022 関西版」では、三ノ宮(同ランキングでは神戸三宮で表記)駅は3位にランクインしており、住む街としても人気が高い。また、同エリアを中心にして官民協働プロジェクト「都心・三宮再整備」が進行中。調査時点の価格相場は1935万円だったが、今後はさらなる発展が見込まれるため人気とともに物件価格も上昇していく可能性もある。

(写真/PIXTA)

(写真/PIXTA)

「カップル・ファミリー向け」トップ10は梅田の西方にある駅が多数

「カップル・ファミリー向け」の1位は阪神なんば線・出来島駅で価格相場は1580万円。そこから7位・大物駅を通り過ぎつつ2駅先の尼崎駅で阪神本線に乗り換え、大阪梅田駅下車後に歩いて梅田駅に向かうと所要時間は計約20分だ。ちなみに阪神なんば線で尼崎駅と逆方面に1駅目には2位・福駅があり、尼崎駅から阪神本線で阪神梅田駅と逆方面に1駅進むと4位の尼崎センタープール前駅がある。さらに9位の阪神本線・千船駅は尼崎駅から阪神梅田駅に向かう途中に位置し、出来島駅からは歩いても15分少々。1位・出来島駅、2位・福駅、4位・尼崎センタープール前駅、7位・大物駅、9位・千船駅は半径2.5kmほどの円内に収まる位置関係にあるのだ。

出来島駅(写真/PIXTA)

出来島駅(写真/PIXTA)

1位・出来島駅のすぐ北側には神崎川が流れ、2位の福駅を横目に歩いて20分ほど南下すると淀川にぶつかる。そして駅西方には大阪湾が広がる、水辺に囲まれたロケーションだ。駅の西側は物流倉庫や工場が大きな面積を占めているが、駅の近くや東側には住宅も多い。駅前の業務スーパーをはじめ徒歩15分圏内に複数のスーパーやディスカウントストアがあるほか、お隣の福駅の駅前には100円均一ショップやドラッグストアなどを併設したスーパーや総合病院もあり、遠出しなくても日常の用は済ませられそうだ。それでいて中古マンションの価格相場は2位以下よりも200万円以上低い。築年数がわりと経っていても、リノベーションされた物件もあるので条件を広げて探してみたい。

福駅と同率2位はJR福知山線・北伊丹駅で、価格相場1780万円。大阪駅までは1本で行くことができ、途中の伊丹駅で快速に乗り換えればより早く到着できる。そして大阪駅から梅田駅まで歩くと、所要時間は計約26分だ。駅周辺には工場が多く、住宅地は駅北側に広がっている。駅の西側には「兵庫県立西猪名公園」があり、夏季はスライダーも備えた水遊びゾーンがオープン。3歳以下は無料、4歳以上でも200円~300円で遊べるので、夏は家族でたびたび通いたくなりそうだ。家電量販店が点在しているのも特徴的で、大型店舗が2軒、ホームセンター併設の店舗が1軒ある。一方でスーパーは駅から少々離れた立地なので、車があると便利かもしれない。

兵庫県立西猪名公園(写真/PIXTA)

兵庫県立西猪名公園(写真/PIXTA)

「カップル・ファミリー向け」のトップ10は「シングル向け」と違い、大阪市以外のエリアが半数以上を占めており、梅田駅までの所要時間も20分以上かかる駅が大半だった。ある程度の広さを求めるなら、大阪市から離れたほうがリーズナブルな物件が探しやすいのだろう。そうしたなかでも梅田駅まで約13分、乗り換えせずに行けるのが9位にランクインした阪神本線・千船駅だ。

9位・千船駅は前述したように1位・出来島駅から歩いて15分少々の立地。しかし価格相場は出来島駅よりも559万円もアップしており、平日の朝ラッシュ時に運行される区間急行が停車するなど、梅田までのアクセスのよさが価格帯に反映されているのかもしれない。駅は北に左門殿川、南に神崎川が流れる中洲に位置している。中洲内には市営の集合住宅をはじめとした住宅地が広がり、市立の小・中学校や幼稚園、保育園も。駅の高架下2階部分にドラッグストアがあり、交番や郵便局が点在する駅前ではスーパーや100円均一ショップも営業中。駅から徒歩15分ほどの左門殿川対岸にはホームセンターや家電量販店もあるので、コンパクトな範囲で日常生活が送れそうだ。

ちなみに今回調査の基点にした梅田駅の、「カップル・ファミリー向け」中古マンションの価格相場は6340万円。ランキングトップ10は梅田駅まで20分以上かかる駅が大半だという点が少々残念にも感じたが、価格相場が4060万円~4760万円も下がると聞いた後だと、この程度の通勤時間なら費やしても惜しくないと思えてくる。

「カップル・ファミリー向け」のトップ10は「シングル向け」と違い、大阪市以外のエリアが半数以上を占めており、梅田駅までの所要時間も20分以上かかる駅が大半だった。ある程度の広さを求めるなら、大阪市から離れたほうがリーズナブルな物件が探しやすいのだろう。そうしたなかでも梅田駅まで約13分、乗り換えせずに行けるのが9位にランクインした阪神本線・千船駅だ。

9位・千船駅は前述したように1位・出来島駅から歩いて15分少々の立地。しかし価格相場は出来島駅よりも559万円もアップしており、平日の朝ラッシュ時に運行される区間急行が停車するなど、梅田までのアクセスのよさが価格帯に反映されているのかもしれない。駅は北に左門殿川、南に神崎川が流れる中洲に位置している。中洲内には市営の集合住宅をはじめとした住宅地が広がり、市立の小・中学校や幼稚園、保育園も。駅の高架下2階部分にドラッグストアがあり、交番や郵便局が点在する駅前ではスーパーや100円均一ショップも営業中。駅から徒歩15分ほどの左門殿川対岸にはホームセンターや家電量販店もあるので、コンパクトな範囲で日常生活が送れそうだ。

ちなみに今回調査の基点にした梅田駅の、「カップル・ファミリー向け」中古マンションの価格相場は6340万円。ランキングトップ10は梅田駅まで20分以上かかる駅が大半だという点が少々残念にも感じたが、価格相場が4060万円~4760万円も下がると聞いた後だと、この程度の通勤時間なら費やしても惜しくないと思えてくる。

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている梅田駅まで電車で30分圏内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数35年未満、敷地権利は所有権のみ
シングル向け:専有面積20平米以上50平米未満
カップル・ファミリー向け:専有面積50平米以上80平米未満
【データ抽出期間】2022/2~2022/4
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出(2022年4月25日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が2回までの駅を掲載

シンプル+1

所在地:品川区西五反田
63万4,513円(税込) / 103.08平米
山手線・都営浅草線「五反田」駅 徒歩6分

これでいい、これがいいと素直に思えるシンプルな内装に、+1の遊び心がある最上階の事務所物件です。



床はクリア塗装のコンクリート、天井にはライティングレール。会議室に使いやすそうな凹み部分もあったり。広さ的には20人くらいのチームに適当なサイズ感かなと思います。



スケルトンから ... 続き>>>.
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空が掴めそうな我が家

所在地:世田谷区野沢
7,280万円 / 71.93平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩13分

<価格が下がりました!>



ここは13階建てのマンションの最上階、そして角部屋。家の中を駆け回る子供のように、光や風が回遊する気持ちの良い家です。



南西、北西、北東と三方向に窓があり、その良さを余すことなく生かすため、ぐるっと家の中を一周できるような間取りにリノベーション。「今 ... 続き>>>.
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ウッドデッキとリノベーション

所在地:世田谷区給田
14万9,000円 / 50.74平米
京王線「千歳烏山」駅 徒歩9分

雰囲気良くリノベーションされた空間に、ゆとりあるウッドデッキという、うれしいオマケがついてくる部屋。



まずはこの物件の注意点から。1階で目の前の道路はある程度車が通るため、窓を閉めていても車の通行音が聞こえます。たまにトラックが通るときはそれなりに音がするので、あまり音に抵抗が ... 続き>>>.
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オトナな上原

所在地:渋谷区上原
20万9,000円 / 43.54平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩6分

人気の飲食店がずらりと並ぶ代々木上原。人気の中華や老舗とんかつ屋のある仲通り商店街から1本入った住宅街にある、しっとりと物静かな雰囲気のマンション。



コンクリートの天井が空間を引き締める、落ち着いた印象の内装。間取りは1LDKで、引き戸で区切っても大きくワンルームとして使えます ... 続き>>>.
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ぐるり、都会を眺望

所在地:品川区東五反⽥
29万5,000円 / 57.31平米
山手線・都営浅草線・東急池上線「五反田」駅 徒歩3分

桜並木に面するスタイリッシュな外観の分譲マンション。最上階に位置し、パノラマの景色が楽しめるお部屋が募集です。



1フロア1住戸で、ぐるりと窓に囲まれた形。9階からの眺めは、開放感のある見晴らしになっていて、夜景も夕日も青空も楽しませてくれます。景色がなるべく遮られないように、設 ... 続き>>>.
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緑の借景

所在地:世田谷区北烏山
13万円 / 43.37平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩15分

こぶりなサイズがかわいい戸建て。きゅっとコンパクトな建物ですが、窓が多く、緑が豊かなお隣の敷地とも隣接するので、窮屈な感じはせず、気持ちよさがあります。



1階にはテラス、2階にはバルコニーが付いているので、植物をたっぷり置くことができます。



2階にダイニングと水回り。あまり広 ... 続き>>>.
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太陽と素材を感じ、愉しむ家

所在地:世田谷区玉堤
3,780万円 / 53.51平米
東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川」駅 バス11分 「玉堤一丁目」バス停 徒歩2分

◆ 価格が下がりました! ◆



吟味された素敵なインテリアに囲まれたリビングから、光差し込む明るいキッチンスペースを見る。日常のふとした満足感、そんな日々に感謝すらしてしまいそう。



2019年にフルリノベーションされ、生まれ変わった室内は、住むほどに味わいが出てくる自然素材に包 ... 続き>>>.
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道玄坂でかくれんぼ

所在地:渋谷区道玄坂
10万円 / 25.17平米
山手線「渋谷」駅 徒歩7分

都会の隙間にはおもしろい場所があるもので。渋谷の真ん中、道玄坂の古ビルの屋上に、思いがけない小さな隠れ家を発見しました。



室内はごくシンプルですが、部屋までのアプローチが独特で、秘密めいた環境を面白がってくれる人がいる予感。籠れる1人オフィスや書斎利用、予約制で来客が少ない店舗 ... 続き>>>.
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南青山の空中庭園

所在地:港区南青山
38万円 / 73.58平米
銀座線・半蔵門線「表参道」駅 徒歩7分

「表参道」駅から徒歩7分、美術館通りに面し、「根津美術館」からほど近く。趣ある外観のレトロなマンションに、たったひとつだけルーフテラス付きの部屋があります。



青々とした緑に囲まれた、約64㎡の空中庭園。ラピュタは本当にあったんだ…!までは言いすぎだと思いますが、部屋と同じくらい ... 続き>>>.
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Let’s Ping Pong!!

所在地:中央区東日本橋
33万3,960円(税込) / 125.48平米
都営浅草線「東日本橋 」駅 徒歩1分

歩いて1分以内に、東日本橋と馬喰横山駅、4分のところに馬喰町駅と3線3駅が使える魅力的な立地に立つ古ビルの、約30㎡の屋上が付いたリノベーションオフィス。



フロアごとに、天井や壁をホワイト、グレーに塗り分けた、3~5階一括貸しの事務所物件です。



はじめに面積についてご確認くだ ... 続き>>>.
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吹き抜ける、欧州の風

所在地:静岡県駿東郡小山町須走
1億4,000万円 / 135平米(建物) 2,092平米(敷地)
東名高速道路「御殿場」IC 9㎞(車約14分)

■価格が下がりました!■



雑木林に囲まれた広い敷地にひっそり佇む、レンガ造りの英国風建物と、木造平屋のガレージ。はるか昔からここに存在していたような立ち姿に、心奪われました。



最初にご紹介したいのは、レンガ造りの建物。正面に備える重厚な観音扉を開けば、天井高約6.5m程の大空 ... 続き>>>.
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アカバネの森に住む – 改装可 –

所在地:北区赤羽
6万6,000円 / 21.49平米
湘南新宿ライン・京浜東北線・埼京線「赤羽」駅 徒歩6分

■賃料が下がり、洗濯機置き場をキッチン前へ変更予定です!■



赤羽に小さな森があるのを知っていますか?



商店街のアーケードを抜けたディープなエリアに、1カ所だけ異様な雰囲気を漂わせている角地の建物。



バラをはじめとした何種類もの植物が覆うその姿を初めて見たときは、しばらくあっ ... 続き>>>.
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