実態調査で分かった、複数拠点で生活する人たちのそれぞれの事情

不動産流通経営協会(FRK)では、新しい住まい方として注目される「複数拠点生活」について、実施者と意向者の双方に対して調査を行った。複数カ所に拠点を持って生活している人の実態はどんなものか?2拠点生活の課題は何か?について、見ていこう。【今週の住活トピック】
「複数拠点生活に関する基礎調査2020年7月」結果を公表/不動産流通経営協会(FRK)「複数拠点生活」を行っている人は6.6%、行いたい人は7.1%

この調査の「複数拠点生活」とは、「自身の主な住まいとは別に、週末や一年のうちの一定期間を異なる場所で生活すること」をいう。調査結果によると、複数拠点生活を現在行っている人(実施者)は6.6%、複数拠点生活を行いたい人(意向者)は7.1%を占めた。

実施者のサブ拠点の場所を見ると、40.1%は同県内、18.8%が同地方内、41.1%がその他地域となっており、メイン拠点とサブ拠点を同県内または首都圏内や関西圏内といった同地方内に持っている人が多い。メインからサブ拠点までの移動時間は平均で2.3時間、サブ拠点の滞在日数は平均で1年当たり66.7日だが、移動時間は30分以内から5時間以上まで、滞在日数は10日未満から300日以上まで、実に幅広く分布しているのが特徴だ。

つまり、複数拠点を行き来する生活の仕方は、人それぞれでかなり異なるようだ。

やむを得えない事情を抱えた人もいるが、趣味的な理由の人が多い

複数拠点生活を行う理由では、「転勤・単身赴任」、「通勤通学時間の短縮」、「親族の介護」、「子や孫の世話」、「相続・所有物件の管理」など、やむを得ない理由を挙げる人も多く、この調査では消極的理由としている。とはいえ大半は、「避暑避寒や癒やし」、「趣味満喫」、「自然に触れる」などの趣味的な理由や、「仕事の場」、「他地域での交流」などの仕事や地域交流を理由に挙げており、この調査では積極的理由としている。

これを大分類して実施者と意向者で比べてみると、実施者のほうが消極的理由によるものが多く、意向者では特に趣味嗜好による積極的な理由を目的として複数拠点生活を検討する人が多いことが分かる。

目的大分類(最も大きな目的・理由)(出典/不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する基礎調査」より)

目的大分類(最も大きな目的・理由)(出典/不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する基礎調査」より)

メイン拠点とサブ拠点の物件は、いずれも持ち家が多い

では、サブ拠点の物件は購入したのか、賃貸なのか、どちらだろう?
実施者にサブ拠点は持ち家か賃貸かを聞くと、持ち家が75.3%と圧倒的に多く、なかでも持ち家戸建てが49.9%と全体の半分を占める。ただし、持ち家の中には、相続した実家なども含まれるため、実施者・意向者それぞれにメイン拠点とサブ拠点の住戸種別の組み合わせを見たのが次の表になる。

メイン拠点とサブ拠点の住戸種別パターン(実施者)

メイン拠点とサブ拠点の住戸種別パターン(意向者)

メイン拠点とサブ拠点の住戸種別パターン(出典/不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する基礎調査」より)

メイン拠点は持ち家、サブ拠点は実家でない持ち家の組み合わせが最も多く、実施者では32.6%、意向者では38.7%を占める。実施者のほうが意向者より少ないのは、実家に住まざるを得ない消極的な理由の人が多いからだろう。

また、全体として持ち家派はサブ拠点も持ち家、賃貸派はサブ拠点も賃貸という傾向が見られるように思う。となると、持ち家派は2拠点を所有するための取得費用の捻出という課題を抱え、賃貸派は2拠点の賃料を二重で支払うという課題を抱えるわけで、いずれにせよ費用の問題が立ちはだかるだろう。

新たな滞在先の維持費や確保費用がハードルに

「複数拠点生活を実施する上でのハードル」を複数回答で聞いたところ、「新たな滞在先の維持費」が最多となった。次いで、「新たな滞在先の確保にかかる費用」が続き、やはり複数拠点で生活するための維持費や住居費などの資金的な課題が浮かび上がった。

また、積極的な理由による実施者のうち20・30代だけで見ると、「購入にあたり住宅ローンが組めない」が高くなっている。若年層ではメイン拠点を取得した際の住宅ローンがまだかなり残っていて、新たにローンを組むことが難しいということだろう。

一方、消極的な理由による実施者では、移動時間や交通費の負担感が強いことが分かる。親の介護などで頻繁に実家と行き来する人も多いのだろう。

複数拠点生活を実施する上でのハードル(複数回答)(出典/不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する基礎調査」より)

複数拠点生活を実施する上でのハードル(複数回答)(出典/不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する基礎調査」より)

さて、複数拠点生活というと、悠々自適な家庭がリゾート気分を味わうという姿を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、積極的な理由による実施者の世帯年収の平均は約680万円、中央値は500万~600万円なので、全般的にやや高めではあるが富裕層というわけでもない。

親や子どものため、仕事や地域交流のため、趣味嗜好のためと、それぞれ異なる理由により複数拠点で生活しているのが実態で、2拠点で重なる維持費や確保費用など資金面にも苦慮しながら、やりくりしているということだろう。

近年はコロナ禍で働き方に変化が見られる。働き方の変化で複数拠点生活がしやすくなり、実施者が増加するという時代が来るのだろうか。大いに注目したい。

夢見がちな庭付きテラスハウス~駐車場付き~

所在地:目黒区目黒本町
20万円 / 63.21平米
山手線・南北線・目黒線・都営三田線「目黒」駅 バス7分 「清水停留所」バス停 徒歩3分

※本物件は、駐車場の契約(月額26,400円税込)が必須となります。





学芸大学と武蔵小山の中間ぐらいという立地。この場所でこんな庭を持てるのは、もはや賃貸でしか成せぬ技。どちらの駅からもやや遠いのですが、山手線なみに本数の多い目黒通りのバス(目黒駅行)が利用できますので、ご安 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

人気リゾートホテルに学ぶ!暮らしの質を上げる空間づくりの極意

快適な空間や、心地よい時間は、いかに生み出されるのか
人気リゾートホテルの設計を手掛ける建築家・佐々木達郎氏へのインタビューから
暮らしの質を上げる家づくりのヒントをいただこう。
過ごしたいシーンをデザインし心安らぐ空間をつくるウッドデッキの中庭を囲むラウンジ。ゆったりとした空間と大開口の窓が自然との一体感を生む

ウッドデッキの中庭を囲むラウンジ。ゆったりとした空間と大開口の窓が自然との一体感を生む

星野リゾートをはじめ、各地のリゾートホテルを多数手掛ける建築家の佐々木達郎さん。快適な空間を生み出すためにいつも意識しているのは、「旅をデザインしたいということです」という。訪れた人の記憶に残る、旅の気持ちが高まる体験をいかに提供するかだ。

「例えば、インドネシアのバリ島を訪れたらシティホテルよりも、オープンエアなヴィラに滞在するほうが記憶に残る旅になるでしょう。その場にしかない自然や環境を魅力にすること、その地の文化を尊重しこの場所ならどんな時間を過ごしたいかということに思いを巡らせます」

実際、佐々木さんが設計した『星野リゾートBEB5軽井沢』は、高原の爽やかな風を感じる広いテラスや、周囲の木立ちと呼応する木の柱など、まさに軽井沢の魅力を体感するデザインが、細部まで行き渡る。
「住宅の場合も、立地の個性やその家族らしさ、こだわりを取り込み、過ごしたい時間やシーンをキーに空間づくりをします。一つの正解があるわけではなく、個別解を探し出すことで、その家にしかない心地よさや快適さがつくれるからです」

例えば、開放的な明るい空間をつくる方法も一つではない。「周囲を住宅に囲まれていても、トップライトから光を取り込み、壁や天井を白くするだけでも光の拡散効果で明るい室内になる。スケルトンの階段で階下へ光を落とすことも可能です。あるいはリビングの天井を上げるだけでなく、廊下の高さをあえて抑えることで、体感として開放感が生まれる。明と暗、開放感とこもり感など、空間に緩急をつけることで、それぞれの良さを際立たせることができるのです」

リフォームは、今の暮らしに合わせて住まいをチューニングできる点が魅力だが、大前提になるのは安心感だ。「耐震への不安や断熱性の不具合の解消は、住む人の心地よさには必要不可欠」と強調する。その上で、「空間はモノと人、人と人との関係性から生まれます。例えばソファでゴロっと横になったときに見える景色、差し込む光など、そこに広がるシーンから住まいを考える。これからの心地よさに視点を置いてリフォームすることで、さらに暮らしの質を上げることができるはずです」

佐々木さん設計の星野リゾートBEB5軽井沢。ラウンジにはプライベート感を生む寝台ソファも

佐々木さん設計の星野リゾートBEB5軽井沢。ラウンジにはプライベート感を生む寝台ソファも

サッシや柱などに木を使い、スケールや見せ方を変えながら土地の個性と共鳴するデザインに

サッシや柱などに木を使い、スケールや見せ方を変えながら土地の個性と共鳴するデザインに

木々に囲まれた環境にふさわしい低層の建物。内部に入ったときの開放感をより鮮烈に感じさせる

木々に囲まれた環境にふさわしい低層の建物。内部に入ったときの開放感をより鮮烈に感じさせる

訪れた人々をもてなす空間に込められていたのは、空間そのものだけでなく、訪れる人の旅やストーリーにまで思いをはせたデザインであった。リフォームにおいては、住まい手とつくり手がともに豊かな時間やシーンを思い浮かべながら、心地よさそのものを追求していくことこそ、暮らしの質を上げる空間をつくる第一歩なのかもしれない。

構成・取材・文/中城邦子 撮影/ナカサアンドパートナーズ

建築家 佐々木達郎さん
千葉工業大学大学院修士課程修了。東環境・建築研究所在籍時に星のや 軽井沢、星のや 東京などを担当。2013年佐々木達郎建築設計事務所設立後も星野リゾートOMO5東京大塚、星野リゾートBEB5軽井沢などで数々の賞を受賞。数多くのリゾートホテルをはじめ、狭小住宅やリフォームなど、さまざまな住宅の設計を手掛ける
✴︎HP
✴︎Facebook
✴︎Instagram

私の大好きな家

所在地:板橋区徳丸
11万8,000円 / 38.42平米
東武東上線「東武練馬」駅 徒歩9分

広々としたお庭とちいさな戸建て。緑が茂る公園と起伏のある地形を眺められる、のどかな景色。



そんな条件にひかれて、私個人が購入したものです。外壁や屋根、設備やサッシを大幅に変え、フルリノベーションをしました。



1階はミニマルだけど家具のレイアウトがしやすいリビング。前庭に面する ... 続き>>>.
Posted in 未分類

コロナ禍で変わる賃貸物件のニーズ。多拠点、コミュニティ、ストーリーがキーワード

ここ数年、「デュアラー(二拠点居住者)」や「アドレスホッパー」など、新たな住まい方をする人が出現し、それらの多様なニーズに応える賃貸や宿のサービスが展開されてきました。さらに新型コロナウイルスの影響を受け、家で過ごす時間が増えたことで賃貸物件の選び方や求める条件も変わってきているようです。
そこで今回は、全国賃貸住宅新聞の編集長・永井ゆかりさんに、いま注目を集めている賃貸物件やこれからの部屋さがしについてお話を聞きました。今回、お話を聞いた全国賃貸住宅新聞の永井ゆかり編集長(写真/全国賃貸住宅新聞)

今回、お話を聞いた全国賃貸住宅新聞の永井ゆかり編集長(写真/全国賃貸住宅新聞)

コロナの影響で「住まいに求めるもの」が変わった!

SUUMOが6月30日に発表した「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」では、コロナ禍を経て、今まで住まい選びの筆頭条件のひとつだった「駅からの距離」よりも「広さ」を求める傾向が強まっていることが明らかになりました。賃貸物件に求める条件が大きく変わってきていると同時に、広さや駅からの距離など、これまでの指標となってきた条件だけではない選び方が広がっているようです。

今回の調査で「駅からの距離」よりも「広さ」を重視する人が10ポイントほど増加した(資料/SUUMO)

今回の調査で「駅からの距離」よりも「広さ」を重視する人が10ポイントほど増加した(資料/SUUMO)

「コロナ以前は、最寄駅へ徒歩での移動が難しいバス便の物件などでは、明確に『そこに住む理由』がないと、みなさんの検討に入って来ませんでした。結果、駅からの距離が近く、立地の良い物件に人気が集まってきたと思います。ところが今、テレワークや自宅学習の時間が増え、物件を探すときの条件の中で通勤・通学に必要な『アクセス利便性』の優先順位が下がってきているように感じます。

実際に4月以降、湘南でしばらく空室になっていた一戸建て賃貸の数棟が満室になった話を聞きました。これまでこの物件に入居する人はサーファーや自営業など仕事に融通がきく人が多かったようですが、今回新たに入居した人のなかには会社勤めのファミリーもいたそうです。本当は海の近くに住みたいと思っていながら職場へのアクセスを重視して都心に住んでいた人たちが、テレワークが可能になって一気に動いたわけです」(永井さん、以下同)

海沿いの一戸建賃貸の入居率が上がるなど、テレワークによって場所に縛られない働き方が可能になり「本当に住みたい」場所を選ぶ人が増えている(写真/PIXTA)

海沿いの一戸建賃貸の入居率が上がるなど、テレワークによって場所に縛られない働き方が可能になり「本当に住みたい」場所を選ぶ人が増えている(写真/PIXTA)

これまで賃貸物件で重視されてきた条件の優先順位づけが変わる一方で、海に近い一戸建て賃貸住宅の例をはじめ、住む人の志向に応じていっそう「ニーズの多様化」が進んでいると言えそうですね。

「何が起こるか分からない」なかで「住む場所を選べる」強み

このように新型コロナの影響を経て、人びとの働き方や住まいに求めるものが変わっているのを感じます。ここ数年注目を集めている賃貸物件の傾向と、それらのコロナ禍を受けての影響、さらに今後どのように変化していくのかを伺ってみました。

「まず1つ目として多拠点居住をする人たちは間違いなく増えるでしょう。例えば、ここ数年のうちには、10世帯のうち2~3世帯はいろいろなところに拠点を確保して、1つの物件には1年のうち数カ月しか居住していないという状況になるかもしれません。そんなスタイルに応じたサブスク的な(一定期間、一定額で利用できるような)住み方ができるサービスがどんどん出てきています」

サブスク、多拠点といえば、ここ1~2年、定額住み放題型の多拠点居住サービスが注目を集めています。多拠点居住のスタイルは移動を前提としているので、かなりのコロナの影響が出たのではと思われますが……。

「定額住み放題サービスを提供している『ADDress(アドレス)』の代表・佐別当(さべっとう)隆志さんや『HafH(ハフ)』の代表・大瀬良亮さんのお話を聞くと、やはり拠点によって利用頻度が下がるなどの影響があったようです。けれども、近年の災害の多発、世界規模のコロナ感染など『何が起こるか分からない』世の中になりつつあるなかで、住む場所が複数ある状態は自分の生活を守る『防御策』にもなりうるといいます」

全国の空き家を活用した定額住み放題サービスを提供する「ADDress」。それぞれの地域の自然やコミュニケーションを楽しむなど、利用目的はさまざま(写真提供/ADDress)

全国の空き家を活用した定額住み放題サービスを提供する「ADDress」。それぞれの地域の自然やコミュニケーションを楽しむなど、利用目的はさまざま(写真提供/ADDress)

世界に200の拠点をもつ定額制住み放題サービス「HafH」は「出会える、学べる、働ける」がコンセプト。ウィズコロナ時代に合わせて個室のある拠点も増やしている(写真提供/KabuK Style)

世界に200の拠点をもつ定額制住み放題サービス「HafH」は「出会える、学べる、働ける」がコンセプト。ウィズコロナ時代に合わせて個室のある拠点も増やしている(写真提供/KabuK Style)

HafH Goto The Pier(長崎県五島市)の部屋(写真提供/KabuK Style)

HafH Goto The Pier(長崎県五島市)の部屋(写真提供/KabuK Style)

実は筆者も昨年から東京と佐賀の2拠点生活をしていますが、たしかに住まいの選択肢を複数もっていることで心理的な「自由」と「選択できる余裕」を持つことができているように思います。

いざというときに心強い「コミュニティ型賃貸」

また、選べる自由を手に入れたとき、筆者がまず選んだのは親類や友人など「頼れる人」の多い場所でした。賃貸物件を選ぶ際にも、同じようにこの点を重視する人は多そうです。

「非常時にこそ、その重要性を再認識できるのが『コミュニティ』ですよね。これから注目される賃貸物件の2つ目としては、改めて『コミュニティ型賃貸』が支持されていくように思います。

例えば溝ノ口の『キャムスクエア』では、入居契約時に『笑顔特約』を設け、ほかの人とすれ違ったときに笑顔で挨拶を交わすことを約束しています。地域とつながることを大切にし、周辺のお店やイベントなど、さまざまな情報を共有するためにオーナーさんと入居者さんはLINEで繋がっているそうです。挨拶や小さな不具合の相談など、日々のコミュニケーションが生まれることで防犯や非常時の情報共有にも役立ちます」

キャムスクエアでは「笑顔特約」を設けたり、鍵を渡すときにキーホルダーをプレゼントするなど、入居時からコミュニケーションを大切にしている(写真提供/わくわく賃貸)

キャムスクエアでは「笑顔特約」を設けたり、鍵を渡すときにキーホルダーをプレゼントするなど、入居時からコミュニケーションを大切にしている(写真提供/わくわく賃貸)

(写真提供/わくわく賃貸)

(写真提供/わくわく賃貸)

「コミュニティ型賃貸」といえば、ここ十数年で「シェアハウス」も増えました。複数の世帯が同じ空間で過ごすシェアハウスでは「密」を生むことへの懸念などもあったのではないでしょうか。

「はい、コロナ禍で『シェアハウスは大丈夫?』と多くの人に聞かれました。結論からいうと、物件ごとに感染対策をしっかり採られたうえでなら、複数人で暮らすことのリスクよりも共有スペースがあることなどのメリットが上回ったといえます。広い共有スペースはテレワークがしやすく、誰かの気配を感じながら仕事ができますから」

共有スペースを有するシェアハウスは、テレワークにも最適(写真/PIXTA)

共有スペースを有するシェアハウスは、テレワークにも最適(写真/PIXTA)

それぞれの物件がもつ「ストーリー」に共感

たしかに誰かの気配を感じることが落ち着く、という感覚に納得しますし、入居者間のコミュニケーションを大切にしている物件には魅力を感じます。一方で、ひとりで過ごす場所やプライベートな時間を重視する人もいて、ニーズが多様化していることを感じます。個人によって好みや志向が異なるなかで、多くの人の支持や注目を集める物件も出てくるでしょうか?

「これからは“ストーリー”や“住みたい理由”を持つ物件に魅力を感じる人が増えるでしょう。八王子にある『アパートキタノ』は、DIYを前提として住む人が自由にお部屋を変えることができます。この自由さに共感したクリエイティブな人たちが集まり、SNSなどでDIY事例やこの物件の魅力を発信するため、さらに人気が高まっているといいます。

賃貸物件を探すときには、これからの生活をイメージしながらワクワクする物件を探したいですよね。ぜひ“ストーリーのある物件”を見つけていただければと思います」

京王線・北野駅から徒歩15分ほどの場所にある「アパートキタノ」。築26年の趣を感じさせるDIY前の部屋の様子(画像提供/アパートキタノ)

京王線・北野駅から徒歩15分ほどの場所にある「アパートキタノ」。築26年の趣を感じさせるDIY前の部屋の様子(画像提供/アパートキタノ)

「アパートキタノ」に住む沼田汐里さんがDIYしたお部屋。板張りの壁にDIYを施されたインテリアがオシャレ(画像提供/アパートキタノ)

「アパートキタノ」に住む沼田汐里さんがDIYしたお部屋。板張りの壁にDIYを施されたインテリアがオシャレ(画像提供/アパートキタノ)

アクセサリー作家・大坪郁乃さんがDIYして住んでいるお部屋。白とグレーのペンキを混ぜて壁を塗っている(画像提供/アパートキタノ)

アクセサリー作家・大坪郁乃さんがDIYして住んでいるお部屋。白とグレーのペンキを混ぜて壁を塗っている(画像提供/アパートキタノ)

まだまだ手探り、これからも変化しつづける賃貸物件

これまで新しい取り組みを行っている物件やサービスをたくさん紹介いただきましたが、このような時代の流れにあわせて、大手の住宅メーカーも新しい商品開発に着手し始めたようですね。

「大東建託が7月1日からテレワーク対応型の間取りプランを採用した賃貸住宅の販売を開始しました。このように専用部に仕事ができる場所を確保することはもちろん、共用部にワークスペースを併設したり、1階のテナントにコワーキングスペースが入っている物件なども今後増えていくかもしれませんね」

大東建託が7月1日より販売開始した「DK SELECT」ブランドの賃貸住宅(資料/大東建託プレスリリース)

大東建託が7月1日より販売開始した「DK SELECT」ブランドの賃貸住宅(資料/大東建託プレスリリース)

一方で従来のスタイルの賃貸物件においては、大家さんがポストコロナの生活への対応についてまだまだ手探りの状態で、課題も多いと言います。

「例えばテレワークの時間が増えたことで、『インターネット回線の接続が良くない』というクレームが増えたそうです。これまでは入居する人も大家さんも、通信速度や安定性まで強く意識する機会は少なかったのではないでしょうか。物件の仕様もウィズコロナ・ポストコロナの生活スタイルに応じて変わっていくかもしれませんね」

テレワークの機会が増えたことにより、「インターネット接続の安定性」など、これまで意識しなかった点も物件探しのポイントになるかもしれない(写真/PIXTA)

テレワークの機会が増えたことにより、「インターネット接続の安定性」など、これまで意識しなかった点も物件探しのポイントになるかもしれない(写真/PIXTA)

永井さんにお話いただいたように、これからは専用のワークスペースがある物件や地域や入居者間のコミュニティを大切に築く物件、簡単に貸し借りができるような賃貸物件が増えていきそうです。また、距離に縛られなくなれば、住む場所の選択肢も広がります。

自分がどんな暮らしをしたいのか、どんな毎日ならワクワクするのか、もう一度自分の「好きなもの、好きなこと」を見直すことが、ダイレクトに賃貸物件選択につながる――。部屋探しもますます自分らしく楽しむ時代になりつつあるのかもしれませんね。

●取材協力
・全国賃貸住宅新聞
・ADDress
・HafH
・KabuK Style
・キャムスクエア
・アパートキタノ

石巻発。車で地域をつなぐコミュニティ・カーシェアリング【全国に広がるサードコミュニティ6】

買い物や病院など、公共インフラではカバーしきれない住民の移動をサポートするだけでなく、利用を通じて住民同志のつながりを育む「コミュニティ・カーシェアリング」という取り組みがあります。もともとは石巻の仮設住宅に届いた一台の車からはじまりました。連載名:全国に広がるサードコミュニティ
自宅や学校、職場でもなく、はたまた自治会や青年会など地域にもともとある団体でもない。加入も退会もしやすくて、地域のしがらみが比較的少ない「第三のコミュニティ」のありかを、『ローカルメディアのつくりかた』などの著書で知られる編集者の影山裕樹さんが探ります。コミュニティ・カーシェアリングとは?

東日本大震災で約6万台の車が被災した石巻では、被災者の多くが仮設住宅で不便な暮らしを余儀なくされていました。そんななか、全国から寄付された車を活用し、住民の生活を支える仕組みをつくろうと2011年7月に立ち上がったのが「⼀般社団法⼈ ⽇本カーシェアリング協会」です。この団体は主に三つの事業に取り組んでいます。一つが、寄付された車を地域コミュニティに貸し与え、住民同志で管理・運営する「コミュニティ・カーシェアリング」、二つ目が被災地などに無償で車を貸し出す「モビリティ・レジリエンス」、三つ目が困っている地域や人向けのレンタカー、カーリースのサービス「ソーシャル・カーサポート」です。

代表の吉澤武彦さんはもともと関西出身。阪神淡路大震災の経験もあって、当時は関西から多くの人が東北の支援に来ていましたが、吉澤さんもそのうちの一人。被災地のために何かしたいと考え、自宅のある兵庫から石巻に移住してまで、復興支援に尽力していました。

被災地は車が足りなくなる(写真提供/日本カーシェアリング協会)

被災地は車が足りなくなる(写真提供/日本カーシェアリング協会)

「当時、阪神淡路のときに活躍した神戸元気村という団体があって、そこの代表だった山田和尚さん(通称:バウさん)に付いて仕事をしていたんです。そのバウさんから、震災から1カ月ぐらい経ったときに連絡があって『今、避難所にいる人がこれから仮設住宅に移っていく。すると行政の主導で自治会が形成されるはず。そこにカーシェアリングを提案していくようなことをやったらどうや』って提案してくれて。もともと僕自身、そんなに車に詳しかったわけじゃないんですけれど」(吉澤さん)

京都から石巻まで、たった一人で車を運ぶ

実際、被災地では車は至る所で横転し、使い物にならないので被災者の方々はとても困っていました。そこで、車を誰かから提供してもらって、仮設住宅に持って行ったら喜ばれるはず。バウさんに促されつつも、吉澤さん自身、実際の復興支援活動の中で痛感していたことでもありました。

「当時はまだ大阪市内に住んでいたので、自転車で行ける範囲に大企業がいっぱいあった。かたっぱしから電話して秘書の方につないでもらい、社長にこれ、渡してください! って資料を渡すなどの飛び込み営業みたいなことをしました。大概断られるんですけれど、頑張って続けていたらだんだん興味持ってくれる人が増えてきて。5月にようやく京都の企業から一台手に入れることができました」(吉澤さん)

見ず知らずの社長に直談判する方もする方ですが、実際に貸してくれる人が出てくるのも、阪神淡路を経験して助け合いの精神が根付いている関西ならでは、という気がします。しかし、そこからが大変でした。

「もともとペーパードライバーだったんですが、石巻に車を運ばないといけなくて。一人で高速乗って京都から石巻まで運転していくんですよ。生きた心地がしませんでした(笑)。でも、今となればいい思い出です。それで、仮設住宅に車を入れて、掲示板に『この日カーシェアリングやります』ってチラシを貼ったら、いきなり全国放送の生中継番組で取り上げられちゃったんですよ。まだこれからやねん(笑)って思いましたけど」(吉澤さん)

吉澤さん(写真提供/日本カーシェアリング協会)

吉澤さん(写真提供/日本カーシェアリング協会)

自治会形成に寄与したカーシェアリング

ひと通り役所や陸運局、警察には話を通しておいたのですが、メディアに取り上げられたことで「もう一度確認させてくれ」と言われ、7月に届けてから実際に運用を本格的にスタートするまでさらに3カ月かかってしまったそうです。ともあれ、構想から半年、仮設住宅の住民が待ちわびていたカーシェアリングの取り組みが、いよいよ本格的にスタートします。

「仮設住宅の人って抽選で入っているから見ず知らずの人たちなんですよね。だから自己紹介から始めて、鍵をどうしよう、予約はどうしようってルールを決めていった。また、『ゴミみんなでかたし(片付け)に行こうか』とかお茶飲みながら話し合ったりしていた。そのうちに、仲間意識が芽生えるようになったんです」(吉澤さん)

当時、仮設住宅はどこも自治会をつくるのにものすごく苦労していたそうです。見ず知らずの人同士で、高齢者が孤立しがちな仮設住宅の状況。そこにカーシェアの輪が少しずつ広がっていき、ゆるやかなコミュニティを形成していくようになりました。

「石巻には134の仮設住宅が設置されたんだけれど、2011年中に自治会ができたのは10もなかった。でもカーシェアを導入した仮設住宅はスムーズに自治会ができていった。これには役所の人も驚いて、これは一緒にやらなあかんな、ということで、市が『カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター』を設置してくれて、その委託を受けて、僕らがどんどん車を導入していくっていうのを、2012年からやり始めるようになったんです」(吉澤さん)

乗り合いで旅行に行くことも(写真提供/日本カーシェアリング協会)

乗り合いで旅行に行くことも(写真提供/日本カーシェアリング協会)

“おちゃっこ”を通じて交流が活発になる

車を使うには維持費も掛かるし、誰がいつ利用するかをきっちり管理しなければなりません。そこで、コミュニティ・カーシェアリングを導入している地域では、そんな車の運用方針などを話し合う会が定期的に行われています。それが「おちゃっこ」と呼ばれる会です。

「みんなで来月どこ行こうか、とかね。本当に、お茶を飲みながら。するとただの移動支援とかツアーの話し合いの場ではなく、みんなの“居場所”になっていったんです。アンケートを取ったんですけど、高齢の方になればなるほど“居心地がいい”と答える人が多かった」(吉澤さん)

車の利用方法から世間話まで“おちゃっこ”で語らう(写真提供/日本カーシェアリング協会)

車の利用方法から世間話まで“おちゃっこ”で語らう(写真提供/日本カーシェアリング協会)

利便性よりも居心地の良さが重要、というお話にとても感銘を受けました。確かに買い物とか不便なのは困りますけれど、それよりも人と触れ合うことのできる自然な居場所があることが、人々の暮らしにとって欠かせないものなんです。

「しかも、みんな絶対参加しなくちゃいけないっていうルールがない。集まりたい人が集まればいい。でも、ただ世間話をするよりルールを決めるのが好きなおじさんとかがたまに来て、毎月いくら積み立てたほうがいい、となって、ちゃっちゃと決めてくれたりね。本当に参加する目的もさまざまな“サロン”と化しています」(吉澤さん)

地域ごとに運用ルールをカスタマイズ

こうして、コミュニティ・カーシェアリングを導入する仮設住宅が増えていきます。人々が仮設住宅から復興住宅へ移り住むようになってからも、コミュニティ・カーシェアリングを導入する地域はどんどん増えていきました。そこで重要になってくるのは、トラブルなく運用できて、コミュニティ活動の助けにもなるルールの策定です。

「復興住宅ってもう、終の住処になるわけだから、今度は会則などもしっかりつくって、役員もつくってもらって、きちんと運用できるようにしようと。そこで、雛形をつくって、他の地域で導入したい地域がいてもスムーズに行くようにしました。みんなITが得意じゃないのでアナログで運転日誌をつけて、予約は予約係がカレンダーにつけるとか。役割分担するようにしています」(吉澤さん)

現在石巻で10のコミュニティ・カーシェアリングの団体があります。平均年齢75歳。だからアナログなんです(笑)。基本的には地域のサークルなので、吉野町カーシェア会、三ツ股カーシェア会などの名前がついていて、運用ルールもさまざま。チラシをつくることが得意だったり、旅行の企画が得意な人もいます。そうした住民の特性に合わせて、自由にルールと役割を決めていいそうです。ただし、基本的なところは一緒。

「僕らの取り組みは、基本『運送行為ではない』ところがポイントです。ドライバーはボランティアで、料金も基本経費を賄うために積み立てる。事業性がないので許可申請も必要ない。法律面もクリアなので行政も安心して勧められるから、どこでも始められる。実は高齢化とかって被災地だけの問題じゃないんですよね。なので今では九州支部ができるほど、全国にカーシェア団体を広げることができています」(吉澤さん)

地域での新しい生きがいを見出すドライバーたち

カーシェア団体はどこもご高齢の方は多いですが、なかには比較的若いメンバーもいます。例えば、会社を定年退職した60代くらいの若手のメンバーは積極的にドライバー役を引き受けます。吉澤さんはこんなエピソードを教えてくれました。

「通院のお手伝いをしているうちに、みなさんがとても喜んでくれるので、生きがいになったというドライバーもいます。運転中、黙っててもいいんです。ただ話を聞いてくれるだけで、お年寄りは『あの人優しいな』と感じるので、どんどん人気になって、最終的に自治会長まで上り詰めた方が3人いるからね(笑)」(吉澤さん)

参加しないと怒られたり、地域のしがらみに縛られてしまうのが嫌で、定年退職後も自治会に入らず、地域で孤立する方も多いと思います。このように、カーシェアを通じて他世代が関わり合い、“おちゃっこ”で親睦を深め、自然とコミュニティに溶け込める場があるのって素敵じゃないですか? まさにコミュニティ・カーシェアリングは、自治会という既存の地域団体のあり方を補完しつつ、漏れてしまう住人を救い上げる“サードコミュニティ”になっているなと感じました。

全国の被災地に車を届ける架け橋ドライバー(写真提供/日本カーシェアリング協会)

全国の被災地に車を届ける架け橋ドライバー(写真提供/日本カーシェアリング協会)

また、日本カーシェアリング協会は他にも、被災地などに無償で車を貸し出す「モビリティ・レジリエンス」という事業を行っています。東北の震災以降も日本各地で起きた災害に際して、寄付してもらった車を被災地に届けるという活動です。ここでも、有志のドライバーが活躍します。

「車を寄付することはできるけれど、被災地まで運ぶのが難しいという方が多いんです。そこで、僕らは“架け橋ドライバー”というボランティアを募って、現地まで届けてもらっています。本当に全国から、長い距離を運んでくれる人がやってきてくれるので助かります」(吉澤さん)

地域の困っている人を助けるソーシャル・カーリース

全国の被災地に車を届けると、本当に喜ばれます。ただ、あくまで一時の対症療法的な支援なので、もっと継続的に、それぞれの地域のニーズに合った継続的な寄付車を活用したサービスを定着したいと吉澤さんたちは考えており、それが第三の事業である「ソーシャル・カーサポート」です。

「車は生活や活動の必需品になっている場合が多いのですが、維持のためにお金がかかります。そこで車を安く貸し出す仕組みをつくることで困っている人を助けたり、地域の応援になることを見つけて実践しています。例えば自立支援センターと連携して生活困窮者に車を一定期間格安で貸出すことで生活の再建に役立てて頂いたり、普通のレンタカー会社では採算面で営業しにくい離島でレンタカーを借りられる環境を島民と協力してつくったりもします」(吉澤さん)

災害時返却カーリースの被災地支援イメージ(写真提供/日本カーシェアリング協会)

災害時返却カーリースの被災地支援イメージ(写真提供/日本カーシェアリング協会)

他にも石巻の被害の大きかった半島沿岸部のお店で買い物をすると、一部キャッシュバックされるレンタカーサービスや、大川小学校や門脇小学校などの震災遺構にレンタカーを借りて行って、震災のことを学んでくれれば3割引になります、などのユニークな取り組みも行っています。地域振興、震災伝承、生活困窮者支援など、吉澤さんたちが何かしら意味のあると感じる取り組みならば積極的に寄付車を活用した支援をしていきたいとのことです。

「結局、どの事業も寄付車を活用して支え合いの仕組みをつくる点で一貫しています。あと、僕らは“石巻発”というのを重視していて。僕らのスタッフも地元出身が多いです。車も全部貰い物で、いろんな支援を受けて生まれた仕組みを、今度は支援してくれた地域に返したい。支援を受けるのではなく支援する側になって始めて、本当の復興なんじゃないか。僕らにとって、復興とは恩返し。それをこれからもっと実現していきたいです」(吉澤さん)

ちなみに、吉澤さんにコロナ後の状況はどうですか? と聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。

「コミュニティ・カーシェアリングを導入している地域は基本、みなさん自粛していますが、高齢の方が心配だからと電話をかけたり、手芸が得意な方は手づくりのマスクを他の会員に配ったりと、もともと培われてきたつながりが活かされているエピソードを聞くと、本当にこれまでやってきたことが実現されているなと感じます。僕らがこのコミュニティ・カーシェアリングを始めたのも、支え合う地域をつくるのが目的であって、ただ車を動かしたいわけではなかったんですよね」(吉澤さん)

沖縄の模合についての記事でも感じましたが、目に見えないつながりが、困ったときの助けになるんだなと本当に感じます。日本カーシェアリング協会の取り組みは、決して被災地だけで役に立つものではありません。車がそれほど必要でなかったとしても、あると意外に便利だったりしますし、なにより、これまでなかった思いもよらない“つながり”を育むことができるかもしれません。ぜひとも興味のある方は導入を検討してみてはいかがでしょうか?

●取材協力
・日本カーシェアリング協会
・令和2年7月豪雨災害 日本カーシェアリング協会緊急支援 総合ページ

ツタで覆われた-足場板の部屋-

所在地:武蔵野市吉祥寺本町
10万6,000円 / 40平米
中央線・井の頭線「吉祥寺」駅 徒歩10分

異常なくらいツタで覆われた建物。1階にあるギャラリーも、エントランスや廊下の雰囲気も趣がある。



外観でもグッと惹きつけられるが、室内もいい雰囲気。10.5畳のゆったりとした居室は足場板が敷かれラフな質感。南向きの窓が2面で、日当たりも眺望もよい。



どこかレトロな雰囲気が残って ... 続き>>>.
Posted in 未分類

広い庭に緑を添えて

所在地:世田谷区上用賀
17万8,000円 / 59.5平米
東急田園都市線「用賀」駅 徒歩9分

おそらく知名度は低いのですが、かっこいいんですよこのマンション。



物件は2015年にリノベーションされた部屋。無垢の床に白い壁紙と、クセのない上質なシンプル。



広い庭とバルコニーがついてくるのもうれしいポイントです。植物を育てたりテーブルやイスを置いたり、どう使おうか考えるだ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

お気に入りをつめ込んで

所在地:豊島区南長崎
8万5,000円 / 30.6平米
西武池袋線「椎名町」駅 徒歩6分

レトロな渋いマンションの4階に、なんともギャップのある、すっきりとナチュラルな印象の部屋が潜んでいました。おまけに、ふたつの部屋のどちらからも、きちんと空の見える眺望が楽しめます。



内装は、床の無垢フローリングがさらさらと足に心地よく、壁は天井もマットなペンキ塗りの仕上げでシン ... 続き>>>.
Posted in 未分類

スカイツリーを見上げる、元工場

所在地:墨田区向島
22万円(税込) / 79平米
東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー」駅 徒歩3分

車の整備工場が入っていたレトロな建物の一角。



スカイツリーが近いのは、写真でご確認いただける通り。今年オープンした「東京ミズマチ」(浅草駅〜とうきょうスカイツリー駅間の高架下を活用した商業施設)もすぐ近く。もともとは工場が多いエリアでしたが、近年お店が増え、人の流れも変わり、ポ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ほっこり暮らす、白い戸建て

所在地:練馬区西大泉
14万円 / 72.06平米
西武池袋線「保谷」駅 徒歩20分

のんびりとした環境で子どもや犬と暮らす生活を楽しみたい方、こんな家はどうでしょうか?白いキューブ型の外観が目をひく、かわいらしい戸建てです。



在宅での仕事が多くなった方にもよさそうです。間取りはゆとりある広さの2LDK。大きなウッドバルコニーと広めの駐車場がついています。



ウ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

堂々たる風格

所在地:中央区八丁堀
13万~17万円(税込) / 57.2~60平米
日比谷線「八丁堀」駅 徒歩3分

交差点の角地に威風堂々と立つ、築60年以上のレトロビル。



窓のサッシ、型ガラス、床のタイルなどのポテンシャルを生かし、1階以外の4フロアをリノベーション中です。



2、3、4階は約3m程の天井高。写真は全てリノベーション工事中のものですが、壁、天井などは全て白で塗装するため、工 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

公園のような部屋

所在地:座間市相武台
7万4,000円 / 41.92平米
小田急小田原線「相武台前」駅 徒歩5分

写真の通り、開放的な空間が印象的な物件で、窓の外には空が広がり、外を満喫できるバルコニーが付いています。



今回ご紹介の住戸はメゾネットタイプ(1階・2階)です。1階がLDKと水回り、2階にベッドルームになっています。



1階の床が一部下がっていて視線の位置が下がるので、空間が広 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

+700mmを楽しむ

所在地:杉並区久我山
13万円 / 40.15平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩2分

特徴は、天高の1/3ぐらいある小上がり。



といっても、その高さはテーブル等と同じ700mm。それがキッチンの流しやコンロ、PCの作業等をする机、ベッドスペース、脱衣所の床にもなっています。



間取り図だけではどうなっているかわかりませんでしたが、現地を見て合点がいきました。で、 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

テレワークしやすいのはどんな書斎?ウィズコロナ時代の快適なワークスペースのつくり方

衛生意識の高まり、巣ごもり生活の長期化、テレワークの普及など、新型コロナウイルスが住環境に与えた影響は大きい。そこで今回は、注文住宅からリノベーションまで幅広く手掛けるLOHAS studio(株式会社OKUTA)チーフインテリアデザイナーの小山祐理子さんと、オフィス家具メーカー・株式会社オカムラ ワークデザイン研究所第二リサーチセンター所長の上西基弘さん、それぞれ家づくりとオフィスづくりのプロに、これからの時代に合う快適なワークスペースづくりのヒントを教えてもらった。
コロナ後、リノベーションで人気なのはワークスペース

緊急事態宣言が解除されても、「新しい生活様式」として根付いたマスクの着用や手洗い・うがいの徹底、そして在宅ワーク。新型コロナウイルス感染が広がる前後でのお客さんからの問い合わせ内容の変化について、LOHAS studioの小山さんに尋ねたところ、家に求めるものが変わったのを実感しているという。

お客さんからの要望で、一番多いというのが書斎・ワークスペースだ。テレワークを推奨する企業が増え、在宅勤務の比率が高まったことで、急速にニーズが高まっている。新型コロナウイルスが流行する前は、リビングの一角にワークスペースを設けることが多かったが、オンライン会議の機会が増えたため、音の問題から個室が注目されるように。

「“リビングを広く、個室を狭く”という、間取りのトレンドは変わらないと思います。ただ個室のひとつを書斎として使う場合も想定して、今後は個室の数を必要とする人が増えていくのではないでしょうか」(小山さん)

リビングの一角(写真左奥)に設けたワークスペースは開放感があり、家族みんなで利用しやすい(画像提供/LOHAS studio)

リビングの一角(写真左奥)に設けたワークスペースは開放感があり、家族みんなで利用しやすい(画像提供/LOHAS studio)

オンライン会議が主流になり、ワークスペースも“見せ方”がポイントに

書斎・ワークスペース自体に求められる機能にも変化があるという。パソコンで作業するスペースや書庫などの従来の機能に加え、オンライン会議を行うにあたって、音漏れしない個室であること。そして背景と明かりが重視されるようになった。

壁は一面を板張りやアクセントクロスにすることで、カメラ写りの見栄えを良く。もしくはバーチャル背景にしやすいプレーンな壁にしたり、ロールスクリーンを設置したりと、お客さんの好みに合わせて提案しているという。明かりも、作業面というよりもオンライン会議などで映る際のことを重視。光の入り方や照明位置で相手からの見え方が大きく異なるからだ。

デスクの背面は扉だが、PCの角度を調整すれば左一面の白い壁を背景として利用できる(画像提供/LOHAS studio)

デスクの背面は扉だが、PCの角度を調整すれば左一面の白い壁を背景として利用できる(画像提供/LOHAS studio)

現在、自宅でオンラインセミナーを行っている小山さん。自宅のフリースペースをアレンジし、セミナー用に家具レイアウトを変えたそうだ。「試行錯誤を重ねた結果、南から光の入る窓に向かってデスクを配置すると、人への光の当たり方がよく、おすすめです。また、背景が壁である方が逆光にならず余計な物が写り込みません」(小山さん)

自宅に書斎やフリースペースがない場合は、日中は使用しない寝室の一角を利用するといいそう。壁を背後にしてデスクを置くと、音と見せ方に配慮された簡易的な書斎に。互いに音を気にしなくていいようになり、家族みんなが快適に過ごすことができるだろう。

LDKと引き戸(右手前)で区切られた個室の書斎。引き戸を開けると家族とのつながりを感じられ、テレビ会議などの際には扉を閉めて音対策ができて便利と好評だそう(画像提供/LOHAS studio)

LDKと引き戸(右手前)で区切られた個室の書斎。引き戸を開けると家族とのつながりを感じられ、テレビ会議などの際には扉を閉めて音対策ができて便利と好評だそう(画像提供/LOHAS studio)

家に点在するリラックス要素が集中につながる

続いては、株式会社オカムラのワークデザイン研究所が行った調査を基に、快適なワークプレイスづくりのヒントを探っていこう。

「オフィスを前提としたデータではありますが、集中作業を始めようとするときに好ましい環境について調査しました。その結果、図書館のように静かで周りの人も集中作業をしていて、自習コーナーのようにほどよくパネルに囲まれている環境を好むと回答した人の割合が高かったです」と上西さん。ただ、こちらはひとつの側面で、カフェのようにある程度音があったり、囲いがない方がよかったりと、集中に入りやすい環境は、好みが分かれるという。

また、集中作業に入る際の促進要因として「靴が脱げる環境」を挙げた人が一番多く、「窓から見える外の景色」が続く。お気に入りのBGMが流れていることや、飲食ができることもポイントとして多く挙げられ、「集中のしやすさを尋ねた結果だが、リラックスできる環境とつながっている」と上西さんは分析。これら集中作業に入る際の促進要素が自宅にはある。

集中作業に関する調査の結果(出典/「オフィスと人のよい関係」岡村製作所(株式会社オカムラ)、日経BP社、2007年)

集中作業に関する調査の結果(出典/「オフィスと人のよい関係」岡村製作所(株式会社オカムラ)、日経BP社、2007年)

自宅に書斎・ワークスペースをつくる際は、窓があり、光の変化を感じられる環境だと集中につながるという。照度や室温などは、厚生労働省がまとめた「自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備のポイント」も参考になると教えてくれた。

「ABW」を家にも応用すると仕事の効率アップに

自宅に書斎・ワークスペースがなく、リビングなどで仕事をする人が半数という調査もある。そこで、「オフィスづくりで注目されている“ABW”を自宅に取り入れるのも解決策です」と上西さん。

「ABW」はActivity Based Workingの略で、これから行う作業内容に合わせて場所を選択する働き方。希望した好みの場所を選ぶことでモチベーションが上がり、集中して効率的な仕事につながるという。

「ダイニングテーブルや机など1カ所にとどまらず、作業や気分に合わせて、窓際やソファなどに移動しながら働くと、オフィスと同様に有効だと思います。在宅ワークの問題として音が挙げられますが、その対処法として、生活音や同空間にいる人から離れることができる場所を予め探しておくと、オンライン会議や電話の際にも不便がないでしょう」(上西さん)

集中作業に入る際の促進要因があり、空間のにぎわいから離れるため、オフィスづくりの際は窓面に集中するためのスペースを設計することが多いそう。自宅という限られた空間でも、窓の近くにも机を置くなど作業できる環境を整えると、選択肢が広がりそうだ。仕事の内容に合わせて働く場所を選ぶABW。自宅でも取り入れてみると、より一層効率的に仕事ができるかもしれない。

仕事とプライベートのものを分けてON・OFFの切り替えに

在宅ワークでは、ONとOFFの切り替えが難しいという調査結果が出ている。仕事とプライベートとのON・OFFだけでなく、仕事中のON・OFFも大切になる。会社ではコピーのために歩いたり、周りから話しかけられたりして、作業を一旦中断できるが自宅ではそのきっかけが少ない。

「アラームやタイマーを使って、仕事の合間に軽く体を動かすアクティブレストの時間を設けたり、30分~1時間に一度立つなど姿勢を変えたりするといいですよ。テレビやラジオで放送されている体操を日課にしている方もいらっしゃいますね」と上西さん。

上西さんに在宅ワークで工夫した点を尋ねたところ、仕事の荷物を片付ける場所をつくったという。「仕事のものとプライベートのものを分けることでON・OFFの切り替えになります。仕事のものを仕舞えるワゴンや棚を設けるのがおすすめです」(上西さん)

カバンや筆記用具をまとめられ持ち運びに便利なオープンワゴン「Lives Wagon ライブス ワゴン」(画像提供/株式会社オカムラ)

カバンや筆記用具をまとめられ持ち運びに便利なオープンワゴン「Lives Wagon ライブス ワゴン」(画像提供/株式会社オカムラ)

さらに在宅ワークでの問題として、ダイニングチェアなど長時間座るのに不向きな椅子で作業するため、腰を痛めている人も多いと耳にする。その解決策を伺ったところ、座面の高さや背もたれの角度を調節できるなど、人間工学に配慮した椅子を選ぶとともに、好ましい着座姿勢を意識することが大切だという。

「パソコン作業中は前傾姿勢になりがちです。座ったときに後頭部と背中、骨盤、かかとが、壁に接するように立ったときと同じようなS字形カーブを保ち、足の裏が床に着いて、膝下が床と垂直になっている姿勢が好ましいので、椅子には深く座り、足置きを置くなどして姿勢を調整するといいでしょう」と上西さん。クッションで椅子の座面の高さや腰まわりのサポートをする、パソコン画面が見やすいように高さや角度を台などによって調整する、姿勢が崩れてきたと感じたら一度立ち上がって座りなおしたりするのも有効だという。

働く環境をそれぞれの機能性・嗜好性に合わせてパーソナライズすることが、仕事の効率性やモチベーションを上げるために有効だという研究結果もあるそう。資料を広げる際には大きなテーブルを使ったり、手が届く範囲にスツールなどを置いたりと、家具やアイテムを取り入れて、作業しやすいように空間をパーソナライズしてみよう。

天板の高さを変えられ、立ち姿勢でもデスクワークが可能になる「VICINOヴィチーノ」(画像提供/株式会社オカムラ)

天板の高さを変えられ、立ち姿勢でもデスクワークが可能になる「VICINOヴィチーノ」(画像提供/株式会社オカムラ)

テレワークの普及から、これから新築やリノベーションをするのであれば、書斎・ワークスペースを設けることが欠かせなくなりそうだ。現在の自宅内でも機能を切り分けて、机の向きを変えたり、ツールを使ったりすれば仕事をしやすい環境になる。本記事を参考に、自分が集中しやすいよう空間をアレンジしてみてはいかがだろうか。

●取材協力
・株式会社OKUTA
・株式会社オカムラ

茅ヶ崎、潮風に誘われて

所在地:神奈川県茅ヶ崎市中海岸
7万8,000円 / 52.78平米
東海道線「茅ヶ崎」駅 徒歩12分

家にいる時間が多くなったこの頃。自分にとって本当に心地よい生活とは何かを考えている方も多いのではないでしょうか。この機会をチャンスととらえて、湘南暮らしを始めてみませんか?



自然を感じられる公園や海の近くに住みたい、散歩が楽しいまちに住みたい、日当たりや窓からの景色がいい部屋に ... 続き>>>.
Posted in 未分類

コンパクトに暮らす働く

所在地:渋谷区千駄ヶ谷
21万5,000円 / 32.92平米
山手線「原宿」駅 徒歩6分

新築マンションの一室をご紹介。外観は直線的なデザインのコンクリート打ちっ放し。2020年4月に完成したばかりで、1・2階には店舗・事務所が入居予定です。



ご紹介の部屋は約13.5畳のL字ワンルーム。キッチン側のスペースをダイニング、北側のスペースにベッドを置いて、棚などで空間を ... 続き>>>.
Posted in 未分類

赤坂の上質空間

所在地:港区赤坂
5,098万円(税込) / 48.67平米
千代田線「乃木坂」駅 徒歩4分

「Pacific Furniture Service」がデザインを担当したレトロなマンションのご紹介です。タイル張りの重厚感ある建物の一室を2020年6月にフルリノベーション。



ヴィンテージ家具のような木と清潔感のあるニュートラルな色合いで統一された落ち着きのある空間です。上質 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

浮かぶように住む働く

所在地:世田谷区北沢
24万円 / 66.21平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩4分

ふたつの大きなガラス窓に囲まれたリビングダイニング。これでもかと、ぜいたくに光が入ります。まるで空中に浮かぶかのような開放感。ここで住みながら働きたい!



進化を続ける下北沢駅から、商店街をまっすぐ抜けること約5分。古着屋や飲食店からほど近く、住宅街にさしかかる道に、緑とレンガが ... 続き>>>.
Posted in 未分類

下北のビビッドな姉妹

所在地:世田谷区北沢
16万~18万円 / 38~45.18平米
小田急線・井の頭線「下北沢」駅 徒歩4分

ビビッドカラーの壁が気分を上げてくれる、カラフルな部屋。賃貸住宅ではなかなか出会えないこの思い切りの良い色使い、好きです。



進化を続ける下北沢駅から、商店街をまっすぐ抜けること約5分。古着屋や飲食店からほど近く、住宅街にさしかかる道に、緑とレンガが特徴的な建物が立っています。

... 続き>>>.
Posted in 未分類

神保町でこぢんまり

所在地:千代田区西神田
11万円(税込) / 26.04平米
半蔵門線・都営新宿線・都営三田線「神保町」駅 徒歩4分

赤茶色のタイル張りがシブいビルの4階にある、シンプルにリノベーションされたオフィス。



内装はえんじ色に塗られた壁が印象的で、打ち放しコンクリートの天井は2.7mと高め。おかげでコンパクトな部屋でも窮屈に感じません。



窓は曇りガラスのため可視性はないのですが、向かいのビルの視線 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

崖の上のモダンメゾネット

所在地:横浜市中区山手町
55万円 / 123.14平米
みなとみらい線「元町・中華街」駅 徒歩23分

横浜の山手。憧れの場所です。



この場所は開港当時、居留外国人たちから「Bluff(ブラフ)=切り立った崖」と呼ばれていたそうです。今でもいくつかの洋館やマンションには「Bluff」という文字が付いていたりします。



こちらのマンションはまさにBluffという文字がぴったりで、見 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

JR中央線・快速停車24駅の家賃相場が安い駅ランキング 2020年版

「SUUMO住みたい街ランキング2020 関東版」の「住みたい沿線ランキング」で4位に入った、通称JR中央線。長野を通り愛知まで続く東西に長い中央本線のうち、東京都内は東京駅から高尾駅までの32駅。そのうち、「快速」が停車する24駅を今回は調査した。ワンルーム・1K・1DKの物件を対象にした、最新の家賃相場ランキングを発表! 人気路線沿いの街の特徴を紹介する。●JR中央線・快速停車24駅の家賃相場が安い駅ランキング
順位/駅名/家賃相場/駅の所在地
1位 西八王子 4.60万円(八王子市)
2位 高尾 4.85万円(八王子市)
3位 日野 5.50万円(野市)
4位 国立 5.60万円(国立市)
4位 西国分寺 5.60万円(国分寺市)
6位 八王子 6.10万円(八王子市)
6位 国分寺 6.10万円(国分寺市) 
6位 東小金井 6.10万円(小金井市)
9位 武蔵小金井 6.30万円(小金井市)
9位 豊田 6.30万円(日野市)
11位 武蔵境 6.80万円(武蔵野市)
12位 立川 7.10万円(立川市)
13位 三鷹 7.30万円(三鷹市)
14位 西荻窪 7.50万円(杉並区)
15位 吉祥寺 7.60万円(武蔵野市)
15位 阿佐ヶ谷 7.60万円(杉並区)
17位 荻窪 7.80万円(杉並区)
17位 高円寺 7.80万円(杉並区)
19位 中野 8.10万円(中野区)
20位 東京 11.58万円(千代田区)
21位 神田 11.80万円(千代田区)
22位 御茶ノ水 11.90万円(千代田区)
23位 新宿 12.15万円(新宿区)
24位 四ツ谷 12.50万円(新宿区)

製造業が盛んでありながら自然も豊か、家庭を持っても住み続けたい街

ランキング1位と2位は、ともに八王子市に所在する西八王子駅と高尾駅。高尾駅は通勤特快、西八王子駅は中央特快も利用できる。八王子市は、人口約56万人。東京都の市部では最大で、同市を中心とする広域多摩地域は、工業出荷額がシリコンバレーの2倍といわれ、製造業が盛ん。大手企業の研究所や大学などの研究機関も多い一方、人気観光地の高尾山に知られるように自然が豊かに残る。また地盤の強固な地域でもある。付近に勤務するビジネスパーソンにとって豊かな環境は、家庭を持ってもそのまま住み続けたい場所ともいえそうだ。

高尾駅(写真/PIXTA)

高尾駅(写真/PIXTA)

6位の八王子駅は、そんな八王子市のターミナル駅。JR八高線や、神奈川県方面へ向かうJR横浜線・根岸線のほか、八王子駅から徒歩約5分のところには京王線の京王八王子駅があり、こちらも利用できる。

駅前は南口に直結する「八王子オーパ」などの商業施設が充実している。また駅に隣接した東京都立産業技術研究センター八王子支所跡地では、再開発が進行中。産業交流拠点が2021年に完成予定だ。街並みが美しくなるとともに、地域の企業の取り組みに身近に触れることで、自分の住む街への愛着が増すかもしれない。

始発設定で座って通える! 公私ともに充実の生活を豊田駅北口(写真/PIXTA)

豊田駅北口(写真/PIXTA)

同率9位の豊田駅は、東京方面への始発になる列車がある。通勤や通学時の混雑する時間帯でも座って通うことができるのは大きな利点だろう。駅近くにはスターバックスやスポーツジムなども入っている商業施設「イオンモール多摩平の森」などがあり、日常の買い物にも便利だ。

駅が所在する日野市に本社をおくGEヘルスケア・ジャパンなど周辺には大きな企業も多い。一方で、多摩川などの自然も多く、落ち着いた雰囲気の街でもある。市と教育協会が運営する「ひの社会教育センター」では、子どもだけでなく大人も、そんな自然環境を存分に満喫できる野外体験活動なども行っている。公私ともに充実した生活を過ごせる地域なのかもしれない。

住みたい街ランキング常連がずらり。市民が温かみを感じられる街

13位以下は、「住みたい街ランキング」上位常連の街が並ぶ。その13位にランキングしている三鷹駅は、駅の南口は三鷹市、北口側は武蔵野市と自治体が異なっているユニークな立地。JR総武線や東京メトロ東西線も始発として乗り入れており、交通アクセスの良さは抜群。熱狂的ファンの多いスタジオジブリの「三鷹の森ジブリ美術館」が有名だ。

駅前の中央通りでは、夏の阿波おどりなどの大規模企画や、歩行者天国や手づくり品を売る「M-マルシェ」など、市民が温かみを感じることができるイベントが定期的に開かれている。一方、自然が豊かで街並みも閑静な雰囲気。周辺には、農業を営む人も多く、新鮮な野菜がお手ごろに手に入る直売所を見かけることも。暮らしにこだわる層にとっては、きっとその期待を裏切らない街だろう。
17位の高円寺は、特に若者からの人気も高い街。個性的な店構えや品ぞろえの古着屋の充実ぶりは有名だ。また、おしゃれな飲食店やライブハウスなどが非常に多く、デートや散策として遊びにくる街としても親しまれている。

高円寺純情商店街(写真/PIXTA)

高円寺純情商店街(写真/PIXTA)

そんな普段使いではない“尖った”お店が目立つと、住むのはいかがなものか、と思いがちだが、高円寺は昔ながらの情緒が残る商店街が充実した街でもある。戦前からある「高円寺純情商店街」や、南口から直結するアーケード街「パル商店街」、古着屋が並ぶ「ルック商店街」などのほかにも、ディープな店の連なりがあちこちにある。また、安売りの小売店やスーパーも充実しており、日常の買い物にはむしろお得、という面もある。

中央線沿線はいずれも個性的な街ぞろい。どこに住んでも楽しい日々を送れそうだが、だからこそ、自分が住居を決める際になにを重視しているのかが、より明確になりそうだ。自分が生活の上で求めているものが何か。中央線の駅にあてはめてみると、それが見つかるかもしれない。

●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている中央線沿線の快速停車駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(住戸名寄せあり、定期借家を除く)
【データ抽出期間】2020/2~2020/4
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載しています

引き継ぎ手、求ム!

所在地:世田谷区池尻
30万8,000円(税込) / 86.76平米
東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩5分

この内装を、そのまま引き継いでもらえる方を探しています!



以前は天井が張られ、タイルカーペットのいわゆる普通のオフィス内装だったこの場所を、グループサイト「toolbox」が手がける「skeleton&tools」により改装し、生まれ変わったのが2017年。



**LINK|h ... 続き>>>.
Posted in 未分類

森の中の集合住宅

所在地:品川区小山台
4,549万~7,080万円(税込) / 44.25~73.59平米
東急目黒線「武蔵小山」駅 徒歩8分

一棟まるごとリノベーションされた、林試の森公園に隣接する長屋形式の集合住宅。窓に迫り来るような緑が、まるで森の中で生活しているかのような気分にしてくれます。



地階と1階、2階と3階(ルーフバルコニー付き)のメゾネット28戸からなるこの建物。今回は、そのうち8区画のご紹介です。

... 続き>>>.
Posted in 未分類

プチレベル差ワンルーム

所在地:横浜市港北区錦が丘
8万9,000円 / 30.07平米
東急東横線・横浜線「菊名」駅 徒歩6分

人気の東横線沿線で、駅から程近いワンルーム。室内は白が基調で、壁・天井の打ち放しがアクセントとして効いています。



玄関から通路を抜けて奥のスペースに向かう途中に、数段の階段があります。フラットな空間もいいんですが、個人的には単調でないレベル差のある空間が好きです。



奥のスペー ... 続き>>>.
Posted in 未分類

「物件は水害ハザードマップのここです。」不動産取引の際に不動産会社による説明を義務化

2020年の梅雨が長引き、7月下旬の4連休にも本州に梅雨前線が停滞した。大規模な水害リスクのある大雨への警戒が長く続いているが、土地や住宅の売買・賃貸の際に、不動産会社が水害ハザードマップについて説明することが義務化されることになった。詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
不動産取引時において、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地の説明を義務化/国土交通省2020年8月28日から契約の際に水害リスクの説明を義務化

国土交通省は、不動産の取引時に、水害ハザードマップを活用して取引対象の所在地を事前に説明することを義務付ける法改正をする。施行日は8月28日。

2019年の梅雨時に九州地方で局地的な大雨による大規模な水害が発生したことを受け、国土交通省は同年7月下旬に、不動産の業界団体に対して、不動産取引時にハザードマップによる水害リスクの説明を行うように依頼をしていた。2020年1月には赤羽大臣が衆議院予算委員会で、この件を義務化する方向でいると示していた。

それを受けた今回の法改正では、「宅地建物取引業者(以下、宅建業者)に対し、水防法に基づき作成された水害(洪水・内水※・高潮)ハザードマップを提示し、対象物件の概ねの位置を示す」ことを義務付ける。
※内水…公共の水域等に雨水を排水できないことによる出水。法律の条文上の用語は「雨水出水」

水防法は2015年に改正され、従来の洪水による浸水想定区域を“想定しうる最大規模”の洪水に拡大すること、内水・高潮についても“想定しうる最大規模”の浸水想定区域を作成することなどが定められた。自治体は住民に対して、ハザードマップなどでこれを周知する必要がある。ハザードマップは、自治体が印刷物を配布したりホームページで掲載したりして、それぞれ公表している。

この水害(洪水・内水・高潮)に関するハザードマップ上で、取引をする対象物件がどこにあるかを示すことが、宅建業者に求められるようになる。ただし、自治体が水害に関するハザードマップを作成していなかったり、公表していなかったりした場合は、提示すべき水害ハザードマップがないことを説明すればよいことになっている。

宅建業者が不動産取引時に説明を義務化される「重要事項説明」とは?

宅地建物取引業法では、宅建業者は不動産の売買契約を締結するまでの間に、購入予定者に対して購入物件にかかわる重要事項の説明をしなければならないと定めている。これが「重要事項説明」といわれるものだ。賃貸借契約の場合も、仲介する不動産会社を通して住まいを借りる場合(貸主である不動産会社と直接契約する場合は除外)は、入居者に対して重要事項説明を行う必要がある。

災害リスクの有無は、契約を結ぶかどうかの判断に大きく影響する。そのため、これまで重要事項として説明する項目を増やしてきた経緯がある。災害関連でいえば、対象となる宅地建物が、「土砂災害警戒区域内か否か」、「津波災害警戒区域内か否か」については説明する項目と定められている。ということは、8月28日以降に契約を結ぶ場合は、重要事項説明として、書面により土砂災害、津波災害、水害(洪水・内水・高潮)の危険性の高い区域内に対象物件があるかどうかの説明がなされることになる。

また、ハザードマップには避難所などの情報も掲載していることから、国土交通省は宅建業者に対して、説明の際に避難所についても場所を示すことが望ましいとし、たとえ想定区域内に対象物件が位置していないとしても、それで災害リスクがないと誤認することのないように配慮することも求めている。

検討段階で自らハザードマップを活用しよう

大きな災害リスクについて契約前に説明がされるからといって、決して安心してはいけない。理由は、契約直前では遅いからだ。

重要事項説明が契約前に行われるとはいえ、そのタイミングは契約直前であることが多い。その場合は、契約をするか止めるかの2択しかない。検討を始めたころに情報を把握しておけば、新築住宅であれば、売主や施工会社に災害リスクを軽減する対策を施すように要求する選択肢もある。中古住宅であれば、リスク軽減の対策費用として売買価格を減額してもらうよう交渉する選択肢もある。つまり、早く情報を把握していれば、「リスクはあるけど希望条件にぴったりなので、リスクが軽減されるなら契約したい」とか、「契約しない」といった選択肢も生まれるわけだ。

加えて、重要事項説明では、地震に関する項目は義務化されていない。地震の災害リスクを予測することが難しいといった事情もあるが、住宅を検討するならば自治体が公表している地震防災・危険度マップなども確認しておく必要があるだろう。つまり、不動産会社任せではなく、自らハザードマップを調べるべきなのだ。

特に宅地建物を購入する場合は、ローンを利用して多額の費用を払うことになるので、不測の事態を想定したうえで購入を決断してほしい。近年は、数十年に一度といったレベルの大規模災害が頻発している。自治体が調査をして公表している情報については、できる限り情報を集めておくべきだろう。

「物件は水害ハザードマップのここです。」不動産取引の際に不動産会社による説明を義務化

2020年の梅雨が長引き、7月下旬の4連休にも本州に梅雨前線が停滞した。大規模な水害リスクのある大雨への警戒が長く続いているが、土地や住宅の売買・賃貸の際に、不動産会社が水害ハザードマップについて説明することが義務化されることになった。詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
不動産取引時において、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地の説明を義務化/国土交通省2020年8月28日から契約の際に水害リスクの説明を義務化

国土交通省は、不動産の取引時に、水害ハザードマップを活用して取引対象の所在地を事前に説明することを義務付ける法改正をする。施行日は8月28日。

2019年の梅雨時に九州地方で局地的な大雨による大規模な水害が発生したことを受け、国土交通省は同年7月下旬に、不動産の業界団体に対して、不動産取引時にハザードマップによる水害リスクの説明を行うように依頼をしていた。2020年1月には赤羽大臣が衆議院予算委員会で、この件を義務化する方向でいると示していた。

それを受けた今回の法改正では、「宅地建物取引業者(以下、宅建業者)に対し、水防法に基づき作成された水害(洪水・内水※・高潮)ハザードマップを提示し、対象物件の概ねの位置を示す」ことを義務付ける。
※内水…公共の水域等に雨水を排水できないことによる出水。法律の条文上の用語は「雨水出水」

水防法は2015年に改正され、従来の洪水による浸水想定区域を“想定しうる最大規模”の洪水に拡大すること、内水・高潮についても“想定しうる最大規模”の浸水想定区域を作成することなどが定められた。自治体は住民に対して、ハザードマップなどでこれを周知する必要がある。ハザードマップは、自治体が印刷物を配布したりホームページで掲載したりして、それぞれ公表している。

この水害(洪水・内水・高潮)に関するハザードマップ上で、取引をする対象物件がどこにあるかを示すことが、宅建業者に求められるようになる。ただし、自治体が水害に関するハザードマップを作成していなかったり、公表していなかったりした場合は、提示すべき水害ハザードマップがないことを説明すればよいことになっている。

宅建業者が不動産取引時に説明を義務化される「重要事項説明」とは?

宅地建物取引業法では、宅建業者は不動産の売買契約を締結するまでの間に、購入予定者に対して購入物件にかかわる重要事項の説明をしなければならないと定めている。これが「重要事項説明」といわれるものだ。賃貸借契約の場合も、仲介する不動産会社を通して住まいを借りる場合(貸主である不動産会社と直接契約する場合は除外)は、入居者に対して重要事項説明を行う必要がある。

災害リスクの有無は、契約を結ぶかどうかの判断に大きく影響する。そのため、これまで重要事項として説明する項目を増やしてきた経緯がある。災害関連でいえば、対象となる宅地建物が、「土砂災害警戒区域内か否か」、「津波災害警戒区域内か否か」については説明する項目と定められている。ということは、8月28日以降に契約を結ぶ場合は、重要事項説明として、書面により土砂災害、津波災害、水害(洪水・内水・高潮)の危険性の高い区域内に対象物件があるかどうかの説明がなされることになる。

また、ハザードマップには避難所などの情報も掲載していることから、国土交通省は宅建業者に対して、説明の際に避難所についても場所を示すことが望ましいとし、たとえ想定区域内に対象物件が位置していないとしても、それで災害リスクがないと誤認することのないように配慮することも求めている。

検討段階で自らハザードマップを活用しよう

大きな災害リスクについて契約前に説明がされるからといって、決して安心してはいけない。理由は、契約直前では遅いからだ。

重要事項説明が契約前に行われるとはいえ、そのタイミングは契約直前であることが多い。その場合は、契約をするか止めるかの2択しかない。検討を始めたころに情報を把握しておけば、新築住宅であれば、売主や施工会社に災害リスクを軽減する対策を施すように要求する選択肢もある。中古住宅であれば、リスク軽減の対策費用として売買価格を減額してもらうよう交渉する選択肢もある。つまり、早く情報を把握していれば、「リスクはあるけど希望条件にぴったりなので、リスクが軽減されるなら契約したい」とか、「契約しない」といった選択肢も生まれるわけだ。

加えて、重要事項説明では、地震に関する項目は義務化されていない。地震の災害リスクを予測することが難しいといった事情もあるが、住宅を検討するならば自治体が公表している地震防災・危険度マップなども確認しておく必要があるだろう。つまり、不動産会社任せではなく、自らハザードマップを調べるべきなのだ。

特に宅地建物を購入する場合は、ローンを利用して多額の費用を払うことになるので、不測の事態を想定したうえで購入を決断してほしい。近年は、数十年に一度といったレベルの大規模災害が頻発している。自治体が調査をして公表している情報については、できる限り情報を集めておくべきだろう。

パークサイドでレトロな一棟

所在地:中央区日本橋富沢町
44万円(税込) / 75.84平米
日比谷線・都営浅草線「人形町」駅 徒歩3分

公園に寄り添うように、ひっそりと立つレトロな一棟ビル。



この立地を生かして、何か始めてみませんか?年々おもしろい店が増え続ける、馬喰町や東日本橋から歩いてすぐという立地にも可能性を感じます。



隣は「久松児童公園」。都会の隙間に突然現れる細長い公園は、夏になるとプールに水が張ら ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ワイルド系?

所在地:東京都世田谷区代沢
11万8,000円 / 37.6平米
井の頭線「池ノ上」駅 徒歩11分

淡島通り沿いの古いマンションの一室。梁や床の仕様も少々ワイルドで、男子受けしそうなワンルームのご紹介です。



まず注意点から。車の通行音が結構します。淡島通りは車やバスの交通量が多く、窓を閉めても気になりそうです。あと昭和53年築の建物で外観や共用部は結構古びてます。建物と室内の ... 続き>>>.
Posted in 未分類

規格外のルーバルを使い倒せ!

所在地:目黒区柿の木坂
16万円 / 35.85平米
東急東横線「都立大学」駅 徒歩12分

にわかに信じがたい光景が、目の前に広がっていました。



とんでもなく広いルーフバルコニーは約95㎡!なんと部屋の約2.5倍ほど。



好きな植物を育てたり、ラグを引いてピクニック気分で朝食を食べたり。これだけ広いと、いろんな楽しみ方が頭の中から溢れ出るんじゃないかってくらい、絶え間 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

御徒町から未来を見据える

所在地:台東区小島
21万9,978~23万4,619円(税込) / 60.1~64.1平米
都営大江戸線「新御徒町」駅 徒歩2分

R不動産Toolboxが手がける「**LINK|https://www.r-toolbox.jp/skeleton_tools/|skeleton&tools**」によって、いわゆる普通の内装だったオフィスがカッコよく生まれ変わりました!



表面にオーク材を用いた複合フローリング ... 続き>>>.
Posted in 未分類

杉無垢と森ビューを独り占め

所在地:神奈川県横浜市栄区飯島町
7万8,000円 / 50.22平米
京浜東北線「本郷台」駅 徒歩19分

本郷台はいわゆるベッドタウンで、住むための落ち着いた街です。その街の一角にこちらの物件は立っています。



建物は小さめのマンション。外装の大規模修繕(2018年4月)が完了し、ダークブルーの引き締まった外観になっています。1階部分にはセブンイレブンと定食屋が入っているので、何かと ... 続き>>>.
Posted in 未分類

元米屋、よみがえる – 1階店舗区画 –

所在地:墨田区京島
7万7,000円(税込) / 24.69平米
京成押上線「京成曳舟」駅 徒歩10分

京島にある元米屋がリノベーションされ、蘇ります。そんな可能性を秘めた場所で、店をはじめてみませんか?



どこか懐かしさを感じる外観は、街を歩いていても気になる存在。今後この建物はまちに開いた場所になる予定なので、京島に興味があり、この建物を一緒につくっていきたいという方におすすめ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

個性あふれる原宿生活

所在地:渋谷区神宮前
21万9,000円 / 50.81平米
山手線「原宿」駅 徒歩10分

ゆらゆら~とハンモック、パンチあるブルーの壁面、アンティークの建具にコンクリートむき出しのざっくりな質感。かなりこってりとした味付けに、わくわくと胸の高鳴りを感じるこちらの物件。



特に青い壁面はなかなかのインパクトですが、借主側で別の色への塗り替えも可能。その他にもどこか手を加 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

テレワーク、自宅で集中できない! ホテル活用などで“プレ移住”する人も

新型コロナウイルスの影響で突如テレワークがはじまったりと、働き方・暮らし方が大きく変化する昨今。オフィス勤務が再開したところもありますが、テレワークが継続されていたり、週に数回のテレワークが導入されたというケースも多いようです。一方で、自宅での仕事でストレスがたまる人もいることでしょう。では、自宅以外で「働く場所」にはどのような選択肢が出てきているのでしょうか。身近な場所と最近のトレンドを取材してみました。
テレワークの不満は「スペースに関すること」が上位に

家などで仕事をする「テレワーク」。日本でも「100%リモートにする」「出社を週1回のみとする」企業が出るなど、新しい生活様式として広まりつつあります。ただ、日本の住まいは広さにゆとりが少ないものも多く、家族がくつろぐことを念頭に置いて設計されているため、「自宅で仕事できない」「仕事しにくい」という人は少なくありません。

先日、発表されたリクルート住まいカンパニーの調査でも、「オンオフの切り替えがしづらい」「仕事専用スペースがない」「仕事用のデスク/椅子がない」「1人で集中するスペースがない」といった「場所」に関するものが上位に来ていました。

仕事専用のスペース/デスク/椅子/モニタやプリンターなどの備品への不満も。働く環境を(出典/SUUMO)

仕事専用のスペース/デスク/椅子/モニタやプリンターなどの備品への不満も。働く環境を(出典/SUUMO)

では、オフィスに出社できない、自宅では仕事がしにくいという人はどこで仕事をすればよいのでしょうか。最近では、まちなかに場所を求める人も出てきているようです。そんな身近な場所から紹介していきましょう。

ネット環境も完備されたカラオケの個室は、働く場所としても最適

オフィス候補になりそうな場所、その一つは「カラオケ」の一室です。全国に約500店舗あるカラオケルーム「ビッグエコー」では、テレワークの場所として、カラオケの一室を使うことを提案するビジネスプランを2017年からはじめています。確かにカラオケ店であれば、便利な場所にあることも多く、インターネット環境が整っていれば、働く場所としてはぴったりといえます。気になる音ですが、ルーム内での話声などは通路や他ルームには聞こえませんが、近くの部屋でカラオケ利用があると、歌声や音がわずかに響くことがあるといいます。

カラオケの個室で仕事をする「オフィスボックス」のイメージ。アクセスしやすい場所にあり、価格も手ごろで利用しやすいのも魅力的(写真提供:第一興商)

カラオケの個室で仕事をする「オフィスボックス」のイメージ。アクセスしやすい場所にあり、価格も手ごろで利用しやすいのも魅力的(写真提供:第一興商)

ビッグエコーを運営する第一興商のコミュニケーションデザイン部PR・SP課 吉野明美さんによると、このオフィスボックスの利用者は伸び続けていて、最近では企業からの問い合わせも増えているとのこと。

「もともと、働き方改革のなかでカラオケの一室を『はたらく場所として提供できないか』とはじめた取り組みです。基本的にはお一人で利用されることを想定していましたが、最近では、『会議室プラン』を設けて、ソーシャルディスタンスを保ちながら複数人で利用できるプランもはじめました」と話します。

毎日、利用しなくとも、集中して仕事をしたいとき、オンライン会議のときだけでも、店舗を利用するのもいいかもしれません。

※広さを確保し、ソーシャルディスタンスを保ちながらの利用も可能(写真提供:第一興商)

※広さを確保し、ソーシャルディスタンスを保ちながらの利用も可能(写真提供:第一興商)

一方、課題となるのは、やはり「密」にならないこと。複数人数利用の場合は、距離をとれるよう広めの部屋を案内してくれるとのこと。これから、働く場所のひとつとして、「カラオケ店」、案外、普及していくかもしれません。

住まいのサブスクに申し込み急増。「お試し移住」も可能に

ただ、テレワークであれば、今住んでいる場所にとらわれる必要はなく、郊外、地方で「働く」ことも視野に入ってくることでしょう。実際、冒頭にも紹介したリクルート住まいカンパニーの調査の住み替え希望ではそもそもの「住む場所」を見直す傾向にあるようです。

リクルート住まいカンパニーが発表した今後の住み替えたい住宅の希望条件より。「通勤利便性より周辺環境重視で住み替えたい」など、立地に関する希望があがってきています。職住近接至上主義から変化の兆しが見てとれます(出典/SUUMO)

リクルート住まいカンパニーが発表した今後の住み替えたい住宅の希望条件より。「通勤利便性より周辺環境重視で住み替えたい」など、立地に関する希望があがってきています。職住近接至上主義から変化の兆しが見てとれます(出典/SUUMO)

全国60カ所以上の拠点に定額住み放題をうたっている「ADDress」でも、この影響は大きくでていて、問い合わせや加入が急増しているとか。
「テレワークが多くの企業で推進されたことにより、お問い合わせや入会者が増えています。必ずしも、高い家賃を払い続けて都心のオフィス近郊に住む必要がなくなり、通勤ラッシュの電車に乗る日々の都会生活が見直されています」と話すのは同社取締役の桜井里子さん。もともと多かったフリーランスや個人事業主の会員に加えて、会社員が加入したいと希望しているのが特色だそう。

「弊社の物件のほとんどは一戸建てで、コリビングスペースと個室があり、仕事ができるようになっているのが特色です。仕事する場所としてネット環境は整っていますから、テレワークとはとても相性がよいです。また、住み替え希望者や移住の前の「プレ生活」というご利用も増えています」(桜井さん)

ADDressの拠点はすべてリノベ住みで家具家電付き。写真はADDress鎌倉B邸(写真提供/ADDress)

ADDressの拠点はすべてリノベ住みで家具家電付き。写真はADDress鎌倉B邸(写真提供/ADDress)

「Co-living」として働くことも前提に設計されているので、仕事もしやすい。写真はADDress習志野A邸(写真提供/ADDress)

「Co-living」として働くことも前提に設計されているので、仕事もしやすい。写真はADDress習志野A邸(写真提供/ADDress)

全国のホテルやシェアハウスで滞在しつつ、仕事する日々もアリ

一方、桜井さんによると、地方のホテルの活用という選択肢も加わっているそう。

「個室とコリビングスペースが利用できるADDressであれば、コリビングスペースで食事をしたり仕事をしたりする際に、他の会員とコミュニケーションできる楽しみもあります。一人住まいのアパート暮らしでテレワーク生活では、人との交流機会を得るのは難しいです。そんな現状のシェアハウス型もいいけれど、たまには一人で集中したいときもあるよね、というニーズもありました。そこにぴったりとマッチするのがホテルの個室です。そこで、5月には東京都内をはじめ、北海道小樽など日本各地の宿泊施設と連携することとなりました」と新しい計画がスタートしています。提携ホテルは7月時点で約20施設増えているそうです。

ホテルの個室をセカンド的な職場として利用できるのは、選択しやすいはず。

ADDressで提携を発表した札幌B邸「京王プレリアホテル札幌」の個室。コロナ禍ではホテルの活用も有効といえそう(写真提供/ADDress)

ADDressで提携を発表した札幌B邸「京王プレリアホテル札幌」の個室。コロナ禍ではホテルの活用も有効といえそう(写真提供/ADDress)

「今回の新型コロナウイルスの状況は、完全に元の生活に戻ることは当面考えにくいのではないでしょうか。また、東京やオフィスの周辺に暮らさなくても仕事ができると気がついた人も多いはず。多拠点生活とまではいかなくとも、プレ移住やワーケーションにチャレンジしようという人が増えていくのではないでかと考えています」(桜井さん)

ADDressの拠点で暮すことで移住前のお試し体験「プレ移住」になる。これなら地方のコミュニティにもなじみやすいはず(写真提供/ADDress)

ADDressの拠点で暮すことで移住前のお試し体験「プレ移住」になる。これなら地方のコミュニティにもなじみやすいはず(写真提供/ADDress)

感染症をきっかけに、時代が大きく変わるなか、住む場所も働く場所も、多様な選択肢が登場しています。「家と職場を往復する」のを前提にするのではなく、住まいにも「多様性」の時代がきているのかもしれません。

●取材協力
第一興商
ADDress

広尾ミニマムリノベの提案

所在地:港区元麻布
11万円 / 20.63平米
日比谷線「広尾」駅 徒歩8分



都心でミニマムに暮らしてみませんか?



平米数だけを見ると、20㎡ちょっとのワンルームですが、空間を無駄なく、かつ機能的にデザインをもり込みました。



さらっと足裏に心地よい無垢フローリング。光をやわらかく反射する白い壁は珪藻土の左官仕上げ。玄関洗面の壁は色褪せた雰囲気の木張り ... 続き>>>.
Posted in 未分類

窓からチラリ

所在地:渋谷区神宮前
29万3,700円(税込) / 58.85平米
銀座線「外苑前」駅 徒歩8分

キラー通りに面した窓から、緑と国立競技場が眺められるこちらの物件。ワイドな窓が気持ち良いです。



天井があげられ、デッキプレートや配管などがあらわしになった、無骨さがかっこいい内装。



少し変形の間取りですが、動線としては使い勝手がよさそう。手前に応接できる場所をつくり、奥に執務 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

清楚なテラスハウス

所在地:横浜市青葉区美しが丘
19万円 / 64.59平米
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 徒歩22分

こちらの物件は1973年に建築された木造2階建てですが、2018年にリノベーションされて生まれ変わりました。3戸のうち1戸にはオーナーが住み、他の2戸(1階と2階)が賃貸です。



今回は1階・2LDKの住戸の募集です。室内は壁・天井が白系で、床は濃い色のフローリングが敷かれ、清楚 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

広〜いたまプラ一戸建て

所在地:横浜市青葉区新石川
19万5,000円 / 192.72平米
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 徒歩12分

たまプラの駅前を抜けて少し歩いた住宅街に立つ、一戸建てのご紹介です。敷地は旗竿の形のため、アプローチが長く、その部分が駐車場になっています。その先に白い外壁と瓦屋根のコントラストが印象的な外観が見えてきます。



建物は木造2階建てで、地下室に約12畳の空間とボイラー室があります。 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

緑に寄り添う住まい【事務所可】

所在地:目黒区下目黒
13万7,000円 / 31平米
山手線・南北線・東急目黒線「目黒」駅 徒歩6分

開口の先に広がる一面の緑。何ものにも変えがたい居心地のよさに、心をわしづかみされました。



もちろん景色だけじゃありません。2016年3月にリノベーションを行った室内は、内装も抜かりなし。モダンなカーペットの床に、素材感のあるシックな壁紙。建具の色合いや、造作の棚、扉に至るまで、 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

建築学生が住むシェアハウス<オーナーチェンジ>

所在地:葛飾区新宿
1,980万円(税込) / 63.61平米
常磐線「金町」駅 徒歩13分



築40年ほどの戸建てを学生シェアハウスにリノベーション。東京理科大学の建築学生と建築事務所が共同で計画を進め、内装仕上げは20名弱がオーナーと一緒に自主施工した物件です。



地域とのつながりや、住まい手どうしが切磋琢磨し発信していける住まいの試みを行っています。



2階に共有の ... 続き>>>.
Posted in 未分類

愛着のレトロマンション-桜に囲まれた部屋-

所在地:大田区山王
15万円 / 65平米
京浜東北線「大森」駅 徒歩12分

重厚でノスタルジックで、どこか学校を思わせるような建物。



今回ご紹介するのは、5年前に内装をほぼ全てリフォームした1階の角部屋です。



マンションが建つ敷地内には桜の木がたくさん生えているのですが、全ての窓から間近に桜の花を眺められます。



1階とは言えども少し高くなっているの ... 続き>>>.
Posted in 未分類

森に隠れる高台の住み家−広め−

所在地:大田区山王
12万円 / 45.57平米
京浜東北線「大森」駅 徒歩12分

山王の高台に立つ、渋く、凛とした雰囲気のマンション。その最上階に気持ちいい眺めが楽しめる部屋が待っていました。



遠くまで見渡せる抜けのある景色に加えて、森のような公園と小さな池や神社が隣接し、緑が茂るのどかな景色も広がっています。大きな窓からは風と光がたっぷりと入って、心地よい ... 続き>>>.
Posted in 未分類

3カ月、駐車場に住んだバンライファー夫妻。40代後半で退職、家を売却した理由【バンライフの日々1】

2020年4月、筆者が運営するシェアハウス「田舎バックパッカーハウス」併設の“住める駐車場”「バンライフ・ステーション」にひと組のバンライファー夫妻が訪れた。神奈川県横浜市出身、50歳を目前に早期退職し、自宅を売却して今年1月末からバンライフをスタート。その理由や、新型コロナウイルス感染症の騒動下での状況について伺った。連載名:バンライフの日々
荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのようにし、旅をしながら暮らす新たなライフスタイル「バンライフ」。石川県 奥能登の限界集落・穴水町川尻に、シェアハウス「田舎バックパッカーハウス」と住める駐車場「バンライフ・ステーション」をオープンした旅人・中川生馬が「バンライフ」と出会ったバンライファーたちとのエピソードを紹介します。自宅を売却して“車”を拠点にした生活にお二人がバンライフの拠点にしているのは、「ISUZU Be-cam」をベースにした日本特種ボディー社製キャンピングカー「SAKURA」(写真撮影/中川生馬)

お二人がバンライフの拠点にしているのは、「ISUZU Be-cam」をベースにした日本特種ボディー社製キャンピングカー「SAKURA」(写真撮影/中川生馬)

今回「バンライフ・ステーション」に3カ月滞在していたバンライファー夫妻の夫・秋葉博之さんと妻・洋子さん。

バンライフという暮らし方を決めた大きなきっかけは「宝くじ」だった。「宝くじ」に当たったわけではないが、そのときにふと交わしたシンプルな会話が二人の人生観を変えたのだ。

2018年春、洋子さんが「宝くじで、億円単位が当たったらなにをしたい? 私だったら、全国へ旅したい!」と言った。当たったわけでもないのに、博之さんはすぐに「いいね!やるなら今でしょ!」と賛同。二人は「とにかく、何もしないで旅をしよう!」と話し合った。「お金に対する不安ばかりを考えてもなにも始まらない」「とりあえず生きられればいい」……

キャンピングカー内にはテレビ兼PCモニターも設置されている(写真撮影/中川生馬)

キャンピングカー内にはテレビ兼PCモニターも設置されている(写真撮影/中川生馬)

博之さんは、バンライフをスタートさせるために購入したキャンピングカーの納車に合わせて、2019年10月中旬、約15年勤務した建設機械のレンタル会社を退社。それから生命保険の解約、自宅にあったモノの売却・譲渡・処分など、秋葉さん夫妻にとって今後の人生で“不要”と思ったモノの断捨離……いわゆる資産整理を始め、そして2020年1月30日に横浜の自宅を売却。バンライフを始めるにあたっての投資額は約1000万円以上。不安よりもワクワクのほうが何十倍も大きい。人生1度限りの無期限な旅へ期待に胸を膨らませながら、バンライフへの旅立ちの日を迎えた。

だが、ぶち当たったのは新型コロナウイルス感染症の影響だった。

キャンピングカー内の寝床(写真撮影/中川生馬)

キャンピングカー内の寝床(写真撮影/中川生馬)

90リッターの備え付けの冷蔵庫と、14リッターのエンゲル社製の冷蔵庫も積んでいるため、“食”生活も問題ない(写真撮影/中川生馬)

90リッターの備え付けの冷蔵庫と、14リッターのエンゲル社製の冷蔵庫も積んでいるため、“食”生活も問題ない(写真撮影/中川生馬)

旅立ち直後、コロナ禍で行き場を失った

バンライフをスタートさせた1月末は順調だったが、3月になると世の中は新型コロナ禍の影響が色濃くなっていった。
政府が4月7日に「緊急事態宣言」を発出し、各県でも順次、独自の対応を発表した。密閉空間・密集場所・密接場面など、3つの「密」になりうる温泉、道の駅、車中泊スポットなどの施設も閉鎖。運転の休憩をするための“仮眠”向けの車中泊スポットとなる道の駅やサービスエリア、電源が使えるRVパークなどは、いずれもバンライファーにとって大事な生活拠点だ。これらが使えないのは、家を売却してしまった夫妻にとっては死活問題。行き場を失ってしまった。

さらに、「車両ナンバーは、コロナが蔓延している神奈川県『横浜』。あちこち移動することで、周囲の人に不快感を与えたくなかった」と秋葉さん夫妻。彼らと同じように考える県外ナンバーのバンライファーは多く、筆者の知り合いのバンライファーたちも、実家や友人宅に滞在するなどして、バンライフを自粛していた。

「バンライフ」はクルマで旅や仕事をしながら快適に生活でき、好きな場所で寝起きできるなど、旅好きやさまざまな場所で暮らしてみたい人たちにとっては、理想的なライフスタイルではある。

しかし、今回のコロナ禍は、秋葉さん夫妻のように家を売却してしまっている、あるいは家を持たないバンライファーたちにとって、長期滞在することができる「不動産の拠点」の必要性を痛感した出来事でもあったかと思う。

まだまだバンライファーたちが長期滞在できるスポットの選択肢は多くない。「バンライフ・ステーション」へ秋葉さん夫妻が訪れたのは、こうした経緯からだった。

シェアハウス「田舎バックパッカーハウス」の住める駐車場「バンライフ・ステーション」には、トイレ・シャワー・料理場・ダイニング・居間・ワークスペースなど基本的な生活インフラを完備(写真撮影/中川生馬)

シェアハウス「田舎バックパッカーハウス」の住める駐車場「バンライフ・ステーション」には、トイレ・シャワー・料理場・ダイニング・居間・ワークスペースなど基本的な生活インフラを完備(写真撮影/中川生馬)

秋葉さん夫妻の家犬ならぬ“バン”犬・ぶーすけ(写真撮影/中川生馬)

秋葉さん夫妻の家犬ならぬ“バン”犬・ぶーすけ(写真撮影/中川生馬)

行き場を失ってたどり着いた

秋葉さん夫妻から筆者に問い合わせがきたのは、緊急事態宣言から数日後の4月11日。内容は以下のようなものだった。「現在、和歌山県にいます。今は毎日、点々として暮らしている状態です。先が見えない状況であり緊急事態宣言の出た横浜ナンバーでウロウロするのも気が引けて……。このような私たちでも受け入れが可能であれば利用させていただききたいと思っております。よろしくお願いいたします。(旅していた場所は)田舎ですし、3密になることもありませんが、道の駅や入浴施設等は利用しています。今のところ体調不良はありません」――。とても紳士的で、「きっといろいろと考えて問い合わせしてくれたんだろうなぁ」と思った。

秋葉さん夫妻滞在中に、1トントラックに自作の木造の家を荷台に積み1年間全国を旅したというバンライファーも訪問!(写真撮影/中川生馬)

秋葉さん夫妻滞在中に、1トントラックに自作の木造の家を荷台に積み1年間全国を旅したというバンライファーも訪問!(写真撮影/中川生馬)

当時、ちょうど「田舎バックパッカーハウスも、なにかコロナ対策に利活用できないものか」「災害時、ここが社会的にもっと役立つ施設になれればなぁ」と考えていた時期で、同じ“旅人”だということと、筆者がもともと暮らしていた鎌倉と、秋葉さん夫妻が暮らしていた横浜というゆかりのある土地の近さで親近感を抱いたことなども背景にあり、受け入れさせていただいた。また、思い切ってキャンピングカーに“人生の楽しみ”を詰め込むような人に「悪い人はいない!」という筆者の勝手な思い込みと直感もあった。

本来の田舎暮らしは近所付き合いが大切で、そこに面白みがあるのだが、今回はそうも言っていられない。1. (一定期間)近所の人たちとの距離を置く、2. マスクをすることなどを前提に「バンライフ・ステーション」に来ていただいた。

実際、夫妻に会ってみると、まさに思っていた通りの人たちだった。

「いい歳して、会社を辞めて、家を売って、将来のことはどうするの?」と思う人もいるかもしれない。しかし、秋葉さん夫妻は、「“自分たちの将来”のことについて本気で考えて、大切に想っている」からこそ旅に出たのである。大切な決断だと思う。

いろんな場所で短期滞在するのがバンライフの暮らし方。コロナ禍は災難だったが、期せずして長期滞在になったことで、能登をよく知ってもらう機会になったのではないかと思う。残念ながら前半はコロナの影響もあり、筆者の家族以外の近所付き合いがなかったが、滞在中に平和な田舎暮らしを味わってもらえたようだ。その様子は博之さんのブログに綴られている。

秋葉さん夫妻と筆者親子で「田舎バックパッカーハウス」周辺をお散歩(写真撮影/中川生馬)

秋葉さん夫妻と筆者親子で「田舎バックパッカーハウス」周辺をお散歩(写真撮影/中川生馬)

「田舎バックパッカーハウス」周辺 田んぼなど、緑が広がっている。近くには海も(写真撮影/中川生馬)

「田舎バックパッカーハウス」周辺 田んぼなど、緑が広がっている。近くには海も(写真撮影/中川生馬)

緊急事態宣言の解除後、「北」へ旅立った

6月18日、緊急事態宣言が全面的に解除され、19日以降、県境移動の自粛も解除された。

秋葉さん夫妻の動きは慎重だった。最終的に、7月9日に北海道に向けて旅立った。能登での3カ月間の“ちょい”田舎暮らしが終了した。

能登出発最終日に秋葉さん夫妻と記念撮影(写真撮影/中川生馬)

能登出発最終日に秋葉さん夫妻と記念撮影(写真撮影/中川生馬)

本州の暑くなる夏を避けるために、北海道へと向かったのだ。当初の旅の目的である「自分たちが今後なにをしたいのか探しながら全国を旅する」ことを果たすために。

「田舎バックパッカーハウス」運営者である筆者は、このコロナ禍という未曾有の状況下でつながった秋葉さん夫妻にますます親近感を持ってしまい、お別れの9日にはぼろ泣きしてしまった。

北へと向かった秋葉さん夫妻(写真撮影/中川生馬)

北へと向かった秋葉さん夫妻(写真撮影/中川生馬)

コロナ禍で見直されるバンライフ

このコロナ禍で、今後のライフスタイルについて改めて考え始めた人も多いだろう。秋葉さん夫妻のように、年齢やタイミングに関係なく、実現したいライフスタイルを自由に選択できる時代だ。

一方で、秋葉さん夫妻の話から筆者が感じたのは、今後増えていくだろうバンライファーに対応したインフラ施設の進化が必要だということ。バンライフは災害時にも有用な暮らし方だと言われているが、今回の件でさらなる課題が見えたように思う。

暮らし方だけでなく、生活基盤の選択肢も充実し、より豊かな生き方を選び取ることができるようになることを願いたい。

住める駐車場「バンライフ・ステーション」に続き、多くのバンライファーが集うことができる駐車場“村”「バンライフ・ビレッジ(仮)」を整備中で、オープン予定の赤井成彰さん(写真撮影/中川生馬)

住める駐車場「バンライフ・ステーション」に続き、多くのバンライファーが集うことができる駐車場“村”「バンライフ・ビレッジ(仮)」を整備中で、オープン予定の赤井成彰さん(写真撮影/中川生馬)

「田舎バックパッカーハウス」のワークスペース、ダイニング、キッチンエリア。7月中旬から、旅行グッズレンタルサービス「flarii(フラリー)」とタッグを組み、バンライファーやサテライトオフィス含め長期滞在者向けの仕事環境のために、パソコンやPCモニターがレンタルできる「リモートワークプラン」を開始した(写真撮影/中川生馬)

「田舎バックパッカーハウス」のワークスペース、ダイニング、キッチンエリア。7月中旬から、旅行グッズレンタルサービス「flarii(フラリー)」とタッグを組み、バンライファーやサテライトオフィス含め長期滞在者向けの仕事環境のために、パソコンやPCモニターがレンタルできる「リモートワークプラン」を開始した(写真撮影/中川生馬)

バンライファーが集う「田舎バックパッカーハウス」がある石川県では、地元・金沢工業大学とCarstay社が「バンライフ」で地域を盛り上げるプロジェクトが始まった。全国的に「バンライフ」の旅と暮らしのスタイルが広がりつつある(写真撮影/中川生馬)

バンライファーが集う「田舎バックパッカーハウス」がある石川県では、地元・金沢工業大学とCarstay社が「バンライフ」で地域を盛り上げるプロジェクトが始まった。全国的に「バンライフ」の旅と暮らしのスタイルが広がりつつある(写真撮影/中川生馬)

●取材協力
・秋葉さん夫妻
・田舎バックパッカー
・flarii(フラリー)●関連記事
民家の駐車場に“住める”!? 「バンライフ・ステーション」って?
つくば市が「バンライフ」の聖地に? 車を家にする新しい暮らし
田舎をバックパッカー旅してたどり着いた、家賃5000円の能登暮らし

団地×リノベ×高円寺

所在地:杉並区高円寺北
13万9,000円 / 52.04平米
中央線「高円寺」駅 徒歩7分

気になるキーワードが並ぶ住まいの紹介です。

場所といい、昔懐かしい建物といい、刷新された室内といい、絶妙なバランス感を気に入ってくれる方も多いのではないでしょうか。



舞台は高円寺、元社宅だったしぶーい団地をテーマに、設計を担当したのはR不動産の馬場正尊率いるOpen A。2棟あ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

何かと映えるワンルーム

所在地:横浜市港北区日吉
6万円 / 19.1平米
東急東横線・横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅 徒歩10分

日吉駅から少し歩いたところにあるアパートの一室のご紹介です。2階建ての2階部分の角部屋。明るくて、風が良く抜けます。



ドアを開けると、広めの玄関がお出迎え。この長めの玄関や造作棚にお気に入りの靴を並べられます。



室内は天井と壁が気持ちいいくらい真っ白!そして床の無垢フローリン ... 続き>>>.
Posted in 未分類

コンパクトスカイブルー

所在地:横浜市鶴見区駒岡
4万9,000円 / 23.49平米
東急東横線「綱島」駅 バス15分 「駒岡八幡神社前」バス停 徒歩2分

コンパクトで素材感のある空間。居室の床は大きくカットした矩形の合板がざっくり敷かれていて、収納や引戸も木になっています。



角部屋なので明るくて、風通しも良さそう。玄関からキッチンスペースの壁はスカイブルーに塗装されて、アクセントになっています。



キッチンは収納の扉が木になって ... 続き>>>.
Posted in 未分類

「“知的障害”への先入観を福祉×アートで超えていく」「コロナ禍で住まい選びのオンライン化進む」【6月人気記事まとめ】

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、感染者数の増加が報道され、まだまだ不安はぬぐえません。そんななかでは、少しでも前向きになれる話題や、今後への明るい兆しが求められるもの。SUUMOジャーナルで6月に公開した記事でも、「コロナ禍で住まい選びのオンライン化進む。売買・賃貸契約、住宅購入はどう変わる?」「香りで巣ごもり生活を快適に!アロマ空間デザイナーに聞くアロマの上手な使い方」などが人気TOP10入りしました。詳しく紹介します。
2020年6月の人気記事ランキングTOP10はこちら!

1位 “知的障害”への先入観を福祉×アートで超えていく。「ヘラルボニー」の挑戦
2位 台湾の家と暮らし[6] 台北の中心地の賃貸マンションをリノベーション! フォントデザイナーの自宅兼オフィス
3位 月1の飲み会が条件!? 沖縄独特のつながり「模合(もあい)」とは?【全国に広がるサードコミュニティ3】
4位 コロナ禍で住まい選びのオンライン化進む。売買・賃貸契約、住宅購入はどう変わる?
5位 横浜だからできたコロナ禍の地域対策。「おたがいハマ」って?【全国に広がるサードコミュニティ4】
6位 「ふるさと副業」で個人と地域の成長を。福井県が取り組む関係人口の新しいかたち
7位 住宅弱者に寄り添い続ける幼馴染の二人。官・民組んだ座間市の取組みとは
8位 「東京メトロ東西線」沿線の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版
9位 香りで巣ごもり生活を快適に!アロマ空間デザイナーに聞くアロマの上手な使い方
10位「東京メトロ東西線」全23駅の家賃相場が安い駅ランキング! 2020年版
※対象記事:2020年6月1日~2020年6月31日までに公開された記事
※集計期間:2020年6月1日~2020年6月31日のPV数の多い順

1位 “知的障害”への先入観を福祉×アートで超えていく。「ヘラルボニー」の挑戦

“知的障害”への先入観を福祉×アートで超えていく。「ヘラルボニー」の挑戦

(写真提供/松田さん)

自閉症の兄を持つ双子の兄弟が始めた福祉実験ユニット「ヘラルボニー」の活動は、「アート」を入り口に、知的障がいのある人のイメージの変革を促しています。工事現場の仮囲いや駅舎を使ったソーシャル美術館、職人技を駆使したアパレル製品などは、障がいに起因するこだわりをアートに昇華したもの。コロナ禍でも新しいアート体験ができるZOOMを利用した双方向型のオンライン美術館の企画なども行っています。

2位 台湾の家と暮らし[6] 台北の中心地の賃貸マンションをリノベーション! フォントデザイナーの自宅兼オフィス

台湾の家と暮らし[6] 台北の中心地の賃貸マンションをリノベーション! フォントデザイナーの自宅兼オフィス

(写真撮影/KRIS KANG)

台湾をこよなく愛するエッセイスト・柳沢小実さんが台湾の家を訪れる連載の今回の舞台は台北市の中心部・南京復興エリア。台湾では賃貸物件でもリノベ―ション可能な場合があり、フォントデザイナーのジョーさんの住居兼オフィスの玄関部は、日本の金沢で見たギャラリーを参考に。台湾の人のライフスタイルは、外食文化もあり家の外で過ごす時間が長いものですが、自分好みのデザインで家での時間が増えたそうです。

3位 月1の飲み会が条件!? 沖縄独特のつながり「模合(もあい)」とは?【全国に広がるサードコミュニティ3】

月1の飲み会が条件!? 沖縄独特のつながり「模合(もあい)」とは?【全国に広がるサードコミュニティ3】

(写真/PIXTA)

仲間内でお金を出し合って積み立てる、沖縄に古くからある助け合いの金融習慣「模合」は、現代でも息づいています。その形態はさまざま。経営者同士による互助や、沖縄に地縁のない者同士が仲間をつくる効果もあるそうです。

4位 コロナ禍で住まい選びのオンライン化進む。売買・賃貸契約、住宅購入はどう変わる?

コロナ禍で住まい選びのオンライン化進む。売買・賃貸契約、住宅購入はどう変わる?

(写真/PIXTA)

新型コロナウイルスの感染拡大以前から、不動産業界では契約時の重要事項説明などにIT化の活用が促されてきましたが、そのリモート化が一気に進みそうです。住宅メーカーやリフォーム会社による間取りや資金などについてのWEB相談会や、VRを使ってリフォームのプランニング例などを体験できるサービスなども行われています。

5位 横浜だからできたコロナ禍の地域対策。「おたがいハマ」って?【全国に広がるサードコミュニティ4】

横浜だからできたコロナ禍の地域対策。「おたがいハマ」って?【全国に広がるサードコミュニティ4】

(画像提供/おたがいハマ)

コロナ収束後の地域社会を見据え、横浜市はインターネットを活用し地域のコミュニティー活動を推進するプラットフォームを始めました。リアルで出会えないからこそオンラインで支え合う「ネット上のサードプレイス」で、オープンイノベーションに取り組む市民が多い、地元愛の強い横浜だから先鞭をつけることができた活動といえそうです。

6位 「ふるさと副業」で個人と地域の成長を。福井県が取り組む関係人口の新しいかたち

地方での副業「ふるさと副業」で個人と地域の成長を。関係人口の新しいかたち

(画像提供/大宮千絵さん)

地方と関わる新しい形「ふるさと副業」の実際の取り組み事例を、働き手と受け入れ側、双方の視点から紹介。自治体ながら民間の転職サイトを通じて「ふるさと副業」の求人を行った福井県は、プロの力を借りると同時に「関係人口」の増加を狙い、成果をあげています。

7位 住宅弱者に寄り添い続ける幼馴染の二人。官・民組んだ座間市の取組みとは

住宅弱者に寄り添い続ける幼馴染の二人。官・民組んだ座間市の取組みとは

(写真撮影/片山貴博)

高齢者や母子家庭など、住まいを探すことが難しい「住宅困窮者」に寄り添う、神奈川県座間市NPO法人「ワンエイド」は、不動産会社も運営し、必要があれば行政窓口にもつないで生活問題の解決までサポートを行っています。NPOと不動産会社が表裏一体となって活動する理由や、「断らない相談支援」を掲げる座間市役所の関係者ら「チーム座間」の思いを伝えます。

8位 「東京メトロ東西線」沿線の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

「東京メトロ東西線」沿線の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

(写真/PIXTA)

東京メトロ東西線沿線の中古マンション価格相場の最新ランキング。価格相場が2980万円の妙典駅は、浦安駅などに比べ知名度は高くなく、通勤快速・快速の通過駅なのに千葉県内の駅では価格相場が最高値。その理由も探っています。

9位 香りで巣ごもり生活を快適に!アロマ空間デザイナーに聞くアロマの上手な使い方

香りで巣ごもり生活を快適に!アロマ空間デザイナーに聞くアロマの上手な使い方

(画像提供/アットアロマ)

ブランディングの一環に「香り」を取り入れる企業が増えています。その背景とともに、自宅に居ながら気軽に気分を変えられるエッセンシャルオイル選びを紹介。在宅勤務の際に、仕事モードへの切り替えに適しているのはローズマリー、レモン、ユーカリ。新型コロナの影響で、抗菌・抗ウイルス作用の期待できるアイテムに反響が増えています。

10位「東京メトロ東西線」全23駅の家賃相場が安い駅ランキング! 2020年版

「東京メトロ東西線」全23駅の家賃相場が安い駅ランキング! 2020年版

(写真/PIXTA)

利便性の高さで人気の東京メトロ東西線に住むなら、ねらい目の駅はどこでしょうか。浦安駅は地盤改良工事や液状化対策を行い、地震対策が進んでいます。パリの雰囲気を思わせる神楽坂や江戸情緒の名残があちこちに残る門前仲町など、個性豊かな沿線の街の魅力を、最新の家賃ランキングから探ってみました。

新型コロナウイルスの感染拡大により進められた生活スタイルの変化が、業界のリモート化の後押しになったことは、少なくとも福音となったはず。また、これまで当たり前で気づけなかった地元の良さや特性を見直すきっかけにもなったようです。社会の在り方に改めて思いを巡らせる、ランキングからは、そんなことを感じ取れたように思います。

緊急事態宣言の発令前~解除後、首都圏の住宅市況はどう動いた?

東日本不動産流通機構(以下、東日本レインズ)は、首都圏の不動産流通市場の6月度の動向をまとめた、「月例速報Market Watch サマリーレポート2020年6月度」を発表した。この月例速報では、過去1年間の月次の動向を分析している。つまり、緊急事態宣言の発令前から解除後の期間の動向が分かるわけだ。詳しく見ていくことにしよう。【今週の住活トピック】
「月例速報Market Watch サマリーレポート 2020年6月度」を発表/(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)
「月例速報Market Watch 2020年6月度」を発表/(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)

東京都では3月4月に中古マンション価格が前年比割れするも、5月6月で回復

東日本レインズの月例速報6月度版から、中古マンションの動向について見ていこう。市場動向は、不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムである、『REINS=Real Estate Information Network System』のデータを分析したもので、以下の物件について集計している。

「成約物件=その月にレインズに契約が成立したと報告された物件」
「新規登録物件=その月にレインズに新たに登録された物件」
「在庫物件=その月の末時点でレインズに登録されている物件」

まず、中古マンションの成約価格の動向を見ていこう。【画像1】が首都圏全体と東京都の成約物件の平米単価の推移だ。月ごとに上がり下がりがあるものの、2020年2月まではいずれの月も前年より成約単価は上昇している。新築マンションの価格上昇トレンドを受けて、首都圏の中古マンションの価格も上昇トレンドにあったことが分かる。

その後、新型コロナウイルス感染が広がりを見せるなか、首都圏では4月に、東京都では3月と4月に成約単価が対前年同月比で下落となったが、5月・6月には対前年比で上昇に転じている。最新の6月度では、首都圏で53.48万円/平米、東京都で70.19万円/平米となり、いずれも前年6月より高い単価となっている。

こうして見ていくと、2020年6月までの中古マンションの価格トレンドについては、コロナ禍で下落し続けるといった状況ではないといえる。

中古マンション(首都圏・東京都)の成約m2単価(出典:東日本レインズ「月例速報Market Watch 2020年6月度」をもとにSUUMOジャーナル編集部作成)

中古マンション(首都圏・東京都)の成約m2単価(出典:東日本レインズ「月例速報Market Watch 2020年6月度」をもとにSUUMOジャーナル編集部作成)

中古マンションの取引件数が4月5月で大きく減少し、6月で回復基調に

実は注目したいのは、成約した件数や新たに売り出した新規登録件数のほうだ。

【画像2】は、首都圏全体と東京都の成約件数および新規登録件数の推移。住宅の売買の取引件数は、例年では4月の新生活に向けた2月・3月・4月で増える。月例速報6月度を見ると、たしかに2月と3月で件数が増えているが、4月・5月で件数が大きく減り、6月で回復するといった動きになっている。

通常は3月が取引件数のピークになるが、この3月は件数がそこまで多くなっていないことから、3月から新型コロナの影響を受けはじめたと見ていいだろう。緊急事態宣言が出た4月になると取引件数は大きく落ち込み、その状況は5月も継続した。緊急事態宣言解除後の6月になると取引件数が増えた状況なので、緊急事態宣言の影響が強く見られる。

つまり、いつもはこの時期に物件を売ったり買ったりしている人が、コロナ禍で様子見をしていることがうかがえる。

成約物件も新規登録物件も同じような動きではあるが、4月・5月の取引件数の落ち込みは、特に成約物件のほうが新規登録物件より大きい。緊急事態宣言下で物件を売りに出す人よりも買う人のほうが、より多く様子見をしたということだろう。

中古マンション(首都圏・東京都)の成約件数および新規登録件数(出典:東日本レインズ「月例速報Market Watch 2020年6月度」をもとにSUUMOジャーナル編集部作成)

中古マンション(首都圏・東京都)の成約件数および新規登録件数(出典:東日本レインズ「月例速報Market Watch 2020年6月度」をもとにSUUMOジャーナル編集部作成)

住宅の取引件数は回復する?抑制される?

では、様子見をしている人たちは、感染防止対策がとられるなかで、物件の検討を始めて契約に向かうのか、それとも売買を断念するのか、どちらになるのだろう?

リクルート住まいカンパニーが5月に実施した「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」によると、緊急事態宣言以降に住宅の購入・建築やリフォームの検討を行った人で、新型コロナ感染拡大の住まい探しへの影響の有無について聞いたところ、最も多いのは「影響はない」の34%だった。

また、「検討を休止した、いったん様子見にした」(24%)、「モデルルーム・モデルハウス・住宅展示場・不動産店舗・実物物件を見に行くことをやめた」(23%)、「検討を中止した」(7%)と、住まい探しを“抑制”した人がいた一方で、「住まい探しの後押しになった」(16%)、「住まい探し始めのきっかけになった」(15%)、「契約の後押しになった」(10%)と、むしろ住まい探しが“促進”されたという人もいたことが分かった。

コロナ拡大の住まい探しへの影響(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

コロナ拡大の住まい探しへの影響(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

同じ調査で「住み替えの検討のきっかけ」を聞いているが、結婚や子どもの誕生、入園・入学などのライフステージの変化や、転勤や転職による勤務先の移動など、住まい探しには常に一定の需要がある。これに加えて、「在宅勤務になった」ことをきっかけに挙げる人もおり、新たな需要も発生していることが分かった。

つまり、緊急事態宣言下では、各家庭の生活事情による住み替え理由の度合いなどによって、継続して住まい探しをしたり、中断・中止をしたり、積極的になったりという状況だったと考えられる。感染予防対策がとられるなか、今後この人たちが住まい探しに動くのかどうかに注目していきたい。

なお、新築マンションの動向についても触れておこう。不動産経済研究所が「首都圏マンション市場動向2020年上半期(1~6月)」を発表した。これによると、首都圏の新築マンションの供給戸数は対前年比44.2%減の7497戸と大幅に減った。一方、平米単価は103.1万円となり対前年比13.7%増で上昇トレンドが続いている。

この記事で、新築マンションの動向を大きく取り上げなかったのは、緊急事態宣言により大手のデベロッパーがモデルルームをクローズし、新規の集客活動をストップしたからだ。最近になって、オンライン見学を始めたり、予約制にするなど感染予防対策をとったうえで新規集客活動を開始する新築マンションが増え始めた。オープンした後の集客状況に注視する必要があるだろう。

ちなみに、分譲マンションの賃料については、東京カンテイが「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移(首都圏6月)」を発表している。これによると、首都圏の分譲マンション賃料は6月で、平米単価3108円となり、5カ月連続で上昇している。

景気の影響を受けやすいマンション市況について、首都圏の市場動向を見ると、価格よりもむしろ取引件数に影響が大きく出ているようだ。緊急事態宣言解除後の6月のデータでは回復傾向も見られるが、いまだ続くコロナ禍のなか、このまま回復するのかはまだ不透明だ。住まい探しをしたい人が、安心して探せる状況に早くなってほしいと願うばかりだ。

【協力】不動産経済研究

のほほんとリバービュー

所在地:東久留米市小山
5万7,000円 / 34.06平米
西武池袋線「東久留米」駅 徒歩6分

黒目川はゆるやかに流れていて、眺めていると癒されます。「ちょっとのんびり暮らしたい」そんなボーイズ&ガールズにおすすめしたい一室です。



黒目川は市民の散歩コースで、橋で立ち止まって川の魚を見るおじいさん、立ち話をしているおばあさん。絵を描いている若者や、元気な小学生の姿もちらほ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

緑あふれる古民家暮らし

所在地:東久留米市小山
15万円 / 107.49平米
西武池袋線「東久留米」駅 徒歩8分

大きな庭でほっと一息。私たちを包み込んでくれそうな古民家を、好みに改装してください!のんびりしたまちで理想のアトリエを構えませんか?



居室内からも緑を眺めることができ、1階の庭先には腰掛けがあります。庭には立派な藤棚やきれいなアジサイが植えられていて、季節によって雰囲気がガラ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

変わりゆく街を楽しむ

所在地:江東区森下
11万2,000円 / 40.22平米
都営新宿線「菊川」駅 徒歩5分

近年、コーヒーやアートの街として注目を浴びる清澄白河・森下エリア。オシャレな店も増えていますが、昔ながらの飲み屋なんかも多く、古いものと新しいものがほどよく混在する楽しい街です。近くを流れる小名木川は遊歩道が整備され、コーヒーを片手にのんびり散歩するのも気持ちよさそう。いろいろな ... 続き>>>.
Posted in 未分類

石川次郎さんが自宅にオフィスを移転!“豊かな隠居生活”とは? あの人のお宅拝見[16]

本連載で河口湖にある石川次郎さんの別荘を取材させてもらってから3年。雑誌編集界の大御所は今なお現役で活躍中。そんな次郎さんから「事務所を自宅に引越したから遊びに来ない?」と連絡をいただきました。テレワーク(リモートワーク)が今後も進むご時世。緊急事態宣言解除で少々落ち着いたころ、都内の次郎さん@ホームオフィスに興味津々で伺いました。連載【あの人のお宅拝見】
「月刊 HOUSING」編集⻑など長年住宅業界にたずさわってきたジャーナリストのVivien藤井繁子が、暮らしを楽しむ達人のお住まいを訪問。住生活にまつわるお話を伺いながら、住まいを、そして人生を豊かにするヒントを探ります。「隠居って自己実現なんだ」。自分時間が増え、よりクリエイティブに

石川次郎さんはマガジンハウス社から独立後、東京・代官山に事務所(JI inc.)を置き、30年近く編集・企画などの事業経営をされてきました。なぜ、代官山のマンションの一角、ペントハウスで160平米もあった事務所を引き払って自宅に? コロナ禍に何があったのでしょう……。
梅雨どきで雨に降られながら、杉並区にある自宅兼事務所へお邪魔しました。

ご自宅は駅近に建つ一戸建て、アールの外観がモダンな建物。オフィス入り口は正面玄関とは別の、半地下に降りた青い扉(写真撮影/片山貴博)

ご自宅は駅近に建つ一戸建て、アールの外観がモダンな建物。オフィス入り口は正面玄関とは別の、半地下に降りた青い扉(写真撮影/片山貴博)

玄関を入ると、ホームオフィスがワンルームで広がっていました。
ガラスブロックの明かり採りがあるスペースのテーブルでお話を伺うことに。

事務機器や家具はすべて、旧事務所から持ってきたもの。「ここに入らない大きなテーブルなどは、知人に使ってもらったり処分したり」。相当な断捨離だった様子(写真撮影/片山貴博)

事務機器や家具はすべて、旧事務所から持ってきたもの。「ここに入らない大きなテーブルなどは、知人に使ってもらったり処分したり」。相当な断捨離だった様子(写真撮影/片山貴博)

アールのガラスブロックは半地下の部屋に光を採り込む機能ともに、棚としても良い高さに設計されていた。代官山の事務所にあった書籍類は1500冊くらい処分したそう(写真撮影/片山貴博)

アールのガラスブロックは半地下の部屋に光を採り込む機能ともに、棚としても良い高さに設計されていた。代官山の事務所にあった書籍類は1500冊くらい処分したそう(写真撮影/片山貴博)

「年齢も80近くになってきたし、仕事をダウンサイジングするのに良い時期だと思って」
この数年で編集という仕事のスタイルも大きく変化しテレワークが当たり前になっていること、さらにコロナ騒ぎで海外取材の仕事がほとんど延期や中止になってしまったことなどがきっかけとなり、このステイ・ホーム中に代官山のオフィスを自宅に移すことを即断したそうです。

「横尾忠則さんが書いた『隠居宣言』(2008年・平凡社新書)という本を改めて読んで、“隠居”するのは自分がやりたい事をするため、自己実現のためという言葉に共感を覚えた」
アーティストの横尾忠則さんとは若いころから親しくされている次郎さん。80歳前後で元気に活躍される仲間が多いのにも驚かされてしまう。

奥に広がるのは、リビングのようなリラックススペース@ホームオフィス。以前は貸していた2住戸をブチ抜き、広いワンルームにリノベーション(約65平米)(写真撮影/片山貴博)

奥に広がるのは、リビングのようなリラックススペース@ホームオフィス。以前は貸していた2住戸をブチ抜き、広いワンルームにリノベーション(約65平米)(写真撮影/片山貴博)

右手の壁を一面だけ、グレー系ブルーにペイントしたのは次郎さんのアイデア。
「パリへ取材に行ったとき、一面だけカラーペイントするのが流行ってたんだ。それを思い出してね」。薄い青色を選んだのは「半地下の部屋で、空を感じることができればと思って」

「上階の自宅でカミさんとの夕食を済ませたら、さっさと降りてきて、好きな映画を一人でじっくり観る。通勤時間が無いと、こんな豊かな時間ができるなんて考えてなかったよ。一人の時間が充実すると、また新たにやりたいことが頭に浮かんでくるんだ」
半世紀、東京のド真ん中で業界人として名を馳せ、走り続けた次郎さんの新たな日常が始まっていました。

「自分は良かったけどスタッフや通ってくる仕事仲間たちには、狭いし不便になるし、どうかなぁって心配してたんだけど。結構イイって、皆が言ってくれるんだよね」

窓辺に置かれたデスクに、スタッフ用のMacが並ぶ。私もここなら気持ちよく仕事できそう(笑)(写真撮影/片山貴博)

窓辺に置かれたデスクに、スタッフ用のMacが並ぶ。私もここなら気持ちよく仕事できそう(笑)(写真撮影/片山貴博)

コンパクトになった空間に詰まった、ストーリーのあるインテリア

クリエイティブなお仕事のオフィスらしく、素敵なデザインの家具やグッズが並んでいました。
それらには驚きのストーリーが、次々と……。
例えば壁に飾られたモノクロ写真はすべて、仕事をご一緒された国内外の著名な写真家たちからプレゼントされた貴重なオリジナル・プリントです。

「これは知ってるでしょ?革命家チェ・ゲバラの有名な1960年当時のポートレート。そのもとになったこの写真を撮ったのは、フィデル・カストロ付きの写真家、アルベルト・コルダ」。物語と意味のある作品ばかり、次郎さんの歴史そのもの(写真撮影/片山貴博)

「これは知ってるでしょ?革命家チェ・ゲバラの有名な1960年当時のポートレート。そのもとになったこの写真を撮ったのは、フィデル・カストロ付きの写真家、アルベルト・コルダ」。物語と意味のある作品ばかり、次郎さんの歴史そのもの(写真撮影/片山貴博)

それ以上に私を驚かせたのは、この家具セット。ライティング・デスクは折りたたみ式で収納するとコンソールにもなるのですが、
「これ、福山雅治クンのお下がりなんだ(笑)彼が引越す時にもらったの、前の事務所ではもう一つ本棚も使ってたんだけど」
これまた、スゴイ人脈が出てきました!

「流石、福山雅治!」と言ってしまいたくなる、この家具。日本でも人気のB&B Italia社でアントニオ・チッテリオがデザインするコレクション『MAXALTO』のもの。洗練されたクラフトマンシップが素晴らしいシリーズ(写真撮影/片山貴博)

「流石、福山雅治!」と言ってしまいたくなる、この家具。日本でも人気のB&B Italia社でアントニオ・チッテリオがデザインするコレクション『MAXALTO』のもの。洗練されたクラフトマンシップが素晴らしいシリーズ(写真撮影/片山貴博)

床はサイザル麻のカーペットタイルを採用、足にも優しい自然素材なのでホームオフィスにぴったり。

35年前、このご自宅を設計されたのは建築家の阿部勤(アルテック代表)。ル・コルビュジエに師事した日本を代表するモダニズム建築家、坂倉準三のお弟子さん。
「だから、阿部さんはコルビュジエの孫弟子だよね。ちょうど、コルビュジエの版画があるので、どこかに飾ろうかと思って」 

コルビュジエのモデュロール(黄金比からつくった基準寸法)をモチーフにした版画。コンクリート打ち放しの梁がモダン建築らしい(写真撮影/片山貴博)

コルビュジエのモデュロール(黄金比からつくった基準寸法)をモチーフにした版画。コンクリート打ち放しの梁がモダン建築らしい(写真撮影/片山貴博)

私が次郎さんに初めてお会いしたのはミラノ、その思い出につながるオモチャも棚に見つけた!

ドイツのMiele社の赤いトラック・ミニカー。Miele社のお仕事をミラノ・サローネでご一緒したのが次郎さんとのご縁。オフィスにある物、一つ一つにストーリーがあって会話が弾む(写真撮影/藤井繁子)

ドイツのMiele社の赤いトラック・ミニカー。Miele社のお仕事をミラノ・サローネでご一緒したのが次郎さんとのご縁。オフィスにある物、一つ一つにストーリーがあって会話が弾む(写真撮影/藤井繁子)

「当分は、アームチェア・トラベラー」。変わらぬ“旅“への想い

「生活のリズムは全く変わっちゃったね」と楽しそうに語る次郎さんに、御隠居さんの風は無い。
朝起きると、すぐに降りてきてオフィスのキッチンで朝食をつくるのが日課になったそう。「朝メシつくるなんて初めてだから、カミさんは手がかからなくなって一番喜んでる」。ライ麦パンにこだわってつくる朝食、最近のお気に入りは
「アボガド・トースト。ニューヨークで食べたのを思い出しながらつくってる」

8時に出勤、「スタッフより早く出勤するなんて、無かったからね(笑)」。夜も毎日のように外食だったのが、今は基本的に自宅で夕食を食べるそう。
「代官山時代は会食も惰性で毎日のようにスケジュールに入れていたけど、それが今は、街に出かけるってなると大イベント、気分が盛り上がる(笑)。興味の持ち方も変わった。毎日通っていた渋谷にも再発見がある」。半世紀も暮らした街とは思えない、新たな魅力を見つけるのも隠居効果のようです。

「自分の時間が圧倒的に増えた」。そんな次郎さんの関心ごとは、社会人になった時から変わらない原点の“旅”。
「まだ海外へは出られないから、しばらくは“アームチェア・トラベラー”だね」。“アームチェア・トラベラー” とは、旅行雑誌や旅行小説、探検記などを見て、自宅のチェアに腰掛けながら旅の気分に浸る人。探究心や想像力があれば、ウィズ・コロナ時代でも旅人にもなれるわけですね。

そんなイマジネーションを高める、素敵な旅行ガイドブックを見せて下さいました。
『ルイ・ヴィトン シティ・ガイド』、あのヴィトンが1998年から発行するガイドブック。『Paris』から『Cape town』など世界の都市別になっており、ハンディなサイズで、シリーズはヴィトンらしいデザインBOXに入っていました。「ヴィトンの関係者など面白い人たちのローカル情報だから、内容がユニークなんだよ」

“究極の旅の伴侶”として発行された「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」(仏語版・英語版)。2020年に改訂の『シティ・ガイド 東京』には、建築家・隈研吾が特別寄稿。後ろにあるのは『GULLIVER』(マガジンハウス社)、次郎さんが1989年に創刊した旅行雑誌(写真撮影/片山貴博)

“究極の旅の伴侶”として発行された「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」(仏語版・英語版)。2020年に改訂の『シティ・ガイド 東京』には、建築家・隈研吾が特別寄稿。後ろにあるのは『GULLIVER』(マガジンハウス社)、次郎さんが1989年に創刊した旅行雑誌(写真撮影/片山貴博)

このホームオフィスにも、海外で実体験して良かったことを取り入れていて、次郎さんにとって旅はライフスタイルそのもの。

ちなみに、オフィスのリノベでこだわったサニタリールームには、海外のホテルでよく見るオーバーヘッドのシャワーが付いていました。

「天井からのレインシャワーにしたかったけど、天井の高さが足りなくてできなかったので、パイプ一体型のオーバーヘッドシャワーをハンスグローエ社で見つけた」。これから夏場は大活躍しそう(写真撮影/片山貴博)

「天井からのレインシャワーにしたかったけど、天井の高さが足りなくてできなかったので、パイプ一体型のオーバーヘッドシャワーをハンスグローエ社で見つけた」。これから夏場は大活躍しそう(写真撮影/片山貴博)

社会人になってからサラリーマン編集者として約25年、編集プロダクション経営者として約25年、そしてこれからの仕事に対するスタンスを伺うと……
「若いころから、仕事は面白くなければ!って言ってやってきた。これからは、より自己実現に向かう旅路かな」

「こんな雑誌をつくりたいんだよ」と手に取って見せてくれたのは『Holiday Magazine』。元はアメリカで1946年に創刊されたハイクオリティな旅行雑誌、その廃刊後、2014年にフランス人アートディレクターのフランク・デュランがパリで復刊したラグジュアリートラベル誌です。
「雑誌特有の良さはまだあるはずなんだ。手元に置いておくだけでHappyになれる、そんな雑誌をつくりたいね」

『HOLIDAY』は旅とファッションを融合したビジュアル誌、旅行誌らしからぬ表紙(この号の特集はブータン。あっ、Tシャツも『HOLIDAY』だ!)有名フォトグラファーが撮っているので写真のクオリティが半端ない、次郎さんのやりたい方向ですね(写真撮影/片山貴博)

『HOLIDAY』は旅とファッションを融合したビジュアル誌、旅行誌らしからぬ表紙(この号の特集はブータン。あっ、Tシャツも『HOLIDAY』だ!)有名フォトグラファーが撮っているので写真のクオリティが半端ない、次郎さんのやりたい方向ですね(写真撮影/片山貴博)

次郎さんの隠居生活、まだまだ夢に向かって進むようです。これから上階にお引越し予定のお孫さんとの異世代交流が、新たな刺激になるかも?
「自己実現は健康でなきゃできない。ステイ・ホームのお陰で会食も減ってダイエットできたのは良かった(笑)」
御年79歳、次郎さんの隠居生活@ホームオフィスの新たな門出を祝福!

●関連記事
あの人のお宅拝見[1] 編集者・石川次郎さんのセカンドハウス(前編)
あの人のお宅拝見[2] 編集者・石川次郎さんのセカンドハウス(後編)

石川次郎
エディトリアル・ディレクター。編集プロダクションJI inc.(株式会社ジェイ・アイ)代表取締役。1941年、東京生まれ。
早稲田大学卒業後は海外旅行専門のトラベル・エージェントに勤務。約2年後、平凡出版株式会社(現マガジンハウス)に入社、『平凡パンチ』誌で編集者生活をスタート。『POPEYE』『BRUTUS』『Tarzan』『GULLIVER』などの雑誌の創刊作業を担当し、編集長を歴任。1993年同社退社、JI inc.設立。ラグジュアリー誌『SEVEN SEAS』(アルク社)編集長や、六本木ヒルズの「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、川崎の「LA CITTA DELLA」など商業施設のプロデュースなども手掛ける。1994年~2002年テレビ朝日「トゥナイト2」の司会としても知られている。

DIYと仲間たち

所在地:八王子市打越町
4万5,000円 / 18.42平米
京王線「北野」駅 徒歩12分

八王子市の、のどかな環境にあるワンルームマンションで、なかなか面白い活動が行われています。



室内の床・壁と流しの素材が選べ、好みの空間を自分でつくっていけるという企画。



床と、玄関から続く壁1面に張る合板は、シナ・ラワン・MDFの3種類から選べます。合板には塗装をしても、ネジ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

代官山リミッターカット【売買】

所在地:目黒区中目黒
5,800万円 / 45.64平米
東急東横線「代官山」駅 徒歩5分

◆ 売買物件としての募集も開始しました ◆



リミッターをカットして、ホビーとして自分の納得のいく空間を作り続けるオーナーさんが手掛ける物件にはいつも驚かされますが、今回もまたずいぶんと攻めた物件に仕上がっています。



恵比寿と代官山と中目黒の真ん中あたり、鎗ヶ崎の交差点から少し ... 続き>>>.
Posted in 未分類

竹林デザイナーズ

所在地:横浜市青葉区美しが丘
9万1,000円 / 32.19平米
東急田園都市線「たまプラーザ」駅 徒歩6分

駅から徒歩6分、デザイナーズ物件のご紹介です。



エントランスを入ると、吹き抜けの中庭があって、竹林が上に上にとのびています。共用部は整っていて、ちゃんと管理された建物だとわかります。



室内はワンルームの真ん中に収納ユニットがある、ロの字型の空間になってます。真ん中に収納がある ... 続き>>>.
Posted in 未分類

光を感じるシンプルリノベオフィス

所在地:千代田区岩本町
23万3,310円(税込) / 50.11平米
山手線・中央線・銀座線「神田」駅 徒歩7分

古い味わいを残しつつリノベーションされたビル。その3階にあるオフィスに空きが出ました。



リノベーションされたのは、約6年前。既存の天井と床のタイルを撤去、壁と梁を白く塗装し、床はモルタルで整えた仕上げ。全体的にマットな質感に統一されています。



建物の前面道路は幅員の広い道路な ... 続き>>>.
Posted in 未分類

やりたいことやりきった集合住宅

所在地:杉並区久我山
9万8,000円 / 27.38平米
井の頭線「久我山」駅 徒歩2分

4・5階にオーナーが住む、この集合住宅。自宅の内装はもちろん、1~3階の賃貸部分でも、オーナーがやりたかったことを、しっかりやりきってます。



1~3階の賃貸部分は、間取りや内装がさまざま。1階にはゆったりとした庭が付いていて、2・3階は眺望が抜けています。



さらに中庭に「SO ... 続き>>>.
Posted in 未分類

アストロノーム

所在地:世田谷区成城
9,980万円 / 178.49平米(建物) 231.43平米(敷地)
小田急線「成城学園前」駅 徒歩15分

「成城みつ池緑地」の豊かな自然を背に、ゆったりとした時間がながれるエリアに立つ、遊び心を妥協なく具現化した家。



「テイクナイン計画設計研究所」施工の天体観測所をモチーフにした、その名も「アストロノーム」。



内部は4層のスキップフロアで構成されていて、中2階と中3階は左右に居室 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

テレワークが変えた暮らし【9】HSPの自分には「オフィス勤務は生きづらさだった」。生活の質を向上させた選択

「周囲の音が気になって仕方がない」「他人の気持ちを自分のことのように感じてしまい、気疲れしてしまう」――。従来は「繊細」のひと言で片付けられていた気質が生きづらさになっている人たちのことが、昨今、「HSP」=Highly Sensitive Person(とても敏感な人)として知られるようになってきた。脳のストレスを処理する扁桃体が生まれつき活発なため、刺激などを感じ取りやすい性質の持ち主のことで、5人に1人はHSPだともいわれている。そんなHSPの人々が働くうえで、テレワークは生活の質を劇的に向上させることもある。HSPを自認する男性に、話を伺った。
「集中力がない」はずが、テレワークで仕事に没頭できるように

HSPは生まれ持った特性であり、病気などではない。刺激の量や強度の適正は人により違いがあるものだが、雑音があったり、大人数がいる空間などが過敏に刺激になってしまったりすることがある。感受性の強さゆえに、たくさんの人と長時間ともに過ごす職場環境は、HSPの人にとっては大きな負荷ともなりうる。

大阪・北摂地域に住むJさんは、昨年10月に東京のITベンチャーに転職し、現在は自宅と、近所のシェアオフィスを使ってテレワークをしている。Jさんが自分をHSPだと自覚したのは、転職してテレワーク勤務を始めたところ、疲れず仕事に没頭できるようになったからだった。

職場で集中できなかった分の仕事を持ち帰ることがなくなり、空いた時間は自身の勉強にも使えるようになったというJさん(写真撮影/水野浩志)

職場で集中できなかった分の仕事を持ち帰ることがなくなり、空いた時間は自身の勉強にも使えるようになったというJさん(写真撮影/水野浩志)

「小さなころからたくさんの人がいるイベントなどが苦手で。圧倒されてしまうんです。それは自分の弱さだ、治したい、と困っていました。HSPのこと自体は知ってはいたんですが、自分自身とは結びついていなくて。でもあるときSNSで見かけたHSP当事者の方の事例が、まさに自分のことのような内容だったんです」

前職は国立大学の職員。経理関係の業務を担当していた。穏やかな語り口で聡明な印象を受けるJさんだが、前職時代は自身のことを「集中力のない人間」だと感じていたという。

「周囲に機嫌が悪い人がいたり、人が誰かに怒られていたりすると、自分のことじゃないと分かっていても気になってしまって。そういうときは仕事が手につかなくて、終業後にわざわざ図書館や自宅でこもることもありました」

家族の状況に応じて自宅とシェアオフィスを使い分ける

前職での勤続年数が10年を超え、今後は専門性を高めたいと思っていたころ、大学のデータ分析を請け負っていた現在の勤務先と出会う。事業内容への関心から、この道を歩みたいと感じたところ、ヘッドハンティングされた。転職自体はすぐ決心できたが、妻帯者で小学生と幼稚園児の2児の父親であるJさんにとって、転居が伴うのは迷うところ。会社に相談したところ、大阪に住んだままほぼフルリモートでの勤務を快諾してもらえたという。

自宅の間取りは4LDK。仕事場所は自宅とシェアオフィスで使い分けている。テレワークありきの転職ではなく、やりたい仕事の会社がたまたまテレワーク可だったそう(写真撮影/水野浩志)

自宅の間取りは4LDK。仕事場所は自宅とシェアオフィスで使い分けている。テレワークありきの転職ではなく、やりたい仕事の会社がたまたまテレワーク可だったそう(写真撮影/水野浩志)

「本来は出社して業務をするのが基本なんですが、体調不良のときや自宅で用事があるときは、テレワークができる環境が整っていた会社なんです。ことさらテレワークを推奨するというわけでなく、普通にひとつの手段としていつでも選べるように用意してある感じですね。フルリモートは僕だけですが、定期的に同じ曜日にテレワークをする同僚はいます。ただ新型コロナウイルス対応で、現在はテレワークが主という方針になりました」

大勢の同僚に囲まれる生活からシェアオフィスでひとりで働く環境へ変わるうえで不安だったのが、新しい仲間とのコミュニケーションが円滑に取れるのかということと、集中して業務に取り組めるかどうか。しかしむしろ、仕事ははかどるようになった。「自宅やシェアオフィスは静かな環境ですし、会社に在宅での勤務が普通だと理解してもらえているなかでの仕事は、まったくストレスがありませんでした」

勤務時間は7時間で、コアタイムの4時間さえ守ればフレックス制だ。働くのは、自宅でとシェアオフィスが半分ずつ。客先とのウェブ会議のときなどは、情報の漏洩を防ぐために自宅で行っている。ひとりで仕事することは食事の時間を忘れることもあるほど集中できてしまうが、自宅勤務時は家族と一緒に昼食をとることが、オンとオフを切り替えるよい時間になっているそう。「子どもたちと一緒にお昼ごはんを食べることができますし、妻に用事があれば自宅での勤務にして僕が面倒をみることもあります」。ただ、子どもたちにとっては、家に大好きなお父さんがいれば一緒に遊びたいし、話もしたいもの。「我慢させるのはかわいそうだけれど、家で仕事していれば、学校から帰ったときの様子などが分かるのは良い点だと思います」

在宅勤務時は家族との昼食で気分を切り替え。コーヒーブレイクもメリハリに(写真撮影/水野浩志)

在宅勤務時は家族との昼食で気分を切り替え。コーヒーブレイクもメリハリに(写真撮影/水野浩志)

それでも、公務員に準じる安定した仕事からの転職は、家族にとっても勇気のいるものだったのではないだろうか。しかし、妻のMさんは「たとえ給料が下がったとしても賛成だった」と話す。「夫はいろいろなアイデアを持っていたり頑張れたりするのに、活かせていない状態なのがもったいないとずっと思っていたんです。心配だったし、能力を発揮できる会社だから、そっちのほうがいいなって」

刺激への「防御」に使うエネルギーが減り、生活の質が向上

転職による収入の変化はほぼないが、生活の質は格段に向上したそう。「(他の人から)いつ話しかけられるか分からない」といった刺激の量をコントロールでき、集中して仕事に取り組めるので、単位時間あたりのアウトプットの量も増加した。「仕事を持ち帰ることは完全になくなったので、自由時間も増えました。空いた時間は勉強にも充てています」。刺激への「防御」にエネルギーを使って疲れ果てることがなくなったため、Mさんにとっても「しんどそうにしていることがなくなって、悩みの内容も『仕事をどう頑張るか』といった建設的で健康的なものになって、安心できた。家族みんなでご飯をたべる回数も増えました」と喜ばしい方向に向かっている。

いいことばかり、というMさんに、あえてテレワークならではのデメリットを聞いてみた。それは在宅で会議する際、インターネット環境を重視してWi-Fiルーターのあるリビングで行うため「長くて2時間、家族がリビングに入れないこと」だそう。日常生活に仕事が「侵食」してしまう「テレワークあるある」な課題ではある。「Wi-Fiと周波数が干渉してしまうので電子レンジが使えず、料理ができないんですよね」。とはいえそれも、家族皆で食卓を囲める環境になったからこその悩み、といえるかもしれない。

自宅のある北摂地域は、子育て家庭に人気のエリア。休日はよく、吹田市にある万博記念公園で家族と一緒に過ごす。万博記念公園は1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を整備した公園。太陽の塔をシンボルとし、さまざまな樹木や草花が植えられ、四季折々の風景が楽しめる(写真撮影/水野浩志)

自宅のある北摂地域は、子育て家庭に人気のエリア。休日はよく、吹田市にある万博記念公園で家族と一緒に過ごす。万博記念公園は1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を整備した公園。太陽の塔をシンボルとし、さまざまな樹木や草花が植えられ、四季折々の風景が楽しめる(写真撮影/水野浩志)

小学生の長女と幼稚園児の次女2児の父。自宅勤務のときにはしっかり者の長女が得意料理の卵焼きをつくってくれることもあるそう(写真撮影/水野浩志)

小学生の長女と幼稚園児の次女2児の父。自宅勤務のときにはしっかり者の長女が得意料理の卵焼きをつくってくれることもあるそう(写真撮影/水野浩志)

Mさんの実家は親戚の仲が良く、大人数で集まることもたびたび。Mさんにとっては当たり前の光景であったが、Jさんは参加に抵抗をみせていたそう。「以前はみんなのことが苦手なのかなって思っていました。今となればそういう状況が苦手なだけと分かるんですが」というMさんに「本当はみんなと仲良くしたいんだけど、いざその中に入ると緊張しちゃって」。今でもJさんは、5人以上人が集まる場では、圧倒されてしまう。

「(30代後半の)僕らが子どものころに受けていた教育は『みんな一緒に仲良く』。内気さは克服しないといけないものだと思っていた」とJさんは話すが、現在、他者との違いは当たり前だととらえるべき時代になってきている。従来の環境に無理に合わせるのではなく、自分に合ったところへと移るのが自然であり、オンライン環境の充実や、多様性が尊重される中で、そうすることが可能になりつつある。

テレワークは、新型コロナウイルスの感染拡大により3密を避ける目的で急速に注目されたが、自分の居心地のよい空間で働きたいという多くの人が抱く願いに置いても、ひとつの解となるだろう。制度とは本来、そこにいる人のためにあるもの。HSPによる生きづらさの解消へ、テレワークが一時的なものとならず、制度として正しく役立つことを祈りたい。

●取材協力
万博記念公園
住所:吹田市千里万博公園
営業時間:9:30~17:00(入園は16:30まで)
定休日:水曜日(4/1~GW,10,11月は無休)
自然文化園入園料:大人260円 小中学生80円

テレワークが変えた暮らし【9】HSPの自分には「オフィス勤務は生きづらさだった」。生活の質を向上させた選択

「周囲の音が気になって仕方がない」「他人の気持ちを自分のことのように感じてしまい、気疲れしてしまう」――。従来は「繊細」のひと言で片付けられていた気質が生きづらさになっている人たちのことが、昨今、「HSP」=Highly Sensitive Person(とても敏感な人)として知られるようになってきた。脳のストレスを処理する扁桃体が生まれつき活発なため、刺激などを感じ取りやすい性質の持ち主のことで、5人に1人はHSPだともいわれている。そんなHSPの人々が働くうえで、テレワークは生活の質を劇的に向上させることもある。HSPを自認する男性に、話を伺った。
「集中力がない」はずが、テレワークで仕事に没頭できるように

HSPは生まれ持った特性であり、病気などではない。刺激の量や強度の適正は人により違いがあるものだが、雑音があったり、大人数がいる空間などが過敏に刺激になってしまったりすることがある。感受性の強さゆえに、たくさんの人と長時間ともに過ごす職場環境は、HSPの人にとっては大きな負荷ともなりうる。

大阪・北摂地域に住むJさんは、昨年10月に東京のITベンチャーに転職し、現在は自宅と、近所のシェアオフィスを使ってテレワークをしている。Jさんが自分をHSPだと自覚したのは、転職してテレワーク勤務を始めたところ、疲れず仕事に没頭できるようになったからだった。

職場で集中できなかった分の仕事を持ち帰ることがなくなり、空いた時間は自身の勉強にも使えるようになったというJさん(写真撮影/水野浩志)

職場で集中できなかった分の仕事を持ち帰ることがなくなり、空いた時間は自身の勉強にも使えるようになったというJさん(写真撮影/水野浩志)

「小さなころからたくさんの人がいるイベントなどが苦手で。圧倒されてしまうんです。それは自分の弱さだ、治したい、と困っていました。HSPのこと自体は知ってはいたんですが、自分自身とは結びついていなくて。でもあるときSNSで見かけたHSP当事者の方の事例が、まさに自分のことのような内容だったんです」

前職は国立大学の職員。経理関係の業務を担当していた。穏やかな語り口で聡明な印象を受けるJさんだが、前職時代は自身のことを「集中力のない人間」だと感じていたという。

「周囲に機嫌が悪い人がいたり、人が誰かに怒られていたりすると、自分のことじゃないと分かっていても気になってしまって。そういうときは仕事が手につかなくて、終業後にわざわざ図書館や自宅でこもることもありました」

家族の状況に応じて自宅とシェアオフィスを使い分ける

前職での勤続年数が10年を超え、今後は専門性を高めたいと思っていたころ、大学のデータ分析を請け負っていた現在の勤務先と出会う。事業内容への関心から、この道を歩みたいと感じたところ、ヘッドハンティングされた。転職自体はすぐ決心できたが、妻帯者で小学生と幼稚園児の2児の父親であるJさんにとって、転居が伴うのは迷うところ。会社に相談したところ、大阪に住んだままほぼフルリモートでの勤務を快諾してもらえたという。

自宅の間取りは4LDK。仕事場所は自宅とシェアオフィスで使い分けている。テレワークありきの転職ではなく、やりたい仕事の会社がたまたまテレワーク可だったそう(写真撮影/水野浩志)

自宅の間取りは4LDK。仕事場所は自宅とシェアオフィスで使い分けている。テレワークありきの転職ではなく、やりたい仕事の会社がたまたまテレワーク可だったそう(写真撮影/水野浩志)

「本来は出社して業務をするのが基本なんですが、体調不良のときや自宅で用事があるときは、テレワークができる環境が整っていた会社なんです。ことさらテレワークを推奨するというわけでなく、普通にひとつの手段としていつでも選べるように用意してある感じですね。フルリモートは僕だけですが、定期的に同じ曜日にテレワークをする同僚はいます。ただ新型コロナウイルス対応で、現在はテレワークが主という方針になりました」

大勢の同僚に囲まれる生活からシェアオフィスでひとりで働く環境へ変わるうえで不安だったのが、新しい仲間とのコミュニケーションが円滑に取れるのかということと、集中して業務に取り組めるかどうか。しかしむしろ、仕事ははかどるようになった。「自宅やシェアオフィスは静かな環境ですし、会社に在宅での勤務が普通だと理解してもらえているなかでの仕事は、まったくストレスがありませんでした」

勤務時間は7時間で、コアタイムの4時間さえ守ればフレックス制だ。働くのは、自宅でとシェアオフィスが半分ずつ。客先とのウェブ会議のときなどは、情報の漏洩を防ぐために自宅で行っている。ひとりで仕事することは食事の時間を忘れることもあるほど集中できてしまうが、自宅勤務時は家族と一緒に昼食をとることが、オンとオフを切り替えるよい時間になっているそう。「子どもたちと一緒にお昼ごはんを食べることができますし、妻に用事があれば自宅での勤務にして僕が面倒をみることもあります」。ただ、子どもたちにとっては、家に大好きなお父さんがいれば一緒に遊びたいし、話もしたいもの。「我慢させるのはかわいそうだけれど、家で仕事していれば、学校から帰ったときの様子などが分かるのは良い点だと思います」

在宅勤務時は家族との昼食で気分を切り替え。コーヒーブレイクもメリハリに(写真撮影/水野浩志)

在宅勤務時は家族との昼食で気分を切り替え。コーヒーブレイクもメリハリに(写真撮影/水野浩志)

それでも、公務員に準じる安定した仕事からの転職は、家族にとっても勇気のいるものだったのではないだろうか。しかし、妻のMさんは「たとえ給料が下がったとしても賛成だった」と話す。「夫はいろいろなアイデアを持っていたり頑張れたりするのに、活かせていない状態なのがもったいないとずっと思っていたんです。心配だったし、能力を発揮できる会社だから、そっちのほうがいいなって」

刺激への「防御」に使うエネルギーが減り、生活の質が向上

転職による収入の変化はほぼないが、生活の質は格段に向上したそう。「(他の人から)いつ話しかけられるか分からない」といった刺激の量をコントロールでき、集中して仕事に取り組めるので、単位時間あたりのアウトプットの量も増加した。「仕事を持ち帰ることは完全になくなったので、自由時間も増えました。空いた時間は勉強にも充てています」。刺激への「防御」にエネルギーを使って疲れ果てることがなくなったため、Mさんにとっても「しんどそうにしていることがなくなって、悩みの内容も『仕事をどう頑張るか』といった建設的で健康的なものになって、安心できた。家族みんなでご飯をたべる回数も増えました」と喜ばしい方向に向かっている。

いいことばかり、というMさんに、あえてテレワークならではのデメリットを聞いてみた。それは在宅で会議する際、インターネット環境を重視してWi-Fiルーターのあるリビングで行うため「長くて2時間、家族がリビングに入れないこと」だそう。日常生活に仕事が「侵食」してしまう「テレワークあるある」な課題ではある。「Wi-Fiと周波数が干渉してしまうので電子レンジが使えず、料理ができないんですよね」。とはいえそれも、家族皆で食卓を囲める環境になったからこその悩み、といえるかもしれない。

自宅のある北摂地域は、子育て家庭に人気のエリア。休日はよく、吹田市にある万博記念公園で家族と一緒に過ごす。万博記念公園は1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を整備した公園。太陽の塔をシンボルとし、さまざまな樹木や草花が植えられ、四季折々の風景が楽しめる(写真撮影/水野浩志)

自宅のある北摂地域は、子育て家庭に人気のエリア。休日はよく、吹田市にある万博記念公園で家族と一緒に過ごす。万博記念公園は1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を整備した公園。太陽の塔をシンボルとし、さまざまな樹木や草花が植えられ、四季折々の風景が楽しめる(写真撮影/水野浩志)

小学生の長女と幼稚園児の次女2児の父。自宅勤務のときにはしっかり者の長女が得意料理の卵焼きをつくってくれることもあるそう(写真撮影/水野浩志)

小学生の長女と幼稚園児の次女2児の父。自宅勤務のときにはしっかり者の長女が得意料理の卵焼きをつくってくれることもあるそう(写真撮影/水野浩志)

Mさんの実家は親戚の仲が良く、大人数で集まることもたびたび。Mさんにとっては当たり前の光景であったが、Jさんは参加に抵抗をみせていたそう。「以前はみんなのことが苦手なのかなって思っていました。今となればそういう状況が苦手なだけと分かるんですが」というMさんに「本当はみんなと仲良くしたいんだけど、いざその中に入ると緊張しちゃって」。今でもJさんは、5人以上人が集まる場では、圧倒されてしまう。

「(30代後半の)僕らが子どものころに受けていた教育は『みんな一緒に仲良く』。内気さは克服しないといけないものだと思っていた」とJさんは話すが、現在、他者との違いは当たり前だととらえるべき時代になってきている。従来の環境に無理に合わせるのではなく、自分に合ったところへと移るのが自然であり、オンライン環境の充実や、多様性が尊重される中で、そうすることが可能になりつつある。

テレワークは、新型コロナウイルスの感染拡大により3密を避ける目的で急速に注目されたが、自分の居心地のよい空間で働きたいという多くの人が抱く願いに置いても、ひとつの解となるだろう。制度とは本来、そこにいる人のためにあるもの。HSPによる生きづらさの解消へ、テレワークが一時的なものとならず、制度として正しく役立つことを祈りたい。

●取材協力
万博記念公園
住所:吹田市千里万博公園
営業時間:9:30~17:00(入園は16:30まで)
定休日:水曜日(4/1~GW,10,11月は無休)
自然文化園入園料:大人260円 小中学生80円

鬼才の遺作にて

所在地:新宿区新宿
30万9,100円(税込) / 51.64平米
丸ノ内線「新宿三丁目」駅 徒歩2分

「狂気の建築家」、「鬼才」。そんな異名を持っていた、故渡邊洋治氏設計の建物。リズミカルに雁行する建物が空に向かって伸びる姿は、ここ新宿の街の中でも、独特なオーラを放っています。



数年前に建物全体がリノベーションされ、室内はクリエイティブな香りただよう空間。



今回の区画は、入口 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

好きなまち、好みのロフト

所在地:目黒区五本木
16万4,000円 / 34.52平米
東急東横線「祐天寺」駅 徒歩4分

祐天寺駅から徒歩4分。スタイリッシュな低層デザイナーズマンション、吹き抜けのある1LDK+ロフトの最上階角部屋のご紹介です。



コンクリート打ち放しに白で統一されたスタイリッシュな室内は、約35㎡とコンパクトながら約14㎡のロフトがあり、実際に使える面積は大きめ。ゆとりのある一人 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

二枚目なイケメン

所在地:豊島区千早
10万7,000円 / 42平米
有楽町線・副都心線「要町」駅 徒歩3分

ガツンと手を入れて数年の男っぽいワンルーム。フルリノベーションの甲斐あって、なかなかかっこよく仕上がっています。



でも、100%でキメきれないというか、ちょいハズし感が憎めない二枚目なイケメンで。惜しかったり意外だったり完璧ではない一面を、笑って許容できる寛大かつ柔軟な人に、面 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

求む!DIYチャレンジャー【期間限定】

所在地:東京都大田区南馬込
12万円 / 106.61平米
都営浅草線「西馬込」駅 徒歩8分

DIYやってみたい!でもいろんな制約があって難しそう、というあなた。こんな物件ならいかがでしょうか?



・築80年以上とはいえ、最低限、いやむしろなかなかいい塩梅にリノベーションされている

・構造を傷めない内容で、事前に貸主の承諾を得た改装は原状回復義務なし

・貸主は工務店なので ... 続き>>>.
Posted in 未分類

透明感のある白いワンルーム

所在地:横浜市青葉区藤が丘
7万5,000円 / 25.69平米
東急田園都市線「藤が丘」駅 徒歩1分

改札を出てすぐ!というより、駅と直結型のデザイナーズ物件。



駅と一体になった建物は、外観や室内・共用部など、全体を通して白が印象的です。今回はこちらのワンルームの部屋が募集となりました。



南向きのシンプルな部屋で、室内は床・壁・天井、すべて白を基調に整えられてます。素材感やガ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

丘の上のキャビン

所在地:横浜市神奈川区片倉
13万6,000円 / 59.16平米
横浜市営地下鉄ブルーライン「片倉町」駅 徒歩6分

各住戸はキャビン(船室)をイメージしているこちらの物件。住戸専用のポーチに自転車を置き、エントランスへ。



室内は無駄なものはほとんどなく、コンクリート打ち放しと表情がいい木がちょうど良くデザインされています。収納は少なめかもしれません。



地下1階はキッチンとダイニングスペース ... 続き>>>.
Posted in 未分類

フレキシブルかつコンパクトなワンルーム

所在地:横浜市神奈川区入江
8万9,900円 / 34.3平米
横浜線「大口」駅 徒歩6分

大口駅・新子安駅・子安駅の三つの駅から歩いて約6分。横浜線と京浜東北線、京急線と3路線が利用でき、東京や神奈川の主要エリアへのアクセスにも便利な場所に、小ぶりなデザイナーズを発見しました。



交通量の多い国道に近い物件なので、車の音を心配したのですが、防音がしっかりしているので室 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ジャンクに整える<303>

所在地:渋谷区恵比寿
14万8,500円(税込) / 30平米
山手線「恵比寿」駅 徒歩5分

恵比寿駅から程近い昭和48年築のマンション。空いたとこからあえてのジャンクに仕上げてます。



簡潔にこの物件のポイントを。まず、事務所想定で改装しているのでマンションタイプの事務所にありがちな生活感がありません。キッチンは邪魔にならないステンレス製のもの、浴槽は取っ払って収納スペ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

公園に住もう!

所在地:西東京市向台町
5万8,000円 / 35平米
西武新宿線「花小金井」駅 徒歩19分

小金井公園に隣接というか、「なか」といえるくらい、近くに公園を感じられる家。



建物は戸建てに見えますが、二世帯の集合住宅。玄関扉を開けると隣の部屋と共用の玄関ホールになっていて、ポストやゴミ出しスペースがあります。その先の扉からが専有部分です。



内装は歴代の借主が好きに改装し ... 続き>>>.
Posted in 未分類

心踊るパークサイド

所在地:世田谷区池尻
16万5,000円 / 42.9平米
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩11分

目の前に緑がばーん!



都会のオアシス「世田谷公園」最前列に位置するマンションの一室が、リノベーションされ、すてきに生まれ変わりました。



木目の表情豊かな床材は、オークの無垢フローリング。キッチンとの間仕切りや廊下の壁は、さわやかなセージグリーンの板張り。部屋から見える緑の景色 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

都内37平米+三浦半島の11平米の小屋。親子3人の二拠点生活、コンパクトに暮らすコツは?

「ステイホーム」「おうちで過ごそう」などと盛んに言われた昨今、「家」について改めて考えた人も多いことでしょう。東京都内の37平米の賃貸と三浦半島にあるハーフビルドでつくった11平米の小屋、その2つを行き来しながら暮らすIさんに、住まいや暮らしのあり方についてインタビューしてみました。
親子3人でも37平米でちょうどいい。コンパクトに暮らしたい

Iさんは、現在、東京都内の賃貸アパートに、夫妻とお子さんの親子3人で暮らしている30代の女性です。以前はワンルームに暮らしていましたが、夫の仕事を考え、昨年末、現在のアパートに引越してきました。広さは37平米と少し狭いようにも思えますが、「不便さはまったく感じない」といいます。

Iさん夫妻がユニークなのは、東京都内の住まいと、三浦半島にある「小屋」とで二拠点生活を送っていること。小屋といっても広さ11平米、その中に土間とシャワー・トイレ・キッチンもあるという本格的なもの。これをプロの力を借りながら、自分たちで建てたというから驚きです。新型コロナウイルスで行き来を控える前は、平日は都内の住まいで暮らし、休日は三浦の小屋で暮らす日々を送っていたそう。ではその暮らしに至った背景から聞いてみましょう。

平日に暮らしている都内の37平米のアパート(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

平日に暮らしている都内の37平米のアパート(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

週末を過ごす11平米の小屋(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

週末を過ごす11平米の小屋(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

「私が30代になるとき、夫婦がこれから、どういう場所で、どんなふうに生きていきたいか、よく話し合ったんです。友人は結婚などをきっかけに家を買う人も多かったけれど、自分たちの暮らしには、しっくりこない。大きい家を買ってローンを組んで、というのに惹かれなかったんです」(Iさん)

普通であればそこでなんとなく話が立ち消えてしまいそうですが、Iさん夫妻は民泊を利用し、週末に気になる場所を1泊ずつ巡るという試みをはじめます。はじめは逗子・葉山に泊まって過ごし、ときにはそこで一週間暮らし、都内まで通勤してみたことも。

「街自体は魅力的なんですけど、この暮らしで夫婦共働きをしていると、平日は忙しくて街が楽しめないんですよね。じゃあ東京に賃貸で暮らして、二拠点がアリなんじゃないか」となったそう。逗子や葉山・横須賀といえば、別荘も多いエリア。ここで別荘を買うという方法もありますが……。

「やっぱり…販売されている物件だと私たちには大きすぎるんですよね。持て余してしまう。夫婦ともに大きいとテンションがあがらないんです(笑)」(Iさん)

ないなら「つくろう!」ではじまった小屋づくり

終始、広さよりも「コンパクトさ」にこだわるIさん。エリアを逗子、横須賀、三浦半島と広く検討した結果、手ごろな土地を三浦に発見。そこで「ハーフビルド」で「小屋」をつくろうという結論になったといいます。

「夫妻ともに大学で建築を学んでいたんですが、DIYや金づちを打った経験もゼロ。でも、せっかく小屋を建てるならたずさわってみたい。とはいえ、建築確認申請も必要になりますし、基礎や構造部分、水道や電気工事はプロにおまかせしたい。そこでちょうどいい『ハーフビルド』という方法に至りました」(Iさん)

ポイントは、ゆっくり。期限を区切らず、のんびりつくることだったそう。ただそう思ってはじめたところ、思わぬところで「つながり」がうまれていった、といいます。

「ちょうど同時期、三浦でDIYでリノベして宿をはじめるという同年代のご夫婦と知り合いになって、そこで作業をお手伝いしていたら、友人の輪が広がっていって。年代や性別を問わず、知り合いが増えていきました。当初は思ってもみなかったんです。ふたりだけでこじんまりと小屋をつくるはずが、いろんな人に助けられて。夫は少し社交的になりました(笑)」

(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

小屋づくりというプロジェクトのなかで夫妻が得たのは、「自信」だといいます。
「当初は電気もない、トイレもない、断熱材がないので、不便だし寒い。それでも、照明は工事用でもなんとかなるし、知り合いからもらった端材を加工して家具にしたりと、ないなりに工夫できることも分かりました。それと、電気が通ったときにとてもうれしいんです。『明るい!!』って(笑)。当たり前にあるものではなく、1から暮らしを組み立てていく経験を積み重ねたことで、『生きていく芯』が見えてきた感じです」と話します。

(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

暮らしの「芯」があるから、ステイホームも苦にならず

小屋をつくっている途中、ずーーーっと楽しかったというIさん。その後、妊娠と出産を経て、新しい家族が増えました。まだまだ小さい赤ちゃんを連れて、二拠点を行き来しはじめた矢先、今回の新型コロナウイルス騒動が起きました。

「私たち夫妻にとっては、平日の都内の暮らしも、三浦の小屋に移動するのも、日常の一部なんです。ただ、今回はそうもいかず、都内の家でじっとしていました」といいます。

移動ができないとなると、家の大きさを「狭い」と感じることはなかったのでしょうか。
「3人で暮らしていましたが息苦しい、狭いと感じることはありませんでした。もともと家具はちゃぶ台ひとつで暮らしてきましたし。緊急事態宣言中は、夫も在宅勤務になったのですが、机がなくてアイロン台で仕事をしていたんです(笑)。さすがに不便を感じて、押入れをDIYしてデスクスペースにしていましたね」(Iさん)

押入れをDIYして生まれたデスクスペース(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

押入れをDIYして生まれたデスクスペース(イラスト/ぼんやりウィークエンド)

Iさん自身はモノを持たない、というほどのミニマリストではないそう。ただ、「あるものでなんとかしてきた」「コンパクトに暮らしたい」という暮らしの根っこは揺らがなかったといいます。

「小屋づくりというプロジェクトのなかで、夫婦でしっかり話し合って、暮らしの芯というか軸を共有していたので、あまり揺らがなかったように思います。もちろん、子どもが大きくなるにつれて、小屋をアップデートする必要はあるかもしれませんが、3人で暮らしていけるね、そういう自信があります」(Iさん)

もちろん、誰もがIさんのようにコンパクトに暮らすことが「最適解」ではないでしょう。人の理想の暮らしはそれぞれ。住まいは「買う」「借りる」だけでなく、「実際に暮らしてみる」「自分たちでつくる」「DIYリノベする」などの選択肢がある時代です。新しい住まい方、暮らし方を考えているのであれば、Iさんのように、一度、行動にうつしてみるのもよいのではないでしょうか。

建築家が愛したみどりの家

所在地:世田谷区代田
12万9,000円 / 49平米
小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩5分

コンクリートの外壁が涼やかな淡いみどり色に塗装され、ツタが絡まり雰囲気のある外観。



丹下健三の下で働いていた建築家のオーナーが、設計を手がけ38年前に建てた物件。今はその娘さんたちが後を継ぎ、大切に手を入れながらその姿を残しています。



中に入ると部屋の間に段差があり、それが空 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

レトロ・リノベーション!

所在地:渋谷区神宮前
20万9,000円(税込) / 47.34平米
銀座線「外苑前」駅 徒歩6分

キラー通りを少し入ったところにひっそりと建つレトロマンションを、レトロな雰囲気を残したまま2010年、事務所仕様にリノベーションしたこちらの物件。



天井を抜いて高さを出して壁と天井を白く塗り、表面がオーク材の複合フローリングを貼ったシンプルな内装で、インテリアの雰囲気によりどん ... 続き>>>.
Posted in 未分類

愛着を持つ暮らし

所在地:北区西ヶ原
1億3,980万円 / 157.37平米(建物) 162.92平米(敷地)
山手線・南北線「駒込」駅 徒歩7分

なんだろう、このなんともいえない懐かしさは。



どーんと吹き抜けのあるリビングが開放的な、古民家風戸建て。日本家屋を強く意識してつくられた建物は、都心ではなかなか出会えない珍しさがあります。



梁を見せたリビングの天井高は約3.8m。石灯篭が置かれた風情ある中庭を背景に、みんなで ... 続き>>>.
Posted in 未分類

バランスの取れたスタート

所在地:渋谷区神宮前
14万3,000円(税込) / 32.86平米
山手線「原宿」駅 徒歩7分

立地や内装、そして賃料。コンパクトなオフィスをお探しだった方にはかなり好条件な気がします。



まず立地。千駄ヶ谷小学校の交差点の角地に立っているので、原宿駅からも北参道駅からもアクセスしやすく、来客時にもアナウンスしやすそう。



写真は別区画のものですが、床材以外は同じ仕様です。 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

手仕事の部屋

所在地:品川区上大崎
9万5,000円 / 31.5平米
山手線「恵比寿」駅 徒歩13分

□賃料下がりました!



古材とアンティークの建具を愛するオーナーが、自らの手でリノベーションした空間は、ていねいな手仕事と木の温もりを感じる雰囲気がありました。



玄関入って目の前に現れるのはアンティークの建具。近づいて見ると、ていねいに保管されていて状態が良く、建具への愛がじん ... 続き>>>.
Posted in 未分類

2畳だけでも個室がほしい!コロナ禍で変わる、間取り意識

ミサワホーム総合研究所が、コロナ禍に在宅勤務を実施したオフィスワーカーに対して意識調査を実施した。この調査結果を見ると、今後の住まいに求めることとして「2畳ほどの最小限の個室」を挙げた人が半数にのぼるなど、住まいの間取りについても意識が変わったことがうかがえる。詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート」を発表/ミサワホーム総合研究所在宅勤務の困りごとは、「仕事環境」「運動不足」「家のなかの音」

ミサワホーム総合研究所では、在宅勤務と住まいの課題を抽出するために、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をした一戸建て(618名)・マンション(206名)に居住する既婚者を調査対象として、緊急事態宣言解除後の6月4・5日に意識調査を実施した。

この調査で「在宅勤務での困りごと」を聞いた結果、その課題がいくつか浮かび上がった。

まず、「仕事に適した部屋がない」(28.4%)、「仕事に適した家具・設備がない(デスク、モニタ、椅子など)」(26.3%)など、“仕事環境が整わない”ことへの課題が挙げられる。次に、「運動不足・座りっぱなしによる身体疲労」(27.8%)といった“運動不足”に対して、また「家族からの話しかけ」(20.6%)、「住まいのなかの音(TVの音、調理や掃除の音、家族の話し声、換気音、機械音など)」(19.8%)といった“仕事への集中を妨げる音”に対しての課題が挙げられる。

在宅勤務での困りごと(出典/ミサワホーム総合研究所「新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート」から転載)

在宅勤務での困りごと(出典/ミサワホーム総合研究所「新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート」から転載)

同研究所によると、「在宅勤務した場所別でみると、リビングでは「仕事に適した場所がない」、書斎では「運動不足・座りっぱなしによる身体疲労」が最も多くなるなど、困りごとに違いがある」ことが分かったという。

今後の在宅勤務空間は、「4畳半程度」(62.4%)、「2畳程度」(50.4%)の個室がほしい

さらに「今後住まいで取り入れたい要素について」聞いた結果を見ると、【在宅勤務空間】、【家にウイルスを持ち込まない工夫】、【気分転換できる場所の拡充】それぞれで、間取りに関する興味深いニーズが見られる。

【在宅勤務空間】について見ると、仕事に集中しやすい「個室」ニーズがうかがえる。「取り入れたい」+「やや取り入れたい」の合計で「4畳半程度の個室」が62.4%と最も多いが、「2畳程度の最小限の個室」でも50.4%と過半数に達している。最小限のスペースでもいいから、仕事ができる個室がほしいということだろうか。

個室が無理でも、部屋の間仕切りをしたり、リビングの横などにカウンターを設置したりして、ワークスペースを確保したいというニーズもうかがえる。

今後住まいで取り入れたい要素について  (出典/ミサワホーム総合研究所「新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート」から転載)

今後住まいで取り入れたい要素について (出典/ミサワホーム総合研究所「新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート」から転載)

【家にウイルスを持ち込まない工夫】については、新しい生活様式である「手洗い」の動線確保や「玄関で上着を脱ぐ」ためのコート掛けのニーズが高い。同研究所では「ウイルス対策への意向は全体的に高い傾向だが、単体の設備よりも動線や玄関まわりで外部からの流入を防ぐ計画への意向が高いことが分かった」と分析している。

【気分転換できる場所の拡充】については、住宅の室内より「庭」や「バルコニー、屋上など」の外部スペースにニーズがある点が注目できる。

従来の間取りの考え方では、子ども部屋やリビングの充実が重視される傾向にあり、仕事用の個室や外部スペースの活用などは軽視されがちだった。この調査結果からは、在宅勤務を経験したことで、間取りに対する意識が変わってきていることがうかがえる。

仕事は「書斎」、子どもは「子ども部屋」といった意識からの転換も必要?

同研究所では、在宅型テレワークの課題に対して、次のような提案も行っている。

1:在宅勤務においても複数の仕事場所を使い分ける
2:親子そろっての在宅勤務・学習へ備える

1の「在宅勤務においても複数の仕事場所を使い分ける」については、3つの視点を提案している。
・Web会議や正確さが必要な作業などでは、気になる音や視界に入る情報を避けるよう、 個室や半個室を使う
・発想が必要な業務では、リラックスや気分転換できる良い眺めが望める部屋やバルコニーなどを使う
・情報取得や連絡の確認などの業務では、子どもの見守りや家事と並行できる家族共用ライブラリーなどを使う

そして「今後も仕事を自宅で長時間・長期間行うことが想定される方は、住まいの中でも異なる性質を持つ仕事場を選択できるようにすることが効果的」だと勧めている。

2の「親子そろっての在宅勤務・学習へ備える」については、「親子がそろって仕事や学習などをオンラインで行うシーンが増える」として、子どもの発育段階別に親子のオンラインワークを考えるのが良いと提案している。

また、「子どもの学習の場を親が見守ること、親が仕事をする様子を見せること」のメリットから、「長時間篭って学習するための子ども部屋ではなく、家族それぞれの座席があるライブラリースペースのような学習空間」も提案している。

これから夏休みに向けて、子どものオンライン授業や夏休みの宿題などで、親と子がそろって仕事や学習をする機会が増える人もいることだろう。こうした提案を参考にして、これまでの間取りの使い方から離れ、我が家なりの部屋の使い方を検討してみてはいかがだろうか。

余白を残した空間

所在地:世田谷区太子堂
4,180万円 / 85.02平米
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 徒歩3分

写真家の自宅兼アトリエとして使われている空間。



日々、撮影でさまざまな空間を見ている売主。自然と良い空間の印象が心に刻まれているからこそ、あえて手を加え過ぎず、絶妙な余白を残しながら見た目良くリノベーションできたのでしょう。



広くのびのびとられたリビングは、南と南東の2面から ... 続き>>>.
Posted in 未分類

生かして楽しむ ギャラリー想定

所在地:中央区東日本橋
48万1,800円(税込) / 97.54平米
都営浅草線「東日本橋 」駅 徒歩2分

遠くからでもぱっと目を引く外観の新築ビル。東日本橋界隈では新鮮に感じられる、キレイめ趣向のオフィスや店舗にハマりがいいです。



ギャラリー使用を想定していた路面と地下階は、展示物が映えるよう白をベースにしたシンプルな内装で、入口に設けられた螺旋階段が空間を引き締めるアクセントにな ... 続き>>>.
Posted in 未分類

「衣食住+働+遊」シームレス!

所在地:目黒区上目黒
9,680万円(税込) / 105.3平米
日比谷線・東急東横線「中目黒」駅 徒歩3分

住まい方、働き方にいろいろと思いを巡らすことの多いこのご時世に、これがひとつの解なのでは?と思わせてくれる物件ができました。



中目黒駅徒歩3分の好立地にあるマンションをフルリノベーションしたこちらの物件は、管理規約によりオフィス利用が許可されているため、100㎡超のゆとりある面 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

JR中央線・快速停車駅の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

東京駅と高尾駅を約1時間10分で結ぶJR中央線快速。全24駅の停車駅のうち半数以上は八王子市や立川市といった東京都の市部に位置しており、都心と多摩地域をつなぐ大動脈として通勤・通学に多くの人が利用している。そんなJR中央線快速が停車する駅の価格相場を調査! 駅から徒歩約15分圏内にある、専有面積50平米以上~80平米未満の中古マンションの価格相場が安い駅を見ていこう。●JR中央線・快速停車駅の価格相場が安い駅ランキング
順位/駅名/価格相場(所在地)
1位 西八王子 1940万円(東京都八王子市)
2位 日野 2680万円(東京都日野市)
3位 八王子 2980万円(東京都八王子市)
4位 豊田 3435万円(東京都日野市)
5位 西国分寺 3599万円(東京都国分寺市)
6位 東小金井 3780万円(東京都小金井市)
6位 立川 3780万円(東京都立川市)
8位 国立 3989万円(東京都国立市)
9位 武蔵小金井 4290万円(東京都小金井市)
10位 武蔵境 4365万円(東京都武蔵野市)
11位 国分寺 4490万円(東京都国分寺市)
12位 高円寺 4830万円(東京都杉並区)
13位 荻窪 5480万円(東京都杉並区)
14位 三鷹 5580万円(東京都三鷹市)
15位 西荻窪 5690万円(東京都杉並区)
16位 阿佐ヶ谷 5880万円(東京都杉並区)
17位 中野 5980万円(東京都中野区)
18位 吉祥寺 5999万円(東京都武蔵野市)
19位 新宿 6535万円(東京都新宿区)
20位 御茶ノ水 6605万円(東京都千代田区)
21位 四ツ谷 8990万円(東京都新宿区)
※高尾駅、神田駅、東京駅は平均値を算出するための対象物件数に満たないため除外

1位・西八王子駅は、隣の駅よりも1000万円以上も価格相場が安い穴場

JR中央線快速が停車する24駅のうち、最も中古マンションの価格相場が安かったのは西八王子駅。価格相場は唯一の1000万円台で1940万円、2位より740万円も低かった。西八王子駅が位置するのは、JR中央線快速の終点である高尾駅(※調査条件を満たさずランク外)と3位・八王子駅の間。距離的にはさほど離れていない八王子駅と比べ、1000万円以上も価格相場が低いというのは驚きだ。

西八王子駅の北口側には駅ビル「セレオ西八王子」があり、食料品を扱う「市場館」とドラッグストアや飲食店などをテナントにした「生活館」が並んでいる。駅ビルを横目に東へ進むとスーパーもあり、日々の買い物は北口側でこと足りそう。南口側にはバスやタクシーが停車するロータリーを囲んで飲食店やコンビニ、保育園が並び、その先には住宅街が広がっている。

西八王子駅(写真/PIXTA)

西八王子駅(写真/PIXTA)

東京駅~高尾駅間の9駅にのみ停車するJR中央線の通勤特快の停車駅でもある3位・八王子駅に比べると、西八王子駅は都心へのアクセスに少々時間はかかる。とは言え、急ぐなら八王子駅で快速から通勤特快に乗り換える手もある。そう考えると、価格相場が八王子駅よりも1000万円も低い西八王子駅は、穴場と言えるかもしれない。

2位は日野駅で価格相場は2680万円。入母屋屋根をいただく民芸調の駅舎が特徴的で、1890年に開業してから今年で130周年を迎えた歴史ある駅だ。日野駅周辺はかつて甲州街道の宿場町・日野宿として栄えた街であり、新選組の副長・土方歳三や六番隊組長・井上源三郎の出身地でもある。現在も本陣の建物が残されていたり郷土資料館や新選組関連の資料館があったりと、歴史好きには興味深い街並みだろう。

日野駅周辺には飲食店や個人商店があるほか、スーパーも点在している。駅から北へ10分ほど歩くと多摩川が流れており、草地が広がる川辺をのんびり散歩しても気持ちよさそうだ。

4位には、2位・日野駅から高尾方面に1駅進んだ豊田(とよだ)駅がランクイン。豊田駅の価格相場は日野駅から755万円アップの3435万円、と両駅は近接しているわりに価格相場の開きは大きい結果となった。豊田駅の北口を出て5分ほど歩くと、2014年に開業した「イオンモール多摩平の森」に到着。スーパーの「イオン」をはじめ約110の専門店があり、ここに来れば家電からファッション、雑貨にグルメまで、暮らしに必要なショッピングが網羅できるだろう。

豊田駅周辺の街並みはというと、整備された街路樹が並んでおり、北口から徒歩約10分のところには湧水の川で水遊びができる「黒川清流公園」がある。南口から10分ほど歩けば浅川の河川敷が広がり、自然を身近に感じながら暮らせる環境だ。市立の幼稚園や小中学校、総合病院もあり、子育て世代が暮らす街としてもよさそうだ。

黒川清流公園(写真/PIXTA)

黒川清流公園(写真/PIXTA)

同じ路線なのに沿線の価格相場には7050万円もの開きがある結果に!

ランキングの11位までは東京都の市部、23区外にある駅が占めていた。23区内の駅で中古マンションの価格相場が最も安かったのは、12位にランクインした杉並区の高円寺駅。23区内の駅の中では安いとはいえ価格相場は1位・西八王子駅の2.5倍弱、4830万円だった。

高円寺駅周辺には北口に「高円寺純情商店街」、南口には「高円寺パル商店街」や「ルック商店街」、と大小の商店街が広がっていて活気がある。食料品や日用品のお店だけではなく、人気の飲食店や洋菓子店、古着や雑貨の店など商店の顔ぶれも多彩で、休日にぶらぶらと出歩くのが楽しい街並みだ。

高円寺純情商店街(写真/PIXTA)

高円寺純情商店街(写真/PIXTA)

12位以下は23区内の駅ばかりというわけではなく、14位には三鷹市の三鷹駅がランクイン。価格相場は5580万円だった。駅には駅ナカ商業施設「アトレヴィ三鷹」が併設されており、改札内外のビル1階~5階にかけてスーパーや飲食店、雑貨店などが並んでいる。駅周辺にも多彩な商業施設やスーパー、銀行、芸術劇場などが建ち並び、活気がある街並みだ。南口から徒歩15分ほどで「三鷹の森ジブリ美術館」や「井の頭恩賜公園」に行くこともでき、休日も近場で楽しく過ごせそう。

さてランキングを見ると、多少の入れ替わりはありつつも東京駅に近づくほど価格相場が上がっていくことが見て取れる。しかし18位・吉祥寺駅は、東京駅により近い荻窪駅や阿佐ヶ谷駅、中野駅を追い抜いて高い価格相場を記録。その額は5999万円。吉祥寺駅はリクルート住まいカンパニーが調査した「住みたい街ランキング2020関東版」では3位に輝いた人気の街だけあり、中古マンションの価格も高めになっているようだ。

多くの人を惹きつける吉祥寺の街の魅力はさまざま。大型商業施設が充実しているうえに庶民的な商店街もあり、その一方で駅から5分ほど歩けば「井の頭恩賜公園」があって豊かな緑を楽しむこともできる。また、JR線に加えて京王井の頭線も通っており、渋谷駅にも1本で行ける点も魅力だろう。

井の頭恩賜公園(写真/PIXTA)

井の頭恩賜公園(写真/PIXTA)

さて今回の調査では、高尾駅、神田駅、東京駅は調査対象となる物件数が条件に満たなかったためランキングから除外した。残る21駅中で価格相場が最も高かったのは、新宿区に位置する四ツ谷駅で8990万円! これは1位・西八王子駅だったら、中古マンションを4戸購入しても1000万円以上おつりがくる金額だ。東京駅~高尾駅間の営業キロは53.1kmあり、都心部から東京西部の多摩地域まで駅のロケーションも様変わりしていく。そのため価格相場も1位と21位で7050万円もの開きがあったのだろう。

通勤や通学で都心の駅を利用する場合、住む場所も都心部のほうが交通面で便利ではある。だが今回の調査からも分かるとおり、都心に行くほど物件の価格相場はアップする。多少の金額アップならともかく、7050万円も高くなると言われると「果たしてそれでも都心部に住むほうがいいのか?」と悩ましい。ならばJR中央線快速のように都心まで1本で行ける路線をまずは選び、沿線の価格相場と懐具合を相談しながら住む街を決める方法もアリだろう。

●調査概要
【調査対象駅】JR中央線沿線の快速停車駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分圏内、築年数35年未満、専有面積50平米以上、80平米未満、物件価格相場3億円以下、敷地権利は所有権のみ
【データ抽出期間】2020/2~2020/4
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

川沿いで欲張りな暮らし

所在地:台東区花川戸
14万6,000円 / 46.12平米
銀座線「浅草」駅 徒歩3分

センス良くリノベーションされた内装に、川と公園が目の前に広がる眺め。内装とロケーション、どっちも妥協できない、欲張りな方へおすすめしたい物件です。



駅を地上に出た途端、様々な国籍の旅行者が目に飛び込んでくる街、浅草。この浅草駅から隅田川沿いを北上した先に、今回の物件があります。 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ツタに飲み込まれそうなアトリエ

所在地:渋谷区神宮前
23万1,000円(税込) / 74.85平米
副都心線・千代田線「明治神宮前<原宿>」駅 徒歩11分

見てください!今にもツタにも飲み込まれてしまいそうな、かわいらしいこの姿。



これまでの長い間、オーナーの知人のアーティストが住居兼アトリエとして使っていたそうで、ところどころいい感じに改装されながらも、昭和の香りを色濃く残す、絶妙なバランス感です。



室内のサッシは全て木製。開 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

くつろぎのバルコニー

所在地:品川区東五反田
5,700万円 / 71平米
山手線・都営浅草線「五反田」駅 徒歩5分

なんてぜいたくなこの眺め!



ゆったりとしたルーフバルコニーの目前に広がる、あふれんばかりにモサモサな緑。のんびりとした雰囲気に、しばらくボーっとしてしまいました。



物件が位置するのは五反田駅からほど近く、レトロなマンションの最上階。モサモサの正体は、島津山と呼ばれる住宅街にあ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

「お店部屋」のすごい世界。超本格ゲーセン、サイゼリヤを家で再現する人々

新型コロナウイルスの影響で「おうち時間」の重要性が高まった今年。SNS上では、部屋を自分たちだけが楽しめる空間にしたり、好きなお店を再現するといった取り組みをする人々に注目が集まりはじめている。
今回は、大規模なおうちゲームセンター(ゲーセン)をつくりあげて夢をかなえた戸矢孝一さんと、部屋で“サイゼリヤ”や“駄菓子屋”を再現した千葉真理さんのお二人に、始めようと思ったきっかけ、こだわったポイントについてお話を伺った。

海外からもゲーム筐体をかき集め、世界的に貴重な空間をつくりあげたバーチャファイターからぴょんぴょんまでおなじみのゲームが勢揃い(写真撮影/戸矢孝一)

バーチャファイターからぴょんぴょんまでおなじみのゲームが勢ぞろい(写真撮影/戸矢孝一)

まず紹介するのは、おうちに大規模なゲームセンター部屋をつくってしまった戸矢孝一さん。

42歳既婚、ゲーセン黄金期を知る世代。「小さいころからお小遣いを全額ぶち込む勢いでゲームをやっていました」と語る彼は、「これが自宅にあればいいな……」という童心から、とてつもない“自宅ゲーセン”を築いた。

戸矢さんが最初にゲーム筐体1台を家に置いたのは10年ほど前。そして2016年ごろから、本格的な収集をはじめたという。

「本格的に集め始めたらスペースが無くなり家を新築することになって、いよいよ一部屋をゲーセンにしちゃうかと思ったら、ガレージまでゲーセンになっていました」(戸矢さん)

(写真撮影/戸矢孝一)

(写真撮影/戸矢孝一)

「アフターバーナー(1987年にセガが発売したアーケードゲーム)はすごく貴重だから、ネットオークションで出品されたのを見た瞬間にそのまま買っちゃって。それで商品の場所を見たら『ニューヨーク』って書いてあるのに気づきました。アメリカでも東海岸。空便では運べないから、まずアメリカ横断の陸送からスタートしてシアトルから船便で。知人へ譲ったものも含めて、2台合わせて輸送代だけで150万円。そこから直すのに1年半かかりました」(戸矢さん)

世界的にも貴重な一台(写真撮影/戸矢孝一)

世界的にも貴重な一台(写真撮影/戸矢孝一)

そもそも古い筐体は経年劣化で次々と壊れる上、南米やヨーロッパなど各国ではレトロゲーセンも流行っているために日本の業者が軒並み筐体を海外へ輸出してしまい、在庫不足で値段は高騰する一方だという。

「当時のゲーマーも40~50代になって遊べるお金が増えて、高くても買う人が増えたのも一因です」(戸矢さん)

所蔵する「アウトラン(1986年に発売されたアーケードレースゲーム)」などセガの体感ゲームシリーズは軽く100万円に達し、対戦型格闘ゲームでも最安期では1万3000円ほどだったスーパーストリートファイターIIXが現在は10万円ほどで、「ネットオークションで25万円ほどで入札されていたのを見ました」(戸矢さん)

ほかにも格闘ゲームでは「サムライスピリッツ」や「餓狼伝説」の小さいネオジオ筐体のもので20万円くらい。メダルゲームの「ジャンケンマン」も8万円ほどするとか。このコレクションを集めた総額は「怖いから計算したこと無い」そう。

(写真撮影/戸矢孝一)

(写真撮影/戸矢孝一)

「でもお金だけじゃダメ。30~40年ものの古い筐体ばかりだから修理の腕も必要で、あとは粘り。インベーダーゲームごろからゲームセンターをやっている店主から、3時間半の立ち話を2回繰り返して、信用を得てからやっと手に入れたものもあります」(戸矢さん)

この100円両替機の導入にも7万~8万円かけたという。普及機なのに、最近はあまり見かけない部分に味を感じているそうだ。

味のある100円両替機(写真撮影/戸矢孝一)

味のある100円両替機(写真撮影/戸矢孝一)

「両替をしたお金をチャリンと入れて遊ぶまでがゲーセンの作法。実際に100円玉を入れないと真剣味が出ないんですよね」(戸矢さん)

1年がかりで「カップヌードル自販機」納入

さらに、戸矢さんはカップヌードルの自販機まで導入している。「ゲーセンで、なけなしのお金で買ったカップラーメンがおいしかったから。プールサイドの焼きそばがなぜかうまく感じるのと同じ」と語るが、何となく分かる。

(写真撮影/戸矢孝一)

(写真撮影/戸矢孝一)

「陸送で持ってきたはいいけれども、西濃運輸の営業所留めで、営業所から家まで持ってくることから大変でした。クレーン付きトラックを持っている個人の運送屋さんを探し出して、家の駐車場までは運んでもらったけど、家の中に持ち込む方法がなくて1年間放置しました」

庭に1年間置いたままだったカップヌードル自販機(写真撮影/戸矢孝一)

庭に1年間置いたままだったカップヌードル自販機(写真撮影/戸矢孝一)

「しょうがないからハンドフォークリフトを買って、中に突っ込み対応しました。おかげで300キロするアフターバーナーの筐体も動かせるようになりました」(戸矢さん)

(写真撮影/戸矢孝一)

(写真撮影/戸矢孝一)

カップヌードルにお湯を入れる。ここまでにとてつもない労力がかかったそう(写真撮影/戸矢孝一)

カップヌードルにお湯を入れる。ここまでにとてつもない労力がかかったそう(写真撮影/戸矢孝一)

「お湯を入れるために、家の水道管も分岐しました。買ってお湯まで注いで、食べられるところまで構築するのがロマンだから。フォークも日清の標準に可能な限りなく近い、透明の短いフォークじゃないと」(戸矢さん)

カップヌードル自販機とともに育った世代なら、納得のこだわり。ドリンク自販機もあり、普段づかいで1日2~3本は飲んでいて、懐かしの250ml縦長缶をセットすることが多いそう。

「構造的には冷蔵庫だし、電気代も高くないんですよね。あえて硬貨を2種類使う110円にしたから、チャリンチャリンと入れて、落下した缶がガコーンって響くのがいい。業務用のキンキンに冷えた缶ジュースが楽しめるし、何を入れるかのセレクトも楽しい」

(写真撮影/戸矢孝一)

(写真撮影/戸矢孝一)

幻の一台をついに手に入れた

戸谷さんが個人的に好きなのが、子どものころに遊んだ「おしゃべりオ~ム」と「はっぴーロボ」。小さなカプセルトイがもらえる機種だ。中でも後者は、絶滅寸前の1台を引き取ったという。

(画像提供/戸矢孝一)

(画像提供/戸矢孝一)

「当時、10円ほどで遊べても、なかなか当たらずになけなしの100円がアッという間になくなりました。当たっても景品は変な消しゴムや、引き出物のケーキの上にある梅の花の飾りとか。大人のずるさを知りました(笑)」(戸矢さん)

このゲーセンだが、近い未来に民泊にしていきたいとのこと。

「ゲーム好きな世界の人たちに寄ってもらいたいです。自宅ゲーセンを通じてつながっていきたい」(戸矢さん)

コロナ以前にはTwitterで知り合ったチリの友人も招いた(写真撮影/戸矢孝一)

コロナ以前にはツイッターで知り合ったチリの友人も招いた(写真撮影/戸矢孝一)

「コロナ禍で稼働していたのは、全国でもうちのゲーセンぐらい」と冗談を飛ばす戸矢さん。家族で充実した日々を過ごすのに、ゲーセン部屋も大いに役立った。「いままでやってみたかった環境を構築できて、満足しています」(戸矢さん)

「ゲーセン部屋は9畳で、ガレージのほうが24畳。ガレージには車を2台入れる予定だったから。でも普通であれば、6畳間でつくってもけっこうな数が入るし、立派なゲーセン部屋になると思います」(戸矢さん)。

なお自宅ゲーセンを気軽に始めたい人におすすめなのは、UFOキャッチャーとのこと。ネットオークションで2万円ほどで取引されているそう。ただサイズが大きく、畳一枚分ぐらいのスペースを占有するのでご注意を。

遊んで食べて子どもが計算をマスター! 「おうち駄菓子屋」

マンネリ化しやすい外出自粛期間で、気軽で子どもと一緒に楽しめる「おうち駄菓子屋」はSNS上でひとつのムーブメントとなったが、そのなかでも完成度が高かったのが千葉真理さん。

はじめたきっかけは、コロナ禍で緊急事態宣言が出る前に駄菓子屋さんへ通っていて、家に閉じこもる日々で思った「おうちに駄菓子屋をつくっちゃえ」という思いだったそう。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

子どものびっくりした顔が見たくて、寝た後に夫婦でこそこそと作業し、サプライズでお店を見せたという。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

1日50円だけ何でも買ってOK。看板はPhotoshopでよごしを入れてレトロ感を醸し出した。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

駄菓子屋の花形といえばくじ引きや当たりつきのお菓子。子どもが好きで、射幸心をくすぐられるそれらは豊富に用意した。手づくりのきな粉飴に加え、糸引き飴もセッティング。

きな粉飴は特に人気だったとのこと(写真撮影/千葉真理)

きな粉飴は特に人気だったとのこと(写真撮影/千葉真理)

こちらも自作した、つまようじを縦に落とすと景品が出てくる「落としくじ」。お風呂で遊べるおもちゃなどを景品に入れてその後のおうち遊びにも活かせるようにした。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

「ほかも子どもが喜びそうなもの、目新しいようなものを中心に買いそろえました。私も子どものころから駄菓子を大人買いするのが夢だったので、すごい楽しくて。商品も随時刷新しています」(千葉さん)

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

おうち駄菓子屋ならではの強みが、床にお金とお菓子を置いてじっくり計算の勉強ができること。おかげで4歳の子どももスムーズに計算ができるようになったとのこと。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

次はもっと大きな数の計算ができるようにと、お小遣いを80円に増やし、それに伴って個々の値段も30円→50円などと値上げしたという。家庭内インフレである。

ちなみにおうち駄菓子屋の開店は毎日午後3時だが、子どもが楽しみにしすぎて、まだ11時なのに『もう3時?』と毎日聞かれるとか。

家庭内で好きなチェーン店を再現。「おうちサイゼリヤ」

千葉家では、もともと看板を変えて、シーズンごとに「くら寿司」や「マクドナルド」や「サーティワン」などの“家庭内チェーン店”を開くのが定番だった。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

その一環で「今回はサイゼリヤにしよう」と白羽の矢が立ったのだ。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

サイゼリヤといえば、店内に飾られたこれらの絵。「あるとサイゼ感が沸くので、どんどん部屋の壁に貼りました」(千葉さん)

メニューまでも手づくりで再現(写真撮影/千葉真理)

メニューまでも手づくりで再現(写真撮影/千葉真理)

サイゼリヤの実際の料理もできる限り忠実に再現。子どもが参加できそうなものに加え、自分たちがよく頼むモノを中心に、家族会議でメニューを決めた。

(写真撮影/千葉真理)

(写真撮影/千葉真理)

特に人気だった料理は、子どもがつくったキノコのピザだったそう。

「キノコは手でもほぐせるから、子どもが参加しやすいと思って入れたんですが、彼自身も自分がつくったからいつもよりおいしく感じて、親も子どもの成長を感じられたうれしさがおいしさにつながりました。再現度が高くできておいしかったです」(千葉さん)

基本的にそのままメニューを再現しようとしているそうだが、特筆すべきは“エスカルゴ”。

「家にあるたこ焼き器でエスカルゴをつくったら面白いんじゃないかとなって、パパにエスカルゴっぽい別のものをスーパーで買ってもらった結果が「ちくわ」だったんです。主人が切り方を工夫してどうにか再現しました」(千葉さん)

ちくわ製の“エスカルゴ”(写真撮影/千葉真理)

ちくわ製の“エスカルゴ”(写真撮影/千葉真理)

「味はおいしかったです。でもよく味わうとちくわになっちゃうんで、エスカルゴって言い聞かせながら3人で食べました(笑)」

実際にサイゼリヤにあるドリンクで、ドリンクバーも実現。全部は集められなかったが、メロンソーダやカルピスなど好きなものをラインナップした。

注文する役と提供する役を交代しながら、お店感に浸った時間はとても楽しかったという。

ふだんご主人は日曜日しか休みがないが、イベント系のお仕事のために現在は自宅待機が続いている。でもそのおかげで家族の距離が近づく期間になった。「『いつか時間ができたら家族でやりたいね』って話していたことがたくさんかないました」(千葉さん)

少なくともワクチンや治療薬ができるまでは、まだまだ家での過ごし方が重要になってきそうな日々。毎日過ごす部屋を大好きな空間にしたり、好きなお店を再現するといったことをできる範囲でチャレンジしてみると、ワクワクする時間が待っているかもしれない。

国分寺 おとな暮らし

所在地:国分寺市泉町
17万円 / 74.65平米
中央線「国分寺」駅 徒歩8分

そろそろ家で過ごす時間を大切にできたら。そんなモードに入った大人たちにおすすめしたい、さりげなくすてきな部屋でした。



洗濯をかさねた肌馴染みのいいシャツみたいに、新品の気恥ずかしさが抜けた、ちょうどいいくったり感。そして、立派に育った敷地内の植栽に囲まれ、季節の移ろいを感じられ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

直感でいこう!

所在地:板橋区蓮根
13万5,000円 / 51.2平米
都営三田線「蓮根」駅 徒歩5分

家から離れられなりそうです!目に飛び込むのは、窓際のベンチとウッドデッキのルーフバルコニー。ここで仕事したり、ご飯を食べたり、縁側のように寝転んだり、アウトドアリビングを実現できちゃいます。最上階で眺望もぬけ、リビングからは青い空が見えます。



室内は2019年3月にリノベーショ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

戸越銀座、お肉屋の隣

所在地:品川区豊町
16万5,000円(税込) / 46.89平米
都営浅草線「戸越」駅 徒歩7分

戸越銀座の長屋店舗で、間口2.5mの小さな店を始めませんか?



場所は都営浅草線の戸越駅から歩いて7分、東西に延びる商店街の大崎寄りにあります。



近くには雑貨屋、牛乳屋、塩専門店、個人青果店などがあり、昔ながらの雰囲気の店と新しい店が融合して、面白いエリアだと思います。チェーン ... 続き>>>.
Posted in 未分類

「歩道」がにぎわいの主役に!? 規制緩和が生むウィズコロナ時代の新しい街の風景

コロナ対策として「3 密」の回避が提唱され、商業施設をはじめ、公共交通機関やオフィスでも「ソーシャルディスタンス」を呼びかける掲示や床にラインが引かれるなど、さまざまな対策が採られています。
そして、この影響は街の交通を担う道路や歩道の使い⽅にも新しいアイデアを取り込む変化を与えているようです。

そこで、これまで街の再⽣や道路・歩道の活⽤に取り組んできたワークヴィジョンズの⻄村浩さんに、国内・海外の魅⼒的な事例やこれからの街と暮らしについてお話を聞きました!
ワークヴィジョンズの西村浩さん(右)。佐賀市街地活性化を目指してオープンさせた「MOM’s Bagle(マムズ・ベーグル)」の前で(写真提供/ワークヴィジョンズ)

ワークヴィジョンズの西村浩さん(右)。佐賀市街地活性化を目指してオープンさせた「MOM’s Bagle(マムズ・ベーグル)」の前で(写真提供/ワークヴィジョンズ)

全国各地で行われている! 「歩道活⽤」の実験

歩道活用の事例として筆者の記憶に新しいのは、佐賀県の「SAGAナイトテラスチャレンジ」です。2020年5月22日から6月6日の18時半から22時の間、佐賀市街地の屋台骨である中央大通りで、「3密」回避と地域活性化のために店舗の軒先1mほどのスペースにテラス席を設ける社会実験が行われ、全国の注目を集めました。このSAGAナイトテラスチャレンジの企画アドバイスを行った西村さんによると、「ここ2~3年でこのような社会実験が全国で盛んに行われている」と言います。

全国的に注目を浴びた佐賀県の歩道活用の社会実験「SAGAナイトテラスチャレンジ」実施中の風景(写真/唐松奈津子)

全国的に注目を浴びた佐賀県の歩道活用の社会実験「SAGAナイトテラスチャレンジ」実施中の風景(写真/唐松奈津子)

「岡山県岡山市、愛知県岡崎市でも佐賀県同様の1mチャレンジをやってきました。それぞれの街、もっといえば、その通りごとに、場所の魅力を活かした歩道の活用が進んでいます」(西村さん、以下同)

それでは、具体的にはどんなことが行われているのでしょうか? 西村さんに、岡山市や岡崎市の事例についても教えてもらいます。

「岡山県岡山市の県庁通りでは、もともと車道を一方通行2車線から1車線に減らしてその分を歩道に充てたいという市の計画がありました。自治体は道路や施設・設備などの『ハード』を先に整備しがちですが、それよりも『誰がどのように使うのか、使いたいのか』という『ソフト』の方が大切です。そのため、道路を整備する前に社会実験として、これまで2年かけて駐車場の一角にお店を出してみたり、道路の使い方についてのディスカッションをやってみたりしました」

岡山市の駐車場の一角で開催された、歩道の活用を考える「県庁通りデザインミーティング」(写真提供/ワークヴィジョンズ)

岡山市の駐車場の一角で開催された、歩道の活用を考える「県庁通りデザインミーティング」(写真提供/ワークヴィジョンズ)

車1台分のスペースでジュース屋さんも開業(写真提供/ワークヴィジョンズ)

車1台分のスペースでジュース屋さんも開業(写真提供/ワークヴィジョンズ)

「愛知県岡崎市の連尺通りでは、住宅街のなかにある通りの雰囲気を活かす形で、オープンテラスを実施しました。また、その近くの康生通りでも、地元の人たちがやはり軒先1mのところに水槽をおいたり、おもちゃを出してみたり、遊び心のある風景をつくっています」

閑静な住宅地の中にある連尺通り(左)。1m分のテラス席が出されたことで、にぎやかな雰囲気になった(右)(写真提供/ワークヴィジョンズ)

閑静な住宅地の中にある連尺通り(左)。1m分のテラス席が出されたことで、にぎやかな雰囲気になった(右)(写真提供/ワークヴィジョンズ)

同じく連尺通りの社会実験中の様子。白いビニールテープで貼られた「けんけんぱ」のガイドが行き着く先には、木のおもちゃが待っている、地元住民のアイデア(写真提供/ワークヴィジョンズ)

同じく連尺通りの社会実験中の様子。白いビニールテープで貼られた「けんけんぱ」のガイドが行き着く先には、木のおもちゃが待っている、地元住民のアイデア(写真提供/ワークヴィジョンズ)

岡崎市の連尺通りと平行に走る康生通りでは、雑貨店の店先に並べられた多数のおもちゃで、通りの一角が、明るく、楽しげな印象に(写真提供/ワークヴィジョンズ)

岡崎市の連尺通りと平行に走る康生通りでは、雑貨店の店先に並べられた多数のおもちゃで、通りの一角が、明るく、楽しげな印象に(写真提供/ワークヴィジョンズ)

「3 密」を避けるために、道路の使⽤規制が緩和された!

このようにここ数年、歩道の活用が全国で進んできた背景の一つとして、道路の活用について、徐々に国の規制緩和が進んできたことがあります。通常、歩道を含む道路を使用するには、管轄の警察署に「道路使用許可」、道路管理者に「道路占用許可」をとる必要があります。

ところが近年、イベント等で道路を活用したいというニーズが高まり、2005年に地域の活性化やにぎわい創出のため、道路管理者の「弾力的な措置」、つまり許可に融通を効かせるよう国土交通省から通知が出されました。さらに通常、地域の団体や民間企業が道路を使用する場合はその許可申請と一緒に「占用料」を払う必要がありますが、地方自治体が一括して申請することで占用料は不要になりました。

今回、その国交省が新型コロナウイルスの影響による社会ニーズを反映する形で、6月5日にさらに規制緩和を行ったのです。つまり「3密(密閉空間、密集場所、密接場面)」を避けるための暫定的な営業において、地域の清掃に協力するなど一定の条件を満たせば、地方公共団体だけではなく、地元関係者の協議会や地方公共団体が支援する民間団体なども道路の占用料が免除されることに。これにより、テイクアウト販売やテラス席設置のための道路使用・道路占用の許可が受けやすくなりました。

2020年6月5日に国土交通省から通知された、道路占用の許可基準緩和についての内容。イメージ画像に「SAGAナイトテラスチャレンジ」の画像が使用されている(資料/国土交通省)

2020年6月5日に国土交通省から通知された、道路占用の許可基準緩和についての内容。イメージ画像に「SAGAナイトテラスチャレンジ」の画像が使用されている(資料/国土交通省)

先に紹介した佐賀県や岡山市、岡崎市の事例は、国の通知を待つことなく自治体独自で展開した例ですが、今回の国交省の通知によって全国でいっそう、このような取り組みが進みそうです!

海外の街の「なんだかステキ!」も歩道がカギを握る

これまで西村さんが街の再生を考えるときには、海外の事例なども参考にしてきたそうです。

「欧米の人たちは外での過ごし方がすごく上手ですよね。特に北欧の国などでは日照時間が短いために、外で過ごすことへの願望が強いらしく、天気のいい日は出来る限り日光の当たる場所にいたいといいます。

写真はオランダのユトレヒトの街の風景ですが、人々がテラスで食事を楽しむ風景は、欧米のいたるところで見ることができます。ポイントは、実はテラス席のテーブルや椅子が出ているスペースだけ歩道のパターンが違っていることです。歩道の活用を前提にした街区の設計が意図的に行われることを示すものだと思います」

オランダ・ユトレヒトのカフェの風景。テラス席はパターンの違う石畳の中にきっちり収まっており、歩行者を妨げない形に(写真提供/ワークヴィジョンズ)

オランダ・ユトレヒトのカフェの風景。テラス席はパターンの違う石畳の中にきっちり収まっており、歩行者を妨げない形に(写真提供/ワークヴィジョンズ)

先に紹介した岡山市の県庁通りでは今まさに工事が行われており、この歩道のパターンを変えることによって、活用可能なスペースを明示する手法を取り入れたのだそうです。さらに西村さんは、海外で歩道の活用が進んできたのは、外で過ごす風土や習慣だけでなく「ボランティアをはじめとする公共空間の使い方の教育もポイント」だと言います。

「例えば海外の公園では、管理・運営が市民団体やボランティアによって行われているところが少なくありません。海外では、地域に住む人たちが自分たちの街をよくするために、公共空間の清掃や整備はボランティアによって運営されるのが当たり前で、人気の公園などではボランティアの順番待ちすらあるそう。これは、幼いころからボランティアに参加することが普通で、みんなが使う場所を気持ちのいい空間にしたいから自分たちでやる、という教育が根付いているからだといえます」

アメリカのニューヨーク市のブライアント・パークは「BID(Business Improvement District)」という仕組みを活用にしていることでも有名。地域のエリアマネジメント活動資金を自治体が周辺の企業等から負担金として徴収・再配分、管理も一体的に任せて街づくりを推進する(写真/PIXTA)

アメリカのニューヨーク市のブライアント・パークは「BID(Business Improvement District)」という仕組みを活用にしていることでも有名。地域のエリアマネジメント活動資金を自治体が周辺の企業等から負担金として徴収・再配分、管理も一体的に任せて街づくりを推進する(写真/PIXTA)

気持ちよく使いたい、気持ちよく過ごしたい人たちが自分たちで動く、この思想や考え方は、これからの私たちの生活にも、必要な視点になりそうです。

これから街や暮らしはどうなる!? 私たちの新しいライフスタイル

このように、歩道が有効活用されるようになったとき、私たちの街や暮らしはどのように変わっていくのでしょうか? 今回の新型コロナウイルスが与えた影響と、今後の展望についても西村さんに聞いてみました。

「近年、歩道に限らず、公共空間といわれる場所でのルールが厳しくなって、例えば公園でボール遊びもできない、といったように『自由さ』が失われてきていたと思うんです。これは自治体をはじめとする管理者と住民の間で『信頼』が失われてきた結果だと思います」

近年、日本の公園では禁止事項が増え、ボール遊びができない公園も増えてきた(写真/PIXTA)

近年、日本の公園では禁止事項が増え、ボール遊びができない公園も増えてきた(写真/PIXTA)

「ところが、今回のコロナをきっかけに多くの人たちが外での時間を楽しむようになり、屋外の使い方が上手になったと感じます。例えばいつもは家でやるパズル遊びも外でやってみたら楽しい、とか、屋外の可能性にみんなが気付き始めた。これは失われた信頼を取り戻すチャンスなんです」

たしかに、先ほどの国交省のコロナ対策を目的とした歩道活用の通知も、全国からのニーズが高まったことを背景として挙げています。

「屋外、特に道路や公園などの公共的な空間をみんなが気持ちよく使っていくにはどうしたらいいか、それをしっかりと地域で話していくことで、これからの日本の街の景色が変わると思います。まずは自治体に対してそこで住む人たちが『屋外を使いたい!』と要望を上げ、地域主体で自律的な運用ができるように考え、お互いの信頼を回復していくことです。その姿を大人が見せることは、長い視点では子どもたちの教育にもつながります」

西村さんは公共空間をみんなが気持ちよく使うために管理者と住民の「信頼の回復」が重要だという(写真/唐松奈津子)

西村さんは公共空間をみんなが気持ちよく使うために管理者と住民の「信頼の回復」が重要だという(写真/唐松奈津子)

なるほど! 国交省の通知は一旦、今年の11月末までの暫定措置とされていますが、全国の自治体や住民の取り組み次第で、新しい国の動きにつながるかもしれませんね。

「面白い街に住みたい」気持ちから、街をみんなでつくる

コロナの影響受けて、地方に住みたい、就職したい若者が増えてきたというニュースが話題になりました。住む街や住まいの選び方も変わりそうです。

西村さんは「例えばひと言で『地元』と言っても、その県や市町村のなかでどの街に住もうか、と考えたときに、どんな場所を選びますか? 『あの街、なんか面白いことやってるな』という街に住みたくありませんか?」と投げかけます。たしかに、かくいう筆者も地元である佐賀の街が面白くなってきた、と聞いて、昨年から東京と佐賀の二拠点生活を始めた一人です(笑)。

西村さんが手がける、佐賀市街地の駐車場(左)を活用してオープンした店舗「MOM’s Bagle(マムズ・ベーグル)」(右)。店の前の通りでは週末にマーケットが開催され、街の風景を変えた(写真提供/ワークヴィジョンズ)

西村さんが手がける、佐賀市街地の駐車場(左)を活用してオープンした店舗「MOM’s Bagle(マムズ・ベーグル)」(右)。店の前の通りでは週末にマーケットが開催され、街の風景を変えた(写真提供/ワークヴィジョンズ)

「面白いことをやっている街には、人が集まるんですよ。それが不動産の価値を上げて、街全体の価値も上がっていく。自治体も、不動産をもつ人も、そこに住む人も、商売をする人も、みんなが街を面白くしていこう、という気持ちをもって同じ方向に進むことで、もっと魅力的な街になり、そこに住む幸せにつながると思います」

西村さんは「日本ではほとんどの公園が税金によって管理・運営されているなんて言ったら、欧米の人はびっくりするのでは」といいます。
面白そうな街を選ぶ、という観点はもちろん、西村さんの言うように「自分たちが街を面白くしていくんだ」「もっと心地よい場所、通りにしていくんだ」という積極的な関わり方ができると、全国の歩道や街も、私たちの住む場所も、もっと素敵になりそうですね!

●取材協力
・株式会社ワークヴィジョンズ

レトロ&ローカル

所在地:中野区新井
15万円 / 55平米
西武新宿線「沼袋」駅 徒歩1分

気になってたんです、このマンション。



つやっとしたオリーブグリーンのタイルと、どっしりとした立ち姿。直球ど真ん中で、レトロマンション好きの心へと突き刺さる感じでしょうか。



おまけに室内は、いい雰囲気にリノベーション済み。天井は抜かれて、天井高約2.6mとやや高めです。その高さ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

レトロビルの不思議な一角

所在地:杉並区上井草
7万9,000円 / 39平米
西武新宿線「井荻」駅 徒歩5分

レトロなビルの3階部分。なんとも斬新な空間が待っていました。



広いワンフロアを後から2つの部屋に分けたようなつくり。共用廊下からフローリングが続き、玄関が玄関ぽくない。



ミニキッチン・トイレ・シャワールーム・洗濯機置き場は共用廊下を挟んだところにつくられています。コンパクトな ... 続き>>>.
Posted in 未分類

駅距離よりも家の広さが欲しい?コロナ禍で変わる住まい選び

リクルート住まいカンパニーが、緊急事態宣言下の5月(17日~21日)に、緊急事態宣言発令(4月7日)以降に主に住宅の購入・建築・リフォームを検討した人を対象に調査を実施した。この調査によって、コロナ禍による住まい探しへの影響が浮き彫りになった。詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】
「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」を公表/リクルート住まいカンパニーコロナ拡大で住まい探しに影響は?住まい探しは促進?抑制?

コロナの拡大によって住まい探しにどういった影響が出たか?
興味深い質問をしたところ、「検討を休止した、いったん様子見にした」(24%)、「モデルルーム・モデルハウス・住宅展示場・不動産店舗・実物物件を見に行くことをやめた」(23%)、「検討を中止した」(7%)と、住まい探しを“抑制”した人がいたことが分かった。

もちろん、外出自粛や密を避けるために外に出るのを避けた、という理由が大きいだろう。中には収入が減って住まい探しを断念した、という人もいるかもしれない。現実的に、モデルルームや住宅展示場などは緊急事態宣言でクローズしたところが多かったし、営業店舗までクローズした不動産会社もあったので、見学したくてもできる環境になかったという状況もあっただろう。

一方で、「住まい探しの後押しになった」(16%)、「住まい探し始めのきっかけになった」(15%)、「契約の後押しになった」(10%)と、むしろ住まい探しが“促進”されたという人もいた。

また、「検討している物件のエリアが変わった」(9%)、「検討している物件の種別が変わった」(8%)と、住まいを選ぶ際の選び方に“変化”があったという人もいたことが分かる。

コロナ拡大の住まい探しへの影響(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

コロナ拡大の住まい探しへの影響(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

“促進”という観点では、すむたすが2020年6月8日~6月15日に実施した「コロナ禍における『住まい選び』に関する意識調査」にも見られる。コロナの影響を受けて、すでに引越し済み、もしくは引越しを予定・検討している人が16.9%、「リノベーション予定」が6.8%と、2割以上が住み替えやリフォームを検討した結果になっている。

コロナ禍の在宅勤務で、住宅に求めるニーズが変わった?

コロナ禍で住まい探しが促進されたり、選ぶ基準が変化したりするのはなぜだろう?
どうやら、緊急事態宣言下でテレワークが推奨され、在宅勤務を経験した人が多いという背景がうかがえる。

リクルート住まいカンパニーで「住まいの検討のきっかけ」を複数回答で聞いたところ、「結婚」(16%)、「転勤」(13%)、「第一子出生」(13%)、「転職」(9%)といった、ライフステージの変化などがきっかけになるのは、従来と変わらない結果だ。ただし、従来にはない「在宅勤務になった」(8%)が、きっかけ要因の上位に挙がる点に注目したい。

コロナ拡大で住宅に求める条件の変化を聞いたところ、僅差ではあるが「仕事専用スペースがほしくなった」(25%)が最多となった。スペースや広さへのニーズという観点で見ていくと、ほかにも「収納量を増やしたくなった」(22%)、「広いリビングがほしくなった」(22%)、「部屋数がほしくなった」(22%)が上位に挙がる。

在宅勤務で仕事用の空間の確保が必要になったり、日中に家族が多く在宅することで住宅の広さや部屋数を求めるようになったりといったことが考えられる。

同様に、「通風に優れた住宅」や「遮音性に優れた住宅」、「日当たりのよい住宅」、「冷暖房効率に優れた住宅」など、住宅の快適性を上げたいというニーズも高く出ている。これまで日中はほとんど外にいたのに、在宅時間が長くなって、住宅の快適性の重要度が高まったと見てもよいだろう。

コロナ拡大による住宅に求める条件の変化(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

コロナ拡大による住宅に求める条件の変化(複数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

コロナ禍で、住まいの物件種別やエリア選びにも影響大!?

次に“変化”を見てみると、一戸建てか集合住宅(マンション)かについては、一戸建て派が増えたという現象が起きている。

一戸建て派(「ぜったい一戸建て」29%+「どちらかといえば一戸建て」34%)が63%で、2019年12月調査より7ポイント増え、集合住宅派(「ぜったい集合住宅」7%+「どちらかといえば集合住宅」15%)が22%で、2019年12月調査より10ポイント減っている。

これは、単純に一戸建てかマンションかというだけではなく、一戸建てのほうが広さや部屋数を確保しやすいこと、マンションの特徴である駅からの近さなどの重視度が変わってきたことも影響しているのだろう。

「広さ」と「駅距離」のどちらを重視するかを聞いたところ、「どちらかといえば広さ」が増えて、「どちらかといえば駅からの距離」が減って、結果として広さ派が52%と過半数を占め、駅距離派が30%にとどまった。2019年12月調査がほぼイーブンだったのと比べると、潮目が変わった感がある。

広さ・駅距離 重視意向(単数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

広さ・駅距離 重視意向(単数回答)(出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」より転載)

交通利便性の重視度が下がる傾向は、リノベるの調査にも表れている。2020年1~3月を「コロナ前」、4~5月を「withコロナ」として、来訪客の変化を同社のスタッフに聞いた調査では、エリア選びで最も重視する項目が、「通勤時間」でコロナ前60.3%→withコロナ21.9%、「最寄駅からの距離」で32.9%→21.9%と大幅に減っている。その逆に、「自然が多い場所」で5.5%→27.4%、「郊外志向」で0%→21.9%と大幅に増え、利便立地から住環境立地への転換が見られる。

さて、コロナ禍で新しい生活様式が求められるようになり、家庭によっては家族の在宅時間が長くなっている。それによって、従来の通勤時間や駅からの距離といった交通利便性を重視する傾向が薄れ、テレワークの場合でも家で快適に暮らせる住み心地を重視する傾向が強まったことを調査結果は示している。

コロナ禍の収束時期はまだ見えていないので、それぞれの事情、それぞれの生活スタイルによって、住まい選びの条件はさらに多様化していくだろう。

グッとくる斜め

所在地:杉並区久我山
11万7,000円 / 42.02平米
井の頭線「富士見ヶ丘」駅 徒歩3分

神田川沿いにあるマンションの一室。斜めへ斜めへと伸びる無垢のフローリングにグッとくる、リノベーション空間のご紹介。



構成は7畳のDKと8畳の洋室からなる1DK。サイズ感はゆとりのある一人暮らしのイメージ。二人暮らしだと、結構ギリギリのサイズ感だと思います。



洋室の壁一面に設け ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ざっくりと白く

所在地:渋谷区代々木
25万7,400円(税込) / 42.98平米
山手線「代々木」駅 徒歩2分

ざっくりとむき出しになったコンクリートの梁。鉄骨や配管に至るまで、ラフに白く塗装された空間。



トイレも給湯室も共用部に集約されたシンプルな四角いハコは、無駄なくその面積を使えるため、きっと約43㎡より広く感じてもらえるはず。



床面はPタイル、照明は蛍光灯と、オーソドックスな内 ... 続き>>>.
Posted in 未分類

公園のようなシェアオフィス

所在地:中央区日本橋馬喰町
5万5,000円(税込) / 10.39平米
総武線「浅草橋」駅 徒歩3分

R不動産の馬場正尊率いるOpen Aが入居し、自ら運営するシェアオフィス。空きが出ました!



先にお伝えしますと、密になりそうなイメージがシェアオフィスにはありますが、この物件では窓を常にあけ、アルコールスプレーなどを常備し、入居者さんとルールを作って運用するなど、新型コロナウィ ... 続き>>>.
Posted in 未分類

ちらりリバービュー

所在地:中央区築地
15万円 / 53.01平米
日比谷線「築地」駅 徒歩7分

ド正面の直球のリバービュー、というわけではないけれど、バルコニーをはじめ室内からも隅田川ビューをちらりと楽しめる、レトロマンションの一室。周辺環境、間取り、内装のナイスバランスにくわえてのうれしいポイントです。



バルコニーに面する窓の正面には大きいビルがありますが、向かいのビル ... 続き>>>.
Posted in 未分類

グッドビューで深呼吸

所在地:江東区越中島
15万円 / 56.79平米
東西線「門前仲町」駅 徒歩5分

なんともスカッとする眺め!そんな清々しい眺望が楽しめるバルコニーで、思わず深呼吸。生活のなかでいい安らぎポイントになってくれそうです。



ご紹介するのは、門前仲町にあるレトロなマンションの一室。南東向きのバルコニーに面した窓からは、ババーンと東京海洋大学のもさもさ緑と隅田川ビュー ... 続き>>>.
Posted in 未分類

狭くても快適テレワーク! 暮らし系YouTuberに学ぶ「集中できる部屋」のつくり方

望むと望まざるとに関わらず、突然始まったテレワーク。正直、自分の部屋ではなかなか集中できない。でも、部屋が狭いので工夫のしようがない……。そんな方のために今回お話を聞いたのは、チャンネル登録者数16万人超の人気YouTubeチャンネル『OKUDAIRA BASE』で、「暮らしの楽しさ」をテーマに発信している奥平眞司さん、26歳。1DKの部屋で暮らす奥平さんは、オン・オフを切り替えるためにどのような工夫をしているのでしょうか? 狭くても仕事に集中できる、自室にいるのが楽しくなる部屋づくりの考え方を伺いました。

「10分家事」で1日9時間の集中力をキープ

YouTuberの奥平さんは、毎朝5時に起き、1時間かけてつくった朝食を食べたあと、7時から動画の撮影・編集作業などの仕事を始めます。お昼休憩を挟んで17時に仕事を終えるため、1日9時間、この部屋でYouTube動画の撮影・編集業務を行っていることになります。動画の編集やデザイン画の作成などで、一日中デスク作業という日もあるそうです。

「自室では仕事に集中できない」という人も多いなか、奥平さんは生活のメリハリをつけるためにどんなことを心がけているのでしょうか?

「何時に何をするかはざっくりと決めています。朝は5時に起きて、朝食をつくり、お昼をちゃんと食べて、ランニングに行く、というようにある程度決めておくと、1日の中でオン・オフがはっきりします」

奥平さんの朝食の写真

毎朝の朝食づくりは欠かさない(写真提供/奥平眞司さん)

忙しいとつい食事をおろそかにしてしまったり、夜更かしをしてしまいがちなもの。仕事が長引いてオン・オフが曖昧になってしまう……奥平さんはそんなことはないのでしょうか?

「今ノってるから、このまま最後までやっちゃいたい!みたいなときはありますよ(笑)。でも、仕事は細切れにした方が全体の集中力は高まると思うんです。僕は休むときはパッと切り替えますね。長時間座ると体にもあまり良くないですし。30分に1回は立ち上がって、10分以内でできる家事をするようにしています」

10分以内でできる家事とは?

「棚の上のホコリを拭いたり、植物に水をやったり、フローリング用ワイパーで床掃除をしたり。コーヒーを一杯入れたりもしますね」

植物の手入れをする奥平さんの写真

仕事は細切れにして合間に10分でできる家事をすることで、こまめにオン・オフを切り替えて仕事への集中力を維持している(写真提供/奥平眞司さん)

確かに、一気に掃除をしようと思うとなかなか腰が上がりませんが、細切れの家事なら、それほど負担は大きくなさそうです。そもそも、奥平さんはなぜ家事に積極的なのですか?

「今は家事が好きですけど、もともとは嫌いでした。特に実家で暮らしていたときは、4人兄弟なので量が多いのもあって、洗濯もお皿洗いも大嫌いで。でも一人暮らしを始めてからは、どうしたら家事を好きになるかなって考えたんですよね。家事は絶対にやらないといけないことなので、それを少しでも楽しくできたらいいんじゃないかって。それで道具にこだわり始めたら、家事を好きになり始めました」

例えばどんな道具にこだわると良いでしょうか?

「お皿洗いが嫌いなら、スポンジにこだわってみるとか。『こんな風に落ちるんだ!』という発見があります。掃除も、掃除機をフローリング用ワイパーに変えたら、綺麗になるのが楽しくて床掃除が好きになりましたね。道具によって、僕は変わってきたと思います」

こだわりの掃除道具の写真

奥平さん愛用の掃除道具(写真提供/奥平眞司さん)

家事はできるだけやりたくないけど、絶対にやらないといけないこと。まずはそれを受け入れて、どうやったら楽しくなるかを考える。その過程で得られる発見や気づきが、テレワークの休憩でできる「10分家事」を楽しくするポイントのようです。

「モノがモノを呼ぶ」一人暮らしでもデスクはすぐ片付ける

テレワークに集中するために、部屋づくりではどんな工夫をしたら良いのでしょうか? 奥平さんの工夫について聞いてみました。

「僕は陽が当たった方が集中できるので、ワークスペースは窓側に設置しています。デスクの位置はいろいろ試したのですが、壁に机をつけた方がいいかなと。デスクの向こう側が見えるといろんな情報が入ってきて、気になっちゃうんですよね。それから、ディスプレイ以外にデスクに置くものはキーボードとトラックパッドだけ。終わったらちゃんと片付けてゼロの状態に戻すようにしています」

奥平さんのデスクの写真

試行錯誤した結果たどりついたベストポジション。仕事に集中できるように、デスクの上には必要なもの以外は置かない(写真提供/奥平眞司さん)

自宅で仕事をしていると「どうせ明日も使うし」と思ってデスクの上にはつい色々と出しっぱなしにしてしまいそうなものですが、なぜ毎回片付けるのですか?

「うーん……これは僕の考えなんですけど、モノがあると、そこにモノが溜まっていく傾向ってあると思うんですよ。『モノがモノを呼ぶ』じゃないですけど。例えば、テーブルの上にコップやリモコンを出しっ放しにしていると、その周りにチラシや新聞がどんどん溜まっていきませんか? 実家暮らしのときはそれが頻繁に起こっていて(笑)」

モノがモノを呼ばないように、デスクだけでなく、台所も含めて全ての場所で出したものは都度片付けるようにしている奥平さん。だからこんなに整理整頓がされているんだ……。

そういえば奥平さんの部屋には、「モノ自体」が少ないように思います。

「モノが多いと、考えることが増える気がするんです。何か目に入るだけでも、色々と気になってしまって。4年前にこの部屋に来たときはモノがたくさんあったんですけど、当時と比べると集中力が全く違います。環境は大事ですね」

部屋の動線が見える写真

(写真提供/奥平眞司さん)

奥平さんの部屋は動線もスッキリとしていて、移動にストレスがありません。

ところが気になったのは、ソファやハンガーラックなど、一部の家具を斜めに配置していること。本来、狭い部屋でできるだけ広々と過ごしたいと思ったら、家具は壁にぴったりとつけるものでは?

理由を聞くと、「背中が若干曲線になっているソファだったので、形に合わせて配置してみました」とのこと。部屋に合わせて家具を選ぶのではなく、気に入った家具を限られたスペースの中でどう活かすかを考えているようです。

「気に入ったものがある空間ってくつろげますよね」

そうほほ笑む奥平さん。気に入ったものを選び、自分の部屋に置く。当たり前のようですが、一番身近な家具でさえ、私たちは大量生産品の中から妥協して選んでしまいがちです。

「妥協した買い物って、良くないと思うんです。『100%気に入ってるわけじゃないけど、まぁいいか』と思って買うとか。昔は妥協して百円ショップでコップをたくさん買っていたりしたんですけど、結局使わなくなってしまって。ちゃんと使い続けるためにも、愛着があるものを選ぶのは大切だと思います。少し高くても、本当にほしいと思ったら少しずつお金を貯めて買います」

奥平さんが購入したものの写真

物を選ぶ過程も好きだと語る奥平さん。欲しいものがあったら、ネットやお店で徹底的にリサーチするという(写真提供/奥平眞司さん)

自分の部屋に「お気に入りモノ」はある?

奥平さんは、子どものころから居心地の良い空間を求め、試行錯誤を重ねてきたそう。

「弟と2人で一部屋だったので、狭い空間でどうしたら2人が心地よく暮らせるか、ずっと考えていました。2段ベッドの位置を変えたり、弟と自分の空間の間に布で仕切りをつけたりして、しょっちゅう模様替えしていましたね」

一人暮らしを始めたてのころは、勉強スペースをつくるためにDIYでカウンターテーブルを自作したこともあります。

「でも高さが合っていなくて、全然集中できませんでした(笑)。いろいろと試行錯誤してみないと、最適なレイアウトは見つからないと思います」

すでに部屋を「休むための空間」「寝るための空間」としてつくってしまった人は、どうすれば奥平さんのように集中できる部屋をつくれるのでしょうか?

「う~ん、もしかしたら、レイアウトどうこうと言うよりも、お部屋に対する愛着がないのかもしれないですね。部屋をちょっとでも好きになれたら、その場所にいたいじゃないですか。好きな空間で仕事をしたいと思うから、カフェに行く人もいますよね。それと同じで、自分の部屋を好きになれるように環境をつくってみたらいいんじゃないでしょうか。例えば、『ダイニングテーブルで仕事をしてるから集中できない』と思ってるかもしれないけど、集中できない原因はそのテーブル自体を気に入っていないことにあるのかも。僕は作業をするときに使っているこのデスクも、今座っているロッキングチェアも、心の底から気に入っています」
お気に入りのモノが、居心地の良い部屋をつくる。

自分の部屋に、果たしてお気に入りのモノはいくつあるでしょうか? もしかして、妥協して買ったものだらけ?「愛着の持てる部屋かどうか」という観点で部屋を眺めてみると、集中できない原因が見つかるかもしれません。

奥平さんお気に入りの道具の写真

お気に入りのモノをそろえることで自分の部屋が好きになり、居心地のいい空間になっていく(写真提供/奥平眞司さん)

でも、もっと広い部屋だったら、お気に入りのモノをいろいろ置ける気がするんです……。そんな本音を伝えると、奥平さんはこう答えてくれました。

「僕は今も広いとは言えない部屋なんですけど、狭い部屋って面白いなと思っていて。広かったら全てが解決するじゃないですか。家具だって置けちゃうし、スペースも自由に取れる。でも狭いということは、家具の配置を真剣に考えるので、その分、自分と向き合わないといけないですよね。狭いから楽しめないのではなく、狭いからこそ、いろんな楽しみ方ができるんじゃないかなと思います」

狭い部屋だからからこそ、自分と向き合える。
そしてお気に入りのモノを集めた愛着の持てる部屋ならば、そこでの仕事に集中できる。

自室で過ごす時間が多い昨今、逆転の発想ともいえる奥平さんのこの考え方を、実感を伴って理解できる人も多いのではないでしょうか。
集中するためのグッズやレイアウトをあれこれ試してみるよりも、まずは「愛着を持てる部屋づくり」から始めてみるのもいいかもしれません。

奥平 眞司
YouTubeチャンネル「OKUDAIRA BASE」主宰。愛知県出身。福祉系大学卒業後、桑沢デザイン研究所夜間部にて空間デザインを学ぶ。料理やDIY、物選び、整理整頓、家族や友人を招いてのもてなし、一人キャンプや旅行など、自分の時間をとことん楽しむ方法をYouTubeにて配信。動画制作、キッチンツールのデザインなども行っている。次世代YouTuberの育成プログラム「YouTube NextUp2019」に選出。チャンネル登録者数約12万人、総視聴回数約1,200万回。
OKUDAIRA BASE

奥平さんの著書の表紙の画像『OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住 25歳、東京、一人暮らし。月15万円で快適に暮らすアイデアとコツ』(誠文堂新光社)
奥平さんが運営する、YouTubeチャンネル「OKUDAIRA BASE」による初の著作。奥平さんの暮らし方や時間の使い方、それらの背後にある考え方を中心に、これまで動画では紹介してこなかった、YouTuberとしての仕事、家族のこと、お金のこと、将来のことも紹介。お金をかけず、自分らしく暮らすためのヒントがつまった一冊。

くつろぎの空庭

所在地:目黒区駒場
34万5,000円 / 61.22平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩8分

待ってました!

360°どこを向いてもぜいたくな眺めのテンション上がる部屋!

しかも人気の場所、代々木上原との合わせ技ときています。



素直に身体が喜ぶ環境とでもいいましょうか。青空がぐっと近くなり、何にも邪魔されずに日の光が降り注いで、刻々と変化する一日の様々な風景をしっかりと ... 続き>>>.
Posted in 未分類

想定外だらけから生まれた、都心の新しい商店街「BONUS TRACK」

ファッション、演劇、音楽、映画など、さまざまな文化が集まるサブカルチャーの聖地・下北沢。1980年代から「若者文化の代名詞」とも呼ばれるこの街は、今もなお多くの若者たちでにぎわう。

しかし、そんな華やかな下北沢も駅の西口から5分も歩くと、閑静な住宅街となる。その中心を横切るような形で、新緑に囲まれた遊歩道と商店街が2020年4月に生まれた。それが『BONUS TRACK』だ。

カルチャーの中心に生まれた「リゾート地」

東京のど真ん中にあるにもかかわらず、新緑に囲まれ、開放感のある空間が視界一杯に広がる。初夏の柔らかい日差しの中を歩いていると、リゾート地に来たのだろうか、と錯覚してしまうほどだ。

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

この『BONUS TRACK』は、下北沢の再開発プロジェクトの一環で、“商店街をつくること”をテーマに行われたのだという。

サブカルの街“シモキタ”らしさをテーマにつくられたこの“商店街”には、日記専門店や発酵をテーマにした店、読書専門のカフェなど、一見すると風変わりな店たちが立ち並ぶ。

公式ホームページより

公式ホームページより

都心のど真ん中に生まれた緑道、そしてマニアックさを突き詰めたような商店群。施設自体が面白いのはもちろんだが、そのオープン時期に注目したい。

2020年4月1日といえば、世界中を新型コロナウイルスの脅威が駆け巡り、未曾有の状況。世の飲食店や商業施設はこぞって店を閉める中、なぜこの施設はオープンするに至ったのか。

そんなことを考えながら、取材当日に『BONUS TRACK』の遊歩道を歩いていると、どこからか大きな声が聞こえてきた。

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

「こんにちは~! いい天気ですね~」

ふと上を見上げると、女性が満面の笑みでこちらに手を大きく振っていた。よく通りながらも柔らかい雰囲気の声。今回の取材相手となる『BONUS TRACK MEMBER’S』マネージャー・桜木彩佳(さくらぎ・あやか)さんだ。

彼女は3年間、下北沢のイベントスペース『下北沢ケージ/ロンヴァクアン』の運営の中心として活動していたが、2019年9月にイベントスペースの閉鎖に伴い、離職。そして程なく、2020年2月ごろから『BONUS TRACK』内のシェアキッチン付きの会員制ワークスペース、通称「MEMBER’S」のマネージャーとして、運営に携わることとなった。

しかし、コロナ禍に伴い、ソーシャルディスタンスが必要とされるこのご時世。コワーキングスペースの運営は非常に難航を極めたが、本来の役割ではない場所でもまた、彼女は大きな任務を背負った。

それは切迫した状況下で『BONUS TRACK』の店主たちとのコミュニケーションを積極的に行い、オープン時期の相談や細かいケアなど、それぞれの課題に向き合い、日々変化する状況に臨機応変に対応し続けること。まさに、コロナ禍に翻弄された『BONUS TRACK』の現場を、最もよく知る人物のひとりと言える。

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

人が街から忽然と消えた4月の東京。その中心とも言える下北沢の「新しい商店街」では、一体何が起きていたのか。そして、最前線に立ち会った彼女は何を見て、何を感じたのか。話を聞いた。

季節を感じないまま、駆け抜けるようにすぎた4月(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

――『BONUS TRACK』のオープンは2020年4月1日と、かなり難しい時期でしたね。緊急事態宣言が出る直前の状況で判断するには、勇気が必要だったかと思います。

そうですね。実際に、運営チームの中でも『BONUS TRACK』自体のオープンを延期するという話も出ていました。しかし議論の結果、当初の目論見とは違うとしても、オープン自体は予定通りの4月1日に行うという判断に至りました。

ただし営業日に関しては、それぞれの店舗さんの判断にお任せする形になりました。そのため、4月1日からオープンした店舗さんもいれば、開業を延期した店舗さんもありましたね。

――その後、4月7日に東京都で緊急事態宣言が発令され、政府からは「不要不急の外出の自粛」が要請あり、世の中のお店も次々と休業を行っていく事態となりました。

緊急事態宣言後のタイミングで、改めて運営チームで議論しましたね。家の外に出ることができない、SNSやメディアはネガティブな言葉で溢れているような状況でしたから。しかし、部屋に籠っていると、どんどん苦しくなってしまうような状況だからこそ、外に出て少しでも気分転換をしてもらうことも必要なのでは?という声もあったんです。

政府の発表は「自粛は要請するが、食料品の買い出しや、健康維持のための散歩は問題ない」という内容でした。じゃあ「散歩」をもっと楽しくして、おうち時間の向上をしてもらおう、と。

そこで『BONUS TRACK』では「散歩をしよう」というステートメントを発表したんです。そして『MEMBER’S』も感染拡大に十分注意をしながら、近所の方に向けた散歩の延長線上の『お散歩プラン』という限定プランで、運営をスタートしました。

『BONUS TRACK』から公式声明として出されたnote記事『“散歩をしよう”』。

『BONUS TRACK』から公式声明として出されたnote記事『“散歩をしよう”』

――未曾有の事態で、できる限りのベターな判断をした、と。

リスクしかない状況の中で、多くの人が不安に駆られている。私たちに何かできることはないかと探り続けた1カ月だったと思います。

世の中の雰囲気も混沌としているし、現場もバタバタとしすぎていて、季節感があんまりありませんでしたね。

本屋『B&B』は4月1日にオープンしたが、時勢を鑑みて、緊急事態宣言が出される前の4月4日から臨時閉店となった。6月1日より短縮時間にて営業中(写真撮影/藤原慶)

本屋『B&B』は4月1日にオープンしたが、時勢を鑑みて、緊急事態宣言が出される前の4月4日から臨時閉店となった。6月1日より短縮時間にて営業中(写真撮影/藤原慶)

――開業時期の判断をお店ごとに任せたのは、どういう意図だったんでしょうか?

私たちの考えとして、『BONUS TRACK』は百貨店のようなひとつの商業施設という形ではなく、あくまで個人商店が集まった場所なんです。

近隣の人だけでも、日用品の買い物や散歩など最低限の行動の中で、できるだけ豊かに過ごして欲しい。そのためソーシャルディスタンスを確保し、店内での飲食を行わず、換気や消毒を徹底するなどの認識だけ大枠として共有した上で、各店舗さんにお任せしたんです。これは運営元である小田急電鉄さんも含めての総意ですね。

古き良き下北沢をアップデートするフレッシュジューススタンド『Why_?』は旬の食材を使ったコールドプレスジュースやスムージーなどを販売している(写真撮影/藤原慶)

フレッシュジューススタンド『Why_?』は旬の食材を使ったコールドプレスジュースやスムージーなどを販売している(写真撮影/藤原慶)

――自粛期間中、世の中では飲食店の営業に関して反発の声も少なからずありました。『BONUS TRACK』では、オープン後の近隣からの反応はどうでしたか?

みなさん、かなり好意的に受け入れてくださった印象です。近所のおばちゃんがふらふらと入ってきて、「ここ、楽しみにしてたのよ」なんて声をかけてきてくれるような状態でした。オープン前のお店に入ってきちゃうこともあって(笑)。

そのほかにも子ども連れの方が遊んでいたり、犬の散歩ルートとしても定着した感じがあります。

(写真撮影/藤原慶)

ワークスペース「MEMBER’S」では、新規会員を募集中(写真撮影/藤原慶)

これまで世田谷代田エリアから下北沢へ向かうためには、住宅街を縫うように歩かなければいけなかったらしいんです。それが、この遊歩道が生まれたことで近道できるようになった。そういう意味でも、地元の方々にとって待望の場所だったのかな、と。

――空間も、歩きやすいようにつくられていますよね。

日記専門店や発酵専門店など、都内でも珍しいレベルのマニアックなお店がほとんどなんですけど、それを感じさせないようなつくりになっている印象ですね。誰でも気軽に入りやすい設計になっていると感じます。

そこの『発酵デパートメント』にも、この辺りに住んでいるお父さんが高価なお酢をさらっと買っていったり、はじめはふらっと訪れただけのお母さんがリピーターになっていたりしているらしく、すごいなと(笑)。

店主の小倉ヒラクさんは「みんな僕のことを知らないのに、いろいろ買ってくれてるのが面白いねー」なんて言っていたりして。もともと『BONUS TRACK』は地元にコミットする場所をつくるというよりも、商業施設に近いイメージだったので、正直驚かされることが多かったですね。

”世界の発酵 みんな集まれ”をコンセプトとする発酵専門店『発酵デパートメント』(写真撮影/藤原慶)

”世界の発酵 みんな集まれ”をコンセプトとする発酵専門店『発酵デパートメント』(写真撮影/藤原慶)

――では、現在の状況と当初の計画は違っていたのでしょうか。

はい。ただ私がコミットしたのは小田急電鉄さんと散歩社さんがコンセプトを明確に決めたあとだったので、少しふわっとした話になってしまうのですが……(笑)。分かる範囲で説明させてもらいますね。

下北沢って、地元の人はもちろんいるけれど、それよりもカルチャーを求めて街の外から訪ねてくる若者が昔から多いと思うんです。その“古き良き下北沢”を現代風にアップデートするイメージでしたね。

――アップデートとはどういうことですか?

下北沢って、もともと尖った個人店が多かったんですよね。「どうやって儲けているんだろう?」というようなレコード店だったり、雑貨屋だったり。

だけど、ここ何年かで、老舗のジャズ喫茶さんなどが閉まる一方でチェーン店が増えてきて、他の街と似たような景色になってきてしまった。街の発展としては仕方のないことだけど、どうにかできないだろうか? そんな経緯から小田急電鉄さんがプロジェクトを立ち上げたのがきっかけだと伺っています。

個々が独立しながらも共存する「新しい商店街」(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

――つまり、この『BONUS TRACK』はまちづくりの一環としての施設ということなのでしょうか。

はい。この『BONUS TRACK』は「下北線路街」という長期の開発プロジェクトのひとつなんですよ。小田急線の地下化工事によって、ボーナス的に生まれた線路(トラック)跡の土地というのが名前の意味らしくて。

土地の再開発というと大規模な商業施設のビルをつくる、というのが一般的なんですが、今回は下北沢らしく個性的な店を集めた商店街を新たに生み出そうというものでした。

だからそれに則って、私たちは「新しい商店街」という言い方をしよう、と。

――「新しい商店街」?

ここって一部の建物をのぞいて、店舗の2階が住居になっているんですよ。昔の商店街って、商店と住居が一緒になっていることが多いじゃないですか。それをもう少し現代風にアレンジした設計になっています。実際に何人かの店主さんが上の階に住んでいて。

店舗の2階は住居スペースとなっており、実際に住んでいる店主も(写真撮影/藤原慶)

店舗の2階は住居スペースとなっており、実際に住んでいる店主も(写真撮影/藤原慶)

――店舗と住居が一緒とは、まさに昔の商店街のようですね。

そうですね。一般的な商業施設より、お店同士の距離感は近いと思います。それも昔の商店街的かもしれませんね。みなさん、確立した世界観を持っているのですが、それを主張し合うのではなく、個性が混ざり合って生まれる相乗効果みたいなものを期待している感じなんです。

実際、ほとんどのお店が本やお酒を共通して扱っているんですが、競争相手としてピリピリした関係になることもなく、むしろその共通点を上手く使って、コラボするみたいな風潮がある。

おむすびスタンド『ANDON』(写真撮影/藤原慶)

お粥とお酒の店『ANDON』(写真撮影/藤原慶)

スパイスカレーの店『ADDA』(写真撮影/藤原慶)

スパイスカレーの店『ADDA』(写真撮影/藤原慶)

例えば、 お粥とお酒の店『ANDON』の秋田のお米にスパイスカレーの店『ADDA』のルーをかけた特製カレー企画なども積極的に提案できる土壌があります。実際に「みんなでコラボしたビアガーデンやマルシェをしたい」みたいな話は、店舗さん同士でよくお話ししていて。

――コミュニティとして成熟されつつある感じですね。

一方で、あまり閉鎖的な印象はないんですよね。コミュニティの内側だけで盛り上がることはよくあることだと思うんですけど、ここは外からの提案にも割とウエルカムというか。

例えば、自粛期間中に無人のマスク販売所をオープンしていたんです。普段は雑貨などをつくっている近所の人が、「地元の人がマスクを持ってないなら私がつくるので、場所を貸して欲しいです」と提案してくださって生まれた企画で。

料金箱にお金を入れる、無人販売所システムで販売された(※現在は終了) (写真撮影/藤原慶)

料金箱にお金を入れる、無人販売所システムで販売された(※現在は終了)(写真撮影/藤原慶)

試しにやってみたら、いたずらなども全くなく、結構な数が売れていました。しかもそのマスクをつけた人が、遊歩道を頻繁に通っている。なかには「ほんとにありがとね」とお礼を言ってくれる方などもいたりして(笑)。

――外からの提案に対しても、かなり柔軟に動いているんですね。

自分たちが想定していた『BONUS TRACK』と、外から見える『BONUS TRACK』って全然違うんですよね。こういう使い方もできるのか、と気づかされることはすごく多いです。

「スタイルとは違うから」と断る場所もあると思うんですけど、私個人としてはできるだけ一緒にやりたいなと思っちゃいますよね。特にこんな安易な行動が取れないようなタイミングで提案してくれる、粋な方とは。

もちろん全てのアイデアを受け入れることはできないけど、そういう外向きの姿勢は個人的にはすごく大事にしています。

「9年前の震災のときより、少しだけ前に進めた」(画像提供/BONUS TRACK)

(画像提供/BONUS TRACK)

――テイクアウトの販売所としても、かなりにぎわっていますよね。

はじめに代々木上原のレストラン『sio』さんがテイクアウト販売を行ったことをきっかけに、どんどんと展開が広がっている印象がありますね。今では下北沢のお店の方々がこの場所をうまく活用してくれていて。タイ料理の『ティッチャイ』や『カレーの店・八月』など、下北沢に実店舗を持つ方たちとのコミュニケーションも多いです。

地元の人たちと触れ合うことがとても多かったのですが、特に印象的な出来事がひとつあります。

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

5月ごろに、3週間くらいテイクアウト販売をしてくれていた「VIZZ」さんというお店があったんですが、あるとき、帰り際に突然呼び止められたんです。何かな、と思って話を聞いたら、「10年以上、下北沢でお店をやっていたんですけど、店を閉めることを決めました」と。

完全にコロナの影響ですよね。お客さんも全く来ないような状況で、家賃を払い続けることは当然難しい。もう全てを放り出したくなるような気持ちのはずなのに、「今のスペースは広すぎて家賃も高いから続けられないけど、小さくてもこの付近でまたやりたいので、不動産情報があったら教えてもらえませんか」って言うんですよ。

そして、いろんな感情がごちゃ混ぜになったのか、その場でVIZZの店主さんの涙が止まらなくなってしまって。

――SNS上の情報としてではなく、目の前の人から直接お店の終了を伝えられるのは、とてもショッキングですね。でも、『BONUS TRACK』に託された役割もそこにはあったと。

はい。『BONUS TRACK』がちゃんと続けば、「お店はなくなっちゃったけど、ここでお弁当を売ってたね」と覚えていてもらえるかもしれない。次にお店が開くその日まで、お店のことを忘れられないでいてもらえるかもしれないから、頑張ろうって。

こういうセンシティブな話ばかりでしたけど、この時期にオープンして、私自身よかったなと思えることもあるんです。

というのも、9年前の東日本大震災のとき、私はテレビで見ているだけで何もできなかったから。この下北沢の付近の人たちだけだし、実際に助けることはできなかったかもしれないけど、困っている方たちとコミュニケーションを取れたことで、少しだけ前に進んだ気がするんです。

たぶん『BONUS TRACK』の店舗さんたちも、みんなこういうヒリヒリした状況に身を置いています。だけど、みんなポジティブなんですよ。

こんな状況だし、いつ採算が立たなくなるか分からないけど、みんな前を向いている。ただでさえ大変なんだから、下を向いたらすぐ終わっちゃう。なら、せっかく新しくオープンした場所をきちんとみんなで盛り上げて行こうって。真の意味での『BONUS TRACK』にしようって。

――真の意味、ですか?

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

実はね、この『BONUS TRACK』には、もうひとつ由来があるんですよ。

――ひとつは「ボーナス的に生まれた土地」でしたよね。

音楽アルバムの最後に、ボーナストラックって入ってるじゃないですか。あれって、アーティスト自身がメインでやりたいけど、マーケット的に売れないな、と感じているものを試していると思うんですよね。そういう場所に、ここもなるといいなって。

――いい意味での「遊び」というか、余白の部分を表現できる場所、というか。

はい。そういう意味では、ボーナストラックになり切れてないところもある気がするんです。まだ、それぞれがやりたいことを完全に表現している場所ではない。

だから、このオープンなスタイルを維持しながら、もっと店主さんたちがのびのびとできるようになったとき、本当の意味で『BONUS TRACK』になるのかな、なんて思ってます。みんなその日を目指して、頑張っているんですよね。

(写真撮影/藤原慶)

(写真撮影/藤原慶)

●取材協力
BONUS TRACK
●編集
Huuuu.inc

おとなりさん、いらっしゃい!

所在地:世田谷区北沢
8万5,000円 / 25.63平米
小田急線・千代田線「代々木上原」駅 徒歩13分

てなわけで、二世帯住宅として建てられた建物の一部にご入居いただける方を募集します。二世帯といってもオーナー宅と今回の募集区画の建物内部はつながっていないので、ちいさな戸建てのようなもの、と思ってもらえれば。



オーナーがとなりに住んでいるので、たまに玄関先で顔を合わせたり、子ども ... 続き>>>.
Posted in 未分類

世田谷線LOVERに捧ぐ平屋

所在地:世田谷区世田谷
15万円 / 55平米
世田谷線「上町」駅 徒歩1分

世田谷線の線路脇。さらには駅のすぐ近く。だから電車はかなりのスローペース。窓際にいれば室内からでも電車内の人と、バッチリ目が合います。





「音や振動はそれなりに感じるよ」と前入居者。現在の時刻表だと一番本数の多い朝の8時台は上下あわせて27本の電車が行き交います。夜も12時半過 ... 続き>>>.
Posted in 未分類