建具の色に心ときめく

所在地:世田谷区玉川田園調布
24万円 / 83.87平米
東急東横線「田園調布」駅 徒歩7分

何よりも建具の色が好きで。グレーに近いブルーの色味と使い込んだフローリングや落ち着いた色味のカーペットとの相性が良く。配色だけでグッときます。



実はこの配色、オーナーのこだわりで、建てられた当時からずっと変えずに今に至ります。まさにオリジナル。



リビングの大きく取られた窓と広 ... 続き>>>.
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空とひとつながり

所在地:世田谷区代沢
16万5,000円 / 54.53平米
井の頭線「駒場東大前」駅 徒歩9分

大きな窓面とトップライトによって得られる開放感にやられてしまいました。これは気持ちいい!



立地は駒場東大前駅と池ノ上駅のちょうど中間くらいの静かな住宅街。渋谷や中目黒、下北沢と魅力的な店が多いエリアへもすぐに出られる穴場的な立地です。



室内は開放的というだけではなく、暮らし ... 続き>>>.
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色鮮やかな生活〜1階〜

所在地:世田谷区松原
12万5,000円 / 45.9平米
京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩6分

建物の名前の由来は「色鮮やかなインコの巣」。「入居者が色鮮やかな生活を送れるように」という意味が込められています。



建築家のオーナーが設計した建物は、細部まで熱意が感じられます。共用部は南国のリゾートホテルのような雰囲気、部屋に入る前からテンションが上がります。



清潔感のある ... 続き>>>.
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実家や我が家、これからどうする? 空き家にせず地域で活かした2家族の物語

地方の集落や郊外住宅地、都市部など、あちらこちらで「空き家かな?」と思われる住まいが増えてきました。みなさんの中にも親や祖父母が暮らしていた住まいをどうしようか?と悩んでいる人は多いことでしょう。今回はそんな悩ましい実家問題を「地域に開く」という方法で解決し、建物にも地域にも、そして自身にもプラスになっている2事例をご紹介します。
親が死去して相続した思い出の古民家。取り壊すのはしのびない

あなたが生まれ育った家に、現在、住んでいる人はいるでしょうか。両親が元気に暮らしているという人もいれば、老親が1人で暮らしている、家族が他界、施設に入っているため空き家になっているという人も少なくないはず。本格的な人口減少社会を迎えた今、日本各地でじわりと「空き家」が増えつつあります。

東京都郊外、東村山市にあった日本家屋もそんな建物のひとつでした。1958(昭和33)年に建てられた古き良き日本の住まい、離れの2棟ありましたが、2014(平成26)年にこの建物で暮らしていた主が亡くなり、空き家となっていました。受け継いだのは、川島昭二さん。東村山駅から徒歩10分圏内、府中街道沿いということもあり、建て替えて、不動産投資にしないかという話も多く寄せられたといいます。

昔の離れの写真(写真提供/川島さん)

昔の離れの写真(写真提供/川島さん)

「私は今も近くに暮らしているので、月に数回、庭の草取りなどに通い、どうしようかと迷っていました。この家で生まれ育って、隣は天王森不動尊。懐かしく、思い出がつまった建物と風景を、壊してしまうのはどうにもさみしくて、決めかねていたんです」(川島さん)

そんな川島さんが相談を持ちかけたのが、地元の工務店・大黒屋の袖野伸宏さん。
「まずは築30数年の離れとなっていた建物をリノベーションして貸し出そうという計画になりました。ただ、築年数60年経過した母屋には風情もあって、取り壊すのはもったいない。川島さんご両親が残したモノもたくさんおいてある。どうしたものかと不動産や建築関連の友人・知人と相談していたんです」と話します。

とはいえ、築年数が経過し、敷地を囲むようにつくられていたブロック塀は地震で崩れてしまう恐れもあり、建物も放置するほどに傷んでいきます。どうしようか決めかねていた袖野さんは、思い切って川島さんにある提案をします。
「まだどうするか活用方法は何も見えないけれど、もし大黒屋で借りたいといったら、貸してくれますか? と話したんです。弊社も事務所が手狭になってきたし、社員が使ってもいいなあくらいの考えでした。川島さんは、『いいよ』って気軽に言うんです(笑)」

思いがけない展開に、川島さんはどう思っていたのでしょうか。
「やっぱり地元の会社で長く続けている工務店なので、安心感や信頼感があり、建物を残してもらえればいいよとおまかせすることにしました」とにこやかに請け負ったといいます。

アトリエ、コーヒースタンド、シェアキッチンなどの複合施設に

その後、大黒屋の袖野さんが地域の人たちに「借りたい人はいない?」という声をかけていき、プロジェクトとして本格的にスタートします。和紙造形作家のにしむらあきこさんや編集やデザインをしているハチコク社さんたちと出会うことで、母屋は「OFF/DO BOOK LOUNGE」「アトリエ&ギャラリー 紙と青」、それにハチコク社のオフィス、離れはシェアキッチンの「木づつみのえん」となることが徐々に決まっていきます。そして、2019年5月には複合施設「百才(ももとせ)」として、地域にひらかれた場所としてお目見えしました。

百才に携わるみなさん。左から木づつみのえんの松本千栄さん、大黒屋の袖野伸宏さん、建物の大家である川島昭二さん、ハチコク社の勝股芳樹さん(写真撮影/片山貴博)

百才に携わるみなさん。左から木づつみのえんの松本千栄さん、大黒屋の袖野伸宏さん、建物の大家である川島昭二さん、ハチコク社の勝股芳樹さん(写真撮影/片山貴博)

築30年と築60年の建物をあわせて『百才』。母屋の縁側から庭を眺める。これぞ日本の風景。最高です! (写真撮影/片山貴博)

築30年と築60年の建物をあわせて『百才』。母屋の縁側から庭を眺める。これぞ日本の風景。最高です! (写真撮影/片山貴博)

建物はもとの建物の良さを活かしつつ、大幅リノベーション! 建具一つひとつに味わいがあります(写真撮影/片山貴博)

建物はもとの建物の良さを活かしつつ、大幅リノベーション! 建具一つひとつに味わいがあります(写真撮影/片山貴博)

もとからあった井戸(奥)。染色と縁の深い「アトリエ&ギャラリー 紙と青」に(写真撮影/片山貴博)

もとからあった井戸(奥)。染色と縁の深い「アトリエ&ギャラリー 紙と青」に(写真撮影/片山貴博)

気楽に立ち寄れるコーヒースタンドOFF/DO COFFEE(写真撮影/片山貴博)

気楽に立ち寄れるコーヒースタンドOFF/DO COFFEE(写真撮影/片山貴博)

シェアオフィスとして入居する「ハチコク社」が編集する東村山の“わ”を伝える「むらのわ」と百才の歩みをまとめた冊子(写真撮影/片山貴博)

シェアオフィスとして入居する「ハチコク社」が編集する東村山の“わ”を伝える「むらのわ」と百才の歩みをまとめた冊子(写真撮影/片山貴博)

家を「地域に開く」というのは、まだまだ新しい考え方です。そのため、お二人とも「家を開く」という考え方はご存じなかったようですが、「建物を残したい」「どうやって建物を有効活用できるか」「モノをつくる人や地域の人が集まる場所にしたい」などと考え抜いた結果、今のかたちになりました。シェアキッチンなどの利用は予約が必要ですが、ふらりと寄れるおばあちゃんの家の庭のような「ゆるく開かれた場所」になっています。

近所の子どもたちはこの庭で、泥だらけになって遊んでいるといいます。
「あまりにも泥だらけになるので、手洗いだけでなくて、足洗い場をつくったんですよ。子どもは木の葉一枚で楽しい。遊びの天才です」と袖野さん。

百才のお庭は、「おばあちゃんの家のお庭以上、公園未満」という地域に開かれた使われ方をしています(写真撮影/片山貴博)

百才のお庭は、「おばあちゃんの家のお庭以上、公園未満」という地域に開かれた使われ方をしています(写真撮影/片山貴博)

「建物が完成して、周囲にお披露目会をして驚いたのが、地域の関心の高さです。ご近所に住む人から市長まで、どんな場所になるのか楽しみにされていて、期待を寄せていただいているのが分かりました。プロジェクトを動かすなかで、東村山に眠っていた価値に改めて驚かされましたし、建物や不動産の持つ可能性、工務店ができることを再発見できました」と袖野さん。

「今も散歩がてら庭の手入れに来ていますが、子どもたちが遊ぶ姿は、かつての自分たち家族の風景を見るようです。建物を残すことで、ふるさとへの愛着や思い出を残していけたら、こんなに幸せなことはないですよね」と川島さん。

府中街道沿いにある離れ。リノベーションをして、現在はシェアキッチンとして活用している(写真撮影/片山貴博)

府中街道沿いにある離れ。リノベーションをして、現在はシェアキッチンとして活用している(写真撮影/片山貴博)

今はコロナ禍で、多くの人が集まることはできませんが、時期を見計らって庭や母屋を使って、「流しそうめん」「すいか割り」「わらべうた」「餅つき」「コマ遊び」など、日本の暮らしや遊びを伝えていけたらとスタッフのみなさんは考えているそう。現代の子どもたちがこうした建物と遊びふれることで、「日本にかつてあった暮らし」の思い出をつくっていけるのは、本当に幸せなことですよね。自宅を地域に開くことで、自分も周囲も豊かになる、そんなすてきなケースといえるでしょう。

鎌倉にある自宅をコワーキングスペースに。人とつながるうれしい“想定外”も

自身と家族が住んでいた家を手入れして、そのまま地域に開いた人もいます。コワーキングスペース、イベントスペース、シェアキッチンとして使われている「ハルバル材木座」です。

鎌倉市材木座の住宅街にできた「ハルバル材木座」(写真撮影/桑田瑞穂)

鎌倉市材木座の住宅街にできた「ハルバル材木座」(写真撮影/桑田瑞穂)

1階のコワーキングスペース。この絶妙なオシャレと落ち着いた風情がたまりません(写真撮影/桑田瑞穂)

1階のコワーキングスペース。この絶妙なオシャレと落ち着いた風情がたまりません(写真撮影/桑田瑞穂)

シェアキッチンの「ハルバルキッチン」。料理イベントでも使われている(写真撮影/桑田瑞穂)

シェアキッチンの「ハルバルキッチン」。料理イベントでも使われている(写真撮影/桑田瑞穂)

2021年3月、会社を早期退職した伊藤賢一さんが立ち上げた場所で、現在、コロナ禍でもありますが、「イチゴについて雑談する会」「さくら貝をつかったスマホケース製作」「お茶会」などさまざまなワークショップが開催されています。内容を聞くだけでも、おもしろそうですよね。

ワークショップやイベントの告知。タイトルだけでもおもしろそうな内容です(写真撮影/桑田瑞穂)

ワークショップやイベントの告知。タイトルだけでもおもしろそうな内容です(写真撮影/桑田瑞穂)

イベントの様子。コロナ対策をしつつ、盛り上がっているのが分かります(写真撮影/桑田瑞穂)

イベントの様子。コロナ対策をしつつ、盛り上がっているのが分かります(写真撮影/桑田瑞穂)

「単なるイベントスペースは味気ないことが多いですが、この場所は住まいだったこともあって、ぬくもりがあり、そうした点を気に入ってくれる人が多いようです。昨今、コワーキングスペースは増えていますが、多くは企業が運営していて、仕事をする場所。会話や雑談がしにくいところが多いですよね。でも、ここは、利用者の方が許せば『私が少しばかりお節介を焼いてお手伝い』することにしています。雑談するなかで、人と人を引き合わせることができたり、新しい発見があったり。コロナ禍だからこそ、人と話すことの価値が見直されている気がするんです」と話します。

伊藤賢一さん(写真撮影/桑田瑞穂)

伊藤賢一さん(写真撮影/桑田瑞穂)

伊藤さんは、もともと「退職後にやってみたいこと」として、地域で人と人の繋がりを創り出す仕組みづくりを考えていたそう。
「今回、『家を開く』にあたって、ご近所にあいさつに伺いましたが、前向きな言葉をいただくことが多かったですね。人が地域に集まることにおおらかというか、鎌倉や材木座という地域に愛着がある人が多いように思います」と話します。伊藤さんの語り口調は本当に穏やかで、紳士。仕事というよりも、伊藤さんと話したくなる気持ちになります。利用者の女性に話を伺いました。

他愛ないおしゃべりから人との繋がりがうまれ、それが地域との繋がりになっていく。気負いなく話せる時間と場所って貴重です(写真撮影/桑田瑞穂)

他愛ないおしゃべりから人との繋がりがうまれ、それが地域との繋がりになっていく。気負いなく話せる時間と場所って貴重です(写真撮影/桑田瑞穂)

「住まいと勤務先は東京ですが、鎌倉のヨガスタジオに通っていて、どこかひと息つける場所をということで、この場所を見つけました。伊藤さんとのお話も楽しいし、鎌倉という街が好きで、鎌倉に自分の居場所を見つけられたように思っています。東京も楽しいし、鎌倉にも拠点がほしい、私にはぴったりの場所でした」といいます。

オープンして半年も経過していませんが、こうした声は少なくないようで、鎌倉との接点を探していた人や、人や人との出会い、新しい発見につながっているよう。

「長野県茅野市にある両親が住んでいた家が空き家になっていました。実はこの『ハルバル材木座』での出会いがきっかけで、『ハルバル茅野』という形で活用してもらえる人が見つかったんです。この場所が海の家なら、茅野は山の家。どちらも所有したかったし、理想の形で活用できています」と話します。

「ハルバル材木座」はこの春、はじまったばかり。コロナ禍もあり、「順調に見えるけれど、これからどうなるか分からない(笑)」と笑う伊藤さんですが、先が見通せない時代だからこそ、新しいチャレンジを楽しんでいるようです。

川島さんと伊藤さん、お二人ともに寛容で、「所有」と「利用」を分けて考える、柔軟な考え方をなさっています。そして、縁の下の力持ちというか、若い人や地域のために何かをしたいと考えていたすえに、「家を開く」という結果になっていました。
ただ、家を地域に開くことが、結果としてご自身の人生を豊かにしているというのが不思議です。今まで「住まい」だった場所が、人を呼び、縁を紡ぎ、にぎわいをつくっていく。「家を開く」という選択は、人口が減る時代にかなった有意義な活用法なのかもしれません。

●取材協力
百才
大黒屋
ハチコク社
ハルバル材木座

川沿いを斜め上から

所在地:目黒区上目黒
13万9,000円 / 27.81~31.5平米
日比谷線・東急東横線「中目黒」駅 徒歩7分

目黒川沿いの魅力は春だけにあらず、桜が散った後にはきれいな緑を拝めるのも忘れてはなりません。



知る人ぞ知る名書店がある、川沿いのマンション。今回募集するのは2階と3階の角部屋。どちらもシンプルな単身向けのワンルームですが、光と緑を取り込む窓が2面にあり、実に爽やかな空間です。

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運河を眺めてゆるりと暮らす

所在地:中央区勝どき
10万5,000円 / 43.74平米
都営大江戸線「勝どき」駅 徒歩4分

「水辺」ってやっぱりいいですね。船の汽笛、水鳥、水面のキラキラ、対岸の公園の桜、夜はトリトンスクエアの夜景。



リバーサイドを満喫できそうな、黎明橋のたもとの大規模マンション。



ワンルームですが、必然的に家具の配置は決まってくる間取り。分かりやすく、使い勝手の良いワンルームです ... 続き>>>.
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コロナ禍で進む「オンライン内見」、利用者から「実物の物件のほうが良かった」との声も

MMD研究所は、2021年6月に「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」を実施した。コロナ禍の2020年4月以降に物件を探した人の中で、オンライン内見をした人にも調査を実施している。どんな人がオンライン内見をしているのだろうか。【今週の住活トピック】
「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」結果を公表/MMD研究所

オンライン内見とは?今なぜ注目されている?

まず、オンライン内見とは何か説明しよう。
「オンライン内見」とは、内見希望者に代わって、不動産会社のスタッフが現地へ行き、オンラインを使って映像や音声で物件内の紹介をするサービスのこと。ネット環境のある場所なら、自宅や会社などどこにいても物件見学をすることができる。

新型コロナウイルス感染の対策として、外出を避け、不動産会社のスタッフと密にならないで物件を確認できるオンライン内見が注目を集めている。オンライン会議などの経験が増えて、インターネットを介して動画でコミュニケーションを取ることに慣れてきたことも要因だろう。

MMD研究所の調査結果で、どのオンラインサービスを利用したかの結果(複数回答)を見ると、「Zoom」が50.5%と最も多く、「LINE」(47.4%)、「Skype」(35.8%)、「Microsoft Teams」(33.5%)、「Google Meet」(30.9%)だった。

20代が最もオンライン内見をしている

さらに調査結果を見ていこう。2020年4月以降に物件を探した1159人を対象に、物件を内見した方法を聞いた(複数回答)ところ、全体平均では「訪問内見」が53.0%、「オンライン内見」が37.9%となった。

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

「オンライン内見」が高い性別・年代別をピックアップすると、次のようになった。
20代男性(n=196) オンライン内見:55.1%  訪問内見:57.1%
30代男性(n=174) オンライン内見:47.7%  訪問内見:55.2%
20代女性(n=193) オンライン内見:33.9%  訪問内見:56.5%

オンライン内見については、「20代」と「男性」がカギになっている。まず、男性では、20代男性が最多で、年代が上がるにつれてオンライン内見の利用は下がっていく。また、女性では、20代こそ55.2%と高いものの、30代では23.4%まで下がるなど、全体的に男性に比べるとオンライン内見の利用は多くはない。

また、どの性別・年代別を見ても、訪問内見のほうが多く利用されており、訪問内見とオンライン内見を併用していることもうかがえる。

オンライン内見経験者の利用意向は高い

この調査では、オンライン内見で契約をした378人に、「実際に物件を見た際にオンライン内見とのイメージの差があったか」を聞いている。その結果、「実際の方がオンライン内見で見たより良かった」が最多の54.2%で、「実際の方がオンライン内見で見たより悪かった」が34.9%、「実際とオンライン内見のイメージの差はなかった」が10.8%となった。

オンライン内見と実際の物件を見比べると、実際のほうが良かったという人もいれば、悪かったという人もいるなど、必ずしも同じ印象をもつとは限らないということのようだ。

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

そうしたこともあってか、オンライン内見経験者430人に、「今後も物件を探す際にオンライン内見を利用するか」を聞いたところ、「実際に物件を内見するのとオンライン内見、どちらも利用すると思う」という“併用派”が52.3%と最も多くなった。一方で、「オンライン内見だけで物件を探すと思う」が37.4%と、“オンライン内見派”も4割近くいた。併用、単独合わせて89.7%が今後も利用すると支持しており、オンライン内見で効率よく住まい探しをしたい人が多くいることが分かる。

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」より転載

オンライン内見のメリット・デメリットは?どう利用するとよい?

オンライン内見のメリットとデメリットを整理しておこう。

オンライン内見の最大のメリットは、内見をするために現地に足を運ぶための時間や手間が減るという“効率の良さ”だろう。特に、転勤などで遠方から住まい探しをする人、一人暮らしの子どものために親子で住まい探しをする家族などには、効率の良さのメリットが大きい。

かたやデメリットとしては、カメラを通して物件を見るために、現地の日当たりや音、空間の広さ、部屋の雰囲気、細かい内装の質感などが確認しづらいという点が挙げられる。また、最寄駅から実際に歩くことで得られるアクセスや周辺環境の情報が不足するなど、現地に行ってこそ得られる情報も多い。

また、通信環境が整っていないと映像や音声が不安定になったり、通信の契約形態によっては通信費がかさんだりする場合があることなどにも注意したい。

では、どのようにオンライン内見を活用したらよいのだろう?

まず、訪問内見と同様ではあるが、何を重視して住まい探しをするかをあらかじめ決めておき、内見時には確実にその点をチェックすることだ。オンライン内見では、不動産会社のスタッフの案内で見ることになるので、気になる点は「収納の戸を開けてサイズを教えてほしい」「コンセントの位置を見せてほしい」「しばらく音を聞かせてほしい」など、さまざまな注文を付けて見落とすことのないようにしたい。

また、現地に行かないと得られない情報もあるので、オンライン内見を利用して物件を絞り込んだら、最終的に決める際には訪問内見をすることなども検討してほしい。

コロナ下で急速に増加した「オンライン内見」ではあるが、コロナ終息後もその効率性から継続されることが想定される。これからは住まい探しで、オンライン内見を賢く利用する時代になっていくことだろう。

○MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」

ちょこっとナリワイ

所在地:練馬区桜台
9万円 / 37.26平米
都営大江戸線・西武有楽町線「練馬」駅 徒歩9分

「ナリワイ」と「暮らし」が一緒にある、かつての日本の当たり前の生活。そんな町屋スタイルの賃貸アパートが、練馬の地に完成しました。



顔を合わせて話をする機会が減ってきているこの時代に、新しく住む人と元から住んでいる人、地域の文化、大切なものをつなげ、橋渡しをする役割が大家にはある ... 続き>>>.
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四谷で御苑を眺める暮らし

所在地:新宿区内藤町
21万円 / 66.68平米
丸ノ内線「四谷三丁目」駅 徒歩10分

都会の真ん中で御苑ビューを楽しめる暮らしはいかがですか?



築44年、なんだかロンドンのアパートメントのような外観の角部屋。四角い15畳ほどのリビングダイニングから、新宿御苑の緑を楽しめるのがうれしいポイントです。



さらりとした肌ざわりのフローリングに白い壁紙のシンプルな内装。 ... 続き>>>.
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日々の暮らしに癒しの緑

所在地:調布市柴崎
2,980万円 / 74平米
京王線「つつじヶ丘」駅 徒歩13分

窓一面の緑と、シンプルなリノベーション。



素朴だけど優しく寄り添ってくれるような質感に、家族みんながのんびりと快適に過ごせる姿が思い浮かびます。



2021年5月にリノベーションされたばかりの室内。ワイドなリビングと、コンパクトな部屋が3つ。リビングでゆったりくつろぐもよし、部 ... 続き>>>.
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代官山シンプル暮らし – 最上階 –

所在地:渋谷区代官山町
15万7,000~16万8,000円 / 44.55~51.86平米
東急東横線「代官山」駅 徒歩8分

代官山と渋谷のちょうど中間あたりに位置するマンション。間取りが使いやすく、条件と広さのバランスがいい、代官山の街を見渡せる物件のご紹介です。



今回の募集は、最上階角部屋と、8階、6階、5階角部屋の4区画。それぞれ内装、間取り共にほぼ同じですが、角部屋の5階と9階部分の方が少しだ ... 続き>>>.
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桜の樹の横で

所在地:三鷹市上連雀
12万5,000円 / 50.16平米
中央線「三鷹」駅 徒歩12分

桜並木の遊歩道沿い、夏は気持ちのいい新緑、春には満開の桜を見上げます。窓を開けていると鳥のさえずりが聞こえ、なんともホッとする空気感です。



三鷹駅からしばらく線路沿いに西に歩いたところ、控えめな遊歩道沿いにたつ可愛らしいレトロマンションの一室。なんでもこの遊歩道、かつては中央線 ... 続き>>>.
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誘惑の路地を抜けて

所在地:江東区亀戸
12万5,000円 / 54.19平米
総武線「亀戸」駅 徒歩4分

亀戸駅から飲み屋が並ぶ路地を抜けて歩くこと4分。一見よくある建物の内装が丸ごとリノベーションされていました。建物の1階は居酒屋ですが、周りは住宅も多く、思ったよりも静かで落ち着いた印象です。



ご紹介するのは2階部分。キッチンや洗面がすべてオープンになっている50㎡弱の大きなワン ... 続き>>>.
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屋上ドッグラン

所在地:江東区亀戸
15万円 / 40.65平米
総武線「亀戸」駅 徒歩4分

★賃料下がりました★



下町情緒あふれる町の中に、とても気持ちの良い屋上が隠れていました。屋上に出たらまず腰を下ろして、それから寝そべって空を眺めたくなりました。そして、その周りを犬が駆け回る光景が目に浮かびました。



亀戸駅から飲み屋が並ぶ路地を抜けて歩くこと4分。一見よくある ... 続き>>>.
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おしゃれだけじゃない!最先端の“性能向上リノベ“で新築以上の耐震性や断熱性を手に入れる

中古マンションや一戸建てをオシャレに変えるリノベーションという選択肢はすっかり浸透してきたが、住宅性能は中古のまま……ということは珍しくない。しかし、元の住宅よりも「性能向上」をさせるリノベーションが最近注目を集めている。全国でそのプロジェクトに取り組むYKK APリノベーション本部の西宮貴央さん、4月に完成した「鎌倉の家」に不動産事業者として携わった浜田伸さん、リノベーションコンサルティングの黒田大志さんに話を聞いた。
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」で住宅性能の向上が脚光を浴びている

鳥のさえずりが心地よい神奈川県鎌倉市内の高台にある「鎌倉の家」。フルリノベーションされた築46年の民家だ。南側の道路に面したガレージの横にある階段を上り、玄関を開けると、水まわり部分を除けばほぼワンルームという広い空間が広がる。施主のライフスタイルに応じていかようにも仕切られたり、生活しながらインテリアを施主の好みに仕上げられる、こうした令和の時代に即したモダンな間取りや内装の仕上げについ目を奪われがちだが、「鎌倉の家」 の一番のウリは「一年中快適に過ごせる断熱性の高さと、ずっと安心して暮らせる耐震性の高さ」にある。

リノベーション前(写真提供/YKK AP)

リノベーション前(写真提供/YKK AP)

レッドシダー(北米のヒノキ科針葉樹)のサイディングに、既存の銅葺きを補修した屋根、大きな窓のコントラストがモダンな「鎌倉の家」(写真撮影/桑田瑞穂)

レッドシダー(北米のヒノキ科針葉樹)のサイディングに、既存の銅葺きを補修した屋根、大きな窓のコントラストがモダンな「鎌倉の家」(写真撮影/桑田瑞穂)

間取り

断熱性能はHEAT20のG2グレードを満たすUa値0.39。これは国の省エネルギー基準で言えば北海道に推奨されているものよりも高いレベルで、断熱先進国のドイツ並みの断熱性能であることを示している。一方、耐震性能のほうも上部構造評点1.61。新築住宅の耐震等級で言えば最も高い等級3に相当する。

実は最近、こうした「住宅の性能を向上させるリノベーション」に注目が集まっている。きっかけは、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」での受賞だ。「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」とは優れたリノベーション事例を表彰する制度で、「鎌倉の家」を手がけたYKK APが、「鎌倉の家」より前に全国5カ所で取り組んだリノベーションに対し、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」無差別級部門の最優秀作品賞が贈られた。

翌年の「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」でも、同様に省エネ性能を高めた古民家が1000万円以上部門で受賞している。もはや「今の時代に即した間取りにする、空間をおしゃれにする」のはマストで、これからのリノベーションに求められることは「本当に“快適”と呼べる住宅まで性能を向上させる」ことだと示唆するように。

実際、「鎌倉の家」を購入した夫妻は、住宅の性能の高さが決め手となったそうだ。海外旅行を年に1回楽しむなど、自分たちのライフスタイルを大切にしたい、そのためには家の購入費用を抑えたいと考えていた二人は、新築ではなく中古住宅を購入してリノベーションすることを検討していた。そんな時に見つけたのが「鎌倉の家」だった。正直、当初の予算よりは少し増えたそうだが、それでも「鎌倉の家」の性能の高さに惹かれたという。

リノベーション前の1階リビングルーム(写真提供/YKK AP)

リノベーション前の1階リビングルーム(写真提供/YKK AP)

リノベーション前の1階キッチン(写真提供/YKK AP)

リノベーション前の1階キッチン(写真提供/YKK AP)

リノベーション後の1階のリビングダイニングキッチン(写真撮影/桑田瑞穂)

リノベーション後の1階のリビングダイニングキッチン(写真撮影/桑田瑞穂)

1階は既存の洋室+和室+廊下部分をワンルームに間取りを変更(写真撮影/桑田瑞穂)

1階は既存の洋室+和室+廊下部分をワンルームに間取りを変更(写真撮影/桑田瑞穂)

使える梁や柱はそのまま使用されている(写真撮影/桑田瑞穂)

使える梁や柱はそのまま使用されている(写真撮影/桑田瑞穂)

実は日本は“断熱性後進国”、しかも地震が多い国

YKK APでは、住宅の断熱性能と耐震性能を向上させるリノベーションを「戸建性能向上リノベーション」と呼んでいる。同社のリノベーション本部の西宮貴央さんは「我々の主力商品である窓やドアなどの開口部は、断熱性や耐震性を高める際の要です。例えば家の熱の出入りは、窓やドアなど開口部が一番大きいのです。そのため従来から断熱性の高い窓やドア、耐震性能を高める商品を開発してきました」

一方で、今後の人口減少が見込まれる中、既に住宅総数が世帯総数を上回っていることを考えると既存住宅をきちんと手入れして、次の住民が快適に長く住める家にすることが重要だ。「そうした時代背景もあり、我々の『戸建性能向上リノベーション』のプロジェクトが始まりました」(西宮さん)

左から、「鎌倉の家」のリノベーションコンサルティングを手掛けたu.company株式会社の黒田大志さん、不動産事業者として関わった株式会社プレイス・コーポレーションの浜田伸さん、YKK APリノベーション本部の西宮貴央さん(写真撮影/桑田瑞穂)

左から、「鎌倉の家」のリノベーションコンサルティングを手掛けたu.company株式会社の黒田大志さん、不動産事業者として関わった株式会社プレイス・コーポレーションの浜田伸さん、YKK APリノベーション本部の西宮貴央さん(写真撮影/桑田瑞穂)

2017年からスタートしたこのプロジェクトは、最新の「鎌倉の家」で16例目。北海道から神奈川、長野、鳥取、京都、兵庫、福岡……と全国各地で「戸建性能向上リノベーション」が行われている。

「最初は東京都の下北沢の事例でした。確かに断熱性や耐震性をもとの住宅より高めるリノベーションはこれまでにもあったとは思いますが、我々は断熱性ならHEAT20のG2レベル、耐震性は耐震等級3相当と具体的な数値目標を掲げて始めました」(西宮さん)

断熱性も耐震性も、「高い」といった抽象的な表現より、具体的な数値を示されたほうが説得力はある。しかも国の省エネルギー基準や、国が最低限求めている耐震等級1相当よりも高い基準値をクリアしているとなればなおさらだ。また将来手放す際においても性能が可視化(それも高いレベルで)できるため、家の価値も高いままで売ることが期待できる。

道路から一段高く、庭もあるため、南側に大開口の窓を備えてもプライバシーを確保しやすい。窓の周りの壁にはYKK APの耐震フレーム(フレームⅡ)が入っている。さらに手前の大きな柱に見える部分も耐震フレームで、この写真だけで耐震フレームが4つ備わっていることになる(写真撮影/桑田瑞穂)

道路から一段高く、庭もあるため、南側に大開口の窓を備えてもプライバシーを確保しやすい。窓の周りの壁にはYKK APの耐震フレーム(フレームⅡ)が入っている。さらに手前の大きな柱に見える部分も耐震フレームで、この写真だけで耐震フレームが4つ備わっていることになる(写真撮影/桑田瑞穂)

実は日本は“断熱性後進国”だ。本来、家の断熱性能を高めるには同時に気密性を高める必要がある。しかし『徒然草』にも書かれているのだが、昔から蒸し暑い夏のある日本では、気密性を高めるのとは逆に、開口部を大きく開けることで風通しをよくすることが重んじられてきた。そのため日本人は「夏は暑い、冬は寒い」ものとして、住宅の断熱性をあまり気にしなかった。

やがて世界の国々と比べて日本の省エネルギー基準は遅れを取り、現在ではドイツやアメリカ、中国よりも低い基準となってしまった。しかもヒートアイランド現象や近年の地球温暖化の影響で、『徒然草』の書かれた約700年前のように窓を開放しても、今や体温と同じ、あるいはそれ以上の温度の空気が入ってきて、ちっとも涼しくなどなくなっている。

そこで地球温暖化やエネルギー問題に対応するため「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」が2009年に発足した。この組織の略称が「HEAT20」で、住宅の省エネルギー化を図るため、研究者や住宅・建材生産者団体の有志によって構成されている。以前、SUUMOジャーナルでもご紹介したように、HEAT20で推奨している省エネ基準は、断熱先進国と呼ばれるヨーロッパとほぼ同じ世界トップレベルで、近年自治体が独自に採用し補助金制度を導入する例もある(「日本の省エネ基準では健康的に過ごせない」!? 山形と鳥取が断熱性能に力を入れる理由)

耐震性にしても、開口部が大きければ当然建物を支える力は弱くなる。1981年に新耐震基準が施行され、2000年にその改正が行われたが、その最低基準である耐震等級1は阪神・淡路大震災レベルの大地震でも「倒壊しないこと」が求められている。しかし要は「命が助かること」を最優先しているため、壁にヒビが入ったりして、損傷の度合いによっては住み続けることが難しくなる。

窓はYKK APの高断熱の樹脂窓、ドアも断熱性の高いものが使用されている。また壁には断熱材(グラスウール)がたっぷりと入れられた(写真撮影/桑田瑞穂)

窓はYKK APの高断熱の樹脂窓、ドアも断熱性の高いものが使用されている。また壁には断熱材(グラスウール)がたっぷりと入れられた(写真撮影/桑田瑞穂)

これが等級3になると、ダメージが少なくなるため、地震後も住み続けやすい。ちなみに災害時の救護活動の拠点となる消防署や警察署は等級2以上が必須だ。

新築ではなく、リノベーションだからこその課題が多い

世界トップレベルの断熱性能を備え、地震の多い日本で安心して過ごせる耐震性能のある住宅。しかし、既存住宅でこれらの性能を世界トップレベル等に押し上げるのは実は容易なことではない。イチから断熱性能と耐震性能を計算できる新築住宅と違い、既存住宅の性能は住宅ごとに千差万別。加えて既存住宅のリノベーションする際に、現代の暮らしに合わせるため間取り変更はほぼ必須といえる。

「立地条件、既存住宅の性能、リノベーション後の間取り……それらの評価を正しく判断した上で、何をどんな風に追加すれば基準をクリアできるか計算しなければなりません」とは同プロジェクトをYKK APとともに推進し、「鎌倉の家」のリノベーションコンサルティングを担当した黒田大志さん。しかも単純にそれぞれを高めるだけでは、コストがあっという間に跳ね上がる。いかにコストを抑えて性能を高めるかも肝心だ。

1階北側はドアで仕切ると東と西側にそれぞれ個室として利用できる。またそれぞれの個室の間は大きなクローゼットにするなどのフリースペース。リモートワークなど新しい生活様式にも対応する間取りだ(写真撮影/桑田瑞穂)

1階北側はドアで仕切ると東と西側にそれぞれ個室として利用できる。またそれぞれの個室の間は大きなクローゼットにするなどのフリースペース。リモートワークなど新しい生活様式にも対応する間取りだ(写真撮影/桑田瑞穂)

階段は従来よりも北側に新たに設置された。床はオークの無垢材。手入れを施主に楽しんでもらうことで、住宅に愛着をもってもらおうと、あえて無塗装での引き渡しとなる(写真撮影/桑田瑞穂)

階段は従来よりも北側に新たに設置された。床はオークの無垢材。手入れを施主に楽しんでもらうことで、住宅に愛着をもってもらおうと、あえて無塗装での引き渡しとなる(写真撮影/桑田瑞穂)

3部屋あった2階もこのようにワンルーム化されている。ただし、既にドアが用意されていて、ライフスタイルの変化に応じて容易に3部屋に仕切ることができる(写真撮影/桑田瑞穂)

3部屋あった2階もこのようにワンルーム化されている。ただし、既にドアが用意されていて、ライフスタイルの変化に応じて容易に3部屋に仕切ることができる(写真撮影/桑田瑞穂)

新たに用意されたバルコニー。屋根がついているので、どんな時間でも周囲の森から聞こえる鳥のさえずりを聞きながら、のんびりとしたひとときを過ごすことができる。晴れた日は富士山も見える。ダウンライトや電源も備えられているので、BBQなど用途に応じて使いやすい(写真撮影/桑田瑞穂)

新たに用意されたバルコニー。屋根がついているので、どんな時間でも周囲の森から聞こえる鳥のさえずりを聞きながら、のんびりとしたひとときを過ごすことができる。晴れた日は富士山も見える。ダウンライトや電源も備えられているので、BBQなど用途に応じて使いやすい(写真撮影/桑田瑞穂)

「プロジェクトを始めた当初は、こうした技術的要素の検証と、そもそも『性能を向上させた既存住宅』に対するニーズがあるのか、それはビジネスモデルとして成り立つのかという検証からスタートしました」(西宮さん)

例えば断熱性能はエリアによって、あるいは南向きか北向きかなど立地条件によっても変わる。同じHEAT20のG2レベルでも、北海道と九州では数値が異なる。だからこそ、これまで検証を兼ねて取り組んだ16事例は全国各地に点在しているのだ。

こうして行われた技術的検証によって「技術ノウハウの確立や、課題の洗い出しなど、ある程度の検証ができました」(西宮さん)という。同じ立地で、同じ大きさの同じ性能を有する建替えよりも販売価格を抑えられることにビジネスモデルとしても手応えを感じているようだ。

一方、見えて来た課題の中で特に大きいのが「施工する業者の断熱性に対するリテラシーがバラバラだということです」(黒田さん)。同プロジェクトとしてはもっと事例を増やしたいのだが、対応できる施工業者がまだまだ少ない。

従来の方法で十分商売ができた施工業者の中には、なぜ断熱性能をそこまで上げる必要があるのか、そもそもどうやって上げればよいのか、知らない人がいても不思議ではない。
「性能を向上させるリノベーションの知識を持つ設計士や建築会社、販売する不動産会社をもっと増やして、全体を底上げしなければなりません」(黒田さん)

「鎌倉の家」の壁断熱の工事の様子(写真提供/YKK AP)

「鎌倉の家」の壁断熱の工事の様子(写真提供/YKK AP)

例えば自宅や、購入したい中古住宅の性能を向上させるリノベーションを考えても、身近にそれを叶えてくれる施工会社などがいなければ、なかなか「G2レベル」や「耐震等級3相当」まで性能を向上させることは難しいのだ。

「鎌倉の家」に不動産事業者として携わった浜田伸さんは「自社で物件を仕入れて、リノベーションして、販売するのが我々不動産事業者の仕事。また建築士や施工会社と比べて、エンドユーザーに一番近い立場です。購入した中古住宅の性能を向上させることで再価値化し、自信をもってお客さまに勧めることができます。ですから不動産事業者が率先して推進するべきじゃないかと思います」という。

さらに、我々エンドユーザーの意識も変わるべきなのではないだろうか。冷暖房費を今より約38%削減してくれ、大きな地震に遭っても住み続けることのできる住宅。税制優遇や補助金、地震保険料の割引など数々のメリットも生まれる『戸建性能向上リノベーション』。少なくとも「夏は暑く、冬は寒い」のは、世界レベルでみたら“当たり前ではない”ことに、早く気付くべきだろう。

●取材協力
YKK AP

光と風のヴィンテージ

所在地:新宿区市谷薬王寺町
17万5,000円 / 69.36平米
都営大江戸線「牛込柳町」駅 徒歩5分

前を通るたび、ずっとカッコイイと思っていました。



つい告白みたいになってしまいましたが、紹介するのは敷地内にモサモサ緑の庭があるビンテージマンションの7階。ずっしりとたたずむその姿は、築57年の風格が漂っています。



ゆったりめのバルコニーやリビングダイニングからの眺望はすっき ... 続き>>>.
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山ぎわロッジをアトリエに

所在地:町田市山崎町
12万円 / 113.4平米
横浜線・小田急線「町田」駅 バス24分 「下山崎」バス停 徒歩10分

山小屋のような雰囲気がかわいらしい、小ぶりな戸建て。裏山があり、緑の借景を楽しめる、のどかな環境に位置しています。



間取りは3SLDK。個室のつくりがゆったり広めで、開放的に使えます。



収納がたっぷりあるのも魅力的。各部屋に収納がついているのに加えて、別途ウォークインクローゼ ... 続き>>>.
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庭にも空にも<駐車場付>

所在地:川崎市宮前区神木本町
14万8,000円 / 53.8平米
東急田園都市線「宮崎台」駅 徒歩18分

木製のサッシを開け放つと、庭とリビングがフラットに繋がり、風が通り抜ける心地良さ。屋上のウッドデッキからは空が大きく見えます。



庭にも空にも、そして外へも境界なく繋がるこの開け放たれた空間にいると日常の喧騒が遠く離れたところにあるように感じます。



庭でガーデニングや家庭菜園を ... 続き>>>.
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つつましくも清々しい部屋

所在地:杉並区和田
7万9,000円 / 21.1平米
丸ノ内線「新中野」駅 徒歩8分

一口にリノベーションといっても、とびっきりのおしゃれを目指したわけでもなく、装備を格段にグレードアップしたわけでもなく。



でも率直な印象は 「これで十分!」



築50年を迎えた建物にそっと寄り添う物静かな空間は、ペンキ塗りの壁や裸電球が妙にしっくりときて、まどろみの時間が心地よ ... 続き>>>.
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ガラスのウロコをまとい

所在地:世田谷区野沢
11万円 / 28平米
東急東横線「学芸大学」駅 徒歩15分

外周がくもりガラスのルーバーで覆われ、まるでウロコのようにキラキラと光を反射し、一際目を引く建物がありました。



中に入ってみると、ガラス張りなのに外周からの目線は遮断され、吹き抜けの開放感がある、なんだか不思議な感覚になりました。ガラスルーバーは数枚ごとに開閉が可能で、風を取り ... 続き>>>.
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80年代のデザイナーズ

所在地:目黒区三田
20万9,000円(税込) / 40.16平米
山手線「目黒」駅 徒歩10分

目黒区三田に立つ80年代に建てられたデザイナーズマンション。



今でこそ、コンクリート打ち放しの集合住宅は数多くありますが、当時は少なかったのではないでしょうか。



コンクリートも30年の経年で劣化していて、最近のいわゆるデザイナーズ物件とは少し違い、趣のある表情をしています。

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猫マスター響介さんが叶えた“猫ファースト”の注文住宅。賃貸ワンルームから猫御殿まで変遷も紹介!

ブログ「リュックと愉快な仲間たち」やTwitterで、可愛い愛猫の写真とユニークな文章が人気の猫マスター兼作曲家の響介さん。20代前半はワンルームのアパートに住んでいましたが、5匹の猫を飼い始めてからなぜか運気が上がり、本気度も急上昇。猫のための豪邸(一戸建て)を建ててしまいました。その家づくりをまとめた書籍『下僕の恩返し』(ビジネス社 刊)も好評発売中です。猫のためにこだわりつくした注文住宅を建てるまでのストーリーを聞きました。
猫5匹と暮らし、賃貸ワンルームから100平米のマンションへ

子どものころ、家に帰る途中でついてきた猫を飼いたいと言ったところ、母親に怒られて、元の場所に戻しに行ったことが忘れられずに「いつか猫と暮らしたい」と思っていた響介さん。実家を出てアパート暮らしを始めて、ようやく猫を飼える環境になりました。

そんな時、たまたま目に入った里親募集の広告に載っていた2匹の猫にひと目惚れして、身体に衝撃が走ったそう。「この子たちはうちにくる、絶対この子たちと暮らすんだ」とすぐに電話をかけて、翌日迎えに行きました。

猫専用のソファで人間のようにくつろぐ2匹は、最初に恭介さん宅に来た保護猫のリュックとソラ(画像提供/恭介さん)

猫専用のソファで人間のようにくつろぐ2匹は、最初に恭介さん宅に来た保護猫のリュックとソラ(画像提供/恭介さん)

その後も行き先が決まらない保護猫を2匹引き取り、「もうこれ以上増やせない」と思っていたところ捨て猫と出会い、猫5匹との同居生活が始まりました。「当時はワンルームの賃貸アパート住まいで、楽器や機材、漫画、キャットタワー、おもちゃもあり、寝るときは僕の頭の周りに5匹が囲むように寝ていました。家の中を1、2歩歩くと壁にぶつかる約8畳(約26平米)のワンルームで、運動もできないし健康にも良くない環境でした」

面積に対する猫の人口密度(猫密度)が高かった賃貸アパート時代。「狭かったから5匹が仲良くなれたのかも?」と振り返る(画像提供/響介さん)

面積に対する猫の人口密度(猫密度)が高かった賃貸アパート時代。「狭かったから5匹が仲良くなれたのかも?」と振り返る(画像提供/響介さん)

「このままでは猫たちがかわいそう、と思っても、当時は仕事の芽が出ず、録音機材を含む設備投資や楽器代などで1000万円もの借金がありました。それでも、30歳までには家を建てよう、絶対建てる!という謎の自信がありました」と響介さん。「念ずれば叶う」のか、「猫たちを幸せにしたい」という意識の変化か、仕事の調子がぐんぐん良くなってきたのです。

「まずは猫たちが走り回れる広さのマンションを買おう」と突然思いたった響介さんは、約100平米のマンションの購入を決断。25歳で、音楽制作の仕事部屋のひと部屋以外はすべて5匹の猫たちが自由に走り回れる、広々とした4LDKのマンションを、なんと現金一括払いで手に入れたのでした。

猫とテレビを同時に見られる壁とアウトドア気分の“庭部屋”をつくった

響介さんにとってマンション購入は注文住宅への通過点でしたが、「自分の持ち家ができると気持ちは変わって、一気にいろいろやりたくなりました」とDIYやインテリアに凝り始めました。下の猫部屋も一例です。

猫のためだけのひと部屋。悠々とくつろぐ猫たちの姿を見るのは何よりの喜び(画像提供/響介さん)

猫のためだけのひと部屋。悠々とくつろぐ猫たちの姿を見るのは何よりの喜び(画像提供/響介さん)

2匹の猫を飼っている筆者も常々経験していますが、猫はパソコンに向かって仕事をしているとパソコンの前やキーボードの上を行ったり来たりしますし、テレビを見ていると「テレビより私を見ニャさい!」と画面の前でポーズをとって立ちふさがります。響介さんは、そんな「かまってちゃん」にデレッとしているだけでなく、「テレビを見ていると、その間は猫が見られない。1秒でも猫を視界に入れたい」と、猫もテレビも同時に見られるようテレビの壁掛けを造作しました。

「壁に穴を開けずにテレビを壁掛けにできるDIYセット」を使うと、初めての人でも簡単にできるそう。さらに、石膏ボードや軽量レンガタイルを貼り、配線を隠す工夫をして、間接照明をしつらえ、インテリアとしてもかっこいい壁に仕上げました。

Before(画像提供/響介さん)

Before(画像提供/響介さん)

After/テレビ台には猫のベッドを置いて、テレビを見ながら愛猫の寝姿も見られるようになった(画像提供/響介さん)

After/テレビ台には猫のベッドを置いて、テレビを見ながら愛猫の寝姿も見られるようになった(画像提供/響介さん)

次につくったのは“庭部屋”。響介さん宅の猫たちは脱走や交通事故などの危険から守るために完全室内飼いです。賃貸アパート時代よりはるかに広いマンションで猫たちは走り回ることができるようになりましたが、「猫たちに外を経験させたい」と、庭を模した部屋をつくることにしたのです。

まるでリゾート(画像提供/響介さん)

まるでリゾート(画像提供/響介さん)

庭部屋には人工芝を敷いて、ウッドデッキを手づくりし、草花のモチーフや切り株のクッションで森の雰囲気を演出しました。キャンプ風に猫テントやランタンも設置しました。天井には星のモチーフを貼り、プロジェクターで外の世界が映るようにしました。

ハンモックに響介さんが寝てリラックスすると、猫たちがお腹や脚に乗ってきます。猫たちとリゾートホテルに遊びに来たような気分が味わえる猫のための部屋。「人間の部屋より豪華」とため息をつく方もいるのではないでしょうか。

30歳までを目標に、理想の家のイメージに向かって着々と準備

マンションに引越してから、猫たちは運動量が増えて筋肉がつき、多少太めだった猫は身体が引き締まり、ストレスも減ったそうです。けれども響介さんは「30歳までに家を建てる」という目標を達成するために、がむしゃらに働き、「こんな家を建てたい」と紙に書いたり、好みの家の写真を保存したりして、家づくりの次のステップの準備を始めました。

30社くらいのモデルハウスを見て、候補を7社にしぼり「猫のための家を建てたい」と相談してプランの提案をしてもらいました。「猫のための家なんて大丈夫?」「フリーランスの音楽家が家を建てるのは無理でしょう」という反応を肌で感じたこともあったそうですが、担当者の年齢が近く、前向きに賛同してくれた建築会社に依頼を決めました。

「家を建てるぞ」と誓ってから約4年、打ち合わせ開始から上棟まで約1年、工期約5カ月、響介さんは31歳で理想の「猫たちを最強に幸せにする理想の家」を実現したのです。

左からピーボ(オス)、ソラ(メス)、ニック(メス)、リュック(オス)、ポポロン(オス)。約150平米と5匹が横並びでも悠々と歩ける新居が完成した(画像提供/響介さん)

左からピーボ(オス)、ソラ(メス)、ニック(メス)、リュック(オス)、ポポロン(オス)。約150平米と5匹が横並びでも悠々と歩ける新居が完成した(画像提供/響介さん)

目標は「人間から見てもカッコイイオシャレな家で、猫のためもしっかり考えている家」。
「猫と暮らす注文住宅」をうたっている建築例には、猫が部屋を自由に行き来できるペット用ドア、壁に造作したキャットウォーク、階段下を利用したトイレスペース、ペット用の壁紙や腰壁、床材、消臭対策などがあります。

けれどもそういった“あるある”にとらわれず、響介さんが5匹の猫たちと暮らした経験をもとにイチから考えたプランでした。「人間が良かれと思うことが必ずしも猫にとっていいとは限らない」という考えのもと、希望条件を箇条書きに。建築基準法でクリアできない部分を除いて希望をほぼ叶えたのです。

約30畳(約100平米)のLDKの一角に設けた画期的な「リビングイン猫部屋」

響介さんならではのアイデアが生かされたプランのひとつに、リビング・ダイニング・キッチンがあります。以下は最初に響介さんが描いたラフです。

1階のイメージ。「画力ゼロのゴミのような図面」と響介さんは謙遜しますが、ポイントはおさえています(画像提供/響介さん)

1階のイメージ。「画力ゼロのゴミのような図面」と響介さんは謙遜しますが、ポイントはおさえています(画像提供/響介さん)

リビングダイニングはできるだけ広い空間を確保するために、1階は玄関、トイレ、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)のみ。猫たちが屋外に脱走しないよう玄関との間にはリビングドアを設け、居室と完全に分けています。希望したのは以下の7点でした。

LDKの絶対条件
●LDKは最低30畳以上、壁や仕切りはいらない(猫が追いかけっこするときに邪魔になるため)
●猫たちが窓辺に寝転んで日向ぼっこができるように大きな窓をつくる
●高級マンションさながらのアイランドキッチン(猫たちが周りをぐるぐる回れる)
●テレビの背面壁を造作(猫たちが周りをぐるぐる回れる)
●造作壁の裏側に落ち着ける猫スペースをつくる
●キャットウォークはあらかじめ取り付ける造作ではなく、自分で設置したり取り外せたりするアイテムを設置
●リビングイン階段はスケルトン階段に(常に猫たちが見えるように)

3階建て(画像提供/響介さん)

3階建て(画像提供/響介さん)

内装やインテリアにもこだわり、間接照明を多用したリビング・ダイニング・キッチン(画像提供/響介さん)

内装やインテリアにもこだわり、間接照明を多用したリビング・ダイニング・キッチン(画像提供/響介さん)

LDKの鏡面の床は、以前5匹全員が同じ日にウイルスに感染して10分に1回ぐらい嘔吐物を処理した経験から、掃除のしやすさで選びました。猫にはつきものの吐き戻しも、さっと拭くだけできれいになり、清潔さが保てます。

また、猫は高い所、縦運動が大好きです。キャットウォーク代わりになり運動不足解消に役立つ階段は、響介さんが上下左右から猫を見られるようスケルトン階段にしました。サイドからの落下を防ぐ手摺りも透明なポリカーボネイト製を採用しています。

階段も猫の遊び場。踊り場に窓を設け、日中は自然光で、夜は照明で足元が見えるようにしている(画像提供/響介さん)

階段も猫の遊び場。踊り場に窓を設け、日中は自然光で、夜は照明で足元が見えるようにしている(画像提供/響介さん)

部屋の壁の手前、テレビを掛けているのは造作壁で、周囲はぐるりと回ることができ、リビングと猫スペースをさりげなく仕切る役割も併せ持っています。造作壁の向こうは、猫たちの「遊ぶ、眠る、寛ぐ、トイレをする」スペースで、人と猫がお互いの気配を感じながら自由に過ごし、気になったときは小窓から猫を眺めたり、眺められたり双方向のコミュニケーションができるのです。このアイデアは、子ども部屋にも応用できそうです。

LDKの壁掛けテレビ用の造作壁。上の小窓から猫たちがリビングを見ている(画像提供/響介さん)

LDKの壁掛けテレビ用の造作壁。上の小窓から猫たちがリビングを見ている(画像提供/響介さん)

テレビを掛けた造作壁の後ろの猫スペース。トイレ、遊び場、寝床を設置している(画像提供/響介さん)

テレビを掛けた造作壁の後ろの猫スペース。トイレ、遊び場、寝床を設置している(画像提供/響介さん)

「壁にキャットウォークをあらかじめつくると、猫たちが年をとったときに、ジャンプに失敗して落下してケガをするリスクがあり、再工事が必要となるため、将来の変化に応じて取り外せるキャットステップを採用しました」

それが、六角形や三日月、雲の形など見た目も可愛らしい「MY ZOO」というブランドのもので、DIYで壁をつくると、賃貸でも元の壁に穴を開けずに設置が可能になります。

リビング側から三日月のキャットステップに乗った猫も見える(画像提供/響介さん)

リビング側から三日月のキャットステップに乗った猫も見える(画像提供/響介さん)

可愛くてスタイリッシュなデザイン(画像提供/響介さん)

可愛くてスタイリッシュなデザイン(画像提供/響介さん)

猫スペースの窓際にハンモックのベッドを一列に並べた。直射日光に当たりすぎるのも良くないそうでカーテン越しの光で日向ぼっこ(画像提供/響介さん)

猫スペースの窓際にハンモックのベッドを一列に並べた。直射日光に当たりすぎるのも良くないそうでカーテン越しの光で日向ぼっこ(画像提供/響介さん)

約150平米の3階建ての一軒家には、ほかにも猫のための工夫がいろいろ

2階には響介さんの仕事部屋(音楽スタジオ)、寝室を含む洋室3室、ウォークインクローゼットと、お風呂、トイレ、浴室、ランドリールームを設けました。猫が自由に移動できるようにドアや仕切りは極力少なくしていますが、仕事部屋には猫は入れません。また、柔軟剤のニオイが気化して部屋に充満することは猫の健康に良くないことから、各室に収納を設けずに大きなウォークインクローゼットを別途設け、室内干しをするランドリールームも独立させました。

猫は入室禁止の仕事部屋。防音対策は万全、配線を表に出さずにすっきりさせ、照明にもこだわった(画像提供/響介さん)

猫は入室禁止の仕事部屋。防音対策は万全、配線を表に出さずにすっきりさせ、照明にもこだわった(画像提供/響介さん)

3階には天井高140cmギリギリにして小屋裏収納扱いになる部屋を設けました。ここはマンション時代にも確保した、猫のモノだけを置いた、猫が寝て遊んでくつろぐオールインワンの猫部屋です。勾配天井には空のクロスを貼り、遊園地のように楽しそうな空間になりました。

3階の部屋のイメージを建築会社に伝えたラフ画。部屋の目的は明確(画像提供/響介さん)

3階の部屋のイメージを建築会社に伝えたラフ画。部屋の目的は明確(画像提供/響介さん)

ベッドやトイレを置いた約7.5畳の猫部屋は、たとえ響介さんでも掃除のとき以外は立ち入り禁止(画像提供/響介さん)

ベッドやトイレを置いた約7.5畳の猫部屋は、たとえ響介さんでも掃除のとき以外は立ち入り禁止(画像提供/響介さん)

「トイレは猫の頭数プラス1個は必要と言われています。トイレを我慢するのは健康にも良くないので、したいときにできるように各階に2、3個ずつ、合計6個設置しています。トイレ掃除だけでも大変です」と響介さん。ちなみに各室の壁は消臭効果のあるクロスを採用しています。

爪とぎは、リビングに7個、寝室に4個、廊下に3個、3階の猫部屋には爪とぎ兼ベッドも置いています。他にも、猫のおもちゃ、猫専用のソファ、猫が入れるテーブル兼居場所なども、インテリアになじむオシャレなアイテムを設置しました。

豪邸への引越しに最初は戸惑った猫たちですが、約3、4カ月で新しい住まいと生活に馴れて、我が物顔で家を使いこなしています。

個人事業主でも住宅ローン審査は通る、トラブルは猫愛で解決?

「家が完成するまでは、いろいろなことがありました。猫のためにと一般的な家づくりと違うことを要望して『本当にそれでいいんですか?』と何度も聞かれたり、『猫のために』と思いついて急に変更させてもらったこともありました。

リビングの天井の高さの変更が新しい担当者さんに引き継がれていなくて建築がだいぶ進んでから気づいたりといった予定外のこともありました」と振り返る響介さん。それでも、それらのトラブルは、担当者と円滑なコミュニケーションを常日ごろから取っていたこと、熱い猫愛を冷静に伝えることで乗り越えることができました。

資金面では、フリーランスの作曲家、個人事業主という仕事柄、毎月の収入は一定額ではないため、多少の不安はありました。「住宅ローンの審査基準は明らかにはなっていませんが、どうしたら住宅ローンが借りられるかを考えました。買い物は極力クレジットカードで買い物をして、毎月一定の金額を返済するリボ払いにして、3年間一日たりとも遅れずに返済して、毎月このくらい払えるという実績をつくったんです」

個人事業主だから住宅ローンを組めないということはありませんが、クレジットカードの支払いの延滞履歴がないことは信頼につながります。マンションを持っていることも評価されたかもしれません。努力の甲斐あって住宅ローン審査を無事クリアすることができました。

新居に馴れてソファで大の字になって人間のようにくつろぐリュックくん(画像提供/響介さん)

新居に馴れてソファで大の字になって人間のようにくつろぐリュックくん(画像提供/響介さん)

「愛猫たちを思いきり走り回れるストレスフリーな環境で育てたい」「僕と暮らせて幸せだ、この家に来て良かった」と猫に思ってもらいたい一心で建てた注文住宅。猫たちは保護猫から「ニャンデレラ」になりましたが、響介さんにとっては幸運の招き猫だったのかもしれません。大切なものと出会ったからこそ目標を持ち、人生や働き方、意識が変わり、Twitterで人気を得て2冊の書籍を発売し、豪邸を実現し、理想の未来を切り拓くことができたのではないでしょうか。

徹底した猫ファーストの家ですが、“好き”にこだわって家を建てたり、好きな家族が喜ぶ顔や姿を見たくて家を建てるという観点では、家づくりを検討している人の参考になる点が多くあると思います。響介さんの理想の家づくりのサクセスストーリーはひと段落ですが、新居でのハッピーストーリーはまだ始まったばかりです。

●取材協力・関連リンク
響介(Twitter)
リュック愉快な仲間たち(ブログ)
『下僕の恩返し 保護猫たちがくれたニャンデレラストーリー』

「高円寺」の真ん中に

所在地:杉並区高円寺南
5万9,400円(税込) / 19.8平米
中央線「高円寺」駅 徒歩3分

高円寺南と言えば古着屋が密集しているエリア、年中古着屋巡りに訪れる人々で賑わっています。そんなエリアど真ん中のレトロなビルの2階のご紹介。



用途は事務所として。残念ながら店舗利用は不可です。1階のテナントはスナックです。



室内は白い壁紙にタイルカーペットのいわゆる普通のオフィ ... 続き>>>.
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西麻布で一棟、どうでしょう

所在地:港区西麻布
132万円(税込) / 191.25平米
日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅 徒歩6分

六本木駅から歩いて6分。六本木通りから路地を一本入った場所に現れる、白い外観が可愛らしい一棟ビル。



1フロア60㎡ほどの3階建て。1階の大きな窓は視認性が高いので、店舗やショールーム、2・3階を事務所という使い方はいかがでしょう。入り口は1階と2・3階で別になっているので、使い ... 続き>>>.
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街からの刺激重視!

所在地:渋谷区神宮前
57万4,200円(税込) / 95.87平米
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 徒歩4分

気持ち良いくらいに潔い、シンプルな四角のハコ。



表参道駅から徒歩4分と、事務所として便利な立地。大きな窓からは明るい光が差し込み、心地よく働ける姿が容易に想像できると思います。



天井は抜かれて、ライティングレールが設置済み。床はフロアタイル張りで、このまま家具を置いてしまえば ... 続き>>>.
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上品なオフィスにリノベーション@代々木

所在地:渋谷区代々木
113万4,705~153万2,575円(税込) / 154~184.25平米
山手線・都営大江戸線「代々木」駅 徒歩5分

素焼きタイルが目を引くビル。室内にもそのタイルが多用され、建物全体から優しく上品な雰囲気が伝わってくるオフィスのご紹介です。



先にお伝えしておきますと、このオフィスはフロア毎の募集ですが、一棟全て賃貸や1階と地下1階をセットで賃貸など、賃貸方法は柔軟に対応可能です。また、このご ... 続き>>>.
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のんびり暮らし働く、屋上付き

所在地:世田谷区世田谷
13万5,000円 / 68平米
世田谷線「上町」駅 徒歩4分

のんびりとした街の雰囲気と開放感のある屋上。なんだか素敵な組み合わせです。



可能な用途は住居と事務所。3階と4階の行き来は、3階の玄関を経由する必要があるという変わったつくりですが、玄関外の内廊下と階段部分は占有スペースなのでプライバシーは保たれます。むしろ住居兼事務所の場合は ... 続き>>>.
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心地よさのバランス感

所在地:目黒区碑文谷
25万5,000円 / 71.7平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩7分

無垢フローリングの床に、日当たりの良さ、眺望の抜け感も揃ったとても心地よい空間に、思わず一息ついてしまいます。この心地よさのバランス感、なかなかいいのでは。



室内は広々としています。目黒通り沿いですが、二重サッシのおかげで窓を閉めていると静かで、大通り沿いであることを忘れてしま ... 続き>>>.
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公園の緑に惹かれて

所在地:渋谷区代々木
75万9,000円(税込) / 90.57平米
千代田線「代々木公園」駅 徒歩1分

代々木公園に隣接する代々木深町小公園の緑を望む、オフィスビル。窓を埋める一面の緑と、無垢フローリングの空間に思わずうっとりしてしまいました。



室内に入った時に感じる開放感は、天井を抜いて、天高を2.8mまで上げているため。このまま事業用としてスタートできそうなくらい作り込まれて ... 続き>>>.
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素材のパッチワーク

所在地:中野区新井
7万5,000~10万2,000円 / 21.24~35.96平米
西武新宿線「新井薬師前」駅 徒歩2分

オーナーさんが住んでいた建物の2階部分をまるっとリノベーション。3室に区切って単身からふたり暮らしを想定したお部屋に生まれ変わりました。



目を引くのおはパーケットフローリングとモルタル調タイルでつくられた床。そして現し仕上げの天井。壁は白く塗装し、オープンな収納は合板でシンプル ... 続き>>>.
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多摩川リバーサイド

所在地:川崎市中原区丸子通
11万9,000円 / 23.56平米
東急東横線「新丸子」駅 徒歩9分

多摩川にかかる丸子橋のすぐかたわらに立つ、リバーサイド物件のご紹介です。



今回募集住戸は多摩川向きではないものの、バルコニーに出れば多摩川の河川敷も見え、南向きで日当たりも良く気持ちが良いです。



間取りは広めのLDKにロフト付きで、LDは1.5層分くらいの吹抜けになっています ... 続き>>>.
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王道スケルトンオフィス -天高3m-

所在地:台東区小島
39万588円(税込) / 106.71平米
都営大江戸線「新御徒町」駅 徒歩2分

グループサイト「toolbox」が手がける「**LINK|https://www.r-toolbox.jp/skeleton_tools/|skeleton&tools**」により2019年にリノベーションされ、天高3mの開放感と、極限まで削ぎ落としたストイックな雰囲気を併せ持っ ... 続き>>>.
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うれしい想定外

所在地:台東区松が谷
13万2,000円(税込) / 44.95平米
つくばエクスプレス「浅草」駅 徒歩5分

設計者がニンマリしている姿が脳裏に浮かぶ仕掛けに、まずは面食らっちゃいました。



約1.7mほどの低いエントランスの扉に、頭をぶつけぬようくぐると、不意に現れるギャラリーのような天井の高いロビー。



先制パンチもほどほどに、期待に胸を高鳴らせ居室への扉を開けると、約3.4mと見上 ... 続き>>>.
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ちょっと刺激的な神楽坂

所在地:新宿区赤城下町
25万円 / 85.8平米
東西線「神楽坂」駅 徒歩3分

飲食店街の神楽坂から裏道に一本抜けた先。戸建てが密集するエリアで、数年前にリフォームされた古い戸建てをご紹介。



用途は住居はもちろん、事務所やアトリエとしての利用も可能です。



間取りは5LDK。1階に大きなLDKと6畳の個室、2階に洋室が4部屋。古い物件だからこその間取りと言 ... 続き>>>.
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奥ゆかしき家

所在地:世田谷区等々力
18万円 / 92.4平米
東急大井町線「尾山台」駅 徒歩7分

閑静な住宅街に、立派な石塀が目を引く戸建。その離れとして、昭和60年に建てられた物件。道路からは見逃してしまうような小さな階段を数段上った先に、ひっそりと奥ゆかしく存在します。



道路からは奥まった場所に位置しますが、南に面したリビングと和室には、敷地内の大きな庭のおかげでたっぷ ... 続き>>>.
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裏路地の一棟【売買】

所在地:渋谷区神宮前
3億6,900万円 / 100.68平米
山手線「原宿」駅 徒歩9分

神宮前の裏路地にひっそり立つ一棟戸建て。面白く使えそうな予感がします。



場所は明治通りから東側に入った、小さな戸建てやビルが密集するエリア。周辺は人通りも少なく、隠れ家のような印象を受けます。



この物件を検討するうえで、注目したいのは玄関のとなりのスペース。



現在はサッシを ... 続き>>>.
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楽しげなスモールハウス

所在地:世田谷区上祖師谷
13万5,000円 / 46.45平米
京王線「仙川」駅 徒歩12分

わくわくと、新しい生活が楽しみになるような仕掛けが散りばめられた、小さな戸建て。



ほどよいサイズ感で落ち着くリビングに、天井が高く開放的な洋室。こもるように読書を楽しみたい時、広々としたスペースで音の反響を楽しみながら音楽を聴きたい時など、状況に応じて使い分けられそうな空間のメ ... 続き>>>.
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「品川駅」まで60分以内、中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2021年版

山手線をはじめとするJR各線、京浜急行本線、東海道新幹線も通っている品川駅は、都内屈指のターミナル駅。さらに今後は、品川駅を起点にして名古屋駅や大阪駅へと結ばれるリニア中央新幹線の開業も予定されている。そんな品川駅周辺にはオフィスビルが林立し、通勤にもよく利用されている。品川に会社がある場合、これまではなるべく近辺に住みたいと考える人が多かっただろうが、テレワークが広まったことにより、そうした意識にも変化がみられる。出社する頻度が高くないならば品川までの近さばかりを重視する必要性も低下し、より広範囲なエリアが住まいの候補地として浮上する。そこで今回は品川駅まで60分圏内にある、中古マンションの価格相場が安い駅を調べてみた。ランキングトップ10をご紹介しよう。
●品川駅まで60分以内の価格相場が安い駅TOP10

順位/駅名/価格相場(主な路線/所在地/品川駅までの所要時間/乗り換え回数)
1位 北柏 1520万円(JR常磐線/千葉県柏市/51分/1回)
2位 天王台 1580万円(JR常磐線/千葉県我孫子市/53分/0回)
3位 みずほ台 1730万円(東武東上線/埼玉県富士見市/55分/2回)
4位 北小金 1985万円(JR常磐線/千葉県松戸市/48分/1回)
5位 常盤平 2039万円(新京成線/千葉県松戸市/51分/1回)
6位 新田 2040万円(東武伊勢崎線/埼玉県草加市/49分/2回)
7位 上本郷 2080万円(新京成線/千葉県松戸市/43分/1回)
8位 松戸新田 2100万円(新京成線/千葉県松戸市/45分/1回)
9位 船橋法典 2135万円(JR武蔵野線/千葉県船橋市/47分/2回)
9位 薬園台 2135万円(新京成線/千葉県船橋市/52分/1回)

1位は価格相場が品川駅の7分の1! 再開発も楽しみな北柏駅

今回、価格相場を調査した物件は、間取りが3K、3DK、3LDKタイプ(2sLDKを含む)以上の広さがあるファミリー向けの中古マンション。調査の基点にした品川駅の価格相場は1億800万円! この価格帯の物件に住める人は限られてくるはず……。品川駅から60分圏内に範囲を広げて探すと、どれくらい価格相場が変わってくるのか、さっそく見ていこう。

北柏駅(写真/PIXTA)

北柏駅(写真/PIXTA)

1位はJR常磐線・北柏駅で価格相場は1520万円。品川駅と比べると、約7分の1の価格で同程度の広さの物件が見つかることになる。JR常磐線はほとんどの便が綾瀬駅から先は東京メトロ千代田線と直通運転をしており、北柏駅で乗車すると東京メトロ千代田線の西日暮里駅や大手町駅、日比谷駅、赤坂駅、表参道駅などへ乗り換えずに行くことも可能だ。

そんな北柏駅が位置するのは千葉県柏市の北部。駅の徒歩15分圏内にはスーパーや、子ども用品店「西松屋」なども。駅から南へ歩いて10分ほどの「北柏ふるさと公園」は、水遊びできるじゃぶじゃぶ池や芝生広場を備えた家族連れの憩いの場だ。駅の南側には大学病院、北側には市立病院があるので、もしもの際も安心だろう。のびのびと暮らすにはいい環境に思える一方、駅前は北側・南側ともにバスロータリーをはさんでコンビニがあるものの飲食店などはほとんどない。特に駅北口側は空き地が広がり、閑散とした印象を受ける。これは現在、駅北口で土地区画整理事業が進行中であるため。より住みよい街づくりのため2025年度の完了を目指して、駅前広場や公園、道路、宅地などの開発が進められているのだ。現状では仮設の駅前広場や宅地の一部の整備が終わった段階で、今後はスーパーなどの商業施設の誘致も行われるそう。再開発が完了した後は北柏駅エリアの人気が高まり、価格相場にも変化があるかも。いまのうちによい物件を確保しておくのもいいかもしれない。

天王台駅(写真/PIXTA)

天王台駅(写真/PIXTA)

2位はJR常磐線・天王台駅で価格相場は1580万円。1位の北柏駅からJR常磐線で2駅目だが、天王台駅にはJR常磐線の快速も停車する。駅の周辺には住宅地で、スーパーは徒歩10分圏内だけでも数軒あり、徒歩15分圏内に範囲を広げるとさらにあることからも、住民の多さがうかがえる。駅南口には商店街も広がり、コロナ禍を受けてかテイクアウトメニューを用意している飲食店も複数点在しているので、「今日は料理する余力がない」なんてときにも便利そう。駅周辺には「柴崎台中央公園」「天王台西公園」「天王台東公園」といくつか公園があるほか、駅から南へ車で10分少々進んだ手賀沼のほとりには「手賀沼公園」も。天王台駅が位置する千葉県我孫子市では、子育て支援施設のスタッフが公園に出向いて体操や親子遊び、絵本の読み聞かせなどを行なう出前保育「るんるんパーク」を不定期で開催している。2021年度は「手賀沼公園」と「天王台西公園」が会場となっているので、子どもと訪れても楽しいだろう。

みずほ台駅から車で約10分ほどで行ける秋ヶ瀬公園(写真/PIXTA)

みずほ台駅から車で約10分ほどで行ける秋ヶ瀬公園(写真/PIXTA)

3位は東武東上線・みずほ台駅で価格相場は1730万円。1位と2位は品川駅の北東方面、千葉県に位置していたが、みずほ台駅は品川駅の北西方面、埼玉県富士見市にある。乗り換え2回・約55分で品川駅に行けるだけではなく、東武東上線の準急1本で池袋駅まで約26分という点も魅力だろう。みずほ台駅は東口にも西口にもスーパーが入った駅ビルがあり、東口の駅ビルにはファストフード店やカフェ、西口の駅ビルには100円ショップも。駅周辺にもスーパーが点在し、住宅の合間には複数の小中学校や幼稚園、保育園、学習塾もあり、子育て世代のファミリーが多く住む街のようだ。駅周辺に大小の公園があるほか、駅から北東方面へ車で10分少々走ると荒川の河川敷へ。川沿いには複数の公園が整備されており、その一つ「秋ヶ瀬公園」にはBBQ場も。住まいの近くで息抜きしやすい環境だ。

JR上野東京ラインのおかげで各方面から品川駅までのアクセスが便利に

トップ10の駅を見てみると路線も立地もさまざまに思えるが、実は10駅中7駅には共通点がある。それは品川駅へ向かう経路で、1位と2位、4位~8位の7駅は「JR上野東京ライン」を利用している点。JR上野東京ラインとは2015年に開業した路線。上野駅~東京駅間に新たな線路を設置したことにより、上野駅から北へ伸びる路線(JR宇都宮線、JR高崎線、JR常磐線快速)と、東京駅から南に伸びるJR東海道本線の直通運転が行われるようになった。JR宇都宮線・高崎線の場合は北から南進して上野駅~東京駅を経てさらに南にある品川駅、横浜駅などまで1本で行けるのに対し、JR常磐線快速は上野駅~東京駅を経て品川駅が直通運転の終点となっている。

このJR上野東京ラインのおかげで、アクセス性が向上した駅がトップ10には7つあるわけだ。例えば1位の北柏駅の場合、JR常磐線各駅停車で1駅隣の柏駅に行き、そこからJR上野東京ライン直通のJR常磐線快速に乗ると上野駅・東京駅を経由してそのまま品川駅なので乗り換えは1回、計約52分で品川駅に行くことができる。しかしJR上野東京ラインを利用しない場合、北柏駅~松戸駅はJR常磐線各駅停車、松戸駅~上野駅はJR常磐線快速、上野駅~品川駅はJR山手線またはJR京浜東北・根岸線……、と乗り継ぐことになり、乗り換えは計2回、所要時間は1時間以上となってしまう。

JRの駅ではない、5位の新京成線・常盤平(ときわだいら)駅も品川駅に向かう過程でJR上野東京ラインを利用する。常盤平駅から新京成線で松戸駅に出て、そこからはJR上野東京ライン直通のJR常磐線快速に乗車。すると乗り換え1回、計約51分で品川駅にたどり着く。

常盤台のさくら通り(写真/PIXTA)

常盤台のさくら通り(写真/PIXTA)

そんな5位・常盤平駅は、現在はUR賃貸住宅となった常盤平団地の造成とともに1960年代から発展してきた住宅地。駅前には線路に並行して桜並木が続く「さくら通り」と、その通りに交差して駅から南へ伸びる「けやき通り」が整備され、緑の景観が目を和ませてくれる。さくら通りとけやき通りの交差点には、100円ショップやドラッグストア、飲食店やクリニックを備えた「セブンタウン常盤平店」と、食料品をはじめ日用品や衣料品、電化製品や書籍などのフロアも備えた「西友常盤平店」が建っている。ほかにも駅周辺には複数のスーパーやドラッグストアがあり、総合病院も駅から徒歩10分圏内に。また、総合病院の裏手側には、東京ドーム11個分ほど(約50.5ha)の面積を誇る総合公園「21世紀の森と広場」が広がっている。森に包まれた園内には水鳥が訪れる池やBBQ広場、松戸市立博物館などを擁し、2021年7月には大型遊具をそろえた「あそびのすみか」も誕生。休日に家族で遊びに出かけるのにぴったりな公園だろう。

今回の調査基点にした品川駅は多数の路線が通っているため、「品川駅から60分圏内」に範囲を絞ったとしても候補の駅は膨大な数に上る。さらに路線図を見ただけでは分かりにくいJR上野東京ラインまで考慮するとなると、どの駅なら品川駅にアクセスしやすく、安く住める街なのかを自力で探すのは難しい。ぜひ今回のランキングや、不動産ポータルサイトの通勤検索機能などを、住まい探しに活用してほしい。

●調査概要
【調査対象駅】品川駅まで電車で60分圏内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数40年未満、敷地権利は所有権のみ、間取り3K、3DK、3LDKタイプ(2sLDKを含む)以上
【データ抽出期間】2021/2~2021/4
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出
(2021年5月31日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)
※記載の分数は、駅内および、駅間の徒歩移動分数を含む
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※ダイヤ改正等により、結果が変動する場合がある
※乗換回数が2回までの駅を掲載”

元映画館の続き

所在地:横浜市中区伊勢佐木
77万円(税込) / 265.27平米
京浜東北線・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅 徒歩7分

伊勢佐木町一丁目から七丁目まで続く、全長1.2kmのイセザキモール。老舗専門店から大型チェーン、物販やサービス系などの店舗が立ち並ぶ、新旧の混在した魅力的な商店街です。



イセザキモールは1874年に始まり、横浜の歴史とともに歩んできました。その歴史の中で、有名な三つのミニシアタ ... 続き>>>.
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コロナ終息後もテレワークは定着する見込み。理想の働き方はオフィス・テレワーク併用?

三菱地所では、コロナ禍の環境変化を調べるために、2020年6月以降、東京都に勤務する首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)のオフィスワーカーに定期的に調査をしている。今回は、第三回(2021年6月調査)の結果を公表した。定着しつつあるテレワークについて、オフィスワーカーはどう評価しているのだろうか。【今週の住活トピック】
「第三回就業者アンケート調査」結果を公表/三菱地所

コロナ終息後もオフィスのみは30%、オフィス・テレワーク併用が65%

筆者は住宅事情に詳しいとして、他の媒体から取材を受けることもある。先般は、「コロナ終息後にテレワークはどうなるか」と聞かれた。これまでの各種調査を見る限り、一定層はテレワークを評価しており、続けたいという意向を示している結果が多い。そこで、「頻度は今とは変わるかもしれないが、終息後も何らかの形でテレワークは継続されると見ている」と答えた。

テレワークの継続がうかがえる結果が、三菱地所の調査結果にも見られる。まず、現在のオフィスとテレワークの比率と、現在理想と思う比率を聞いた結果を見よう。

現在のオフィスとテレワークの比率では、「オフィスのみ」33%、「オフィス・テレワーク併用(オフィス50~90%)」33%、「オフィス・テレワーク併用(オフィス10~40%)」26%、「テレワークのみ」8%となっている。東京都に勤務するオフィスワーカーの3人に1人は、勤務日には通勤をしてオフィスに通っていることになるが、大半はオフィスにも行くがテレワークもしており、オフィスに通わずテレワークのみという人も1割近くいるわけだ。

これが、現在の理想の比率を聞くと、「オフィスのみ」の比率だけが19%に下がり、テレワークの比率を今より増やしたいと考えている人が多いことが分かる。

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

では、コロナ終息後はどうなると見ているのだろう。コロナ終息後は、「現在」よりもオフィスで働く比率が高いと見る傾向がうかがえ、「テレワークのみ」や「オフィス・テレワーク併用(オフィス10~40%)」が、現在よりも下がっている。また、「オフィスのみ」も現在より下がるが、「オフィス・テレワーク併用(オフィス50~90%)」が42%に増えるという予想になった。

ただし、コロナ終息後についての「希望」も聞くと、「現在の理想」と同じような比率に変わる。つまり、自分の仕事は、コロナ終息後もオフィスとテレワークの比率が変わりはするものの、テレワークを併用する形が継続すると考えているが、オフィスワーカーそれぞれの希望は、今よりテレワークの比率を増やしたいと思っているということになる。

打ち合わせやディスカッションは、オフィス(対面)の方が生産性は高い?

テレワークは、感染対策として「三密」を避けるために奨励されたのだが、コロナ終息後もテレワークが続くと見ているのは、別の理由があるからだろう。一部の業務の生産性の向上や浮いた通勤時間を有効に使えるなどのメリットを感じる人が多いと考えられる。

一方で、オフィスに集まって勤務するスタイルも無くならないと見る人が多い。今回の調査では、業務の生産性についても聞いている。特に顕著なのが、「社外との打ち合わせ」、「社内ミーティング(共有目的)」、「社内ミーティング(ディスカッション)」、「社内ミーティング(プレゼン)」など、一堂に会して互いの表情やアイコンタクトなどで状況が確認できる会議については、オフィス(対面)での生産性が高いと考える人が多いことが分かる。

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

ほかの個人作業についても、オフィス(対面)のほうが生産性は高いと考える人が多いのは、ちょっと意外な結果だった。となると、テレワークが支持される理由は仕事の効率よりも、それによって生み出された時間の有効活用ができることなのかもしれない。

テレワークの場所は自宅が94%、シェアオフィスを希望する人も

では、テレワークをしている場所はどこだろう。これはやはり、「自宅」という人が94%だった。ただし、「理想」の場所を聞くと、「シェアオフィス」や「カフェ等その他」が増える。

●実態
自宅:94%、シェアオフィス:5%、カフェ等その他:2%
●理想
自宅:72%、シェアオフィス:21%、カフェ等その他:7%

実態と理想が乖離しているのは、「在宅しか認められていないから」(27%)や「シェアオフィスの料金が高く、会社の補助・負担がないから」(28%)などが挙がり、自宅以外の場所で働く環境が整えば、シェアオフィスなどでのテレワークが広がる可能性が感じられる。

また、コロナ禍で注目された新しいライフスタイルについては、半数近くが「興味がない」と回答しており、次いで「興味はあるが、現実には無理で検討に至らない」が多いという結果だった。

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

出典:三菱地所「第三回就業者アンケート調査」

同社では、「『郊外居住』『地方居住』『二拠点生活』を積極的に検討しているワーカーは10%程度。逆に『都心居住』『自転車通勤』を志向するワーカーも 10%程度あり、単純に都心⇒郊外・地方への人口流出が急速に進むとは言い切れない」と分析している。

コロナ禍が長引くなか、テレワークが普及し、そのメリットとデメリットが分かるようになってきた。コロナ禍で一気に普及したテレワークだが、終息した後でも、オフィス(対面)とテレワークを使い分けて、併用される時代が来るだろう。

コロナ禍で分かったことは、働き方が変わると住宅ニーズも変わることだ。コロナ終息後は、副業の普及などもあってさらに働き方も変わるだろう。それに応じて住宅ニーズも変わるので、注目していきたい。

●参考
「第三回就業者アンケート調査」結果を公表/三菱地所

空き家のマッチングサービスが始動!「やりたい」を叶える物件をリコメンドする「さかさま不動産」

空き家の借り手・買い手が見つからず、増え続ける一方……。そんな問題が深刻化するなか、物件を世に出してアピールするのではなく、まず借り手の「やりたい想い」を聞き、そこに共鳴して物件を貸してくれる大家を探すという逆転の発想で解決しようという、ユニークなサービスが誕生した。従来のやり方を“さかさま“に進める「さかさま不動産」の取り組みについて取材した。
“借り手の想い”から空き家をマッチング

「自分のお店を持ちたい」という場合、物件はどうやって探すだろうか。まず、不動産仲介業者を介して物件の情報を得て、内見などをしてから契約し、そうしてやりたいことをスタートさせる。これが一般的な流れだ。

ただ、これは空き家自体の情報が不動産仲介業者に開示されていなければ、選択肢から抜け落ちる。

そんな従来のやり方を「さかさま」にし、借り手の需要に合った空き家を探してマッチングさせるサービスが「さかさま不動産」だ。運営するのは、東海エリアを中心に空間プロデュースなどを行う株式会社On-Co(三重県桑名市)で、メンバーは代表取締役水谷岳史さんと共同代表の藤田恭平さん、執行役員で広報を担当する福田ミキさんの3名だ。

地域の未解決問題を今までにない手法で解決することを目指した企画やディレクションも行うOn-Coのメンバー(写真提供/さかさま不動産)

地域の未解決問題を今までにない手法で解決することを目指した企画やディレクションも行うOn-Coのメンバー(写真提供/さかさま不動産)

「まずはじめに、やりたいことがあるプレイヤーの想いを聞き出し、それをオープンにすることで、『この人に貸したい、この人を応援したい』と共鳴したオーナーさんが物件を貸してくれる、というやり方です。僕たちがそのマッチングのお手伝いをしています」と水谷さん。

広報の福田さんは、「やりたいことや出会いがベースなので、空き家のあるエリアを特定せず、物件の場所は全国どこでもいいというフットワークの軽いプレイヤーが多いですね」と、借り手の傾向を話す。

シニア世代の大家側にも分かりやすいシンプルな仕組み

前提にはまず、増加する空き家問題がある。総務省統計局の住宅・土地統計調査によると、日本の住宅のうち空き家の割合は13.6%を占め、846万戸と過去最高に (2018年10月)。さらに、この空き家率が2040年には43%に達すると見られている(2003年のペースで新築約120万戸を造り続けた場合、野村総合研究所)。

背景には、高齢化が進み住む人がいなくなってしまうということと、所有者自身が空き家の管理や活用方法をうまく見出せていないということがある。

「『空き家バンク』などの空き家情報のポータルサイトは以前からありますが、それらは総じて築年数や間取り、広さなどの情報が羅列されただけのもの。そういった情報は若い借り手の心には響きにくいと感じています。また、多くの大家はシニア世代で、彼らにとって、インターネットサイトに掲載すること自体がハードルなんです。『Webに掲載すると(個人情報をさらすようで)不用心だ』と考える人や、『(所有物件を空き家にしてしまうなんて)あの人は身内との意思疎通ができてないと思われる』と親戚やご近所の目を気にする人もいます」と水谷さん。

「一方で、大家が借り手を選ぶこの方法であれば、所有物件のことはインターネットに情報を掲載しなくてすみますし、あらかじめ借り手の顔や考え方を知ることができることで、親戚、ご近所に対しても説得・説明したりすることもできます。実際、相手が安心できる相手だと事前に分かることで貸したくなる、というデータも出ていて、物件の流通を促進する効果もあります」

さかさま不動産のホームページには、物件を探すさまざまな人の「やりたい想い」が並ぶ(写真提供/さかさま不動産)

さかさま不動産のホームページには、物件を探すさまざまな人の「やりたい想い」が並ぶ(写真提供/さかさま不動産)

熱意や人柄など、やりたい人の情報をインタビューしてWeb上で可視化できるように

「さかさま不動産」の立ち上げは、水谷さんたち自身の体験がもとになっている。
「2011年、僕らは名古屋駅から半径1km以内の場所で空き物件を探し、大家さんに交渉して借り、自分たちで改装してシェアハウスを運営していました。なぜ半径1km以内かというと、地道に交渉するのにほどよい距離だったからです。借りた後も、台風が来たら借りた建物を自分たちで補修したり、時には大家さんにお土産を渡したりして、いい関係が続きました。

そんな物件の一つで飲食店を経営した時に、若い人から『自分もこんなことをやってみたい。どうやって物件を探したの?』といった質問を受けることがありました。何かをやりたい人って、想いはあるけれど、人に伝える場がなかなかないんですよね。こういった子たちの面白い物語をなんとか大家さんに伝えたいと思い、彼らの情報を発信しようと考えました」

On-Coが空き家を活用した飲食店(写真提供/さかさま不動産)

On-Coが空き家を活用した飲食店(写真提供/さかさま不動産)

具体的には、さかさま不動産のメンバーが、「やりたい想い」を持つ借り手にインタビュー。想いや理由を可視化して記事にしたものをさかさま不動産のWebサイトなどに掲載したり、記事をSNS等でシェアしたりすることで、周囲が応援したくなるような仕組みをつくった。

それを見た物件所有者が、さかさま不動産側に問い合わせる。借り手は、物件所有者と直接会って、改めて想いを伝えることができるのもメリットだ。

さらには、物件を所有していない人が、自分が住む地域で条件に合う空き家を見つけて、その大家さんへ情報を伝えるというケースにも期待している。

「例えば近所の喫茶店のオーナーが高齢で店を閉めざるを得ないというようなケースでは、近所の人が『さかさま不動産に、このエリアでカフェをやりたい若者が掲載されていたよ』と情報を持ってくる……ということも考えられます」

借り手と貸し手だけでなく、その人たちを応援したい人、地域を盛り上げたい人など、関わる誰もが地域を良くするために考え、参加することができる。物件の所有者以外もマッチングに参加できる仕組みだ。

空き家に人の想いと地域性をプラスして、新たなコミュニティが生まれる

「さかさま不動産」の正式なサービス開始は2020年6月で、2021年6月現在までに愛知県名古屋市の本屋「TOUTEN BOOKSTORE」など、登録された「借りたい側」累計66件中6件がマッチング。現在もホームページを見ると、個性豊かな「借りたい人」の情報や想いが綴られている。

コンセプトデザイナー、知覚材料研究者、調香師の浅井睦さんは、自身の研究ラボ兼、誰でも出入りできる公民館のような場所をつくる「ニューコウミンカン構想」を実現するため、奈良県吉野市の空き家とマッチング。浅井さんは大阪府出身だが、知人がいて、バイクで出かけたこともある吉野エリアに親しみを感じていたことから、活動の拠点を吉野にしたいという想いがかなった。

奈良県吉野市の空き家。コンセプトデザイナーの浅井睦さんが、現在東屋のような施設に改装中(写真提供/浅井さん)

奈良県吉野市の空き家。コンセプトデザイナーの浅井睦さんが、現在東屋のような施設に改装中(写真提供/浅井さん)

コンセプトデザイナーとして、フリーランスで研究や制作を続けている浅井睦さん(写真提供/浅井さん)

コンセプトデザイナーとして、フリーランスで研究や制作を続けている浅井睦さん(写真提供/浅井さん)

「鍵は開けっ放しで、使いたい人がいつでも使える東屋のような秘密基地をつくりたかったんです。空き家を安く借りられないかと考えて、当初は知り合いのつてで遠方の物件をあたっていましたが、なかなか進まず断念しました。2020年11月にさかさま不動産の藤田さんと出会い、この面白いマッチングサービスのことを知りました。12月に掲載してもらいましたが、エリアを吉野に限定していたので、そううまくはいかないだろうなと思っていました」

ところが間もなく、吉野市に古民家を所有する人からメッセージが届いた。

物件のオーナーは、建築・改装業と不動産業を営む大阪府堺市の岡所さんだった。岡所さんは、
「もともと空き家の活用法について考えていて、これまでは古民家を購入して自分で改修し、レンタルスペースなどにしていましたが、別の方法で地域を活性化できないかと考えていたところでした。吉野の古民家を借りたい人なんているのかな?と思いながら、さかさま不動産のサイトをのぞいたら、偶然、浅井さんを見つけました」と振り返る。

岡所さんが「とりあえず物件を見てみて」と提案し、ふたりは一緒に改修前の物件を見学し、そのまま契約に至った。「もともと自分もものづくりをしているので、クリエイティブな人を応援したいという気持ちと、古い物件を守りたいという想いが重なり、浅井さんに貸したいと思いました」と岡所さん。

浅井さんは家の構造を知りたいという思いもあり、自分で改修を行うことにしたので、家賃も月2万円ほどに抑えられた。

他府県から駆けつけてくれた友人も改修を手伝ってくれ、開業前から仲間が集まるように(写真提供/浅井さん)

他府県から駆けつけてくれた友人も改修を手伝ってくれ、開業前から仲間が集まるように(写真提供/浅井さん)

現在も改修中で、「ニューコウミンカン」のオープンは2021年10月ごろ、改修完了は年内を想定している。

「岡所さんもたびたび見にきて改修のアドバイスをしてくれたり、端材を持ってきてくれたりするので助かっています」と浅井さん。岡所さんは「完成したら、自分もこのエリアに立ち寄るスペースができるから楽しみです」と話す。

浅井さんは、地域の人からの期待や応援も感じているという。「地元の工務店さんがいい材木屋さんを紹介してくれ、その人のつてで、廃棄される予定だった軽トラックを10万円で譲ってもらいました。改修には吉野の材木を使うようにしています。また、通りすがりのご近所さんから話しかけられることも多く、『30年来の空き家に、あなたのような人が入ってくれてうれしい』と言われたこともあります」

作業する中で、浅井さんは歴史や自然に恵まれた吉野エリアの良さを再認識したという。「空き家だったところに自分がやりたいことの想いを乗せて、さらにその地域ならではの要素が加わって、人が集まり、でき上がることは何か。僕自身がそれを見届けたいと思います」

今後、「ニューコウミンカン」が各地から新たな人を誘引すれば、エリアの活性化にもつながるだろう。

「壁や床の裏側がどうなっているかなどを知ることができるいい機会」と、自ら空き家改修を進めている(写真提供/浅井さん)

「壁や床の裏側がどうなっているかなどを知ることができるいい機会」と、自ら空き家改修を進めている(写真提供/浅井さん)

借り手と大家、地域が良好な関係を築けるシステムへ

さかさま不動産のメンバー藤田さんは、愛知県瀬戸市「ライダーズカフェ瀬戸店」の物件所有者でもあり、シャッター化が進んでいた商店街にプレイヤーを誘引した実績がある。
「物件の大家として当たり前の感情ですが、関係性を構築できる人が借主になってくれたらうれしいし、お店が今後どうなっていくか自分自身が楽しみでもあります。借り手のことは、コミュニティを共有しているパートナーだと思っています」と藤田さん。

せと銀座通り商店街に位置する「ライダーズカフェ瀬戸店」。名古屋・大須に1号店を構えていた借り手を、藤田さんが瀬戸市へ誘引した(写真提供/ライダーズカフェ瀬戸店)

せと銀座通り商店街に位置する「ライダーズカフェ瀬戸店」。名古屋・大須に1号店を構えていた借り手を、藤田さんが瀬戸市へ誘引した(写真提供/ライダーズカフェ瀬戸店)

水谷さんも「やりたいことベースだと、契約までの話が早く、その後もいい関係が続きやすいんです。貸し手と借り手の関係性ができているし、お互いに顔を出したりしてコミュニケーションが取れているので、契約後も『自分の家にこんなリフォームはしてほしくなかった』などの齟齬が生まれません」と話す。

最近では若い人が副業で不動産のオーナーをしているケースも多いといい、「先に借りたい人を決めて、その人のやりたいことに合わせて改装した方がいい」と考える場合も。そんな時も「さかさま不動産」が活用されているという。

実はこの「さかさま不動産」のサービスに関して、これまでOn-Coでは仲介手数料などを一切もらっていない。

「今後の課題は、借りたい人にこのサービスをもっと知ってもらうことと、マッチングの質を大切にしていくことです。これからは『このエリアでこんな人を求めています』という具体像を出していきたい。また、シニアなどWebを見ない層である物件オーナーへの直接的なアプローチも課題です。その地域でやりたいことがある人の情報を貼り紙で掲載することや、紙媒体をカフェや銀行の支店に置いてもらう方法、協力者が直接物件所有者の家を回ることなども考えています。

まずは情報を集め、プレイヤーの想いを聞き出すインタビュアーを各地域に増やそうと思います。地域に新しく仲間入りして活躍するかもしれない人のニーズを聞き出すことは、そのエリアにとっても大切なことです。そして、もともと地域に根付いた活動をしている人にもメリットが生まれるといいなと考えています。今後は誰もが利用しやすいようにシステムを広げていきたいと思います」

「さかさま不動産」の運営メンバーは20代から30代で、登録者も20代、30代が多いという。若い人たちが新しい取り組みをしているようにも見えるが、実は仲介者と地域住民、登録者による世代を超えた対人コミュニケーションがサービスの核であり、温もりを感じる。

海洋プラスチックゴミ問題解決を目指して製作活動をしている元航海士のアーティストは、マッチングした三重県鳥羽市内の空き倉庫で地域の海洋プラスチックを使ったアート活動を本格始動(写真提供/さかさま不動産)

海洋プラスチックゴミ問題解決を目指して製作活動をしている元航海士のアーティストは、マッチングした三重県鳥羽市内の空き倉庫で地域の海洋プラスチックを使ったアート活動を本格始動(写真提供/さかさま不動産)

福田さんは「空き家を、街の“余白”であり“関わりしろ”だという目線で前向きに見ているのが、このサービスのいいところです」と話してくれた。

柔軟な頭で、くるりと反対側から物事を考えたら、深刻な空き家問題の解決策が浮かぶのかもしれない。

●取材協力
・さかさま不動産

街角にひそむリノベーション

所在地:港区元麻布
29万4,000円 / 71.89平米
南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅 徒歩7分

抜かれた天井に、無垢フローリング。ところどころに用いられた鉄のフレームが、ピリッと良いアクセント。



最寄り駅は麻布十番、少し先には多くの人が行き交う、六本木ヒルズや六本木交差点と、都会的すぎる立地のレトロビル。数年前に一棟丸ごとリノベーションをおこない、クリエイティブな雰囲気に ... 続き>>>.
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渾身のワンルーム

所在地:世田谷区北沢
8万6,000~9万2,000円 / 20~21平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩12分

こだわり選んだ木材をふんだんに使い、柔らかな色合わせで個性的な空間にリノベーションされた一室。



もとは6畳の和室でしたが、天井を抜いて小屋裏を見せることで、立体的な開放感をプラスしています。ロフトスペースはなかなかの広さ。寝室として使っても、趣味に浸る場所としてもいいと思います ... 続き>>>.
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女性限定なのには理由があって

所在地:杉並区久我山
9万6,000円 / 28.56平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩4分

なんといっても気持ちいいのは、南向きいっぱいにとられた窓。ここから太陽の光がたっぷりと差し込みます。



向かいの建物とは少し離れているので、意外と開放感が。



これだけでもこのお部屋を選ぶ理由としては十分な気もしますが・・・でも、これだけじゃないんです!



ほどよく余裕をもたせた ... 続き>>>.
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やりたいことやりきった集合住宅

所在地:杉並区久我山
12万9,000円 / 35.56平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩2分

4・5階にオーナーが住む集合住宅。自宅の内装はもちろん、1~3階の賃貸部分でも、オーナーがやりたかったことを、しっかりやりきってます。



賃貸部分は間取りや内装がさまざま。さらに中庭に「SOLSO FARM」で選んできた植物を植えたり、1階に24時間無料で使えるトレーニングルーム ... 続き>>>.
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プライベートな平屋ライフを

所在地:横浜市都筑区牛久保
17万円 / 51.47平米
横浜市営地下鉄ブルーライン「中川」駅 徒歩11分

港北ニュータウンの中川駅前から区画整理された閑静な住宅街、緑道を進んだところに立つ、平屋の一戸建をご紹介します。



駐車場(1台無料)以外の敷地はグルッと木製の塀に囲われていて、プライベート感が強いです。庭も広めで、玄関までのアプローチ以外は砂利が敷かれていて、一部にはウッドデッ ... 続き>>>.
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大きな窓とテラスを添えて

所在地:世田谷区駒沢
8,480万円 / 79.89平米
東急田園都市線「駒沢大学」駅 徒歩16分

駒沢オリンピック公園のすぐそば、明るく開放的な空間が広がっています。



ここは駒沢大学駅から公園を通り抜けて進んだ先、2013年に建てられたコーポラティブハウスの一角。



開放感のポイントは2つ。まずは壁いっぱいの大きな窓と、そこからドーンと広がるテラス。北向きですがしっかり光を ... 続き>>>.
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最新トレンドは「心と健康にいい住宅」。コロナ禍に世界中で注目される“WELL認証”って?

最近、住宅のキーワードとして“住宅性能”“環境配慮”などが話題にのぼっている。一方で、このコロナ禍において、世界中で住環境の見直しが進む中、新たな視点が注目を集めている。“人の健康やウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)”の視点で空間を評価する「WELL認証(WELL Certification)」だ。一体どんなものなのか、国内外の最新情報を探った。
住宅性能、環境の次は「健康と心」にやさしい住まい。WELL認証とは

日本国内で省エネと環境配慮を評価するLEED認証やWELL認証の普及に尽力している「グリーンビルディングジャパン(GBJ)」(2013年設立)で、WELLワーキンググループの主査を担う清水建設の沢田英一さんに話を聞いた。

サステナブルな住環境づくりに関心の高い建築や不動産関係者へ、WELL認証を始めとしたワークショップやセミナーを提供している(写真提供/GBJ)

サステナブルな住環境づくりに関心の高い建築や不動産関係者へ、WELL認証を始めとしたワークショップやセミナーを提供している(写真提供/GBJ)

「いま、ウェルビーイング(Well-being)という言葉が注目を集めています。身体的、精神的、社会的にも健康な、幸福度をあげていこうという考え方です。日本では、主に職場環境や公共ビルに対してこのウェルビーイングを向上させようという動きが進んでいて、実際、GBJへの問い合わせもLEED認証よりもWELL認証が増えています」(沢田さん)

例えば、昨年8月にWELL認証(v1)を取得した京阪ホールディングスの「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」では、清潔で安心な空間をつくる「空調方式」を採用し、手洗い環境の整備と除菌清掃に関する取り組みが高く評価されたという。また、緑や自然を感じさせる空間を、ロビーや客室に配置。さらに、快適な安眠と目覚めを可能にするための「快眠照明システム」が導入された。

WELL認証は、こうしたウェルビーイングに基づいた「人々の健康や生活の快適さなどに焦点を当てた、建築物や居住区の環境や運用に対する性能評価システム」だ。建物を客観的に評価することにより、不動産価値を数値化できる点と、国際的な評価基準と照らしあわせることができるのが特徴。

(画像提供/G B J)

(画像提供/G B J)

2014年にv1から、2018年からはv2 pilotに移行し、コンセプトの数が10項目になった(画像提供/G B J)。現在は、v2、WELL Community、WELL Portfolio、WELL Health-Safety Rating(HSR)の4種類で登録が可能。また今年、住宅を対象にしたWELL Homes Advisoryが立ち上がったばかり

2014年にv1から、2018年からはv2 pilotに移行し、コンセプトの数が10項目になった(画像提供/G B J)。現在は、v2、WELL Community、WELL Portfolio、WELL Health-Safety Rating(HSR)の4種類で登録が可能。また今年、住宅を対象にしたWELL Homes Advisoryが立ち上がったばかり

沢田さん曰く「2014年にアメリカで誕生してから評価基準もどんどんアップデートされており、現在は『空気、水、栄養、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティ』という10項目に。特筆すべきは、WELL認証は建物の設備的な点だけではなく、建物をどのように運用するかや、どのようなプログラムを導入するかが、認証を取る際の評価の重要なポイントになっている点です」
さらに、世界的に認証取得件数も2017年の635件から2021年6月に2万5253件に増え、注目度も上がっていることがうかがえると話す。
ではWELL認証の建物で生活すると、どんなメリットがあるのだろうか? この認証では、人生の90%を室内で生活していると言われている現代人が、健康に生活するためのスタンダードをつくることで、肉体的にも、精神的にも健康に、豊かに生活できる環境を整えようとしているものだ。例えば、建物の空気質環境が良ければ、気管支炎やぜん息に罹るリスクは減るといったことなど。
現在日本では、WELL認証を導入した建物の多くはオフィスビルで、住まいへの本格導入はこれからといったところのようだ。そんななか、オランダで世界発となるWELL認証を取得した既存建築物を利用した賃貸マンションが2018年に登場しているという。

「はじめは『健康的な建物?ジムでもつくるのか?』と笑われた」

その物件は、オランダ・アーネム市にあるマンション「Aan de Rijn(アン・デ・ライン)」。

名称通り、ライン川沿いに7階建てと9階建ての2棟が並ぶ複合マンション(写真提供/Vesteda)

名称通り、ライン川沿いに7階建てと9階建ての2棟が並ぶ複合マンション(写真提供/Vesteda)

物件オーナーはオランダの不動産管理会社Vesteda(ヴェステダ)だ。そこのサステナビリティ責任者ステファン・デ・ビーさんはこう話す。

「実はVestedaがオーナーになった時点では、既存の住民からは“健康的な建物”に対する需要はなかったんです。ですが私たちは、住まいは『サステナブル』で『幸せをもたらすもの』であるべきだという信念があり、それにもとづいて、この物件も改善することにしたんです。となると、既存の住民にもそれを理解してもらわないといけない。そこで私たち自身が学ぶ場を得ると同時に、住民にも認識をうながす手段として、『WELL認証を取得すること』を思いついたのです」

その時点で、すでにマンション94室はほぼ満室。取得を決めてから最初に行ったのは、住民たちとのコミュニケーションだった。

「ある住民に『建物の健康度を測る認証をオランダのマンションで初めて取得する』という話をしたら、“ジムでもつくるつもりなのか?”と聞かれました」と笑うデ・ビーさん。

通称「緑のエントランス」と呼ばれているマンションの1F玄関部分©(写真提供/Vesteda)

通称「緑のエントランス」と呼ばれているマンションの1F玄関部分©(写真提供/Vesteda)

「居住空間の“禁煙”」に反対の声も……どう住民たちの理解を得たのか

認証取得のためのリフォームにも住民たちに積極的に関わってもらうことで、「コミュニケーション頻度が増えるなど距離が縮まり、理解を得ることができた」という。例えば、エントランスを改装する際には、デザインを住民に選んでもらった。

なかでも最も苦労したのは、評価基準の「空気」の項目。建物すべてがWELL認証を得るためには、共有部分だけでなく居住空間でも“禁煙”を徹底しなければならない。オランダでは、タバコが吸えない賃貸住宅ビルはそれまで存在しておらず、もちろん当初は反対する人も多かったという。

しかし、繰り返し「清浄な空気の大切さ」を訴えたこと、入居済みの住民に対してはこの条件が適応されないこともあって、徐々に賛同者を増やしていくことができたそうだ。(ただし、既存住民に対しては禁止ではないものの、禁煙が推奨されている)

「アン・デ・ライン」は、85平米/100平米の広さ、2LDKまたは3LDKの2種類の部屋がある。家賃は月に950ユーロ(12万円)前後(写真提供/Vesteda)

「アン・デ・ライン」は、85平米/100平米の広さ、2LDKまたは3LDKの2種類の部屋がある。家賃は月に950ユーロ(12万円)前後(写真提供/Vesteda)

ちなみにこの物件では、特別な浄化装置によってろ過される飲料水が蛇口から飲める(写真提供/Vesteda)

ちなみにこの物件では、特別な浄化装置によってろ過される飲料水が蛇口から飲める(写真提供/Vesteda)

新規の住民に対しては、「ペット不可」と同様の法的プロセスをとることで、入居時に“禁煙”の建物だと伝え、あらかじめ理解を得られるようにする。さらに、自治体にも協力を仰いで建物から半径20m以内の地域を「禁煙区域」と指定してもらうことで周辺の環境基準も整えた。

また建物全体に微粒子フィルターを備えた換気システム(熱回収機能付き)が設置されているほか、その日の外気の状態(空気の汚れ度)に応じて窓を開けるべきか/エアコンを使うべきかのアドバイスを、エントランスに設置されたタブレットや各住民のアプリを通じてチェックできるといった工夫もされている。

WELL認証のための改修費用などはどうした?

厳しいWELL認証の項目をクリアするためにリフォームを行うなど、当然、費用もかかったに違いない。一体どうやってまかなったのだろうか。

「WELL認証の改修費用は、物件の価値を上げるための投資として弊社が負担していますが、WELL認証導入後の管理費は、1戸に対して年間数ユーロだけです。管理費自体は増加しましたが、それは清掃費の分だけ。それ以外のメンテナンス関連の費用は、初期投資だけで運営費をゼロに抑える仕組みをつくりました」(デ・ビーさん)

その方法は、多くのサプライヤーにVestedaのアイデアに賛同してもらい、導入費用の割引や、パートナーシップの契約に協力を仰ぐというものだ。

例えば、施設の清掃の課題として、マンション内の植物の水やりがあった。植物が枯れないように、パートナー企業の支援で1カ月分の水を貯水できるタンクを設置した。タンクに水を入れるのは1カ月に1度だけで、必要な量についても自動的に判断し、給水される仕組みだ。そのため、清掃員は追加作業をする必要はなく、運営費もほとんど追加されていない。

定期的な水やりが心配されていたエントランスの植物(写真提供/Vesteda)

定期的な水やりが心配されていたエントランスの植物(写真提供/Vesteda)

また、前述の「換気システム」は半年に1回のフィルター交換が必要だが、メーカーに交渉し、定期的にフィルターを提供してもらう代わりにその効果を測定し、そのデータのフィードバックを行うことにした。

パートナー企業らも、革新的なプロジェクトに参画することで製品の良さを宣伝できるうえ、顧客からのフィードバックを得られるということで、プロジェクトへの参加に積極的だという。

パートナー企業等からの協力があったとはいえ、始動から3年、これらの一連の投資に見合う価値はあったのだろうか?

その問いに対し、デ・ビーさんは「間違いなくY E Sです。実際に住んでみるとその良さが分かるはず」と話す。

とはいえ、現在もWELL認証を取得しているかどうかは物件価値につながっておらず、賃料を設定するときのプラス材料とすることはできない。だが、「アン・デ・ライン」の住民たちからの評価は上々だ。「将来的にWELL認証の物件は、もっと価値が上がるのではないかと考えています」とデ・ビーさんは胸を張る。

左からRonald Papingさん(Arnhem市の市会議員)、“WELLマーク”を抱えるVestedaのCEOゲルトヤン・ヴァン・デル・バァンさん、Dick Vinkさん(BBI)、Ann-Marie Aguilar(IWBI)、Alexandra Boot(BBI)(写真提供/Vesteda)

左からRonald Papingさん(Arnhem市の市会議員)、“WELLマーク”を抱えるVestedaのCEOゲルトヤン・ヴァン・デル・バァンさん、Dick Vinkさん(BBI)、Ann-Marie Aguilar(IWBI)、Alexandra Boot(BBI)(写真提供/Vesteda)

GBJの沢田さんいわく、日本でのWELL認証の本格導入にはもう少し時間がかかりそう、とのこと。

「資料が英語で書かれ、審査書類の準備も英語で行わなければいけない。こうした言語のハードルの高さと、WELL認証を継続的に持ち続けるための運用コストの償却方法が、日本での普及の課題になっているんです」(沢田さん)

現時点で日本国内のWELL認証取得済みの建物は、オフィスや寮のみで、一般住宅はない。
とはいえ一方で、国内の認証制度である「CASBEE」でも、サステナビリティや健康に照準を当てた基準ができつつあるという。

オランダの賃貸マンションの事例では、サステナブルな住まいに対して、多くの企業が積極的に参画していただけでなく、自治体や行政も協力的だった。また、賃貸オーナーが自ら「テナントの生活環境と活力の向上に積極的に貢献する」という発想が、今後、日本でも芽生える可能性はあるのだろうか。関係する多くの協力が必要なものだけに、これからの日本での浸透に注目していきたい。

●取材協力
・一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)
・Vesteda

アカバネの森に住む – 改装可 –

所在地:北区赤羽
7万3,000円 / 25.71平米
湘南新宿ライン・京浜東北線・埼京線「赤羽」駅 徒歩6分

赤羽に小さな森があるのを知っていますか?



商店街のアーケードを抜けたディープなエリアに、1カ所だけ異様な雰囲気を漂わせている角地の建物。



バラをはじめとした何種類もの植物が覆うその姿を初めて見たときは、しばらくあっけにとられていました。



ここはオーナーが北区の壁面緑化計画に ... 続き>>>.
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おおらかな集合住宅

所在地:墨田区立花
12万5,000~21万5,000円 / 35~71.1平米
総武線「平井」駅 徒歩15分

生活の中に土間スペースがあることで、生活がおおらかに変わっていく。そんな「土間と、おおらかな暮らし」をコンセプトにした新築集合住宅のご紹介です。



今回の物件で土間スペースと称しているのは、いわゆる昔から言うコンクリートの土間ではなく、足触りよく裸足でも生活できそうな塩ビタイルが ... 続き>>>.
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都会の癒し処

所在地:世田谷区上馬
4,520万円 / 50.76平米
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅 徒歩10分

まるで温泉旅館のような、くつろぎの空間。杉板や栗、白川石など、天然の素材を使い、上質に仕上げています。



玄関に入ると杉板張りの空間が広がり、ほっと落ち着くような空間に。リビングにつくられた、畳敷きの小上がりも特徴的。クッションを置いてゴロンとしてもいいですし、縁に腰をかけてベン ... 続き>>>.
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自然体なワンルーム

所在地:中央区勝どき
12万円 / 34.87平米
都営大江戸線「勝どき」駅 徒歩10分

隅田川のほとりに立つ、レトロなマンションの5階。リノベーションされたワンルームで、ゆったりとひとり暮らしはじめませんか?



こだわりを感じつつも、主張しすぎない内装に好感が持てます。シンプルでナチュラルなテイストも、個性のあるフレンチテイストやブコツな家具も合いそうな仕上がり。つ ... 続き>>>.
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和リノベワンルーム!

所在地:横浜市中区大和町
7万5,000円 / 28.91平米
京浜東北線「山手」駅 徒歩7分

駅前の商店街を抜け、平坦路を進んだ住宅街の一角に立つ建物のリノベーションされた一室をご紹介します。



住戸は建物脇の専用階段を上がった2階にあります。玄関ドアを開けると広めのワンルームが広がります。



内装は枠や柱など所々、和風です。床に敷かれた足触りの良いダークブラウンの無垢フ ... 続き>>>.
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ラフでカッコいい

所在地:横浜市鶴見区駒岡
9万8,000円 / 49.5平米
東急東横線「綱島」駅 バス13分 「駒岡八幡神社前」バス停 徒歩2分

3DKの窮屈な間取りから、1LDKの広々とした間取りにリノベーションされた物件をご紹介します。



室内は駆体現しのラフな空間がカッコよく、キッチンと収納が壁一面に造作されているのが印象的です。角部屋なのでLDKは明るさもあります。



駆体現しの空間なので冷たいイメージを持つかもし ... 続き>>>.
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いま話題の「商い暮らし」って? 自宅でお店を開いて地元とつながる2家族の物語

コロナ禍で暮らし方を見直し、テレワークや副業を始めたという人が増えている。そんななか、店舗付き住宅や、自宅に店舗機能を持たせた物件などの住まいの選択肢が注目を集めているようだ。店舗付き物件に特化した不動産Webサイト「商い暮らし」を2016年から正式に運営を始めた建築不動産業・株式会社G.U.style代表の小薬順法さんに、最新事情や”商い暮らし”をする人々の話を聞いた。
1階で商いをして2階に住む、昔からある暮らし方

小薬さんが言う「商い暮らし」とは、1階の土間で小さな商いをして、2階で暮らすライフスタイルのこと。
「商いの場で暮らし、暮らしの場で商うという意味で、いわゆる店舗付き住宅の賃貸物件や売買物件を集めて約5年前からWebに掲載してきました。商いをしながら暮らす店舗付き住宅というのは昔からありますが、今は一周回って、若い人が注目しているのかもしれませんね」と話す。

店舗付き住宅というと、通勤時間の短縮や賃料・交通費の節約、空いた時間の有効活用、家族との時間を長くとれることなどがメリットとして考えられる。そういえばテレワークのメリットにも通じる。

一級建築士、宅地建物取引士である小薬順法さん(写真提供/G.U.style)

一級建築士、宅地建物取引士である小薬順法さん(写真提供/G.U.style)

このサイトを立ち上げたきっかけは、建築士である小薬さんが独立を考えていたある日、目に止まった勤務先近くの店舗付き住宅の空き物件だった。

「眺めていて、ふと想像したんです。こういった物件を自宅兼事務所にしたら、当時小学生だった僕の子どもが帰ってくるのが窓から見えて、手を振って出迎えたり、事務所兼カフェにして近所の人を招いたり……そんなライフスタイルが送れるかも、って」

しかしいざ動き出してみると、希望条件に合う物件も、それを貸してくれるオーナーも、探すための情報も見つからなかった。

「自分以外にもきっとニーズがある。ないなら自分で情報発信の場をつくろうと思ったんです」

ニーズに対して情報が少ない。店舗付き物件の現状

5年経った今も、依然として店舗付き物件を見つけるのは難しいという。

「管理会社の理解不足や物件の状態の関係などで、情報が公開されにくいことや、店舗付き物件にはお風呂がないケースが多く、改装費にオーナー側がハードルを感じることなどが理由です。

「商い暮らし不動産」と「カフェいろは堂」が入る店舗付き住宅の改装前の様子(写真提供/G.U.style)

「商い暮らし不動産」と「カフェいろは堂」が入る店舗付き住宅の改装前の様子(写真提供/G.U.style)

改装後の外観。1階の「カフェ いろは堂」はキッチン付きのレンタルスペースに(写真提供/G.U.style)

改装後の外観。1階の「カフェ いろは堂」はキッチン付きのレンタルスペースに(写真提供/G.U.style)

この5年ほど、貸す側の意識はあまり変わっていないのが現状で、供給は不足しています。不動産会社やオーナーが物件の価値を高めるためにイチから建て替えたり、店舗か住宅のどちらかにしてしまったりと、店舗付き住宅の個性が理解されていないうちは、物件数が増えるどころか減ってしまいます」

一方で「ここ数年で、借りる側から『具体的なことは決まっていないけど、何かできそうな余白のある物件はある?』という問い合わせが増えてきました。さまざまな住まい方を知り始めたことが背景にあるように思います」と小薬さん。

このコロナ禍ではどんな変化があったのだろうか。

人や地域との繋がりに重きを置く生活へ

「コロナ禍の初期は少し問い合わせが増えましたが、現在は特に伸びているわけではないです。ただ、身近な人と気軽に会えなくなったこの期間に、家族や仲間、地域の人との繋がりをより大切にしたいという空気は感じます。
店舗開業にまでは至っていなくても、『”商い暮らし”のようなスタイルっていいね』と、共感してくれる人が増えたように思います」

小薬さんの事務所はタバコ屋を改装し、1階をカフェ、2階を事務所に(写真提供/「商い暮らし」)

小薬さんの事務所はタバコ屋を改装し、1階をカフェ、2階を事務所に(写真提供/「商い暮らし」)

サイトには、「美容室+暮らし」「DJ bar+半暮らし」などの事例が並ぶが、問い合わせ内容の多くは飲食。「『本業が休みの日に、好きなコーヒーと本を置いたお店を始めたい』などの相談もありました」

お店を通して好きなことで自己実現をしながら、自分が住む地域に貢献したいという思いも感じられるそうだ。

「問い合わせは単身者か子どもがいない夫婦が大半で、お子さんがいる方は家の近くで空き店舗物件を探すことが多いですね。
はじめは下に店舗があって上に住まいがあることを”商い暮らし”と定義していましたが、さまざなな声を聞いているうちに、家の近くに店舗を構え、その地域で商売をしながら暮らしていたら、それも”商い暮らし”だなと思うようになりました」

「商い暮らし」を始めた人たちの声

ここで、実際に”商い暮らし”をしている人たちを紹介しよう。

1組目は、自宅の1階で「カナバカリズ建築設計事務所」(埼玉県戸田市)を経営する下田さん・正木さんご夫妻。

1階の土間オフィスで横並びで作業する「カナバカリズ建築設計事務所」の4名。スタッフ2名は大学時代からの仲間で、ここに通勤してくる。左から2人目が正木さん、一番右側が下田さん(写真提供/「商い暮らし」)

1階の土間オフィスで横並びで作業する「カナバカリズ建築設計事務所」の4名。スタッフ2名は大学時代からの仲間で、ここに通勤してくる。左から2人目が正木さん、一番右側が下田さん(写真提供/「商い暮らし」)

建築会社(サンクジャパン株式会社)の本社事務所だった建物にユニットバスを新設するなどして改装して貸しに出していたところ、夫妻が物件とオーナーの魅力に惹かれて入居を決断。

2階の自宅スペース。しっかり補強された小屋組で、壁面にはマガジンラックが。奥は寝室(写真提供/「商い暮らし」)

2階の自宅スペース。しっかり補強された小屋組で、壁面にはマガジンラックが。奥は寝室(写真提供/「商い暮らし」)

もともと浴室と洗面台、洗濯機置き場がなかったが、新設した(写真提供/「商い暮らし」)

もともと浴室と洗面台、洗濯機置き場がなかったが、新設した(写真提供/「商い暮らし」)

(写真提供/「商い暮らし」)

(写真提供/「商い暮らし」)

二人とも、通勤していた時よりも自分の時間が増え、自由に仕事の時間を設定できるところにも魅力を感じている。

夫の下田さんは、商い暮らしならではのこんな楽しみ方も見出したようだ。
「1階の仕事場の道路に面する窓に、ショーウィンドウのように建築模型や趣味の植物を並べているのですが、朝の通勤時間や昼過ぎの下校時間、夕方の帰宅時間などに、いろいろな層の人が通りすがりに見て行ったり感想をつぶやいたりする様子が、毎日楽しみなんです」。妻の正木さんも、「道路や歩道から中が見えるので、これまで以上に家をきれいにしなければならないのですが、通りすがりの方にも私たちの仕事に興味を持ってもらえるように、仕事関係のものをディスプレイして、逆にメリットになるように工夫しています」と続ける。

「コロナ禍前後での生活の変化も驚くほどありません。そういう意味では、さまざまな社会の変化に柔軟に対応できる生活であり、働き方のかたちかもしれません」(下田さん)

もとは施工会社の事務所だった2階の手前の部屋に自作の家具を配し、落ち着いた雰囲気のリビングダイニングに。既存の壁面収納は本棚として活用(写真提供/「商い暮らし」)

もとは施工会社の事務所だった2階の手前の部屋に自作の家具を配し、落ち着いた雰囲気のリビングダイニングに。既存の壁面収納は本棚として活用(写真提供/「商い暮らし」)

ベッド側にはオープンクローゼットが。正木さんが自作した作業台は趣味のミシンのスペースでもある(写真提供/「商い暮らし」)

ベッド側にはオープンクローゼットが。正木さんが自作した作業台は趣味のミシンのスペースでもある(写真提供/「商い暮らし」)

また、通常の賃貸物件を探すこととは「勝手が違ってくる」と二人は声をそろえる。
「自宅としてだけでなく仕事場としても使う上で、オーナーや仲介の方と、何かあったときに相談できる関係性をつくっておくのは大きな安心になります。実際に会って話す機会を大切に」と正木さん。
下田さんは「最低限必要な広さや賃料、エリアなどの条件もきちんと整理を。とはいえ、条件に多少合わない物件でも『キッチンが素敵』『土間の感じが気に入った』『この間取りはこう使えるかも』などの魅力が見つかる場合があります。僕たちも当初は東京都内で探していたのに、この物件に決めましたから」と教えてくれた。

2組目は、実家の庭の一角にある古い小屋を改装し、カフェとレンタルスペース「YOICHI(ヨイチ)」(東京都大田区)を始めた主婦の吉澤さん。

吉澤さん(右から2人目)。39.75平米の平屋をカフェとレンタルスペースにした「YOICHI」。約14平米(8畳)の土間と、キッチンを含む約21平米(13畳)の床の間がある(写真提供/YOICHI)

吉澤さん(右から2人目)。39.75平米の平屋をカフェとレンタルスペースにした「YOICHI」。約14平米(8畳)の土間と、キッチンを含む約21平米(13畳)の床の間がある(写真提供/YOICHI)

リノベーションを小薬さんに相談し、吉澤さん自身も塗装をしたり、知人のアーティストが絵を描いたりと、自分たちでも多くのDIYをしてつくりあげた。現在、金・土曜は料理が得意な吉澤さんがカフェとしてランチやドリンクを提供し、その他の曜日はレンタル古民家&キッチンとして貸し出す。日曜にはマルシェなども開催。

吉澤さんが小薬さんに予算や手順を相談しながら、専門的な設備関係以外は仲間と一緒にDIYした(写真提供/YOICHI)

吉澤さんが小薬さんに予算や手順を相談しながら、専門的な設備関係以外は仲間と一緒にDIYした(写真提供/YOICHI)

日曜にはマルシェも(写真提供/YOICHI)

日曜にはマルシェも(写真提供/YOICHI)

「祖母の持ち物だった、この築70年近い木造の平屋は、ずっと物置として使われていました。住居として使用できる状態ではありませんでしたが、取り壊すのはもったいない、自分の新たな人生にも繋がるのではという想いから改築を決めました。父も『壊す前に何かチャレンジしたら』と背中を押してくれました」(吉澤さん)

現在は自転車で通っているが、いつかは庭を挟んだ母屋に暮らすことを視野に入れている。

「実家の敷地内なので、いつか家族と同居した時、無理のない範囲でやりたいことを叶える場所にできればと、ゆるゆると実験的に始めました。時が来たら、自分が暮らす街を楽しめるように、よりアンテナを張ることもできるでしょう」

1957年に祖父母が購入した木造の平屋を改装。庭では柚子や椿など、祖母が植えた四季折々の植物が花を咲かせ実を結ぶ(写真提供/YOICHI)

1957年に祖父母が購入した木造の平屋を改装。庭では柚子や椿など、祖母が植えた四季折々の植物が花を咲かせ実を結ぶ(写真提供/YOICHI)

現在でも、地域とのつながりを日々感じている。

「狭い店内なので、いつの間にかお一人さま同士が会話をしていることがあります。みなさん、家に遊びに来たお友達のような感覚になるのか、心の壁が取り払われるようです。
またこのコロナ禍では、休まずお店を開けていたことで、お客さまから『久々に人と話せた』などと言ってもらって、皆さんの息抜きの場所をつくることができたとうれしく思いました。昨年末からは、このエリアに関する情報を書き込む『大鳥居情報交換ノート』を始めました。まだまだひよっこですが、地域を育て、地域に育てられていけたらと考えています」

昭和期の建物で趣があり、天井や梁、土壁など見どころが多い(写真提供/YOICHI)

昭和期の建物で趣があり、天井や梁、土壁など見どころが多い(写真提供/YOICHI)

吉澤さんがつくるスパイスカレーランチを目当てにする人も多い(写真提供/YOICHI)

吉澤さんがつくるスパイスカレーランチを目当てにする人も多い(写真提供/YOICHI)

週1度の「商い暮らし」スタイルもおすすめ

「“商い暮らし”をするみなさんには、多くのドラマが生まれています。暮らしの中に商いがプラスされることで、会話ややりとりが生まれ、居場所が確立するものです」とにこやかに話す小薬さん。紹介する側としても、借主と密なやり取りが派生しやすく、また、お互いに共感しやすいため、末永いお付き合いになりやすいのだという。

「賃貸アパートやマンションに住んでいても、街とのつながりがなく、挨拶をする人もいないというケースは多いと思います。都会であればなおさら、商い暮らしでご近所との繋がりを変えることができるはずです」

また小薬さんは、「一気に何かを変えるのは難しくても、副業のように、週1度だけやりたいことにトライするライフスタイルは、アリなのでは」と提案する。

「借金と脱サラをして、いきなり知らない土地でお店を始めるのは少し怖い。一歩手前で商い暮らしを試し、商売や地域のことを知るのもいいでしょう。ファンをつくってから本格始動することもできますから。その間、時間貸しや曜日貸しなどの多様な物件を用意して、グラデーションを埋める場を提供するのが、我々の仕事なのではないかと感じます」

小薬さん自身も、今年8月に「商い暮らし不動産」の事務所の移転を予定。大田区東雪谷から池上の店舗付き物件へと移る。

「商い暮らし不動産」が移転予定の、大田区池上にある三角角地の建物(写真提供/「商い暮らし」)

「商い暮らし不動産」が移転予定の、大田区池上にある三角角地の建物(写真提供/「商い暮らし」)

「これまでも店舗付き物件の2階を事務所にして、1階を『いろは堂』というレンタルカフェを運営していました。次は、2階を事務所として1階はシェアキッチンに。菓子製造業の許可を取得し、曜日極めで7人に貸し出して、自分たちを入れた8チームで運営します。副業をしたい方や、空き時間だけ働きたい主婦・主夫の方など、みんなが共有できるスペースをつくりたいと思います」

自分にできることで収入を得て、住む地域に貢献する。そして、毎日挨拶する人が増えていく。「商い暮らし」のスタイルがある街は面白くなりそうだ。

子どものころ、自宅が喫茶店などで「商い暮らし」だった同級生に憧れたのは、地域と関わりながら働く、その子の親が眩しかったからかも。子どもがいる家庭なら、仕事をする大人の姿を見せられる場でもある。

私が貸しスペースを借りられるなら、週末に子ども向けの作文教室を開きたいな……。夢が膨らむ。

「働く」と「暮らす」を繋ぐ商い暮らしは、一周回って今、新しい可能性を秘めている。

●取材協力
・商い暮らし
・カナバカリズ建築設計事務所
・YOICHI(ヨイチ)

西荻ミニマルライフ

所在地:杉並区西荻北
6万2,000円 / 19.82平米
中央線「西荻窪」駅 徒歩5分

★賃料が下がりました★



白い空間に、黒いタイルのキッチンが印象的。ミニマルでスタイリッシュな一室。



築年数は経っていますが、リノベーションがされていて、きれいな状態です。



キッチンはツヤのある黒い角タイルで仕上げられ、シックでもありつつ、ちょっとレトロフューチャーなデザイン ... 続き>>>.
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重なるサークル

所在地:荒川区西日暮里
16万8,300円(税込) / 56.78平米
千代田線「西日暮里」駅 徒歩8分

桜の木が並ぶのんびりした商店街に立つ、視認性の高い建物。円が重なるようなデザインのファサードが特徴です。



室内は約幅5m×奥行き10mのシンプルな長方形。ところどころ壁にツギハギがあったり、床が盛り上がって平らじゃなかったりしますが、現状での引き渡しです。



壁や天井はオフホワ ... 続き>>>.
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ペットとアトリエ暮らし【大きい区画】

所在地:文京区根津
18万2,000円 / 47.67平米
千代田線「根津」駅 徒歩5分

勾配天井の吹き抜けは、一番高いところで約3.5m!対角の窓を開けると気持ち良い風が、すっと部屋を通り抜ける、2021年築の4棟の2階建てテラスハウス。



国産木材を使用した、無垢のフローリングや建具、波打った板張りの天井など、経年変化を楽しめる本物の材料を使っているところもポイン ... 続き>>>.
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桜と暮らす、愛着のレトロマンション

所在地:大田区山王
12万5,000円 / 45平米
京浜東北線「大森」駅 徒歩12分

窓いっぱいに広がる桜の木と、遠くまで見渡せる景色に心癒される部屋。



山王の高台に立つこのマンションは、重厚でノスタルジックで、どこか学校のような懐かしさを漂わせています。



敷地内にはたくさんの桜の木が植えられ、春になると花びらのじゅうたんができるくらい。



今回ご紹介するのは ... 続き>>>.
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子どもだけでまちづくり!? 大人は口出し厳禁の「こどものまち」全国に広がる

子どものつくる「まち」が、全国にあることを知っていますか。それは、数年に1度、子どもたちが遊びでつくる理想の街。仕事体験をするテーマパークとの違いは、実際の街を舞台にしているところ。一体どんな街なのでしょうか。千葉県佐倉市と千葉市それぞれの「こどものまち」を取材しました。
全国で子どもがつくる「こどものまち」って?

「こどものまち」のモデルは、ドイツのミュンヘンで20年以上の歴史を持つ「ミニミュンヘン」という取組みです。ミニミュンヘンは、子どもたちが好きな仕事を選んで働き、稼いだ給料を自由に使い、市議会や市長選も行う“子どもの街”です。ミニミュンヘンには本物の街のようにさまざまな機能があります。巨大な体育館とその周囲に街並みがつくられ、開催中、毎日2000人の子どもたちが参加している大きなイベントになっています。

後述のNPOこどものまち理事長・金岡香菜子さんが高校生のころに訪れたミニミュンヘン(画像提供/NPO子どものまち)

後述のNPOこどものまち理事長・金岡香菜子さんが高校生のころに訪れたミニミュンヘン(画像提供/NPO子どものまち)

日本での「こどものまち」の導入に尽力した中村桃子さんは、ドイツを訪れた際に感動し、自身の生まれ育った佐倉市でぜひやりたいと2002年に仲間たちとおやこ劇場の流れをくむ(特)NPO佐倉こどもステーションのメンバーで千葉県佐倉市のこどものまち「ミニさくら」をはじめました。その後、日本各地にさまざまな「こどものまち」ができ、それぞれ独自に活動をしています。それらの交流のために2007年から行われている「全国こどものまちサミット」では、全国の団体が参加しています。

「ミニさくら」の清掃局。道具が用意されていなくても子どもたちのアイデアで、ホウキやチリトリもカレンダーの裏で手づくり。愉快に音楽をかき鳴らしながら、会場をゴミ拾い(画像提供/NPO子どものまち)

「ミニさくら」の清掃局。道具が用意されていなくても子どもたちのアイデアで、ホウキやチリトリもカレンダーの裏で手づくり。愉快に音楽をかき鳴らしながら、会場をゴミ拾い(画像提供/NPO子どものまち)

「ミニさくら」にはコロナ前の2019年開催時には、延べ760人の子どもたちが参加。職業は、市議会・警察署などの行政機関、手打ちうどん、サンドイッチなどの飲食店、新聞社・デパートなど40種以上。自分たちで手づくりしたお店で、好きな仕事をする子どもたちの顔は生き生き。働くと独自の通貨(時給600モール)の給料がもらえます。稼いだモールで食事やショッピングを楽しんだり、モールを貯めて起業したり、結婚もできます。自分でつくった街の市民として活動ができるのです。

紙幣(モール)は100モール、1000モールなど全部で4種類。所得税・消費税もある。ブース収入に応じて売上税も徴収。画像提供/NPO子どものまち)

紙幣(モール)は100モール、1000モールなど全部で5種類。所得税・消費税もある。ブース収入に応じて売上税も徴収。画像提供/NPO子どものまち)

コロナ禍の2021年3月には、オンラインで「こどものまち」を開催。Zoomのブレークアウトルームの機能を利用し、受付、お菓子屋さん、放送局などをオープン。子どもたちは、画面越しに交流をしました。

2021年のオンライン開催の様子。子どもたちはすぐに打ち解けた(画像提供/NPO子どものまち)

2021年のオンライン開催の様子。子どもたちはすぐに打ち解けた(画像提供/NPO子どものまち)

オンラインの放送局では、物語の朗読が行われた(画像提供/NPO子どものまち)

オンラインの放送局では、物語の朗読が行われた(画像提供/NPO子どものまち)

一見、職業体験を通じて社会の仕組みを学習する試みと思われがちですが、それは「こどものまち」の一面にすぎません。ミニさくらを主催するNPO子どものまち理事長の金岡香菜子さんは、「こどものまち」で一番大事なことは「遊び」だといいます。

「コロナ禍でも、『危ないからやめよう』ではなく、地域に何ができるか考えて活動しています」と金岡さん(画像提供/NPO子どものまち)

「コロナ禍でも、『危ないからやめよう』ではなく、地域に何ができるか考えて活動しています」と金岡さん(画像提供/NPO子どものまち)

「『こどものまち』は、子どもたちが主役になって、1つの街をつくる“遊び”です。ミニミュンヘンが掲げている理念は、『遊びは学びに通じる』。ミニさくらの『こどものまち』では、まず、思い切り楽しんで、遊んでもらうことが第一優先。結果的に学びにつながれば」

「遊び」は、その行為から得られる楽しさ面白さを目的として自発的に行われるもの。大人の考える学習効果を優先して子どもが心から楽しめなければ、学ぶ楽しさも伝わらないという考えです。

大人は子どもたちの自由な活動を見守ります。常に運営に関わっている大人サポーターは10人ほどですが、こどものまち開催時は60人が裏方になります。小学校3年生~18歳までの子どもスタッフも半年前の準備段階から会議に参加しています。

金岡さんが会議の際に心がけているのは、「おとなの提案を受け入れすぎないこと」。ミニさくらでは、親や運営に携わる大人に対し、「見守ること、忍耐すること、指図しないこと、口出ししないこと、楽園天国!(頭文字をとって『ミニさくら』のあいうえお作文)」を伝えています。スタッフは、主役のこどもたちの自由な発想を引き出すためのサポートをします。

商店街でのこどものまち、理解を得るまでには苦労も

ミニさくらの「こどものまち」の開催場所は、地元の中志津中央商店街。商店街は、遊歩道になっていて、商店の前面は2mほどのアーケードになっています。アーケード下の空き店舗の前にブースを設置し、「こどものまち」を行います。活動には、商店会をはじめ、自治会、佐倉商工会議所、佐倉市観光協会、下志津小学校、佐倉市教育委員会が協力しています。

店の売り上げを上げようと、子どもたち自ら商店街に繰り出し、商品をアピール(画像提供/NPO子どものまち)

店の売り上げを上げようと、子どもたち自ら商店街に繰り出し、商品をアピール(画像提供/NPO子どものまち)

金岡さん自身、小学校5年生のときに「こどものまち」に参加し、面白さの虜になった子どもでした。翌年に子どもスタッフとして運営に関わるようになり、高校在学中にNPO子どものまちの高校生理事に就任。卒業後は大人サポーターとして関わり、現在は理事長として運営を率いています。

「私が子どもスタッフをしていた10年前は、近隣住民の方から時には厳しいご意見をいただくこともありました。地元のお祭りに積極的に参加したことや、ミニさくらの開催を重ねるうちにだんだん理解を深めてもらい、受け入れていただけたのかなと思います。今では、『商店街でも何かをしたい』と言ってくださり、子どもたちが投票した気に入ったお店を表彰するトロフィーをつくっていただきました」

商店街の広場で行われる市長を決める選挙。候補者を真剣に見つめる子どもたち(画像提供/NPO子どものまち)

商店街の広場で行われる市長を決める選挙。候補者を真剣に見つめる子どもたち(画像提供/NPO子どものまち)

子どもスタッフの集合写真。笑顔がはじける(画像提供/NPO子どものまち)

子どもスタッフの集合写真。笑顔がはじける(画像提供/NPO子どものまち)

「『ミニさくら』で警察を担当した子どもが『警察官はどんな仕事をしているのか知りたい』と、近くの駐在所に聞きに行ったこともありました。商店街だからこそ、いろんな人と交流でき、自分で課題に気付いて解決することも体験できます」(金岡さん)

街の仕組みをつくり、働くことで社会を動かす体験は、自分の街へ関心を持つきっかけになります。

「成人式の記念誌に『商店街のこどものまちが面白かった』と書いてあるのを見かけて、とてもうれしかったです」と笑顔を見せる金岡さん。活動を通じ、佐倉の街を好きになってくれたらと願っています。

参加していた小学生がユーススタッフとして子どもをサポート千葉市のこどものまちは、官民複合ビル「Qiball(きぼーる)」が会場。親は、会場を見下ろせるカフェで子どもたちを見守る(画像提供/こどものまちCBT)

千葉市のこどものまちは、官民複合ビル「Qiball(きぼーる)」が会場。親は、会場を見下ろせるカフェで子どもたちを見守る(画像提供/こどものまちCBT)

千葉市こどものまちCBT実行委員会が運営する「千葉市こどものまちCBT」は、「誰もが主体的に、自由な発想で関われるまち」をテーマにしています。2009年に「こども環境学会・千葉大会」のワークショップとして開催。その後、実行委員会形式の大人ボランティアを中心に、千葉市役所こども企画課職員、千葉市子ども交流館の職員も参加し、協働で取り組んでいます。子どものころに参加した小学生が、大学生や社会人になって大人スタッフとして関わり続けているのも特徴です。こども部会長を務める水野敬一朗さんも、大学院生のころ、ユーススタッフ(学生などによるボランティア)として関わったのをきっかけに、地域活動のひとつとして10年以上関わっています。

「地域活動がライフワーク」と語る水野さん。「NPO法人全国てらこやネットワーク」や「てらこやちば」などでも地域教育の活動を行っている(画像提供/こどものまちCBT)

「地域活動がライフワーク」と語る水野さん。「NPO法人全国てらこやネットワーク」や「てらこやちば」などでも地域教育の活動を行っている(画像提供/こどものまちCBT)

毎年9月に開催され、会期は3日間。延べ1000人ほどの子どもが訪れる。コロナ禍の今年は、例年開催している9月のイベントの是非をオンライン会議で話し合い、リアルとオンラインを組み合わせて行う予定(画像提供/こどものまちCBT)

毎年9月に開催され、会期は3日間。延べ1000人ほどの子どもが訪れる。コロナ禍の今年は、例年開催している9月のイベントの是非をオンライン会議で話し合い、リアルとオンラインを組み合わせて行う予定(画像提供/こどものまちCBT)

子どもと離れるのを不安に思う親には、子どもの自主性を尊重する会の主旨を説明し、見守りをお願いする(画像提供/こどものまちCBT)

子どもと離れるのを不安に思う親には、子どもの自主性を尊重する会の主旨を説明し、見守りをお願いする(画像提供/こどものまちCBT)

高学年の参加者が、低学年をリードする。会場の配置計画をボードに描いて動線を確認。会場の配置計画や設営など、活動の最初から子どもたちが参加している(画像提供/こどものまちCBT)

高学年の参加者が、低学年をリードする。会場の配置計画をボードに描いて動線を確認。会場の配置計画や設営など、活動の最初から子どもたちが参加している(画像提供/こどものまちCBT)

コアスタッフという運営側に登録すると、年間を通した会議に参加することができます。小学校低学年は、飲食店など自分のなりたい職業で店長となり、ユーススタッフと大人の支援を受けながら、商品開発、仕入れ(材料吟味)、人員シフト(バイト管理)、宣伝などを考えていきます。

小学校高学年と中高生は、まちの仕組みを考えていく「公共」という役割を担うことが多く、市役所や警察、銀行、お仕事紹介センター、清掃、選挙管理委員会などを担います。

「こども市長選挙の際には、候補者からさまざまなマニフェストが出ます。『大人の社会の投票率には負けたくない!』『見た目の可愛さ・かっこよさで選んじゃうから、仮面をかぶり、政策だけで選んでもらう選挙にしよう』などの意見が印象に残っています。今年は、『選挙権・被選挙権は、小学校5年生以上が良いのでは?』ということが子どもたちから議題に上がりました」(水野さん)

実際の投票箱を使って、自分の「まち」のトップにしたい人へ初めての一票(画像提供/こどものまちCBT)

実際の投票箱を使って、自分の「まち」のトップにしたい人へ初めての一票(画像提供/こどものまちCBT)

こども市長選挙の演説会には、毎年、千葉市長が応援に訪れる。熊谷俊人千葉市長(2011年当時)と候補者(画像提供/こどものまちCBT)

こども市長選挙の演説会には、毎年、千葉市長が応援に訪れる。熊谷俊人千葉市長(2011年当時)と候補者(画像提供/こどものまちCBT)

開票結果発表の様子。候補者にとって緊張の瞬間(画像提供/こどものまちCBT)

開票結果発表の様子。候補者にとって緊張の瞬間(画像提供/こどものまちCBT)

大人がつくった現実の街をただ模倣するのではなく、理想の街を目指して、自由な発想でつくり上げていくのが特徴です。過去には、税金や未就学児の支援として保育所を導入したこともあります。

「学校や家庭とは違った経験ができる貴重な場所になれば。いわゆる第3の居場所『サードプレイス』的な役割でしょうか。成長するにつれて、子どもたちは、自分のお店から、街全体(みんな)を考えるようになっていきます。そして、子どもからユーススタッフになると、サポートする役割を学ぶことができるのです」(水野さん)

「こどものまちCBT」で労働の対価として支払われる紙幣(カフェ)(画像提供/こどものまちCBT)

「こどものまちCBT」で労働の対価として支払われる紙幣(カフェ)(画像提供/こどものまちCBT)

子どもたちを見守る樫浦実行委員長。発足時から、「こどものまち」の活動に携わってきた(画像提供/こどものまちCBT)

子どもたちを見守る樫浦実行委員長。発足時から、「こどものまち」の活動に携わってきた(画像提供/こどものまちCBT)

現在、ユーススタッフとして運営に関わっている大矢和樹さん(19歳・大学生)は、小学校4年生のときに「こどものまちCBT」に参加。5年生からコアスタッフに、現在はユーススタッフとして活動をしています。
「中学校1年生のとき、友達と『こどものまち』に起業できる制度をつくりました。この時の体験で、自分たちで調べて主体的に関わることを学びました。ここで育ててもらったと思っています」(大矢さん)

菅沼直樹さん(23歳・社会人)は、自身が発案した「税金制度」を導入しました。高校生のとき、「こどものまちCBT」でも実社会と同じようにお金(カフェ)がもらえるのに、所得税や法人税、消費税といった実社会での仕組みがなく「なぜ?」と考えました。ほかのスタッフや大人のスタッフの力を借り、3年をかけて形にしていきました。集めた税金は、起業したお店への資金サポートや公共グループで働く人の給与、閉店するお店を手伝ってくれた子どもたちへの「ありがとうギフト」に還元しました。

「このときの経験から心がけているのは、子どもたちの状況に応じて見守ること。さまざまな事態を子どもたちの力で解決することが、彼らにとって大きな成長につながると感じているからです」(菅沼さん)

こどものまちではトラブルも発生します。危険な行為については大人が毅然とした態度で注意しますが、それ以外のことは子ども同士で話し合い、解決や新たな気付きがあるようにサポートします。

現在は子どもに携わる仕事についている小林美実香さん(23歳・保育士)は、参加に立派な理由がなくてもいいと語ります。
「私は子どものころ、こどものまちCBTに参加して、世界の景色が変わりました。子どもたちには、難しいことを考えず、楽しんでもらえたら。大人スタッフになった今、まちづくりをやりやすくするだけじゃなくて、時には壁になってあげるのもいいと思っています」(小林さん)

さまざまな職業・立場の人が集まる場所で、協力したり、ぶつかったりしながら、話し合い、理想の街をつくりあげていくのは、実際の街づくりと同じ。「こどものまち」の経験を通じて育まれた自己肯定感は、子どもの将来の夢や希望へとつながっています。

●取材協力
・ミニさくら(NPO子どものまち)
・千葉市こどものまちCBT

素朴にレトロ – 最上階 –

所在地:渋谷区代々木
13万2,000円 / 36.3平米
小田急線「参宮橋」駅 徒歩8分

南と西の、2面採光なので日当たり良好。



角地に立っていて日当たりを邪魔されない、ちょうどよい位置のため室内はポカポカ。全ての空間に窓があるので、なんだか気分も晴ればれとしてくるような。ふたり暮らしにちょうどよさそうな間取りも気に入ってもらえそう。



2DKの古き良き、懐かしい感 ... 続き>>>.
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愛しき街の片隅で

所在地:渋谷区西原
32万円 / 65.58平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩8分

代々木上原、幡ヶ谷と2つのすてきな街を存分に楽しめる立地のコーポラティブハウス。



主張しすぎずほのかに香る異国のテイストは、個性的な空間を求めていた方にも、シンプルな内装を求めていた方にも気に入ってもらえそうな、絶妙な塩梅。おまけにペット飼育も相談と、うれしい条件がそろっていま ... 続き>>>.
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賃貸物件なのに全室テーマが違う! ゴルフ、バイク、ボルダリングなど9室の趣味部屋

賃貸住宅の多様化が進み、独自のテーマや付加価値を持つ物件が増えてきました。こうした流れのなかで評判になっているのが千葉県柏市にある「ガルガンチュア」。その特色は、全9部屋が一部屋ごとに、ゴルフ、陶芸、ボルダリング、ピアノ演奏など、異なるテーマに沿って設計され、設備があることです。ここはどのような発想でつくられ、また居住者はどのように感じているのか、取材しました。
長く住んでもらうために趣味嗜好に特化する

「ガルガンチュア」は、豊四季駅(東武アーバンパークライン)から徒歩約14分の住宅地の中にあります。大家の奥山羊太さん(有限会社奥宮園代表取締役社長)はこう語ります。

(写真撮影/内海明啓)

(写真撮影/内海明啓)

「この地域はもともとカブの名産地。奥山家もカブ農家で広い農地を持っていました。しかし義父の代からはそれを賃貸住宅に転用するようになったんです」
奥山さんは医療機器メーカーや自動車メーカーに勤務する会社員でしたが、先代の娘さんと知り合って結婚し、婿養子となりました。2017年に先代が現役を退いたのを機に、不動産賃貸業の有限会社奥宮園を引き継ぎました。

ところが当時所有していた物件の入居率は5割以下。「そのうちの1件の木造アパートに足を運んでみると、古く、利便性も悪く、私も借りたいと思えないような部屋でした。そこで、自分が借りたい、こういう人に借りてほしい、を思い描きながら、リフォームしたのが始まりです」

9室すべてコンセプトが異なる(写真提供/奥宮園)

9室すべてコンセプトが異なる(写真提供/奥宮園)

大家の奥山羊太さん(有限会社奥宮園代表取締役社長) (写真撮影/内海明啓)

大家の奥山羊太さん(有限会社奥宮園代表取締役社長)(写真撮影/内海明啓)

「ガルガンチュア」もこの発想の延長に誕生しました。奥山さんが奥宮園を引き継ぎ、空いていた農地に賃貸住宅を建てようとしたとき、意識したのは入居者に長期入居してもらうということでした。「長期で住んでいただくなら、万人向けの必要はありません。個々の入居者の好みに合えば、長く住んでいただけるはず。そこで個人的な趣味嗜好を追求できる部屋にしようと決めました」

奥山さん自身はクルマ好きなため、当初はガレージハウスにすることを考えました。しかしすべての世帯がをガレージハウスにすることには物足りなさもありました。見積もりを依頼した設計施工メーカーが、ガレージハウスに加えて防音室を提案してきたことをきっかけに、それならいっそ、全室異なる個性の部屋にしよう、と考えました。

この決断自体が奥山さんの個性とも言えるでしょう。奥山さんはクルマのほか、読書好きでもあります。陶芸の経験も楽しかったし、ボルダリングもやってみたかったそうで、趣味を持つ人の「あったら良いな」を現したいという想いがありました。「ただ設計の方々にはご苦労をかけたと思います。注文住宅が9つあるようなものですから」と奥山さん。

こうした住宅のつくり方では投資額も増えますから、財務面も慎重に検討しました。会計事務所に相談しながら事業計画を立案、投資額や利回りから家賃を算定し、近くの、流山おおたかの森駅(東武野田線、JRつくばエクスプレス)周辺の同面積の物件の家賃と比較してみると、大きな差が出ないことが分かり、着工を決断しました。
ちなみに、賃貸住宅の名「ガルガンチュア」は、奥山さんが大好きな米映画『インターステラー』に登場するブラックホールの名にちなんだもの。一度入ったら居心地が良くて出られない空間をつくりたい、奥山さんはそんな想いをこめて名付けました。

(写真撮影/内海明啓)

(写真撮影/内海明啓)

趣味や仕事に活かす派、関係なく利用する派、両方が住む

各部屋の特色は次のようになっています。
typeA(マイバッハクラスの大型車が2台格納できるガレージ付き)、typeB(自転車愛好者のため、10.9畳の土間と勝手口を設置)、typeC(吹抜けに高さ4mのボルダリングウォール付き)、typeF(大型壁面鏡、ランニングマシンなどの設置が可能な耐衝撃床を持つフィットネスルーム付き)、typeG(天井高2.8mのスクリーンを持つゴルフシミュレータールーム付き)、typeL(20.6畳のLDKに大型書棚、2階ホールにも大型書棚がある)、typeM(主にバイクのためのガレージ付き)、typeS(楽器演奏のための防音室付き)、typeW(陶芸用土間と専用庭に立水栓がある。電気釜を使えるようにするため、200V、50Aの電源を確保)。

ちなみに、typeに付けられたアルファベットはBならBicycle、LならLibraryのように、テーマの頭文字を意味しています。

ボルダリング付きのtypeC(写真提供/奥宮園)

ボルダリング付きのtypeC(写真提供/奥宮園)

大型書棚付きのtypeL(写真提供/奥宮園)

大型書棚付きのtypeL(写真提供/奥宮園)

入居者はこれらを趣味や仕事に活用している方もいれば、それと関係なく広さやデザインに惹かれている方もいます。
前者の趣味や仕事に活用しているケースではtypeLには数学の大学講師の方、typeSには音楽家の方が入居しています。
typeAに入居しているTさんは東京都内にあるバイクショップの経営者で、ガレージは趣味の外車や旧車(過去の名バイクなど)を置くのに使っています。

typeAのガレージ(写真提供/奥宮園)

typeAのガレージ(写真提供/奥宮園)

「ガレージ部、住居部のどちらも満足しています。特に2階部から階段を降りてくると大きなはめ込み窓からガレージ内部が見え、愛車やバイクを日々感じられるのがうれしいですね」と語ります。
Tさんは最初この物件を知ったとき、この地域としては家賃がやや高いかな、と感じたそうです。「しかし住んでみると、設備も含め、すべて快適で不満はありません。私の例に限らず、個人の趣味嗜好や生活様式は多様になっていますから、こうした住宅形態は今後、東京近郊中心に増えていくのではないかと思います」

プロゴルファーが自宅兼スタジオとして利用

typeGの入居者はゴルフのレッスンプロの石井昭仁さん。プロゴルファーになって4年目、トーナメントにエントリーする一方、自宅や池袋でレッスンも行います。
この物件はたまたま石井さんの父が見つけて教えてくれたそうです。

ゴルフシミュレータールーム(写真撮影/内海明啓)

ゴルフシミュレータールーム(写真撮影/内海明啓)

機種は「JoyGolf smart + (ジョイゴルフスマートプラス)」(株式会社ゴルフランド)のもの(写真撮影/内海明啓)

機種は「JoyGolf smart + (ジョイゴルフスマートプラス)」(株式会社ゴルフランド)のもの(写真撮影/内海明啓)

石井さん。ゴルフシミュレータールームを活かし、ゴルフのレッスンスタジオを運営(写真撮影/内海明啓)

石井さん。ゴルフシミュレータールームを活かし、ゴルフのレッスンスタジオを運営(写真撮影/内海明啓)

「ゴルフシミュレータールームはお客様のレッスンにも、自分のトレーニングにも使っています。シミュレーターにはいろいろな種類があり、性能の良し悪しもさまざまですが、ここに設置された機械は、実際のショットのイメージに近く、満足しています」
弱点は収納です。プロゴルファーにはかなりの量のゴルフウェアが必要なため、普通の人以上の収納が必要です。しかしtypeGは9部屋の中でも収納が少ない部屋なので、そこがややミスマッチというところ。一方、ゴルフバッグやシューズの収納には困らないほどの玄関の広さには満足しています。

広い玄関まわりはゴルフバッグを置くのも楽々(写真撮影/内海明啓)

広い玄関まわりはゴルフバッグを置くのも楽々(写真撮影/内海明啓)

家賃が高めとも言われますが、石井さんはそうは考えていません。「自分でゴルフシミュレーターを購入してスタジオを経営することを考えたら、その設備があってこの家賃というのは決して高くないと思います」

入居者の意見をすぐに反映させるオーナーの姿勢もうれしいとのこと。「駐車場が暗く、心配だと伝えたらすぐに照明を設置してくれましたし、シミュレータールームの出っ張り部分がショットのとき気になることを伝えたら、すぐに改修し、取り除いてもらえました」

石井さんはスタジオ(豊四季ゴルフスタジオ)を始めたばかりですが、今後仕事が増え、別のところに住むことになっても、この部屋を事務所として利用することも想定しています。

石井さんの部屋のリビングルーム部分。階下にゴルフシミュレータールームがある(写真撮影/内海明啓)

石井さんの部屋のリビングルーム部分。階下にゴルフシミュレータールームがある(写真撮影/内海明啓)

リビングルームに接してパティオ的なスペースがある。テーブルと椅子は石井さんが購入して置いた(写真撮影/内海明啓)

リビングルームに接してパティオ的なスペースがある。テーブルと椅子は石井さんが購入して置いた(写真撮影/内海明啓)

先ほど、部屋のテーマと直接関係のない入居をしているケースもあると述べましたが、その例としては、typeCのボルダリング付きの部屋には広いLDKに魅力を感じた経営者の方が入居していますし、建材商社勤務の鈴木敏夫さんもテーマとは関係なく、陶芸ができる部屋のtypeWに入居。陶芸のために用意された土間を鈴木さんはガーデニングの鉢を置くのに利用しています。妻との二人暮らしですが、飼い猫2匹と一緒に暮らせることも大切な条件でした。
「観葉植物や寄せ植えなど10鉢くらいを屋内に置いています。以前住んでいた賃貸ではベランダに並べていましたが、風雨の強いときにそれを避ける場がなかったので、今は助かっています」
以前の住居から引越しを決意した理由は上階の物音が大きかったからだそうです。「この部屋の環境は静かですし、使い勝手もよいですね。(陶芸のためにつくられた)土間はベランダと寝室それぞれにつながる出入口があります。猫は自由に走り回っていて、私たちより喜んでいるのではないでしょうか(笑)」

typeW 広々としたリビングルーム部分(入居前)(写真提供/奥宮園)

typeW 広々としたリビングルーム部分(入居前)(写真提供/奥宮園)

前述のTさんが指摘されたように、個人の趣味嗜好や生活様式の多様化は今後も進むでしょう。また働き方としては副業も増える時代になっています。そうしたなかで、ガルガンチュアのようなコンセプト賃貸は今後、増えていくかもしれません。

●取材協力
有限会社奥宮園
豊四季ゴルフスタジオ

スモールハウス・トライアル

所在地:板橋区東山町
7万円 / 17.56~18.2平米
東武東上線「ときわ台」駅 徒歩11分

◆ 賃料が下がりました! ◆



断捨離ブームにはじまり、自らのライフスタイルをシンプルにしたいとの願いからはじまったタイニーハウスやスモールハウスといったムーブメント。



「旅をする時のような身軽さで、日々の暮らしを送れたら。」と、本当に必要なものだけで暮らすシンプルライフに憧れ ... 続き>>>.
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白が映えるリノベーション

所在地:杉並区梅里
9万5,000円 / 36.5平米
丸ノ内線「新高円寺」駅 徒歩3分

昔ながらの2DKの部屋を今風にリノベーション!



部屋の間の襖と、収納の扉を取り払い、大きく広く感じるつくりに。壁・天井は白く塗装、洋室とダイニングキッチンの床はフロアタイル、和室の畳は新調されています。キッチンと洋室の間のレトロなガラス戸はそのまま残してあり、愛嬌があって素敵で ... 続き>>>.
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グレイッシュに魅せられて

所在地:世田谷区玉川
9万9,000円 / 30.24平米
東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川」駅 徒歩6分

二子玉川駅からほど近く。2016年にリノベーションされた、のんびりとひとり暮らしにちょうどいいサイズのワンルームのご紹介。



グレイッシュなピンク色に塗装された壁や天井に、ブラックチェリー材のフローリング。そんな質感のある内装が魅力的です。グレーの壁からはクールな印象を受けること ... 続き>>>.
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始まりのヨリドコロ

所在地:渋谷区神宮前
13万2,000円(税込) / 34.84平米
山手線「原宿」駅 徒歩5分

原宿・千駄ヶ谷エリアで、スタートアップやコンパクトサイズのオフィスを探していた方に、ご紹介したい部屋です。



「原宿外苑中学校」の横に立つレトロなマンション。室内は壁天井を白く塗装、床はタイルカーペットなので、いい雰囲気で使ってもらうには、少し手がかかりそうです。貸主は改装にある ... 続き>>>.
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ひっそり気になる路面店

所在地:渋谷区鶯谷町
18万3,260円(税込) / 32.34平米
山手線「渋谷」駅 徒歩9分

渋谷と代官山のちょうど中間くらいの街、鶯谷町。



渋谷駅周辺のように雑多で人が多い雰囲気でもなく、代官山駅周辺のようにキラキラとした雰囲気でもない、それぞれの街からの絶妙な距離感によってかもし出された空気感は、せかせかしていなくて居心地の良い街という印象。



そんな立地もあって、 ... 続き>>>.
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「大人のシェアハウス」のススメ。放送作家と人気芸人の赤信号だらけの日常

放送作家、小説家の桝本壮志さんは昨年まで、ちょっと変わった生活を送っていました。その暮らしとは都内の一軒家を借り、お笑い芸人の小沢一敬さん(スピードワゴン)、徳井義実さん(チュートリアル)との男三人暮らし。その暮らしぶりは、当時のエピソードなどをベースにした桝本さんの小説『三人』からも垣間見ることができます。

40代の3人による共同生活。それも、個性の強い芸人さんとの暮らしは、一体どんなものだったのでしょうか? また、生活も仕事も安定し、考え方も成熟した大人があえて一緒に暮らすことで、どのような発見があったのでしょうか? 桝本さんご本人に、当時のことを伺いました。

きっかけは「最後の青春ごっこでもやるかい?」の一言

――小沢一敬さん(スピードワゴン)、徳井義実さん(チュートリアル)との“シェアハウス生活”は、2015年から約5年半にも及んだそうですね。

桝本:はい。それぞれの自宅とは別に、秘密基地みたいな感じで都内の一軒家を借りていました。厳密にいうと「同居」というよりは、僕が場所を借り、時間があるときに二人が来て一緒に過ごすという感じでしたね。

コロナの“3密”を避けるために今はシェアハウスを解約しましたが、2人とは「状況が変わったら、また考えようか」と話をしています。

――40代の男性3名によるシェアハウスってなかなか珍しいと思うのですが、どんなきっかけが?

桝本:2人とは吉本興業の同期で、僕と徳井くんは18歳のころからの知人でした。交流がない時期もあったんですけど、東京で再会してからは3人で会うようになり、気付いたら“週4”ペースで遊んでましたね。それで、誰からともなく、「一緒に暮らさない?」って。

そのとき、たしか小沢くんが「それぞれパートナーが見つかるまで、最後の青春ごっこでもしない?」って言ったんですよ。

2015年、シェアハウス初日。まだ何もないリビングにて(写真提供:桝本壮志、以下同)

2015年、シェアハウス初日。まだ何もないリビングにて(写真提供:桝本壮志、以下同)

――仲良し3人の共同生活は、確かに青春の香りがしますね。

桝本:僕らって“青春の空白期間”があるんですよね。芸人も放送作家も最初は下積みで、若いころはお金がなく人並みに遊んだりできなかった。その代わりというわけじゃないけど、何かを取り戻そうとしたところもあったと思います。

――物件は誰がどうやって探したんですか?

桝本:前々から「こんな家に住みたいね」と語らっていたイメージをもとに、僕が探しました。探したといっても、不動産会社さんから最初に紹介された物件が気に入って、即決だったんですけどね。古民家をリノベーションしていて、ゆったりした間取りと、鴨居や縁側が残っている感じもよかった。僕が内見した時は、庭に池までありました。

内見してすぐ、小沢くんと徳井くんにLINEで伝えたら「いいね!」と即答してくれたんです。

休日は縁側でのんびり過ごした

休日は縁側でのんびり過ごした

――即決とはすごい。よほどビビっとくるものがあったんですね。

桝本:はい。それと、実際に暮らしてみたら周辺環境もよかったです。静かで、古くからのご近所付き合いが残っている場所でした。隣近所でお裾分けし合うようなコミュニティがありましたね。

――桝本さんたちも、地域の人と触れ合ったりしていましたか?

桝本:そこまで大々的ではないけど、多少のお付き合いはありましたね。小沢くんは、近所のコンビニの店員さんとも仲良くなってました。小沢くんって『週刊ベースボール(以下、週ベ)』の愛読者なんですけど、そのコンビニに売ってなかったんですよ。それで、店員さんに「おじさん、(週ベ)入れてよ」と言ったら、本当に置いてくれるようになって。

でも小沢くん、新幹線で移動するときとかにキオスクで『週ベ』を買ってしまうんですよ。ただ、おじさんに入れてもらった手前、コンビニでも買わなくちゃいけない。だから、シェアハウスに同じ号が2冊置いてあることがしょっちゅうありました。

――律儀だ……。

桝本:小沢くんって本当に裏表がないというか、テレビの小沢一敬そのままの人間なんですよ。

ご飯中も『週べ』を読んでいた小沢さん

ご飯中も『週べ』を読んでいた小沢さん

自分の思い通りになることが一つもない生活

――桝本さんの小説『三人』では、放送作家と芸人2人のシェアハウス生活が描かれています。フィクションですが、桝本さんたちの共同生活のエピソードが元になっているところもあるんでしょうか?

桝本:多少はにじみ出ていますね。

――例えば、売れっ子芸人の佐伯が不思議な「寝言」を叫ぶじゃないですか。「なんで寿司屋のお茶は熱いんだ!」とか。あれは、どなたかの実話ですか?

桝本:あそこはまさに小沢くんです。小沢くんの部屋は僕の部屋の真下だったんですけど、よく分からないことを夜な夜な叫んでましたね。むにゃむにゃ、みたいな寝言じゃなくて、絶叫なんですよ。「どうして、こんなことになったんだ!」とか、フルで叫ぶんです。最初のころはびっくりして、何度か階段を駆け下りました。でも、様子を見ると音楽を流しながら普通に寝ているんです。

たまに二人が同じベッドで寝ていたことも

たまに二人が同じベッドで寝ていたことも

――そういうのも、だんだん慣れていく?

桝本:慣れますね。他にもたくさん驚かされましたが、だんだん受け入れていきました。そのうち、これもシェアハウスの面白さだなって気づいて。

――他人の思いもよらない生態を知ることが、ですか?

桝本:はい。自分とはまるで違う人間と暮らすと、常に発見があるんです。子どものころから染みついている生活のルールや習慣みたいなものも、全部そこでぶっ壊されました。でも、それが不快なわけでは全然なくて、楽しみながら学んでいける喜びのほうが大きかったです。大人になってから生活の価値観が揺さぶられることって、あまりないじゃないですか。それが毎日起こるんですから。

30代から始めたシェアハウスは発見だらけだった

30代から始めたシェアハウスは発見だらけだった

――具体的に、徳井さんや小沢さんからどんな影響を受けたり、学んだりしましたか?

桝本:影響かあ……。細かいことを挙げたらキリがありません。朝のルーティーンからして、全然違いますからね。「小沢くんって、毎朝必ずヤクルト飲むんだ!」とか、一つひとつは小さなことですよ。

学んだことも、たくさんあります。例えば、徳井くんは「生活のトレンド」みたいなものをキャッチする能力にすごく長けていて、一緒に暮らしていると学びだらけなんです。家電や料理道具の知識量は相当なものだし、新しいサービスなんかも常に先取りしている。Uber eatsも、かなり前から注目していて、僕の周りでは一番早く知っていましたから。

小沢くんは小沢くんで、映画や音楽にかなり詳しい。僕も音楽番組を担当しているし、いろんなジャンルをけっこう聴き込んできたほうだと思っていたんですけど、小沢くんには全く敵わない。彼らと暮らすことで、明らかに自分の知識が増えていくのを実感する日々でしたね。

――触れてきたカルチャーや、育ってきた環境が違う人と同居するという点では結婚もそうですが、それとはまた少し違うんでしょうね。

桝本:違うと思います。結婚はどちらかというと、互いに協力したり、価値観をすり合わせたりしながら新しい生活習慣をつくっていくものですよね。でも、2人との共同生活は、自分の思い通りになることが一つもないんですから。だって、朝起きて、本当はクラシックを聞きたいのに爆音でパンクロックが流れているんですよ。

――価値観をすり合わせるどころの話じゃないですね……。

桝本:はい。ただ、そうやって赤信号で強制的に立ち止まらされるようなことって、たまには必要だと思うんですよ。全部が青信号でスイスイ進んでしまったら、見過ごしてしまうこともあるはずです。

アフリカに「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたいなら皆で進め」っていうことわざがあるんです。徳井くん、小沢くんと生活していたときは、この言葉の意味が実感できました。実際、シェアハウスの日常は赤信号だらけ。でも、それが青信号に変わったときに、すごく糧になっていた気がしますね。

2人と暮らさなかったら、価値観が凝り固まった人間になっていた

――3人で暮らしていると家だけでなく、さまざまな物もシェアすることになります。それに抵抗はなかったですか?

桝本:むしろ、誰かと一緒に使うことで、より物に対する愛着が湧きます。3人だから三重ですね。例えば、なにげないテレビのリモコンも、フライパンも、草野球のグローブも、3人で共有することで、思い出が3倍に広がる。一人暮らしだと私物でもシェアハウスだと共有物になり、その経年劣化のなかに思い出が沁み込むんですよね。

――小説ではパンツもシェアしていました。誰かのパンツが乾いていなかったら、自分のを差し出すと。

桝本:それはフィクションです。さすがに気持ち悪いです(笑)。

――失礼しました。では、他にシェアしていたものは?

桝本:家具とかも3人で選んだもののほうが思い入れは強くなりますよね。それぞれの部屋に置くベッドは自分しか使わないから何でもいいんだけど、リビングに置いて3人で使うものはあれこれネット検索して物色しました。3人とも高級志向じゃないから、最終的にはメルカリとかドン・キになりましたけどね(笑)。でも、それが楽しかった。

ローソファは徳井さんとメルカリで選び、テーブルは小沢さんとドン・キで購入

ローソファは徳井さんとメルカリで選び、テーブルは小沢さんとドン・キで購入

――でも、それぞれ好みはバラバラですよね。

桝本:じゃんけんでいったら、グー・チョキ・パーに分かれるくらい違います。そこで、「今回は誰を勝ちにしようか?」って決めるのが面白い。例えば食事のこととか、その三択が常に繰り広げられるんですよ。上下関係がなく、誰がリーダーシップをとるとかもないから、自然とそうなるんです。大人同士のシェアハウスの良さかもしれません。

――選択肢が3倍に増えるわけですもんね。結果的に、自分一人なら選ばなかった物や体験が増えていく。

桝本:そう。脳みそもシェアしているような感覚がありましたよ。各々がそれまでの人生で築き上げてきた価値観や、それに基づくチョイスは新鮮でした。そのうち、答えを着地させることよりも「議論してみる」こと自体が大切なんだなと思うようになったんです。うだうだアイデアを投げ合ってみて、「あ~楽しかったね」となったところで、結局は一番安いものを選んでいる。結果的に、誰かが我を通したり妥協するといったことはなく、満足のいく選択ができた。

でも、そう素直に思えたのも、2人の人間性が良かったからだと思います。小沢くんは誰に対しても丁寧な言葉を使うし、徳井くんは絶対に人の悪口を言わない。そういう彼らだからこそ、近くにいることで僕も成長できたし、自分自身のよくないところに気づくことも多かった。

――年齢を重ねるほど頑なになり、自分を変えることが難しくなる部分もあると思います。でも、そこでフラットな関係性の誰かと一緒に生活することで、自分をアップデートするきっかけになると。

桝本:そう思います。逆に、僕はあの時シェアハウスをしていなかったら、非常に凝り固まった、視野の狭い人間になっていたでしょうね。2人の視座が加わったことで、脳みそがやわらかくなった実感があります。

ただ、全てをそのまま受け入れるというわけではなくて、変わらない部分だってもちろんある。その変わらなかったところが、本当の自分らしさなのかなと思ったりします。強烈な個性を持つ2人の影響を受けることで、逆に自分のなかで二重線を引ける部分も色濃く見えてきたんです。そして、そこを大切にしていこうと。

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インドに行くよりも、近所でシェアハウスをしたほうがいい

――シェアハウスって若い時期にするものというイメージがありましたが、桝本さんのお話を聞いていると40代、50代でもやっていいんだなと感じます。もちろん、状況や環境が許すなら、ということにはなりますが。

桝本:すごくいいと思います。人生100年時代ですし、40代や50代で自分の内側を見つめ直し、もうワンステップ成長できたら視界が広くなりますよね。

昔は人生を変えたかったら「インドに行け」とかよく聞いた気がするんですけど、そんな遠くに行かなくても、むしろ逆に近所でいいから、友達とシェアハウスしてみたらいいと思います。ガンジス川でバタフライするよりも、3人で公園に行って水道水を回し飲みするほうが、いい思い出になるかもしれませんよ。

毎日というのが難しければ、週末婚みたいに「週末シェアハウス」でもいいんじゃないでしょうか。今は手ごろな賃貸も多いので、ぜひおすすめしたいです。

――週末シェアハウス、いいですね! 桝本さんも状況が許せば、また3人で暮らしたいと思いますか?

桝本:僕自身は暮らしたいと思っていますよ。別に今すぐじゃなくてもいいんですけどね。

●取材協力
桝本壮志(ますもと・そうし)さん
1975年生まれ。放送作家、コラムニスト、小説家。大阪NSC13期生で、同期芸人にスピードワゴン小沢一敬、チュートリアル徳井義実など。2010年から母校である吉本総合芸能学院の講師も務めている。2020年12月、自身のシェアハウスの体験を基にした初の本格小説『三人』を上梓
小説『三人』

夫婦で暮らす賃貸、部屋選びのポイントは? 共働きや子育てなど、夫婦ならではの視点も

リクルートは、20代・30代の男女の既婚者412人に調査した「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」を発表した。その前に発表していた、「一人暮らしのシングルに聞いた 賃貸住宅設備ランキング 2021」と併せて、その結果と違いなどを紹介していこう。【今週の住活トピック】
「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」を発表/リクルート

人気はトイレ・バス別、エアコン。単身と既婚で分かれる追い焚き機能の評価

まず、賃貸住宅に住む20代・30代の男女に聞いた「家で使っている便利な住宅設備」を見ていこう。図表は、左(緑)が単身者=シングル、右(オレンジ)が既婚者=夫婦の結果だ。

住宅設備では、「バス・トイレ別」と「エアコン」が人気のツートップだ。ヒートアイランド現象や地球温暖化の影響もあって、夏の暑さはエアコンなしにはしのげないようになってきた。これが、エアコンが使われる要因だろう。次に挙がるのが「TVモニター付きインターホン」だ。残念ながら昨今の情勢では、セキュリティ対策の重要性も増している。

「独立洗面台」と「クローゼット」も、どちらにも人気の住宅設備だが、一方で単身者と既婚者で大きく異なるのは「追い焚き機能」だ。単身者は風呂を沸かしてすぐに入ればいいが、既婚者ではそれぞれの帰宅時間などが違うので、追い焚き機能の評価が分かれたということだろう。

出典:リクルート「一人暮らしのシングルに聞いた 賃貸住宅設備ランキング 2021」(左)、「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」(右)

出典:リクルート「一人暮らしのシングルに聞いた 賃貸住宅設備ランキング 2021」(左)、「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」(右)

夫婦の部屋探しでは、家賃に加えて交通アクセスが重視される

次に、夫婦の部屋探しの場合に、重視されたのはどんな点か見ていこう。

最も重視したのは、なんといっても「家賃」だ。75.0%なので、4人に3人が重視したことになる。ほかに目立つのが、交通アクセスだ。「通勤・通学時間」(56.6%)、「最寄駅からの徒歩分数」(56.1%)、「路線・駅やエリア」(53.4)と、半数以上が交通アクセスを重視している。

同調査で注目されたのは、「間取り」(56.3%)と「日当たり」(43.9%)だ。間取りは「シングル男女の調査では48.5%のところ、夫婦では56.3%」また、日当たりも「一人暮らしでは32.0%のところ、夫婦では43.9%と大きくアップ。夫婦で暮らすとなると、一人暮らしよりも家での快適性を重視するようになるといえそうだ」と分析している。

出典:リクルート「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」

出典:リクルート「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」

共働きの影響か、立地面では交通利便や買い物利便などを重視

夫婦の部屋探しで、立地や周辺環境についてはどんな点を重視したのだろう。

ここでも、「駅の近さ」(50.5%)、「勤務先等への通いやすさ」(39.3%)など、交通アクセスの重視度は高い。次が「スーパー」(44.9%)、「コンビニエンスストア」(26.9%)で、日常の買い物で使う店舗に近いことだ。これらに次いで「治安の良さ」(33.3%)といったことが重視されている。

20代・30代の夫婦であれば、共働きの割合も特に高いことだろう。共働きの場合、夫婦ともに勤務先に通うことや、勤務日に買い物の時間が十分取れないことなどが、この結果に影響していると考えられる。また、夜間に帰宅する女性や子育てのことなどを考えて、治安の良さが気になるという点も夫婦の部屋探しならではだろう。

出典:リクルート「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」

出典:リクルート「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」

では、家賃や広さはどれぐらいがボリュームゾーンなのだろうか。まず、間取りを見ると、「2LDK」(33.7%)か「1LDK」(24.3%)が多い。次に家賃(管理費は含まず)を見ると、「8万円台」(13.8%)、「6万円台」(12.6%)、「9万円台」(11.7%)、「15万円以上」(11.7%)とかなり分散している。

この調査は対象が全国なので、地域による家賃相場の違いもある。また同じ地域でも、家賃は、間取りや広さ、住宅設備などよりも、都心への近さや駅からの近さなどの立地条件が大きく影響する。そのため、類似した条件で部屋を選んでも、家賃にはばらつきが出たということだろう。

住まい選びでは、「トレードオフ」となる条件が出てくる。例えば、予算を重視すると、駅からの近さや家の広さの希望条件と折り合わないことがある。駅からの近さを重視すると、住宅街の街並みや静けさを得られないことがある。トレードオフも考慮して、何を重視するかの優先順位をつけることが大切だろう。

「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」
「一人暮らしのシングルに聞いた 賃貸住宅設備ランキング 2021」

●参考
「夫婦の住まいと生活 じっくりレポート 2021」を発表/リクルート

収まりがいい家

所在地:神奈川県横浜市港北区師岡町
1,950万円 / 53.6平米
東急東横線「大倉山」駅 徒歩13分

スマートに暮らしてるなあ、と思いました。見せる収納、見せない収納のバランスがよく、室内はすっきり。床面積以上に空間の広がりを感じます。



室内は2016年にリノベーションされました。売主の購入時、状態がよかった水回りや洋室はその当時引き継いだ状態のまま。日常的に滞在することの多い ... 続き>>>.
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庭と戸建てとDIY!

所在地:世田谷区北烏山
14万円 / 93.45平米
京王線「芦花公園」駅 徒歩10分

立派な保護樹木に寄り添うように建つ、緑がいっぱいの戸建て。まるっと自分好みにDIYして暮らしませんか?



ぐるっと囲われた生垣の中には、背の高い緑がモサモサ。四季折々の木々がぜいたくに植わっています。



この庭は代々引き継がれ、現オーナーの代まで大事に手入れされてきた庭。建物は古 ... 続き>>>.
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隈研吾×佐藤可士和が団地をアップデート! 築50年「洋光台団地」はどう変わった?

日本を代表する建築家の隈研吾氏と、同じく日本を代表するクリエイティブディレクター佐藤可士和氏の2人がUR都市機構と共に、築50年の団地の持つポテンシャルを追求した「団地の未来プロジェクト」(神奈川県横浜市・洋光台団地)。洋光台北団地では、2020年11月に集会所や広場の整備が完了し、現在は整備された空間を活用してのさまざまなイベントが開催されているといいます。トップクリエイターの手によって団地はどのように変わったのでしょうか。住民のみなさんの思いも聞きました。
建築家とクリエイティブディレクターが見た「団地の価値」

今から半世紀ほど前、洋光台駅周辺は、横浜市と日本住宅公団(現UR都市機構)により賃貸住宅、分譲住宅や一戸建てなどが立ち並ぶ住宅地として開発されました。駅前には高層棟、スーパーや商店などがあり、その周辺にずらりと低層棟、一戸建てが広がっていて、その街並みは映画『シン・ゴジラ』にも登場しています。

そんな洋光台団地は、駅前の高層棟を中心とした洋光台中央、中層5階建てを中心とした洋光台北、洋光台西というUR賃貸住宅団地として1970年に誕生していますが、開発から半世紀、入居者の高齢化と共に建物自体も年を重ねています。そこで、UR都市機構が依頼したのが建築家の隈研吾氏です。言わずもがな、新国立競技場などを手掛けた日本を代表する建築家。なんと横浜生まれ・横浜育ちで、洋光台団地が建設されているのを電車の窓越しに見ながら通学していたという逸話もあるとか。そんな隈研吾氏が佐藤可士和氏に声をかけるかたちで参画してもらったのが、この「団地の未来プロジェクト」です。

洋光台駅前すぐの高層棟・洋光台中央団地に新設されたアーケード屋根。中央広場を囲むようにぐるりと設置されています。ゆるりと居場所をつくるさまは、まちの“縁側”です(写真撮影/桑田瑞穂)

洋光台駅前すぐの高層棟・洋光台中央団地に新設されたアーケード屋根。中央広場を囲むようにぐるりと設置されています。ゆるりと居場所をつくるさまは、まちの“縁側”です(写真撮影/桑田瑞穂)

今回、プロジェクトを担当したUR都市機構で東日本賃貸住宅本部神奈川エリア経営部ストック活用計画課の柴田岳さんによると、隈研吾氏と佐藤可士和氏の監修により、団地の持つ「価値」を再発見できたといいます。
また、柴田さんは、「お二人は、プロジェクト開始当初より、団地のことを、『人が集まって住まう』ということの良さ、建物と建物のあいだのゆとり、土地の余白を持った『価値のあるものだ』と高く評価されていました。コロナ禍が起きた今、半屋外空間でゆるく人々が集える場所があるってこんなにも豊かなことなんだ……と改めて実感します」といいます。

室外機を隠すためのアルミ製の「木の葉パネル」が外観のアクセントに。色が微妙に違うのがオシャレ(写真撮影/桑田瑞穂)

室外機を隠すためのアルミ製の「木の葉パネル」が外観のアクセントに。色が微妙に違うのがオシャレ(写真撮影/桑田瑞穂)

屋根の下、アーケードの2階部分でイベントを開催している様子。アーケード部分がまるでもとから団地にあったかのようになじんでいて、「後付け?」とびっくりします(写真撮影/桑田瑞穂)

屋根の下、アーケードの2階部分でイベントを開催している様子。アーケード部分がまるでもとから団地にあったかのようになじんでいて、「後付け?」とびっくりします(写真撮影/桑田瑞穂)

2階部分はもともと住戸でしたが、リニューアルにともなって小さな店舗になっています。「職住融合」のひとつですね(写真撮影/桑田瑞穂)

2階部分はもともと住戸でしたが、リニューアルにともなって小さな店舗になっています。「職住融合」のひとつですね(写真撮影/桑田瑞穂)

感染対策をしながら行われたクラフトマーケット。作家さんたちによるminiクラフトマルシェや謎解きラリー。参加している人も、そうでない人も、それぞれ楽しそうに過ごしています(写真撮影/桑田瑞穂)

感染対策をしながら行われたクラフトマーケット。作家さんたちによるminiクラフトマルシェや謎解きラリー。参加している人も、そうでない人も、それぞれ楽しそうに過ごしています(写真撮影/桑田瑞穂)

外壁は白く、棟番号や木調のルーバー状の手すりでぐっとオシャレに

今回のリニューアルプロジェクトのすごいところは、隈研吾氏も佐藤可士和氏も、今ある団地を美しく見せる、広場を活用する、再活用する、コミュニティを活性化するといった点に注力している点です。建築家やクリエイティブディレクターの色が全面に出てくる建築物やデザインとは違って、「住む人の居心地のよさ」を全面的に追求している気がします。プロジェクトでリニューアルした洋光台北団地がどのように変わったのか、もう少し見ていきましょう。

外壁はより白く、おなじみの棟番号も見やすく(写真撮影/桑田瑞穂)

外壁はより白く、おなじみの棟番号も見やすく(写真撮影/桑田瑞穂)

洋光台北団地外観。ルーバーに木目調の「団地の小枝手すり」を採用。デザインってすごい(写真撮影/桑田瑞穂)

洋光台北団地外観。ルーバーに木目調の「団地の小枝手すり」を採用。デザインってすごい(写真撮影/桑田瑞穂)

同じく洋光台北団地の階段室。佐藤可士和氏オリジナルフォントで統一しすっきりした印象に(左)。室内、設備も現代の暮らしにあわせて一部住戸をリノベ済み。暮らしやすい1LDK(写真撮影/桑田瑞穂)

同じく洋光台北団地の階段室。佐藤可士和氏オリジナルフォントで統一しすっきりした印象に(左)。室内、設備も現代の暮らしにあわせて一部住戸をリノベ済み。暮らしやすい1LDK(写真撮影/桑田瑞穂)

閉じた砂利敷きだった場所に芝生を植えて、既存の緑と調和。風が抜け、本当に心地よい広場に(写真撮影/桑田瑞穂)

閉じた砂利敷きだった場所に芝生を植えて、既存の緑と調和。風が抜け、本当に心地よい広場に(写真撮影/桑田瑞穂)

こうして見ると、団地ってここまでオシャレになれるんだなあ、と思う人も多いことでしょう。実際、建築やデザインが好きな人の見学も多いそうです。想像していたよりもずっとキレイで、筆者もとても感動しました。神は細部に宿るといいますが、団地の良さを最大限見抜き、細部をバージョンアップすることで、今の暮らしに最適化されています。5階以下には基本的にエレベーターはありませんが、建物の室内はリノベーションにより新しくなっていますし、部屋の広さとしてもシングルはもちろん2人家族なども暮らしやすいことでしょう。

よく見るとベンチがプロジェクトロゴ(+や●)の形になっている点に注目!(写真撮影/桑田瑞穂)

よく見るとベンチがプロジェクトロゴ(+や●)の形になっている点に注目!(写真撮影/桑田瑞穂)

「手前味噌ですが、最近、この団地に引越してきたUR都市機構の若手職員がいるんです。団地の暮らしがすごく新鮮に映るみたいですね」(柴田岳さん)

取材日はイベント実施日ということもあり、団地を行き交う人は年配者から若い人、子育て世代とさまざまでした。思い思いにベンチでのんびりおしゃべりしているのを見ると、なんともいえない愛おしさがこみ上げてきます。

人がゆるくつながる、笑う。団地の未来は明るい

「洋光台中央団地のアーケードの2階には、UR、有識者、洋光台まちづくり協議会、行政が連携し、洋光台の情報発信基地として『洋光台まちの窓口(まちまど)』を立ち上げました。女性スタッフを中心に、団地やその内外に暮らす人たちの輪が自然と広がっています。団地の良さは『人が集まって住まう』こと。人と人の交流が生まれることでもあります。この『まちまど』ではこうしたゆるいコミュニティを生み、育てる仕掛けをしているんです」(柴田さん)

「まちまど」に来れば、洋光台地域でどんなイベントがいつ、開かれているのか一目りょう然。興味のあるイベントを見つけて、つながれるようになっています(写真撮影/桑田瑞穂)

「まちまど」に来れば、洋光台地域でどんなイベントがいつ、開かれているのか一目りょう然。興味のあるイベントを見つけて、つながれるようになっています(写真撮影/桑田瑞穂)

「まちまど」運営スタッフのお二人。笑顔で丁寧に対応くださった青山さん(左)と伊藤さん(右)。話の輪から人のつながりが生まれていくそう(写真撮影/桑田瑞穂)

「まちまど」運営スタッフのお二人。笑顔で丁寧に対応くださった青山さん(左)と伊藤さん(右)。話の輪から人のつながりが生まれていくそう(写真撮影/桑田瑞穂)

先述したURの若手職員も「まちまど」のお二人を通じて、地域に溶け込んでいるようです。
「駅周辺にスーパー、コンビニ、ホームセンターなど買い物施設も集まっているし、生活も便利です。こうして顔なじみができ、会話があるのも当たり前になりましたね」とうれしそうです。

青山さんも伊藤さんも洋光台地域にお住まい。今回のプロジェクトで、見た目が大きく変わった団地をより愛着のあるものへ、つながりの感じられる街へ、と日々、ゆるやかに活動しています。

「イベントにもサークルにも興味はあるけれど、地域の方々に情報が届いていないということも多い。『ココでこんなイベントをやっていますよ』とゆるく背中を押してあげることが、豊かなコミュニティにつながると思っています。コロナ禍を経て、集いたい、話したい・聞いてほしいという思いはより強くなったのではないでしょうか」と青山さん。

洋光台北団地にできた「団地の集会所 OPEN RING」(写真撮影/桑田瑞穂)

洋光台北団地にできた「団地の集会所 OPEN RING」(写真撮影/桑田瑞穂)

「団地のカフェ」でもある「よっしーのお芋屋さん」。洋光台の名物になりつつありますが、単なるショップではなくコミュニティ拠点としての側面もあわせ持っています(写真撮影/桑田瑞穂)

「団地のカフェ」でもある「よっしーのお芋屋さん」。洋光台の名物になりつつありますが、単なるショップではなくコミュニティ拠点としての側面もあわせ持っています(写真撮影/桑田瑞穂)

「団地のカフェ」内にある「団地のライブラリー」。監修はブックディレクターの幅允孝氏。本とレジャーシートをバスケットに入れて本棚に並べたもので、団地住民でなくても利用できる「開かれた場所」です(写真撮影/桑田瑞穂)

「団地のカフェ」内にある「団地のライブラリー」。監修はブックディレクターの幅允孝氏。本とレジャーシートをバスケットに入れて本棚に並べたもので、団地住民でなくても利用できる「開かれた場所」です(写真撮影/桑田瑞穂)

(写真撮影/桑田瑞穂)

(写真撮影/桑田瑞穂)

筆者は洋光台団地の近くで生まれ育ち、友人が暮らしていた街なので、懐かしさと新鮮さ、うれしさがこみ上げる取材となりました。今後10年で、高度経済成長期に大量に建てられた築50年~60年を迎える建物が急増することになります。たくさんの建物が急速に老朽化していくなかですが、単に「古いもの」「陳腐なもの」と壊されるのではなく、最大限活用され、洋光台団地のように心豊かな暮らしの舞台となることを願っています。

高層棟から横浜市街地、ベイブリッジやツバサ橋を見渡す。丘を渡る風が気持ちいい(写真撮影/桑田瑞穂)

高層棟から横浜市街地、ベイブリッジやツバサ橋を見渡す。丘を渡る風が気持ちいい(写真撮影/桑田瑞穂)

●取材協力
洋光台団地

変則的なメゾネット

所在地:大田区南六郷
7万6,000円 / 28平米
京急本線「雑色」駅 徒歩8分

□賃料が下がりました!





設計事務所ビーフンデザインによる、トリッキーなメゾネットの物件。



室内は全体的に白と木でまとめられ、どこかギャラリーのような雰囲気が漂っています。アートを飾ればたちまちによく映えそう。



これは「みんなとは違う変わった家に住みたい」という方におすすめ ... 続き>>>.
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さらりとリバービュー

所在地:中央区月島
14万円 / 40.05平米
有楽町線・都営大江戸線「月島」駅 徒歩2分

室内やバルコニーからは、ドーンと隅田川ビュー!くわえて、さらりと足に気持ちの良いフローリングが魅力のナチュラルな内装、ペット飼育可(種類は事前に相談)という、バランスの良いうれしいトリプルパンチです。



バルコニーで、ゆらゆらと光る水面を眺めながら、風を浴びてひと休み。そんな日常 ... 続き>>>.
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日本橋ニューヨークロフト?-小さめ-

所在地:中央区東日本橋
15万4,000円(税込) / 38.01平米
都営浅草線「東日本橋 」駅 徒歩1分

古い建物をリノベーションしたギャラリー、カフェが点在する東日本橋エリアの原点のような位置付けとして、以前より東京R不動産でご紹介しているこちらのビル。



もともと繊維会社の倉庫だったところを、R不動産のディレクター馬場正尊率いるOpen Aが改装の設計を手がけました。



一棟丸ご ... 続き>>>.
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このまちで、働く

所在地:荒川区東尾久
10万円(税込) / 58平米
山手線・京浜東北線「田端」駅 徒歩9分

ものづくりの街として栄え、商店街を歩けばご近所さんとの会話が生まれる、下町らしい風景を残す荒川区東尾久。そんな人情味あふれる場所に拠点を持ちませんか?



室内はシンプルなハコ的空間。小さめの給湯とトイレ(和式)のみで無駄なスペースがないのがいいところで、面積を最大限有効に使うこと ... 続き>>>.
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祐天寺レトロ、異なる2つの魅力

所在地:目黒区祐天寺
7万5,000~8万円 / 23.25~23.55平米
東急東横線「祐天寺」駅 徒歩3分

祐天寺駅徒歩3分のレトロマンション。薄緑のタイル張りが、レトロ好きにはたまらない外観です。



今回ご紹介するのは魅力の異なる2つの部屋、面積は同じくらいです。



201号室は角部屋でとにかく明るい、お昼頃からその本領を発揮します。内装は新しくされており、フローリングに白い壁紙のシ ... 続き>>>.
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開放感を楽しむワンルーム

所在地:新宿区市ヶ谷八幡町
14万円 / 42.75平米
有楽町線・南北線・都営新宿線・中央線「市ヶ谷」駅 徒歩3分

都心なのになんだか一息つける。部屋に入るとそんな気持ちになります。遠くまで抜けた眺望と、塗装壁や木製建具が使われた内装は、どこか落ち着く雰囲気です。



広々とした19畳のワンルームで、可能な用途は住居と事務所。



水回りは清潔感があります。天井は抜かれ、天井高は2.5mと少し高い ... 続き>>>.
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神戸の洋館「旧グッゲンハイム邸」裏の長屋の暮らしが映画に! 塩屋をおもしろくする住人が集う理由

兵庫県神戸市の海辺に美しい姿を見せる古い洋館。その裏の長屋で共同生活を送る若者たちの日常を描いた映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』が神戸市内の映画館で公開され、話題を呼んでいる。主要な登場人物は当時の住人。たわいない会話のやりとりと古びた長屋、海と山が間近にせまる小さな街・塩屋の風景。いま、コンセプチュアルでおしゃれなシェアハウスが人気を呼ぶなか、このノスタルジックな共同生活に多くの人が心惹かれるのは何故なのか。リアルな姿を知りたいと、長屋を訪ねてみた。
共同リビングルームで何気ない会話を日々つむぐ

神戸の中心地、JR三ノ宮駅から普通電車で約20分。穏やかな瀬戸内海が車窓から見えてきたら塩屋駅に到着する。小さな改札口を抜け、細い路地を通り、踏切を越えて石段を上がると白壁の洋館「旧グッゲンハイム邸」が現れる。

線路のすぐそばまで山が迫る塩屋。明治の名建築・旧グッゲンハイム邸はこの街のランドマークだ(写真撮影/水野浩志)

線路のすぐそばまで山が迫る塩屋。明治の名建築・旧グッゲンハイム邸はこの街のランドマークだ(写真撮影/水野浩志)

明治41年に建てられたとされる「旧グッゲンハイム邸」は現在、イベントスペースとして使われており、黒沢清監督の映画『スパイの妻』のロケ地にもなったところ。そんな瀟洒(しょうしゃ)な洋館と対比するような質素な外観で裏庭に建っているのが、今回訪ねる長屋だ。

住人が集うリビングにはソファやテーブル、冷蔵庫、本、楽器などが所狭しと置かれる。映画の中で、日々の生活を記録するのが日課の“せぞちゃん”、裏山に登ることが好きな“としちゃん”、料理上手な“あきちゃん”、仕事に恋に忙しい“づっきー”たちが、食卓を囲み、時には恋愛のことや将来の悩みを打ち明け、セッションを楽しんだ場所だ。
「旧グッゲンハイム邸」の管理人、森本アリさんと、住人で映画の主人公の清造理英子(せぞちゃん)さん(※清は旧字体)、元住人で森本さんと共に塩屋の魅力を発信する「シオヤプロジェクト」を手掛ける小山直基さんの3人に、リビングでお話をうかがった。

取材は映画に登場する長屋のリビング、通称“グビング”で(写真撮影/水野浩志)

取材は映画に登場する長屋のリビング、通称“グビング”で(写真撮影/水野浩志)

ヨーロッパで見た「空き家リノベ×共同生活」スタイルを神戸に実現

そもそも森本さんが旧グッゲンハイム邸の管理人になったのは2007年のこと。老朽化し、解体の危機に立たされていた旧グッゲンハイム邸をなんとか存続させようと、森本さんの両親が同館を購入したことがきっかけだ。

旧グッゲンハイム邸の管理人、森本アリさん(写真撮影/水野浩志)

旧グッゲンハイム邸の管理人、森本アリさん(写真撮影/水野浩志)

洋館の裏に立つ長屋は、もとの所有者が寮として使っていた場所。洋館を多目的スペースとして使用することになり、裏の長屋を共同生活の場とした。
「僕が留学していたベルギーをはじめヨーロッパでは空き家を再利用して友だちと一緒に住むのはよくあること。共同で住むスタイルに違和感はありませんでした。ヨーロッパで見てきたことを、日本でも実現できないかと思ったんです。本音を言えば、『イベントスペース+長屋』として運営しながら、僕の音楽仲間が集まって活動ができる場にしたかった。自分自身が楽しみたかったんですね」

白壁に緑色のアクセントが美しい旧グッゲンハイム邸。その左奥に見える建物が、映画が撮影された長屋だ(写真撮影/水野浩志)

白壁に緑色のアクセントが美しい旧グッゲンハイム邸。その左奥に見える建物が、映画が撮影された長屋だ(写真撮影/水野浩志)

現在は同館の運営に携わっている小山さんは、2007年に長屋が始まった時から8年間住んでいた。まだシェアハウスという言葉もあまり浸透していなかったころだ。
「たまり場が欲しかったんです。高校時代から友だちの家に集まっては夜中までゲームしたり、音楽を聞いたり。ただただ仲間と同じ空間にいて時間を浪費しているだけ(笑)。でも私にとっては居心地がよかった。大人になっても、そんな場所が欲しかったし、自分でつくりたかった。でも、当時はワンルームのマンションやアパートが主流で、不動産屋を回っても全く分かってもらえなかったんです」

シオヤプロジェクトのメンバーで元住人の小山直基さん(写真撮影/水野浩志)

シオヤプロジェクトのメンバーで元住人の小山直基さん(写真撮影/水野浩志)

そんなときに塩屋が地元の高校時代の友人からこの長屋を紹介された。「たまり場にできる十分なスペースがあって、大音量で音楽を聞いても怒られない(大家のアリさんが一番音量を上げる)し、DIYもOK! 僕の希望を全部叶えてくれる場所でした」
入居後、小山さんはグビングに毎夜のように住人や友人を誘って一緒に食事をし、映画鑑賞会を開いたり、管理人の森本さんらと楽器演奏をして盛り上がったり。同じく住人だった女性と結婚した後も長屋を離れがたくて、しばらく2部屋で住んでいた。子どもが産まれる直前になってやっと引越したが、現在住んでいる家も長屋の近くだ。
映画の主人公を務めた清造さんは入居5年目。現在10人いる住人のうち最も古くからの入居者だ。音楽活動を通して森本さんと知り合い、長屋の存在を知った。

映画の主人公になった清造理英子さん(写真撮影/水野浩志)

映画の主人公になった清造理英子さん(写真撮影/水野浩志)

「(長屋に住まないかと聞かれたとき、)ここに住んだら楽しいだろうな、とは思っていましたが、既に同居している人たちの中に飛び込むことも、知らない人たちと共同生活を送ることにも多少の不安はありました。でも、シェアハウスに住む機会って人生で1回あるかないかだろうし、と思って。その結果、もう5年も住んでいますが(笑)」

清造さんが今も引越さない理由は「今のところはまだ、ここ以上の場所が見つからないから」
「夜中に誰かが突然テーブルに網を張って卓球大会を始めたり、プロジェクターを出して大画面でゲームをしたり、突発的に何かが起こるのも面白いです。気分が乗らないときは参加しないこともありますが、それで気まずくなったりはしないし、住人同士の付き合いは気楽です。他の人が料理をするのを見て知らなかったスパイスの使い方を覚え、キャンプにも一緒に行き、知らない世界を知ることができる。一人暮らしだったら経験していなかったであろうことがたくさんあります」

リビングの前のテラスで朝ご飯を食べたり、七輪で肉を焼いたり(写真撮影/水野浩志)

リビングの前のテラスで朝ご飯を食べたり、七輪で肉を焼いたり(写真撮影/水野浩志)

住人同士のクラブ活動も盛ん。トランペットバンドや手芸部、山登りクラブなども。「もちろん自由参加なので、大勢集まることもあれば、蓋を開けてみれば一人だけ、なんていうこともあります(笑)」(清造さん)(写真撮影/水野浩志)

住人同士のクラブ活動も盛ん。トランペットバンドや手芸部、山登りクラブなども。「もちろん自由参加なので、大勢集まることもあれば、蓋を開けてみれば一人だけ、なんていうこともあります(笑)」(清造さん)(写真撮影/水野浩志)

リビングの奧が共同キッチン。お皿や調理器具はシェアして使い、食事は各自でつくって食べている(写真撮影/水野浩志)

リビングの奧が共同キッチン。お皿や調理器具はシェアして使い、食事は各自でつくって食べている(写真撮影/水野浩志)

代々の住人たちが日々の思いや出来事、連絡事項などを書き綴ったノート(写真撮影/水野浩志)

代々の住人たちが日々の思いや出来事、連絡事項などを書き綴ったノート(写真撮影/水野浩志)

奧に個室が並ぶ。2階建てで現在10人が入居している(写真撮影/水野浩志)

奧に個室が並ぶ。2階建てで現在10人が入居している(写真撮影/水野浩志)

住人たちが塩屋に住み続ける理由

音楽を核とする居場所、仲間が集まる居場所。今から15年ほどまえに、森本さんらが自分の理想の暮らしを求め、“居場所”をつくった。
当初、森本さんは荒れた長屋を自分で改修しながらシェアハウス化しようと決め、居室を入居者が自らDIYすることを条件に募集。退去時も「原状回復」の必要なし。手のかかる改築作業を楽しみ、前の住人がつくった個性的な部屋に面白みを感じるクリエイティブな人が次々と住人になっていった。イラストレーターやレゲエ好きの料理人、街づくり担当の行政マン、地元の漁師までと、仕事はさまざまだが、クリエイティブな感覚を持ち合わせている人たちが口コミで集まる。
今回の映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』の監督・前田実香さんもこの長屋出身だ。
イベントスペースとして活用している旧グッゲンハイム邸本館の存在も大きい。

例えばシンガーソングライターの曽我部恵一氏の音楽会や、神戸関連の本を出版しているライター・平民金子氏らのトークショーなど、話題の人たちのイベントが開かれており、住人は身近に新しいアートや文化を感じることができる。
ほかにも、塩屋のリノベーションに特化したイベントや、無声コメディ映画の弁士と楽士付きの上映会(子どもの食いつきがすごい)や神戸ロケの映画を深く掘り下げるイベントなどもあり、実にバラエティー豊か。また、住人が自然発生的に始めた“グビング”でのクリスマス会や餅つき大会などの行事が発展して、本館でのイベントになったケースもある。

流しそうめんの様子(写真撮影/片岡杏子)

流しそうめんの様子(写真撮影/片岡杏子)

それにしても驚くのは、卒業した人の多くが塩屋にとどまり、クリエイティブな感覚を活かして、街の活性化の一端を担っていることだ。
それだけ、塩屋の街自体に大きな魅力があるのだと感じる。

海と山が間近に迫る塩屋は、街中に狭い道幅の坂道が走る。細い急な坂を登ると、眼下には塩屋の街の家々が広がる。建ち並ぶ住宅の中に古い洋館が点在する様子も、かつて多くの外国人がこの景色に惹かれて住んだ街らしい華やぎを添える。
「長屋の窓を開けると目の前に海が見えて、裏にすぐ登れる山があって。でも三宮まで電車で20分で行ける。私もそろそろ別の場所に引越そうかなと思うのですが、ここ以上に魅力的なロケーションはなかなかないんですよね」(清造さん)

目の前に海が広がり、時折船の汽笛が聞こえてくる。旧グッゲンハイム邸の2階から(写真撮影/森本アリ)

目の前に海が広がり、時折船の汽笛が聞こえてくる。旧グッゲンハイム邸の2階から(写真撮影/森本アリ)

大切なのは街のサイズ感。人との距離が近く街ごと自分の“居場所”に

阪神・淡路大震災以降、神戸の多くの街で復興事業と再開発が進んだ。そのなかで、比較的被害が少なく、昔ながらの街の姿が残ったことが塩屋の価値につながっていると森本さん。
「僕が留学先のベルギーから帰国したのは大震災の翌年でしたが、塩屋は区画整理がなされていなかった。他の街の駅前にロータリーができ、大きな商業施設や高いマンションが次々建つ様子に、薄っぺらさを感じました。塩屋は山にへばりつくように家が建つ狭い谷間の街。坂道がある、道が狭くて車が通れないなど、住むのにはややこしい。ややこしくても住みたいと思う人が住めばいいと思う」

駅前の商店街に昔ながらの豆腐店や魚屋が並ぶ。小さな個人商店が愛され続けているのも塩屋の魅力だ(写真撮影/水野浩志)

駅前の商店街に昔ながらの豆腐店や魚屋が並ぶ。小さな個人商店が愛され続けているのも塩屋の魅力だ(写真撮影/水野浩志)

では、「ややこしい街」にあえて住む理由は何か。
その答えとなる象徴的なエピソードを小山さんが教えてくれた。
小山さんの妻はニュータウンで育ち、20代で長屋の住人となった。塩屋の開発について住民の意見交換の場で、塩屋についての思いを伝えた。「私、思うんです。毎日魚屋さんで魚を買い、豆腐屋さんで豆腐を買う。そのたびに会話があります。道が狭いからいつの間にか知らない人と顔見知りになり、会話をするようにもなる。スーパーしか知らない私にとって、そういった日々の生活は新鮮で楽しい」と。
森本さんは「そのとき、再開発を進めるよう声を上げていた地元のお年寄りたちが、水を打ったようにシーンとなった。この言葉で話し合いの潮目が変わりました」と振り返る。
清造さんも同じ印象を持つ。「住み始めて1週間も経たないのに、商店街の人が『おかえり』と声をかけてくれたり、今日はみんなでごはんを食べることを伝えたら『これも持っていき!』とおまけをつけてくれたり。なんだか嬉しいですよね」
「清造が豆腐屋の作業場で昼飯食べているのを見たときは、笑った」と森本さん。

塩屋商店会と「シオヤプロジェクト」が協力して制作した塩屋のイラストマップ。「塩屋中を歩き回ったなぁ」と森本さんと小山さん(写真撮影/水野浩志)

塩屋商店会と「シオヤプロジェクト」が協力して制作した塩屋のイラストマップ。「塩屋中を歩き回ったなぁ」と森本さんと小山さん(写真撮影/水野浩志)

小さな街だから、同じ人と出会う回数も多く、出会えば声を掛け合うし仲良くもなる。人と人が繋がるハードルが都心部よりずっと低く、知り合いがいることで街に愛着が生まれる。街が丸ごとその人の“居場所”になる。それが「ややこしさ」ゆえの魅力であり、長屋の元住人が卒業しても塩屋に住み続ける理由ではないだろうか。

森本さんは、旧グッゲンハイム邸の管理人をしながら塩屋をテーマにした本『塩屋百年百景』等の出版や塩屋のイラストマップを制作するなど多彩な活動を継続的に行ってきた。2014年には「シオヤプロジェクト」を立ち上げ、アーティストたちとともに展覧会や街歩き、新しい地図を制作するワークショップを行うなどして、塩屋の魅力を発信している。

旧グッゲンハイム邸裏長屋の住人がキッチンでつくる個性あふれる料理をレシピ本に。映画のパンフレット代わりとしても販売され、好評。こういった共同作業が絆を深める(写真撮影/水野浩志)

旧グッゲンハイム邸裏長屋の住人がキッチンでつくる個性あふれる料理をレシピ本に。映画のパンフレット代わりとしても販売され、好評。こういった共同作業が絆を深める(写真撮影/水野浩志)

長屋の元住人が駅前の商店街にオープンしたカレーショップが「行列ができる店」になり、次第に古民家カフェやピザ店ができるなど、旧グッゲンハイム邸の復活をはじめとする森本さんたちの取り組みによって、塩屋は休日に人が散策を楽しみに訪れる街に生まれ変わっていった。
街に“新しい風”が吹き込まれたことで、次第に若い世代の流入が進み、車が入らない細い道は「ベビーカーを安心して押せる道」と考える、子育て世代のファミリーたちの姿も目に付くようになった。

コロナ禍で注目度高まり、移住者が増加

今、コロナ禍の塩屋で新たな動きが起こっていると森本さん。
「昨年から塩屋商店会の加盟店舗に10店舗が増えています。古着屋、台湾カフェ、おしゃれな花屋。人が少なく商売が難しい街なのに、そのリスクを覚悟してオープンしているのだから、気骨を感じる店ばかり」
遠方への外出が難しい中、生活が徒歩圏で日常も休日の楽しみも完結できる塩屋への注目度は高まり、移住者が増えているそうだ。
「とはいえ、あんまり人が多くならん方がええかな」と森本さんは本音もぽろり。

海と山の距離が神戸市内で最も近いと言われる塩屋。駅の北側はどこを歩いても坂道ばかり(写真撮影/水野浩志)

海と山の距離が神戸市内で最も近いと言われる塩屋。駅の北側はどこを歩いても坂道ばかり(写真撮影/水野浩志)

森本さんが「塩屋の尾道」と呼ぶ、洋館に導く細い階段(写真撮影/森本アリ)

森本さんが「塩屋の尾道」と呼ぶ、洋館に導く細い階段(写真撮影/森本アリ)

六甲山全山縦走の西側の起点でもある旗振山を望む(写真撮影/森本アリ)

六甲山全山縦走の西側の起点でもある旗振山を望む(写真撮影/森本アリ)

昔ながらの商店街は活気があり、おしゃれなカフェや個性的な専門店などで今の時代のクリエイティブな空気感にも浸れる。通勤も便利だし、在宅ワークに疲れたときにはふらりと外に出て山や海を眺めれば気分爽快だ。
「塩屋のようなポテンシャルの高い街は神戸にたくさんあります。例えば長田区や兵庫区など、神戸はどこも街が山に溶け込むその境目付近に、とても魅力的な住宅地があるんです。塩屋的な街の見つけ方ですか? 街が狭いこと、開発されていないこと、家賃が安いこと!」(森本さん)
実際、森本さんも若い世代や、フリーランスのクリエーターたちが誰でも住めるよう、長屋の家賃を3万円代から上げるつもりはない。
清造さんは、いずれは地元に戻る予定だという。「でも塩屋を離れても、長屋みたいに人と人とが関われる場をつくっていけたら」と話す。
「旧グッゲンハイム邸裏長屋」のように、住人たちが自分の住む街を気にかけて、街のためにできることを語り合って模索していく。ポストコロナの時代には、そんな動きが広がっていくかもしれない。

●取材協力
旧グッゲンハイム邸 
シオヤプロジェクト

●映画の公開情報
『旧グッゲンハイム邸裏長屋』

元町とレトロと暮らす

所在地:横浜市中区元町
9万9,000円 / 24.84平米
京浜東北線「石川町」駅 徒歩5分

横浜・元町は、横浜開港の歴史とも関係が深く150年以上の歴史がある街です。メインの元町商店街は、かつて外国人向けの商店街として栄えたため、外国の文化も入り交じった、横浜らしい雰囲気のエリアです。そんな商店街の中に、今回ご紹介する物件がございます。



7階建ての建物はレンガ色のタイ ... 続き>>>.
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運河沿い、リノベ空間に魅せられて

所在地:港区芝浦
23万8,000円 / 66平米
山手線・京浜東北線「田町」駅 徒歩13分

運河沿いに立つ、きれいに手入れされ管理体制の良さがうかがえる412戸の大規模マンションの一室。



リノベーションされたのは約6年前。居室を最低限必要な面積にし、バルコニー側に19.5畳の大きな空間を作りました。家にいるあいだ、多くの時間を過ごすリビングに、こだわりと遊び心を。大胆 ... 続き>>>.
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土間とぐるっとL字型テラス

所在地:川崎市中原区北谷町
8万7,000円 / 35.04平米
南武線「平間」駅 徒歩3分

平間駅前は昔ながらの商店街がある、比較的のどかなところです。駅から歩くこと3分、住宅街の一角にスタイリッシュかつ重厚なコンクリートのマンションがあります。



オートロックを抜けると中庭が正面にあって、光のコントラストが素敵です。共用部はホワイトで整えられた、ゆとりのある設計になっ ... 続き>>>.
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頼りになるヤツ

所在地:渋谷区鶯谷町
23万3,452円(税込) / 51.07平米
山手線「渋谷」駅 徒歩9分

渋谷、恵比寿、代官山から歩いて通える立地、たくさんの窓から飛び込んでくる光、抜けていく風。



きれいなネイビーブルーに塗装されたこのレトロな建物は、外観のかわいらしさとは裏腹に、なかなか頼りがいがある気がして。



床はモルタル土間仕上げ、壁面は白い塗装と、内装もいい感じ。ちょっぴ ... 続き>>>.
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木々の緑に癒される

所在地:千代田区一番町
80万円 / 139.53平米
半蔵門線「半蔵門」駅 徒歩4分

千鳥ヶ淵交差点公園の緑ビューと、木の質感の心地よい内装のおかげで、都心にいるとは思えない、落ち着く雰囲気。



室内は、無垢のフローリングや木製の建具、大理石が使われているため、手触りの良い内装で、心地良いです。



水回りは清潔感があります。キッチンは広いため、料理を楽しみたいとい ... 続き>>>.
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相模大野シンプル!

所在地:神奈川県相模原市南区相模大野
12万8,000円 / 58.66平米
小田急線「相模大野」駅 徒歩1分

玄関を開けると、光沢のあるコンクリート打ち放しの壁・天井や、金属のパーティションなど、無機質でスタイリッシュな空間が広がります。



ワンルームの空間にはステンレスのフレームキッチンが設置されていて、この空間とマッチしています。またキッチンの上の蛍光灯がアクセントになっています。

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ドライエリアで独立感!

所在地:川崎市宮前区東有馬
8万円 / 44.54平米
東急田園都市線「鷺沼」駅 バス7分 「寺台」バス停 徒歩3分

雨樋や換気口もデザインの一部になっている、四角いコンクリートの外観が印象的な物件のご紹介です。



室内はコンクリートと色合いの良いフローリングで、パキッとした空間になっています。



間取りはメゾネットタイプの1LDKで、1階に玄関とLDK・地下に居室と水まわりがあります。地下階に ... 続き>>>.
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心揺さぶられる空間

所在地:渋谷区東
30万円 / 56.32平米
山手線「渋谷」駅 徒歩14分

あまりにもドラマチックで、非現実的な居住空間。



「ギャラリーのような空間で暮らしてみたい。アトリエを構えてみたい。」そんな希望に寄り添えるかもしれない、新築戸建ての1階部分の募集です。



見上げるほど高い天井高は約3.7m。窓の先には神社の木々が広がり、やさしい木漏れ日がゆらゆ ... 続き>>>.
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すっきりと白い空間<天井高3m>

所在地:中央区東日本橋
32万8,273円(税込) / 89.68平米
都営浅草線「東日本橋 」駅 徒歩2分

歩いて3分以内に、東日本橋駅、馬喰横山駅、馬喰町駅と3線3駅が使える魅力的な立地に立つビルのデザイナーズオフィス。



2018年にフルリノベーションされた室内は、天井を抜いた躯体現しの空間で、天井高は3m。天井、壁が真っ白に塗装された、デッドスペースが少ないすっきりとしたつくりな ... 続き>>>.
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空き家DIYをイベントに! カフェなど地域の交流の場に変える「solar crew」

増え続ける空き家が、社会問題化した昨今。そんななか、「空き家再生のDIYに地域住民を巻き込んでいく」プロジェクトに挑戦し続けている、小さなリフォーム会社がある。「solar crew」と名付けられたこのプロジェクトの仕掛け人、太陽住建 代表取締役の河原勇輝さんに、スタートした経緯や反響、今後の展開について、お話を伺った。
DIYイベントで地域の交流の場づくりの土台に

空き家リノベーションのDIYをイベント化するというプロジェクト「solar crew」。2020年からスタートしたこの事業は、再生された空き家は、オフィスやコワーキングスペース、一部は地域の交流の場として開放され、つくって終わりではなく、使うことで継続的な地域のつながりの場となり、新たな空き家活用法として注目されている。

条件は、Facebookのプライベートグループ「空き家でつながるコミュニティsolar crew」に参加することだけ。参加理由は「DIYに興味がある」「何かしら社会貢献できるようなことがしたい」「子どもの体験として」とさまざま(画像提供/太陽住建)

条件は、Facebookのプライベートグループ「空き家でつながるコミュニティsolar crew」に参加することだけ。参加理由は「DIYに興味がある」「何かしら社会貢献できるようなことがしたい」「子どもの体験として」とさまざま(画像提供/太陽住建)

太陽光発電設置のDIYイベントでは、パネルを貼る工事にも参加できる(画像提供/太陽住建)

太陽光発電設置のDIYイベントでは、パネルを貼る工事にも参加できる(画像提供/太陽住建)

プロジェクトを始めたきっかけは、河野さんが1日限定のDIYのワークショップに初めて行った時の、参加者の意外な反応だったという。
「最初の空き家再生事業で、地域住民の方を対象に、お披露目も兼ねて開催したんです。壁を塗ったり、テーブルをつくったりする簡単なものでしたが、参加者の方から、“解体もやってみたかった””デザインの仕事をしているので、プランを考えてみるところから参加してみたかった”という感想をいただいたんです。こちらとしては、ほぼ出来上がったものを提供するほうが負担がないと考えていましたが、でき上がるまでのストーリーのほうに関心のある人が増えているんだと、新たな発見でした」

共同作業をしながら自然と会話。愛着が生まれる

その後、単発のワークショップではなく会員制(2021年6月末時点で184名)にすることで、DIYのイベントをきっかけに、継続的な関わりが生まれている。
「参加者は、家族で参加している3歳のお子さんから、腕に覚えのある70代の方まで。普段は接点がないような方が、作業をしていると、自然と会話が生まれて、楽しそうなんですよ。特に、普段は何かと会話の外にいるお父さんたちが仲を深めている様子はよく見ます」

自ら工事を手掛けることで、その拠点に愛着がわき、自分のサードプレイスになりやすい利点もある。

DIYイベントの1コマ(画像提供/太陽住建)

DIYイベントの1コマ(画像提供/太陽住建)

(画像提供/太陽住建)

(画像提供/太陽住建)

現在、「solar crew」で再生された空き家は5件。
完成した家は、町内会のイベント、ママたちのランチ会、趣味のワークショップなど、さまざまな使い方がされている。カフェ、シェア型の畑、宿泊もできる施設など、スタイルもさまざま。会員は、その土地のエリア特性に合ったコンセプトづくりから参加できる。
「例えば、このあたりは公園が少ない、子ども連れでも気兼ねしなくていいカフェがほしい、テレワークスペースのニーズがあるなど、その地域の課題を解決できる場でもあってほしいと考えています」

空き家にある畑も活用して拠点へ(画像提供/太陽住建)

空き家にある畑も活用して拠点へ(画像提供/太陽住建)

地域の料理会の様子(画像提供/太陽住建)

地域の料理会の様子(画像提供/太陽住建)

露天風呂のある箱根町のペンションも、昨年末からDIYをし、地域の拠点に。「オーナーさんが、地域のためになるならと賛同していただきました」(画像提供/太陽住建)

露天風呂のある箱根町のペンションも、昨年末からDIYをし、地域の拠点に。「オーナーさんが、地域のためになるならと賛同していただきました」(画像提供/太陽住建)

大家も利用者も“Win-Win”な収支システムを実現

ここまで「solar crew」のメリットに関して解説してきたが、“収支”も気になる。
「空き家のリノベーション費用は当社が負担し、大家さんへは、ほぼ固定資産税程度の賃料を支払っています。このシステムなら、空き家を持て余していた方も参画しやすいでしょう。大家さんの“使わないけれど手放したくない”という切実な思いに応えたいんです」

個人会員は一部のイベント開催は別として、参加費は無料。法人会員は協賛金を支払い、ワークスペースやイベントの開催、ショールームとして使用することもできる仕組みだ。

また、いわば社会問題でもある空き家を活用する事業として、区役所、地域ケアプラザ、社会福祉協議会、町内会からなる「運営協議会」を設け、空き家の活用方法を協議している。
「地域に密着した事業を行う企業は、この場がマーケティングの場となっています。例えば、地元で数店舗の美容室を経営するオーナーの方が、ファンづくりをする場としてイベントを開催するなど、うまく機能していました」

ほかにも、「プレゼンが苦手」という職人気質の個人事業主さんに、大手IT企業勤務の会社員の男性がパワーポイントで資料を作成する業務を副業として請け負ったりと、新たなビジネスのきっかけになることも。
「最初は、大工仕事をしてみたいなぁとか、親子で遊べる場として利用してみようかなぁなどのささいなことがきっかけでも、思わぬ出会い、発見があります。最近では、DIYに興味があると参加した大学生が、どっぷり『solar crew』にハマり、当社にインターンとしてやってくる予定なんです」

地元の美容室による「子ども向けヘアサロン」のイベント。販促の場として活用されている(画像提供/太陽住建)

地元の美容室による「子ども向けヘアサロン」のイベント。販促の場として活用されている(画像提供/太陽住建)

さらに「地域交流の場」だけでなく、耐震シェルター、太陽光発電システムでオフグリッドの発電と、「防災の拠点」の役割も担っている(画像提供/太陽住建)

さらに「地域交流の場」だけでなく、耐震シェルター、太陽光発電システムでオフグリッドの発電と、「防災の拠点」の役割も担っている(画像提供/太陽住建)

倒産の危機を乗り越え、たどり着いたのは“地域に貢献したい”という想い

このように順調に見えるが、実は河原さん、2009年に創業した会社は、2年目には倒産の危機にあったそう。
「当時は、マンションやアパートの原状回復、細々とした修繕など、施工を首都圏全域でやっていました。しかし、遠方へは時間も交通費もかかる。さらに、DIYブーム、大型ホームセンターの盛況から、単純な工事を請け負うだけではまわらなくなると、相当な危機感を感じました」
そんな、河原さんが目指したのは、とことん「地元に愛される」会社になること。
「最初は街のゴミ拾いから。半年続けました。その後、街のお祭りに声を掛けられたり、町内会に呼ばれるようになったり……。そのうち自然と、地域の人、行政の人とつながりができ地域の課題が見えてきた。これが現在の空き家活用事業につながっていると思います」

弱冠24歳で、会社を創業。本業のほか、さまざまなNPOや一般社団法人に所属。さらに地域の消防団にも加入、子どもの通う小学校のPTA会長も担うなど、地域コミュニティに貢献している。「地元の人に喜ばれることで、働く側もモチベーションがあがり、幸せな循環が生まれています」(画像提供/太陽住建)

弱冠24歳で、会社を創業。本業のほか、さまざまなNPOや一般社団法人に所属。さらに地域の消防団にも加入、子どもの通う小学校のPTA会長も担うなど、地域コミュニティに貢献している。「地元の人に喜ばれることで、働く側もモチベーションがあがり、幸せな循環が生まれています」(画像提供/太陽住建)

「空き家を地域の交流の場として再生する」「その過程から地域住民にも参加してもらう」「地域の課題を解決するための場とする」の3つを目的とする「solar crew」は、SDGsの観点からも注目されており、「第8回 グッドライフアワード 環境大臣賞」(環境省)を受賞。
テレビ、雑誌などに取り上げられることも多く、空き家に悩む方からの問い合わせも急増。コロナ禍でリアルのイベントを休止していたが、現在は、人数を制限し、感染対策をしたうえで、少しずつ再開している。

「地域循環型共生圏」の取り組みが評価され受賞(画像提供/太陽住建)

「地域循環型共生圏」の取り組みが評価され受賞(画像提供/太陽住建)

「コロナ禍で地元で過ごす時間が増え、地域コミュニティに関心が高まっている人も多いはず。そんなとき、『solar crew』が地域のプラットフォームになれたら。どんな街でも、暮らす人がいれば、必要な機能があるはず。現在は神奈川県が中心ですが、今後は、浅草など都心の案件にも挑戦していくつもりです」

次回は7月25日(日)「床の造作・カウンターづくりDIYイベント」(in真鶴)。気になる人はチェックを。

●取材協力
株式会社太陽住建
Facebook「空き家でつながるコミュニティ『solar crew』」
(25日のイベント参加等の問い合わせはFacebookまで)

公園前で暮らす、働く

所在地:新宿区高田馬場
8万5,000円 / 30平米
山手線「高田馬場」駅 徒歩6分

□賃料下がりました!



公園の前に立つレトロマンションの3階部分のご紹介です。用途は住居または事務所として。



室内はリフォームされたばかりのため、設備類などはほとんど新品です。バルコニーに出れば、ほっこりした雰囲気の公園が見え、なんだかホッとします。



気になるのは、エレベータ ... 続き>>>.
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50年前にモバイルハウスやテレワークを予言!? 黒川紀章のカプセル建築が再注目される理由

建築家・黒川紀章(1934~2007年)をご存じだろうか? 日本を代表する現代建築の運動「メタボリズム」の中心的建築家の一人だ。1973年に黒川が手がけた別荘型モデルハウス「カプセルハウスK」が、クラウドファンディングによる再生のもと、2021年夏にも宿泊体験ができるようになる。黒川は、大阪万博で未来型カプセル住宅のパビリオンを手がけ、マンションにも応用、そしてカプセルホテルのあのカプセルベッドの原型にも関わった。黒川が世に送り出したカプセル建築のDNAは現代においても発展的に息づいているようだ。
黒川紀章の別荘型モデルハウスへの宿泊体験が可能に

黒川紀章、この稀代の建築家は、京都大学で西山卯三(食寝分離の公営住宅標準設計「51C型」を開発)に師事、その後、東京大学大学院で丹下健三の研究室に学んだ。黒川は、若くして頭角を現し大学院在学中に自らの事務所を興し、浅田孝、大高正人、槇文彦、菊竹清訓ら若い建築家グループが提唱した建築運動「メタボリズム」に参画する。

メタボリズムとは「新陳代謝」を意味し、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を目指すという、1960年代から70年大阪万博にかけての前衛建築運動だった。
このメタボリズムを代表する建築として名高いのが、黒川が設計した東京都・銀座8丁目に建つ「中銀カプセルタワービル(1972年)」だ。丸窓を有するキューブ状のユニット144個が塔状に張り付くユニークな建築は、日本のみならず世界から東京を訪れる建築や近現代美術ファンの間では聖地となっている。世界ではじめてのカプセル型の集合住宅と言われている。

中銀カプセルタワービル外観(写真撮影/山田新治郎)

中銀カプセルタワービル外観(写真撮影/山田新治郎)

中銀カプセルタワービル・ユニット内観(写真撮影/山田新治郎)

中銀カプセルタワービル・ユニット内観(写真撮影/山田新治郎)

翌年の1973年、メタボリズム建築の別荘型モデルハウスとして計画されたのが「カプセルハウスK」である。「K」とは黒川のイニシャルをあらわしているのだという。場所は、長野県御代田町の急な斜面地だ。鉄筋コンクリート造のコアシャフトには玄関、リビング、階段、アトリエを設け、その周囲に4つのカプセルが取り付けられた。カプセルは、「中銀」と同等のもので、東海地方にある同じ製作会社によって造られた。2つの寝室カプセルは中銀と同じ構成でそれぞれにトイレ・バスユニットを内包したもの。残る2つは、茶室カプセルと厨房カプセルとなっている。寝室と茶室には、アクリル製のドーム状の丸窓が付いている(中銀はフラットな丸窓)。そして厨房は、鉄製サッシュの四角い窓とされている。

カプセルハウスKの外観(写真撮影/山田新治郎)

カプセルハウスKの外観(写真撮影/山田新治郎)

カプセルハウスKの茶室カプセル(写真撮影/山田新治郎)

カプセルハウスKの茶室カプセル(写真撮影/山田新治郎)

カプセルハウスKの寝室カプセル(写真撮影/山田新治郎)

カプセルハウスKの寝室カプセル(写真撮影/山田新治郎)

この別荘型モデルハウスは、黒川の事務所が所有していたが、黒川没後の民事再生に際して他の所有者の手に渡っていた。これを、黒川氏の子息・黒川未来夫氏が修復と保全のため2019年に買い戻したのだという。
未来夫氏は、民泊事業ができるように、自らの会社MIRAI KUROKAWA DESIGN STUDIOでクラウドファンディングを行い、資金の一部を調達して改修や設備の整備を行った。
新型コロナによる緊急事態宣言などから、見学会や民泊の実施は当初の計画より遅れ気味ではあるが、21年夏ごろの宿泊の受け入れに向けて着々と準備は進められている。

カプセルハウスKの平面図(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

カプセルハウスKの平面図(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

カプセルハウスKに取り付けられた4つのカプセル(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

カプセルハウスKに取り付けられた4つのカプセル(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

カプセルの思想は現代において改めて見直される

黒川紀章によるカプセルの思想がどのように受け入れられ、また、現在どのように進化し続けているのか、黒川紀章建築都市設計事務所に大学卒業後入社し黒川氏の薫陶を受け、カプセル建築に造詣が深い工学院大学建築学部の鈴木敏彦教授に話を聞いた。

「黒川は1969年に『カプセル宣言』を発表します。宣言に則り大阪万博のパビリオン、そして、中銀カプセルタワービル、カプセルハウスKと矢継ぎ早に実現します。宣言の第7条で『カプセルは、プレファブ建築、すなわち工業化建築の究極的な存在』と定義しています。カプセルを自由に着脱・交換できる新陳代謝を構想・具現化したものでした」と解説する。
「また第8条には『カプセルは全体性を拒否し、体系的思想を拒否する』とあります。難しい言い回しですが、これは機能単位でカプセルを捉えようというものです。カプセルを建築に内包する就寝設備(カプセルベッド)という機能に絞り込みました。1979年に黒川は、第1号のカプセルホテル『カプセル・イン大阪』を実現します。その後、カプセルホテルは広く全国に普及しました。また、カプセルベッドは警察・消防署などの夜勤者向けとしても活用されています」

カプセル建築の系譜(出典:Webサイト「カプセル建築プロジェクト」より)

カプセル建築の系譜(出典:Webサイト「カプセル建築プロジェクト」より)

カプセル・イン大阪1979年 FRPのカプセルベッドはコトブキシーティング(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

カプセル・イン大阪1979年 FRPのカプセルベッドはコトブキシーティング(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

黒川はメディアモンスターと異名を与えられるほど、マスコミへ露出して、自らの建築思想を大衆に語りかけた。当時の人気週刊誌「平凡パンチ」1969年3月24日号でインタビューを受けている。「動民の思想」を説き、イギリスへ大阪万博の計画のためピーター・クックとの意見交換に赴いたこと、すぐにペルーの仕事に飛ばねばならないなどエネルギッシュな仕事ぶりを披瀝している。(写真撮影/村島正彦)

黒川はメディアモンスターと異名を与えられるほど、マスコミへ露出して、自らの建築思想を大衆に語りかけた。当時の人気週刊誌「平凡パンチ」1969年3月24日号でインタビューを受けている。「動民の思想」を説き、イギリスへ大阪万博の計画のためピーター・クックとの意見交換に赴いたこと、すぐにペルーの仕事に飛ばねばならないなどエネルギッシュな仕事ぶりを披瀝している。(写真撮影/村島正彦)

鈴木教授は「さらに黒川は、カプセルのコンパクトな住居ユニットを取り外し、トラックなどに載せ移動させ使うことも想定していました。2021年のいま、思い当たるライフスタイルがあるでしょう。そう、モバイルハウスです」と、指摘する。
「『カプセル宣言』の第2条では『カプセルはホモ・モーベンスのための住まいである』と定義しています。『土地や大邸宅という不動産を人々は次第に欲求しないようになり、より自由に動ける機会と手段をもつことに価値観を見いだすだろう。カプセルは建築の土地からの解放であり、動く建築の時代の到来を告げるものである』と説明を加えています。いま人気のモバイルハウスを予言していたのです。『ホモ・モーベンス』について当時、黒川は『動民』という言葉を当てています。日本中、世界中を飛び回るようなビジネスパーソンが頭にあったのでしょう。黒川自身が世界中にプロジェクトを持ち飛び回っていましたから」

ただし鈴木教授は「70年代には、黒川の提案はまだ早すぎたのかもしれません」と話す。
「1990年代になりインターネット、ケータイ、ノートパソコンが普及して場所に囚われず仕事ができるようになりました。そして、2020年の新型コロナで、テレワークが強力に推し進められることになりました。現代にこそ改めて、黒川の提案した『カプセル建築』『ホモ・モーベンス』がもう一度見直されていいと思います」と言う。

2021年、災害時の避難シェルターにカプセル建築の思想を応用

2021年、鈴木研究室とコトブキシーティングが共同開発し発表したのが「ダンボールスリープカプセル」だ。

ダンボールスリープカプセル(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

ダンボールスリープカプセル(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

バスケットコート(15×28m)に98ユニット設置可能(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

バスケットコート(15×28m)に98ユニット設置可能(画像提供/カプセル建築プロジェクト)

コトブキシーティングは、黒川のカプセル建築に端を発するカプセルホテルのカプセルベッドを1979年に開発し、現在まで6万ユニットを世に送り出している会社だ。
鈴木研究室と「災害時の避難場所をカプセルホテルに」というコンセプトで、使用しないときにはコンパクトに備蓄も可能なダンボールで開発したのだ。

鈴木教授は「コロナ禍の避難環境においても三密を防ぎ、プライバシーを確保しながら、避難所になる体育館といった限られた空間で受け入れ人数を最大化できます」と開発意図を説明してくれた。「1段平置き」「1段平置き+専用スペース」「2段重ね+専用スペース」など、ダンボールユニットを増殖させることも可能だ。まさに、黒川のカプセル建築の着脱・増殖の考え方を、現代に蘇らせた。

鈴木教授は、さらに、CLT(直交集成板)や太陽光発電など組み合わせた「E-HUT」の構想もあるという。

鈴木敏彦教授の提案する「E-HUT」。CLTで駆体を造り太陽光パネルを載せる。分解、移動が可能なカプセル(画像提供/鈴木敏彦研究室)

鈴木敏彦教授の提案する「E-HUT」。CLTで駆体を造り太陽光パネルを載せる。分解、移動が可能なカプセル(画像提供/鈴木敏彦研究室)

「これは、最近注目される小屋やモバイルハウスとしての利用を考えています。分解して移動できる、またクルマによって牽引または架台に載せて移動が可能な『カプセル』です。もちろん、自由に移動してテレワークにも利用可能でしょう」と話す。
2021年、移動しながら仕事をし、多拠点で暮らすホモ・モーベンスのための新しいカプセル建築が生まれたわけだ。

黒川が60年代末に打ち出したカプセル建築、そしてホモ・モーベンスは、当時では未来的な思想・コンセプトだった。それから半世紀が経ち、黒川の思想・コンセプトを受け入れることができる、技術と環境、生活スタイルに私たちが追いついてきたのかもしれない。

●取材協力
・カプセル建築プロジェクト
・工学院大学鈴木敏彦研究室(FBページ)

OKな戸建

所在地:杉並区宮前
28万円 / 116.49平米
井の頭線「富士見ヶ丘」駅 徒歩10分

井の頭線「富士見ヶ丘」駅前の通りを北上して、井の頭通りにぶつかる少し手前。住宅街とはいえ来客への説明もしやすそうな立地にある、住居も事務所も店舗もOKなリノベーション済み戸建。



駐車場と庭があるおかげで1階でもしっかりと日差しが入るリビングは、壁と天井を抜いて開放的な空間に。小 ... 続き>>>.
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すてきな商店街と懐かしい部屋

所在地:世田谷区若林
12万円 / 49平米
世田谷線「松陰神社前」駅 徒歩3分

年々すてきな店が増え、盛り上がりを見せる松陰神社通り商店街。休日だけといわず、日々の散歩コースにいかがでしょう?



今回募集の部屋は、角部屋の恩恵を受けることができる2面採光。午前中からやわらかく差し込む光と、スーッと抜ける風が心地よい空間です。



つくりはレトロ感ただよう2DK ... 続き>>>.
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ゼロからつくる、心地よい住まい【建築条件付き土地】

所在地:埼玉県新座市栄
1,500万~3,380万円 / 80.01~185.88平米(土地)
東武東上線「朝霞」駅 バス14分 「新座栄」バス停 徒歩5分

新築の戸建てを、じっくりプランニングでき、希望の暮らしにフィットするよう建てられるのが、この建築条件付き土地のメリット。



設計・施工をするのは明治5年に創業した新座市の地元工務店。



無垢のフローリングやヒノキの木枠など自然素材を使い、年を重ねるたび美しくなる空間を、そして耐震 ... 続き>>>.
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高齢者を狙い、自宅を売却させる悪質業者に注意。「理解できないまま売却契約をしてしまった」

国民生活センターは「高齢者の自宅の売却トラブルに注意-自宅の売却契約はクーリング・オフできません!内容をよくわからないまま、安易に契約しないでください-」と呼び掛けている。どういったトラブルが起きているのだろうか?【今週の住活トピック】
「高齢者の自宅の売却トラブルに注意」の呼びかけ/国民生活センター

売るつもりのない高齢者の自宅売却契約で、トラブルが多く発生

全国の消費生活センターなどに、「強引に勧誘され、安価で自宅を売却する契約をしてしまった」、「解約したいと申し出たら違約金を請求された」、「自宅を売却し、家賃を払ってそのまま自宅に住み続けることができるといわれ契約したが、解約したい」といった、自宅の売却に関する相談が寄せられているという。同センターが紹介した具体的な相談事例を見ていこう。

〇相談事例(1)強引な営業で売買契約をしてしまった(80代女性)
一人暮らしの高齢者の自宅に、自宅を売らないかという不動産事業者が訪れ、長時間繰り返し強引な営業をされ、「マンションを売ったら入所できる施設を探してあげる」などと言われ、断れないまま売買契約をしてしまった。
〇相談事例(2)強引な契約後、解約に高額なキャンセル料を請求された(80代女性)
何度も不動産事業者に自宅売却の営業をされ、理解できないまま売買契約をしてしまい、その場で手付金約450万円を受け取ってしまった。クーリング・オフができると思い、翌日に契約の解約を申し出たら、解約するなら約900万円を払うように言われた。
〇相談事例(3)有利な話だと、売却と賃貸借の契約をさせられた(80代女性)
要介護認定を受け自宅で一人暮らしをしているが、有利な話があると不動産事業者が訪れた。「自宅マンションを1000万円で買い取る。その後は13万円の家賃を払って住み続けられ、管理費や修繕費、固定資産税がかからなくなるのでとても有利だ」と、長時間の営業が続き、意識がもうろうとするなかで契約してしまった。そんな高い賃料は払えないので解約を申し出たが、もっと安い賃貸物件を紹介するというだけで、解約に応じてもらえない。

相談事例はほかにもあるが、共通しているのは、高齢者をターゲットに、強引な営業をしているということだ。これらの相談について、同センターでは以下のような問題点を挙げている。

(1)迷惑な勧誘、長時間の勧誘や嘘の説明によって消費者が望まない契約をしてしまう
(2)契約内容等について消費者の理解が不十分なまま契約してしまう
(3)判断能力が低下している消費者が契約し、後になって家族等が気づき、トラブルになる
(4)契約内容によっては、売却後に住宅の修理等の費用負担を求められることがある

自宅を売却した後で、雨漏りやシロアリ被害などがあったとして、修理費用を請求されたという相談事例もあり、契約内容がわからないまま契約してしまうリスクも指摘されている。

不動産事業者に自宅を売却してしまうと、解除が難しくなる

さて、訪問販売で商品を購入したりした場合は、「クーリング・オフ」ができるということが一般的に知られている。一定の期間内であれば、無条件で契約を解除することができるというものだ。

もちろん、宅地建物取引業法(以下、宅建業法)にも、クーリング・オフの規定がある。ただし、同センターでは、「自宅を不動産業者に売却した場合、クーリング・オフはできません」と強調している。どういうことだろう?

クーリング・オフは、無理やり契約をさせられた買い手を保護することにある。宅建業法では、不動産の売主が宅地建物取引業者(以下、宅建業者)であり、宅建業者の事務所や買い手側が申し出た自宅などではない場所(例えば喫茶店など)で契約をした場合などは、クーリング・オフの対象になる。ただし、買い手が宅建業者の場合は、不動産のプロなので保護をする観点から外れるため、クーリング・オフの対象にはならないのだ。

また、契約の解除についても宅建業法で規定がある。買い手から手付金を受け取った場合、「解約手付け」という扱いになるので、売り手側から契約を解除するには「手付金の倍返し」で解除することになる。さらには、手付解除の期間が過ぎると違約金を請求される場合もある。相談事例(2)のように約900万円もの倍返しの額を請求されることもあるので、注意が必要だ。

また、相談事例(3)は、「リースバック」という手法を悪用した事例だ。「リースバック」は、正式には“sale and leaseback”、つまり賃貸借契約付き売却のこと。自宅などの所有不動産を第三者(この場合は不動産事業者)に売却し、売却先と賃貸借契約を結んで、元の所有者が賃料を払ってそのまま住み続けるという仕組みだ。一般的に、売却額は相場より低く、賃料は相場より高く設定されることが多い。

自宅を売ったことを周囲に知られずに、売却で得た資金を活用できるなど、契約の仕組みを理解していればメリットもある手法だ。相談事例では、この手法を悪用しているので、最初に自宅の売却が成立した時点で、契約の解除が難しくなってしまう。

予防するための対処方法は?子や孫世代の協力も必要に

不動産登記は、手続きさえ踏めば誰でも閲覧ができるので、登記簿の内容から高齢者が所有している不動産だと知ることができる。ほかにもさまざまな方法で集めた情報をもとに、高齢者のみが暮らしている住宅などにターゲットを絞って、強引な営業をかけているのだろう。

他の人と相談できないように囲い込んで契約を取り付けているので、子どもや地域包括支援センターの人などが気づいたときには、売買契約が成立してしまっているということになる。

では、どういった対応をすればよいのだろう?

●よく分からないことや納得できないことがあったら、解決するまで契約はしない
●勧誘が迷惑だと思ったらきっぱりと断り、今後勧誘しないように伝えましょう
●不安に思った場合やトラブルになった場合は消費生活センター等に相談してください

同センターでは、消費者に対して上記のようなアドバイスをしている。加えて、宅建業者の関係団体に対して、法令順守などを要望している。

国民生活センターの啓発資料「自宅の売却トラブルに注意」を転載

国民生活センターの啓発資料「自宅の売却トラブルに注意」を転載

とはいえ、長時間の強引な営業を受けている高齢者自身が、そのときになってきっぱり断ることには、ハードルもある。子どもたち世代(あるいは孫世代)や近しい関係の人が、こういったトラブルが起こりうることを伝え、強引な営業をされた場合にどう対処するか、あらかじめ対処方法を決めておくのがよいだろう。

また万一、高齢の親や知人が強引な営業により売買契約をしてしまい、契約を解除できるかどうか不明な場合には、できるだけ早く地域の消費生活センターや国民生活センター、弁護士などの専門家に相談しよう。もし高齢者自身の判断能力に不安がある場合には、早めに成年後見制度などの利用も検討しておきたい。

さて、いったん売買契約が成立してしまうと、その解決に時間がかかり、解決のために費用負担が生じることも多い。被害に遭ったダメージに加え、解決に至るまでのさまざまな負担もあり、高齢者には耐えがたいことになるだろう。そうした被害から高齢者を守るためにも、子どもや孫の世代を含む周囲の人が、まずは家に入れない、絶対に契約をしないための対処方法を一緒に考えてほしい。

【関連リンク】
「高齢者の自宅の売却トラブルに注意」の呼びかけ/国民生活センター

どこか懐かしいシェアハウス

所在地:杉並区高円寺南
6万3,000~6万9,000円 / 8.6~9.3平米
中央線・東西線「中野」駅 徒歩11分

★ 新プランを作りました! ★



中野駅前の喧騒から少し離れた静かな住宅街。そこにこの建物はあります。昭和38年に建った、趣のある木造の家。昔は1階に家族が住み、2階部分を下宿として学生や就職して間もない社会人に貸していました。



その後長く空いていたこの家を、2015年の春にシ ... 続き>>>.
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包容力のあるコーポラティブ

所在地:世田谷区松原
23万円 / 72.75平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩9分

コーポラティブハウス、と聞くとデザイン性の高い物件を想像してしまいますが、この物件は、シンプルで嫌なデザインがない「いい意味での普通」を整えていくと、こんなにも住みたいと思える家ができるんだ、と再確認させてくるような内装。



低層の住宅街にあり、通りから一段上がった敷地になるため ... 続き>>>.
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シェア菜園やDIY工房つき! 暮らしは自分たちの手でつくる新しい団地ライフ

生活音に気をつかいつつ、狭い部屋でじっとリモートワーク。隣人とは会釈程度、近所のコンビニに出かけたものの、誰とも会話もせずに1日が終わる……。新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えたことにより、住まいや暮らしについて「これでいいんだっけ……?」と考えていませんか。今回はそんな人の「答え」になりそうな、リノベ団地とゆるくつながる暮らしについてご紹介しましょう。
1964年築の団地をリノベ。DIYやペット可、交流アリの住まいに

今から50年以上前にできた、東綾瀬団地。多くの建物が解体・再建築されていくなか、約5800平米の敷地に立つ2棟・48戸をリノベーションして、2020年、「いろどりの杜-hands-on-village」が誕生しました。築50年以上経過しているため上下水管は入れ替え、設備は現在のライフスタイルにあわせてあり、快適な暮らしができるようになっています。特徴は団地リノベ、DIYができること、2匹までペット可(1棟のみ)、広場でBBQやDIY教室、さまざまなイベントが開催されることなどで、いわば、今どきの賃貸のトレンドの「全部のせ物件」となっています。

1964年築の団地ですが、外壁を白くし、アクセントカラーが入るとぐっとオシャレになります(写真/片山貴博)

1964年築の団地ですが、外壁を白くし、アクセントカラーが入るとぐっとオシャレになります(写真/片山貴博)

団地の敷地内にはテラスのほか、BBQスペース、シェア農園、DIY工房などが。近々、ピザ窯もできる予定(写真/片山貴博)

団地の敷地内にはテラスのほか、BBQスペース、シェア農園、DIY工房などが。近々、ピザ窯もできる予定(写真/片山貴博)

取材時に空室となっていた部屋。床には屋久杉の無垢材、キッチンは二口ガスコンロなど、今の暮らしにあわせた設備が採用されています(写真/片山貴博)

取材時に空室となっていた部屋。床には屋久杉の無垢(むく)材、キッチンは二口ガスコンロなど、今の暮らしにあわせた設備が採用されています(写真/片山貴博)

取材時に空室だった部屋。DIYができるため、前の住民がペイントしたもの。オシャレ&このまま住みたい…(写真/片山貴博)

取材時に空室だった部屋。DIYができるため、前の住民がペイントしたもの。オシャレ&このまま住みたい……(写真/片山貴博)

4階建ての建物、2棟のうち1棟にはエレベーターはついていませんが、若い世代が中心となっているためか、まったく気にならないとか。むしろ建物と建物の間隔が広く、その抜け感・開放感が新鮮にうつっているようです。

住居部分とは別に、団地の設備である宅配ロッカー(左)と住民専用のBBQグッズのある「いろどりキャビン」(右)とが設けられ、共用施設が充実している(写真/片山貴博)

住居部分とは別に、団地の設備である宅配ロッカー(左)と住民専用のBBQグッズのある「いろどりキャビン」(右)とが設けられ、共用施設が充実している(写真/片山貴博)

「2020年2月から入居がはじまりましたが、感染対策を行いながら、団地に住んでいる住民自身のみなさんが企画し、運営するさまざまな交流をうむイベントが行われていて、私たちも驚いています」と話すのは、建物の維持・管理などを行うフージャースアセットマネジメントの石村穂乃佳さん。この1年だけでも、住民のプロ大工さんによる月に1回のシェア工房、住民交流BBQ、竹×サステナブルをテーマにした納涼会、シェア窯プロジェクトなどを行い、団地リノベのコンセプトである、”つくる暮らしを育てる団地”がかなっているとか。

BBQスペース、シェア農園、DIY工房など、いわばハコ(設備)をつくることはできますが、イベントを企画・実施していくのは簡単ではありません。では、どのようにして企画が生まれ、行われているのでしょうか。取材日、開催されていた「団地パンまつり」の様子から理由をさぐっていきましょう。

対価はお金ではなくつながり。大人が楽しんで参加できるスタイル足立区近隣にある人気パン屋・6店のパンをそろえた「団地パンまつり」。11時のオープン前から行列ができ、45分で全商品が完売するという人気ぶりです(写真/片山貴博)

足立区近隣にある人気パン屋・6店のパンをそろえた「団地パンまつり」。11時のオープン前から行列ができ、45分で全商品が完売するという人気ぶりです(写真/片山貴博)

「団地パンまつり」は足立区近隣にある人気パン屋・6店から、よりすぐったパンをそろえて販売するというもの。広場には焚き火があって、子どもたちが焼きマシュマロを食べられたり、木工あそびができたりと、パンを買ったあとも滞在できる仕掛けもなされています。広場に集うのは、団地の住民だけでなく、近隣で暮らしている人たち。訪れたこの日、開店前にもかかわらず、多くの人が集まっていて、注目度の高さがうかがえます。

パン屋との出店交渉、どのパンを仕入れるのか、設営、販売まで住民が行います。大人の本気です!(写真/片山貴博)

パン屋との出店交渉、どのパンを仕入れるのか、設営、販売まで住民が行います。大人の本気です!(写真/片山貴博)

「パンを並べているケースも、屋久杉の床材を使ったもので、住民の手づくりなんですよ。贅沢でしょう(笑)。スタッフのTシャツもそろえて、オリジナルのロゴをいれています」と話すのは、団地の住民でもあるデザイナーの下出さん。今回はロゴの作成や、フライヤーデザインを担当しました。こうしたイベントへの参加は一切、強制ではなく、参加したい人が自分たちの得意なスキルをあわせつつ、楽しんで行っているとのこと。

焚き火(中央)に木工あそび(左)。コロナ禍で遠出できないからこうしたイベントは貴重(写真/片山貴博)

焚き火(中央)に木工あそび(左)。コロナ禍で遠出できないからこうしたイベントは貴重(写真/片山貴博)

「この団地って、人が対価として受け取るのは『お金』だけではなく、経験やさまざまなものがあるという考え方の人が集まっているんです。自分ももともとそう考えるタイプだったので、住んでより考え方が確立した感じですね」と話します。自分が得意なスキルを提供して、周囲の人を笑顔にしたり、いいね、と言われたり。長い間、人類はこうやってコミュニティをつくってきたんだなと実感します。

団地に住み、イベントをしかけている株式会社はじまり商店街の辻さん(左)とフージャースアセットマネジメントの石村さん(右)(写真/片山貴博)

団地に住み、イベントをしかけている株式会社はじまり商店街の辻さん(左)とフージャースアセットマネジメントの石村さん(右)(写真/片山貴博)

「こうしたイベントの中核を担っているのは、団地に暮らしている辻さんたちです。私たちは辻さんたちの企画を見て、いいね! と後押ししてるだけ」と解説するのは石村さん。

辻さん自身、「団地だけの閉鎖的な集いではなく、イベントを通じて地域とつながることを意識しているんです。団地を通してパン屋さん、地域の方々がつながり、暮らしが豊かになるキッカケづくりになればいいな、と。何よりこの1年で、住民のみなさんが楽しみつつ、ご近所や街の人とつながり、暮らしが豊かになっていくのを実感しています。私自身、以前は普通の賃貸アパートに住み、近隣づきあいもありませんでしたが、ここに引越してきて、『私がしたかったのはこういう暮らし~!』だと思っているんです」とうれしそうに話します。

つい先日、入居1年で転勤のため退去した人がいたそうですが、なんと住民同士で涙、涙の送別会を行ったとか。大人の住民同士が1年でそこまで仲良くなる!? と驚きますが、和気あいあいとしたイベントを見ていると、確かに仲良くなるかもなと頷いてしまいます。大人が楽しいフェスを毎月、実施している感じなのかもしれません。

つくる暮らし、交流のある暮らしをしたくて団地へ! その住心地は?ベッドを加工し、作業机に。本棚にはお気に入りの漫画を並べています(写真撮影/片山貴博)

ベッドを加工し、作業机に。本棚にはお気に入りの漫画を並べています(写真撮影/片山貴博)

ここでもうひとり、団地で暮らしている人にその住み心地を聞いてみました。
「もともとは交流のある暮らしをしたくて、シェアハウスに暮らしていたのですが、住民同士の交流があまりなくて(笑)、求めていた暮らしができなかったんです。DIYにも興味があったし、思い切ってこの団地に引越してきました」というのは朱 志剛さん。台湾出身で日本企業にお勤め、団地でお友だちをつくり、今の暮らしを満喫しています。

朱さん初めてのDIY作品となったのがパソコンを置いてある作業デスク。奥はベッドで空間を有効活用(写真撮影/片山貴博)

朱さん初めてのDIY作品となったのがパソコンを置いてある作業デスク。奥はベッドで空間を有効活用(写真撮影/片山貴博)

自作したテレビラック。DIY初心者からここまで上達するの? とびっくりです(写真撮影/片山貴博)

自作したテレビラック。DIY初心者からここまで上達するの? とびっくりです(写真撮影/片山貴博)

朱さんは、転居してきたころはDIY初心者だったといいますが、作業棚、テレビラック、本棚などさまざまなモノを自作しています。先生はもっぱらYouTube(!)だといいますが、団地のテラスで木材を加工していると、「朱さん、何をつくっているの?」と話かけられることも多く、住民のみなさんと自然に会話・交流できているそう。取材後は「団地パンまつり」に参加して、他の住民と会話していましたが、笑顔がとてもまぶしく、「本当にいいなあ」としみじみ思いました。

ご近所さんと交流したい人もいれば、そうでない人もいることでしょう。実際、この団地でイベントに積極的に参加しているのは3割程度。基本的には住民自身の都合や気分で、ご自由にというスタンスだそうです。でも、ご近所さんといっしょにBBQをしたり、ピザを焼いたりと交流していると、音がしたり、匂いがしたり、気配があるのが「当たり前」「心地よい」と感じられることでしょう。

自分の得意を交換して、助けあって、笑い合って……。こうした団地の暮らしの良さは、コロナ禍を経て、今後、いっそう評価されるような気がします。

●取材協力
いろどりの杜

アーティストが共生する村

所在地:埼玉県越谷市蒲生茜町
18万円 / 57.97平米
東武伊勢崎線「蒲生」駅 徒歩5分

アーティスト、フリーランスの方が集まる集落や村をテーマにした集合住宅。住みながら仕事をしたり、趣味を活かした生活をしたい方のための賃貸物件です。



カフェやショップなど、入居者の趣味や生業が外にひらかれ、和気あいあいと賑わう景色があるのは、埼玉県越谷市の蒲生(がもう)という場所に ... 続き>>>.
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シェアからはじめるお菓子屋さん

所在地:中央区日本橋人形町
1万6,500~3万3,000円(税込) / 29.16平米
日比谷線・都営浅草線「人形町」駅 徒歩5分

根強いニーズがある菓子製造業のできるシェアキッチン。ビル1階が改装され、店舗とシェアキッチンの2つのスペースが生まれたのが去年の冬。おかげさまで会員は埋まったのですが、今回入れ替わりがあったため、新たに2名の会員を募集することになりました。



シェアキッチンスペースは保健所の菓子 ... 続き>>>.
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シックな空気感に包まれる

所在地:千代田区一番町
55万円(税込) / 125平米
有楽町線「麹町」駅 徒歩5分

シンプルだけど、ちょっとした素材の表情が感じのいい内装は、デスクや棚を配置すればそのままスタートできそうなのがいいところ。



内装については、ラフすぎず、落ち着いたシックな仕上がりです。床は深い青のカーペット、天井は白く塗装された打ちっぱなしのコンクリート。天井にはライティングレ ... 続き>>>.
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緑に包まれる木造住宅

所在地:文京区本郷
14万5,000円 / 32.12平米
丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅 徒歩3分

ひっそりと控えめに伸びる小道の先で、豊かな緑に囲まれた全3戸の小さな木造住宅。築62年となる建物を取り壊すのではなく、風情ある雰囲気をそのまま、現代の暮らしにフィットする形に3年前にリノベーションされました。



共用のエントランスを抜け、まるで小さな森のような樹木の生い茂る庭をぐ ... 続き>>>.
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自分好みにはじめよう!inナカメ

所在地:目黒区上目黒
27万5,000円(税込) / 94.05平米
日比谷線・東急東横線「中目黒」駅 徒歩7分

目黒銀座商店街を通り、気になるお店の数々に目移りしながらひょいっと横道に抜けると、ころんとした佇まいのレトロ戸建てを発見。



用途は住居のほか、住居兼事務所や店舗として。飲食は不可です。現状1階に店舗、その奥と2階全体が住居スペースという間取り。年季が入っていて設備も古いですが、 ... 続き>>>.
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クールとフレッシュのバランス感

所在地:世田谷区松原
13万円 / 40平米
京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩10分

松原の静かな住宅地にどっしりと構えるコンクリートのマンション。



コンクリートと白と木のバランスは、クールさとフレッシュさのちょうどいいところといった印象の室内です。



リビングと寝室は白いタイル張りの壁でゆるりと分けられ、空間が広く感じるつくり。タイル壁のところにソファをピッタ ... 続き>>>.
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